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JP2017065877A - 搬送装置 - Google Patents

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JP2017065877A
JP2017065877A JP2015193606A JP2015193606A JP2017065877A JP 2017065877 A JP2017065877 A JP 2017065877A JP 2015193606 A JP2015193606 A JP 2015193606A JP 2015193606 A JP2015193606 A JP 2015193606A JP 2017065877 A JP2017065877 A JP 2017065877A
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瀬 健 宏 加
Takehiro Kase
瀬 健 宏 加
藤 亮 太 伊
Ryota Ito
藤 亮 太 伊
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】箱詰め作業を行うことができる搬送装置の省スペース化及び低コスト化を図る。【解決手段】搬送装置10は、被搬送物5の搬送方向dcに沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜し、重力により被搬送物5が上流側から下流側へ搬送される搬送機構20と、搬送機構20の上流側端部20aと下流側端部20bとの間に設けられ、被搬送物5を物品収納位置で停止させるストッパ40と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、被搬送物を搬送するための搬送装置に関する。
従来、製品をダンボール箱等に箱詰めして梱包する工程においては、手作業やロボットハンド、シリンダ等を用いて製品をダンボール箱等に箱詰めし、この箱をモータで駆動されるベルトコンベア等の搬送装置で搬送していた。この搬送装置は、例えば、センサでダンボール箱を検知するとモータを動作させ、このモータでベルトコンベアを駆動してダンボール箱を搬送していた。
特許文献1には、先端に押出板を取り付けたシリンダを用いてパウチを押し出し、包装箱に複数のパウチを箱詰めする装置が開示されている。この装置では、パウチが第1のベルトフィーダ上に等間隔で載置されて連続的に送られ、このパウチがベルト先端位置に達したことをセンサが検知すると、第2のベルトフィーダを駆動し、この第2のベルトフィーダでパウチを搬送する。これにより、箱詰め前のパウチを段積みにすることを可能とし、箱詰めの積載効率を向上させている。
特許文献2には、把持対象物の底面に対面する回転ベルトと、把持対象物の両側面に対面する2つの回転ベルトとを備え、これらの3つの回転ベルトを駆動することにより把持対象物を搬送する搬送装置が開示されている。この搬送装置では、把持対象物の両側面に対面する2つの回転ベルトにより把持対象物を把持して搬送することにより、把持対象物の落下を防止することができる。
特許文献3には、前下り勾配で配置された流動棚が設けられ、被搬送物が重力の作用により流動棚上を滑降する搬送装置が開示されている。この搬送装置では、被搬送物が流動棚から可動棚へ受け渡され、可動棚を下方へ押し下げるように傾動させてロックし、この状態で被搬送物内から袋詰め菓子類を取り出すようにする。
特開2000−229603号公報 特開2014−144824号公報 実開平7−38013号公報
特許文献1及び特許文献2に開示された技術では、シリンダ、ベルトフィーダ、回転ベルト等を駆動するためにモータ等の駆動装置を必要とし、搬送装置全体が大型化する。これにより、搬送装置を設置するために大きな空間が必要になり、装置全体のコストも増大する。さらに、駆動装置を作動させるための電力等のエネルギーが必要になる。
特許文献3に開示された技術では、被搬送物を重力の作用により滑降させて搬送するため、駆動装置及び駆動装置を作動させるためのエネルギーが必要ない。しかしながら、特許文献3の搬送装置は、袋詰め菓子類等の収納物が収納されたコンテナ等の被搬送物から収納物を取り出す際に用いられるものであり、この搬送装置で製品をダンボール箱等に箱詰めする際に用いることは想定されていない。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであって、箱詰め作業を行うことができる搬送装置の省スペース化及び低コスト化を図ることを目的とする。
