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JP2017092412A - 円板状ワークの研削方法 - Google Patents

円板状ワークの研削方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オリフラを備える円板状ワークの研削において、研削厚みにばらつきを生じさせない。
【解決手段】オリフラOFを備える円板状ワークWを保持するチャックテーブル3と、環状に配置された砥石53bをテーブル回転軸32上を通過させワークWの外周Wdから回転中心の範囲に当接させて研削する研削手段5とを備える研削装置1を用い、研削時におけるワークWの回転中心からワークWの外周Wdの円弧部Weまでの距離が、円弧部WeからワークWの外周円の中心Paまでの距離よりも短く、ワークWの外周円の中心Paを通過し一端がオリフラOFの中点M1に直交し他端が外周円に接触する線分L3の中点M2と円弧部Weとの距離よりも長くなるように、研削時におけるワークWの回転中心としての基準位置M3を検出する工程と、ワークWを基準位置M3とテーブル3の回転中心30oとを一致させ搬入する工程と、ワークWを研削する工程とを実施する。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体製造に用いられる円板状ワークを研削する方法に関する。
半導体製造において用いられる円板状ワークは、例えば、研削装置によって研削されて所定の厚みに形成された後に、切削装置等により分割されて個々のデバイス等となり、各種電子機器等に利用されている。ここで、研削対象となる円板状ワークには、例えば、サファイアやSiCのようなモース硬度が高い硬質材からなり、その外周領域に結晶方位の判別を容易にするために用いられるオリエンテーションフラット(オリフラ)が形成されているものがある。例えば、特許文献1には、砥石を用いてこのような円板状ワークを研削する方法が記載されている。研削中は、円板状ワーク及び砥石が回転し、砥石は、円板状ワークの回転中心を常に通って円板状ワークの外周から回転中心の範囲に接触する。
特開2011−212820号公報
ここで、上記のような円板状ワークを研削すると、オリフラが形成されている外周領域の一部分が他の部分よりも薄くなってしまう場合があるという問題がある。本発明の発明者が検討したところ、この問題は、以下のような現象に基づくものと推察された。すなわち、例えば、円板状ワークの外周中の円弧部を基準として定めたワークの中心を、チャックテーブルの回転中心に一致させて研削すると、ワークの中心からオリフラまでの距離とワークの中心から円弧部までの距離とは異なっているため、円板状ワークに対して砥石が接触するワークの範囲(距離)が異なることになる。そのため、円板状ワークにおけるオリフラが形成されている外周領域の一部分は、砥石が接触する面積が小さくなり研削されやすくなる(砥石が押し付けられる力がより高まる)ことで、ワークの厚みが他の部分よりも薄くなると推察された。
したがって、サファイアやSiCのような硬質材からなりオリフラを備える円板状ワーク等を研削する場合であっても、研削後のワークの研削厚みにばらつきが生じることを防ぎ、ワーク全体の研削厚みの精度をより高めるという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、結晶方位を示すオリエンテーションフラットを外周領域に備える円板状ワークを保持して回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルの回転中心となる回転軸と、砥石が環状に配置された研削ホイールと、該砥石を該研削ホイールの中心を軸に回転させて該チャックテーブルの該回転軸上を通過させ該チャックテーブルに保持される円板状ワークの外周から回転中心の範囲に該砥石を当接させて研削する研削手段と、円板状ワークを該チャックテーブルに搬入する搬入手段と、を備える研削装置を用いて、円板状ワークを該砥石で研削する研削方法であって、研削時における円板状ワークの回転中心から円板状ワークの外周の円弧部までの距離が、円板状ワークの外周の円弧部から円板状ワークの外周円の中心までの距離よりも短く、円板状ワークの外周円の中心を通過し一端が該オリエンテーションフラットの中点に直交し他端が該外周円に接触する線分の中点と外周円の円弧部との距離よりも長くなるように、研削時における円板状ワークの回転中心としての基準位置を検出する位置検出工程と、円板状ワークを、該位置検出工程で検出した基準位置と該チャックテーブルの回転中心とを一致させて該チャックテーブルに搬入する搬入工程と、該搬入工程で搬入された円板状ワークに該研削ホイールの該砥石を接触させ円板状ワークを研削する研削工程と、からなる円板状ワークの研削方法である。
前記位置検出工程においては、前記線分の中点と円板状ワークの外周円の中心とを結ぶ線分の中点を前記基準位置として円板状ワーク上で検出すると好ましい。
