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JP2017177746A - 印刷機 - Google Patents

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JP2017177746A
JP2017177746A JP2016072649A JP2016072649A JP2017177746A JP 2017177746 A JP2017177746 A JP 2017177746A JP 2016072649 A JP2016072649 A JP 2016072649A JP 2016072649 A JP2016072649 A JP 2016072649A JP 2017177746 A JP2017177746 A JP 2017177746A
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武志 横井
Takeshi Yokoi
武志 横井
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Seed Co Ltd
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Abstract

【課題】転写リボンの接触面に潤滑剤を塗布する塗布機構を備えることにより、バックコート層を有しない転写リボンを使用しても、皺などの乱れが生じない美しい画像を形成する。【解決手段】印刷機は、サーマルヘッド83と、所定のリボン送り方向に転写リボンを送り、転写リボンを巻き取るリボン巻取機構と、サーマルヘッド83を転写リボンに接触させて加熱駆動するヘッド駆動部と、所定のリボン送り方向においてサーマルヘッドより上流側に位置する転写リボンの接触面に、潤滑剤を塗布する塗布機構34と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、加熱駆動されるサーマルヘッドと、転写リボンを巻き取るリボン巻取機構とを備え、サーマルヘッドの加熱駆動により転写リボンのインクを印刷媒体に転写する印刷機に関する。詳細には、サーマルヘッドが転写リボンと接触するときの摩擦抵抗を低減する潤滑剤を転写リボンの接触面に塗布する塗布機構を備える印刷機に関する。
従来、サーマルヘッドの加熱駆動により転写リボンのインクを印刷媒体に転写しながら、所望の画像を印刷媒体に印刷する印刷機が種々提案されている。たとえば、特許文献1に記載のサーマルカードプリンタにおいて、サーマルヘッドが、巻出ローラから送り出される転写箔リボンを加熱することにより、カード搬送部により搬送されるIDカードに画像を転写する。転写箔リボンは、転写箔基材と、転写箔基材の一方の面に形成される色材層を含む複数の層と、転写箔基材の他方の面に形成されるバックコート層とを有する。バックコート層は、サーマルヘッドを加熱して印刷する際に、転写箔リボンがサーマルヘッドに貼り付くことを防止するための層である。
特開2001−30666号公報
特許文献1に記載のプリンタは、バックコート層が形成された転写箔リボンを使用することから、サーマルヘッドと転写箔リボンとの間の摩擦抵抗を低減することができ、皺などの乱れが少ない美しい画像を形成することができる。しかし、特許文献1に記載のプリンタに使用される転写箔リボンは、製造段階で、バックコート層を形成する工程を必要とすることから、バックコート層を有しない転写リボンに比べて高価になる。
特に、大量の印刷に伴い転写箔リボンが大量に消費される場合、その転写箔リボンと、バックコート層を有しない転写リボンとの間の価格の差は、多額になり、無視することができなくなる。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、転写リボンの接触面に潤滑剤を塗布する塗布機構を備えることにより、バックコート層を有しない転写リボンを使用しても、皺などの乱れが少ない美しい画像を形成することができる印刷機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明態様は、サーマルヘッドと、所定のリボン送り方向に転写リボンを送り、転写リボンを巻き取るリボン巻取機構と、サーマルヘッドを転写リボンに接触させて加熱駆動するヘッド駆動部と、所定のリボン送り方向においてサーマルヘッドより上流側に位置する転写リボンの接触面に、潤滑剤を塗布する塗布機構と、を備える印刷機である。
本発明態様では、印刷媒体に印刷を行うときに、サーマルヘッドは、所定のリボン送り方向において一定位置に位置し、リボン巻取機構が転写リボンを巻き取る構成であってもよい。または、印刷媒体に印刷を行うときに、サーマルヘッドは、所定のリボン送り方向において移動し、印刷終了後にリボン巻取機構が転写リボンを巻き取る構成であってもよい。
本発明態様では、転写リボンが、複数色のインク領域を有し、カラー印刷が可能なように構成されてもよいし、転写リボンが、単色のインク領域のみを有し、モノクロ印刷が可能なように構成されてもよい。
本発明態様では、潤滑剤が、サーマルヘッドより上流側に位置する転写リボンの接触面に塗布されるのであれば、塗布機構は、所定のリボン送り方向においてサーマルヘッドより、上流側に配置される構成であってもよいし、下流側に配置される構成であってもよい。
本発明態様では、サーマルヘッドと転写リボンとが相対的に移動するときに、潤滑剤が転写リボンの接触面に塗布されていればよいことから、サーマルヘッドが転写リボンに接触する動作に連動して、塗布機構が潤滑剤を塗布する構成であってもよい。または、リボン巻取機構が転写リボンを巻き取る動作に連動して、塗布機構が潤滑剤を塗布する構成であってもよい。或いは、印刷機が印刷指令を受け取るときに、塗布機構が潤滑剤を塗布する構成であってもよい。
本発明態様では、塗布機構は、潤滑剤を転写リボンの接触面に塗布する構成であれば、いかなる構成であってもよい。たとえば、塗布機構は、潤滑剤の含浸体が塗布状態と非塗布状態とのいずれかの状態に変化するように含浸体を支持する構成であってもよいし、潤滑剤の貯留タンクから供給される潤滑剤に圧力を付与して転写リボンの接触面に潤滑剤を押し出す構成であってもよい。
請求項2に記載の具体的態様では、塗布機構は、潤滑剤を貯留する貯留部と、貯留部から潤滑剤が供給される含浸体と、サーマルヘッドが接触する転写リボンの接触面に対して、含浸体が接触する塗布状態と、含浸体が離間する離間状態とのいずれかの状態に変化するように含浸体を移動させる含浸体移動機構と、を含む。
本具体的態様では、含浸体移動機構は、含浸体が塗布状態と離間状態とのいずれかの状態に変化するように含浸体を移動させる構成であれば、いかなる構成であってもよい。たとえば、含浸体移動機構は、サーマルヘッドが転写リボンから離間する待機位置から転写リボンに接触する印刷位置に移動する移動動作と、含浸体が離間状態から塗布状態に変化する状態変化動作とを連動させる構成であってもよい。または、含浸体移動機構は、サーマルヘッドの移動動作と独立して、含浸体が離間状態から塗布状態に変化する状態変化動作を行う構成であってもよい。
本具体的態様では、貯留部は、印刷機に固定され、潤滑剤が補充される構成であってもよい。または、貯留部は、新たな貯留部に交換可能なように、印刷機に対して着脱可能に取り付けられる構成であってもよい。
本具体的態様では、含浸体は、貯留部から潤滑剤が供給される構成であれば、いかなる構成であってもよい。たとえば、含浸体の一端部が貯留部の内部に配置されることにより、潤滑剤が含浸体に供給される構成であってもよいし、含浸体が、潤滑剤の供給管などにより貯留部と接続されることにより、潤滑剤が含浸体に供給される構成であってもよい。
本具体的態様では、含浸体移動機構は、塗布状態と離間状態とのいずれかの状態に変化するように含浸体を移動させる構成であれば、いかなる構成であってもよい。たとえば、含浸体移動機構は、印刷のためにサーマルヘッドが移動する運動、または、転写リボンが巻き取られる運動を、含浸体を移動させる運動として利用する機械的な構成であってもよい。または、含浸体移動機構は、含浸体を移動させる駆動モータを備える構成であってもよい。
請求項3に記載の具体的態様では、含浸体は、貯留部の内部空間に配置される端部と、貯留部の外周面から突出する端部とを有し、含浸体移動機構は、貯留部を交換可能に支持する。
請求項4に記載の具体的態様では、含浸体は、所定のリボン送り方向と直交するリボン幅方向において、転写リボンの幅より小さい幅を有し、含浸体のリボン幅方向における両端部が、転写リボンのリボン幅方向における両端部より、転写リボンの内側に位置する状態で、含浸体移動機構は、含浸体を支持する。
本具体的態様では、含浸体移動機構は、含浸体が取り付けられる貯留部を支持する構成であってもよいし、貯留部から独立した構成の含浸体を直接に支持する構成であってもよい。
