JP2017157735A - 冷却装置、電子機器及び投射型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】防塵性能及び冷却性能を向上させつつ小型化が可能な冷却装置、該冷却装置を備えた電子機器及び投射型表示装置を提供する。【解決手段】電子機器内の発熱部を空冷するための冷却装置であって、冷却風を生成するファンと、発熱部へ送風される冷却風に流体励起振動を発生させる振動発生手段とを有する。すなわち、冷却装置11は、空冷ファン3で生成した冷却風12に流体励起振動(渦励振)を発生させる振動発生手段として、空冷ダクト4のダクト吐出口16に、その開口を2分割するように円柱状構造体19aを懸架した構成である。【選択図】図4
Description
本発明は、発熱部を冷却するための冷却装置、該冷却装置を備えた電子機器及び投射型表示装置に関する。
従来から電子機器が備える発熱部を冷却するために様々な方式の冷却装置が検討されている。特に空冷方式の冷却装置は、簡易かつ安価な冷却装置として、多くの電子機器で採用されている。例えば、業務用や一般家庭用として広く普及している投写型表示装置(プロジェクタ)では、強制空冷方式の冷却装置が用いられる。
投写型表示装置は、映像形成素子で形成された画像や映像をスクリーン等へ投影することで表示する装置である。以下では、投写型表示装置のうち、映像形成素子として液晶パネルを用いる液晶プロジェクタ装置の構成及び動作について簡単に説明する。投写型表示装置には、映像形成素子として、DMD(Digital Micro-mirror Device:登録商標)を用いる構成もある。
液晶プロジェクタ装置は、映像投影用の光源として、例えば高輝度な白色光を発光する超高圧水銀ランプを備えている。光源から発せられた白色光はリフレクタで反射され、PBS(Polarization Beam Splitter:偏光ビームスプリッタ)によって偏光変換された後、R(赤)/G(緑)/B(青)の各色光に分離される。
分離された各色光は、R(赤)/G(緑)/B(青)毎に用意された液晶パネルに入射され、映像信号に基づいてそれぞれ光変調される。光変調された各色光は、色合成プリズムによって合成され、投写光学系を介して投影される。ここではR(赤)/G(緑)/B(青)の色光毎に液晶パネルを備える構成例を示したが、液晶プロジェクタ装置にはR(赤)/G(緑)/B(青)の各色光で共通の液晶パネルを用いる構成もある。また、ここでは透過型の液晶パネルを用いて光変調する構成例を示したが、液晶プロジェクタ装置には反射型の液晶パネルを用いて光変調する構成もある。
液晶パネルは、透明電極が形成された2枚の基板間に液晶分子が配置された構成であり、電極間に電圧を印加すると液晶分子の向きが変化する性質を利用して通過する光の状態を制御する。そのため、液晶分子の向きに対応する特定方向に振動する光(偏光)のみが液晶パネルへ入射されるように、該液晶パネルの光の入射側には該特定方向の偏光のみを通過させる偏光板が配置される。また、液晶パネルでは、電極間の電圧の有無により液晶分子の向きが変わることで、入射された偏光の振動方向が液晶分子の向きに沿って変化する。そのため、液晶パネルの光の出射側には、該液晶パネルから出射される振動方向が異なる偏光のうち、一方の偏光のみを通過させる偏光板が配置される。これら液晶パネルと、該液晶パネルの光の入射側及び出射側に配置される偏光板とは、一体化されて1つのユニット(液晶ユニット)を形成する構成が一般的である。以下では、液晶パネルの光の入射側に配置される偏光板を「入射側偏光板」と称し、光の出射側に配置される偏光板を「出射側偏光板」と称す。
上述したように、入射側偏光板及び出射側偏光板は、それぞれ一方の偏光のみを通過させ、他方の偏光を遮蔽するため、入射側偏光板及び出射側偏光板によって遮蔽された光のエネルギーは熱に変換される。すなわち、液晶プロジェクタ装置の動作時、入射側偏光板及び出射側偏光板は発熱する。また、液晶パネルでは、各画素境界に設けられたブラックマトリクスによって入射光の一部が遮蔽されるため、遮蔽された光のエネルギーが熱に変換される。そのため、液晶プロジェクタ装置の動作時は液晶パネルも発熱する。したがって、液晶ユニットは液晶プロジェクタ装置の発熱部となる。
一方、液晶パネルや偏光板には有機材料を用いることが多いため、発熱による高温下で長時間動作すると、液晶パネルが備える、液晶分子群を一定方向へ配列させるための配向膜が損傷したり、偏光板の偏光選択特性が低下したりする等、その機能が著しく損なわれてしまう。
そこで、液晶プロジェクタ装置には、液晶ユニットを冷却するための冷却装置が設けられている。以下、液晶プロジェクタ装置が備える背景技術の冷却装置について説明する。
そこで、液晶プロジェクタ装置には、液晶ユニットを冷却するための冷却装置が設けられている。以下、液晶プロジェクタ装置が備える背景技術の冷却装置について説明する。
図16は、液晶プロジェクタ装置の外観例を示す斜視図である。図17は、図16に示した液晶プロジェクタ装置の内部構成を模式的に示す平面図である。
図16に示すように、液晶プロジェクタ装置1は、操作のためのスイッチ群、並びに投影する画像や映像を示す映像信号や制御信号等を外部から入力するための端子群を備えた構成である。
図16に示すように、液晶プロジェクタ装置1は、操作のためのスイッチ群、並びに投影する画像や映像を示す映像信号や制御信号等を外部から入力するための端子群を備えた構成である。
図17に示すように、液晶プロジェクタ装置1の筐体内には、液晶ユニット2を強制空冷するための冷却ファン3及び該冷却ファン3で生成された冷却風(以下、「ファン送風」と称す場合もある)12を液晶ユニット2まで導く空冷ダクト4が設けられている。液晶ユニット2には、光変調された光を外部へ投影するための投写レンズ10が固定されている。また、液晶プロジェクタ装置1の筐体内には、光源であるランプ5を強制空冷するためのランプ用冷却ファン6及び該冷却ファン6で生成された冷却風をランプ5まで導くランプ用空冷ダクト7が設けられている。さらに、液晶プロジェクタ装置1には、筐体内の空気を強制的に排気し、液晶プロジェクタ装置1の各構成部品に所要の電源電圧を供給する電源ユニット8を冷却するための排気ファン9も設けられている。
