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JP2017099235A - 電力変換システム及び制御装置 - Google Patents

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拓也 狩川
Takuya Karigawa
拓也 狩川
裕明 湯浅
Hiroaki Yuasa
裕明 湯浅
康弘 松田
Yasuhiro Matsuda
康弘 松田
淳一 川幡
Junichi Kawabata
淳一 川幡
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Abstract

【課題】系統(2)への出力電力の指令値を受け付けた後、出力電力を滑らかに指令値に変更する。
【解決手段】
制御部(14)は、指令値にもとづき系統(2)への出力電力を上昇させる場合、第1DC−DC変換部(11)を制御して発電装置(20)の発電電力を増加させる制御を実行するとともに、発電装置(20)の発電電力が所定値に到達していない状態において、第2DC−DC変換部(12)を制御して蓄電部(30)に充電される充電電力を減少させる制御を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電力を交流電力に変換する電力変換システム、及び電力変換システムで使用される制御装置に関する。
太陽電池と蓄電池をDCリンクさせた電源システムが実用化されている(例えば、特許文献1参照)。太陽電池で発電された電力は、負荷で消費されるか、蓄電池に充電されるか、系統に逆潮流される。日本では2012年から再生可能エネルギーの固定価格買取制度が開始され、太陽電池で発電された電力を系統に逆潮流させて電力会社に売ることができる。
系統に太陽電池で発電された電力が逆潮流されると、系統電圧に影響を与える。太陽電池から逆潮流される電力が大きくなると系統電圧が許容範囲(例えば、AC101V±6V、AC202V±20V)の上限を超えることがある。その場合、太陽電池と系統の間に接続されたパワーコンディショナは、系統側に出力する電力を制限する。系統側に出力する電力を低下させるには、太陽電池の発電量を減少させる方法と、蓄電池への充電量を増加させる方法がある。
太陽電池の発電能力を最大源に活用する観点からは、まず太陽電池は最大発電状態のままとし蓄電池への充電量を増加させ、充電電流が上限値に到達した場合など、充電量をこれ以上増加させることができなくなった段階で、太陽電池の発電量を減少させる制御が望ましい。
反対に系統側に出力する電力を抑制した状態から抑制を解除して出力電力を上昇させる場合、まず太陽電池の発電量の抑制を解除していき、発電量が最大になった段階で蓄電池への充電量を減少させる制御が望ましい。
すなわち、系統電圧が上限に達した場合には上限値を超えないように系統側への出力電力を制御する。具体的には、まず充電量を増やすことで出力電力を制御し、充電量による出力電力抑制だけでは不足する場合に、発電電力を制御する。
この制御を確実に実現させるため、充電量をこれ以上増加させることができなくなった段階で、太陽電池の発電量抑制制御を開始するためのフラグを用いることが有効である。また、出力抑制を解除する場合には太陽電池の発電量が最大になった段階で、充電量を減少させるためのフラグを用いることが有効である。一般的には、両者のフラグを区別せず、充電量をこれ以上増加させることができなくなった段階でフラグを上げ、太陽電池の発電量が最大になった段階でフラグを下げることで、上記の制御が実現できる。
近年、系統に連系する太陽光発電システムや風力発電システム等の再生可能エネルギーの発電設備が増加していることがあり、2015年現在電力会社の中には、再生可能エネルギーの発電設備に対して指令値を通知することによる出力制御を実施することが検討されている。
特開2005−295707号公報
出力制御には大別すると出力抑制と出力抑制解除がある。いずれの指令を受けた場合も系統電圧や系統周波数の変動を抑えるため、パワーコンディショナは系統側への出力電力を滑らかに変更することが望まれる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、系統側への出力電力の指令値を受け付けた後、出力電力を滑らかに変更することができる電力変換システム及び制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電力変換システムは、再生可能エネルギーに基づき発電する発電装置から入力される直流電力をDC−DC変換して出力する第1DC−DC変換部と、前記第1DC−DC変換部から入力される直流電力を交流電力に変換して、系統側に出力するDC−AC変換部と、蓄電部に入出力される直流電力をDC−DC変換する変換部であり、前記蓄電部と、前記第1DC−DC変換部の出力端子と前記DC−AC変換部の直流側端子を結ぶ経路上のノードとの間に接続される第2DC−DC変換部と、前記DC−AC変換部から前記系統側に出力される出力電力の指令値を受信し、当該指令値をもとに前記第1DC−DC変換部および前記第2DC−DC変換部を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記指令値にもとづき前記出力電力を上昇させる場合、前記第1DC−DC変換部を制御して前記発電装置の発電電力を増加させる制御を実行するとともに、前記発電装置の発電電力が第1所定値に到達していない状態において、前記第2DC−DC変換部を制御して前記蓄電部に充電される充電電力を減少させる制御を実行する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、系統側への出力電力の指令値を受け付けた後、出力電力を滑らかに変更することができ、出力変動に伴う系統側への影響を軽減した状態で出力抑制が可能となる。
