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JP2017109819A - 吊りフックの揺れ止め装置 - Google Patents

吊りフックの揺れ止め装置 Download PDF

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JP2017109819A
JP2017109819A JP2015244136A JP2015244136A JP2017109819A JP 2017109819 A JP2017109819 A JP 2017109819A JP 2015244136 A JP2015244136 A JP 2015244136A JP 2015244136 A JP2015244136 A JP 2015244136A JP 2017109819 A JP2017109819 A JP 2017109819A
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小泉 幸雄
Yukio Koizumi
幸雄 小泉
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】波浪や風の影響による吊下げ物の揺れを防止すると共に、その吊下げ物の揺れによる接触を防止して、クレーン作業における吊下げ物の位置合わせを容易にして、安全にクレーン作業を行うことができる吊りフックの揺れ止め装置を提供する。
【解決手段】本発明は、吊りフック10を吊り下げると共に起伏可能とされたブーム5を有する移動式クレーンに備えられ、吊りフック10の揺動運動を抑制する揺れ止め装置13であって、ブーム5の長手方向に沿って設けられたガイド部材14と、ブーム5の長手方向に沿って移動可能とされたアーム部材22とを有し、アーム部材22の中途部がガイド部材14に対して左右方向軸心回りに回動自在に支持されると共にブーム5の長手方向に沿って移動可能とされ、アーム部材22の先端部は当該アーム部材22の基端部に対して伸縮自在とされ、且つ垂下された吊りフック10に対して連結されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、吊りフックが移動式クレーンのブームから吊下されている際に、その吊りフックの横方向の揺れを抑制する吊りフックの揺れ止め装置に関する。
クレーン船やクローラクレーンなどに代表される移動式クレーンには、クレーンの作業者が乗り込むキャブなどを備えた上部旋回体が備えられていて、その上部旋回体上には、様々な荷物を吊下する作業(クレーン作業)に用いられる吊りフックを、ロープを介して吊り下げる長尺のブームと、ロープを巻回するウインチとが備えられている。
また、クレーン船は、陸上で使用されるクローラクレーンをのせて固定したものや、上部旋回体が旋回自在に下側から船体により支持されているものがある。また、クローラクレーンは、上部旋回体が旋回自在に下側から、走行可能な下部走行体により、支持されている。
ところで、海洋上でのクレーン作業、例えば洋上風力発電設備などを海洋上に建設する際に使用されるクレーン船においては、例えば波浪の影響により船体が大きく動揺して、ロープを介して吊り下げられた吊りフックに横方向の揺動運動が発生する。また、高層ビルの建設などに使用される、特に長尺のブームを備えたクローラクレーンにおいても、突風など強風の影響により、ロープを介して吊り下げられた吊りフックに横方向の揺動運動が発生する。
そのため、これら移動式クレーンには、吊下された吊りフックの横揺れを抑制する装置が備えられている。
吊りフックの横揺れを抑制する装置としては、例えば、特許文献1〜4に開示されたものがある。
特許文献1は、フロート式の洋上風力発電装置をクレーン船により建設する洋上風力発電装置の建設装置であって、前記クレーン船に対し上下方向の作業位置に取り付けられて下端部側を海中に配置したガイド部材と、軸方向を複数に分割したタワー部を着脱可能な把持部を備え、前記ガイド部材に沿ってスライドする少なくとも一対のアーム部と、を具備して構成した洋上風力発電装置の建設装置を開示する。
