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JP2017083280A - 半導体装置及び磁気センサ装置 - Google Patents

半導体装置及び磁気センサ装置 Download PDF

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JP2017083280A
JP2017083280A JP2015211468A JP2015211468A JP2017083280A JP 2017083280 A JP2017083280 A JP 2017083280A JP 2015211468 A JP2015211468 A JP 2015211468A JP 2015211468 A JP2015211468 A JP 2015211468A JP 2017083280 A JP2017083280 A JP 2017083280A
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直希 磯部
Naoki Isobe
直希 磯部
均至 村木
Kinji Muraki
均至 村木
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Abstract

【課題】製造コストを抑制することができる半導体装置及び磁気センサ装置を提供する。
【解決手段】半導体装置1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、基板2と、基板2に形成され、自身に流れる電流Iによってバイアス磁場30を生成する導体3と、導体3を覆う絶縁膜4と、絶縁膜4を介してバイアス磁場30が印加され、検出対象7の接近に伴うバイアス磁場30の変化を電気信号として出力するMRセンサ部5と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及び磁気センサ装置に関する。
従来の技術として、基板と、硬質磁性膜層であるCo−Pt薄膜によって基板に形成され、バイアス磁場を発生させる薄膜磁石と、バイアス磁場が印加される磁気抵抗素子と、磁気抵抗素子の出力を処理する回路部とが同一チップ上に形成されている磁気センサが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この磁気センサは、磁気抵抗素子、出力処理回路及び薄膜磁石が同一チップ上に形成されるので小型である。
特開平5−264701号公報
しかし従来の磁気センサは、基板に形成される配線などの材料よりも高価なPtやNdなどの材料を用いて薄膜磁石を形成しなければならないので製造コストが増加する問題がある。
従って、本発明の目的は、製造コストを抑制することができる半導体装置及び磁気センサ装置を提供することにある。
本発明の一態様は、基板と、基板に形成され、自身に流れる電流によってバイアス磁場を生成する導体と、導体を覆う絶縁膜と、絶縁膜を介してバイアス磁場が印加され、検出対象の接近に伴うバイアス磁場の変化を電気信号として出力する磁気センサ部と、を備えた半導体装置を提供する。
本発明によれば、製造コストを抑制することができる。
図1(a)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の構成の一例を示す断面図であり、図1(b)は、MRセンサ部と導体の配置の一例を示す概略図である。 図2(a)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の導体が生成するバイアス磁場の一例を示す概略図であり、図2(b)は、変形例に係るホールセンサ部と導体の配置の一例を示す断面図であり、図2(c)は、変形例に係る2つの導体が生成するバイアス磁場の一例を示す概略図であり、図2(d)は、変形例に係るMRセンサ部と2つの導体の配置の一例を示す概略図である。 図3(a)は、第2の実施の形態に係る磁気センサ装置の構成の一例を示す断面図であり、図3(b)及び図3(c)は、磁気センサ装置の変形例の一例を示す断面図である。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る半導体装置は、基板と、基板に形成され、自身に流れる電流によってバイアス磁場を生成する導体と、導体を覆う絶縁膜と、絶縁膜を介してバイアス磁場が印加され、検出対象の接近に伴うバイアス磁場の変化を電気信号として出力する磁気センサ部と、を備えて概略構成されている。
