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JP2017120046A - ダブテールジョイント - Google Patents

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JP2017120046A
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洋平 小竹
Yohei Kotake
洋平 小竹
村上 格
Itaru Murakami
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Abstract

【課題】ホイールダブテールの外側フィレットにおける応力腐食割れを抑制できるダブテールジョイントを提供する。【解決手段】実施形態のダブテールジョイントは、ロータホイールにバケットを取り付けるためのダブテールジョイントである。ダブテールジョイントは、雄形のホイールダブテールと、雌形のバケットダブテールとを有する。雄形のホイールダブテールは、ロータホイールに設けられる。雌形のバケットダブテールは、バケットに設けられ、ホイールダブテールに取り付けられる。ホイールダブテールは、フック、ネック、および外側フィレットを有する。フックは、ロータホイールの径方向に対して略水平方向に延びる。ネックは、フックに対して径方向の内側に設けられる。外側フィレットは、ネックにおける径方向の外側部分に設けられ、曲率半径が連続的に変化する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、ダブテールジョイントに関する。
タービンにおいて、ロータホイールにバケット(動翼)を取り付けるためにダブテールジョイントが使用されている。ダブテールジョイントは、例えば、ロータホイールに設けられる雄形のホイールダブテールと、バケットに設けられる雌形のバケットダブテールとからなる。雄形のホイールダブテールと雌形のバケットダブテールとは相補的形状を有し、これによりホイールダブテールにバケットダブテールが嵌め合わされて取り付けられる。以下、ロータホイールの径方向を単に径方向と記し、この径方向に対して垂直な方向を水平方向と記して説明する。
雄形のホイールダブテールは、略水平方向に延びるフックを有する。フックは、径方向の外側および内側にそれぞれ外面および内面を有し、このうち内面がバケットダブテールのフックが係合する係合部となる。このようなフックは、径方向に複数が設けられるとともに、雄形のホイールダブテールの水平方向における中心に対して対称に設けられる。
各フックに対して径方向の内側には、各フックを径方向に接続するネックが設けられる。各ネックにおける径方向の外側部分には、応力の集中による応力腐食割れを抑制するための外側フィレットが設けられる。外側フィレットは、例えば、単一の円弧、曲率半径が異なる複数の円弧などからなる。
特開2002−242608号公報 特許第4008015号公報
近年、外側フィレットにおける応力腐食割れをさらに抑制することが求められている。本発明が解決しようとする課題は、ホイールダブテールの外側フィレットにおける応力腐食割れを抑制できるダブテールジョイントを提供することである。
実施形態のダブテールジョイントは、ロータホイールにバケットを取り付けるためのダブテールジョイントである。ダブテールジョイントは、雄形のホイールダブテールと、雌形のバケットダブテールとを有する。雄形のホイールダブテールは、ロータホイールに設けられる。雌形のバケットダブテールは、バケットに設けられ、ホイールダブテールに取り付けられる。ホイールダブテールは、フック、ネック、および外側フィレットを有する。フックは、ロータホイールの径方向に対して略垂直な方向に延びる。ネックは、フックに対して径方向の内側に設けられる。外側フィレットは、ネックにおける径方向の外側部分に設けられ、曲率半径が連続的に変化する。
