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JP2017077946A - 吸引輸送システム - Google Patents

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JP2017077946A
JP2017077946A JP2015206501A JP2015206501A JP2017077946A JP 2017077946 A JP2017077946 A JP 2017077946A JP 2015206501 A JP2015206501 A JP 2015206501A JP 2015206501 A JP2015206501 A JP 2015206501A JP 2017077946 A JP2017077946 A JP 2017077946A
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仁志 古川
Hitoshi Furukawa
仁志 古川
浩之 谷山
Hiroyuki Taniyama
浩之 谷山
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Kawata Mfg Co Ltd
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Kawata Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】たとえ集塵装置が複数ある場合であっても、集塵装置に溜まった粉塵を容易に回収することのできる、粉粒体を吸引輸送する吸引輸送システムを提供する。
【解決手段】
吸引輸送システム1は、少なくとも1つのタンク(3A、3B、3C)と、タンクから粉粒体が供給される少なくとも1つの供給部(4A、4B、4C)と、供給部内を吸引してタンクから供給部に粉粒体を吸引輸送する少なくとも1つの第1吸引手段(5)と、少なくとも1つの集塵装置(6A、6B、6C)と、第2吸引手段(8)とを備える。集塵装置は、供給部と第1吸引手段とを接続する吸引経路に配置されており、粉塵が混合された輸送気体を、粉塵と輸送気体とに分離すると共に、分離された粉塵を貯留する。第2吸引手段は、前記少なくとも1つの集塵装置に貯留された粉塵を吸引して粉塵を吸引輸送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉粒体を吸引輸送する吸引輸送システムに関する。
従来、樹脂ペレットなどの粉粒体を吸引して輸送する吸引輸送システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。吸引輸送システムでは、粉粒体を貯留する貯留部と、貯留部から粉粒体が供給される供給容器と、ブロワなどの吸引装置とが、配管を介して接続される。吸引装置を作動させることで、貯留部内の粉粒体が吸引されて、供給容器に輸送される。供給容器とブロワとをつなぐ配管には、粉粒体よりも小さい粒径の粉塵を回収するための集塵装置が配置される。集塵装置は、粉塵を溜める回収タンクを有する。粉粒体の吸引輸送を繰り返して、集塵装置の回収タンクにある程度の量の粉塵が溜まると、作業者が回収タンクを取り外して粉塵を処分する。
特公平7−76055号公報
例えば、樹脂成形機に樹脂ペレットを輸送するための吸引輸送システムは、複数種類の粉粒体を扱うため、供給容器と集塵装置をそれぞれ複数備えている。樹脂成形機に樹脂ペレットを輸送するための吸引輸送システムに限らず、一般的に、吸引輸送システムは、供給容器と集塵装置をそれぞれ複数備えていることが多い。集塵装置が複数あると、作業者が回収トレイを回収する手間が増える。また、複数の集塵装置は、まとめて1箇所に配置されていることは少なく、通常は離れた箇所に配置されているため、回収作業はより手間がかかる。さらに、複数の供給容器に輸送される粉粒体の種類や量は互いに異なるため、複数の集塵装置の回収トレイに溜まる粉塵の量は互いに異なる。そのため、作業者が複数の回収トレイに溜まった粉塵の量を目視等で確認する場合には、回収作業はより一層手間がかかる。
そこで、本発明では、たとえ集塵装置が複数ある場合であっても、集塵装置に溜まった粉塵を容易に回収することのできる、粉粒体を吸引輸送する吸引輸送システムを提供することを目的とする。
本発明の吸引輸送システムは、粉粒体を貯留する少なくとも1つのタンクと、前記少なくとも1つのタンクに輸送経路を介して接続されており、前記タンクから粉粒体が供給される少なくとも1つの供給部と、前記少なくとも1つの供給部に吸引経路を介して接続されており、前記供給部内を吸引して前記タンクから前記供給部に粉粒体を吸引輸送する少なくとも1つの第1吸引手段と、前記吸引経路に配置されており、粉塵が混合された輸送気体を、粉塵と輸送気体とに分離すると共に、分離された粉塵を貯留する少なくとも1つの集塵装置と、前記少なくとも1つの集塵装置に集塵経路を介して接続されており、前記少なくとも1つの集塵装置に貯留された粉塵を吸引して粉塵を吸引輸送する第2吸引手段とを備えることを特徴とする。
この構成によると、第1吸引手段によって供給部内が吸引されると、タンクから輸送経路を介して粉粒体が供給部に吸引輸送される。供給部と第1吸引手段とを接続する吸引経路に配置された集塵装置は、粉塵が混合された輸送気体を、粉塵と輸送気体とに分離すると共に、分離された粉塵を貯留する。集塵装置は、集塵経路を介して第2吸引手段と接続されている。第2吸引手段は、集塵装置に貯留された粉塵を吸引して粉塵を吸引輸送する。そのため、作業者が集塵装置に貯留された粉塵の量を確認して手動で回収しなくて済む。また、集塵装置が複数あって、複数の集塵装置の設置場所が離れている場合であっても、粉塵を吸引輸送することで、複数の集塵装置の粉塵を集めることができる。したがって、たとえ集塵装置が複数ある場合であっても、集塵装置に溜まった粉塵を容易に回収することができる。
本発明の吸引輸送システムにおいて、前記供給部は、複数設けられており、前記集塵装置は、前記供給部ごとに設けられており、前記第2吸引手段は、複数の前記集塵装置に貯留された粉塵を吸引して粉塵を吸引輸送することが好ましい。
この構成によると、1つの第2吸引手段によって、複数の集塵装置に溜まった粉塵が吸引輸送されるため、複数の集塵装置の粉塵は1箇所に集められる。そのため、複数の集塵装置の粉塵の回収作業が容易となる。また、第2吸引手段を集塵装置ごとに設ける場合に比べて、吸引輸送システムの構成を簡易化できる。
