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JP2017147695A - イーサネットスイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】MACアドレステーブルの誤りを自ら判断して、通信フレームの誤送信の発生を抑制できるイーサネットスイッチ装置を提供する。【解決手段】第1ノードから通信フレームを受信すると、MACアドレステーブルにおいて通信フレームの宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報の検索を行う検索部と、接続情報が検索された場合に検証処理を行って接続情報が正しいか否かを判断する判断部と、接続情報が検索されなかった場合または検索された接続情報が正しくない場合、各通信ポートから所定の要求をブロードキャスト送信して宛先MACアドレスの第2ノードから応答を受信し、第2ノードに関する情報を取得する取得部と、取得された情報に基づいてMACアドレステーブルの接続情報を更新する更新部と、更新されたMACアドレステーブルに従って第1ノードから受信した通信フレームを転送する転送部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、イーサネット(登録商標)ネットワークに用いられるイーサネットスイッチ装置に関する。
例えば、特許文献1に、MACアドレステーブルに誤り(データ化けやデータ消失など)があり、宛先となるノード(電子制御装置など)へ通信フレームを正しく転送することができない場合、ARP(Address Resolution Protocol)機能を使用して宛先となるノードが接続された通信ポートの情報を取得するイーサネットスイッチ装置(いわゆるレイヤー3スイッチ)が開示されている。
特開2014−086841号公報
上記特許文献1などに記載された従来のイーサネットスイッチ装置では、通信フレームの宛先であるノードを特定するMACアドレス(以下「宛先MACアドレス」という)がMACアドレステーブルに記述されていれば、この宛先MACアドレスと紐付けられている通信ポートに通信フレームを転送する。
このため、従来のイーサネットスイッチ装置は、MACアドレステーブルに記述されている宛先MACアドレスと紐付けられている通信ポートの情報が間違っていたとしても、この間違った通信ポートに通信フレームを転送してしまう。つまり、従来のイーサネットスイッチ装置では、MACアドレステーブルの誤りを自ら判断することができず、通信フレームの誤送信が発生する場面があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、MACアドレステーブルの誤りを自ら判断して、通信フレームの誤送信の発生を抑制できるイーサネットスイッチ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るイーサネットスイッチ装置は、第1ノードから通信フレームを受信すると、MACアドレステーブルにおいて通信フレームの宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報の検索を行う検索部と、検索部で接続情報が検索された場合、所定の検証処理を行って接続情報が正しいか否かを判断する判断部と、検索部で接続情報が検索されなかった場合、または判断部で接続情報が正しくないと判断された場合、通信フレームを受信した通信ポートを除く全通信ポートから所定の要求をブロードキャスト送信して、宛先MACアドレスを持つ第2ノードから応答を受信し、第2ノードに関する情報を取得する取得部と、取得部によって取得された情報に基づいて、MACアドレステーブルの接続情報を更新する更新部と、更新部によって更新されたMACアドレステーブルに従って、第1ノードから受信した通信フレームを転送する転送部と、を備える、ことを特徴とする。
上記本イーサネットスイッチ装置では、任意のノード(第1ノード)から通信フレームを受信した段階で、この通信フレームの宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報がMACアドレステーブルに記述されている否か(接続情報の検索)、また接続情報が記述されていてもその内容に誤りがないか否かを確認する(接続情報の正しさの判断)。つまり、イーサネットスイッチ装置がMACアドレステーブルの誤りを自ら判断する。そして、イーサネットスイッチ装置は、MACアドレステーブルに正しい接続情報が記述されていると判断されなければ、宛先MACアドレスに関する正しい情報を取得するための要求を各通信ポートからブロードキャストで送信する(捜索処理)。
この処理により、イーサネットスイッチ装置に接続されている宛先MACアドレスを持つノード(第2ノード)から応答を受信することができるので、イーサネットスイッチ装置は、宛先MACアドレスを持つノードに関する正しい情報(接続された通信ポート)を取得することができる。よって、この取得した正しい情報に基づいてMACアドレステーブルを更新し、かつ、更新された接続情報に従って通信フレームを転送することで、イーサネットスイッチ装置による通信フレームの誤送信の発生を抑制することができる。
