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JP2017191028A - 電子時計 - Google Patents

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JP2017191028A
JP2017191028A JP2016081040A JP2016081040A JP2017191028A JP 2017191028 A JP2017191028 A JP 2017191028A JP 2016081040 A JP2016081040 A JP 2016081040A JP 2016081040 A JP2016081040 A JP 2016081040A JP 2017191028 A JP2017191028 A JP 2017191028A
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JP2016081040A
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祐 田京
Hiroshi Takyo
祐 田京
大輔 松王
Daisuke Matsuou
大輔 松王
伊原 隆史
Takashi Ihara
隆史 伊原
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

【課題】時計の内部状態や情報を低消費電力で、且つ、分かりやすく表示する指針による情報表示手段を備えた電子時計を提供する。
【解決手段】指針と、該指針を駆動するステップモータ10と、時刻表示以外の付加機能を実現するための付加機能部20と、該付加機能部20からの付加機能情報を入力し、該付加機能情報を指針により表示するための制御信号P2を、ステップモータ10に出力する制御部3と、を有し、ステップモータ10は、指針の指示位置近傍にて、指針を視認可能な程度に振動させる振動表示が可能に構成され、制御部3は、該振動表示にて、付加機能情報を表示する構成とした。これにより、ステップモータをステップ送りすることなく指針を振動表示させるので、従来に比べて低消費電力で情報をわかりやすく表示する表示手段を備えた電子時計を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステップモータによるアナログ表示手段を備えた電子時計に関する。
アナログ表示手段を備えた電子時計は、秒針、分針、時針等による指針をステップモータによって駆動することが一般的である。このステップモータは、コイルによって磁化されるステータと、2極磁化された円盤状の回転体であるロータで構成され、たとえば1秒毎に駆動パルスが供給されることで指針によって時刻を表示する。
また、近年では、ストップウォッチ機能や物理量計測機能等の付加機能を備えた多機能アナログ電子時計が商品化されている。このような多機能電子時計は、指針を時刻表示と付加機能表示と併用したり、または、専用のクロノグラフ針等の付加機能表示針を設けるなどの提案がなされている(たとえば特許文献1参照)。
この特許文献1の多機能電子時計は、ストップウォッチ計測状態で10分間リューズ及びボタン操作が無い場合には、1/10秒クロノグラフ針が0位置を中心として左右に動く扇形運針手段を備えている。この機能により、ストップウォッチ計測中は、通常では1秒あたり39発の駆動パルスが発生するが、クロノグラフ針の扇形運針では、1秒間に3発しか駆動パルスが発生しないため電池寿命を延ばすことができ、また、ストップウォッチが計測中であることを使用者に知らせることができる効果が示されている。
特許第2993202号公報(第10頁、図31)
しかしながら、特許文献1で提示されている多機能電子時計の扇形運針手段は、0位置を中心にクロノグラフ針を時計回りと反時計回りに運針させるので、その都度、クロノグラフ針を動かすステップモータを1ステップずつ正転および逆転させる必要があり、大きな駆動電力が必要となる。なぜならば、ステップモータの逆転駆動は、正転駆動と比較して駆動電力が一例として10倍程度必要だからである。
従って、ステップモータの逆転駆動が必要な従来例の扇形運針手段では、ステップモータの運針回数が少なくても、実際の駆動電力はかなり大きくなり問題である。また、指針を1ステップ送りの正転と逆転で扇形運針させると、運針のスピードが遅くなるために動きがぎこちなく、使用者に違和感等を与えて好ましくない。
また、付加機能情報を表示するためには、専用の指針を備えたり、付加機能情報を表す指標を文字盤に配置することが一般的であるが、この場合、限られたスペースの文字盤に、指針を追加したり、多くの指標を配置しなければならず、物理的な難しさと共に、デザイン上の制約が生じて、多様なデザインの電子時計を設計できない問題がある。また、使用者にとっては、多機能電子時計の指針の多さや指標の多さ等で表示が複雑になり、使い難く問題である。
本発明の目的は上記課題を解決し、時計の内部状態や情報を低消費電力で、且つ、分かりやすく表示する指針による新しい情報表示手段を備えた電子時計を提供することである
上記課題を解決するために、本発明の電子時計は下記記載の構成を採用する。
本発明の電子時計は、指針と、該指針を駆動する駆動手段と、時刻表示以外の付加機能を実現するための付加機能部と、該付加機能部からの付加機能情報を入力し、該付加機能情報を指針により表示するための制御信号を、駆動手段に出力する制御手段と、を有し、該駆動手段は、指針の指示位置近傍にて、指針を、視認可能な程度に振動させる振動表示が可能に構成され、制御手段は、該振動表示にて、機能情報を表示することを特徴とする。
本発明の電子時計により、指針の指示位置近傍で指針を振動表示させることで、時計の内部状態や情報を使用者に分かりやすく表示する新しい情報表示手段を備えた電子時計を提供できる。また、振動表示は、指針を視認可能な程度に振動させる構成であるので、従来に比べてステップモータの駆動電力を低減することができる。
また、指針により指示される、機能情報を表す指標を有し、付加機能情報は、第1の付加機能情報と第2の付加機能情報を有し、制御手段は、指針が指標を指示することで、第1の付加機能情報を表示し、振動表示により、第2の付加機能情報を表示するように駆動手段を制御することを特徴とする。
これにより、指針が指標を指示する動作と、指針が振動表示する動作の二つによって、二種類の付加機能情報を表示できるので、少ない指針と少ない指標で多くの情報の表示が可能となり、スペースが限られている文字盤を有効に活用でき、使用者に対して見やすく分かりやすい情報伝達が可能となる。
また、付加機能は、時刻情報を含む電波を受信する電波受信機能であり、付加機能情報は、受信に関連する情報であることを特徴とする。
これにより、様々な電波受信情報を指標や指針を増やすことなく、見やすく分かりやすく表示する電波受信機能を備えた電子時計を提供できる。
また、第1の付加機能情報は、受信動作中又は受信成否に関する情報であり、第2の付加機能情報は、受信信頼性に関する情報であることを特徴とする。
これにより、受信動作中情報もしくは受信成否情報、および、受信信頼性情報を、指標や指針を増やすことなく見やすく分かりやすく表示する電波受信機能を備えた電子時計を提供できる。
また、付加機能は、電源の状態を検出する電源状態検出回路であり、付加機能情報は、該電源状態検出回路により検出される電源状態情報であることを特徴とする。
これにより、電子時計の様々な電源状態情報を少ない指標で見やすく分かりやすく表示する電源状態検出回路を備えた電子時計を提供できる。
また、電源は、発電手段と蓄電手段を有し、付加機能情報は、発電手段の発電量情報、蓄電手段の蓄電量情報又はこれらにより制御される電源状態の状態情報であることを特徴とする。
これにより、発電手段と蓄電手段からの情報に基づいた電源状態を、指標や指針を増やすことなく見やすく分かりやすく表示する発電手段と蓄電手段を備えた電子時計を提供できる。
また、付加機能は、物理量を計測する物理量計測手段であり、付加機能情報は、該物理量計測手段で計測された物理量又はこれに関連する情報であることを特徴とする。
これにより、様々な物理量情報を指標や指針を増やすことなく見やすく分かりやすく表示する物理量計測手段を備えた電子時計を提供できる。
また、第1の付加機能情報は、物理量の表示上限値又は下限値であり、第2の付加機能情報は、計測された物理量が、上限値以上又は下限値以下であることを示すことを特徴とする。
これにより、物理量の表示限界を超えた範囲を少ない指標や指針で見やすく分かりやすく表示する物理量計測手段を備えた電子時計を提供できる。
また、付加機能は、外部の機器との近距離通信機能であり、付加機能情報は、近距離通信に関連する情報であることを特徴とする。
これにより、近距離通信に関連する情報を指針によって表示する使いやすく便利な近距離通信機能を備えた電子時計を提供できる。
また、駆動手段は、振動表示における振動量を変更可能に構成され、複数の振動量の振動表示は、制御手段の制御により行うことが可能であり、異なる種別の付加機能情報を、異なる振動量の振動表示にて表示することを特徴とする。
これにより、異なる種別の付加機能情報を振動表示の振動量(振幅)を変えることによって表示できるので、文字盤上の情報表示のための指標を減らすことが可能となり、スペースが限られている文字盤を有効に活用でき、時計としてのデザイン上の自由度が増して、多様なデザインの電子時計を提供できる。
また、制御手段は、振動表示と停止の間隔 を、複数形態で行うことが可能に構成され、異なる種別の付加機能情報を、異なる間隔の振動表示にて表示することを特徴とする。
これにより、異なる種別の付加機能情報を振動表示と停止の間隔 を変えることによって表示できるので、文字盤上の情報表示のための指標等を減らすことが可能となり、スペースが限られている文字盤を有効に活用できる。
