JP2017174912A - ケース用インシュレータ - Google Patents
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Abstract
【課題】空間同士を遮断する能力の大きいケース用インシュレータの提供。【解決手段】インシュレータ4は、ケースボデーとケースカバーとの間において、ケースボデーの開口を取り囲むように配置され、外部からケースボデーの収容空間を遮断している。インシュレータ4は、長手方向に延びて、ケースボデーに固着される基部41と、基部41から、ケースカバーに向けて突出した一対のリブ42を備えている。各々のリブ42は、幅方向内方に位置する一対の内側面42bおよび幅方向外方に位置する一対の外側面42cが、基部41から先端部42aに向けて幅方向内方に角度θだけ傾いている。このため、インシュレータ4は、ケースボデーとケースカバーとの間で圧縮されることにより、双方のリブ42が傾いて、先端部42aが幅方向内方に向くように形成されている。【選択図】図2A
Description
本発明は、筐体に形成された収容空間を外部から遮断するためのケース用インシュレータに関する。
空間同士を遮断するためのインシュレータの一例として、下記の特許文献1に記載されたものがあった。これは、エンジンにおいて、燃料噴射弁の外周面と、デリバリパイプおよびシリンダブロックとの間にリング状のインシュレータを設けたものであった。当該インシュレータによれば、各部材の寸法公差を厳しくすることなく、デリバリパイプからの燃料漏れを防ぐために、燃料噴射弁の他部材に対する位置ずれを低減することができる。また、それとともに、上記従来技術によるインシュレータは、燃料の噴射や停止による燃圧変動に起因した振動を吸収して、抑制することができるものでもあった。
ところで、空間同士の間における熱や騒音等の伝播を低減するために、弾性材料によって形成されたインシュレータを使用して、双方の間の連通を互いに遮断することは頻繁に行われている。このために使用されるインシュレータは、双方の空間を隙間なく仕切る必要があることは言うまでもない。インシュレータと取付部材との間に隙間があれば、空間同士の間における気体等の流通が発生し、熱や騒音等が伝達してインシュレータの機能を有さなくなる。互いの空間を隙間なく仕切るためには、環状を呈するように一体的に形成されたインシュレータを使用することが望ましい。しかしながら、一体的に形成されたインシュレータは歩留まりが悪く、その製造コストが増大するという問題があった。
これに対し、インシュレータを弾性材料によって帯状に形成し、これを、空間同士を仕切るように環状に配置するという方法が考えられた。しかしながら、この手法を適用した場合、インシュレータの端部同士を接続する箇所において、双方の端部を隙間なく接合することは非常に困難であった。
例えば、図6Aに示したように、断面が中実状で、かつ、帯状のインシュレータ100の両端部101を互いに接続する端部接続箇所において、双方の端面102同士を突き合わせて接続する場合を想定する。この時、突合せ面に隙間が生じないようにするためには、双方の端面102の仕上がりの精度を向上させなければならないことに加えて、接続作業に熟練した技術を必要とし、多くの作業時間を要するという課題があった。
例えば、図6Aに示したように、断面が中実状で、かつ、帯状のインシュレータ100の両端部101を互いに接続する端部接続箇所において、双方の端面102同士を突き合わせて接続する場合を想定する。この時、突合せ面に隙間が生じないようにするためには、双方の端面102の仕上がりの精度を向上させなければならないことに加えて、接続作業に熟練した技術を必要とし、多くの作業時間を要するという課題があった。
また、図6Bに示したように、インシュレータ100の双方の端部101を互いに直交するように配置し、一方の端面102と他方の側面103とを突き合わせて接続する場合も同様の課題が発生する。
さらに、図6Cに示したように、インシュレータ100の一方の端部101を他方の端部101に重ね合わせて接続する場合には、一方の端部101と他方の端面102との間に隙間Sが発生し(図6Cにおいてハッチングにて示す)、その遮断性能が低下する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、空間同士を遮断する能力の大きいケース用インシュレータを提供することにある。