請求項5に記載の具体的態様では、ヘッド駆動部は、転写リボンの接触面に対して、サーマルヘッドが接触する印刷位置と、サーマルヘッドが離間する待機位置との間でサーマルヘッドを移動させるヘッド移動機構、を含み、含浸体移動機構は、サーマルヘッドが待機位置から印刷位置に移動する移動動作と、含浸体が離間状態から塗布状態に変化する状態変化動作とを連動させる連動機構、を含む。
請求項6に記載の具体的態様では、含浸体移動機構は、含浸体が離間状態から塗布状態に変化する状態変化動作の後に、塗布状態から離間状態に含浸体を復帰させる復帰機構、を含む。
本具体的態様では、復帰機構は、サーマルヘッドが印刷位置から待機位置に移動する運動を利用して、塗布状態から離間状態に含浸体を復帰させる構成であってもよい。または、復帰機構は、サーマルヘッドの運動と関係なく、塗布状態から離間状態に復帰させる力を含浸体に常時作用させる構成であってもよい。
請求項7に記載の具体的態様では、含浸体移動機構は、所定の回動軸線の回りに回動可能に含浸体を支持し、復帰機構は、所定の回動軸線から偏倚する位置に配置され、含浸体と連結される錘部材、を含み、所定の回動軸線の回りにおいて含浸体が配置される角度位置は、所定の回動軸線の回りにおいて錘部材が配置される角度位置と異なる位置である。
請求項8に記載の具体的態様では、ヘッド移動機構は、サーマルヘッドが印刷位置と待機位置との間で移動するように固定フレームに移動可能に配置され、サーマルヘッドを支持する可動フレーム、を含み、可動フレームは、含浸体が塗布状態と離間状態とのいずれかの状態に変化するように含浸体を支持する。
請求項9に記載の具体的態様では、可動フレームは、所定の回動軸線の回りに回動可能に含浸体を支持し、連動機構は、所定の回動軸線の回りに含浸体と共に回動可能なピニオンと、ピニオンと噛み合うように固定フレームに配置されるラックと、を含み、サーマルヘッドが待機位置から印刷位置に移動するように可動フレームが移動するときに含浸体の支持位置が移動する移動軌跡に沿って、ラックは固定フレームに配置される。
請求項10に記載の具体的態様では、サーマルヘッドが待機位置に位置するように可動フレームが位置する状態において、ラックは、ピニオンとの噛み合いから解除され、含浸体は、初期の離間状態に維持され、サーマルヘッドが待機位置から印刷位置まで移動するように可動フレームが移動する間に、ラックは、ピニオンとの噛み合いを継続し、含浸体は、初期の離間状態から塗布状態に変化した後に、塗布状態から一時的な離間状態に変化し、サーマルヘッドが印刷位置に位置するように可動フレームが位置する状態において、含浸体は、一時的な離間状態に維持される。
請求項1に記載の発明態様では、塗布機構は、所定のリボン送り方向においてサーマルヘッドより上流側に位置する転写リボンの接触面に、潤滑剤を塗布する。この結果、塗布機構を備えることにより、バックコート層を有しない転写リボンを使用しても、皺などの乱れが少ない美しい画像を形成することができる。
請求項2に記載の具体的態様では、塗布機構は、潤滑剤を貯留する貯留部と、貯留部から潤滑剤が供給される含浸体と、サーマルヘッドが接触する転写リボンの接触面に対して、含浸体が接触する塗布状態と、含浸体が離間する離間状態とのいずれかの状態に変化するように含浸体を移動させる含浸体移動機構と、を含む。この結果、貯留部から潤滑剤が供給される含浸体を塗布状態と離間状態とのいずれかの状態に変化させることにより、転写リボンの接触面に潤滑剤を自動的に塗布することができる。また、貯留部が潤滑剤を貯留することから、大量の印刷が実行される場合であっても、潤滑剤の塗布を確実に行うことができる。
請求項3に記載の具体的態様では、含浸体は、貯留部の内部空間に配置される端部と、貯留部の外周面から突出する端部とを有する。含浸体移動機構は、貯留部を交換可能に支持する。この結果、含浸体が貯留部に組み込まれて構成されることにより、潤滑剤を含浸体に供給する構成を小型化することができる。また、貯留部が交換可能に支持されることにより、大量の印刷が繰り返し実行される場合であっても、潤滑剤の塗布を確実に行うことができる。
請求項4に記載の具体的態様では、含浸体は、所定のリボン送り方向と直交するリボン幅方向において、転写リボンの幅より小さい幅を有する。含浸体のリボン幅方向における両端部が、転写リボンのリボン幅方向における両端部より、転写リボンの内側に位置する状態で、含浸体移動機構は、含浸体を支持する。この結果、含浸体の両端部から滲み出る潤滑剤が、転写リボンの両端部を超えて印刷媒体に付着することを低減することができる。
請求項5に記載の具体的態様では、ヘッド移動機構は、転写リボンの接触面に対して、サーマルヘッドが接触する印刷位置と、サーマルヘッドが離間する待機位置との間でサーマルヘッドを移動させる。含浸体移動機構の連動機構は、サーマルヘッドが待機位置から印刷位置に移動する移動動作と、含浸体が離間状態から塗布状態に変化する状態変化動作とを連動させる。この結果、連動機構により、サーマルヘッドが待機位置から印刷位置に移動する移動動作に連動して、潤滑剤の塗布動作を自動的に行うことができる。
請求項6に記載の具体的態様では、含浸体移動機構の復帰機構は、含浸体が離間状態から塗布状態に変化する状態変化動作の後に、塗布状態から離間状態に含浸体を復帰させる。この結果、復帰機構により、含浸体は離間状態から状態変化動作を確実に開始することができ、潤滑剤の塗布量を安定化させることができる。
請求項7に記載の具体的態様では、含浸体移動機構は、所定の回動軸線の回りに回動可能に含浸体を支持する。復帰機構は、所定の回動軸線から偏倚する位置に配置され、含浸体と連結される錘部材、を含む。所定の回動軸線の回りにおいて含浸体が配置される角度位置は、所定の回動軸線の回りにおいて錘部材が配置される角度位置と異なる位置である。この結果、錘部材により復帰機構の構成を単純な構成にすることができる。また、含浸体の角度位置と錘部材の角度位置とを異ならせることにより、含浸体を離間状態に確実に復帰させることができる。
請求項8に記載の具体的態様では、ヘッド移動機構の可動フレームは、サーマルヘッドが印刷位置と待機位置との間で移動するように固定フレームに移動可能に配置され、サーマルヘッドを支持する。可動フレームは、含浸体が塗布状態と離間状態とのいずれかの状態に変化するように含浸体を支持する。この結果、ヘッド移動機構の可動フレームは、サーマルヘッドを支持するとともに、含浸体をも支持することから、印刷機全体の構成を簡易にすることができる。
請求項9に記載の具体的態様では、可動フレームは、所定の回動軸線の回りに回動可能に含浸体を支持する。連動機構は、所定の回動軸線の回りに含浸体と共に回動可能なピニオンと、ピニオンと噛み合うように固定フレームに配置されるラックと、を含む。サーマルヘッドが待機位置から印刷位置に移動するように可動フレームが移動するときに含浸体の支持位置が移動する移動軌跡に沿って、ラックは固定フレームに配置される。この結果、連動機構のピニオンおよびラックにより、サーマルヘッドが待機位置から印刷位置に移動する移動動作に連動して、潤滑剤の塗布のために含浸体を回転させることができ、潤滑剤の塗布動作の確実性を向上させることができる。
請求項10に記載の具体的態様では、サーマルヘッドが待機位置に位置するように可動フレームが位置する状態において、ラックは、ピニオンとの噛み合いから解除され、含浸体は、初期の離間状態に維持される。サーマルヘッドが待機位置から印刷位置まで移動するように可動フレームが移動する間に、ラックは、ピニオンとの噛み合いを継続し、含浸体は、初期の離間状態から塗布状態に変化した後に、塗布状態から一時的な離間状態に変化する。サーマルヘッドが印刷位置に位置するように可動フレームが位置する状態において、含浸体は、一時的な離間状態に維持される。この結果、ピニオンおよびラックの噛み合いと、噛み合いからの解除とにより、初期の離間状態から塗布状態に変化させ、さらに、塗布状態から一時的な離間状態に変化させることができ、一時的な離間状態を維持することにより、潤滑剤が過剰に塗布されることを低減することができる。
本発明の実施形態に係る箔転写印刷機1の全体構成を示す斜視図である。 図1に示す操作フレーム38を取り除いた状態で、箔転写印刷機1を上方から見た斜視図である。 ヘッド昇降機構32を後方から見た斜視図である。 図3に示す連結フレーム60を取り除いた状態で、ヘッド昇降機構32を左前方から見た斜視図である。 図4に示す上方支持フレーム61を取り除いた状態で、ヘッド昇降機構32を右前方から見た斜視図である。 図5に示す昇降フレーム64を取り除いた状態で、ヘッド昇降機構32を下前方から見た斜視図である。 上後方から見たリボン巻取機構33の斜視図である。 下後方から見たリボン巻取機構33の斜視図である。 潤滑剤カートリッジ160の分解斜視図である。 各構成部品が組み付けられた潤滑剤カートリッジ160を上方から見た平面図である。 図10に示すA−A線に沿って切断した潤滑剤カートリッジ160の断面図である。 箔転写印刷機1の制御装置35の電気的構成を示すブロック図である。 箔転写印刷機1の全体動作を統括して制御するメイン処理を示すフローチャートである。 印刷制御処理を示すフローチャートである。 昇降フレーム64およびナット部材94が所定のヘッド上方位置に位置する状態において、含浸体184と、箔転写リボンRBとの位置関係を示す説明図である。 ピニオン181がラック180と噛み合いを開始する状態において、含浸体184と、箔転写リボンRBとの位置関係を示す説明図である。 含浸体184が箔転写リボンRBと接触する状態を示す説明図である。 ナット部材94が所定のヘッド下方位置に位置する状態において、含浸体184と、箔転写リボンRBとの位置関係を示す説明図である。
