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JP2017134964A - 燃料電池システム - Google Patents

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JP2017134964A
JP2017134964A JP2016013041A JP2016013041A JP2017134964A JP 2017134964 A JP2017134964 A JP 2017134964A JP 2016013041 A JP2016013041 A JP 2016013041A JP 2016013041 A JP2016013041 A JP 2016013041A JP 2017134964 A JP2017134964 A JP 2017134964A
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water supply
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元彦 薮谷
Motohiko Yabutani
元彦 薮谷
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】水道水を供給する給水管に残った水が凍結した場合にも、給水管や弁自体の破損を防止することができる逆止弁を備えた燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池システムは、改質水を貯水する水タンクと、他端に補給水源が接続され、かつ、一端に水タンクに向けて開口し補給水源からの水道水を流出する流出開口部を備えた給水管と、給水管に設けられ、かつ、補給水源から水タンクへ流れている水道水の水圧が所定圧以上になったときに補給水源から水タンクへの水道水の流れを許容し、一方、水タンクから補給水源への水道水の逆流を規制する逆止弁と、を備えた燃料電池システムであって、給水管は、流出開口部を一端に備え流出開口部から水平方向または上方向に向けて延在する第一給水管を少なくとも備え、逆止弁は、第一給水管に設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水道水を流通させる給水管を備えた燃料電池システムに関する。
燃料電池システムは、水蒸気改質により生成された燃料ガスを使って発電を行なうため、改質反応を行なう改質器に水を供給するための給水管が設けられる。
特許文献1には、特許文献1における図1に示すように、改質器4に水を供給するため、一端が補給水源に接続され他端が改質器4に接続された給水管5が、記載されている。給水管5は、上流側から給水弁6、活性炭フィルタ7、逆浸透膜8、イオン交換樹脂9、水タンク10および水ポンプ11が設けられている。補給水源により供給される水は、補給水源の水圧によって、水タンク10に一旦貯留される。そして、水タンク10に貯留された水は、必要に応じて水ポンプ11によって改質器4に送られるようになっている。
このような燃料電池システムにおいて、補給水源より水タンク内に水道水を供給する給水管において、水タンク側の水が補給水源側に逆流するのを防止するため、給水弁6と水タンク10との間に逆止弁が設けられる場合がある。
特開2008−159462号公報
上述した特許文献1に記載されている燃料電池システムにおいて、外気温が氷点下まで下がったときに、給水管において逆止弁の上流である一次側の水が凍結すると、水は凍結によって体積を増加させるため、浄水供給路や分岐路を構成する各配管や、各種弁に生じる圧力を緩和して各種配管や各種弁の保護を図る必要がある。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、水道水を供給する給水管に残った水が凍結した場合にも、給水管や弁自体を凍結により生じる圧力から保護することができる逆止弁を備えた燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る燃料電池システムは、改質水を貯水する水タンクと、他端に補給水源が接続され、かつ、一端に前記水タンクに向けて開口し前記補給水源からの水道水を流出する流出開口部を備えた給水管と、前記給水管に設けられ、かつ、前記補給水源から前記水タンクへ流れている前記水道水の水圧が所定圧以上になったときに前記補給水源から前記水タンクへの前記水道水の流れを許容し、一方、前記水タンクから前記補給水源への前記水道水の逆流を規制する逆止弁と、を備えた燃料電池システムであって、前記給水管は、前記流出開口部を一端に備え前記流出開口部から水平方向または上方向に向けて延在する第一給水管を少なくとも備え、前記逆止弁は、前記第一給水管に設けられている。