導体に流れる電流によって形成されるバイアス磁場の強さHは、アンペールの法則として知られているように、導体に流れる電流Iに比例すると共に導体からの距離rに反比例するが導体の材料に依存しない。半導体装置は、導体に電流を流すことによって磁気センサ部にバイアス磁場を印加することができるので、薄膜磁石を形成する場合と比べて、導体を形成するために高価な材料を使う必要がなく、製造コストを抑制することができる。
[第1の実施の形態]
(半導体装置1の概要)
図1(a)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の構成の一例を示す断面図であり、図1(b)は、MR(Magneto Resistive)センサ部と導体の配置の一例を示す概略図である。図2(a)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の導体が生成するバイアス磁場の一例を示す概略図であり、図2(b)は、変形例に係るホールセンサ部と導体の配置の一例を示す断面図であり、図2(c)は、変形例に係る2つの導体が生成するバイアス磁場の一例を示す概略図であり、図2(d)は、変形例に係るMRセンサ部と2つの導体の配置の一例を示す概略図である。上記の断面図では、バイアス磁場を図示するためハッチングを施していない図面としている。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。
半導体装置1は、例えば、図1(a)に示すように、検出対象7の接近によるバイアス磁場30の変化を検出する。この検出対象7は、一例として、車両に搭載されたシートベルト装置のバックルに配置されたカウンター磁石である。検出対象7は、タングプレートが挿入されると、半導体装置1の方向に移動し、タングプレートがバックルから排出されると、半導体装置1から離れるように構成されている。この移動の方向は、一例として、図1(a)の紙面の奥側から半導体装置1の上方である。なお半導体装置1は、バックルに対する配置に限定されず、非接触スイッチなどに利用することができる。
半導体装置1は、図1(a)に示すように、基板2と、基板2に形成され、自身に流れる電流Iによってバイアス磁場30を生成する導体3と、導体3を覆う絶縁膜4と、絶縁膜4を介してバイアス磁場30が印加され、検出対象7の接近に伴うバイアス磁場30の変化を電気信号として出力する磁気センサ部としてのMRセンサ部5と、を備えて概略構成されている。
半導体装置1がバックルに配置されている場合、一例として、タングプレートが挿入された後に機械式のスイッチがオンして導体3に電流が流れるものとする。
(基板2の構成)
基板2は、例えば、シリコン基板などの半導体基板である。この基板2上には、例えば、導体3及びMRセンサ部5の他にMRセンサ部5から出力された電気信号を増幅する増幅回路、増幅された電気信号に基づいてタングプレートの装着などを判定する制御回路などが形成されている。この制御回路は、導体3及びMRセンサ部5に電気的に接続されている。そして制御回路は、導体3に電流Iを供給し、またMRセンサ部5から出力される電気信号に基づいてタングプレートの装着を判定する。従って半導体装置1は、MRセンサ部5、制御回路などが集積されたIC(Integrated Circuit)チップである。この制御回路は、一例として、車両の車両制御部などと電気的に接続される外部端子と電気的に接続され、この車両制御部などと情報や信号の交換を行う。
(導体3の構成)
導体3は、例えば、Cu、Alなどの導電性を有する金属材料を用いてスパッタリング法などの半導体プロセスにより形成されている。導体3は、例えば、図1(b)に示すように、後述するMRセンサ部5の第1のMR素子51〜第4のMR素子54の感磁部50aとの角度が45°となるように配置されている。つまりこの構成を用いることによって感磁部50aと導体3が形成するバイアス磁場30との角度θは、図1(b)に示すように、45°となる。
導体3は、図2(a)に示すように、断面が矩形状となっている。従って導体3に流れる電流Iによって形成されるバイアス磁場30は、図2(a)に示すように、導体3を囲んだ同心円状の磁場となる。電流Iは、図2(a)の紙面の奥に向かって流れているので、バイアス磁場30が時計回りに回転する磁場となっている。
本実施の形態の導体3は、図2(a)に示すように、断面が矩形状の平角形状を有しているので、磁気センサの配置に適した領域として平行領域31、平行領域32、垂直領域33及び垂直領域34を有している。
平行領域31及び平行領域32は、図2(a)の紙面においてバイアス磁場30の左右方向の成分が上下方向の成分より大きい領域である。平行領域31が導体3の上側の領域であり、平行領域32が導体3の下側の領域である。この領域では、感磁面に対して実質的に平行方向に印加されるバイアス磁場30の変化を検出する磁気センサ部を配置するのに適している。