特許文献2は、非自航で船首に起重装置を設備した起重機船において、平面形状が略V型の二叉アームの交合部をピン連結すると共に、その交合部を吊りフックと連結し、二叉アームの両脚部を起重機のジブに対して自在継ぎ手を介して連結した起重機船における吊りフックの揺れ止め装置を開示する。
特許文献3、4は、コントロールケーブルの一端側がガイドケーブルに連結されていると共に、他端側がフックに吊下されているフレームに連結されていて、コントロールケーブルはブームシステムの長手方向に沿って取り付けられたガイドケーブルに沿って、上下方向に移動するようになっている吊りフックの揺れ止め装置を開示している。
国際公開2010/023743号 特開平8−119572号公報 米国特許第8794457号明細書 米国特許第8944262号明細書
特許文献1は、水深の深い海洋上にフロート式の洋上風力発電装置を建設する場合に、クレーン船と洋上風車との間で、波浪の揺れ等の影響により発生する相対的な位置ずれを回避するために、クレーン船と洋上風車の双方を把持部材で結合して、相対的な位置ずれを防止することを目的としている。
しかしながら、同文献に開示されているクレーン船を用いて、海洋上でナセルや風車翼等をタワーに取り付ける場合、ナセルや風車翼等はブームの先端からロープにより吊り下げられた吊りフックで吊下されており、把持部材でクレーン船とタワーを結合していても、吊りフックは単に吊下された状態(ロープがサポートなど受けておらずフリーな状態)であるので、吊下されているナセルや風車翼等は波浪の影響により揺れる虞がある。
それ故、ナセルや風車翼等をタワーに取り付ける際の位置合わせが困難である。また例えば、ナセルや風車翼等の吊上げ物とタワーとの間で接触してしまうといった問題が生じる虞があり、安全にクレーン作業を行うことができない。
特許文献2は、平面視でV型の二叉アームの交合部をピンで連結すると共に、その交合部を吊りフックと連結し、また一方で二叉アームの両脚部を自在継手を介してブームに連結することで、波浪等の影響を受けて発生する吊りフックの横方向の揺れを防止することを目的としている。
しかしながら、二叉アームの連結位置はブームの長手方向に対して固定されているが、特にブームが長尺の場合には、二叉アームの突き出しの移動距離が長くなり、吊りフックの動きに合わせて二叉アームを精度良くに追従させる(二叉アームをブームの長手方向に沿わせる)のに限界があり、クレーン船の作業範囲が制限されてしまう虞がある。また、自在継手が複雑な構造となっているので、高コストの揺れ止め装置になることが考えられる。
また特許文献3、4を参照すると、長尺のブームに沿うようにガイドケーブルが備えられ、そのガイドケーブルにコントロールケーブルの一方端が連結されている。また、コントロールケーブルの他方端は吊りフックと連結されている。
しかし、ガイドケーブル及びコントロールケーブルはロープであるので、強風が吹くと各ロープが大きく揺れる可能性がある。また、コントロールケーブルの連結部位は、滑車などを用いた簡単な構成であり、各ロープの揺動に連動して揺れることが考えられる。それ故、ガイドケーブル及びコントロールケーブルからなる揺れ防止装置を用いたとしても、吊りフックの横揺れを完全に防止することは難しい。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、波浪や風の影響による吊下げ物の揺れを防止すると共に、その吊下げ物の揺れによる接触を防止して、クレーン作業における吊下げ物の位置合わせを容易にして、安全にクレーン作業を行うことができる吊りフックの揺れ止め装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明のかかる吊りフックの揺れ止め装置は、吊りフックをロープを介して吊り下げると共に前後方向に起伏可能とされたブームを有する移動式クレーンに備えられていて、前記吊りフックの揺動運動を抑制する吊りフックの揺れ止め装置であって、前記ブームの長手方向に沿って設けられたガイド部材と、前記ガイド部材により前記ブームの長手方向に沿って移動可能とされたアーム部材と、を有していて、前記アーム部材の中途部が、前記ガイド部材に対して左右方向軸心回りに回動自在に支持されると共に、前記ブームの長手方向に沿って移動可能とされ、前記アーム部材の先端部は、当該アーム部材の基端部に対して伸縮自在とされ、且つ前記ブームの先端部から垂下された前記吊りフックに対して連結されていることを特徴とする。
