JP2017200013A - 撮像装置、放射線撮像システム及び撮像装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノイズ低減効果が高い撮像装置を提供することを課題とする。【解決手段】撮像装置は、複数の画素の各々がソースフォロワ回路により画素データを出力する撮像手段であって、複数の画素のうちオプティカルブラック領域では遮光された画素によりオプティカルブラック領域の画素データを生成し、撮像領域ではオプティカルブラック領域とは別の画素の光電変換により撮像領域の画素データを生成する撮像手段(803)と、オプティカルブラック領域の画素データを基にオプティカルブラック領域のノイズ成分を抽出するノイズ成分抽出手段(805)と、オプティカルブラック領域のノイズ成分を用いて、撮像領域の画素データを補正する補正手段(807)とを有し、オプティカルブラック領域の画素データを出力する時のソースフォロワ回路の電流源の電流値は、撮像領域の画素データを出力する時のソースフォロワ回路の電流源の電流値とは異なる。【選択図】図8
Description
本発明は、撮像装置、放射線撮像システム及び撮像装置の制御方法に関する。
近年、デジタルX線撮像装置の分野では、イメージインテンシファイアに代わり、解像度の向上や体積の小型化、画像の歪みを抑えることを目的に、光電変換素子を用いた等倍光学系の大面積フラットパネル式の放射線撮像装置が普及している。放射線撮像装置に用いられる等倍光学系のフラットパネルセンサの一つとして、シリコン半導体ウエハ上にCMOS半導体製造プロセスにより生成された光電変換素子を二次元につなぎ合わせて構成した大面積フラットパネルセンサがある。特許文献1には、シリコン半導体ウエハサイズ以上の大面積フラットパネルセンサの撮像領域を実現するために、シリコン半導体ウエハから光電変換素子を短冊状に切り出した矩形半導体基板を複数枚タイリングした大面積フラットパネルセンサが開示されている。
一般に、MOS型撮像素子においては、画素の暗電流成分あるいは画素を構成する増幅トランジスタのばらつきによる固定パターンノイズ(FPN)が発生する。特許文献2には、被写体に対するX線撮影を開始する前の非撮影期間において複数枚の暗画像を取得し、取得された複数枚の暗画像を合成してオフセット補正データを生成し、オフセット補正データを用いて固定パターンノイズを抑制する方法が開示されている。
しかし、特許文献2では、ノイズ低減効果が低い。
本発明の目的は、ノイズ低減効果が高い撮像装置、放射線撮像システム及び撮像装置の制御方法を提供することである。
本発明の目的は、ノイズ低減効果が高い撮像装置、放射線撮像システム及び撮像装置の制御方法を提供することである。
本発明の撮像装置は、複数の画素の各々がソースフォロワ回路により画素データを出力する撮像手段であって、前記複数の画素のうちオプティカルブラック領域では遮光された画素によりオプティカルブラック領域の画素データを生成し、撮像領域ではオプティカルブラック領域とは別の画素の光電変換により撮像領域の画素データを生成する撮像手段と、前記オプティカルブラック領域の画素データを基に前記オプティカルブラック領域のノイズ成分を抽出するノイズ成分抽出手段と、前記オプティカルブラック領域のノイズ成分を用いて、前記撮像領域の画素データを補正する補正手段とを有し、前記オプティカルブラック領域の画素データを出力する時の前記ソースフォロワ回路の電流源の電流値は、前記撮像領域の画素データを出力する時の前記ソースフォロワ回路の電流源の電流値とは異なる。
本発明によれば、ノイズ低減効果を高めることができる。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態によるCアームの放射線撮像システムSYSの構成例を示す外観図であり、図2はその放射線撮像システムSYSの構成例を示すブロック図である。放射線撮像システムSYSは、大面積フラットパネル式の放射線撮像システムであり、放射線撮像装置100、システム制御装置101、画像表示装置102、X線発生装置103、及びX線管104を有する。撮像時には、システム制御装置101は、放射線撮像装置100とX線発生装置103を同期制御する。X線管104は、放射線源であり、X線発生装置103の制御の下、被写体を介して放射線撮像装置100に放射線(X線)を照射する。放射線撮像装置100は、被写体を透過したX線をシンチレータにより可視光に変換し、光電変換素子により光量に応じた電荷を生成し、アナログ画像をデジタル画像に変換し、X線照射に対応したフレーム画像データをシステム制御装置101に出力する。システム制御装置101は、画像処理を行い、画像表示装置102に放射線画像をリアルタイムで表示する。
図1は本発明の第1の実施形態によるCアームの放射線撮像システムSYSの構成例を示す外観図であり、図2はその放射線撮像システムSYSの構成例を示すブロック図である。放射線撮像システムSYSは、大面積フラットパネル式の放射線撮像システムであり、放射線撮像装置100、システム制御装置101、画像表示装置102、X線発生装置103、及びX線管104を有する。撮像時には、システム制御装置101は、放射線撮像装置100とX線発生装置103を同期制御する。X線管104は、放射線源であり、X線発生装置103の制御の下、被写体を介して放射線撮像装置100に放射線(X線)を照射する。放射線撮像装置100は、被写体を透過したX線をシンチレータにより可視光に変換し、光電変換素子により光量に応じた電荷を生成し、アナログ画像をデジタル画像に変換し、X線照射に対応したフレーム画像データをシステム制御装置101に出力する。システム制御装置101は、画像処理を行い、画像表示装置102に放射線画像をリアルタイムで表示する。
