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JP2017061276A - ウインドシールド及びブラケット - Google Patents

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JP2017061276A
JP2017061276A JP2015188636A JP2015188636A JP2017061276A JP 2017061276 A JP2017061276 A JP 2017061276A JP 2015188636 A JP2015188636 A JP 2015188636A JP 2015188636 A JP2015188636 A JP 2015188636A JP 2017061276 A JP2017061276 A JP 2017061276A
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中川 雅文
Masafumi Nakagawa
雅文 中川
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

【課題】ステレオカメラの各撮影装置を正確に設置することを可能にする技術を提供する。【解決手段】本発明の一側面に係るウインドシールドでは、ステレオカメラを構成する複数の撮影画像をガラス板に取り付けるために、板状の基部、前記基部に設けられ、前記複数の撮影装置それぞれが車外の状況を撮影可能なように、前記複数の撮影装置それぞれが取り付けられる撮影装置取付部、及び前記基部に設けられ、所定の接着部材によって前記ガラス板の車内側の面に接着される接着部、を備える金属製のブラケットが用いられる。【選択図】図4

Description

本発明は、ウインドシールド及びブラケットに関する。
近年、様々な状況を検知するため、自動車の車内には、カメラ、センサ等の車外の情報を取得するための情報取得装置が設置されるようになってきている。車内に設置される情報取得装置は、基本的には、ブラケットを介してウインドシールドに取り付けられる。このような場面で利用可能なブラケットの一例として、例えば、特許文献1には、カメラ及びセンサを担持可能なキャリアプレートが提案されている。
特許文献1で開示されるキャリアプレートはプラスチックで製造され、そのプラスチックにはガラス添加材料が混ぜられている。これによって、特許文献1によれば、ウインドウとキャリアプレートとの間の熱膨張率の違いを低減することができ、ウインドウ上でキャリアプレートを動かないように固定することができる。
特開2013−151291号公報
最近では、車内に設置する情報取得装置の種類が増えてきており、その一例として、ステレオカメラを搭載した自動車が登場し、実用化されるに至っている。ステレオカメラは、複数の撮影装置(通常、2台の撮影装置)により構成され、視差の生じた複数の画像を取得することができる。そのため、このステレオカメラによれば、車外の対象物との距離を測定することができる。しかしながら、本件発明者は、このようなステレオカメラを従来のブラケットでウインドシールドに取り付けた場合に、次のような問題点が生じることを見出した。
すなわち、一般的に、ウインドシールドのガラス板は面直方向に湾曲しており、従来のブラケットはプラスチック等の樹脂製で構成される。そのため、従来のブラケットは、剛性が低く、ガラス面の湾曲に応じて変形した状態で、当該ガラス面に接着される。しかしながら、ガラス板の湾曲形状には、個々のガラス板間及び同一のガラス板内で、ばらつきがある。特に、自重曲げ加工は成形精度が低く、自重曲げ加工で形成されたガラス板には寸法誤差が生じやすい。
そのため、樹脂製のブラケットを介してステレオカメラの各撮影装置をウインドシールドに取り付けると、寸法誤差のあるガラス板の湾曲に応じたブラケットの変形により、各撮影装置の設置位置が規定の位置からずれてしまう可能性がある。すなわち、ステレオカメラを構成する各撮影装置を正確に設置することができず、個々のウインドシールドに取り付けたステレオカメラ間で、複数の撮影装置の間の距離が相違してしまう可能性がある。
ステレオカメラを構成する各撮影装置の設置位置が規定の位置からずれてしまうと、得られた複数の画像内で生じる視差も、各撮影装置が規定の位置に設置された場合に本来得られる視差と相違してしまう。そのため、この視差から推定される対象物までの距離も、本来の距離から相違してしまう。すなわち、従来のブラケットでは、ステレオカメラの各撮影装置を正確に設置することができず、これにより、車外の対象物までの距離を精度よく測定することができなくなってしまうという問題点が生じることを本件発明者は見出した。
本発明は、一側面では、これらの問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、ステレオカメラの各撮影装置を正確に設置することを可能にする技術を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係るウインドシールドは、視差の生じた複数の画像を取得可能に、互いに離間した複数の撮影装置を有するステレオカメラを配置可能な自動車のウインドシールドであって、面直方向に湾曲したガラス板と、板状の基部、前記基部に設けられ、前記複数の撮影装置それぞれが車外の状況を撮影可能なように、前記複数の撮影装置それぞれが取り付けられる撮影装置取付部、及び前記基部に設けられ、所定の接着部材によって前記ガラス板の車内側の面に接着される接着部、を備えるブラケットと、を備え、前記ブラケットは金属製で構成される。
当該構成に係るウインドシールドでは、面直方向に湾曲したガラス板にブラケットが接着され、ステレオカメラの各撮影装置は当該ブラケットに取り付けられる。すなわち、当該構成では、ブラケットを介して、ステレオカメラの各撮影装置が当該ウインドシールドに配置される。
ここで、当該構成に係るブラケットは金属製で構成される。そのため、当該構成に係るブラケットは剛性が高く、殆ど変形しないように構成することができる。つまり、当該構成では、ブラケットがガラス面の湾曲形状に追従して変形することなく、そのままの形状で(または、ほとんど変形のない状態で)、当該ブラケットをガラス板に接着させることができる。したがって、当該構成によれば、ステレオカメラの各撮影装置の設置位置はガラス板の湾曲形状の寸法誤差に左右されないため、ステレオカメラの各撮影装置を正確に設置することができる。
