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JP2017214518A - クロロプレンゴムコンパウンドの製造方法 - Google Patents

クロロプレンゴムコンパウンドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】クロロプレンゴムコンパウンドの製造時におけるスコーチを抑制し、密閉式混練機を用いて製造することが可能なクロロプレンゴムコンパウンドの製造方法を提供する。【解決手段】架橋剤としてZnOおよびMgOを含有するクロロプレンゴムコンパウンドの製造方法であって、前記ZnOと前記MgOを予め混合させた後に、得られた混合物を密閉式混練機内に添加して、クロロプレンゴムと混練することを特徴とするクロロプレンゴムコンパウンドの製造方法である。【選択図】なし

Description

本発明は、クロロプレンゴムコンパウンドの製造方法に関する。
クロロプレンゴム(以下、適宜「CR」と記載する。)は、耐油性,耐オゾン性,耐熱性,耐燃性などに優れており、各種自動車部品、工業用品、電線等の広い範囲に使用されている。
CRの架橋では、NRやSBR等のジエン系ゴムとは異なり、金属酸化物のZnOとMgOとを併用することが一般的に行われている。また、CRの架橋促進剤としては、エチレンチオ尿素(2−メルカプトイミダゾリン)、N,N’−ジエチルチオ尿素、トリメチルチオ尿素等のチオ尿素類が使用されている。
一般的な自動車用機能ゴム部品向けCRコンパウンドは、主として、(a)クロロプレンゴム(CR)、(b)カーボンブラック等の補強剤、(c)ステアリン酸等の加工助剤、(d)鉱物油等の可塑剤、(e)老化防止剤、(f)金属酸化物、(g)架橋促進剤、(h)架橋調整剤、等の成分を混練して製造される。
これらの(a)〜(h)の成分の混練工程では、接線式ニーダー、バンバリーミキサー等の密閉式混練機で(a)から(e)を混練した後に、ロールで(f)、(g)および(h)を添加して混練することが一般的である。ロールを用いてCRコンパウンドに(f)、(g)および(h)を添加する理由は、密閉式混練機を用いた混練では、混練時の発熱によって、一般的にスコーチと呼ばれる現象が生じるためである。すなわち、CRコンパウンドの混練時に(f)、(g)および(h)が存在すると、混練時の発熱によってCRコンパウンドの架橋反応が一部進み、自動車用機能ゴム部品を成形するCRコンパウンドとしては使用できなくなるためである。
しかしながら、密閉式混練機による(a)から(e)の混練後に(f)、(g)および(h)を添加してロールで混練する場合には、ロール周辺へ粉が飛散したり、ロール作業時間をより長く延長することが必要となるため、作業性の低下や混練時間の長期化を伴うこととなる。
これらの問題を解決するためには、(f)、(g)および(h)の添加混練工程を密閉式混練機を用いて行うことが求められている。
CRコンパウンドの製造方法に係る先行技術として、特許文献1がある。特許文献1には、原料ゴム、カーボンブラック、軟化剤を混練してマスターバッチとする第1混練工程と、金属酸化物の粉末、架橋促進剤、軟化剤およびステアリン酸を予め混合した混合液と前記マスターバッチとを混練する第2混練工程とからなる原料ゴム組成物の製造方法が開示されている。
特許第5062584号公報
しかしながら、特許文献1に記載の原料ゴム組成物の製造方法では、無機化合物粉末の粒子の凝集を解消するという点においては効果を有するものの、CRコンパウンドのスコーチを抑制するという点においては、何ら解決手段とはならない製造方法であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の課題は、CRコンパウンドの製造時におけるスコーチを抑制し、密閉式混練機を用いて製造することが可能なCRコンパウンドの製造方法を提供することである。
本発明者らは、CRコンパウンドの製造方法について鋭意検討を進めた結果、混練工程におけるCRのスコーチは、ZnOとMgOとが混合された架橋剤によって引き起こされるのではなく、主にZnOのみによって引き起こされることを見出した。さらに、密閉式混練機への投入前に、ZnOとMgOとを予め分散混合させて、両者を接触した状態とすることによって、ZnOによるスコーチの進行を抑制できることを見出した。これらの事実の発見によって、密閉式混練機を用いて(a)〜(h)の成分を混合し混練することが可能となった。
本発明は、このような検討を重ねた結果、達成することができたものである。すなわち、本発明は以下のような構成を有するものである。
本発明のCRコンパウンドの製造方法は、架橋剤としてZnOおよびMgOを含有するCRコンパウンドの製造方法であって、前記ZnOと前記MgOを予め混合させた後に、得られた混合物を密閉式混練機内に添加して、CRと混練することを特徴としている。
