JP2017149112A - 印刷装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】上位装置が通常の印刷データの生成処理以外に部毎の区切りデータの追加を行わなくても、上位装置から送られてくる通常の印刷データから部毎の区切りを検出できる印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置10内の受信部102は、印刷データを受信していない時間が閾値以上となった場合、又は、印刷データを受信する際の通信のセッション又は受信ポートが以前から切り替わった場合に、印刷データの部やジョブの区切りと判断し、印刷データに区切り情報を挿入する。データ解析部110は、受信部102から供給される印刷データを順に解析し、区切り情報を見つけると、その区切りより後の印刷データの処理結果を、それまで印刷出力とは仕分けするための制御を行う。【選択図】図1
Description
本発明は,印刷装置及びプログラムに関する。
同一文書を複数部数印刷する場合、印刷装置の内蔵メモリの容量が十分大きければ、クライアント装置(例えばパーソナルコンピュータ)側のプリンタドライバは、その文書の印刷データと部数情報を印刷装置に送ればよい。印刷装置は、受け取った印刷データの内蔵メモリに保持し、その印刷データを部数と同じ回数だけ繰り返し処理することにより、その部数分の印刷を行う。しかし、その文書の印刷データのデータ量が印刷装置の内蔵メモリの容量を超える場合にはこのような方法は採れないので、プリンタドライバがその印刷データをその部数と同じ回数だけ繰り返し印刷装置に送信することで、部数分の印刷を実現する。
さて、印刷装置には、部毎、ジョブ毎の印刷出力の仕分け機能を持つものが少なくない。例えば、排紙トレイを部毎、ジョブ毎に左右にシフトさせることで、仕分けを行う機能はよく知られている。また、このような排紙トレイのシフト機構を設けることができない小型の印刷装置の中には、印刷先の用紙の向きを部毎に縦長、横長と切り替えることで、部毎の仕分けを行う機能を持つものも存在する。
プリンタドライバ側で部数分だけ印刷データを繰り返し印刷装置に送る場合において、印刷結果を部毎に仕分けするには、印刷装置は連続して送られてくる印刷データの部毎の区切りを検出する必要がある。
特許文献1に開示されたシステムでは、印刷出力を部毎に仕分けするために、プリンタドライバが、受信した部数情報と総ページ数から1部あたりのページ数を算出し、プリントデータに対して部ごとに区切りコードを付加する。プリンタは、プリンタドライバから受け取ったプリントデータから区切りコードを検出し、これに基づき仕分け処理を実行する。
例えば、プリンタドライバが印刷データに部毎の区切りコードを追加する方式では、プリンタドライバが通常の印刷データの生成処理に加えて、その区切りコード追加のための処理を行う必要があるため、印刷データの生成に時間がかかってしまう。また、基幹システムのように、プリンタドライバを用いず、システム自体がPDLの印刷データを上位装置で生成して印刷装置に出力するような場合においても同様な課題が生じる。つまり、プリンタドライバや基幹システム等の上位装置で印刷出力を仕分けるために区切りコードを付加すると、印刷システムの変更や印刷データの生成に時間がかかるという課題がある。
本発明は、上位装置が通常の印刷データの生成処理以外に部毎の区切りデータの追加を行わなくても、上位装置から送られてくる通常の印刷データから部毎の区切りを検出できる印刷装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、印刷データを受信する受信手段と、前記受信手段による前記印刷データの受信条件が切り替わると、その検出以前に受信した印刷データ部分と、その検出以後に受信する印刷データ部分との間に区切り情報を挿入することにより、挿入済み印刷データを生成する挿入手段と、前記挿入手段から順に入力される前記挿入済み印刷データの中から前記区切り情報を検出すると、その検出以後の印刷データ部分についての印刷出力を、その検出以前の印刷出力と仕分けるための制御を行う仕分け制御手段と、を有する印刷装置である。
請求項2に係る発明は、前記挿入手段は、印刷データの未受信時間の長さが閾値以上になったことを検知した場合に、前記受信条件が切り替わったと判定し、前記区切り情報の挿入を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置である。
