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JP2017064946A - 画像形成装置および制御方法 - Google Patents

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JP2017064946A JP2015190336A JP2015190336A JP2017064946A JP 2017064946 A JP2017064946 A JP 2017064946A JP 2015190336 A JP2015190336 A JP 2015190336A JP 2015190336 A JP2015190336 A JP 2015190336A JP 2017064946 A JP2017064946 A JP 2017064946A
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武弘 伊藤
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Abstract

【課題】ユーザの検知と、端末との近距離無線通信と、を行う際に、ユーザの利便性を向上させる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、第1の発信波と第2の発信波とを発信可能であり、発信された発信波の反射波に基づいて画像形成装置の周辺におけるユーザの存在を検知可能な検知部を有する。検知部が第2の発信波によりユーザを検知した後、画像形成装置において検知部が搭載されている位置情報を通知する。位置情報の通知後、検知部が搭載されている位置に近接された端末との間で、検知部が発信する第1の発信波により通信を行う。【選択図】図5

Description

本発明は、ユーザの存在を検知可能なセンサを備える画像形成装置および制御方法に関する。
近年の画像形成装置は、ユーザが使用していないときの消費電力低減のために節電モードの機能を備えている。ユーザが節電中の画像形成装置に近づくと、画像形成装置の人感センサが反応し、節電モード状態から通常動作へ復帰する。人感センサとして、焦電センサや超音波センサ等が用いられる。
また、近年のスマートフォン等の端末にはNFC(Near Field Communication)ユニットが設けられ、設定等の入力を行うことなく、NFCによってWiFi接続を行う技術が知られている(特許文献1)。また、スマートフォン等の端末にはスピーカやマイクが設けられており、スピーカから出力される音波で通信を行い、認証情報等のデータ交換を行う技術が知られている(特許文献2)。
特表2015−512212号公報 特開2004−363670号公報
画像形成装置では、節電モードから通常動作へ移行するための人感センサとして超音波センサが用いられ、スマートフォン等の端末の認証を行うためにNFCユニット等が備えられている。画像形成装置に人検知用の超音波センサと認証用のNFCユニットの両方を備えることはコストの上昇を招く要因になり得る。そこで、超音波センサを使用して人検知を行い、さらに超音波センサが超音波通信を行って認証可能とすることでコストの上昇を抑制することが考えられる。
しかしながら、超音波通信は指向性がある通信であるので、ユーザがどの位置から超音波の出力がされているか分からない場合には、ユーザ操作の利便性を低下させてしまう。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。上記の点に鑑み、本発明は、ユーザの検知と、端末との近距離無線通信と、を行う際に、ユーザの利便性を向上させる画像形成装置および制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、画像形成装置に搭載され、第1の発信波と前記第1の発信波と異なる周波数を有する第2の発信波とを発信可能であり、当該発信された発信波の反射波に基づいて前記画像形成装置の周辺におけるユーザの存在を検知可能な検知手段と、前記検知手段が前記第2の発信波により前記ユーザを検知した後、前記画像形成装置において前記検知手段が搭載されている位置情報を通知する通知制御手段と、前記通知制御手段により前記位置情報が通知された後、前記検知手段が搭載されている位置に近接された端末との間で、前記検知手段が発信する前記第1の発信波により通信を行う通信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの検知と、端末との近距離無線通信と、を行う際に、ユーザの利便性を向上させることができる。
