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JP2017147883A - 産業車両及びその制御方法 - Google Patents

産業車両及びその制御方法 Download PDF

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JP2017147883A JP2016028859A JP2016028859A JP2017147883A JP 2017147883 A JP2017147883 A JP 2017147883A JP 2016028859 A JP2016028859 A JP 2016028859A JP 2016028859 A JP2016028859 A JP 2016028859A JP 2017147883 A JP2017147883 A JP 2017147883A
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真基 仲田
Sanemoto Nakada
真基 仲田
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Mitsubishi Nichiyu Forklift Co Ltd
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Abstract

【課題】第2検出部が故障しても、オペレータは、操作レバーの操作に従って駆動輪を駆動できるようにすること。
【解決手段】駆動輪21がスリップしていないと判断されるとき、操作レバー1の操作に従って駆動輪21が駆動するように通常走行制御を行う通常走行制御部42と、駆動輪21がスリップしていると判断されるとき、通常走行制御が無効となり、かつ、駆動輪21が減速するようにアンチスリップ制御を行うアンチスリップ制御部43と、検出された従動輪20の回転速度が所定時間の間で所定値未満のとき、第2検出部32が故障していると判断して、アンチスリップ制御が無効になり、かつ、通常走行制御が有効になるようにアンチスリップ無効制御を行うアンチスリップ無効制御部44と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、駆動輪及び従動輪を備えるリーチ型フォークリフト等の産業車両及びその制御方法に関する。
産業車両として、例えば、オペレータが立った状態で運転する立ち乗り式のリーチ型フォークリフトが知られている(特許文献1等参照)。フォークリフトは、車両本体に前後に延設された一対のストラドルレッグと、ストラドルレッグに沿って前後にスライドするマストと、マストに沿って昇降する一対のフォークと、車両本体の下部に設けられた駆動輪と、ストラドルレッグの前部に設けられた一対の従動輪と、を備える。
また、車両本体は、オペレータが起立した状態で搭乗する運転スペースを有し、運転スペースには、アクセルレバーおよび足踏みデッドマン式のブレーキの他、各種操作を行うための操作レバーやハンドルが設けられる。なお、駆動輪は車両本体に旋回可能に取り付けられており、操舵輪としての機能も有する。
さらに、フォークリフトは、駆動輪駆動機構を制御する制御システムと、駆動輪の回転速度を検出する第1検出部と、従動輪の回転速度を検出する第2検出部と、を備える。制御システムは、検出された駆動輪と従動輪との間の回転速度の差を演算して、差が所定の閾値未満のとき、駆動輪がスリップしていないと判断する一方、差が所定の閾値以上のとき、駆動輪がスリップしていると判断する。そして、制御システムは、駆動輪がスリップしていないと判断されるとき、操作レバーの操作に従って駆動輪が駆動するように通常走行制御を行う一方、駆動輪がスリップしていると判断されるとき、スリップを抑止するために、通常走行制御が無効となり、かつ、駆動輪が減速するようにアンチスリップ制御を行う。
ところで、第2検出部が故障すると、駆動輪と従動輪との間の回転速度の差が所定の閾値以上になってしまうので、制御システムは、駆動輪がスリップしていると判断する。そのため、第2検出部が故障すると、駆動輪がスリップしていないときであっても、制御システムは、駆動輪がスリップしていると判断して、通常走行制御が無効となり、かつ、駆動輪が減速するようにアンチスリップ制御を行う。
従って、第2検出部が故障すると、制御システムが通常走行制御を無効とするので、第2検出部の故障を直すまで、駆動輪がスリップしていないにも拘らず、オペレータは、操作レバーの操作に従って駆動輪を駆動できなかった。
