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JP2017186035A - 保温保冷容器及び管理システム - Google Patents

保温保冷容器及び管理システム Download PDF

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Takuya MITANI
拓也 三谷
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Abstract

【課題】内部温度を好適に推定することが可能な位置に温度センサが設置された保温保冷容器及び保温保冷容器の温度管理を行う管理装置を提供する。【解決手段】温度センサ7は、折り畳み自在な保温保冷容器5の各壁部のつなぎ目である稜部から10cm以上離れた位置であって、保温保冷容器5の開閉による温度変化の影響が小さい位置に設けられる。サーバ装置9は、端末装置2から受信する温度センサ7の測定情報Saに基づき、各保温保冷容器5の中心付近での内部温度の推定値である推定内部温度を算出する。そして、サーバ装置9は、推定内部温度に基づき各保温保冷容器5の内部温度の異常の有無を判定する。【選択図】図8

Description

本発明は、輸送の対象となる保温保冷容器の内部温度を管理するための技術に関する。
従来から、配送する荷物の温度管理を行うための技術が知られている。例えば、特許文献1には、前面開口部の上部を開閉する上部開閉部材と、前面開口部の下部を開閉する下部開閉部材とを備え、温度検出器を上部開閉部材よりも下方の内壁に設けた保冷庫が開示されている。
特許第4169877号
荷物を保温保冷容器に収容し、保冷材等の温度調整材により保温保冷容器内の温度を個別管理するシステムでは、各保温保冷容器内への温度調整材の投入等を判断するため、各保温保冷容器に温度センサを設置し、内部温度を監視する必要がある。このとき、各保温保冷容器に設置される温度センサは、保温保冷容器の壁面に設置されるため、保温保冷容器の中心付近の内部温度との間で温度差が生じる。また、上述の温度差は、温度センサの設置位置によっても異なり、保温保冷容器が折り畳み式の場合には、内壁を構成するパネル間に隙間が生じやすくなるため、当該隙間からの熱の流通も考慮して温度センサの設置位置を決定する必要がある。そこで、本発明は、内部温度を好適に推定することが可能な位置に温度センサが設置された保温保冷容器及び保温保冷容器の温度管理を行う管理装置を提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、折り畳み可能な保温保冷容器であって、開口部と、前記開口部を開閉自在な開閉部材と、前記保温保冷容器の内壁面に設けられた温度検出器を備え、前記温度検出器は、前記保温保冷容器の稜部より10cm以上離れた箇所に設けられる。
上記保温保冷容器の一態様では、前記開口部は、前記保温保冷容器の前面に設けられ、前記温度検出器は、前記保温保冷容器の中心よりも下方であって、かつ、前記保温保冷容器の背面の内壁面又は前記前面よりも前記背面に近い前記保温保冷容器の側面の内壁面に設けられる。
上記保温保冷容器の他の一態様では、前記温度検出器は、前記保温保冷容器の内壁面を構成するパネルのうち、他の内壁面を構成するパネルにより端部が塞がれているパネルの内壁面に設けられる。
上記保温保冷容器の他の一態様では、保温保冷容器は、真空断熱材を含むパネルにより内壁面が形成される。
本発明の他の観点では、請求項1〜4のいずれか一項に記載の保温保冷容器と、前記保温保冷容器の内壁面に設けられる温度検出器の測定情報を受信する管理装置と、を有する管理システムであって、前記管理装置は、前記温度検出器の測定情報を受信する受信手段と、前記受信部が受信した測定情報から、前記保温保冷容器の内部温度又は前記保温保冷容器に収容される物の温度を推定する推定手段と、前記推定手段が推定した温度の推定値に基づき、前記保温保冷容器の内部温度又は前記物の温度の異常判定を行う異常判定手段と、を有する。
上記管理システムの一態様では、前記受信手段は、前記保温保冷容器の外部温度を測定する温度検出器の測定情報をさらに受信し、前記推定手段は、前記内壁面に設けられる温度検出器の測定情報と、前記外部温度を測定する温度検出器の測定情報とに基づき、前記推定値を算出する。
上記管理システムの他の一態様では、管理システムは、前記保温保冷容器を載せた車両内に存在する出力装置をさらに備え、前記管理装置は、前記異常判定手段の前記異常判定の結果に基づき、警告を出力するための指示信号を前記出力装置に送信する送信手段をさらに備える。
本発明によれば、折り畳み自在に構成された保温保冷容器の稜部で生じる熱流入又は熱流出の影響が好適に低減された測定温度を取得することができる。