本発明の吸引輸送システムにおいて、前記集塵装置は、粉塵が混合された輸送気体を、粉塵と輸送気体とに分離する分離部と、前記分離部によって分離された粉塵を貯留する粉塵貯留部と、前記分離部と前記粉塵貯留部との間に設けられており、前記第1吸引手段によって前記供給部に粉粒体を吸引輸送する場合に開弁状態であって、前記第2吸引手段によって前記粉塵貯留部に貯留された粉塵を吸引輸送する場合に閉弁状態である第1開閉弁と、前記粉塵貯留部と前記集塵経路との間に設けられており、前記第2吸引手段によって前記粉塵貯留部に貯留された粉塵を吸引輸送する場合に開弁状態であって、前記第1吸引手段によって前記供給部に粉粒体を吸引輸送する場合に閉弁状態である第2開閉弁とを有することが好ましい。
この構成によると、集塵装置は、分離部と、粉塵貯留部と、第1開閉弁と、第2開閉弁とを有する。第1開閉弁は、分離部と粉塵貯留部との間に設けられ、第2開閉弁は、粉塵貯留部と集塵経路との間に設けられる。第1吸引手段によって供給部に粉粒体を吸引輸送する際、集塵装置には、粉塵が混合された輸送気体が流入する。分離部は、粉塵が混合された輸送気体を、粉塵と輸送気体とに分離する。このとき、第1開閉弁は開弁状態であって、第2開閉弁は閉弁状態であるため、分離部によって分離された粉塵は、粉塵貯留部に流入して、粉塵貯留部に貯留される。また、粉塵貯留部に貯留された粉塵を吸引輸送する場合には、第1開閉弁は閉弁状態に切り換えられ、第2開閉弁は開弁状態に切り換えられる。そのため、第2吸引手段によって分離部の内部が吸引されることがない。したがって、第2吸引手段によって粉塵貯留部内の粉塵を容易に吸引することができる。つまり、吸引輸送システムは、集塵装置に溜まった粉塵を、第2吸引手段によって容易に吸引輸送することができる。
本発明の吸引輸送システムは、前記第1開閉弁および前記第2開閉弁の開閉動作を制御する制御装置と、前記粉塵貯留部に貯留される粉塵の量を計測する計量部とを備えており、前記制御装置は、前記供給部に粉粒体を吸引輸送する吸引輸送動作中に、前記計量部によって計測された粉塵の量が所定量に達した場合に、当該吸引輸送動作の後、前記第1開閉弁を閉弁状態に切り換えると共に前記第2開閉弁を開弁状態に切り換えることが好ましい。
この構成によると、計量部は、粉塵貯留部に貯留される粉塵の量を計測する。供給部に粉粒体を吸引輸送する吸引輸送動作中に、計量部によって計測された粉塵の量が所定量に達すると、制御装置は、当該吸引輸送動作の後、第1開閉弁を閉弁状態に切り換えると共に第2開閉弁を開弁状態に切り換える。この状態で、第2吸引手段を作動させることで、粉塵貯留部に貯留された粉塵を吸引輸送することができる。このように、粉塵貯留部に貯留された粉塵の量に応じて、粉塵の吸引輸送を行う。そのため、例えば、一定時間ごとに粉塵を吸引輸送する場合など、粉塵貯留部に貯留された粉塵の量に関わらず吸引輸送を行う場合に比べて、粉塵の吸引輸送を行う頻度を少なくできる。したがって、吸引輸送システムを効率的に稼働できる。
本発明の吸引輸送システムは、前記供給部に粉粒体を吸引輸送している累積時間を計測する計時部を含み、前記第1開閉弁および前記第2開閉弁の開閉動作を制御する制御装置を備えており、前記制御装置は、前記供給部に粉粒体を吸引輸送する吸引輸送動作中に、前記計時部によって計測された吸引輸送の累積時間が所定時間に達した場合に、当該吸引輸送動作の後、前記第1開閉弁を閉弁状態に切り換えると共に前記第2開閉弁を開弁状態に切り換えることが好ましい。
この構成によると、制御装置の計時部は、供給部に粉粒体を吸引輸送している累積時間を計測する。供給部に粉粒体を吸引輸送する吸引輸送動作中に、計時部によって計測された累積時間が所定時間に達すると、制御装置は、当該吸引輸送動作の後、第1開閉弁を閉弁状態に切り換えると共に第2開閉弁を開弁状態に切り換える。この状態で、第2吸引手段を作動させることで、粉塵貯留部に貯留された粉塵を吸引輸送することができる。このように、供給部に粉粒体を吸引輸送している累積時間に応じて、粉塵の吸引輸送を行う。そのため、例えば、一定時間ごとに粉塵を吸引輸送する場合など、粉粒体の吸引輸送の累積時間に関わらず吸引輸送を行う場合に比べて、粉塵の吸引輸送を行う頻度を少なくできる。したがって、吸引輸送システムを効率的に稼働できる。
本発明の吸引輸送システムは、前記供給部に粉粒体を吸引輸送している累積時間を計測する計時部を含み、前記第1開閉弁および前記第2開閉弁の開閉動作を制御する制御装置と、前記粉塵貯留部に貯留される粉塵の量を計測する計量部とを備えており、前記制御装置は、前記供給部に粉粒体を吸引輸送する吸引輸送動作中に、前記計量部によって計測された粉塵の量が所定量に達するか、もしくは、前記計時部によって計測された累積時間が所定時間に達した場合に、当該吸引輸送動作の後、前記第1開閉弁を閉弁状態に切り換えると共に前記第2開閉弁を開弁状態に切り換えることが好ましい。
この構成によると、計量部は、粉塵貯留部に貯留される粉塵の量を計測する。また、制御装置の計時部は、供給部に粉粒体を吸引輸送している累積時間を計測する。供給部に粉粒体を吸引輸送する吸引輸送動作中に、計量部によって計測された粉塵の量が所定量に達するか、もしくは、計時部によって計測された累積時間が所定時間に達すると、制御装置は、当該吸引輸送動作の後、第1開閉弁を閉弁状態に切り換えると共に第2開閉弁を開弁状態に切り換える。この状態で、第2吸引手段を作動させることで、粉塵貯留部に貯留された粉塵を吸引輸送することができる。このように、粉塵貯留部に貯留された粉塵の量、および、供給部に粉粒体を吸引輸送している累積時間に応じて、粉塵の吸引輸送を行う。そのため、例えば、一定時間ごとに粉塵を吸引輸送する場合など、粉塵貯留部に貯留された粉塵の量や粉粒体の吸引輸送の累積時間に関わらず吸引輸送を行う場合に比べて、粉塵の吸引輸送を行う頻度を少なくできる。したがって、吸引輸送システムを効率的に稼働できる。
また、粉塵の吸引輸送を開始するトリガーとして、計量部によって計測された粉塵の量と、計時部によって計測された累積時間の両方を用いることで、計量部と計時部のいずれか一方が故障または誤計測した場合であっても、粉塵貯留部に所定量の粉塵が溜まった場合に、粉塵の吸引輸送を確実に行うことができる。
本発明の吸引輸送システムにおいて、前記制御装置は、前記第2吸引手段の動作を制御可能であって、前記第2開閉弁を開弁状態に切り換える場合に、前記第2吸引手段を作動させると共に、第2吸引手段を作動させた後、前記第2開閉弁を閉弁状態に切り換える場合に、前記第2吸引手段を停止させることが好ましい。
この構成によると、制御装置は、第2開閉弁を開弁状態に切り換える場合に、第2吸引手段を作動させる。つまり、制御装置は、集塵装置の粉塵の吸引輸送を開始する場合に、第2吸引手段を作動させる。また、制御装置は、第2吸引手段を作動させた後、第2開閉弁を閉弁状態に切り換える場合に、第2吸引手段を停止させる。つまり、制御装置は、集塵装置の粉塵の吸引輸送を終える場合に、第2吸引手段を停止させる。したがって、第2吸引手段を効率良く作動させることができる。