さらに、図6Cに示したように、インシュレータ100の一方の端部101を他方の端部101に重ね合わせて接続する場合には、一方の端部101と他方の端面102との間に隙間Sが発生し(図6Cにおいてハッチングにて示す)、その遮断性能が低下する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、空間同士を遮断する能力の大きいケース用インシュレータを提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係るケース用インシュレータの発明は、開口を介して外部と連通した収容空間を含んだ筐体と、筐体と係合して開口を閉塞する蓋体と、の間に配置され、収容空間を外部から遮断するケース用インシュレータであって、弾性材料によって1つまたは複数の帯状に形成され、端部同士が重なることにより、開口を取り囲んだ閉ループになるように配置され、長手方向に延在した基部と、基部から突出して長手方向に連続する一対の遮断片と、を有しており、双方の遮断片の先端部および基部のうちの少なくとも一側は、筐体および蓋体のうちの一方に固着され、遮断片の先端部および基部のうちの他側は、筐体および蓋体のうちの他方に当接しており、筐体と蓋体との間で圧縮された状態において、双方の遮断片が傾いて、先端部が幅方向内方に向いているように形成されていることである。
請求項1に係るケース用インシュレータによれば、基部から突出して長手方向に連続する一対の遮断片を有している。そして、ケース用インシュレータが筐体と蓋体との間で圧縮された状態において、一対の遮断片は傾いて、先端部が幅方向内方に向いているように形成されている。したがって、幅方向内方に向いて傾いた遮断片により、端部同士が重なり合った接続箇所の圧縮率が増大し、端部同士の間に形成された隙間を埋めることができるため、収容空間の外部からの遮断性を増大させることが可能になる。
<実施形態1の構成>
図1乃至図3Dに基づき、本発明の実施形態1によるインシュレータ4(ケース用インシュレータに該当する)について説明する。本実施形態によるインシュレータ4は、発電ユニット1に適用されている。以下、図1および図3Aにおいて矢印にて示した方向を、それぞれ発電ユニット1の各方向として説明する。また、図2Aおよび図2Bにおける左右方向が、インシュレータ4の幅方向に該当する。
図1乃至図3Dに基づき、本発明の実施形態1によるインシュレータ4(ケース用インシュレータに該当する)について説明する。本実施形態によるインシュレータ4は、発電ユニット1に適用されている。以下、図1および図3Aにおいて矢印にて示した方向を、それぞれ発電ユニット1の各方向として説明する。また、図2Aおよび図2Bにおける左右方向が、インシュレータ4の幅方向に該当する。
図1に示すように、発電ユニット1はユニットケース2を備えている。ユニットケース2は、ケースボデー21(筐体に該当する)とケースカバー22(蓋体に該当する)とにより形成されている。ケースボデー21は、筐体および蓋体のうちの一方に該当し、ケースカバー22は、筐体および蓋体のうちの他方に該当する。ケースボデー21は、金属製の板材により筐状に形成され、内部に所定容量を有した収容空間21aを備えている。収容空間21aは、矩形状の開口21bを介して、ケースボデー21の外部と連通している。ケースボデー21における開口21bの周囲には、開口21bを囲繞するように平面部21cが形成されている。
収容空間21a内には、エネルギー変換装置3が収容されている。エネルギー変換装置3は、図示しない燃料電池モジュールおよび熱交換器等を含んでおり、発電および貯湯水の加熱を行っている。ケースボデー21の外周面には、図示しない燃料供給管および貯湯水循環ラインが貫通し、収容空間21a内に導入されている。エネルギー変換装置3は説明したものに限定されるべきではなく、ガスヒートポンプ等であってもよい。また、収容空間21a内には、エネルギー変換装置3以外のものが収容されていてもよい。
一方、ケースカバー22は、金属材料によって平板状に形成されている。ケースカバー22は、ケースボデー21と係合して開口21bを閉塞している。ケースカバー22は、通常時、ケースボデー21に取り付けられている。ケースカバー22は、主に、エネルギー変換装置3のメンテナンス時に、ケースボデー21から取り外される。
一方、ケースカバー22は、金属材料によって平板状に形成されている。ケースカバー22は、ケースボデー21と係合して開口21bを閉塞している。ケースカバー22は、通常時、ケースボデー21に取り付けられている。ケースカバー22は、主に、エネルギー変換装置3のメンテナンス時に、ケースボデー21から取り外される。
ケースボデー21とケースカバー22との間には、弾性材料によって形成されたインシュレータ4が介装されている。インシュレータ4は、EPDM、NBR等の発泡体によって帯状に形成されている。インシュレータ4は、前述した収容空間21aを外部から遮断しており、収容空間21aと外部との間における熱または騒音の伝播を低減している。インシュレータ4は、ケースボデー21の平面部21cに取り付けられている。