また、本発明のCRコンパウンドの製造方法は、架橋剤としてZnOおよびMgOを含有するCRコンパウンドの製造方法であって、前記ZnOおよび前記MgOと、補強剤、加工助剤、老化防止剤、架橋促進剤および架橋調整剤の少なくとも1種とを予め混合させた後に、得られた混合物を密閉式混練機内に添加して、CRと混練することを特徴としている。
本発明のCRコンパウンドの製造方法は、スコーチを抑制しつつ、密閉式混練機を用いて製造することができる製造方法である。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。ただし、本発明の範囲は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
(CRコンパウンド)
本実施形態におけるCRコンパウンドは、主として、(a)クロロプレンゴム(CR)、(b)補強剤、(c)加工助剤、(d)可塑剤、(e)老化防止剤、(f)金属酸化物、(g)架橋促進剤、(h)架橋調整剤、等の成分を混練して製造される。これらの成分の組成については、特に限定されない。通常のCRコンパウンドにて使用される組成に準じて適宜選択して製造される。尚、本実施形態において、(a)クロロプレンゴム(CR)と(f)金属酸化物以外の成分である、(b)補強剤、(c)加工助剤、(d)可塑剤、(e)老化防止剤、(g)架橋促進剤、(h)架橋調整剤の各成分は、必須の成分ではなく、必要に応じて添加される成分である。
以下、本実施形態のCRコンパウンドを構成する各成分について説明する。
(a)クロロプレンゴム(CR)
CRは、2−クロロ−1,3−ブタジエンを乳化重合させることにより得られるゴムである。一般に重合時の分子量の均一性や安定性を得るために重合調整剤を用いるが、この調整剤としてイオウ、チウラムジスルフィドのイオウ変性タイプまたはメルカプタンなどの非イオウ変性タイプがあり、いずれのタイプのものも用いることができる。
(b)補強剤
補強剤は、CRコンパウンド用として知られている補強剤であれば、特に限定されない。補強剤として、具体的には、カーボンブラック(FEF、GPF、SRF、HAF等)、シリカ、クレー、珪藻土、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、マイカ、グラファイトなどを例示することができる。
(c)加工助剤
加工助剤は、CRコンパウンド用として知られている加工助剤であれば、特に限定されない。加工助剤として、具体的には、ステアリン酸、リシノール酸、パルチミン酸、ラウリン酸等の高級脂肪酸、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸の塩、リシノール酸、ステアリン酸、パルチミン酸、ラウリン酸等の高級脂肪酸のエステル類などを例示することができる。
(d)可塑剤
可塑剤は、CRコンパウンド用として知られている可塑剤であれば、特に限定されない。可塑剤として、具体的には、アジピン酸ジイソデシル、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)、フタル酸ジイソノニル等のエステル類、エーテルエステル類、菜種油、綿実油等の植物油、パラフィン系プロセス油、ナフテン系プロセス油、アロマ系プロセス油等の鉱物油などを例示することができる。
(e)老化防止剤
老化防止剤は、CRコンパウンド用として知られている老化防止剤であれば、特に限定されない。老化防止剤としては、例えば、アミン系、ヒンダードフェノール系、イオウ系の老化防止剤が挙げられる。
(f)金属酸化物
CRの架橋剤として、通常は、ZnO(酸化亜鉛、亜鉛華)とMgO(酸化マグネシウム、マグネシア)とを併用して用いられる。
(g)架橋促進剤
架橋促進剤は、CRコンパウンド用として知られている架橋促進剤であれば、特に限定されない。架橋促進剤として、具体的には、エチレンチオ尿素(2−メルカプトイミダゾリン)、N,N’−ジエチルチオ尿素、トリメチルチオ尿素等のチオ尿素類、テトラメチルチウラムモノスルフィド、ジベンゾチアジルジスルフィド、ニッケルジブチルジチオカーバメートなどを例示することができる。
(h)架橋調整剤
架橋調整剤は、CRコンパウンド用として知られている架橋調整剤であれば、特に限定されない。架橋調整剤として、具体的には、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド等のチウラム類、ジメチルジチオカルバミン酸セレンなどが挙げられる。その他、チオウレア系加硫剤、メルカプトトリアジン系加硫剤なども例示することができる。