画像形成装置の外観図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 画像形成装置のより詳細な構成を示すブロック図である。 画像形成装置の電力状態遷移を示す図である。 通知制御処理の手順を示すフローチャートである。 画像形成装置が節電モードのときの各部の通電状態を示す図である。 画像形成装置が通常電力モードのときの各部の通電状態を示す図である。 画像形成装置が超音波通信動作のときの各部の通電状態を示す図である。 画像形成装置が節電モードのときのLEDの点灯動作を説明するための図である。 画像形成装置が通常電力モードのときのLEDの点灯動作を説明するための図である。 画像形成装置が超音波通信動作のときのLEDの点灯動作を説明するための図である。 超音波通信LEDと節電LEDの点灯動作を示す図である。 操作部に表示されるモード設定画面を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本実施形態における画像形成装置10の外観図である。画像形成装置10は、例えば、プリント機能、スキャナ機能、コピー機能、FAX機能などの複数の機能を備えるMFP(Multi Function Printer)である。画像形成装置10は、画像形成装置10の周辺に存在する物体(人)を検知するための人感センサ部600を搭載している。人感センサ部600が画像形成装置10の周辺に接近したユーザを検知した場合、画像形成装置10は、消費電力の小さい低消費電力モード(以下、節電モード)から、画像形成装置10が実行可能な各機能が使用可能な通常電力状態へ復帰する。
人感センサ部600には例えば超音波センサが用いられ、非可聴域の18〜20KHzと40KHzとの2種類の周波数の発信波(超音波)を発信可能である。超音波センサは、例えば発信回路の切替えにより、2種類の発信波を発信可能である。また、超音波センサは、2種類の発信回路を備えることで、2種類の発信波を並行して発信するようにしても良い。
超音波センサは、例えば上記の周波数のパルス波を発信すると、物体からの反射波を受信する。超音波センサは、パルス波を発信してから反射波を受信するまでの時間に基づいて、画像形成装置10と物体との間の距離を計測可能である。超音波センサは、画像形成装置10の周辺に接近したユーザを検知する場合には、非可聴域の40KHzのパルス波を発信する。一方、ユーザが所持するスマートフォン等の携帯端末と近距離無線通信を行う際には、非可聴域の18〜20KHzのパルス波を発信する。近距離無線通信は、例えば、NFC(Near Field Communication)であり、ユーザが携帯端末を人感センサ600の位置に近接させることにより、ユーザ認証やWiFiへのハンドオーバーを実行することができる。
画像形成装置10の人感センサ部600は、発信波の種類に対応した少なくとも2段階以上の検知範囲A1およびA2を有する。例えば、本実施形態では、人感センサ部600は、40KHzの発信波に対応する検知範囲A1と、検知範囲A1より狭く18〜20KHzの発信波に対応する検知範囲A2との2種類の検知範囲を有する。人感センサ部600は、検知範囲A1及びA2に基づいて、画像形成装置10から離れて存在する人と、近接して存在する人とを区別可能である。また、人感センサ部600は、人を検知しやすいように高さ及び向きを考慮して画像形成装置10に搭載されている。そのため、図1に示すように、人感センサ部600は、ユーザからの操作を受け付ける操作部500とは異なる位置に搭載される場合がある。
図2は、画像形成装置10の構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、メインコントローラ部200とスキャナ部300とプリンタ部400と操作部500と人感センサ部600とを含んで構成される。
メインコントローラ部200は、スキャナ部300、プリンタ部400、操作部500と接続される。メインコントローラ部200は、CPU217、RAM214、ROM216、電源制御部211、HDD215、画像処理部218、LANコントローラ212、FAXコントローラ213を含む。また、メインコントローラ部200は、デバイスインタフェースとして、スキャナインタフェース(I/F)219とプリンタI/F220を含む。上記の各部は、システムバス221により相互に通信可能に接続されている。
CPU217は、画像形成装置10の電源が投入されて電源制御部211から電源が供給されると、ブートデータをROM216から読み出し、HDD215からアプリケーションや制御プログラム等をRAM214へ展開して実行する。
LANコントローラ212は、PC等の外部デバイスからLANI/F231を介してプリントデータや各種ジョブ等を受信する。例えば、CPU217は、受信したプリントデータをRAM214経由でHDD215に一時的に保存する。そして、画像処理部218がプリントデータに画像処理を実行した後、プリンタI/F220を介してプリンタ部400でプリント処理が実行される。画像処理部218は、色空間変換や二値化処理等のプリンタ部400の記録方式に応じた処理や、縮小/拡大、回転等の画像変換処理を実行する。
FAXコントローラ213は、外部のFAXデバイスからのFAXデータをFAXI/F232を介して受信する。例えば、CPU217は、受信したFAXデータをRAM214経由でHDD215に一時的に保存する。そして、画像処理部218がFAXデータに画像処理を実行した後、プリンタI/F220を介してプリンタ部400でプリント処理が実行される。