放射線撮像装置100は、フラットパネルセンサ105と、差動増幅器107と、A/D変換器108と、撮像制御部109とを有する。フラットパネルセンサ105は、例えば2行×7列の行列状の複数の矩形半導体基板120を有する。矩形半導体基板120は、シリコン半導体ウエハ上の二次元行列状の画素(光電変換素子を含む)を短冊状に切り出したCMOS型撮像素子であり、平面基台上に例えば2行×7列の行列状にタイリングされている。複数の矩形半導体基板120の各々は、シンチレータと、等ピッチで二次元行列状に配置された複数の画素とを有する。シンチレータは、放射線を光に変換する。複数の画素の各々は、光電変換素子により、その光を電荷に変換し、画素信号を出力する。すなわち、複数の画素は、撮像のために各々が放射線を電荷に変換することにより画素データを生成する。隣接する矩形半導体基板120の境界を挟む領域の画素は、矩形半導体基板120上の画素と同じピッチになるように、隣接する矩形半導体基板120がタイリングされている。フラットパネルセンサ105の上辺部と下辺部には、矩形半導体基板120の外部端子(電極パット)が一列に並んでいる。矩形半導体基板120の電極パットは、フライングリード式プリント配線板で外部の回路に接続される。
複数の矩形半導体基板120は、それぞれ、行列状の複数の画素により、複数の画素信号を複数の差動増幅器107に出力する。複数の差動増幅器107は、それぞれ、複数の矩形半導体基板120が出力する画素信号を増幅してA/D変換器108に出力する。複数のA/D変換器108は、それぞれ、複数の差動増幅器107が出力する画素信号をアナログからデジタルに変換し、デジタルの画素信号を撮像制御部109に出力する。この時、1個の矩形半導体基板120に対して、1個の差動増幅器107及び1個のA/D変換器108を設けることにより、各矩形半導体基板120の画素信号を並行して同時読み出し制御することが可能となり、画素読み出し処理の高速化が達成できる。
撮像制御部109は、システム制御装置101に対して、制御コマンドの通信、同期信号の通信、画像データの送信を行う。また、撮像制御部109は、フラットパネルセンサ105に対して駆動制御及び撮像モード制御を行い、複数のA/D変換器108から入力されたデジタル画像データをフレームデータに合成し、システム制御装置101に出力する。
コマンド制御用インターフェース110は、システム制御装置101から撮像制御部109への撮像モードの設定、各種パラメータの設定、撮像開始設定、撮像終了設定等を通信する。また、コマンド制御用インターフェース110は、撮像制御部109からシステム制御装置101への放射線撮像装置100の状態等を通信する。画像データインターフェース111は、撮像制御部109からシステム制御装置101へ画像データを送信する。READY信号112は、放射線撮像装置100が撮像可能状態になったことを撮像制御部109からシステム制御装置101へ伝える信号である。外部同期信号113は、システム制御装置101が撮像制御部109のREADY信号112を受けると、システム制御装置101が撮像制御部109にX線照射のタイミングを知らせる信号である。照射許可信号114は、照射許可信号114がイネーブルの間にシステム制御装置101からX線発生装置103に照射信号が送信され、放射線撮像装置100は、X線管104から照射されたX線に基づくX線画像を形成する。
放射線撮像装置100は、画素数が増え、画像処理のデータ量及び通信のデータ量が増えているため、フレームレートの高速化が求められている。なお、放射線撮像装置100とシステム制御装置101との通信系は、放射線撮像装置100とシステム制御装置101との間の信号線数を考慮し、双方向シリアル通信系にしてもよい。
図3は、矩形半導体基板120の構成例を示す図である。矩形半導体基板120は、2次元行列状に配置された複数の画素301を有する。複数の列信号線302は、複数の画素301の列毎に設けられ、各列の画素301に共通に接続される。複数の定電流源303は、それぞれ、複数の列信号線302に接続される。また、複数の列信号線302は、それぞれ、複数の外部端子304に接続される。複数の画素301の各々は、光を電荷に変換することにより画素データを生成する光電変換素子を有し、制御信号に応じて画素データを列信号線302に出力する。各列のn個の画素301は、各列の列信号線302に共通に接続されているため、外部端子304から遠くなるほど、外部端子304までの列信号線302の長さが長くなり、列信号線302の配線インピーダンスが増加し、列信号線302の電流値が変動する。これにより、複数の画素301の画素データは、行毎に異なるノイズが発生する。以下、このノイズをカラムノイズと呼ぶ。
