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JP2017208273A - 電子装置 - Google Patents

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JP2017208273A
JP2017208273A JP2016100780A JP2016100780A JP2017208273A JP 2017208273 A JP2017208273 A JP 2017208273A JP 2016100780 A JP2016100780 A JP 2016100780A JP 2016100780 A JP2016100780 A JP 2016100780A JP 2017208273 A JP2017208273 A JP 2017208273A
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bottomed hole
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solder
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JP2016100780A
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陽一 濱津
Yoichi Hamatsu
陽一 濱津
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Denso Corp
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Denso Corp
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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】端子と基板との接続信頼性を確保しつつ、基板の実装面積が低下するのを抑制できる電子装置を提供する。
【解決手段】電子装置は、基板10と、電子部品と、コネクタと、はんだ50と、を備えている。基板10には、一面10aに凹んだ有底孔12が形成されている。電子部品は、一面10a及び裏面10bのうちの少なくとも一面10aに配置されている。コネクタは、ハウジングとペグ36とを有している。ハウジングは、一面10a側に配置されている。ペグ36は、ハウジングに固定されるとともにハウジングに固定された部分から有底孔12に延びて、有底孔12に挿入されている。はんだ50は、有底孔12内に配置されるとともに、有底孔12の内壁面及びペグ36と接触し、基板10とペグ36とを機械的に接続している。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板と、基板に実装された電子部品と、基板と電子部品とを機械的に接続する接続部材と、を備える電子装置に関する。
従来、特許文献1に記載のように、プリント基板(基板)と、コネクタ(第2部品)と、コネクタ以外の部品(第1部品)、プリント基板とコネクタとを接合するはんだ(接続部材)と、を備える車載装置(電子装置)が知られている。コネクタ、及び、コネクタ以外の部品は、プリント基板に実装されている。コネクタは、プリント基板の一面側に配置されたコネクタハウジング(本体部)と、コネクタハウジングをプリント基板に固定するためのペグ(端子)と、を有している。プリント基板は、ペグと接続されるランド部を有している。ランド部は、一面に形成されている。
ペグは、コネクタハウジングに固定されている。ペグは、コネクタハウジングに固定された部分からプリント基板に向かって延びており、一部が一面に沿うように屈曲している。そして、ペグの一面に沿う部分が、はんだを介してランド部に接合されている。これにより、ペグがプリント基板に表面実装されている。ペグが一面に沿う部分を有するように屈曲していることにより、ペグとはんだとの接触面積、及び、基板とはんだとの接触面積が小さくなるのを抑制し、ペグとプリント基板との接続信頼性が確保されている。
特開2013−131549号公報
しかしながら上記構成では、ペグが一面に沿う部分を有するように屈曲していることにより、ペグと接続されるランド部の面積が大きくなる虞がある。これによれば、プリント基板の一面において、コネクタ以外の部品を実装するための実装面積が低下する。