実施形態に係る温度管理システムの概略構成を示す図である。 保温保冷容器の構成例を示す。 保温保冷容器の不使用時での収納状態を示す。 端末装置及びサーバ装置のブロック図である。 配送スケジュールDB、温度管理DB及び温度蓄積DBのデータ構造を示す。 中心付近の内部温度が10℃以下の保温保冷容器の外部温度がそれぞれ20℃、30℃、40℃、50℃である場合の保温保冷容器の壁部付近での温度推移を示した図である。 保温保冷容器の外部温度から保温保冷容器の中心付近の内部温度を推定する概要を示す図である。 センサ設置領域を明示した図である。 断続的に保温保冷容器の開放を行った場合の背面パネルの壁面での測定温度の時間変化を示すグラフである。 断続的に保温保冷容器の開放を行った場合の側面パネルの壁面での測定温度の時間変化を示すグラフである。 実験での温度センサの配置及び測定温度のグラフを示す。 変形例に係る温度管理システムの概略構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。
[温度管理システムの概要]
図1は、実施形態に係る温度管理システム100の概略構成を示す図である。温度管理システム100は、配送車両1の荷台(コンテナ)10に積載される保温保冷容器5の内部温度を管理するシステムであって、図1に示すように、主に、配送車両1と、配送車両1内に存在する端末装置2と、荷台10内に存在する親機3と、輸送する荷物が収容される保温保冷容器5と、端末装置2と通信を行うサーバ装置9とを有する。なお、荷台10には、荷台10内の温度調整を行う温調機が設けられていてもよい。
保温保冷容器5は、仕切りとなる各パネルの内部に真空断熱材を含み、折り畳み自在に構成される。保温保冷容器5には、同一温度帯により保管されるべき1又は複数の荷物が収容されると共に、後述する温度センサ7が取り付けられる。保温保冷容器5には、収容する荷物の劣化を防ぐために保たれるべき内部温度の帯域(「許容温度帯」とも呼ぶ。)が保温保冷容器5ごとに定められており、保温保冷容器5の内部温度を調整するための保冷材などの温度調整材8が適宜収容されている。本実施形態では、保温保冷容器5の内部温度が定められた許容温度帯に保たれるように、運転手による温度調整材8の追加が適宜行われる。これにより、電源を必要とすることなく、保温保冷容器5の内部温度が調整される。
端末装置2は、通信機能を伴う管理装置として機能し、親機3と有線または無線によるシリアル通信を行うと共に、サーバ装置9と無線による通信を行う。端末装置2は、温度センサ7が生成した測定情報(「測定情報Sa」とも呼ぶ。)を親機3から受信した場合に、配送車両1のトラックID及び現在位置情報等と関連付けてサーバ装置9へ転送する。
親機3は、荷台10内に設置され、端末装置2とケーブル等を介して接続している。また、親機3は、保温保冷容器5に設置された温度センサ7が発信する測定情報Saを受信する。そして、親機3は、受信した測定情報Saを端末装置2へ送信する。
温度センサ(温度検出器)7は、温度を測定する機能及び通信機能を有するモジュールであり、測定情報Saを発信する。測定情報Saには、温度センサ7が測定した温度及び日時の情報に加え、当該温度センサ7に付与された識別情報(「センサID」とも呼ぶ。)が含まれている。後述するように、温度センサ7は、保温保冷容器5の壁面の境界部分(「稜部」とも呼ぶ。)から少なくとも10cm以上離れた位置に設けられる。また、保温保冷容器5の外部温度(即ち、荷台10内の温度)を測定するために、温度センサ7は、保温保冷容器5の外部となる荷台10内の任意の位置にも設けられる。
サーバ装置9は、配送車両1が配送する荷物の配送スケジュールの管理及び当該荷物の温度管理を行う。サーバ装置9は、端末装置2から受信する測定情報Saに基づき、各保温保冷容器5の中心付近での内部温度の推定値(「推定内部温度」とも呼ぶ。)を算出する。そして、サーバ装置9は、保温保冷容器5ごとに推定内部温度の履歴を記憶したり、推定内部温度に基づき各保温保冷容器5の内部温度の異常の有無を監視したりする。サーバ装置9は、本発明における「管理装置」の一例である。
[保温保冷容器の構成例]
図2は、保温保冷容器5の構成例を示す。なお、本発明に適用可能な保温保冷容器5の態様は、図2に示す態様に限らず、図2以外の任意の態様であってもよい。
図2に示す保温保冷容器5は、主に、天面パネル11と、開口部18を開閉する正面パネル12L、12R(12)と、左側面パネル13と、背面パネル14と、右側面パネル15と、底面パネル16と、を備え、これらのパネルが保温保冷容器5の壁部を形成する。これらのパネル内には、真空断熱材が組み込まれている。背面パネル14等の内部壁面には、物を収容することができる保持部19が複数設けられている。保持部19には、例えば温度センサ7または温度調整材8が収容される。天面パネル11と左側面パネル13と背面パネル14と右側面パネル15と底面パネル16とは、図示しない外装袋により覆われている。
