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JP2017097256A - 表示装置 - Google Patents

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JP2017097256A JP2015231389A JP2015231389A JP2017097256A JP 2017097256 A JP2017097256 A JP 2017097256A JP 2015231389 A JP2015231389 A JP 2015231389A JP 2015231389 A JP2015231389 A JP 2015231389A JP 2017097256 A JP2017097256 A JP 2017097256A
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Masahiro Goto
正浩 後藤
関口 博
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博 関口
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】映像源の画素間に存在する非画素領域が視認されてしまうのを抑制することができる頭部装着型表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置1は、映像光を出射する映像源11と、映像光を拡大して観察者側へ出射するレンズ12と、映像源11及びレンズ12間、又は、レンズ12の観察者側に配置される光学シート20とを備え、光学シート20は、少なくとも2層以上の層構成を有し、各層間の界面に微細な単位形状が複数形成されており、光学シート20の拡散角が−0.1°以上0.1°以下における透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の30%以上であり、光学シート20の拡散角が−0.3°以上0.3°以下における透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の95%以上であること、を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、観察者に映像光を表示する表示装置に関するものである。
従来、LCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ等の映像源による映像を、光学系を介して観察者に観察させる頭部装着型の表示装置、いわゆるヘッドマウントディスプレイ(HMD)が提案されている(例えば、特許文献1)。このような頭部装着型の表示装置は、レンズ等の光学系によって映像源から投射される映像光を拡大して鮮明な映像を観察者側に表示している。
ここで、このような表示装置に用いられる映像源は、映像を構成する複数の画素領域と、各画素領域間に設けられ、映像の表示に寄与しない非画素領域とが設けられている。このような映像源から出射された映像光をレンズにより拡大した場合、画素領域により構成される映像だけでなく、非画素領域が起因となる非映像領域も拡大されてしまうこととなり、映像だけでなく非映像領域も観察者に視認されてしまう場合があり、鮮明な映像の表示の妨げとなる場合があった。
特表2011−509417号公報
本発明の課題は、映像源の画素間に存在する非画素領域が起因となる非映像領域が視認されてしまうのを抑制することができる表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、映像光を出射する映像源(11)と、前記映像光を拡大して観察者側へ出射するレンズ(12)と、前記映像源及び前記レンズ間、又は、前記レンズの観察者側に配置される光学シート(20)とを備え、前記光学シートは、少なくとも2層以上の層構成を有し、各層間の界面に微細な単位形状(21a、23a)が複数形成されており、前記光学シートの拡散角が−0.1°以上0.1°以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の30%以上であり、前記光学シートの拡散角が−0.3°以上0.3°以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の95%以上であること、を特徴とする表示装置(1)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の表示装置(1)において、前記光学シート(20)の拡散角が0.1°以上0.3°以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の20%以上であり、前記光学シートの拡散角が−0.3°以上−0.1°以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の20%以上であること、を特徴とする表示装置である。