インシュレータ4は、開口21bよりも上方において、左右方向に延びるように配置された直線状の上辺部4aと、開口21bよりも下方において、左右方向に延びるように配置された直線状の下辺部4bとを有している(図1示)。上辺部4aと下辺部4bとは、略同一長さに形成されている。また、インシュレータ4は、開口21bよりも右方において、上下方向に延びるように配置された直線状の右辺部4cと、開口21bよりも左方において、上下方向に延びるように配置された直線状の左辺部4dとを有している。右辺部4cと左辺部4dとは、略同一長さに形成され、それぞれ上辺部4aおよび下辺部4bよりも長く形成されている。以下、上辺部4a、下辺部4b、右辺部4cおよび左辺部4dを包括して、辺部4a〜4dと言う。以下、辺部4a〜4dに共通した構成は、辺部4a〜4dを特定せずに説明し、各々の辺部4a〜4dに特有の構成については、該当する辺部4a〜4dの称呼を用いて説明する。
図1に示すように、右辺部4cの上端部は、上辺部4aの右端部に対し、互いの長手方向が交差するように前方側に重なっている(図3A参照)。上辺部4aの右端部が、右辺部4cの上端部に対し前方側に重なっていてもよい。また、右辺部4cの下端部は、下辺部4bの右端部に対し、互いの長手方向が交差するように前方側に重なっている。下辺部4bの右端部が、右辺部4cの下端部に対し前方側に重なっていてもよい。
一方、左辺部4dの上端部は、上辺部4aの左端部に対し、互いの長手方向が交差するように前方側に重なっている(図3A示)。上辺部4aの左端部が、左辺部4dの上端部に対し前方側に重なっていてもよい。また、左辺部4dの下端部は、下辺部4bの左端部に対し、互いの長手方向が交差するように前方側に重なっている。下辺部4bの左端部が、左辺部4dの下端部に対し前方側に重なっていてもよい。上述したように、インシュレータ4は、辺部4a〜4dの端部同士が重なることにより、ケースボデー21の開口21bを取り囲んだ閉ループになるように配置されている。
図2Aに示すように、各々の辺部4a〜4dは、その長手方向に延在した基部41を有している。基部41は、ケースボデー21の平面部21cに対し、接着剤または両面テープ等により固着されており、固定端として機能する。基部41からは、一対のリブ42(遮断片に該当する)がケースカバー22に向けて突出している。双方のリブ42は、辺部4a〜4dの長手方向に連続している。一対のリブ42は、ケースカバー22をケースボデー21に取り付けた状態で、その先端部42aがケースカバー22の内周面に当接しており、自由端として機能する。(図2B参照)。基部41がケースカバー22に固着され、ケースカバー22をケースボデー21に取り付けた状態で、リブ42の先端部42aがケースボデー21に当接していてもよい。尚、基部41は遮断片の先端部および基部のうちの一側に該当し、リブ42の先端部42aは他側に該当する。
図2Bに示すように、ケースカバー22をケースボデー21に取り付けると、インシュレータ4は全周にわたって、ケースボデー21とケースカバー22との間で前後方向に圧縮される。図2Aに示すように、各々のリブ42は、それぞれ幅方向内方(図2Aおよび図2Bにおいて矢印にて示す)に位置する一対の内側面42bおよび幅方向外方に位置する一対の外側面42cが、基部41から先端部42aに向けて幅方向内方に所定角度θだけ傾いている。このため、インシュレータ4は、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮されることにより、双方のリブ42が傾いて、先端部42aが幅方向内方に向くことになる(図2B示)。
ここで、図3Aに示すように、辺部4a〜4dの端部同士が重なっている接続箇所においては、端部同士の間に隙間Sが生じている。これに対して、当該接続箇所においては、他の部位に比べて、その前後方向の自由長が大きく形成されている。さらに、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮されることにより、先端部42aが幅方向内方に向くようにリブ42が傾くため、接続箇所は他の部位に比べてその圧縮率が増大する。これにより、図3Bに示すように、各辺部4a〜4dの端部同士の接続箇所において、各辺部4a〜4dが撓んで上述した隙間Sに入り込み、当該隙間Sを埋めることができる。図3Bにおいて、辺部4a〜4dによって埋められた隙間Sをハッチングにて示している。尚、図3Aおよび図3Bにおいては、4a〜4dによる接続箇所を代表して、上辺部4aと左辺部4dとの接続箇所のみを示している。