図2に示すように、正面パネル12Lは、左側面パネル13に対して回動可能に連結されており、正面パネル12Rは、右側面パネル15に対して回動可能に連結されている。正面パネル12L、12Rは、本発明における「開閉部材」の一例であり、開口部18を開閉自在に構成される。なお、正面パネル12は、図2の例のように左右に分割された態様に限らず、上下に分割された態様であってもよい。この場合、分割された正面パネル12は、左側面パネル13又は右側面パネル15に対して回動自在に連結されてもよく、天面パネル11又は底面パネル16に対して回動自在に連結されてもよい。
また、保温保冷容器5は、折り畳み自在に構成され、不使用時に折り畳まれた状態で管理される。図3(A)は、使用時における正面パネル12、左側面パネル13、背面パネル14、右側面パネル15、及び底面パネル16の配置を示す。なお、図3(A)の例では、天面パネル11と左側面パネル13と背面パネル14と右側面パネル15と底面パネル16とを覆うように外装袋30が配置されている。また、図3(B)は、不使用時に正面パネル12、左側面パネル13、背面パネル14、右側面パネル15、及び底面パネル16を折り畳んだ状態の保温保冷容器5を示す。図3の例では、背面パネル14と左側面パネル13、及び背面パネル14と右側面パネル15が布などにより繋がれている。そして、保温保冷容器5を収納する場合、背面パネル14に底面パネル16を重ねた後、左側面パネル13及び右側面パネル15を順に重ねる。これにより、保温保冷容器5は、折り畳まれた状態となる。
[端末装置の構成]
図4(A)は、端末装置2のブロック図である。端末装置2は、主に、ディスプレイやランプなどの表示部21と、入力部22と、記憶部23と、通信部24と、制御部25と、GPS受信機26と、スピーカなどの音出力部27と、を備える。これらの各要素は、バスライン20を介して相互に接続されている。
入力部22は、例えばタッチパネル、ボタン、音声入力装置等であり、運転者等の入力を受け付ける。記憶部23は、制御部25が実行するプログラム及び制御部25が実行する処理に必要な情報を記憶する。通信部24は、制御部25の制御に基づき、親機3及びサーバ装置9とデータ通信を行う。GPS受信機26は、配送車両1の現在位置を示す位置情報を生成する。
制御部25は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、記憶部23に記憶されたプログラムを実行することで、端末装置2内の各構成要素に対して種々の制御を行う。例えば、制御部25は、通信部24を制御することで、親機3から受信した測定情報SaにGPS受信機26が測定した位置情報等を付してサーバ装置9へ転送したりする。また、制御部25は、通信部24によりサーバ装置9から保温保冷容器5の内部温度に関する警告を出力すべき旨の指示信号を受信した場合に、当該指示信号に基づき、保温保冷容器5に温度調整材8を投入すべき旨の警告を、表示部21又は/及び音出力部27により出力する。
[サーバ装置の構成]
図4(B)は、サーバ装置9のブロック図である。図4(B)に示すように、サーバ装置9は、主に、記憶部93と、通信部94と、制御部95とを有する。
記憶部93は、制御部95が実行するプログラム及び制御部95が実行する処理に必要な情報を記憶する。本実施形態では、記憶部93は、配送する荷物の配送スケジュールに関する情報を記録した配送スケジュールDB96と、配送する保温保冷容器5の許容温度帯を記録した温度管理DB97と、保温保冷容器5の温度の履歴を記録した温度蓄積DB98とを備える。配送スケジュールDB96と、温度管理DB97と、温度蓄積DB98のデータ構造の具体例については後述する。通信部94は、制御部95の制御に基づき、端末装置2とデータ通信を行う。
制御部95は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、ROMや記憶部93等に記憶されたプログラムを実行することで、サーバ装置9の全体を制御する。例えば、制御部95は、端末装置2から通信部94が測定情報Saを受信した場合に、当該測定情報Saにより推定内部温度を算出する。推定内部温度の算出方法については後述する。そして、制御部95は、算出した推定内部温度に基づき、温度蓄積DB98を更新すると共に、温度管理DB97を参照して温度異常の有無を判定する。また、制御部95は、算出した推定内部温度及び温度管理DB97を参照した結果、対象の保温保冷容器5の内部温度に異常があると判断した場合には、当該保温保冷容器5のID(「箱ID」とも呼ぶ。)等を含む警告の指示信号を生成し、通信部94により端末装置2へ送信する。制御部95は、本発明における「受信手段」、「推定手段」、「送信手段」、及び「異常判定手段」の一例である。