本発明の実施の形態に係る蓄電システムの構成を示す図である。 系統管理システムから出力抑制指令を受信した場合の制御を説明するためのフローチャートである。 系統管理システムから出力抑制解除指令を受信した場合の制御1(比較例)を説明するためのフローチャートである。 系統管理システムから出力抑制解除指令を受信した場合の制御2(実施例)を説明するためのフローチャートである。 図5(a)、(b)は、図3の比較例の制御と図4の実施例の制御を比較した図である。 図6(a)、(b)は、図3の比較例の制御と図4の実施例の制御を比較した別の図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る蓄電システム1の構成を示す図である。蓄電システム1は、太陽光発電システム20、蓄電部30、及び電力変換システム10を備える。電力変換システム10は、第1DC−DCコンバータ11、第2DC−DCコンバータ12、DC−ACコンバータ13、及び制御部14を含む。電力変換システム10は、太陽光発電システム20と蓄電部30のパワーコンディショナ機能を1つの筐体にまとめて設置したものである。
太陽光発電システム20は、直並列接続された複数の太陽電池セルを含み、太陽光エネルギーを電力に変換して出力する。第1DC−DCコンバータ11は、太陽光発電システム20から出力される直流電力をDC−DC変換して出力する。例えば、第1DC−DCコンバータ11は昇圧チョッパで構成することができる。
本実施の形態では制御部14は第1DC−DCコンバータ11を制御して、MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御を実行する。すなわち、太陽光発電システム20が最大電力点(最適動作点)で発電できるよう制御する。具体的には山登り法に従い電圧を所定のステップ幅で変化させ、最大電力点を探索する。制御部14は、第1DC−DCコンバータ11の入力電圧と入力電流を取得し、太陽光発電システム20の出力電力を検出する。制御部14は、第1DC−DCコンバータ11内のスイッチング素子のデューティ比を調整して、太陽光発電システム20の出力電圧を変化させ、太陽光発電システム20の出力電力が最大となる動作点を探索する。
なお太陽光発電システム20を複数のストリングスに分割し、それぞれのストリングス毎に昇圧チョッパを設置し、ストリングス単位でMPPT制御を実施してもよい。
蓄電部30は蓄電池31および監視部32を含む。蓄電池31は、直列または直並列接続された複数の蓄電池セルにより構成される。蓄電池セルにはリチウムイオン蓄電池、ニッケル水素蓄電池などを使用できる。なお蓄電池31の代わりに電気二重層コンデンサを使用してもよい。監視部32は当該複数の蓄電池セルの状態(例えば、電圧、電流、温度)を監視し、当該複数の蓄電池セルの監視データを通信線を介して制御部14に送信する。監視部32と制御部14間は例えば、RS−485規格に準拠したシリアル通信で接続される。なお蓄電部30を複数設置し、それぞれの蓄電部30ごとに第2DC−DCコンバータ12を設置するようにしてもよい。
第2DC−DCコンバータ12は、双方向DC−DCコンバータであり、蓄電部30と、第1DC−DCコンバータ11の出力端子とDC−ACコンバータ13の直流側端子を結ぶ経路上のノードNaとの間に接続される。第2DC−DCコンバータ12は、蓄電池31に入出力される直流電力をDC−DC変換して出力する。
DC−ACコンバータ13は、ノードNaから供給される直流電力を交流電力に変換して系統2に出力する。DC−ACコンバータ13の直流端には、太陽光発電システム20が発電中で蓄電部30が停止中のとき、太陽光発電システム20により発電された直流電力が入力される。また太陽光発電システム20が停止中で蓄電部30が放電中のとき、蓄電部30から放電される直流電力が入力される。また太陽光発電システム20が発電中で蓄電部30が充電中のとき、太陽光発電システム20により発電された電力から蓄電池31に充電される電力が差し引かれた直流電力が入力される。また太陽光発電システム20が発電中で蓄電部30が放電中のとき、太陽光発電システム20により発電された電力と蓄電池31から放電される電力が合計された直流電力が入力される。DC−ACコンバータ13の交流端は、系統2に接続される。
制御部14はDC−ACコンバータ13に、系統電圧に対応する電圧値を設定する。系統2に逆潮流させる場合、系統電圧より若干高い電圧に設定する。また制御部14は、系統2を流れる交流電流の周波数および位相に同期した交流電流がDC−ACコンバータ13から出力されるよう、DC−ACコンバータ13の動作タイミングを規定する。
系統管理システム4は、例えば電力供給者側に設置されたシステムであり、系統2から供給される電力を使用する需要家の電力需要量を予測あるいは監視する。例えば、需要家の電力使用履歴、気象情報、イベントデータ等のパラメータなどから電力需要量を予測する。
