JP2017107641A - 大気圧プラズマ装置 - Google Patents
大気圧プラズマ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017107641A JP2017107641A JP2015238160A JP2015238160A JP2017107641A JP 2017107641 A JP2017107641 A JP 2017107641A JP 2015238160 A JP2015238160 A JP 2015238160A JP 2015238160 A JP2015238160 A JP 2015238160A JP 2017107641 A JP2017107641 A JP 2017107641A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plasma
- plasma irradiation
- atmospheric pressure
- path
- irradiation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Plasma Technology (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
【課題】プラズマ照射領域の変更可能な汎用性に優れた大気圧プラズマ装置を提供する。
【解決手段】大気圧プラズマ装置Pは、被照射対象物Cに大気圧プラズマを照射する複数のプラズマ照射路X1〜X5と、プラズマ照射路X1〜X5の外周に形成されて、照射後の大気圧プラズマを排気する第一の排気路6aと、プラズマ照射路X1〜X5へのガス供給を選択的に行う第一の弁体2と、を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】大気圧プラズマ装置Pは、被照射対象物Cに大気圧プラズマを照射する複数のプラズマ照射路X1〜X5と、プラズマ照射路X1〜X5の外周に形成されて、照射後の大気圧プラズマを排気する第一の排気路6aと、プラズマ照射路X1〜X5へのガス供給を選択的に行う第一の弁体2と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、被照射対象物の特定部位に大気圧プラズマを照射する装置に関する。
生物細胞および外皮系の特定部位にケアを目的として大気圧プラズマを照射する装置が知られている。具体例を挙げると、特許文献1に記載の装置がある。この大気圧プラズマ装置の装置構成を概略すると、次のようなものである。
筒状の囲環部の内側に絶縁部材で構成された別の筒体が設けられている。この筒体内にプラズマの元となるガスが供給される。筒体内側に棒状の内側電極を配置し、筒体外側に筒体外周を覆い電気的に接地された外側電極を配置する。内側電極に所定電圧を印加して、筒体内に供給されたガスのプラズマ化が行われる。
プラズマ化されたガスは、筒体内を流れるガスによって生物細胞側に移動し、生物細胞の患部表面に照射される。生物細胞に照射された大気圧プラズマは、筒状の囲環部とその内側に配置される筒体との間に形成される間隙を通して、生物細胞と反対側に排気される。
特許文献1の大気圧プラズマ装置では、生物細胞に照射されるプラズマの照射領域が一定であることから汎用性に欠ける。医療、美容分野への適用を考慮すると、照射対象となる部位の形状、大きさが個体ごとに異なることからプラズマ照射領域は一定ではなく、プラズマ照射領域の大きさが変更できることが望まれる。また、他の分野でも被照射対象物の大きさは常に一定という訳ではなく、被照射対象物の種類によって様々に変化することが考えられる。
例えば、特許文献1では装置を生物細胞から離間させることで、プラズマ照射領域を広げることが可能となる。ただし、大気圧プラズマ内のラジカルは寿命が短いので、生物細胞から装置を離間させることで生物細胞に対して大気圧プラズマ中のラジカルが効果的に作用しなくなる。また、プラズマ生成に用いるガスが生物にとって異臭、刺激等の害を成すガスである場合、プラズマ照射領域を広げるために装置を生物細胞から離間させることで装置外部にガスが漏れ出して生物に悪影響を与えてしまうことが懸念される。