また、図3Cに示したように、各辺部4a〜4dの端部同士が、互いの長手方向が同方向となるように重なり合っていてもよい。この場合においても、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮されることにより、双方のリブ42が傾いて、先端部42aが幅方向内方に向くことになる。したがって、上述した場合と同様に、圧縮率の増大した各辺部4a〜4dが接続箇所に生じた隙間Sに入り込み、当該隙間Sを埋めることができる。図3Cにおいて、辺部4a〜4dによって埋められた隙間Sをハッチングにて示している。
インシュレータ4をユニットケース2に取り付ける方法は、必ずしも上述したものに限られるべきではない。図3Dに示したように、それぞれのリブ42の先端部42aを、接着剤等によりケースボデー21に固着させ、ケースカバー22をケースボデー21に取り付けた状態で、各々の基部41がケースカバー22の内周面に当接するようにしてもよい。さらに、それぞれのリブ42の先端部42aをケースカバー22の内周面に固着させ、ケースカバー22をケースボデー21に取り付けた状態で、各々の基部41がケースボデー21に当接するようにしてもよい。
<実施形態1の作用効果>
本実施形態によれば、基部41から突出して長手方向に連続するとともに、先端部42aがともにケースカバー22に当接する一対のリブ42を有している。そして、一対のリブ42は、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮された状態において傾いて、先端部42aが幅方向内方に向くように形成されている。これにより、幅方向内方に向いて傾いたリブ42により、端部同士が重なり合った各辺部4a〜4dの接続箇所の圧縮率が増大する。したがって、撓みが生じたインシュレータ4により、各辺部4a〜4dの端部同士の間に形成された隙間Sを埋めることができるため、収容空間21aの外部からの遮断性を増大させることが可能になる。
本実施形態によれば、基部41から突出して長手方向に連続するとともに、先端部42aがともにケースカバー22に当接する一対のリブ42を有している。そして、一対のリブ42は、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮された状態において傾いて、先端部42aが幅方向内方に向くように形成されている。これにより、幅方向内方に向いて傾いたリブ42により、端部同士が重なり合った各辺部4a〜4dの接続箇所の圧縮率が増大する。したがって、撓みが生じたインシュレータ4により、各辺部4a〜4dの端部同士の間に形成された隙間Sを埋めることができるため、収容空間21aの外部からの遮断性を増大させることが可能になる。
これに対して、リブ42が幅方向外方に傾いた場合、インシュレータ4の厚みが増大することはない。このため、インシュレータ4の圧縮率の減少に起因した気密性の低下によって、その遮断性能が低下する。
また、インシュレータ4は基部41とリブ42とを備えていることにより、断面が中実状のインシュレータに比べて、その剛性を低減させることができる。このため、インシュレータ4が撓みやすく、当該隙間Sを容易に埋めることができる。
また、各々のリブ42は、幅方向内方に位置する内側面42bおよび幅方向外方に位置する外側面42cが、基部41から先端部42aに向けて幅方向内方に傾いている。これにより、複雑な構成を設けることなく、先端部42aが幅方向内方に向くように、リブ42を容易に傾かせることができる。
また、インシュレータ4は基部41とリブ42とを備えていることにより、断面が中実状のインシュレータに比べて、その剛性を低減させることができる。このため、インシュレータ4が撓みやすく、当該隙間Sを容易に埋めることができる。
また、各々のリブ42は、幅方向内方に位置する内側面42bおよび幅方向外方に位置する外側面42cが、基部41から先端部42aに向けて幅方向内方に傾いている。これにより、複雑な構成を設けることなく、先端部42aが幅方向内方に向くように、リブ42を容易に傾かせることができる。
また、上辺部4aと右辺部4cとの端部同士および上辺部4aと左辺部4dとの端部同士は、互いの長手方向が交差するように重なり合っている。また、下辺部4bと右辺部4cとの端部同士および下辺部4bと左辺部4dとの端部同士も、互いの長手方向が交差するように重なり合っている。これにより、ケースボデー21の開口21bを取り囲んだ4隅において、各辺部4a〜4dの端部同士の接続箇所を設けることができる。このため、複数の直線状の辺部4a〜4dを用いて、開口21bを取り囲むようにインシュレータ4を配置でき、その歩留まりを向上させることができる。