次に、図17に示した液晶ユニット2の冷却装置について図18および図19を用いて説明する。
図18は、図17に示した液晶プロジェクタ装置における液晶ユニットの冷却動作を示す模式図である。図19は、図18に示した液晶ユニットの冷却装置の構成例を示す斜視図である。
図18は、図17に示した液晶プロジェクタ装置における液晶ユニットの冷却動作を示す模式図である。図19は、図18に示した液晶ユニットの冷却装置の構成例を示す斜視図である。
図18に示すように、液晶ユニット2は、入射側偏光板13、液晶パネル14及び出射側偏光板15を備えた構成である。液晶ユニット2は、白色光から分離されるR(赤)/G(緑)/B(青)の色光毎にそれぞれ設けられている。
図18及び図19に示すように、液晶ユニット2の冷却装置11は、冷却ファン3及び空冷ダクト4を備え、液晶ユニット2の下方にダクト吐出口16が位置するように空冷ダクト4が配置される。
冷却ファン3で生成された冷却風12は、空冷ダクト4内を通過してダクト吐出口16から排出される。ダクト吐出口16から排出された冷却風12は、液晶ユニット2の下方から液晶ユニット2へ送風される。液晶ユニット2に送風された冷却風12は、液晶ユニット2の入射側偏光板13と液晶パネル14との隙間、並びに液晶パネル14と出射側偏光板15との隙間を通過して図の上方へ抜けていく。
図18及び図19に示すように、液晶ユニット2の冷却装置11は、冷却ファン3及び空冷ダクト4を備え、液晶ユニット2の下方にダクト吐出口16が位置するように空冷ダクト4が配置される。
冷却ファン3で生成された冷却風12は、空冷ダクト4内を通過してダクト吐出口16から排出される。ダクト吐出口16から排出された冷却風12は、液晶ユニット2の下方から液晶ユニット2へ送風される。液晶ユニット2に送風された冷却風12は、液晶ユニット2の入射側偏光板13と液晶パネル14との隙間、並びに液晶パネル14と出射側偏光板15との隙間を通過して図の上方へ抜けていく。
ところで、近年の投写型表示装置(プロジェクタ)は、その利用形態の多様化に伴って、小型化・高輝度化の要求が高まっている。このような要求に応えるため、投写型表示装置(プロジェクタ)では、光源の輝度の向上や映像形成素子(液晶ユニット2)の小型化が進められている。その結果、液晶ユニット2へ入射する光の光束密度が増大し、液晶ユニット2が備える液晶パネル14、入射側偏光板13及び出射側偏光板15の熱負荷が上昇している。
一方、環境負荷の低減とランニングコストの削減のために、投写型表示装置(プロジェクタ)の長寿命化の要求も高まりつつある。定期交換部品であるランプ5を除けば、液晶プロジェクタ装置1の製品寿命は、主として液晶ユニット2の部品寿命に依存する。そのため、冷却装置11の冷却能力を高めて液晶ユニット2の部品寿命を延ばせば、液晶プロジェクタ装置1の製品寿命を延ばすことができる。
一般に、冷却手段として強制空冷方式を採用する場合、その冷却能力を高めるためには、冷却ファン3による送風量を増大させればよい。このとき、冷却ファン3の回転速度を上げて冷却風12を高速にすることで送風量を増大させると、冷却ファン3の動作騒音が増大する。一方、冷却ファン3を大径化することで送風量を増大させると、該冷却ファン3を備える電子機器が大型になる。
また、図18で示したように、冷却風12が冷却対象である液晶パネル14のパネル面と平行に通過する(層流)構成では、冷却対象に対する平均熱伝達率が風速の平方根に比例し、冷却対象の温度上昇は風速の平方根に反比例する。そのため、冷却対象の温度がある程度まで低下すると、風速の上昇に対する冷却対象の温度低下が鈍くなる。したがって、液晶ユニット2の長寿命化のために該液晶ユニット2の動作温度(特に、液晶パネル14の動作温度)をさらに低下させるには冷却風12を極めて高速にする必要がある。
しかしながら、冷却風12を高速にすると、上述したように冷却ファン3の動作騒音の増大や液晶プロジェクタ装置1の大型化を招くおそれがある。また、仮に冷却ファン3の動作騒音の増大や液晶プロジェクタ装置1の大型化を許容できる場合でも、上述したように冷却能力の向上には限界(空冷限界)がある。
さらに、近年では、光源として、上記超高圧水銀ランプに代えて半導体レーザを用いる液晶プロジェクタ装置が開発されている。半導体レーザを用いた光源は、(1)水銀の使用による環境負荷が無い、(2)瞬時に最大輝度で点灯できる、(3)部品寿命が長い、等の長所がある。
さらに、近年では、光源として、上記超高圧水銀ランプに代えて半導体レーザを用いる液晶プロジェクタ装置が開発されている。半導体レーザを用いた光源は、(1)水銀の使用による環境負荷が無い、(2)瞬時に最大輝度で点灯できる、(3)部品寿命が長い、等の長所がある。
したがって、半導体レーザを光源に用いる液晶プロジェクタ装置では、光源の長寿命化に伴って液晶ユニット2のさらなる長寿命化も要求される。そのため、半導体レーザを光源に用いる液晶プロジェクタ装置では、液晶パネル14や入射側偏光板13及び出射側偏光板15の動作温度をより低くして部品寿命が延びるように、より効率的に冷却できる液晶ユニット2の冷却装置11が必要となる。
以上、投写型表示装置(プロジェクタ)、特に液晶プロジェクタ装置を例にして、背景技術の電子機器の冷却装置について説明した。しかしながら、投写型表示装置以外にも発熱部を有する電子機器は多数存在する。例えば、近年のパーソナルコンピュータは高性能な中央演算処理装置を内蔵しており、該中央演算処理装置も動作中に発熱する。一方、中央演算処理装置を安定して動作させるには、該中央演算処理装置の動作温度を所定の範囲内で維持する必要がある。そのため、電子機器の性能向上や使用形態の多様化に伴って、該電子機器が備える発熱部を効果的に冷却するための冷却装置が求められる。