スキャナ部300は、不図示の原稿台に置かれた原稿を光学的に読み取り、読取信号をA/D変換によりデータ化し、スキャナI/F219を介してシステムバス221へ送信する。操作部500は、LCDパネル等の表示部を含み、CPU217から送信された表示データを表示する。また、ユーザから操作部500上のテンキーやタッチパネル等による入力操作があった場合、操作部500は、その操作内容をCPU221へ送信する。
人感センサ部600は、画像形成装置10が節電モードのときに人感センサ部600の検知範囲に人を検知した場合、割込信号を出力し、その後、画像形成装置10は、節電モードから通常電力モードへ復帰する。復帰動作の詳細については後述する。
図3は、画像形成装置10のより詳細な構成を示すブロック図である。スキャナ部300は、原稿を光学的に読み取って画像データを生成する。スキャナ部300は、スキャナ制御部321とスキャナ駆動部322を含む。スキャナ駆動部322は、原稿台上の原稿を読み取る読取ヘッドを移動させるための構成や、ADFなど原稿を読取位置まで搬送するための構成などを含む。スキャナ制御部321は、スキャナ駆動部322の各構成要素の動作を制御する。スキャナ制御部321は、スキャンを実行する際に、ユーザによって設定された設定情報をメインコントローラ部200との通信により取得し、取得した設定情報に基づいてスキャナ駆動部322の動作を制御する。
プリンタ部400は、例えば電子写真記録方式に従って、印刷用紙等の記録媒体に画像を形成する。プリンタ部400は、プリンタ制御部421とプリンタ駆動部422とを含む。プリンタ駆動部422は、不図示の感光ドラムを回転させるモータ、定着器を加圧するための機構部、ヒータなどを含む。プリンタ制御部421は、プリンタ駆動部422の動作を制御する。プリンタ制御部421は、プリントを実行する際に、ユーザによって設定された設定情報をメインコントローラ部200との通信により取得し、取得した設定情報に基づいてプリンタ駆動部422の動作を制御する。本実施形態では、プリンタ部400は、電子写真記録方式によりプリントを行う構成であるが、インクジェット記録方式等、他の記録方式に対応した構成であっても良い。
メインコントローラ部200は、操作部500が受け付けたユーザ指示に応じて、スキャナ部300やプリンタ部400を含む画像形成装置10を統括的に制御する。例えば、メインコントローラ部200は、スキャナ部300や、外部のFAXデバイスやPCから入力された画像データから、ユーザ設定に基づいて、プリンタ部400で用いられる記録データを生成する。また、メインコントローラ部200は、電源部100を制御して画像形成装置10の電力モードの遷移を制御する。
メインコントローラ200内部は、節電モード中にも通電が必要な回路部分の電源系統1と、節電モード中は通電が不要な回路部分の電源系統2の少なくとも2系統の電源系統に分類される。電源部100から電源I/F201を介して電源が供給された内部電源生成部202によって、電源系統1の部分に対しては常に給電が行われる。電源系統1には、電源制御部211とFAXコントローラ213とLANコントローラ212とRAM214が含まれる。そのような構成により、画像形成装置10が節電モード中であっても、FAX受信やネットワークからのプリント要求がされた場合の動作が可能となる。
電源系統2には、起動時に必要なROM216やコピー動作時等に必要な画像処理部218やスキャナI/F219やプリンタI/F220やHDD215、及び、それらを制御するCPU217が含まれ、節電モード時には給電されない。節電モード中に電源制御部211に割込信号A〜Dのいずれかが入力されると、内部電源生成部202は、電源系統2の部分に給電して節電モードを解除し、通常電力モードへ復帰させる。
割込信号Aは、LANコントローラ212が外部のLANからプリントジョブや状態確認パケット等のデータを受信すると出力される。割込信号Bは、FAXコントローラ213がFAX回線からFAXデータを受信すると出力される。割込信号CとDは、操作部500内部のプロセッサ(第2のCPU)514から出力される信号であり詳細は後述する。割込信号A〜Dの出力により、内部電源生成部202は、メインコントローラ200内部の電源系統2に給電する。
メインコントローラ200内部の電源系統2に給電されると、CPU217は、節電モードから通常電力状態への復帰を行うために、電源系統1で節電モードへの移行前に定期的にセルフリフレッシュ動作を行っていたRAM214から状態情報を読み出す。その後、画像形成装置10が通常電力状態へ復帰すると、割込信号A〜Dの復帰要因に応じた処理がCPU221によって行われる。