これによると、燃料電池システムの給水管において、逆止弁は、流出開口部から水平方向または上方向に向けて延在する第一給水管に設けられている。そして、逆止弁の下流側の二次側の水は、補給水源からの給水が停止すると、逆止弁の下流側の第一供給管の中から流失する。外気温が氷点下となっても一次側の水のみが凍結し、二次側は、水が無いため凍結しない。逆止弁は、上流側である一次側の水が凍結して体積が膨張しても、膨張に伴う圧力上昇によって開弁され、かかる圧力を逃がすことができる。これによって、逆止弁自体の保護、および逆止弁が組付けられた給水管の保護を行なうことができる。
本発明による第一実施形態の燃料電池システムを示す概要図である。 第一実施形態の燃料電池システムの給水管に使用される逆止弁を示す概要図である。 第二実施形態の燃料電池システムの給水管を示す概要図である。 第三実施形態の燃料電池システムの給水管を示す概要図である。
(第一実施形態)
以下、本発明による燃料電池システムの第一実施形態について説明する。図1に示すように、燃料電池システム1は、発電ユニット10および貯湯ユニット20を備えている。
発電ユニット10は、燃料電池モジュール11および熱交換器12を備えている。燃料電池モジュール11、および熱交換器12は、図略の筐体に収容されている。
燃料電池モジュール11は、燃料電池34を少なくとも含んで構成される。燃料電池モジュール11には、改質用原料、改質水およびカソードエア(酸化剤ガス)が供給されている。具体的には、燃料電池モジュール11は、一端が供給源Gsに接続されて、改質用原料が供給される改質用原料供給管11aの他端が接続されている。さらに、燃料電池モジュール11は、一端が後述する水タンク14に接続されて改質水が供給される水供給管11bの他端が接続されている。水供給管11bには、改質水ポンプ11b1が設けられている。さらに、燃料電池モジュール11は、一端がカソードエアブロア11c1に接続されてカソードエアが供給されるカソードエア供給管11cの他端が接続されている。
燃料電池モジュール11は、ケーシング31、蒸発部32、改質部33、燃料電池34および燃焼部36を備えている。ケーシング31は、断熱性材料で箱状に形成されている。
蒸発部32は、後述する燃焼ガスにより加熱されて、供給された改質水を蒸発させて水蒸気を生成するとともに、供給された改質用原料を予熱するものである。蒸発部32は、このように生成された水蒸気と予熱された改質用原料を混合して改質部33に供給するものである。改質用原料としては天然ガス、LPガスなどの改質用気体燃料、灯油、ガソリン、メタノールなどの改質用液体燃料があり、本実施形態においては天然ガスにて説明する。
蒸発部32には、一端(下端)が水タンク14に接続された水供給管11bの他端が接続されている。また、蒸発部32には、一端が供給源Gsに接続された改質用原料供給管11aが接続されている。供給源Gsは、例えば都市ガスのガス供給管、LPガスのガスボンベである。
改質部33は、燃焼ガスにより加熱されて水蒸気改質反応に必要な熱が供給されることで、蒸発部32から供給された混合ガス(改質用原料、水蒸気)から改質ガスを生成して導出するものである。改質部33内には、触媒(例えば、RuまたはNi系の触媒)が充填されており、混合ガスが触媒によって反応し改質されて水素ガスと一酸化炭素などを含んだガスが生成されている(いわゆる水蒸気改質反応)。改質ガスは、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気、未改質の天然ガス(メタンガス)、改質に使用されなかった改質水(水蒸気)を含んでいる。このように、改質部33は改質用原料(原燃料)と改質水とから改質ガス(燃料)を生成して燃料電池34に供給する。なお、水蒸気改質反応は吸熱反応である。