<実施形態>
以下に、本発明の一実施形態に係る箔転写印刷機について、図面を参照して説明する。箔転写印刷機は、金属、ホログラム、または顔料などの箔を有する転写リボンを使用して、用紙、またはカードなどの印刷媒体に、サーマルヘッドにより箔を転写して印刷する印刷機であり、特許文献1などに開示されている。図1は、箔転写印刷機1の全体構成を示す。なお、図1に矢印で示す互いに直交する3つの方向を、上下方向、左右方向、および前後方向として、図2以降の他の図面でも同様に、各方向を示す。
[箔転写印刷機1の機械的構成]
図1において、箔転写印刷機1は、フレーム2と、プラテン3と、キャリッジ4と、を主に備える。フレーム2は、ベースフレーム10と、右方フレーム11と、左方フレーム12と、上方フレーム13と、台座14と、を主に備える。右方フレーム11、および左方フレーム12は、ベースフレーム10の左右両端部にそれぞれ固定され、ベースフレーム10から上方に起立して配置される。上方フレーム13は、右方フレーム11および左方フレーム12の上後方部分に固定され、右方フレーム11と左方フレーム12との間に架設される。台座14は、前後方向におけるベースフレーム10の中央位置に配置され、ベースフレーム10の上面に固定される。
プラテン3は、中央プラテン部15と、前方プラテン部16と、後方プラテン部17と、を主に備える。中央プラテン部15は、台座14の上面に設けられ、ウレタンゴム層から構成される。前方プラテン部16は、台座14の前面に固定されて前方に延び、金属材料から構成される。後方プラテン部17は、台座14の後面に固定されて後方に延び、金属材料から構成される。用紙などの印刷媒体PMが、プラテン3の上面に載置される。印刷媒体PMをプラテン3に固定するために、媒体固定部材18が設けられる。媒体固定部材18は、永久磁石を含んで構成され、前方プラテン部16、および後方プラテン部17に吸着される。
キャリッジ4は、右方フレーム11と左方フレーム12との間に架設される一対のガイドバー19、20により、左右方向に移動可能に支持される。また、ねじ軸21が、右方フレーム11と左方フレーム12との間に架設される。
キャリッジ4は、操作パネル30と、キャリッジ移動機構31と、ヘッド昇降機構32と、リボン巻取機構33と、塗布機構34と、制御装置35と、を主に搭載する。
操作パネル30は、印刷動作に関連する各種の指示を受け付けるための操作ボタン36と、箔転写印刷機1の動作状態を表示するために発光ダイオードを含む表示部37とを、主に備える。操作ボタン36、および表示部37は、操作フレーム38に配置される。
≪キャリッジ移動機構31の詳細な構成≫
キャリッジ移動機構31の詳細な構成について、図2を参照して説明する。図2は、図1に示す操作フレーム38を取り除いた状態で、箔転写印刷機1を上方から見た斜視図である。図2において、キャリッジ移動機構31は、キャリッジ支持フレーム40と、3つの軸受部41〜43と、キャリッジモータ44と、キャリッジ動力伝達機構45と、を主に備える。軸受部41、および軸受部42は、ガイドバー19に摺動可能にそれぞれ支持される。軸受部43は、ガイドバー20に摺動可能に支持される。3つの軸受部41〜43は、キャリッジ支持フレーム40の上面にそれぞれ固定される。操作フレーム38は、3つの軸受部41〜43に固定される。キャリッジモータ44が、キャリッジ支持フレーム40の上面に固定される。キャリッジ動力伝達機構45は、駆動プーリ46と、ナット部材47と、従動プーリ48と、伝達ベルト49と、を備える。駆動プーリ46が、キャリッジモータ44の回転軸に固定される。ナット部材47が、ねじ軸21と螺合するように配置される。従動プーリ48が、ナット部材47に連結され、ねじ軸21の回りに回転可能に配置される。伝達ベルト49が、駆動プーリ46と従動プール48との間に張設される。
補助支持フレーム50が、キャリッジ支持フレーム40の上面に固定される。補助支持フレーム50は、互いに対向して位置する一対の挟持部51、52を備える。両挟持部51、52は、ナット部材47、および従動プ−リ48を左右両側から挟持する。この結果、キャリッジ支持フレーム40は、キャリッジモータ44の回転方向および回転量に応じて、右方向または左方向に、所定量だけ移動することができる。本実施形態では、左方フレーム12に近接した所定位置が、キャリッジ4の原点位置として定められ、右方フレーム11と左方フレーム12との間の中央位置が、キャリッジ4の待機位置として定められる。
≪ヘッド昇降機構32の詳細な構成≫
ヘッド昇降機構32の詳細な構成について、図3乃至図6を参照して説明する。図3は、ヘッド昇降機構32を後方から見た斜視図である。図4は、図3に示す連結フレーム60を取り除いた状態で、ヘッド昇降機構32を左前方から見た斜視図である。図5は、図4に示す上方支持フレーム61を取り除いた状態で、ヘッド昇降機構32を右前方から見た斜視図である。図6は、図5に示す昇降フレーム64を取り除いた状態で、ヘッド昇降機構32を前下方から見た斜視図である。図2に示すように、連結フレーム60が、キャリッジ支持フレーム40の下面に固定される。上方支持フレーム61の前方部分が、連結フレーム60の前方垂下部に固定される。連結フレーム60の後方部分、および上方支持フレーム61の後方部分が、後述のリボン巻取機構33のフレームの一部にそれぞれ固定される。垂直支持フレーム62が、上方支持フレーム61の下面に固定される。
ヘッド昇降機構32は、ヘッド昇降モータ63と、昇降フレーム64と、昇降動力伝達機構65と、を主に備える。ヘッド昇降モータ63は、モータ支持板66を介して上方支持フレーム61の下面に固定される。一対のガイドレール67、68が、上下方向に延びる状態で、垂直支持フレーム62に固定される。一対の摺動部69、70が、昇降フレーム64の後述のフレーム本体部71に固定され、両ガイドレール67、68にそれぞれ係合する。前方のガイドレール67、および前方の摺動部67が、図5に図示され、後方のガイドレール68、および後方の摺動部70が、図3に図示される。昇降フレーム64は、両ガイドレール67、68により案内されて上下方向に昇降することができる。
図5において、昇降フレーム64は、フレーム本体部71と、前方支持板部72と、後方支持板部73と、上方延出部74と、右方補助フレーム75と、左方補助フレーム76と、を備える。フレーム本体部71は、垂直支持フレーム62と対向した状態で、上下方向および前後方向に延びて形成される。前方支持板部72、および後方支持板部73は、フレーム本体部71の前後両端部から右方に張り出して形成される。上方延出部74は、フレーム本体部71の上端部から右方に延びて形成される。右方補助フレーム75が、前方支持板部72、および後方支持板部73の右方端部から右方に張り出した状態で、両支持板部72、73に固定される。右方補助フレーム75は、一対の支持腕部77、78を備える。左方補助フレーム76が、前方支持板部72、および後方支持板部73の左方端部から左方に張り出した状態で、両支持板部72、73に固定される。左方補助フレーム78は、一対の支持腕部79、80を備える。
ヘッド支持フレーム81が、図6に示すように、右方補助フレーム75の左側の面に、図5に示す揺動軸82を中心に揺動可能に支持される。サーマルヘッド83、およびヘッド駆動回路基板84が、ヘッド支持フレーム81に配置される。
図3において、基板支持フレーム85が、右方補助フレーム75から右方に延びた状態で、右方補助フレーム75に固定される。箔転写印刷機1の全体動作を制御するための制御回路基板86が、基板支持フレーム85に配置される。
(昇降動力伝達機構65の詳細な構成)
昇降動力伝達機構65の詳細な構成について、図5、および図6を参照して説明する。昇降動力伝達機構65は、駆動プーリ90と、従動プーリ91と、伝達ベルト92と、ねじ軸93と、ナット部材94と、圧力調整機構95と、を主に備える。駆動プーリ90は、ヘッド昇降モータ63の回転軸に固定される。支持軸96が、従動プーリ91を支持するために設けられる。支持軸96の上方端部は、図4に示すように上方支持フレーム61の上面に固定される支持腕部材97に回転可能に支持される。支持軸96の下方部分は、軸受部98を介して、上方支持フレーム61に回転可能に支持される。従動プーリ91は、支持軸96に、ねじなどの固定手段により固定される。伝達ベルト92が、駆動プーリ90と従動プーリ91との間に張設される。