系統管理システム4は、電力需要量をもとに、電力供給量を決定する。また、必要に応じて再生可能エネルギーの発電設備などに出力抑制指令を送信する。
一般的に、電力供給量と消費電力量は等しく制御されるべきであり、電力供給量と電力消費量とに差がある場合、例えば電力系統の周波数が変動する。電力会社などの電力供給者は、電力を安定供給する必要があり、逆潮流電力分も含めた電力系統全体における周波数や電圧を一定に保つ必要がある。このため、電力供給者は、変動周期の大きさに応じた複数の制御手法によって、電力系統全体の周波数を一定に保っている。例えば、20秒未満の短周期の負荷変動は系統2の負荷特性によって吸収が可能である。20秒以上数分未満の周期の負荷変動は、発電所3に設置された発電機(回転機)のガバナフリー運転で対応する。数分以上20分未満の周期の負荷変動は、負荷周波数制御(LFC)で対応する。この負荷周波数制御では、電力供給者の中央給電指令所からの制御信号によってLFC用発電所が発電出力を調整することにより、周波数制御を行っている。
系統2に再生可能エネルギーの発電設備が多く接続されている場合、気象条件により発電量が大きく変化する。特に、LFC制御の対象となる周期の負荷変動は制御が困難であり、この周期における負荷変動は抑制されることが望まれる。また、再生可能エネルギーの発電設備から系統2に供給される電力量が多くなりすぎ、系統2の周波数が基準範囲の上限を超えた又は超えると予測される場合、系統管理システム4は再生可能エネルギーの発電設備に出力抑制指令を送信する。また出力抑制を解除する場合、系統管理システム4は再生可能エネルギーの発電設備に出力抑制解除指令を送信する。系統管理システム4と各再生可能エネルギーの発電設備とは、インターネットまたは専用線で接続される。
系統管理システム4は、各再生可能エネルギーの発電設備への指令に、各再生可能エネルギーの発電設備が系統2に出力すべき電力値を含めることができる。また当該電力値に変更するまでの時間を含めることができる。例えば、「○分後に○○kWまで絞ってください(増やしてください。)」といった指令が再生可能エネルギーの発電設備に出力される。
系統管理システム4から再生可能エネルギーの発電設備に、抑制電力値(指令値)と抑制時間が送信される。抑制時間は、指令を受けてから、抑制電力値にインバータ(DC−ACコンバータ13)の出力を一致させるまでの時間である。系統管理システム4は出力抑制指令を再生可能エネルギーの発電設備に送信する際、系統2に接続された全ての再生可能エネルギーの発電設備に送信してもよいし、一部の発電設備に送信してもよい。また各発電設備が抑制すべき電力値は、発電容量に応じて按分された値であってもよいし、大口の方が抑制比率が高く設定されてもよい。再生可能エネルギーの発電設備では、指令値を受けたとき、指令値とインバータ(DC−ACコンバータ13)の出力を一致させるよう制御する。
系統2に接続された負荷の消費電力が上昇している、又は上昇することが予測される場合、系統管理システム4は再生可能エネルギーの発電設備に出力増加指令を送信することができる。また、その出力増加指令を解除する出力増加解除指令を送信することもできる。
本実施の形態では系統管理システム4からの指令を、電力変換システム10の制御部14が受信する。制御部14は当該受信以外の基本機能として、蓄電部30、第1DC−DCコンバータ11、第2DC−DCコンバータ12、及びDC−ACコンバータ13を管理制御する機能を有する。制御部14の構成は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源として、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ROM、RAM、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア等のプログラムを利用できる。
制御部14は蓄電部30の管理として、監視部32から取得した監視データをもとに蓄電池31の残容量を推定してもよい。例えば、取得した電流値を積算して蓄電池31の残容量を推定する。また蓄電池31の両端の開回路電圧(OCV)から蓄電池31の残容量を推定することもできる。また制御部14は、監視部32から取得した監視データをもとに過電圧、過電流等の異常を検出すると、蓄電池31と第2DC−DCコンバータ12間に挿入されているリレーなど(不図示)をオープンして蓄電池31を保護する。
以下、本実施の形態では電力変換システム10の出力電力の制御に注目する。制御部14は太陽光発電システム20の発電中、原則として第1DC−DCコンバータ11のMPPT制御を実行する。なお設定された充電時間帯でない時間帯では、原則として太陽光発電システム20で発電された電力は全てDC−ACコンバータ13に出力される。
図2は、系統管理システム4から出力抑制指令を受信した場合の制御を説明するためのフローチャートである。制御部14は、系統管理システム4から出力抑制指令を受信する(S10)。制御部14はまず、第2DC−DCコンバータ12を制御して、蓄電池31への充電量を増加させる制御を開始する(S11)。具体的には制御部14は第2DC−DCコンバータ12内のスイッチング素子のデューティ比を変化させて充電電流が増加するよう制御する。なお蓄電池31が充電中でない場合、第2DC−DCコンバータ12を起動した後、蓄電池31への充電量を増加させる制御を開始する。蓄電池31への充電量が増加すると、太陽光発電システム20により発電された電流の内、DC−ACコンバータ13に出力される電流が減少する。これにより、出力電力量が抑制される。