上記の如く本発明によれば、指針の指示位置近傍で指針を振動表示させることで、時計の内部状態や情報を使用者に見やすく分かりやすく表示する新しい情報表示手段を備えた電子時計を提供できる。また、振動表示は、指針を視認可能な程度に振動させる構成であるので、従来に比べて低消費電力での情報表示が可能である。
また、指針の振動表示によって異なる種別の付加機能情報を表示できるので、付加機能のために、指標を増やしたり指針を追加したりする必要がなく、スペースが限られている文字盤を有効に活用でき、時計としてのデザイン上の自由度が増して、多様なデザインの電子時計を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係わる電子時計の概略構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施形態に係わる電子時計の微小パルス波形を説明する波形図である。 本発明の第1の実施形態に係わる電子時計のステップモータと輪列等による振動表示動作を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態に係わる電子時計の指標を説明する正面図と従来の電子時計の指標を説明する正面図である。 本発明の第1の実施形態に係わる電子時計のモード移行動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係わる電子時計の長波電波受信動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係わる電子時計の長波電波受信動作における受信感度表示のタイミングを説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態に係わる電子時計の長波電波受信における受信感度表示動作を説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態に係わる電子時計の概略構成を示す構成図である。 本発明の第2の実施形態に係わる電子時計の電源状態表示動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係わる電子時計の概略構成を示す構成図である。 本発明の第3の実施形態に係わる電子時計の高度計表示動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係わる高度計機能を備えた電子時計の正面図である。
以下図面により本発明の実施の形態を詳述する。
[各実施形態の特徴]
第1の実施形態の特徴は、指針による振動表示手段を有する電波受信機能等を備えた電子時計である。第2の実施形態の特徴は、指針による振動表示手段を有する電源状態検出回路を備えた電子時計である。第3の実施形態は、指針による振動表示手段を有する物理量計測手段を備えた電子時計である。
[第1の実施形態]
[第1の実施形態の電子時計の構成説明:図1]
第1の実施形態の電子時計の概略構成について図1を用いて説明する。図1において、符号1は第1の実施形態のアナログ表示方式の長波電波受信機能を備えた電子時計である。電子時計1は、水晶振動子(図示せず)によって所定の基準信号P1を出力する発振回路2、電子時計1の制御手段としての制御部3、ドライバ回路4、指針(図示せず)を動かす駆動手段としてのステップモータ10、操作部材としての複数のスイッチSW1、SW2、SW3、時刻表示以外の付加機能を実現するための付加機能部20を有している。なお、駆動手段はステップモータに限定されない。
付加機能部20は、時刻情報を含む標準電波を受信する長波電波受信部21とアンテナ22とを有しており、電子時計1は付加機能として電波受信機能を備えている。なお、電子時計1は、指針、輪列、電源等を含むが、ここでは図示を省略する。
ステップモータ10は、駆動コイル11と駆動コイル11からの磁力によって回転するロータ12とを有するが、構成の詳細は後述する。なおステップモータ10は一つに限定されず、たとえば、指針の秒針用と分時針用の二つで構成してもよく、以降の説明では、
ステップモータ10は、秒針を駆動するモータとして記載する。
制御部3は、付加機能部20を含めた電子時計1の全体を制御する機能を備えており、基準信号P1を入力して内部で時刻情報を計数し、ステップモータ10を駆動制御して時刻等を表示するための制御信号P2を出力する。
この制御部3は、ステップモータ10をステップ送りで回転駆動して指針を運針する駆動パルスを出力する駆動パルス生成回路3aと、ステップモータ10を振動駆動して指針を振動表示する微小パルスMP(図2参照)を出力する微小パルス生成回路3bとを有している。従って、ステップモータ10を駆動制御する制御信号P2は、駆動パルスと微小パルスMPを含んだ信号である。
ドライバ回路4は、制御部3から制御信号P2を入力し、制御信号P2に基づいた駆動波形O1、O2を出力端子O1、O2から出力してステップモータ10の駆動コイル11に供給し、ステップモータ10を駆動する。なお、説明を分かりやすくするために、ドライバ回路4の出力端子O1、O2と、出力される駆動波形O1、O2、及び後述するが駆動波形O1、O2が供給される駆動コイル11のコイル端子の符号を同一にした。
また、付加機能部20の長波電波受信部21は、40KHzや60KHzなどの長波でなる標準電波をアンテナ22によって受信し、図示しないが内部に増幅回路、フィルタ回路、デコード回路等を有し、デジタル信号に変換した標準時刻情報を含む復調信号P3を出力する。制御部3は、この復調信号P3を入力し、標準時刻情報を解読すると共に、受信動作中情報、受信の成否情報、受信信頼性情報等を付加機能情報として出力し、受信した標準時刻によって内部時刻の修正等を行う。従って、制御部3は電子時計1の付加機能の一部を含んでいる。
また、スイッチSW1〜SW3は、電子時計1の使用者の操作に応じて操作信号を制御部3に出力し、制御部3は、入力した操作信号に基づいて電子時計1のモード切り替えや付加機能動作等を制御する。
[第1の実施形態の微小パルスの説明:図2]
次に、本発明の特徴である指針を振動表示させるための微小パルスMPの波形について図2を用いて説明する。この微小パルスMPは、前述したように、制御部3に内蔵する微小パルス生成回路3bから制御信号P2の一部としてドライバ回路4に入力され、ドライバ回路4からステップモータ10に供給される。
図2において、微小パルスMPは、ステップモータ10の駆動コイル11の一方の端子に出力される第1パルスMP1と、この第1パルスMP1の出力終了直後に、駆動コイル11の他方の端子に出力される第2パルスMP2と、で構成される二つの交番パルスを一組としたパルスである。
第1パルスMP1は、ドライバ回路4の出力端子O2から出力されてステップモータ10のロータ12を正転方向に回転振動させ、第2パルスMP2は、ドライバ回路4の出力端子O1から出力されてロータ12を逆転方向に回転振動させる。
第1パルスMP1は、一例として0.5mS周期の複数のパルス列で構成され、デューティは、たとえば、16/32であり、一例として3.5mSの期間継続して出力される。
第2パルスMP2も、一例として0.5mS周期の複数のパルス列で構成され、デュー
ティは、たとえば、8/32であり、一例として7.0mSの期間継続して出力される。この第1パルスMP1と第2パルスMP2のデューティを変化させることで、ステップモータ10に対する駆動力が変わり、指針の振動量(振幅)を可変することができる。
この第1パルスMP1と第2パルスMP2でなる微小パルスMPは、ロータ12をステップ送りさせるほどの駆動力はなく、この一組の微小パルスMPによって、ステップモータ10のロータ12は、正転方向と逆転方向に回転振動するのである。なお、第1パルスMP1の出力期間が3.5mSであり、第2パルスMP2の出力期間が7.0mSであるのは、ロータ12の回転振動が最もバランス良く振動するからであり、ステップモータの性能やステップモータに接続される輪列等の条件に応じて任意に変更してよいことはもちろんである。
また、第2パルスMP2の駆動力は、第1パルスMP1の駆動力より小さくてもよい。これは、まず第1パルスMP1でロータ12が正転方向に回転振動し、次に第2パルスMP2で逆転方向に回転振動するが、この逆転方向の回転振動では、ロータ12に逆転して戻ろうとする力が働くので、第2パルスMP2の駆動力は小さくてもよいのである。
また、微小パルスMPは、一例として32mS周期で連続して出力され、ステップモータ10を駆動する。これにより、ステップモータ10のロータ12は、32mS周期で回転振動を繰り返すことになる。この微小パルスMPの繰り返し周期Peは任意であるが、ロータ12の回転振動の周期が遅すぎると、指針の振動表示の動きが遅くなってぎこちなくなり見栄えが悪くなる。
従って、繰り返し周期Peは、一例としての32mSが適切である。なお、図2に示す微小パルスMPの出力順序、パルス幅、周期等は限定されず、ステップモータの性能や電子時計の仕様に応じて任意に変更してよい。
[第1の実施形態のステップモータと振動表示動作の説明:図3]
次に、第1の実施形態のステップモータと指針による振動表示動作について図3の概略図を用いて説明する。まず、ステップモータ10の構成を説明する。図3において、ステップモータ10は、駆動コイル11、ロータ12、ステータ13などによって構成される。ロータ12は2極磁化された円盤状の回転体であり、N極、S極が径方向に着磁されている。
ステータ13は、軟磁性材により成り、ロータ12を囲む半円部13a、13bがスリットで分割されている。また、半円部13a、13bが結合している基部13cに単相の駆動コイル11が巻装されている。