ねじ軸93の上方端部が、支持軸96の下方端部に固定される。ねじ軸93は、図5に示すように上方延出部74を上下方向に貫通し、図6に示すように下方に延びる。ナット部材94は、上方延出部74の下方に配置され、螺合部分99と、筒状部分100と、を備える。一対の案内軸101、102が、上方延出部74から下方に延びた状態で、上方延出部74に固定される。螺合部分99は、両案内軸101、102に嵌合する一対の貫通孔を有し、両案内軸101、102に沿って上下方向に案内される。螺合部分99は、ねじ軸93に螺合する。
ボルト部材103が、図6に示すように、ねじ軸93に挿通される挿通孔を有し、ねじ軸93に沿って下方に延びる。ボルト部材103の上方端部は、筒状部分100に、ねじなどの固定手段により固定される。調整ナット104が、筒状部分100の下方に配置され、ボルト部材103に螺合する。
圧力調整板105が、図6に示すように、ボルト部材103に挿通される挿通孔を有し、調整ナット104の下方において、ボルト部材103から前後方向に延びる。スペーサ106が、ボルト部材103に挿通された状態で、調整ナット104と圧力調整板105との間に配置される。
一対の引張ばね107、108が、上方延出部74と圧力調整板105との間に張設される。両引張ばね107、108は、上方延出部74を介して昇降フレーム64を下方に常時付勢する。使用者は、両引張ばね107、108の引張力を、調整ナット104の回転操作により調整することができる。調整圧力の大きさを示す指針部材109が、圧力調整板105の上面に固定される。
昇降フレーム64、ナット部材94、および圧力調整板105は、ヘッド昇降モータ63の回転方向および回転量に応じて、上方向または下方向に、所定量だけ移動することができる。サーマルヘッド83がプラテン3の上面に当接したときに、昇降フレーム64の下降が停止される。その後、ヘッド昇降モータ63が継続して回転駆動されると、ナット部材94、および圧力調整板105が、両引張ばね107、108のばね力に抗して、ヘッド昇降モータ63の回転量に応じた量だけ下降する。サーマルヘッド83がプラテン3に向って押圧される圧力は、調整ナット104の回転操作により調整される。
≪リボン巻取機構33の詳細な構成≫
リボン巻取機構33の詳細な構成について、図7および図8を参照して説明する。図7は、上後方から見たリボン巻取機構33の斜視図であり、図8は、下後方から見たリボン巻取機構33の斜視図である。リボン巻取機構33は、巻取支持フレーム120と、リボン巻取リール121と、リボン送出リール122と、リボン巻取モータ123と、巻取動力伝達機構124と、を主に備える。
巻取支持フレーム120は、巻取本体フレーム部125と、支持壁部126と、を備える。巻取本体フレーム部125は、後方壁部127と、一対の側壁部128、129と、を備える。両側壁部128、129は、後方壁部127の左右両端部から前方にそれぞれ延びる。支持壁部126は、両側壁部128、129の前方端部に、ねじなどの固定手段により固定される。また、支持壁部126は、図7に示すように、連結フレーム60の後方部分、および上方支持フレーム61の後方部分に、ねじなどの固定手段により固定される。
リボン巻取軸130が、支持壁部126、および後方壁部127に、回転可能に支持される。リボン送出軸131が、支持壁部126、および後方壁部127に、回転可能に支持される。リボン巻取軸130は、支持壁部126から前方に延びるリール装着部分と、後方壁部127から後方に延びるばね装着部分と、を有する。リボン巻取リール121は、リボン巻取軸130のリール装着部分に着脱可能に装着される。リボン送出軸131は、支持壁部126から前方に延びるリール装着部分と、後方壁部127から後方に延びるばね装着部分と、を有する。リボン送出リール122は、リボン送出軸131のリール装着部分に着脱可能に装着される。
巻取動力伝達機構124は、減速装置132と、駆動歯車133と、従動歯車134と、を備える。減速装置132が、後方壁部127に固定され、後方壁部127から後方に延びる出力軸135を備える。リボン巻取モータ123は、減速装置132の筐体に固定される。減速装置132は、リボン巻取モータ123の回転速度を減速して出力軸135に伝達する。
駆動歯車133が、出力軸135に固定される。従動歯車134が、リボン巻取軸130のばね装着部分に固定され、駆動歯車133と噛み合う。摩擦抵抗部材136が、リボン巻取軸130に回転抵抗を付与するために、従動歯車134の後面に接触した状態で、リボン巻取軸130のばね装着部分に装着される。巻取調整ばね137は、コイルばねから構成され、摩擦抵抗部材136の後方においてリボン巻取軸130のばね装着部分に巻装される。調整つまみ138が、リボン巻取軸130のばね装着部分の後端部に取り付けられる。調整つまみ138の回転操作により、巻取調整ばね137のばね力が調整され、その調整されたばね力に応じた回転抵抗がリボン巻取軸130に付与される。摩擦抵抗部材139が、リボン送出軸131に回転抵抗を付与するために、後方壁部127の後面に接触した状態で、リボン送出軸131のばね装着部分に装着される。送出調整ばね140は、コイルばねから構成され、摩擦抵抗部材139の後方においてリボン送出軸131のばね装着部分に巻装される。調整つまみ141が、リボン送出軸131のばね装着部分の後端部に取り付けられる。調整つまみ141の回転操作により、送出調整ばね140のばね力が調整され、その調整されたばね力に応じた回転抵抗がリボン送出軸131に付与される。
図8において、右方リボン案内ロール150が、右方補助フレーム75の両支持腕部77、78に回転可能に支持される。左方リボン案内ロール151が、左方補助フレーム75の両支持腕部79、80に回転可能に支持される。右方リボン案内弾性片152、および左方リボン案内弾性片153が、図6に示すように、ヘッド支持フレーム81の下方端部に固定される。右方リボン案内弾性片152は、ヘッド支持フレーム81から右方に延び、屈曲した先端部を有する。左方リボン案内弾性片153は、ヘッド支持フレーム81から左方に延び、開口部154と、屈曲した先端部と、を有する。サーマルヘッド83の先端部が開口部154に挿通されるように、開口部154が形成される。
図8において、未使用の箔転写リボンRBは、リボン送出リール122に巻装される。リボン送出リール122から送り出された箔転写リボンRBは、左方リボン案内ロール151により案内され、両リボン案内弾性片152、153の先端部に下方から接触する。両リボン案内弾性片152、153を通過した箔転写リボンRBは、右方リボン案内ロール150により案内され、リボン巻取リール121に巻き取られる。両リボン案内弾性片152、153は、自身の弾性力により箔転写リボンRBを下方に押圧し、箔転写リボンRBに弱い張力を付与する。サーマルヘッド83は、左方リボン案内弾性片153の開口部154を通過して箔転写リボンRBに接触する。箔転写リボンRBは、図8において左から右に向って送られ、サーマルヘッド83は、箔転写リボンRBの上面に接触する。本実施形態では、箔転写リボンRBとして、村田金箔株式会社が販売するメタリックホイル、ホログラムホイル、および、ホットスタンプ用顔料箔などの箔転写リボンが使用される。
≪塗布機構34の詳細な構成≫
塗布機構34の詳細な構成について、図3、図4、図6、図9、および図10を参照して説明する。塗布機構34は、潤滑剤カートリッジ160と、カートリッジ保持機構161と、カートリッジ移動機構162と、を主に備える。潤滑剤カートリッジ160は、円筒形状を有し、内部に潤滑剤を収容する。潤滑剤カートリッジ160は、図4、および後述の図9に示すように、一対の円形軸部163、164を備える。
カートリッジ保持機構161は、一対の保持切欠部165、166と、保持レバー部167と、を主に備える。前方の保持切欠部165は、円弧形状を有し、上方に開放した状態で、左方補助フレーム76の前方の支持腕部79に形成される。後方の保持切欠部166は、円弧形状を有し、上方に開放した状態で、左方補助フレーム76の後方の支持腕部80に形成される。潤滑剤カートリッジ160の両円形軸部163、164は、両保持切欠部165、166にそれぞれ嵌合する。潤滑剤カートリッジ160の回転軸線が左方リボン案内ロール151の回転軸線と平行になるように、両保持切欠部165、166が配置される。
保持レバー部167は、図6に示すように、揺動軸168により、左方補助フレーム76の両支持腕部79、80に揺動可能に支持される。保持レバー部167は、図4に示すように、前後両端部に、一対の保持爪169、170を備える。両保持爪169、170は、潤滑剤カートリッジ160の円形軸部163、164に、上方から嵌合する。一対の捩りばね171、172が、左方補助フレーム76の図示しない一対の軸部に巻装される。図4に示すように、前方の捩りばね171の一端部は、前方の保持爪169に係止され、前方の捩りばね171の他端部は、昇降フレーム64の前方支持板部72に係止される。図3に示すように、後方の捩りばね172の一端部は、後方の保持爪170に係止され、後方の捩りばね172の他端部は、昇降フレーム64の後方支持板部73に係止される。両捩りばね171、172のばね力により、両保持爪169、170は、潤滑剤カートリッジ160の円形軸部163、164に嵌合するように、常時付勢される。潤滑剤カートリッジ160を両保持切欠部165、166から取り外すときには、使用者は、両捩りばね171、172のばね力に抗して、両保持爪169、170を移動させる。
