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JP2017081246A - 飛行制御装置、および飛行制御方法、マルチコプタ、並びにプログラム - Google Patents

飛行制御装置、および飛行制御方法、マルチコプタ、並びにプログラム Download PDF

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JP2017081246A
JP2017081246A JP2015209062A JP2015209062A JP2017081246A JP 2017081246 A JP2017081246 A JP 2017081246A JP 2015209062 A JP2015209062 A JP 2015209062A JP 2015209062 A JP2015209062 A JP 2015209062A JP 2017081246 A JP2017081246 A JP 2017081246A
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塩谷 浩之
Hiroyuki Shiotani
浩之 塩谷
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Abstract

【課題】無人型飛行体の機体の小型化および軽量化を図りつつ、複数のアルゴリズムを利用して飛行における安定性を向上できる遠隔操作装置を提供する。【解決手段】マルチコプタ11は、飛行制御部31および動力装置32を備えている。飛行制御部31は、高解像度高速部分読み出しセンサ52により撮像される画像に基づいて、自らの速度と姿勢を制御して、遠隔操作部12からの操作信号に基づいて、動力装置32を動作させ、飛行を制御する。また、飛行制御部31は、高解像度低速撮像センサ60により撮像される画像を、遠隔操作部12に送信して、表示させる。動力装置32は、例えば、複数の回転翼の動力を有し、飛行制御部31により制御され、マルチコプタ11の機体そのものを飛行させる。【選択図】図1

Description

本開示は、飛行制御装置、および飛行制御方法、マルチコプタ、並びにプログラムに関し、特に、マルチコプタによる飛行の安定性を向上できるようにした飛行制御装置、および飛行制御方法、マルチコプタ、並びにプログラムに関する。
マルチコプタに代表される無人型飛行体の飛行を安定化させる技術が開発されている。マルチコプタとは、複数の回転翼を備えた飛行体であり、リモートコントローラなどの遠隔操作装置により遠隔操作がなされて飛行が制御されるものである。マルチコプタには、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどからなる撮像用のカメラが搭載されたものが有り、撮像されたビューイング画像が遠隔操作装置に無線通信により送信され、遠隔操作装置に設けられた表示部により表示させるものもある。
このようなマルチコプタに関する技術として、例えば、垂直カメラを用いて地上面の画像を撮像し、オプティカルフロータイプのアルゴリズムと、コーナー検出器タイプのアルゴリズムとを併用して、水平並進速度を計測し、計測された水平並進速度の情報に基づいて飛行を制御する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2012−006587号公報
ところで、コーナー検出器タイプのアルゴリズムは一般的に高解像度のイメージセンサを用いて画像中に疎に点在するコーナーを検出し追跡する必要がある。
しかしながら、例えば、30×30画素程度の低解像度のイメージセンサで得られた画像を用いるような場合、コーナー検出器タイプのアルゴリズムを用いると、画像中にコーナーが1つも存在しない場合が生じ易い。
一方、オプティカルフロータイプのアルゴリズムの場合、単位時間当たりで、ある程度の撮像回数が必要となるが、撮像素子の解像度と単位時間の撮像回数はトレードオフの関係にあり、両立させると高コストになる。
したがって、上記の複数のアルゴリズムを併用する場合、アルゴリズムに適した異なるイメージセンサを物理的に用いるべきであるが、マルチコプタなどの無人型飛行体においては、機体全体の小型化や軽量化が求められており、搭載するイメージセンサ等を物理的に増やすと、機体全体を大型化させ、重量増にさせてしまう恐れがあった。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、無人型飛行体の機体の小型化および軽量化を図りつつ、複数のアルゴリズムを利用して飛行における安定性を向上できるようにするものである。
本開示の一側面の飛行制御装置は、画像を撮像し、前記画像の一部の領域の画素信号を高速に読み出す撮像部と、機体の姿勢情報に基づいて、前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の領域を決定する姿勢領域変換部とを含む飛行制御装置である。
前記撮像部により読み出された画素信号に基づいて、前記機体の移動速度を算出する画像速度変換部と、前記機体の前記移動速度に基づいて、前記機体の前記姿勢情報を検出する姿勢検出部とをさらに含ませるようにすることができる。
前記機体から地上面までの距離を高度情報として測定する高度測定部をさらに含ませるようにすることができ、前記画像速度変換部には、前記撮像部により読み出された画素信号、および高度情報に基づいて、前記機体の前記移動速度を算出させるようにすることができる。
前記高度測定部には、超音波を利用して、前記機体から地上面までの距離を高度情報として測定させ、前記画像速度変換部には、前記撮像部により読み出された画素信号、および前記高度情報に基づいて、前記機体の前記移動速度を算出させるようにすることができる。
前記撮像部には、像面位相差画素を含ませるようにすることができ、前記高度測定部には、前記像面位相差画素より読み出される画素信号に基づいて、前記機体から地上面までの距離を高度情報として測定させ、前記画像速度変換部には、前記撮像部により読み出された画素信号、および前記高度情報に基づいて、前記機体の前記移動速度を算出させるようにすることができる。
前記撮像部の撮像方向を投光する投光部をさらに含ませるようにすることができ、前記投光部には、前記高度情報に基づいて、前記撮像方向を投光させるようにすることができる。
前記投光部には、前記高度情報が、所定の高度よりも低く、十分に地上面を投光できる場合、前記撮像方向を投光させるようにすることができる。
前記画像速度変換部には、前記撮像部により読み出された画素信号に基づいて、時間解像度を優先する第1のタイプのアルゴリズム、または、空間解像度を優先する第2のタイプのアルゴリズムのいずれかで前記機体の移動速度を算出させ、前記画像速度変換部が前記時間解像度を優先する第1のタイプのアルゴリズムで前記機体の移動速度を算出する場合、前記姿勢領域変換部には、前記姿勢検出部により検出された姿勢情報に基づいて、前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の第1の領域を決定させ、前記画像速度変換部が前記空間解像度を優先する第2のタイプのアルゴリズムで前記機体の移動速度を算出する場合、前記姿勢領域変換部には、前記撮像部において、前記画像の一部であって、前記第1の領域よりも広い第2の領域を決定させるようにすることができる。
前記画像速度変換部が前記時間解像度を優先する第1のタイプのアルゴリズムで前記機体の移動速度を算出する場合、前記姿勢領域変換部により決定される、前記画素信号が高速に読み出される前記画像の一部の前記第1の領域は、前記撮像部における撮像視点から撮像面までの法線ベクトルと、前記撮像視点から鉛直方向であって、撮像面との交点に応じて設定される領域とすることができる。
前記撮像視点から鉛直方向であって、前記撮像面との交点に応じて設定される前記第1の領域は、前記交点を中心とした前記撮像面上の所定の半径からなる円状、または、楕円状の領域とすることができる。
前記撮像視点から鉛直方向であって、前記撮像面との交点に応じて設定される前記第1の領域は、前記交点を中心とした前記撮像面上の所定の半径からなる円状、または、楕円状の範囲を囲む方形状の領域とすることができる。
前記撮像部により撮像された画像を送信する送信部と、前記機体を遠隔から操作すると共に、前記送信部より送信されてくる画像を受信し表示する遠隔操作部とをさらに含ませるようにすることができる。
前記送信部には、前記撮像部により撮像された画像を、前記画像が撮像されたときの前記機体の姿勢情報と対応付けて送信させ、前記遠隔操作部には、前記送信部より送信されてきた前記姿勢情報が対応付けられた前記画像を受信させ、前記画像のうち、前記姿勢情報に基づいて特定される所定の範囲の画像を抽出させ、抽出された画像を表示させるようにすることができる。
本開示の一側面の飛行制御方法は、画像を撮像し、前記画像の一部の領域の画素信号を高速に読み出す撮像部を備えた飛行制御装置の飛行制御方法であって、前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の領域を決定するステップを含む飛行制御方法である。