本発明の吸引輸送システムによると、集塵装置に貯まった粉塵を第2吸引ブロワによって吸引輸送するため、たとえ集塵装置が複数ある場合であっても、集塵装置に溜まった粉塵を容易に回収することができる。
第1実施形態に係る吸引輸送システムの概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る吸引輸送システムにおける制御処理の一部を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る吸引輸送システムの概略構成を示す図である。 第2実施形態に係る吸引輸送システムにおける制御処理の一部を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態の吸引輸送システム1は、樹脂ペレットなどの粉粒体を吸引輸送するシステムである。図1に示すように、吸引輸送システム1は、3つの原料タンク2A、2B、2C(タンク)と、3つの供給ホッパ3A、3B、3C(供給部)と、第1吸引ブロワ5(第1吸引手段)と、3つの集塵装置6A、6B、6Cと、粉塵回収装置7と、第2吸引ブロワ8(第2吸引手段)と、制御装置9とを有する。
3つの原料タンク2A、2B、2Cには、粉粒体がそれぞれ貯留されている。原料タンク2Aと供給ホッパ3Aは、輸送配管10Aを介して接続されている。原料タンク2Bと供給ホッパ3Bは、輸送配管10Bを介して接続されている。原料タンク2Cと供給ホッパ3Cは、輸送配管10Cを介して接続されている。輸送配管10A、10B、10C内の経路は、それぞれ、本発明の輸送経路に相当する。
供給ホッパ3A、3B、3Cには、原料タンク2A、2B、2Cからそれぞれ粉粒体が供給される。供給ホッパ3A、3B、3Cは、下部が先細り状に形成された円筒状の容器である。供給ホッパ3Aの上部には、輸送配管10Aの一端と、吸引配管11Aの一端が接続されている。供給ホッパ3Bの上部には、輸送配管10Bの一端と、吸引配管11Bの一端が接続されている。供給ホッパ3Cの上部には、輸送配管10Cの一端と、吸引配管11Cの一端が接続されている。供給ホッパ3A、3B、3Cの内部上方には、吸引配管11A、11B、11Cに粉粒体が吸い込まれるのを防止するためのフィルタ(図示せず)が設けられている。
吸引配管11Aの他端は、集塵装置6Aを介して、吸引配管12Aの一端に接続されている。吸引配管11Bの他端は、集塵装置6Bを介して、吸引配管12Bの一端に接続されている。吸引配管11Cの他端は、集塵装置6Cを介して、吸引配管12Cの一端に接続されている。吸引配管12Aの他端は、第1吸引ブロワ5に接続されている。吸引配管12Bの他端は、吸引配管12Cに接続されている。吸引配管12Cの他端は、吸引配管12Aに接続されている。
供給ホッパ3Aは、吸引配管11A、集塵装置6A、および吸引配管12Aを介して、第1吸引ブロワ5に接続されている。供給ホッパ3A(供給部)にとって、吸引配管11A、集塵装置6A、および吸引配管12Aの内部の経路は、本発明の吸引経路に相当する。集塵装置6Aは、吸引経路に配置されている。また、供給ホッパ3Bは、吸引配管11B、集塵装置6B、吸引配管12B、吸引配管12C、および吸引配管12Aを介して、第1吸引ブロワ5に接続されている。供給ホッパ3B(供給部)にとって、吸引配管11B、集塵装置6B、吸引配管12B、吸引配管12C、および吸引配管12Aの内部の経路は、本発明の吸引経路に相当する。集塵装置6Bは、吸引経路に配置されている。また、供給ホッパ3Cは、吸引配管11C、集塵装置6C、吸引配管12C、および吸引配管12Aを介して、第1吸引ブロワ5に接続されている。供給ホッパ3C(供給部)にとって、吸引配管11C、集塵装置6C、吸引配管12C、および吸引配管12Aの内部の経路は、本発明の吸引経路に相当する。集塵装置6Cは、吸引経路に配置されている。
吸引配管12Aの吸引配管12Cとの接続部より上流部と、吸引配管12Bと、吸引配管12Cの吸引配管12Bとの接続部より上流部には、開閉弁(図示せず)がそれぞれ配置されていてもよい。この開閉弁は、制御装置9によって制御される。吸引配管12A、12B、12Cに開閉弁が設けられている場合、第1吸引ブロワ5の動作は、制御装置9によって制御されていてもよく、制御されていなくてもよい。吸引配管12A、12B、12Cに開閉弁が設けられていない場合、第1吸引ブロワ5の動作は、制御装置9によって制御されている。
第1吸引ブロワ5の作動により、供給ホッパ3A、3B、3Cの内部の空気が吸引される。それにより、原料タンク2A、2B、2Cから輸送配管10A、10B、10C(輸送経路)を介して供給ホッパ3A、3B、3Cに粉粒体が吸引輸送(気力輸送)される。吸引配管12A、12B、12Cに上述した開閉弁が設けられている場合、3つの開閉弁のいずれか1つだけを開弁状態とすることにより、3つの供給ホッパ3A、3B、3Cのいずれか1つにだけ、粉粒体を吸引輸送することができる。このような開閉弁を設けるか否かに関わらず、本実施形態の吸引輸送システム1では、1つの第1吸引ブロワ5が、複数の供給ホッパ3A、3B、3Cに粉粒体を吸引輸送する。
供給ホッパ3A、3B、3Cの下方には、乾燥ホッパ4A、4B、4Cがそれぞれ配置されている。供給ホッパ3A、3B、3Cの下部は、乾燥ホッパ4A、4B、4Cの上壁を貫通して、乾燥ホッパ4A、4B、4C内に配置されている。供給ホッパ3A、3B、3Cの下端に形成された排出口は、開閉弁3Aa、3Ba、3Caによって開閉される。開閉弁3Aa、3Ba、3Caは、差圧によって開閉する。第1吸引ブロワ5によって供給ホッパ3A、3B、3C内が吸引されると、開閉弁3Aa、3Ba、3Caは排出口を閉塞する。供給ホッパ3A、3B、3C内に所定量の粉粒体が貯留された状態で、供給ホッパ3A、3B、3Cの内部の吸引が停止すると、粉粒体の自重により、開閉弁3Aa、3Ba、3Caが開いて、排出口から粉粒体が排出される。排出された粉粒体は、乾燥ホッパ4A、4B、4Cに貯留される。
図示は省略するが、乾燥ホッパ4A、4B、4Cには、乾燥空気が供給されるようになっている。この乾燥空気により乾燥ホッパ4A、4B、4Cに貯留された粉粒体を乾燥する。また、乾燥ホッパ4A、4B、4Cの下端部に設けられた排出口には、制御装置9によって制御される開閉弁(図示せず)が配置されている。乾燥ホッパ4A、4B、4Cから排出された粉粒体は、例えば成形機(図示せず)に供給される。