カートリッジ移動機構162は、ラック180と、潤滑剤カートリッジ160に固定されるピニオン181と、を備える。ラック180は、図3に示すように、垂直支持フレーム62に固定され、下方に延びる。ピニオン181は、潤滑剤カートリッジ160の円形軸部164に近接して配置され、ラック180と噛み合うことができる。ラック180は、切欠部分182を有する。図3に示すように、昇降フレーム64が所定のヘッド上方位置まで上昇して停止しているときに、ピニオン181は、ラック180の切欠部分182に向かい合い、ラック180とは噛み合わない状態にある。ラック180は、昇降フレーム64が所定のヘッド上方位置から下降するときに、ピニオン181と噛み合うように、ピニオン181の支持位置の移動軌跡に沿って下方に延びる。
(潤滑剤カートリッジ160の詳細な構成)
潤滑剤カートリッジ160の詳細な構成について、図9、図10、および図11を参照して説明する。図9は、潤滑剤カートリッジ160の分解斜視図である。図10は、各構成部品が組み付けられた潤滑剤カートリッジ160を上方から見た平面図であり、図11は、図10に示すA−A線に沿って切断した潤滑剤カートリッジ160の断面図である。図9において、潤滑剤カートリッジ160は、一対の円形軸部163、164と、ピニオン181と、円筒ケース183と、含浸体184と、錘部材185と、一対の固定ブロック186、187と、摘み部188と、を主に備える。
円筒ケース183は、透明な合成樹脂材料から形成され、前後両端部に、円形孔を有する。図9において、円形孔189のみが図示される。円筒ケース183は、前後方向に延びる取付溝190を有する。含浸体184は、前後方向に長い長方形の形状に形成され、取付溝190に挿入されて円筒ケース183に固定される。含浸体184の前後方向の長さは、箔転写リボンRBの前後方向の長さであるリボン幅より小さく設定される。含浸体190が箔転写リボンRBに接触するときに、含浸体190の前後両端部が箔転写リボンRBの前後両端部よりも内側に位置するように、取付溝190の形成位置が定められる。本実施形態では、潤滑剤として、潤滑性、粘度安定性、耐蒸発性、および無臭性などを考慮して、シリコンオイルが採用される。含浸体190の材料として、潤滑剤の含浸性、軽い押圧力で均一に接触する接触安定性、および耐久性などを考慮して、フェルトが採用される。
一対の固定ブロック186、187の各固定ブロックは、円柱形状に形成され、中心連結孔と、支持孔と、を有する。中心連結孔は、各固定プロックの円柱形状の回転中心を中心として円形形状に形成され、支持孔は、中心連結孔から半径方向に偏倚して配置される。図9において、中心連結孔191が、固定ブロック186の前面に形成され、図示しない支持孔が、固定ブロック186の後面に形成される。図示しない中心連結孔が、固定ブロック187の後面に形成され、支持孔192が、固定ブロック187の前面に形成される。両固定ブロック186、187は、円筒ケースの両円形孔に圧入されて固定される。
錘部材185は、金属材料から構成され、前後方向に長い棒状に形成される。錘部材185は、前後両端部に、一対の支持突部193、194を備える。両支持突部193、194は、両固定ブロック186、187の両支持孔にそれぞれ嵌合して支持される。
一対の円形軸部163、164は、円形の摺動面195、196と、貫通孔197、198と、をそれぞれ有する。貫通孔197、198の回転中心が、円形の摺動面195、196の回転中心と一致するように、両円形軸部163、164は形成される。
連結軸部199が、ピニオン181に連結されて固定される。連結軸部199の前方部分は、円形軸部164の貫通孔198に挿通された状態で、固定ブロック187の中心連結孔に圧入されて固定される。連結軸部200が、固定ブロック186と摘み部188とを連結するために設けられる。連結軸部200の後端部が、固定ブロック186の中心連結孔191に圧入されて固定される。連結軸部200の前方部分が、円形軸部163の貫通孔197に挿通された状態で、摘み部188に連結される。
図11において、含浸体184の大部分が円筒ケース183の内部に収容され、含浸体184の一部分が円筒ケース183から突出する。潤滑剤カートリッジ160は、錘部材185が円筒ケース183の下方に位置するように、錘部材185の重力により、円形軸部163、164の回転中心を中心とする回転力を受ける。円形軸部163、164の回転中心である円筒ケース183の回転中心の回りの角度位置において、含浸体184の突出する部分の角度位置は、図11に示すように、錘部材185の角度位置と、略90度離れて設定される。
図11に示すように錘部材185が円筒ケース183の下方に位置する状態において、含浸体184が潤滑剤に浸されるように、円筒ケース183の図示しない充填口から潤滑剤が充填される。また、円筒ケース183は、図示しない空気取入れ開閉口を備える。
≪各種センサの詳細な構成≫
各種センサの詳細な構成について、説明する。箔転写印刷機1は、ヘッド上方位置センサSN1、ヘッド下方位置センサSN2、ヘッド温度センサSN3、リボン弛みセンサSN4、および、キャリッジエンコーダECD、を備える。
ヘッド上方位置センサSN1は、リミットスイッチから構成され、図5に示すように、垂直支持フレーム62の前方上部に固定される。図5において、検出片210が、昇降フレーム64のフレーム本体部71の前方上部に固定される。ヘッド上方位置センサSN1の作動部は、検出片210に当接可能に配置される。ヘッド昇降モータ62の回転駆動により、昇降フレーム64は上昇する。昇降フレーム64が所定のヘッド上方位置まで上昇すると、検出片210がヘッド上方位置センサSN1の作動部に当接し、ヘッド上方位置センサSN1は、ヘッド上方位置検出信号を発生する。本実施形態では、所定のヘッド上方位置が、印刷動作を行わないときのサーマルヘッド83の待機位置である。
ヘッド下方位置センサSN2は、リミットスイッチから構成され、図5に示すように、ナット部材94に近接した位置において、昇降フレーム64に固定される。図5において、検出片211が、ナット部材94の螺合部分99の左方部に固定される。ヘッド下方位置センサSN2の作動部は、検出片211に当接可能に配置される。ヘッド昇降モータ62の回転駆動により、昇降フレーム64は下降する。昇降フレーム64が下降してサーマルヘッド83の先端部がプラテン3の上面に当接すると、昇降フレーム64は下降を停止する。その後に、ヘッド昇降モータ62が継続して回転駆動されると、ナッド部材94が昇降フレーム64に対して下降する。ナッド部材94が所定のヘッド下方位置まで下降すると、検出片211がヘッド下方位置センサSN2の作動部に当接し、ヘッド下方位置センサSN2は、ヘッド下方位置検出信号を発生する。本実施形態では、所定のヘッド下方位置が、印刷動作を行うときのサーマルヘッド83の印刷位置である。
ヘッド温度センサSN3は、サーマルヘッド83に近接した位置において、ヘッド駆動回路基板84に配置される。ヘッド温度センサSN3は、サーマルヘッド83のヘッド温度を検出してヘッド温度検出信号を発生する。
リボン弛みセンサSN4は、光学センサから構成され、図8に示すように、リボン送出軸131の近傍に配置される。図8において、スリット付き円板212が、リボン送出軸131に固定される。リボン弛みセンサSN4は、円板212のスリットを検出して送出軸回転検出信号を発生する。リボン巻取モータ123が回転駆動されている間に、リボン弛みセンサSN4が送出軸回転検出信号を発生する場合には、箔転写リボンRBに弛みがないと判断することができる。
キャリッジエンコーダECDは、キャリッジモータ44の回転軸の回転方向および回転方向を検出する公知の検出手段である。キャリッジエンコーダECDからの検出信号に従って、左右方向におけるキャリッジ4の移動方向および移動量が制御される。
[箔転写印刷機1の制御装置35の電気的構成]
箔転写印刷機1の制御装置35の電気的構成について、図12を参照して説明する。図12は、箔転写印刷機1の制御装置35の電気的構成を示すブロック図である。図12において、制御装置35は、制御処理ユニット300と、プログラムメモリ310と、作業メモリ320と、インターフェース330と、を主に備える。制御処理ユニット300は、CPU、およびゲートアレイなどのデータ処理回路を含んで構成される。プログラムメモリ310は、箔転写印刷機1の全体動作を統括して制御するメイン処理プログラム、および印刷制御処理プログラムなどの各種のプログラムと、各種の設定値とを固定記憶する。作業メモリ320は、インターフェース330を通して外部から送られる各種のデータ、および制御処理ユニット300の演算処理結果を一時的に記憶する。メイン処理プログラムは、図13に示すメイン処理を実行し、印刷制御処理プログラムは、図14に示す印刷制御処理を実行する。