本発明の搬送装置は、
被搬送物を搬送するための搬送装置であって、
前記被搬送物の搬送方向に沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜し、重力により前記被搬送物が前記上流側から前記下流側へ搬送される搬送機構と、
前記搬送機構の上流側端部と下流側端部との間に設けられ、前記被搬送物を物品収納位置で停止させるストッパと、を有する。
本発明の搬送装置において、少なくとも前記物品収納位置において、前記被搬送物を、前記搬送方向に傾斜させ、且つ、前記搬送方向及び鉛直方向に交差する幅方向にも傾斜させてもよい。
本発明によれば、箱詰め作業を行うことができる搬送装置の省スペース化及び低コスト化を図ることができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、搬送装置を示す側面図である。 図2は、図1の搬送装置をその上面から見て示す図である。 図3は、図1の搬送装置を他の側面から見て示す図である。 図4は、搬送装置のストッパ機構の動作を説明するための図である。 図5は、搬送装置の動作を説明するための図である。 図6は、搬送装置の動作を説明するための図である。 図7は、搬送装置の動作を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図7は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、搬送装置を示す側面図であり、図2は、搬送装置をその上面から見て示す上面図であり、図3は、図1の搬送装置をその左側から見て示す側面図である。
図1〜図3に示された搬送装置10は、ダンボール箱等の被搬送物5を搬送するために用いられる。とりわけ本実施の形態では、搬送方向dcの上流側から搬入された被搬送物5内に作業者等により製品等の物品が収納(箱詰め)され、搬送方向dcの下流側へ搬出するために用いられる。
搬送装置10は、被搬送物5を搬送する搬送機構20と、搬送機構20の上流側端部20aと下流側端部20bとの間に設けられたストッパ40を有するストッパ機構30と、搬送機構20及びストッパ機構30を支持するフレーム15と、フレーム15を移動可能に支持するキャスタ17とを備えている。
フレーム15は、搬送機構20及びストッパ機構30を支持する。このフレーム15の材質としては、例えば鉄やアルミニウム等の金属材料や樹脂材料からなるものを用いることができる。また、フレーム15は、パイプや押出し材等の長尺状(棒状)の部材や、板状、パネル状の部材を適宜組み合わせて構成することができる。
キャスタ17は、図1及び図3に示された例では、フレーム15の下部の四隅に設けられ、フレーム15を移動可能に支持する。キャスタ17には、搬送装置10を所定の位置で移動不能に固定するためのストッパが設けられていてもよい。
搬送機構20は、搬送装置10の搬送方向dc上流側から搬入された被搬送物5を搬送方向dcの下流側へ向けて搬送し、搬送装置10の搬送方向dc下流側へ搬出する。本実施の形態では、搬送機構20において、被搬送物5は重力により搬送方向dcの上流側から下流側へ搬送される。そのため、図1〜図3に示された例では、搬送機構20は、被搬送物5の搬送方向dcに沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜している。とりわけ、搬送機構20は、その上流側端部20aが下流側端部20bよりも高くなっている。これにより、搬送機構20の上流側端部20aから搬入された被搬送物5は、搬送方向dcに沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜した搬送機構20上を、重力の作用により搬送機構20の下流側端部20bへ向かって搬送される。とりわけ図示された例では、被搬送物5は、重力のみ、言い換えると被搬送物5の位置エネルギーのみを利用して(位置エネルギーを運動エネルギーに変換しながら)搬送される。したがって、電力等の外部エネルギーを使用することなく被搬送物5を搬送することができる。