特開2002−34106号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、第2検出部が故障しても、オペレータは、操作レバーの操作に従って駆動輪を駆動できる産業車両及びその制御方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る産業車両の制御方法は、
駆動輪及び従動輪と、駆動輪を駆動する駆動輪駆動機構と、駆動輪駆動機構を制御する制御システムと、駆動輪の回転の速度及び方向を操作する操作レバーと、駆動輪の回転速度を検出する第1検出部と、従動輪の回転速度を検出する第2検出部と、を備える産業車両の制御方法であって、
検出された駆動輪と従動輪との間の回転速度の差を演算する演算ステップと、
差が所定の閾値未満のとき、駆動輪がスリップしていないと判断する一方、差が所定の閾値以上のとき、駆動輪がスリップしていると判断するスリップ判断ステップと、
駆動輪がスリップしていないと判断されるとき、操作レバーの操作に従って駆動輪が駆動するように通常走行制御を行う通常走行制御ステップと、
駆動輪がスリップしていると判断されるとき、通常走行制御が無効となり、かつ、駆動輪が減速するようにアンチスリップ制御を行うアンチスリップ制御ステップと、
検出された従動輪の回転速度が所定時間の間で所定値未満のとき、第2検出部が故障していると判断して、アンチスリップ制御が無効になり、かつ、通常走行制御が有効になるようにアンチスリップ無効制御を行うアンチスリップ無効制御ステップと、を備える。
好ましくは、
さらに、アンチスリップ無効制御ステップの後、検出された従動輪の回転速度が所定値未満ではないとき、第2検出部が故障していないと判断して、アンチスリップ制御が有効になるように第1アンチスリップ有効制御を行う第1アンチスリップ有効制御ステップを備える。
好ましくは、
さらに、アンチスリップ無効制御ステップの後、検出された従動輪及び駆動輪の回転速度が所定値未満のとき、第2検出部が故障していないと判断して、アンチスリップ制御が有効になるように第2アンチスリップ有効制御を行う第2アンチスリップ有効制御ステップを備える。
また、本発明に係る産業車両は、
駆動輪及び従動輪と、駆動輪を駆動する駆動輪駆動機構と、駆動輪駆動機構を制御する制御システムと、駆動輪の回転の速度及び方向を操作する操作レバーと、駆動輪の回転速度を検出する第1検出部と、従動輪の回転速度を検出する第2検出部と、を備える産業車両であって、
制御システムは、
検出された駆動輪と従動輪との間の回転速度の差を演算する演算部と、
差が所定の閾値未満のとき、駆動輪がスリップしていないと判断する一方、差が所定の閾値以上のとき、駆動輪がスリップしていると判断するスリップ判断部と、
駆動輪がスリップしていないと判断されるとき、操作レバーの操作に従って駆動輪が駆動するように通常走行制御を行う通常走行制御部と、
駆動輪がスリップしていると判断されるとき、通常走行制御が無効となり、かつ、駆動輪が減速するようにアンチスリップ制御を行うアンチスリップ制御部と、
検出された従動輪の回転速度が所定時間の間で所定値未満のとき、第2検出部が故障していると判断して、アンチスリップ制御が無効になり、かつ、通常走行制御が有効になるようにアンチスリップ無効制御を行うアンチスリップ無効制御部と、を備える。
好ましくは、
さらに、アンチスリップ無効制御の後、検出された従動輪の回転速度が所定値未満ではないとき、第2検出部が故障していないと判断して、アンチスリップ制御が有効になるように第1アンチスリップ有効制御を行う第1アンチスリップ有効制御部を備える。
好ましくは、
さらに、アンチスリップ無効制御の後、検出された従動輪及び駆動輪の回転速度が所定値未満のとき、第2検出部が故障していないと判断して、アンチスリップ制御が有効になるように第2アンチスリップ有効制御を行う第2アンチスリップ有効制御部を備える。
本発明に係る産業車両及びその制御方法は、第2検出部が故障しても、オペレータは、操作レバーの操作に従って駆動輪を駆動できる。
フォークリフトを示し、(A)は平面図、(B)は側面図。 アクセルレバーの動作を示す側面図。 主な構成を示すブロック図。 制御動作を示すフローチャート図。 図4に続くフローチャート図。 走行速度と時間との関係を示すグラフ図。
以下、図面に基づいて、本発明に係る産業車両及びその制御方法について説明する。