また、上記捜索処理では、イーサネットスイッチ装置は、小さいサイズの要求フレームをブロードキャスト送信するだけなので、通信負荷によるネットワークの影響を最小限に抑えることができる。また、レイヤー3スイッチが備えるARP機能を使用しなくてよいため、イーサネットスイッチ装置のコストを低減できる(レイヤー2スイッチの機能だけで済む)。さらに、イーサネットスイッチ装置は、MACアドレステーブルの誤りを自ら判断することができるので、例えば通信ポートに通信フレームを自ら送信することがない「Listen Only」ノードが接続されていても、MACアドレステーブルの誤りを修正することができる。
以上述べたように、本発明のイーサネットスイッチ装置によれば、MACアドレステーブルの誤りを自ら判断して、通信フレームの誤送信の発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るイーサネットスイッチ装置を用いたイーサネットネットワークの構成例を示す図 MACアドレステーブルの一例を示す図 捜索処理に用いられるイーサネットフレーム構成の一例を示す図 本実施形態に係るイーサネットスイッチ装置が実行するフレーム転送処理の手順を示すフローチャート イーサネットスイッチ装置が行うフレーム転送処理の具体例1を説明する図 イーサネットスイッチ装置が行うフレーム転送処理の具体例2を説明する図
[概要]
本発明のイーサネットスイッチ装置は、通信ポートに接続されたノードから通信フレームを受信する度に、MACアドレステーブルの記述内容に誤りがないか否かを自ら判断する。誤りがあると判断すれば、イーサネットスイッチ装置は、各通信ポートから所定の要求をブロードキャスト送信して、その応答を受信することで正しい情報を取得する。これにより、通信フレームの誤送信の発生を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るイーサネットスイッチ装置を、例えば車載ネットワークシステムに組み込まれたイーサネットネットワークに用いた場合を一例に挙げて、図面を参照しながら説明する。
[イーサネットスイッチ装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るイーサネットスイッチ装置1を用いたイーサネットネットワークの構成例を示す図である。図1に例示した本実施形態に係るイーサネットスイッチ装置1は、電子制御装置などのノード60(ノードA〜E)間で生じる通信フレーム(イーサネットフレーム)を中継するスイッチ装置であり、いわゆるレイヤー2スイッチ装置に該当する。このイーサネットスイッチ装置1は、制御部10と、MACアドレステーブル20と、通信部30と、複数の通信ポート40(P0〜P4)とを、備えている。
複数の通信ポート40は、それぞれ、通信バス(イーサネットバス)50を介して、1つ以上のノード60をイーサネットスイッチ装置1に接続することが可能な通信ポートである。図1では、通信ポートP0にノードAが、通信ポートP1にノードBが、通信ポートP2にノードCが、通信ポートP3にノードDが、通信ポートP4にノードEが、それぞれ接続された例を示している。
なお、イーサネットスイッチ装置1が備える通信ポート40の数や、各通信ポート40に接続されるノード60の数などは、図1の例に限られるものではなく自由に設定が可能である。
通信部30は、複数の通信ポート40に接続されており、制御部10からの指示に従って、任意のノード60から通信ポート40に入力された通信フレームを指定された通信ポート40に出力する、いわゆるフレーム転送処理を実行する。また、通信部30は、制御部10からの指示に従って、所定の要求フレームを通信ポート40へ出力し、この要求フレームに対する所定の応答フレームを通信ポート40から入力するといった、捜索処理を実行する。この捜索処理については後述する。
MACアドレステーブル20は、複数の通信ポート40の各々について、通信ポート40に接続されているノード60のMACアドレスとその通信ポート(ポート番号)とを紐付けた接続情報を格納する。図2に、MACアドレステーブル20の一例を示す。
図2に例示したMACアドレステーブル20は、通信ポート、MACアドレス、および検証値を1つの単位として構成されている。通信ポートは、イーサネットスイッチ装置1が備える複数の通信ポート40に対応している。MACアドレスは、通信ポートに接続されているノード60のMACアドレスを示している。検証値は、通信ポートとMACアドレスとの組み合わせから所定の手法によって求められる固有の値である。この検証値は、MACアドレスと通信ポートとを紐づけた接続情報が正しいか否かを検証するために用いられる。従って、検証値は、さらに暗号化されたり、セキュリティ性が確保されたメモリ領域に格納されたりするなどして、改ざんなどの攻撃を受けないようにしておく必要がある。この検証値を求めるための手法には、周知の一般的な手法を用いることができる。