電子機器が備える発熱部を冷却するための冷却装置は、特許文献1及び2でも提案されている。
特許文献1には、発熱デバイスの発熱面に噴流生成装置から冷却流体を噴流しつつ、該噴流生成装置を発熱面と平行に振動させて該発熱面に対する冷却流体の照射位置を移動させることで、冷却性能を向上させることが記載されている。
特許文献2には、液晶ユニットが備える液晶パネルと入射側偏光板との隙間、並びに液晶パネルと出射側偏光板との隙間に乱流を発生させる乱流発生手段をそれぞれ設け、該隙間を流れる冷却風の乱流により冷却性能を向上させた投写型表示装置が開示されている。特許文献2に記載の発明では、乱流発生手段として、液晶パネルと入射側偏光板との隙間、並びに液晶パネルと出射側偏光板との隙間における送風の上流側に、板、圧電振動子、棒状の固体物等の、送風の一部を遮蔽する遮蔽物を配置している。
特許文献1には、発熱デバイスの発熱面に噴流生成装置から冷却流体を噴流しつつ、該噴流生成装置を発熱面と平行に振動させて該発熱面に対する冷却流体の照射位置を移動させることで、冷却性能を向上させることが記載されている。
特許文献2には、液晶ユニットが備える液晶パネルと入射側偏光板との隙間、並びに液晶パネルと出射側偏光板との隙間に乱流を発生させる乱流発生手段をそれぞれ設け、該隙間を流れる冷却風の乱流により冷却性能を向上させた投写型表示装置が開示されている。特許文献2に記載の発明では、乱流発生手段として、液晶パネルと入射側偏光板との隙間、並びに液晶パネルと出射側偏光板との隙間における送風の上流側に、板、圧電振動子、棒状の固体物等の、送風の一部を遮蔽する遮蔽物を配置している。
なお、発熱部を冷却するための冷却装置に係る発明ではないが、空気の吹き出し方向を変更するための流体吹き出し口構造が特許文献3に記載されている。特許文献3には、流体素子振動器により流体の流れる方向を周期的に変動させると共に、該流体素子振動器が備えるループ管路内に管路抵抗可変手段を設けることで変動周期を変更できることが記載されている。
上述した特許文献1に記載された発明のように、噴流生成装置から冷却流体を噴流しつつ該噴流生成装置を発熱面と平行な方向へ振動させるには、比較的大規模な噴流生成装置を用意する必要がある。さらに、特許文献1に記載された発明では、噴流生成装置を発熱面と平行に移動させるための駆動機構も必要となる。しかしながら、そのような駆動機構を追加すると、電子機器のさらなる大型化やコストの増大を招いてしまう。また、機械的な駆動機構を設けることで電子機器の信頼性が低下するおそれもある。
特許文献2に記載された発明は、乱流を発生させるために液晶パネルと偏光板の隙間のような狭い空間に乱流発生手段(遮蔽物)を配置するため、通風抵抗が増大して冷却効率が低下してしまうおそれがある。理論的には、乱流発生手段の大きさ、形状、配置等を最適化することで上記通風抵抗の増大を回避できる可能性はあるが、そのような最適設計は非常に困難である。
特許文献3に記載された吹き出し口構造を、例えば空冷ダクトの排出口に採用して発熱部に送風する場合、その振動原理から流路を絞って冷却風を噴流化する必要がある。そのような構造は特許文献2に記載された発明と同様に通風抵抗が非常に大きくなるため、冷却効率が低下してしまう可能性がある。
なお、電子機器の冷却に空冷方式を採用する場合、冷却性能以外の重要な課題として塵埃の問題がある。
具体的には、冷却対象に対するファン送風に塵埃が混入していると、その塵埃が冷却対象の表面に付着して故障や不良の要因となることがある。例えば、電子機器が液晶プロジェクタ装置である場合、ファン送風に塵埃が混入していると、混入した塵埃が液晶パネル14の表面に付着する。図20で示すように、液晶パネル14のパネル表面17のうち、光透過領域18に塵埃が付着すると、該塵埃の影がスクリーン上で結像してしまうため、投写画像の品質が著しく劣化してしまう。
具体的には、冷却対象に対するファン送風に塵埃が混入していると、その塵埃が冷却対象の表面に付着して故障や不良の要因となることがある。例えば、電子機器が液晶プロジェクタ装置である場合、ファン送風に塵埃が混入していると、混入した塵埃が液晶パネル14の表面に付着する。図20で示すように、液晶パネル14のパネル表面17のうち、光透過領域18に塵埃が付着すると、該塵埃の影がスクリーン上で結像してしまうため、投写画像の品質が著しく劣化してしまう。
そこで、一般的な液晶プロジェクタ装置では、液晶ユニット2の冷却に用いる冷却ファン3の吸気部に、空冷ダクト4内に対する塵埃の混入を防止する防塵フィルタが設置されている。しかしながら、使用時間が経過して防塵フィルタに塵埃が詰まると、該防塵フィルタの通風抵抗が増大して通風量が低下する。このとき、通風抵抗の大きい防塵フィルタを避けて筐体の他の通気口や隙間等から塵埃が空冷ダクト4内に侵入することがあるため、液晶ユニット2の防塵が不十分となる。
本発明は上述したような背景技術が有する課題を解決するためになされたものであり、防塵性能及び冷却性能を向上させつつ小型化が可能な冷却装置、該冷却装置を備えた電子機器及び投射型表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の冷却装置は、電子機器内の発熱部を空冷するための冷却装置であって、
冷却風を生成するファンと、
前記発熱部へ送風される前記冷却風に流体励起振動を発生させる振動発生手段と、
を有する。
冷却風を生成するファンと、
前記発熱部へ送風される前記冷却風に流体励起振動を発生させる振動発生手段と、
を有する。
本発明の電子機器は、上記冷却装置と、
前記冷却装置による冷却対象である発熱部と、
を有する。
前記冷却装置による冷却対象である発熱部と、