オリエンテーションフラットが形成された円板状ワークを研削装置により研削する場合に実施される本発明に係る研削方法においては、研削時における円板状ワークの回転中心から円板状ワークの外周の円弧部までの距離が、円板状ワークの外周の円弧部から円板状ワークの外周円の中心までの距離よりも短く、円板状ワークの外周円の中心を通過し一端がオリエンテーションフラットの中点に直交し他端が外周円に接触する線分の中点と外周円の円弧部との距離よりも長くなるように、研削時における円板状ワークの回転中心としての基準位置を検出する位置検出工程と、円板状ワークを、位置検出工程で検出した基準位置とチャックテーブルの回転中心とを一致させてチャックテーブルに搬入する搬入工程と、搬入工程で搬入された円板状ワークに研削ホイールの砥石を接触させ円板状ワークを研削する研削工程とからなることで、円板状ワークに砥石が接触する距離の差及び接触面積の差が発生しない様にしながら研削を行うため、研削後の円板状ワークの研削厚みにばらつきを生じさせず、研削厚みの精度を高めることができる。
また、位置検出工程においては、前記線分の中点と円板状ワークの外周円の中心とを結ぶ線分の中点を基準位置として円板状ワーク上で検出することで、より円板状ワークに砥石が接触する距離の差及び接触面積の差が発生しない様にしながら研削を行うため、研削後の円板状ワークの研削厚みによりばらつきを生じさせず、研削厚みのより精度を高めることができる。
研削装置の一例を示す模式的な平面図である。 搬入手段の一例を示す側面図である。 研削手段及びチャックテーブルの構成を示す側面図である。 位置検出工程においてカメラにより撮像された画像の例を示す説明図である。 位置検出工程においてカメラにより撮像された画像の例を示す説明図である。 図6(A)は、チャックテーブルの回転中心と円板状ワークの基準位置との関係を示す図5におけるa−a’線を基準とした断面図である。図6(B)は、チャックテーブルの回転中心と円板状ワークの基準位置との関係を示す図5におけるb−b’線を基準とした断面図である。 位置検出工程においてカメラにより撮像された第1のオリエンテーションフラット及び第2のオリエンテーションフラットを備える円板状ワークの画像の例を示す説明図である。
図1に示す研削装置1は、研削対象である円板状ワークWをチャックテーブル3で保持し、円板状ワークWに対して少なくとも研削手段5により研削を施す研削装置の一例である。研削装置1のベース10上の前方(−Y方向側)は、チャックテーブル3に対して円板状ワークWの着脱が行われる領域である着脱領域Aとなっており、ベース10上の後方(+Y方向側)は、研削手段5により円板状ワークWの研削が行われる領域である加工領域Bとなっている。
着脱領域A内におけるベース10の正面側(−Y方向側)には、例えば、加工前の円板状ワークWが収容される第1のカセット18aが配設されており、第1のカセット18aに並列に、加工後の円板状ワークWを収容する第2のカセット18bが配設されている。
第1のカセット18aの後方(+Y方向側)には、第1のカセット18aから加工前の円板状ワークWを搬出するとともに加工後の円板状ワークWを第2のカセット18bに搬入する搬送ロボット17が配設されている。搬送ロボット17は、屈曲可能なアーム17aと、アーム17aの先端部に取り付けられたロボットハンド17bとを備え、第1のカセット18a及び第2のカセット18bのそれぞれに対してロボットハンド17bが届くようになっている。また、搬送ロボット17は移動機構17cによって支持されており、X軸方向に自在に移動することができる。
搬送ロボット17の近傍には、円板状ワークWをチャックテーブル3に搬入する搬入手段4が配設されている。搬入手段4は、例えば、円板状ワークWを仮置きするとともにその中心を検出する等の機能を備える仮置き手段40と、円板状ワークWを仮置き手段40から着脱領域A内に位置するチャックテーブル3に搬送する搬送手段42とを備えている。
仮置き手段40は、搬送ロボット17のロボットハンド17bが届く範囲に位置している。仮置き手段40は、例えば、円板状ワークWを仮置きする回転可能な仮置きテーブル400と、仮置きテーブル400に仮置きされた円板状ワークWを撮像するカメラ401と、少なくともCPU及びメモリ等の記憶素子を備えカメラ401によって撮像された画像を基に画像処理等を行う画像処理部402とを備える。
図1、2に示すように、仮置きテーブル400は、円盤形状に形成されており、その上面は、円板状ワークWの外径よりも小径のワーク載置面となる。仮置きテーブル400は、回転軸400aに支持され、回転軸400aの下部には仮置きテーブル400を回転させるための回転手段400bが接続されている。回転軸400aの軸中心を通る直線上には、仮置きテーブル400のワーク載置面の回転中心が位置している。また、仮置きテーブル400には、円板状ワークWを吸引するための吸引力を生み出す図示しない吸引源が接続されている。