集塵装置6Aは、分離部20Aと、粉塵貯留部21Aと、第1開閉弁22Aと、第2開閉弁23Aとを有する。集塵装置6Bは、分離部20Bと、粉塵貯留部21Bと、第1開閉弁22Bと、第2開閉弁23Bとを有する。集塵装置6Cは、分離部20Cと、粉塵貯留部21Cと、第1開閉弁22Cと、第2開閉弁23Cとを有する。
吸引配管11Aと吸引配管12Aは、分離部20Aに接続される。吸引配管11Bと吸引配管12Bは、分離部20Bに接続される。吸引配管11Cと吸引配管12Cは、分離部20Cに接続される。分離部20A、20B、20Cには、吸引配管11A、11B、11Cから、粉塵が混合された輸送気体が流入する。粉塵は、粉粒体と同一材料からなり、粉粒体よりも小さい粒径を有する。分離部20A、20B、20Cは、粉塵が混合された輸送気体を、粉塵と輸送気体とに分離する。分離部20A、20B、20Cによって粉塵が除去された輸送気体は、吸引配管12A、12B、12Cを通って、第1吸引ブロワ5に吸引される。分離部20A、20B、20Cは、サイクロンである。サイクロンは、遠心力によって、粉塵が混合された輸送気体から粉塵を分離するように構成されている。なお、分離部20A、20B、20Cは、バグフィルタであってもよい。バグフィルタは、濾布と呼ばれる織布や不織布によって、粉塵が混合された輸送気体から粉塵を濾過捕集するように構成されている。また、分離部20A、20B、20Cは、サイクロンとバグフィルタの両方を備えていてもよい。
分離部20A、20B、20Cの下端部には、粉塵を排出する粉塵排出口がそれぞれ形成されている。分離部20Aの粉塵排出口は、第1開閉弁22Aを介して粉塵貯留部21Aに接続されている。言い換えると、第1開閉弁22Aは、分離部20Aと粉塵貯留部21Aとの間に設けられる。また、分離部20Bの粉塵排出口は、第1開閉弁22Bを介して粉塵貯留部21Bに接続されている。分離部20Cの粉塵排出口は、第1開閉弁22Cを介して粉塵貯留部21Cに接続されている。第1開閉弁22A、22B、22Cの開閉動作は、制御装置9によって制御される。第1開閉弁22A、22B、22Cは、バタフライ弁である。第1開閉弁22A、22B、22Cは、ロータリーバルブやスライドゲートであってもよい。第1開閉弁22A、22B、22Cは、通常時(非通電時)には、開弁状態である。
粉塵貯留部21A、21B、21Cの上部には、エア吸入配管24A、24B、24Cの一端がそれぞれ接続されている。エア吸入配管24A、24B、24Cの他端は大気に開放されている。
粉塵貯留部21Aの下端部は、第2開閉弁23Aを介して、集塵配管13Aの一端に接続されている。言い換えると、第2開閉弁23Aは、粉塵貯留部21Aと集塵配管13Aとの間に設けられる。粉塵貯留部21Bの下端部は、第2開閉弁23Bを介して、集塵配管13Bの一端に接続されている。粉塵貯留部21Cの下端部は、第2開閉弁23Cを介して、集塵配管13Cの一端に接続されている。第2開閉弁23A、23B、23Cの開閉動作は、制御装置9によって制御される。第2開閉弁23A、23B、23Cは、バタフライ弁である。第2開閉弁23A、23B、23Cは、ロータリーバルブやスライドゲートであってもよい。第2開閉弁23A、23B、23Cは、通常時(非通電時)には、閉弁状態である。
集塵配管13Aの他端は、集塵配管13Cに接続されている。集塵配管13Bの他端は、集塵配管13Aに接続されている。集塵配管13Cの他端は、粉塵回収装置7に接続されている。粉塵回収装置7は、吸引配管14を介して、第2吸引ブロワ8に接続されている。第2吸引ブロワ8の動作は、制御装置9によって制御される。第2吸引ブロワ8は、第1吸引ブロワ5よりも吸引力が小さい(単位時間当たりの吸入流量が小さい)。
集塵装置6Aは、集塵配管13A、集塵配管13C、粉塵回収装置7、および吸引配管14を介して、第2吸引ブロワ8に接続されている。集塵装置6Aにとって、集塵配管13A、集塵配管13C、粉塵回収装置7、および吸引配管14の内部の経路は、本発明の集塵経路に相当する。集塵装置6Bは、集塵配管13B、集塵配管13A、集塵配管13C、粉塵回収装置7、および吸引配管14を介して、第2吸引ブロワ8に接続されている。集塵装置6Bにとって、集塵配管13B、集塵配管13A、集塵配管13C、粉塵回収装置7、および吸引配管14の内部の経路は、本発明の集塵経路に相当する。集塵装置6Cは、集塵配管13C、粉塵回収装置7、および吸引配管14を介して、第2吸引ブロワ8に接続されている。集塵装置6Cにとって、集塵配管13C、粉塵回収装置7、および吸引配管14の内部の経路は、本発明の集塵経路に相当する。
第1吸引ブロワ5によって供給ホッパ3Aに粉粒体を吸引輸送する際、第1開閉弁22Aは開弁状態であって、第2開閉弁23Aは閉弁状態である。そのため、分離部20Aによって分離された粉塵は、粉塵貯留部21Aに流入して、粉塵貯留部21Aに貯留される。第1吸引ブロワ5によって供給ホッパ3Bに粉粒体を吸引輸送する場合、第1開閉弁22Bは開弁状態であって、第2開閉弁23Bは閉弁状態である。そのため、分離部20Bによって分離された粉塵は、粉塵貯留部21Bに流入して、粉塵貯留部21Bに貯留される。第1吸引ブロワ5によって供給ホッパ3Cに粉粒体を吸引輸送する場合、第1開閉弁22Cは開弁状態であって、第2開閉弁23Cは閉弁状態である。そのため、分離部20Cによって分離された粉塵は、粉塵貯留部21Cに流入して、粉塵貯留部21Cに貯留される。
第1開閉弁22Aが閉弁状態に切り換えられ、且つ、第2開閉弁23Aが開弁状態に切り換えられた状態で、第2吸引ブロワ8が作動すると、エア吸入配管24Aから粉塵貯留部21Aに空気が吸い込まれて、粉塵貯留部21A内の粉塵が集塵配管13Aに吸引される。それにより、集塵装置6Aから粉塵回収装置7に粉塵が吸引輸送される。同様に、第1開閉弁22Bが閉弁状態で、且つ、第2開閉弁23Bが開弁状態で、第2吸引ブロワ8が作動すると、エア吸入配管24Bから粉塵貯留部21Bに空気が吸い込まれて、粉塵貯留部21B内の粉塵が集塵配管13Bに吸引される。それにより、集塵装置6Bから粉塵回収装置7に粉塵が吸引輸送される。同様に、第1開閉弁22Cが閉弁状態で、且つ、第2開閉弁23Cが開弁状態で、第2吸引ブロワ8が作動すると、エア吸入配管24Cから粉塵貯留部21Cに空気が吸い込まれて、粉塵貯留部21C内の粉塵が集塵配管13Cに吸引される。それにより、集塵装置6Cから粉塵回収装置7に粉塵が吸引輸送される。