なお、ここで、搬送機構20が、被搬送物5の搬送方向dcに沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜しているとは、搬送機構20を全体的且つ大局的に見た場合において、搬送機構20の上流側端部20aから下流側端部20bへ向かうにつれて下降するように構成されていることを意味している。したがって、図1に示されているような、搬送機構20の上流側端部20aから下流側端部20bへ向かって常に一定の傾斜角度で下降するように構成されているもののみならず、例えば搬送機構20の傾斜角度が途中で変化するもの、一部の区域において上流側から下流側に向かって平坦であるもの、及び、一部の区域において上流側から下流側に向かうにつれて上昇するもの等も、ここでいう、搬送方向dcに沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜している、ものに含む。
図1〜図3に示された例では、搬送機構20は、コロコンベアとして構成されたコンベア21を有している。図示された例では、コンベア21は、搬送方向dc及び鉛直方向dvに交差する幅方向dwに配列された一対のコンベアレール23と、コンベアレール23の幅方向dwの一側に配置された側部レール27とを有している。各レール23,27は、被搬送物5を支持して搬送するための複数のコロ25,29を有している。各レール23,27は、フレーム15に支持され、被搬送物5の搬送方向dcの上流側から下流側へ延びている。
各コンベアレール23は、被搬送物5の搬送方向dcに沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜して配置されている。各コンベアレール23には、コンベアレール23の延在方向(長手方向)に沿って複数のコロ25が配列されている。各コロ25は、コンベアレール23に枢支され、コンベアレール23に対してそれぞれ自由に回転可能に構成されている。これにより、被搬送物5は、搬送機構20のコンベア21に支持され、とりわけ自由に回転し得る複数のコロ25に支持され、重力の作用によりコンベア21上を滑走する。
側部レール27は、コンベアレール23の幅方向dwの一側に配置されている。この側部レール27は、コンベアレール23による被搬送物5の搬送時に、被搬送物5の側面に接触して、被搬送物5を搬送方向dcに沿ってガイドする機能を有する。図示された例では、側部レール27は、各コンベアレール23の傾斜に対応して、被搬送物5の搬送方向dcに沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜して配置されている。側部レール27には、側部レール27の延在方向(長手方向)に沿って複数のコロ29が配列されている。各コロ29は、側部レール27に枢支され、側部レール27に対してそれぞれ自由に回転可能に構成されている。
好ましくは、搬送機構20は、少なくとも後述の物品収納位置において、被搬送物5を、搬送方向dcに傾斜させ、且つ、搬送方向dc及び鉛直方向dvに交差する幅方向dwにも傾斜させるように構成される(図6参照)。そのため、図1〜図3に示された例では、一対のコンベアレール23は、少なくとも物品収納位置において、幅方向dwの他側から一側へ向かうにつれて下降するように傾斜している。とりわけ図示された例では、搬送機構20は、被搬送物5の搬送方向dcに沿った上流側端部20aと下流側端部20bとの間の全域にわたって、被搬送物5を、搬送方向dcに傾斜させ、且つ、搬送方向dc及び鉛直方向dvに交差する幅方向dwにも傾斜させるように構成されている。すなわち、一対のコンベアレール23は、被搬送物5の搬送方向dcに沿った上流側端部20aと下流側端部20bとの間の全域にわたって、幅方向dwの他側から一側へ向かうにつれて下降するように傾斜している。
具体的には、搬送機構20は、少なくとも物品収納位置において、搬送装置10の幅方向dwに配列された一対のコンベアレール23のうちの幅方向dwの一側に位置するコンベアレール23が、幅方向dwの他側に位置するコンベアレール23よりも低くなるように構成されている。とりわけ図示された例では、搬送機構20は、被搬送物5の搬送方向dcに沿った上流側端部20aと下流側端部20bとの間の全域にわたって、搬送装置10の幅方向dwに配列された一対のコンベアレール23のうちの幅方向dwの一側に位置するコンベアレール23が、幅方向dwの他側に位置するコンベアレール23よりも低くなるように構成されている。なお、これにともなって、コンベアレール23の各コロ25の回転軸も、幅方向dwの他側から一側へ向かうにつれて下降するように傾斜している。
幅方向dwに傾斜した状態で搬送される被搬送物5は、重力の作用により幅方向dwの一側に向かう力を受ける。このとき、搬送機構20の、コンベアレール23の幅方向dwの一側に配置された側部レール27が、被搬送物5を支えながら搬送方向dcに沿ってガイドする。そのため、図1〜図3に示された例では、側部レール27のコロ29の回転軸は、コンベアレール23の各コロ25の回転軸の傾斜に対応して、鉛直方向dvから傾斜している。とりわけ図示された例では、コンベアレール23の各コロ25の回転軸の水平方向(幅方向dw)からの傾斜角度と、側部レール27のコロ29の回転軸の鉛直方向dvからの傾斜角度とは一致している。