また、図3Cに示したように、各辺部4a〜4dの端部同士を、互いの長手方向が同方向に重なり合うように配置した場合、各辺部4a〜4dの途中位置においても、その接続箇所を設けることができる。このため、ケースボデー21上において、インシュレータ4の接続箇所の位置について、その自由度を増大させることができる。
また、ケースボデー21の収容空間21aには、エネルギー変換装置3が含まれている。したがって、収容空間21a内においてエネルギー変換装置3から発生した熱が、インシュレータ4によって、外部に伝播することを防止できるため、エネルギー変換効率のよいエネルギー変換装置3にすることができる。
また、ケースボデー21の収容空間21aには、エネルギー変換装置3が含まれている。したがって、収容空間21a内においてエネルギー変換装置3から発生した熱が、インシュレータ4によって、外部に伝播することを防止できるため、エネルギー変換効率のよいエネルギー変換装置3にすることができる。
<実施形態1の第1変形例の構成>
以下、図4Aに基づき、実施形態1の第1変形例によるインシュレータ4Aについて説明する。尚、図4Aにおける左右方向が、インシュレータ4Aの幅方向に該当する。インシュレータ4Aにおいて、基部41から突出した双方のリブ42Aは、それぞれ幅方向外方に位置する一対の外側面42cが、基部41から先端部42aに向けて幅方向内方に角度θだけ傾くように形成されている。これに対し、それぞれ幅方向内方(図4Aにおいて矢印にて示す)に位置する一対の内側面42bは、図4Aにおける上下方向に略垂直に形成されている。インシュレータ4Aにおいても、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮されることにより、双方のリブ42Aが傾いて、先端部42aが幅方向内方に向くことができる。その他の構成については、実施形態1によるインシュレータ4と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
以下、図4Aに基づき、実施形態1の第1変形例によるインシュレータ4Aについて説明する。尚、図4Aにおける左右方向が、インシュレータ4Aの幅方向に該当する。インシュレータ4Aにおいて、基部41から突出した双方のリブ42Aは、それぞれ幅方向外方に位置する一対の外側面42cが、基部41から先端部42aに向けて幅方向内方に角度θだけ傾くように形成されている。これに対し、それぞれ幅方向内方(図4Aにおいて矢印にて示す)に位置する一対の内側面42bは、図4Aにおける上下方向に略垂直に形成されている。インシュレータ4Aにおいても、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮されることにより、双方のリブ42Aが傾いて、先端部42aが幅方向内方に向くことができる。その他の構成については、実施形態1によるインシュレータ4と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
<実施形態1の第2変形例の構成>
以下、図4Bに基づき、実施形態1の第2変形例によるインシュレータ4Bについて説明する。尚、図4Bにおける左右方向が、インシュレータ4Bの幅方向に該当する。インシュレータ4Bにおいて、基部41から突出した双方のリブ42Bは、それぞれ幅方向内方(図4Bにおいて矢印にて示す)に位置する一対の内側面42bが、基部41から先端部42aに向けて幅方向内方に角度θだけ傾くように形成されている。これに対し、それぞれ幅方向外方に位置する一対の外側面42cは、図4Bにおける上下方向に略垂直に形成されている。インシュレータ4Bにおいても、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮されることにより、双方のリブ42Bが傾いて、先端部42aが幅方向内方に向くことができる。その他の構成については、実施形態1によるインシュレータ4と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
以下、図4Bに基づき、実施形態1の第2変形例によるインシュレータ4Bについて説明する。尚、図4Bにおける左右方向が、インシュレータ4Bの幅方向に該当する。インシュレータ4Bにおいて、基部41から突出した双方のリブ42Bは、それぞれ幅方向内方(図4Bにおいて矢印にて示す)に位置する一対の内側面42bが、基部41から先端部42aに向けて幅方向内方に角度θだけ傾くように形成されている。これに対し、それぞれ幅方向外方に位置する一対の外側面42cは、図4Bにおける上下方向に略垂直に形成されている。インシュレータ4Bにおいても、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮されることにより、双方のリブ42Bが傾いて、先端部42aが幅方向内方に向くことができる。その他の構成については、実施形態1によるインシュレータ4と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