請求項3に係る発明は、前記挿入手段は、印刷データの受信に用いるセッションが切り替わったことを検知した場合に、前記受信条件が切り替わったと判定し、前記区切り情報の挿入を行う、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置である。
請求項4に係る発明は、前記挿入手段は、印刷データの受信に用いる受信ポートが切り替わったことを検知した場合に、前記受信条件が切り替わったと判定し、前記区切り情報の挿入を行う、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置である。
請求項5に係る発明は、コンピュータを、印刷データを受信する受信手段、前記受信手段による前記印刷データの受信条件が切り替わると、その検出以前に受信した印刷データ部分と、その検出以後に受信する印刷データ部分との間に区切り情報を挿入することにより、挿入済み印刷データを生成する挿入手段、前記挿入手段から順に入力される前記挿入済み印刷データの中から前記区切り情報を検出すると、その検出以後の印刷データ部分についての印刷出力を、その検出以前の印刷出力と仕分けるための制御を行う仕分け制御手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、上位装置が通常の印刷データの生成処理以外に部毎の区切りデータの追加を行わなくても、上位装置から送られてくる通常の印刷データから部毎の区切りを検出できる印刷装置を提供することができる。
図1を参照して、本発明に係る印刷装置の一実施形態を説明する。以下に例示する印刷装置10は、排紙トレイのシフト動作による仕分け機能は持たず、使用する用紙の向きを部毎(あるいはジョブ毎)に切り替えることで仕分けを実現するタイプの装置であるとする。用紙の向きは、給紙トレイの用紙が縦置き、横置きのいずれであるかであり、縦置き、横置きの代わりにLEF(Long Edge Feed)、SEF(Short Edge Feed)という名称を用いることもある。
本実施形態の印刷装置10は、コントローラ100とプリントエンジン120とを有する。プリントエンジン120は、用紙に対してインクやトナー等の色材で画像を印刷する機械的な装置である。コントローラ100は、プリントエンジン120を制御する制御装置である。コントローラ100は、パーソナルコンピュータ(PC)や基幹システム等のクライアント装置20から印刷データを受け取り、その印刷データが表す画像をプリントエンジン120に印刷させる。基幹システムは、例えば、各種データベースの情報を用いて請求書その他の帳票を生成し、その帳票の印刷を印刷装置10に指示する。
コントローラ100は、受信部102、描画部104、エンジン制御部106、操作パネル108、及びデータ解析部110を有する。
受信部102は、クライアント装置20が送信した印刷データを受信する。印刷データは、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されている。クライアント装置20がPCの場合、PCにインストールされたプリンタドライバ(図示省略)が、ユーザが印刷対象に指示した文書をPDL表現の印刷データに変換し、この印刷データをコントローラ100に送る。このとき、プリンタドライバは、ジョブ毎や部(印刷部数が複数の場合の1部)毎の先頭部分に、その後のページ画像を記述する部分には現れない特定のコマンドを含める。この特定のコマンドは、ジョブや部の印刷条件等を設定するためのものである。一方、基幹システムの中には、プリンタドライバを用いず、システム自体がPDLの印刷データを生成して出力するものも少なくない。プリンタドライバがジョブ毎や部毎の先頭に記述する特定のコマンドは、基幹システムの生成する印刷データには不要な場合があり、そのような場合には、基幹システムが生成する印刷データにはそのような特定コマンドが含まれないことが少なくない。
なお、クライアント装置20は、印刷開始時に印刷装置10から性能情報を取得し、その性能情報がある条件(例えばメモリ容量が閾値以下)を満たす場合において印刷部数が複数である場合には、印刷データを部数分だけ繰り返し印刷装置10に送信するという機能を持つものであってもよい。この場合、受信部102は、クライアント装置20から部数分だけ繰り返し印刷データを受信することになる。