次に、ストッパ機構30について説明する。ストッパ機構30は、被搬送物5を所定の位置で停止させるために用いられる。被搬送物5を所定の位置で停止させることにより、作業者等が、この位置で停止した空箱等の被搬送物5内に製品等の物品を収納(箱詰め)することができる。このような機能に照らして、本実施の形態では、被搬送物5が停止させられる所定の位置を物品収納位置と呼称する。
図1〜図3に示された例において、ストッパ機構30は、被搬送物5を物品収納位置で停止させるためのストッパ40と、ストッパ40を作動させるための操作機構50とを有している。
ストッパ40は、昇降部材41と、昇降部材41の先端部に取り付けられたローラ45と、を有している。図1〜図3に示された例では、昇降部材41は、長尺状(棒状)の部材として構成され、取付部材43を介して搬送装置10のフレーム15に取り付けられている。とりわけ、昇降部材41は、取付部材43に対して回動軸42を中心として上昇位置(図4の実線で示された位置)と下降位置(図4の破線で示された位置)との間で回動可能に取り付けられている。図示された例では、昇降部材41の回動軸42は、概ね被搬送物5の搬送方向dcに沿った方向をその軸方向として配置されている。なお、ストッパ40の回動軸42は、搬送機構20の傾斜に対応して、被搬送物5の搬送方向dcに沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜していてもよい。昇降部材41の、回動軸42と反対側の先端部近傍には、操作機構50の後述のケーブル55が取り付けられる。
ローラ45は、取付部材47を介して、昇降部材41の先端部近傍の搬送方向dc上流側の面41aに取り付けられている。ローラ45の回転軸46は、昇降部材41の延在方向(長手方向)と平行な方向に沿って延びている。ローラ45は取付部材47に枢支され、取付部材47に対して回転軸46周りに自由に回転可能に構成されている。
操作機構50は、作業者等により操作されるペダル51と、ペダル51とストッパ40の昇降部材41とを接続するケーブル52と、ケーブル52をガイドするためのプーリ53,55,57と、を有している。
ペダル51は、ダンボール箱等の被搬送物5内への物品の収納を行う作業者等の足元に配置されており、作業者等がペダル51を踏むことにより、ペダル51に接続されたケーブル52が引かれるように構成されている。図1〜図3に示された例では、ペダル51は、搬送装置10の幅方向dwの一側の下部に配置されている。すなわち、ペダル51は、幅方向dwに沿って、一対のコンベアレール23に対して側部レール27と同じ側に配置されている。
第1プーリ53は、ペダル51近傍のフレーム15に取り付けられている。とりわけ図1及び図3に示された例では、第1プーリ53は、フレーム15における搬送装置10の幅方向dwの一側の下部に、フレーム15に対して自由に回転可能に取り付けられている。第2プーリ55は、フレーム15における搬送装置10の幅方向dwの他側の下部に、フレーム15に対して自由に回転可能に取り付けられている。第3プーリ57は、フレーム15における搬送装置10の幅方向dwの他側の上部に、フレーム15に対して自由に回転可能に取り付けられている。また図示された例では、第1プーリ53の回転軸54、第2プーリ55の回転軸56及び第3プーリ57の回転軸58は、いずれも搬送方向dcに沿って延びている。すなわち、第1プーリ53、第2プーリ55、第3プーリ57は、それぞれ搬送方向dcに沿って延びる回転軸54,56,58周りに自由に回転可能に構成されている。
ケーブル52は、操作機構50のペダル51とストッパ40の昇降部材41とを接続し、ペダル51における作業者等による操作をストッパ40の昇降部材41へ伝達する。図1〜図3に示された例では、ケーブル52は、その一端がペダル51に取り付けされている。ケーブル52の他端はストッパ40の昇降部材41の回動軸42と反対側の先端部近傍に取り付けられている。また、ケーブル52は、その一端と他端との間で、第1プーリ53、第2プーリ55及び第3プーリ57でそれぞれガイドされる。
次に、図4を参照して、ストッパ機構30の動作について説明する。図4は、図3に対応する図であって、搬送装置10のストッパ機構30を示す図である。図4では、搬送装置10のストッパ機構30以外の部材等(フレーム15、キャスタ17、搬送機構20)の図示を省略している。図4では、作業者等によってペダル51が踏まれた状態のペダル51、ケーブル52及びストッパ40を実線で示し、作業者等によってペダル51が踏まれていない状態のペダル51、ケーブル52及びストッパ40を破線で示している。