好ましくは、前記ガイド部材には、当該ガイド部材に沿って摺動自在なスライダが設けられていて、前記アーム部材の中途部が、前記スライダに対して左右方向軸心回りに回動自在に支持されており、前記アーム部材の基端部と前記スライダとの間に、前記アーム部材を回動させる回動手段が設けられているとよい。
好ましくは、前記回動手段は、前記アーム部材を前記スライダに対して左右方向軸心回りに回動させる回動部材を有し、当該回動部材の動作が回動制御手段により制御される構成であるとよい。
好ましくは、前記回動手段は、前記アーム部材の軸心が所定の方向を向く、前記ガイド部材に対する前記アーム部材の回動角度を求めると共に、前記アーム部材の先端部が吊りフックの位置に追従するための前記先端部の伸縮量を求めるコントローラを備えており、前記コントローラは、前記アーム部材に対して前記先端部の伸縮量を適用するとともに、前記回動角度が実現できるように前記回動部材を制御するように構成されているとよい。
本発明によれば、波浪や風の影響による吊下げ物の揺れを防止すると共に、その吊下げ物の揺れによる接触を防止して、クレーン作業における吊下げ物の位置合わせを容易にして、安全にクレーン作業を行うことができる。
海上でのクレーン作業を模式的に示した図である。 本発明にかかる移動式クレーンにおける吊りフックの揺れ止め防止装置の概略を模式的に示した図である。 吊りフックの揺れ止め防止装置の構成を模式的示す、A−A断面図である。 吊りフックの揺れ止め防止装置の構成を模式的示す、B−B断面図である。 吊りフックの揺れ止め防止装置の制御部(コントローラ)を模式的に示した図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
本実施形態においては、移動式クレーンのうち、クレーン船を例に挙げて、図を基に説明する。
図1を参照して、本実施形態によるクレーン船1の基本的な構成を説明する。
図1に示すように、クレーン船1(以下、単にクレーンということもある)は、上部旋回体3と、上部旋回体3を旋回自在に下から支持するとともに、海洋上を推進する船体2と、を備えている。また、上部旋回体3の幅方向中央の前方には、吊りフック10をロープ8を介して吊り下げるブーム5が備えられている。
なお、本明細書では、船体2の推進方向と上部旋回体3に備えられたブーム5の軸長方向が一致する位置、すなわちクレーン船1の基準位置(ホームポジション)において、上部旋回体3から伸びるように配備されたブーム5及びキャブ4側をクレーン船1の前側(船首)とし、上部旋回体3に搭載されているカウンタウェイト7側をクレーン船1の後側(船尾)とする。また、上部旋回体3の幅方向一方側をクレーン船1の右方向とし、上部旋回体3の幅方向他方側をクレーン船1の左方向とする。これは、キャブ4に搭乗したオペレータから見た方向と一致する。
船体2は、ブーム5などが配備された上部旋回体3を甲板上に搭載して海洋上を推進するため、上部旋回体3より大型のものである。この船体2の中央上部には、上部旋回体3を旋回自在に下から支持し、且つ上部旋回体3を上下方向軸心回りに旋回させる旋回手段が搭載されている。また、図示はしないが、内部には船体2を推進させる動力装置(船舶用エンジン)が格納されている。
上部旋回体3は、鋼材で形成され、前後方向の長さが、左右方向の幅より長い板状の枠体である。上部旋回体3の後部には、カウンタウェイト7が配備されている。
