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JP2017191879A - 発光モジュール - Google Patents

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JP2017191879A
JP2017191879A JP2016081189A JP2016081189A JP2017191879A JP 2017191879 A JP2017191879 A JP 2017191879A JP 2016081189 A JP2016081189 A JP 2016081189A JP 2016081189 A JP2016081189 A JP 2016081189A JP 2017191879 A JP2017191879 A JP 2017191879A
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JP2016081189A
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康章 堤
Yasuaki Tsutsumi
康章 堤
岩崎 剛
Takeshi Iwasaki
剛 岩崎
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】簡便な構成で指向性が低く、全方向に均等に二次光を照射することが可能な発光モジュールを提供する。【解決手段】一次光を発光する発光素子(2)と、一次光によって励起されて二次光を発する蛍光体と、一次光及び/又は二次光を透過する透明基板とを備える発光モジュールであって、バインダー材料中に蛍光体が分散された蛍光体成形体(5)が、透明基板(7)に固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、発光モジュールに関し、特に発光素子が発光する一次光により励起されて二次光を発光する蛍光体を備える発光モジュールに関する。
発光ダイオードなどの発光素子を用い、蛍光体を含有した波長変換部材で発光素子を覆い、発光素子からの光を他の波長光に変換する照明装置が用いられている(例えば特許文献1等を参照)。このような照明装置では、波長変換部材と発光素子との距離が小さいため輝度を向上させることができる。しかし、1つの発光素子で得られる光束が十分でないため発光素子を複数用いる必要があり、複数の発光素子それぞれの近傍領域が明るくなり、照明装置全体として輝度にムラが生じてしまうという問題があった。
また、照明装置を車両用灯具などに用いる場合には、輝度ムラが生じることはデザイン性を損なう可能性があり好ましくなく、車両用灯具に必要な光量を得るために全光束を増加させると眩しく感じてしまうという問題もあった。
そこで、蛍光体粒子をバインダーに分散してシート状の成形体である波長変換部材を作製し、複数の発光素子を搭載した基板から所定の距離を隔てた位置に波長変換部材を配置したリモートフォスファ方式の発光モジュールも提案されている(例えば特許文献2等を参照)。このようなリモートフォスファ方式の発光モジュールでは、波長変換部材の面積を大きくし、複数の発光素子から波長変換部材までの距離を確保できるので、一つの発光素子からの光で励起される領域が広くなり、輝度ムラと眩しさを低減して均一な発光を得ることができる。
特開2014−072309号公報 特開2014−209617号公報
発光モジュールを車両用灯具等に用いる場合には高い光束が要求されるので、発光モジュールに用いる波長変換部材のバインダーとしては透明で耐光性の高い材料を用いる必要性がある。波長変換部材の透光性を向上させるためにフィラーの含有量を低減すると、波長変換部材を成型することはできるが強度を確保することが困難となる。
図4は、従来の発光モジュールを示す模式斜視図である。図5は、図4中のA−A位置での断面を示す模式図である。図4,5に示すように従来のリモートフォスファ方式の発光モジュールでは、搭載基板1上に複数の発光素子2が搭載され、搭載基板1は放熱板3上に搭載されている。また、放熱板3上には搭載基板1を取り囲むように枠体4が設けられ、枠体4上に蛍光体成形体である波長変換部材5が複数の発光素子2を覆うように設けられている。波長変換部材5の上には固定枠6が取り付けられ、固定枠6によって波長変換部材5が枠体4に固定されている。