を有する。
また、本発明の投写型表示装置は、画像を投影することで表示する投写型表示装置であって、
上記冷却装置と、
前記冷却装置による冷却対象である発熱部となる、前記投影する画像を形成する液晶ユニットと、
を有する。
上記冷却装置と、
前記冷却装置による冷却対象である発熱部となる、前記投影する画像を形成する液晶ユニットと、
を有する。
本発明によれば、冷却装置の防塵性能及び冷却性能を向上させつつ小型化が可能になる。
まず、本発明の原理について説明する。
本発明では、発熱部へ送風される冷却風に流体励起振動(渦励振)を発生させる振動発生手段を設ける。振動発生手段としては、ダクト吐出口に懸架された柱状構造体を用いる。冷却風がダクト吐出口の柱状構造体を通過するとき、該柱状構造体は、その下流側で発生する空気の渦の流体力によってわずかに振動する。柱状構造体が振動すると、該柱状構造体の下流側で発生する渦も変動し、変動した渦で励起された流体力が柱状構造体で形成される構造振動系にフィードバックされる。その結果、柱状構造体の振動が増幅されて構造振動系全体が自励振動を起こす。
本発明では、発熱部へ送風される冷却風に流体励起振動(渦励振)を発生させる振動発生手段を設ける。振動発生手段としては、ダクト吐出口に懸架された柱状構造体を用いる。冷却風がダクト吐出口の柱状構造体を通過するとき、該柱状構造体は、その下流側で発生する空気の渦の流体力によってわずかに振動する。柱状構造体が振動すると、該柱状構造体の下流側で発生する渦も変動し、変動した渦で励起された流体力が柱状構造体で形成される構造振動系にフィードバックされる。その結果、柱状構造体の振動が増幅されて構造振動系全体が自励振動を起こす。
ここで、図1で示すように、柱状構造体として断面が円状の円柱状構造体19を用い、該円柱状構造体の直径をD、単位長あたりの質量をm、対数減衰率をδ、固有振動数をfcとし、該円柱状構造体を通過するファン送風(冷却風)の平均流速をU、空気の密度をρ、空気の動粘度をνとすると、構造減衰を無次元化した換算減衰率Cn及び流速を無次元化した換算流速Vrは以下の式で表される。
例えば、換算減衰率Cn=1.42の場合、換算流速Vrを上昇させると、ファン送風には、その流れる方向(In-Line Flow)と平行に振動する2つの励振域が発生する。さらに、換算流速Vrを上昇させると、Vr≒6付近で、ファン送風に、その流れと直角な方向(Cross Flow)の振動が発生する。「渦励振」とは、通常、この領域で生じる直角方向の振動のことを指す。
したがって、図2で示すように、ダクト吐出口16から排出される冷却風12の流速(U)に合わせて、換算減衰率Cnに応じた換算流速Vrで渦励振が最大となるように円柱状構造体19の直径(D)、質量(m)、剛性(すなわち、固有振動数fc)を設計し、該設計値に基づいて作成した円柱状構造体19をダクト吐出口16に配置すれば、ダクト吐出口16から排出される冷却風12を、その流れと直角な方向(Cross Flow)に周期的に自励振動させることができる。
例えば、液晶パネル14と入射側偏光板13との隙間、並びに液晶パネル14と出射側偏光板15との隙間を通過する冷却風12を、円柱状構造体19を用いて渦励振させれば、液晶ユニット2の発熱面を広範囲に、かつ効率的に冷却することができる。また、冷却風12に混入した塵埃が、冷却対象である液晶ユニット2に付着しても、冷却風12の渦励振がワイパーのように作用することで、液晶ユニット2に付着した塵埃を効果的に除去できる。さらに、図2で示したように、振動発生手段は、ダクト吐出口16に柱状構造体(円柱状構造体19)を懸架するだけの単純な構造であるため、安価で小型化が容易な冷却装置を実現できる。
(第1の実施の形態)
図3は、第1の実施の形態の冷却装置の一構成例を示す図であり、同図(a)は液晶ユニット及び空冷ダクトの斜視図、同図(b)は図3(a)に示した空冷ダクトの分解図、同図(c)は図3(a)に示した空冷ダクトの要部を拡大した様子を示す斜視図である。図4は、第1の実施の形態の冷却装置の動作例を示す模式図である。図5は、図4に示したダクト吐出口の構成例を示す図であり、同図(a)はダクト吐出口を正面からみた断面図、同図(b)はダクト吐出口を側面から見た断面図である。図5(a)及び(b)は、図4に示した3つのダクト吐出口16のうち、緑(G)色光を光変調する液晶ユニット2に対応したダクト吐出口16の断面を示している。
図3は、第1の実施の形態の冷却装置の一構成例を示す図であり、同図(a)は液晶ユニット及び空冷ダクトの斜視図、同図(b)は図3(a)に示した空冷ダクトの分解図、同図(c)は図3(a)に示した空冷ダクトの要部を拡大した様子を示す斜視図である。図4は、第1の実施の形態の冷却装置の動作例を示す模式図である。図5は、図4に示したダクト吐出口の構成例を示す図であり、同図(a)はダクト吐出口を正面からみた断面図、同図(b)はダクト吐出口を側面から見た断面図である。図5(a)及び(b)は、図4に示した3つのダクト吐出口16のうち、緑(G)色光を光変調する液晶ユニット2に対応したダクト吐出口16の断面を示している。
図3〜図5で示すように、第1の実施の形態の冷却装置は、空冷ファン3で生成した冷却風12に上記流体励起振動(渦励振)を発生させる振動発生手段として、空冷ダクト4のダクト吐出口16に、その開口を2分割するように円柱状構造体19aを懸架した構成である。
ここで、上記式(2)で示した換算流速(Vr)がダクト吐出口16における冷却風12の速度(U)において、その流れと直角な方向の振動が発生するように円柱状構造体19aの直径(D)及び固有振動数(fc)を設定する。円柱状構造体19aの固有振動数(fc)は、円柱状構造体19aの直径(D)、長さ(L)、単位長当たりの質量(m)、バネ定数(k)、減衰定数(c)等から決定する。