作業者等によってペダル51が踏まれていない状態においては、図4において破線で示すように、ストッパ40(昇降部材41)は、相対的に下降した下降位置に位置している。作業者等によってペダル51が踏まれると、ペダル51によりケーブル52が引かれる。ケーブル52は、第1プーリ53、第2プーリ55及び第3プーリ57でガイドされつつ、ペダル51へ向けて引かれる。これにより、ストッパ40(昇降部材41)のケーブル52が取り付けられた先端部近傍が、ケーブル52に引かれて上昇する。したがって、ストッパ40(昇降部材41)は、その回動軸42を中心として回動し、図4において実線で示す上昇位置へ持ち上げられる。
作業者等がペダル51から足を離す、すなわち、作業者等によってペダル51が踏まれていない状態になると、ストッパ40(昇降部材41)は自重により下降し、図4において破線で示す下降位置へ移動する。
次に、図5〜図7を参照して、搬送装置10の全体の動作について説明する。図5は、図1に対応する搬送装置10の側面図であり、被搬送物5が物品収納位置で停止している状態を示す図である。図6は、図5の搬送装置を左側から見て示す側面図である。また、図7は、図5の搬送装置において、ストッパ40(昇降部材41)が上昇位置にある状態を示す図である。
まず、図5に示されているように、ストッパ機構30のストッパ40(昇降部材41)が下降位置にある状態、すなわち作業者等によってストッパ機構30のペダル51が踏まれていない状態で、搬送装置10の搬送方向dcの上流側から空箱等の被搬送物5が搬入される。図5に示した搬送装置10の搬送機構20は、その上流側端部20aが下流側端部20bよりも高くなっており、これにより、搬送機構20は、被搬送物5の搬送方向dcに沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜している。したがって、被搬送物5は、搬送機構20上を、重力の作用により搬送機構20の下流側端部20bへ向かって搬送される。このとき、ストッパ40(昇降部材41)は下降位置にある。したがって、被搬送物5は、ストッパ40に当接して物品収納位置で停止する。とりわけ被搬送物5は、ストッパ40の昇降部材41の先端部近傍に取り付けられたローラ45に当接して物品収納位置で停止する。
被搬送物5が物品収納位置で停止すると、作業者が被搬送物5内に製品等の物品を収納する。このとき、搬送機構20は、被搬送物5の搬送方向dcに沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜しており、これにともなって、物品収納位置で停止した被搬送物5も傾斜している。とりわけ、被搬送物5の搬送方向dcの下流側が、被搬送物5の搬送方向dcの上流側よりも低くなるように傾斜している。したがって、例えばスタンディングパウチ等の物品を立てた状態で複数収納する場合にも、低くなっている被搬送物5の搬送方向dcの下流側から当該物品を詰めていくようにすることで、被搬送物5内で物品が倒れたり型崩れしたりすることを効果的に抑制することができる。
また、図6によく示されているように、搬送機構20は、少なくとも物品収納位置において、被搬送物5を、搬送方向dcに傾斜させ、且つ、搬送方向dc及び鉛直方向dvに交差する幅方向dwにも傾斜させるように構成されている。とりわけ図示された例では、搬送機構20は、少なくとも物品収納位置において、被搬送物5の、幅方向dwにおける一側、言い換えると被搬送物5における幅方向dwに沿った操作機構50のペダル51と同じ側、が低くなるように構成されている。これにより、物品収納位置において、被搬送物5は、作業者に近い側が低くなるように傾斜する。したがって、物品収納位置における被搬送物5内の作業者からの視認性を向上させることができる。また、これにより作業者による被搬送物5内への物品の収納作業の効率を効果的に改善することができる。
物品収納位置における被搬送物5内への物品の収納作業が終了すると、作業者は操作機構50のペダル51を踏む。これにより、ストッパ機構30のストッパ40の昇降部材41が回動軸42を中心として回動し、昇降部材41が上昇位置に持ち上げられる。このとき、被搬送物5には、その回転軸46周りに自由に回転可能となるように昇降部材41に取り付けられたローラ45が当接している。したがって、昇降部材41が上昇位置へ向けて持ち上げられるのにつれて、ストッパ40のローラ45が、被搬送物5の搬送方向dcの下流側を向く面上を回転しながら移動する。これにより、昇降部材41がスムーズに上昇するとともに、被搬送物5のストッパ40と当接する面に擦り傷等が生じることを防止することができる。