これに対し、ペグとプリント基板との接続信頼性を確保しつつ一面におけるランド部の面積を小さくする構成として、従来技術ではないが、ペグがプリント基板に挿入実装されることが考えられる。この構成においてペグは、プリント基板に形成されたスルーホールを挿通し、スルーホール内に配置されたはんだを介してスルーホールの内壁面に接合される。しかしながらペグが挿入実装される構成において、一面と反対の裏面におけるスルーホールが形成された部分には、コネクタ以外の部品を実装するためのランド部を形成できない。したがって、裏面においてコネクタ以外の部品を実装するための実装面積が低下する虞がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、端子と基板との接続信頼性を確保しつつ、基板の実装面積が低下するのを抑制できる電子装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、括弧内の符号は、ひとつの態様として下記の実施形態における具体的手段との対応関係を示すものであって、技術的範囲を限定するものではない。
本発明のひとつは、
一面(10a)及び裏面(10b)を有し、一面に凹んだ有底孔(12)が形成された基板(10)と、
一面及び裏面のうちの少なくとも一面に配置された第1部品(20)と、
一面側に配置された本体部(34)と、本体部に固定されるとともに本体部に固定された部分から有底孔に向かって延びて、有底孔に挿入されている端子(36)と、を有する第2部品(30)と、
有底孔内に配置されるとともに、有底孔の内壁面及び端子と接触し、基板と端子とを機械的に接続する接続部材(50)と、
を備えている。
上記構成において、端子は、一面に凹んだ有底孔に挿入され、有底孔に配置された接続部材を介して有底孔の内壁面と機械的に接続されている。これによれば、端子と接続部材との接続、及び、接続部材と基板との接続は、一面上ではなく有底孔内において固定力が確保される。そのため、端子と接続部材との接触面積、及び、基板と接続部材との接触面積を確保しつつ、基板において接続部材と接触する領域が一面に沿う方向に大きくなるのを抑制できる。よって、端子と基板との接続信頼性を確保しつつ、一面において第1部品を実装するための実装面積が低下するのを抑制できる。
また上記構成において基板に形成された有底孔は、裏面に開口していない。これによれば、裏面に第1部品が配置される場合に、基板にスルーホールが形成される構成に較べて、裏面において第1部品を実装するための実装面積が低下するのを抑制できる。
第1実施形態に係る電子装置の概略構成を示す平面図である。 電子装置の概略構成を示す側面図である。 コネクタの詳細構造を示す斜視図である。 ランド部及び有底孔の詳細構造を示す平面図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 ペグと基板との接続構造を示す斜視図である。 コネクタを基板に実装する工程について説明するための断面図である。 コネクタを基板に実装する工程について説明するための断面図である。 コネクタを基板に実装する工程について説明するための斜視図である。 コネクタを基板に実装する方法について説明するための断面図である。 第2実施形態に係る電子装置において、ペグの詳細構造を示す斜視図である。 第1変形例に係る電子装置において、ペグの詳細構造を示す斜視図である。 第2変形例に係る電子装置において、ペグの詳細構造を示す斜視図である。
図面を参照して説明する。なお、複数の実施形態において、共通乃至関連する要素には同一の符号を付与するものとする。また、基板の厚さ方向をZ方向、Z方向に直交する特定の方向をX方向、Z方向及びX方向に直交する方向をY方向と示す。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図5に基づき、電子装置100の概略構成について説明する。
電子装置100としては、車両用のECUを採用できる。すなわち、電子装置100は、車両に搭載される。電子装置100は、他のECU等の外部機器と電気的に接続される。電子装置100は、車両に搭載された状態で各種制御を行うため、電子制御装置と称することもできる。図1に示すように、電子装置100は、基板10、電子部品20、コネクタ30、及び、はんだ50を備えている。