また、上記一側面に係るウインドシールドの別の形態として、前記接着部は、前記基部の所定の3箇所に設けられてよい。
ガラス板とブラケットとの接着を1箇所又は2箇所で行った場合には、ブラケットに取り付けるステレオカメラ等の重量を支持するのに十分な接着強度を確保できない可能性がある。
一方、ガラス板とブラケットとの接着を4箇所以上で行った場合には、ブラケットには4箇所以上の接着部が設けられ、各接着部を結んだ平面は、基本的には、四角形以上の多角形となる。この各接着部を結んだ多角形の平面は、ガラス板の表面形状を限定する。すなわち、この多角形の平面のいずれかの頂点が湾曲したガラス面に接することができなければ、その頂点に対応する接着部がガラス板に接することができなくなってしまう。そのため、ブラケットを配置する既定の位置では、ガラス面の表面形状は、ブラケットの各接着部を結んだ多角形の平面に対応するように形成されることになる。
しかしながら、上記のとおり、ガラス板の湾曲形状には寸法誤差が生じ得る。ガラス板の湾曲形状に寸法誤差が生じると、各接着部を結んだ多角形が湾曲したガラス面に接することができなくなる、換言すると、プラケットのいずれかの接着部とガラス板との間に隙間が生じてしまう可能性がある。これによって、ブラケットをガラス板に接着する際に、ブラケットががたついてしまい、ブラケットをガラス板に正確に配置できない可能性が生じてしまう。
これに対して、当該構成では、接着部は3箇所に設けられる。そのため、接着部を1箇所又は2箇所に設ける場合に比べて、当該構成によれば、ブラケットに取り付けるステレオカメラ等の重量を支持するのに十分な接着強度を容易に確保することができる。また、当該構成では、各接着部が同一線上に並ぶ場合を除き、各接着部を結んだ平面は、三角形であるため、接着部を4箇所以上設ける場合に比べてガラス板の表面形状を限定しない。そのため、当該構成によれば、ブラケットを安定的にガラス板に接着させることができる。したがって、当該構成によれば、ブラケットに取り付けるステレオカメラ等の重量を支持するのに十分な接着強度を確保しつつ、当該ブラケットを安定的にガラス板に接着させることができる。
また、上記一側面に係るウインドシールドの別の形態として、前記接着部は、前記基部の右側辺部の上端付近、左側辺部の上端付近、及び下辺部の中央付近の3箇所に設けられてよい。当該構成によれば、各接着部は互いに適度に離間して配置されるため、ブラケットにかかる荷重を各接着部に適切に分散させることができる。したがって、本実施形態によれば、ブラケットをガラス板により安定的に接着させることができる。
また、上記一側面に係るウインドシールドの別の形態として、前記接着部は、前記基部から面直方向の前記ガラス板側に突出するように、凸状に形成されてよい。当該構成によれば、接着部がガラス板の方に突出しているため、ブラケットの接着部以外の領域がガラス板に極力接触しないようにすることができる。そのため、金属製であるブラケットがガラス板に傷を付けてしまう可能性を低減することができる。
また、上記一側面に係るウインドシールドの別の形態として、前記所定の接着部材は、前記ブラケットの前記接着部と前記ガラス板の車内側の面との接着の厚みを調節可能に構成されてよい。当該構成によれば、ガラス板におけるブラケットの設置位置及び設置角度を微調整することができ、これによって、ステレオカメラの各撮影装置をより正確に設置することが可能になる。
また、上記一側面に係るウインドシールドの別の形態として、前記ガラス板は、自重曲げ加工製であってよい。上記のとおり、自重曲げ加工製のガラス板では、ガラス面の湾曲形状に寸法誤差が生じやすい。したがって、このような自重曲げ加工製のガラス板で、従来の樹脂製のブラケットを利用した場合には、ステレオカメラの各撮影装置を正確に設置することができない可能性が高くなってしまう。これに対して、当該構成によれば、金属製のブラケットを利用することで、自重曲げ加工製のガラス板であっても、ステレオカメラの各撮影装置を正確に設置することが可能になる。すなわち、当該構成に係るウインドシールドのブラケットは、自重曲げ加工製のガラス板を利用する場面で、非常に有益な効果を発揮する。
また、本発明の一側面に係るブラケットは、視差の生じた複数の画像を取得可能に、互いに離間した複数の撮影装置を有するステレオカメラを、自動車のウインドシールドの、面直方向に湾曲したガラス板に取り付けるためのブラケットであって、板状の基部と、前記基部に設けられ、前記複数の撮影装置それぞれが車外の状況を撮影可能なように、前記複数の撮影装置それぞれが取り付けられる撮影装置取付部と、前記基部に設けられ、所定の接着部材によって前記ガラス板の車内側の面に接着される接着部と、を備え、金属製で構成される。当該構成に係るブラケットによれば、上記の理由により、ステレオカメラの各撮影装置を正確に設置することができる。
本発明によれば、ステレオカメラの各撮影装置を正確に設置することができる。
図1は、実施の形態に係るウインドシールドを車内側からみた状態を模式的に例示する。 図2は、実施の形態に係るウインドシールドを模式的に例示する側面図である。 図3は、実施の形態に係るガラス板を模式的に例示する。 図4は、実施の形態に係るブラケットを模式的に例示する。 図5は、図4のA−A線の断面を模式的に例示する。 図6は、実施の形態に係るガラス板の製造工程を模式的に例示する。 図7は、他の形態に係るブラケットを模式的に例示する。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
§1 構成例
最初に、図1及び図2を用いて、本実施形態に係るウインドシールドの構成を説明する。図1は、本実施形態に係るウインドシールド1を車内側からみた状態を模式的に例示する。また、図2は、本実施形態に係るウインドシールド1を模式的に例示する断面図である。
なお、図1及び図2では、説明の便宜のため、x軸、y軸及びz軸を用いて各方向を例示している。ここでは、z軸方向が地面に対して垂直な方向に相当し、z軸の正の向きが鉛直上向きに相当する。また、xy平面は地面に対して水平な面に相当し、x軸方向及びy軸方向はそれぞれ地面に対して水平な方向に相当する。以下では、z軸正の方向及び負の方向をそれぞれ「上」及び「下」と称し、x軸正の方向及び負の方向をそれぞれ「右」及び「左」と称し、y軸正の方向及び負の方向をそれぞれ「前」及び「後」と称することとする。図3以降も各方向を同様に称する。
