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JP2017191182A - 粉体補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

粉体補給装置及び画像形成装置 Download PDF

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JP2017191182A
JP2017191182A JP2016079711A JP2016079711A JP2017191182A JP 2017191182 A JP2017191182 A JP 2017191182A JP 2016079711 A JP2016079711 A JP 2016079711A JP 2016079711 A JP2016079711 A JP 2016079711A JP 2017191182 A JP2017191182 A JP 2017191182A
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嘉子 小川
Yoshiko Ogawa
嘉子 小川
松本 純一
Junichi Matsumoto
純一 松本
健雄 関
Takeo Seki
健雄 関
英毅 吉水
Hideki Yoshimizu
英毅 吉水
廣田 哲郎
Tetsuo Hirota
哲郎 廣田
山田 正明
Masaaki Yamada
山田  正明
善行 福田
Yoshiyuki Fukuda
善行 福田
裕司 石倉
Yuji Ishikura
裕司 石倉
啓 齋藤
Akira Saito
啓 齋藤
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Abstract

【課題】コストを抑えつつ、粉体収納容器内の粉体量を検知することができる粉体補給装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】粉体を収納する粉体収納容器33と、前記粉体収納容器を回転させる駆動モータ603とを備え、前記粉体収納容器を回転させて該粉体収納容器内の粉体を排出し補給先7に補給する粉体補給装置60において、前記粉体収納容器の一回転周期における前記駆動モータの負荷トルクに関する値の変動幅を取得する変動幅取得手段と、前記変動幅に基づいて、前記粉体収納容器内の粉体量を検知する粉体量検知手段とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、粉体補給装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、粉体収納容器に収納された粉体を粉体補給対象に補給する粉体補給装置が知られている。
特許文献1には、係る粉体補給装置であって、粉体収納容器であるトナーボトルを駆動モータにより回転駆動して、トナーボトルの軸線方向一端側に設けたトナー排出口からトナーを排出し、粉体補給対象である現像装置にトナーを補給するものが記載されている。このトナー補給装置には、トナーボトルのトナー排出口から排出されたトナーを一時的に貯留するトナー貯留部が設けられており、このトナー貯留部を介して現像装置にトナーが補給される。また、トナー貯留部の内壁には、トナー貯留部内における所定高さでのトナー有無を検知する圧電素子からなるトナー検知センサが設けられている。このトナー検知センサは、前記所定高さにトナーが有るとトナー有りを検知し、前記所定高さにトナーが無いとトナー無しを検知する。そして、駆動モータによりトナーボトルを回転駆動させてトナーを排出する動作を行っているにもかかわらず、前記トナー検知センサによりトナー無しが検知され続けたら、制御部によりトナーボトルが空であると判断される。
しかしながら、前記トナー検知センサを設ける分、コスト上昇を招いてしまうといった問題が生じる。
上記課題を解決するために、本発明は、粉体を収納する粉体収納容器と、前記粉体収納容器を回転させる駆動モータとを備え、前記粉体収納容器を回転させて該粉体収納容器内の粉体を排出し補給先に補給する粉体補給装置において、前記粉体収納容器の一回転周期における前記駆動モータの負荷トルクに関する値の変動幅を取得する変動幅取得手段と、前記変動幅に基づいて、前記粉体収納容器内の粉体量を検知する粉体量検知手段とを有することを特徴とする。
以上、本発明によれば、低コスト化を図りつつ、粉体収納容器内の粉体量を検知することができるという優れた効果がある。
図10に示すグラフの四角で囲った範囲におけるモータ電流波形の拡大図。 実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 Yトナー像を生成するためのプロセスユニットの構成を示す概略図。 本プリンタの電気回路の一部を示すブロック図。 トナー補給装置にトナー収容器が設置された状態を示す模式図。 実施形態に係るトナー収容器を示す斜視図。 トナー収容器を装着する前のトナー補給装置と、トナー収容器の先端側端部とを示す拡大斜視図。 トナー収容器を装着した状態のトナー補給装置と、トナー収容器の先端部とを示す縦断面図。 トナーボトルを回転させる際のモータ電流値の時間推移を示したグラフ。 トナーボトルを回転させる際のモータ電流波形の一例を示したグラフ。 無回転時におけるトナーボトル内のトナーの粉面の状態を示す図。 無回転時から回転したときにおけるトナーボトル内のトナーの粉面の状態を示す図。 内周面に板状突起部を設けたトナーボトルを軸線方向と直交する方向で切断した断面図。 内周面に板状突起部を設けたトナーボトルを軸線方向で切断した断面図。 実施形態2に係るトナー補給装置の模式図。 トナーボトルを後ろから見た図。 トナーボトルを回転させる際のモータ電流波形の一例を示したグラフ。 図17に示すグラフの四角で囲った範囲における、三角突起部とガイド部とによりトナーボトルが振動したときのモータ電流波形の拡大図。 トナーボトル内のトナー量とモータ電流の変動幅との関係を示したグラフ。
[実施形態1]
以下、本発明を適用した画像形成装置である電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタ500という)の一実施形態について説明する。まず、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図2は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す。)用の4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY、C、M、Kのトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。
図3は、Yトナー像を生成するためのプロセスユニット1Yの構成を示す概略図である。プロセスユニット1Yは、感光体ユニット2Yと現像装置7Yとを有している。感光体ユニット2Y及び現像装置7Yは、プロセスユニット1Yとして一体的にプリンタ本体に対して着脱可能に構成されている。ただし、プリンタ本体から取り外した状態では、現像装置7Yを感光体ユニット2Yに対して着脱することができる。感光体ユニット2Yは、潜像担持体としてのドラム状の感光体3Y、ドラムクリーニング装置4Y、除電装置、帯電装置5Yなどを有している。帯電手段としての帯電装置5Yは、駆動手段によって図2中時計回り方向に回転駆動する感光体3Yの表面を帯電ローラ6Yにより一様帯電させる。具体的には、図3において、反時計回りに回転駆動する帯電ローラ6Yに対して電源から帯電バイアスを印加し、その帯電ローラ6Yを感光体3Yに近接又は接触させることで、感光体3Yを一様帯電させる。なお、帯電ローラ6Yの代わりに、帯電ブラシ等の他の帯電部材を近接又は接触させるものを用いてもよい。また、スコロトロンチャージャのように、チャージャ方式によって感光体3Yを一様帯電させるものを用いてもよい。帯電装置5Yによって一様帯電した感光体3Yの表面は、後述する潜像形成手段としての光書込ユニット20から発せられるレーザー光によって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。
