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JP2017177656A - インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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JP2017177656A JP2016070887A JP2016070887A JP2017177656A JP 2017177656 A JP2017177656 A JP 2017177656A JP 2016070887 A JP2016070887 A JP 2016070887A JP 2016070887 A JP2016070887 A JP 2016070887A JP 2017177656 A JP2017177656 A JP 2017177656A
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穂高 天方
Hodaka Amagata
穂高 天方
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Abstract

【課題】インク、特に紫外線硬化型インクに対する耐性を向上させ、寿命を延ばすことができる、インクジェットヘッドとインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】複数の部材を接着剤で接合して形成され、内部に形成された流路を通じてノズルノズル21からインクを吐出するインクジェットヘッド10であって、複数の部材同士を接合する接着剤の少なくとも一部に、主剤がウレタン変性エポキシ樹脂であり、硬化剤が変性芳香族ポリアミンである二液硬化型エポキシ系接着剤を用いた。インクジェットヘッド10に供給されるインクは、反応性モノマーを含む紫外線硬化型インクである。【選択図】図2

Description

本発明は、インクジェットヘッドと、インクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置のインクジェットヘッドに関する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、インクジェット記録ヘッドが開示されている。このインクジェット記録ヘッドでは、ノズルプレートとプールプレートと供給孔プレートと圧力室プレートと振動プレートが順次積層され、アクチュエータが取り付けられる。各プレートは、それぞれ複数の接着剤層によって張り合わされる。各接着剤層は、エポキシ系接着剤からなり、その厚さを1〜4μmとしている。
特許文献2には、さまざまなインクに対して高い耐性をもつインクジェットヘッドが開示されている。このインクジェットヘッドでは、インクに接する接合部分の接着剤に、ポリシロキサン変性エポキシ樹脂を含有する接着剤を用いている。
特開2000−168078号公報 特開2002−210694号公報
インクジェットヘッドを、複数の部材を積層して形成することがある。複数の部材を積層して形成したインクジェットヘッドの内部には、インクタンクから供給されたインクをノズルへと流す流路が形成されている。この流路は、積層される各部材に、予め形成された穴及び/又は溝を、それぞれ接続して、連続させることで形成される。インクジェットヘッドを形成する各部材は、積層された状態で接着剤によって接合される。しかしながら、上記のような接着剤を用いたとしても十分ではなく、接着剤層からの剥がれによるインクジェットヘッドの寿命の低下が問題になっている。特に、インクジェットヘッドから紫外線硬化型インクを噴射する場合、接着剤層からの剥がれによる寿命の低下が顕著になっている。これは紫外線硬化型インク内に含まれる反応性モノマーによって接着剤が溶解され、接着剤の接着力が低下することが原因であることが分かっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インク、特に紫外線硬化型インクに対する耐性を向上させ、寿命を延ばすことができる、インクジェットヘッドとインクジェット記録装置を提供することである。