ここで、上記式(2)で示した換算流速(Vr)がダクト吐出口16における冷却風12の速度(U)において、その流れと直角な方向の振動が発生するように円柱状構造体19aの直径(D)及び固有振動数(fc)を設定する。円柱状構造体19aの固有振動数(fc)は、円柱状構造体19aの直径(D)、長さ(L)、単位長当たりの質量(m)、バネ定数(k)、減衰定数(c)等から決定する。
なお、R/G/Bの各液晶ユニット2に対応して配置する3つのダクト吐出口16から排出される実際の冷却風12は、ダクト吐出口16毎に異なるため、円柱状構造体19aもダクト吐出口16毎に直径(D)や固有振動数(fc)を変える必要がある。ここでは説明を簡単にするため、R/G/Bの各液晶ユニット2に対応して配置する3つのダクト吐出口16に同一の円柱状構造体19aを設けるものとする。
次に、第1の実施の形態の冷却装置の動作について、図6を用いて説明する。
図6は、図5(a)に示したダクト吐出口における冷却風の動きを時系列に示す模式図である。図6(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、その順にダクト吐出口16における冷却風の動きを時系列に示している。なお、図6の(b)〜(d)では、液晶ユニット2を省略して示している。
図6は、図5(a)に示したダクト吐出口における冷却風の動きを時系列に示す模式図である。図6(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、その順にダクト吐出口16における冷却風の動きを時系列に示している。なお、図6の(b)〜(d)では、液晶ユニット2を省略して示している。
図6(a)で示すように、冷却対象である液晶ユニット2の下方に配置された空冷ダクト4のダクト吐出口16には、該液晶ユニット2の略中心線上に位置するように円柱状構造体19aが固定される。空冷ファン(不図示)3で生成された冷却風12は、ダクト吐出口16から液晶ユニット2へ送風される。
冷却風12が円柱状構造体19aを通過すると、図6(b)で示すように、該円柱状構造体19aの下流側に渦20が発生する。このとき、渦20による流体力が円柱状構造体19aをわずかに振動させ、該渦20の発生源である円柱状構造体19aの振動に伴って、図6(c)で示すように渦20も変動する。変動した渦20により励起された流体力は、円柱状構造体19aから成る構造振動系にフィードバックされ、その流体力によって円柱状構造物19aの振動が増幅される。これにより、図6(d)で示すように、円柱状構造物19aとその下流側の渦20から成る系全体が自励振動する。その結果、図6(e)で示すように、ダクト吐出口16から排出される冷却風12に、その流れと直角な方向(Cross Flow)の振動が発生し、かつ液晶ユニット2を通過する冷却風12が、その流れと直角な方向に周期的に揺動する。そのため、ダクト吐出口16から排出された冷却風12は、自励振動(流体励起振動)により冷却対象である液晶ユニット2の発熱面を周期的に揺動しつつ通過する。
冷却風12が円柱状構造体19aを通過すると、図6(b)で示すように、該円柱状構造体19aの下流側に渦20が発生する。このとき、渦20による流体力が円柱状構造体19aをわずかに振動させ、該渦20の発生源である円柱状構造体19aの振動に伴って、図6(c)で示すように渦20も変動する。変動した渦20により励起された流体力は、円柱状構造体19aから成る構造振動系にフィードバックされ、その流体力によって円柱状構造物19aの振動が増幅される。これにより、図6(d)で示すように、円柱状構造物19aとその下流側の渦20から成る系全体が自励振動する。その結果、図6(e)で示すように、ダクト吐出口16から排出される冷却風12に、その流れと直角な方向(Cross Flow)の振動が発生し、かつ液晶ユニット2を通過する冷却風12が、その流れと直角な方向に周期的に揺動する。そのため、ダクト吐出口16から排出された冷却風12は、自励振動(流体励起振動)により冷却対象である液晶ユニット2の発熱面を周期的に揺動しつつ通過する。
第1の実施の形態によれば、発熱部(液晶ユニット2)へ送風される冷却風12に流体励起振動(渦励振)を発生させる振動発生手段を備えることで、液晶ユニット2の発熱面を広範囲に、かつ高効率で冷却することができる。また、振動発生手段で発生した高乱流性の冷却風(流体励起振動流)により発熱面に対する平均熱伝達率が向上して冷却効果を高めることもできる。また、冷却風12に混入した塵埃が液晶ユニット2に付着しても、冷却風12の流れと直角な方向の振動によって該塵埃が効果的に除去されるため、冷却対象の防塵性を高めることもできる。さらに、振動発生手段は、ダクト吐出口16の近傍に円柱状構造体19aを懸架するだけの単純な構造であるため、安価で小型化が容易な冷却装置を実現できる。
(第2の実施の形態)
図7は、第2の実施の形態の冷却装置の一構成例を示す図であり、同図(a)はダクト吐出口を正面から見た断面図、同図(b)はダクト吐出口を側面から見た断面図である。図7(a)及び(b)は、図4に示した3つのダクト吐出口16のうち、緑(G)色光を光変調する液晶ユニット2に対応したダクト吐出口16の断面を示している。図8は、図7(a)に示したダクト吐出口から排出される冷却風の動きの一例を示す模式図である。
図7は、第2の実施の形態の冷却装置の一構成例を示す図であり、同図(a)はダクト吐出口を正面から見た断面図、同図(b)はダクト吐出口を側面から見た断面図である。図7(a)及び(b)は、図4に示した3つのダクト吐出口16のうち、緑(G)色光を光変調する液晶ユニット2に対応したダクト吐出口16の断面を示している。図8は、図7(a)に示したダクト吐出口から排出される冷却風の動きの一例を示す模式図である。
図7(a)及び(b)で示すように、第2の実施の形態の冷却装置は、ダクト吐出口16に複数の円柱状構造体19b(図7(a)では2本を例示)を懸架した構成である。複数の円柱状構造体19bは、冷却対象である液晶ユニット2の中心軸に対して略対称に配置することが望ましい。複数の円柱状構造体19bは、冷却対象の発熱部位の分布に応じて非対称に配置してもよい。