現像手段としての現像装置7Yは、図3に示すように、現像剤搬送手段としての第一現像剤搬送スクリュウ8Yが配設された第一剤収容室9Yを有している。また、トナー濃度検出手段としての透磁率センサからなるトナー濃度センサ10Y、第二現像剤搬送スクリュウ11Y、現像ロール12Y、ドクターブレード13Yなどが配設された第二剤収容室14Yも有している。循環経路を形成しているこれら2つの剤収容室内には、磁性キャリアとマイナス帯電性のYトナーとからなる二成分現像剤であるY現像剤が内包されている。第一現像剤搬送スクリュウ8Yは、駆動手段によって回転駆動することで、第一剤収容室9Y内のY現像剤を図3中の手前側へ搬送する。搬送途中のY現像剤は、第一現像剤搬送スクリュウ8Yの上方に固定されたトナー濃度センサ10Yによって、第一剤収容室9Yにおけるトナー補給口17Yに対向する箇所(以下「補給位置」という。)よりも現像剤循環方向下流側に位置する所定の検出箇所を通過するY現像剤のトナー濃度が検知される。そして、第一現像剤搬送スクリュウ8Yにより第一剤収容室9Yの端部まで搬送されたY現像剤は、連通口18Yを経て第二剤収容室14Y内に進入する。第二剤収容室14Y内の第二現像剤搬送スクリュウ11Yは、駆動手段によって回転駆動することで、Y現像剤を図3中奥側へ搬送する。このようにしてY現像剤を搬送する第二現像剤搬送スクリュウ11Yの図3中上方には、現像ロール12Yが第二現像剤搬送スクリュウ11Yと平行な姿勢で配設されている。現像ロール12Yは、図3中反時計回り方向に回転駆動する非磁性スリーブからなる現像スリーブ15Y内に固定配置されたマグネットローラ16Yを内包した構成となっている。
第二現像剤搬送スクリュウ11Yによって搬送されるY現像剤の一部は、マグネットローラ16Yの発する磁力によって現像スリーブ15Yの表面に汲み上げられる。そして、現像スリーブ15Yの表面と所定の間隙を保持するように配設されたドクターブレード13Yによってその層厚が規制された後、感光体3Yと対向する現像領域まで搬送され、感光体3Y上のY用の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体3Y上にYトナー像が形成される。現像によってYトナーを消費したY現像剤は、現像スリーブ15Yの回転に伴って第二現像剤搬送スクリュウ11Y上に戻される。そして、第二現像剤搬送スクリュウ11Yにより第二剤収容室14Yの端部まで搬送されたY現像剤は、連通口19Yを経て第一剤収容室9Y内に戻る。このようにして、Y現像剤は現像ユニット内を循環搬送される。
図4は、本プリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。トナー濃度センサ10YによるY現像剤のトナー濃度の検出結果は、電気信号として制御部100に送られる。 この制御部100は、演算手段たるCPU(Central Processing Unit)101、記憶部であるRAM(Random Access Memory)102及びROM(Read Only Memory)103等を有している。そして、各種の演算処理や、制御プログラムの実行を行うことができる。制御部100は、RAM102の中にトナー濃度センサ10Yからの出力電圧の目標値であるY用の目標電圧Vtrefのデータを格納している。また、他の現像装置7C,7M,7Kに搭載された各トナー濃度センサ10C,10M,10Kからの出力電圧の目標値であるC,M,K用の目標電圧Vtrefのデータもそれぞれ格納している。
Y用の現像装置7Yについては、トナー濃度センサ10Yからの出力電圧の値とY用の目標電圧Vtrefを比較し、比較結果に応じた量のYトナーをトナー補給口17Yから供給するように、Y用のトナー補給装置60の駆動機構180Yを制御する。詳しくは、駆動機構180が、後述する収容器側駆動機構部181a(図5参照)とサブホッパ側駆動機構部181b(図5参照)とに分かれている。そして、収容器側駆動機構部181aに設けられた駆動モータ603Y(図8参照)と、サブホッパ側駆動機構部に設けられた駆動モータとの駆動を制御部100が制御する。例えば、駆動モータ603Yに電流を供給する電源部120Yを制御して、駆動モータ603Yを回転駆動させる。なお、駆動モータ603Yを流れるモータ電流値は、制御部100によって随時測定されている。また、収容器側駆動機構部181aとサブホッパ側駆動機構部181bとは、独立駆動となっている。この制御により、現像に伴うYトナーの消費によってYトナー濃度が低下したY現像剤に対し、第一剤収容室9Yで適量のYトナーが供給される。このため、第二剤収容室14Y内のY現像剤のトナー濃度は目標トナー濃度範囲内に維持される。他色用の現像装置7C,7M,7K内における現像剤についても同様である。
先に示した図2において、感光体3Y上に形成されたYトナー像は、中間転写体である中間転写ベルト41に中間転写される。感光体ユニット2Yのドラムクリーニング装置4Yは、中間転写工程を経た後の感光体3Yの表面に残留したトナーを除去する。これによってクリーニング処理が施された感光体3Yの表面は、除電装置によって除電される。この除電により、感光体3Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色用のプロセスユニット1C,1M,1Kにおいても、同様にして感光体3C,3M,3K上にCトナー像、Mトナー像、Kトナー像が形成されて、中間転写ベルト41上に中間転写される。
プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kの図2中下方には、光書込ユニット20が配設されている。光書込ユニット20は、外部接続されたコンピュータなどから制御部100が取得した画像情報(画素情報)に基づいて発したレーザー光Lを、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kの感光体3Y,3C,3M,3Kに照射する。これにより、感光体3Y,3C,3M,3K上には、それぞれY用、C用、M用、K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット20は、光源から発したレーザー光Lを、モータによって回転駆動されるポリゴンミラー21によって偏向せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体3Y,3C,3M,3Kに照射するものである。かかる構成のものに代えて、LEDアレイを採用したものを用いてもよい。
光書込ユニット20の下方には、第一給紙カセット22、第二給紙カセット23が鉛直方向に重なるように配設されている。これらの給紙カセット内には、それぞれ、記録材である記録紙Pが複数枚重ねられた記録紙束の状態で収容されており、一番上の記録紙Pには、第一給紙ローラ22a及び第二給紙ローラ23aがそれぞれ当接している。第一給紙ローラ22aが駆動手段によって図2中反時計回りに回転駆動すると、第一給紙カセット22内の一番上の記録紙Pが、カセットの図2中右側方において鉛直方向に延在するように配設された給紙路24に向けて排出される。また、第二給紙ローラ23aが駆動手段によって図2中反時計回りに回転駆動すると、第二給紙カセット23内の一番上の記録紙Pが給紙路24に向けて排出される。