第1の実施形態に係る蒸気タービンを示す側面図である。 第1の実施形態に係るホイールダブテールを示す断面図である。 第1の実施形態に係る外側フィレットを示す断面図である。 第2の実施形態に係る外側フィレットを示す断面図である。 例1の評価用ホイールダブテールを示す断面図である。 例2の評価用ホイールダブテールを示す断面図である。 例3の評価用ホイールダブテールを示す断面図である。 例4の評価用ホイールダブテールを示す断面図である。 例1〜例4に係る外側フィレットの形状を示す図である。 例1〜例4に係る外側フィレットの曲率半径を示す図である。 例1、例3、例4のフォンミーゼス応力を示す図である。 例2、例3、例4のフォンミーゼス応力を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る蒸気タービンを示す断面図である。図2は、第1の実施形態に係るホイールダブテールを示す断面図である。ここで、図2には、ホイールダブテールのうち、ロータホイールの径方向に対して垂直な方向における中心から右側の部分のみを示す。図3は、第1の実施形態に係る外側フィレットを示す断面図である。なお、図1〜図3においては、ダブテールジョイントの挿入方向から見た状態を示す。また、以下では、ロータホイールの径方向(図中、上下方向)を単に径方向と記し、この径方向に対して垂直な方向(図中、左右方向)を水平方向と記して説明する。
図1に示すように、蒸気タービン10は、ロータ11、このロータ11に設けられるロータホイール12、およびこのロータホイール12に取り付けられるバケット(動翼)13を有する。バケット13は、図示しないボイラにおいて発生した蒸気の運動エネルギーを吸収して、ロータホイール12を介してロータ11を回転させる。これにより、蒸気のエネルギーがロータ11の回転エネルギーに変換される。
ロータホイール12とバケット13とはダブテールジョイント20を介して取り付けられる。ダブテールジョイント20は、ロータホイール12に設けられる雄形のホイールダブテール21と、バケット13に設けられる雌形のバケットダブテール22とを有する。ホイールダブテール21とバケットダブテール22とは、実質的に相補的形状を有する。ここで、図1に示されるダブテールジョイント20は、ホイールダブテール21にバケットダブテール22が接線方向から挿入される接線方向挿入式である。
図2に示すように、ホイールダブテール21は、略水平方向に延びるフック31、32、33を有する。フック31、32、33に対して径方向の内側には、これらを径方向に接続するためのネック41、42、43が設けられる。ネック41、42、43は、これらに対して径方向の外側に設けられるフック31、32、33の水平方向の長さよりも自身の水平方向の長さが短くなるように設けられる。ここで、フック31、32、33の長さ、ネック41、42、43の長さは、いずれもホイールダブテール21の水平方向における中心からそれらの側面までの水平方向における長さである。
ホイールダブテール21とバケットダブテール22とは、ホイールダブテール21におけるフック31とフック32との間、フック32とフック33との間、およびフック33とロータホイール本体21aとの間に、バケットダブテール22のそれぞれのフックが嵌め込まれて取り付けられる。
なお、図示しないが、ホイールダブテール21の水平方向における中心から左側の部分についても、上記中心に対して対称にフック31、32、33およびネック41、42、43が設けられる。
図3に示すように、フック31は、径方向の外側および内側にそれぞれ外面31aおよび内面31bを有する。フック31の内面31bは、バケットダブテール22のフックが係合する係合部となる。内面31bは、通常、平面状に設けられている。
ネック41における径方向の外側部分には、外側フィレット41aが設けられる。また、ネック41における径方向の内側部分には、内側フィレット41bが設けられる。また、ネック41における外側フィレット41aと内側フィレット41bとの間には、例えば、平面部41cが設けられる。
なお、フック32、33についても、フック31と同様に径方向の径方向の外側および内側に外面および内面を有する。また、ネック42、43における径方向の外側部分には外側フィレットが設けられ、ネック42、43における径方向の内側部分には内側フィレットが設けられる。これらの外側フィレットや内側フィレットについても、外側フィレット41aや内側フィレット41bと基本的に同様の形状とすることができる。
外側フィレット41aは、例えば、全体がインボリュート曲線(IVC : involute of circle)からなる。このインボリュート曲線は、曲率半径の小さい端部側が曲率半径の大きい端部側よりも径方向の外側に配置される。
このように、外側フィレット41aの全体がインボリュート曲線からなり、かつその曲率半径の小さい端部側が曲率半径の大きい端部側よりも径方向の外側に配置されることにより、内面31bの長さ(L)やネック41の長さ(L)を確保しつつ、外側フィレット41aにおける応力の集中を抑制して応力腐食割れを抑制できる。