図1及び図2に例示されるように、本実施形態に係るウインドシールド1は、面直方向(図中のy軸方向)に湾曲した略台形状のガラス板2と、当該ガラス板2の上辺部中央付近に接着されるブラケット3と、を備えている。このブラケット3には、視差の生じた2枚の画像を同時に取得可能なように、互いに離間して配置される2つの撮影装置(41、42)を有するステレオカメラ4が取り付けられる。これにより、本実施形態に係るウインドシールド1は、ステレオカメラ4を配置可能に構成されている。以下、各構成要素について説明する。
[ガラス板]
まず、図3を更に用いて、ガラス板2について説明する。図3は、本実施形態に係るガラス板2を車内側からみた状態を模式的に例示する。図1〜図3に例示されるように、本実施形態に係るガラス板2は、略台形状に形成されており、面直方向(図中のy軸方向)に湾曲している。具体的には、ガラス板2は、車内側の面24が凹となり、車外側の面25が凸となるように、周縁から中央部にかけて湾曲した形状に形成されている。
図2に例示されるように、このガラス板2は、車外側に配置される外側ガラス板21と車内側に配置される内側ガラス板22とを樹脂製の中間膜23を介して互いに接合した合わせガラスとして構成されている。また、図1及び図3に例示されるように、この合わせガラスを構成する内側ガラス板22の周縁には、車外からの視野を遮蔽する遮蔽層26が設けられている。ガラス板2の各構成要素について、以下、説明する。
<外側ガラス板及び内側ガラス板>
まず、外側ガラス板21及び内側ガラス板22について説明する。外側ガラス板21及び内側ガラス板22それぞれには、公知のガラス板を用いることができる。例えば、外側ガラス板21及び内側ガラス板22はそれぞれ、熱線吸収ガラス、クリアガラス、グリーンガラス、UVグリーンガラス等であってよい。
ただし、外側ガラス板21及び内側ガラス板22はそれぞれ、自動車の使用される国の安全規格に沿った可視光線透過率を実現するように構成される。例えば、外側ガラス板21によって所望の日射吸収率を確保し、内側ガラス板22によって可視光線透過率が安全規格を満たすように調整することもできる。以下に、外側ガラス板21及び内側ガラス板22を構成可能なガラスの組成の一例として、クリアガラスの組成の一例と、熱線吸収ガラス組成の一例を示す。
(クリアガラス)
SiO2:70〜73質量%
Al23:0.6〜2.4質量%
CaO:7〜12質量%
MgO:1.0〜4.5質量%
2O:13〜15質量%(Rはアルカリ金属)
Fe23に換算した全酸化鉄(T−Fe23):0.08〜0.14質量%
(熱線吸収ガラス)
熱線吸収ガラスの組成は、例えば、クリアガラスの組成を基準として、Fe23に換算した全酸化鉄(T−Fe23)の比率を0.4〜1.3質量%とし、CeO2の比率を0〜2質量%とし、TiO2の比率を0〜0.5質量%とし、ガラスの骨格成分(主に、SiO2やAl23)をT−Fe23、CeO2およびTiO2の増加分だけ減じた組成とすることができる。
本実施形態に係る合わせガラスの厚みは特に限定されないが、軽量化の観点からは、外側ガラス板21及び内側ガラス板22の厚みの合計を、2.4〜4.6mmとすることが好ましく、2.6〜3.8mmとすることがさらに好ましく、2.7〜3.2mmとすることが特に好ましい。このように、軽量化のためには、外側ガラス板21及び内側ガラス板22の合計の厚みを小さくすればよい。外側ガラス板21及び内側ガラス板22それぞれの厚みは特に限定されないが、例えば、以下のように、外側ガラス板21及び内側ガラス板22それぞれの厚みを決定することができる。
すなわち、外側ガラス板21は、主として、小石等の飛来物等の衝撃に対する耐久性及び耐衝撃性が求められる。他方、外側ガラス板21の厚みを大きくするほど重量が増し好ましくない。この観点から、外側ガラス板21の厚みは、1.8〜2.3mmとすることが好ましく、1.9〜2.1mmとすることがさらに好ましい。何れの厚みを採用するかは、実施の形態に応じて適宜決定することができる。
また、内側ガラス板22の厚みは、外側ガラス板21の厚みと同等にすることができるが、例えば、合わせガラスの軽量化のために、外側ガラス板21よりも厚みを小さくすることができる。具体的には、ガラスの強度を考慮すると、内側ガラス板22の厚みは、0.6〜2.0mmであることが好ましく、0.8〜1.6mmであることがさらに好ましく、1.0〜1.4mmであることが特に好ましい。更には、内側ガラス板22の厚みは、0.8〜1.3mmであることが好ましい。内側ガラス板22についても、何れの厚みを採用するかは、実施の形態に応じて適宜決定することができる。
<中間膜>
次に、外側ガラス板21及び内側ガラス板22を接合する中間膜23について説明する。中間膜23は、実施の形態に応じて種々の構成が可能であり、例えば、軟質のコア層を、これよりも硬質の一対のアウター層で挟持した3層構造で構成することができる。このように中間膜23を軟質の層及び硬質の層の複数層で構成することによって、ウインドシールド1の耐破損性能及び遮音性能を高めることができる。
また、中間膜23の材料は、特に限定されなくてよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、中間膜23を上記のように硬さの異なる複数の層で構成する場合、硬質のアウター層には、ポリビニルブチラール樹脂(PVB)を用いることができる。このポリビニルブチラール樹脂(PVB)は、外側ガラス板21及び内側ガラス板22それぞれとの接着性及び耐貫通性に優れるため、アウター層の材料として好ましい。また、軟質のコア層には、エチレンビニルアセテート樹脂(EVA)、又はアウター層に利用するポリビニルブチラール樹脂よりも軟質のポリビニルアセタール樹脂を用いることができる。
なお、一般的に、ポリビニルアセタール樹脂の硬度は、(a)出発物質であるポリビニルアルコールの重合度、(b)アセタール化度、(c)可塑剤の種類、(d)可塑剤の添加割合などにより制御することができる。したがって、(a)〜(d)の少なくともいずれかの条件を適切に調整することにより、アウター層に用いる硬質のポリビニルアセタール樹脂とコア層に用いる軟質のポリビニルアセタール樹脂とを作製してもよい。