給紙路24内には、複数の搬送ローラ対25が配設されており、給紙路24に送り込まれた記録紙Pは、これら搬送ローラ対25のローラ間に挟み込まれながら、給紙路24内を図2中下側から上側に向けて搬送される。また、給紙路24の末端には、レジストローラ対26が配設されている。レジストローラ対26は、搬送ローラ対25から送られてくる記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに、両ローラの回転を一旦停止させる。そして、記録紙Pを適切なタイミングで後述の二次転写ニップに向けて送り出す。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kの図2中上方には、中間転写ベルト41を張架しながら図2中反時計回りに無端移動させる転写ユニット40が配設されている。転写ユニット40は、中間転写ベルト41のほか、ベルトクリーニングユニット、4つの一次転写ローラ45Y,45C,45M,45K、二次転写バックアップローラ46、駆動ローラ47、テンションローラ49などを備えている。中間転写ベルト41は、これらのローラに張架されながら、駆動ローラ47の回転駆動によって図2中反時計回りに無端移動する。4つの一次転写ローラ45Y,45C,45M,45Kは、このように無端移動する中間転写ベルト41を感光体3Y,3C,3M,3Kとの間に挟み込んでそれぞれ一次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト41の内周面にトナーとは逆極性(本実施形態ではプラス極性)の転写バイアスを印加する。中間転写ベルト41は、その無端移動に伴ってY用、C用、M用、K用の一次転写ニップを順次通過していく過程で、その外周面に感光体3Y,3C,3M,3K上の各色トナー像が重なり合うように一次転写される。これにより、中間転写ベルト41上に4色重ね合わせトナー像(以下「4色トナー像」という。)が形成される。
二次転写バックアップローラ46は、中間転写ベルト41のループ外側に配設された二次転写ローラ50との間に中間転写ベルト41を挟み込んで二次転写ニップを形成している。先に説明したレジストローラ対26は、ローラ間に挟み込んだ記録紙Pを、中間転写ベルト41上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで、二次転写ニップに向けて送り出す。中間転写ベルト41上の4色トナー像は、二次転写バイアスが印加される二次転写ローラ50と二次転写バックアップローラ46との間に形成される二次転写電界や、ニップ圧の影響により、二次転写ニップ内で記録紙Pに一括二次転写される。そして、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト41には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、ベルトクリーニングユニットによってクリーニングされる。なお、ベルトクリーニングユニットは、クリーニングブレードなどのクリーニング部材を中間転写ベルト41のおもて面に当接させており、これによってベルト上の転写残トナーを掻き取って除去するものである。
二次転写ニップの図中上方には、定着手段としての定着装置80が配設されている。この定着装置80は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加圧加熱ローラ81と、定着ベルトユニット82とを備えている。定着ベルトユニット82は、定着ベルト84、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加熱ローラ83、テンションローラ85、駆動ローラ86、温度センサ等を有している。そして、無端状の定着ベルト84を加熱ローラ83、テンションローラ85及び駆動ローラ86によって張架しながら、図2中反時計回り方向に無端移動せしめる。この無端移動の過程で、定着ベルト84は加熱ローラ83によって裏面側から加熱される。このようにして加熱される定着ベルト84の加熱ローラ83の掛け回し箇所には、図2中時計回り方向に回転駆動される加圧加熱ローラ81がおもて面側から当接している。これにより、加圧加熱ローラ81と定着ベルト84とが当接する定着ニップが形成されている。定着ベルト84のループ外側には、温度センサが定着ベルト84のおもて面と所定の間隙を介して対向するように配設されており、定着ニップに進入する直前の定着ベルト84の表面温度を検知する。この検知結果は、定着電源回路に送られる。定着電源回路は、温度センサによる検知結果に基づいて、加熱ローラ83に内包される
発熱源や、加圧加熱ローラ81に内包される発熱源に対する電源の供給をオンオフ制御する。これにより、定着ベルト84の表面温度が約140[℃]に維持される。二次転写ニップを通過した記録紙Pは、中間転写ベルト41から分離した後、定着装置80内に送られる。そして、定着装置80内の定着ニップに挟まれながら図中下側から上側に向けて搬送される過程で、定着ベルト84によって加熱されたり、押圧されたりして、フルカラートナー像が記録紙Pに定着する。このようにして定着処理が施された記録紙Pは、排紙ローラ対87のローラ間を経た後、機外へと排出される。プリンタ本体の筺体の上面には、スタック部88が形成されており、排紙ローラ対87によって機外に排出された記録紙Pは、このスタック部88に順次スタックされる。
転写ユニット40の上方には、Yトナー、Cトナー、Mトナー、Kトナーをそれぞれ収容する4つのトナー収納容器であるトナー収容器32Y,32C,32M,32Kがトナーボトル収納部に配設されている。トナー収容器32Y,32C,32M,32K内の各色トナーは、トナー補給装置60により、それぞれ、プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kの現像装置7Y,7C,7M,7Kに適宜供給される。トナー収容器32Y,32C,32M,32Kは、プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。
先に図3に示したように、トナー濃度センサ10Yは、非供給領域としての第一剤収容室9Y内において、供給領域としての第二剤収容室14Yに進入する直前の現像剤のトナー濃度を検知する。また、トナー補給口17Yは、第二剤収容室14Yから第一剤収容室9Y内に進入した直後の現像剤に対してトナーを補給する位置に設けられている。つまり、第一剤収容室9Y内において、トナー濃度センサ10Yは、トナー補給口17Yよりも下流側の位置で現像剤のトナー濃度を検知する。
次に、トナー補給装置60Y,60C,60M,60Kについて説明する。図5は、トナー補給装置60Yにトナー収容器32Yが設置された状態を示す模式図である。収容器搭載部70に設置されたトナー収容器32Y,32C,32M,32K内のトナーは、各色の現像装置7Y,7C,7M,7K内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置60Y,60C,60M,60Kによって適宜に各現像装置7Y,7C,7M,7K内に補給される。なお、4つのトナー補給装置60Y,60C,60M,60Kやトナー収容器32Y,32C,32M,32Kは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造である。このため、以下、イエローに対応したトナー補給装置60Yやトナー収容器32Yのみの説明を行い、他の3つの色に対応したトナー補給装置60C,60M,60Kやトナー収容器32C,32M,32Kの説明を適宜に省略する。
トナー補給装置60Y,60C,60M,60Kは、収容器搭載部70、搬送ノズル611Y,611C,611M,611K、搬送スクリュウ614Y,614C,614M,614K、トナー落下搬送路64Y,64C,64M,64K、駆動機構180Y,180C,180M,180K等で構成されている。トナー収容器32Yが図中矢印Q方向へ差し込まれ収容器搭載部70に装着されると、その装着動作に連動してトナー収容器32Yの先端側からトナー補給装置60Yの搬送ノズル611Yが挿入され、トナー収容器32Y内と搬送ノズル611Y内とが連通する。トナー収容器32Yは、円筒状の形状になっており、収容器搭載部70に非回転の状態で固定される容器先端カバー34Yや、容器回転ギヤ301Yが一体的に形成されたトナーボトル33Yなどから構成されている。保持部としての容器先端カバー34Yは、トナーボトル33Yの回転軸線方向の先端部を受け入れた状態で、トナーボトル33Yを回転可能に保持する。
収容器搭載部70は、先端受部73や容器受部72や挿入口形成部71等から構成されている。先端受部73は、トナー収容器32Yの容器先端カバー34Yを固定するためのものである。容器受部72は、トナー収容器32Yのトナーボトル33Yを受けるためのものである。挿入口形成部71は、トナー収容器32Yの装着動作時における挿入口を形成するものである。