一方、上部旋回体3の幅方向中央前側には、起伏自在のブーム5が配備されている。そのブーム5には、吊荷を吊るための吊りフック10(巻上フック)が、ロープ8(巻上ロープ)を介して先端部のポイントシーブ9から吊り下げられている。すなわちブーム5は、吊りフック10をロープ8を介して吊り下げると共に前後方向に起伏可能とされたものである。また、ブーム5の先端部には、起伏ロープ12が掛回されている。
ブーム5の後方であって、枠体とされた上部旋回体3の内部には、ウインチ6が前後方向に並ぶように複数搭載されている。これらウインチ6は、吊りロープ8の巻き取りや繰り出しを行って、吊りフック10の引き上げや降下を行う。また、上部旋回体3の上部には、ブーム5を起伏させる際に用いられる箱マスト11が配備されている。この箱マスト11には、起伏ロープ12が掛回されている。
ブーム5は、箱マスト11を介して、上部旋回体3に配備された起伏用ウインチ(図示せず)による起伏ロープ12の巻き取りや繰り出し動作により、起伏される。
さらに、上部旋回体3の幅方向一方側(右側)の前方には、ブーム5を操作する操作ユニットが内部に配備されたキャブ4(運転室)が搭載されている。キャブ4の内部の座席に着座したオペレータは、操作ユニットを操作することによりクレーン操作を行う。
また、上部旋回体3には、エンジンガード(図示せず)が配備されていて、内部にはエンジンやエンジンに関する付帯機器(ラジエター、ファン、燃作動油タンクなど)が格納されている。
クレーン船1は、エンジンでウインチ6を駆動させて吊りロープ8の巻き取りや繰り出しを行って、吊りフック10により吊下げられた吊り荷の引き上げや降下を行う。クレーン船1は、上部旋回体3の旋回操作、ブーム5の起伏操作及び、吊りフック10の上下方向の操作を行うことにより、吊り荷を任意の位置に移動させることができる。
本実施形態のクレーン船1(移動式クレーン)においては、吊下物を吊している吊りフック10の横方向の揺動運動を抑制する吊りフック10の揺れ止め装置13を設けている。
図1、図2に示すように、吊りフック10の揺れ止め装置13は、ブーム5の長手方向に沿って設けられたガイド部材14と、ガイド部材14により前記ブーム5の長手方向に沿って移動可能とされたアーム部材22と、を有している。
なお、本実施形態においては、吊りフック10の揺れ止め装置13をブーム5の右側方に1つ配備した場合を、例に挙げて説明する。吊りフック10の揺れ止め装置13の配備位置としては、ブーム5の左側方に1つ配備してもよいし、ブーム5の両側にそれぞれ配備してもよい。
図1〜図4に示すように、ガイド部材14は、ブーム5の右側方にブーム5の長手方向に沿って設けられていて、ブーム5が起こされたときには上下方向を向くようになっている。
ガイド部材14は、長尺のレール部材(スライダガイドレール)であって、内部に所定の空間が確保された案内路15が設けられている。このガイド部材14は、断面がフランジ付のコ字状に形成されている。すなわち、ガイド部材14の断面は、右外方向を向く開口16側が若干回り込んだ側壁を有する形状である。また、ガイド部材14の開口16は、該ガイド部材の上端から下端まで連続して開けられている。
ガイド部材14の案内路15(レール)には、アーム部材22を長手(上下)方向に案内するスライダ17のガイドローラ21(詳細は後述)が摺動可能に内挿される。
アーム部材22は、クレーン作業中に、吊下物を吊り下げている吊りフック10を揺動させないように支持するものである。またアーム部材22は、スライダ17により、ガイド部材14に沿ってブーム5の長手方向に移動可能とされている。
このアーム部材22は、長手方向が伸縮する構成とされた部材であり、その長手方向(軸心)がクレーン船1の前後方向を向くように、ガイド部材14(ブーム5)の右側方に配備されている。なお、本実施形態においては、アーム部材22を伸縮シリンダとしている。この伸縮シリンダ22としては、例えば、油圧シリンダやエアシリンダ、ボールネジやリニアガイドを用いた電動シリンダなどが挙げられる。