このMACアドレステーブル20は、典型的には、記述される内容に誤りが生じるおそれがない所定のタイミングで生成される。例えば、ネットワークが構築された後にイーサネットスイッチ装置1の電源が最初に投入されたタイミングで、複数のノード60の相互間で通信フレームの送受信処理を行うことによって生成される。このようなタイミングでMACアドレステーブル20を生成することで、検証値の完全性が保証される。
なお、図2に例示したMACアドレステーブル20では、各通信ポートに1つのMACアドレスが紐付けられた例を示しているが、1つの通信ポートに複数のMACアドレスが紐付けられていてもよい。このような場合、MACアドレステーブル20には、同じ通信ポート(ポート番号)でMACアドレスが異なる複数の接続情報が記述されることになる。
制御部10は、イーサネットスイッチ装置1が実行する様々な処理を制御する。この制御部10は、検索部11と、判断部12と、取得部13と、更新部14と、転送部15とを、備えている。検索部11および判断部12は、MACアドレステーブル20に誤り(データ化けやデータ消失など)が生じているか否かを判断するための構成である。取得部13および更新部14は、MACアドレステーブル20に生じている誤りを修正するための構成である。
検索部11は、通信部30が通信ポート40を介して任意のノード60から通信フレームを受信すると、MACアドレステーブル20において、当該通信フレームの宛先であるノード60を特定するMACアドレス(宛先MACアドレス)と通信ポートとを紐付けた接続情報の検索を実行する。
判断部12は、検索部11において、宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報がMACアドレステーブル20で検索された場合に、後述する所定の検証処理を行って検索された接続情報が正しいか否かを判断する。
所定の検証処理とは、MACアドレステーブル20で検索された接続情報に現在記述されている宛先MACアドレスと通信ポートとに基づいて所定の手法によって求められる固有の値(以下「演算値」という)と、当該接続情報について事前に演算されて登録されている検証値とを比較し、演算値と検証値とが一致するか否かを検証する処理である。上述したように、登録済みの検証値は完全性が保証された値であるため、MACアドレスと通信ポートとに基づいて新たに求めた演算値がこの検証値と一致することで、当該MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報が正しいと判断できるのである。
例えば、図2において、MACアドレステーブル20の最初に記述されている接続情報については、MACアドレス「aa:aa:aa:00:00:00」と通信ポート「P0」とに基づいて所定の手法によって新たに求められる演算値が、登録済みの検証値「ABC01」と一致すれば、MACアドレス「aa:aa:aa:00:00:00」と通信ポート「P0」とを紐付けた接続情報が正しいと判断される。
取得部13は、検索部11において、宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報がMACアドレステーブル20で検索されなかった場合、または判断部12において、宛先MACアドレスと通信ポートとに基づいて新たに求めた演算値が検証値と一致しない、つまり接続情報が正しくないと判断された場合に、宛先MACアドレスを持つノード60を捜索する捜索処理を実行する。
捜索処理として具体的には、取得部13は、通信フレームの宛先MACアドレスを送信先アドレスとし、かつ、イーサネットスイッチ装置1のMACアドレスを送信元アドレスとした、所定の要求フレームを生成し、通信部30を介して各通信ポート40からブロードキャスト送信する。なお、通信フレームを受信した通信ポート40については、ブロードキャスト送信する対象から除外される。そして、取得部13は、通信フレームの宛先MACアドレスを持つノード60から、要求フレームに対する応答フレームを通信部30を介して受信する。この応答フレームの受信によって、イーサネットスイッチ装置1は、通信フレームの宛先MACアドレスを持つノード60に関する情報、すなわち宛先MACアドレスを持つノード60が接続された正しい通信ポート40の情報を取得することができる。
この要求フレームおよび応答フレームには、例えば図3に示すように、捜索処理用の情報を格納した特徴的なイーサネットフレームが用いられる。図3において、「プリアンブル」は、イーサネットフレームの開始を示す同期情報を記述したフィールドである。「MACヘッダ」は、イーサネットフレームの送信先アドレス(Destination MAC Address)、送信元アドレス(Source MAC Address)、およびフレームタイプ(Type)を記述したフィールドである。「捜索情報」は、MACアドレス長(MAC Address Length)、要求フレームか応答フレームかを示す動作種別(Operation)、イーサネットフレームの送信先アドレス(Destination MAC Address)、および送信元アドレス(Source MAC Address)を記述したフィールドである。「FCS」は、誤り検出用のフレームチェックシーケンスを記述したフィールドである。