プリンタの手前側(図2の紙面垂直方向手前側)に設置された本体カバーを開放すると、収容器搭載部70の挿入口形成部71が露呈される。そして、各トナー収容器32Y,32C,32M,32Kの長手方向を水平方向とした状態で、プリンタの手前側から各トナー収容器32Y,32C,32M,32Kの着脱操作(トナー収容器32の長手方向を着脱方向とする着脱操作)を行う。なお、図5中のセットカバー608Yは、収容器搭載部70の先端受部73の一部である。
容器受部72は、その長手方向の長さが、トナーボトル33Yの長手方向の長さとほぼ同等になるように形成されている。また、先端受部73は容器受部72における長手方向(着脱方向)の一端側に設けられ、挿入口形成部71は容器受部72における長手方向の他端側に設けられている。容器先端カバー34Yは、トナー収容器32Yの装着動作に伴って、挿入口形成部71を通過した後に、しばらく容器受部72上を滑動して、その後に先端受部73に装着される。容器先端カバー34Yが先端受部73に装着された状態で、駆動モータ603Yや駆動ギヤ等で構成されている駆動機構180Yが容器回転ギヤ301Yに回転駆動力を伝達することで、トナーボトル33Yが図5中の矢印A方向に回転駆動される。
なお、駆動モータ603としては、インナーローラ型DCブラシレスモータを用いることができる。この場合、周方向に所定の角度間隔で所定数のスリットを有するエンコーダディスクを、モータの出力軸の回転とともに回転するように、前記出力軸に対して垂直かつ同心にて固定して設ける。また、エンコーダディスクを挟み込む状態でモータに光学センサであるフォトセンサを取り付ける。そして、エンコーダディスクのスリットによりフォトセンサの光路の伝達と遮断とがなされ、フォトセンサから出力されたパルス信号を制御部100で計測することにより、モータの回転量や回転速度を導出するように構成してもよい。
トナーボトル33Y自体が回転することで、トナーボトル33Yの内周面に螺旋状に形成された螺旋状突起302Yによって、トナーボトル33Yの内部に収容されたトナーがボトルの後端側から先端側(図5中の左側から右側)に搬送される。そして、容器先端カバー34Y側から搬送ノズル611Y内に供給される。搬送ノズル611Y内には、搬送スクリュウ614Yが配置されており、駆動機構180Yから搬送スクリュウギヤ605Yに回転駆動が入力されることで、搬送スクリュウ614Yが回転して搬送ノズル611Y内のトナーを搬送する。搬送ノズル611Yの搬送方向下流端は、トナー落下搬送路64Yに接続されており、搬送スクリュウ614Yによって搬送されたトナーは、トナー落下搬送路64Yを自重落下してサブホッパ63Y内に搬送される。
トナー収容器32Y,32C,32M,32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったとき)に新品のものに交換される。トナー収容器32の長手方向における容器先端カバー34とは反対側の端部には把手部303が設けられており、交換の際には、作業者が把手部303を握って引き出すことで、装着されたトナー収容器32を取り外すことができる。
次に、トナー収容器32Y,32C,32M,32K及びトナー補給装置60Y,60C,60M,60Kについてより詳細に説明する。なお、上述したように、トナー収容器32Y,32C,32M,32K及びトナー補給装置60Y,60C,60M,60Kは、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、以下、Y,C,M,Kという使用するトナーの色を示す添字を省略して説明する。図6は、実施形態に係るトナー収容器32を示す斜視図である。図7は、トナー収容器32を装着する前のトナー補給装置60と、トナー収容器32の先端側端部とを示す拡大斜視図である。図8は、トナー収容器32を装着した状態のトナー補給装置60と、トナー収容器32の先端部とを示す縦断面図である。
トナー補給装置60は、内部に搬送スクリュウ614を具備する搬送ノズル611を備えている。また、ノズルシャッタ部材612も備えている。ノズルシャッタ部材612は、トナー収容器32が装着される前の非装着時(図7の状態)において、搬送ノズル611に形成されたノズル開口部610を閉鎖する。また、トナー収容器32が装着された装着時(図8の状態)において、ノズル開口部610を開放する。トナー収容器32の先端面の中央には、装着時に搬送ノズル611が挿入されるノズル受入口331や、非装着時にノズル受入口331を閉鎖する容器シャッタ部材332が設けられている。
トナー収容器32の容器先端カバー34には、トナー補給装置60のセットカバー608に設けられた容器ロック部材609を容器外側から内側に向けて貫通させるためのロック用開口339が設けられている。また、容器先端カバー34には、トナー収容器32の使用状況等のデータを記録したIDチップ700も設けられている。さらには、収納するトナーの色が異なるトナー収容器32が他の色のセットカバー608に装着されることを防止する色非互換リブ34bも設けられている。
図7に示されるように、トナー補給装置60は、プリンタ本体のフレームに対して搬送ノズル611を固定するノズルホルダ607を備え、ノズルホルダ607に対して、セットカバー608が固定されている。さらに、ノズルホルダ607には、搬送ノズル611の下方から搬送ノズル611の内部に連通するように配置されたトナー落下搬送路64が固定されている。トナー落下搬送路64は、装置高さ方向である縦方向に延びている。このトナー落下搬送路64内では、搬送スクリュウ614によって搬送されたトナーを落下させており、トナー落下搬送路64内が常時空洞になるようにしている。そして、トナー収容器32からトナー落下搬送路64を通ってサブホッパ63内にトナーが搬送される。また、トナー落下搬送路64内には、コイル状の揺動部材が設けられている。そして、トナー落下搬送路64内で揺動部材を揺動させることで、トナー落下搬送路64の内壁面に付着したトナーを落とすなどして、トナー落下搬送路64内にトナーが滞留するのを抑制している。
フレーム602には、駆動機構180が固定されている。駆動機構180は、駆動モータ603及び容器駆動出力ギヤ601や、容器駆動出力ギヤ601の回転軸に駆動モータ603の回転駆動を伝達するウォームギヤ603aなどを有している。容器駆動出力ギヤ601の回転軸には、駆動伝達ギヤ604が固定されており、搬送スクリュウ614の回転軸に固定された搬送スクリュウギヤ605と噛み合う構成となっている。このような構成により、駆動モータ603を回転駆動させることで、容器駆動出力ギヤ601及び容器回転ギヤ301を介してトナー収容器32を回転させる。そして、駆動伝達ギヤ604及び搬送スクリュウギヤ605を介して、搬送スクリュウ614を回転させる。なお、駆動モータ603から容器回転ギヤ301までの駆動伝達経路や、駆動モータ603から搬送スクリュウギヤ605までの駆動伝達経路にクラッチを設けても良い。このようなクラッチを設けることで、駆動モータ603を回転駆動させたときに、トナー収容器32と搬送スクリュウ614との何れか一方のみを回転させる構成を実現できる。
次に、トナー収容器32のトナー補給装置60に対する装着過程について説明する。図7の図中矢印Qで示されるように、トナー補給装置60の方向にトナー収容器32が移動すると、搬送ノズル611のノズル先端部611aが容器シャッタ部材332の先端側の端面に接触する。トナー収容器32が更にトナー補給装置60の方向に移動すると、搬送ノズル611が容器シャッタ部材332の先端側の端面を押圧する。これによって容器シャッタバネ336が縮むと、容器シャッタ部材332がトナー収容器32の内部側(後端側)に押し込まれるとともに、搬送ノズル611のノズル先端側がノズル受入口331に挿入される。このとき、ノズルシャッタ部材612におけるノズルシャッタ鍔部612aよりもノズル先端側のノズルシャッタ筒状部612bも、搬送ノズル611とともにノズル受入口331に挿入される。