制御部14は、DC−ACコンバータ13の出力電力を、電力変換システム10の内部に設けられた電圧センサ(不図示)及び電流センサ(不図示)により検出される電圧値及び電流値をもとに検出する。制御部14は検出した出力電力と、系統管理システム4から受信した出力抑制指令に含まれる電力指令値を比較する(S12)。出力電力が電力指令値に到達していない場合(S12のN)、制御部14は、監視している蓄電池31への充電量が上限値に到達したか否か判定する(S13)。例えば、充電電流の上限値が10Aに設定されている場合、蓄電池31への充電電流が10Aに到達しているか否かを判定する。上限値に到達していない場合(S13のN)、ステップS12に戻り、充電量の増加によりDC−ACコンバータ13の出力電力が電力指令値に到達するのを待つ。
蓄電池31への充電量が上限値に到達した場合(S13のY)、制御部14は、充電限界フラグFに「1」を設定し(S14)、第2DC−DCコンバータ12のフィードバック制御を、DC−ACコンバータ13の出力電力を電力指令値に合わせるためのフィードバック制御から、蓄電池31への充電電流を上限値に維持するためのフィードバック制御に切り替える。なお蓄電池31への充電量が上限値に到達していない場合でも、蓄電池31のSOCが上限値に到達した場合は制御部14は、第2DC−DCコンバータ12の動作を停止させて、蓄電池31への充電を停止するとともに、充電限界フラグFに「1」を設定する。
充電限界フラグFが「1」に変わると制御部14は、第1DC−DCコンバータ11を制御して、太陽光発電システム20の出力電力を抑制する制御を開始する(S15)。具体的にはMPPT制御を停止させ、第1DC−DCコンバータ11内のスイッチング素子のデューティ比を変化させて太陽光発電システム20の出力電力が低下するよう制御する。ステップS12に戻り、充電量の増加と発電量の減少によりDC−ACコンバータ13の出力電力が電力指令値に到達するのを待つ。
ステップS12においてDC−ACコンバータ13の出力電力が低下して、出力電力が電力指令値に到達すると(S12のY)、制御部14は、DC−ACコンバータ13の出力電力が電力指令値を維持するよう第1DC−DCコンバータ11を制御する(S16)。例えば日射量が増加し太陽光発電システム20の発電量が増加した場合、第1DC−DCコンバータ11内のスイッチング素子のデューティ比を変化させて、第1DC−DCコンバータ11の出力電力を低下させる。なお、日射量が大きく低下しDC−ACコンバータ13の出力電力が電力指令値より低下した場合、制御部14は、充電限界フラグFを「0」に戻すとともに、第2DC−DCコンバータ12内のスイッチング素子のデューティ比を変化させて充電電流を減少させるよう制御する。
なお出力抑制指令に、電力指令値に変更するまでの時間が含まれる場合、制御部14は、現在の出力電力、電力指令値、及び当該時間をもとに、現在の出力電力から電力指令値に変更するまでの出力目標直線を生成する。制御部14は、各時刻においてDC−ACコンバータ13の出力電力が目標直線上の目標電力値になるように、第2DC−DCコンバータ12及び第1DC−DCコンバータ11を制御する。例えば、DC−ACコンバータ13の出力電力を5分間で5kWから0kWに低下させる必要がある場合、DC−ACコンバータ13の出力電力が1分後に4kW、2分後に3kW、3分後に2kW、4分後に1kW、5分後に0kWになるように制御する。その場合、制御部14は出力目標直線上の各時刻の電力値を、電力指令値として使用する。なお時間経過に応じて目標値がリニアに変化するリニア関数ではなく、時間経過に応じて目標値が曲線状に変化する曲線関数を使用してもよい。
このように電力指令値にもとづきDC−ACコンバータ13の出力電力を低下させる必要がある場合、制御部14は第2DC−DCコンバータ12を制御して蓄電池31に充電される充電電力を増加させる制御を先に実行し、蓄電池31への充電電流が上限値に到達した後、第1DC−DCコンバータ11を制御して太陽光発電システム20の発電電力を減少させる制御を実行する。これにより、出力抑制指令を受信した場合でも、できるだけ太陽光発電システム20をフルで発電する状態を維持することができる。
図3は、系統管理システム4から出力抑制解除指令を受信した場合の制御1(比較例)を説明するためのフローチャートである。以下の説明では、図2に示した出力抑制指令受信時の制御により、第2DC−DCコンバータ12において蓄電池31への充電電流を上限値に維持するためのフィードバック制御が実行されている状態(充電限界フラグF=1)を前提とする。
制御部14は、系統管理システム4から出力抑制解除指令を受信する(S20)。制御部14はまず、第1DC−DCコンバータ11を制御して、太陽光発電システム20の出力電力を抑制する制御を解除する(S21)。具体的にはDC−ACコンバータ13の出力電力を電力指令値に合わせるためのフィードバック制御を解除し、第1DC−DCコンバータ11への入力電圧、入力電流に基づくMPPT制御を再開する。