このような従来の発光モジュールでは、波長変換部材5の強度が不足していると図5に示すように波長変換部材5の中央部分が撓み、発光素子2と波長変換部材5との距離を設計位置に保つことが困難である。特に車両用灯具などの用途では、発光モジュールを取り付ける向きや角度が使用状態や車種などによって異なるため、予め撓み具合を考慮して波長変換部材5などの光学系部材の取り付け位置を設計することができない。
また、波長変換部材5の強度を確保するためにフィラーの含有量を多くすると、透明性の向上に限界がある。さらに、リモートフォスファ方式の発光モジュールでは、波長変換部材5を薄く成型するほど輝度の向上を図ることができるが、薄くするほど強度を確保することが困難であり、車両用灯具等に固定することも困難になる。
そこで本発明は、波長変換部材の透明度と強度とを両立して固定することが可能な発光モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の発光モジュールは、一次光を発光する発光素子と、前記一次光によって励起されて二次光を発する蛍光体と、前記一次光及び/又は前記二次光を透過する透明基板とを備える発光モジュールであって、バインダー材料中に前記蛍光体が分散された蛍光体成形体が、前記透明基板に固定されていることを特徴とする。
このような本発明の発光モジュールでは、透明基板で蛍光体成形体を保持するため、蛍光体成形体の透明度を向上させても透明基板によって強度が確保され、透明度と強度とを両立して固定することが可能である。
また本発明の一態様では、前記透明基板が柔軟性を有し、ガラス転移温度が100℃以上である。
また本発明の一態様では、前記蛍光体成形体の線膨張係数α1は、前記透明基板の線膨張係数α2の100倍以下である。
また本発明の一態様では、前記透明基板の前記蛍光体成形体を固定する面には、凹凸が形成されている。
本発明では、波長変換部材の透明度と強度とを両立して固定することが可能な発光モジュールを提供することができる。
第1実施形態における発光モジュール10を示す模式斜視図である。 図1中のB−B位置での断面を示す模式図である。 第2実施形態における発光モジュール20を示す模式断面図である。 従来の発光モジュールを示す模式斜視図である。 図4中のA−A位置での断面を示す模式図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付すものとし、適宜重複した説明は省略する。図1は、本実施形態における発光モジュール10を示す模式斜視図である。図2は、図1中のB−B位置での断面を示す模式図である。
発光モジュール10は、搭載基板1と、複数の発光素子2と、放熱板3と、枠体4と、波長変換部材5と、固定枠6と、透明基板7とを備えている。図1,2に示すように、搭載基板1は放熱板3上に搭載され、搭載基板1上に複数の発光素子2が搭載され、放熱板3上には搭載基板1を取り囲むように枠体4が設けられている。また、透明基板7の一方の面には波長変換部材5が固定されており、透明基板7と波長変換部材5が複数の発光素子2を覆うよう枠体4上に設けられている。透明基板7の上面には波長変換部材5の周囲を囲んで固定枠6が取り付けられ、固定枠6によって透明基板7および波長変換部材5が枠体4に固定されている。
搭載基板1は、表面に導電パターンが形成され、複数の発光素子2を搭載して回路を構成するための回路基板である。搭載基板1の形状は、例えば図1,2に示したように長手方向を有する矩形状とされている。搭載基板1に形成された導電パターンは外部と電気的に接続されており、外部からの電力が導電パターンを介して発光素子2に供給されることで発光素子2が発光する。搭載基板1を構成する材料としては、通常のプリント配線基板として用いられるものであればよく、ガラスエポキシ樹脂などの絶縁材料や、金属板の表裏面に絶縁膜を形成したもの、フレキシブル基板などであってもよい。
発光素子2は、搭載基板1の表面及び裏面に搭載されて電流供給により発光する素子であり、発光ダイオードや有機EL素子、半導体レーザ素子などが挙げられる。発光素子2は、波長変換部材5に含有される蛍光体粒子を励起する波長を含んだ一次光で発光し、好ましいピーク波長は紫色から青色の350〜470nmの範囲である。また、発光素子2としてはLED等のベアチップであってもよく、チップをパッケージ化したものであってもよい。
放熱板3は、搭載基板1と枠体4を保持する平板状の部材である。放熱板3は、発光素子2の発光に伴って発生する熱を効率的に放熱するために熱伝導性が良好な材料で構成されることが好ましい。放熱板3を構成する材料としては、例えば金属材料やセラミックス材料、各種材料を積層した複合基板などが挙げられ、熱伝導性と軽量化の観点からアルミニウム基板が好ましい。