燃料電池34は、燃料極、空気極(酸化剤極)、および両極の間に介装された電解質からなる複数のセル34aが積層されて構成されている。本実施形態の燃料電池は、固体酸化物形燃料電池であり、電解質として固体酸化物の一種である酸化ジルコニウムを使用している。燃料電池34の燃料極には、燃料として水素、一酸化炭素、メタンガスなどが供給される。動作温度は400〜1000℃程度である。
セル34aの燃料極側には、燃料である改質ガスが流通する燃料流路34bが形成されている。セル34aの空気極側には、酸化剤ガスである空気(カソードエア)が流通する空気流路34cが形成されている。
燃料電池34は、マニホールド35上に設けられている。マニホールド35には、改質部33からの改質ガスが改質ガス供給管38を介して供給される。燃料流路34bは、その下端(一端)がマニホールド35の燃料導出口に接続されており、その燃料導出口から導出される改質ガスが下端から導入され上端から導出されるようになっている。カソードエアブロア11c1によって送出されたカソードエアは、カソードエア供給管11cを介して供給され、空気流路34cの下端から導入され上端から導出されるようになっている。
燃焼ガスは、燃料電池34で発電に使用されなかった改質ガス(アノードオフガス)が酸化剤ガス(カソードオフガス)によって燃焼されて生成されるガスである。アノードガスは、燃料流路34bから導出され、カソードオフガスは、空気流路34cから導出される。燃焼ガスは、燃料電池34と蒸発部32および改質部33との間に設けられた燃焼部36において生成される。燃焼部36は、燃焼ガスにより改質部33を加熱する。
燃焼部36では、アノードオフガスが燃焼されて火炎37が発生している。燃焼部36には、アノードオフガスを着火させるための一対の着火ヒータ36a1,36a2が設けられている。
熱交換器12は、燃料電池モジュール11から排気される燃焼排ガスが供給されるとともに、貯湯ユニット20を構成する貯湯槽21からの貯湯水が供給され、燃焼排ガスと貯湯水とが熱交換する。貯湯槽21は、貯湯水を貯溜するもので、貯湯水が循環する貯湯水循環ライン22が接続されている。また、貯湯槽21には、後述する水道水供給部15a2に連通する給水管15aが接続され、水道水が供給可能となっている。
熱交換器12は、燃料電池モジュール11からの燃焼排ガスを排出する排気管11dが接続されている。熱交換器12は、水タンク14に接続されている凝縮水供給管12aが接続されている。燃料電池モジュール11からの燃焼排ガスは、排気管11dを通って熱交換器12に導入される。導入された燃焼排ガスは、貯湯水との間で熱交換が行なわれ、冷却されるとともに、燃焼排ガス中の水蒸気が凝縮されて凝縮水となる。冷却後の燃焼排ガスは、排気管11dを通って、外部に排出される。また、凝縮された凝縮水は、凝縮水供給管12aを通って、水タンク14に供給される。凝縮水供給管12aの途中には、イオン交換樹脂を備えた水精製器12a1が設けられ、凝縮水中のイオンを除去して凝縮水を純水化する。
水タンク14には、補給水源としての水道水供給部15a2からの水を供給する給水管15aが設けられている。給水管15aは、図1に示すように、水道水供給部15a2と水タンク14との間に、上流側から減圧弁15a10、電磁弁(給水遮断弁)15c、逆止弁15b、および水道水精製器15dを、備えている。
給水管15aは、一端が水タンク14に開口する流出開口部15a1を備え、他端が水道水供給部15a2に接続されている。給水管15aは、水道水供給部15a2に他端が接続される導入管15a3と、導入管15a3の下流側の一端に設けられ水タンク14側と貯湯槽21側とに分岐する分岐点15a4とを、備えている。給水管15aは、分岐点15a4に接続する一端より貯湯槽21側に延在し貯湯槽21に他端が接続する接続管15a5と、分岐点15a4に接続する他端より水タンク14側に延在する連結管15a6と、を備えている。給水管15aは、連結管15a6の一端に他端が連結し上方向に向けて所定長さ延在する上向延在部(第三給水管)15a7と、上向延在部15a7の一端に他端15a8oが接続し水平方向に沿って所定長さ延在する水平延在部(第二給水管)15a8と、を備えている。給水管15aは、水平延在部15a8に他端15a9oが接続し、下方向に向かって延在する下向延在部(第一給水管)15a9を、有している。