粉塵回収装置7は、分離部30と、回収タンク31とを有する。集塵配管13Bと吸引配管14は、分離部30に接続されている。分離部30には、集塵配管13Bから、粉塵が混合された輸送気体が流入する。分離部30は、粉塵が混合された輸送気体を、粉塵と輸送気体とに分離する。分離部30によって粉塵が除去された輸送気体は、吸引配管14を通って、第2吸引ブロワ8に吸引される。分離部30は、サイクロンである。なお、分離部30は、バグフィルタであってもよく、サイクロンとバグフィルタの両方を備えていてもよい。分離部30によって分離された粉塵は、分離部の下部から排出される。回収タンク31は、分離部30の下方に配置されており、分離部30から排出された粉塵を貯留する。回収タンク31は着脱可能に配置されている。回収タンク31にある程度の量の粉塵が溜まると、作業者が回収タンク31を取り外して、回収タンク31内の粉塵を処分する。それ以外の方法で、回収タンク31に貯留された粉塵を処分してもよい。
以下の説明において、原料タンク2A、2B、2Cを区別なく述べる場合に、原料タンク2と総称する。また、供給ホッパ3A、3B、3Cを区別なく述べる場合に、供給ホッパ3と総称する。また、集塵装置6A、6B、6Cを区別なく述べる場合に、集塵装置6と総称する。同様に、分離部20A、20B、20C、粉塵貯留部21A、21B、21C、第1開閉弁22A、22B、22C、第2開閉弁23A、23B、23Cは、分離部20、粉塵貯留部21、第1開閉弁22、第2開閉弁23と総称する。
制御装置9は、CPU、RAM、およびROMなどを備えている。CPUは、ROMやRAMに記憶されたプログラムや各種データに基づいて情報処理を実行する。これにより、制御装置9は、複数の機能処理部の各機能を実現させる。制御装置9は、機能処理部の1つとして、計時部9aを有する。計時部9aは、供給ホッパ3A、3B、3Cに粉粒体を吸引輸送している累積時間をそれぞれ計測する。制御装置9は、供給ホッパ3A、3B、3Cに対する吸引輸送の累積時間に基づいて、第2吸引ブロワ8を制御する。制御装置9は、供給ホッパ3Aに対する吸引輸送の累積時間に基づいて、第1開閉弁22Aおよび第2開閉弁23Aを制御する。制御装置9は、供給ホッパ3Bに対する吸引輸送の累積時間に基づいて、第1開閉弁22Bおよび第2開閉弁23Bを制御する。制御装置9は、供給ホッパ3Cに対する吸引輸送の累積時間に基づいて、第1開閉弁22Cおよび第2開閉弁23Cを制御する。
以下、制御装置9による第2吸引ブロワ8の具体的な制御と、制御装置9による第1開閉弁22Aおよび第2開閉弁23Aの具体的な制御について、図2のフローチャートを用いて説明する。第1開閉弁22B、22Cおよび第2開閉弁23B、23Cの具体的な制御は、第1開閉弁22Aおよび第2開閉弁23Aの制御と同様であるため説明を省略する。
制御装置9は、供給ホッパ3Aへの粉粒体の吸引輸送を開始してから、所定時間が経過すると、吸引配管12Aに設けられた開閉弁を閉弁するか、もしくは、第1吸引ブロワ5を停止させることで、供給ホッパ3Aに対する吸引輸送動作を停止する。供給ホッパ3Aに対する吸引輸送動作中に、計時部9aによって計測された、供給ホッパ3Aに粉粒体を吸引輸送している累積時間が、所定時間に達した場合には(ステップS1:Yes)、制御装置9は、当該吸引輸送動作の後に、第1開閉弁22Aを閉弁状態に切り換え、第2開閉弁23Aを開弁状態に切り換える(ステップS2:Yes、ステップS3)。さらに、制御装置9は、第2吸引ブロワ8を作動させる(ステップS4)。それにより、集塵装置6Aの粉塵貯留部21Aに貯留された粉塵が、粉塵回収装置7に吸引輸送される。なお、上述の「所定時間」は、供給ホッパ3Aに対する吸引輸送動作を複数回行った場合の時間に設定される。
第2吸引ブロワ8の作動を開始してから所定時間が経過すると(ステップS5:Yes)、制御装置9は、第2吸引ブロワ8を停止させる(ステップS6)。続いて、制御装置9は、第1開閉弁22Aを開弁状態に切り換え、第2開閉弁23Aを閉弁状態に切り換える(ステップS7)。その後、再び供給ホッパ3Aに対する粉粒体の吸引輸送動作が行われる。
供給ホッパ3B、3Cへの粉粒体の吸引輸送は、供給ホッパ3Aへの粉粒体の吸引輸送の合間に、もしくは、供給ホッパ3Aへの粉粒体の吸引輸送と同時に行われる。3つの供給ホッパ3A、3B、3Cに対する吸引輸送動作が同時に行われない場合、3つの集塵装置6A、6B、6Cのいずれかの集塵装置6に貯留された粉塵を吸引輸送する動作は、当該集塵装置6と接続されない2つの供給ホッパ3に対する粉粒体の吸引輸送動作と同時に行ってもよい。例えば、集塵装置6Aに貯留された粉塵を吸引輸送する動作は、供給ホッパ3Bまたは供給ホッパ3Cに対する粉粒体の吸引輸送動作と同時に行ってもよい。
3つの供給ホッパ3A、3B、3Cに対する吸引輸送動作の少なくとも一部が同時に行われる場合、3つの供給ホッパ3A、3B、3Cのうちの2つの供給ホッパ3に対する吸引輸送動作中に、当該2つの供給ホッパ3に対する吸引輸送の累積時間が所定時間に達することがありえる。このような場合には、制御装置9は、2つの集塵装置6の一方に貯留された粉塵を吸引輸送した後、他方の集塵装置6に貯留された粉塵を吸引輸送するように制御する。したがって、複数の供給ホッパ3A、3B、3Cに対する吸引輸送動作が同時に行われるか否かに関わらず、複数の集塵装置6A、6B、6Cに対する粉塵の吸引輸送を同時に行うことは無い。つまり、複数の集塵装置6A、6B、6Cのうちのいずれか1つの集塵装置6の粉塵の吸引輸送を行う場合は、残りの集塵装置6の粉塵の吸引輸送は行われない。
以上説明した本実施形態の吸引輸送システム1は、以下の特徴を有する。
集塵装置6は第2吸引ブロワ8に接続されており、第2吸引ブロワ8は、集塵装置6に貯留された粉塵を吸引して粉塵を吸引輸送する。そのため、作業者が集塵装置6に貯留された粉塵の量を確認して手動で回収しなくて済む。また、複数の集塵装置6の設置場所が離れている場合であっても、粉塵を吸引輸送することで、複数の集塵装置6の粉塵を集めることができる。したがって、吸引輸送システム1が、複数の集塵装置6を有していても、複数の集塵装置6に溜まった粉塵を容易に回収することができる。
本実施形態では、1つの第2吸引ブロワ8によって、複数の集塵装置6A、6B、6Cに溜まった粉塵が吸引輸送されるため、複数の集塵装置6A、6B、6Cの粉塵は1箇所に集められる。そのため、複数の集塵装置6A、6B、6Cの粉塵の回収作業が容易となる。また、第2吸引ブロワを集塵装置ごとに設ける場合に比べて、吸引輸送システム1の構成を簡易化できる。
集塵装置6は、分離部20と、粉塵貯留部21と、第1開閉弁22と、第2開閉弁23とを有する。供給ホッパ3に粉粒体を吸引輸送する場合には、第1開閉弁22は開弁状態であって、第2開閉弁23は閉弁状態である。そのため、分離部20によって分離された粉塵は、粉塵貯留部21に流入して、粉塵貯留部21に貯留される。また、粉塵貯留部21に貯留された粉塵を吸引輸送する場合には、第1開閉弁22は閉弁状態に切り換えられ、第2開閉弁23は開弁状態に切り換えられる。そのため、第2吸引ブロワ8によって分離部20の内部が吸引されることがない。したがって、第2吸引ブロワ8によって粉塵貯留部21内の粉塵を容易に吸引することができる。つまり、吸引輸送システム1は、集塵装置6に溜まった粉塵を、第2吸引ブロワ8によって容易に吸引輸送することができる。