搬送手段42は、円板状ワークWを吸引保持するための吸着パッド420と、搬送アーム421と、吸着パッド420を上下動させる上下動作軸422と、吸着パッド420を仮置きテーブル400からチャックテーブル3に直行させて円板状ワークWを搬送可能にする直動軸423と、から構成されている。
上下動作軸422の先端部には、吸着パッド420が取り付けられている。吸着パッド420は、円盤形状に形成されており、その下面は、例えばポーラス部材で構成されている吸着面となる。搬送アーム421の内部には、図示しない吸引源と吸着パッド420の吸着面とを連通させる連通路425が設けられている。そして、図示しない吸引源が生み出す吸引力が吸着面に伝達されることで、吸着パッド420は円板状ワークWを吸着することができる。また、上下動作軸422は、搬送アーム421内部に鉛直方向に上下動可能に収容されており、吸着パッド420を上下動させる。
搬送アーム421は、搬入基台424に装着され、搬入基台424を介して直動軸423に支持されている。直動軸423は、仮置きテーブル400の上方からチャックテーブル3の上方にかけてY軸方向に向かって延設されている。搬入基台424は、直動軸423の側面をY軸方向に自在にスライド移動可能となっており、搬送アーム421も、搬入基台424のスライド移動に伴ってY軸方向に自在に移動できる。
仮置き手段40のカメラ401は、直動軸423の側面に取り付けられており、仮置きテーブル400の上方に移動可能に配設されている。そして、カメラ401によって撮像された画像データは、カメラ401に接続された画像処理部402に転送される。なお、本実施形態においては、カメラ401を直動軸423の側面に取り付けているが、取り付け位置はこれに限定されるものではない。なお、搬送手段42は、本実施形態における構成に限定されず、例えば、ベース10上の水平面内で回転自在に設けられる旋回アームを備えるものとしてもよい。
図1に示すように、搬送ロボット17の可動範囲には、加工後の円板状ワークWを洗浄する洗浄手段19が配設されている。洗浄手段19は、例えば、枚葉スピン式の洗浄手段であり、高速回転可能なスピンナーテーブル190と、洗浄液を噴射するためのノズル191と、旋回動により洗浄位置を制御するためのアーム192とを備えている。ノズル191の端部には、洗浄液噴出口が形成されており、アーム192の旋回により、洗浄水噴出時の洗浄液噴出口の位置、すなわち洗浄手段19の作用位置を移動させることができる。
洗浄手段19の後方(+Y方向側)には、着脱領域A内に位置付けられたチャックテーブル3に保持された研削後の円板状ワークWを、洗浄装置19に搬送するための搬送ロボット13が配設されている。搬送ロボット13は、旋回可能なアーム130と、アーム130の先端に取り付けられ円板状ワークWを吸着可能な吸着パッド131とを備える。搬送ロボット13は、Y軸方向に延びるレール132上に配設され、レール132上をY軸方向に自在に移動できる。
図1に示すように、ベース10上の略中央部には、ターンテーブル14が配設され、ターンテーブル14の上面には、チャックテーブル3が周方向に等間隔を空けて複数(図示の例においては4つ)配設されている。ターンテーブル14の中心には、ターンテーブル14を自転させるための図示しない回転軸が配設されており、回転軸を中心としてターンテーブル14を自転させることができる。ターンテーブル14が自転することで、チャックテーブル3を公転させて着脱領域Aと加工領域Bとの間で移動させることができる。なお、チャックテーブル3の着脱領域Aから加工領域Bへの移動は、本実施形態におけるものに限定されず、例えば、ベース10上に、モータ及びボールネジ等から構成されチャックテーブル3をY軸方向に往復移動させることが可能なY軸方向送り手段を備えることで行われるようにしてもよい。
図1、3に示すチャックテーブル3は、例えば、その外形が円形状であり、ポーラス部材等からなり円板状ワークWを吸着する吸着部30と、吸着部30を支持する枠体31とを備え、回転可能となっている。吸着部30は図示しない吸引源に連通し、吸引源が吸引することで生み出された吸引力が、吸着部30の露出面である保持面30aに伝達されることで、チャックテーブル3は保持面30a上で円板状ワークWを吸引保持する。図3に示すように保持面30aは、例えば、保持面30aの中心30oを頂点とする円錐面状に形成されている。
また、図3に示すように、チャックテーブル3は、チャックテーブル3の底面側に配設されチャックテーブル3の回転中心となる回転軸32(チャックテーブル回転軸32)により、保持面30aの中心30oを軸に回転可能となっている。チャックテーブル回転軸32の軸方向はX軸方向に対し鉛直方向に直交する方向(Z軸方向)であり、チャックテーブル回転軸32の一端はチャックテーブル3の底面側の中心に接続されている。また、チャックテーブル回転軸32には、チャックテーブル回転軸32を回転駆動するモータ33が接続されている。チャックテーブル3の底面側には図示しない傾き調節部が配設されており、円板状ワークWの研削時において、この傾き調節部が、保持面30a上に保持された円板状ワークWに対して研削手段5が水平に当接することができるように、チャックテーブル3の保持面30aの傾きを調節する(すなわち、チャックテーブル回転軸32が所定の角度だけ傾いた状態にする)。