導入管15a3には、水道水供給部15a2に接近させて減圧弁15a10が設けられている。減圧弁15a10は、水道水供給部15a2から供給される水道水の水圧を減ずるように調整する。上向延在部15a7の途中には、給水遮断弁としての電磁弁15cが設けられている。電磁弁15cは、給水管15a内の水道水の給水を図略の制御装置によって遮断可能となっている。
水平延在部15a8には、逆止弁15bが設けられている。水平延在部15a8は、燃料電池モジュール11のケーシング31の下方に燃料電池モジュール11からの熱が伝わる程度に接近させて設けられている。
また、上向延在部15a7における電磁弁15cの下流側の上向延在部15a7d、および水平延在部15a8における逆止弁15bの上流側の水平延在部15a8uは、ゴム製部材(弾性材製部材)で、設けられている。
逆止弁15bは、図2に示すように、例えば、弁体15b1がディスクタイプの逆止弁であって、弁体15b1、弁箱15b2、弁座15b3、およびスプリング15b4を有している。弁箱15b2は、略円筒形に形成されている。弁箱15b2は、例えば、円筒形状における軸方向の上流側(図2において左側)および軸方向の下流側(図2において右側)にねじ部が形成され、水平延在部15a8の上流側の端部、および下流側の端部に螺合されて連結される。このようにして、逆止弁15bは、上流側の水平延在部15a8uと下流側の水平延在部15a8dとの間に連結されている。
なお、逆止弁15bの連結は、ねじによる螺合に限定されず、例えば、雄部・雌部が互いに形成された部材同士を嵌合し、クイックファスナーで連結させても良い。
弁箱15b2の上流側には、水道水が流通可能な開口部15b5が設けられ、開口部15b5の周縁部には弁座15b3が設けられている。弁体15b1は、円盤(ディスク)状に形成され、水道水が水道水供給部15a2側へ逆流すると背圧を生じて弁座15b3に密着して水道水をシールする。スプリング15b4は、下流側の水平延在部15a8dの端面と弁体15b1の下流側の面との間に圧縮された状態で設けられ、弁体15b1を弁座15b3に接触するように付勢している。弁箱15b2および弁座15b3は、例えば、高い耐熱性を有する樹脂PPS(Poly Phenylene Sulfide)製部材である。スプリング15b4の付勢力は、水道水供給部15a2より水タンク14へ流通する水道水の水圧が、所定のクラッキング圧力値を超えた場合に、弁体15b1が弁座15b3より離れて開弁するよう設定されている。
逆止弁15bの下流側の下向延在部15a9の途中には、水道水精製器15dが設けられている。水道水精製器15dは、イオン交換樹脂を備え、水道水中の不純物、イオン等を除去して水道水を純水化する。下向延在部15a9の一端は、水タンク14に開口する流出開口部15a1となっている。
水タンク14は、改質部33に供給する改質水を貯水するもので、水道水精製器15dによって純水化され流出開口部15a1より吐出する水道水、および水精製器12a1により純水化された凝縮水を貯水する。水タンク14には、前述のように水供給管11bの一端が接続され蒸発部32に改質水を供給する。尚、水タンク14内は、大気開放状態であり、上流の水精製器12a1部の水が流れ落ちやすくなっている。
次に、水道水を水タンク14に供給する場合について、図1に基づいて、以下に説明する。
給水管15aの上向延在部15a5に設けられた電磁弁15cが開弁状態となると、水道水は、水道水供給部15a2に付加された水圧によって、電磁弁15cから下流に向かって給水管15a内を流通する。逆止弁15bでは、水道水の水圧が所定のクラッキング圧力値を超え、逆止弁15bが開弁状態となり水道水が上流側(水道水供給部15a2側)から下流側(水タンク14側)へ流れる。
また、電磁弁15cが閉状態にされると、電磁弁15cから下流に向けての水道水の供給が停止され、水道水は、水道水供給部15a2から貯湯槽21に供給される。逆止弁15bでは、水道水の供給が停止されるので、水道水の圧力が小さくなる。圧力が所定のクラッキング圧力よりも小さくなると、逆止弁15bは、閉弁し水道水の供給が停止され、このとき電磁弁15cから逆止弁15bまでの給水管15a内に水道水が貯水されている。また、逆止弁15bの二次側の水道水は、水平延在部15a8および下向延在部15a9を通って水タンク14に流れる。