制御部14は、DC−ACコンバータ13の出力電力と、系統管理システム4から受信した出力抑制解除指令に含まれる電力指令値を比較する(S22)。出力電力が電力指令値に到達していない場合(S22のN)、制御部14は、太陽光発電システム20が最大電力点で動作しているか否か判定する(S23)。具体的にはMPPT制御により探索される動作点が所定時間同じ位置に滞在しているか否か判定する。所定時間同じ位置に滞在している場合、太陽光発電システム20が最大電力点で動作していると判定する。なお最大電力点は日射量や温度などの気象条件により変動する。
太陽光発電システム20が最大電力点で動作していない場合(S23のN)、ステップS22に戻り、太陽光発電システム20が最大電力点に到達するのを待つ。または最大電力点の探索に伴う発電量の増加により、DC−ACコンバータ13の出力電力が電力指令値に到達するのを待つ。
太陽光発電システム20が最大電力点に到達した場合(S23のY)、制御部14は、充電限界フラグFを「1」から「0」に戻す(S24)。充電限界フラグFが「0」に戻ると制御部14は、第2DC−DCコンバータ12を制御して、蓄電池31への充電量を減少させる制御を開始する(S25)。具体的には制御部14は、第2DC−DCコンバータ12のフィードバック制御を、蓄電池31への充電電流を上限値に維持するためのフィードバック制御から、DC−ACコンバータ13の出力電力を電力指令値に合わせるためのフィードバック制御に切り替える。ステップS22に戻り、発電量の増加と充電量の減少によりDC−ACコンバータ13の出力電力が電力指令値に到達するのを待つ。
ステップS22においてDC−ACコンバータ13の出力電力が上昇して、出力電力が電力指令値に到達すると(S22のY)、制御部14による出力抑制解除制御が終了する。
このように比較例では、電力指令値にもとづきDC−ACコンバータ13の出力電力を上昇させる必要がある場合、制御部14は第1DC−DCコンバータ11を制御して太陽光発電システム20の発電電力を増加させる制御を先に実行する。太陽光発電システム20の発電電力が最大電力点に到達した後、制御部14は第2DC−DCコンバータ12を制御して蓄電池31に充電される充電電力を減少させる制御を実行する。これによれば、蓄電池31に最大充電電流で充電される状態を長く確保することができる。
しかしながら、系統管理システム4から出力抑制解除指令を受信した後、DC−ACコンバータ13の出力電力が指令値に向かって滑らかに増加していかない場合が発生する。すなわち、太陽電池の特性、気象条件などにより太陽光発電システム20の出力電力が最大電力点を捉えることができず、ある水準で小幅に変動を繰り返す場合がある。この状態では、蓄電池31への充電量の減少制御が開始しないため、DC−ACコンバータ13のの出力電力がほとんど上昇しないことになる。抑制解除時刻の直前で太陽光発電システム20の出力電力が最大電力点を捉えた場合、蓄電池31への充電量の減少制御が開始され、充電量の急減少によりDC−ACコンバータ13のの出力電力が電力指令値に到達することになる。以下、このような出力抑制解除時の出力電力の急上昇を抑制する制御を説明する。
図4は、系統管理システム4から出力抑制解除指令を受信した場合の制御2(実施例)を説明するためのフローチャートである。本実施例でも、図2に示した出力抑制指令受信時の制御により、第2DC−DCコンバータ12において蓄電池31への充電電流を上限値に維持するためのフィードバック制御が実行されている状態(充電限界フラグF=1)を前提とする。
制御部14は、系統管理システム4から出力抑制指令を受信する(S30)。制御部14は、第1DC−DCコンバータ11を制御して、太陽光発電システム20の出力電力を抑制する制御を解除する(S31)。具体的にはDC−ACコンバータ13の出力電力を電力指令値に合わせるためのフィードバック制御を解除し、第1DC−DCコンバータ11への入力電圧、入力電流に基づくMPPT制御を再開する。
その制御と並行して制御部14は、充電限界フラグFを「1」から「0」に戻し(S32)、第2DC−DCコンバータ12を制御して、蓄電池31への充電量を減少させる制御を開始する(S33)。具体的には制御部14は、第2DC−DCコンバータ12のフィードバック制御を、蓄電池31への充電電流を上限値に維持するためのフィードバック制御から、DC−ACコンバータ13の出力電力を電力指令値に合わせるためのフィードバック制御に切り替える。
制御部14は、DC−ACコンバータ13の出力電力と、系統管理システム4から受信した出力抑制解除指令に含まれる電力指令値を比較する(S34)。出力電力が電力指令値に到達していない場合(S34のN)、太陽光発電システム20の発電量の増加と蓄電池31への充電量の減少によりDC−ACコンバータ13の出力電力が電力指令値に到達するのを待つ。出力電力が電力指令値に到達すると(S34のY)、制御部14による出力抑制解除制御が終了する。なお出力抑制解除指令に、電力指令値に変更するまでの時間が含まれる場合、制御部14は、現在の出力電力、電力指令値、及び当該時間をもとに、現在の出力電力から電力指令値に変更するまでの出力目標直線を生成する。制御部14は、各時刻においてDC−ACコンバータ13の出力電力が目標直線上の目標電力値になるように、第2DC−DCコンバータ12及び第1DC−DCコンバータ11を制御する。例えば、DC−ACコンバータ13の出力電力を5分間で0kWから5kWに上昇させる必要がある場合、DC−ACコンバータ13の出力電力が1分後に1kW、2分後に2kW、3分後に3kW、4分後に4kW、5分後に5kWになるように制御する。