枠体4は、放熱板3の外周に沿って設けられた枠状の部材であり、放熱板3に固定されるとともに透明基板7を保持する。枠体4を構成する材料としては、発光素子2からの一次光と波長変換部材5からの二次光を反射できるものが好ましく、例えば白色の水酸化アルミニウムを用いることが好ましい。本実施形態では放熱板3上に枠体4を設ける例を示したが、複数の発光素子2を囲むように設けて透明基板7を保持できればよく、搭載基板1上に枠体4を設けてもよい。
波長変換部材5は、樹脂等のバインダー材料中に多数の蛍光体粒子が分散された本発明における蛍光体成形体であり、発光素子2からの一次光により蛍光体粒子が励起されて波長変換した二次光を発する。波長変換部材5が波長変換して得られる光としては、アンバー色や白色などがあり、分散されている蛍光体粒子の種類により選択することができる。また、波長変換部材5にバインダー材料とは屈折率が異なる微粒子を散乱剤として含有させてもよく、強度を確保するために透明なセラミック粒子等をフィラーとして含有させてもよい。
波長変換部材5に分散される蛍光体粒子としては、発光素子2が発した一次光を吸収し、異なる波長の光を出射する物質であれば物質、組成は限定されない。蛍光体は無機物でも有機物でもよい。具体的な蛍光体粒子としては無機化合物では酸化物系、窒化物系などがある。
酸化物系材料としてはCa3Sc2Si312:Ce、CaSc24:Ce、Y3Al512:Ce、(Y、Gd)3(Al,Ga)512:Ce、(Sr,Ba)2SiO4:Eu、(Si,Al)3(N,O)4:Eu、Ba3Si6122:Eu、CaAlSiN3:Eu、BaMgAl1017:Eu、Y22S:Eu、Sr4Al1425:Eu、クルムス、CaSrクロロアパタイト等が挙げられる。
窒化物系材料としては、Y−SiO−N:Ce、La−Si−O−N:Ce、AlN:Eu、SrSi68:Eu、SrSi9Al19ON31:Eu、SrSiAl232:Eu、SrSi5AlO27:Eu、BaSi222:Eu、Ba3Si6122:Eu、SrSiAl232:Eu、SrSi5AlO27:Eu、Sr3Si13Al3221:Eu、Sr5Si21Al5235:Eu、β−sialon:Eu((Si,Al)6(O,N)8:Eu)、MSi222:Eu(M=Ca,Sr)、AlON:Mn、α−sialon:Yb、MYSi47:Eu(M=Sr,Ba)、α−sialon:Eu(Cax(Si,Al)12(O,N)16:Eu)、CaAlSiN3:Ce、CaAlSiN3:Eu、M2Si58:Eu(M=Ca,Sr,Ba)、LaSi35:Eu、CaSiN2:Eu、CaSiN2:Ce、(Ca,Sr)Si58:Eu、(Ca,Sr)SiN3:Eu等が挙げられる。
硫化物系材料としては、(Ca,Sr)S:Eu、CaGa24:Eu、ZnS:Cu,Alが挙げられる。
有機物材料としては、brilliantsulfoflavine FF、basic yellow HG、eosine、rhodamine 6G、rhodamine Bなどが挙げられる。
波長変換部材5を構成し蛍光体粒子が分散されるバインダー材料としては、発光素子2の発する光の波長や、蛍光体粒子の発する波長領域の光に対して透明であれば種類は限定されない。具体的には、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、シクロオレフィン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの有機化合物、ガラス、セラミックス、単結晶等の無機物が挙げられる。
波長変換部材5のバインダー材料に含有されるフィラーや散乱剤としてのセラミックス材料は、非金属無機材料であれば限定されない。透明なセラミックス材料としては、例えばアルミナ(Al23)、マグネシア(MgO)、ベリリア(BeO)、酸化スカンジウム(Sc23)、酸化ガドリニウム(Gd23)、スピネル(MgAl24)、カルシア(CaO)、ハフニア(HfO2)、ジルコニア(ZrO2)、トリア(ThO2)、酸化ディスプロシウム(Dy23)、酸化ホロニウム(Ho23)、酸化エルビウム(Er23)、酸化ツリウム(Tm23)、酸化イットリウム(Y23)、LiAl58、酸化亜鉛(ZnO)、SiO2、PZT(ジルコン酸鉛(PbZrO3)とチタン酸鉛(PbTiO3)の固溶体、PLZT(Pb1-x,Lax)(Zry,Ti1-y1-x/43、(Pb,Bi)(Zr,Ti)O3、(Pb,Sr)(Zr,Ti)O3、(Pb,Ba)(Zr,Ti)O3、(Pb,Sm)(Zr,Ti)O3、(Sr,Nb)(Zr,Ti)O3、(La,Nb)(Zr,Ti)O3、(Pb,La)(Hf,Ti)O3、(Pb,La)(Mg,Nb,Zr,Ti)O3、(Pb,Ba)(LaNb)O3、(Sr,Ca)(Li,Nb,Ti)O3、(Sr,Ba)Nb2O6、(PB,Ba,La)Nb26、K(Ta,Nb)O3、NaNbO3−BaTiO3、β−サイアロン((Si,Al)6(O,N)8)、Nb25等が挙げられる。