受信部102は、区切り検出部102aと区切り情報挿入部102bを有する。区切り検出部102aは、クライアント装置20から印刷データを受信するときの受信条件の切り替わりにより、印刷データの区切りを検出する。「受信条件」には、印刷データを受信しているかいないかという状態、印刷データを受信する際のクライアント装置20とのセッション、印刷データを受信する際に用いる受信ポート、等がある。区切り情報挿入部102bは、受信している印刷データに対して、区切り検出部112が区切りを検出した時点で、区切り情報を挿入する。区切り情報には、その印刷データを記述するPDLでは通常用いられない特別な情報(例えば文字列)を用いる。どのような情報を区切り情報として用いるかは、例えば、コントローラ100内で定義しておけばよい。受信部102は、区切り情報挿入部102bにより区切り情報が挿入された印刷データ(「区切り付き印刷データ」と呼ぶ)をデータ解析部110に提供する。区切り付き印刷データは、クライアント装置20から送られてきたPDLの印刷データの中の、検出された区切りに対応する位置に区切り情報が挿入されたものである。区切り検出部102a及び区切り情報挿入部102bが実行する処理については、後で詳細に説明する。
データ解析部110は、受信部102から提供される区切り付き印刷データ(及びもしあればこれに付随する印刷設定データ)を解析する。この解析により、印刷に使用する用紙のサイズや向き、両面印刷か片面印刷か、等の印刷設定を判定し、判定した印刷設定をエンジン制御部106に伝える。本実施形態のデータ解析部110は、このような一般的な機能に加え、区切り情報検出部110a及び仕分け制御部110bを有する。区切り情報検出部110aは、区切り付き印刷データの中から区切り情報を検出する。仕分け制御部110bは、区切り情報検出部110aが区切り情報を検出するのに応じて、印刷出力の仕分けに必要な制御を行う。区切り情報検出部110a及び仕分け制御部110bが実行する処理の詳細については、後で詳しく説明する。
描画部104は、印刷データを解釈することで、各ページの印刷画像データを生成する。印刷データの解釈に当たっては、データ解析部110の解析結果を利用してもよい。
エンジン制御部106は、描画部104が生成した印刷画像データをプリントエンジン120に印刷させる。ここで、エンジン制御部106は、データ解析部110が求めた印刷設定に従って、プリントエンジン120に対して用紙の給紙元とする給紙トレイを指示する。プリントエンジン120は、エンジン制御部106から受け取った画像データを、エンジン制御部106から指示された給紙トレイから給紙した用紙に対して印刷する。
操作パネル108は、印刷装置10のローカル操作のためのユーザインタフェース機構であり、印刷装置10の動作状態等の情報を表示する画面や、ユーザから指示等の入力を受け付けるボタンやタッチパネル等の装置を有している。
次に、受信部102(特に区切り検出部102a及び区切り情報挿入部102b)が実行する処理の例を、図2を参照して説明する。
まず、受信部102が動作を開始する際(例えば電源がオンされた時)、区切り検出部102aは、「未受信時間」のカウンタを0に初期化する(S10)。未受信時間は、クライアント装置20からの印刷データの受信が途絶えた時点を起点として、印刷データを受信していない状態が続いている時間である。区切り検出部102aは、あらかじめ定められた判定間隔毎に、クライアント装置20から印刷データを受信したかどうかを判定する(S12)。この判定の時点で、印刷データを受信していない場合、未受信時間のカウンタをカウントアップする(例えばカウンタが示す値に判定間隔の長さを足す)(S14)。
S12で印刷データを受信したと判定した場合、その判定時点での未受信時間のカウンタの示す値が、あらかじめ定められた閾値以上であるか否かを判定する(S18)。この判定の結果がYesの場合、S12で受信した印刷データとその前に受信した印刷データとが同一の単位(例えば部、又はジョブ)に属するとは見なせないほど時間間隔が空いているということなので、それら両者の間に区切りがあると判断できる。そこで区切り検出部102aは、区切り情報挿入部102bに区切りを検出した旨を通知する。処理は、S24に進む。
S18の判定結果がNoの場合、区切り検出部102aは、今回S12で印刷データを受信した際のクライアント装置20との通信のセッションが、その前にこのS20の判定を行った際に印刷データの受信に用いられていたセッションから切り替わったかどうかを判定する(S20)。セッションが切り替わったかどうかは、コントローラ100のオペレーティングシステムにセッションの識別情報を問い合わせ、それが記憶している最新の通信セッションの識別情報から変化したかどうかで判定すればよい。クライアント装置20は、一般に、ジョブの印刷データの送信を開始する都度印刷装置10とセッションを確立し、1ジョブ分の印刷データの送信が完了するとセッションを終了する。したがって、印刷データ同士の受信時のセッションが異なっていれば、それら両データは別のジョブであり、それら両者の間に区切りがあることが分かる。また、クライアント装置20の中には、複数部数分の印刷データを送信する際に、部毎に別々のジョブとして送信するものもあり、このような場合にはセッションの切り替わりにより部毎の区切りが検出できることになる。S20の判定結果がYesの場合、区切り検出部102aは、区切り情報挿入部102bに区切りを検出した旨を通知する。処理は、S24に進む。