このように実施例では、電力指令値にもとづきDC−ACコンバータ13の出力電力を上昇させる必要がある場合、制御部14は第1DC−DCコンバータ11を制御して太陽光発電システム20の発電電力を増加させる制御と第2DC−DCコンバータ12を制御して蓄電池31に充電される充電電力を減少させる制御を並行して実行する。これにより、太陽光発電システム20の最大電力点が定まらない場合でも、充電量を減少させることにより、DC−ACコンバータ13の出力電力を上昇させることができる。従って出力電力の急上昇の発生を防止することができる。
なお通常は、第1DC−DCコンバータ11への入力電圧、入力電流に基づくMPPT制御の方が、第2DC−DCコンバータ12におけるDC−ACコンバータ13の出力電力を目標値に合わせるためのフィードバック制御より応答が速い。従ってMPPT制御が正常に機能していれば、最大電力点に到達するまでは発電量の増加が出力電力の上昇の殆どを占める。最大電力点に到達した後は、充電量の減少により出力電力が上昇する。従ってMPPT制御が正常に機能している場合、図3の比較例の処理とほぼ同様になる。
図5(a)、(b)は、図3の比較例の制御と図4の実施例の制御を比較した図である。図5(a)が図3の比較例の制御に対応し、図5(b)が図4の実施例の制御に対応する。この例では太陽光発電システム20の最大発電量は5.5kWであり、蓄電池31への最大充電量は1.5kWである。
出力抑制する場合の制御は図5(a)、(b)で共通である。5.5kWから4.0kWの範囲で出力抑制する場合は蓄電池31への充電量の増加で対応する。4.0kWから0kWの範囲で出力抑制する場合は太陽光発電システム20の発電量の減少で対応する。
出力抑制解除する場合の制御は図5(a)、(b)で異なる。比較例では0kWから4.0kWの範囲で出力抑制解除する場合は太陽光発電システム20の発電量の増加で対応する。4.0kWから5.5kWの範囲で出力抑制解除する場合は蓄電池31への充電量の減少で対応する。一方、実施例では0kWから4.0kWの範囲で出力抑制解除する場合は太陽光発電システム20の発電量の増加と蓄電池31への充電量の減少の両方で対応する。4.0kWから5.5kWの範囲で出力抑制解除する場合は蓄電池31への充電量の減少で対応する。
図6(a)、(b)は、図3の比較例の制御と図4の実施例の制御を比較した別の図である。図6(a)が図3の比較例の制御に対応し、図6(b)が図4の実施例の制御に対応する。図6(a)、(b)では、系統2への出力電流の波形と蓄電池31への充電電流の波形を模式的に描いている。
図6(a)は、出力抑制解除中に太陽光発電システム20の出力電力が途中で、ある水準にとどまりながら最大電力点を捉えることができなくなった例を示している。期間T1の前半は、太陽光発電システム20の出力電力の上昇がほぼ止まっているにも関わらず最大電力点を捉えることができずに、蓄電池31への最大充電が継続している状態を示している。期間T1の後半は、太陽光発電システム20の出力電力が最大電力点を捉え、蓄電池31への充電電流が急低下して、系統2への出力電流が急上昇している状態を示している。
図6(b)では、出力抑制解除中、系統2への出力電流が滑らかに上昇している。仮に太陽光発電システム20の出力電力の上昇がほぼ止まっているにも関わらず最大電力点を捉えることができない状態に陥っても蓄電池31への充電電流を減少させることにより、系統2への出力電流を滑らかに上昇させることができる。
以上説明したように本実施の形態によれば、DC−ACコンバータ13の出力電力の出力抑制解除指令を受け付けた後、蓄電池31への最大充電電流による充電制御を解除することにより、DC−ACコンバータ13の出力電力を滑らかに指令値に変更することができる。従って太陽電池の特性や気象条件により最大電力点を上手く捉えることができない場合でも充電量の減少制御により、DC−ACコンバータ13の出力電力を滑らかに上昇させることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では、系統管理システム4から出力抑制解除指令を受信した時点で、充電限界フラグを「0」に戻し、蓄電池31への最大充電電流による充電制御を解除する例を説明した。この点、必ずしも受信直後に解除する必要はなく、受信から一定時間後(例えば、1分後)に解除してもよい。
また上述の実施の形態では、MPPT制御を搭載した第1DC−DCコンバータ11及び制御部14を使用する例を説明した。この点、MPPT制御を搭載しない第1DC−DCコンバータ11及び制御部14にも本発明に係る技術を適用可能である。その場合、出力抑制解除時にMPPT制御に依らずに、第1DC−DCコンバータ11に含まれるスイッチング素子のデューティ比を上げて第1DC−DCコンバータ11の出力電力を上昇させていく。
また上述の実施の形態では、再生可能エネルギーをもとに発電する発電装置として太陽光発電システムを使用する例を説明したが、風力発電装置やマイクロ水力発電装置など他の発電装置を使用してもよい。いずれの発電装置も自然環境の変化により発電量が変化する発電装置である。なお発電装置の出力が交流の場合、発電装置の後段のDC−DCコンバータは、AC−DCコンバータに置き換えられる。
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
再生可能エネルギーに基づき発電する発電装置(20)から入力される直流電力をDC−DC変換して出力する第1DC−DC変換部(11)と、