[データ構造]
次に、図5を参照して各データベースのデータ構造について説明する。
図5(A)は、配送スケジュールDB96のデータ構造の一例である。図5(A)に示す配送スケジュールDB96は、「荷物ID」、「トラックID」、「箱ID」、「センサID」、「配送予定日時」、及び「配送場所」の各項目を有する。
「荷物ID」の項目には、輸送対象の荷物の識別情報である荷物IDが記録される。「トラックID」の項目には、対応する荷物IDの荷物を輸送する車両のトラックIDが記録される。「箱ID」の項目には、対応する荷物IDの荷物が収容される保温保冷容器5の識別情報である箱IDが記録される。「センサID」の項目には、対応する箱IDが示す保温保冷容器5に設置される温度センサ7のセンサIDが記録される。「配送予定日時」の項目には、対応する荷物IDの荷物の配送が完了する予定日時が記録される。「配送場所」の項目には、対応する荷物IDの荷物の配送先の住所が記録される。なお、配送スケジュールDB96は、複数のデータベースに細分化されていてもよい。例えば、配送スケジュールDB96は、荷物IDとトラックIDと箱IDとセンサIDとを対応付けたデータベースと、荷物IDと、配送予定日時と、配送場所とを対応付けたデータベースとから構成されてもよい。
図5(B)は、温度管理DB97のデータ構造の一例である。図5(B)に示す温度管理DB97は、「箱ID」の項目と、「許容温度帯」の項目とを有する。「箱ID」の項目には、輸送対象となる荷物が収容される各保温保冷容器5の箱IDが記録される。「許容温度帯」の項目には、対応する箱IDが示す保温保冷容器5に収容される荷物の許容温度帯が記録されている。
ここで、温度管理DB97を参照した保温保冷容器5の内部温度の異常判定の具体例について補足説明する。
例えば、サーバ装置9は、端末装置2から測定情報Saを受信した場合に、測定情報Saに含まれるセンサIDに対応する箱IDを図5(A)に示す配送スケジュールDB96等を参照して特定し、特定した箱IDに対応する許容温度帯を図5(B)に示す温度管理DB97から抽出する。そして、サーバ装置9は、温度管理DB97から抽出した許容温度帯と、対象の測定情報Saから算出した推定内部温度とを比較することで、特定した箱IDが示す保温保冷容器5の内部温度の異常の有無を判定する。推定内部温度の算出方法については後述する。そして、サーバ装置9は、対象の測定情報Saから算出した推定内部温度が、温度管理DB97から抽出した許容温度帯から外れた場合、対象の保温保冷容器5の箱ID等を含む警告の指示信号を生成し、端末装置2へ送信する。この場合、端末装置2は、受信した指示信号に基づき、内部温度の異常があった保温保冷容器5の箱ID等を出力し、乗員に対象の保温保冷容器5への温度調整材8の投入を促す警告を行う。なお、後述するように、保温保冷容器5の内壁に設置される温度センサ7は、保温保冷容器5の開閉に伴う温度変化の急変が生じにくい位置に設けられる。これにより、本実施例では、保温保冷容器5の開閉に伴う推定内部温度の急変に起因した不要な警告の出力が好適に抑制される。
図5(C)は、温度蓄積DB98のデータ構造の一例である。図5(C)に示す温度蓄積DB98は、「箱ID」、「温度」、「日時」、及び「位置」の各項目を有する。サーバ装置9は、受信した測定情報Saごとに、温度蓄積DB98のレコードを生成する。
「箱ID」の項目には、端末装置2から受信する測定情報Saに含まれるセンサIDに対応する箱IDが記録される。「温度」の項目には、対象となる測定情報Saから算出した推定内部温度が記録される。「日時」の項目には、対象となる測定情報Saに含まれる日時情報が示す日時が記録される。「位置」の項目には、対象となる測定情報Saと共に端末装置2から送信された配送車両1の位置情報に基づく緯度経度が記録される。
[推定内部温度の算出]
次に、推定内部温度の算出方法について説明する。サーバ装置9は、各保温保冷容器5の推定内部温度を、当該保温保冷容器5内に設置された温度センサ7が生成した測定情報Saと、保温保冷容器5の外部であって荷台10内に設置された温度センサ7が生成した測定情報Saとに基づき算出する。
図6は、中心付近の内部温度が10℃以下の保温保冷容器5の外部温度がそれぞれ20℃、30℃、40℃、50℃である場合の保温保冷容器5の壁部付近での温度推移を示した図である。プロット62〜65は、外部温度が20℃、30℃、40℃、50℃の場合に対応する保温保冷容器5の内壁温度を示す。