また垂直領域33及び垂直領域34は、図2(a)の紙面においてバイアス磁場30の上下方向の成分が左右方向の成分より大きい領域である。垂直領域33が導体3の左側面側の領域であり、垂直領域34が導体3の右側面側の領域である。この領域では、感磁面に対して実質的に垂直方向に印加されるバイアス磁場30の変化を検出する磁気センサ部を配置するのに適している。
本実施の形態の磁気センサ部は、MRセンサ部5であるので、平行領域31及び平行領域32の少なくとも一方の領域に配置される。導体3が基板2上に配置されているので、MRセンサ部5は、平行領域31に配置される。つまり導体3は、基板2とMRセンサ部5の間に形成される。
また導体3は、バイアス磁場30の左右方向の成分をよりMR素子の感磁面50に対して平行に近づけるため、円に近い磁場より楕円に近い磁場を形成するように横に細長い矩形状を有している。
なお変形例として磁気センサがホール素子からなるホールセンサ部5aである場合、ホールセンサ部5aが垂直領域33及び垂直領域34の少なくとも一方の領域に配置される。図2(b)は、ホールセンサ部5aが垂直領域33に配置された変形例を示している。
図2(b)に示す半導体装置1は、基板2と、基板2上に形成された導体3と、基板2上に形成されたホールセンサ部5aと、導体3及びホールセンサ部5aを覆う絶縁膜4aと、を備えて概略構成されている。
ホールセンサ部5aが感磁面に対して実質的に垂直方向に印加されるバイアス磁場30の変化を検出するので、導体3がホールセンサ部5aと同一層に形成される。導体3がホールセンサ部5aと同一層に形成されるので、ホールセンサ部5aを形成する過程で導体3を形成することが可能となる。さらに導体3がホールセンサ部5aと制御回路などを電気的に接続する配線と同じ材料で形成される場合、当該配線を形成する過程で導体3を形成することが可能となる。
また変形例として導体3は、1つに限定されず、図2(c)及び図2(d)に示すように、複数の導体で構成されても良い。図2(c)及び図2(d)に示すように、2つの導体3が平行に配置された場合、導体間の距離が適切で、かつ電流Iが同方向に流れると、導体間の磁場が互いに逆方向となって打ち消し合い、2つの導体3を囲むようなバイアス磁場30が発生する。
(絶縁膜4の構成)
絶縁膜4は、例えば、SiO、SiNなどを用いてCVD(Chemical Vapor Deposition)法などの半導体プロセスによって形成される。本実施の形態の絶縁膜4は、一例として、図1(a)に示すように、第1の絶縁膜40及び第2の絶縁膜41により構成されている。
第1の絶縁膜40は、導体3を形成した後に形成された絶縁膜である。また第2の絶縁膜41は、MRセンサ部5を形成した後に形成された絶縁膜である。
(MRセンサ部5の構成)
MRセンサ部5は、図1(b)に示すように、MR素子51〜MR素子54を備えて概略構成されている。そしてMRセンサ部5は、MR素子51〜MR素子54によってブリッジ回路が形成されている。
このMR素子51〜MR素子54は、一例として、Ni、Fe、Coなどの強磁性体金属を用いてスパッタリング法などの半導体プロセスにより形成される。磁場が作用していないMR素子51〜MR素子54の抵抗値は、等しい。
MR素子51〜MR素子54は、例えば、導体3及び第1の絶縁膜40が形成された後、導体3の上方に形成される。
MR素子51の一方端部は、MR素子52の一方端部と電気的に接続されている。このMR素子51の他方端部は、例えば、制御回路に電気的に接続され、基準電圧VCCが供給されている。またMR素子52の他方端部は、例えば、接地回路に電気的に接続されている。このMR素子51とMR素子52は、ハーフブリッジ回路を構成している。
MR素子53の一方端部は、MR素子54の一方端部と電気的に接続されている。このMR素子53の他方端部は、例えば、制御回路に電気的に接続され、基準電圧VCCが供給されている。またMR素子54の他方端部は、例えば、接地回路に電気的に接続されている。このMR素子53とMR素子54は、ハーフブリッジ回路を構成している。
MRセンサ部5は、MR素子51とMR素子52のハーフブリッジ回路の中点電位Vと、MR素子53とMR素子54のハーフブリッジ回路の中点電位Vと、の差分電圧(=V−V)を電気信号として出力する。
このMR素子51〜MR素子54は、図1(b)に示すように、感磁部50aが等間隔で平行に並び、その感磁部50aを電気的に接続する接続部50bを有している。この感磁部50aは、バイアス磁場30の向きに応じて磁気抵抗値が変化する部分である。また接続部50bは、一例として、磁気抵抗値の変化が感磁部50aと比べて無視できる程度に小さい部分である。なお、接続部50bは、例えば、磁気抵抗値が変化しない導電性部材を用いて形成されても良い。