また、装置のプラズマ照射領域が必要以上に大きい場合、生物細胞の不要な部位にプラズマが照射されるので、プラズマ化されるガスの種類によっては被照射対象ではない部位が異常を来してしまうことが懸念される。さらに、プラズマ照射領域が必要以上に大きいと、不要なプラズマの生成に余分なガスが必要となるので、装置の稼働、維持に係る費用が高くなることが懸念される。
上記事項を鑑み、本発明ではプラズマ照射領域の変更可能な汎用性に優れた大気圧プラズマ装置を提供することを主たる目的とする。
本発明に係る大気圧プラズマ装置は、被照射対象物に大気圧プラズマを照射する複数のプラズマ照射路と、前記プラズマ照射路の外周に形成されて、照射後の大気圧プラズマを排気する第一の排気路と、前記プラズマ照射路へのガス供給を選択的に行う第一の弁体と、を備えている。
このような大気圧プラズマ装置であれば、プラズマ照射路の選択に応じて、被照射対象物上のプラズマ照射領域の変更を適宜行うことが可能となる。また、不要なガスの使用が控えられることから、装置の稼働、維持に係る費用を低減することが可能となる。
より具体的な大気圧プラズマ装置の構成としては、前記プラズマ照射路の外周に巻回されたコイルと、前記コイルに接続された高周波電源と、を備えている。
誘導結合プラズマ方式を用いることで、プラズマ照射路内にプラズマ生成用の電極を配置する必要がない。これにより、プラズマ照射路内の電極がプラズマによってスパッタされることや電極から生じるスパッタ粒子が被照射対象物に飛散することを防止することが可能となる。
さらに、プラズマ照射領域の大きさをより正確に制御したい場合には、大気圧プラズマ装置は、前記プラズマ照射路に個別に接続された第二の排気路と、前記第二の排気路を選択的に開閉する第二の弁体と、を備えていることが望ましい。
上記構成であれば、未使用のプラズマ照射路で発生しうる濃度の薄いプラズマが被照射対象物に照射されることを確実に防止することが可能となる。これにより、プラズマ照射領域の大きさをより正確に制御することが可能となる。
また、被照射対象物へのプラズマ照射領域を2次元的に変更したい場合には、前記プラズマ照射路が多重管で構成されていることが望ましい。
プラズマ照射路の選択に応じて、被照射対象物上のプラズマ照射領域の変更を適宜行うことが可能となる。また、不要なガスの使用が控えられることから、装置の稼働、維持に係る費用を低減することが可能となる。
以下、図1、図2を参照し、本発明の基本となる実施形態について説明する。
図1には本発明に係る大気圧プラズマ装置Pの模式的な断面図が描かれている。この大気圧プラズマ装置Pは被照射対象物C(例えば、生物細胞)に大気圧プラズマを照射する装置である。大気圧プラズマ装置Pはプラズマ化されるガスが導入されるプラズマ照射路X1〜X3を複数備えている。ガス供給部1から各々のプラズマ照射路X1〜X3へのガス供給が選択的になされるように、ガス供給部1とプラズマ照射路X1〜X3との間には第一の弁体2が設けられている。図1の実施形態では、例えば、第一の弁体2として4方弁が使用されている。
図2には図1に記載の1−1線で、大気圧プラズマ装置Pを切断したときの断面図が描かれている。図2に描かれているように、図1の実施形態ではプラズマ照射路X1〜X3は同心円状の多重管である。最も外側に設けられるプラズマ照射路X3の外周にはコイル3が巻回されている。プラズマ照射路X3の外周に巻回されたコイル3の両端には高周波電源4が接続されている。また、プラズマ照射路X3を囲むように囲環部7が設けられている。
プラズマ化されるガスによっては生物にとって異臭、刺激等の害となることが考えられる。囲環部7の先端には緩衝部材7aが取付けられていて、緩衝部材7aを被照射対象物Cの表面に密着させることで、生成されたプラズマが生物側に流出することが防止される。ただし、プラズマ化されるガスが生物にとって害の無いものであれば、緩衝部材7aを設けずに囲環部7の先端を被照射対象物Cに近接配置するようにしてもよい。
緩衝部材7aを被照射対象物Cに密着させた後、第一の弁体2でプラズマ照射路X1〜X3の選択が行われる。プラズマ照射路X1〜X3の選択については、被照射対象物の大きさに応じて種々の組み合わせが考えられる。具体例を挙げると、プラズマ照射路X1のみを選択する場合やプラズマ照射路X1とプラズマ照射路X2の2つの照射路を選択する場合、あるいは、プラズマ照射路X1〜X3の全てを選択する場合、といった種々の選択が行われる。プラズマ照射路の選択の後、ガス供給部1からガスの供給を行い、所定のプラズマ照射路X1〜X3へのガスの供給が行われる。