図6に示すように、いずれの外部温度においても、保温保冷容器5の外部から内部の方向にかけて、温度は、保温保冷容器5の内部温度に近似するように緩やかに下がる。そして、プロット62〜65に示すように、保温保冷容器5の内壁温度は、外部温度に応じて異なる。そして、保温保冷容器5の外部温度から保温保冷容器5の内壁温度への温度低下の度合いに応じて、保温保冷容器5の内壁温度から保温保冷容器5の中心付近での内部温度までの温度低下の度合いが異なる。
以上を勘案し、本実施例では、サーバ装置9は、受信する測定情報Saからそれぞれ特定される保温保冷容器5の外部温度及び内壁温度との組み合わせによって、保温保冷容器5の中心付近での内部温度の推定値である推定内部温度を算出する。
図7は、保温保冷容器5の外部温度「T1」から保温保冷容器5の中心付近の内部温度「T4」を推定する概要を示す図である。図7において、「h1」は保温保冷容器5の外部の熱伝達係数、「h2」は保温保冷容器5の内部の熱伝達係数、「λ」は保温保冷容器5の壁部の熱伝導率、「T2」は保温保冷容器5の外部壁面での温度、「T3」は保温保冷容器5の内壁温度、「L」は保温保冷容器5の壁部の厚みの長さを示す。
この場合、保温保冷容器5の外部気温と保温保冷容器5の内部温度との間の変化が緩やかであることから、準定常状態とみなすと以下の式が成立する。
{1/(1/h1+L/λ)}×(T1−T3)=h2×(T3−T4) 式(1)
この式を変形すると、温度T4についての以下の式(2)が得られる。
T4=T3−h1×λ×(T1−T3)/{h2×(λ+h1×L)} 式(2)
ここで、式(1)のλ、L、h1、h2は測定等に基づき予め求めることが可能である。例えば、
h1=10(W/m2・K)、
h2=4(W/m2・K)、
L =0.3(m)
λ =0.01(W/m・K)
とすると、式(2)は、以下の式(3)のように表される。
T4=T3−8.306×10−3×(T1−T3) 式(3)
よって、サーバ装置9は、式(3)を用い、温度T1を保温保冷容器5外に設置された温度センサ7の測定値、温度T3を保温保冷容器5内に設置された温度センサ7の測定値とすることで、推定内部温度に相当する温度T4を好適に算出することができる。このように、サーバ装置9は、保温保冷容器5の外部温度及び保温保冷容器5の内壁温度をパラメータとする推定内部温度の式又はこれに相当するマップを予め作成することが可能である。なお、上述した式(3)に基づく推定内部温度の算出方法は一例であり、他の種々の算出方法により推定内部温度を算出してもよい。
なお、図7の説明に代えて、種々の保温保冷容器5の外部温度及び保温保冷容器5の内壁温度に対する保温保冷容器5の中心付近の内部温度を実験により測定し、当該実験結果に基づき作成した式又はマップ等を予めサーバ装置9が記憶してもよい。この場合であっても、同様に、サーバ装置9は、測定情報Saが示す保温保冷容器5の外部温度及び保温保冷容器5の内壁温度から推定内部温度を好適に求めることができる。
[温度センサの設置位置]
次に、保温保冷容器5の内部壁面に設置する温度センサ7の設置位置について説明する。温度センサ7は、第1条件として、上述の推定内部温度の算出精度を上げるため、温度センサ7の測定温度と保温保冷容器5の中心付近の内部温度との温度差のばらつきが小さくなる位置に設けられるのが好ましい。また、第2条件として、温度センサ7は、上述の温度差が小さくなる位置に設けられるのが好ましい。さらに第3条件として、温度センサ7は、保温保冷容器5の開放時において、温度センサ7の測定温度の変化が小さく、保温保冷容器5内の荷物と似た温度変化となるような位置に設けられるのが好ましい。これらの第1〜第3条件を満たす温度センサ7の設置位置の具体例について、図8を参照して説明する。
図8は、保温保冷容器5の内壁面での温度センサ7の取付位置として好適な領域(「センサ設置領域」とも呼ぶ。)Rs1−Rs3を明示した図である。図8では、図2に示すように正面パネル12が開閉自在な保温保冷容器5におけるセンサ設置候補領域Rs1−Rs3を示している。図8の例では、開閉がなされる天面パネル11及び正面パネル12と荷物が載置される底面パネル16を除く左側面パネル13、背面パネル14、及び右側面パネル15の各内壁面に、センサ設置領域Rs1−Rs3が存在する。
ここで、各センサ設置領域Rs1−Rs3は、保温保冷容器5の開閉時での温度変化を勘案し、開閉が行われる正面パネル12と離れた位置(即ち背面パネル14に近い位置)に設けられる。図8の例では、左側面パネル13及び右側面パネル15のセンサ設置領域Rs1、Rs3は、保温保冷容器5の奥行き方向における中心(一点鎖線41、42参照)付近又は当該中心付近よりも背面パネル14に近い位置に存在する。また、後述する図9−10の実験結果を勘案し、各センサ設置領域Rs1−Rs3は、保温保冷容器5の高さ方向における中心(一点鎖線40参照)よりも底面パネル16側に設けられている。このようにすることで、保温保冷容器5の開閉時に温度センサ7が測定する温度が急変するのを好適に抑制することができ、上述の第3条件が満たされる。