基板10は、樹脂基材にランドパターン等の配線が形成されたプリント基板である。基板10は、平板形状をなしている。基板10は、一面10aと裏面10bとを有している。一面10a及び裏面10bは、Z方向と直交する平面である。基板10には、電子部品20及びコネクタ30が実装されている。基板10は、多層基板である。基板10、電子部品20、コネクタ30、及び、はんだ50は、例えば、筐体に収容されている。この場合に、基板10は、ねじ締結等により筐体に固定されている。
基板10には、一面10aに凹んだ有底孔12が形成されている。また、基板10は、金属部14を有している。有底孔12及び金属部14の構造については、下記で詳細に説明する。
電子部品20は、基板10とともに電子回路を構成するものである。電子部品20は、一面10aに配置されている。電子部品20としては、ダイオード、コイル、コンデンサ、抵抗、ICチップ、マイコン、及び、ASIC等を採用することができる。基板10には、電子部品20を実装するための図示しない電極が形成されている。電子部品20は、はんだ等を介して、基板10の電極と電気的に接続されている。電子部品20は、特許請求の範囲に記載の第1部品に相当する。
本実施形態において電子部品20は、裏面10bにも配置されている。すなわち、電子部品20は、基板10の両面10a,10bに配置されている。そのため、基板10では、電子部品20を実装するための電極が両面10a,10bに形成されている。
コネクタ30は、外部機器と電気的に接続されるものである。コネクタ30は、外部機器と電気的に接続された状態で、外部機器と基板10とを電気的に中継している。図2及び図3に示すように、コネクタ30は、コネクタピン32と、コネクタハウジング34と、ペグ36と、を有している。コネクタ30は、特許請求の範囲に記載の第2部品に相当する。
コネクタピン32は、基板10と接続されており、外部機器のコネクタと電気的に接続されるものである。本実施形態において、コネクタ30は、4つのコネクタピン32を有している。4つのコネクタピン32は、X方向に並んで配置されている。各コネクタピン32は、基板10の図示しない電極とはんだ等を介して電気的に接続されている。なお、コネクタピン32は、端子、又は、コネクタ端子と称することもできる。コネクタピン32の一部は、コネクタハウジング34によって保持されている。
コネクタハウジング34は、基板10に対して一面10a側に配置されている。コネクタハウジング34と一面10aとの間には、隙間が形成されている。コネクタハウジング34は、外部機器のコネクタハウジングと嵌合される。コネクタハウジング34は、Y方向の一端が開口し、他端が閉塞された有底筒形状をなしている。コネクタハウジング34において開口と反対側に形成された底部は、コネクタピン32の一部を保持している。コネクタハウジング34は、樹脂材料を用いて形成されている。コネクタハウジング34は、特許請求の範囲に記載の本体部に相当する。
コネクタハウジング34は、X方向と直交する2つの側面34aを有している。コネクタハウジング34では、各側面34aにペグ36が固定されている。本実施形態では、コネクタハウジング34の被圧入部38を介して側面34aにペグ36が固定された例を採用する。被圧入部38は、ペグ36が圧入されるものである。本実施形態においてコネクタハウジング34は、2つの被圧入部38を有している。各側面34aから1つの被圧入部38が突出している。
被圧入部38は、厚さ方向がY方向に沿う平板形状をなす第1平板部38aと、厚さ方向がX方向に沿う平板形状をなす第2平板部38bと、を有している。各被圧入部38は、一対の第1平板部38aと、一対の第2平板部38bと、を有している。
第1平板部38aは、X方向の一端が側面34aと連結されている。被圧入部38にペグ36が圧入されない状態では、一対の第1平板部38aが、Y方向においてペグ36の幅以下の距離を隔てて対向している。第1平板部38aにおいて側面34aと連結された一端と反対の他端は、第2平板部38bと連結されている。
一対の第2平板部38bは、互いに近づくように、互いに異なる第1平板部38aからY方向に延びている。被圧入部38にペグ36が圧入されない状態では、第2平板部38bと側面34aとが、X方向において、ペグの厚さ以下の距離を隔てて対向している。
ペグ36は、コネクタハウジング34を基板10に固定するものである。ペグ36は、固定部材と称することもできる。ペグ36は、厚さ方向がX方向に沿う平板形状をなしている。ペグ36は、Z方向に延びる四角柱形状をなしている、と言い換えることもできる。すなわち、ペグ36は、折り曲げられた形状をなしていない。よってペグ36は、直線ペグと称することもできる。ペグ36は、特許請求の範囲に記載の端子に相当する。