駆動コイル11は、二つのコイル端子を有しており、前述したドライバ回路4からの駆動波形O1が供給される端子を同一符号のコイル端子O1と称し、駆動波形O2が供給される端子を同一符号のコイル端子O2と称す。
また、ステータ13の半円部13a、13bの内周面の対向する所定の位置に、凹状のノッチ13d、13eが形成されている。このノッチ13d、13eによって、ステータ13の電磁的安定点(水平の点線Dで示す)に対してロータ12の静的安定点(制止時の磁極の位置:斜線Aで示す)がずれることになる。このずれによる角度差を初期位相角θと称し、この初期位相角θによって、ロータ12が所定の方向(時計回り)に回転しやすいように癖付けされている。
このステップモータ10の駆動コイル11に駆動パルスが供給されて、ロータ12が時
計回り方向(正転)及び反時計回り方向(逆転)に回転する動作は、公知であるので説明は省略し、本発明の特徴である微小パルスMP(図2参照)によるステップモータ10の振動動作について以下説明する。
図3において、ロータ12が静的安定点Aにあるとき、ステップモータ10の駆動コイル11のコイル端子O2に図2で示した第1パルスMP1が供給されると、ステータ13の半円部13aがN極に、半円部13bがS極に磁化される。これにより、ロータ12のN極と半円部13aのN極が反発し、また、ロータ12のS極と半円部13bのS極が反発し、ロータ12は、点線の軌跡Cで示すように、時計回り方向(正転方向)に回転する。
ここで、第1パルスMP1は、前述したように、ロータ12を1ステップ回転させるほどの駆動力はないので、ロータ12は、正転方向に回転するが保持トルクピーク位置Bに近づいても超えることなく、位置C1付近に達した後、静的安定点Aに戻る方向、すなわち、反時計回り方向に戻り出して逆回転する(軌跡C参照)。
次に、ステップモータ10の駆動コイル11のコイル端子O1に図2で示した第2パルスMP2が供給されると、ステータ13の半円部13aがS極に、半円部13bがN極に磁化される。これにより、ロータ12のN極と半円部13aのS極が引き合い、また、ロータ12のS極と半円部13bのN極が引き合うので、ロータ12は、軌跡Cで示すように、静的安定点Aを通過してさらに反時計回り方向に逆回転する。
ここで、第2パルスMP2は、前述したように、ロータ12を1ステップ逆回転させるほどの駆動力はないので、ロータ12は、逆転方向に回転するが保持トルクピーク位置Bに近づいても超えることなく、位置C2付近に達した後、再び静的安定点Aに戻る方向、すなわち、時計回り方向に戻り出して回転し、微小パルスMPが一組だけで終了するならば、ロータ12の回転振動は減衰して静的安定点Aで収束する(軌跡C参照)。
また、微小パルスMPが、図2で示したように、繰り返し周期Pe=32mSで連続してステップモータ10に供給されるならば、ロータ12の動きは、静的安定点Aを中心にして位置C1とC2の間を32mS周期で正転方向と逆転方向に繰り返し回転振動する。
なお、駆動コイル11に通常のステップ送りの駆動パルス(図示せず)が供給されると、ロータ12は保持トルクピーク位置Bを超えて180度回転し、静的安定点Aで停止する。この180度のロータ12の回転が通常の1ステップ送りである。
ここで図3に示すように、ステップモータ10のロータ12が2段の輪列W1、W2を介して、指針Hに接続され、ロータ12が静的安定点Aに位置するときに指針Hが中心位置h0(点線で示す)にあるように構成されたとすると、ロータ12が正転方向のピーク点である位置C1にあるとき、指針Hは位置h1となり、ロータ12が逆転方向のピーク点である位置C2にあるとき、指針Hは位置h2となる。
すなわち、ステップモータ10に図2で示す微小パルスMPが供給されると、指針Hは、中心位置h0を基準にして図面上の左右に所定の振動量(振幅)Eで振動する。この指針Hの動きを指針による振動表示と称する。ここで、指針Hの振動表示の周期は、微小パルスMPの繰り返し周期Peに依存し、また、その振動量Eは、微小パルスMPの駆動力に依存する。
たとえば、繰り返し周期Peを短くすれば、指針Hの振動表示は、素早く振動することになり、また、微小パルスMPの駆動力(第1パルスMP1と第2パルスMP2のデュー
ティによる)を大きくすれば、指針Hの振動表示の振動量Eが大きくなる。
このように、ステップモータ10は、ロータ12が回転しない程度の小さな駆動力を有する微小パルスMPが駆動コイル11に交互に供給されることで、ロータ12が正転方向と逆転方向に非回転で回転振動し、指針を所定の周期と振動量で振動表示させることができる。これにより、ステップモータ10は、正転と逆転によるステップ送りではなく、微小パルスMPによって、指針を視認可能な程度に振動表示させるので、従来の扇形運針(特許文献1参照)に比べて低消費電力で付加機能情報の表示を実現できる。
また、従来の扇形運針は、ステップモータの正転と逆転のステップ送りで実現していたので、指針の動きが遅いためにぎこちなく、見栄えの悪い運針であった。しかし、本発明の振動表示の動作は、前述したように、ロータ12の回転が保持トルクピーク位置B(図3参照)を超えないために、正転方向の動きも逆転方向の動きも素早く振動できるので、ロータ12の回転振動の速さは微小パルスMPの繰り返し周期Peに依存し、高速で素早い振動表示を実現でき、見栄えが良く視認性に優れた指針による振動表示を実現できる。
[第1の実施形態の電子時計の指標と指針の説明:図4(a)]
次に、第1の実施形態の電子時計の指標と指針の一例について図4(a)を用いて説明する。図4(a)は、第1の実施形態の電子時計1の指標を説明する正面図である。図4(a)において、電子時計1の文字盤30の12時の位置には、長波電波の受信動作中を表す指標“RX”が印字されている。また、文字盤30の1時の位置には、長波電波受信の成功を表す指標“OK”が印字されている。また、文字盤30の11時の位置には、長波電波受信の失敗を表す指標“NG”が印字されている。なお、各指標の位置や語句は任意であり、電子時計の仕様に応じて変更してよい。
また、電子時計1は、秒針31、分針32,時針33を有しており、文字盤30上で時刻を表示するが、長波電波を受信するモードでは、制御部3がステップモータ10を駆動して、秒針31によって指標“RX”、指標“OK”、指標“NG”を指示するように動作する。なお、秒針31が各指標を指示する動作の詳細は後述する。また、電子時計1の外装の側面には、スイッチSW1〜SW3が配置されている。また、図4(b)は従来の電子時計の指標を示す正面図であるが説明は後述する。
[第1の実施形態の電子時計のモード移行動作の説明:図5]
次に、第1の実施形態の電子時計のモード移行動作について図5のフローチャートを用いて説明する。なお、電子時計1の構成は図1を参照する。また、電子時計1の外観は、図4(a)を参照し、文字盤30と指針として秒針31、分針32、時針33、および、スイッチSW1〜SW3を有するものとする。
図5において、電子時計1の制御部3は、外装の側面に配置されたスイッチSW1〜SW3のいずれかが操作されたか否かを判定する(ステップS1:SW操作有?)。ここで、スイッチSW1〜SW3が操作されていなければ(判定N)、ステップS1の判定を繰り返し、スイッチSW1〜SW3のいずれかが操作されていれば(判定Y)、次のステップS2に進む。
次にステップS1で判定Yの場合、スイッチSW1が操作されたか否かを判定する(ステップS2:SW1?)。ここで、スイッチSW1が操作されているならば(判定Y)、ステップS5に進み、スイッチSW1が操作されていなければ(判定N)、次のステップS3に進む。
次にステップS2で判定Yの場合、スイッチSW1に機能の割り当てがないとすると、
制御部3は制御信号P2を出力し、ドライバ回路4から微小パルスMPをステップモータ10に供給して秒針31を所定の時間(たとえば2秒間)振動表示する(ステップS5:振動表示)。この振動表示は、秒針31が通常の1秒運針を行っている合間に、その指示位置近傍(駆動手段がステップモータの場合は1ステップ以下の振幅)で振動するとよい。
この秒針31による振動表示によって、電子時計1の使用者(図示せず)は、電子時計1がスイッチSW1の操作を受け付けたけれど、スイッチSW1には割当て機能がないことを認識できる。なお、ステップS5の動作終了後は、ステップS1に戻り、スイッチSW1〜SW3の操作判定を継続する。
次にステップS2で判定Nの場合、スイッチSW2が操作されたか否かを判定する(ステップS3:SW2?)。ここで、スイッチSW2が操作されているならば(判定Y)、スイッチSW2は、長波電波受信モードに移行するスイッチであるので、制御部3は長波電波受信モード(ステップS10〜)に進む。
この長波電波受信モードでは、まず秒針31が文字盤30上の指標“RX”(図4(a)参照)に移動後、所定の時間、振動表示を行う(ステップS11)。以降、ステップS12からの詳細は、長波電波受信モードの動作フロー(図6参照)で後述する。また、ステップS3でスイッチSW2が操作されていなければ(判定N)、次のステップS4に進む。
次にステップS3で判定Nの場合、スイッチSW3が操作されたか否かを判定する(ステップS4:SW3?)。ここで、スイッチSW3が操作されているならば(判定Y)、スイッチSW3は、長波電波の受信結果表示モードに移行するスイッチであるので、制御部3は、長波電波の受信結果に応じて秒針31を振動表示する(ステップS6:受信結果表示)。なお、ステップS6の長波電波の受信結果表示モードの動作説明は後述する。また、ステップS4でスイッチSW3が操作されていなければ(判定N)、ステップS1に戻り、スイッチSW1〜SW3の操作判定を継続する。
[第1の実施形態の電子時計の長波電波受信動作の説明:図6]