<実施形態2の構成>
以下、図5に基づき、実施形態2によるインシュレータ4Cについて説明する。尚、図5における左右方向が、インシュレータ4Cの幅方向に該当する。インシュレータ4Cにおいては、その幅方向長さを増大させ、基部41から、幅方向に並んだ複数対のリブ42を突出させている。それぞれ対になったリブ42は、実施形態1によるインシュレータ4のリブ42と同様に、幅方向内方(図5において矢印にて示す)に位置する一対の内側面42bおよび幅方向外方に位置する一対の外側面42cが、基部41から先端部42aに向けて幅方向内方に所定角度だけ傾いている。このため、インシュレータ4Cは、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮されることにより、それぞれ対になったリブ42が傾いて、先端部42aが幅方向内方に向くことになる。その他の構成については、実施形態1によるインシュレータ4と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
以下、図5に基づき、実施形態2によるインシュレータ4Cについて説明する。尚、図5における左右方向が、インシュレータ4Cの幅方向に該当する。インシュレータ4Cにおいては、その幅方向長さを増大させ、基部41から、幅方向に並んだ複数対のリブ42を突出させている。それぞれ対になったリブ42は、実施形態1によるインシュレータ4のリブ42と同様に、幅方向内方(図5において矢印にて示す)に位置する一対の内側面42bおよび幅方向外方に位置する一対の外側面42cが、基部41から先端部42aに向けて幅方向内方に所定角度だけ傾いている。このため、インシュレータ4Cは、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮されることにより、それぞれ対になったリブ42が傾いて、先端部42aが幅方向内方に向くことになる。その他の構成については、実施形態1によるインシュレータ4と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
<実施形態2の作用効果>
本実施形態によれば、インシュレータ4Cの幅方向長さを増大させ、基部41から、幅方向に並んだ複数対のリブ42が突出していることにより、インシュレータ4Cによる遮断性能を増大させることができる。
また、リブ42の数を増大させることができるため、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮された場合に、幅方向内方に傾くリブ42のボリュームを増大させて、その圧縮率をよりいっそう増大させることができる。したがって、辺部4a〜4dの端部同士に生じた隙間Sを十分に埋めることができ、その遮断性能をいっそう増大させることができる。
本実施形態によれば、インシュレータ4Cの幅方向長さを増大させ、基部41から、幅方向に並んだ複数対のリブ42が突出していることにより、インシュレータ4Cによる遮断性能を増大させることができる。
また、リブ42の数を増大させることができるため、ケースボデー21とケースカバー22との間で圧縮された場合に、幅方向内方に傾くリブ42のボリュームを増大させて、その圧縮率をよりいっそう増大させることができる。したがって、辺部4a〜4dの端部同士に生じた隙間Sを十分に埋めることができ、その遮断性能をいっそう増大させることができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
本発明によるインシュレータ4は、発電ユニット1に適用されるものに限られるべきではなく、あらゆるケースにおいて、収容空間と外部との間を遮断するために使用することが可能である。
また、インシュレータ4は、例えば、円形、長円、多角形といった矩形状以外の開口を取り囲むように配置されるものであってもよい。
また、開口21bを取り囲むように配置されるインシュレータ4は、1つ以上であればよく、いくつに分割されていてもよい。
また、インシュレータ4をユニットケース2に取り付ける場合に、基部41およびリブ42の先端部42aの双方に接着剤を塗布する、または両面テープを貼付してもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