本実施形態では、産業車両は、電動車であって、オペレータが立った状態で運転する立ち乗り式のリーチ型フォークリフト(以下「フォークリフト」という)である。また、車体の前後方向X、左右方向Y及び上下方向Zは、それぞれに対して直角である。
[全体構成]
先ず、図1及び図2に基づいて、フォークリフトの全体構成を説明する。
図1の通り、フォークリフトは、車体2の前方に一対のマスト50が立設される。各マスト50は、車体の左右方向Yに間隔を置いて配置される。リフトブラケット51は、マスト50に沿って、車体の上下方向Zに昇降するように支持される。
フォークリフトは、荷役作業を行うための一対のフォーク52を備える。フォーク52は、リフトブラケット51の左右に取り付けられており、車体の左右方向Yに間隔を置いて配置される。そのため、フォーク52は、リフトブラケット51とともに昇降する。
フォークリフトは、車体2の前部に一対のストラドルレッグ53を備える。各ストラドルレッグ53は、車体の前後方向Xに延設されると共に、車体の左右方向Yに間隔を置いて配置される。ストラドルレッグ53は、マスト50が車体の前後方向Xに進退するようにガイドする。
フォークリフトは、車体2の後部に運転スペース55が設けられる。運転スペース55の下部にはブレーキペダル54が設けられており、オペレータが足でブレーキペダル54を操作することで、ブレーキを作用・解除する。フォークリフトは、運転スペース55の上方を覆って落下物からオペレータを保護するためのヘッドガード57を備える。
フォークリフトは、ストラドルレッグ53の前部に設けられた一対の従動輪(前輪)20,20’を備える。フォークリフトは、車体2の後部に設けられた駆動輪21を備える。フォークリフトは、駆動輪21を旋回するための駆動輪旋回機構23と、駆動輪21を回転駆動するための駆動輪駆動機構(走行モータ)24と、を備える。駆動輪旋回機構23は、駆動輪21を車体の前後方向X及び左右方向Yに対して所定角度に旋回する。駆動輪駆動機構24は、駆動輪21を正方向及び逆方向に回転することで、車体2を前後進する。
フォークリフトは、駆動輪21の回転速度を検出する第1検出部31と、従動輪20の回転速度を検出する第2検出部32と、を備える。第1及び第2検出部31,32は、ロータリーエンコーダー等からなり、その回転数信号に基づいて、駆動輪21及び従動輪20の回転の速度及び方向(前進または後進)を検出する。
運転スペース55は、運転スペース55の前側及び左右側のサイドフレームに囲まれており、運転スペース55の後側に乗降口が形成される。フォークリフトは、運転スペース55の前方に操作部56を備える。操作部56は、複数の油圧レバー58を備えており、オペレータが各油圧レバー58を操作することで、フォーク52を昇降・傾動・前後進できる。
操作部56は、車体2の進行方向を操作するためのハンドル3及びアクセルレバー(操作レバー)1を備える。ハンドル3は、旋回可能に構成される。フォークリフトは、ハンドル3の旋回角度αを検知するための旋回ポテンショメータ30を備える。
アクセルレバー1は、車体の上下方向Zに対して傾動可能に構成される。フォークリフトは、アクセルレバー1の傾き角度θを検知するための傾きポテンショメータ12を備える。
フォークリフトは、駆動輪旋回機構23及び駆動輪駆動機構24を制御するための制御システム4を備える。制御システム4は、CPU、ROM、RAMなどからなるマイクロコンピュータを主要構成部品とし、各種プログラムを実行する。
制御システム4は、アクセルレバー1の傾き角度θに基づいて、駆動輪駆動機構24を制御する。即ち、アクセルレバー1の傾き角度θの大きさに応じて、駆動輪21の回転速度が変化する。また、レバー1を一方向に傾けると、駆動輪21が正方向に回転する一方、レバー1を他方向に傾けると、駆動輪21が逆方向に回転する。制御システム4は、ハンドル3の旋回角度αに基づいて、駆動輪旋回機構23を制御する。
図2の通り、アクセルレバー1の傾き方向に応じて車両の進行方向が決定される。即ち、アクセルレバー1を車体前方に傾けると(前傾)、フォークリフトが前進し、アクセルレバー1を車体後方に傾けると(後傾)、フォークリフトが後進するようになっている。なお、アクセルレバー1は、コイルバネなどの付勢手段(不図示)によってニュートラル位置に付勢されている。また、アクセルレバー1の傾き角度θ1,θ2に応じて車両の目標とする速度(以下、目標速度という)が決定される。