図1に示すように、ベース10上の後方(+Y方向側)にはコラム11が立設されており、コラム11の−Y方向側の側面には研削送り手段12が配設されている。図3に示す研削送り手段12は、ほぼ鉛直方向(Z軸方向)の軸心を有するボールネジ120と、ボールネジ120と平行に配設された一対のガイドレール121と、ボールネジ120に連結しボールネジ120を回動させるモータ122と、ナットをボールネジ120に螺合させ側部がガイドレール121に摺接するホルダ123とから構成され、モータ122がボールネジ120を回動させると、これに伴いホルダ123がガイドレール121にガイドされてZ軸方向に往復移動し、ホルダ123により支持された研削手段5がZ軸方向に研削送りされる。
研削手段5は、例えば、軸方向が鉛直方向(Z軸方向)であるスピンドル50と、スピンドル50を回転駆動するモータ51と、スピンドル50の下端に配設された円形状のマウント52と、マウント52の下面に着脱可能に接続された研削ホイール53とを備える。そして、研削ホイール53は、ホイール基台53aと、ホイール基台53aの底面に環状に複数配設された略直方体形状の砥石53bとを備える。スピンドル50の軸中心の延長線上には研削ホイール53の中心が位置しており、モータ51がスピンドル50を回転駆動するのに伴って研削ホイール53もスピンドル50を中心に回転し、砥石53bが円板状ワークWに当接することで研削を行っていく。なお、研削手段5に隣接して第2研削手段6が配設されており、この第2研削手段6は、研削手段5を構成する砥石53bよりも粒径の小さい砥粒を有する砥石を備え、円板状ワークWを仕上げ研削する。また、第2研削手段6に隣接して研磨手段7が配設されており、この研磨手段7は、仕上げ研削された研削面を研磨する研磨パッドを備え、円板状ワークWを研磨することにより研削歪みを除去する。
図1に示す外形が略円板形状の円板状ワークWは、例えば、硬質材であるサファイアからなり、結晶方位を示すオリエンテーションフラットOFが、外周領域Wcの一部をフラットに切欠くことで形成されている。なお、円板状ワークWは、サファイア板に限定されるものではなく、また、形成されたオリエンテーションフラットOFの数は1つに限られるものではない。例えば、円板状ワークWは、例えば、SiC板であってもよい。そして、円板状ワークWがSiC板である場合には、SiC板にはその結晶構造からSi面とC面との2種類の面が存在するため、第1のオリエンテーションフラットに加えて、第1のオリエンテーションフラットに対して直交する方向の第2のオリエンテーションフラットが形成されている。
以下に、図1〜6を用いて、図1に示す研削装置1を用いて本発明に係る研削方法を実施して円板状ワークWを研削する場合の、研削方法における各工程及び研削装置1の動作について説明する。
まず、搬送ロボット17がアーム17aを旋回移動させ、ロボットハンド17bにより第1のカセット18aの内部に収容されている円板状ワークWを搬出する。次いで、移動機構17cにより、搬送ロボット17が仮置き手段40の仮置きテーブル400の手前の位置までX軸方向に移動する。
円板状ワークWが仮置き手段40の手前の位置に移動した後、搬送ロボット17は、アーム17aを旋回させて、ロボットハンド17bを仮置きテーブル400の上方に位置付ける。搬送ロボット17は、仮置きテーブル400の中心とロボットハンド17bの中心とが上方から見ておおよそ重なる位置に位置するように調整する。そして、円板状ワークWを仮置きテーブル400の上面に仮置きする。この際、円板状ワークWは、例えば被研削面となる裏面Wb側が上面となるようにする。また、円板状ワークWのおおよその中心は、例えば、仮置きテーブル400のほぼ中央に位置していればよい。そして、図示しない吸引源が吸引することで生み出された吸引力が仮置きテーブル400の上面に伝達されて、仮置きテーブル400が円板状ワークWを吸引保持する。
(1)位置検出工程
位置検出工程においては、例えば、まず、円板状ワークWを吸引保持した仮置きテーブル400上にカメラ401が移動し、カメラ401の撮像領域内に円板状ワークWの全体が納まるようにカメラ401が位置付けられる。カメラ401により、図4に示す円板状ワークWの全体が収まる画像Gaが撮像され、撮像された画像Gaがカメラ401に接続された画像処理部402に転送される。画像処理部402は、例えば、画像Ga中の円板状ワークWの外周Wdが有する固有の色情報を持つ画素によって、画像Ga中の外周Wd中の円弧部Weを認識する。ここで、円弧部Weとは、円板状ワークWの外周Wd中でオリエンテーションフラットOFを除いた部分である。