トナー収容器32が更にトナー補給装置60の方向に移動すると、ノズルシャッタ鍔部612aのノズルシャッタバネ受け面とは反対側の面が、容器シール部材333の先端側の端面に接触して容器シール部材333を少し押し潰す。これにより、ノズルシャッタ鍔部612aのノズルシャッタバネ受け面とは反対側の面がノズルシャッタ突き当てリブに突き当たることで、ノズルシャッタ部材612のトナー収容器32に対する回転軸方向の相対的位置が固定される。トナー収容器32がトナー補給装置60の方向に更に移動すると、搬送ノズル611がさらにトナー収容器32の内部側に挿入される。このとき、前記ノズルシャッタ突き当てリブに突き当たっていたノズルシャッタ部材612は、搬送ノズル611に対してノズル根元側に押し戻される。これにより、ノズルシャッタバネ613が縮み、ノズルシャッタ部材612の搬送ノズル611に対する相対的位置がノズル根元側に移動する。 この相対的位置の移動に伴い、ノズルシャッタ部材612に覆われていたノズル開口部610がトナーボトル33内部で露出し、トナーボトル33内と搬送ノズル611内とが連通する。
搬送ノズル611がノズル受入口331に挿入されている状態では、縮んだ状態の容器シャッタバネ336やノズルシャッタバネ613の付勢力によって、次のような力が作用する。すなわち、トナー補給装置60に対してトナー収容器32を押し戻す方向(図中矢印Qとは逆方向)の力である。しかし、トナー収容器32をトナー補給装置60に装着する際には、ロック用開口339に対してセットカバー608の容器ロック部材609を受け入れさせる位置まで、トナー収容器32を前述の力に抗してトナー補給装置60の方向に移動させる。これにより、容器シャッタバネ336及びノズルシャッタバネ613の付勢力と、ロック用開口339に対する容器ロック部材609の引っ掛かりとによって、トナー収容器32のトナー補給装置60に対する回転軸方向の位置決めがなされる。トナー収容器の回転軸方向の位置決めがなされた状態では、容器セット部615の内周面に、先端開口形成部305の外周面が摺動可能な状態で嵌合される。このため、回転軸に直交する平面方向におけるトナー収容器32のトナー補給装置60に対する位置決めがなされる。これにより、トナー収容器32のトナー補給装置60に対する装着が完了する。
トナー収容器32の装着が完了した状態で、駆動モータ603を回転駆動させることにより、トナー収容器32のトナーボトル33と、搬送ノズル611内の搬送スクリュウ614が回転する。トナーボトル33が回転することで、トナーボトル33内のトナーは螺旋状突起302によって、トナーボトル33の先端側に搬送される。この搬送によって汲み上げ部304に到達したトナーは、トナーボトル33が回転することで汲み上げ部304によってノズル開口部610の上方まで持ち上げられる。ノズル開口部610の上方まで持ち上げられたトナーが、ノズル開口部610に落下することで、搬送ノズル611内にトナーが供給される。搬送ノズル611内に供給されたトナーは、搬送スクリュウ614によって搬送され、トナー落下搬送路64を通ってサブホッパ63に搬送される。なお、同図では、このときのトナーボトル33内からトナー落下搬送路64までのトナーの流れを図8中の矢印βで示している。図8のαは、先端開口形成部305が容器セット部615と摺動可能に接触して、トナー収容器32のトナー補給装置60に対する位置決めがなされる位置を示している。この位置は、摺動部と位置決め部との両方の機能を有する構成に限らず、摺動部また位置決め部の何れか一方の機能を有する構成であってもよい。
トナー収容器32のノズル受入部材330は、ノズル受入口331とシャッタ支持開口部335bと容器シャッタ部材332とを有している。トナーボトル33の開口部の位置に設けられたノズル受入口331は、粉体受け口であるノズル開口部610を具備する搬送ノズル611を受け入れる。また、シャッタ支持開口部335bは、少なくともその一部にトナーボトル33内の粉体であるトナーをノズル開口部610へ供給する補給口として機能する。また、容器シャッタ部材332は、ノズル受入部材330に支持され、搬送ノズル611がノズル受入部材330に対して、挿入または抜き出す動作により、回転軸方向にスライド移動してノズル受入口331を開閉する開閉部材として機能する。このような構成により、トナー収容器32は、搬送ノズル611が挿入されるまではノズル受入口331が閉じられた状態を維持し、トナー補給装置60に装着される前の状態でのトナーの漏れや飛散を防止できる。
ノズル受入口331に搬送ノズル611が挿入され、搬送ノズル611に押された容器シャッタ部材332が容器奥側にスライド移動すると、シャッタ支持開口部335b近傍に溜まっていたトナーが押しのけられる。このため、シャッタ支持開口部335bの周辺にノズル受入口331が形成された部分の搬送ノズル611が進入する空間を確保でき、シャッタ支持開口部335bからノズル受入口331へのトナーの供給を確実に行える。 このようにトナー収容器32は、トナー補給装置60に装着前の状態では、トナーボトル33に収納されているトナーの漏れや飛散を防止しつつ、トナー補給装置60に装着されたときには、確実にトナーボトル33外にトナーを排出することができる。トナー収容器32をトナー補給装置60に装着したときには、容器シール部材333がノズルシャッタ鍔部612aに押し潰される。これにより、ノズルシャッタ鍔部612aが容器シール部材333に密着加圧された状態となり、トナー漏れを防止することができる。
[構成例1]
本構成例に係るトナー補給装置60においては、トナーボトル回転時の駆動モータ603の負荷トルクの変動幅を測定して、トナーボトル33内のトナーの残量を検知するトナー量検知を行う。以下に、トナー量検知の判別処理の手順、並びに、このトナー補給装置60に適用されるトナーボトル33について説明する。
図9に、駆動モータ603が駆動する際のモータ電流波形の一例を示す。なお、図中の破線のグラフは、トナーが500[g]入ったトナーボトル33を駆動モータ603の駆動により回転させた際のモータ電流値の時間推移を示している。また、図中の実線のグラフは、トナーが70[g]入ったトナーボトル33を駆動モータ603の駆動により回転させた際のモータ電流値の時間推移を示している。図9に示すように、駆動モータ603の駆動始まりモータ電流値が上がっていく区間1と、モータ電流値が定常状態になる区間2とがある。駆動モータ603のモータ電流値は、駆動モータ603が駆動する際の負荷トルクに応じて変動するように設定されているため、駆動モータ603のモータ電流値を測定することで、駆動モータ603のトルクを類推することができる。また、例えば、トナーボトル33に入っているトナーの量が少ない(負荷トルクが小さい)と、前記区間1における電流値の立ち上がりが早くなり、前記区間2における定常状態のモータ電流値が低くなるといった特徴がある。
ここで、図9からも明らかなように、前記区間1におけるモータ電流値の立ち上がりの早さや、前記区間2におけるモータ電流値の大きさでも、トナーボトル33内のトナー量を検知することが可能である。しかしながら、駆動モータ603自体の発熱や駆動モータ603の固体差により、前記区間1におけるモータ電流値の立ち上がりの早さ(立ち上げ時間)や、前記区間2における安定状態のモータ電流値の絶対値が、ばらついてしまう。具体的には、同じ重さのトナーボトル33を回転させる場合でも、駆動モータ603の温度が低い場合と、駆動モータ603の温度が高い場合では、駆動モータ内部のコイル抵抗が変わる。そのため、駆動モータ603を回転させるのに必要な電流値がかわってしまう。これにより、同じ重さのトナーボトル33を回転させるにも、必要なモータ電流値がかわってしまい、トナー量の検知誤差が大きくなるといった不具合が発生する。なお、駆動モータ603の温度が低くなるのは、使用環境が低い場合や、駆動モータ603の連続回転時間が短く駆動モータ603自体の発熱が低い場合などある。逆に、駆動モータ603の温度が高くなるのは、使用環境が高い場合や、駆動モータ603の連続回転時間が長く駆動モータ603自体の発熱が高い場合などである。