操作部500は、LCDパネルとタッチパネルが一体になったLCDタッチパネルユニット524と、テンキーやスタートキーなどのユーザのキー操作を検出するキー部525とブザー516とを含む。また、操作部500は、タッチパネルコントローラ515、節電ボタン512、節電LED513、主電源LED511、ブザー526、通知LED部527、LCDコントローラ523、人感センサ部600を制御するプロセッサ514とを含む。プロセッサ514は、電源系統1に含まれており、節電モードにおいても操作部500や人感センサ部600を統括的に制御可能である。
LCDタッチパネルユニット524は、LCDコントローラ523がメインコントローラ部200のCPU217から送信された表示データに基づいて表示する。LCDタッチパネル524の画面をユーザが触れて操作すると、タッチパネルコントローラ515は、ユーザが触れた箇所の座標データを解析してプロセッサ521へ送信する。そして、プロセッサ514は、その座標データをCPU217へ送信する。
プロセッサ514は、キー部516のユーザ操作を定期的に監視し、ユーザによるキー部516の操作があった場合、CPU217へ通知する。CPU217は、LCDタッチパネル524やキー部516へのユーザ操作があったことの通知を受けると、ユーザ操作の操作内容に応じて画像形成装置10の各部を制御する。
操作部500には、複数種類のLEDが内蔵されている。主電源LED511は、画像形成装置10の主電源が入っている際に常に点灯する。通知LED部527は、マイコン514によって制御され、ジョブ実行中やエラー発生などの画像形成装置10の状態に応じて点灯し、画像形成装置10の状態をユーザに通知する。
操作部500内部は、節電モード中にも通電が必要な回路部分の電源系統1と、節電モード中は通電が不要な回路部分の電源系統2の少なくとも2系統の電源系統に分類される。電源系統1には、プロセッサ514と主電源LED511と節電LED513と節電ボタン512とタッチパネルコントローラ515とキー部516が含まれる。電源系統2には、LCDコントローラ523とLCDタッチパネル524とブザー526と通知LED部527が含まれ、それらの部分への電源供給は、節電モード中には遮断される。
人感センサ部600は、電源系統1に含まれ、節電モード中でも画像形成装置10周辺の人の存在を検知可能である。プロセッサ514は、超音波センサ611の検知状態を定期的に監視することにより、人の存在を判定する。超音波通信LED612は、プロセッサ514により制御され、画像形成装置10が近接された端末との間で超音波通信を行っている間、点灯・点滅する。また、超音波通信LED612は、節電LED513や主電源LED511とは別の位置に構成されていても良い。本実施形態では、節電LED513や主電源LED511は、操作部500に構成されているが、超音波通信LED612は、図1の人感センサ部600の位置に構成されている。
図4は、画像形成装置10の電力状態遷移を示す図である。画像形成装置10は、コピー動作などを実行可能な通常動作電力モード(ST2)と、通常動作電力モードよりも電力消費の少ない節電モード(ST1)と、ユーザの携帯端末と超音波通信を行う超音波通信動作モード(ST3)とを有する。電力モードの遷移は、メインコントローラ部200が電源部100を制御することで行われる。電源制御部211は、節電モード(ST1)においてスキャナ部300やプリンタ部400などへの電源供給を停止し、メインコントローラ部200の一部と操作部500の一部と人感センサ部600への電源供給を行う。
画像形成装置10が節電モード(ST1)のとき、プロセッサ514は、超音波センサ611の出力をポーリングする。プロセッサ514が超音波センサ611の検知結果に基づいて検知範囲A1に人が存在すると判定した場合、プロセッサ514は、割込信号C及びDを出力する。その後、電源制御部211は、内部電源生成部202に通知し、内部電源生成部202の電源系統2の回路部分への給電により、画像形成装置10は、通常動作電力モード(ST2)に移行する。
画像形成装置10が通常動作電力モード(ST2)のとき、プロセッサ514は、超音波センサ611の出力をポーリングする。プロセッサ514は、超音波センサ611の検知結果から取得される画像形成装置10と人との間の距離に基づいて検知範囲A2に人が存在するか否かを判定する。検知範囲A2に人が存在すると判定された場合、画像形成装置10は、超音波通信動作モード(ST3)に移行する。また、画像形成装置10が通常動作電力モード(ST2)のとき、画像形成装置1が所定時間未使用状態で、かつプロセッサ514が検知範囲A1に人を検知していないと判定した場合、画像形成装置10は、節電モード(ST1)へ移行する。
画像形成装置10が超音波通信動作モード(ST3)のとき、プロセッサ514は、超音波通信を行うために超音波センサ611の周波数を18〜20KHzに切替え、超音波通信を行うためのデータを送信する。超音波通信を行うためのデータとは、例えば、WiFiへのハンドオーバーやユーザ認証のためのデータである。画像形成装置10が超音波通信動作モード(ST3)のとき、ユーザの携帯端末との通信処理、例えば、Wi−Fiハンドオーバーが完了すると、プロセッサ514は、超音波通信を終了し、画像形成装置10は、通常動作モード(ST2)へ移行する。