例えば、従来の単一の円弧からなる外側フィレットの場合、応力の集中による応力腐食割れを抑制するには曲率半径を大きくする必要がある。しかし、フックやネックの側面の位置を移動させずに曲率半径を大きくしようとすると、フックの内面の長さ(L)が短くなるためにフックが損傷しやすくなる。また、曲率半径を大きくする際、フックの側面の位置を移動せずにネックの位置だけを移動させてフックの内面の長さ(L)を確保しようとすると、ネックの長さ(L)が短くなるためにネックが損傷しやすくなる。
また、従来の複数の円弧からなる外側フィレットの場合、単一の円弧からなる外側フィレットに比べて、曲率半径を大きくしてもフックの内面の長さ(L)やネックの長さ(L)を確保できる。しかし、複数の円弧からなる外側フィレットの場合、円弧どうしの接続部に応力が集中して損傷しやすい。インボリュート曲線からなる外側フィレットの場合、曲率半径が連続的に変化することから、このような接続部における応力の集中が抑制され、その損傷が抑制される。
インボリュート曲線の基礎円半径は、1〜6mmが好ましい。基礎円半径が1mm以上の場合、応力腐食割れが効果的に抑制される。また、基礎円半径が6mm以下の場合、内面31bの長さ(L)やネック41の長さ(L)を確保しやすい。
内面31bの長さ(L)は、3mm以上が好ましい。なお、内面31bの長さ(L)は、内面31bと外側フィレット41aとの境界からフック31、32、33の側面までの表面に沿った長さである。
ネック41の長さ(L)は、4mm以上が好ましい。なお、ネック41の長さ(L)は、ホイールダブテール21の水平方向における中心からネック41、42、43の側面までの最小の長さである。
内側フィレット41bの形状は、特に制限されない。例えば、内側フィレット41bは、単一の円弧からなるものでもよいし、複数の円弧からなるものでもよい。また、内側フィレット41bは、インボリュート曲線などの曲率半径が連続的に変化する曲線からなるものでもよい。
以上、第1の実施形態に係る外側フィレット41aについて説明したが、インボリュート曲線は曲率半径の大きい端部側が曲率半径の小さい端部側よりも径方向の外側に配置されてもよい。このような場合についても、外側フィレット41aにおける応力の集中を抑制して応力腐食割れを抑制できる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る外側フィレット41aを示す断面図である。
第2の実施形態に係る外側フィレット41aは、半径固定部41d、半径変化部41e、および半径変化部41fを有する。半径変化部41eは、半径固定部41dに対して径方向の内側に配置される。半径変化部41fは、半径固定部41dに対して径方向の外側に配置される。
半径固定部41dは、曲率半径が変化しない円弧からなる。半径変化部41eは、例えば、インボリュート曲線からなる。半径変化部41eのインボリュート曲線は、曲率半径の大きい端部側が曲率半径の小さい端部側よりも半径固定部41dに近い側に配置される。半径変化部41fは、例えば、インボリュート曲線からなる。半径変化部41fのインボリュート曲線は、曲率半径の大きい端部側が曲率半径の小さい端部側よりも半径固定部41dに近い側に配置される。
このように、外側フィレット41aが、半径固定部41d、半径変化部41e、および半径変化部41fからなる場合についても、内面31bの長さ(L)やネック41の長さ(L)を確保しつつ、外側フィレット41aにおける応力の集中を抑制して応力腐食割れを抑制できる。
半径固定部41dの曲率半径は、0.5〜4mmが好ましい。半径固定部41dの曲率半径が0.5mm以上の場合、応力腐食割れが効果的に抑制される。半径固定部41dの曲率半径が4mm以下の場合、内面31bの長さ(L)やネック41の長さ(L)を確保しやすい。
半径変化部41eおよび半径変化部41fに適用されるインボリュート曲線の基礎円半径は、いずれも1〜6mmが好ましい。基礎円半径が1mm以上の場合、応力腐食割れが効果的に抑制される。基礎円半径が6mm以下の場合、内面31bの長さ(L)やネック41の長さ(L)を確保しやすい。なお、半径変化部41eと半径変化部41fとに適用されるインボリュート曲線の基礎円半径は、互いに異なっていてもよいが、通常は同じが好ましい。
内面31bの長さ(L)は、3mm以上が好ましい。ネック41の長さ(L)は、4mm以上が好ましい。