本発明の一側面は、複数の部材を接着剤で接合して形成され、内部に形成された流路を通じてノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドであって、前記複数の部材同士を接合する接着剤の少なくとも一部に、主剤がウレタン変性エポキシ樹脂であり、硬化剤が変性芳香族ポリアミンである二液硬化型エポキシ系接着剤を用いたインクジェットヘッドである。
インクジェットヘッドにおいて、供給されるインクが、反応性モノマーを含む紫外線硬化型インクであるようにしてもよい。
本発明の他の側面は、上述したインクジェットヘッドを備える、インクジェット記録装置である。
本発明によれば、インク、特に紫外線硬化型インクに対する耐性を向上させ、寿命を延ばすことができる、インクジェットヘッドとインクジェット記録装置を得ることができる。
インクジェットヘッドの概略構成を示す斜視図である。 図1に示すP−Q−R−S線端面図である。インクジェットヘッドの内部流路の一例を示す。
本発明を実施するための実施形態について、図面を用いて説明する。本発明は、以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に示す構成の一部は、省略し又は他の構成等に置換してもよい。他の構成を含むようにしてもよい。
<インクジェットヘッド>
インクジェットヘッド10について、図1及び図2を参照して説明する。インクジェットヘッド10Kは、ブラックインクを吐出し、ブラックインクによって画像を記録するインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド10Mは、マゼンタインクを吐出し、マゼンタインクによって画像を記録するインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド10Yは、イエローインクを吐出し、イエローインクによって画像を記録するインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド10Cは、シアンインクを吐出し、シアンインクによって画像を記録するインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド10K,10M,10Y,10Cは、同様の構成を有する。従って、以下では、インク色を区別することなく、インクジェットヘッド10という。
インクジェットヘッド10に形成される複数のノズル21は、その半数が副走査方向に配列して1列のノズル列をなし、このノズル列が主走査方向に2列設けられた状態で配置される。この場合、2本のノズル列は、副走査方向に所定量だけずれた状態で主走査方向に隣り合って設けられる。即ち、複数のノズル21は、千鳥状に配置される。このような複数のノズル21の配置は例示である。従って、複数のノズル21の配置は、このような配置とは異なる配置としてもよい。
インクジェットヘッド10は、内部流路32を含む。内部流路32は、インクジェットヘッド10の内部に形成された流路である。内部流路32は、供給口33(図1参照)を通過してインクジェットヘッド10に供給されたインクをノズル21へと流す。メインタンクから供給されたインクは、供給口33からインクジェットヘッド10内に流入し、内部流路32を流れる。内部流路32を流れるインクは、複数のノズル21にそれぞれ到達し、各ノズル21から吐出される。
インクジェットヘッド10は、図2に示すように、第一部材20と、第二部材40と、第三部材50と、第四部材60と、第一接着層71と、第二接着層72と、第三接着層73を備える。第一部材20は、複数のノズル21を含む。即ち、インクジェットヘッド10において、複数のノズル21は、第一部材20に形成される。この他、第一部材20は、第二流入部22を含む。第二部材40は、第一流路41と、第二流路42を含む。第一流路41は、メインタンクから供給されたインクが流れる流路である。第二流路42は、ノズル21へと繋がる流路である。
第三部材50は、圧力室51と、第一流入部52と、流出部53を含む。圧力室51は、インクを貯留する。第一流入部52は、第一流路41と圧力室51を接続する。第一流入部52は、第一流路41を流れるインクを圧力室51へと流す流路である。圧力室51に貯留されるインクは、第一流路41から第一流入部52を通過して、圧力室51に流入する。流出部53は、圧力室51と第二流路42を接続する。流出部53は、圧力室51に貯留されたインクを第二流路42へと流す流路である。圧力室51に貯留されたインクは、圧力室51から流出部53を通過して、第二流路42へと流れる。