本開示の一側面のプログラムは、画像を撮像し、前記画像の一部の領域の画素信号を高速に読み出す撮像部と、前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の領域を決定する姿勢領域変換部としてコンピュータを機能させるプログラムである。
本開示の一側面のマルチコプタは、画像を撮像し、前記画像の一部の領域の画素信号を高速に読み出す撮像部と、前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の領域を決定する姿勢領域変換部とを含むマルチコプタである。
本開示の一側面においては、撮像部により、画像が撮像され、前記画像の一部の領域の画素信号が高速に読み出され、姿勢領域変換部により、前記撮像部において、前記画素信号が高速に読み出される、前記画像の一部の領域が決定される。
本開示の一側面によれば、無人型飛行体の機体全体の小型化および軽量化を図りつつ、複数のアルゴリズムにより飛行における安定性を向上することが可能となる。
本開示を適用したマルチコプタおよび遠隔操作部の第1の実施の形態の構成例を説明する図である。 図1のマルチコプタにおける高解像度高速部分読み出しセンサの構成例を説明する図である。 図1の飛行制御部による移動速度を算出する複数のアルゴリズムを説明する図である。 図1のマルチコプタおよび遠隔操作部による飛行制御処理を説明するフローチャートである。 オプティカルフロータイプのアルゴリズムにおける処理を説明する図である。 画像内の高速で読み出す範囲を決定する手法を説明する図である。 画像内の高速で読み出す範囲を決定する手法を説明する図である。 画像内の高速で読み出す範囲を決定する手法を説明する図である。 図4の移動速度算出処理を説明するフローチャートである。 本開示を適用したマルチコプタおよび遠隔操作部の第2の実施の形態の構成例を説明する図である。 図10のマルチコプタおよび遠隔操作部による飛行制御処理を説明するフローチャートである。 図11の画像処理を説明するフローチャートである。 図11の画像処理を説明する図である。 図10のマルチコプタによる投光制御処理を説明するフローチャートである。 第1の変形例を説明する図である。 第2の変形例を説明する図である。 第3の変形例を説明する図である。 第4の変形例を説明する図である。 汎用のパーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下の順序で説明を行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第1の変形例
4.第2の変形例
5.第3の変形例
6.第4の変形例
7.応用例
<<1.第1の実施の形態>>
<マルチコプタの第1の実施の形態の構成例>
図1は、本開示を適用したマルチコプタの第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。図1のマルチコプタ11は、複数の回転翼を備えており、遠隔操作部12と通信し、遠隔操作により飛行が制御されるものである。
より詳細には、マルチコプタ11は、飛行制御部31および動力装置32を備えている。飛行制御部31は、高解像度高速部分読み出しセンサ52により撮像される画像に基づいて、自らの速度と姿勢を制御して、遠隔操作部12からの操作信号に基づいて、動力装置32を動作させ、飛行を制御する。また、飛行制御部31は、高解像度低速読み出しセンサ60により撮像される画像を、遠隔操作部12に送信して、表示させる。
動力装置32は、例えば、複数の回転翼の動力を有し、飛行制御部31により制御され、マルチコプタ11の機体そのものを飛行させる。
より詳細には、飛行制御部31は、レンズ51、高解像度部分高速読み出しセンサ52、画像-速度変換部53、超音波測距センサ54、慣性航法装置55、PID制御装置56、遠隔操作受信部57、姿勢-領域変換部58、広角レンズ59、高解像度低速撮像センサ60、および、画像送信部61を備えている。尚、以降において、高解像度高速部分読み出しセンサ52、および高解像度低速撮像センサ60は、必要に応じて、単に、センサ52,60とも称するものとする。
高解像度部分高速読み出しセンサ52は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどからなり、マルチコプタ11の機体に対して鉛直方向、すなわち、地上方向からレンズ51を介して入射する光により構成される画像(地上画像)を撮像し、画像-速度変換部53に供給する。高解像度高速読み出しセンサ52は、姿勢-領域変換部58より供給されてくる領域情報に基づいて、高解像度な画像を撮像すると共に、そのうちの部分的な一部の領域の画像を高速に読み出す。
超音波測距センサ54は、マルチコプタ11の機体に対して鉛直方向、すなわち、地上方向に対して超音波を発して、地上から反射する超音波の往復時間を求め、地上までの距離を、マルチコプタ11の飛行高度(高度情報)として測定し、画像-速度変換部53に出力する。
画像-速度変換部53は、センサ52より供給されてくる画像と、超音波測距センサ54より供給されてくる飛行高度(高度情報)とから、飛行速度(移動速度)を求め、速度情報として慣性航法装置55に供給すると共に、高度情報も供給する。画像-速度変換部53は、画像に基づいて求められた速度に応じて、次の画像を算出する際に、移動速度を求めるために利用するアルゴリズムを、2種類のアルゴリズムのいずれかより選択し、画像毎にアルゴリズムを切り替えて速度を算出する。この際、画像-速度変換部53は、次の画像を用いて移動速度を算出する際に利用するアルゴリズムの情報を姿勢-領域変換部58に供給する。
慣性航法装置55は、供給される速度情報に基づいて、マルチコプタ11の地球上の位置、進行方向、および自らの姿勢を算出し、PID制御装置56に供給する。
遠隔操作受信部57は、遠隔操作部12より所定の周波数の電波により送信されてくる操作信号を受信し、受信した操作信号をPID制御装置56に供給する。
姿勢-領域変換部58は、慣性航法装置55より供給されるマルチコプタ11の姿勢の情報である姿勢情報と、画像-速度変換部53より供給される次に撮像される画像を用いた速度を求める際のアルゴリズムとに基づいて、センサ52により撮像される画像のうち、読み出すべき領域の情報を求めてセンサ52に供給する。
PID(Proportional Integral Derivative)制御装置56は、慣性航法装置55より供給されてくるマルチコプタ11の地球上の位置、進行方向、および自らの姿勢情報、並びに、遠隔操作受信部57より供給されてくる操作信号に基づいて、PID制御により、動力装置32を構成する複数の回転翼について個別に回転速度や、ヨーピッチロールを制御して飛行を制御する。
高解像度低速撮像センサ60は、マルチコプタ11の機体に対して周囲を見渡す方向の広角レンズ59を介して入射する光により構成される周囲を見渡す方向の広角の画像を、高解像度であるが、低フレームレートの画像で撮像し、画像送信部61に供給する。
画像送信部61は、センサ60より供給されてくる画像を、所定の周波数の電波で遠隔操作部12に送信する。すなわち、センサ52により撮像される画像は、慣性航法装置55に供給される移動速度を画像-速度変換部53において求めるための画像であり、センサ60により撮像される画像は、遠隔操作部12に送信して、ビューイング画像として表示させるための画像である。
遠隔操作部12は、マルチコプタ11の、いわゆる、リモートコントローラと呼ばれるものであり、操作UI(User Interface)部71、遠隔操作送信部72、画像受信部73、および表示部74を備えている。
操作UI部71は、マルチコプタ11を遠隔操作するためのユーザインタフェースであり、例えば、操作レバーなどからなり、ユーザからの操作入力を受け付けて、対応する操作信号を遠隔操作送信部72に供給する。
遠隔操作送信部72は、操作UI部71より供給されてくる操作信号を、所定の周波数の電波等でマルチコプタ11における飛行制御部31の遠隔操作受信部57に送信する。
画像受信部73は、マルチコプタ11より所定の周波数の電波により送信されてくる画像を受信し、表示部74に供給して表示させる。
すなわち、このような構成により、遠隔操作部12を操作するユーザは、表示部74に表示される画像を見ながらマルチコプタ11の撮像方向や位置を確認しながら、マルチコプタ11を遠隔操作することが可能となる。
<高解像度高速部分読み出しセンサの構成例>
次に、図2を参照して、高解像度高速部分読み出しセンサ52の詳細な構成例について説明する。
センサ52は、全体制御部91、画素アレー92、垂直制御部93、比較器カラム94−1,94−2、カウンタカラム95−1,95−2、水平制御部96−1,96−2、および出力制御部97を備えている。
全体制御部91は、センサ52の全体の動作を制御しており、姿勢-領域変換部58からの撮像された画像内のいずれの領域を読み出すべきかを示す領域の情報に基づいて、画像内の必要な領域の信号を読み出させる。