図5は、本実施形態における通知制御処理の手順を示すフローチャートである。図5の各処理は、例えば、プロセッサ514により実行される。S101では、画像形成装置10が節電モード(ST1)であり、プロセッサ514が人感センサ部600の検知状態を定期的に監視する(ポーリング)。人感センサ部600は、人検知モードで動作し、40KHzの超音波を発信している。
図6は、画像形成装置10が節電モード(ST1)のときの各部の電源の通電状態を示す図である。図6では、斜線部分が非通電状態であることを示し、白色部分が通電状態を示している。画像形成装置10が節電モード(ST1)のとき、節電LED513は蛍点灯(緩やかな点滅の繰り返し)する。
S102では、画像形成装置10が節電モード(ST1)であり、プロセッサ514は、人感センサ部600が検知範囲A1に人を検知したか否かを判定する。ここで、人感センサ部600が検知範囲A1に人を検知したと判定された場合、プロセッサ514は、割込信号C及びDを出力し、画像形成装置10は、節電モード(ST1)から通常動作電力モード(ST2)へ移行する。一方、人感センサ部600が検知範囲A1に人を検知していないと判定された場合、S102の処理を繰り返す。S103では、画像形成装置10が通常動作電力モード(ST2)であり、プロセッサ514は、人感センサ部600の検知状態を定期的に監視する。
図7は、画像形成装置10が通常動作電力モード(ST2)のときの各部の電源の通電状態を示している。画像形成装置10が通常動作電力モード(ST2)のとき、プロセッサ514は、節電LED513を蛍点灯から通常点灯するよう制御する。また、プロセッサ514は、超音波通信LED612を滅灯させている。
S104では、画像形成装置10が通常動作電力モード(ST2)であり、プロセッサ514は、超音波センサ611の検知結果から取得される画像形成装置10と人との間の距離に基づいて検知範囲A2に人が存在するか否かを判定する。ここで、検知範囲A2に人を存在すると判定された場合、画像形成装置10は、通常動作電力モード(ST2)から超音波通信動作(ST3)へ移行する。一方、検知範囲A2に人が存在していないと判定された場合、S104の処理を繰り返す。
超音波センサ611が18〜20KHzと40KHzとを並行に発信可能に構成されている場合には、S104では、18〜20KHzの超音波によりユーザが検知されたか否かが判定されても良い。
S105では、画像形成装置10が超音波通信動作(ST3)であり、プロセッサ514は、超音波センサ611に、Wi−Fiのハンドオーバーを行うためのデータを送信する。その際に、超音波センサ611が18〜20KHzと40KHzとを切り替えるように構成されている場合には、プロセッサ514は、超音波センサ611から18〜20KHzの超音波が発信されるよう切り替えを行う。また、プロセッサは、超音波通信LED612を点滅させる。
図8は、画像形成装置10が超音波通信動作(ST3)のときの各部の電源の通電状態を示す図である。人感センサ部600は、超音波通信動作のときには、超音波センサ611から18〜20KHzの超音波を発信し、ユーザが所有する携帯端末と通信を行う。画像形成装置10が超音波通信動作(ST3)のとき、プロセッサ514は、節電LED513を通常に点灯させ、超音波通信LED612を点滅させるよう制御する。このように、超音波通信LED612が点滅して超音波通信LED612の位置情報を通知することにより、ユーザにどの位置から超音波が出力されているかを明示的に認識させることができる。
S106では、プロセッサ514は、画像形成装置10とユーザが所有する携帯端末との間の通信処理が完了したか否かを判定する。通信処理とは、例えば、WiFiハンドオーバーやユーザ認証である。S106でユーザが所有する携帯端末との間の通信処理が完了したと判定された場合、画像形成装置10は、通常動作電力モード(ST2)へ移行し、図5の処理を終了する。一方、画像形成装置10とユーザが所有する携帯端末との間の通信処理が完了していないと判定された場合、S106の処理を繰り返す。
例えば、S106でユーザが所有する携帯端末とWiFiハンドオーバーを行うことにより、図5の処理後、携帯端末から画像形成装置10へWiFiダイレクトで通信が可能となる。
図9は、画像形成装置10が節電モード(ST1)のときのLEDの点灯動作を説明するための図である。画像形成装置10が節電モード(ST1)のとき、節電LED513は蛍点灯し、超音波通信LED612は消灯する。図9に示すように、画像形成装置10が節電モード(ST1)のとき、ユーザ(人)は、検知範囲A1及びA2の範囲外に存在している。