ストッパ40(昇降部材41)が上昇位置へ移動すると、図7に示されているように、被搬送物5は、搬送機構20上を、重力の作用により搬送機構20の下流側端部20bへ向かって搬送される。その後、作業者がペダル51から足を離す、すなわち、作業者によってペダル51が踏まれていない状態になると、ストッパ40(昇降部材41)は自重により下降し、下降位置へ移動する。
本実施の形態の搬送装置10は、被搬送物5の搬送方向dcに沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜し、重力により被搬送物5が上流側から下流側へ搬送される搬送機構20と、搬送機構20の上流側端部20aと下流側端部20bとの間に設けられ、被搬送物5を物品収納位置で停止させるストッパ40と、を有している。
このような搬送装置10によれば、被搬送物5が重力により搬送されるので、搬送装置10にモータ等の駆動装置を必要としない。したがって、物品収納作業(箱詰め作業)を行うことができる搬送装置10の省スペース化及び低コスト化を図ることができる。また、例えばスタンディングパウチ等の物品を立てた状態で複数収納する場合に、低くなっている被搬送物5の搬送方向dcの下流側から当該物品を詰めていくようにすることで、被搬送物5内で物品が倒れたり型崩れしたりすることを効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態の搬送装置10は、少なくとも物品収納位置において、被搬送物5を、搬送方向dcに傾斜させ、且つ、搬送方向dc及び鉛直方向dvに交差する幅方向dwにも傾斜させる。
これにより、物品収納位置における被搬送物5内の作業者からの視認性を向上させることができる。また、これにより作業者による被搬送物5内への物品の収納作業の効率を効果的に改善することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。
上述の実施の形態では、搬送装置10の搬送機構20として、コロコンベアとして構成されたコンベア21を有するものを用いたが、これに限られず、搬送機構20として、コロコンベア以外のコンベアを用いてもよい。例えば、搬送機構20として、板状の部材で構成されたシュータを用いてもよい。
上述の実施の形態では、コンベア21として一対のコンベアレール23を有するものを用いたが、これに限られず、コンベア21として1つのコンベアレール23を有するもの、又は、3つ以上のコンベアレール23を有するものを用いてもよい。また、側部レール27についても、2つ以上の側部レール27を用いるようにしてもよい。
上述の実施の形態では、作業者が操作機構50のペダル51を踏むことによりストッパ40(昇降部材41)が上昇位置へ移動するものを示したが、これに限られず、作業者が操作機構50のペダル51から足を離すことによりストッパ40(昇降部材41)が上昇位置へ移動するようにしてもよい。
さらに、操作機構50のペダル51に替えて、作業者が手で操作するレバー等を用いてもよい。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
5 被搬送物
10 搬送装置
15 フレーム
17 キャスタ
20 搬送機構
20a 上流側端部
20b 下流側端部
21 コンベア
23 コンベアレール
25 コロ
27 側部レール
29 コロ
30 ストッパ機構
40 ストッパ
41 昇降部材
42 回動軸
45 ローラ
46 回転軸
50 操作機構
51 ペダル
52 ケーブル
53 第1プーリ
55 第2プーリ
57 第3プーリ

Claims (2)

  1. 被搬送物を搬送するための搬送装置であって、
    前記被搬送物の搬送方向に沿った上流側から下流側に向かうにつれて下降するように傾斜し、重力により前記被搬送物が前記上流側から前記下流側へ搬送される搬送機構と、
    前記搬送機構の上流側端部と下流側端部との間に設けられ、前記被搬送物を物品収納位置で停止させるストッパと、を有する搬送装置。
  2. 前記搬送機構は、少なくとも前記物品収納位置において、前記被搬送物を、前記搬送方向に傾斜させ、且つ、前記搬送方向及び鉛直方向に交差する幅方向にも傾斜させる、請求項1に記載の搬送装置。
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