画素アレー92は、単位画素がm行n列分だけ2次元配置され、このm行n列の画素配置に対して行毎に行制御線が配線され、列毎に列信号線が配線されている。各単位画素には、例えば、図中の左下部で示されるようなBayer配列のRGBのカラーフィルタが設けられており、対応する波長の画素信号が生成される。
垂直制御部93は、シフトレジスタなどによって構成され、行制御線を介して画素アレー92の行アドレスや行走査を制御する。
比較器カラム94−1,94−2は、画素アレー92のn列目の各単位画素から出力される信号に応じた垂直信号線の信号電圧と、ランプ波形の参照電圧Vrefとを比較する。比較器カラム94−1,94−2は、たとえば参照電圧Vrefが信号電圧よりも大きいときに出力Vcoが“H”レベルになり、参照電圧Vrefが信号電圧Vx以下のときに出力Vcoが“L”レベルになる。
カウンタカラム95−1,95−2は、非同期のアップ/ダウンカウンタであり、図示せぬクロック回路からのクロック信号に同期してダウン(DOWN)カウントまたはアップ(UP)カウントを行うことにより、比較器カラム94−1,94−2での比較動作の開始から比較動作の終了までの比較期間を計測する。
比較器カラム94−1,94−2、およびカウンタカラム95−1,95−2は、画素アレー92の各単位画素から列信号線を経由して列毎に供給されるアナログ信号を、Nビットのデジタル信号に変換して出力する。
水平制御部96−1,96−2は、シフトレジスタなどによって構成され、比較器カラム94−1,94−2、およびカウンタカラム95−1,95−2におけるADC(Analogue Digital Converter)の列アドレスや列走査を制御する。
出力制御部97は、カウンタカラム95−1,95−2より出力されるデジタル信号に変換された画素信号を出力する。
尚、比較器カラム94−1,94−2、カウンタカラム95−1,95−2、水平制御部96−1,96−2は、図中の上部および下部にそれぞれ設けられており、全体制御部91の制御により、例えば、比較器カラム94−1、カウンタカラム95−1、および水平制御部96−1と、比較器カラム94−2、カウンタカラム95−2、および水平制御部96−2との2系統に分けて動作を制御することで、2系統の画素信号を出力することができる。この結果、一方の系統で画素アレー92全体のうちの比較的広い領域の画素信号を読み出し、他方の系統で画素アレー92の一部の比較的狭い領域の画素信号を読み出すといったことも可能となる。
また、センサ60についても原則的な構造は、センサ52と同様であるが、画素アレー92の画素信号の読み出し速度よりも低速の読み出し速度であり、さらに、画素信号の読み出し系統も1系統である。ただし、センサ60の構成をセンサ52と同様にしてもよいものである。
<アルゴリズム毎の必要とされる画像の違い>
次に、図3を参照して、画像-速度変換部53における移動速度を求めるためのアルゴリズム毎に必要とされる画像の違いについて説明する。
画像-速度変換部53は、センサ52より供給される画像に基づいて、マルチコプタ11の移動速度を算出する。この際、画像-速度変換部53は、直前の画像により求められた移動速度に応じて、2つのアルゴリズムを切り替えて移動速度を算出する。
より具体的には、画像-速度変換部53は、コーナー検出器タイプのアルゴリズムと、オプティカルフロータイプのアルゴリズムとを切り替えて移動速度を検出する。
コーナー検出器タイプのアルゴリズムとは、例えば、画像よりエッジ検出によりエッジが交差する点をコーナーと呼ばれる特徴点として検出し、前後する複数の画像内の特徴点の動きにより移動速度を求める。このコーナー検出器タイプのアルゴリズムの場合、画像内でコーナーが検出できない恐れがあるため、可能な限り広い範囲の画像であることが望ましい。つまり、コーナー検出器タイプのアルゴリズムは、空間解像度を優先する。しかしながら、広い領域の画像は、転送すべき画素数が増える分だけ、転送時間が掛かるため、画像の転送速度に限界がある。この結果、移動速度が所定速度より高速になると、画像の転送が遅れることにより、直前の画像で検出できたコーナーを、現在の画像で検出することができず、追跡できない状態となるためトラッキングエラーを起こして移動速度が求められなくなることがある。
一方、オプティカルフロータイプのアルゴリズムは、例えば、勾配法やブロックマッチング法により画素単位で、速度場のベクトル集合を求めて、マルチコプタ11の移動速度を求める。オプティカルフロータイプのアルゴリズムの場合、演算処理に時間が掛かるため、高解像度の画像を広範囲で処理しようとすると演算時間が爆発的に増えてしまう。また、移動速度が高速になるほど、フレームレートを高くしないとトラッキングエラーを発生させる恐れがある。つまり、オプティカルフロータイプのアルゴリズムは、時間解像度を優先する。
そこで、本開示の飛行制御部31においては、移動速度が比較的低速であるような場合については、図3の左部で示されるように、コーナー検出器タイプのアルゴリズムを採用し、センサ52の視点Q1から地上面Gに向かって撮像することで得られる地上面G1の範囲を撮像した撮像面Pのうちの一部であって、比較的広い領域P1が含まれた方形状の範囲を用いる。このような広い範囲の画像を用いることで、高解像度であるが低速での読み出し画像を利用することとし、コーナーの検出精度を高めることができ、トラッキングエラーの発生を抑制することができる。
一方、移動速度が比較的高速であるような場合については、図3の右部で示されるように、オプティカルフロータイプのアルゴリズムを採用し、センサ52の視点Q2から地上面Gに向かって撮像することで得られる地上面G2の範囲を撮像した撮像面Pのうちの一部であって、比較的狭い領域P2が含まれた方形状の範囲を用いる。このような狭い範囲の画像を用いることで、低解像度であるが高速での読み出し画像を利用することとし、オプティカルフローの精度を高め、トラッキングエラーの発生を抑制することができる。
尚、ここでいう読み出しが低速であるとは、高解像度で広い領域を読み出す範囲が広いときは、狭い範囲の画像を読み出すときよりも、対象となる画素数が増大する分だけ読み出しに時間が必要であることから低速であるということを示すものである。また、より解像度が高いとは、広い範囲の画像であることを示すものであり、狭い範囲の画像よりも解像度が高く、対象となる画素数が多いことを示している。すなわち、1画素や1ライン画素などの読み出し単位当たりの読み出し速度は、いずれにおいても同等であることを前提としたものである。
<図1のマルチコプタと遠隔操作部とによる飛行制御処理>
次に、図4のフローチャートを参照して、図1のマルチコプタ11と遠隔操作部12とによる飛行制御処理について説明する。
ステップS11において、操作UI部71は、操作入力のタイミングか否かを判定し、操作入力のタイミングであった場合、処理は、ステップS12に進む。
ステップS12において、操作UI部71は、操作入力を受け付けて、対応する操作信号を遠隔操作送信部72に供給する。遠隔操作送信部72は、受け付けた操作信号を所定の周波数の電波で、マルチコプタ11に送信する。
一方、ステップS21において、マルチコプタ11の慣性航法装置55は、姿勢情報を更新し、現在の姿勢情報を姿勢-領域変換部58に供給する。最初の処理においては、デフォルトの状態で、例えば、地上に着陸した状態の機体の姿勢情報が供給されるようにしてもよい。
ステップS22において、姿勢-領域変換部58は、現時点でのアルゴリズムに基づいて、センサ52により撮像される領域のどの領域を読み出すのかを示す領域情報を生成して高解像度高速部分読み出しセンサ52に供給する。
例えば、現時点のアルゴリズムが、コーナー検出器タイプのアルゴリズムである場合、図3の左部を参照して説明したように、センサ52により撮像可能な範囲の比較的広い範囲の画像を読み出すように領域情報が設定される。
一方、現時点のアルゴリズムが、オプティカルフロータイプのアルゴリズムである場合、図3の右部のようにセンサ52により撮像可能な範囲のうちの、地上面G2の範囲を撮像した撮像面Pのうちの領域P2の画像を読み出すように領域情報が設定される。ただし、この場合、地上面G2を正確に含む領域P2を設定する必要がある。
すなわち、マルチコプタ11は、機体が平地に着陸した状態のまま飛行しているような場合、図5の右部で示されるように、視点Q2から地上面G方向を撮像する地上面Gと撮像面Pとの平行状態が維持されるため、撮像領域P1は、撮像面Pのほぼ中心に設定されることになる。
しかしながら、マルチコプタ11は、飛行中においては、様々な方向に機体が傾いた状態で飛行する。このため、例えば、図5の左部で示されるように、マルチコプタ11が鉛直方向に対して角度θだけ傾いた場合、撮像面Pの法線Nが鉛直方向に対して角度θをなすことにより、撮像面Pは、地上面Gに対して平行ではなくなるので、地上面G2が撮像されている撮像面P上の領域は、領域P1’となる。
したがって、現時点のアルゴリズムが、オプティカルフロータイプのアルゴリズムである場合、図5で示される撮像面P上の地上面G2の撮像領域となる領域P1’を求めて、この領域P1’に対応する領域情報をセンサ52に供給する必要がある。