上述した説明から明らかなように、第一実施形態の燃料電池システム1においては、改質水を貯水する水タンク14と、他端に水道水供給部15a2が接続され、かつ、一端に前記水タンク14に向けて開口し水道水供給部15a2からの水道水を流出する流出開口部15a1を備えた給水管15aと、給水管15aに設けられ、かつ、水道水供給部15a2から水タンク14へ流れている水道水の水圧が所定圧以上になったときに水道水供給部15a2から水タンク14への水道水の流れを許容し、一方、水タンク14から水道水供給部15a2への水道水の逆流を規制する逆止弁15bと、を備えた燃料電池システム1であって、給水管15aは、流出開口部15a1を一端に備え流出開口部15a1から方向に向けて延在する下向延在部15a9(第一給水管)と、下向延在部15a9の他端15a9oに接続され他端15a9oから水平方向に向けて延在する水平延在部15a8(第二給水管)とを備え、逆止弁15bは、水平延在部15a8(第二給水管)に設けられている。
これによると、燃料電池システム1の給水管15aにおいて、逆止弁15bは、流出開口部15a1から水平方向に向けて延在する水平延在部15a8に設けられている。そして、逆止弁15bの下流側の二次側の水は、水道水供給部15a2からの給水が停止すると、逆止弁15bの下流側の水平延在部15a8の中から流失する。外気温が氷点下となっても一次側の水のみが凍結し、二次側は、水が無いため凍結しない。逆止弁15bは、上流側である一次側の水が凍結して体積が膨張しても、膨張に伴う圧力上昇によって開弁され、かかる圧力を逃がすことができる。これによって、逆止弁15b自体の保護、および逆止弁15bが組付けられた給水管15aの保護を行なうことができる。
また、燃料電池システム1は、燃料と酸化剤ガスとにより発電する燃料電池34と、改質用原料と改質水とから燃料を生成して燃料電池34に供給する改質部33と、を収容したケーシング31を備え、逆止弁15bは、ケーシング31に接近させて配設されている。
これによると、燃料電池34は、発電する際に、燃焼部36での燃焼により発熱し、ケーシング31にも熱を伝える。そして、ケーシング31に接近させて配設された逆止弁15bは、ケーシング31からの発熱によって加熱される。そのため、逆止弁15b付近の給水管15aの水道水の凍結が防止され、水道水が凍結していても融解される。これによって、逆止弁15bは、水道水の凍結による故障から保護することができる。
また、逆止弁15bは、圧力室を構成する弁箱15b2と、弁箱15b2に設けられ水道水が流通する開口部15b5を有する弁座15b3と、背圧により弁座15b3に水密的に密着する弁体15b1とを有し、弁箱15b2および弁座15b3は、少なくとも樹脂製部材(PPS)である。
これによると、逆止弁15bは、弁箱15b2および弁座15b3が、金属よりも熱伝導率の小さな樹脂製部材なので、逆止弁15b周りの冷えた外気によって、逆止弁15bの弁箱15b2内に残った水道水が凍結することを防止することができる。これによって、弁箱15b2に残った水道水の凍結に起因する逆止弁15bの故障から保護することができる。
また、逆止弁15bより水道水供給部15a2側の給水管15aには、水道水の給水を遮断する電磁弁15cが設けられ、逆止弁15bと電磁弁15cとの間の給水管15aの全部(電磁弁15cの下流側の上向延在部15a7dおよび逆止弁15bの上流側の水平延在部15a8u)は、ゴム製部材である。
これによると、逆止弁15bの水道水供給部15a2側の水平延在部15a8uおよび電磁弁15cの下流側の上向延在部15a7dは、内部に残った水道水が凍結した場合、弾性材であるゴム製部材であるので水道水の凍結に伴う体積膨張を許容し、水道水の体積膨張により逆止弁15bに働く圧力を軽減し、逆止弁15bを保護することができる。
なお、逆止弁15bと電磁弁15cとの間の給水管15aは、全てゴム製部材であることに限定されない。例えば、逆止弁15bの上流側の水平延在部15a8uのみがゴム製部材でもよい。
なお、第一実施形態は、逆止弁15bを第二給水管としての水平延在部15a8に設けたが、これに限定されず、例えば、逆止弁15bを、下向延在部15a9(第一給水管)の他端15a9oに接続され、さらに下向きに延在する第二給水管としての第二下向延在部(図略)に設けられてもよい。
また、逆止弁15bの弁箱15b2、弁座15b3を樹脂製部材(PPS)としたが、これに限定されず、例えば、PEEK(Poly Ether Ether Ketone)等の高耐熱性の樹脂製部材でもよい。
