JP2017061281A - 操舵支援制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の操舵支援制御装置は、センサによる検出信号に基づき自車両と操舵追従対象との横方向位置偏差を算出する位置偏差算出部と、入力信号の変化量に対する不感帯をもつ不感帯フィルタと、不感帯フィルタによりフィルタリングされた横方向位置偏差に基づき、操舵についての制御目標値を算出する目標値算出部と、制御目標値に基づき操舵機構を駆動する操舵駆動部とを備えている。
【選択図】図4
Description
追従操舵制御においては、例えば自車両の前方を撮像するカメラ等のセンサ、或いは車車間通信等により先行車両等の操舵追従対象の位置を検出し、該対象の位置と自車両との横方向における位置偏差を算出し、該位置偏差に基づき操舵についての制御目標値を算出し、該制御目標値に基づき操舵機構を駆動する。
そこで、例えば上記特許文献1においては、車車間通信により先行車両の運転者の覚醒状態が低下していることが検出され、且つ先行車両の中央位置の変化幅が閾値以上である状態が所定回数連続した場合に操舵の制御量を制限することで、先行車両のふらつきに追従してしまうことの抑制を図っている。
また、特許文献1の手法では、操舵制限のトリガ条件として先行車両の中央位置変化幅が閾値以上であることの連続性を条件としていることから、制御の即効性に欠けるという問題もある。
[1-1.操舵支援制御装置の構成]
以下、実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施の形態としての操舵支援制御装置を含む車載システム1の要部を示している。本実施の形態の操舵支援制御装置は、少なくとも撮像ユニット10と操舵ECU(Electronic Control Unit)21とを有して構成される。図1では、この操舵支援制御装置によって操舵支援制御が行われる対象としてのステアリング機構30を示し、また、操舵支援制御に用いるセンサ類として、車速センサ15、ヨーレートセンサ16、及び舵角センサ17を示している。さらに操舵支援制御の関連部位として表示部22、発音部23を示している。
撮像ユニット10には、自車両の車速を自車速vとして検出する車速センサ15、ヨーレートを検出するヨーレートセンサ16、及び、ステアリング舵角を検出する舵角センサ17が接続され、画像処理部12や運転支援制御部13はこれらセンサによる検出信号を入力可能とされている。
画像処理部12は、撮像部11L、11Rが自車両の前方を撮像して得た撮像画像データとしての各フレーム画像データを内部メモリに格納していく。そして各フレームとしての2つの撮像画像データに基づき、外部環境として自車両前方に存在する物体を認識するための各種処理を実行する。例えば、道路上に形成された車線(走行レーンを仕切る線:例えば白線やオレンジ線等)、先行車両や障害物などの立体物等の認識を行う。また、検出された車線の情報に基づき、自車両の進行路(自車進行路)を推定する。
なお、先行車両以外の立体物位置、車線位置、自車進行路位置についても、上記のX−Z座標系上の座標位置として算出され、記憶される。
本実施の形態の操舵支援制御に関しては、検出された車線に係る情報(自車進行路等を含む)や先行車両情報等が運転支援制御部13に入力される。
運転支援制御部13は、例えば、自車両前方の車線に基づいて、操舵角をドライバ(運転者)とは独立して設定することにより、自車両を自車進行路の中央に維持する車線維持制御や、自車進行路からの逸脱(自車進行路の車線に対する自車両の逸脱)を防止する車線逸脱制御等の操舵支援制御(操舵制御)を行うことが可能である。
また、本実施の形態の運転支援制御部13は、操舵に係る運転支援制御として、先行車両に対して自車両の横方向位置を追従させる追従操舵制御を行う。
特に、上述した追従操舵制御時において運転支援制御部13は、例えば目標操舵角θTGを下記[式1]に基づき算出し、該目標操舵角θTGに応じたステアリング指示電流値を得る。
θTG=G(v)×x/z …[式1]
ただし、xは自車両と先行車両との横方向位置偏差(図2参照:以下単に「横位置偏差」とも表記する)、zは前述した先行車距離(車間距離z)、G(v)は自車速vに応じた舵角補正ゲインである。「x/z」の項は、図2に示す角度θS(先行車両への追従に要するヨー角)を三角関数に基づき簡略的に表した項である。舵角補正ゲインG(v)は、自車速vによってヨーレートと舵角の関係が変化することを加味して自車速vに応じた関数としている。