図3の通り、車両本体2には、駆動輪21に接続された駆動輪駆動機構24、駆動輪駆動機構24を駆動するインバータ回路26、バッテリ25等が収納されている。制御システム4は、インバータ回路26を介して駆動輪駆動機構(走行モータ)24を力行制御または回生制御する。力行制御においては、バッテリ25の電力がインバータ回路26を介して駆動輪駆動機構24に供給される。一方、回生制御においては、駆動輪駆動機構24で生成された電力がインバータ回路26を介してバッテリ25に戻される。
アクセルレバー1は、傾きポテンショメータ12を介して制御システム4に接続される。制御システム4は、アクセルレバー1をニュートラル位置から前傾させると、駆動輪21を前進する一方、アクセルレバー1を後傾させると、駆動輪21を後進するような通常走行制御を行う。傾きポテンショメータ12は、アクセルレバー1の傾き角度θ1,θ2に応じた信号を出力し、この信号に基づいて、制御システム4は目標速度を制御する。
制御システム4は、演算部40、スリップ判断部41、通常走行制御部42、アンチスリップ制御部43、アンチスリップ無効制御部44、第1アンチスリップ有効制御部45及び第2アンチスリップ有効制御部46を備える。
[制御方法]
次に、図3乃至図6に基づいて、制御システム4及びその制御方法を説明する。
図3及び図4の通り、演算部40は、第1及び第2検出部31,32で検出された駆動輪21と従動輪20との間の回転速度の差dVを演算する(ステップS1)。駆動輪21がスリップしているとき、駆動輪21の回転速度V1は大きい一方、従動輪20の回転速度V2は小さいので、差dV(=V1−V2)が大きくなる。
スリップ判断部41は、差dVが所定の閾値(例えば±0.5km/h)Vs未満か否かを判定する(ステップS2)。スリップ判断部41は、差dVが所定の閾値Vs未満のとき、駆動輪21がスリップしていないと判断する(ステップS4)一方、差dVが所定の閾値Vs以上のとき、駆動輪21がスリップしていると判断する(ステップS3)。
通常走行制御部42は、駆動輪21がスリップしていない(ステップS4)と判断されるとき、アクセルレバー1の操作に従って駆動輪21が駆動するように通常走行制御を行う。上記の通り、通常走行制御は、アクセルレバー1をニュートラル位置から前傾すると、駆動輪21を前進する一方、アクセルレバー1を後傾すると、駆動輪21を後進する。
アンチスリップ制御部43は、駆動輪21がスリップしている(ステップS3)と判断されるとき、通常走行制御が無効となり、かつ、駆動輪21が減速して差dVがゼロになるようにアンチスリップ制御を行う(ステップS6)。アンチスリップ制御は、駆動輪21の回転速度V1が従動輪20の回転速度V2に一致するように減速して、駆動輪21のスリップを抑制する。
ところで、第2検出部32が故障すると、駆動輪21と従動輪20との間の回転速度の差dVが所定の閾値Vs以上になるので、スリップ判断部41は、駆動輪21がスリップしている(ステップS3)と判断する。そのため、駆動輪21がスリップしていないにも拘らず、アンチスリップ制御部43が、通常走行制御を無効とし、かつ、駆動輪21が減速するようにアンチスリップ制御を行う(ステップS6)。
そこで、アンチスリップ無効制御部44は、検出された従動輪20の回転速度V2が所定時間の間T1(例えば5秒間)で所定値Vo(例えば0.5km/h)未満のとき(ステップS7及びS8)、第2検出部32が故障していると判断して、アンチスリップ制御(ステップS6)が無効になり、かつ、通常走行制御(ステップS5)が有効になるようにアンチスリップ無効制御を行う(ステップS9)。
アンチスリップ無効制御(ステップS9)の後、検出された従動輪20の回転速度V2が所定時間の間T2(例えば5秒間)で所定値Vo(例えば0.5km/h)未満のとき(ステップS10)、オペレータに第2検出部32が故障していることを報知するために、運転スペースに設置されたディスプレイ(不図示)にエラーが表示される(ステップS11)。
図6に基づいて、第2検出部32が故障している場合について、駆動輪21の回転速度Vと時間tとの関係を説明する。
オペレータがアクセルレバー1を前傾すると、制御システム4は、通常走行制御に基づいて、駆動輪21の回転速度が目標速度に到達するように、駆動輪21の回転速度を上昇する。
その後、駆動輪21及び従動輪20の回転速度V1,V2の差dVが閾値Vs以上になると、制御システム4は、アンチスリップ制御(ステップS6)に基づいて、駆動輪21の回転速度を減少する。従動輪20の回転速度V2が所定時間T1の間で所定値Vo未満であると、アンチスリップ無効制御(ステップS9)に基づいて、通常走行制御(ステップS5)を行う。そのため、制御システム4は、アクセルレバー1の前傾角度に応じて、目標速度に到達するように駆動輪21の回転速度を上昇する。その後、従動輪20の回転速度V2が所定時間T2の間で所定値Vo未満であると、ディスプレイにエラーを表示する(ステップS11)。