S20の判定結果がNoの場合、区切り検出部102aは、コントローラ100が持つ通信ポートのうち、今回S12で印刷データを受信した際に用いられた通信ポートが、その前にS22の判定を行った際の印刷データの受信に用いられていた通信ポートから切り替わったかどうかを判定する(S22)。ここで言う通信ポートは、ネットワークインタフェースカードのLANポートや、USBポート等のような、通信用のラインの接続口である。通信ポートが切り替わったかどうかは、コントローラ100のオペレーティングシステムに現在印刷データの受信に用いている通信ポートの識別情報を問い合わせ、それが記憶している前回の通信ポートの識別情報から変化したかどうかで判定すればよい。印刷データの受信に用いた通信ポートが異なっていれば、それらは別のクライアント装置20からの印刷データであり、別のジョブであると考えられる。したがって、印刷データ受信に用いた通信ポートが前回の判定時から変わっていた場合、前回と今回の受信の間にジョブの区切りがあると判断できる。したがって、S22の判定結果がYesの場合、区切り検出部102aは、区切り情報挿入部102bに区切りを検出した旨を通知する。処理は、S24に進む。
S24では、区切り情報挿入部102bは、S12で受信した印刷データの直前に、あらかじめ設定されている区切り情報を挿入し(S24)、挿入結果の印刷データをデータ解析部110に提供する(S26)。すなわち、S24で区切り情報挿入部102bは、S12で印刷データを受信した場合、まず区切り情報をデータ解析部110に提供し(S24)、次いでその印刷データをデータ解析部110に提供する(S26)。例えば、受信部102は、S12で受信した印刷データを受信バッファに入れる前に一時的に保持し、S18、S20、S22のいずれかの判定がYesとなると、区切り情報を受信バッファに入れてから(S24)、先に一時的に保持した印刷データを受信バッファに入れる(S26)。データ解析部110は、受信バッファ内のデータを先頭から順に読み出して解析していく。
S18、S20、S22の判定結果がすべてNoの場合、区切り情報の挿入は行わず、S12で取得した印刷データをそのままデータ解析部110に提供する(例えば受信バッファの最後尾に追加する)(S26)。
その後、クライアント装置20から受信した未処理の印刷データがあるかどうかを調べ’(例えば受信バッファ内にデータがあるかどうかを調べ)(S28)、あればS20に戻り、セッションや受信ポートが切り替わったかどうかを判定する(S20,S22)。
受信部102は、以上に説明した処理を、どのクライアント装置20からも印刷データを受信しない状態となるまで繰り返す。
次に、図3を参照して、データ解析部110の処理の例を説明する。データ解析部110は、受信部102が印刷データの受信を開始すると共に動作を開始し、図3の処理を実行する。データ解析部110は、受信部102の受信バッファの先頭から順に印刷データ(コマンド)を読み出し、その印刷データを解析する(S30)。区切り情報検出部110aは、S30で解析したコマンドが区切り情報であるかどうかを判定する(S32)。S32の判定結果がNoの場合、S42に進んで、印刷データの指示通りにページフォーマットを決定し、S44で未処理のコマンドがあればS30に戻る。
S32の判定結果がYesの場合、そのコマンド(区切り情報)の位置が印刷データの部毎の区切りであると判断できる。この場合、仕分け制御部110bが、そのコマンドの直前のコマンドの時点での用紙情報(用紙サイズ及び用紙の向き等)を取得する(S34)。この用紙情報は、印刷画像データの生成のために必要な情報であり、描画部104等が管理しているので、取得可能である。取得した用紙情報を「直前の」用紙情報と呼ぶ。次に、仕分け制御部110bは、S30で解析したコマンドの後のコマンド群を順に受信バッファから取得し、それら取得したコマンド群から用紙情報を求める。このとき求めた用紙情報は、S32で検出した区切りの後に続く「部」(又はジョブ)の印刷で用いられる用紙のサイズや向きを示している。