プラズマ照射路X1〜X3へのガスの供給にあわせて、コイル3には高周波電流が通電される。これにより、所定のプラズマ照射路内に流れるガスがプラズマ化される。プラズマ化されたガスは、照射路内を流れるガス流によってプラズマ照射路のプラズマ噴出部5側に押し出されて、被照射対象物Cに照射される。
被照射対象物Cに照射されたプラズマは、囲環部7とプラズマ照射路X3との間の第一の排気路6aを通して、プラズマ排気部6(例えば、排気用のポンプ)で装置外部に排出される。なお、特許文献1と同様にここで排気されるガスの再利用を目的として、排気されるガスをガス供給部1に送り戻すようにしてもいい。
このような大気圧プラズマ装置であれば、プラズマ照射路の選択に応じて、被照射対象物上のプラズマ照射領域の変更を適宜行うことが可能となる。また、不要なガスの使用が控えられることから、装置の稼働、維持に係る費用を低減することが可能となる。
被照射対象物Cが生物細胞の場合、照射されるプラズマ温度は低温で制御可能であることが望まれる。この点を鑑み、従来技術として知られる特開2010‐61938に開示のプラズマ温度制御機構を取り入れてもよい。図3のブロック図には、本発明の構成にプラズマ温度制御機構を取り入れた構成が描かれている。
図3の構成について簡単に説明する。図1で説明したガス供給部1と第一の弁体2の間に、冷却器R、加熱器Hを設ける。冷却器Rでは、例えば、液体窒素を使ってガス供給部1から供給されるガスの冷却が行われる。加熱器Hでは、冷却器Rで冷却されたガスの温度調整が行われる。図1で説明した大気圧プラズマ装置Pの第一の排気路6aを通して排出されるガスの温度を計測するための温度計測器Tを設けておき、ここで計測された計測結果を加熱器Hにフィードバックする。この計測結果を用いて、加熱器Hでガスの温度調整を行う。
図1で説明した第一の弁体2によるプラズマ照射路X1〜X3の選択については、装置のオペレーターが手動で行ってもいいし、制御装置を用いて自動で行うようにしてもよい。
プラズマ照射路X1〜X3の選択を手動で行う場合には、次の構成を用いることが考えられる。
図4には大気圧プラズマ装置Pの外観が描かれている。例えば、この図4に描かれているように囲環部7の外周面に目印Mを設けておく。この目印Mは、プラズマ照射路X1〜X3に対応している。プラズマ照射路X1〜X3の各々の領域を示す目印Mは、被照射対象物上のプラズマ照射領域に対応している。装置のオペレーターが、被照射部の大きさと目印Mとを比較して、プラズマ照射路X1〜X3のうち、所望のプラズマ照射路X1〜X3の組み合わせを選択する。
図4の構成では、被照射対象物Cと目印Mとが離間しているため、プラズマ照射路が誤って選択されてしまう恐れがある。この点を考慮し、図5に示すように プラズマ照射路X1〜X3のプラズマ噴出部5側の端部にLEDを設けておき、被照射対象物Cの表面にプラズマ照射路X1〜X3の領域が直接映し出されるように構成しておいてもよい。図示されるL1、L2、L3は各々のプラズマ照射路X1、X2、X3に対応している。
また、被照射対象物Cの表面に各LEDの光を一挙に照射すると視認し難い為、L1、L2、L3の各々のLEDをプラズマ照射路ごとに点灯できるように構成しておく。なお、L1、L2、L3のLEDは、各々のプラズマ照射路X1〜X3の領域が認識できる程度の個数が設けられている。
また、被照射対象物Cの表面に各LEDの光を一挙に照射すると視認し難い為、L1、L2、L3の各々のLEDをプラズマ照射路ごとに点灯できるように構成しておく。なお、L1、L2、L3のLEDは、各々のプラズマ照射路X1〜X3の領域が認識できる程度の個数が設けられている。
一方、プラズマ照射路X1〜X3の選択を自動で行う場合には、次の構成を用いることが考えられる。
被照射対象物Cへのプラズマ照射に先立って、カメラを用いて被照射部位を撮像しておく。この撮像データを制御装置に送信し、制御装置が送信されたデータを画像処理して被照射部位の大きさを特定する。制御装置にはプラズマ照射路X1〜X3の種々の組み合わせに対応したプラズマ照射領域の大きさに関するデータが記憶されている。制御装置は、このデータと特定された被照射部位の大きさとを比較して、プラズマ照射路X1〜X3の適切な組み合わせを選択し、所定のプラズマ照射路にガスの供給がなされるよう、第一の弁体2の開閉を行う。