さらに、画像処理部402は、認識した円弧部We上の任意の離間した3点である点P1、点P2及び点P3の検出を行い、検出したこれら3点の座標に基づく演算処理により、円弧部Weを基準として定められる円板状ワークWの中心Paを検出する。すなわち、例えば、点P1及び点P2を結んだ線分の垂直二等分線L1が引かれ、更に点P2及び点P3を結んだ線分の垂直二等分線L2が引かれることで、垂直二等分線L1と垂直二等分線L2との交点Paが円弧部Weを基準として定められる円板状ワークWの中心Pa(円板状ワークWの外周円の中心Pa)として検出される。検出した中心Paの座標は、画像処理部402のメモリに保存される。
なお、上点P1〜点P3に加えて更に1点を追加すると、3点の組み合わせが4通り求められることになる。よって、それぞれの3点の組み合わせについて垂直二等分線の交点を求め、これらの交点の平均値から円板状ワークWの円弧部Weを基準としたより正確な中心Paを検出することができる。
次いで、例えば、画像処理部402が、オリエンテーションフラットOFの中点M1を検出する。すなわち、画像処理部402は、例えば、画像Ga中の円板状ワークWの外周Wdが有する固有の色情報を持つ画素によって、画像Ga中の外周Wd中のオリエンテーションフラットOFを認識する。画像処理部402は、認識したオリフラOFの両端それぞれの座標から、オリフラOFの中点M1を検出する。
検出したオリフラOFの中点M1と円弧部Weを基準として定められる円板状ワークWの中心Paとを結ぶ直線が引かれ、さらに、この直線を延長した線と円弧部Weとが交わる交点P4が検出される。そして、画像処理部402が、オリフラOFの中点M1と交点P4とを結ぶ線分を、円板状ワークWの外周円の中心Pa(すなわち、円弧部Weを基準として定められる円板状ワークWの中心Pa)を通過し一方の端がオリエンテーションフラットOFの中点直交し他方の端が円板状ワークWの外周円(円弧部We)に接触している線分L3として検出する。
さらに、画像処理部402が、例えば、オリフラOFの中点M1と交点P4との間の画素数の算出又はオリフラOFの中点M1の座標と交点P4の座標とに基づく演算処理を行うことにより、図5に示す線分L3の中点M2を検出する。
ここで、図1に示す砥石53b(図5においては模式的に示している)がチャックテーブル3に保持された円板状ワークWに当接する場合において、外周Wdの円弧部Weから回転中心までの当接距離が最長となるのは円板状ワークWの回転中心が円弧部Weを基準とした円板状ワークWの中心Paとなるとき(すなわち、図3に示すチャックテーブル3の保持面30aの中心30oと円板状ワークWの中心Paとを一致させて円板状ワークWをチャックテーブル3で吸引保持した状態で、チャックテーブル3を回転させているとき)となる。このときにおける外周Wdの円弧部Weから回転中心となる円板状ワークWの中心Paまでの距離は、円板状ワークWの半径Rとなる。したがって、検出されるべき研削時における円板状ワークWの回転中心となる基準位置から円板状ワークWの外周Wdの円弧部Weまでの距離は、円板状ワークWの半径Rよりも短くなる。
また、円板状ワークWの外周円(円弧部We)の中心Paを通過し一端がオリエンテーションフラットOFの中点に直交し他端が外周円(円弧部We)に接触している線分L3の中点M2と外周円の中心Paとを結ぶ線分L4上を砥石53bが通過しかつ円板状ワークWに砥石53bが当接し外周Wdの円弧部Weから回転中心までの距離が最短となるときは、回転中心が線分L3の中点M2となるとき(すなわち、図3に示すチャックテーブル3の保持面30aの中心30oと線分L3の中点M2とを一致させて円板状ワークWをチャックテーブル3で吸引保持した状態で、チャックテーブル3を回転させているとき)である。このときにおける外周Wdの円弧部Weから回転中心となる中点M2までの距離は、(線分L3の長さ)/2となる。したがって、検出されるべき研削時における円板状ワークWの回転中心となる基準位置から円板状ワークWの外周Wdの円弧部Weまでの距離は、(線分L3の長さ)/2よりも長くなる。
例えば、本実施形態においては、画像処理部402が、円板状ワークWの半径Rと(線分L3の長さ)/2とが等しくなる円板状ワークW上の基準位置を検出する。すなわち、画像処理部402が、線分L3の中点M2と円板状ワークWの外周円の中心Paとの間の画素数の算出又は線分L3の中点M2の座標と円板状ワークWの外周円の中心Paの座標とに基づく演算処理を行うことにより、線分L4の中点M3の座標(図4においては、拡大して示している)を検出する。そして、検出した中点M3が基準位置として、画像処理部402のメモリに保存される。この基準位置は、後の研削工程において円板状ワークWの回転中心となる。なお、基準位置M3を求める方法は、上記の方法に限定されるものではない。例えば、円板状ワークWの半径Rと(線分L3の長さ)/2とが等しくなくとも、少なくとも、研削時における円板状ワークWの回転中心から円板状ワークWの外周Wdの円弧部Weまでの距離が、円板状ワークWの外周Wdの円弧部Weから円板状ワークWの外周円の中心Paまでの距離よりも短く、円板状ワークWの外周円の中心を通過し一端がオリエンテーションフラットOFの中点M1に直交し他端が外周円に接触する線分L3の中点M2から外周円の円弧部Weまでの距離よりも長くなる位置を、研削時における円板状ワークWの回転中心として検出すればよい。