以上、第1、第2の実施形態のダブテールジョイント20について説明したが、実施形態のダブテールジョイント20は、高圧蒸気タービン、中圧蒸気タービン、低圧蒸気タービン等の蒸気タービン10への適用に限られない。例えば、実施形態のダブテールジョイント20は、ガスタービンにも適用できる。実施形態のダブテールジョイント20は、応力腐食割れが発生しやすいタービンに適用されることが好ましく、このようなものとしては、低圧蒸気タービン、地熱発電に使用される蒸気タービンが挙げられる。
また、ダブテールジョイント20は、ロータホイール12における接線方向からホイールダブテール21にバケットダブテール22が挿入される接線方向挿入式に限られず、ロータホイール12における軸方向からホイールダブテール21にバケットダブテール22が挿入される軸方向挿入式でもよい。また、ホイールダブテール21における片側のフックの個数は、3個に限られず、2個でもよいし、4個でもよい。
また、第1の実施形態に係る外側フィレット41aは、曲率半径が連続的に変化していればよい。すなわち、第1の実施形態に係る外側フィレット41aは、インボリュート曲線からなるものに限られず、例えば、サイクロイド曲線、クロソイド曲線からなるものでもよい。
また、第2の実施形態に係る半径変化部41eおよび半径変化部41fについても、曲率半径が連続的に変化していればよい。すなわち、第2の実施形態に係る半径変化部41eおよび半径変化部41fは、インボリュート曲線からなるものに限られず、例えば、サイクロイド曲線、クロソイド曲線からなるものでもよい。
以下、実施例を参照してより具体的に説明する。
なお、例1、例2が本発明の実施例であり、例3、例4が本発明の比較例である。
(例1)
図5に、例1の評価用ホイールダブテールを示す。
例1の評価用ホイールダブテールは、フック131、132、およびネック141を有する。フック131、132の外面131a、132a、内面131b、132bは、いずれも水平方向に延びる平面状である。ネック141は、外側フィレット141a、内側フィレット141b、および平面部141cを有する。
外側フィレット141aは、インボリュート曲線からなる。このインボリュート曲線は、曲率半径の小さい端部側が曲率半径の大きい端部側よりも径方向の外側に配置される。内側フィレット141bは、曲率半径の変化しない円弧からなる。
内面131bの長さ(L)は5.13mm、ネック141の長さ(L)は13.72mm、外側フィレット141aの長さ(L)は2.29mm、フック131の長さ(L)は21.14mm、フック132の長さ(L)は32.69mm、フック131の高さ(L)は12.09mm、フック132の高さ(L)は11.18mm、ネック141の高さ(L)は13.36mm、外側フィレット141aの高さ(L)は4.012mmである。外側フィレット141aのインボリュート曲線の基礎円半径は4.012mm、内側フィレット141bの円弧の曲率半径は3.18mmである。
(例2)
図6に、例2の評価用ホイールダブテールを示す。
例2の評価用ホイールダブテールは、外側フィレット141aの構成が異なることを除いて、実質的に例1の評価用ホイールダブテールと同一の構成を有する。外側フィレット141aは、半径固定部141d、半径変化部141e、および半径変化部141fを有する。半径変化部141eは、半径固定部141dに対して径方向の内側に配置される。半径変化部152fは、半径固定部141dに対して径方向の外側に配置される。
半径固定部141dは、曲率半径が5mmの円弧からなる。半径変化部141eは、基礎円半径が4.012mmのインボリュート曲線からなる。半径変化部141eのインボリュート曲線は、曲率半径の大きい端部側が曲率半径の小さい端部側よりも半径固定部141dに近い側に配置される。半径変化部141fは、基礎円半径が4.012mmのインボリュート曲線からなる。半径変化部141fのインボリュート曲線は、曲率半径の大きい端部側が曲率半径の小さい端部側よりも半径固定部141dに近い側に配置される。なお、寸法(L〜L)は例1と同様であり、外側フィレット141aの高さ(L)は2.29mmである。
(例3)
図7に、例3の評価用ホイールダブテールを示す。
例3の評価用ホイールダブテールは、外側フィレット141aが曲率半径2.29mmの単一の円弧からなることを除いて、実質的に例1の評価用ホイールダブテールと同一の構成を有するものであり、例1と同様の寸法(L〜L)を有する。
(例4)
図8に、例4の評価用ホイールダブテールを示す。