アーム部材22は、内部が空洞とされたシリンダチューブ23(本体部)と、その内部に摺動自在に内挿されるシリンダロッド24とを有している。また、シリンダチューブ23の中途部と、シリンダロッド24の先端部には、軸心が左右方向を向き、短尺で棒状の取付ピン25,26が、それぞれ取り付けられている。
具体的には、アーム部材22は、シリンダチューブ23の中途部が取付ピン25を介して、ガイド部材14(スライダ17)に対して、左右方向を向いた軸心回りに、回動自在に支持されていて、シリンダロッド24の先端部が取付ピン26を介して、吊りフック10に連結されている。なお、取付ピン26を介して連結されたシリンダロッド24と吊りフック10は、互いに、左右方向軸心回りに回動自在にとされている。また、アーム部材22は、シリンダチューブ23の基端部に対して、前後方向に伸縮自在とされている。
スライダ17は、ガイド部材14に配備されていて、アーム部材22と回動手段27(詳細は後述)をガイド部材14の長手方向に沿って案内するものである。
スライダ17は、ガイド部材14の長手方向に沿って摺動自在とされていて、アーム部材22のシリンダチューブ23を支持するブラケット18と、シリンダチューブ23をガイド部材14の長手方向に案内するガイドローラ21とを有している。
ブラケット18は、長方形状の板片で形成されていて、長手方向に所定の距離をあけて2つの孔が穿孔されている。なお2つの孔の並ぶ方向は、案内路15の長手方向と一致する。上側の孔19には、シリンダチューブ23に設けられた取付ピン25が挿入される。また下側の孔20には、回動手段27に設けられた取付ピン30が挿入される。
ガイドローラ21は、リング状の部材(車輪)であって、案内路15内を摺動自在に移動するものである。ガイドローラ21は、ブラケット18の上下に設けられた2つの孔に対応するように、2つ配備されている。すなわち、上側のガイドローラ21は、アーム部材22のシリンダチューブ23を案内し、下側のガイドローラ21は回動手段27を案内する。ガイドローラ21の走行面(外周面)は、案内路15の前側内壁面と後側内壁面に当接する。この当接により、ガイドローラ21は、案内路15内を摺動自在に移動することができる。
スライダ17は、ガイド部材14の開口16側の回り込んでいる側壁面を挟むように、右外側に配備されているブラケット18と、案内路15内に内挿されているガイドローラ21とを配備し、上側の孔19に挿入された取付ピン25を介して、シリンダチューブを左右方向軸心回りに回動自在に支持し、下側の孔20に挿入された取付ピン30を介して、回動手段27を左右方向軸心回りに回動自在に支持する。そして、スライダ17は、支持しているガイド部材22と回動手段27をガイド部材14の長手方向に沿って摺動自在に案内する。
シリンダチューブ23(アーム部材22)の基端部とスライダ17との間には、アーム部材22の回動を所定量にする回動手段27が設けられている。
回動手段27は、アーム部材22をスライダ17に対して左右方向軸心回りに回動させる回動部材27aを有し、当該回動部材27aの動作は回動制御手段32により制御される構成である。
なお、本実施形態においては、回動部材27aを伸縮可能な伸縮シリンダとしている。また伸縮シリンダ27aとしては、例えば油圧シリンダやエアシリンダ、ボールネジやリニアガイドを用いた電動シリンダなどが挙げられる。
回動部材27aは、内部が空洞とされたシリンダチューブ28(本体部)と、その内部に摺動自在に内挿されるシリンダロッド29とを有している。また、シリンダチューブ28の基端部と、シリンダロッド29の先端部には、軸心が左右方向を向き、短尺で棒状の取付ピンが、それぞれ取り付けられている。
具体的には、回動手段27の回動部材27aは、シリンダチューブ28の基端部が、スライダ17の下側の孔20に挿入された取付ピン30を介して、ガイド部材14(スライダ17)に対して、所定の方向(例えば、略水平方向)で且つ左右方向軸心回りに、回動自在に支持されている。一方、シリンダロッド29の先端部が、取付ピン31を介してシリンダチューブ28(回動部材27a)の基端部に対して、略水平方向で且つ左右方向軸心回りに、回動自在に支持されている。