(2)搬入工程
位置検出行程が完了した後、円板状ワークWをチャックテーブル3に位置検出工程で検出した基準位置M3とチャックテーブル3の回転中心30oとを一致させ搬入する搬入工程を行う。
搬入工程においては、例えば、まず、図2に示す回転手段400bが仮置きテーブル400の載置面を所定の角度だけ回転させる。これにより、円板状ワークWのオリフラOFが搬送アーム421の移動方向(Y軸方向)に対して垂直になるようにして、円板状ワークWが仮置きテーブル400の載置面上に位置付けられる。ここで、図5に示す円板状ワークWの外周円の中心Paを通過し一方の端がオリエンテーションフラットOFの中点M1に直交し他方の端が円板状ワークWの外周円に接触している線分L3と、図2に示す仮置きテーブル400の回転軸400aの軸中心の延長線とに、X軸方向(搬送アーム421の移動方向に対して水平方向に直交する方向)におけるずれがある場合には、例えば、線分L3と回転軸400aの軸中心の延長線とが垂直に交わるように、搬送ロボット17が円板状ワークWをX軸方向に所定距離だけ移動させることで、上記ずれを補正する。
次いで、図2に示す搬送手段42を作動させ、搬入基台424をY軸方向にスライド移動させるとともに搬送アーム421も移動させて、搬送アーム421を仮置きテーブル400の上方に位置付ける。搬送アーム421を仮置きテーブル400の上方に移動させて、上下動作軸422の軸中心の延長線上に円板状ワークWの基準位置M3が重なるように吸着パッド420を位置付けた後、上下動作軸422が仮置きテーブル400の上面に向けて下降する。そして、吸着パッド420を仮置きテーブル400に保持された円板状ワークWの裏面Wbに接触させ、吸引源によって発生させた吸引力により、吸着パッド420の吸着面に円板状ワークWを吸着する。
円板状ワークWを吸着パッド420に吸着保持させるとともに、仮置きテーブル400による円板状ワークWの吸着を解除させる。上下動作軸422を上昇させ、搬入基台424をY軸方向に所定距離だけスライド移動させて、搬送アーム421をチャックテーブル3の上方に位置付ける。上下動作軸422の軸中心の延長線上にチャックテーブル3の保持面30aの中心30oが位置するように吸着パッド420を位置付けた後、上下動作軸422をチャックテーブル3の保持面30aに下降させ、図示しない吸引源の作動を停止し、円板状ワークWを吸着パッド420から離脱させる。そうすると、円板状ワークWは、図6(A)、(B)に示すように、円板状ワークW上の基準位置M3が、保持面30aの中心30oに一致した状態でチャックテーブル3に載置される。そして、保持面30aに連通する図示しない吸引源を作動させ、チャックテーブル3の保持面30aに円板状ワークWを吸引保持させる。なお、図3に示すように、チャックテーブル3の底面側に配設された図示しない傾き調節部が、保持面30a上に保持された円板状ワークWに対して研削手段5の砥石53bが平行に当接することができるように、チャックテーブル3の保持面30aの傾きを調節しておく。
(3)研削工程
搬入工程が完了した後、搬入工程で搬入された円板状ワークWに研削ホイール53の砥石53bを接触させ円板状ワークWを研削する研削工程が行われる。
研削工程においては、まず、図1に示すターンテーブル14が自転することで、円板状ワークWを吸引保持するチャックテーブル3が公転し、チャックテーブル3が研削手段5の下方まで移動する。そして、例えば、図5に示すように、砥石53bの回転軌道がチャックテーブル3の回転中心30o上を通るように、チャックテーブル3に対して研削手段5が位置付けられる。
モータ51がスピンドル50を回転駆動するのに伴って研削ホイール53が回転する。また、研削手段5が研削送り手段12により−Z方向へと送られ、研削ホイール53が−Z方向へと降下していき、砥石53bが円板上ワークWの裏面Wbに平行に当接することで研削加工が行われる。さらに、研削中は、チャックテーブル3が回転することに伴って、保持面30a上に保持された円板上ワークWも回転するので、円板状ワークWの外周Wdから回転中心(基準位置M3)の範囲に砥石53bを当接し、砥石53bが円板上ワークWの裏面Wbの全面の研削加工を行う。その後、ターンテーブル14を回転させつつ第2研削手段6及び研磨手段7による円板状ワークWの加工を順次行い、加工された円板状ワークWは、洗浄手段19において洗浄された後、第2のカセット18bに収容される。