制御処理ユニット300は、インターフェース330、およびLAN340を通して、外部のパーソナルコンピュータ350に接続される。パーソナルコンピュータ350は、各種の画像データを作成して、印刷指令とともに画像データを制御処理ユニット300に送信することができる。
制御処理ユニット300は、操作パネル30、サーマルヘッド83、ヘッド昇降モータ62、リボン巻取モータ123、キャリッジモータ44、キャリッジエンコーダECD、ヘッド上位位置センサSN1、ヘッド下位位置センサSN2、ヘッド温度センサSN3、および、リボン弛みセンサSN4にそれぞれ接続される。
[実施形態の動作および作用]
本実施形態の動作および作用について、図13乃至図18を主に参照して説明する。図13は、メイン処理を示すフローチャートであり、図14は、印刷制御処理を示すフローチャートである。図15乃至図18は、左方補助フレーム78の支持腕部80を取り除いた状態で、昇降フレーム64、および潤滑剤カートリッジ160を後方から見た説明図であり、昇降フレーム64がヘッド上方位置からヘッド下方位置まで下降する様子を示す。図13に示すステップS1〜S11の処理、および、図14に示すステップSA1〜SA11の処理は、制御処理ユニット300が実行する処理である。
≪メイン処理≫
箔転写印刷機1の電源が投入されると、制御処理ユニット300は、プログラムメモリ310からメイン処理プログラムを読み出して、図13に示すメイン処理の実行を開始する。
画像データが受信されたか否かが判断される(S1)。具体的には、制御処理ユニット300が、インターフェース330を通して、パーソナルコンピュータ350から画像データを受信したか否かが判断される。画像データを受信していないと判断されたとき(S1:NO)、処理はステップS2に移される。画像データを受信したと判断されたとき(S1:YES)、処理はステップS3に移される。
画像データを受信していないと判断されたとき(S1:NO)、他の制御処理が実行される(S2)。たとえば、操作パネル30の各操作ボタン36が操作されたか否かが判断され、操作された操作ボタンの指示に従って各種の設定動作が実行される。また、箔転写印刷機1の動作状態を検出して操作パネル30の表示部37に表示させる表示制御動作が実行される。
画像データを受信したと判断されたとき(S1:YES)、受信した画像データが作業メモリ320に一時記憶される(S3)。
サーマルヘッド83が初期駆動される(S4)。具体的には、サーマルヘッド83の加熱駆動が開始される。そして、サーマルヘッド83の温度が、印刷可能な所定の初期温度まで上昇するように、ヘッド温度センサSN3からのヘッド温度検出信号に従って、サーマルヘッド83の加熱駆動が制御される。
ヘッド上方位置への復帰動作が実行される(S5)。具体的には、昇降フレーム64が所定のヘッド上方位置まで上昇して位置決めされるように、ヘッド上方位置センサSN1からの検出信号に従って、ヘッド昇降モータ63の回転駆動が制御される。ヘッド上方位置センサSN1がヘッド上方位置検出信号を発生したときに、ヘッド昇降モータ63の回転駆動が停止される。
キャリッジ4の原点位置への復帰動作が実行される(S6)。具体的には、キャリッジ4が左方フレーム12に近接した所定の原点位置に位置決めされるように、図示しない原点センサからの検出信号に従って、キャリッジモータ44の回転駆動が制御される。
リボン弛み除去処理が実行される(S7)。具体的には、リボン巻取モータ123の回転駆動が開始される。そして、リボン弛みセンサSN4からの検出信号に従って、リボン巻取モータ123の回転駆動が制御される。リボン弛みセンサSN4から送出軸回転検出信号が発生されたときに、リボン巻取モータ123の回転駆動が停止される。リボン弛み除去処理の実行により、リボン送出リール122からリボン巻取リール121に向けて送り出される箔転写リボンRBに所定の張力が付与される。
キャリッジ4の印刷開始位置への位置決め動作が実行される(S8)。具体的には、キャリッジ4が、受信した画像データ中の位置データが表す印刷開始位置に位置決めされるように、位置データと、キャリッジエンコーダECDからの検出信号とに従って、キャリッジモータ44の回転方向および回転量が制御される。
印刷制御処理が実行される(S9)。具体的には、受信した画像データが表す画像が、プラテン3上に固定された印刷媒体PMに印刷されるように、サーマルヘッド83、ヘッド昇降モータ63、リボン巻取モータ123、およびキャリッジモータ44の駆動がそれぞれ制御される。印刷制御処理の詳細な処理については、後述する。
印刷制御処理が終了すると、キャリッジ4の印刷待機位置への位置決め動作が実行される(S10)。具体的には、キャリッジ4が、右方フレーム11と左方フレーム12との間の中央位置である印刷待機位置に位置決めされるように、キャリッジエンコーダECDからの検出信号に従って、キャリッジモータ44の回転方向および回転量が制御される。
ステップS2と同様な他の制御処理が実行される(S11)。この他の制御処理が実行されると、処理はステップS1に戻される。
≪印刷制御処理≫
制御処理ユニット300は、プログラムメモリ310から印刷制御処理プログラムを読み出して、図14に示す印刷制御処理の実行を開始する。印刷制御処理の実行開始時点では、昇降フレーム64は、図15に示すように所定のヘッド上方位置に位置する。昇降フレーム64が、図15に示すように所定のヘッド上方位置に位置するときに、ピニオン181は、ラック180の切欠部分182に対向して位置する。このため、錘部材185の重力により、図11に示すように錘部材185が円筒ケース183の下方に位置する状態で、含浸体184の突出する部分の角度位置は、図15に示す角度位置に設定される。
リボン弛み除去処理が実行される(SA1)。印刷開始前に、ステップS7と同様のリボン弛み除去処理が実行される。リボン弛み除去処理の実行により、リボン送出リール122とリボン巻取リール121との間に存在する箔転写リボンRBに所定の張力が付与される。この所定の張力で引っ張られた状態で、箔転写リボンRBは静止している。
サーマルヘッド83の下降動作が実行される(SA2)。具体的には、昇降フレーム64は、図15に示すように所定のヘッド上方位置から下降するように、ヘッド下方位置センサSN2からの検出信号に従って、ヘッド昇降モータ63の回転駆動が制御される。昇降フレーム64が下降を開始すると、ピニオン181が、図16に示すようにラック180との噛み合いを開始する。この噛み合いにより、含浸体184は、図16において時計回り方向に回転を開始する。
所定のヘッド下方位置まで下降したか否かが判断される(SA3)。具体的には、ヘッド下方位置センサSN2からヘッド下方位置検出信号が発生されたか否かが判断される。ヘッド下方位置検出信号が発生されないとき(SA3:NO)、処理はステップSA2に戻される。ヘッド下方位置検出信号が発生されたとき(SA3:YES)、処理はステップSA4に移される。
ヘッド下方位置検出信号が発生されないとき(SA3:NO)、ステップSA2の実行が継続されて昇降フレーム64およびナット部材94が下降し続ける。昇降フレーム64の下降に伴い、含浸体184が、時計回り方向に回転し、図17に示すように箔転写リボンRBの上面に接触する塗布状態になる。含浸体84の接触により、潤滑剤が、箔転写リボンRBの上面、すなわちサーマルヘッド83が接触する接触面に塗布される。含浸体84が箔転写リボンRBに接触するときには、図17に示すように、サーマルヘッド83の先端部は、箔転写リボンRBに接触していない。
サーマルヘッド83の先端部が、図18に示すように、箔転写リボンRBを介してプラテン3の上面に当接すると、昇降フレーム64の下降が停止される。しかし、ヘッド下方位置検出信号が発生されるまで、ヘッド昇降モータ63の回転駆動が継続されことから、ナット部材94および検出片211が昇降フレーム64に対して相対的に下降する。昇降フレーム64の下降が停止された状態において、含浸体184は、図18に示すように、箔転写リボンRBから離間した離間状態で停止する。含浸体184が離間状態で停止することにより、過剰な潤滑剤が箔転写リボンRBに塗布されることを防止することができる。
ヘッド下方位置検出信号が発生されたとき(SA3:YES)、ヘッド昇降モ−タ63の回転駆動が停止される(SA4)。具体的には、検出片211がヘッド下方位置センサSN2の作動部に当接すると、ヘッド下方位置センサSN2がヘッド下方位置検出信号を発生する。このヘッド下方位置検出信号に従って、ヘッド昇降モータ63の回転駆動が停止される。
所定量のリボン巻取動作が実行される(SA5)。具体的には、リボン弛みセンサSN4が円板212の各スリットを検出して発生する送出軸回転検出信号の数に従って、リボン巻取モータ123の回転駆動が制御される。箔転写リボンRBの所定量に相当する数の送出軸回転検出信号が計数されたときに、リボン巻取モータ123の回転駆動が停止される。リボン巻取モータ123の回転駆動により、所定量の箔転写リボンRBが、図18において、左から右に向うリボン送り方向に送られる。箔転写リボンRBの所定量の送りにより、サーマルヘッド83の先端部は、箔転写リボンRBの上面に塗布された潤滑剤の量を均すことができる。