本実施形態では、供給ホッパ3に粉粒体を吸引輸送している累積時間に応じて、粉塵の吸引輸送を行う。そのため、例えば、一定時間ごとに粉塵を吸引輸送する場合など、粉粒体の吸引輸送の累積時間に関わらず吸引輸送を行う場合に比べて、粉塵の吸引輸送を行う頻度を少なくできる。したがって、吸引輸送システム1を効率的に稼働できる。
制御装置9は、第2開閉弁23を開弁状態に切り換える場合に、第2吸引ブロワ8を作動させる。つまり、制御装置9は、集塵装置6の粉塵の吸引輸送を開始する場合に、第2吸引ブロワ8を作動させる。また、制御装置9は、第2吸引ブロワ8を作動させた後、第2開閉弁23を閉弁状態に切り換える場合に、第2吸引ブロワ8を停止させる。つまり、制御装置9は、集塵装置6の粉塵の吸引輸送を終える場合に、第2吸引ブロワ8を停止させる。したがって、第2吸引ブロワ8を効率良く作動させることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。但し、上記第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
第1実施形態の吸引輸送システム1では、3つの供給ホッパ3A、3B、3Cに対して、1つの第1吸引ブロワ5が設けられていた。これに対して、図3に示すように、本実施形態の吸引輸送システム100は、3つの供給ホッパ3A、3B、3Cに対して、それぞれ、第1吸引ブロワ105A、105B、105Cが設けられている。第1吸引ブロワ105A、105B、105Cの動作は、制御装置109によって制御される。集塵装置6Aは、吸引配管112Aを介して、第1吸引ブロワ105Aに接続されている。集塵装置6Bは、吸引配管112Bを介して、第1吸引ブロワ105Bに接続されている。集塵装置6Cは、吸引配管112Cを介して、第1吸引ブロワ105Cに接続されている。以下の説明において、第1吸引ブロア105A、105B、105Cを、第1吸引ブロア105と総称する場合がある。
供給ホッパ3Aは、吸引配管11A、集塵装置6A、および吸引配管112Aを介して、第1吸引ブロワ105Aに接続されている。供給ホッパ3Aにとって、吸引配管11A、集塵装置6A、および吸引配管112Aの内部の経路は、本発明の吸引経路に相当する。供給ホッパ3Bは、吸引配管11B、集塵装置6B、および吸引配管112Bを介して、第1吸引ブロワ105Bに接続されている。供給ホッパ3Bにとって、吸引配管11B、集塵装置6B、および吸引配管112Bの内部の経路は、本発明の吸引経路に相当する。供給ホッパ3Cは、吸引配管11C、集塵装置6C、および吸引配管112Cを介して、第1吸引ブロワ105Cに接続されている。供給ホッパ3Cにとって、吸引配管11C、集塵装置6C、および吸引配管112Cの内部の経路は、本発明の吸引経路に相当する。
第1吸引ブロワ105Aが作動すると、供給ホッパ3Aの内部の空気が吸引されて、原料タンク2Aから供給ホッパ3Aに粉粒体が吸引輸送される。同様に、第1吸引ブロワ105Bが作動すると、原料タンク2Bから供給ホッパ3Bに粉粒体が吸引輸送される。同様に、第1吸引ブロワ105Cが作動すると、原料タンク2Cから供給ホッパ3Cに粉粒体が吸引輸送される。このように、本実施形態の吸引輸送システム100では、複数の第1吸引ブロワ105A、105B、105Cが、複数の供給ホッパ3A、3B、3Cに粉粒体をそれぞれ吸引輸送する。3つの供給ホッパ3A、3B、3Cへの粉粒体の吸引輸送動作は、少なくとも一部が同時に行われてもよく、同時に行われなくてもよい。
また、本実施形態の吸引輸送システム100は、集塵装置6A、6B、6Cの粉塵貯留部21A、21B、21Cに貯留された粉塵を吸引輸送する際に、粉塵貯留部21A、21B、21Cに空気を取り込むための構成が第1実施形態と異なっている。以下、具体的に説明する。
集塵配管13Aには、エア吸入配管113の一端が接続されている。エア吸入配管113の他端は、大気に開放されている。また、粉塵貯留部21A、21B、21Cには、エア吸入配管124A、124B、124Cの一端がそれぞれ接続されている。エア吸入配管124Aおよびエア吸入配管124Bの他端は、エア吸入配管124Cに接続されている。エア吸入配管124Cの他端は、エアコンプレッサ126に接続されている。エアコンプレッサ126は、エア吸入配管124Cに、圧縮空気を送り込む。エアコンプレッサ126の動作は、制御装置109によって制御される。
エア吸入配管124A、124B、124Cには、それぞれ、エア開閉弁125A、125B、125Cが設けられている。エア開閉弁125A、125B、125Cの開閉動作は、制御装置109によって制御される。エア開閉弁125A、125B、125Cは、例えば電磁弁である。エア開閉弁125Aは、粉塵貯留部21Aに貯留された粉塵を吸引輸送する場合にのみ開弁される。エア開閉弁125Bは、粉塵貯留部21Bに貯留された粉塵を吸引輸送する場合にのみ開弁される。エア開閉弁125Cは、粉塵貯留部21Cに貯留された粉塵を吸引輸送する場合にのみ開弁される。
例えば、粉塵貯留部21Aに貯留された粉塵を吸引輸送する場合には、制御装置109によって、第1開閉弁22Aが閉弁状態に切り換えられ、第2開閉弁23Aおよびエア開閉弁125Aが開弁状態に切り換えられる。そして、制御装置109は、第2吸引ブロワ8とエアコンプレッサ126を作動させる。それにより、エア吸入配管113から集塵配管13Aに空気が吸い込まれると共に、エアコンプレッサ126から排出された圧縮空気が、粉塵貯留部21Aに供給される。それにより、粉塵貯留部21A内の粉塵が集塵配管13Aに吸い込まれやすくなる。
また、本実施形態の制御装置109は、供給ホッパ3A、3B、3Cに粉粒体を吸引輸送している累積時間をそれぞれ計測する計時部を備えていない。その代わりに、本実施形態の吸引輸送システム100は、粉塵貯留部21A、21B、21Cに貯留された粉塵の量をそれぞれ計測する計量センサ127A、127B、127C(計量部)を備えている。計量センサ127A、127B、127Cは、制御装置109に接続されている。計量センサ127A、127B、127Cは、粉塵貯留部21A、21B、21Cに貯留された粉粒体の上面の位置を検出することで、粉粒体の量を計測してもよい。また、計量センサ127A、127B、127Cは、粉塵貯留部21A、21B、21Cに貯留された粉粒体の重量を検出することで、粉粒体の量を計測してもよい。以下の説明において、計量センサ127A、127B、127Cを、計量センサ127と総称する場合がある。