回動部材27aは、基端部と先端部とが互いに、略水平方向で且つ左右方向軸心回りに回動自在にとされている。
ここで、図2、図3に示すように、本実施形態の吊りフック10の揺れ止め装置13を構成する、アーム部材22(伸縮シリンダ)と回動手段27の回動部材27a(伸縮シリンダ)とスライダ17の位置関係を述べる、まず、アーム部材22は、軸心が略水平方向で且つ前後方向を向き、シリンダロッド24の先端部が前側となるように配備されている。次いで、回動手段27は、アーム部材22の下方であって、軸心が斜め上後方向を向き、シリンダロッド29の先端部が後側を向くように配備されている。
スライダ17は、アーム部材22の中途部と回動部材27aの基端部が、ガイド部材14の長手方向に沿って且つ上下に並ぶように、上側の孔19でアーム部材22の中途部を連結し、下側の孔20で回動部材27aの基端部を連結している。
すなわち、アーム部材22と回動部材27aとスライダ17の位置関係は、側面視で、アーム部材22の中途部(スライダ17の上側の孔19)と、アーム部材22の基端部(回動部材27aの先端部)と、回動部材27aの基端部(スライダ17の下側の孔20)と、の3点を結ぶ略三角形となっている。
このように、回動手段27の回動部材27aは、アーム部材22の基端部を上下方向に押し引きすることで、アーム部材22の中途部を中心として、当該アーム部材22を上下方向に回動させて、アーム部材22が略水平方向を向くように、アーム部材22の回動角度を細かく動作させることが可能である。
回動制御手段32は、クレーン作業中に、長手方向がクレーン船1の前後方向を向くアーム部材22が所定の方向(例えば、略水平方向)になるように、回動手段27を介して維持して、吊り下げられている吊りフック10の揺れを防止する手段である。すなわち、回動制御手段32は、シリンダチューブ23の基端部とシリンダロッド24の先端部とが異なる高さにならない(回動部材27aの各端部の高さが大きく変わらない)ように、アーム部材22の回動角度(傾斜角度)を制御する手段である。
回動制御手段32には、アーム部材22を略水平方向で且つ前後方向を向くように維持する制御の指令を出力するコントローラが備えられている。
コントローラ32は、アーム部材22の軸心が略水平方向を向く、ガイド部材14に対するアーム部材22の回動角度を求めると共に、アーム部材22の先端部が吊りフック10の位置に追従するための先端部の伸縮量を求める構成とされていて、求められた先端部の伸縮量をアーム部材22に対して適用するとともに、回動角度が実現できるように、すなわち略水平方向を向くように回動部材27aを制御するように構成されている。
コントローラ32は、求められたアーム部材22の回動角度に基づいて、アーム部材22の軸心が略水平方向を向くように回動部材27aの先端部の伸縮を制御すると共に、求められたアーム部材22の先端部の伸縮量に基づいて、アーム部材22の伸縮を制御するように構成されているともいえる。
図5に示すように、コントローラ32は、クレーン作業中に検出された、ブーム5の起伏角度の検出信号33と、ガイド部材14を移動するスライダ17位置の検出信号34が入力されると、吊下されている吊りフック10の位置を演算し、その演算結果と、入力されたアーム部材22の伸縮量(又はアーム部材22の長さ)の検出信号35及び、アーム部材22の回動角度の検出信号36を用いて、アーム部材22が略水平方向を向く状態で、鉛直状態の吊りフック10をその位置で維持するように、アーム部材22の伸縮の指令信号37、アーム部材22の回動角度の指令信号38を出力して、アーム部材22と回動部材27aを制御している。なお、吊りフック10の揺れを防止する制御を行うコントローラ32は、クレーン船1の全体を制御する制御装置に格納されていてもよい。
以下に、コントローラ32がアーム部材22及び回動部材27aを制御する例を示す。