図4は、フラットパネルセンサ105内の1個の矩形半導体基板120のカラムノイズを示す図である。矩形半導体基板120の端部には、外部端子304が設けられている。矩形半導体基板120は、垂直方向に長いため、画素データは、行毎のカラムノイズ量の差が大きい。各列のn個の画素301は、外部端子304から遠くなるほど、カラムノイズ量が多くなる。また、カラムノイズ量は、温度の影響を受けるため、時間経過に応じて変化する。
図5は、矩形半導体基板120の領域を説明するための図である。矩形半導体基板120は、撮像領域501と、オプティカルブラック領域(OB領域)502と、外部端子304とを有する。OB領域502は、遮光された複数の画素301の領域であり、固定パターンノイズを生成する。撮像領域501は、遮光されていない複数の画素301の領域であり、画素データを生成する。撮像制御部109は、OB領域502の画素301の固定パターンノイズを用いて、撮像領域501の画素301の画素データを補正することにより、固定パターンノイズを低減した画素データを生成することができる。しかし、OB領域502は、撮像領域501に対して、外部端子304に近い位置に配置されるため、カラムノイズ量が少ない。そのため、撮像制御部109は、撮像領域501の画素301の画素データからOB領域502の画素301の固定パターンノイズを減算しても、カラムノイズを低減することができない。以下、カラムノイズを低減することができる放射線撮像システムを説明する。
図6は、本実施形態による画素301の構成例を示す回路図である。光電変換部CPは、フォトダイオードPDと、感度切り換え用トランジスタM1と、フローティングディフュージョン容量CFD1と、感度切り換え用付加容量CFD2とを有する。フォトダイオードPDは、光電変換素子であり、照射光に応じた電荷を生成する。トランジスタM2は、リセット信号PRESが活性化状態になると、フォトダイオードPDのカソードをリセット電圧VRESにリセットする。感度信号WIDEが非活性化状態である場合には、感度切り換え用トランジスタM1がオフする第1の感度である。第1の感度の場合、フローティングディフュージョン容量CFD1は、フォトダイオードPDにより生成された電荷を蓄積し、その電荷に応じた電圧を第1の増幅トランジスタM4のゲートに出力する。
感度信号WIDEが活性化状態である場合には、感度切り換え用トランジスタM1がオンする第2の感度である。第2の感度の場合、フローティングディフュージョン容量CFD1及び感度切り換え用付加容量CFD2は、フォトダイオードPDにより生成された電荷を蓄積し、その電荷に応じた電圧を第1の増幅トランジスタM4のゲートに出力する。感度信号WIDEにより、第1の増幅トランジスタM4のゲートの容量値が変わり、感度を切り換えることができる。
第1の制御トランジスタM3のゲートに入力されるイネーブル信号ENが活性化されることによって、第1の増幅トランジスタM4は、そのゲートの電圧を増幅し、クランプ容量CCLを介して、その増幅した電圧を第2の増幅トランジスタM7のゲートに出力する。トランジスタM5は、信号PCLが活性化状態になると、第2の増幅トランジスタM7のゲートに電圧VCLを供給する。第2の制御トランジスタM6のゲートに入力されるイネーブル信号ENが活性化されることによって、第2の増幅トランジスタM7が動作状態となり、第2の増幅トランジスタM7は、そのゲートの電圧を増幅して出力する。
第1の保持部SH1は、第1の感度で、第2の増幅トランジスタM7の出力電圧を保持するための回路であり、第1の転送トランジスタM8と第1の保持容量CS1とを含むサンプルホールド回路である。第1の感度では、トランジスタM2及びM5がオフであり、感度切り換え用トランジスタM1がオフである。第1の転送トランジスタM8は、制御信号TS1が活性化状態になると、第2の増幅トランジスタM7の出力電圧を第1の保持容量CS1に転送する。制御信号TS1が非活性化状態になると、第1の転送トランジスタM8はオフし、第1の保持容量CS1は、その転送された電圧を保持する。これにより、第1の保持部SH1は、第1の感度で、第2の増幅トランジスタM7の出力電圧のサンプルホールを行うことができる。
第1の出力部OP1は、第1の信号増幅トランジスタM11と第1の出力スイッチSWS1とを有し、第1の保持容量CS1に保持された電圧を増幅して出力する。具体的には、第1の出力スイッチSWS1に入力される制御信号VSRが活性化状態になると、第1の出力スイッチSWS1がオンとなり、第1の定電流源ISS1と第1の信号増幅トランジスタM11とでソースフォロワ回路が形成される。これにより、第1の出力部OP1は、第1の保持容量CS1に保持された電圧に基づく第1の出力信号S1を出力する。
第2の保持部SH2は、第1の感度と異なる第2の感度で、第2の増幅トランジスタM7の出力電圧を保持するための回路であり、第2の転送トランジスタM9と第2の保持容量CS2とを含むサンプルホールド回路である。第2の感度では、トランジスタM2及びM5がオフであり、感度切り換え用トランジスタM1がオンである。第2の転送トランジスタM9は、制御信号TS2が活性化状態になると、第2の増幅トランジスタM7の出力電圧を第2の保持容量CS2に転送する。制御信号TS2が非活性化状態になると、第2の転送トランジスタM9はオフし、第2の保持容量CS2は、その転送された電圧を保持する。これにより、第2の保持部SH2は、第2の感度で、第2の増幅トランジスタM7の出力電圧のサンプルホールドを行うことができる。