第四部材60には、駆動素子61が設けられる。実施形態では、駆動素子61は、第四部材60の鉛直方向の上側の端面に接合される。駆動素子61は、第四部材60を挟み、圧力室51に対向する。駆動素子61の接合には、接着剤が用いられる。接着剤としては、例えば、後述する、第一接着層71と第二接着層72と第三接着層73を形成する接着剤と同様の接着剤が用いられる。駆動素子61は、インクをノズル21から吐出させるエネルギーを発生する。駆動素子61としては、例えば、ピエゾ素子が挙げられる。駆動素子61がピエゾ素子である場合、ノズル21からインクを吐出させるエネルギーは、ピエゾ素子が変形することで発生する。ピエゾ素子は、電圧の印加に応じて変形する。圧力室51に貯留されたインクには、駆動素子61が発生させたエネルギーが作用する。即ち、圧力室51に貯留されたインクには、ピエゾ素子の変形に伴う圧力が作用する。圧力室51に貯留されたインクは、自身に作用する圧力によって、圧力室51から流出部53を通過して、第二流路42へと流れ込む。これに伴い、ノズル21からインクが吐出される。駆動素子61としては、公知のインクジェットヘッドと同様、ヒータを採用することもできる。駆動素子61がヒータである場合、ノズル21からインクを吐出させるエネルギーは、ヒータが発生させた熱エネルギーである。
第一部材20の第二流入部22は、ノズル21と第二流路42を接続する。第二流入部22は、第二流路42を流れるインクをノズル21へと流す流路である。第二流路42を流れるインクは、第二流路42から第二流入部22を通過して、ノズル21へと到達する。
第一部材20と第二部材40と第三部材50と第四部材60は、次に説明する状態で積層され、第一接着層71と第二接着層72と第三接着層73によってそれぞれ接合される。第一接着層71と第二接着層72と第三接着層73は、接着剤が硬化した接着層である。
第二部材40は、第一部材20に積層される。第一接着層71は、第一部材20と第二部材40を接合する。即ち、第一部材20と第二部材40は、第一部材20の鉛直方向の上側の端面と、第二部材40の鉛直方向の下側の端面が対向する状態で積層され、第一接着層71によって接合される。第一部材20の鉛直方向の上側の端面は、鉛直方向において、吐出面23とは反対側となる端面である。インクジェットヘッド10における吐出面23は、第一部材20の鉛直方向の下側の端面によって形成される。第一接着層71を形成する接着剤は、第一部材20の鉛直方向の上側の端面と、第二部材40の鉛直方向の下側の端面の一方又は両方に塗布される。例えば、接着剤は、第二部材40の鉛直方向の下側の端面に塗布される。
第三部材50は、第二部材40に積層される。第二接着層72は、第二部材40と第三部材50を接合する。即ち、第二部材40と第三部材50は、第二部材40の鉛直方向の上側の端面と、第三部材50の鉛直方向の下側の端面が対向する状態で積層され、第二接着層72によって接合される。第二接着層72を形成する接着剤は、第二部材40の鉛直方向の上側の端面と、第三部材50の鉛直方向の下側の端面の一方又は両方に塗布される。例えば、接着剤は、第二部材40の鉛直方向の上側の端面に塗布される。
第四部材60は、第三部材50に積層される。第三接着層73は、第三部材50と第四部材60を接合する。即ち、第三部材50と第四部材60は、第三部材50の鉛直方向の上側の端面と、第四部材60の鉛直方向の下側の端面が対向する状態で積層され、第三接着層73によって接合される。第三接着層73を形成する接着剤は、第三部材50の鉛直方向の上側の端面と、第四部材60の鉛直方向の下側の端面の一方又は両方に塗布される。例えば、接着剤は、第三部材50の鉛直方向の上側の端面に塗布される。第四部材60の鉛直方向の上側の端面には、上述した通り、駆動素子61が接合される。
第一部材20と第二部材40と第三部材50と第四部材60が、第一接着層71と第二接着層72と第三接着層73によってそれぞれ接合される等して、インクジェットヘッド10が一体的に組み立てられたとする。この場合、第一流路41と第一流入部52と圧力室51と流出部53と第二流路42と第二流入部22は、それぞれ接続されて、連続した流路を形成する。この流路は、インクジェットヘッド10の内部流路32に含まれる。即ち、第一流路41と第一流入部52と圧力室51と流出部53と第二流路42と第二流入部22は、少なくとも、内部流路32のうちの支流路となる部分を形成する。内部流路32の支流路は、供給口33を端部とする内部流路32の本流部31から、各ノズル21の側へと分岐した部分である。