図1に示すように、例えば、洋上風力発電装置Eを建設するクレーン作業において、風車翼W等を吊り下げられた吊りフック10がタワーTに取り付けるため吊下されると、吊りフック10上下方向の吊下動作に連動して、ガイドローラ21がガイド部材14の案内路15内を移動し、スライダ17がガイド部材14に沿って移動する。
このとき、スライダ17位置の検出信号34とブーム5の起伏角度の検出信号33がコントローラ32に入力されて、コントローラ32はそれら検出信号33,34に基づいて吊りフック10の位置を演算する。演算結果より、アーム部材22が常に略水平状態で吊りフック10を維持するように、アーム部材22の伸縮の指令信号37を出力する。
また、図2に示すように、ブーム5の起伏角度が変化した場合も、上記と同様に、コントローラ32は、スライダ17位置の検出信号34とブーム5の起伏角度の検出信号33により、吊りフック10の位置を演算し、その演算結果により、アーム部材22の回動角度の指令信号38を出力する。回動手段27は、出力された回動角度の検出信号36に基づき、アーム部材22を常に略水平状態で吊りフック10を維持するように、回動部材27aを制御する。
また、通常のクレーン作業では、吊りフック10の巻上げ操作とブーム5の起伏操作は、同時に行われているが、同時に操作された場合でも、回動手段27のコントローラ32により、アーム部材22の制御と回動部材27aの制御とが同時に行われる。
このように、本実施形態の吊りフック10の揺れ止め装置13を用いることで、伸縮自在なアーム部材22(伸縮シリンダ)を常に略水平方向を向いた状態で吊りフック10を維持するように制御することができる。
また伸縮自在なアーム部材22を、ガイド部材14(ブーム5)の長手方向に沿って移動自在で、且つブーム5に対して回動自在に取り付けて、アーム部材22の先端部に吊りフック10を連結しているので、特に、吊りフック10の巻上・吊下操作により吊荷の揚程が変化しても、アーム部材22が吊りフック10に追従して動作することが可能である。
さらに、吊りフック10が先端部に連結されている伸縮自在なアーム部材22の回動を制御する回動部材27aを備えているので、ブーム5の起伏操作、及び巻上・巻下操作による吊りフックの移動に際しても、アーム部材22が常にスライダ17によって吊りフック10に追従して維持することが可能である。
また、コントローラ32にて、スライダ17位置の検出信号34とブーム5の起伏角度の検出信号33を基に、吊下されている吊りフック10の位置を算出し、得られた吊りフック10の位置、および、アーム部材22の伸縮量の検出信号35及び、アーム部材22の回動角度の検出信号36を用いて、アーム部材22が常に略水平方向を向く状態で吊りフック10を維持するように、アーム部材22の伸縮を制御すると共に、アーム部材22の回動を、回動部材27aにより制御するようにしているので、吊りフック10が移動しても、アーム部材22が略水平方向を向く状態で吊りフック10を維持し続けることができる。
それ故、波浪や風の影響による吊りフック10の揺れをできるかぎり防止することができ、クレーン作業における吊荷の位置合わせを容易にし、且つ揺れによる吊荷の接触などを防止することができる。
また、本実施形態の吊り荷の揺れ止め装置13は、吊りフック10に追従して維持するので、クレーン1の作業範囲を大きく制限することがない。また吊り荷の揺れ止め装置13は、シンプルな構成とされているので、コストを抑えることができる。
なお、今回開示された各実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
特に、今回開示された各実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
本実施形態においては、吊りフック10の揺れ止め装置13をブーム5の右側方に1つ配備した場合を、例に挙げて説明したが、吊りフック10の揺れ止め装置13の配備位置としては、例えばブーム5の左側方に1つ配備してもよいし、ブーム5の左右両側にそれぞれ配備してもよい。