本実施形態におけるCRコンパウンドのその他の成分としては、必要に応じて適宜、光安定剤、滑剤、粘着剤、潤滑剤、難燃剤、防黴剤、帯電防止剤、離型剤、顔料、シランカップリング剤等の成分を含有してもよい。
(CRコンパウンドの製造方法)
本発明者らは、混練工程におけるCRのスコーチは、ZnOとMgOとが混合された架橋剤によって引き起こされるものではなく、主にZnOのみによって引き起こされることを見出した。また、密閉式混練機への投入前に、ZnOとMgOとを予め分散混合させて、両者を接触した状態とすることによって、ZnOによるスコーチの進行を抑制できることを見出した。
これらの知見を踏まえて、本実施形態のCRコンパウンドの製造方法として、以下の2つの実施形態について説明する。
第1の実施形態のCRコンパウンドの製造方法は、CRの架橋剤であるZnOとMgOを予め混合させた後に、得られた混合物を密閉式混練機内に添加して、CRと混練する製造方法である。ZnOとMgO以外の成分を密閉式混練機内に添加する時期は、特に限定されない。
通常、ZnOとMgOは、粉体である。そこで、ZnOとMgOとをポリエチレン等の袋に入れ、袋の開放部を閉じて、手作業による撹拌によって混合させたり、同様な混合効果が得られる撹拌機を使用して予備混合させる。得られたポリエチレン等の袋に入った予備混合物を密閉式混練機内に投入して、CRと混練する。ZnOとMgOとは接触した状態となっているため、密閉式混練機内に投入して、CRと混練されても、混練時の発熱によってスコーチを引き起こすことなく、CRコンパウンドを製造することが可能である。
第2の実施形態のCRコンパウンドの製造方法は、CRの架橋剤であるZnOおよびMgOと、補強剤、加工助剤、老化防止剤、架橋促進剤および架橋調整剤の少なくとも1種とを予め混合させた後に、得られた混合物を密閉式混練機内に添加して、CRと混練する製造方法である。予備混合時に添加されなかった成分を密閉式混練機内に添加する時期は、特に限定されないが、補強剤は求められる補強性が得られる時期に添加することが望ましい。
ZnOとMgOとをポリエチレン等の袋に入れて混合させるときに、ZnOとMgOに加えて、補強剤、加工助剤、老化防止剤、架橋促進剤および架橋調整剤から選ばれる少なくとも1種を添加して、第1の実施形態と同様にして予備混合させる。得られたポリエチレン等の袋に入った予備混合物を密閉式混練機内に投入して、CRと混練する。ZnOとMgOとは接触した状態となっているため、CRと混練されても、混練時の発熱によってスコーチを引き起こすことなく、CRコンパウンドを製造することが可能である。
第2の実施形態のCRコンパウンドの製造方法において、予備混合時にZnOとMgOに加えて添加される成分は、補強剤、加工助剤、老化防止剤、架橋促進剤および架橋調整剤から選ばれる少なくとも1種であり、いずれか1種であってもよいし、いずれか2種以上であってもよいし、全てを加えてもよい。
本実施形態に用いられる密閉式混練機としては、接線式ニーダー、バンバリーミキサー、高剪断型ミキサー、インターミックス等、公知のゴムコンパウンド用の密閉式混練機を使用することができる。
本実施形態のCRコンパウンドの製造方法は、密閉式混練機を用いてすべての成分を同時に混練することができるため、従来の製造方法に比べて混練時間が短縮され、生産性を向上させることができる。また、本実施形態のCRコンパウンドの製造方法は、混練効果に優れた密閉式混練機中でフルコンパウンドの混練調製が可能となるため、CRコンパウンド中の各成分の分散状態を向上させることが可能となる。また、本実施形態のCRコンパウンドの製造方法は、金属酸化物をロールを用いて添加混練する工程が不要となるため、ロール周辺へ粉が飛散することがなくなり、作業環境の改善を図ることが可能となる。
以下に実施例を示してさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によって制限されるものではない。
(実施例1)
<成分と組成>
CRコンパウンドの成分として、以下の成分(a)〜(h)を以下に記載した組成で用いた。
(a)CR:デンカ社製、品番DCR−31、100質量部
(b)補強剤:FEFカーボンブラック、東海カーボン社製、品番シーストG−SO、35質量部
(c)加工助剤:ステアリン酸、1質量部
(d)可塑剤:アジピン酸ジイソデシル(DIDA)、新日本理化社製、品番サンソサイザーDIDA、20質量部
(e)老化防止剤:ワックス/アミン系老化防止剤、大内新興化学社製、品番Nocrac6C、4質量部
(f)金属酸化物:ZnO−正岡化学社製、品番亜鉛華3号、MgO−協和化学社製、品番キョーマグ#150、ZnOとMgOの混合比ZnO/MgO=5質量部/4質量部
(g)架橋促進剤:エチレンチオ尿素(2−メルカプトイミダゾリン)、バイエル社製、品番バルチカットNPV/C、1質量部