次に、第1の実施形態の長波電波受信モードの詳細な動作について図6のフローチャートを用いて説明する。なお、電子時計1の構成は図1を参照し、電子時計1は、図4(a)に示すように、文字盤30と指針として秒針31、分針32、時針33を有するものとする。
図6において、電子時計1の使用者がスイッチSW2を操作すると、電子時計1の制御部3は、前述したように、長波電波受信モード(ステップS10〜)に移行して順次動作を実行する。ここで、電子時計1が長波電波受信モードに移行すると、制御部3は、制御信号P2を出力し、ドライバ回路4から所定の駆動パルスをステップモータ10に供給して秒針31を指標“RX”(たとえば、00秒の位置:図4(a)参照)に移動させる。
さらに、制御部3は制御信号P2を出力し、ドライバ回路4から微小パルスMPをステップモータ10に供給し、指標“RX”を指示している秒針31の指示位置近傍で秒針31を所定の時間(たとえば3秒間)振動表示させる(ステップS11:RXに移動後振動)。これにより、電子時計1の使用者は、秒針31が指標“RX”を指示し、その指示位置近傍で振動表示することによって、電子時計1が長波電波受信モードに移行したことを知ることができる。
次に制御部3は、長波電波受信部21を制御してアンテナ22から長波電波(標準電波
)を受信し、長波電波受信部21は内部で信号処理を行い、デジタル信号に変換した復調信号P3を出力する。制御部3は、この復調信号P3を入力し、復調信号P3の秒同期位置、すなわち、復調信号P3の立ち上がり位置を検出して、その位置を秒同期位置として認識する(ステップS12:秒同期検出)。
次に制御部3は、検出した秒同期位置を基準にして、復調信号P3のパルス幅が共に0.2秒のポジションマーカ(P0〜P5)とマーカ(M)が連続するタイミングを検出し、そのタイミングをタイムコードの00秒位置(分同期)と認識する(ステップS13:00秒位置検出)。
次に制御部3は、検出したタイムコードの00秒位置を基準にして、タイムコードの分や時などのブロック毎に論理“0”、論理“1”、およびポジションマーカ(P0〜P5)の判定を行い、一例として、判定の際のエラー検出数から受信感度を検出する(ステップS14:受信感度検出)。たとえば、1分間のエラー数がゼロであった場合は、受信感度高い(Hi)と判定し、エラー数が1〜2個であった場合は、受信感度普通(Mid)と判定し、エラー数が3個以上であった場合は、受信感度低い(Low)と判定する。
次に制御部3は、受信したタイムコードをブロック毎に照合し、正確に受信できたブロックは、受信を終了する(ステップS15:ブロック毎の照合)。ここで、ブロック毎の照合は、一例として、直前に受信したブロックデータを記憶し、今回受信したブロックデータと照合して二つのデータが一致した場合は、そのブロックの受信は成功したと判定する。
次に制御部3は、受信中のタイムコードが、ポジションマーカ(P0〜P5)であるか否かを判定し、ポジションマーカである場合(判定Y)は、次のステップS17に進み、ポジションマーカではない場合(判定N)は、ステップS15に戻ってブロック毎の照合を継続する(ステップS16:Pタイミング?)。
次にステップS16で判定Yの場合、制御部3は、ポジションマーカを検出したので、そのポジションマーカの期間中(1秒間)に、先のステップS14で検出した受信感度に応じて制御信号P2を出力し、ドライバ回路4から微小パルスMPをステップモータ10に供給して秒針31を所定の振動量で振動表示する(ステップS17:受信感度表示)。
すなわち、ポジションマーカは10秒毎に到来するので、電子時計1が長波電波受信動作中は、秒針31が10秒毎に受信感度に応じた振動量の振動表示を繰り返し、使用者に対して、電子時計1が、現在、長波電波受信中であること、および受信の信頼性に関する受信感度情報を表示する。
たとえば、現在の受信感度が高い“Hi”である場合は、秒針31の振動表示の振動量を大きくし、また、受信感度が普通“Mid”である場合は、秒針31の振動表示の振動量を中程度にし、また、受信感度が低い“Low”である場合は、秒針31の振動表示の振動量を小さくするとよい。このように、制御部3は、秒針31による振動表示によって、付加機能情報である受信感度情報を表示する。なお、ステップS17の受信感度表示の詳細な動作は後述する。
次に制御部3は、長波電波受信が完了したか否かを判定する(ステップS18:受信完了?)。ここで、タイムコードのすべてのブロックが受信に成功すれば、判定はYとなる。また、既定時間(たとえば10分)以内にすべてのブロックの受信が成功しなければ、受信を中断するために判定はYとなる。ここで、判定Yの場合は、次のステップS19に進み、受信が完了していなければ(判定N)、ステップS15に戻ってブロック毎の照合
を継続する。
次にステップS18で判定Yの場合、制御部3は、長波電波受信が成功したか否かを判定する(ステップS19:受信成功?)。ここで、タイムコードのすべてのブロックが受信に成功すれば(判定Y)、ステップS20に進む。また、タイムコードのすべてのブロックが受信に成功していなければ(判定N)、ステップS22に進む。
次に制御部3は、ステップS19で判定Yであれば、制御信号P2を出力し、ドライバ回路4から所定の駆動パルスをステップモータ10に供給して秒針31を指標“OK”の位置(図4(a)参照)に移動させる(ステップS20:「OK」表示)。これにより、電子時計1の使用者は、長波電波受信が成功したことを知ることができる。なお、制御部3は、長波電波受信が成功したことを内部に記憶する。
次に制御部3は、長波電波受信が成功したので、内部の時刻情報を受信した標準時刻情報に修正し、所定の時間後にステップモータ10を駆動して秒針31、分針32、時針33によって修正した時刻を表示し(ステップS21:時刻修正&表示)、その後、長波電波受信モードを終了する。
また制御部3は、ステップS19で判定Nであれば、制御信号P2を出力し、ドライバ回路4から所定の駆動パルスをステップモータ10に供給して秒針31を指標“NG”の位置(図4(a)参照)に移動させる(ステップS22:「NG」表示)。これにより、電子時計1の使用者は、長波電波受信が失敗したことを知ることができる。なお、制御部3は、長波電波受信が失敗したことを内部に記憶する。
次に制御部3は、長波電波受信が失敗したので、内部の時刻情報を修正することなく、所定の時間後にステップモータ10を駆動して秒針31、分針32、時針33によって内部の時刻情報を表示し(ステップS23:内部時計時刻表示)、その後、長波電波受信モードを終了する。
なお、ステップS20(「OK」表示)とステップS22(「NG」表示)において、先のステップS14で検出した受信感度に基づいて秒針31を所定の振動量で振動表示し、受信感度表示を行ってもよい。
また、ステップS20(「OK」表示)とステップS22(「NG」表示)での受信感度表示は、振動表示の周期や振動時間の長さの違いによって表示してもよい。一例として、受信感度が高い“Hi”の場合は、振動表示を2秒間継続し、受信感度が普通“Mid”の場合は、0.5秒振動と0.5秒停止の動作を所定の期間繰り返し、受信感度が低い“Low”の場合は、0.2秒振動と0.8秒停止の動作を所定の期間繰り返すようにしてもよい。このような受信終了時の振動表示によって、電子時計1の使用者は、受信の成否と共に、その受信動作での受信感度の情報も知ることができる。
[長波電波受信モードにおける受信感度表示のタイミング説明:図7]
次に、長波電波受信モード動作(図6参照)での受信感度表示(ステップS17)の動作タイミングについて図7を用いて説明する。図7は標準電波のタイムコードを示しており、図7において、標準電波のタイムコードは、よく知られているように、分、時、月等のブロックに別れており、且つ、ポジションマーカ(P0〜P5)が、59秒、9秒、19秒、29秒、39秒、49秒に現れ、また、マーカ(M)は、00秒に現れる。これらのマーカは時刻情報を含まず、この期間にノイズが到来しても標準時刻の受信に影響を与えることがない。
従って、受信感度表示(ステップS17)は、ポジションマーカ(P0〜P5)に同期して、ポジションマーカの期間中、すなわち、10秒毎に1秒間だけのタイミングでステップモータ10に微小パルスMPを供給して秒針31による振動表示を行い、それ以外の時刻情報の受信期間では、ステップモータ10を停止することで、長波電波受信は、ステップモータ10からのノイズに影響されずに正常な受信動作を行うことができる。
すなわち、図7に示すように、タイムコードのポジションマーカ(P0〜P5)以外の期間(分、時、月日などのブロック)では、秒針31は指標“RX”を指示して停止している。また、10秒毎のポジションマーカ(P0〜P5)の期間では、秒針31は指示している指標“RX”の指示位置近傍で振動表示する。電子時計1の使用者は、この秒針31が10秒毎に振動表示を繰り返す動作によって、電子時計1が現在、長波電波受信中であることを認識することができる。
また、受信感度表示(ステップS17)での秒針31による振動表示は、ポジションマーカ(P0〜P5)の箇所だけでなく、パリティ、予備、うるう秒、コード0等(図7のタイムコード参照)の時刻情報として通常使用されていない箇所を含めて行ってもよい。これにより、受信中に秒針31が振動表示する期間が増えるので、電子時計1が現在、長波電波受信中であることをより明確に表示できる。
[長波電波受信モードにおける受信感度表示動作の説明:図8]
次に、長波電波受信モード動作(図6参照)での受信感度表示(ステップS17)において、受信感度に応じて振動表示の振動量(振幅)を変化させる動作について図8を用いて説明する。なお、この受信感度表示は、受信の信頼性に関する情報を表示する動作である。図8(a)は、受信感度表示のために振動表示の振動量を可変する微小パルスMP(図2参照)の第1パルスMP1と第2パルスMP2のデューティのランク表の一例を示している。