その後、アクセルレバー1を急後傾しても(所謂「プラギング操作」)、アンチスリップ無効制御(ステップS9)に基づいて、通常走行制御(ステップS5)によって、駆動輪21は急停止し、その後、後方に回転することができる。
ところで、オペレータは、パレットに載置された荷物をフォークリフトで壁や隣のパレットに押し当てて整列する作業(所謂「押し当て作業」)を行う場合がある。この場合、駆動輪21の回転速度V1が微速になって、従動輪20の回転速度V2が所定時間T1の間で所定値Vs未満となるので、第2検出部32が故障していないにも拘らず、アンチスリップ無効制御(ステップS9)となる。そこで、この場合にはアンチスリップ無効制御が中止になるように、下記の通り、制御システム4は、第1及び第2アンチスリップ有効制御部45,46を備える。
図3及び図5の通り、第1アンチスリップ有効制御部45は、アンチスリップ無効制御(ステップS9)の後に、例えば後進することで、検出された従動輪20の回転速度V2が所定値Vo未満ではなくなったとき(ステップS12)、第2検出部32が故障していないと判断して、アンチスリップ制御が有効になるように第1アンチスリップ有効制御を行う(ステップS13)。
さらに、第2アンチスリップ有効制御部46は、アンチスリップ無効制御(ステップS9)の後に、検出された従動輪20の回転速度V2が所定値Vo未満であったとしても、駆動輪21の回転速度V1も所定値Vo未満のときは(ステップS12及びS14)、第2検出部32が故障していないと判断して、アンチスリップ制御が有効になるように第2アンチスリップ有効制御を行う(ステップS15)。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の構成はこれらの実施形態に限定されるものではない。
次に、本発明に係る産業車両及びその制御方法の効果について説明する。
本発明に係る産業車両は、アンチスリップ無効制御部44を備え、アンチスリップ無効制御部44は、検出された従動輪20の回転速度V2が所定時間の間T1(例えば5秒間)で所定値Vo(例えば0.5km/h)未満のとき、第2検出部32が故障していると判断して、アンチスリップ制御が無効になり、かつ、通常走行制御が有効になるようにアンチスリップ無効制御を行う。
従来の産業車両では、第2検出部32が故障すると、通常走行制御が無効となるので、駆動輪21がスリップしていないにも拘らず、オペレータは、操作レバーの操作に従って駆動輪21を駆動できなかった。しかし、上記の構成によって、本発明の産業車両では、第2検出部32が故障しても、オペレータは、操作レバーの操作に従って、所謂プラギング操作等、駆動輪21を駆動できる。
また、本発明に係る産業車両は、第1アンチスリップ有効制御部45を備え、第1アンチスリップ有効制御部45は、アンチスリップ無効制御の後に、例えば後進することで、検出された従動輪20の回転速度V2が所定値Vo未満ではなくなったとき、第2検出部32が故障していないと判断して、アンチスリップ制御が有効になるように第1アンチスリップ有効制御を行う。
また、本発明に係る産業車両は、第2アンチスリップ有効制御部46を備え、第2アンチスリップ有効制御部46は、アンチスリップ無効制御の後に、検出された従動輪20の回転速度V2が所定値Vo未満であったとしても、駆動輪21の回転速度V1も所定値Vo未満のときは、第2検出部32が故障していないと判断して、アンチスリップ制御が有効になるように第2アンチスリップ有効制御を行う。
これにより、オペレータが、フォークリフトで所謂押し当て作業を行うことで、第2検出部32が故障していないにも拘らず、アンチスリップ無効制御となっても、アンチスリップ無効制御を中止にできる。
1 アクセルレバー(操作レバー)
4 制御システム
20 従動輪
21 駆動輪
24 駆動輪駆動機構
31 第1検出部
32 第2検出部
40 演算部
41 スリップ判断部
42 通常走行制御部
43 アンチスリップ制御部
44 アンチスリップ無効制御部
45 第1アンチスリップ有効制御部
46 第2アンチスリップ有効制御部
V1 駆動輪の回転速度
V2 従動輪の回転速度
dV 回転速度の差
Vs 閾値
Vo 所定値
T1,T2 所定時間

Claims (6)