請求項3の発明は、映像光を出射する映像源(11)と、前記映像光を拡大して観察者側へ出射するレンズ(12)と、前記映像源及び前記レンズ間、又は、前記レンズの観察者側に配置される光学シート(20)とを備え、前記光学シートは、少なくとも2層以上の層構成を有し、各層間の界面に微細な単位形状(21a、23a)が複数形成されており、前記光学シートの拡散角が−0.1°以上0.1°以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の30%以上であり、前記映像源の互いに隣接する画素間のピッチをdとし、前記映像源における映像光の出射面から観察者の眼までの最短距離をDとした場合に、前記光学シートの拡散角が、0.5×sin−1(d/D)以上、5×sin−1(d/D)以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の20%以上であり、前記光学シートの拡散角が、−5×sin−1(d/D)以上、−0.5×sin−1(d/D)以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の20%以上であること、を特徴とする表示装置である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の表示装置(1)において、前記光学シート(20)の互いに隣接する層の屈折率の差Δnは、0.005≦Δn≦0.1を満たしていること、を特徴とする表示装置である。
本発明によれば、映像源の画素間に存在する非画素領域が起因となる非映像領域が視認されてしまうのを抑制することができる。
実施形態の頭部装着型の表示装置の構成を説明する図である。 実施形態の表示装置に用いられる光学シートの詳細を説明する図である。 実施形態の表示装置に用いられる光学シートの輝度と拡散角との関係を示す図である。 実施形態の表示装置によって表示された画像の例を示す図である。 比較例の表示装置の構成等を説明する図である。 表示装置に用いられる光学シートの別な形態を説明する図である。 表示装置に用いられる光学シートの別な形態を説明する図である。 表示装置に用いられる光学シートの別な形態を説明する図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
(実施形態)
図1は、本実施形態の頭部装着型の表示装置1を説明する図である。図1は、表示装置1を鉛直方向上側から見た図である。
図2は、本実施形態の表示装置に用いられる光学シートの詳細を説明する図である。図2(a)は、光学シートの水平面に平行な断面における断面図であり、図2(b)は、図2(a)のb部断面図である。図2(c)は、図2(a)のc部詳細を示す図であり、図2(d)は、図2(b)のd部詳細を示す図である。
図3は、本実施形態の表示装置に用いられる光学シートの輝度と拡散角との関係を示す図である。図3(a)及び図3(b)の縦軸は、光の輝度を示し、横軸は、光学シートの左右方向及び鉛直方向における拡散角を示す。
図4は、本実施形態の表示装置によって表示された画像の例を示す図である。
図5は、比較例の表示装置を説明する図である。図5(a)は、比較例の表示装置の構成を説明する図であり、図1に対応する図である。図5(b)は、比較例の表示装置によって表示された画像の例を示す図である。
なお、図1を含め以下に示す図中及び以下の説明において、理解を容易にするために、観察者が頭部に表示装置1を装着した状態において、鉛直方向をZ方向とし、水平方向をX方向及びY方向とする。また、この水平方向のうち、光学シートの厚み方向をY方向とし、その厚み方向に直交する左右方向をX方向とする。このY方向の−Y側を観察者側とし、+Y側を背面側とする。
表示装置1は、観察者が頭部に装着し、観察者の眼前に映像を表示する、いわゆるヘッドマウントディスプレイ(HMD)である。図1に示すように、本実施形態の頭部装着型の表示装置1は、不図示のメガネフレームの内側に、映像源11と、レンズ12と、光学シート20とを備えており、観察者がメガネフレームを頭部に装着することによって、映像源11に表示された映像光を光学シート20、レンズ12を介して観察者の眼Eに視認させることができる。なお、図1において、表示装置1は、観察者の片側の眼Eに対して配置される例で説明するが、これに限定されるものでなく、観察者の両方の眼のそれぞれに配置されるようにしてもよい。
映像源11は、映像光を表示するマイクロディスプレイであり、例えば、透過型の液晶表示デバイスや、反射型の液晶表示デバイス、有機EL等を使用することができる。本実施形態の映像源11は、例えば、対角が5インチの有機ELディスプレイが使用される。
レンズ12は、映像源11から出射された映像光を拡大して観察者側に出射する凸レンズであり、本実施形態では、表示装置1の最も観察者側(−Y側)に配置されている。