そこで、姿勢-領域変換部58は、図6で示されるように、視点Q2を起点とする撮像面Pの法線ベクトル[n]を定義し、さらに、視点Q2を起点とする鉛直方向であって、撮像面Pとの交点を終点とするベクトル[c]を設定するとき、ベクトル[c]を鉛直方向の単位ベクトル[g]のk倍であるものとする([c]=k×[g])。
尚、本明細書中では、[A]と表記することで、ベクトルAと表すものとするが、図中においては、A上に矢印を付して、一般的な数式におけるベクトルAを表すものとする。
そして、姿勢-領域変換部58は、ベクトル([c]−[n])とベクトル[n]との内積が0となるベクトル[c]を定義して、図7の上段で示されるように、このベクトル[c]の撮像面P上の交点となる位置(図中の黒丸)を中心とした所定の半径の円状の範囲である領域P1’に地上面G1が撮像されているものとみなす。すなわち、図中の黒丸で示される交点は、本質的には鉛直方向を向いた視線と撮像面との交点である。ここで、センサ52上の一部の領域を特定するにあたっては水平方向および垂直方向のそれぞれの座標で管理する方が容易である場合は、さらに、姿勢-領域変換部58は、例えば、図7の下段で示される実線で囲まれるようなx×yの矩形の領域Zを撮像面Pより読み出す領域情報として設定するようにしてもよい。
尚、レンズ51を超広角レンズや魚眼レンズとするような場合、像面における光軸と像点の距離である像高が高くなるほど、地上面の撮像領域には歪が生じ易くなる。そこで、図8で示されるように、撮像面Pの中心位置付近であれば、領域P1aで示されるように真円に近い円状の領域を地上面の撮像領域として設定するようにし、撮像面Pの端部に近い範囲に進むほど、例えば、領域P1b乃至P1eで示されるような楕円状の領域を基準として読み出し領域を設定するようにしてもよい。
ここで、図4のフローチャートの説明に戻る。
ステップS23において、センサ52は、画素アレー92上の画素信号のうち、姿勢-領域変換部58より供給されてきた領域情報に基づいて設定される撮像領域の一部の領域で所定時間だけ露光する。ただし、ここでいう撮像領域の一部の領域は、コーナー検出器タイプのアルゴリズムにおける場合のように、撮像領域の全領域に近い比較的広い範囲である場合を含むものである。
ステップS24において、センサ52は、姿勢-領域変換部58より指定された領域の画素信号を読み出し、読み出した画素信号からなる画像を画像-速度変換部53に供給する。この処理は、図2の、比較器カラム94−1,94−2、カウンタカラム95−1,95−2、および水平制御部96−1,96−2で示されるように、それぞれが2個ずつ、上部および下部に構成されているような場合、例えば、コーナー検出器タイプのアルゴリズムであるときには、画素アレー92の一部であって、比較的広い領域の画素信号を比較器カラム94−1、カウンタカラム95−1、および水平制御部96−1が読み出し、オプティカルフロータイプのアルゴリズムであるときには、画素アレー92の一部であって、比較的狭い領域の画素信号を、比較器カラム94−2、カウンタカラム95−2、および水平制御部96−2が読み出すといったように、読み出し動作を分けるようにしてもよい。この時、異なるアナログゲインを用いて読み出しても良い。
ステップS25において、超音波センサ54は、距離情報を超音波により測定し、測定した距離情報を飛行高度(高度情報)として画像-速度変換部53に供給する。
ステップS26において、画像-速度変換部53は、移動速度算出処理を実行して、センサ52より供給されてきた画像に基づいて、移動速度を算出すると共に、次の処理において移動速度を算出する際のアルゴリズムを選択する。
<移動速度算出処理>
ここで、図9のフローチャートを参照して、移動速度算出処理について説明する。
ステップS41において、画像-速度変換部53は、現在設定されているアルゴリズムが、オプティカルフロータイプのアルゴリズムであるか否かを判定する。ステップS31において、例えば、オプティカルフロータイプのアルゴリズムが設定されている場合、処理は、ステップS42に進む。
ステップS42において、画像-速度変換部53は、オプティカルフロータイプのアルゴリズムでセンサ52より供給されてきた画像に基づいて移動速度を算出し、慣性航法装置55に供給する。すなわち、この場合、指定された一部であって、かつ、比較的狭い領域の画素信号のみが、高いフレームレートで読み出されることにより、オプティカルフロータイプのアルゴリズムで、比較的高速であるときの移動速度が算出される。
ステップS43において、画像-速度変換部53は、算出された移動速度が所定速度よりも低速であって、かつ、画像のテクスチャ性が所定値よりも強いかを判定する。ステップS43において、例えば、算出された移動速度が、所定速度よりも低速であるか、または、画像のテクスチャ性が強い場合、処理は、ステップS44に進む。
ステップS44において、画像-速度変換部53は、次の画像を利用した移動速度を算出する際のアルゴリズムを、コーナー検出器タイプのアルゴリズムに設定し、設定されたアルゴリズムの情報を姿勢-領域変換部58に供給する。すなわち、現在の移動速度が高速ではなく画素アレー92の比較的広い領域の画素信号の読み出しが可能であって、かつ、テクスチャ性が強くコーナーの検出が比較的容易であるような場合、コーナー検出器タイプのアルゴリズムにより移動速度を算出するように設定する。
一方、ステップS43において、算出された移動速度が、所定速度よりも高速である、または、画像のテクスチャ性が弱い場合、処理は、ステップS47に進む。
ステップS47において、画像-速度変換部53は、次の画像を用いて移動速度を算出する際には、オプティカルフロータイプのアルゴリズムにより算出するように設定し、設定されたアルゴリズムの情報を姿勢-領域変換部58に供給する。すなわち、この場合、センサ52の一部であって、比較的広い範囲が必要となるコーナー検出器タイプのアルゴリズムでは画素信号の転送が困難であり、さらに、テクスチャ性が低いような場合、コーナー検出器タイプのアルゴリズムでは、コーナーの検出が困難であるので、オプティカルフロータイプのアルゴリズムとされる。
さらに、ステップS41において、現状のアルゴリズムが、オプティカルフロータイプのアルゴリズムではなく、コーナー検出器タイプのアルゴリズムである場合、処理は、ステップS45に進む。
ステップS45において、画像-速度変換部53は、コーナー検出器タイプのアルゴリズムで移動速度を算出し、慣性航法装置55に供給する。すなわち、この場合、一部であって、比較的広い領域の画素信号が、低いフレームレートで読み出されることにより、コーナー検出器タイプのアルゴリズムで、比較的低速であるときの移動速度が算出される。
ステップS46において、画像-速度変換部53は、算出された移動速度が、所定速度よりも高速であるか、または、トラッカが少ないかのいずれかであるかを判定する。ステップS46において、算出された移動速度が、所定速度よりも高速である、または、トラッカが少ないかのいずれかである場合、センサ52の一部であって、比較的広い領域の画像を転送するのが困難であり、または、トラッカが少ないのでコーナーの検出が困難であるので、処理は、ステップS47に進み、オプティカルフロータイプのアルゴリズムが選択される。なお、トラッカとは、コーナー検出器タイプのアルゴリズムの計算過程で得られる画像中に疎に点在するコーナーを検出し追跡する特徴点の事である。
一方、ステップS46において、算出された移動速度が、所定速度よりも低速で、かつ、トラッカが多い場合、処理は、センサ52の一部であって、比較的広い領域の画像を転送することが可能であり、かつ、コーナーの検出が比較的容易であるので、処理は、ステップS44に進み、コーナー検出器タイプのアルゴリズムが選択される。
以上の処理により、移動速度が算出されて、慣性航法装置55に供給されると共に、算出された移動速度に応じて、次の画像を利用した移動速度の算出に使用されるアルゴリズムが選択されて、姿勢-領域変換部58に通知される。
ここで、図4のフローチャートの説明に戻る。
ステップS27において、慣性航法装置55は、移動速度を示す速度情報に基づいて、マルチコプタ11の位置、速度、および姿勢を再計算し、姿勢情報を姿勢-領域変換部58に供給すると共に、位置、速度、および姿勢の情報をPID制御装置56に供給する。そして、PID制御装置56は、この位置、速度、および姿勢に加えて、遠隔操作受信部57より供給されてくる遠隔操作部12における操作内容に対応した操作信号に応じて、動力装置32を動作させて、飛行を制御する。
ステップS28において、高解像度低速撮像センサ60は、画素全体の露光を開始すべきタイミングになったか否かを判定し、例えば、露光を開始すべきタイミングになったとみなされた場合、処理は、ステップS29に進む。
ステップS29において、センサ60は、全画素を所定時間だけ露光を開始する。尚、ステップS28において、露光を開始すべきタイミングではない場合、ステップS29の処理がスキップされる。