第2の実施の形態によれば、ダクト吐出口16に複数の円柱状構造体19bを配置しているため、空冷ダクト4から排出される冷却風12において、複数箇所で流体励起振動(渦励振)を発生させることができる。
そのため、第1の実施の形態と同様の効果が得られると共に、図8で示すように、冷却対象である発熱部(液晶ユニット2)に対して、より広範囲に冷却風12を送風できる。
そのため、第1の実施の形態と同様の効果が得られると共に、図8で示すように、冷却対象である発熱部(液晶ユニット2)に対して、より広範囲に冷却風12を送風できる。
(第3の実施の形態)
図9は、第3の実施の形態の冷却装置の一構成例を示す図であり、同図(a)はダクト吐出口を正面から見た断面図、同図(b)はダクト吐出口を側面から見た断面図である。図9(a)及び(b)は、図4に示した3つのダクト吐出口16のうち、緑(G)色光を光変調する液晶ユニット2に対応したダクト吐出口16の断面を示している。図10は、図9(a)に示したダクト吐出口から排出される冷却風の動きを示す模式図である。図10(a)は液晶プロジェクタ装置を後述する「ノーマルモード」で動作させる場合のダクト吐出口16から排出される冷却風の動きを示し、図10(b)は液晶プロジェクタ装置を後述する「エコモード」で動作させる場合のダクト吐出口16から排出される冷却風の動きを示している。
図9は、第3の実施の形態の冷却装置の一構成例を示す図であり、同図(a)はダクト吐出口を正面から見た断面図、同図(b)はダクト吐出口を側面から見た断面図である。図9(a)及び(b)は、図4に示した3つのダクト吐出口16のうち、緑(G)色光を光変調する液晶ユニット2に対応したダクト吐出口16の断面を示している。図10は、図9(a)に示したダクト吐出口から排出される冷却風の動きを示す模式図である。図10(a)は液晶プロジェクタ装置を後述する「ノーマルモード」で動作させる場合のダクト吐出口16から排出される冷却風の動きを示し、図10(b)は液晶プロジェクタ装置を後述する「エコモード」で動作させる場合のダクト吐出口16から排出される冷却風の動きを示している。
図9(a)及び(b)で示すように、第3の実施の形態の冷却装置は、直径または固有振動数の少なくとも一方が異なる複数種類の円柱状構造体をダクト吐出口16に懸架した構成である。図9(a)及び(b)は、2本の第1の円柱状構造体19cと、1本の第2の円柱状構造体19dとを、それぞれダクト吐出口16に配置した構成例を示している。
第1の円柱状構造体19c及び第2の円柱状構造体19dは、電子機器の動作モードに応じて設定される異なる速度の冷却風12a及び12bに対応してそれぞれ設計される。例えば、液晶プロジェクタ装置の場合、投写映像が通常の明るさとなるように動作させる「ノーマルモード」では、光源の輝度が高く、液晶ユニット2へ入射する光の光束密度も比較的大きいため、液晶ユニット2の発熱量が大きくなる。その場合、冷却性能を高めるため、冷却ファン3で生成する冷却風12aの速度(U1)を速くする必要がある。
一方、光源であるランプ5の製品寿命を延ばすために、該光源の輝度を低下させて動作させる「エコモード」では、「ノーマルモード」よりも液晶ユニット2へ入射する光の光束密度が低下するため、液晶ユニット2の発熱量も低下する。この場合、冷却性能を低下させることができるため、冷却ファン3で生成する冷却風12bの速度(U2)を遅くしてファン騒音を低減すればよい。
第1の円柱状構造体19cは、例えば「ノーマルモード」における冷却風12aの速度(U1)において、その流れと直角な方向(Cross Flow)の振動が最大となる換算流速Vrの値が得られるように、直径D1及び固有振動数fc1が設定される。
一方、第2の円柱状構造体19dは、例えば「エコモード」における冷却風12bの速度(U2)において、その流れと直角な方向(Cross Flow)の振動が最大となる換算流速Vrの値が得られるように、直径D2及び固有振動数fc2が設定される。
一方、第2の円柱状構造体19dは、例えば「エコモード」における冷却風12bの速度(U2)において、その流れと直角な方向(Cross Flow)の振動が最大となる換算流速Vrの値が得られるように、直径D2及び固有振動数fc2が設定される。
第3の実施の形態によれば、電子機器の動作モードに応じて空冷ファン3による冷却風12の速度を変更する場合でも、各速度の冷却風にそれぞれ流体励起振動(渦励振)を発生させることができる。したがって、冷却風12の速度が異なる動作モード毎に、第1の実施の形態の冷却装置と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施の形態)
図11は、第4の実施の形態の冷却装置の一構成例を示す図であり、同図(a)はダクト吐出口を正面から見た断面図、同図(b)はダクト吐出口を側面から見た断面図である。図11(a)及び(b)は、図4に示した3つのダクト吐出口16のうち、緑(G)色光を光変調する液晶ユニット2に対応したダクト吐出口16の断面を示している。図12は、図11(a)に示したダクト吐出口から排出される冷却風の動きを示す模式図である。図12(a)は液晶プロジェクタ装置を「ノーマルモード」で動作させる場合のダクト吐出口16から排出される冷却風の動きを示し、図12(b)は液晶プロジェクタ装置を「エコモード」で動作させる場合のダクト吐出口16から排出される冷却風の動きを示している。