第2の出力部OP2は、第2の信号増幅トランジスタM12と第2の出力スイッチSWS2とを有し、第2の保持容量CS2に保持された電圧を増幅して出力する。具体的には、第2の出力スイッチSWS2に入力される制御信号VSRが活性化状態になると、第2の出力スイッチSWS2がオンとなり、第2の定電流源ISS2と第2の信号増幅トランジスタM12とでソースフォロワ回路が形成される。これにより、第2の出力部OP2は、第2の保持容量CS2に保持された電圧に基づく第2の出力信号S2を出力する。
第3の保持部SH2は、リセット状態で、第2の増幅トランジスタM7の出力電圧(オフセット成分)を保持するための回路であり、第3の転送トランジスタM10と第3の保持容量CNとを含むサンプルホールド回路である。トランジスタM2及びM5をオンすることにより、リセット状態になる。第3の転送トランジスタM10は、制御信号TNが活性化状態になると、第2の増幅トランジスタM7の出力電圧を第3の保持容量CNに転送する。制御信号TNが非活性化状態になると、第3の転送トランジスタM10はオフし、第3の保持容量CNは、その転送された電圧を保持する。これにより、第3の保持部SH3は、リセット状態で、第2の増幅トランジスタM7の出力電圧のサンプルホールドを行うことができる。
第3の出力部OP3は、第3の信号増幅トランジスタM13と第3の出力スイッチSWNとを有し、第3の保持容量CNに保持された電圧を増幅して出力する。具体的には、第3の出力スイッチSWNに入力される制御信号VSRが活性化状態になると、第3の出力スイッチSWNがオンとなり、第3の定電流源ISNと第3の信号増幅トランジスタM13とでソースフォロワ回路が形成される。これにより、第3の出力部OP3は、第3の保持容量CNに保持された電圧に基づく第3の出力信号S3を出力する。
例えば、第1の感度では、第1の出力信号S1から第3の出力信号を減算することにより、オフセット成分を除去することができる。また、第1の感度では、第2の出力信号S2から第3の出力信号を減算することにおり、オフセット成分を除去することができる。
なお、第1〜第3の定電流源ISS1、ISS2、ISNは、図3の定電流源303として設けてもよい。その場合、画素301内には第1〜第3の定電流源ISS1、ISS2、ISNが設けられず、同一列の複数の画素301の出力信号S1,S2,Nの端子は共通の1本の列信号線302に接続される。各列の列信号線302には、各列の定電流源303が1個ずつ接続される。各列の1個の定電流源303は、各列の複数の画素301の第1〜第3の定電流源ISS1、ISS2、ISNに対応する。第1の定電流源ISS1は、第1の出力スイッチSWS1がオン状態の時の定電流源303に対応する。第2の定電流源ISS2は、第2の出力スイッチSWS2がオン状態の時の定電流源303に対応する。第3の定電流源ISNは、第3の出力スイッチSWNがオン状態の時の定電流源303に対応する。第1の出力スイッチSWS1がオン状態の時、第1の信号増幅トランジスタM11と定電流源303がソースフォロワ回路を構成する。第2の出力スイッチSWS2がオン状態の時、第2の信号増幅トランジスタM12と定電流源303がソースフォロワ回路を構成する。第3の出力スイッチSWNがオン状態の時、第3の信号増幅トランジスタM13と定電流源303がソースフォロワ回路を構成する。また、第1〜第3の出力スイッチSWS1,SWS2,SWNは、複数の画素301の行単位で順にオン状態になる。撮像領域501の画素301の定電流源ISS1、ISS2、ISNは、撮像領域501の画素302の出力スイッチSWS1,SWS2,SWNがオン状態の時の定電流源303に対応する。OB領域502の画素301の定電流源ISS1、ISS2、ISNは、OB領域502の画素302の出力スイッチSWS1,SWS2,SWNがオン状態の時の定電流源303に対応する。
図7は、第1〜第3の定電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値と経過時間によるカラムノイズの変化を示すグラフである。電流値は、20μA、30μA及び55μAである。通電開始から2分までに、カラムノイズは急増し、その後も増加し続ける。この傾向は、電流値によっては変わらないが、電流値が大きいほどカラムノイズの量は増加する。
図8は、本実施形態による放射線撮像装置100の構成例を示すブロック図である。放射線撮像装置100は、駆動制御手段801、電流切換手段802、撮像手段803、データ取得手段804、カラムノイズ成分抽出手段805、カラムノイズ成分保存手段806、カラムノイズ補正手段807、及び撮像データ出力手段808を有する。駆動制御手段801及び電流切換手段802は、図2の撮像制御部109に対応する。撮像手段803は、図2のフラットパネルセンサ105に対応する。データ取得手段804、カラムノイズ成分抽出手段805、カラムノイズ成分保存手段806、カラムノイズ補正手段807、及び撮像データ出力手段808は、図2の撮像制御部109に対応する。