ペグ36は、被圧入部38に圧入されている。詳しくは、2つの第1平板部38a、2つの第2平板部38b、側面34aが囲む空間に対して、ペグ36がZ方向に圧入されている。これによりペグ36は、コネクタハウジング34に固定されている。ペグ36は、金属材料を用いて形成されている。
図4及び図5に示すように、基板10には、ペグ36が挿入される有底孔12が形成されている。有底孔12は、スリットと称することもできる。ペグ36は、コネクタハウジング34に固定された状態で、コネクタハウジング34に固定された部分から有底孔12へ突出しており、一方の端部が有底孔12に挿入されている。言い換えると、ペグ36は、コネクタハウジング34に固定された部分から有底孔12に向かって延びており、一部が有底孔12内に配置されている。Z方向の投影視において、ペグ26は、有底孔12と重なっている。なお図4では、コネクタ30が実装される前の基板10について示している。
有底孔12は、一面10aから所定深さ凹んで形成されている。有底孔12の深さ方向は、Z方向に沿っている。1つのペグ36に対して、1つの有底孔12が形成されている。すなわち本実施形態では、2つのペグ36に対応して、基板10に2つの有底孔12が形成されている。
図5及び図6に示すように、ペグ36は、はんだ50を介して基板10に接合されている。はんだ50は、少なくとも一部が有底孔12内に配置されている。なお図6では、便宜上、コネクタハウジング34を省略して図示している。はんだ50は、特許請求の範囲に記載の接続部材に相当する。
金属部14は、銅等の金属材料を用いて形成されている。金属部14は、はんだ50を介してペグ36に接合されている。金属部14は、有底孔12の内壁面に形成された壁面部14aと、有底孔12の開口周縁部に形成されたランド部14bと、を有している。壁面部14a及びランド部14bは、互いに連結されている。金属部14は、銅箔と称することもできる。
有底孔12の開口は、短辺がX方向に沿って、長辺がY方向に沿う長方形状をなしている。ペグ36において、有底孔12に挿入された先端部は尖っている。有底孔12の底面は、ペグ36の先端部に合わせて凹んだ形状をなしている。
切り欠き16は、有底孔12における開口周縁部に形成されている。切り欠き16は、有底孔12と連通している。図5では、有底孔12と切り欠き16との境界を一点鎖線で示している。切り欠き16の内壁面には、有底孔12と同様に、壁面部14aが形成されている。
本実施形態では、1つの有底孔12に対して4つの切り欠き16が形成されている。Z方向の投影視において、1つの有底孔12に対し、X方向の一方側に2つの切り欠き16が形成され、X方向の他方側にも2つの切り欠き16が形成されている。これにより、Z方向の投影視において、有底孔12は、4つの切り欠き16に囲まれている。はんだ50は、有底孔12に加えて、切り欠き16内にも配置されている。
XY平面においてランド部14bは、有底孔12及び切り欠き16を囲む環状をなしている。図4では、ランド部14bの形状を明確にするために、ランド部14bにハッチングを施している。XY平面においてランド部14bの外周端は、短辺がX方向に沿って、長辺がY方向に沿う長方形状をなしている。
はんだ50は、金属部14とペグ36とを機械的に接続するものである。はんだ50は、有底孔12内、及び、切り欠き16内に配置されている。はんだ50は、有底孔12及び切り欠き16内で壁面部14a及びペグ36と接触し、ペグ36を壁面部14aに固定している。
また、はんだ50は、ランド部14b上にも配置されている。はんだ50は、ランド部14bとペグ36の側面との間でフィレット形状をなしている。はんだ50がフィレット形状をなすことで、基板10とペグ36とがより強固に接続されている。
次に、図7〜図10に基づき、電子装置100の製造方法のうちのコネクタ30を基板10に実装する工程について説明する。
先ず、図7に示すように、有底孔12及び切り欠き16が形成された基板10を準備する。基板10を製造する工程は、積層されたシートを圧縮する工程を含んでいる。有底孔12及び切り欠き16を形成する方法としては、積層されたシートを圧縮する際に、積層シートを圧縮する部材に突起を形成しておく。これにより、積層シートを圧縮することで、突起に応じて有底孔12及び切り欠き16が形成される。なお、基板10を削ることで、有底孔12及び切り欠き16を形成してもよい。
有底孔12及び切り欠き16が形成された基板10を準備した後に、有底孔12及び切り欠き16の内壁面と、一面10aと、に銅めっきを施す。これにより、基板10に金属部14を形成する。