図11は、第4の実施の形態の冷却装置の一構成例を示す図であり、同図(a)はダクト吐出口を正面から見た断面図、同図(b)はダクト吐出口を側面から見た断面図である。図11(a)及び(b)は、図4に示した3つのダクト吐出口16のうち、緑(G)色光を光変調する液晶ユニット2に対応したダクト吐出口16の断面を示している。図12は、図11(a)に示したダクト吐出口から排出される冷却風の動きを示す模式図である。図12(a)は液晶プロジェクタ装置を「ノーマルモード」で動作させる場合のダクト吐出口16から排出される冷却風の動きを示し、図12(b)は液晶プロジェクタ装置を「エコモード」で動作させる場合のダクト吐出口16から排出される冷却風の動きを示している。
図11(a)及び(b)で示すように、第4の実施の形態の冷却装置は、第3の実施の形態で示した複数種類の円柱状構造体の外形寸法(直径D1、長さL)を同一とし、材料のみを変更して各円柱状構造体の固有振動数が異なるようにした構成である。
すなわち、電子機器の動作モードに応じて設定される複数の冷却風12の速度において、換算流速Vrが以下の式(3)となるように第1の円柱状構造体19e及び第2の円柱状構造体19fが設計される。
ここで、fc1は第1の円柱状構造体19eの固有振動数であり、fc2は第2の円柱状構造体19fの固有振動数である。また、U1は液晶プロジェクタ装置を「ノーマルモード」で動作させる場合の冷却風12aの速度であり、U2は液晶プロジェクタ装置を「エコモード」で動作させる場合の冷却風12bの速度である。このとき、式(3)の換算流速Vrは、冷却風12の流れと直角な方向(Cross Flow)の振動が最大となる値が得られるように設計される。
第4の実施の形態によれば、第3の実施の形態と同様に、動作モードに応じて冷却風12の速度を変更する場合でも、各動作モードで第1の実施の形態の冷却装置と同様の効果を得ることができる。
さらに、第4の実施の形態によれば、複数の円柱状構造体が同一の外形寸法であるため、設計変更時の対応が容易になる。例えば、液晶プロジェクタ装置では「ノーマルモード」及び「エコモード」におけるランプ5の輝度の仕様が変更されることがある。その場合、液晶ユニット2の発熱量も変化するため、冷却ファン3の回転速度を変更して液晶ユニット2に対する冷却風12の速度を変更することがある。このような場合でも、円柱状構造体の外形寸法を共通にしておけば、空冷ダクト4に円柱状構造体を固定するための穴形状等を変更する必要がない。そのため、設計変更時における製造コストや設計工数を低減できる。
さらに、第4の実施の形態によれば、複数の円柱状構造体が同一の外形寸法であるため、設計変更時の対応が容易になる。例えば、液晶プロジェクタ装置では「ノーマルモード」及び「エコモード」におけるランプ5の輝度の仕様が変更されることがある。その場合、液晶ユニット2の発熱量も変化するため、冷却ファン3の回転速度を変更して液晶ユニット2に対する冷却風12の速度を変更することがある。このような場合でも、円柱状構造体の外形寸法を共通にしておけば、空冷ダクト4に円柱状構造体を固定するための穴形状等を変更する必要がない。そのため、設計変更時における製造コストや設計工数を低減できる。
(第5の実施の形態)
図13は、第5の実施の形態の冷却装置の一構成例を模式的に示す図であり、同図(a)はダクト吐出口を正面から見た断面図、同図(b)はダクト吐出口を側面から見た断面図である。図13(a)及び(b)は、図4に示したダクト吐出口のうち、G光路用の吐出口の様子を示している。図14は、図13(a)に示したダクト吐出口から排出される冷却風の動きを示す模式図である。
図13は、第5の実施の形態の冷却装置の一構成例を模式的に示す図であり、同図(a)はダクト吐出口を正面から見た断面図、同図(b)はダクト吐出口を側面から見た断面図である。図13(a)及び(b)は、図4に示したダクト吐出口のうち、G光路用の吐出口の様子を示している。図14は、図13(a)に示したダクト吐出口から排出される冷却風の動きを示す模式図である。
図13(a)及び(b)で示すように、第5の実施の形態では、第1の実施の形態〜第4の実施の形態で示した円柱状構造体に代えて、断面が三角状の三角柱状構造体21を用いる構成である。
この場合も、図14で示すように、ダクト吐出口16に固定された三角柱状構造体21の下流側で発生する渦励振の自励振動により、冷却風12に、その流れと直角な方向(Cross Flow)の振動を発生させることができる。そのため、第1の実施の形態の冷却装置と同様の効果を得ることができる。
この場合も、図14で示すように、ダクト吐出口16に固定された三角柱状構造体21の下流側で発生する渦励振の自励振動により、冷却風12に、その流れと直角な方向(Cross Flow)の振動を発生させることができる。そのため、第1の実施の形態の冷却装置と同様の効果を得ることができる。
一般に、流体中に置かれた構造物の周囲には、該流体の粘性により構造物表面と主流との間に速度せん断層または境界層と呼ばれる層が形成される。このとき、構造物の曲率変化(形状変化)によって表面から速度せん断層(または境界層)が剥離し、構造物背面では強い渦が成長し、主流によりこの渦が下流に流される。そのため、流体中に置かれた構造物の断面形状が変われば、下流にできる渦の様相も変化する。
第5の実施の形態で示す三角柱状構造体21は、冷却風12の速度域において、第1の実施の形態で示した円柱状構造体19aでは、その流れと直角な方向(Cross Flow)に十分に大きな振動が発生しない場合に適用すればよい。すなわち、ダクト吐出口16に配置する柱状構造体の断面形状を変えることで、自励振動の発生条件を変更して所望の速度の冷却風12で流体励起振動(渦励振)が発生するようにする。
なお、柱状構造体は、図13(a)及び(b)で示した断面が三角状の三角柱状構造体21に限定されるものではなく、図15で示すような断面形状の柱状構造体を用いてもよい。
図15は、第5の実施の形態の冷却装置で用いることができる柱状構造体の他の構成例を示す模式図である。
図15(a)は断面が楕円状の楕円柱状構造体22の一例を示し、図15(b)は断面が多角形状(図15(b)は五角形状を例示)の多角柱状構造体23の一例を示している。上記三角柱状構造体21は、多角柱状構造体23の一例である。