図10は、トナーボトル33を回転させる際のモータ電流波形の一例を示したグラフである。図1は、図10に示すグラフの四角で囲った範囲におけるモータ電流波形の拡大図である。本構成例に係るトナー補給装置60では、定常状態に達したモータ電流値の最大値と最小値との変動幅を測定し、トナーボトル33内のトナー量を判断する。そのため、トナーボトル33自体の相対的なモータ電流値の変動を測定するため、駆動モータ603の特性変動が起きてもトナー量の検知誤差を最低限に抑えることができる。
図10に示すように、モータ電流波形が定常状態の中でも、図1に示すようにトナーボトル一回転周期でモータ電流値に変動が生じる。この変動は、トナーボトル33を回転させた際のトナーボトル33内におけるトナーの位置の偏りによって発生する。具体的には、図11に示すように、トナーボトル無回転時は、トナーボトル33内のトナーの粉面は画像形成装置の設置面に対してほぼ平行になっている。この状態から駆動モータ603により駆動をかけると、トナーボトル33の内周面とトナーとの摩擦から、図12に示すように、トナーボトル回転方向にトナーが持ち上がり、前記設置面に対してトナーの粉面が傾いた状態となる。その後、前記設置面に対してトナーの粉面がある角度以上になると、図11に示すようなトナーの粉面が前記設置面に対してほぼ平行となる状態に戻る。このように、トナーボトル33の回転に伴って、トナーボトル33の内周面とトナーとの摩擦によりトナーボトル33内におけるトナーの位置に偏りが生じることで、トナーボトル一回転周期でモータ電流値(駆動モータ603の負荷トルク)の変動が生じる。
また、前記定常状態におけるモータ電流値の最大値と最小値との変動幅は、トナーボトル33内のトナー量に依存している。すなわち、トナーボトル33内のトナー量が少ない場合におけるモータ電流値の変動幅Δtは、トナー量が多い場合におけるモータ電流値の変動幅Δsよりも小さくなる。よって、モータ電流値の変動幅が予め設定された閾値よりも小さくなったときに、トナーボトル33内のトナー量が少なくなった旨を表示パネル111などに表示してユーザーに報知する。また、モータ電流値の変動幅が0になったときは、トナーボトル33内にトナーが無い旨を表示パネル111などに表示してユーザーに報知する。これにより、駆動モータ603自体の発熱や環境による駆動モータ603のモータ電流値の変動が発生した場合や、駆動モータ603の固体差によるモータ電流値の変動が発生した場合でも、トナーボトル33内のトナー量を精度良く検知することができる。
[構成例2]
トナーボトル33を回転し続けることで、トナーの流動化が起り、トナーが液体のようになってしまい、トナーボトル33の回転に伴ってトナーが持ち上がり難くなる場合がある。この場合、トナーボトル33内に多量のトナーがあっても、駆動モータ603の負荷トルクの変動(モータ電流値の変動)が発生し難く、負荷トルクの変動幅(モータ電流値の変動幅)を用いてトナーボトル33内のトナー量を検知するのが困難になるおそれがある。
図13は、内周面に板状突起部35a,35bを設けたトナーボトル33の軸線方向と直交する方向で切断した断面図である。図14は、内周面に板状突起部35a,35bを設けたトナーボトル33の軸線方向で切断した断面図である。本構成例においては、図13に示すように、トナーボトル33の内周面から突出するとともにトナーボトル軸線方向にわたって延在し、トナーボトル回転方向で対向する二つの板状突起部35a,35bを設けている。また、図14に示すように、板状突起部35a,35bの前記内周面からの突出高さは、トナーボトル軸線方向にわたって同じであり、前記内周面に形成された螺旋状突起302による前記内周面の凹凸にならって、板状突起部35a,35bも凹凸している。これにより、トナーボトル33の内周面に板状突起部35a,35bを設けても、螺旋状突起302によるトナーボトル33の軸線方向後端側から先端側へのトナー搬送性を維持することができる。
そして、トナーボトル33の回転に伴って、トナーボトル33内のトナーを板状突起部35a,35bにより強制的に持ち上げ、ある所で板状突起部35a,35bからトナーが落下することで、トナーボトル33内におけるトナーの偏りを擬似的に発生させる。これにより、トナーボトル33内のトナーが液体のように流動化しても、トナーボトル一回転周期における駆動モータ603のモータ電流値の変動幅から、トナーボトル33内のトナー量を検知することができる。
なお、トナーボトル33の内周面に板状突起部を1個設けた場合は、トナーの粉面位置と前記突起の位置とが、ちょうど同じときに、トナーボトル一回転周期の間で駆動モータ603の負荷トルク変動が発生せず、トナー量の検知精度が低下するおそれがある。そのため、トナーボトル33の内周面のトナーボトル回転方向で異なる位置に板状突起部を2個以上設けることで、前述のようなトナー量の検知不良が発生するのを抑制することができる。
[実施形態2]
本発明を適用した画像形成装置の他の実施形態について説明する。ここで、実施形態2に係るプリンタの基本的な構成は、実施形態1に係るプリンタの構成と同様なので、その説明は省略する。
図15は、実施形態2に係るトナー補給装置60の模式図である。図16(a)は、トナーボトル33を軸線方向後端側から見た図である。図16(b)は、トナーボトル33が持ち上げられた状態を示すトナーボトル33を軸線方向後端側から見た図。図16(c)は、トナーボトル33が落下した状態を示すトナーボトル33を軸線方向後端側から見た図。トナーボトル33は、トナー補給装置60に設けられた樹脂材料からなる2つのガイド部74a,74bに支持されており、ガイド部74a,74bに外周面がガイドされながらトナーボトル33が回転する。また、図15や図16に示すように、トナーボトル33の外周面におけるガイド部74a,74bに対応する位置に、断面が三角形の三角突起部36が設けられている。この三角突起部36は、頂点36cを挟んで、トナーボトル回転方向下流側に位置する下流側傾斜面36aと、トナーボトル回転方向上流側に位置する上流側傾斜面36bとを有している。下流側傾斜面36aは、トナーボトル外周面に対してトナーボトル回転方向下流側から上流側に向かうに連れて高さが高くなるように傾斜している。上流側傾斜面36bは、トナーボトル外周面に対してトナーボトル回転方向下流側から上流側に向かうに連れて高さが低くなるように傾斜している。
そして、例えば、図16(a)に示す位置からトナーボトル33が回転し、三角突起部36の下流側傾斜面36aがガイド部74bを通過するときには、図16(b)に示すように、トナーボトル33が三角突起部36の高さ分だけ持ち上がる。その後、図16(c)に示すように、三角突起部36の下流側傾斜面36aがガイド部74bを通過し終え頂点36cがガイド部74bを抜けると、持ち上げられていたトナーボトル33が落下し、外周面がガイド部74a,74bで支持される元の位置に戻る。この際、トナーボトル33とガイド部74a,74bとが衝突して、トナーボトル33に振動が与えられる。そして、さらにトナーボトル33が回転し、三角突起部36の下流側傾斜面36aがガイド部74aを通過するときに、三角突起部36の高さ分だけトナーボトル33が持ち上がる。その後、三角突起部36の下流側傾斜面36aがガイド部74bを通過し終え頂点36cがガイド部74aを抜けると、持ち上げられていたトナーボトル33が落下し、外周面がガイド部74a,74bで支持される元の位置に戻る。この際、トナーボトル33とガイド部74a,74bとが衝突して、トナーボトル33に振動が与えられる。
このような三角突起部36とガイド部74a,74bとによるトナーボトル33の持ち上げと落下の動作は、トナーボトル33の内壁に付着したトナーを振動によって振るい落とし、トナーボトル33内のトナーを無駄無く使い切るために行っている。
図17は、トナーボトル33を回転させる際のモータ電流波形の一例を示したグラフである。トナーボトル33の回転動作で駆動モータ603のモータ電流値は、図17に示すグラフのようになる。本実施形態で使用する駆動モータ603は、DCブラシモータであって駆動トルクとモータ電流値との間に比例関係がある。したがって、モータ電流値を計測すれば駆動モータ603の駆動トルクを把握することができる。