固定枠6は、枠体4とで透明基板7を挟み込んで保持するための部材であり、材料と構造は限定されないが、温度変化による変形で歪が生じることを防止するために枠体4と線膨張係数が同じ材料で構成することが好ましく、枠体4と同一材料で構成することがさらに好ましい。図1,2では図示を省略したが、放熱板3、枠体4、固定枠6および透明基板7の固定方法は特に限定されず、嵌合孔と突起による係止やネジを用いた固定など各種方法を用いることができる。
透明基板7は、波長変換部材5を固定して保持するための強度を備えた部材であり、発光素子2からの一次光および波長変換部材5からの二次光を良好に透過できる透明な材料で構成されている。
透明基板7を構成する材料としては、ガラス、セラミックスなどの無機物やエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、シクロオレフィン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの有機化合物等が挙げられ、ガラス繊維とエポキシ樹脂の複合基板など材料を組み合わせてもよい。
透明基板7の表面には、波長変換部材5を構成するバインダー材料との接着力を上げるために火炎、プラズマ、オゾン、紫外線、薬品等で表面処理をすることが好ましく、さらに研磨、サンドブラスト、圧縮成形などで表面に凹凸を付けることが好ましい。透明基板7の表面に凹凸を形成して波長変換部材5を接着固定すると、アンカー効果によって波長変換部材5と透明基板7の接着力が向上し、透明基板7からの波長変換部材5の剥離や割れを防止することができる。また、凹凸の大きさや密度を調整することで透明基板7の光透過率や散乱の調整を図ることができる。
蛍光体成形体である波長変換部材5を透明基板7に固定することで、発光モジュール10の組み立てが容易になる。また、透明基板7として波長変換部材5よりも強度の高い材料を用いるため、引っ張りや圧縮の応力が印加された場合にも破損しにくくなる。さらに、透明基板7は透明であるから励起光源である発光素子2を波長変換部材5の上側にも下側にも配置することができ、一次光を入射させる方向の自由度が広がる。
また、波長変換部材5の線膨張係数をα1とし、透明基板7の線膨張係数をα2とすると、α1はα2の100倍以下であることが好ましい。発光モジュール10は、使用環境の変化や発光素子2の点灯動作による発熱等によって、環境温度が変化してストレスを受ける。波長変換部材5と透明基板7の線膨張係数差が大きい場合には、両者の伸縮の度合いが異なるため、伸縮の繰り返しによって波長変換部材5の剥離や割れが生じる。この線膨張係数比が100倍以下であれば、環境温度の変化による伸縮の度合いが近くなり、発光モジュール10の長寿命と信頼性向上を図ることができる。
(実施例1)
赤色発光するCASN蛍光体(三菱化学株式会社製:BR−101、比重3.2)をバインダーのジメチルシリコーン樹脂(信越化学工業株式会社製:LPS−3419、比重1.0)中に5体積%になるように添加し、3本ロールを用いて混合して蛍光体ペーストを作製した。
透明基板7として厚さ1mmのホウケイ酸ガラスを用意し、得られた蛍光体ペーストの厚みが0.5mmとなるように印刷し、150℃で加熱硬化して蛍光体成形体である波長変換部材5を作製した。
放熱板3として、長さ100mm、幅50mm、厚み1mmのアルミニウム板を用意し、搭載基板1であるポリイミド製フレキシブルプリント基板(FPC基板)を貼り付け、搭載基板1上に発光素子2として405nmの波長で発光するLEDパッケージ(日亜化学工業株式会社製:NVSU233A)を一列に8個搭載し、開口部の長さ100mm、幅50mm、高さ10mmの白色塗装したアルミニウム枠を枠体4とし、同材料で固定枠6として用い発光モジュール10を組み立てた。
実施例1の発光モジュール10では、波長変換部材5は透明基板7であるホウケイ酸ガラス表面にシート状に固定されており、透明基板7および波長変換部材5は変形することなく、均一で良好に発光した。
(比較例1)
実施例1と同様に蛍光体ペーストを作製し、得られた蛍光体ペーストを長さ100mm、幅50mm、深さ0.5mmの溝の中に流し込み、繰り返し真空脱泡を行って最後に150℃で1時間加熱硬化し、蛍光体成形体である波長変換部材5を作製した。