撮像手段803は、フラットパネルセンサ105に対応し、2次元状に配置された複数の矩形半導体基板120を有し、駆動制御手段801の制御により、光電変換された画像データを出力する。また、撮像手段803は、OB領域502では遮光された複数の画素301の光電変換により複数の画素データを生成し、撮像領域501では遮光されていない複数の画素301の光電変換により複数の画素データを生成する。撮像領域501の画素301は、OB領域502の画素301とは別の画素である。複数の画素301の各々は、電流源ISS1、ISS2、ISNを含むソースフォロワ回路の出力部OP1〜OP3により画素データを出力する。撮像手段803は、図5のように、撮像領域501と、OB領域502と、画素データを出力する外部端子304を有する。OB領域502は、撮像領域501より、外部端子304に近い。また、撮像手段803は、図2及び図5のように、各々がOB領域502及び撮像領域501を有する複数の矩形半導体基板120と、放射線を光に変換するシンチレータを有する。
電流切換手段802は、撮像手段803の各画素301の第1〜第3の定電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値を設定する。電流切換手段802は、撮像領域501の各画素301の第1〜第3の定電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値を小さい電流値に設定し、OB領域502の各画素301の第1〜第3の定電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値を大きい電流値に設定する。上記のように、OB領域502のカラムノイズ量は少なく、撮像領域501のカラムノイズ量は多い。そこで、OB領域502の第1〜第3の定電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値は、撮像領域501の第1〜第3の定電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値より大きくする。これにより、OB領域502のカラムノイズ量と撮像領域501のカラムノイズ量の差異を低減することができる。電流値の切り換え方法は、例えば、電流切換手段802が撮像手段803の外部端子を介して直接電流値を切り換えることができる。なお、撮像手段803の内部に電流切換手段802を設け、撮像手段803は、外部からのタイミング制御により、電流値を切り換えてもよい。
電流切換手段802は、OB領域502の複数の画素301の電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値が撮像領域501の複数の画素301の電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値より大きい状態(とは異なる状態)に設定する。撮像手段803は、その状態で、OB領域502の画素データ及び撮像領域501の画素データを出力する。
次に、電流源ISS1、ISS2、ISNが電流源303に対応する場合を説明する。その場合、電流切換手段802は、OB領域502の画素データを出力する時のソースフォロワ回路の電流源303の電流値が、撮像領域501の画素データを出力する時のソースフォロワ回路の電流源303の電流値より大きい状態(とは異なる状態)に設定する。
データ取得手段804は、撮像手段803の撮像領域501の画素データ及びOB領域502の画素データを取得する。そして、データ取得手段804は、OB領域502の画素データをカラムノイズ成分抽出手段805に出力し、撮像領域501の画素データをカラムノイズ補正手段807に出力する。
カラムノイズ成分抽出手段805は、OB領域502の画素301の画素データを基にOB領域502のカラムノイズ成分を抽出する。例えば、カラムノイズ成分抽出手段805は、OB領域502の画像全体の平均値とOB領域502の画像の列(縦ライン)毎の平均値との標準偏差を演算し、その各列の標準偏差を基に各列のカラムノイズ成分を求める。カラムノイズ成分保存手段806は、カラムノイズ成分抽出手段805により抽出されたカラムノイズ成分を保存する。
カラムノイズ補正手段807は、カラムノイズ成分保存手段806に保存されたOB領域502のカラムノイズ成分を用いて、撮像領域501の画素データを補正することにより、カラムノイズ成分が低減された画像データを画像データ出力手段808に出力する。また、カラムノイズ補正手段807は、図4に示す各行のカラムノイズ量の傾斜がなくなるように、撮像領域501の画素データを補正することもできる。カラムノイズ補正手段807は、画素301から外部端子304までの長さに応じたカラムノイズ成分を低減するための補正を行う。撮像データ出力手段808は、カラムノイズ成分が低減された画像データを外部に出力する。