第一部材20、第二部材40、第三部材50、第四部材60の各部材の材質については、特に限定されず、ニッケル、アルミニウム、ステンレス等の金属材料やポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリベンゾイミダゾール樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂材料が用いられる。なお、接着剤にて接着される部材の少なくとも一方は、金属材料とすることが、接着強度を上げることができることから好ましい。
<接着剤>
接着剤としては、二液硬化型のエポキシ系接着剤が用いられる。ここで、二液硬化型のエポキシ系接着剤とは、主剤にウレタン変性エポキシ樹脂を用い、硬化剤に変性芳香族ポリアミンを用いたものであり、ウレタン変性エポキシ樹脂としては、株式会社ADEKAのEPUシリーズ、三井化学株式会社のエポキーシリーズ、等が上市されており、変性芳香族ポリアミンとしては、株式会社ADEKAのアデカハードナーEH_105L、三菱化学株式会社のJERキュア変性芳香族アミングレードW、等が上市されている。
接着剤を塗布する方法は、特に限定されるものではなく、例えば、スプレー塗布、ディスペンサー、スクリーン印刷、ハケ塗り、転写、等によるものが挙げられる。なかでも、微少量からの塗布が可能であり、塗布面を均一に塗布できることから、スプレー塗布が好ましい。なお、スプレー塗布でおこなう場合、接着剤の粘度は20mPa・s以下とすることが好ましい。これより粘度が高いと、塗布面を均一に塗布することが難しくなるので、接着剤の粘度が高い場合は、溶剤で希釈し、粘度がこれ以下となるよう調整するとよい。
第一接着層71、第二接着層72、第三接着層73の各接着層の膜厚は、1〜20μmとすることが好ましい。膜厚が1μm未満であると、接着層に各部材の凹凸による空隙が出来、そこからリークが生じるおそれがある。また、膜厚が20μmより厚くなると、接着剤が多すぎて、流路にはみ出し、ノズル等を塞いでしまうおそれがある。
接着剤の硬化温度としては、60〜120℃が好ましい。硬化温度が60℃未満であると、接着剤の耐熱性が悪くなるおそれがあり。また、120℃より高いと、駆動素子61のピエゾ素子が消極してしまったり、部材間の熱膨張係数の違いからインクジェットヘッド10に反りが生じてしまったりするおそれがある。
<紫外線硬化型インク>
インクジェットヘッド10に供給されるインクとしては、特に限定されるものではないが、インクジェットヘッド10は、特に、紫外線硬化型インクに対して耐性が従来のものより向上している。紫外線硬化型インクは、紫外線照射により硬化する性質を示す。ラジカル重合型の紫外線硬化型インクは、色材、反応性モノマー、反応性オリゴマー、光重合開始剤を主に含む。色材の種類は、染料または顔料であり、特に限定されない。
反応性モノマーの種類は、一例を挙げると、反応性モノマーは、硬化した樹脂の強靭性および柔軟性が優れる点から、2官能モノマーであることが好ましい。2官能モノマーとしては、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート等の脂肪族反応性モノマーが例示される。反応性モノマーは、2種以上が併用されてもよい。
反応性モノマーの含有量は特に限定されない。一例を挙げると、反応性モノマーは、紫外線硬化型インク中40重量%以上となるように含まれることが好ましく、50重量%以上となるように含まれることがより好ましい。また、反応性モノマーは、紫外線硬化型インク中75重量%以下となるように含まれることがより好ましい。反応性モノマーの含有量が40重量%未満の場合、紫外線硬化型インクの粘度が高くなりすぎて、ヘッドからの吐出不良を生じるおそれがある。一方、反応性モノマーの含有量が75重量%を超える場合、紫外線硬化型インクは、硬化しにくい傾向がある。
反応性オリゴマーの種類は、一例を挙げると、反応性オリゴマーは、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、シリコンアクリレート、ポリブタジエンアクリレート等である。これらの中でも、反応性オリゴマーは、硬化した樹脂の強靭性、付着性および柔軟性が優れる点から、ウレタンアクリレートであることが好ましい。反応性オリゴマーは、2種以上が併用されてもよい。