なお、横位置偏差xは、図2に示すように自車両位置がX−Z座標系における原点位置とされる場合には、上述した先行車両情報(先行車位置の情報)として画像処理部12が算出し運転支援制御部13に入力される。
操舵ECU21は、舵角センサ17の検出信号から取得されるステアリング舵角の情報に基づき、該ステアリング舵角に応じた操舵のアシストトルクが得られるようにするためのステアリング指示電流値を求め、該指示電流値に基づき電動モータ42を駆動する。これにより、運転者による操舵をアシストするパワーステアリング制御が実現される。
なお、運転者は、運転支援制御部13による操舵制御の実行時においても操舵操作を行うことが可能とされているが、このように操舵制御中に手動操舵が行われた際には、操舵ECU21において運転支援制御部13からのステアリング指示電流値と上記のように求められたパワーステアリング制御のためのステアリング指示電流値とが合算され、合算された電流値に基づいて電動モータ42が駆動される。
ステアリング機構30は、ステアリング軸32が、図示しない車体フレームにステアリングコラム33を介して回動自在に支持されている。ステアリング軸32の一端は運転席側に延出され、このステアリング軸32の一端部には、ステアリングホイール34が取り付けられている。ステアリング軸32の他端はエンジンルーム側に延出され、このステアリング軸32の他端部にはピニオン軸35が連結されている。
エンジンルームには、車幅方向へ延出するステアリングギヤボックス36が配設され、このステアリングギヤボックス36には、ラック軸37が往復移動自在に挿通支持されている。ラック軸37の途中にはラック(図示せず)が設けられ、このラックに対し、ピニオン軸35に設けられたピニオン(図示せず)が噛合することにより、ラックアンドピニオン式のステアリングギヤ機構が構成されている。
表示部22は、例えばマイクロコンピュータによる表示制御ユニットと表示デバイスを包括的に示している。表示デバイスとは、例えば運転者の前方に設置されたメータパネル内に設けられるスピードメータやタコメータ等の各種メータやMFD(Multi Function Display)、その他運転者に情報提示を行うためのデバイスである。表示部22では、操舵支援に関しては、警告表示や操舵制御の作動/停止を運転者に知覚させるための表示が行われる。
図3は、運転支援制御部13の処理により実現される機能のうち、目標操舵角θTGの算出に係る機能を抽出して示した機能ブロック図である。
図3に示されるように、運転支援制御部13は、機能ブロックとして不感帯フィルタ13aと目標操舵角算出部13bとを備えている。不感帯フィルタ13aには、画像処理部12で算出された横位置偏差xの値が入力される。不感帯フィルタ13aは、入力信号の変化量に対する不感帯をもつフィルタであり、具体的なフィルタ特性については後述する。
なお以下、不感帯フィルタ13aへの横位置偏差xの入力値を「入力値Sin」と表記し、不感帯フィルタ13aによる出力値、すなわちフィルタリングされた横位置偏差xの値を「出力値Sout」と表記する。
増加側閾値THiは不感帯の上限値を規定する閾値、減少側閾値THdは不感帯の下限値を規定する閾値であり、これら増加側閾値THi、減少側閾値THdは横位置偏差xの各取得タイミングにおいて入力値Sinと比較され、出力値Soutとして入力値Sinを出力するか、又は前回の出力値Soutのまま維持するかの判定に用いられる。
また、増加側閾値THiは、上記のように時点tn−1における入力値Sin−(n−1)がその時点での減少側閾値THdを下回って減少側閾値THdが入力値Sin−(n−1)に更新された場合においては、該入力値Sin−(n−1)に対して不感帯幅Dを加算した値に更新される。換言すれば、時点tn−1で更新された減少側閾値THdに不感帯幅Dを加算した値に更新される。
また、減少側閾値THdは、上記のように時点tn−1における入力値Sin−(n−1)がその時点での増加側閾値THiを上回って増加側閾値THiが入力値Sin−(n−1)に更新された場合に、該入力値Sin−(n−1)から不感帯幅Dを減じた値に更新される。換言すれば、時点tn−1で更新された増加側閾値THiから不感帯幅Dを減じた値に更新される。