さらに、各センサ設置領域Rs1−Rs3は、各壁部のつなぎ目である稜部から10cm以上離れた位置に設けられる。具体的には、センサ設置領域Rs1は、稜部50、53から10cm離れ、センサ設置領域Rs2は、稜部50〜52からそれぞれ10cm離れ、センサ設置領域R3は、稜部52、54から10cm離れている。また、各センサ設置領域Rs1−Rs3は、稜部50−54以外の稜部とも10cm以上離れている。これにより、壁部のつなぎ目部分での熱流入又は熱流出による温度センサ7の測定温度の過剰変化を好適に抑制することができ、上述の第1及び第2条件が満たされる。
次に、図8で説明したセンサ設置領域Rs1−Rs3内の任意の位置に温度センサ7を設置した場合に上述の第3条件が満たされることについて、図9−10を参照して補足説明する。
図9(A)は、図2の構成例と同様に正面パネル12の開閉が可能な保温保冷容器5の背面パネル14の内壁面での測定温度の時間変化を示すグラフ「G1」〜「G3」と、保温保冷容器5の空間中心での測定温度を示すグラフ「Ga」と、保温保冷容器5内の荷物の測定温度の各時間変化を示すグラフ「Gb」とをそれぞれ示す。また、図9(B)は、図9(A)のグラフG1〜G3に対応する各温度センサ7の背面パネル14の内壁面内での設置位置を示す。
図9(A)のグラフG1が示すように、背面パネル14の比較的上側(即ち天面パネル11側)に温度センサ7を設置した場合、保温保冷容器5の開閉に伴う温度上昇が大きい。一方、グラフG2が示すように、背面パネル14の比較的中心部分に温度センサ7を設置した場合、保温保冷容器5の開閉に伴う温度情報が小さく、荷物の温度(グラフGb参照)と似た挙動を示す。ここで、図8のセンサ設置領域Rs2は、背面パネル14の比較的中心部分に近い位置に存在する。よって、センサ設置領域Rs2内の任意の位置に温度センサ7を設置した場合、保温保冷容器5の開放時での温度センサ7の測定温度の変化が小さく、保温保冷容器5内の荷物と似た温度変化となり、上述の第3条件が満たされる。
図10(A)は、断続的に保温保冷容器5の開放を行った場合の側面パネル(左側面パネル13または右側面パネル15)の内壁面での測定温度の時間変化を示すグラフ「G4」〜「G6」と、保温保冷容器5の空間中心での測定温度を示すグラフ「Gc」と、保温保冷容器5内の荷物の測定温度の各時間変化を示すグラフ「Gd」とをそれぞれ示す。また、図10(B)は、図9(A)のグラフG4〜G6に対応する各温度センサ7の側面パネルの内壁面内での設置位置を示す。
図10(A)のグラフG4が示すように、側面パネル13、15の比較的上側(即ち天面パネル11側)に温度センサ7を設置した場合、保温保冷容器5の開閉に伴う温度上昇が大きい。一方、グラフG5が示すように、側面パネル13、15の比較的中心部分に温度センサ7を設置した場合、保温保冷容器5の開閉に伴う温度情報が小さく、荷物の温度(グラフGd参照)と似た挙動を示す。ここで、図8のセンサ設置領域Rs1、Rs3は、側面パネル13、15の比較的中心部分に近い位置に存在する。よって、センサ設置領域Rs1、Rs3内の任意の位置に温度センサ7を設置した場合、保温保冷容器5の開放時での温度センサ7の測定温度の変化が小さく、保温保冷容器5内の荷物と似た温度変化となり、上述の第3条件が満たされる。
なお、保温保冷容器5による保管温度よりも外気温が低い場合には、保温保冷容器5の下側からの冷気の流入が考えられることから、保温保冷容器5による保管温度が外気温より低い場合と同様に、背面パネル14又は側面パネル13、15の中心近くに設置することが好ましい。よって、保温保冷容器5による保管温度よりも外気温が低い場合についても、図8で説明したセンサ設置領域Rs1−Rs3内の任意の位置に温度センサ7を設置した場合に、第1及び第2条件に加えて、上述の第3条件が満たされる。
次に、図8で説明したセンサ設置領域Rs1−Rs3内の任意の位置に温度センサ7を設置した場合に上述の第1及び第2条件が満たされることについて、図11を参照して補足説明する。