反応性オリゴマーの含有量は特に限定されない。一例を挙げると、反応性オリゴマーは、紫外線硬化型インク中10重量%以上となるように含まれることが好ましく、15重量%以上となるように含まれることがより好ましい。また、反応性オリゴマーは、紫外線硬化型インク中30重量%以下となるように含まれることがより好ましい。反応性オリゴマーの含有量が10重量%未満の場合、硬化した樹脂の強靭性、付着性、柔軟性が低下するおそれがある。一方、反応性オリゴマーの含有量が30重量%を超える場合、紫外線硬化型インクの粘度が高くなりすぎて、ヘッドからの吐出不良を生じるおそれがある。
光重合開始剤の種類は、一例を挙げると、光重合開始剤は、ヒドロキシケトン類またはアシルホスフィンオキサイド類等である。光重合開始剤は、2種以上が併用されてもよい。
光重合開始剤の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、光重合開始剤は、紫外線硬化型インク中5重量%以上となるように含まれることが好ましく、6重量%以上となるように含まれることがより好ましい。また、光重合開始剤は、紫外線硬化型インク中10重量%以下となるように含まれることがより好ましい。光重合開始剤の含有量が5重量%未満の場合、紫外線硬化型インクが硬化しにくい傾向がある。一方、光重合開始剤の含有量が10重量%を超える場合、紫外線硬化型インクの硬化率や硬化速度は、向上しない傾向がある。
なお、紫外線硬化型インクは、必要に応じて増感剤、熱安定剤、酸化防止剤、防腐剤、消泡剤、樹脂バインダー、樹脂エマルション、還元防止剤、レベリング剤、pH調整剤、顔料誘導体、重合禁止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等が配合されてもよい。
(実施例)
本実施形態のインクジェットヘッド10の紫外線硬化型インクに対する耐性を調べるために、インクジェットヘッド10をインクに長時間浸漬し、接着剤層からの剥がれの有無について観察した。以下、この耐性試験の結果について、説明する。
接着剤として、主剤にウレタン変性エポキシ樹脂20重量部、硬化剤に変性芳香族ポリアミン5重量部、希釈剤75重量部からなる二液硬化型エポキシ系接着剤を用いた。接着剤の粘度は6mPa・sとし、スプレー塗布にて各接着層の膜厚が3μmとなるように接着剤を塗布し、90℃で硬化をおこない、図1及び図2に示したようなインクジェットヘッド10を作製した。なお、第一部材20、第三部材50、第四部材60の各部材にはステンレス、第二部材40にはポリイミド樹脂を用いた。
インクとして、無機顔料(黄色酸化鉄)を5重量部、反応性モノマー(1,6−ヘキサンジオールジアクリレート)を70重量部、反応性オリゴマー(脂肪族ウレタンアクリレート)を25重量部からなる紫外線硬化型インクを作製した。
作製した紫外線硬化型インクに、インクの温度が60℃となるようにして、インクジェットヘッド10を6か月間浸漬し、接着剤層からの剥がれの有無について観察したところ、6か月経過後も接着剤層からの剥がれは無く、充分に実用に耐えうるものであった。
10 インクジェットヘッド
20 第一部材、 21 ノズル、 22 第二流入部、 23 吐出面、
31 本流部、 32 内部流路、 33 供給口、
40 第二部材、 41 第一流路、42 第二流路、
50 第三部材、 51 圧力室、 52 第一流入部、 53 流出部、
60 第四部材、 61 駆動素子、
71 第一接着層、 72 第二接着層、 73 第三接着層

Claims (3)

  1. 複数の部材を接着剤で接合して形成され、内部に形成された流路を通じてノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドであって、
    前記複数の部材同士を接合する接着剤の少なくとも一部に、
    主剤がウレタン変性エポキシ樹脂であり、硬化剤が変性芳香族ポリアミンである二液硬化型エポキシ系接着剤を用いたことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記インクジェットヘッドに供給されるインクが、反応性モノマーを含む紫外線硬化型インクである請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のインクジェットヘッドを備える、インクジェット記録装置。
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