例えば、イーサネットスイッチ装置1が送信する要求フレームの場合、MACヘッダの送信先アドレスにはブロードキャスト送信を示す「FF:FF:FF:FF:FF:FF」が記述され、送信元アドレスにはイーサネットスイッチ装置1のMACアドレスが記述され、フレームタイプには捜索処理用のフレームであることを示す識別情報ID(例えば「T.B.D.」)が記述される。捜索情報のMACアドレス長にはバイト数(例えば「6」)が記述され、動作種別には要求フレームであることを示す値(例えば「0x0001」)が記述され、送信元アドレスにはイーサネットスイッチ装置1のMACアドレスが記述され、送信先アドレスには捜索対象である通信フレームの宛先MACアドレスが記述される。
一方、捜索対象である通信フレームの宛先MACアドレスを持つノード60が送信する応答フレームの場合、MACヘッダの送信先アドレスにはイーサネットスイッチ装置1のMACアドレスが記述され、送信元アドレスにはノード60のMACアドレス(=宛先MACアドレス)が記述され、フレームタイプには捜索処理用のフレームであることを示す識別情報ID(例えば「T.B.D.」)が記述される。捜索情報のMACアドレス長にはバイト数(例えば「6」)が記述され、動作種別には応答フレームであることを示す値(例えば「0x0002」)が記述され、送信元アドレスには通信フレームの宛先MACアドレスが記述され、送信先アドレスにはイーサネットスイッチ装置1のMACアドレスが記述される。
更新部14は、捜索処理によって取得部13で取得された通信フレームの宛先MACアドレスを持つノード60に関する情報(正しい接続先の通信ポート40の情報)に基づいて、MACアドレステーブル20に記述されている宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報を更新する。この更新処理により、MACアドレステーブル20の誤りが修正される。
転送部15は、宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報が更新部14によって更新されて誤りが修正されたMACアドレステーブル20に従って、任意のノード60から受信した通信フレームを、接続情報によって宛先MACアドレスに紐付けられた通信ポート40に転送するように、通信部30に対して指示を行う。この転送指示により、通信フレームの誤送信の発生を抑制できる。
なお、上記制御部10、MACアドレステーブル20、通信部30、および通信ポート40は、典型的には中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)、メモリ、および入出力インタフェースなどで構成され、メモリに格納されたプログラムをCPUが読み出して解釈実行することによって上述した所定の機能を実現する。
[イーサネットスイッチ装置が実行する処理方法]
次に、図4をさらに参照して、本発明の一実施形態に係るイーサネットスイッチ装置1が実行するフレーム転送処理を説明する。図4は、イーサネットスイッチ装置1が実行するフレーム転送処理の手順を示すフローチャートである。
図4に示すフレーム転送処理は、イーサネットスイッチ装置1が、通信ポート40を介して任意のノード60から通信フレームを受信することで開始される。通信部30が通信フレームを受信すると、制御部10の検索部11によって、MACアドレステーブル20において通信フレームの宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報の検索が行われる(ステップS41)。
上記ステップS41において、宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報が検索された場合(ステップS42、Yes)、制御部10の判断部12によって、検索された接続情報に対する所定の検証処理が行われて、当該接続情報が正しいか否かが判断される(ステップS43)。
上記ステップS41において、宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報が検索されなかった場合(ステップS42、No)、または上記ステップS43において、当該接続情報が正しくないと判断された場合(ステップS44、No)、制御部10の取得部13によって、要求フレームを用いたブロードキャスト送信による宛先MACアドレスを持つノード60を捜索する捜索処理が行われる(ステップS45)。その後、制御部10の取得部13によって、宛先MACアドレスを持つノード60から要求フレームに対する応答フレームが受信される(ステップS46)。この受信により、宛先MACアドレスを持つノード60に関する情報が取得される。