この用紙情報を「現在の」用紙情報と呼ぶ。仕分け制御部110bは、直前の用紙情報中の用紙サイズと、現在の用紙情報中の用紙サイズとが一致するかどうか判定する(S36)。一致すると判定した場合には、「直前の用紙情報中の用紙サイズ及び用紙の向きと同サイズ且つ向きが異なる用紙を収容している」という条件を満たす給紙トレイが存在するか否かを調べる(S38)。例えば、既に印刷中(あるいは印刷済み)の1部目の用紙設定がA4、SEFであり、S32で検知した区切りの後の2部目の用紙設定がA4、SEFであれば、S38では、A4、LEF(向きが印刷データ中の本来の指定と異なっている点に注意)の用紙を収容する給紙トレイを探す。プリントエンジン120の各給紙トレイにどのサイズ及び向きの用紙が収容されているかは、コントローラ100が管理している設定情報から分かる。
S38の条件を満たす給紙トレイがあれば(S38の判定結果がYes)、仕分け制御部110bは、その給紙トレイを当該区切り以降のデータの印刷の際の給紙元のトレイに設定する(S40)。また、このとき仕分け制御部110bは、描画部104による描画の座標系を給紙元に設定したトレイ上の用紙の向きに合わせるよう、ページフォーマットを決定する(S42)。すなわち、印刷データが表す画像の向きが、給紙元に設定したトレイ上の用紙の向きに合っている場合には、描画部104がその区切り以降の印刷データを通常通り描画するようにし、そうでない場合には、描画部104が印刷データを描画する際の座標系を給紙元のトレイ上の用紙の向きに合わせて90度又は270度回転して描画するようにページフォーマットを決める。S40及びS42によれば、検出された区切りの前後で用紙の向きがLEFからSEFへ、又はその逆へと、90度(又は270度)変わり、この向きの違いにより区切りの前後の部同士が仕分けされることとなる。
S42で給紙する用紙の向きを切り替えた後、仕分け制御部110bは、受信部102の受信バッファ内にコマンドがあるかどうかを判定し(S44)、あればS30に戻って受信バッファから次のコマンドを取得し、以上と同様の処理を繰り返す。
なお、S38で、条件に該当する給紙トレイが存在しない場合は、仕分け制御部110bは、印刷処理を一時停止し、その条件に適合した用紙をいずれかの給紙トレイに補給するよう操作パネル108に表示し(S46)、S38に戻る。ユーザが指示通り用紙を補給すると、S38の判定結果がYesとなり、S40に進むこととなる。
また、S36の判定結果がNOである(一致しない)場合には、仕分け制御部110bは、S42に進み、印刷データに記述されているとおりにページフォーマットを決定する。そして、S44で受信部102の受信バッファ内にコマンドがあるかどうかを判定し、あればS30に戻る。この場合、用紙の向きを切り替える処理(S40,S42)はスキップされる。直前の部(又はジョブ)と現在の部(又はジョブ)の用紙サイズが異なる場合、用紙の向きを変えなくても、それら両者の仕分けが容易なので、用紙の向きの切替を行わないのである。
以上に説明したように、本実施形態では、クライアント装置20から印刷データを受信する際の受信条件の切り替わりを部毎の区切りとして検出する。この方式では、クライアント装置20は、文書データを通常通りに印刷データへ変換するだけでよく、印刷データから区切り位置を見つけて特別な区切り情報を入れるといった特別な処理は行わなくてよい。
また本実施形態では、受信条件の切り替わり検知として、未受信時間が閾値以上か(S18)、セッションが切り替わったか(S20)、受信ポートが切り替わったか(S22)という3つの条件をチェックする。S18,S20,S22の個々の条件は、部の区切りを100%検知できるものではないが、そのような条件を3つ組み合わせたことで、各条件を単独で用いる場合よりも、区切りの検知漏れが少なくなる。
以上、本発明の一実施形態を説明した。上記実施形態は、あくまで一例に過ぎず、特許請求の範囲に規定される本発明の範囲内で様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態の印刷装置10は、部毎に用紙の向きを切り替える仕分け方式を用いるものであったが、印刷装置10は別の仕分け方式(例えば排紙トレイを左右にシフトする仕分け方式)を用いるものであってよい。
また、印刷データ内に含まれる各「部」の画像内容が同じものである場合に限らず、差し込み印刷や可変印刷のように部毎に部分的に画像内容が異なるものであってもよい。