(第二実施形態)
以下、本発明による燃料電池システムの第二実施形態について説明する。図3に示すように、燃料電池システム101において、給水管45aは、第一給水管としての下向延在部45a9と下向延在部45a9の他端45a9oに接続される第二給水管としての水平延在部45a8とを有している。そして、給水管45aにおいて、水平延在部45a8には逆止弁15が設けられておらず、下向延在部45a9に逆止弁15bが設けられている。また、上向延在部15a7および水平延在部15a8は、すべて金属製の給水管15aである。これらの点が第一実施形態の燃料電池システムと相違する。その他の構成は、第一実施形態と同様であるので、説明を省略する。
上述した説明から明らかなように、第二実施形態の燃料電池システム101においては、給水管45aは、流出開口部15a1を一端に備え流出開口部15a1から上方向に向けて延在する第一供給管としての下向延在部45a9を備え、逆止弁15bは、下向延在部45a9に設けられている。
これによると、逆止弁15bは、流出開口部15a1から上方向に向けて延在する下向延在部45a9に設けられている。そして、逆止弁15bの下流側の二次側の水は、補給水源からの給水が停止すると、逆止弁15bの下流側の下向延在部45a9dの中から流失する。外気温が氷点下となっても一次側の水のみが凍結し、二次側は、水が無いため凍結しない。逆止弁15bは、上流側である一次側の水が凍結して体積が膨張しても、膨張に伴う圧力上昇によって開弁され、かかる圧力を逃がすことができる。これによって、水道水の凍結より、逆止弁15b自体の保護、および逆止弁15bが組付けられた給水管15aの保護を図ることができる。
なお、第二実施形態は、逆止弁15bを第一給水管としての下向延在部45a9に設けたが、これに限定されず、例えば、逆止弁15bを、水平延在部45a8(第二給水管)に他端が接続され、さらに水平向きに沿って延在する第一給水管としての第二水平延在部(図略)に設けてもよい。
(第三実施形態)
以下、本発明による燃料電池システムの第三実施形態について説明する。図4に示すように、第三実施形態の燃料電池システム201において、給水管55aが全体に亘って水平に設けられている。具体的には、第一給水管としての第一水平延在部55a9と、第一水平延在部55a9の他端55a9oに接続される第二給水管としての第二水平延在部55a8と、第二水平延在部55a8の他端55a8oに接続される第三給水管としての第三水平延在部55a7とを、有している。第三水平延在部55a7の他端55a7oに導入管15a3が連結されている。
第一水平延在部55a9の一端は水タンク14に開口する流出開口部55a1を備えている。また、第二水平延在部55a8には逆止弁15bが設けられている。第三水平延在部55a7には、給水遮断弁としての電磁弁15cが設けられている。
逆止弁15bより上流側の第二水平延在部55a8u、および電磁弁15cより下流側の第三水平延在部55a7d(電磁弁15cと逆止弁15bとの間に相当)は、例えば、ゴム製部材(弾性材製部材)により形成されている。第三実施形態の燃料電池システム201の給水管55aは、これらの点について第一実施形態の燃料電池システム1と相違する。その他の構成は、第一実施形態と同様であるので、説明を省略する。
上述した説明から明らかなように、第三実施形態の燃料電池システム201においては、給水管55aに設けられ第二水平延在部55a8の他端に一端が接続されている第三水平延在部55a7と、逆止弁15bが設けられた第二水平延在部55a8より補給水源Gs側にある第三水平延在部55a7には、水道水の給水を遮断する電磁弁15cと、をさらに備え、電磁弁15cと逆止弁15bとの間となる、上流側の第二水平延在部55a8uおよび下流側の第三水平延在部55a7dは、ゴム製部材である。
これによると、逆止弁15bの上流側の第二水平延在部55a8uおよび電磁弁15cの下流側の第三水平延在部55a7dは、内部に残った水道水が凍結した場合、弾性材であるゴム製部材であるので水道水の凍結に伴う体積膨張を許容し、水道水の体積膨張により逆止弁15bに働く圧力を軽減することができる。これによって、水道水供給部15a2が水道水の供給を停止すると、逆止弁15bの下流側の第二水平延在部55a8から水道水を流出させる構造に加え、逆止弁15bの上流側の給水管55aに残った水道水の凍結に起因する障害より、逆止弁15bの保護および給水管55aの保護を図ることができる。