  1. 駆動輪及び従動輪と、前記駆動輪を駆動する駆動輪駆動機構と、前記駆動輪駆動機構を制御する制御システムと、前記駆動輪の回転の速度及び方向を操作する操作レバーと、前記駆動輪の回転速度を検出する第1検出部と、前記従動輪の回転速度を検出する第2検出部と、を備える産業車両の制御方法であって、
    検出された前記駆動輪と前記従動輪との間の回転速度の差を演算する演算ステップと、
    前記差が所定の閾値未満のとき、前記駆動輪がスリップしていないと判断する一方、前記差が前記所定の閾値以上のとき、前記駆動輪がスリップしていると判断するスリップ判断ステップと、
    前記駆動輪がスリップしていないと判断されるとき、前記操作レバーの操作に従って前記駆動輪が駆動するように通常走行制御を行う通常走行制御ステップと、
    前記駆動輪がスリップしていると判断されるとき、前記通常走行制御が無効となり、かつ、前記駆動輪が減速するようにアンチスリップ制御を行うアンチスリップ制御ステップと、
    検出された前記従動輪の回転速度が所定時間の間で所定値未満のとき、前記第2検出部が故障していると判断して、前記アンチスリップ制御が無効になり、かつ、前記通常走行制御が有効になるようにアンチスリップ無効制御を行うアンチスリップ無効制御ステップと、を備える
    ことを特徴とする産業車両の制御方法。
  2. さらに、前記アンチスリップ無効制御ステップの後、検出された前記従動輪の回転速度が前記所定値未満ではないとき、前記第2検出部が故障していないと判断して、前記アンチスリップ制御が有効になるように第1アンチスリップ有効制御を行う第1アンチスリップ有効制御ステップを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の産業車両の制御方法。
  3. さらに、前記アンチスリップ無効制御ステップの後、検出された前記従動輪及び前記駆動輪の回転速度が前記所定値未満のとき、前記第2検出部が故障していないと判断して、前記アンチスリップ制御が有効になるように第2アンチスリップ有効制御を行う第2アンチスリップ有効制御ステップを備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の産業車両の制御方法。
  4. 駆動輪及び従動輪と、前記駆動輪を駆動する駆動輪駆動機構と、前記駆動輪駆動機構を制御する制御システムと、前記駆動輪の回転の速度及び方向を操作する操作レバーと、前記駆動輪の回転速度を検出する第1検出部と、前記従動輪の回転速度を検出する第2検出部と、を備える産業車両であって、
    前記制御システムは、
    検出された前記駆動輪と前記従動輪との間の回転速度の差を演算する演算部と、
    前記差が所定の閾値未満のとき、前記駆動輪がスリップしていないと判断する一方、前記差が前記所定の閾値以上のとき、前記駆動輪がスリップしていると判断するスリップ判断部と、
    前記駆動輪がスリップしていないと判断されるとき、前記操作レバーの操作に従って前記駆動輪が駆動するように通常走行制御を行う通常走行制御部と、
    前記駆動輪がスリップしていると判断されるとき、前記通常走行制御が無効となり、かつ、前記駆動輪が減速するようにアンチスリップ制御を行うアンチスリップ制御部と、
    検出された前記従動輪の回転速度が所定時間の間で所定値未満のとき、前記第2検出部が故障していると判断して、前記アンチスリップ制御が無効になり、かつ、前記通常走行制御が有効になるようにアンチスリップ無効制御を行うアンチスリップ無効制御部と、を備える
    ことを特徴とする産業車両。
  5. さらに、前記アンチスリップ無効制御の後、検出された前記従動輪の回転速度が前記所定値未満ではないとき、前記第2検出部が故障していないと判断して、前記アンチスリップ制御が有効になるように第1アンチスリップ有効制御を行う第1アンチスリップ有効制御部を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の産業車両。
  6. さらに、前記アンチスリップ無効制御の後、検出された前記従動輪及び前記駆動輪の回転速度が前記所定値未満のとき、前記第2検出部が故障していないと判断して、前記アンチスリップ制御が有効になるように第2アンチスリップ有効制御を行う第2アンチスリップ有効制御部を備える
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の産業車両。
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