図11(A)は、実験での温度センサ7の配置を示す。図11(A)では、背面パネル14及び左側面パネル13のつなぎ目である稜部50付近の中間の高さの内壁に、背面パネル14及び左側面パネル13のそれぞれに8個ずつ2cm間隔で温度センサ7が設けられている。図11(A)の構成例では、端部130を含む左側面パネル13の全ての端部は、背面パネル14などの他のパネルにより塞がれて(即ち面接触して)いる。一方、背面パネル14の端部140は、左側面パネル13と接触することなく露出している。図11(B)は、図11(A)に示す温度センサ7の測定結果に基づくグラフであり、縦軸は内部空間温度と内壁での測定温度との温度差の平均又は分散を示し、横軸は稜線50から各温度センサ7の設置位置までの距離を示す。
図11(B)において、グラフ「G11」は、左側面パネル13の内壁に設置した温度センサ7の測定温度と保温保冷容器5の中心付近の内部空間との温度差の時間平均を示し、グラフ「G12」は、当該温度差の時系列での分散を示す。また、グラフ「G13」は、背面パネル14の内壁に設置した温度センサ7の測定温度と保温保冷容器5の中心付近での内部空間との温度差の時間平均を示し、グラフ「G14」は、当該温度差の時系列での分散を示す。
グラフG11、G13に示すように、左側面パネル13又は背面パネル14のいずれの場合であっても、真空断熱材(図11(A)参照)の位置に関わらず、稜部50から10cm以内の距離で保温保冷容器5の内部空間との温度差が大きくなっている。このことから、温度センサ7の設置位置は、稜部から少なくとも10cm以上離すことが好適であると考えられる。ここで、図8のセンサ設置領域Rs1〜Rs3は、保温保冷容器5の稜部から10cm以上離れている。従って、センサ設置領域Rs1〜Rs3内の任意の位置に温度センサ7を設置した場合、稜部での熱流入等に起因した温度センサ7の測定温度の過剰変化を好適に抑制することができ、上述の第1及び第2条件が満たされる。
また、図10(A)のグラフG11〜G14が示すように、端部130を含む全ての端部が他のパネルにより塞がれている左側面パネル13に設置された温度センサ7の測定温度の方が、端部140が露出している背面パネル14に設置された温度センサ7の測定温度よりも、保温保冷容器5の内部温度との温度差の平均及び分散が小さく安定している。このように、温度センサ7は、端部が他の内壁面に塞がれたパネル(図10では左側面パネル13)に設置されるのがより好ましい。
[本実施形態の作用・効果]
本実施形態によれば、温度センサ7は、折り畳み自在な保温保冷容器5の各壁部のつなぎ目である稜部から10cm以上離れた位置に設けられる。これにより、保温保冷容器5が折り畳み自在であることにより、壁面を構成する各パネル間の隙間により熱流入が生じやすい構造であっても、温度センサ7の測定温度は、稜部からの熱流入等に起因した温度変化が低減される。よって、サーバ装置9は、この態様では、温度センサ7の測定温度に基づき、保温保冷容器5の中心付近の内部温度の推定値である推定内部温度を高精度に算出することができる。
また、温度センサ7は、保温保冷容器5の開閉による温度変化の影響が小さい位置に設けられる。これにより、保温保冷容器5の開閉に起因した温度センサ7の測定温度の急変に起因して推定内部温度が許容温度帯から外れるのを好適に防ぐことができる。従って、保温保冷容器5の開閉に起因した保温保冷容器5の内部温度の警告に関する指示信号がサーバ装置9から端末装置2に送信されるのを好適に防ぐことができ、端末装置2は、不要な警告を出力するのを好適に防ぐことができる。
[変形例]
次に、上記の実施例に好適な変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施例に適用することができる。
(変形例1)
図1に示す温度管理システム100は、一例であり、本発明が適用可能な構成は、これに限定されない。
図12は、変形例に係る温度管理システム100Aの構成を示す。図12に示す温度管理システム100Aでは、親機3Aは、図1に示す温度管理システム100の端末装置2の機能を含み、端末装置2を介すことなくサーバ装置9と通信を行う。
この態様では、親機3Aは、温度センサ7から受信した測定情報Saを、サーバ装置9へ送信する。また、サーバ装置9が測定情報Saに基づき算出した推定内部温度が許容温度帯から外れた場合には、親機3Aは、サーバ装置9から警告に関する指示信号を受信し、保温保冷容器5の内部温度に関する警告を出力して温度調整材8の投入を促す。このように、図12に示す温度管理システム100Aは、実施例と同様に、荷台10に積まれた保温保冷容器5の内部温度を好適に管理することができる。
また、サーバ装置9は、ネットワークを介して接続する複数の端末から構成されてもよい。この場合、各端末は、予め割り当てられた処理を実行するのに必要な情報の授受を、他の端末と行う。例えば、サーバ装置9は、配送スケジュールDB96、温度管理DB97及び温度蓄積DB98を記憶する端末と、実施形態に係る制御部95の処理を実行する端末とから構成されてもよい。この態様であっても、サーバ装置9は、実施例と同様に、荷台10に積まれた保温保冷容器5の内部温度を好適に管理することができる。