図8(a)において、微小パルスMPのランクは、一例としてランク0〜ランク3までの4段階で構成され、ランク0は第1パルスMP1と第2パルスMP2のデューティが最も小さく、従って、ステップモータ10にランク0の微小パルスMPが供給されると、駆動力が最も弱いので、秒針31の振動量は最も小さくなる。
また、ランク3は第1パルスMP1と第2パルスMP2のデューティが最も大きく、従って、ステップモータ10にランク3の微小パルスMPが供給されると、駆動力が最も強いので、秒針31の振動量は最も大きくなる。
図8(b)は、受信感度表示(ステップS17)において、異なる受信感度に応じて秒針31の振動量を異ならせる一例を示している。ここで、前述した長波電波受信モードでの受信感度検出(ステップS14)の結果、受信感度が高い場合(Hi)は、制御部3がランク3の微小パルスMPをステップモータ10に供給し、秒針31は大きな振動量E3で振動表示を行う。
また、受信感度が普通の場合(Mid)は、制御部3がランク2の微小パルスMPをステップモータ10に供給し、秒針31は中程度の振動量E2で振動表示を行う。また、受信感度が低い場合(Low)は、制御部3がランク1の微小パルスMPをステップモータ10に供給し、秒針31は小さな振動量E1で振動表示を行う。
このように、長波電波受信モードでは、秒針31をポジションマーカ(P0〜P5)に同期して受信感度に応じた振動量で振動表示することで、電子時計1の使用者に対して、長波電波受信中であることを示すと共に、その振動表示の振動量の違いによって、長波電
波受信の信頼性情報である現在の受信感度情報を分かりやすく表示できる。
たとえば、使用者が秒針31の振動表示の振動量によって受信感度が“Hi”であると知った場合は、電子時計1を現在の位置にとどめて、良好な受信状態で長波電波受信を継続できる。また、使用者が振動表示の振動量によって受信感度が“Low”であると知った場合は、電子時計1を長波電波が受信しやすい場所(野外など)に移動するなどして、受信状態を改善できる。
なお、ステップS17での秒針31による振動表示は、受信感度表示ではなく、受信動作の進行度(ステップS15でのブロック照合の成功度合)を表示してもよい。たとえば、受信するタイムコードで照合するブロックは、分、時、月日(積算日)、年、曜の5つがあるが、照合完了が2つ以下の場合は、秒針31が小さな振動量E1で振動表示を行い、照合完了が3つの場合は、秒針31が中程度の振動量E2で振動表示を行い、照合完了が4つの場合は、秒針31が大きな振動量E3で振動表示を行う。これにより、電子時計1の使用者は、秒針31による振動表示の振動量によって、受信動作の進行度をリアルタイムで知ることができる。
[受信結果表示モード動作(ステップS6)の説明:図8]
次に、前述したモード移行動作フロー(図5参照)の受信結果表示モード(ステップS6)の動作の一例について図8を用いて説明する。ここで、スイッチSW3が操作されると、制御部3は、長波電波の受信結果に応じて秒針31を振動表示するが、この振動表示は、前述した受信感度表示(ステップS17)の動作と同様である。
すなわち、制御部3はスイッチSW3が操作されると、秒針31を指標“RX”に移動し、直前に行われた長波電波受信動作での受信感度情報に基づいて、所定の時間、異なる振動量で振動表示を行う。ここで、図8に示すように、受信感度情報が高い(Hi)場合は、制御部3がランク3の微小パルスMPをステップモータ10に供給し、秒針31は大きな振動量E3で振動表示を行う。
また、受信感度情報が普通(Mid)の場合は、制御部3がランク2の微小パルスMPをステップモータ10に供給し、秒針31は中程度の振動量E2で振動表示を行う。また、受信感度情報が低い(Low)場合は、制御部3がランク1の微小パルスMPをステップモータ10に供給し、秒針31は小さな振動量E1で振動表示を行う。また、受信が失敗した場合は、一例として図示しないが、秒針31は振動表示せず、所定の時間、指標“RX”を指示するとよい。
このように、秒針31の振動表示によって、前述した長波電波受信モードでの受信感度表示(ステップS17)と、受信後の受信結果表示モード(ステップS6)での受信感度表示と、の二つのモードでの受信感度情報の表示を行うことができる。
また、受信結果表示モード(ステップS6)の他の動作として、受信感度情報を秒針31による振動表示の振動量の違いで表示すると共に、受信の成否情報(ステップS20、S22参照)に基づいて、秒針31を図4(a)で示す指標“OK”、“NG”を指示するようにしてもよい。これにより、電子時計1の使用者は、スイッチSW3を操作することで、秒針31の振動表示で受信感度情報を知り、また、秒針31が指示する指標によって受信の成否情報を知ることができる。
[第1の実施形態の電子時計の受信情報表示の説明:図4]
次に、第1の実施形態の受信情報表示のまとめを図4を用いて説明する。図4(a)は、前述した第1の実施形態の電子時計1の指標を示す正面図の一例であり、図4(b)は
、比較のために示す従来の電子時計の正面図の一例である。図4(a)において、電子時計1の文字盤30上には、前述したように、指標“RX”、指標“OK”、指標“NG”が印字されている。
ここで、前述した長波電波受信モード(ステップS10〜:図6参照)において、長波電波の受信動作中は、秒針31が指標“RX”を指示して長波電波受信動作中であることを表示する。また、前述したステップS20の「OK」表示では、秒針31が文字盤30上の指標“OK”を指示し、ステップS22の「NG」表示では、秒針31が文字盤30上の指標“NG”を指示し、それぞれの受信動作情報を表示する。
ここで、秒針31が受信動作中の指標“RX”と受信の成否の指標“OK”、“NG”を指示することで表示する複数の受信情報を第1の付加機能情報と称する。
また、秒針31は、前述したように、長波電波受信動作中に、タイムコードのポジションマーカ(P0〜P5)に同期して異なる受信感度に応じて振動量が異なる振動表示を行って受信の信頼性情報(受信感度情報)を表示する(ステップS17参照)。
また同様に、前述した受信結果表示モード(ステップS6)においても、秒針31の複数の振動量による振動表示によって、受信の信頼性情報(受信感度情報)が表示される。ここで、秒針31が振動表示することで表示する受信信頼性情報を第2の付加機能情報と称する。
このように、第1の実施形態の電子時計1では、制御部3によって秒針31が指標を指示することで表示される複数の受信情報の第1の付加機能情報と、制御部3によって秒針31が振動表示することで表示される受信信頼性情報の第2の付加機能情報と、の2種類の情報を表示することができる。
このため、第1の実施形態では、長波電波受信機能に関する指標は、指標“RX”、“OK”、“NG”の三つのみでよく、受信の信頼性情報(受信感度情報)に関する指標は不要であり、また、受信機能表示のために、専用の指針を設ける必要もない。
一方、従来の長波電波受信機能を備えた電子時計(図4(b)参照)では、長波電波受信に関する指標は、指標“RX”、“OK”、“NG”の他に、図示するように、受信の信頼性情報(受信感度情報)を表示するために、指標“H”、“M”、“L”等が必要であった。このため従来では、長波電波受信に関する指標が、文字盤のスペースの約半分を占めることになり、長波電波受信以外の付加機能指標を配置する場合は、スペースが足らず大きな問題となっていた。また従来では、受信機能に関する指標の数が多いために、図示しないが、専用の指針が必要となるケースもあった。
しかし、電子時計1の正面図(図4(a)参照)で明らかなように、第1の実施形態では、受信機能に関する指標のスペースは、文字盤30の一部だけでよいので、他の付加機能指標を文字盤30に配置する場合、十分なスペースを確保でき、多機能時計であっても各機能が見やすく使いやすい電子時計を提供できる。また、機能指標の数が少なく、専用の指針も不要なので、デザイン上の制約が減り、時計としてのデザイン上の自由度が増して、様々なデザインの電子時計を提供できる。
なお、図4(a)の受信の成否の指標“OK”、“NG”は、秒針31が指標“RX”を指示しながら、受信の成否に応じた振動表示の有無によって不要にすることもできる。たとえば、図6のステップS20(「OK」表示)とステップS22(「NG」表示)において、秒針31を指標“OK”、または“NG”に移動するのではなく、指標“RX”
を指示しながら、受信成功の場合は振動表示を行い、受信失敗の場合は振動表示を停止すれば、振動表示の有無で受信の成否を表示できる。これにより、受信機能に関する指標は、指標“RX”のみでよいので、さらに文字盤のデザイン上の制約を減らすことが可能となる。
以上のように、第1の実施形態によれば、指針の指示位置近傍において、指針を視認可能な程度に振動表示させることで、時計の付加機能情報等を見やすく分かりやすく表示する新しい情報表示手段を備えた電子時計を提供できる。この指針による振動表示は、ステップモータ10を微小パルスMPによって微小振動させるだけであるので、従来に比べて低消費電力で時計の内部状態や情報を使用者に分かりやすく表示できる利点がある。
また、指針の振動表示、および、その振動量などの違いによって、異なる複数の付加機能情報を表示できるので、付加機能表示のために、指標を増やしたり指針を追加したりする必要がなく、スペースが限られている文字盤を有効に活用でき、時計としてのデザイン上の自由度が増して、多様なデザインの電子時計を提供できる。
[第1の実施形態の変形例1の電子時計の構成説明:図1]
次に、第1の実施形態の変形例1として、衛星電波受信機能を備えた電子時計の概略構成について図1を参照して説明する。第1の実施形態の変形例1は、図1に示す付加機能部20として衛星電波受信部と衛星電波アンテナ(共に図示せず)による衛星電波受信機能を備えている。