MR素子51は、図1(b)に示すように、バイアス磁場30に対して感磁部50aが45°の角度となるように配置されている。MR素子52は、MR素子51を90°回転させて、バイアス磁場30に対して感磁部50aが45°の角度となるように配置されている。MR素子53及びMR素子54は、MR素子51及びMR素子52を180°回転させて回転対称となるように配置されている。従ってMR素子51〜MR素子54の感磁部50aは、バイアス磁場30に対して45°の角度を有している。
バイアス磁場30のみがMRセンサ部5に作用している場合、感磁部50aとバイアス磁場30との角度が45°であるので、MR素子51〜MR素子54の抵抗値が同値となり、その差分電圧がゼロとなる。
従ってタングプレートが装着されていない状態、つまり検出対象7がMRセンサ部5から十分離れている場合、MRセンサ部5から出力される電気信号がゼロとなる。なおMRセンサ部5は、一例として、検出対象7がMRセンサ部5から十分離れている場合、MRセンサ部5から出力される電気信号がゼロとなるように補正されている。
そしてタングプレートが装着された状態、つまり検出対象7がMRセンサ部5の上方に位置する場合、バイアス磁場30の方向が変わるので、MR素子51〜MR素子54の磁気抵抗が変化して電気信号がゼロではなくなり、接続されている制御回路がタングプレートの装着を判定する。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る半導体装置1は、製造コストを抑制することができる。具体的には、半導体装置1は、導体3に電流Iを流すことによってMRセンサ部5にバイアス磁場30を印加することができるので、導体3の材料よりも高い材料を使用する薄膜磁石を形成する場合と比べて、導体3に安価な材料を用いて製造コストを抑制することができる。
半導体装置1は、導体3が増幅回路及び制御回路などに使用される配線と同じ材料で形成できるので、配線やMR素子と異なる材料となる薄膜磁石を形成するものと比べて、材料が共通化されて製造コストを抑制することができる。また導体3は、材料が共通であれば配線を形成する過程で作成することができる。しかし薄膜磁石は、配線やMR素子とは異なる材料から形成されるので別工程で形成しなければならない。従って半導体装置1は、工程数が減って製造コストが抑制される。
半導体装置1は、外部からバイアス磁場を印加するバイアス磁石が必要ないので、導体3よりも高価なバイアス磁石を使用する場合と比べて、製造コストが抑制される。また半導体装置1は、バイアス磁石が外側に必要ないので、小型化することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、磁気センサが封止された磁気センサ素子の外側に導体が位置する点で第1の実施の形態と異なっている。
図3(a)は、第2の実施の形態に係る磁気センサ装置の構成の一例を示す断面図であり、図3(b)及び図3(c)は、磁気センサ装置の変形例の一例を示す断面図である。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
磁気センサ装置9は、図3(a)に示すように、バイアス磁場30が印加され、検出対象7の接近に伴うバイアス磁場30の変化を電気信号として出力する磁気センサ素子90と、磁気センサ素子90に印加するバイアス磁場30を自身に流れる電流Iによって生成する導体3と、を備えて概略構成されている。
この磁気センサ装置9は、図3(a)に示すように、磁気センサ素子90が感磁面91に対して実質的に平行方向に印加されるバイアス磁場30の変化を検出する場合、導体3が、検出対象7が接近する磁気センサ素子90の面(表面92)の反対の面(裏面93)側に配置される。
この磁気センサ素子90は、MR素子51〜MR素子54を有し、このMR素子51〜MR素子54によってブリッジ回路が形成されている。そしてMR素子51〜MR素子54は、例えば、エポキシ樹脂などの封止剤によって封止されている。
なお磁気センサ素子90は、MR素子51〜MR素子54からなるベアチップでも良いし、MR素子51〜MR素子54と接続される増幅回路や制御回路を備えたICチップであっても良い。
導体3は、例えば、磁気センサ素子90の裏面93に接着剤によって取り付けられている。なお変形例として磁気センサ装置9は、図3(b)に示すように、磁気センサ素子90に複数の導体が取り付けられた構成であっても良い。この場合、導体3は、図3(b)に示すように、断面が円形状であっても良く、絶縁体で周囲が被覆された電線であっても良い。また導体3は、磁気センサ素子90に取り付けられなくても良く、磁気センサ素子90に接触するように、又は近傍に配置されても良い。