次に、図8に示すように、金属部14にペースト状のはんだ50を塗布する。本実施形態では、はんだペーストを切り欠き16内に塗布しない。しかしながら、はんだペーストを切り欠き16内に塗布してもよい。
図8は、有底孔12において切り欠き16が形成されない箇所を示す断面図である。よって、図8は、図7と異なる箇所を示す断面図であって、切り欠き16を破線で示している。なお、例えば、金属部14にはんだペーストを塗布する工程と同様の工程で、コネクタピン32と基板10とを接続するはんだペーストを基板10の電極に塗布する。
次に、コネクタ30を基板10に配置する。この工程では、図9に示すように、ペグ36を有底孔12に挿入する。ペグ36を有底孔12に挿入する際において、ペグ36はコネクタハウジング34に固定された状態とされている。なお、図9では、便宜上、はんだ50、及び、コネクタハウジング34を省略して図示している。
この工程では、先ず、Z方向の投影視において、ペグ36が有底孔12と重なるように、コネクタ30を基板10の一面10a側に配置する。そして、コネクタ30が基板10に近づくように、コネクタ30を移動させる。これにより、ペグ36を有底孔12に差し込むことができる。図9の白抜き矢印は、コネクタ30を移動させる方向を示している。ペグ36の先端部が有底孔12の底面付近に到達すると、コネクタ30の移動を停止する。
ペグ36を有底孔12に挿入することで、有底孔12内のはんだペーストは、ペグ36に押し出されて、切り欠き16内に移動する。そのため、ペグ36を有底孔12に挿入した状態において、はんだ50は、切り欠き16をなす壁面部14aと接触している。切り欠き16は、押し出されたはんだペーストが溜まる部分として機能する。
このとき、ペグ36の先端部が尖っており、且つ、有底孔12の底面がペグ36の先端部に対応して凹んだ形状をなしているため、有底孔12の底面に配置されたはんだペーストがペグ36の挿入によって切り欠き16側に移動し易い。これによれば、ペグ36の先端部及び有底孔12の底面が平面とされた構成に較べて、小さな力でペグ36を有底孔12の奥まで差し込み易い。
有底孔12にペグ36を挿入すると、はんだ50からペグ36に応力が作用する。これに対して、ペグ36は、被圧入部38に強固に固定されている。そのため、ペグ36は、はんだ50から応力が作用した場合であっても、被圧入部38に対して動かない。
次に、図10に示すように、はんだペーストに熱風を当て、はんだ50を溶融させる。このとき、ヒータ等の熱源により、基板10に対して一面10a側からはんだ50に熱風を当てる。図10の白抜き矢印は、熱風の方向を示している。溶融したはんだ50が冷えて固まることで、ペグ36が金属部14と機械的に接続される。なお、例えば、コネクタ30を基板10に実装する工程と同様の工程で、電子部品20を基板10に実装してもよい。
次に、上記した電子装置100の効果について説明する。
本実施形態において、ペグ36は、一面10aに凹んだ有底孔12に挿入され、有底孔12内に配置されたはんだ50を介して有底孔12の内壁面と機械的に接続されている。これによれば、ペグ36とはんだ50との接続、及び、はんだ50と基板10との接続は、一面10a上ではなく有底孔12内において固定力が確保される。そのため、ペグ36とはんだ50との接触面積、及び、基板10とはんだ50との接触面積を確保しつつ、基板10においてはんだ50と接触する領域が一面10aに沿う方向に大きくなるのを抑制できる。よって、ペグ36と基板10との接続信頼性を確保しつつ、一面10aにおいて電子部品20を実装するための実装面積が低下するのを抑制できる。
また本実施形態において基板10に形成された有底孔12は、裏面10bに開口していない。これによれば、基板10にスルーホールが形成される構成に較べて、裏面10bにおいて電子部品20を実装するための実装面積が低下するのを抑制できる。また有底孔12は裏面10bに開口していないため、ペグ36及びはんだ50が裏面10b側に突出しない。そのため、基板10を筐体に配置する際に、ペグ36及びはんだ50と筐体とが干渉するのを抑制できる。したがって、基板10の配置自由度が低下するのを抑制できる。
本実施形態において、ペグ36は、平板形状をなしており、従来構造のように屈曲した形状をなしていない。これによれば、ペグ36を成形する工程として、ペグ36を折り曲げるためのプレス工程を実施する必要がない。よって、ペグ36の成形工程を簡略化することができる。