(変形例2)
サーバ装置9は、保温保冷容器5の内部温度の推定値である推定内部温度を算出する代わりに、保温保冷容器5に収容される荷物(サンプル)の温度の推定値(「推定サンプル温度」とも呼ぶ。)を算出してもよい。
この場合、第1の例では、サーバ装置9は、保温保冷容器5の内部温度と当該保温保冷容器5に収容される荷物の温度とが等しいとみなし、実施例の推定内部温度と同一方法により推定サンプル温度を算出する。第2の例では、サーバ装置9は、荷物の種類ごとに、推定内部温度と推定サンプル温度との関係を示すマップ又は式を予め記憶しておき、当該マップ又は式を参照することで、実施例に基づき算出した推定内部温度から推定サンプル温度を算出する。そして、これらの例では、サーバ装置9は、算出した推定サンプル温度と、図5(B)に示す温度管理DB97に登録された許容温度帯とを比較することで、荷物の温度の異常判定を行う。この態様によっても、サーバ装置9は、荷物の温度の異常判定を的確に行うことができる。
(変形例3)
保温保冷容器5の内部温度の異常判定は、許容温度帯と推定内部温度との比較に限定されず、種々の判定方法を採用してもよい。
例えば、サーバ装置9は、許容温度帯と算出した推定内部温度とを比較するのに代えて、又はこれに加えて、許容温度帯ごとに、許容温度帯から外れることが推測される閾値を設け、当該閾値よりも推定内部温度が許容温度帯に近付いた場合に、警告の指示信号を端末装置2へ送信してもよい。この態様により、サーバ装置9は、保温保冷容器5の内部温度が許容温度帯から外れる前に、乗員に対して温度調整材8の投入を促すことができ、乗員が温度調整材8を投入する時間的余裕を確保することができる。
1 配送車両
2 端末装置
3 親機
5 保温保冷容器
7 温度センサ
8 温度調整材
9 サーバ装置
100、100A 温度管理システム

Claims (7)

  1. 折り畳み可能な保温保冷容器であって、
    開口部と、
    前記開口部を開閉自在な開閉部材と、
    前記保温保冷容器の内壁面に設けられた温度検出器と、を備え、
    前記温度検出器は、前記保温保冷容器の稜部より10cm以上離れた箇所に設けられることを特徴とする保温保冷容器。
  2. 前記開口部は、前記保温保冷容器の前面に設けられ、
    前記温度検出器は、
    前記保温保冷容器の中心よりも下方であって、
    前記保温保冷容器の背面の内壁面又は前記前面よりも前記背面に近い前記保温保冷容器の側面の内壁面に設けられることを特徴とする請求項1に記載の保温保冷容器。
  3. 前記温度検出器は、前記保温保冷容器の内壁面を構成するパネルのうち、他の内壁面を構成するパネルにより端部が塞がれているパネルの内壁面に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の保温保冷容器。
  4. 真空断熱材を含むパネルにより内壁面が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の保温保冷容器。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の保温保冷容器と、前記保温保冷容器の内壁面に設けられる温度検出器の測定情報を受信する管理装置と、を有する管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記測定情報を受信する受信手段と、
    前記測定情報から、前記保温保冷容器の内部温度又は前記保温保冷容器に収容される物の温度を推定する推定手段と、
    前記推定手段が推定した温度の推定値に基づき、前記保温保冷容器の内部温度又は前記物の温度の異常判定を行う異常判定手段と、
    を有することを特徴とする管理システム。
  6. 前記受信手段は、前記保温保冷容器の外部温度を測定する温度検出器の測定情報をさらに受信し、
    前記推定手段は、前記内壁面に設けられる温度検出器の測定情報と、前記外部温度を測定する温度検出器の測定情報とに基づき、前記推定値を算出することを特徴とする請求項5に記載の管理システム。
  7. 前記保温保冷容器を載せた車両内に存在する出力装置をさらに備え、
    前記管理装置は、前記異常判定手段の前記異常判定の結果に基づき、警告を出力するための指示信号を前記出力装置に送信する送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項5または6に記載の管理システム。
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