光学シート20は、図1に示すように、映像源11及びレンズ12間であって、レンズ12に近接する位置に配置されており、映像源11から出射した映像光の一部を微少に拡散する拡散機能を有した光透過性のあるシートである。
ここで、従来、主に使用されている頭部装着型の表示装置(以下、比較例の表示装置という)は、図5(a)に示すように、上述の光学シートを備えていない形態であり、映像源から出射された映像光をレンズにより拡大して観察者側に表示していた。ここで、映像源に用いられる有機EL等のディスプレイは、その表示部に映像を形成する画素領域が複数配列されており、また、各画素領域間には映像の形成に寄与しない非画素領域が設けられている。そのため、映像源から出射する映像光は、レンズを介して拡大された場合に、図5(b)に示すように、画素領域による映像だけでなく、非画素領域が起因となる非映像領域も拡大されてしまうこととなり、映像だけでなく、その非映像領域も観察者に視認され、鮮明な映像表示の妨げとなってしまう場合があった。
そこで、本実施形態の表示装置1には、上述したように、光学シート20が設けられており、映像源11から出射した映像光の一部を微少に拡散させ、図4に示すように、その拡散された映像光によって、非画素領域が起因となる非映像領域が観察者に視認されてしまうのを抑制することができる。
光学シート20は、図2に示すように、背面側(+Y側)から順に、第1光学層21、第2光学層22、第3光学層23が積層されている。光学シート20は、この第1光学層21及び第2光学層22の界面と、第2光学層22及び第3光学層23の界面とに、それぞれ単位形状21a、単位形状23aが複数形成されている。
第1光学層21は、光学シート20の最も背面側(+Y側)に位置する光透過性を有する層であり、その背面側の面は、映像源11から出射された映像光が入射する面であり、略平坦に形成されている。第1光学層21の観察者側(−Y側)の面には、図2(a)に示すように、単位形状21aと平坦部21bとが交互に設けられている。この単位形状21a及び平坦部21bは、第1光学層21の観察者側の面に沿うようにして、鉛直方向(Z方向)に延在し、左右方向(X方向)に複数配列されている。
第3光学層23は、光学シート20の最も観察者側(−Y側)に位置する光透過性を有する層であり、その観察者側の面は、光学シート20を透過した映像光が出射する面であり、略平坦に形成されている。第3光学層23の背面側(+Y側)の面は、図2(b)に示すように、単位形状23aと平坦部23bとが交互に複数形成されている。この単位形状23a及び平坦部23bは、第3光学層23の背面側の面に沿うようにして、左右方向(X方向)に延在し、鉛直方向(Z方向)に複数配列されている。
すなわち、第3光学層23に設けられた単位形状23a及び平坦部23bは、その延在方向(X方向)が、上述の第1光学層21に設けられた単位形状21a及び平坦部21bの延在方向(Z方向)と交差(直交)している。
第2光学層22は、第1光学層21及び第3光学層23間に設けられた光透過性を有する層であり、第1光学層21の単位形状21a側の面と、第3光学層23の単位形状23a側の面とが互いに対向するようにして配置されている。
上述のように光学シートが形成されることによって、表示装置1は、映像源11から出光された光のうち、平坦部21b、平坦部23bを透過した光を直接観察者側に出射させるとともに、単位形状21aに入射した光を左右方向へ拡散させ、また、単位形状23aに入射した光を鉛直方向に拡散させて観察者側へ出射させることができる。これにより、表示装置1は、観察者側に鮮明な映像を表示するとともに、映像光の微少な拡散によって映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が目立ってしまうのを抑制することができる。特に、平坦部21b、平坦部23bを透過した光はほとんど拡散されないため、観察者に届く映像光をより鮮明に表示することができる。
(光学シートの光学特性)
ここで、上述の効果を効果的に奏するために、本実施形態の光学シート20は、図3(a)に示すように、光学シートの左右方向及び鉛直方向における拡散角が−0.1°以上0.1°以下の範囲において、光の輝度が最大輝度に近い状態であるとともに、同拡散角が0.1°以上0.3°以下と、−0.3°以上−0.1°以下との範囲においても所定の輝度を維持するようにして形成される。
具体的には、左右方向及び鉛直方向における拡散角が−0.1°以上0.1°以下の範囲の透過光量が、それぞれ光学シート20を透過する全透過光量の30%以上となるようにし、また、左右方向及び鉛直方向における拡散角が−0.3°以上0.3°以下の範囲の透過光量が、それぞれ光学シート20を透過する全透過光量の95%以上となるように形成されている。