本発明に係る研削方法においては、研削時における円板状ワークWの回転中心から円板状ワークWの外周Wdの円弧部Weまでの距離が、円板状ワークWの外周Wdの円弧部Weから円板状ワークWの外周円の中心Paまでの距離よりも短く、円板状ワークWの外周円の中心を通過し一端がオリエンテーションフラットOFの中点M1に直交し他端が外周円に接触する線分L3の中点M2と外周円の円弧部Weとの距離よりも長くなるように、研削時における円板状ワークWの回転中心、すなわち基準位置M3を定める位置検出工程と、円板状ワークWをチャックテーブル3に位置検出工程で検出した基準位置M3とチャックテーブル3の回転中心30oとを一致させ搬入する搬入工程と、搬入工程で搬入された円板状ワークWに研削ホイール53の砥石53bを接触させ円板状ワークWを研削する研削工程とからなることで、円板状ワークWに砥石53bが接触する際の接触面積の変化を抑制しながら研削を行うため、研削後の円板状ワークWの研削厚み精度を高めることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態における搬入工程においては、仮置きテーブル400に円板状ワークWが吸引保持されている段階で、検出された基準位置M3とチャックテーブル3の回転中心30oとがずれないようにするための円板状ワークWの位置補正を行っているが、仮置きテーブル400を回転させオリエンテーションフラットOFの方向性を合わせた後、搬送アーム421により円板状ワークWをチャックテーブル3に搬入させる段階で、検出された基準位置M3とチャックテーブル3の回転中心30oとのずれを無くすための位置補正を行ってもよい。また、例えば、搬送手段42が、ベース10上の水平面内で回転自在に設けられる旋回アームを備えるものである場合においては、検出された基準位置M3とチャックテーブル3の回転中心30oとを一致させて搬入させる際に、旋回アームの回転角度がパルスモータ等により調節されながら行われることになる。
また、位置検出工程における基準位置の検出は、研削装置内で行われるとは限らない。例えば、オリフラを備える円板状ワークをサブストレート(支持基板)にワックスを介して固定したユニットを形成し、そのユニットを構成する円板状ワークが研削対象となる場合には、位置検出工程は、サブストレートと円板状ワークとをワックス固定する支持基板貼付装置内で行われてもよい。すなわち、支持基板に対する円板状ワークの貼り付けが行われる前に、円板状ワークの基準位置が検出されることになる。この場合には、支持基板貼付装置によって、検出された基準位置とサブストレートの中心とが一致するよう円板状ワークがサブストレートにワックス固定される。そして、サブストレートにワックス固定された円板状ワークが、支持基板貼付装置から研削装置に搬入される搬入工程において、研削装置のチャックテーブルの回転中心に対してサブストレートの中心が一致するようにしてチャックテーブルにより吸引保持されることで、チャックテーブルの回転中心と検出された基準位置とを一致させて搬入工程を行うことができ、その後、研削工程に移行することとなる。
さらに、研削対象となる円板状ワークが、例えば、図7に示すように、第1のオリエンテーションフラットOF1と第1のオリエンテーションフラットOF1に対して直交する方向の第2のオリエンテーションフラットOF2とが形成されているSiC板(円板状ワークW1)である場合には、位置検出工程において下記のように、基準位置を検出する。なお、カメラ401により円板状ワークWの全体が納まる図7に示す画像Gbが撮像された後、円弧部W1eを基準として定められる円板状ワークW1の中心Pa1が検出されるまでの工程については、先に説明した円板状ワークWにおいて中心Paを検出するまでと同様に行う。
画像処理部402が、円弧部W1eを基準として定められる円板状ワークW1の中心Pa1を検出した後、例えば、画像処理部402が、画像Gb中で認識した第1のオリフラOF1の両端それぞれの座標から、第1のオリフラOF1の中点M11を検出する。また、画像Gb中で認識した第2のオリフラOF2の両端それぞれの座標から、第2のオリフラOF2の中点M12を検出する。
検出した第1のオリフラOF1の中点M11と円弧部W1eを基準として定められる円板状ワークW1の中心Pa1とを結ぶ直線が引かれ、さらに、この直線を延長した線と円弧部W1eとが交わる交点P41が検出される。そして、第1のオリフラOF1の中点M11と交点P41とを結ぶ線分が、円板状ワークW1の外周円の中心Pa1(すなわち、円弧部We1を基準として定められる円板状ワークW1の中心Pa1)を通過し一方の端が第1のオリフラOF1の中点M11直交し他方の端が円板状ワークW1の外周円(円弧部W1e)に接触する線分L31として検出される。
また、検出した第2のオリフラOF2の中点M12と円弧部W1eを基準として定められる円板状ワークW1の中心Pa1とを結ぶ直線が引かれ、さらに、この直線を延長した線と円弧部W1eとが交わる交点P42が検出される。そして、第2のオリフラOF2の中点M12と交点P42とを結ぶ線分が、円板状ワークW1の外周円の中心Pa1(すなわち、円弧部W1eを基準として定められる円板状ワークW1の中心Pa1)を通過し一方の端が第2のオリフラOF2の中点M12に直交し他方の端が円板状ワークW1の外周円(円弧部W1e)に接触する線分L32として検出される。