また、以上の例では、クライアント装置20から1つのジョブとして送信されてくる印刷データを、部毎に区切って仕分けする場合の、区切りの検出方式を説明したが、この検出方式は、部毎に区切りに限らず、ジョブ毎の区切りの検出に利用してもよい。すなわち、印刷データの1部目の先頭部分に含まれる区切り判別コマンドは、その印刷データ(ジョブ)の先頭をも示すので、上記実施形態と同じ方式で、ジョブの区切りも検出される。例えば、同じサイズ且つ同じ向きの用紙に印刷するジョブが複数、ネットワーク上の1又は複数のクライアント装置20から時間を空けずに立て続けに印刷装置10に送られてくる場合に、上記実施形態の処理により、ジョブ毎の区切りを検出し、ジョブ毎の仕分けをすることができる。
以上に例示したコントローラ100は、コンピュータにそれら各装置の機能を表すプログラムを実行させることにより実現される。ここで、コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、CPU等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリメモリ(ROM)等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)等の固定記憶装置を制御するコントローラ、各種I/O(入出力)インタフェース、ローカルエリアネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース等が、たとえばバスを介して接続された回路構成を有する。また、そのバスに対し、例えばI/Oインタフェース経由で、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダライタ、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、HDD等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがRAMに読み出されCPU等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。
10 印刷装置、20 クライアント装置、100 コントローラ、102 受信部、102a 区切り検出部、102b 区切り情報挿入部、104 描画部、106 エンジン制御部、108 操作パネル、110 データ解析部、110a 区切り情報検出部、110b 仕分け制御部、120 プリントエンジン。
Claims (5)
- 印刷データを受信する受信手段と、
前記受信手段による前記印刷データの受信条件が切り替わると、その検出以前に受信した印刷データ部分と、その検出以後に受信する印刷データ部分との間に区切り情報を挿入することにより、挿入済み印刷データを生成する挿入手段と、
前記挿入手段から順に入力される前記挿入済み印刷データの中から前記区切り情報を検出すると、その検出以後の印刷データ部分についての印刷出力を、その検出以前の印刷出力と仕分けるための制御を行う仕分け制御手段と、
を有する印刷装置。 - 前記挿入手段は、印刷データの未受信時間の長さが閾値以上になったことを検知した場合に、前記受信条件が切り替わったと判定し、前記区切り情報の挿入を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記挿入手段は、印刷データの受信に用いるセッションが切り替わったことを検知した場合に、前記受信条件が切り替わったと判定し、前記区切り情報の挿入を行う、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
- 前記挿入手段は、印刷データの受信に用いる受信ポートが切り替わったことを検知した場合に、前記受信条件が切り替わったと判定し、前記区切り情報の挿入を行う、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
- コンピュータを、
印刷データを受信する受信手段、
前記受信手段による前記印刷データの受信条件が切り替わると、その検出以前に受信した印刷データ部分と、その検出以後に受信する印刷データ部分との間に区切り情報を挿入することにより、挿入済み印刷データを生成する挿入手段、
前記挿入手段から順に入力される前記挿入済み印刷データの中から前記区切り情報を検出すると、その検出以後の印刷データ部分についての印刷出力を、その検出以前の印刷出力と仕分けるための制御を行う仕分け制御手段、
として機能させるためのプログラム。
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