図18に、図17に示すグラフの四角で囲った範囲Aにおける、三角突起部36とガイド部74a,74bとによりトナーボトル33が振動したときのモータ電流波形の拡大図を示す。トナーボトル33の回転に伴って、ガイド部74a,74bを三角突起部36が通過し、持ち上げられたトナーボトル33が落下したときの振動により、駆動モータ603のモータ電流値は、図18に示すように変動する。このときのモータ電流波形の最大変動幅をSとすると、トナーボトル33内のトナー量が多いときは、トナー量が少ないときに比べて最大変動幅Sは大きくなる。また、トナーボトル33内のトナー量が多いときのほうが、トナー量が少ないときに比べてモータ電流波形の振幅変動の収束も速い。
そして、本願発明者らが鋭意研究を重ねた結果、前記最大変動幅Sは、トナーボトル33内のトナー量により変化し、図19に示すように、トナーボトル33内のトナー量(トナー重量)と、モータ電流波形の最大変動幅Sとは、比例関係になっていることが分かった。そのため、トナーボトル33内のトナー量(トナー重量M)とモータ電流値の最大変動幅Sとの関係を示す直線の傾きaと、トナー満充填時のモータ電流値の最大変動幅fと、トナーボトル33が空のときのモータ電流値の変動幅eを予め求めておく。これにより、モータ電流値の最大変動幅Sの値が分かれば、そのときのトナーボトル33内におけるトナー量を、図19に示す直線のグラフを表す式(S=aM+e)から求めることができる。なお、モータ電流値の変動幅Sは小さい値のため、トナー量検知の際に、トナーボトル二回転から五回転分の変動幅Sの平均値を用いることで、トナー量の検知誤差が少なくなり好ましい。
また、駆動モータ603の駆動トルク(モータ電流値)は、駆動モータ603自身の経時劣化や、トナーボトル33に駆動を伝達する駆動装置等の劣化等により、トナーボトル33内のトナー量が同じでも変化する可能性がある。そのため、トナー補給装置60に新しいトナーボトル33がセットされるごとに、トナー満載時における変動幅Sの初期値(図19における値f)を更新することで、トナー量の測定精度を維持することができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
トナーなどの粉体を収納するトナーボトル33などの粉体収納容器と、前記粉体収納容器を回転させる駆動モータ603などの駆動モータとを備え、前記粉体収納容器を回転させて該粉体収納容器内の粉体を排出し現像装置7などの補給先に補給するトナー補給装置60などの粉体補給装置において、粉体収納容器の一回転周期における駆動モータの負荷トルクに関する値の変動幅を取得する制御部100などの変動幅取得手段と、前記変動幅に基づいて、前記粉体収納容器内の粉体量を検知する制御部100などの粉体量検知手段とを有する。
本願発明者らが鋭意研究を重ねた結果、粉体収納容器の一回転周期で駆動モータの負荷トルクに変動が生じ、その変動の幅が、粉体収納容器内の粉体量が多いほど大きくなり、粉体量が少ないほど小さくなることがわかった。そして、粉体収納容器内の粉体量と、前記負荷トルクの変動幅とは、比例関係にあることを見出した。
(態様A)においては、変動幅取得手段が取得した、粉体収納容器の一回転周期における駆動モータの負荷トルクに関する値の変動幅に基づいて、粉体量検知手段により粉体収納容器内の粉体量を検知することができる。これにより、粉体収納容器内の粉体量を検知するために圧電素子などからなる粉体検知センサを設ける必要がないので、その分、低コスト化を図ることが可能となる。よって、低コスト化を図りつつ、粉体収納容器内の粉体量を検知することができる。
(態様B)
(態様A)において、前記変動幅取得手段は、前記駆動モータの回転速度が所定速度に達してから前記変動幅を取得する。これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体量の検知精度を高めることができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、前記粉体収納容器の一回転周期における前記負荷トルクに関する値の最大値と最小値との差を前記変動幅とする。これによれば、上記実施形態について説明したように、駆動モータの特性変動が起きても検知誤差を最低限に抑えることができる。
(態様D)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、前記粉体収納容器の内周面に該内周面から突出した突起部を設けた。これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体収納容器内の粉体が液体のように流動化しても、前記変動幅に基づいて粉体量を検知することができる。
(態様E)
(態様D)において、前記内周面の粉体収納容器回転方向で異なる位置に、前記突起部を2つ以上設けた。これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体量の検知不良が発生するのを抑制することができる。
(態様F)
(態様A)乃至(態様E)のいずれかにおいて、前記粉体量検知手段の検知結果に基づいて、前記粉体収納容器の中に粉体が無い場合に、該粉体収納容器の交換を促す表示を行う表示手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、ユーザーに粉体収納容器の交換を促すことができる。
(態様G)
(態様A)乃至(態様E)のいずれかにおいて、前記粉体量検知手段の検知結果に基づいて、前記粉体収納容器の中の粉体が所定量よりも少ない場合に、該粉体収納容器の交換を促す表示を行う表示手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、ユーザーに粉体収納容器の交換を促すことができる。
(態様H)
(態様A)乃至(態様G)のいずれかにおいて、前記粉体収納容器の回転中に該粉体収納容器に衝撃を与えて振動させる振動手段を有しており、前記振動手段によって前記粉体収納容器を振動させたときの前記変動幅に基づいて、前記粉体量検知手段が前記粉体収納容器内の粉体量を検知する。これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体量を精度良く検知することができる。
(態様I)
(態様H)において、前記振動手段は、前記粉体収納容器の外壁面と接触して該粉体収納容器の回転をガイドしながら該粉体収納容器を支持する支持部材と、前記粉体収納容器の前記外壁面における前記支持部材に対応する位置に設けられた突起部とで構成される。これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体収納容器の内壁に付着した粉体を振動によって振るい落とし、粉体収納容器内の粉体を無駄無く使い切るための構成を、粉体量の検知に流用することができる。
(態様J)
(態様A)乃至(態様I)のいずれかにおいて、新しい粉体収納容器がセットとされたときに、前記粉体量検知手段が粉体量の検知に用いる前記変動幅の初期値を更新する。これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体量の検知精度を維持することができる。
(態様K)
(態様J)において、前記初期値は、前記粉体収納容器内に粉体が満杯に充填された状態における前記変動幅である。これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体量の検知精度を維持することができる。
(態様L)
(態様A)乃至(態様K)のいずれかにおいて、前記変動幅取得手段が取得した複数の前記変動幅の平均値を、前記粉体量検知手段による粉体量検知に用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体量の検知誤差を少なくすることができる。
(態様M)
(態様A)乃至(態様L)のいずれかにおいて、前記駆動モータに電流を供給する電流供給手段を有しており、前記負荷トルクに関する情報がモータ電流値である。これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体収納容器の一回転周期における駆動モーのモータ電流値の変動幅から、粉体収納容器内の粉体量を検知することができる。