例4の評価用ホイールダブテールは、外側フィレット141aが、円弧141g(曲率半径1mm)、円弧141h(曲率半径3.5mm)、および円弧141i(曲率半径1mm)の3個の円弧からなることを除いて、実質的に例1の評価用ホイールダブテールと同一の構成を有するものであり、例1と同様の寸法(L〜L)を有する。
図9に、例1〜例4に係る外側フィレット141aの形状をまとめて示す。ここで、径方向距離は、図5〜図8の内面131bの位置を基準とし、これよりも径方向の内側(図5〜図8、下側)が負の値となる。また、水平方向距離は、図5〜図8のネック141の平面部141cの位置を基準とし、これよりも水平方向における外側(図5〜図8、右側)が正の値となる。
また、図10に、例1〜例4に係る外側フィレット141aの曲率半径をまとめて示す。ここで、径方向距離は、図5〜図8の内面131bの位置を基準とし、これよりも径方向の内側(図5〜図8、下側)が負の値となる。
図10から明らかなように、例3、例4の外側フィレット141aのように円弧のみからなるものに比べて、例1、例2の外側フィレット141aのように少なくとも一部がインボリュート曲線からなるものは全体的に曲率半径が大きくなる。なお、インボリュート曲線の場合、一方の端部の曲率半径が非常に小さくなるが、このような曲率半径が非常に小さい部分はわずかであることから、実質的に直線状とみなして無視できる。
次に、例1〜例4の評価用ホイールダブテールについて、内面131bに径方向の外側に1Nの力を加えたときの応力解析を行って、外側フィレット141aにおけるフォンミーゼス応力を求めた。結果を、図11(例1、例3、例4)、図12(例2、例3、例4)に示す。
例1、例2のように外側フィレット141aの少なくとも一部がインボリュート曲線からなる場合、例3、例4のように外側フィレット141aが円弧のみからなる場合に比べて応力の大きい部分が少なくなる。また、例1のように外側フィレット141aの全体がインボリュート曲線からなる場合、例3、例4のように外側フィレット141aが円弧のみからなる場合に比べて最大応力が低下する。
例えば、例3の最大応力を100%としたとき、例4の最大応力は95.88%、例1の最大応力は93.69%となる。すなわち、例1のように外側フィレット141aの全体がインボリュート曲線からなる場合、例3のように外側フィレット141aが単一の円弧からなる場合に比べて6.5%程度、例4のように外側フィレット141aが複数の円弧からなる場合に比べて2.3%程度、最大応力が低下する。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…蒸気タービン、11…ロータ、12…ロータホイール、13…バケット、20…ダブテールジョイント、21…ホイールダブテール、22…バケットダブテール、31…フック、31a…外面、31b…内面、32…フック、33…フック、41…ネック、41a…外側フィレット、41b…内側フィレット、41c…平面部、42…ネック、43…ネック。

Claims (6)

  1. ロータホイールにバケットを取り付けるためのダブテールジョイントであって、
    前記ロータホイールに設けられる雄形のホイールダブテールと、前記バケットに設けられ、前記ホイールダブテールに取り付けられる雌形のバケットダブテールと、を有し、
    前記ホイールダブテールは、前記ロータホイールの径方向に対して略垂直な方向に延びるフックと、前記フックに対して前記径方向の内側に設けられるネックと、前記ネックにおける前記径方向の外側部分に設けられ、曲率半径が連続的に変化する外側フィレットと、を有することを特徴とするダブテールジョイント。
  2. 前記外側フィレットは、全体において曲率半径が連続的に変化することを特徴とする請求項1記載のダブテールジョイント。
  3. 前記外側フィレットは、一部において曲率半径が連続的に変化することを特徴とする請求項1記載のダブテールジョイント。
  4. 前記外側フィレットは、曲率半径が連続的に変化する半径変化部と、曲率半径が変化しない半径固定部とを有することを特徴とする請求項3記載のダブテールジョイント。
  5. 前記外側フィレットは、前記半径固定部の両側に前記半径変化部を有することを特徴とする請求項4記載のダブテールジョイント。
  6. 前記外側フィレットは、インボリュート曲線を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のダブテールジョイント。
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