特に、ブーム5の左右両側にそれぞれ吊りフック10の揺れ止め装置13を配備した場合には、吊りフック10をより強く維持することができるので、ブーム5の旋回方向(ブーム面外)の揺れに対して、さらなる吊りフック10の揺れ防止効果を期待することができる。
また、本発明を説明する上でクローラ船を例に挙げて説明したが、本発明は陸上で作業するクレーンについても同様の効果を発揮する技術である。
例えば、クレーン作業において、吊りフック10の巻上げ動作、ブーム5の起伏動作、ブーム5の旋回操作などを開始・停止する際には、吊荷の慣性により吊りフック10が大きく揺れる場合があるが、このような時に本発明が有効に作用する。
1 クレーン船(移動式クレーン)
2 船体
3 上部旋回体
4 キャブ
5 ブーム
6 ウインチ
7 カウンタウェイト
8 ロープ
9 ポイントシーブ
10 吊りフック
11 箱マスト
12 起伏ロープ
13 揺れ止め装置
14 ガイド部材(スライダガイドレール)
15 案内路
16 開口
17 スライダ
18 ブラケット
19 上側の孔
20 下側の孔
21 ガイドローラ
22 アーム部材(伸縮シリンダ)
23 シリンダチューブ
24 シリンダロッド
25 取付ピン(シリンダチューブ側)
26 取付ピン(吊りフック側)
27 回動手段(伸縮シリンダ)
27a 回動部材
28 シリンダチューブ
29 シリンダロッド
30 取付ピン(基端部側)
31 取付ピン(先端部側)
32 回動制御手段(コントローラ)
33 ブームの起伏角度の検出信号
34 スライダ位置の検出信号
35 アーム部材の長さの検出信号
36 アーム部材の回動角度の検出信号
37 アーム部材の伸縮の指令信号
38 アーム部材の回動角度の指令信号
E 洋上風力発電装置
T タワー
W 風車翼

Claims (4)

  1. 吊りフックをロープを介して吊り下げると共に前後方向に起伏可能とされたブームを有する移動式クレーンに備えられていて、前記吊りフックの揺動運動を抑制する吊りフックの揺れ止め装置であって、
    前記ブームの長手方向に沿って設けられたガイド部材と、前記ガイド部材により前記ブームの長手方向に沿って移動可能とされたアーム部材と、を有していて、
    前記アーム部材の中途部が、前記ガイド部材に対して左右方向軸心回りに回動自在に支持されると共に、前記ブームの長手方向に沿って移動可能とされ、
    前記アーム部材の先端部は、当該アーム部材の基端部に対して伸縮自在とされ、且つ前記ブームの先端部から垂下された前記吊りフックに対して連結されている
    ことを特徴とする吊りフックの揺れ止め装置。
  2. 前記ガイド部材には、当該ガイド部材に沿って摺動自在なスライダが設けられていて、
    前記アーム部材の中途部が、前記スライダに対して左右方向軸心回りに回動自在に支持されており、
    前記アーム部材の基端部と前記スライダとの間に、前記アーム部材を回動させる回動手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の吊りフックの揺れ止め装置。
  3. 前記回動手段は、前記アーム部材を前記スライダに対して左右方向軸心回りに回動させる回動部材を有し、当該回動部材の動作が回動制御手段により制御される構成である
    ことを特徴とする請求項2に記載の吊りフックの揺れ止め装置。
  4. 前記回動制御手段は、前記アーム部材の軸心が所定の方向を向く、前記ガイド部材に対する前記アーム部材の回動角度を求めると共に、前記アーム部材の先端部が吊りフックの位置に追従するための前記先端部の伸縮量を求めるコントローラを備えており、
    前記コントローラは、前記アーム部材に対して前記先端部の伸縮量を適用するとともに、前記回動角度が実現できるように前記回動部材を制御するように構成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の吊りフックの揺れ止め装置。
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