前記第1DC−DC変換部(11)から入力される直流電力を交流電力に変換して、系統(2)側に出力するDC−AC変換部(13)と、
蓄電部(30)に入出力される直流電力をDC−DC変換する変換部であり、前記蓄電部(30)と、前記第1DC−DC変換部(11)の出力端子と前記DC−AC変換部(13)の直流側端子を結ぶ経路上のノード(Na)との間に接続される第2DC−DC変換部(12)と、
前記DC−AC変換部(13)から前記系統(2)側に出力される出力電力の指令値を受信し、当該指令値をもとに前記第1DC−DC変換部(11)および前記第2DC−DC変換部(12)を制御する制御部(14)と、を備え、
前記制御部(14)は、
前記指令値にもとづき前記出力電力を上昇させる場合、前記第1DC−DC変換部(11)を制御して前記発電装置(20)の発電電力を増加させる制御を実行するとともに、前記発電装置(20)の発電電力が第1所定値に到達していない状態において、前記第2DC−DC変換部(12)を制御して前記蓄電部(30)に充電される充電電力を減少させる制御を実行することを特徴とする電力変換システム(10)。
第1所定値は天候を考慮した最大動作点の電力値であってもよい。この最大動作点の電力値は天候次第で変動する。
これによれば、系統2側への出力電力を指令値まで滑らかに上昇させることができる。
[項目2]
前記制御部(14)は、
前記指令値にもとづき前記出力電力を低下させる場合、前記第2DC−DC変換部(12)を制御して前記蓄電部(30)に充電される充電電力を増加させる制御を先に実行し、前記蓄電部(30)への充電電流が第2所定値に到達した後、前記第1DC−DC変換部(11)を制御して前記発電装置(20)の発電電力を低下させる制御を実行することを特徴とする項目1に記載の電力変換システム(10)。
第2所定値は上限値であってもよい。
これによれば、発電装置(20)の発電効率をできるだけ高く保つことができる。
[項目3]
前記制御部(14)は、前記出力電力を上昇させる必要がある指令値を受信すると、前記第1DC−DC変換部(11)を制御して前記発電装置(20)の発電電力を増加させる制御と、前記第2DC−DC変換部(12)を制御して前記蓄電部(30)に充電される充電電力を減少させる制御の実行を開始することを特徴とする項目1または2に記載の電力変換システム(10)。
これによれば、より確実に、DC−ACコンバータ(13)の出力電力を指令値まで滑らかに上昇させることができる。
[項目4]
前記発電装置(20)は、太陽光発電システム(20)であり、
前記制御部は、前記太陽光発電システム(20)の発電電力を最大点に維持するようMPPT(Maximum Power Point Tracker)制御を実行し、
前記制御部(14)は、
前記指令値にもとづき前記出力電力を低下させる場合において、前記蓄電部(30)への充電電流が第2所定値に到達すると前記MPPT制御を停止し、
前記出力電力を上昇させる必要がある指令値を受信し、かつ前記MPPT制御が停止している場合、前記MPPT制御を再開することを特徴とする項目1から3のいずれかに記載の電力変換システム(10)。
これによれば、太陽光発電システム(20)をできるだけ最大電力点で動作させることができ、太陽光発電システム(20)の発電能力を有効に活用することができる。
[項目5]
前記制御部(14)は、前記指令値として前記出力電力の所定時間後の電力値を受信し、前記出力電力が当該電力値に漸次的に到達するよう前記出力電力の目標値を漸次的に変更し、当該目標値に沿って前記第1DC−DC変換部(11)および前記第2DC−DC変換部(12)の少なくとも一方を制御することを特徴とする項目1から4のいずれかに記載の電力変換システム(10)。
これによれば、系統2側への出力電力を目標直線に沿って指令値まで滑らかに上昇させることができる。
[項目6]
再生可能エネルギーに基づき発電する発電装置(20)から入力される直流電力をDC−DC変換して出力する第1DC−DC変換部(11)と、
前記第1DC−DC変換部(11)から入力される直流電力を交流電力に変換して、系統(2)側に出力するDC−AC変換部(13)と、
蓄電部(30)に入出力される直流電力をDC−DC変換する変換部であり、前記蓄電部(30)と、前記第1DC−DC変換部(11)の出力端子と前記DC−AC変換部(13)の直流側端子を結ぶ経路上のノード(Na)との間に接続される第2DC−DC変換部(12)と、
を制御する制御装置(14)であって、
前記制御装置(14)は、前記DC−AC変換部(13)から前記系統(2)側に出力される出力電力の指令値を受信し、当該指令値をもとに前記第1DC−DC変換部(11)および前記第2DC−DC変換部(12)を制御し、
前記制御装置(14)は、
前記指令値にもとづき前記出力電力を低下させる場合、前記第2DC−DC変換部(12)を制御して前記蓄電部(30)に充電される充電電力を増加させる制御を先に実行し、前記蓄電部(30)への充電電流が所定値に到達した後、前記第1DC−DC変換部(11)を制御して前記発電装置(20)の発電電力を減少させる制御を実行し、
前記指令値にもとづき前記出力電力を上昇させる場合、前記第1DC−DC変換部(11)を制御して前記発電装置(20)の発電電力を増加させる制御を実行するとともに、前記発電装置(20)の発電電力が所定値に到達していない状態において、前記第2DC−DC変換部(12)を制御して前記蓄電部(30)に充電される充電電力を減少させる制御を実行することを特徴とする制御装置(14)。