実施例1と同様にして搭載基板1、発光素子2、放熱板3、枠体4、固定枠6を用意しておき、波長変換部材5は透明基板に固定せず外周を枠体4と固定枠6に挟み込み、発光モジュールを組み立てた。
比較例1の発光モジュールでは、波長変換部材5が柔軟性を示し中央付近で撓みが発生し、波長変換部材5と発光素子2との距離を保持できないために色むらが生じ、均一な発光を得られなかった。
上述したように、本実施形態の発光モジュール10では、透明基板7で波長変換部材5を保持するため、波長変換部材5の透明度を向上させても透明基板7によって強度が確保され、透明度と強度とを両立して波長変換部材5を固定し、均一な発光を得ることが可能である。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について図3を用いて説明する。第1実施形態と重複する部分についての説明は省略する。本実施形態では、放熱板3の表面を曲面として透明基板7が柔軟性を有する点が第1実施形態と異なる。図3は、本実施形態における発光モジュール20を示す模式断面図である。
発光モジュール20は、搭載基板11と、複数の発光素子2と、放熱板13と、枠体4と、波長変換部材5と、固定枠16と、透明基板17とを備えている。図3に示すように、放熱板13は板状部材を長手方向に沿って曲げた曲面形状をしており、曲面上に搭載基板11と発光素子2が搭載されている。放熱板13の曲面形状は、矩形状の平板なアルミニウム基板をプレス加工で折り曲げるなどの各種方法で形成できる。また、枠体4と固定枠16も放熱板13の曲面形状に対応した湾曲した形状に形成されている。搭載基板11は、発光素子2の搭載と組み立ての容易さの観点からフレキシブル基板を用いることが好ましい。
透明基板17は、ガラス転移温度が100℃以上の柔軟性を有する材料で構成されており、具体的な材料としてはガラスリボンやポリカーボネートが挙げられる。ここで柔軟性を有するとは、硬さが「JISタイプA」で5〜95程度の範囲をいう。透明基板17が柔軟性を有することで、平坦な台上で透明基板17の表面に均一な厚みの波長変換部材5を形成することができ、且つ放熱板13と枠体4の曲面形状に追従させて折り曲げ構造、曲面や球面に対応した意匠性の高い発光モジュール20を作製できる。
発光モジュール20は、使用環境の変化や発光素子2の点灯動作による発熱等によって、環境温度が変化する。また、波長変換部材5では、エネルギーの高い短波長の一次光をエネルギーの低い長波長の二次光に波長変換するので、変換時のエネルギー差だけ発熱して温度が上昇する。透明基板17をガラス転移点が100℃以上の材料で構成することによって、発光モジュール20の大出力化等によって波長変換部材5の温度が上昇する場合にも、透明基板17の変形や波長変換部材5の剥離を防止することができる。
また本実施形態でも、波長変換部材5の線膨張係数をα1とし、透明基板17の線膨張係数をα2とすると、α1はα2の100倍以下であることが好ましい。この線膨張係数比が100倍以下であれば、環境温度の変化による伸縮の度合いが近くなり、発光モジュール20の長寿命と信頼性向上を図ることができる。
また、透明基板17の表面に凹凸を形成して波長変換部材5を接着固定すると、アンカー効果によって波長変換部材5と透明基板17の接着力が向上し、透明基板17からの波長変換部材5の剥離や割れを防止することができる。
(実施例2)
透明基板17としてガラス転移点が525℃で柔軟性のある厚み0.05mmのガラスリボンを用意する。実施例1と同様に蛍光体ペーストを作製し、ガラスリボンに蛍光体ペーストの厚みが0.5mmになるように平坦な台上で印刷し、150℃で1時間加熱硬化して波長変換部材5を作製した。
放熱板13として、長さ100mm、幅50mm、厚み1mmのアルミニウム板を用意し、曲率50cmに曲げておく。搭載基板11であるポリイミド製フレキシブルプリント基板(FPC基板)に発光素子2として405nmの波長で発光するLEDパッケージ(日亜化学工業株式会社製:NVSU233A)を一列に8個搭載し、放熱板13上に搭載基板11を搭載した。搭載基板11上に高さ10mmの白色塗装したアルミニウム枠を枠体4として取り付け、枠体4上に透明基板17および波長変換部材5を配置し、固定枠16で固定して発光モジュール20を組み立てた。
透明基板17が柔軟性を有するガラスリボンで構成されているため、透明基板17および波長変換部材5は放熱板13および枠体4の曲面に対して良好に追従して湾曲し、波長変換部材5と発光素子2との距離を一定に保つことができた。
発光素子2それぞれに定格電流に相当する1,000mAを供給して、発光モジュール20を全点灯させて全光束を得た。このとき、波長変換部材5の温度は153℃まで上昇したが、透明基板17および波長変換部材5は変形せず、良好に波長変換部材5を保持していた。