ステップS30において、センサ60は、露光を開始してから所定時間が経過し、露光終了か否かを判定し、所定時間が経過していない場合、処理は、ステップS33に進む。
ステップS33において、遠隔操作受信部57は、遠隔操作部12からの操作信号に基づいて、動作の終了が指示されたか否かを判定し、終了が指示されていないと判定した場合、処理は、ステップS21に戻る。そして、操作信号に基づいて、終了が指示されていた場合、処理は、終了する。
すなわち、センサ60について、終了指示がなく、かつ、露光時間が継続している限り、ステップS21乃至S30の処理が繰り返されて露光状態が継続される。すなわち、センサ60は、センサ52よりも読み出しが低速の画像であるので、センサ60の1回の露光と読み出しの間に、センサ52における露光と読み出しの処理は複数回数繰り返される。
そして、ステップS30において、センサ60の露光が終了であるとみなされた場合、処理は、ステップS31に進む。
ステップS31において、センサ60は、自らの全画素の画素信号を読み出して、画像送信部61に供給する。
ステップS32において、画像送信部61は、読み出された画素信号からなる画像を遠隔操作部12に送信する。
ステップS13において、画像受信部73は、マルチコプタ11より画像が送信されてきたか否かを判定する。ステップS13において、画像が送信されてきたとみなされた場合、処理は、ステップS14に進む。
ステップS14において、画像受信部73は、送信されてきた画像を受信する。
ステップS15において、画像受信部73は、受信した送信画像を表示部74に表示させる。
ステップS16において、操作UI部71は、受け付けられた操作入力が終了を指示するものであるか否かを判定し、終了ではない場合、処理は、ステップS11に戻る。また、ステップS11において、操作入力が受け付けられていない場合、ステップS12の処理がスキップされ、ステップS13において、画像が送信されてこない場合、ステップS14,S15の処理がスキップされる。
そして、ステップS16において、終了が指示されていた場合、処理は、終了する。
以上の処理により、移動速度に応じて、アルゴリズムを切り替えるようにしたので、移動速度が低速時であって、かつ、コーナーが検出し易い場合には、コーナー検出器タイプのアルゴリズムで、高解像度の画像の一部であって、比較的広い領域を利用して、適切にコーナーを検出して、移動速度を算出するようにした。また、移動速度が高速時である、または、コーナー検出が困難であるような場合には、地上面が撮像されている、一部であって、比較的狭い領域の低解像度の画像を高速に読み出して、オプティカルフロータイプのアルゴリズムにより移動速度を算出するようにした。
これにより、移動速度に応じて、センサ52の地上面が撮像されている撮像領域の一部であって、比較的広い領域、または、地上面が撮像されている撮像領域の一部であって、比較的狭い領域の画像を読み出すようにして、かつ、アルゴリズムを切り替えて移動速度を検出することが可能となる。結果として、複数のアルゴリズムであっても、それぞれのアルゴリズムに対応する画像を、撮像領域を調整することで、単独のセンサ52で撮像することが可能となり、機体の小型化、および軽量化を図りつつ、飛行制御の精度を向上させることが可能となる。
また、ビューイングの画像を表示し続けることが可能となる。なお、上記の説明では地上面を撮像してオプティカルフローを求めると同時に地上面との距離を計測して地上面に対する相対的な速度を算出した。しかしながら、その対象は地上面に限らず、例えば、室内の天井や側面壁など鉛直方向ではない方向に対する相対速度を求めることは同様に可能である。また、移動速度を検出するに当たって、時間解像度を優先するアルゴリズムとして、オプティカルフロータイプのアルゴリズムを利用し、空間解像度を優先するアルゴリズムとしてコーナー検出器タイプのアルゴリズムを利用する例について説明してきたが、それぞれ、時間解像度、および空間解像度を優先するアルゴリズムであれば、他のアルゴリズムでもよいものである。
<<2.第2の実施の形態>>
<マルチコプタの第2の実施の形態の構成例>
以上においては、移動速度を算出するために必要とされる画像を撮像するセンサと、ビューイングに必要とされる画像を撮像するセンサとを個別に設ける構成例について説明してきたが、超広角の1枚の画像を撮像して、そのうちの一部を、移動速度を算出するための画像として利用し、さらに、別の一部をビューイングに用いるようにしてもよい。
図10は、超広角の1枚の画像を撮像して、そのうちの一部を、移動速度を算出するための画像として利用し、さらに、別の一部をビューイングに用いるようにしたマルチコプタ11と遠隔操作部12との構成例を示している。
尚、図10のマルチコプタ11、および遠隔操作部12において、図1のマルチコプタ11、および遠隔操作部12における構成と同一の機能を備えた構成については、同一の符号、および同一の名称を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
すなわち、図10のマルチコプタ11および遠隔操作部12において、図1のマルチコプタ11、および遠隔操作部12と異なる点は、レンズ51および広角レンズ59に代えて超広角レンズ131が設けられ、高解像度高速部分読み出しセンサ52および高解像度低速読み出しセンサ60に代えて、高解像度高速部分読み出し像面位相差画素センサ132が設けられている点である。
また、超音波測距センサ54および画像送信部61に代えて、画像-高度変換部133および画像送信部135が設けられ、さらに投光部134が新たに設けられている。
さらに、遠隔操作部12には、画像処理部151が新たに設けられている。
超広角レンズ131は、広角レンズ59よりも、さらに広角のレンズであり、マルチコプタ11の機体の下部に設けられているが、全方位について、鉛直方向から水平方向に近い範囲までの広範囲を撮像領域とすることができるレンズである。
高解像度高速部分読み出し像面位相差画素センサ132は、基本的には、高解像度高速部分読み出しセンサ52と同様の機能を備えているが、さらに、像面位相差画素を備えており、像面位相差画素の画素信号を画像-高度変換部133に供給する。画像-高度変換部133は、像面位相差画素の画素信号を用いることで、撮像領域内の被写体である地上までの距離を高度情報として求め、慣性航法装置55および投光部134に供給する。
このため、地上面を撮像することで、自らの高度を求めることが可能となり、超音波測距センサ54を設ける必要がなくなるので、マルチコプタ11の小型化、および軽量化を実現することが可能となる。尚、以降において、高解像度高速部分読み出し像面位相差画素センサ132は、単に、センサ132とも称するものとする。
センサ132は、超広角レンズ131と組み合わせて撮像されることにより、これまで、高解像度低速撮像センサ60により撮像されていたビューイング用の画像、移動速度を求めるための画像、および高度を求めるための像面位相差画素による像面位相差信号を同時に撮像することができる。
そこで、図10においては、センサ132より出力されるストリームSt1は、移動速度を求めるための画像の流れを示しており、画像-速度変換部53に供給されることを示している。また、センサ132より出力されるストリームSt2は、ビューイング画像の流れを示しており、画像送信部135に供給されることを示している。さらに、ストリームSt3は、像面位相差画素の画素信号の流れを示しており、画像-高度変換部133に供給されることを示している。
投光部134は、画像-高度変換部133より供給されてくる高度情報に基づいて、地上面を十分に投光できる場合には、補助光を発光させる。投光部134が発光する光は、可視光であってもよいし、赤外光や紫外光等であってもよいものである。ただし、赤外光や紫外光等を用いる場合については、センサ132において、対応する波長の光を受光できる構成とする必要がある。
画像送信部135は、センサ132より供給されてくるビューイング用の画像と、その画像を撮像したタイミングで慣性航法装置55より供給されてくる機体の姿勢情報とを対応付けて遠隔操作部12に送信する。
遠隔操作部12の画像処理部151は、姿勢情報が対応付けられた画像より、例えば、送信されてきた画像のうち、進行方向の領域の画像を抽出するような画像処理を施して、表示部74に表示させる。
<図10の飛行制御部による飛行制御処理>
次に、図11のフローチャートを参照して、図10のマルチコプタ11と遠隔操作部12とによる飛行制御処理について説明する。尚、図11のフローチャートにおけるステップS51乃至S54,S56,S57、および、ステップS71乃至S74,S76乃至S81,S83,S84の処理は、図4のフローチャートにおけるステップS11乃至S16、およびステップS21乃至S24,S26乃至S33の処理と同様であるので、その説明は省略する。
すなわち、ステップS75において、センサ132は、読み出された画素信号のうち、像面位相差画素の画素信号を画像-高度変換部133に供給する。画像-高度変換部133は、像面位相差画素の画素信号に基づいて、被写体である地上面までの距離を高度として求める。