制御装置109は、計量センサ127A、127B、127Cの計測結果に基づいて、第2吸引ブロワ8の動作を制御する。制御装置109は、計量センサ127Aの計測結果に基づいて、第1開閉弁22Aおよび第2開閉弁23Aを制御する。制御装置109は、計量センサ127Bの計測結果に基づいて、第1開閉弁22Bおよび第2開閉弁23Bを制御する。制御装置109は、計量センサ127Cの計測結果に基づいて、第1開閉弁22Cおよび第2開閉弁23Cを制御する。
以下、制御装置109による第2吸引ブロワ8の具体的な制御と、制御装置109による第1開閉弁22Aおよび第2開閉弁23Aの具体的な制御について、図4のフローチャートを用いて説明する。第1開閉弁22B、22Cおよび第2開閉弁23B、23Cの具体的な制御は、第1開閉弁22Aおよび第2開閉弁23Aの制御と同様であるため説明を省略する。
供給ホッパ3Aに対する吸引輸送動作中に、計量センサ127Aによって計測された粉塵の量が所定量に達した場合には(ステップS11:Yes)、制御装置109は、当該吸引輸送動作の後に、第1開閉弁22Aを閉弁状態に切り換え、第2開閉弁23Aを開弁状態に切り換える(ステップS12:Yes、ステップS13)。さらに、制御装置109は、第2吸引ブロワ8とエアコンプレッサ126を作動させる(ステップS14)。それにより、集塵装置6Aの粉塵貯留部21Aに貯留された粉塵が、粉塵回収装置7に吸引輸送される。なお、上述の「所定量」は、供給ホッパ3Aに対する吸引輸送動作を複数回行った場合に、粉塵貯留部21Aに貯留される粉塵の量に設定される。
第2吸引ブロワ8の作動を開始してから所定時間が経過すると(ステップS15:Yes)、制御装置109は、第2吸引ブロワ8とエアコンプレッサ126を停止させる(ステップS16)。もしくは、計量センサ127Aによって計測される粉塵の量が、ゼロまたはゼロに近い所定値となったときに、第2吸引ブロワ8とエアコンプレッサ126を停止させてもよい。続いて、制御装置109は、第1開閉弁22Aを開弁状態に切り換え、第2開閉弁23Aおよびエア開閉弁125Aを閉弁状態に切り換える(ステップS17)。その後、再び供給ホッパ3Aに対する粉粒体の吸引輸送動作が行われる。
3つの供給ホッパ3A、3B、3Cに対する吸引輸送動作が同時に行われない場合、3つの集塵装置6A、6B、6Cのいずれかの集塵装置6に貯留された粉塵を吸引輸送する動作は、当該集塵装置6と接続されない2つの供給ホッパ3に対する粉粒体の吸引輸送動作と同時に行ってもよい。例えば、集塵装置6Aに貯留された粉塵を吸引輸送する動作は、供給ホッパ3Bまたは供給ホッパ3Cに対する粉粒体の吸引輸送動作と同時に行ってもよい。
3つの供給ホッパ3A、3B、3Cに対する吸引輸送動作の少なくとも一部が同時に行われる場合、3つの供給ホッパ3A、3B、3Cのうちの2つの供給ホッパ3に対する吸引輸送動作中に、2つの計量センサ127によって計測された粉塵の量が所定量に達する場合がありえる。このような場合には、制御装置109は、2つの集塵装置6の一方に貯留された粉塵を吸引輸送した後、他方の集塵装置6に貯留された粉塵を吸引輸送するように制御する。したがって、複数の供給ホッパ3A、3B、3Cに対する吸引輸送動作が同時に行われるか否かに関わらず、複数の集塵装置6A、6B、6Cのうちのいずれか1つの集塵装置6の粉塵の吸引輸送を行う場合は、残りの集塵装置6の粉塵の吸引輸送は行われない。
本実施形態の吸引輸送システム1は、第1実施形態と同様の構成について、第1実施形態で述べた効果と同様の効果を奏する。さらに、本実施形態の吸引輸送システム1は、以下の特徴を有する。
本実施形態では、粉塵貯留部21に貯留された粉塵の量に応じて、粉塵の吸引輸送を行う。そのため、例えば、一定時間ごとに粉塵を吸引輸送する場合など、粉塵貯留部21に貯留された粉塵の量に関わらず吸引輸送を行う場合に比べて、粉塵の吸引輸送を行う頻度を少なくできる。したがって、吸引輸送システム100を効率的に稼働できる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の第1および第2実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。
第1実施形態の吸引輸送システム1において、計時部9aを設ける代わりに、第2実施形態の計量センサ127を設けてもよい。逆に、第2実施形態の吸引輸送システム100において、計量センサ127を設ける代わりに、第1実施形態の計時部9aを設けてもよい。
上記第1および第2実施形態の変更例として、吸引輸送システムが、計時部9aと、計量センサ127の両方を備えていてもよい。この構成によると、第1実施形態で述べた効果と、第2実施形態で述べた効果の両方を得ることができる。さらに、粉塵の吸引輸送を開始するトリガーとして、計量センサ127によって計測された粉塵の量と、計時部9aによって計測された累積時間の両方を用いることで、計量センサ127と計時部9aのいずれか一方が故障または誤計測した場合であっても、粉塵貯留部21に所定量の粉塵が溜まった場合に、粉塵の吸引輸送を確実に行うことができる。
上記第1および第2実施形態では、第2吸引ブロワ8の動作は、制御装置9、109によって制御されるが、制御装置によって制御されなくてもよい。第2吸引ブロワ8は、常に作動していてもよい。例えば、吸引配管14に切換弁を介して別の配管が接続されており、第2吸引ブロワ8が、粉塵の吸引輸送以外にも使用されてもよい。
上記第1実施形態では、原料タンク2、供給ホッパ3、集塵装置6は、それぞれ3つずつ設けられているが、2つ以下ずつ設けられていてもよく、4つ以上ずつ設けられていてもよい。上記第2実施形態では、原料タンク2、供給ホッパ3、第1吸引ブロワ105、集塵装置6は、それぞれ3つずつ設けられているが、2つ以下ずつ設けられていてもよく、4つ以上ずつ設けられていてもよい。
上記第1および第2実施形態では、原料タンク2の数と、供給ホッパ3の数は同じであるが、同じでなくてもよい。1つの供給ホッパ3に接続される原料タンク2の数は複数であってもよい。また、1つの原料タンク2に接続される供給ホッパ3の数は複数であってもよい。