(態様N)
感光体3などの像担持体と、現像剤を用いて像担持体上の潜像を現像する現像装置7などの現像手段と、前記現像手段で使用される現像剤を収容するトナーボトル33などの現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器内の現像剤を前記現像手段に補給するトナー補給装置60などの現像剤補給手段とを備えた画像形成装置において、前記現像剤補給手段として、(態様A)乃至(態様M)のいずれか一記載の粉体補給装置を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、コストを抑えつつ、粉体収納容器内の粉体量を検知することができる。
1 プロセスユニット
2 感光体ユニット
3 感光体
4 ドラムクリーニング装置
5 帯電装置
6 帯電ローラ
7 現像装置
8 第一現像剤搬送スクリュウ
9 第一剤収容室
10 トナー濃度センサ
11 第二現像剤搬送スクリュウ
12 現像ロール
13 ドクターブレード
14 第二剤収容室
15 現像スリーブ
16 マグネットローラ
17 トナー補給口
18 連通口
19 連通口
20 光書込ユニット
21 ポリゴンミラー
22 第一給紙カセット
22a 第一給紙ローラ
23 第二給紙カセット
23a 第二給紙ローラ
24 給紙路
25 搬送ローラ対
26 レジストローラ対
32 トナー収容器
33 トナーボトル
34 容器先端カバー
34b 色非互換リブ
35a 板状突起部
35b 板状突起部
36 三角突起部
36a 下流側傾斜面
36b 上流側傾斜面
36c 頂点
40 転写ユニット
41 中間転写ベルト
45 一次転写ローラ
46 二次転写バックアップローラ
47 駆動ローラ
49 テンションローラ
50 二次転写ローラ
60 トナー補給装置
63 サブホッパ
64 トナー落下搬送路
70 収容器搭載部
71 挿入口形成部
72 容器受部
73 先端受部
74a ガイド部
74b ガイド部
80 定着装置
81 加圧加熱ローラ
82 定着ベルトユニット
83 加熱ローラ
84 定着ベルト
85 テンションローラ
86 駆動ローラ
87 排紙ローラ対
88 スタック部
100 制御部
101 CPU
102 RAM
103 ROM
111 表示パネル
120 電源部
180 駆動機構
181a 収容器側駆動機構部
181b サブホッパ側駆動機構部
301 容器回転ギヤ
302 螺旋状突起
303 把手部
304 汲み上げ部
305 先端開口形成部
330 ノズル受入部材
331 ノズル受入口
332 容器シャッタ部材
333 容器シール部材
335b シャッタ支持開口部
336 容器シャッタバネ
339 ロック用開口
601 容器駆動出力ギヤ
602 フレーム
603 駆動モータ
603a ウォームギヤ
604 駆動伝達ギヤ
605 搬送スクリュウギヤ
607 ノズルホルダ
608 セットカバー
609 容器ロック部材
610 ノズル開口部
611 搬送ノズル
611a ノズル先端部
612 ノズルシャッタ部材
612a ノズルシャッタ鍔部
612b ノズルシャッタ筒状部
613 ノズルシャッタバネ
614 搬送スクリュウ
615 容器セット部
700 IDチップ
特開2014−235339号公報

Claims (14)

  1. 粉体を収納する粉体収納容器と、
    前記粉体収納容器を回転させる駆動モータとを備え、
    前記粉体収納容器を回転させて該粉体収納容器内の粉体を排出し補給先に補給する粉体補給装置において、
    前記粉体収納容器の一回転周期における前記駆動モータの負荷トルクに関する値の変動幅を取得する変動幅取得手段と、
    前記変動幅に基づいて、前記粉体収納容器内の粉体量を検知する粉体量検知手段とを有することを特徴とする粉体補給装置。
  2. 請求項1に記載の粉体補給装置において、
    前記変動幅取得手段は、前記駆動モータの回転速度が所定速度に達してから前記変動幅を取得することを特徴とする粉体補給装置。
  3. 請求項1または2に記載の粉体補給装置において、
    前記粉体収納容器の一回転周期における前記負荷トルクに関する値の最大値と最小値との差を前記変動幅とすることを特徴とする粉体補給装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一記載の粉体補給装置において、
    前記粉体収納容器の内周面に該内周面から突出した突起部を設けたことを特徴とする粉体補給装置。
  5. 請求項4に記載の粉体補給装置において、
    前記内周面の粉体収納容器回転方向で異なる位置に、前記突起部を2つ以上設けたことを特徴とする粉体補給装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一記載の粉体補給装置において、
    前記粉体量検知手段の検知結果に基づいて、前記粉体収納容器の中に粉体が無い場合に、該粉体収納容器の交換を促す表示を行う表示手段を有することを特徴とする粉体補給装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一記載の粉体補給装置において、
    前記粉体量検知手段の検知結果に基づいて、前記粉体収納容器の中の粉体が所定量よりも少ない場合に、該粉体収納容器の交換を促す表示を行う表示手段を有することを特徴とする粉体補給装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一記載の粉体補給装置において、
    前記粉体収納容器の回転中に該粉体収納容器に衝撃を与えて振動させる振動手段を有しており、
    前記振動手段によって前記粉体収納容器を振動させたときの前記変動幅に基づいて、前記粉体量検知手段が前記粉体収納容器内の粉体量を検知することを特徴とする粉体補給装置。
  9. 請求項8に記載の粉体補給装置において、
    前記振動手段は、前記粉体収納容器の外壁面と接触して該粉体収納容器の回転をガイドしながら該粉体収納容器を支持する支持部材と、前記粉体収納容器の前記外壁面における前記支持部材に対応する位置に設けられた突起部とで構成されることを特徴とする粉体補給装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一記載の粉体補給装置において、
    新しい粉体収納容器がセットとされたときに、前記粉体量検知手段が粉体量の検知に用いる前記変動幅の初期値を更新すること特徴とする粉体補給装置。
  11. 請求項10に記載の粉体補給装置において、
    前記初期値は、前記粉体収納容器内に粉体が満杯に充填された状態における前記変動幅であることを特徴とする粉体補給装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一記載の粉体補給装置において、
    前記変動幅取得手段が取得した複数の前記変動幅の平均値を、前記粉体量検知手段による粉体量検知に用いることを特徴とする粉体補給装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一記載の粉体補給装置において、
    前記駆動モータに電流を供給する電流供給手段を有しており、
    前記負荷トルクに関する情報がモータ電流値であることを特徴とする粉体補給装置。
  14. 像担持体と、
    現像剤を用いて像担持体上の潜像を現像する現像手段と、
    前記現像手段で使用される現像剤を収容する現像剤収納容器と、
    前記現像剤収納容器内の現像剤を前記現像手段に補給する現像剤補給手段とを備えた画像形成装置において、
    前記現像剤補給手段として、請求項1乃至13のいずれか一記載の粉体補給装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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