更に、光学シート20の左右方向及び鉛直方向における拡散角が0.1°以上0.3°以下の範囲の透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の20%以上となり、拡散角が−0.3°以上−0.1°以下の範囲の透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の20%以上となるように形成されている。
ここで、光学シート20の拡散角とは、光の輝度が最大値となる光学シート20のシート面の観察位置から、画面左右方向及び画面上下方向における観察角度をいう。
このように、光学シート20の特定の拡散角の範囲における透過光量を規定することによって、本実施形態の表示装置1は、映像源11から出射した映像光のうち、平坦部に入射した光をほとんど拡散させることなく透過させるとともに、各単位形状に入射した光を鉛直方向や左右方向に微少に拡散させることができる。これにより、表示装置1は、観察者側に鮮明な映像を表示するとともに、映像光の微少な拡散によって映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が目立ってしまうのを抑制することができる。特に、平坦部21b、平坦部23bを透過した光はほとんど拡散されないため、より鮮明な映像を観察者に届けることができ、映像のぼやけが生じてしまうのを極力抑制することができる。
仮に、拡散角が−0.1°以上0.1°以下における透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の30%未満となる場合、観察者側に届く光量が少なくなりすぎてしまい、映像の鮮明さが失われ、ぼやけてしまうので望ましくない。
また、拡散角が−0.3°以上0.3°以下における透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の95%未満となる場合、観察者側に届く映像の光量が少なくなりすぎてしまい、映像が暗くなってしまうので望ましくない。
更に、拡散角が0.1°以上0.3°以下における透過光量と、拡散角が−0.3°以上−0.1°以下における透過光量とが、それぞれ光学シート20を透過する全透過光量の20%未満となる場合、単位形状による映像光の微少な拡散が少なくなりすぎてしまい、映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が目立ちやすくなってしまうので望ましくない。
(光学シートの別な光学特性)
また、上述の効果を効果的に奏するための別な光学特性として、本実施形態の光学シート20は、図3(b)に示すように、光学シートの左右方向及び鉛直方向における拡散角が−0.1°以上0.1°以下の範囲において、光の輝度が最大輝度に近い状態であるとともに、同拡散角が0.5×sin−1(d/D)以上、5×sin−1(d/D)以下と、−5×sin−1(d/D)以上、−0.5×sin−1(d/D)以下との範囲においても所定の輝度を維持するようにして形成されるようにしてもよい。
具体的には、左右方向及び鉛直方向における拡散角が−0.1°以上0.1°以下の範囲の透過光量が、それぞれ光学シート20を透過する全透過光量の30%以上となるように形成される。
また、映像源11の画素領域の配列ピッチをdとし、映像源11の表示面から、表示装置1を装着する観察者の眼までの距離をDとした場合に、左右方向及び鉛直方向における拡散角が−5×sin−1(d/D)以上、5×sin−1(d/D)以下の範囲の透過光量が、それぞれ光学シート20を透過する全透過光量の95%以上となるように形成される。
更に、光学シート20の左右方向及び鉛直方向における拡散角が0.5×sin−1(d/D)以上、5×sin−1(d/D)以下の範囲の透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の20%以上となり、拡散角が−5×sin−1(d/D)以上、−0.5×sin−1(d/D)以下の範囲の透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の20%以上となるように形成される。
このように、光学シート20の特定の拡散角の範囲における透過光量を、画素領域の配列ピッチdや、距離Dにより規定することによっても、本実施形態の表示装置1は、映像源11から出射した映像光のうち、平坦部に入射した光をほとんど拡散させることなく透過させるとともに、各単位形状に入射した光を鉛直方向や左右方向に微少に拡散させることができる。これにより、表示装置1は、観察者側に鮮明な映像を表示するとともに、映像光の微少な拡散によって映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が目立ってしまうのを抑制することができる。また、表示装置1の仕様(配列ピッチdや、距離D)に合わせて、適宜、特定の拡散角の範囲を規定することができるので、上述の場合に比して、より効率よく鮮明な映像の表示と、非画素領域の視認の抑制とを実現することができる。