更に、アセタール化に用いるアルデヒドの種類、複数種類のアルデヒドによる共アセタール化か単種のアルデヒドによる純アセタール化によって、ポリビニルアセタール樹脂の硬度を制御することができる。一概には言えないが、炭素数の多いアルデヒドを用いて得られるポリビニルアセタール樹脂ほど、軟質となる傾向がある。したがって、例えば、アウター層がポリビニルブチラール樹脂で構成されている場合、コア層には、炭素数が5以上のアルデヒド(例えばn−ヘキシルアルデヒド、2−エチルブチルアルデヒド、n−へプチルアルデヒド、n−オクチルアルデヒド)、をポリビニルアルコールでアセタール化して得られるポリビニルアセタール樹脂を用いることができる。
また、中間膜23の総厚は、実施の形態に応じて適宜設定可能であり、例えば、0.3〜6.0mmとすることができ、0.5〜4.0mmであることが好ましく、0.6〜2.0mmであることが更に好ましい。例えば、コア層とコア層を挟持する一対のアウター層との3層構造で中間膜23を構成する場合、コア層の厚みは、0.1〜2.0mmであることが好ましく、0.1〜0.6mmであることがさらに好ましい。一方、各アウター層の厚みは、コア層の厚みよりも大きいことが好ましく、具体的には、0.1〜2.0mmであることが好ましく、0.1〜1.0mmであることがさらに好ましい。
このような中間膜23の製造方法は特には限定されないが、例えば、上述したポリビニルアセタール樹脂等の樹脂成分、可塑剤及び必要に応じて他の添加剤を配合し、均一に混練りした後、各層を一括で押出し成型する方法、この方法により作成した2つ以上の樹脂膜をプレス法、ラミネート法等により積層する方法が挙げられる。プレス法、ラミネート法等により積層する方法に用いる積層前の樹脂膜は単層構造でも多層構造でもよい。また、中間膜23は、上記のような複数の層で形成する以外に、1層で形成することもできる。
<遮蔽層>
次に、ガラス板2の周縁部に設けられる遮蔽層26について説明する。図2に例示されるように、本実施形態では、遮蔽層26は、内側ガラス板22の車内側の面24上に積層されている。
図3に例示されるように、本実施形態に係る遮蔽層26は、ガラス板2の周縁部に沿う周縁領域261と、ガラス板2の上辺部から下方に矩形状に突出した突出領域262と、に分けることができる。周縁領域261は、ガラス板2の周縁部からの光の入射を遮蔽する。突出領域262は、車内に配置されるステレオカメラ4を車外から見えないようにする。
ただし、ステレオカメラ4の各撮影装置(41、42)の撮影範囲を遮蔽層26(突出領域262)が遮蔽してしまうと、各撮影装置(41、42)は、車外前方の状況を撮影することができなくなってしまう。そこで、本実施形態に係る遮蔽層26の突出領域262には、各撮影装置(41、42)の位置に対応して、互いに左右方向に離間して配置された2つの略台形状の撮影窓(263、264)が設けられている。
具体的には、各撮影窓(263、264)は、遮蔽層26を構成するセラミック等の材料が積層されていない領域である。各撮影窓(263、264)は、例えば、JIS R 3211で定められるように、可視光の透過率が70%以上になるように構成される。なお、この透過率は、JIS R 3212(3.11 可視光透過率試験)で定められているように、JIS Z 8722に規定された分光測定法によって測定することができる。
一方、ガラス板2における、遮蔽層26より面方向内側の領域は、遮蔽層26の形成されない非遮蔽領域27である。運転者及び助手席に座る同行者は、この非遮蔽領域27を介して車外の交通状況を確認する。そのため、ガラス板2の非遮蔽領域27は、少なくとも車外の交通状況を目視可能な程度に可視光の透過率を有するように構成される。
なお、遮蔽層26を構成する材料は、車外からの視野を遮蔽可能であれば、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。遮蔽層26を構成する材料として、例えば、黒色、茶色、灰色、濃紺等の濃色のセラミックを利用することができる。また、遮蔽層26に利用するセラミックには、種々の材料を利用することができる。例えば、以下の組成のセラミックを遮蔽層26に利用することができる。
Figure 2017061276
*1,主成分:酸化銅、酸化クロム、酸化鉄及び酸化マンガン
*2,主成分:ホウケイ酸ビスマス、ホウケイ酸亜鉛
[ブラケット]
次に、図4及び図5を更に用いて、ブラケット3について説明する。図4は、本実施形態に係るブラケット3を模式的に例示する。また、図5は、図4のA−A線の断面を模式的に例示する。図1及び図2に例示されるように、本実施形態に係るブラケット3は、ステレオカメラ4を構成する各撮影装置(41、42)を面直方向に湾曲したガラス板2に取り付けるために利用される。
具体的には、本実施形態に係るブラケット3は、図4に例示されるように、板状の基部31を備えている。基部31の周縁は、上側に位置する上辺部311、上辺部311と上下方向に対向する下辺部312、上辺部311及び下辺部312の右端を連結する右側辺部313、並びに上辺部311及び下辺部312の左端を連結し、右側辺部313と左右方向に対向する左側辺部314で構成されている。
(撮影装置取付部)
基部31の上辺部311の中央付近には、面方向内側に向かって円弧状の窪みが形成されており、この窪みの左右両側には、各撮影装置(41、42)の外装が連結する一対の連結部(321、324)が設けられている。また、両側辺部(313、314)にも、左右方向に対向するように一対の連結部(322、325)が設けられている。更に、下辺部312の左右両端付近にも、一対の連結部(323、326)が設けられている。すなわち、本実施形態では、合計6つの連結部321〜326が基部31に設けられている。
これら6つの連結部321〜326のうち、右側の3つの連結部321〜323は、ステレオカメラ4の右側に配置される撮影装置41を取り付けるための撮影装置取付部を構成している。すなわち、ステレオカメラ4の右側の撮影装置41は、上辺部311、右側辺部313、及び下辺部312にそれぞれ設けられる連結部321〜323に連結することで、ブラケット3に取り付けられる。同様に、左側の3つの連結部324〜326は、ステレオカメラ4の左側に配置される撮影装置42を取り付けるための撮影装置取付部を構成している。
各連結部321〜326は、各撮影装置(41、42)の外装が連結可能なように適宜構成される。例えば、各連結部321〜326の位置に応じて各撮影装置(41、42)の外装に突起部が設けられている場合には、各連結部321〜326は、そのような突起を受け入れ、嵌合可能な凹部として構成されてよい。