例えば、時点t1の取得タイミングでは、該時点t1における入力値Sin(Sin−1とする)と、直前の取得タイミング(時点t0とする)の入力値Sin(Sin−0とする)と同値とされた増加側閾値THi−0とが比較される。「Sin−1>Thi−0」であるため、時点t1では出力値Soutとして入力値Sin−1が出力される。
続く時点t2では、該時点t2の入力値Sin(Sin−2とする)と、入力値Sin−1と同値とされた増加側閾値THi−1とが比較され、「Sin−2>THi−1」であるため該時点t2の出力値Soutは入力値Sin−1が出力される。
以降、入力値Sinの増加が継続する時点t6までの各取得タイミングにおいても、同様に出力値Soutの入力値Sinへの追従、及び増加側閾値THiの更新が繰り返される。
なお、時点t1〜時点t6では増加側閾値THiの更新と共に減少側閾値THdの更新(その時点での入出値Sin−D)も行われるが、図中では図示の都合から、時点t1〜t5のそれぞれに対応した減少側閾値THdの図示は省略している。
以降の時点t8〜t10においても、同様に入力値Sinは増加側閾値THiを上回らず、減少側閾値THdを下回りもしないので、出力値Soutは前回の出力値Soutのまま維持され、また増加側閾値THi、減少側閾値THdが更新されることもない。
次の時点t12でも、入力値Sin(Sin−12とする)が減少側閾値THdを下回ったことに応じて、出力値Soutとして入力値Sin−12が出力され、また減少側閾値THdが入力値Sin−12に更新され(図中THd−12と表記)、増加側閾値THiは該入力値Sin−12に不感帯幅Dを加算した値に更新される(図中THi−12と表記)。
時点t18のように入力値Sinが増加側閾値THiを上回ったことに応じ、出力値Soutは入力値Sinに追従し、また増加側閾値THi、減少側閾値THdも入力値Sinに応じて更新される。
図5は、上記により説明した第1の実施の形態の不感帯フィルタ13aを実現するために実行されるべき具体的な処理の手順を示している。
なお、図5に示す処理は、運転支援制御部13が例えば内蔵するROM等の所定の記憶装置に記憶されたプログラムに基づき実行するものである。図5に示す処理は、例えば追従操舵制御の開始に応じて、画像処理部12からの横位置偏差xの取得周期で繰り返し実行される。
ここで、不感幅hDは、不感帯幅Dを設定するためのパラメータであり、以降の説明でも明らかとなるように「不感帯幅D=不感幅hD×2」となるものである。
これらの点より、自車速vの値が小さい場合には不感帯の幅を広くし、自車速vの値が大きい場合には不感帯の幅を狭くすることが望ましい。
ここでは、0km/h〜60km/hまでの10km/h刻みによる基準速度ごとに、車間距離zに対する不感幅hDの特性カーブが設定された例を示している。
運転支援制御部13は、ステップS101で取得した自車速vに最も近い基準速度の特性カーブに基づき、対応する不感幅hDを求める。このとき、自車速vが何れの基準速度にも一致しない場合には、例えば、最も近い基準速度の特性カーブを該基準速度と自車速vとの差に応じて補正し、補正後の特性カーブに基づき対応する不感幅hDを求める。
ここで、停車直前から停車、また停車から発進直後のシーンでとり得る車間距離z、例えば0m≦車間距離z≦10mの状態において、先行車両に追従するための操舵をしてしまうと、運転者が違和感を抱き易くなる。このため本例では、例えば0m≦車間距離z≦10mの状態では不感幅hDを広くする傾向とすることで、不要な操舵を抑制して運転者の違和感緩和を図っている。
このように、入力値Sinが増加側閾値THiを上回った場合は、出力値Soutが入力値Sinに追従する。また、中間変数Tが入力値Sinから不感幅hDを減じた値に更新される。
このようにして、入力値Sinが増加側閾値THiを上回った場合は、次回の処理時において出力値Soutを入力値Sinに追従させるか否かの判定にあたりステップS104、S103で用いられる閾値として、それぞれ「前回の入力値Sin」、「前回の入力値Sin−2hD」による閾値が設定される。この点からも理解されるように、ステップS104における「T+hD」は増加側閾値THi、ステップS103における「T−hD」は減少側閾値THdとして機能するものである。また、不感幅hDと不感帯幅Dの関係は「D=2hD」である。