画像データに従って、サーマルヘッド83の駆動、箔転写リボンRBの巻き取り、および、キャリッジ4の移動が、それぞれ実行される(SA6)。具体的には、画像データに従って、サーマルヘッド83の各発熱素子の加熱駆動が制御される。画像データに従って、リボン巻取モータ123の回転駆動が制御され、サーマルヘッド83に対して箔転写リボンRBはリボン送り方向に順次送られる。画像データと、キャリッジエンコーダECDからの検出信号とに従って、キャリッジモータ44の回転駆動が制御され、プラテン3上の印刷媒体PMに対してキャリッジ4が順次移動される。ステップSA6の実行により、画像データに従う所望の画像が、印刷媒体PMに転写されて形成される。画像の形成時には、サーマルヘッド83の先端部と箔転写リボンRBの上面との間に潤滑剤が存在することから、箔転写リボンRBはサーマルヘッド83に付着することなく円滑に送られ、皺などの乱れの少ない美しい画像を印刷媒体PMに形成することができる。
印刷が終了したか否かが判断される(SA7)。具体的には、作業メモリ320に一時記憶された画像データのうちの印刷終了データが読み出されたか否かが判断される。印刷が終了していないとき(SA7:NO)、処理はステップSA6に戻される。印刷が終了したとき(SA7:YES)、処理はステップSA8に移される。
印刷が終了したとき(SA7:YES)、箔転写リボンRBの巻き取りが停止される(SA8)。具体的には、リボン巻取モータ123の回転駆動が停止される。
サーマルヘッド83の上昇動作が実行される(SA9)。具体的には、ヘッド昇降モータ63の回転駆動が開始される。この回転駆動の開始により、ナッド部材94が昇降フレーム64に対して相対的に上昇する。ナッド部材94の上面が昇降フレーム64の上方延出部74の下面に当接すると、昇降フレーム64およびナット部材94が共に上昇する。そして、昇降フレーム64は、図15に示す所定のヘッド上方位置まで上昇するように、ヘッド上方位置センサSN1からの検出信号に従って、ヘッド昇降モータ63の回転駆動が制御される。
所定のヘッド上方位置まで上昇したか否かが判断される(SA10)。具体的には、ヘッド上方位置センサSN1からヘッド上方位置検出信号が発生されたか否かが判断される。ヘッド上方位置検出信号が発生されないとき(SA10:NO)、処理はステップSA9に戻される。ヘッド上方位置検出信号が発生されたとき(SA10:YES)、処理はステップSA11に移される。
ヘッド上方位置検出信号が発生されたとき(SA10:YES)、ヘッド昇降モ−タ63の回転駆動が停止される(SA11)。具体的には、検出片210がヘッド上方位置センサSN1の作動部に当接すると、ヘッド上方位置センサSN1がヘッド上方位置検出信号を発生する。このヘッド上方位置検出信号に従って、ヘッド昇降モータ63の回転駆動が停止され、印刷制御処理が終了される。
昇降フレーム64が所定のヘッド上方位置まで上昇する途中において、含浸体184は、図18に示す離間状態から図17に示す塗布状態に変化する。この塗布状態への変化により、潤滑剤が箔転写リボンRBの上面に塗布される。この塗布された潤滑剤は、次回の印刷のために使用される。
[実施形態の効果]
本実施形態では、図17に示すように、箔転写リボンRBを右から左へ送るリボン送り方向において、サーマルヘッド83の配置位置より上流側に存在する箔転写リボンRBの上面に、含浸体184が潤滑剤を塗布する。潤滑剤の塗布は、昇降フレーム64の下降動作に連動して実行される。この結果、昇降フレーム64に配置されるサーマルヘッド83の下降動作と連動して、潤滑剤の塗布動作を確実に実行することができる。
本実施形態では、図3に示すように、垂直支持フレーム62に固定されたラック180が、昇降フレーム64に保持された潤滑剤カートリッジ160のピニオン181と噛み合うことにより、含浸体184が回転して潤滑剤の塗布動作が実行される。この結果、昇降フレーム64の下降動作と、含浸体184の塗布動作とを、ラック180およびピニオン181により、簡易な構成で確実に連動させることができる。
本実施形態では、昇降フレーム64が所定のヘッド上方位置に位置する状態において、ピニオン181がラック180の切欠部分182に対向して位置し、含浸体184は、錘部材185の重力により、図11および図15に示す所定の角度位置に設定される。この結果、印刷動作が実行されないときに、含浸体184を所定の角度位置に位置させることができる。しかも、含浸体184を所定の角度位置に位置させる動作を、錘部材185により、簡易な構成で確実に実行することができる。
本実施形態では、図3に示すように、潤滑剤カートリッジ160が、左方補助フレーム76の両支持腕部79、80において、保持レバー部167の両保持爪169、170により交換可能に保持される。また、潤滑剤カートリッジ160の円筒ケース183は、透明な合成樹脂材料で形成される。この結果、使用者は、円筒ケース183の内部の潤滑剤の残量を容易に外部から確認することができる。また、使用者は、潤滑剤がほとんどなくなったと確認できたときに、保持レバー部167を移動操作することにより、潤滑剤カートリッジ160を容易に交換することができる。使用者は、潤滑剤カートリッジ160の交換時には、使用者は、摘み部188を把持することにより、潤滑剤が手指に付着することなく潤滑剤カートリッジ160を取り外すことができる。
本実施形態では、画像データに従う実際の印刷動作の前に、ステップSA5の実行により、箔転写リボンRBとサーマツヘッド83の先端部とが所定量だけ相対的に移動される。この結果、含浸体184により箔転写リボンRBの狭い範囲に塗布された潤滑剤を均して広い範囲に塗布することができる。
本実施形態では、含浸体184の前後方向の長さが、箔転写リボンRBの前後方向の長さであるリボン幅より小さく設定される。また、含浸体184の前後方向の両端部が、箔転写リボンRBの前後方向の両端部よりも内側に位置するように、潤滑剤カートリッジ160が構成される。この結果、含浸体184の両端部から滲み出した潤滑剤が、箔転写リボンRBの両端部から外側に流れることを低減することができる。
本実施形態では、図6に示すように、左方リボン案内弾性片153が、潤滑剤カートリッジ160の配置位置と、サーマルヘッド83の配置位置との間に配置され、箔転写リボンRBの上面に接触する。この結果、ステップSA5の実行により、箔転写リボンRBとサーマツヘッド83の先端部とが所定量だけ相対的に移動されるときに、左方リボン案内弾性片153は、箔転写リボンRBの上面に塗布された潤滑剤を均す働きも有する。
<構成の対応関係>
箔転写印刷機1が、本発明の印刷機の一例である。箔転写リボンRB、およびリボン巻取モータ123を含むリボン巻取機構33が、本発明の転写リボン、およびリボン巻取機構の一例である。サーマルヘッド83が、本発明のサーマルヘッドの一例である。ヘッド昇降モータ63を含むヘッド昇降機構32、および制御処理ユニット300が、本発明のヘッド駆動部の一例である。ヘッド昇降機構32が、本発明のヘッド移動機構の一例である。塗布機構34が、本発明の塗布機構の一例である。円筒ケース183、および固定ブロック186、187の組み合わせが、本発明の貯留部の一例である。含浸体184が、本発明の含浸体の一例である。カートリッジ保持機構161、およびカートリッジ移動機構162の組み合わせが、本発明の含浸体移動機構の一例である。ラック180、およびピニオン181の組み合わせが、本発明の連動機構の一例である。錘部材185、および固定ブロック186、187の組み合わせが、本発明の復帰機構の一例である。錘部材185が、本発明の錘部材の一例である。垂直支持フレーム62が、本発明の固定フレームの一例であり、昇降フレーム64の左方補助フレーム76が、本発明の可動フレームの一例である。
<変形例>
本発明は、本実施形態に限定されることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
(1)本実施形態では、垂直支持フレーム62に固定されたラック180が、昇降フレーム64に保持された潤滑剤カートリッジ160のピニオン181と噛み合うことにより、含浸体184が回転して潤滑剤の塗布動作が実行される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、垂直支持フレーム62と、潤滑剤カートリッジ160の円筒ケース183の一部とをワイヤで連結することにより、昇降フレーム64の下降動作に連動して円筒ケース183を回転させる構成であってもよい。