また、例えば、各連結部321〜326には、各撮影装置(41、42)を所定の方向から受け入れるように、ばね部材が取り付けられてもよい。また、例えば、各連結部321〜326と各撮影装置(41、42)の外装とをボルトで連結可能なように、各連結部321〜326には、ボルトが溶接されていてもよい。また、例えば、各連結部321〜326と各撮影装置(41、42)の外装とをネジ止め可能なように、各連結部321〜326には、ネジ受けが形成されていてもよい。
なお、各連結部321〜326により各撮影装置(41、42)を取り付けた際に、各撮影装置(41、42)が車外の状況を撮影可能なように、基部31の左右両側にはそれぞれ、右窓部315及び左窓部316が設けられている。具体的には、右窓部315及び左窓部316はそれぞれ、基部31の面直方向に貫通する略台形状の貫通孔である。
右窓部315は、右側の3つの連結部321〜323に撮影装置41を取り付けた状態で、当該撮影装置41の撮影範囲を基部31が遮らないように、基部31の右半分の領域の略中央に配置されている。同様に、左窓部316は、左側の3つの連結部324〜326に撮影装置42を取り付けた状態で、当該撮影装置42の撮影範囲を基部31が遮らないように、基部31の左半分の領域の略中央に配置されている。すなわち、本実施形態では、各窓部(315、316)が適切な位置に設けられていることにより、車外の状況を撮影可能な状態で各撮影装置(41、42)を各撮影装置取付部に取り付けることができる。
(接着部)
また、本実施形態では、ガラス板2との接着のため、基部31の右側辺部313の上端付近、左側辺部314の上端付近、及び下辺部312の中央付近の3箇所に、接着部(331、332、333)が設けられている。
図4に例示されるように、各接着部(331、332、333)は、基部31から面直方向のガラス板2側に突出するように、凸状に形成されている。これにより、ブラケット3は、ガラス板2の車内側の面24にブラケット3を接着した場合に、各接着部(331、332、333)以外の領域がガラス板2の面24に極力接着しないように構成されている。
例えば、ブラケット3の厚みが1.2mm〜1.4mmである場合に、各接着部(331、332、333)は、2.5mm程度の高さ(y軸方向の長さ)を有するように形成される。ただし、各接着部(331、332、333)の高さは、このような例に限定される訳ではなく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。なお、図4では、接着部333が例示されているが、その他の接着部(331、332)も接着部333と同様に形成される。
図3及び図4に例示されるように、各接着部(331、332、333)は、接着剤341及び両面テープ342によって、ガラス板2の車内側の面24に接着される。接着剤341及び両面テープ342は、本発明の「所定の接着部材」に相当する。具体的には、凸状に形成された各接着部(331、332、333)のガラス板2側の面(以下、「接着面」とも称する)は、平坦な矩形状に形成されている。
この接着面には、ブラケット3の面方向内側に接着剤341が塗布され、外側に両面テープ342が貼着される。この状態で、各接着部(331、332、333)をガラス板2の車内側の面24に接触させると、まず、両面テープ342によって、各接着部(331、332、333)が、仮止め状態で、ガラス板2の車内側の面24に接着する。そして、その後、接着剤が固まった段階で、各接着部(331、332、333)とガラス板2の車内側の面24とが完全に接着される。
なお、仮止め状態では、接着剤341は、完全には固まっていないため、各接着部(331、332、333)から流れ出てしまう可能性がある。そこで、本実施形態では、各接着部(331、332、333)の接着面において、両面テープ342が、ブラケット3の面方向外側に配置されている。これにより、両面テープ342の厚みによって、接着剤341が面方向外側に流れるのを規制することができる。すなわち、ブラケット3の面方向外側に両面テープ342を配置することで、接着剤341が、ブラケット3から面方向外側に流れ出して、ガラス板2以外の対象物(例えば、カバー)とブラケット3とを接着するのを防止することができる。
また、本実施形態では、接着剤341及び両面テープ342による接着によって、ブラケット3に搭載したステレオカメラ4等の重量が支持される。そのため、各接着部(331、332、333)の接着面の大きさは、接着剤341及び両面テープ342によって、ステレオカメラ4等を取り付けたブラケット3がガラス板2から外れない程度の接着強度を確保可能なように、実施の形態に応じて適宜設定される。
ただし、ガラス板2の面24は湾曲しているため、接着面を単純に大きくしても、接着に寄与しない部分が生じてしまう。接着面を大きくすると、それだけ、ブラケット3の大型化につながってしまい、車内の外観が損なわれてしまう可能性がある。そこで、各接着部(331、332、333)の接着面の大きさは、接着剤341及び両面テープ342により支持する重量を考慮した上で、不必要に大きくならないように適切に設定されるのが望ましい。この観点から、各接着部(331、332、333)の接着面の大きさは、例えば、30mm×30mm、20mm×30mm、又は10mm×20mmに設定されてよい。
(材料)
以上のように構成されるブラケット3は、ガラス板2に接着し、ステレオカメラ4を取り付けた状態で、ブラケット3が変形しない程度の剛性を有するように、金属製で構成される。ブラケット3の材料には、上記のような剛性を有する金属材が用いられるのが好ましい。例えば、ブラケット3の材料には、ステンレス、鉄、アルミ等の金属板が用いられてもよい。
上記のブラケット3は、ステンレス、鉄、アルミ等平板状の金属板をプレス加工等によって成形することで、作製することができる。各連結部321〜326にばね部材等が部品が取り付けられる場合には、プレス加工等によって成形した後に、各連結部321〜326の領域に各部品が取り付けられる。なお、ブラケット3を構成する金属板には、カチオン電着塗装等が施されていてもよい。また、金属板の厚みは、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、金属板の厚みは、上記のような剛性を確保するために、1.0mm〜2.5mmであってよく、1.5mm〜2.0mmが好ましい。
(その他)