ここで、仮に、拡散角が−5×sin−1(d/D)以上、5×sin−1(d/D)以下における透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の95%未満となる場合、観察者側に届く映像の光量が少なくなりすぎてしまい、映像が暗くなってしまうので望ましくない。
また、拡散角が0.5×sin−1(d/D)以上、5×sin−1(d/D)以下における透過光量と、拡散角が−5×sin−1(d/D)以上、−0.5×sin−1(d/D)以下における透過光量とが、それぞれ光学シート20を透過する全透過光量の20%未満となる場合、単位形状による映像光の微少な拡散が少なくなりすぎてしまい、映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が目立ちやすくなってしまうので望ましくない。
本実施形態の光学シート20は、互いに隣接する各層の屈折率差、すなわち第1光学層21及び第2光学層22の屈折率差Δn1と、第2光学層22及び第3光学層23の屈折率差Δn2とが、それぞれ0.005≦Δn1≦0.1、0.005≦Δn2≦0.1を満たすようにして形成されるのが望ましい。これにより、各層の界面における光の屈折角を調節することができ、単位形状における光の拡散量を好適にすることができる。
仮に、互いに隣接する層の屈折率差(Δn1、Δn2)が0.005未満である場合、各層間の屈折率差が小さくなりすぎてしまい、各層間における映像光の屈折が生じ難くなってしまい、十分な拡散作用が発揮されなくなるため望ましくない。また、互いに隣接する層の屈折率差(Δn1、Δn2)が0.1よりも大きい場合、各層間における光の屈折が大きくなりすぎてしまい、光学シートを透過する映像光が不鮮明になってしまうので望ましくない。
(単位形状の形態)
上述のような光学特性を実現するために、本実施形態では、単位形状21aは、図2(c)に示すように、第1光学層21の観察者側の面(−Y側の面)から凸となり、XY断面における断面形状が略円弧状になるように形成されている。ここで、略円弧状とは、真円の円弧だけでなく、楕円や長円等の一部を含む曲線状の形状を含むものをいう。
本実施形態の単位形状21aは、円弧状に形成されており、その曲率半径はR1で形成され、左右方向(X方向)における幅寸法はw1で形成されている。単位形状21a(平坦部21b)の左右方向における配列ピッチはP1で形成されている。
同様に、単位形状23aは、図2(d)に示すように、第3光学層23の背面側の面(+Y側の面)から凸となり、YZ断面における断面形状が略円弧状に形成されている。本実施形態の単位形状23aは、円弧状に形成されており、その曲率半径はR2で形成され、鉛直方向(Z方向)における幅寸法はw2で形成されている。単位形状23a(平坦部23b)の鉛直方向における配列ピッチは、P2で形成されている。
本実施形態の第1光学層21及び第3光学層23に設けられた各単位形状、各平坦部は、それぞれ同等の寸法に形成されており、例えば、w1=w2=100μm、P1=P2=240μm、R1=R2=500μmに形成されている。
ここで、各単位形状の配列ピッチP1及び配列ピッチP2は、100μm≦P1≦500μmであることが望ましい。
仮に、P1、P2が100μm未満である場合、単位形状の配置間隔が細かくなりすぎてしまい、回折光の影響が大きくなり、映像が不鮮明になるので望ましくない。また、P1、P2が500μmよりも大きい場合、単位形状の配置間隔が粗くなりすぎてしまい、非画素領域が視認され易くなるため望ましくない。
第1光学層21及び第3光学層23は、それぞれ、光透過性の高いPC(ポリカーボネート)樹脂、MS(メチルメタクリレート・スチレン)樹脂、アクリル系樹脂等から形成されており、本実施形態では、第1光学層21及び第3光学層23はともに同じ材料で形成され、同じ屈折率を有している。
また、第2光学層22は、光透過性の高いウレタンアクリレート樹脂や、エポキシアクリレート樹脂等の紫外線硬化型樹脂等から形成されており、本実施形態では、第1光学層21及び第3光学層23の屈折率よりも低い屈折率で形成されている。
次に、映像源11から出射された映像光Lが観察者の眼Eに届くまでの動作について説明する。
図1に示すように、映像源11から出射した映像光Lは、光学シート20の背面側(+Y側)の面に入射して、第1光学層21を透過して、第1光学層21及び第2光学層22との界面に到達する。この界面に到達した光のうち、単位形状21aに入射した光は、左右方向(X方向)に微少に拡散して第2光学層22内を透過し、平坦部21bに入射した光は、ほとんど拡散することなく第2光学層22内を透過する。
第2光学層22を透過した映像光は、第2光学層22及び最3光学層23との界面に到達する。この界面に到達した光のうち、単位形状23aに入射した光は、鉛直方向(Z方向)に微少に拡散し、第3光学層23を透過して光学シート20の観察者側(−Y側)の面から出射し、平坦部23bに入射した光は、ほとんど拡散することなく光学シート20の観察者側の面から出射する。