すなわち、センサ132における像面位相差画素により撮像された画素信号のみで、超音波測距センサ54等の別のセンサを用いることなく高度を求めることが可能となる。
また、ステップS82において、画像送信部135は、ステップS79,S81の処理により全画素により撮像された画像と、ステップS71において更新された慣性航法装置55における現在の姿勢情報とを対応付けて格納し、ステップS83の処理で、姿勢情報が対応付けられている画像を遠隔操作部12に送信する。
これに応じて、ステップS54において、画像受信部73は、姿勢情報が対応付けられた画像を受信すると画像処理部151に供給する。
ステップS55において、画像処理部151は、画像処理を実行して、送信されてきた画像のうち、進行方向に対応する画像のみを抽出して表示部74に供給する。
<画像処理>
ここで、図12のフローチャートを参照して、画像処理部151における画像処理について説明する。
ステップS101において、画像処理部151は、供給されてきた全ての画素の画素値をスフィアマップ(球状マップ)にマッピングする。すなわち、例えば、センサ132は、マルチコプタ11の下面に設けられ、超広角レンズ131を介して入射する画像を撮像するので、実質的に、図13で示される半球面SH上の画素からなる画像として撮像されることになる。しかしながら、送信されてくる画像は、平面状の画像として送信されてくることになるので、画像処理部151は、図13の半球面SH上の画素(スフィアマップ)にマッピングしなおす。
ステップS102において、画像処理部151は、姿勢情報に基づいて、このスフィアマップ上の所定の領域を構成する窓状の範囲、例えば、進行方向に対応する範囲の画素を抽出して画像を生成する。
すなわち、図13における半球面SHには、マルチコプタ11の下面全体の画像が撮像されていることになるので、姿勢方向に基づいて、例えば、進行方向に対応する窓状の範囲Wの画素を抽出して、平面画像を生成する。
例えば、図13においては、進行方向に対応するベクトルとしてVD(中心に対して、(水平角θ,仰角φ,距離VD)、または、(x,y,z))が設定されており、ベクトル[VD]が法線となる半球面SH上に接する平面に対応する窓状の範囲Wを設定する。ここでは、窓状の範囲Wが、半球面SH上の点p1,p2,p3,p4により囲まれる方形状の範囲であって、かつ、その平面の法線がベクトル[VD]であるものとして、画像処理部151は、この範囲W内の画素の画素値を抽出して、方形状の画像を生成し、進行方向の画像として表示部74に供給し表示させる。
以上の処理により、遠隔操作部12の表示部74に、供給されてくる全方向の画像のうち、進行方向に対応する方向の画像を、常に表示することが可能となる。また、姿勢情報がわかっているので、図13においては、進行方向以外の方向であっても、姿勢情報に基づいて指定することで適切に表示することが可能となる。
<投光制御処理>
次に、図14のフローチャートを参照して、図10のマルチコプタ11による投光制御処理について説明する。
ステップS121において、画像-高度変換部133は、像面位相画素により撮像された画素信号に基づいて、地上までの距離、すなわち、高度情報を測定する。尚、この処理は、図11のフローチャートを参照して説明したステップS75の処理により、直近で求められた値をそのまま使用するようにしてもよい。
ステップS122において、画像-高度変換部133は、測定した高度情報を投光部134に供給する。投光部134は、所定の高度よりも低く、投光することにより十分に補助光としての効果を得ることが可能であるか否かを判定する。ステップS122において、補助光としての効果を得ることが可能であるとみなした場合、処理は、ステップS123に進む。
ステップS123において、投光部134は、補助光として投光する。
一方、ステップS122において、所定の高度よりも高く、補助光としての効果が得られないとみなされた場合、ステップS124において、投光部134は、消灯する(投光しない)。
ステップS125において、投光部134は、動作の終了が指示さているか否かを判定し、終了が指示されていない場合、処理は、ステップS121に戻る。すなわち、終了が指示されるまで、画像-高度変換部133より供給されてくる高度情報に基づいて、補助光としての効果が得られるか否かを判定し、効果があれば投光し、なければ消灯する処理を繰り返す。そして、ステップS125において、終了が指示されたとみなされた場合、処理は、終了する。
すなわち、以上の処理により、高度が十分に低いときには、常に、補助光として投光部134を投光させることが可能となる。このような処理により、オプティカルフロータイプのアルゴリズムを用いるような場合、特に、高速フレームレートで撮像された画像が利用されることが多くなるため、補助光として投光部134が投光することで、算出される移動速度の精度を向上させることが可能となる。また、投光部134により投光される補助光は可視光でもよいし、赤外光や紫外光などの非可視光であってもよい。ただし、非可視光を用いる場合については、センサ132において、対応する波長の光を受光可能な構成とする必要があり、例えば、赤外光や紫外光を用いるときには、対応するフィルタを装着する必要がある。
<<3.第1の変形例>>
尚、以上においては、オプティカルフロータイプのアルゴリズムにおいて、最新の撮像画像を利用して、次の画像を用いた移動速度の算出に必要な撮像領域を特定する例について説明してきたが、次の画像を撮像するまでにマルチコプタ11は移動していることになるので、移動に伴って適切な撮像領域はずれていることが予想される。
そこで、例えば、図15で示されるように、直前の画像では、撮像面P上の点c1を中心とした円状の領域を利用し、最新の画像では、点c2を中心とした円状の領域を利用していた場合、この点c1,c2より、次の撮像時における中心位置を点c3と予測して、この点c3を中心とした円状の領域P1を領域情報として設定するようにしてもよい。
この場合、例えば、以下の式(1)を利用して求めるようにしてもよい。
Figure 2017081246
・・・(1)
ここで、ベクトルxの添字t+1,t,t−1,t−2,・・・t0は、時間方向の添字であり、関数fが、これまでの領域の中心位置を示すベクトルxより、時刻(t+1)で指定される次回の中心位置を予測する関数であることを示している。さらに、右項は、最新の撮像時刻tの中心位置と、直前の撮像時刻t−1の中心位置の差分を、最新の撮像時刻tの中心位置に加算することで、次回の中心位置を予測することができることが示されている。
<<4.第2の変形例>>
第2の実施の形態における図10のマルチコプタ11においては、移動速度を算出するための画像と、ビューイング用の画像とを1個のセンサ132により撮像し、読み出す必要があるが、例えば、図16で示されるように、画素アレー92に対応する画素アレー171に加えて、メモリアレー172を設けて、高速部分読み出しをする際には、一部であって、比較的狭い領域の一部、例えば、1/16の範囲の画素信号を960fpsで読み出し(図10のストリームSt1)、低速で一部であって、比較的広い領域を読み出す際には、例えば、全範囲を60fpsで読み出す(図10のストリームSt2)ようにしてもよい。
すなわち、図16においては、画素アレー171より画素信号は、常に、高速でAD変換器171aがデジタル信号として読み出し、メモリアレー172に格納させ、加算合成回路172aが、領域と、読み出しタイミングを制御して、読み出し領域が一部であって、比較的広い領域であるときは、比較的広い領域の画素信号をメモリアレー172から読み出し、一部であって、比較的狭い領域であるときは、指定された一部の領域の画素信号をメモリアレー172から読み出す。
また、図16のような画素アレー171に対してメモリアレー172を構成するような場合については、異なるプロセスで、積層構造とするようにしてもよい。
さらに、この他にも、Binningされた低解像度の領域と、非Binningされた高解像度の領域とを複数のストリームとして読み出すようにしてもよい。
また、RGBの3チャンネルのうち、全チャンネルを読み出す領域と、RGBのいずれか1個を読み出す領域とを設定して、複数のストリームとして読み出すようにしてもよい。
さらに、比較的高解像度の低速用のイメージセンサと、比較的低解像度の高速用のイメージセンサとを併用したヘテロな構成のセンサーモジュールを用いるようにしてもよい。この時、低解像度側は狭視野角になりがちなので、これを補うために、例えば、メカニカルなジンバル装置を用いて撮像方向を調整させるようにしても良い。ジンバル装置は、慣性航法装置55により求められる姿勢情報に基づいて制御させるようにしてもよい。
<<5.第3の変形例>>
以上においては、センサ132の構成として、通常のイメージセンサにより構成される例について説明してきたが、マルチストリームとしては、様々な構造のものが考えられる。
例えば、赤外光により移動速度を求める画像を撮像し、RGBからなる可視光により、ビューイング用の画像を撮像する場合、図17で示されるような各種の構成としてもよい。尚、図17は、4種類のイメージセンサ132の構成が示されており、図中の左下部は、画素アレーに対向する方向からみた上面図であり、それ以外は、図中の上部から下部に向けて、入射光が入射するときの側面断面図が示されている。