なお、本実施形態に係るブラケット3には、上記の各構成要素の他、基部31の略中央付近に、矩形状の凸部317が設けられる。図4に例示されるように、この凸部317は、車内側、すなわち、各接着部(331、332、333)とは反対方向に突出している。これによって、金属製のブラケット3(基部31)がガラス板2の面24に接触しないようにすることができる。また、このように反対側に突出する凸部317を設けることで、ブラケット3全体の剛性を高めることができ、これにより、ブラケット3の厚みを小さくすることができる。その結果、ブラケット3を軽量化することができる。
[ステレオカメラ]
次に、ステレオカメラ4について説明する。ステレオカメラ4の各撮影装置(41、42)は、車外の状況を撮影可能なように、レンズ系、イメージセンサ等によって適宜構成される。図1に例示されるように、ステレオカメラ4の各撮影装置(41、42)は互いに左右方向に離間して配置されている。そのため、各撮影装置(41、42)によれば、視差の生じた複数の画像を取得することができる。
そして、各撮影装置(41、42)により得られた、視差の生じた複数の画像は、図2に例示されるように、画像処理装置5に送られる。画像処理装置5は、ステレオカメラ4により取得された複数の画像を解析し、被写体と自車との間の距離(以下、「被写体距離」とも記載)、被写体の移動速度、被写体の種別等を解析する。
被写体距離は、公知の解析方法によって、得られた複数の画像内で生じている視差に基づいて推定することができる。また、被写体の移動速度は、被写体距離の時間変化と自車の速度とに基づいて推定することができる。また、被写体の種類は、パターン認識等の公知の画像解析方法によって推定することができる。
画像処理装置5は、そのような画像解析を行い、その結果をユーザ(ドライバ)に提示可能なように、記憶部、制御部、入出力部等を有するコンピュータとして構成される。このような画像処理装置5は、提供されるサービス専用に設計された装置の他、PC(Personal Computer)、タブレット端末等の汎用の装置であってもよい。
§2 製造方法
次に、図6を用いて、本実施形態に係るウインドシールド1の製造方法を説明する。図6は、本実施形態に係るガラス板2の成形工程を模式的に例示する。なお、以下で説明するウインドシールド1の製造方法は一例に過ぎず、各ステップは可能な限り変更されてもよい。また、以下で説明する製造工程について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
まず、図6に例示される成形装置でガラス板2を成形する前に、準備工程として、平板状の外側ガラス板21及び内側ガラス板22を用意する。内側ガラス板22の車内側の面24には、スクリーン印刷等によって、遮蔽層26を構成するセラミックが印刷される。このとき、突出領域262において、セラミックを印刷しない領域を2箇所設けることにより、2つの撮影窓(263、264)を形成することができる。
次に、用意した外側ガラス板21及び内側ガラス板22に中間膜23を挟み込むことで平板状のガラス板20(合わせガラス)を用意し、リング状(枠状)の成形型800に、用意したガラス板20を載置する。この成形型800は搬送台801上に配置されており、成形型800にガラス板20を載置した状態で、搬送台801は、加熱炉802及び徐冷炉803内を順に通過する。
このとき、成形型800はリング状であるため、ガラス板20は周縁部のみが支持された状態で加熱炉802を通過する。そして、加熱炉802内で軟化点温度付近まで加熱されると、平板状のガラス板20は自重によって周縁部よりも内側が下方に湾曲し、曲面状に成形される。これによって、上記のような、面直方向に湾曲したガラス板2が形成される。なお、ガラス板2が、合わせガラスではなく、一枚のガラス板で構成される場合であっても、同様の方法によって成形することができる。
次に、成形されたガラス板2にブラケット3を接着する。具体的には、ブラケット3の各接着部(331、332、333)の接着面に、所定量の接着剤341を塗布し、所定の大きさの両面テープ342を貼着する。そして、ガラス板2の遮蔽層26(突出領域262)にブラケット3が隠れるようにした上で、突出領域262に各接着部(331、332、333)の接着面を接触させることで、ブラケット3をガラス板2に接着する。
このとき、突出領域262の各撮影窓(263、264)にブラケット3の各窓部(315、316)が重なるように、ガラス板2の遮蔽層26上において、ブラケット3の位置決めがなされる。これにより、ブラケット3に取り付けた各撮影装置(41、42)は、各窓部(315、316)及び各撮影窓(263、264)を介して、車外の状況を撮影することができる。なお、ブラケット3は、上記のとおり、平板状の金属板をプレス加工等によって成形することで、作製される。
以上のような工程により、ガラス板2とブラケット3とを備えるウインドシールド1を製造することができる。製造されたウインドシールド1は、自動車に所定の角度で取り付けられる。そして、ウインドシールド1を自動車に取り付けた後、各連結部321〜326を介して、ステレオカメラ4の各撮影装置(41、42)がブラケット3に取り付けられる。なお、ブラケット3にステレオカメラ4を取り付けた後、ステレオカメラ4を取り付けた領域等を樹脂製のカバーで覆ってもよい。この樹脂製のカバーは、例えば、ブラケット3の外縁を利用して取り付けられてよい。
§3 特徴
以上のように、本実施形態に係るウインドシールド1では、ステレオカメラ4の各撮影装置(41、42)を車内に配置するため、金属製のブラケット3が用いられる。そのため、面直方向に湾曲したガラス板2にブラケット3を接着しても、ブラケット3の剛性により、ガラス面(面24)の湾曲形状に追従してブラケット3が変形しないようにすることができる。したがって、本実施形態によれば、ステレオカメラ4の各撮影装置(41、42)の設置位置はガラス板2の湾曲形状の寸法誤差に左右されないため、ステレオカメラ4の各撮影装置(41、42)を正確に設置することができる。
また、本実施形態に係るブラケット3では、接着部(331、332、333)は、3箇所に設けられる。そのため、ガラス板2とブラケット3との接着を1箇所又は2箇所で行った場合に比べて、ステレオカメラ4等の重量を支持するのに十分な接着強度を容易に確保することができる。また、ガラス板2とブラケット3との接着を4箇所以上で行った場合に比べて、各接着部(331、332、333)によりガラス板2の表面形状(すなわち、面24の湾曲形状)が制限されないため、ブラケット3を安定的にガラス板2に接着させることができる。