図1に示す実施形態では円環状のプラズマ照射路X1〜X3を多重に配置する構成であったが、個々のプラズマ照射路の配置、形状、大きさはこのような構成に限られない。
例えば、図5および図6に描かれているように、一方向に沿って複数のプラズマ照射路を並べるようにしてもよい。図6は図5に記載の1−1線で、大気圧プラズマ装置Pを切断したときの断面図である。図中で使用されている符号で、図1と共通しているものは図1で説明した部位と同様の機能を有しているため、説明を省略する。
図5、図6の実施形態では、5つのプラズマ照射路X1〜X5が設けられている。各々のプラズマ照射路X1〜X5は、図6に図示されているように一方向に沿って並べて配置されている。この実施形態では、図5に記載の第一の弁体2として6方弁が使用されている。
図5、図6の実施形態では、5つのプラズマ照射路X1〜X5が設けられている。各々のプラズマ照射路X1〜X5は、図6に図示されているように一方向に沿って並べて配置されている。この実施形態では、図5に記載の第一の弁体2として6方弁が使用されている。
この実施形態のように、プラズマ照射路の配置、形状、大きさは図1、図2の実施形態のものから変更してもこれまでの実施形態と同等の効果を奏することができる。ただし、生物細胞へのプラズマ照射を考慮した場合、照射対象部位は個体差に応じて生物細胞表面で2次元的に変化することが考えられるので、図1、図2の実施形態で述べたプラズマ照射領域を2次元的に変更することが可能な多重管構造を用いることが望まれる。なお、複数のプラズマ照射路を多重管構造とする場合、必ずしも同心円状に構成する必用はない。例えば、プラズマ照射路の断面を矩形状にすることや楕円形状にすることも考えられる。
また、装置の使用環境によっては、周囲の機器への影響を考慮して大気圧プラズマ装置Pの周囲を電磁シールドで囲っておくようにしてもよい。
これまでに述べた実施形態では、誘導結合型のプラズマ生成方法が使用されていたが、特許文献1と同様の構成を用いて各々のプラズマ照射路内でプラズマの生成を行うようにしてもよい。この場合、例えば、各々のプラズマ照射路の内部に棒状の内側電極を配置し、各々のプラズマ照射路の外周に外側電極を配置する。その上で、ガスが導入されるプラズマ照射路の内側電極に電圧を印加して、特定照射路内でのプラズマの生成を行う。
しかしながら、このような構成を用いた場合、プラズマ照射路内の内側電極がプラズマに曝されるので、電極がプラズマによりスパッタされて浸食されてしまうことが懸念される。また、電極からのスパッタ粒子が被照射対象物側へ飛散することから、被照射対象物に悪影響を及ぼすことも考えられる。これらの点を鑑み、これまでの実施形態で説明した誘導結合型のプラズマ生成方法を用いることが望ましい。
図1の実施形態で、プラズマ照射路X1だけにガスが供給されている場合、プラズマ排気部6による排気作用を受けて、プラズマ照射路X1のプラズマ噴出部5から放出されたガスが未使用のプラズマ照射路X2、X3内に微量に流入して、プラズマ照射路X2、X3内でもプラズマが生成されることが考えられる。
未使用のプラズマ照射路X2、X3内で生成されるプラズマの濃度は非常に薄いものであり、被照射対象物Cに対する影響はほぼないものであると考えられるが、予期せぬ悪影響が懸念されるので、未使用のプラズマ照射路X2、X3で生成された薄いプラズマであっても被照射対象物Cに照射されないようにしておくことが望まれる。
未使用のプラズマ照射路X2、X3内で生成されるプラズマの濃度は非常に薄いものであり、被照射対象物Cに対する影響はほぼないものであると考えられるが、予期せぬ悪影響が懸念されるので、未使用のプラズマ照射路X2、X3で生成された薄いプラズマであっても被照射対象物Cに照射されないようにしておくことが望まれる。
これまでの実施形態では、プラズマ排気部6による排気は囲環部7とプラズマ照射路との間に形成された排気路6aを通して行われるものであったが、この構成に加えて、ガスの供給が行われていないプラズマ照射路内も排気できるようにしておいてもよい。図8には同構成に係る実施形態が描かれている。
図8の構成は、ガスの供給が行われていないプラズマ照射路内を排気する構成を除くと図1の構成と同じ構成である。図8に示すプラズマ照射路X1〜X3には、照射路内の排気を行うための第二の排気路6bが接続されている。また、各排気路の開閉を選択できるように、各排気用には第二の弁体9が接続されている。この第二の弁体9を通して、プラズマ照射路X1〜X3の管内のガスがプラズマ排気部6により装置外部に排出される。