続いて、光学シート20の観察者側の面から出射した映像光Lは、レンズ12へ入射して観察者の眼Eへ向けて出射する。ここで、映像源11から出射された映像光Lのうち一部は、上述したように、光学シート20により左右方向及び鉛直方向に微少に拡散させられているため、映像光Lは、レンズ12により拡大されたとしても、観察者の眼Eによって視認される画像には、図4に示すように、上述の比較例の表示装置の場合に比して(図5(b)参照)、映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が目立ってしまうのを極力抑制することができ、鮮明な映像を表示することができる。また、各光学層に平坦部21b、23bを設けているので、この平坦部を透過した光は、ほとんど拡散することなく観察者側に届くので、表示装置1は、ぼやけの少ないより鮮明な映像を観察者に表示することができる。
次に、本実施形態の表示装置1に用いられる光学シート20の製造方法について説明する。
上述したように、光学シート20の第1光学層21及び第3光学層23に設けられた各単位形状21a、単位形状23aは、互いに同じ形状に形成されているため、まず、この単位形状に対応する凹形状が設けられた金型を使用して、単位形状が形成されたシート状部材を押出成形法や、射出成形法等により形成する。
それから、単位形状が形成されたシート状部材を、所定の寸法に裁断して、第1光学層21及び第3光学層23を得る。このように、単位形状21a及び単位形状23aが同形状に形成されている場合、1枚のシート状部材から第1光学層21及び第3光学層23を同時に切り出すことができ、光学シート20の製造効率を向上させることができる。
続いて、第1光学層21の単位形状21a側の面上に、第2光学層22を形成する樹脂を充填し、その樹脂と、第3光学層23の単位形状23a側の面とを貼り合わせて、第1光学層21及び第3光学層23間に所定の距離を設けた状態で樹脂を硬化させる。このとき、第1光学層21及び第3光学層23は、単位形状21aの延在方向と単位形状23aの延在方向とが互いに交差(直交)するようにして配置される。
以上により、第1光学層21、第2光学層22、第3光学層23が順次積層された光学シート20が完成する。
次に、表示装置に用いられる光学シートの別な形態について説明する。
図6〜図8は、表示装置に用いられる光学シートの別な形態を説明する図である。図6(a)〜図8(a)は、それぞれ図2(a)に対応する図であり、また、図6(b)〜図8(b)は、それぞれ図2(c)に対応する図である。
上述の説明では、第1光学層21に設けられる単位形状21aは、第1光学層21の観察者側の面(−Y側の面)から凸となり、XY断面における断面形状が円弧状になるように形成され、第3光学層23に設けられる単位形状23aは、第3光学層23の背面側の面(+Y側の面)から凸となり、YZ断面における断面形状が円弧状に形成される例を示したが、これに限定されるものでない。
単位形状21aは、例えば、図6に示すように、第1光学層21の観察者側の面(−Y側の面)から凸となり、XY断面における断面形状が三角形状に形成され、単位形状23aが、第3光学層23の背面側の面(+Y側の面)から凸となり、YZ断面における断面形状が三角形状に形成されるようにしてもよい。
また、図7に示すように、単位形状21aが、第1光学層21の観察者側の面(−Y側の面)から窪んだ形状(凹形状)となり、XY断面における断面形状が円弧状に形成された2つの凸面が左右方向において互いに対向するようにして形成されるようにしてもよい。同様に、単位形状23aが、第3光学層23の背面側の面(+Y側の面)から窪んだ形状(凹形状)となり、XY断面における断面形状が円弧状に形成された2つの凸面が鉛直方向において互いに対向するようにして形成されるようにしてもよい。
更に、図8に示すように、単位形状21aが、第1光学層21の観察者側の面(−Y側の面)から窪んだ形状(凹形状)となり、XY断面における断面形状が三角形状に形成され、単位形状23aが、第3光学層23の背面側の面(+Y側の面)から窪んだ形状(凹形状)となり、YZ断面における断面形状が三角形状に形成されるようにしてもよい。
このような形態としても、上述の形態(図2参照)と同様に、表示装置1は、映像源11から出光された光のうち、平坦部21b、平坦部23bを透過した光をほとんど拡散させることなく観察者側に出射させるとともに、単位形状21aに入射した光を左右方向へ微少に拡散させ、また、単位形状23aに入射した光を鉛直方向に微少に拡散させて観察者側へ出射させることができる。これにより、表示装置1は、観察者側にぼやけの少ない鮮明な映像を表示するとともに、映像光の微少な拡散によって映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が目立ってしまうのを抑制することができる。