図9は、本実施形態による放射線撮像装置100の制御方法を示すフローチャートである。ステップS701では、各画素301の第1〜第3の保持部SH1〜SH3は、画素データのサンプルホールドを行う。次に、ステップS702では、電流切換手段802は、OB領域502の各画素301の第1〜第3の定電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値を第1の電流値に設定する。次に、ステップS703では、データ取得手段804は、OB領域502の画素301の画素データを読み出してカラムノイズ成分抽出手段805に出力する。次に、ステップS704では、カラムノイズ成分抽出手段805は、OB領域502の画素データを基にOB領域502のカラムノイズ成分を抽出する。次に、ステップS705では、カラムノイズ成分保存手段806は、OB領域502のカラムノイズ成分を保存する。次に、ステップS706では、電流切換手段802は、撮像領域501の各画素301の第1〜第3の定電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値を第2の電流値に設定する。上記の第1の電流値は、第2の電流値より大きい。次に、ステップS707では、データ取得手段804は、撮像領域501の画素301の画素データを読み出してカラムノイズ補正手段807に出力する。次に、ステップS708では、カラムノイズ補正手段807は、カラムノイズ成分保存手段806に保存されているカラムノイズ成分を基に、撮像領域501の画素データを補正する。次に、ステップS709では、画像データ出力手段808は、補正後の画像データを外部に出力する。
以上のように、OB領域502の定電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値を撮像領域501の定電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値より大きい値に設定し、OB領域502のカラムノイズ量を撮像領域501のカラムノイズ量より強調する。これにより、OB領域502のカラムノイズ量と撮像領域501のカラムノイズ量との差異が低減する。放射線撮像装置100は、長時間の連続撮影においても、撮影を中断して暗画像を取得することなく、カラムノイズを低減する補正が可能となる。すなわち、カラムノイズ補正手段807は、配線インピーダンスが大きな画素301の画素データのカラムノイズを低減する補正が可能となる。
(第2の実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態による放射線撮像装置100の構成例を示すブロック図である。図10の放射線撮像装置100は、図8の放射線撮像装置100に対して、カラムノイズ比較手段809を追加したものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。データ取得手段804は、撮像領域501の画素データをカラムノイズ成分抽出手段805に出力する。カラムノイズ抽出手段805は、撮像領域501の画像データを複数のブロックに分割し、撮像領域501の画像データを基に、撮像領域501の画像データのブロック毎のカラムノイズ成分を抽出する。上記の複数のブロックは、例えば、撮像領域501をOB領域502の画像サイズで垂直方向に分割したブロックである。カラムノイズ比較手段809は、撮像領域502の各ブロックのカラムノイズ成分の平均値とカラムノイズ成分保存手段806に保存されているOB領域502のカラムノイズ成分の平均値との差分が閾値より大きいか否かを判定する。カラムノイズ比較手段809は、その判定結果をブロック毎にカラムノイズ補正手段807に出力する。カラムノイズ補正手段807は、上記の差分が閾値より大きいブロックについては、OB領域502のカラムノイズ成分を用いて、撮像領域501の画素データを補正して画像データ出力手段808に出力する。また、カラムノイズ補正手段807は、上記の差分が閾値以下であるブロックについては、撮像領域501の画素データを補正せずに画像データ出力手段808に出力する。
図10は、本発明の第2の実施形態による放射線撮像装置100の構成例を示すブロック図である。図10の放射線撮像装置100は、図8の放射線撮像装置100に対して、カラムノイズ比較手段809を追加したものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。データ取得手段804は、撮像領域501の画素データをカラムノイズ成分抽出手段805に出力する。カラムノイズ抽出手段805は、撮像領域501の画像データを複数のブロックに分割し、撮像領域501の画像データを基に、撮像領域501の画像データのブロック毎のカラムノイズ成分を抽出する。上記の複数のブロックは、例えば、撮像領域501をOB領域502の画像サイズで垂直方向に分割したブロックである。カラムノイズ比較手段809は、撮像領域502の各ブロックのカラムノイズ成分の平均値とカラムノイズ成分保存手段806に保存されているOB領域502のカラムノイズ成分の平均値との差分が閾値より大きいか否かを判定する。カラムノイズ比較手段809は、その判定結果をブロック毎にカラムノイズ補正手段807に出力する。カラムノイズ補正手段807は、上記の差分が閾値より大きいブロックについては、OB領域502のカラムノイズ成分を用いて、撮像領域501の画素データを補正して画像データ出力手段808に出力する。また、カラムノイズ補正手段807は、上記の差分が閾値以下であるブロックについては、撮像領域501の画素データを補正せずに画像データ出力手段808に出力する。