すなわち、図17の左上部のセンサ132においては、超広角レンズ131を介して入射した光を図中の右方向に可視光を反射させ、赤外光を図中の下方向に透過させることで分離するスプリッタ191が設けられている。さらに、スプリッタ191の下には、透過した赤外光を受光して、画素信号に変換する赤外光受光層192が設けられており、赤外光受光層192より出力される画素信号を赤外光高速部分読出部193に供給する。赤外光高速部分読出部193は、ストリームSt1として赤外光の画素信号を部分的に高速で読み出す。また、スプリッタ191の右側には、可視光を受光して、RGBからなる画素信号に変換する可視光受光層194が設けられており、可視光受光層194は、受光した光量に応じた画素信号を可視光読出部195に出力する。可視光読出部195は、ストリームSt2として比較的低速で可視光を読み出す。
また、図17の左下部のセンサ132においては、画素アレー201(画素アレー92と同様)の一方の側面には、比較的高速で部分的に赤外光の画素信号を、ストリームSt1として読み出す赤外光高速部分読出部203が設けられ、対向する側面には、比較的低速で全画素の可視光の画素信号をストリームSt2として読み出す可視光読出部202が設けられている。尚、赤外光高速部分読出部203および可視光読出部202の画素アレーに対する配置は、図17の左下部以外のいずれでもよく、画素アレー201から画素信号の転送が可能であれば、その他の配置であってもよい。また、この場合、画素アレー201は、例えば、図中で示されるようにBayer配列におけるいずれか一方のG画素をIR画素として、赤外光を受光するための画素とする。さらに、2×2画素のBayer配列の一つの画素をIR画素に置き換える事にこだわることなく、撮像面全体に対して規則的または不規則にIR画素をまばらに配置してもよい。この場合、可視光は高解像度で赤外光画像は低解像度で撮像される。
さらに、図17の右上部のセンサ132においては、超広角レンズ131を透過した入射光を波長が短い順に図中の上から、青色の光を受光する青色受光層221、緑色の光を受光する緑色受光層222、赤色の光を受光する赤色受光層223が設けられており、最下層に、赤外光を受光する赤外光受光層224が設けられている。さらに、赤外光受光層224より読み出される赤外光の信号をストリームSt1として、部分的に高速で読み出す赤外光高速部分読出部226が設けられている。また、青色受光層221、緑色受光層222、および赤色受光層223よりそれぞれ可視光として読み出されるRGBの画素信号をストリームSt2として読み出す可視光読出部225が設けられている。
また、図17の右下部のセンサ132においては、超広角レンズ131を透過した入射光のうち、赤外光のみを吸収し、可視光を透過する赤外光吸収有機センサ241が設けられており、その下に可視光であるRGBの光を受光するRGB受光半導体センサ243が設けられている。また、赤外光吸収有機センサ241の右側には、赤外光吸収有機センサ241より読み出される赤外光の信号をストリームSt1として、部分的に高速で読み出す赤外光高速部分読出部242が設けられている。さらに、RGB受光半導体センサ243の右側には、可視光として読み出されるRGBの全画素信号をストリームSt2として読み出す可視光読出部244が設けられている。
<<6.第4の変形例>>
以上においては、センサ132により撮像された全領域の画像を読み出して、姿勢情報と対応付けて遠隔操作部12に送信し、遠隔操作部12において、姿勢情報に基づいて、特定の方向の画像を生成し、表示する例について説明してきたが、表示に必要な画像は、マルチコプタ11より送信されてくる画像の極一部のみであるため、マルチコプタ11から送信する画像を予め必要なサイズにして送信するようにすることで、送信に係る負荷を低減させるようにしてもよい。
すなわち、例えば、図18で示されるように撮像面Pにおける、図13における窓状の範囲Wに対応する点p1,p2,p3,p4からなる四辺形からなる範囲のみを読み出すようにしてもよいし、範囲Wを凡そ囲む図中の一点鎖線で囲まれる矩形上の範囲のみを読み出して送信するようにしてもよい。
以上のような処理により、送信負荷を低減させることが可能になると共に、表示部74に表示するための画像処理に係る負荷をも低減させることも可能となる。
<<7.応用例>>
<ソフトウェアにより実行させる例>
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図19は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタ-フェイス1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
入出力インタ-フェイス1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011ら読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース1005及びバス1004を介して、RAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU1001)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア1011に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア1011をドライブ1010に装着することにより、入出力インタフェース1005を介して、記憶部1008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部1009で受信し、記憶部1008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1002や記憶部1008に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
なお、本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本開示は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
尚、本開示は、以下のような構成も取ることができる。
<1> 画像を撮像し、前記画像の一部の領域の画素信号を高速に読み出す撮像部と、
機体の姿勢情報に基づいて、前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の領域を決定する姿勢領域変換部と
を含む飛行制御装置。
<2> 前記撮像部により読み出された画素信号に基づいて、前記機体の移動速度を算出する画像速度変換部と、
前記機体の前記移動速度に基づいて、前記機体の前記姿勢情報を検出する姿勢検出部とをさらに含む
<1>に記載の飛行制御装置。
<3> 前記機体から地上面までの距離を高度情報として測定する高度測定部をさらに含み、
前記画像速度変換部は、前記撮像部により読み出された画素信号、および高度情報に基づいて、前記機体の前記移動速度を算出する
<2>に記載の飛行制御装置。
<4> 前記高度測定部は、超音波を利用して、前記機体から地上面までの距離を高度情報として測定し、
前記画像速度変換部は、前記撮像部により読み出された画素信号、および前記高度情報に基づいて、前記機体の前記移動速度を算出する
<3>に記載の飛行制御装置。
<5> 前記撮像部は、像面位相差画素を含み、
前記高度測定部は、前記像面位相差画素より読み出される画素信号に基づいて、前記機体から地上面までの距離を高度情報として測定し、
前記画像速度変換部は、前記撮像部により読み出された画素信号、および前記高度情報に基づいて、前記機体の前記移動速度を算出する
<3>に記載の飛行制御装置。
<6> 前記撮像部の撮像方向を投光する投光部をさらに含み、
前記投光部は、前記高度情報に基づいて、前記撮像方向を投光する
<3>に記載の飛行制御装置。
<7> 前記投光部は、前記高度情報が、所定の高度よりも低く、十分に地上面を投光できる場合、前記撮像方向を投光する
<6>に記載の飛行制御装置。
<8> 前記画像速度変換部は、前記撮像部により読み出された画素信号に基づいて、時間解像度を優先する第1のタイプのアルゴリズム、または、空間解像度を優先する第2のタイプのアルゴリズムのいずれかで前記機体の移動速度を算出し、
前記画像速度変換部が前記時間解像度を優先する第1のタイプのアルゴリズムで前記機体の移動速度を算出する場合、前記姿勢領域変換部は、前記姿勢検出部により検出された姿勢情報に基づいて、前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の第1の領域を決定し、
前記画像速度変換部が前記空間解像度を優先する第2のタイプのアルゴリズムで前記機体の移動速度を算出する場合、前記姿勢領域変換部は、前記撮像部において、前記画像の一部であって、前記第1の領域よりも広い第2の領域を決定する