以上より、本実施形態の表示装置1は、少なくとも2層以上の層構成を有し、各層間の界面に微細な単位形状が複数形成された光学シート20を備え、光学シート20の左右方向及び鉛直方向における拡散角が−0.1°以上0.1°以下の範囲の透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の30%以上であり、光学シート20の左右方向及び鉛直方向における拡散角が−0.3°以上0.3°以下の範囲の透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の95%以上である。
これにより、表示装置1は、映像源11から出射した映像光を鉛直方向や左右方向に微少に拡散することができ、観察者側にぼやけの少ない鮮明な映像を表示するとともに、映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が観察者に視認されてしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態の表示装置1は、光学シート20の左右方向及び鉛直方向における拡散角が0.1°以上0.3°以下の範囲の透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の20%以上であり、光学シート20の左右方向及び鉛直方向における拡散角が−0.3°以上−0.1°以下の範囲の透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の20%以上である。これにより、表示装置1は、映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が目立ってしまうのを効率よく抑制することができる。
更に、本実施形態の表示装置1は、光学シート20の左右方向及び鉛直方向における拡散角が−0.1°以上0.1°以下の範囲の透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の30%以上であり、光学シート20の左右方向及び鉛直方向における拡散角が、0.5×sin−1(d/D)以上、5×sin−1(d/D)以下の範囲の透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の20%以上であり、光学シート20の左右方向及び鉛直方向における拡散角が、−5×sin−1(d/D)以上、−0.5×sin−1(d/D)以下の範囲の透過光量が、光学シート20を透過する全透過光量の20%以上である場合においても、上述と同様の効果を奏することができる。
すなわち、表示装置1は、映像源11から出射した映像光を鉛直方向や左右方向に微少に拡散することができ、観察者側にぼやけの少ない鮮明な映像を表示するとともに、映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域が観察者に視認されてしまうのを抑制することができる。また、表示装置1の仕様(配列ピッチdや、距離D)に合わせて、適宜、特定の拡散角の範囲を規定することができるので、より効率よく鮮明な映像の表示と、非画素領域の視認の抑制とを実現することができる。
更に、本実施形態の表示装置1は、光学シート20の互いに隣接する層の屈折率の差、すなわち第1光学層21及び第2光学層22の屈折率差Δn1と、第2光学層22及び第3光学層23の屈折率差Δn2とが、それぞれ0.005≦Δn1≦0.1、0.005≦Δn2≦0.1を満たすようにして形成されている。これにより、各層間における映像光の屈折を調節して、鮮明な映像を表示させるとともに、十分な拡散作用を得ることができ、映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域をより効率よく目立たなくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)上述の実施形態において、光学シート20は、第1光学層21、第2光学層22、第3光学層23の3層が順次、積層された層構成を有する例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、光学シート20は、第1光学層及び第2光学層の2層が積層された構成を有してもよく、また、4層以上の層構成を有するようにしてもよい。
(2)上述の実施形態において、光学シート20は、映像源11及びレンズ12間に配置される例を説明するが、これに限定されるものでなく、レンズ12の観察者側(−Y側)に配置されるようにしてもよい。このような形態としても、表示装置1は、映像源11から出射した映像光をレンズ12で拡大させた後に微小に拡散させるので、映像源11の非画素領域が起因となる非映像領域を目立たなくして、映像を表示することができる。また、この場合、レンズの観察者側の面を光学シートにより覆うことができるので、光学シートによりレンズを保護することも可能である。