また導体3は、例えば、プリント配線基板の表面に形成されても良いし、プリント配線基板に配置されても良い。この場合、磁気センサ素子90は、導体3上に配置されてプリント配線基板に取り付けられる。
また他の変形例として磁気センサ装置9は、図3(c)に示すように、磁気センサ素子90が感磁面91に対して実質的に垂直方向に印加されるバイアス磁場30の変化を検出する場合、導体3が磁気センサ素子90の側面94及び側面95の少なくとも一方側に配置される。図3(b)は、一例として、側面94及び側面95に導体3を配置した場合を示している。
この磁気センサ素子90は、ホール素子を有し、このホール素子がエポキシ樹脂などの封止剤によって封止されている。
この磁気センサ素子90の側面94及び側面95に配置された導体3は、ホール素子の感磁面91を実質的に垂直方向に貫くバイアス磁場30を生成する。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態の磁気センサ装置9は、導体3によって磁気センサ素子90にバイアス磁場30を印加することができるので、バイアス磁石を用いてバイアス磁場を生成する場合と比べて、製造コストを抑制することができる。
磁気センサ装置9は、導体3を用いてバイアス磁場30を生成するので、バイアス磁石を用いる場合と比べて、小型化することができる。
なお上述の実施の形態において平行領域31や平行領域32には、MRセンサ部5を配置し、垂直領域33や垂直領域34には、ホールセンサ部5aを配置したが、感磁面に平行になるように垂直領域33や垂直領域34にMRセンサ部5を配置しても良く、感磁面に垂直になるように平行領域31や平行領域32にホールセンサ部5aを配置しても良い。
またMRセンサ部5は、4つのMR素子によって構成されたがこれに限定されず、ブリッジ回路を形成する4つのMR素子が隣接して複数配置されても良いし、円形の領域に扇形の8つのMR素子によって2つのブリッジ回路が形成されるものであっても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…半導体装置、2…基板、3…導体、4…絶縁膜、4a…絶縁膜、5…MRセンサ部、5a…ホールセンサ部、7…検出対象、9…磁気センサ装置、30…バイアス磁場、31…平行領域、32…平行領域、33…垂直領域、34…垂直領域、40…第1の絶縁膜、41…第2の絶縁膜、50…感磁面、50a…感磁部、50b…接続部、51〜54…MR素子、90…磁気センサ素子、91…感磁面、92…表面、93…裏面、94…側面、95…側面

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板に形成され、自身に流れる電流によってバイアス磁場を生成する導体と、
    前記導体を覆う絶縁膜と、
    前記絶縁膜を介して前記バイアス磁場が印加され、検出対象の接近に伴う前記バイアス磁場の変化を電気信号として出力する磁気センサ部と、
    を備えた半導体装置。
  2. 前記磁気センサ部が感磁面に対して実質的に平行方向に印加される前記バイアス磁場の変化を検出する場合、
    前記導体が前記基板と前記磁気センサ部の間に形成される、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記磁気センサ部が感磁面に対して実質的に垂直方向に印加される前記バイアス磁場の変化を検出する場合、
    前記導体が前記磁気センサ部と同一層に形成される、
    請求項1に記載の半導体装置。
  4. バイアス磁場が印加され、検出対象の接近に伴う前記バイアス磁場の変化を電気信号として出力する磁気センサ素子と、
    前記磁気センサ素子に印加する前記バイアス磁場を自身に流れる電流によって生成する導体と、
    を備えた磁気センサ装置。
  5. 前記磁気センサ素子が感磁面に対して実質的に平行方向に印加される前記バイアス磁場の変化を検出する場合、
    前記導体が前記検出対象が接近する前記磁気センサ素子の面の反対の面側に配置される、
    請求項4に記載の磁気センサ装置。
  6. 前記磁気センサ素子が感磁面に対して実質的に垂直方向に印加される前記バイアス磁場の変化を検出する場合、
    前記導体が前記磁気センサ素子の側面側に配置される、
    請求項4に記載の磁気センサ装置。
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