そして、制御部10の取得部13において応答フレームが受信されると、制御部10の更新部14によって、MACアドレステーブル20に記述されている宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報が、応答フレームの受信によって取得された情報(正しい接続先の通信ポート40の情報)に基づいて更新される(ステップS47)。
上記ステップS43において宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報が正しいと判断される(ステップS44、Yes)または上記ステップS47においてMACアドレステーブル20に記述されている接続情報が更新されると、制御部10の転送部15が通信部30に指示することによって、宛先MACアドレスと紐付けられた正しい通信ポートに通信フレームが転送される(ステップS48)。
[具体例1]
図5Aを用いて、本実施形態に係るイーサネットスイッチ装置1が実行するフレーム転送処理の具体例1を説明する。この具体例1は、ノードEの宛先MACアドレス「ee:ee:ee:44::44:44」と通信ポートP4とを紐付けた接続情報において、宛先MACアドレスに文字化け(ee:ee:ee:44::44:44→xx:xx:xx:12:34:56)が生じた場合である。なお、以下に説明する(1)〜(6)の各処理は、図5Aにおいて(1)〜(6)で示したフレームの流れまたは処理と略一致する。
(1):ノードAからMACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」宛の通信フレームを通信ポートP0で受信する。
(2):MACアドレステーブル20においてMACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」と通信ポートとを紐付けた接続情報を検索する。結果、当該接続情報が検索できなかった。
(3):MACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」と通信ポートとを紐付けた接続情報を検索できなかったので、MACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」のノードEに向けた要求フレームを通信ポートP1、P2、P3、およびP4からブロードキャストで送信する。
(4):要求フレームを受け取ったノードEから送信される応答フレームを通信ポートP4で受信する。
(5):応答フレームを受信した通信ポートP4をMACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」と紐付けた接続情報を新たに記述して、MACアドレステーブル20を更新する。
(6):MACアドレステーブル20を更新した後、MACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」宛の通信フレームを通信ポートP4から送信する。
なお、上記具体例1では、文字化けしたMACアドレス「xx:xx:xx:12:34:56」と通信ポートP4とを紐付けた接続情報は、検証処理が行われていないため、MACアドレステーブル20から削除されることなく残ることになる。しかし、例えば1つの通信ポート40に1つのノード60だけ接続されるネットワーク構成であるような場合には、通信ポートP4に関して新たな接続情報が記述されることで、通信ポートP4に関しする既存の接続情報が誤っていると判断できるので、削除することも可能である。
[具体例2]
図5Bを用いて具体例2を説明する。この具体例2は、ノードEの宛先MACアドレス「ee:ee:ee:44::44:44」と通信ポートP4とを紐付けた接続情報において、通信ポートに文字化け(P4→P1)が生じた場合である。なお、以下に説明する(1)〜(7)の各処理は、図5Bにおいて(1)〜(7)で示したフレームの流れまたは処理と略一致する。
(1):ノードAからMACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」宛の通信フレームを通信ポートP0で受信する。
(2):MACアドレステーブル20においてMACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」と通信ポートとを紐付けた接続情報を検索する。結果、当該接続情報が検索できた。
(3):検索できた接続情報に関して、MACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」と通信ポートP1とから求まる演算値「MPQ99」と登録済みの検証値「MNO89」との比較検証を行う。結果、当該接続情報が正しくないと判断する。
(4):MACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」と通信ポートP1とを紐付けた接続情報が正しくなかったので、MACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」のノードEに向けた要求フレームを通信ポートP1、P2、P3、およびP4からブロードキャストで送信する。