また、本実施形態に係るブラケット3では、各接着部(331、332、333)は、基部31の右側辺部313の上端付近、左側辺部314の上端付近、及び下辺部312の中央付近の3箇所に設けられる。そのため、各接着部(331、332、333)は互いに適度に離間して配置され、ブラケット3にかかる荷重は各接着部(331、332、333)に適切に分散する。したがって、本実施形態によれば、ブラケット3をガラス板2により安定的に接着させることができる。
また、本実施形態に係るブラケット3は剛性の高い金属製で構成されるため、ブラケット3がガラス板2に接触すると、ガラス板2に傷が付いてしまう可能性がある。そこで、本実施形態に係るブラケット3では、各接着部(331、332、333)は、基部31から面直方向のガラス板2側に突出するように、凸状に形成される。これにより、ブラケット3の各接着部(331、332、333)以外の領域がガラス板2に極力接触しないようにし、金属製であるブラケット3がガラス板2に傷を付けてしまう可能性を低減することができる。
また、本実施形態に係るガラス板2は自重曲げ加工製である。上記のとおり、自重曲げ加工製のガラス板2では、ガラス面(面24)の湾曲形状に寸法誤差が生じやすい。したがって、本実施形態に係るガラス板2に従来の樹脂製のブラケットを接着した場合には、ブラケットに生じる変形により、ステレオカメラ4の各撮影装置(41、42)を正確に設置することができない可能性が高くなってしまう。これに対して、本実施形態によれば、金属製のブラケット3を利用することで、自重曲げ加工製のガラス板2であっても、ステレオカメラ4の各撮影装置(41、42)を正確に設置することができる。
§4 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。上記ウインドシールド1の各構成要素に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が行われてもよい。また、上記ウインドシールド1の各構成要素の形状及び大きさも、実施の形態に応じて適宜決定されてもよい。例えば、以下の変更が可能である。
<4.1>
例えば、上記実施形態に係るウインドシールド1のガラス板2は、外側ガラス板21と内側ガラス板22とを中間膜23を介して互いに接合した合わせガラスにより構成されている。しかしながら、ガラス板2は、種々の構成が可能であり、例えば、1枚のガラス板により構成してもよい。また、上記実施形態では、ガラス板2は略台形状に形成されている。しかしながら、ガラス板2の形状は、このような形状に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
<4.2>
また、例えば、上記実施形態では、遮蔽層26は、ガラス板2の周縁部に沿うように設けられている。しかしながら、遮蔽層26を設ける領域は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜設定可能である。また、例えば、上記実施形態では、遮蔽層26は、内側ガラス板22の室内側の面24に積層されている。しかしながら、遮蔽層26を積層する面は、このような例に限定されなくてもよく、外側ガラス板21及び内側ガラス板22それぞれの面から実施の形態に応じて適宜選択されてよい。更に、遮蔽層26は、例えば、外側ガラス板21の室内側の面及び内側ガラス板22の室内側の面24のように、複数の面に積層されてよい。
また、例えば、上記実施形態では、遮蔽層26は一層構造である。しかしながら、遮蔽層26は、このような例に限定されなくてもよく、多層構造であってもよい。例えば、内側ガラス板22の車内側の面24にセラミックを積層することで第1セラミック層を形成する。次に、第1セラミック層の上に銀を積層することで銀層を形成する。更に、この銀層の上にセラミックを積層することで第2セラミック層を形成する。これによって、3層構造の遮蔽層26を形成することができる。この3層構造の遮蔽層26は、銀層によって電磁波を遮蔽することができる。なお、この銀層には、以下の表2に示される組成の材料を利用することができる。
Figure 2017061276
*1,主成分:ホウケイ酸ビスマス、ホウケイ酸亜鉛
また、例えば、上記実施形態では、各撮影窓(263、264)は、非遮蔽領域27から離間して配置されている。すなわち、各撮影窓(263、264)の周縁は、遮蔽層26(突出領域262)で囲まれている。しかしながら、各撮影窓(263、264)の配置はこのような例に限定されなくてもよく、撮影窓(263、264)は、非遮蔽領域27と連続するように形成されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、各撮影窓(263、264)は、略台形状に形成されている。しかしながら、各撮影窓(263、264)の形状は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、各撮影窓(263、264)は、矩形状、円状、楕円状等の形状に形成されてよい。
<4.3>
また、例えば、上記実施形態では、ガラス板2の外側ガラス板21及び内側ガラス板22は自重曲げ加工製である。しかしながら、外側ガラス板21及び内側ガラス板22それぞれを湾曲に成形する方法は、自重曲げ加工法に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、外側ガラス板21及び内側ガラス板22それぞれは、プレス加工法で湾曲に成形されてもよい。
<4.4>
また、中間膜23は、種々の態様を採用することができる。例えば、中間膜23の一部を黒色等の濃色に染色して、中間膜23の一領域(染色領域)を遮蔽層26の一部として構成してもよい。ただし、この染色領域が各撮影窓(263、264)に重なる場合には、各撮影装置(41、42)による撮影をこの染色領域が阻害する可能性がある。そのため、染色領域と各撮影窓(263、264)とが重なる部分については、可視光の透過率の高い素材に置き換えることで、各撮影窓(263、264)に染色領域が重ならないように構成してもよい。
<4.5>