このように、入力値Sinが減少側閾値THdを下回った場合は、出力値Soutが入力値Sinに追従する。また、この場合は中間変数Tが入力値Sinに不感幅hDを加算した値に更新される。
このようにして、入力値Sinが減少側閾値THdを下回った場合は、次回の処理時において出力値Soutを入力値Sinに追従させるか否かの判定にあたりステップS103、S104で用いられる閾値として、それぞれ「前回の入力値Sin」、「前回の入力値Sin+2hD」による閾値が設定される。この点からも、ステップS104における「T+hD」は増加側閾値THi、ステップS103における「T−hD」は減少側閾値THdとして機能するものであることが分かる。
図7を参照して分かるように、不感帯フィルタ13aによれば、入力信号(図中細線)の揺らぎ成分に対する出力信号(図中太線)の追従が抑制されて、出力信号における不要なばたつきが抑えられていることが確認できる。また、このようなばたつきの抑制が図られつつ、入力信号に対する位相遅れが抑制されていることも確認できる。
[2-1.第2の実施の形態の不感帯フィルタ]
続いて、第2の実施の形態の操舵支援制御装置について説明する。
第2の実施の形態において、車載システム1の構成は、運転支援制御部13に代えて運転支援制御部13’が設けられる点が異なるのみであり、重複部分については説明を省略する。
図8に示されるように、運転支援制御部13’は、機能ブロックとして不感帯フィルタ13a’と目標操舵角算出部13bとを備えている。図示するように不感帯フィルタ13a’に入力される横位置偏差xの値は入力値Sin、フィルタリングされた横位置偏差xの値は出力値Soutと表記する。
目標操舵角算出部13bは、画像処理部12からの車間距離zと不感帯フィルタ13a’による出力値Soutとを入力し、前述した[式1]により目標操舵角θTGを算出する。
この点から理解されるように、図示の両矢印の範囲、すなわちアクティブグリッドに対し入力値Sinの減少方向に隣接する仮想グリッドGの上限値Iuから、アクティブグリッドに対し入力値Sinの増加方向に隣接する仮想グリッドGの下限値Idまでの範囲は、不感帯として機能する。このため、図中では該両矢印の幅を不感帯幅Dと表記している。
図10のフローチャートを参照して、第2の実施の形態の不感帯フィルタ13a’を実現するために実行されるべき具体的な処理の手順を説明する。
なお、図10に示す処理は、運転支援制御部13’が例えば内蔵するROM等の所定の記憶装置に記憶されたプログラムに基づき実行するものであり、例えば追従操舵制御の開始に応じて、画像処理部12からの横位置偏差xの取得周期で繰り返し実行される。
アクティブグリッドを設定中でなければ、運転支援制御部13’はステップS202に進み、入力値Sinに応じた仮想グリッドGをアクティブグリッドに設定する。該ステップS202では、入力値Sinが何れかの仮想グリッドGの幅内に得られていれば該仮想グリッドGをアクティブグリッドに設定する。入力値Sinが仮想グリッドG間の緩衝帯に得られた場合は、例えば直近の仮想グリッドGをアクティブグリッドに設定する等、予め定められた規則に従って入力値Sinに応じたアクティブグリッドを設定する。
さらに、続くステップS203で運転支援制御部13’は、出力値Soutとして設定したアクティブグリッドの代表値Icを出力し、図10に示す処理を終える。
ステップS205で入力値Sinが前回から減少していないと判定した場合(つまり前回と同値である場合)、運転支援制御部13’はステップS206で出力値Soutとして前回の出力値Soutを出力し、図10に示す処理を終える。
入力値Sinが該下限値Idを上回っていないと判定した場合、運転支援制御部13’は先のステップS206に進んで出力値Soutとして前回の出力値Soutを出力する。すなわち、設定中のアクティブグリッドの代表値Icが出力される。
この場合、自車速vや車間距離zの変化に応じて仮想グリッドGの配置間隔や上限値Iu、下限値Idを更新した際には、設定中であったアクティブグリッドを無効化し、更新後の各仮想グリッドGを基準として、先のステップS202と同様の処理によりアクティブグリッドを新たに設定し直せばよい。