(5):要求フレームを受け取ったノードEから送信される応答フレームを通信ポートP4で受信する。
(6):MACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」と接続情報で紐付けられた通信ポートP1の情報を、応答フレームを受信した通信ポートP4に修正して、MACアドレステーブル20を更新する。
(7):MACアドレステーブル20を更新した後、MACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」宛の通信フレームを通信ポートP4から送信する。
なお、上記具体例2では、通信フレームを受信した通信ポートP0を除く全ての通信ポートP1、P2、P3、およびP4からブロードキャストで要求フレームを送信した。しかし、検証処理において通信ポートP1にはMACアドレス「ee:ee:ee:44:44:44」のノードEが接続されていないと分かっているので、通信ポートP2、P3、およびP4にだけ要求フレームをブロードキャスト送信することも可能である。
[本実施形態による作用および効果]
上述した本発明の一実施形態に係るイーサネットスイッチ装置1によれば、任意のノード60から通信フレームを受信した段階で、この通信フレームの宛先MACアドレスと通信ポート40とを紐付けた接続情報がMACアドレステーブル20に記述されている否か(接続情報の検索)、また接続情報が記述されていてもその内容に誤りがないか否かを確認する(接続情報の検証処理)。つまり、本イーサネットスイッチ装置1がMACアドレステーブル20の誤りを自ら判断する。そして、本イーサネットスイッチ装置1は、MACアドレステーブル20に正しい接続情報が記述されていると判断されなければ、宛先MACアドレスに関する正しい情報を取得するための所定の要求フレームを各通信ポート40からブロードキャストで送信する(捜索処理)。
この処理により、本イーサネットスイッチ装置1に接続されている宛先MACアドレスを持つノード60から応答を受信することができるので、本イーサネットスイッチ装置1は、宛先MACアドレスを持つノード60に関する正しい情報(接続された通信ポート40)を取得することができる。よって、この取得した正しい情報に基づいてMACアドレステーブル20を更新し、かつ、更新された接続情報に従って通信フレームを転送することで、本イーサネットスイッチ装置1による通信フレームの誤送信の発生を抑制することができる。
また、上記捜索処理では、本イーサネットスイッチ装置1は、小さいサイズの要求フレームをブロードキャスト送信するだけなので、通信負荷によるネットワークの影響を最小限に抑えることができる。また、レイヤー3スイッチが備えるARP機能を使用しなくてよいため、本イーサネットスイッチ装置1のコストを低減できる(レイヤー2スイッチの機能だけで済む)。さらに、本イーサネットスイッチ装置1は、MACアドレステーブル20の誤りを自ら判断することができるので、例えば通信ポート40に通信フレームを自ら送信することがない「Listen Only」ノードが接続されていても、MACアドレステーブル20の誤りを修正することができる。
本発明のイーサネットスイッチ装置は、MACアドレステーブルの誤りを自ら判断して、通信フレームの誤送信の発生を抑制したい場合に有用である。
1 イーサネットスイッチ装置
10 制御部
11 検索部
12 判断部
13 取得部
14 更新部
15 転送部
20 MACアドレステーブル
30 通信部
40 通信ポート
50 通信バス
60 ノード(電子制御装置)

Claims (1)

  1. イーサネットスイッチ装置であって、
    第1ノードから通信フレームを受信すると、MACアドレステーブルにおいて当該通信フレームの宛先MACアドレスと通信ポートとを紐付けた接続情報の検索を行う検索部と、
    前記検索部で前記接続情報が検索された場合、所定の検証処理を行って前記接続情報が正しいか否かを判断する判断部と、
    前記検索部で前記接続情報が検索されなかった場合、または前記判断部で前記接続情報が正しくないと判断された場合、前記通信フレームを受信した通信ポートを除く全通信ポートから所定の要求をブロードキャスト送信して、前記宛先MACアドレスを持つ第2ノードから応答を受信し、当該第2ノードに関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された情報に基づいて、前記MACアドレステーブルの前記接続情報を更新する更新部と、
    前記更新部によって更新されたMACアドレステーブルに従って、前記第1ノードから受信した前記通信フレームを転送する転送部と、を備える、
    イーサネットスイッチ装置。
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