(h)架橋調整剤:テトラメチルチウラムジスルフィド、大内新興化学社製、品番ノクセラーTT、1質量部
<金属酸化物の予備混合>
(f)金属酸化物のZnOとMgOとを、上記の混合比でポリエチレン袋に入れ、袋の開放部を閉じて、手作業の撹拌による混合または同様な混合効果が得られる撹拌機を使用して、ZnOとMgOとを予備混合させた。
<CRコンパウンドの調製>
容量55lの接線式の密閉式混練機(モリヤマ社製、品番DX55−125)を用いて、以下の混練工程および混練条件で混練した。
尚、密閉式混練機に投入する成分の総コンパウンド体積は、充填率:70%とした。また、ローター回転数:24rpmとした。
混練ステップ1:30℃の混練開始温度で、(a)CR、(b)補強剤、(c)加工助剤、(e)老化防止剤の各成分と、(f)金属酸化物の入ったポリエチレン袋を密閉式混練機内に投入し、表示温度が100℃となるまで混練した。
混練ステップ2:(d)可塑剤の1/3を密閉式混練機内に添加し、混練を継続し、混練トルクが上昇してピークに到達後さらに10秒間混練した。
混練ステップ3:(d)可塑剤の1/3を密閉式混練機内に添加し、混練を継続し、混練トルクが上昇してピーク到達後さらに10秒間混練した。
混練ステップ4:(d)可塑剤の1/3を密閉式混練機内に添加し、混練を継続し、混練トルクが上昇してピーク到達後さらに10秒間混練した。
混練ステップ5:(g)架橋促進剤と(h)架橋調整剤とを密閉式混練機内に添加し、表示温度が100℃となるまで混練した。
密閉式混練機による混練後、コンパウンドを取り出し、冷却後、18インチのオープンロールにてさらに混練して、CRコンパウンドを調製した。
18インチオープンロールによる混練条件は以下の通りである。
ロール間隙:5mm、ロール回転速度比:18/15rpm、ロールナイフによる左右切り返し回数:各10回、ロール温度:80℃、コンパウンド量:48.5kg
<CRコンパウンドの架橋圧縮成形>
CRコンパウンドの架橋圧縮成形条件:クロムめっきを施した120mm×120mm×2mmの金型を使用し、180℃×10分の条件で圧縮成形させた。
(実施例2)
実施例1の金属酸化物の予備混合工程のときに、(f)金属酸化物のZnOとMgOに加えて、さらに(b)補強剤、(c)加工助剤、(e)老化防止剤の全量を上記の組成で混合し、ポリエチレン袋に入れて、撹拌機を使用して、予備混合させた。CRコンパウンドの調製工程の混練ステップ1では、(a)CRと、(b)補強剤、(c)加工助剤、(e)老化防止剤および(f)金属酸化物を含有するポリエチレン袋を密閉式混練機内に投入した。その他は、実施例1と同様にして、CRコンパウンドを作製し、架橋圧縮成形を行った。
(比較例1)
金属酸化物を予備混合することをしないで、密閉式混練機による混練ステップ1のときにZnOとMgOとを別々に投入した。その他は、実施例1と同様にして、CRコンパウンドを作製し、架橋圧縮成形を行った。
(比較例2)
金属酸化物を密閉式混練機による混練工程で添加しないで、オープンロールによるロール混練工程でZnOとMgOとを添加した。その他は、実施例1と同様にして、CRコンパウンドを作製し、架橋圧縮成形を行った。
以下の項目においてCRコンパウンドを評価した。
<ロール作業性>
○:粉が飛散せず、作業性は良好であった
×:粉が飛散し、作業性が悪かった
<125℃ムーニースコーチにおけるt5>
ムーニースコーチ試験は、JIS K6300−1:2001に準じて、L型ロータを用いて125℃にて行い、t5を求めた。
○:t5は7分以上で良好であった
×:t5は7分未満で良好ではなかった
Figure 2017214518
表1に結果を示した。実施例1と実施例2はいずれも、ロール作業性は良好であり、CRコンパウンドのスコーチも抑制されていた。一方、比較例1は、ロール作業性は良好であったが、CRコンパウンドのスコーチが進行していた。比較例2は、スコーチは抑制されていたが、ロール作業性に劣るものであった。

Claims (2)

  1. 架橋剤としてZnOおよびMgOを含有するクロロプレンゴムコンパウンドの製造方法であって、
    前記ZnOと前記MgOを予め混合させた後に、得られた混合物を密閉式混練機内に添加して、クロロプレンゴムと混練することを特徴とするクロロプレンゴムコンパウンドの製造方法。
  2. 架橋剤としてZnOおよびMgOを含有するクロロプレンゴムコンパウンドの製造方法であって、
    前記ZnOおよび前記MgOと、補強剤、加工助剤、老化防止剤、架橋促進剤および架橋調整剤の少なくとも1種とを予め混合させた後に、得られた混合物を密閉式混練機内に添加して、クロロプレンゴムと混練することを特徴とするクロロプレンゴムコンパウンドの製造方法。
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