本実施形態において、有底孔12の開口の周縁には、一面10aに凹んでおり、有底孔12と連通する切り欠き16が形成されている。これによれば、ペグ36を有底孔12に挿入する際に、切り欠き16が形成されない構成に較べて、有底孔12をなす壁面部14aに塗布されたはんだペーストが移動し易い。そのため、ペグ36を小さな力で有底孔12の奥まで差し込むことができる。したがって、大きな力でペグ36を有底孔12に差し込んで基板10に過度な応力が作用するのを抑制できる。
(第2実施形態)
本実施形態において、第1実施形態に示した電子装置100と共通する部分についての説明は割愛する。
図11に示すように、ペグ36に切り欠き40が形成されている。切り欠き40は、ペグ36の側面36aから凹んで形成されている。側面36aは、壁面部14aとX方向に対向する面である。側面36aは、X方向と直交する平面である。切り欠き40は、側面36aからX方向に凹んで形成されている。切り欠き40は、特許請求の範囲に記載の凹部に相当する。本実施形態において、切り欠き40におけるX方向の深さは、Z方向において有底孔12に挿入された側の先端部へ向かうほど深くなっている。なお、切り欠き40におけるX方向の深さは、Z方向において均一とされていてもよい。
本実施形態では、有底孔12に切り欠き16が形成されていてもよく、形成されていなくてもよい。切り欠き40は、YZ平面においてZ方向に延びて形成されている。すなわち、切り欠き40は、ペグ36の延びる方向と同じ方向に延びて形成されている。切り欠き40がZ方向に延びて形成されていることを、切り欠き40が縦に形成されている、と言い換えることもできる。
切り欠き40は、YZ平面において、短辺がY方向に沿って、長辺がZ方向に沿う長方形状をなしている。ペグ36が有底孔12に挿入された状態では、X方向の投影視において、一面10aが切り欠き40と重なっている。
ペグ36を有底孔12に挿入すると、壁面部14aに塗布されたはんだペーストの一部は、切り欠き40内に移動する。これによれば、ペグ36を有底孔12に挿入する際に、切り欠き40が形成されない構成に較べて、壁面部14aに塗布されたはんだペーストが移動し易い。したがって、本実施形態の切り欠き40によって、第1実施形態の切り欠き16と同等の効果を奏することができる。
ペグ36を有底孔12に挿入する際、有底孔12の底面側で切り欠き40におけるX方向の深さが深くなっているため、有底孔12の底面に配置されたはんだペーストは、切り欠き40内を通って有底孔12の開口側へ移動し易い。さらに、有底孔12の開口付近では、切り欠き40におけるX方向の深さが浅くなっており、切り欠き40内のはんだ50の量を少なくすることができる。よって、有底孔12の開口付近においてペグ36と金属部14との間に配置されるはんだ50の厚さが厚過ぎる構成となるのを効果的に抑制できる。
本実施形態において切り欠き40がZ方向に延びて形成された例を示したが、これに限定するものではない。図12の第1変形例に示すように、切り欠き40が、YZ平面においてY方向に延びて形成されていてもよい。すなわち、切り欠き40は、ペグ36の延びる方向と直交する方向に延びて形成されている。切り欠き40がY方向に延びて形成されていることを、切り欠き40が横に形成されている、と言い換えることもできる。また、図13の第2変形例に示すように、切り欠き40が、YZ平面においてZ方向及びY方向と所定角度を有するように斜めに延びて形成されていてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態では、電子部品20が両面10a,10bに配置された例を示したが、これに限定するものではない。電子部品20が、一面10aにのみ配置され、裏面10bに配置されない例を採用することもできる。この構成では、例えば、裏面10bのほぼ全体を筐体と接触させて、基板10を筐体に配置する。
上記実施形態では、コネクタ30のペグ36が、有底孔12に挿入され、はんだ50を介して基板10と接続された例を示したが、これに限定するものではない。ICや受動素子等の電子部品が本体部と端子とを有し、この端子が有底孔12に挿入され、有底孔12内のはんだ50を介して基板10と接続された例を採用することもできる。この電子部品は、請求の範囲に記載の第2部品に相当する。
上記実施形態では、ペグ36と基板10とがはんだ50を介して機械的に接続された例を示したが、これに限定するものではない。銀ペーストや接着材を介して、ペグ36と基板10とが接続されていてもよい。また、ペグ36の形成材料としては、金属材料以外の材料を採用することもできる。