なお、第三実施形態において、ゴム製部材を、逆止弁15bの上流側の第二水平延在部55a8uおよび電磁弁15cの下流側の第三水平延在部55a7dとしたが、これに限定されず、逆止弁15bと電磁弁15cとの間の給水管55aであればいずれでもよく、例えば、逆止弁15bと電磁弁15cとの間の一部でもよい。
また、弾性材製部材としてゴム製部材を使用したが、これに限定されず、例えば、弾性を有する樹脂材製部材でもよい。
また、逆止弁15bは、ディスクタイプの弁体15b1を、スプリング15b4で弁座15b3に接触させるものとしたが、これに限定されない。例えば、一端が弁箱の内壁に回動可能に支持された片持ちアームの他端に支持された円盤状の弁体を、スプリングを使用しないで弁座に逆流する水道水で弁座に接触させるスイング式の逆止弁でもよい。
また、逆止弁15bは、弁箱15b2と弁座15b3とを樹脂製部材としたが、これに限定されない。例えば、弁体も樹脂製部材でよい。
斯様に、上記した実施の形態で述べた具体的構成は、本発明の一例を示したものにすぎず、本発明はそのような具体的構成に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様を採り得るものである。
1…燃料電池システム、14…水タンク、15a…給水管、15a1…流出開口部、15a2…水道水供給部(補給水源)、15a8…水平延在部(第二給水管)、15a9…下向延在部(第一給水管)、15a9o…他端、15b…逆止弁、15b1…弁体、15b2…弁箱、15b3…弁座、15c…電磁弁(給水遮断弁)、45a…給水管、45a8…水平延在部(第二給水管)、45a9…下向延在部(第一給水管)、55a…給水管、55a8…第二水平延在部(第二給水管)、55a9…第一水平延在部(第一給水管)、101…燃料電池システム、201…燃料電池システム。

Claims (5)

  1. 改質水を貯水する水タンクと、
    他端に補給水源が接続され、かつ、一端に前記水タンクに向けて開口し前記補給水源からの水道水を流出する流出開口部を備えた給水管と、
    前記給水管に設けられ、かつ、前記補給水源から前記水タンクへ流れている前記水道水の水圧が所定圧以上になったときに前記補給水源から前記水タンクへの前記水道水の流れを許容し、一方、前記水タンクから前記補給水源への前記水道水の逆流を規制する逆止弁と、
    を備えた燃料電池システムであって、
    前記給水管は、前記流出開口部を一端に備え前記流出開口部から水平方向または上方向に向けて延在する第一給水管を少なくとも備え、
    前記逆止弁は、前記第一給水管に設けられている燃料電池システム。
  2. 前記給水管は、前記第一給水管の他端に接続され前記他端から上方向または水平方向に向けて延在する第二給水管をさらに備え、
    前記逆止弁は、前記第一給水管または前記第二給水管に設けられている請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記燃料電池システムは、燃料と酸化剤ガスとにより発電する燃料電池と、改質用原料と前記改質水とから前記燃料を生成して前記燃料電池に供給する改質部と、を収容したケーシングを備え、
    前記逆止弁は、前記ケーシングに接近させて配設されている請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記逆止弁は、圧力室を構成する弁箱と、前記弁箱に設けられ前記水道水が流通する開口部を有する弁座と、背圧により前記弁座に密着する弁体とを有し、
    前記弁箱および前記弁座は、少なくとも樹脂製部材である請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記逆止弁より前記補給水源側の前記給水管には、前記水道水の給水を遮断する給水遮断弁が設けられ、
    前記逆止弁と前記給水遮断弁との間の前記給水管の全部または一部は、弾性材製部材である請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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