(3)上述の実施形態において、光学シート20は、背面側に第1光学層21が配置され、観察者側に第3光学層23が配置される例を示したが、これに限定されるものでなく、第1光学層21が観察者側に、第3光学層23が背面側に配置されるようにしてもよい。
(4)上述の実施形態において、光学シート20は、単位形状21aの延在方向が鉛直方向(Z方向)であり、単位形状23aの延在方向が左右方向(X方向)であり、両者の延在方向が直交する例を説明したが、これに限定されるものでない。例えば、光学シート20の単位形状21aの延在方向が、左右方向に対して45°傾斜した方向であり、単位形状23aの延在方向が、左右方向に対して−45°に傾斜した方向であるようにしてもよく、映像源11の画素領域の配列等に応じて、各単位形状の延在方向を適宜設定するようにしてもよい。
また、一方の単位形状の延在方向が、他方の単位形状の延在方向と直交以外の角度で交差するようにしてもよい。
(5)上述の実施形態において、光学シート20は、第1光学層21及び第3光学層23の屈折率が、第2光学層22の屈折率よりも高い例で説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、第1光学層21及び第3光学層23の屈折率が、第2光学層22の屈折率よりも低くなるようにしてもよい。
(6)上述の実施形態において、第2光学層22は、紫外線硬化型樹脂により構成される層である例を示したが、これに限定されるものでなく、例えば、光透過性のある粘着剤により構成され、第1光学層21及び第3光学層23を接合するようにしてもよい。この場合、第2光学層22を構成する粘着剤の屈折率は、第1光学層21及び第3光学層23の屈折率に対して、屈折率差が0.005以上、0.1以下の範囲で設定されるのが望ましい。
1 表示装置
11 映像源
12 レンズ
20 光学シート
21 第1光学層
21a 単位形状
21b 平坦部
22 第2光学層
23 第3光学層
23a 単位形状
23b 平坦部
E 観察者の眼

Claims (4)

  1. 映像光を出射する映像源と、
    前記映像光を拡大して観察者側へ出射するレンズと、
    前記映像源及び前記レンズ間、又は、前記レンズの観察者側に配置される光学シートとを備え、
    前記光学シートは、少なくとも2層以上の層構成を有し、各層間の界面に微細な単位形状が複数形成されており、
    前記光学シートの拡散角が−0.1°以上0.1°以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の30%以上であり、
    前記光学シートの拡散角が−0.3°以上0.3°以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の95%以上であること、
    を特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記光学シートの拡散角が0.1°以上0.3°以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の20%以上であり、
    前記光学シートの拡散角が−0.3°以上−0.1°以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の20%以上であること、
    を特徴とする表示装置。
  3. 映像光を出射する映像源と、
    前記映像光を拡大して観察者側へ出射するレンズと、
    前記映像源及び前記レンズ間、又は、前記レンズの観察者側に配置される光学シートとを備え、
    前記光学シートは、少なくとも2層以上の層構成を有し、各層間の界面に微細な単位形状が複数形成されており、
    前記光学シートの拡散角が−0.1°以上0.1°以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の30%以上であり、
    前記映像源の互いに隣接する画素間のピッチをdとし、前記映像源における映像光の出射面から観察者の眼までの最短距離をDとした場合に、
    前記光学シートの拡散角が、0.5×sin−1(d/D)以上、5×sin−1(d/D)以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の20%以上であり、
    前記光学シートの拡散角が、−5×sin−1(d/D)以上、−0.5×sin−1(d/D)以下における透過光量が、前記光学シートを透過する全透過光量の20%以上であること、
    を特徴とする表示装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の表示装置において、
    前記光学シートの互いに隣接する層の屈折率の差Δnは、0.005≦Δn≦0.1を満たしていること、
    を特徴とする表示装置。
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