図15は、第5の実施の形態の冷却装置で用いることができる柱状構造体の他の構成例を示す模式図である。
図15(a)は断面が楕円状の楕円柱状構造体22の一例を示し、図15(b)は断面が多角形状(図15(b)は五角形状を例示)の多角柱状構造体23の一例を示している。上記三角柱状構造体21は、多角柱状構造体23の一例である。
上述したように、図15(a)に示す楕円柱状構造体や図15(b)に示す多角柱状構造体は、冷却風12の送風条件やダクト形状等に応じて適宜選択すればよい。また、図15(c)で示すように、柱状構造体には、断面が円状であり、直径が長手方向で変化するテーパ円柱状構造体24を用いてもよい。テーパ円柱状構造体24は、直径が連続的に変化するため、冷却風12の速度が連続的に変化する場合にも適用できる。
第3の実施の形態及び第4の実施の形態では、動作モードに応じて冷却風12の速度が離散的に変化する場合に各速度に対応した複数種類の柱状構造体を設ける構成を示した。
一方、図15(c)に示すテーパ円柱状構造体24は、冷却風12の速度が連続的に変化する場合に、その流れと直角な方向(Cross Flow)の振動を常に発生させたい場合に好適である。
第3の実施の形態及び第4の実施の形態では、動作モードに応じて冷却風12の速度が離散的に変化する場合に各速度に対応した複数種類の柱状構造体を設ける構成を示した。
一方、図15(c)に示すテーパ円柱状構造体24は、冷却風12の速度が連続的に変化する場合に、その流れと直角な方向(Cross Flow)の振動を常に発生させたい場合に好適である。
第5の実施の形態で示した三角柱状構造体21、楕円柱状構造体22、多角柱状構造体23、テーパ円柱状構造体24は、上述した第2の実施の形態〜第4の実施の形態で示した円柱状構造体の代わりに用いてもよい。
第5の実施の形態によれば、断面が円状ではない柱状構造体を用いることで、冷却風12の送風条件やダクト形状等により円柱状構造体では、冷却風12に、その流れと直角な方向に十分に大きな振動が発生しない場合でも、第1の実施の形態〜第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した第1の実施の形態から第5の実施の形態では、冷却対象として液晶プロジェクタ装置が備える液晶ユニット2を例にして説明した。本発明の冷却装置は、冷却対象が液晶ユニット2に限定されるものではなく、冷却が必要な発熱部であれば、電子機器のどのような部位を冷却対象としてもよい。
1 液晶プロジェクタ装置
2 液晶ユニット
3 冷却ファン
4 空冷ダクト
5 ランプ
6 ランプ用冷却ファン
7 ランプ用空冷ダクト
8 電源ユニット
9 排気ファン
10 投写レンズ
11 冷却装置
12,12a,12b 冷却風
13 入射側偏光板
14 液晶パネル
15 出射側偏光板
16 ダクト吐出口
17 パネル表面
18 光透過領域
19,19a〜19f 円柱状構造体
20 渦
21 三角柱状構造体
22 楕円柱状構造体
23 多角柱状構造体
24 テーパ円柱状構造体
2 液晶ユニット
3 冷却ファン
4 空冷ダクト
5 ランプ
6 ランプ用冷却ファン
7 ランプ用空冷ダクト
8 電源ユニット
9 排気ファン
10 投写レンズ
11 冷却装置
12,12a,12b 冷却風
13 入射側偏光板
14 液晶パネル
15 出射側偏光板
16 ダクト吐出口
17 パネル表面
18 光透過領域
19,19a〜19f 円柱状構造体
20 渦
21 三角柱状構造体
22 楕円柱状構造体
23 多角柱状構造体
24 テーパ円柱状構造体
Claims (11)
- 電子機器内の発熱部を空冷するための冷却装置であって、
冷却風を生成するファンと、
前記発熱部へ送風される前記冷却風に流体励起振動を発生させる振動発生手段と、
を有する冷却装置。 - 請求項1に記載の冷却装置において、
前記振動発生手段は、
前記冷却風を前記発熱部に導くダクトの吐出口に懸架された柱状構造体である冷却装置。 - 請求項1に記載の冷却装置において、
前記振動発生手段は、
前記冷却風を前記発熱部に導くダクトの吐出口に懸架された複数種類の柱状構造体である冷却装置。 - 請求項3に記載の冷却装置において、
前記複数種類の柱状構造体は、
直径または固有振動数の少なくとも一方が異なる冷却装置。 - 請求項3に記載の冷却装置において、
前記複数種類の柱状構造体は、
外形寸法が同一であり、材料が異なる冷却装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の冷却装置において、
前記柱状構造体は、断面が円状である冷却装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の冷却装置において、
前記柱状構造体は、断面が多角形状である冷却装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の冷却装置において、
前記柱状構造体は、断面が楕円状である冷却装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の冷却装置において、
前記柱状構造体は、断面が円状であり、直径が長手方向で変化するテーパ円柱状である冷却装置。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載の冷却装置と、
前記冷却装置による冷却対象である発熱部と、
を有する電子機器。 - 画像を投影することで表示する投写型表示装置であって、
請求項1から9のいずれか1項に記載の冷却装置と、
前記冷却装置による冷却対象である発熱部となる、前記投影する画像を形成する液晶ユニットと、
を有する投写型表示装置。
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