上記実施形態では、ペグ36の延びる方向が、基板10の厚さ方向である例を示したが、これに限定するものではない。ペグ36は、コネクタハウジング34に固定された部分から有底孔12に向かって延びていればよい。そのため、ペグ36の延びる方向が、Z方向に対して所定角度傾いた例を採用することもできる。同様に、有底孔12の深さ方向が、Z方向に対して所定角度傾いた例を採用することもできる。
上記実施形態では、被圧入部38が、一対の第1平板部38aと一対の第2平板部38bとを有する例を示したが、これに限定するものではない。被圧入部38はZ方向の両端が開口する筒形状をなす例を採用することもできる。また、被圧入部38は、Z方向のうちの基板10側の一端が開口し、基板10と反対側の他端が閉塞された有底筒形状をなす例を採用することもできる。この例では、被圧入部38の開口に対してZ方向にペグ36を圧入することで、ペグ36をコネクタハウジング34に固定する。
上記実施形態では、金属材料を用いて形成された金属部14の一部である壁面部14aが有底孔12の内壁面をなす例を示したが、これに限定するものではない。基板10の樹脂基材が有底孔12の内壁面をなす例を採用することもできる。
上記実施形態では、ペグ36において有底孔12に挿入された先端部が尖っている例を示したが、これに限定するものではない。ペグ36の先端部が平面とされた例を採用することもできる。同様に、有底孔12の底面が、平面とされた例を採用することもできる。
上記実施形態では、ペグ36がZ方向に延びる四角柱形状をなす例を示したが、これに限定するものではない。ペグ36は、コネクタハウジング34に固定された部分から有底孔12に向かって延びて、且つ、有底孔12に挿入されていればよい。そのため、ペグ36の形状は、一部が折り曲げられていてもよい。
10…基板、10a…一面、10b…裏面、12…有底孔、14…金属部、14a…壁面部、14b…ランド部、16…切り欠き、20…電子部品、30…コネクタ、32…コネクタピン、34…コネクタハウジング、34a…側面、36…ペグ、36a…側面、38…被圧入部、38a…第1平板部、38b…第2平板部、40…切り欠き、50…はんだ、100…電子装置

Claims (5)

  1. 一面(10a)及び裏面(10b)を有し、前記一面に凹んだ有底孔(12)が形成された基板(10)と、
    前記一面及び前記裏面のうちの少なくとも前記一面に配置された第1部品(20)と、
    前記一面側に配置された本体部(34)と、前記本体部に固定されるとともに前記本体部に固定された部分から前記有底孔に向かって延びて、前記有底孔に挿入されている端子(36)と、を有する第2部品(30)と、
    前記有底孔内に配置されるとともに、前記有底孔の内壁面及び前記端子と接触し、前記基板と前記端子とを機械的に接続する接続部材(50)と、
    を備えている電子装置。
  2. 前記有底孔の開口の周縁には、前記一面に凹んで、前記有底孔と連通する切り欠き(16)が形成され、
    前記切り欠き内には、前記接続部材が配置されている請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記端子には、前記内壁面と対向する面に凹んだ凹部(40)が形成され、
    前記凹部内には、前記接続部材が配置されている請求項1又は請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記第2部品は、外部機器と前記基板とを電気的に中継するコネクタであり、
    前記本体部は、コネクタハウジングであり、
    前記端子は、前記本体部を前記基板に固定するためのペグである請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子装置。
  5. 前記基板は、前記内壁面において、金属材料を用いて形成された金属部(14)を有し、
    前記端子は、金属材料を用いて形成され、
    前記接続部材は、前記金属部と前記端子とを接合するはんだとされている請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7117705B1 (ja) * 2022-01-14 2022-08-15 エレファンテック株式会社 電子装置

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