衛星電波受信部は、GPS(Global Positioning System)衛星(図示せず)等からの衛星信号を受信する機能を有しており、制御部3は、この衛星信号に含まれるGPS時刻情報に基づいて内部時刻情報を修正する機能を備えている。なお、発振回路2、制御部3、ドライバ回路4、ステップモータ10等の構成は、第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
[第1の実施形態の変形例1の電子時計の動作説明:図4(a)]
次に、第1の実施形態の変形例1の衛星電波による受信動作を図4(a)を参照して説明する。ここで、GPS衛星からのGPS時刻情報の受信は、前述した第1の実施形態の長波電波受信とは異なり、短時間に受信できるので、使用者に対して受信中の受信感度情報を指示する動作は必要なく、受信の成否の受信結果情報を指針によって指示することで十分である。
従って、使用者の所定の操作等によって、GPS時刻情報の受信が開始されたならば、制御部3は、秒針31(図4(a)参照)を指標“RX”の位置に移動させて停止する。
次に、GPS時刻情報の受信が成功したならば、制御部3は、一例として、秒針31を指標“RX”から正転方向に一周するように駆動し、指標“RX”に戻った時点で、受信成功であれば、所定の時間、秒針31を振動表示させ、その後、GPS時刻に修正した時刻情報を指示するように動作する。
また、受信失敗であれば、秒針31の一周後に、所定の時間、秒針31を指標“RX”の位置で停止させ、その後、受信が失敗したので内部の時計時刻情報を指示するように動作する。
以上の動作によって、衛星電波受信機能を備えた電子時計の使用者は、秒針31が指標“RX”から一周することで、受信が終了したことを知り、さらに、一周後の秒針31の振動表示の有無で、受信が成功したか否かを判断することができる。
以上のように、第1の実施形態の変形例1によれば、GPS時刻情報の受信終了後の指針の振動表示の有無で、受信の成否の情報を知ることができるので、たとえば、図4(a)に示す文字盤30上の指標“OK”と“NG”が不要となり、文字盤上の指標の数をさらに減らすことが可能となる。この結果、文字盤上の指標の数が最小限になり、デザイン上の自由度が増した衛星電波受信機能を備えた電子時計を提供できる。
また、よく知られているように、GPS時刻を受信して標準時を求める際には、現在の閏秒を示す情報を受信し、GPS時刻に対して受信した閏秒を加算しなければならないが、GPS時刻情報の中で、閏秒を示す情報は12.5分毎に一回送信されるのみである。このため、閏秒を受信するためには、最大12.5分間、GPS受信を継続しなければならないが、GPS受信の度に、長時間受信を継続することは煩わしく、使用上問題がある。
この問題を回避するために、通常のGPS受信では、閏秒の受信は行わず、一定期間以上、閏秒情報が更新されていない場合には、一例として、秒針31を1秒運針させながら、同時に所定の間隔で振動表示してもよい。これにより電子時計の使用者は、秒針の運針中の振動表示を見て、閏秒情報の受信の必要性を認識し、最大12.5分間のGPS受信を行う閏秒受信モードに移行する操作を行うことができる。このように、本実施形態の指針による振動表示は、電子時計の様々な情報を使用者に分かりやすく表示できるメリットを有している。
[第1の実施形態の変形例2の電子時計の構成説明:図1]
次に、第1の実施形態の変形例2として、Bluetooth(登録商標)等の小電力による近距離無線通信機能を備えた電子時計の概略構成について図1を参照して説明する。第1の実施形態の変形例2は、図1に示す付加機能部20として近距離無線通信部と近距離アンテナ(共に図示せず)による近距離無線通信機能を備えている。
近距離無線通信部は、外部のスマートフォンや携帯電話(共に図示せず)等と近距離無線通信を行い、メールの受信や電話の着信等を受けると、制御部3に対して受信や着信の情報を出力する。制御部3は、近距離無線通信部からの情報に基づいてステップモータ10を駆動し、秒針31を振動表示させる機能を備えている。なお、発振回路2、制御部3、ドライバ回路4、ステップモータ10等の構成は、第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
[第1の実施形態の変形例2の電子時計の動作説明:図1]
次に、第1の実施形態の変形例2の動作について図1を参照して説明する。ここで、付加機能部20の近距離無線通信部(図示せず)は、近距離無線通信機能によって、予め接続を登録したスマートフォンや携帯電話からの情報を受信すると、その受信内容に基づいた情報を制御部3に出力する。
制御部3は、付加機能部20の近距離無線通信部からの情報を入力し、異なる情報に応じて、指針の振動表示と停止の間隔 を複数形態で行うことが可能に構成されている。一例として、近距離無線通信部からの情報がメール受信であれば、制御部3は、ステップモータ10に対して、第1の間隔で微小パルスMP(図2参照)を出力し、秒針31を運針しながら、たとえば、秒針31が1秒毎に振動表示と停止 を繰り返すように制御する。
また、近距離無線通信部からの情報がLINE(登録商標)の受信であれば、制御部3は、メール受信とは異なる第2の間隔で微小パルスMPを出力し、秒針31を運針しながら、たとえば、秒針31が2秒毎に振動表示と停止 を繰り返すように制御する。
また、近距離無線通信部からの情報が電話着信であれば、制御部3は、メール受信やLINE(登録商標)受信とは異なる第3の間隔で微小パルスMPを出力し、秒針31を運針しながら、たとえば、秒針31が3秒毎に振動表示と停止 を繰り返すように制御する。
これにより、電子時計の使用者は、腕に填めた電子時計の秒針の振動表示の振動間隔の違いによって、たとえば、カバン等に入れているスマートフォンや携帯電話からの情報を容易に知ることができ、メールの確認や電話の受け答え等を確実に行うことができる。なお、電子時計がアラーム機能やバイブレータ機能を備えているならば、秒針31の振動表示に同期するなどして、動作させてもよい。
以上のように、第1の実施形態の変形例2によれば、近距離無線通信機能を備えた電子時計において、メール受信や電話着信等の異なる種別の付加機能情報を、指針による異なる間隔の振動表示によって表示できるので、使用者は、指針の振動表示の振動間隔の違いによって情報の内容を判断でき、使いやすく便利な電子時計を提供できる。また、変形例2では、付加機能情報の指標(メール、LINE(登録商標)、電話などの指標)を必要としないので、文字盤上の指標が増加することがなく、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
[第2の実施形態の電子時計の構成説明:図9]
次に、第2の実施形態の電子時計の概略構成について図9を用いて説明する。図9において、符号40は第2の実施形態のアナログ表示方式の電源状態検出回路を備えた電子時計である。
電子時計40は、発振回路2、制御部3、ドライバ回路4、ステップモータ10、複数のスイッチSW1〜SW3を有しているが、これらの構成は、前述した第1の実施形態の電子時計1の構成(図1参照)と同様であるので同一符号を付し説明は省略する。
また、電子時計40は、時刻表示以外の付加機能として、電源の状態を検出する電源状態検出回路41を備えている。電源状態検出回路41は、充電制御回路42と充電量計測回路43とを有する。充電制御回路42は発電手段としてのソーラセル44の発電情報を取得して蓄電手段としての二次電池45の充電を制御し、また、充電量計測回路43は二次電池45の蓄電量情報を取得する機能を有している。このように、電子時計40は、ソーラセル44によって二次電池45を充電して動作するソーラー充電機能を備えた電子時計である。
また、制御部3は、付加機能情報として電源状態検出回路41からの発電量情報と蓄電量情報等による電源状態情報を入力し、二次電池45の充電制御を行うと共に、ステップモータ10の駆動を制御して、運針動作と指針の振動表示を行う。
[第2の実施形態の電子時計の動作説明:図10]
次に、第2の実施形態の電子時計40の動作について図10のフローチャートを用いて説明する。なお、電子時計40の構成は図9を参照し、電子時計40は、前述した第1の実施形態の電子時計1と同様に文字盤30と秒針31、分針32、時針33(図4(a)参照)を有するものとする。
図10において、電子時計40の電源状態検出回路41は、所定のタイミングで二次電池45の電池電圧を測定する(ステップS31:電池電圧測定)。この動作は、電源状態
検出回路41に内蔵する充電量計測回路43が行い、測定した電池電圧値は、二次電池45の蓄電量情報として制御部3に出力される。
次に制御部3は、入力した蓄電量情報によって、二次電池45が過充電領域か否かを判定する(ステップS32:過充電領域?)。ここで、制御部3は、一例として蓄電量情報である電池電圧値が所定の電圧値を超えていれば、二次電池45は過充電領域にあると判定して(判定Y)、ステップS40に進み、また、蓄電量情報が所定の電圧値を超えていなければ、二次電池45は過充電領域ではないと判定して(判定N)、次のステップS33に進む。
次に、ステップS32で判定Y(過充電領域)の場合、制御部3はステップモータ10を駆動して通常運針を行う(ステップS40:通常運針)。
次に制御部3は、ステップS32で過充電領域の判定がなされたので、通常運針を継続しながら、モータ10に微小パルスMPを供給して秒針31を所定の間隔で振動表示し(ステップS41:振動表示)、その後、処理を終了する。この秒針31による振動表示の間隔は任意であるが、一例として一秒運針ごとに毎回行うようにするとよい。この秒針31の振動表示によって、使用者に二次電池45が過充電領域にあることを知らせることができる。