図10は、画像形成装置10が通常動作電力モード(ST2)のときのLEDの点灯状態を説明するための図である。画像形成装置10が通常動作電力モード(ST2)のとき、節電LED513は点灯し、超音波通信LED612は消灯する。図10に示すように、画像形成装置10が通常動作電力モード(ST2)のとき、ユーザは、検知範囲A1の範囲内で且つ検知範囲A2の範囲外に存在している。画像形成装置10が節電モード(ST1)のとき、例えばLANプリントのジョブやFAXデータを受信すると、該当する割込信号の出力により、画像形成装置10は通常動作電力モード(ST2)へ移行する。その場合、節電LED513は点灯し、超音波通信LED612は消灯する。
図11は、画像形成装置10が超音波通信動作(ST3)のときのLEDの点灯状態を説明するための図である。画像形成装置10が超音波通信動作(ST3)のとき、節電LED513は点灯し、超音波通信LED612は点滅する。図11に示すように、画像形成装置10が超音波通信動作(ST3)のとき、ユーザは、検知範囲A2の範囲内に存在している。ユーザは、超音波通信LED612が点滅しているので、自身が所有する携帯端末を画像形成装置10のどの部分に近接させれば良いかを容易に認識することができる。その結果、ユーザ操作の利便性を向上させることができる。
図12は、超音波通信LED612と節電LED513の点灯動作を示す図である。画像形成装置10が節電モード(ST1)時で人を検知していない場合は、超音波通信LED612は消灯し、節電LED513は蛍点灯している。その後、人感センサ600が検知範囲A1に人を検知すると、画像形成装置10は、通常動作電力モード(ST2)へ移行し、節電LED513は点灯する。
続いて、検知範囲A2に人が存在すると判定された場合、画像形成装置10は、超音波通信動作(ST3)へ移行し、超音波センサ611の発信する発信波は、超音波通信用の超音波に切り替わる。そして、超音波通信LED612は、点滅する。ユーザが携帯端末を超音波通信LED612の近接空間に近接させると、画像形成装置10とユーザが所有する携帯端末との間の超音波通信(例えば、WiFiハンドオーバー)が行われる。超音波通信が完了すると、画像形成装置10は、通常動作電力モード(ST2)へ移行する。画像形成装置10が超音波通信動作(ST3)から通常動作電力モード(ST2)へ移行すると、超音波通信LED612は消灯する。
図13は、操作部500に表示されるモード設定画面の一例を示す図である。モード設定画面は、人検知モードと超音波通信モードそれぞれの有効/無効の設定を受け付ける。図13のモード設定画面上で人検知モードが無効に設定された場合、画像形成装置10が節電モード(ST1)から通常動作電力モード(ST2)へ復帰するためには、ユーザは節電ボタン512を押下して移行させる。一方、人検知モードが有効に設定された場合、図10で説明したように、ユーザが検知範囲A1に接近すると、画像形成装置10は、節電モード(ST1)から通常動作電力モード(ST2)へ復帰する。
図13のモード設定画面上で超音波通信モードが無効に設定された場合、ユーザは、Wi−Fi設定を携帯端末上で行う。一方、超音波通信モードが有効に設定された場合、ユーザが自身の携帯端末を超音波通信LED612の近接空間に近接させることで、WiFiのハンドオーバーが行われる。
以上の実施形態においては、ユーザが検知範囲A2に存在すると判定された場合に、超音波通信LED612を点滅させている。しかしながら、人感センサ部600の搭載位置をユーザに認識させるために他の通知制御が行われても良い。例えば、図5のS104で検知範囲A2にユーザが存在すると判定された場合に、S105で超音波通信LED612を点滅させる代わりに、LCDタッチパネル524に、人感センサ部600の搭載位置を表示するようにしても良い。
また、以上の実施形態においては、超音波センサ611が1個で、周波数の異なる2種類の超音波を発信可能である構成について説明した。しかしながら、超音波センサ611が複数個の構成でも良い。例えば、18〜20KHzの超音波を発信する超音波センサと、40KHzの超音波を発信する超音波センサとを個別に構成しても良い。その場合の動作は、1個の超音波センサが周波数の異なる2種類お超音波を並行に発信可能な構成である場合の動作と同じである。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10 画像形成装置: 217 CPU: 214 RAM: 513 節電LED: 514 プロセッサ:600 人感センサ部: 611 超音波センサ: 612 超音波通信LED

Claims (15)

  1. 画像形成装置に搭載され、第1の発信波と前記第1の発信波と異なる周波数を有する第2の発信波とを発信可能であり、当該発信された発信波の反射波に基づいて前記画像形成装置の周辺におけるユーザの存在を検知可能な検知手段と、
    前記検知手段が前記第2の発信波により前記ユーザを検知した後、前記画像形成装置において前記検知手段が搭載されている位置情報を通知する通知制御手段と、