本発明によるインシュレータ4は、発電ユニット1に適用されるものに限られるべきではなく、あらゆるケースにおいて、収容空間と外部との間を遮断するために使用することが可能である。
また、インシュレータ4は、例えば、円形、長円、多角形といった矩形状以外の開口を取り囲むように配置されるものであってもよい。
また、開口21bを取り囲むように配置されるインシュレータ4は、1つ以上であればよく、いくつに分割されていてもよい。
また、インシュレータ4をユニットケース2に取り付ける場合に、基部41およびリブ42の先端部42aの双方に接着剤を塗布する、または両面テープを貼付してもよい。
図面中、2はユニットケース、3はエネルギー変換装置、4,4A,4B,4Cはインシュレータ(ケース用インシュレータ)、21はケースボデー(筐体)、21aは収容空間、21bは開口、22はケースカバー(蓋体)、41は基部、42,42A,42Bはリブ(遮断片)、42aは先端部、42bは内側面、42cは外側面を示している。
Claims (6)
- 開口を介して外部と連通した収容空間を含んだ筐体と、
該筐体と係合して前記開口を閉塞する蓋体と、
の間に配置され、前記収容空間を外部から遮断するケース用インシュレータであって、
弾性材料によって1つまたは複数の帯状に形成され、端部同士が重なることにより、前記開口を取り囲んだ閉ループになるように配置され、長手方向に延在した基部と、該基部から突出して長手方向に連続する一対の遮断片と、を有しており、双方の前記遮断片の先端部および前記基部のうちの少なくとも一側は、前記筐体および前記蓋体のうちの一方に固着され、前記遮断片の前記先端部および前記基部のうちの他側は、前記筐体および前記蓋体のうちの他方に当接しており、前記筐体と前記蓋体との間で圧縮された状態において、双方の前記遮断片が傾いて、前記先端部が幅方向内方に向いているように形成されているケース用インシュレータ。 - 各々の前記遮断片は、
幅方向内方に位置する内側面および幅方向外方に位置する外側面のうちの少なくとも一方が、前記基部から前記先端部に向けて幅方向内方に傾いている請求項1記載のケース用インシュレータ。 - 前記端部同士は、互いの長手方向が交差するように重なり合った状態で、前記筐体または前記蓋体に取り付けられている請求項1または2に記載のケース用インシュレータ。
- 前記端部同士は、互いの長手方向が同方向となるように重なり合った状態で、前記筐体または前記蓋体に取り付けられている請求項1または2に記載のケース用インシュレータ。
- 幅方向に並んだ複数対の前記遮断片が、前記基部から突出している請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のケース用インシュレータ。
- 前記収容空間には、エネルギー変換装置が含まれている請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載のケース用インシュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016057855A JP2017174912A (ja) | 2016-03-23 | 2016-03-23 | ケース用インシュレータ |
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ID=59973449
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JP (1) | JP2017174912A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3001539U (ja) * | 1994-02-28 | 1994-08-30 | 篠原電機株式会社 | 弾性パッキング |
JP2003049949A (ja) * | 2001-05-29 | 2003-02-21 | Nok Corp | ガスケット |
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JP2013071297A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Murata Mfg Co Ltd | シール構造及び接合装置 |
-
2016
- 2016-03-23 JP JP2016057855A patent/JP2017174912A/ja active Pending
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