また、二次電池45の過充電の程度に応じて(すなわち、電池電圧の値に応じて)、振動表示の振動量や振動間隔を変化させてもよい。たとえば、過充電状態が弱ければ、振動表示の振動量を小さく振動させ、過充電状態が強ければ、振動表示の振動量を大きく振動させるとよい。なお、振動表示の振動量の制御は、前述した第1の実施形態の制御(図8参照)と同様である。
このステップS41による秒針31の振動表示によって、使用者は、二次電池45が十分に充電された状態であることを認識でき、たとえば、ソーラセル44に太陽光を照射して充電していた場合などでは、その充電作業を終わらせる目安となる。また、この秒針31による振動表示は、ステップモータ10に微小パルスMPを供給することで電力消費となるので、二次電池45の過充電状態をある程度緩和する効果もある。
次に、ステップS32で判定Nの場合、制御部3は、現在がパワーセーブモード(以降、PSモードと略す)か否かを判定する(ステップS33:PSモード?)。ここで、制御部3は、PSモードではない場合は(判定N)、次のステップS34に進み、PSモードの場合は(判定Y)、ステップS42に進む。なお、PSモードとは、ソーラセル44からの発電が所定時間以上無いこと(非発電)を検出した場合に移行するモードであり、PSモードでは、二次電池45の消費電力を抑えるために秒針31を停止する。
ここで、ステップS33で判定N(PSモードではない)の場合、制御部3は、電源状態検出回路41を制御して、所定のタイミングでソーラセル44の出力電圧を測定する(ステップS34:発電量測定)。この動作は、電源状態検出回路41に内蔵する充電制御回路42が行い、測定した出力電圧値は、ソーラセル44の発電量情報として制御部3に出力される。
次に、制御部3は、ステップS34で入力したソーラセル44の発電量情報から、ソーラセル44が所定時間(たとえば1時間)以上非発電状態を継続しているか否かを判定する(ステップS35:所定時間非発電?)。ここで、所定時間以上非発電状態が継続しているならば(判定Y)、次のステップS36に進み、非発電状態が継続していなければ(判定N)、ステップS39に進む。
ここで、ステップS35で判定N(非発電ではない)の場合、制御部3は、ソーラセル44の発電動作は正常であると認識し、ステップモータ10を駆動して1秒毎の通常運針を行う(ステップS39)。
また、ステップS35で判定Y(非発電が継続)の場合、制御部3は、内部時刻が00秒であるか否かを判定する(ステップS36:00秒?)。ここで、内部時刻が01秒から59秒であれば(判定N)、1秒毎の運針を行うステップS39に進み、内部時刻が00秒であれば(判定Y)、次のステップS37に進む。
ここで、ステップS36で判定Y(00秒)の場合、制御部3は、内部のPSモードのフラグを立てて電子時計40をPSモードに移行する(ステップS37:PSモード)。すなわち、電子時計40は、所定時間以上、ソーラセル44の非発電が継続し、その後、内部時刻が00秒となった時点で、PSモードに移行するのである。
次に、制御部3は、PSモードに移行したので、ステップモータ10に微小パルスMPを供給して秒針31を所定の時間振動表示し(ステップS38:振動表示)、その後、処理を終了する。すなわち、ステップS38での秒針31による振動表示は、秒針31が00秒を指示している指示位置近傍で行われる。この秒針31による00秒位置での振動表示によって、使用者に電子時計40がPSモードに移行したことを知らせることができる。
また、ステップS33で判定Y(PSモードである)の場合、制御部3は、内部時刻が00秒であるか否かを判定する(ステップS42:00秒?)。ここで、内部時刻が01秒から59秒であれば(判定N)、なにも行わずに処理を終了し、内部時刻が00秒であれば(判定Y)、ステップS38に進み、秒針31が所定の時間振動表示する。
すなわち、電子時計40がPSモードに移行すると、秒針31は、00秒の位置で運針を停止し、内部時刻が00秒になる毎に、秒針31が所定の時間(たとえば1秒間)、振動表示する。
このように、秒針31が00秒の指示位置近傍で00秒毎(すなわち1分毎)に振動表示を行うことで、使用者は、電子時計40が故障したのではなく、ソーラセル44からの発電が停止しているためにPSモードに移行していると認識できる。そして、振動表示は、前述したように、ステップモータ10をステップ送りしているわけではないので、消費電力が少なく、少ない消費電力でPSモードを維持できる利点がある。
なお、PSモードの解除は、図10のフローチャートには記載していないが、制御部3が充電制御回路42からの発電量情報によって、ソーラセル44の発電が開始されたと判定すると、PSモードを解除し、ステップモータ10を駆動して早送りで秒針31を内部時刻に合わせるように動作するとよい。
また、本実施形態ではステップS41(振動表示)において、二次電池45が過充電領域に達した場合に振動表示によって過充電を表示したが、二次電池45の電池電圧が低下して、緊急に充電が必要な場合、すなわち、充電警告として秒針31による振動表示を行ってもよい。
たとえば、図10のフローチャートには図示しないが、電池電圧測定(ステップS31)後に、二次電池45が過充電領域であれば、秒針31による振動表示と停止の 間隔を1秒毎に行い、また、二次電池45の電池電圧が低下して充電警告領域であれば、秒針3
1による振動表示と停止の 間隔を2秒毎に行う。このように、ステップS41(振動表示)での振動形態を切り替えて、過充電表示と充電警告表示とを併用してもよい。
以上のように、第2の実施形態によれば、ソーラー充電機能を備えた電子時計において、二次電池の過充電情報や、ソーラセルの非発電状態であるPSモード情報等の電源状態情報を、指針の振動表示によって使用者に分かりやすく伝達できるので、電源状態を確実に把握できる使いやすい電子時計を提供できる。また、過充電情報やPSモード情報などの付加機能情報を示すための指標を必要としないので、文字盤上のスペースを他の付加機能情報のために使用でき、第1の実施形態と同様の効果を有している。
[第3の実施形態]
[第3の実施形態の電子時計の構成説明:図11]
次に、第3の実施形態の電子時計の概略構成について図11を用いて説明する。図11において、符号50は第3の実施形態のアナログ表示方式の物理量計測手段を備えた電子時計である。
電子時計50は、発振回路2、制御部3、ドライバ回路4、ステップモータ10、複数のスイッチSW1〜SW3を有しているが、これらの構成は、前述した第1の実施形態の電子時計1の構成(図1参照)と同様であるので同一符号を付し説明は省略する。
また、電子時計50は、時刻表示以外の付加機能として、所定の物理量を計測する物理量計測手段51を備えている。物理量計測手段51は、物理量計測回路52と圧力センサ53とを有しており、一例として、電子時計50は、気圧を計測し、高度を表示する高度計機能を備えた電子時計である。
物理量計測回路52は、気圧を計測する圧力センサ53からの物理量情報としての圧力値を入力し、デジタル信号に変換して制御部3に出力する。
制御部3は、付加機能情報として物理量計測回路52からの圧力値情報を入力し、内部で高度データに変換し、この高度データに応じてステップモータ10を駆動して、指針によって高度を表示する。
[第3の実施形態の電子時計の動作説明:図12、図13]
次に、第3の実施形態の電子時計50の物理量表示動作について図12のフローチャートと図13の正面図を用いて説明する。なお、電子時計50の構成は図11を参照し、物理量計測機能として気圧を計測する高度計機能を備え、また、第1の実施形態と同様に文字盤30と秒針31、分針32、時針33(図13参照)を有するものとする。
図12において、電子時計50の制御部3は、高度を測定するために物理量計測回路52を制御し、圧力センサ53からの物理量情報としての圧力値をデジタル信号として入力する(ステップS51:高度測定)。ここで、ステップS51の実行は、使用者がスイッチSW1〜SW3のいずれかを操作することによって行ってもよく、または、所定の周期で定期的に行ってもよい。
次に、制御部3は、入力した圧力値を高度データに変換し、得られた高度データが、1001m以上か否かを判定する(ステップS52:1001m以上?)。ここで、1001m以上であれば(判定Y)、ステップS55に進み、1001m未満であれば(判定N)、次のステップS53に進む。
次に、ステップS52で判定N(1001m未満)の場合、制御部3は、得られた高度
データが、−1m以下か否かを判定する(ステップS53:−1m以下?)。ここで、−1m以下であれば(判定Y)、ステップS57に進み、−1mより高ければ(判定N)、次のステップS54に進む。
次に、ステップS53で判定N(−1mより高い)の場合、制御部3は、ステップモータ10を駆動して、秒針31を得られた高度データに応じて測定指示位置に移動する(ステップS54:秒針測定指示位置に移動)。
ここで、図13は高度計機能を備えた電子時計50の一例を示す正面図であり、電子時計50は、文字盤30、秒針31、分針32、時針33、スイッチSW1〜SW3を有している。また、圧力センサ53が電子時計50の外装の側面に配置されている。また、文字盤30の外周には、物理量としての高度計の指標が印字されている。一例として文字盤30の12時の位置が表示下限値の“0m”であり、1時の位置が“100m”であり、以降、100m毎に印字されて、10時の位置が表示上限値の“1000m”である。
ステップS54では、得られた高度データに応じて、秒針31が表示下限値の“0m”〜表示上限値の“1000m”の範囲で測定指示位置に移動して高度を表示する。このように、制御部3がステップモータ10を制御し、秒針31が表示下限値の“0m”〜表示上限値の“1000m”までを表示する物理量情報を第1の付加機能情報と称する。なお、ステップS54は所定の時間後に処理を終了し、その後、秒針31を早送りして内部時刻を表示するようにしてもよい。