一連の排気動作について具体例を挙げて説明する。被照射対象物の大きさに応じて、プラズマ照射領域の選択が行われる。プラズマ照射領域の選択は、ガス供給用の第一の弁体2の開閉を選択することで行われる。このガス供給用の第一の弁体2の開閉に併せて排気用の第二の弁体9の開閉も行われる。
一例を挙げて説明すると、プラズマ照射路X1、X2にガス供給部1からのガス供給がなされるようにガス供給用の第一の弁体2の開閉操作が行われたとき、プラズマ照射路X1、X2へのガスの供給路が開けられて、プラズマ照射路X3へのガスの供給路が閉められる。第一の弁体2の開閉操作に併せて、排気用の第二の弁体9の開閉操作も行われる。第二の弁体9の開閉操作では、プラズマ照射路X1、X2の第二の排気路6bが閉じられ、プラズマ照射路X3の第二の排気路6bが開けられる。その結果、被照射対象物Cに対するプラズマ照射領域は、プラズマ照射路X1、X2に対応する領域のみとなり、プラズマの噴出が行われないプラズマ照射路で発生される濃度の薄いプラズマが被照射対象物Cに照射されることを防止できる。なお、第二の弁体9の開閉状態に関わらず、第一の弁体6による排気操作は常に行われている。
これまでの実施形態では、複数のプラズマ照射路に対して1つのガス供給部1を用いる構成であったが、本発明の構成はこれに限定されない。例えば、個々のプラズマ照射路に対して第一の弁体2、ガス供給部1を個別に設けておき、第一の弁体2の各々の開閉を操作することで所定のプラズマ照射路へのガス供給が行われるようにしてもよい。また、第二の弁体9についても、個々のプラズマ照射路に対して個別に設けるようにしてもよい。
また、特許文献1と同様に、囲環部7の内部に被照射対象部へミスト化された薬剤を投与する為の管を設けておいてもよい。
前述した以外に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
1 ガス供給部
2 第一の弁体
3 コイル
4 高周波電源
5 プラズマ噴出部
6 プラズマ排気部
6a 第一の排気路
6b 第二の排気路
9 第二の弁体
X1〜X5 プラズマ照射路
P 大気圧プラズマ装置
2 第一の弁体
3 コイル
4 高周波電源
5 プラズマ噴出部
6 プラズマ排気部
6a 第一の排気路
6b 第二の排気路
9 第二の弁体
X1〜X5 プラズマ照射路
P 大気圧プラズマ装置
Claims (4)
- 被照射対象物に大気圧プラズマを照射する複数のプラズマ照射路と、前記プラズマ照射路の外周に形成されて、照射後の大気圧プラズマを排気する第一の排気路と、前記プラズマ照射路へのガス供給を選択的に行う第一の弁体と、を備えた大気圧プラズマ装置。
- 前記プラズマ照射路の外周に巻回されたコイルと、
前記コイルに接続された高周波電源と、を備えた請求項1記載の大気圧プラズマ装置。 - 前記プラズマ照射路の外周に巻回されたコイルと、
前記コイルに接続された高周波電源と、を備えた請求項1または2記載の大気圧プラズマ装置。 - 前記プラズマ照射路が多重管で構成されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の大気圧プラズマ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015238160A JP2017107641A (ja) | 2015-12-07 | 2015-12-07 | 大気圧プラズマ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015238160A JP2017107641A (ja) | 2015-12-07 | 2015-12-07 | 大気圧プラズマ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017107641A true JP2017107641A (ja) | 2017-06-15 |
Family