なお、上記のブロックは、OB領域502と同じサイズとして説明したが、ブロックのサイズはこれに限定されるものではない。また、各々のブロックのサイズがすべて異なっていてもよい。
図11は、本実施形態による放射線撮像装置100の制御方法を示すフローチャートである。放射線撮像装置100は、ステップS901〜S907の処理を行う。ステップS901〜S907の処理は、それぞれ、図8のステップS701〜S707の処理と同じである。次に、ステップS908では、カラムノイズ成分抽出手段805は、撮像領域501の画像データのブロック毎にカラムノイズ成分を抽出する。次に、ステップS909では、カラムノイズ比較手段809は、撮像領域501の各ブロックのカラムノイズ成分の平均値とOB領域502のカラムノイズ成分の平均値との差分が閾値より大きいか否かを判定する。放射線撮像装置100は、上記の差分が閾値より大きいブロックである場合には、そのブロックの補正のためにステップS910に処理を進め、上記の差分が閾値以下であるブロックである場合には、そのブロックを補正せずにステップS911に処理を進める。ステップS910では、カラムノイズ補正手段807は、OB領域502のカラムノイズ成分を用いて、撮像領域501の該当ブロックの画素データを補正して画像データ出力手段808に出力する。次に、ステップS911では、画像データ出力手段808は、補正処理後の画像データを外部に出力する。
カラムノイズ比較手段809は、撮像領域501の画像データのブロック毎のカラムノイズ成分を抽出し、撮像領域501の各ブロックのカラムノイズ成分の平均値とOB領域502のカラムノイズ成分の平均値との差分が閾値より大きいか否かを判定する。カラムノイズ補正手段807は、上記の差分が閾値より大きいブロックの画素データの補正を行い、上記の差分が閾値より小さいブロックの画素データの補正を行わない。本実施形態は、第1の実施形態と同様に、OB領域502のカラムノイズ量と撮像領域501のカラムノイズ量との差異が低減し、長時間の連続撮影においても、撮影を中断して暗画像を取得することなく、カラムノイズを低減する補正が可能となる。
次に、放射線撮像装置100の他の制御方法を説明する。電流切換手段802は、3個以上の複数の電流値の設定が可能であり、OB領域502の定電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値を順次、複数の電流値に設定する。駆動制御手段801は、読み出し開始位置を制御し、撮像手段803は、画素データの1回のサンプルホールドで、異なる複数の電流値の設定に対して、OB領域502の画像データをそれぞれ複数回読み出す。すなわち、撮像手段803は、OB領域502の電流源ISS1、ISS2、ISNの電流値が異なる複数の電流値に順に設定された状態で、各々の電流値の状態のOB領域502の画素データを順に出力する。
カラムノイズ成分抽出手段805は、上記の各々の電流値の状態のOB領域502の画素データを基に、上記の各々の電流値の状態のOB領域502のノイズ成分を抽出する。すなわち、カラムノイズ成分抽出手段805は、異なる複数の電流値の設定に対して、OB領域502の複数のカラムノイズ成分をそれぞれ抽出する。カラムノイズ成分保存手段806は、異なる複数の電流値の設定におけるOB領域502の複数のカラムノイズ成分をそれぞれ保存する。
カラムノイズ比較手段809は、撮像領域501の各ブロックのカラムノイズ成分の平均値とOB領域502の各電流値のカラムノイズ成分の平均値とを比較する。カラムノイズ補正手段807は、撮像領域501のブロック毎に、上記の各々の電流値の状態のOB領域502のノイズ成分のうちのいずれかのノイズ成分を用いて、撮像領域501の各ブロックの画素データを補正する。具体的には、カラムノイズ補正手段807は、上記の各々の電流値の状態のOB領域502のノイズ成分のうちで、撮像領域501の各ブロックのノイズ成分が最も近いOB領域502のノイズ成分を用いて、撮像領域501の各ブロックの画素データを補正する。撮像データ出力手段808は、補正後の画像データを外部に出力する。
以上のように、データ取得手段804は、OB領域502の電流値を変えて、OB領域502の画像データを複数回読み出す。カラムノイズ成分抽出手段805は、各電流値について、OB領域502のカラムノイズ成分を抽出する。カラムノイズ補正手段807は、撮像領域501のブロック毎に、最適なOB領域502のカラムノイズ成分を用いて、撮像領域501の各ブロックの画像データを補正する。これにより、撮像領域501の各ブロックの画像データに対して最適な補正を行うことができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
801 駆動制御手段、802 電流切換手段、803 撮像手段、804 データ取得手段、805 カラムノイズ成分抽出手段、806 カラムノイズ成分保存手段、807 カラムノイズ補正手段、808 撮像データ出力手段、809 カラムノイズ比較手段
Claims (11)