以上で説明してきたように、実施の形態の操舵支援制御装置は、センサ(撮像部11L、11R)による検出信号に基づき自車両と操舵追従対象との横方向位置偏差を算出する位置偏差算出部(画像処理部12)と、入力信号の変化量に対する不感帯をもつ不感帯フィルタ(同13a、13a’)と、不感帯フィルタによりフィルタリングされた横方向位置偏差に基づき、操舵についての制御目標値を算出する目標値算出部(目標操舵角算出部13b)と、制御目標値に基づき操舵機構を駆動する操舵駆動部(操舵ECU21)とを備えている。
従って、制御に伴い自車両がふらつくことによる運転者の違和感の緩和を、位相遅れに起因した追従性能の低下抑制を図りつつ実現することができる。
従って、追従性能の低下抑制と、横方向位置偏差の揺らぎ抑制による運転者の違和感緩和との両立がバランス良く図られるようにすることができる。
従って、追従性能の低下抑制と、横方向位置偏差の揺らぎ抑制による運転者の違和感緩和との両立がバランス良く図られるようにすることができる。
従って、追従性能の低下抑制を図りつつ、制御に伴い自車両がふらつくことによる運転者の違和感の緩和を図ることができる。
なお、本発明は上記により説明した具体例に限定されず、各種の変形例が考えられる。
例えば、上記では、操舵追従対象が先行車両とされた例を挙げたが、本発明は、例えば自車進行路の車線、或いは自車進行路の中央位置等、先行車両以外を操舵追従対象とする場合にも好適に適用できる。
ここで、GPSセンサによる位置検出結果に基づき横方向位置偏差を求める手法としては、例えば操舵追従対象が先行車両である場合には、自車両位置を自車両に設けられたGPSセンサで検出し、先行車両位置については該先行車両に設けられたGPSセンサによる位置検出情報を車車間通信により取得し、それらの位置情報に基づき算出する手法を挙げることができる。或いは、操舵追従対象が自車進行路の車線や車線間の中央位置(走行レーンの中央位置)とされる場合には、自車両位置を自車両に設けられたGPSセンサで検出し、車線位置や上記中央位置を自車両位置に基づき地図情報から取得し、これら取得した位置情報に基づき横方向位置偏差を算出する手法を挙げることができる。
Claims (5)
- センサによる検出信号に基づき自車両と操舵追従対象との横方向位置偏差を算出する位置偏差算出部と、
入力信号の変化量に対する不感帯をもつ不感帯フィルタと、
前記不感帯フィルタによりフィルタリングされた前記横方向位置偏差に基づき、操舵についての制御目標値を算出する目標値算出部と、
前記制御目標値に基づき操舵機構を駆動する操舵駆動部と、を備える
操舵支援制御装置。 - 前記操舵追従対象としての先行車両と前記自車両との車間距離を算出する車間距離算出部を備え、
前記不感帯フィルタは、前記車間距離に応じて前記不感帯の幅を可変設定する
請求項1に記載の操舵支援制御装置。 - 前記自車両の速度を自車速として検出する車速センサを備え、
前記不感帯フィルタは、前記自車速に応じて前記不感帯の幅を可変設定する
請求項1又は請求項2に記載の操舵支援制御装置。 - 前記不感帯フィルタは、
前記入力信号の値が増加又は減少から減少又は増加に転じたことを契機に、該転じた方向側に幅を有する前記不感帯を作用させる共に、前記入力信号の値が前記不感帯から逸脱し連続して増加又は減少する場合には、出力信号を前記入力信号に追従させる
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の操舵支援制御装置。 - 前記横方向位置偏差についての下限値と上限値とによりそれぞれ幅が定められた複数の仮想グリッドが、前記横方向位置偏差の値の軸上に所要間隔で配列されるように設定されており、
前記不感帯フィルタは、
複数の前記仮想グリッドのうちその幅内に前記横方向位置偏差の入力値が得られた前記仮想グリッドをアクティブグリッドとして設定し、アクティブグリッドを設定した以降は、入力値の変化に伴い別の前記仮想グリッドをアクティブグリッドとして設定するまでの間、前記横方向位置偏差の出力値を設定中のアクティブグリッドに対応して定められた値で維持する
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の操舵支援制御装置。
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