<1>乃至<7>のいずれかに記載の飛行制御装置。
<9> 前記画像速度変換部が前記時間解像度を優先する第1のタイプのアルゴリズムで前記機体の移動速度を算出する場合、前記姿勢領域変換部により決定される、前記画素信号が高速に読み出される前記画像の一部の前記第1の領域は、前記撮像部における撮像視点から撮像面までの法線ベクトルと、前記撮像視点から鉛直方向であって、撮像面との交点に応じて設定される領域である
<8>に記載の飛行制御装置。
<10> 前記撮像視点から鉛直方向であって、前記撮像面との交点に応じて設定される前記第1の領域は、前記交点を中心とした前記撮像面上の所定の半径からなる円状、または、楕円状の領域である
<9>に記載の飛行制御装置。
<11> 前記撮像視点から鉛直方向であって、前記撮像面との交点に応じて設定される前記第1の領域は、前記交点を中心とした前記撮像面上の所定の半径からなる円状、または、楕円状の範囲を囲む方形状の領域である
<10>に記載の飛行制御装置。
<12> 前記撮像部により撮像された画像を送信する送信部と、
前記機体を遠隔から操作すると共に、前記送信部より送信されてくる画像を受信し表示する遠隔操作部とをさらに含む
<1>乃至<11>のいずれかに記載の飛行制御装置。
<13> 前記送信部は、前記撮像部により撮像された画像を、前記画像が撮像されたときの前記機体の姿勢情報と対応付けて送信し、
前記遠隔操作部は、前記送信部より送信されてきた前記姿勢情報が対応付けられた前記画像を受信し、前記画像のうち、前記姿勢情報に基づいて特定される所定の範囲の画像を抽出し、抽出された画像を表示する
<12>に記載の飛行制御装置。
<14> 画像を撮像し、前記画像の一部の領域の画素信号を高速に読み出す撮像部を備えた飛行制御装置の飛行制御方法であって、
前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の領域を決定するステップを含む
飛行制御方法。
<15> 画像を撮像し、前記画像の一部の領域の画素信号を高速に読み出す撮像部と、
前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の領域を決定する姿勢領域変換部としてコンピュータを機能させる
プログラム。
<16> 画像を撮像し、前記画像の一部の領域の画素信号を高速に読み出す撮像部と、
前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の領域を決定する姿勢領域変換部と
を含むマルチコプタ。
11 マルチコプタ, 12 遠隔操作部, 31 飛行制御部, 32 動力装置, 51 レンズ, 52 高解像度高速部分読み出し部, 53 画像-速度変換部, 54 超音波測距センサ, 55 慣性航法装置, 56 PID制御装置, 57 遠隔操作受信部, 58 姿勢-領域変換部, 59 広角レンズ, 60 高解像度低速撮像センサ, 61 画像送信部, 71 操作UI部, 72 遠隔操作送信部, 73 画像受信部, 74 表示部, 91 全体制御部, 92 画素アレー, 93 垂直制御部, 94−1,94−2 比較器カラム, 95−1,95−2 カウンタカラム, 96−1,96−2 水平制御部, 97 出力制御部, 131 超広角レンズ, 132 高解像度高速部分読み出し像面位相差画素センサ, 133 画像-高度変換部, 134 投光部, 135 画像送信部, 151 画像処理部

Claims (16)

  1. 画像を撮像し、前記画像の一部の領域の画素信号を高速に読み出す撮像部と、
    機体の姿勢情報に基づいて、前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の領域を決定する姿勢領域変換部と
    を含む飛行制御装置。
  2. 前記撮像部により読み出された画素信号に基づいて、前記機体の移動速度を算出する画像速度変換部と、
    前記機体の前記移動速度に基づいて、前記機体の前記姿勢情報を検出する姿勢検出部とをさらに含む
    請求項1に記載の飛行制御装置。
  3. 前記機体から地上面までの距離を高度情報として測定する高度測定部をさらに含み、
    前記画像速度変換部は、前記撮像部により読み出された画素信号、および高度情報に基づいて、前記機体の前記移動速度を算出する
    請求項2に記載の飛行制御装置。
  4. 前記高度測定部は、超音波を利用して、前記機体から地上面までの距離を高度情報として測定し、
    前記画像速度変換部は、前記撮像部により読み出された画素信号、および前記高度情報に基づいて、前記機体の前記移動速度を算出する
    請求項3に記載の飛行制御装置。
  5. 前記撮像部は、像面位相差画素を含み、
    前記高度測定部は、前記像面位相差画素より読み出される画素信号に基づいて、前記機体から地上面までの距離を高度情報として測定し、
    前記画像速度変換部は、前記撮像部により読み出された画素信号、および前記高度情報に基づいて、前記機体の前記移動速度を算出する
    請求項3に記載の飛行制御装置。
  6. 前記撮像部の撮像方向を投光する投光部をさらに含み、
    前記投光部は、前記高度情報に基づいて、前記撮像方向を投光する
    請求項3に記載の飛行制御装置。
  7. 前記投光部は、前記高度情報が、所定の高度よりも低く、十分に地上面を投光できる場合、前記撮像方向を投光する
    請求項6に記載の飛行制御装置。
  8. 前記画像速度変換部は、前記撮像部により読み出された画素信号に基づいて、時間解像度を優先する第1のタイプのアルゴリズム、または、空間解像度を優先する第2のタイプのアルゴリズムのいずれかで前記機体の移動速度を算出し、
    前記画像速度変換部が前記時間解像度を優先する第1のタイプのアルゴリズムで前記機体の移動速度を算出する場合、前記姿勢領域変換部は、前記姿勢検出部により検出された姿勢情報に基づいて、前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の第1の領域を決定し、
    前記画像速度変換部が前記空間解像度を優先する第2のタイプのアルゴリズムで前記機体の移動速度を算出する場合、前記姿勢領域変換部は、前記撮像部において、前記画像の一部であって、前記第1の領域よりも広い第2の領域を決定する
    請求項1に記載の飛行制御装置。
  9. 前記画像速度変換部が前記時間解像度を優先する第1のタイプのアルゴリズムで前記機体の移動速度を算出する場合、前記姿勢領域変換部により決定される、前記画素信号が高速に読み出される前記画像の一部の前記第1の領域は、前記撮像部における撮像視点から撮像面までの法線ベクトルと、前記撮像視点から鉛直方向であって、撮像面との交点に応じて設定される領域である
    請求項8に記載の飛行制御装置。
  10. 前記撮像視点から鉛直方向であって、前記撮像面との交点に応じて設定される前記第1の領域は、前記交点を中心とした前記撮像面上の所定の半径からなる円状、または、楕円状の領域である
    請求項9に記載の飛行制御装置。
  11. 前記撮像視点から鉛直方向であって、前記撮像面との交点に応じて設定される前記第1の領域は、前記交点を中心とした前記撮像面上の所定の半径からなる円状、または、楕円状の範囲を囲む方形状の領域である
    請求項10に記載の飛行制御装置。
  12. 前記撮像部により撮像された画像を送信する送信部と、
    前記機体を遠隔から操作すると共に、前記送信部より送信されてくる画像を受信し表示する遠隔操作部とをさらに含む
    請求項1に記載の飛行制御装置。
  13. 前記送信部は、前記撮像部により撮像された画像を、前記画像が撮像されたときの前記機体の姿勢情報と対応付けて送信し、
    前記遠隔操作部は、前記送信部より送信されてきた前記姿勢情報が対応付けられた前記画像を受信し、前記画像のうち、前記姿勢情報に基づいて特定される所定の範囲の画像を抽出し、抽出された画像を表示する
    請求項12に記載の飛行制御装置。
  14. 画像を撮像し、前記画像の一部の領域の画素信号を高速に読み出す撮像部を備えた飛行制御装置の飛行制御方法であって、
    前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の領域を決定するステップを含む
    飛行制御方法。
  15. 画像を撮像し、前記画像の一部の領域の画素信号を高速に読み出す撮像部と、
    前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の領域を決定する姿勢領域変換部としてコンピュータを機能させる
    プログラム。
  16. 画像を撮像し、前記画像の一部の領域の画素信号を高速に読み出す撮像部と、
    前記撮像部において、前記画素信号を高速に読み出す、前記画像の一部の領域を決定する姿勢領域変換部と
    を含むマルチコプタ。
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