- 複数の画素の各々がソースフォロワ回路により画素データを出力する撮像手段であって、前記複数の画素のうちオプティカルブラック領域では遮光された画素によりオプティカルブラック領域の画素データを生成し、撮像領域ではオプティカルブラック領域とは別の画素の光電変換により撮像領域の画素データを生成する撮像手段と、
前記オプティカルブラック領域の画素データを基に前記オプティカルブラック領域のノイズ成分を抽出するノイズ成分抽出手段と、
前記オプティカルブラック領域のノイズ成分を用いて、前記撮像領域の画素データを補正する補正手段とを有し、
前記オプティカルブラック領域の画素データを出力する時の前記ソースフォロワ回路の電流源の電流値は、前記撮像領域の画素データを出力する時の前記ソースフォロワ回路の電流源の電流値とは異なることを特徴とする撮像装置。 - 前記ノイズ成分抽出手段は、前記撮像領域の画素データを基に、前記撮像領域を分割した複数のブロック毎のノイズ成分を抽出し、
前記補正手段は、前記撮像領域のブロックのノイズ成分が閾値より大きい場合には、前記ブロックの画素データを補正し、前記撮像領域のブロックのノイズ成分が前記閾値以下である場合には、前記ブロックの画素データを補正しないことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記ノイズ成分抽出手段は、前記撮像領域の画素データを基に、前記撮像領域を分割した複数のブロック毎のノイズ成分を抽出し、
前記撮像手段は、前記電流源の電流値が異なる複数の電流値に順に設定された状態で、各々の電流値の状態の前記オプティカルブラック領域の画素データを順に出力し、
前記ノイズ成分抽出手段は、前記各々の電流値の状態の前記オプティカルブラック領域の画素データを基に、前記各々の電流値の状態の前記オプティカルブラック領域のノイズ成分を抽出し、
前記補正手段は、前記撮像領域のブロック毎に、前記各々の電流値の状態の前記オプティカルブラック領域のノイズ成分のうちのいずれかのノイズ成分を用いて、前記撮像領域の各ブロックの画素データを補正することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記補正手段は、前記各々の電流値の状態の前記オプティカルブラック領域のノイズ成分のうちで、前記撮像領域の各ブロックのノイズ成分が最も近い前記オプティカルブラック領域のノイズ成分を用いて、前記撮像領域の各ブロックの画素データを補正することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
- 前記撮像手段は、前記画素データを出力する外部端子を有し、
前記オプティカルブラック領域は、前記撮像領域より、前記撮像手段の外部端子に近いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記オプティカルブラック領域の画素データを出力する時の前記ソースフォロワ回路の電流源の電流値は、前記撮像領域の画素データを出力する時の前記ソースフォロワ回路の電流源の電流値より大きいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段は、前記画素データを出力する外部端子を有し、
前記補正手段は、前記画素から前記外部端子までの長さに応じたノイズ成分を低減するための補正を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記撮像手段は、各々が前記オプティカルブラック領域及び前記撮像領域を有する複数の半導体基板を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段は、放射線を光に変換するシンチレータを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 請求項9記載の撮像装置と、
放射線を照射する放射線源と
を有することを特徴とする放射線撮像システム。 - 複数の画素の各々がソースフォロワ回路により画素データを出力する撮像手段であって、前記複数の画素のうちオプティカルブラック領域では遮光された画素によりオプティカルブラック領域の画素データを生成し、撮像領域ではオプティカルブラック領域とは別の画素の光電変換により撮像領域の画素データを生成する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
前記撮像手段により、前記オプティカルブラック領域の画素データを出力する時の前記ソースフォロワ回路の電流源の電流値が、前記撮像領域の画素データを出力する時の前記ソースフォロワ回路の電流源の電流値とは異なる状態で、前記オプティカルブラック領域の画素データ及び前記撮像領域の画素データを出力するステップと、
ノイズ成分抽出手段により、前記オプティカルブラック領域の画素データを基に前記オプティカルブラック領域のノイズ成分を抽出するステップと、
補正手段により、前記オプティカルブラック領域のノイズ成分を用いて、前記撮像領域の画素データを補正するステップと
を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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