ID=59060267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015238160A Pending JP2017107641A (ja) | 2015-12-07 | 2015-12-07 | 大気圧プラズマ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017107641A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021531153A (ja) * | 2018-07-25 | 2021-11-18 | イオン バイオテック エセ.エレ. | ヒトおよび動物の患者における、血液凝固、及び潰瘍およびその他皮膚疾患治療に用いる電気医療装置 |
-
2015
- 2015-12-07 JP JP2015238160A patent/JP2017107641A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021531153A (ja) * | 2018-07-25 | 2021-11-18 | イオン バイオテック エセ.エレ. | ヒトおよび動物の患者における、血液凝固、及び潰瘍およびその他皮膚疾患治療に用いる電気医療装置 |
JP7335958B2 (ja) | 2018-07-25 | 2023-08-30 | メディカル プラズマズ,エセ.エレ. | ヒトおよび動物の患者における、血液凝固、及び潰瘍およびその他皮膚疾患治療に用いる電気医療装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Ayan et al. | Nanosecond-pulsed uniform dielectric-barrier discharge | |
US20220088233A1 (en) | Plasma Directed Electron Beam Wound Care System Apparatus and Method | |
JP5403753B2 (ja) | プラズマ滅菌方法 | |
US9433071B2 (en) | Dielectric barrier discharge plasma generator | |
US20160121134A1 (en) | Medical device for applying non-thermal plasma to selected targets | |
KR101320291B1 (ko) | 국부소독 및 살균 가능한 핸드피스형 플라즈마 장치 | |
KR20120136524A (ko) | 플라즈마를 이용한 생체 피부 살균장치 | |
JP2017107641A (ja) | 大気圧プラズマ装置 | |
KR101664541B1 (ko) | 저온 상압 플라즈마 제트 장치 | |
US11129665B2 (en) | Mixing cold plasma beam jets with atmopshere | |
CN114376715B (zh) | 电外科器械、电外科装置和用于操作电外科装置的方法 | |
JP7335958B2 (ja) | ヒトおよび動物の患者における、血液凝固、及び潰瘍およびその他皮膚疾患治療に用いる電気医療装置 | |
KR102015884B1 (ko) | 플라즈마 발생기를 포함하는 가습기 | |
JP6779300B2 (ja) | プラズマ照射装置、および、プラズマ照射方法 | |
JP7545307B2 (ja) | 電気外科処置用器具 | |
WO2017037886A1 (ja) | 情報処理装置 | |
CN103260328A (zh) | 一种大气压非平衡态等离子体微射流灭菌的方法 | |
JP6638916B2 (ja) | プラズマ照射装置用ハンドピース | |
Wu et al. | A bipolar DC-driven touchable helium plasma jet operated in self-pulsed mode | |
EP4135782A1 (en) | Sterilisation of endoscopes | |
RU2529740C1 (ru) | Электродуговой шестиструйный плазматрон | |
RU2654504C1 (ru) | Плазмотрон медицинский | |
WO2020059809A1 (ja) | プラズマ照射装置 | |
JP2014217506A (ja) | プラズマ殺菌装置 | |
KR102339970B1 (ko) | 핸드형 저온 마이크로웨이브 플라즈마 발생 장치 |