これによれば、系統2側への出力電力を指令値まで滑らかに上昇させることができる。
1 蓄電システム、 2 系統、 3 発電所、 4 系統管理システム、 10 電力変換システム、 11 第1DC−DCコンバータ、 12 第2DC−DCコンバータ、 13 DC−ACコンバータ、 14 制御部、 20 太陽光発電システム、 30 蓄電部、 31 蓄電池、 32 監視部。

Claims (6)

  1. 再生可能エネルギーに基づき発電する発電装置から入力される直流電力をDC−DC変換して出力する第1DC−DC変換部と、
    前記第1DC−DC変換部から入力される直流電力を交流電力に変換して、系統側に出力するDC−AC変換部と、
    蓄電部に入出力される直流電力をDC−DC変換する変換部であり、前記蓄電部と、前記第1DC−DC変換部の出力端子と前記DC−AC変換部の直流側端子を結ぶ経路上のノードとの間に接続される第2DC−DC変換部と、
    前記DC−AC変換部から前記系統側に出力される出力電力の指令値を受信し、当該指令値をもとに前記第1DC−DC変換部および前記第2DC−DC変換部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記指令値にもとづき前記出力電力を上昇させる場合、前記第1DC−DC変換部を制御して前記発電装置の発電電力を増加させる制御を実行するとともに、前記発電装置の発電電力が第1所定値に到達していない状態において、前記第2DC−DC変換部を制御して前記蓄電部に充電される充電電力を減少させる制御を実行することを特徴とする電力変換システム。
  2. 前記制御部は、
    前記指令値にもとづき前記出力電力を低下させる場合、前記第2DC−DC変換部を制御して前記蓄電部に充電される充電電力を増加させる制御を先に実行し、前記蓄電部への充電電流が第2所定値に到達した後、前記第1DC−DC変換部を制御して前記発電装置の発電電力を減少させる制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の電力変換システム。
  3. 前記制御部は、前記出力電力を上昇させる必要がある指令値を受信すると、前記第1DC−DC変換部を制御して前記発電装置の発電電力を増加させる制御と、前記第2DC−DC変換部を制御して前記蓄電部に充電される充電電力を減少させる制御の実行を開始することを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換システム。
  4. 前記発電装置は、太陽光発電システムであり、
    前記制御部は、前記太陽光発電システムの発電電力を最大点に維持するようMPPT(Maximum Power Point Tracker)制御を実行し、
    前記制御部は、
    前記指令値にもとづき前記出力電力を低下させる場合において、前記蓄電部への充電電流が第2所定値に到達すると前記MPPT制御を停止し、
    前記出力電力を上昇させる必要がある指令値を受信し、かつ前記MPPT制御が停止している場合、前記MPPT制御を再開することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電力変換システム。
  5. 前記制御部は、前記指令値として前記出力電力の所定時間後の電力値を受信し、前記出力電力が当該電力値に漸次的に到達するよう前記出力電力の目標値を漸次的に変更し、当該目標値に沿って前記第1DC−DC変換部および前記第2DC−DC変換部の少なくとも一方を制御することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電力変換システム。
  6. 再生可能エネルギーに基づき発電する発電装置から入力される直流電力をDC−DC変換して出力する第1DC−DC変換部と、
    前記第1DC−DC変換部から入力される直流電力を交流電流に変換して、系統側に出力するDC−AC変換部と、
    蓄電部に入出力される直流電力をDC−DC変換する変換部であり、前記蓄電部と、前記第1DC−DC変換部の出力端子と前記DC−AC変換部の直流側端子を結ぶ経路上のノードとの間に接続される第2DC−DC変換部と、を制御する制御装置であって、
    前記制御装置は、前記DC−AC変換部から前記系統側に出力される出力電力の指令値を受信し、当該指令値をもとに前記第1DC−DC変換部および前記第2DC−DC変換部を制御し、
    前記制御装置は、
    前記指令値にもとづき前記出力電力を低下させる場合、前記第2DC−DC変換部を制御して前記蓄電部に充電される充電電力を増加させる制御を先に実行し、前記蓄電部への充電電流が所定値に到達した後、前記第1DC−DC変換部を制御して前記発電装置の発電電力を減少させる制御を実行し、
    前記指令値にもとづき前記出力電力を上昇させる場合、前記第1DC−DC変換部を制御して前記発電装置の発電電力を増加させる制御を実行するとともに、前記発電装置の発電電力が所定値に到達していない状態において、前記第2DC−DC変換部を制御して前記蓄電部に充電される充電電力を減少させる制御を実行することを特徴とする制御装置。
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