また、ステップS52で判定Y(1001m以上)の場合、制御部3は、ステップモータ10を駆動して、秒針31を表示上限値の“1000m”の位置(図13参照)に移動する(ステップS55:秒針1000m位置に移動)。
次に、制御部3は、秒針31を表示上限値の“1000m”の位置に移動させた後に、ステップモータ10に微小パルスMPを供給して秒針31を所定の時間振動表示する(ステップS56:振動表示)。この表示上限値“1000m”を指示している秒針31の指示位置近傍で、秒針31が振動表示(図13の矢印F)することによって、測定した高度データが表示上限値“1000m”以上であることを示すことができる。
なお、ステップS56で所定の時間振動表示したのち、振動表示を停止し、秒針31を早送りして内部時刻を表示するようにしてもよい。
また、ステップS53で判定Y(−1m以下)の場合、制御部3は、ステップモータ10を駆動して、秒針31を表示下限値の“0m”の位置に移動する(ステップS57:秒針0m位置に移動)。
次に、制御部3は、秒針31を表示下限値の“0m”の位置に移動させた後に、ステップモータ10に微小パルスMPを供給して秒針31を所定の時間振動表示する(ステップS58:振動表示)。この表示下限値“0m”を指示している秒針31の指示位置近傍で、秒針31が振動表示することによって、測定した高度データが表示下限値“0m”以下であることを示すことができる。
なお、所定の時間振動表示したのち、振動表示を停止し、秒針31を早送りして内部時刻を表示するようにしてもよい。
ここで、制御部3がステップモータ10を制御し、秒針31の振動表示によって表示する表示上限値“1000m”以上の物理量情報と、表示下限値“0m”以下の物理量情報と、を第2の付加機能情報と称する。
このように、第3の実施形態では、秒針31によって指標を指示しながら振動表示を行うことで、第1の付加機能情報である表示下限値“0m”から表示上限値“1000m”までの物理量情報と、第2の付加機能情報である表示上限値“1000m”以上もしくは表示下限値“0m”以下の物理量情報と、の異なる2種類の情報を分かりやすく表示することができる。
また、第2の付加機能情報を表示する振動表示(ステップS56とステップS58)は、高度データが表示上限値または表示下限値を超えた値に応じて、振動量の大きさを変化させてもよい。たとえば、超えた値が小さければ、秒針31の振動量を小さくし、超えた値が大きければ、その値に応じて秒針31の振動量を大きくするのである。
以上のように、第3の実施形態によれば、物理量計測機能を備えた電子時計において、計測した物理量情報に応じて指針を表示上限値から表示下限値の間で移動させることで、物理量情報を明確に表示できる。さらに、計測した物理量情報が表示上限値または表示下限値を超えた場合には、表示上限値または表示下限値を指示する指針の指示位置近傍で振動表示することで、物理量情報が表示上限値または表示下限値を超えたことを明確に表示できるので、狭いスペースの文字盤上で表示限界を超えた領域の表示が可能な物理量計測機能を備えた電子時計を提供できる。
また、物理量が高度である高度計機能を備えた電子時計などの場合は、計測範囲が広いために計測値を単一指針で表示することはむずかしい。このため、本実施形態のように表示可能性の高い領域のみ指針の指示による数値表示とし、表示可能性の低い領域(たとえば、1000m以上)は、振動表示による表示とすることで、単一指針での表示が可能になると共に、指標の数が減るので指標を大きく見やすくできる効果がある。
また、測定した物理量情報が表示上限値または表示下限値を超えた値に応じて、振動量の大きさを変化させるならば、振動表示の振動量の違いによって、表示上限値または表示下限値を超えた量の目安を表示できるので、表示領域が極めて広い物理量計測機能を備えた電子時計を実現できる。
また、指針が振動表示することで、物理量情報を表すための指標を減らすことができるので、文字盤上のスペースを他の付加機能情報のために使用でき、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、高度を表す指標は“0m”から“1000m”に限定されず、電子時計の性能や仕様に応じて任意に変更できる。また、第3の実施形態は、物理量計測機能として気圧を計測する高度計機能を備えた電子時計として示したが、高度計機能に限定されず、たとえば、水深計機能を備えた電子時計などでもよい。
また、各実施形態で示した第1の付加機能情報は、指針が指示する専用の指標のみで表示するものではなく、時字などで兼用して表示してもよい。たとえば、第1の実施形態で示した指標“RX”は、指針が00秒の位置を指示することで代用してもよい。また、第2の実施形態において、PSモードで指針が指示する00秒の位置も指標である。
なお、各実施形態で示した構成図、フローチャート等は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を満たすものであれば、任意に変更することができる。また、各実施形態では、振動表示を行う指針を秒針31として説明したが、それに限定されず、他の指針、たとえば、図4(a)で示した分針32によって振動表示してもよい。
1、40、50 電子時計
2 発振回路
3 制御部
4 ドライバ回路
10 ステップモータ
11 駆動コイル
12 ロータ
20 付加機能部
21 長波電波受信部
22 アンテナ
30 文字盤
31 秒針
41 電源状態検出回路
42 充電制御回路
43 充電量計測回路
44 ソーラセル
45 二次電池
51 物理量計測手段
52 物理量計測回路
53 圧力センサ
MP 微小パルス
MP1 第1パルス
MP2 第2パルス

Claims (11)

  1. 指針と、
    該指針を駆動する駆動手段と、
    時刻表示以外の付加機能を実現するための付加機能部と、
    該付加機能部からの付加機能情報を入力し、
    該付加機能情報 を前記指針により表示するための制御信号を、
    前記駆動手段に出力する制御手段と、を有し、
    該駆動手段は、前記指針の指示位置近傍にて、
    前記指針を、視認可能な程度に振動させる振動表示が可能に構成され、
    前記制御手段は、該振動表示にて、前記機能情報を表示する
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 前記指針により指示される、前記機能情報を表す指標を有し、
    付加機能情報は、第1の付加機能情報と第2の付加機能情報を有し、
    前記制御手段は、
    前記指針が
    前記指標を指示することで、前記第1の付加機能情報を表示し、
    前記振動表示により、前記第2の付加機能情報を表示する
    ように前記駆動手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
  3. 前記付加機能は、時刻情報を含む電波を受信する電波受信機能であり、
    前記付加機能情報は、受信に関連する情報 である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子時計。
  4. 前記第1の付加機能情報は、受信動作中又は受信成否に関する情報であり、
    前記第2の付加機能情報は、受信信頼性に関する情報である
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子時計。
  5. 前記付加機能は、電源の状態を検出する電源状態検出回路であり、
    前記付加機能情報は、該電源状態検出回路により検出される電源状態情報である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子時計。
  6. 前記電源は、発電手段と蓄電手段を有し、
    前記付加機能情報は、
    前記発電手段の発電量情報、
    前記蓄電手段の蓄電量情報又は
    これらにより制御される電源状態の状態情報である
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子時計。
  7. 前記付加機能は、物理量を計測する物理量計測手段であり、
    前記付加機能情報は、該物理量計測手段で計測された物理量又はこれに関連する情報である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子時計。
  8. 前記第1の付加機能情報は、前記物理量の表示上限値又は下限値であり、
    前記第2の付加機能情報は、
    前記計測された物理量が、前記上限値以上又は下限値以下であることを示す
    ことを特徴とする請求項7に記載の電子時計。
  9. 前記付加機能は、外部の機器との近距離通信機能であり、
    前記付加機能情報は、近距離通信に関連する情報である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子時計。
  10. 前記駆動手段は、前記振動表示における振動量を変更可能に構成され、
    複数の振動量の前記振動表示は、前記制御手段の制御により行うことが可能であり、
    異なる種別の前記付加機能情報を、異なる振動量の前記振動表示にて表示する
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の電子時計。
  11. 前記制御手段は、前記振動表示と停止の間隔 を、複数形態で行うことが可能に構成され、
    異なる種別の前記付加機能情報を、異なる間隔の前記振動表示にて表示する
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の電子時計。
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