    前記通知制御手段により前記位置情報が通知された後、前記検知手段が搭載されている位置に近接された端末との間で、前記検知手段が発信する前記第1の発信波により通信を行う通信手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記通知制御手段は、前記検知手段が搭載されている位置に設けられた点灯手段の点灯を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記通知制御手段は、前記点灯手段が点滅するように前記点灯手段の点灯を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の発信波による前記検知手段の検知範囲は、前記第1の発信波による前記検知手段の検知範囲より広い、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置が低消費電力モードである場合に、前記検知手段は、前記第2の発信波を発信し、
    前記画像形成装置は、
    前記検知手段が前記第2の発信波により前記ユーザを検知すると、前記画像形成装置を前記低消費電力モードから復帰させる復帰手段、をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記復帰手段の復帰動作の有効もしくは無効を設定する第1の設定手段、をさらに備え、
    前記第1の設定手段により前記復帰手段の復帰動作が有効と設定されている場合に、前記復帰手段は、前記検知手段が前記第2の発信波により前記ユーザを検知すると、前記画像形成装置を前記低消費電力モードから復帰させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記復帰手段により前記画像形成装置が前記低消費電力モードから復帰すると、前記ユーザが前記第1の発信波による前記検知手段の検知範囲に存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記ユーザが前記第1の発信波による前記検知手段の検知範囲に存在すると判定された場合、前記検知手段が発信する発信波を前記第2の発信波から前記第1の発信波に切り替える切替手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記判定手段により、前記物体が前記第1の発信波による前記検知手段の検知範囲に存在すると判定された場合、前記通知制御手段は、前記検知手段が搭載されている位置情報を通知することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記復帰手段により前記画像形成装置が前記低消費電力モードから復帰すると、前記通知制御手段は、前記画像形成装置の電力モードを示す第2の点灯手段の点灯を制御することを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記通知制御手段の通知制御の有効もしくは無効を設定する第2の設定手段、をさらに備え、
    前記第2の設定手段により前記通知制御手段の通知制御が有効と設定されている場合に、前記通知制御手段は、前記検知手段が前記第2の発信波により前記ユーザを検知した後、前記検知手段が搭載されている位置情報を通知する、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第2の発信波の周波数は、前記第1の発信波の周波数より高いことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記検知手段は、超音波センサであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記通信手段は、前記検知手段が発信する前記第1の発信波により近距離無線通信を行うことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成装置は、印刷装置であり、前記端末は、携帯端末であり、
    前記通信手段は、前記検知手段が発信する前記第1の発信波による通信においてユーザ認証を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 画像形成装置に搭載され、第1の発信波と前記第1の発信波と異なる周波数を有する第2の発信波とを発信可能であり、当該発信された発信波の反射波に基づいて前記画像形成装置の周辺におけるユーザの存在を検知可能な検知手段を備える画像形成装置において実行される制御方法であって、
    前記検知手段が前記第2の発信波により前記ユーザを検知した後、前記画像形成装置において前記検知手段が搭載されている位置情報を通知する通知制御工程と、
    前記通知制御工程において前記位置情報が通知された後、前記検知手段が搭載されている位置に近接された端末との間で、前記検知手段が発信する前記第1の発信波により通信を行う通信工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
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