(2)本実施形態では、昇降フレーム64が所定のヘッド上方位置に位置する状態において、ピニオン181がラック180の切欠部分182に対向して位置し、含浸体184は、錘部材185の重力により、図11および図15に示す所定の角度位置に設定される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、昇降フレーム64が所定のヘッド上方位置に位置する状態において、ピニオン181がラック180の切欠部分182に対向して位置するときに、潤滑剤カートリッジ160の一部が電磁石により吸引され、含浸体184は、図11および図15に示す所定の角度位置に設定される構成であってもよい。
(3)本実施形態では、昇降フレーム64が所定のヘッド上方位置に位置する状態において、潤滑剤カートリッジ160のピニオン181は、ラック180の切欠部分182に対向する構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、昇降フレーム64が所定のヘッド上方位置に位置する状態において、含浸体184が図15に示す所定の角度位置に位置するように、ピニオン181がラック180と噛み合い、昇降フレーム64が所定のヘッド上方位置から下降した後も、ピニオン181がラック180と常時噛み合う構成であってもよい。この変形例では、錘部材185は不要となり、ラック180とピニオン181とが、含浸体184を所定の角度位置に復帰させる機構の一部を構成する。
(4)本実施形態では、ステップSA6の実行により、画像データに従って所望の画像を印刷媒体PMに形成するときに、サーマルヘッド83は静止した状態で、箔転写リボンRBがリボン送り方向に巻き取られ、サーマルヘッド83および箔転写リボンRBを搭載するキャリッジ4が、静止した印刷媒体PMに対して移動する構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、サーマルヘッドと箔転写リボンとの間において、サーマルヘッドが箔転写リボンに対して移動する構成であってもよい。また、キャリッジと印刷媒体との間において、印刷媒体がキャリッジに対して移動する構成であってもよい。本実施形態では、印刷媒体PMがプラテン3上に固定される構成であるが、前後方向に移動可能な移動台の上に印刷媒体が固定される構成であってもよい。
(5)本実施形態では、潤滑剤として、シリコンオイルが採用されたが、その他の種類の潤滑剤であってもよい。たとえば、潤滑剤として、植物系または動物系の天然オイルが採用されてもよい。また、含浸体184として、フェルトが採用されたが、その他の種類の含浸体であってもよい。たとえば、含浸体として、スポンジなどの発泡樹脂材料、または、織布などの天然繊維材料が採用されてもよい。
(6)本実施形態では、潤滑剤カートリッジ160が、左方補助フレーム76の両支持腕部79、80において、両捩りばね171、172のばね力が常時作用する保持レバー部167の両保持爪169、170により保持される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、両捩りばね171、172を除去した構成において、昇降フレーム64が所定のヘッド上方位置から下降する動作に連動して、保持レバー部167を揺動軸168の回りに回動させて潤滑剤カートリッジ160を保持するように、カム機構を設ける構成であってもよい。
(7)本実施形態では、潤滑剤カートリッジ160が、左方補助フレーム76の両支持腕部79、80において、保持レバー部167の両保持爪169、170により交換可能に保持される構成であるが、潤滑剤カートリッジ160が、両支持腕部79、80に交換不能に保持される構成であってもよい。この変形例では、潤滑剤カートリッジは、潤滑剤が補充される補充口を備える必要がある。
(8)本実施形態では、箔転写リボンRBは、バックコート層を有しないリボンであれば、特許文献1に記載されるように多色印刷が可能なリボンであってもよいし、単色印刷が可能なリボンであってもよい。また、印刷媒体PMは、用紙などの薄くて柔らかい媒体であってもよいし、キャシュカードなどの厚くて硬い媒体であってもよい。
(9)本実施形態では、箔転写リボンRBは、図18において、左から右に向う一定のリボン送り方向に送られるが、この構成に限定されない。たとえば、箔転写リボンRBが部分的に使用された結果、未使用部分が残されている場合に、箔転写リボンRBが逆の方向に送られた後に、箔転写リボンRBがリボン幅方向に移動する構成であってもよい。この変形例により、未使用部分が残らないように箔転写リボンRBを効率的に使用することができる。
1 箔転写印刷機
32 ヘッド昇降機構
33 リボン巻取機構
34 塗布機構
62 垂直支持フレーム
63 ヘッド昇降モータ
64 昇降フレーム
76 左方補助フレーム
83 サーマルヘッド
123 リボン巻取モータ
160 潤滑剤カートリッジ
162 カートリッジ移動機構
165、166 保持切欠部
180 ラック
181 ピニオン
182 切欠部分
183 円筒ケース
184 含浸体
185 錘部材
186、187 固定ブロック
300 制御処理ユニット
RB 箔転写リボン

Claims (10)

  1. サーマルヘッドと、
    所定のリボン送り方向に転写リボンを送り、転写リボンを巻き取るリボン巻取機構と、
    サーマルヘッドを転写リボンに接触させて加熱駆動するヘッド駆動部と、
    所定のリボン送り方向においてサーマルヘッドより上流側に位置する転写リボンの接触面に、潤滑剤を塗布する塗布機構と、を備える印刷機。
  2. 塗布機構は、
    潤滑剤を貯留する貯留部と、
    貯留部から潤滑剤が供給される含浸体と、
    サーマルヘッドが接触する転写リボンの接触面に対して、含浸体が接触する塗布状態と、含浸体が離間する離間状態とのいずれかの状態に変化するように含浸体を移動させる含浸体移動機構と、を含む請求項1に記載の印刷機。
  3. 含浸体は、貯留部の内部空間に配置される端部と、貯留部の外周面から突出する端部とを有し、
    含浸体移動機構は、貯留部を交換可能に支持する請求項2に記載の印刷機。
  4. 含浸体は、所定のリボン送り方向と直交するリボン幅方向において、転写リボンの幅より小さい幅を有し、
    含浸体のリボン幅方向における両端部が、転写リボンのリボン幅方向における両端部より、転写リボンの内側に位置する状態で、含浸体移動機構は、含浸体を支持する請求項2または請求項3に記載の印刷機。
  5. ヘッド駆動部は、転写リボンの接触面に対して、サーマルヘッドが接触する印刷位置と、サーマルヘッドが離間する待機位置との間でサーマルヘッドを移動させるヘッド移動機構、を含み、
    含浸体移動機構は、サーマルヘッドが待機位置から印刷位置に移動する移動動作と、含浸体が離間状態から塗布状態に変化する状態変化動作とを連動させる連動機構、を含む請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の印刷機。
  6. 含浸体移動機構は、含浸体が離間状態から塗布状態に変化する状態変化動作の後に、塗布状態から離間状態に含浸体を復帰させる復帰機構、を含む請求項5に記載の印刷機。
  7. 含浸体移動機構は、所定の回動軸線の回りに回動可能に含浸体を支持し、
    復帰機構は、所定の回動軸線から偏倚する位置に配置され、含浸体と連結される錘部材、を含み、
    所定の回動軸線の回りにおいて含浸体が配置される角度位置は、所定の回動軸線の回りにおいて錘部材が配置される角度位置と異なる位置である請求項6に記載の印刷機。
  8. ヘッド移動機構は、サーマルヘッドが印刷位置と待機位置との間で移動するように固定フレームに移動可能に配置され、サーマルヘッドを支持する可動フレーム、を含み、
    可動フレームは、含浸体が塗布状態と離間状態とのいずれかの状態に変化するように含浸体を支持する請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の印刷機。
  9. 可動フレームは、所定の回動軸線の回りに回動可能に含浸体を支持し、
    連動機構は、
    所定の回動軸線の回りに含浸体と共に回動可能なピニオンと、
    ピニオンと噛み合うように固定フレームに配置されるラックと、を含み、
    サーマルヘッドが待機位置から印刷位置に移動するように可動フレームが移動するときに含浸体の支持位置が移動する移動軌跡に沿って、ラックは固定フレームに配置される請求項8に記載の印刷機。
  10. サーマルヘッドが待機位置に位置するように可動フレームが位置する状態において、ラックは、ピニオンとの噛み合いから解除され、含浸体は、初期の離間状態に維持され、
    サーマルヘッドが待機位置から印刷位置まで移動するように可動フレームが移動する間に、ラックは、ピニオンとの噛み合いを継続し、含浸体は、初期の離間状態から塗布状態に変化した後に、塗布状態から一時的な離間状態に変化し、
    サーマルヘッドが印刷位置に位置するように可動フレームが位置する状態において、含浸体は、一時的な離間状態に維持される請求項9に記載の印刷機。
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