(比較例2−1)
透明基板17としてガラス転移点が525℃で柔軟性のない厚み1mmのホウケイ酸ガラスを用い、他は実施例2と同様にした。発光モジュール20の組み立てを試みたが、透明基板17が厚み1mmで柔軟性がないホウケイ酸ガラスなので、透明基板17は放熱板13および枠体4の曲面に対して追従できず破損した。
(比較例2−2)
透明基板17としてガラス転移点が85℃で柔軟性のある厚み0.5mmのポリメチルメタクリレート板(PMMA板)を用い、蛍光体ペーストの厚みが0.5mmになるように印刷し85℃で5時間加熱硬化して波長変換部材5を作製し、他は実施例2と同様にした。
透明基板17が柔軟性のある厚み0.5mmのPMMAなので、透明基板17および波長変換部材5は放熱板13および枠体4の曲面に対して良好に追従して湾曲し、波長変換部材5と発光素子2との距離を一定に保つことができた。
発光素子2それぞれに定格電流未満の700mAを供給して、発光モジュール20を点灯したところ、波長変換部材5の温度は105℃まで上昇し、透明基板17が変形した。
(実施例3)
透明基板17としてガラス転移点が155℃で柔軟性のある厚み0.5mmのポリカーボネート(PC)を用い、蛍光体ペーストの厚みが0.5mmになるように印刷し150℃で1時間加熱硬化して波長変換部材5を作製し、他は実施例2と同様にした。波長変換部材5の線膨張係数は300ppm/℃であり、ポリカーボネートの線膨張係数は60ppm/℃であり、その比は5倍程度であった。
透明基板17が柔軟性を有するポリカーボネートで構成されているため、透明基板17および波長変換部材5は放熱板13および枠体4の曲面に対して良好に追従して湾曲し、波長変換部材5と発光素子2との距離を一定に保つことができた。
発光モジュール20をヒートショック試験装置に入れ、−40℃と100℃の温度サイクル試験を実施したところ、1000サイクル経過後にも不具合は生じなかった。
(比較例3)
透明基板17として柔軟性のあるガラスリボンを用いた発光モジュール20をヒートショック試験装置に入れ、−40℃と100℃の温度サイクル試験を実施したところ、100サイクル経過時点で透明基板17から波長変換部材5が剥離した。
波長変換部材5の線膨張係数は300ppm/℃であり、ガラスリボンの線膨張係数は1ppm/℃であり、その比は300倍程度であった。両者の線膨張係数比が100倍を超えるほど大きいため、繰り返し温度変化が加わると透明基板17から波長変換部材5が剥離した。
(実施例4)
実施例2で用いたガラスリボンの透明基板17に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂で厚み0.20mm、直径φ1mmの凸状パターンを多数印刷して、150℃で1時間加熱硬化した。この凸状パターンが形成された面上に蛍光体ペーストを印刷して波長変換部材5を作製し、実施例2と同様に発光モジュール20を組み立てた。
この発光モジュール20をヒートショック試験装置に入れ、−40℃と100℃の温度サイクル試験を実施したところ、1000サイクル経過後にも不具合は生じなかった。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,11…搭載基板
2…発光素子
3,13…放熱板
4…枠体
5…波長変換部材
6,16…固定枠
7,17…透明基板
10,20…発光モジュール

Claims (4)

  1. 一次光を発光する発光素子と、前記一次光によって励起されて二次光を発する蛍光体と、前記一次光及び/又は前記二次光を透過する透明基板とを備える発光モジュールであって、
    バインダー材料中に前記蛍光体が分散された蛍光体成形体が、前記透明基板に固定されていることを特徴とする発光モジュール。
  2. 請求項1に記載の発光モジュールであって、
    前記透明基板が柔軟性を有し、ガラス転移温度が100℃以上であることを特徴とする発光モジュール。
  3. 請求項1または2に記載の発光モジュールであって、
    前記蛍光体成形体の線膨張係数α1は、前記透明基板の線膨張係数α2の100倍以下であることを特徴とする発光モジュール。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載の発光モジュールであって、
    前記透明基板の前記蛍光体成形体を固定する面には、凹凸が形成されていることを特徴とする発光モジュール。
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