上記第1および第2実施形態では、供給ホッパ3の数と、集塵装置6の数は同じであるが、同じでなくてもよい。1つの集塵装置6に接続される供給ホッパ3の数は複数であってもよい。この場合、計量センサ127の計測結果に基づいて、粉塵の吸引輸送を開始するタイミングを決定することが好ましい。また、計時部9aの計測結果に基づいて、粉塵の吸引輸送を開始するタイミングを決定してもよい。この場合、計時部9aは、1つの集塵装置6に接続される複数の供給ホッパ3に対して粉粒体を吸引輸送している累積時間の合計を計測する。そして、この累積時間の合計が所定時間に達した場合に、粉塵の吸引輸送を行う。粉粒体の種類の違いによって、粉粒体を吸引輸送する際に生じる粉塵の量が大きく異なる場合には、以下の方法で、粉塵の吸引輸送を開始するタイミングを決定してもよい。各供給ホッパ3の吸引輸送の累積時間に、供給ホッパ3ごとに異なる係数を掛ける。その結果を合計した値が所定値に達した場合に、粉塵の吸引輸送を行う。
本発明の吸引輸送システムは、第1実施形態のように、1つの第1吸引ブロワ5に複数の供給ホッパ3が接続された構成と、第2実施形態のように、複数の第1吸引ブロワ105にそれぞれ供給ホッパ3が接続された構成の両方を備えていてもよい。この変更例において、全ての集塵装置6が、1つの第2吸引ブロワ8に接続されることが好ましい。
第1実施形態の吸引輸送システム1に、第2実施形態の粉塵貯留部21に空気を取り込むための構成を適用してもよい。逆に、第2実施形態の吸引輸送システム100に、第1実施形態の粉塵貯留部21に空気を取り込むための構成を適用してもよい。
供給ホッパ3は、内部に設けたフィルタ(図示せず)によって輸送気体と粉粒体を分離している。しかし、本発明の供給部は、このような構成に限らない。本発明の供給部は、例えば、サイクロンであってもよい。
供給ホッパ3から粉粒体が供給される対象は、乾燥ホッパでなくてもよい。
本発明の第1吸引手段および第2吸引手段は、ブロワ以外の吸引手段であってもよい。
1、100 吸引輸送システム
2A、2B、2C 原料タンク(タンク)
3A、3B、3C 供給ホッパ(供給部)
5、105A、105B、105C 第1吸引ブロワ(第1吸引手段)
6A、6B、6C 集塵装置
8 第2吸引ブロワ(第2吸引手段)
9 制御装置
9a 計時部
10A、10B、10C 輸送配管(輸送経路)
11A、11B、11C、12A、12B、12C、112A、112B、112C 吸引配管(吸引経路)
13A、13B、13C 集塵配管(集塵経路)
14 吸引配管(集塵経路)
20A、20B、20C 分離部
21A、21B、21C 粉塵貯留部
22A、22B、22C 第1開閉弁
23A、23B、23C 第2開閉弁
127A、127B、127C 計量センサ

Claims (7)

  1. 粉粒体を貯留する少なくとも1つのタンクと、
    前記少なくとも1つのタンクに輸送経路を介して接続されており、前記タンクから粉粒体が供給される少なくとも1つの供給部と、
    前記少なくとも1つの供給部に吸引経路を介して接続されており、前記供給部内を吸引して前記タンクから前記供給部に粉粒体を吸引輸送する少なくとも1つの第1吸引手段と、
    前記吸引経路に配置されており、粉塵が混合された輸送気体を、粉塵と輸送気体とに分離すると共に、分離された粉塵を貯留する少なくとも1つの集塵装置と、
    前記少なくとも1つの集塵装置に集塵経路を介して接続されており、前記少なくとも1つの集塵装置に貯留された粉塵を吸引して粉塵を吸引輸送する第2吸引手段とを備えることを特徴とする吸引輸送システム。
  2. 前記供給部は、複数設けられており、
    前記集塵装置は、前記供給部ごとに設けられており、
    前記第2吸引手段は、複数の前記集塵装置に貯留された粉塵を吸引して粉塵を吸引輸送することを特徴とする請求項1に記載の吸引輸送システム。
  3. 前記集塵装置は、
    粉塵が混合された輸送気体を、粉塵と輸送気体とに分離する分離部と、
    前記分離部によって分離された粉塵を貯留する粉塵貯留部と、
    前記分離部と前記粉塵貯留部との間に設けられており、前記第1吸引手段によって前記供給部に粉粒体を吸引輸送する場合に開弁状態であって、前記第2吸引手段によって前記粉塵貯留部に貯留された粉塵を吸引輸送する場合に閉弁状態である第1開閉弁と、
    前記粉塵貯留部と前記集塵経路との間に設けられており、前記第2吸引手段によって前記粉塵貯留部に貯留された粉塵を吸引輸送する場合に開弁状態であって、前記第1吸引手段によって前記供給部に粉粒体を吸引輸送する場合に閉弁状態である第2開閉弁とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の吸引輸送システム。
  4. 前記第1開閉弁および前記第2開閉弁の開閉動作を制御する制御装置と、
    前記粉塵貯留部に貯留される粉塵の量を計測する計量部とを備えており、
    前記制御装置は、
    前記供給部に粉粒体を吸引輸送する吸引輸送動作中に、前記計量部によって計測された粉塵の量が所定量に達した場合に、当該吸引輸送動作の後、前記第1開閉弁を閉弁状態に切り換えると共に前記第2開閉弁を開弁状態に切り換えることを特徴とする請求項3に記載の吸引輸送システム。
  5. 前記供給部に粉粒体を吸引輸送している累積時間を計測する計時部を含み、前記第1開閉弁および前記第2開閉弁の開閉動作を制御する制御装置を備えており、
    前記制御装置は、
    前記供給部に粉粒体を吸引輸送する吸引輸送動作中に、前記計時部によって計測された吸引輸送の累積時間が所定時間に達した場合に、当該吸引輸送動作の後、前記第1開閉弁を閉弁状態に切り換えると共に前記第2開閉弁を開弁状態に切り換えることを特徴とする請求項3に記載の吸引輸送システム。
  6. 前記供給部に粉粒体を吸引輸送している累積時間を計測する計時部を含み、前記第1開閉弁および前記第2開閉弁の開閉動作を制御する制御装置と、
    前記粉塵貯留部に貯留される粉塵の量を計測する計量部とを備えており、
    前記制御装置は、
    前記供給部に粉粒体を吸引輸送する吸引輸送動作中に、前記計量部によって計測された粉塵の量が所定量に達するか、もしくは、前記計時部によって計測された累積時間が所定時間に達した場合に、当該吸引輸送動作の後、前記第1開閉弁を閉弁状態に切り換えると共に前記第2開閉弁を開弁状態に切り換えることを特徴とする請求項3に記載の吸引輸送システム。
  7. 前記制御装置は、前記第2吸引手段の動作を制御可能であって、前記第2開閉弁を開弁状態に切り換える場合に、前記第2吸引手段を作動させると共に、第2吸引手段を作動させた後、前記第2開閉弁を閉弁状態に切り換える場合に、前記第2吸引手段を停止させることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の吸引輸送システム。
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