さらに、画像処理部402が、例えば、第1のオリフラOF1の中点M11と交点P41との間の画素数の算出又は第1のオリフラOF1の中点M11の座標と交点P41の座標とに基づく演算処理を行うことにより、線分L31の中点M21を検出する。また、画像処理部402が、例えば、第2のオリフラOF2の中点M12と交点P42との間の画素数の算出又は第2のオリフラOF2の中点M12の座標と交点P42の座標とに基づく演算処理を行うことにより、線分L32の中点M22を検出する。
次いで、例えば、画像処理部402が、線分L31の中点M21と円板状ワークW1の外周円の中心Pa1とを結ぶ線分の中点M31の座標を検出する。また、画像処理部402が、線分L32の中点M22と円板状ワークW1の外周円の中心Pa1とを結ぶ線分の中点M32の座標を検出する。M31とM32を結んだ直線L53の中点Pbを基準位置として算出する。
なお、第2オリフラOF2は、第1オリフラOF1の約半分の長さで形成される為、(単結晶シリコンウエーハsemi規格より)中心Pa1からM32の距離は僅かである。その為、中点M22を検出せずM21のみを検出しM31を基準位置としても良い。
なお、上記では、外周円の中心Pa、線分L3の中点M2を基準にウエーハを回転させる回転中心L4(基準位置L4)を示したが、オリエンテーションフラットOFからの垂線がオリエンテーションフラットOFにより欠けた円弧部に接触する線分の半分の距離で外周円の中心Paから線分L3にそって交点P4の方向に移動した位置が基準位置L4となる。
1:研削装置 10:ベース 11:コラム A:着脱領域 B:加工領域
18a:第1のカセット 18b:第2のカセット
17:搬送ロボット 17a:アーム 17b:ロボットハンド 17c:移動機構
4:搬入手段
40:仮置き手段 400:仮置きテーブル 400a:回転軸 400b:回転手段
401:カメラ 402:画像処理部
42:搬送手段 420:吸着パッド 421:搬送アーム 422:上下動作軸
423:直動軸 424:搬入基台 425:連通路
19:洗浄手段 190:スピンナーテーブル 191:ノズル 192:アーム
13:搬送ロボット 130:アーム 131:吸着パッド 132:レール
14:ターンテーブル
3:チャックテーブル 30:吸着部 30a:保持面 30o:保持面の中心
31:枠体 32:チャックテーブル回転軸
11:コラム
12:研削送り手段 120:ボールネジ 121:ガイドレール 122:モータ
123:ホルダ
5:研削手段 50:スピンドル 51:モータ 52:マウント 53:研削ホイール53a:ホイール基台 53b:砥石
6:第2研削手段 7:研磨手段
W:円板状ワーク Wa:ワークの表面 Wb:ワークの裏面 Wc:ワークの外周領域
OF:オリエンテーションフラット(オリフラ)
OF1:第1のオリエンテーションフラット OF2:第2のオリエンテーションフラット

Claims (2)

  1. 結晶方位を示すオリエンテーションフラットを外周領域に備える円板状ワークを保持して回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルの回転中心となる回転軸と、砥石が環状に配置された研削ホイールと、該砥石を該研削ホイールの中心を軸に回転させて該チャックテーブルの該回転軸上を通過させ該チャックテーブルに保持される円板状ワークの外周から回転中心の範囲に該砥石を当接させて研削する研削手段と、円板状ワークを該チャックテーブルに搬入する搬入手段と、を備える研削装置を用いて、円板状ワークを該砥石で研削する研削方法であって、
    研削時における円板状ワークの回転中心から円板状ワークの外周の円弧部までの距離が、
    円板状ワークの外周の円弧部から円板状ワークの外周円の中心までの距離よりも短く、円板状ワークの外周円の中心を通過し一端が該オリエンテーションフラットの中点に直交し他端が該外周円に接触する線分の中点と外周円の円弧部との距離よりも長くなるように、研削時における円板状ワークの回転中心としての基準位置を検出する位置検出工程と、
    円板状ワークを、該位置検出工程で検出した基準位置と該チャックテーブルの回転中心とを一致させて該チャックテーブルに搬入する搬入工程と、
    該搬入工程で搬入された円板状ワークに該研削ホイールの該砥石を接触させ円板状ワークを研削する研削工程と、
    からなる円板状ワークの研削方法。
  2. 前記位置検出工程において、
    前記線分の中点と円板状ワークの外周円の中心とを結ぶ線分の中点を前記基準位置として円板状ワーク上で検出する請求項1記載の円板状ワークの研削方法。
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