また、例えば、上記実施形態では、ステレオカメラ4は、2つの撮影装置(41、42)から構成されている。しかしながら、ステレオカメラ4を構成する撮影装置の数は、このような例に限定されなくてもよく、3台以上であってもよい。なお、遮蔽層26の撮影窓、ブラケット3の撮影装置取付部、及びブラケット3の窓部は、ウインドシールド1に配置する撮影装置の数に応じて適宜配置される。
<4.6>
また、例えば、上記実施形態では、ブラケット3には、2台の撮影装置(41、42)が取り付けられる。しかしながら、ブラケット3に取り付け可能な装置は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、ブラケット3は、ステレオカメラ4の撮影装置(41、42)と共に、ミリ波レーダ、赤外線レーダ等のセンサを取り付け可能に構成されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、基部31の右側辺部313の上端付近、左側辺部314の上端付近、及び下辺部312の中央付近の3箇所に、接着部(331、332、333)が設けられている。しかしながら、接着部の数及び位置は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、接着部の数は、1つであってもよいし、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。また、接着部は、基部31の中央に設けられてもよいし、上辺部311の中央付近に設けられてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、各接着部(331、332、333)は、基部31から面直方向のガラス板2側に突出するように、凸状に形成されている。しかしながら、各接着部(331、332、333)の形状は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
また、例えば、上記実施形態では、各接着部(331、332、333)の接着面は、矩形状に形成されている。しかしながら、接着面の形状は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、各接着部(331、332、333)の接着面は、台形状、円形状、又は楕円形状に形成されてよい。
また、基部31の形状は、上記実施形態の例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
また、例えば、上記実施形態では、ステレオカメラ4の各撮影装置(41、42)に対応して、基部31には、各窓部(315、316)が設けられている。しかしながら、基部31の構成は、このような例に限定されなくてもよく、各撮影装置取付部の位置及び基部31の形状によっては、各窓部(315、316)は省略されてもよい。また、凸部317も省略されてよい。
また、例えば、上記実施形態では、ブラケット3とガラス板2とを接着する所定の接着部材として、接着剤341と両面テープ342とが用いられている。しかしながら、所定の接着部材は、このような例に限定されなくてもよく、接着剤341単体でもよいし、両面テープ342単体でもよい。また、その他の種類の接着部材が用いられてもよい。
ここで、所定の接着部材は、ブラケット3の各接着部(331、332、333)とガラス板2の車内側の面24との接着の厚みを調節可能に構成されてよい。例えば、次のようにして、所定の接着部材を、ブラケット3の各接着部(331、332、333)とガラス板2の車内側の面24との接着の厚みを調節可能に構成することができる。
すなわち、上記実施形態のように、接着剤341と両面テープ342とで接着部材を構成する。このとき、両面テープ342として、厚み方向(図中のy軸方向)に変形可能な程度に収縮性のよい両面テープを利用する。そうすると、ブラケット3の各接着部(331、332、333)とガラス板2の車内側の面24との仮止めの段階で、両面テープ342を厚み方向に変形させることができる。
加えて、各接着部(331、332、333)の接着面に塗布する接着剤341の量を調節する。これにより、仮止めの段階で、両面テープ342を厚み方向に変形させつつ、ガラス板2の車内側の面24に対して各接着部(331、332、333)が固定される位置を決定することができる。すなわち、ブラケット3の各接着部(331、332、333)とガラス板2の車内側の面24との接着の厚みを調節することができる。
このように、ブラケット3の各接着部(331、332、333)とガラス板2の車内側の面24との接着の厚みを調節可能に構成することで、ガラス板2におけるブラケット3の設置位置及び設置角度が微調整可能になる。したがって、当該変形例によれば、ブラケット3に取り付けるステレオカメラ4の各撮影装置(41、42)をより正確に設置することが可能になる。
また、例えば、図7に例示されるように、各接着部(331、332、333)における接着剤341を塗布する領域の近傍に、接着剤341が塗布されているか否かを視認するための貫通孔が設けられてもよい。図7は、本変形例に係るブラケット3aを模式的に例示する。
図7で例示されるブラケット3aでは、各接着部(331、332、333)における接着剤341を塗布する領域の近傍にそれぞれ、貫通孔351〜353が設けられている。具体的には、貫通孔351は、接着部331のやや左側に配置されている。貫通孔352は、接着部332のやや右側に配置されている。貫通孔353は、接着部333のやや上側に配置されている。すなわち、各貫通孔351〜353は、各接着部(331、332、333)の面方向内側の近傍に配置されている。
各貫通孔351〜353は、前後方向(図のy軸方向)の庁側の面で開放されている。そのため、次のような問題点を解決することができる。すなわち、ブラケット3aに取り付けるステレオカメラ4の重量は計量ではないため、接着剤341を塗布せずに、両面テープ342だけでブラケット3aをガラス板2に固定すると、接着強度不足により、ブラケット3aがガラス板2から離脱する恐れがある。
また、上記製造工程では、ブラケット3をガラス板2に取り付ける作業者は、ブラケット3にステレオカメラ4を取り付ける作業者と相違する場合がある。この場合、上記の理由から、いずれの工程でも接着剤341の有無が確認できるのが望ましい。ブラケット3をガラス板2に取り付ける作業者は、各接着部(331、332、333)の接着面を視認すれば、接着剤341の有無を確認することができる。しかしながら、ブラケット3にステレオカメラ4を取り付ける作業者は、ブラケット3をガラス板2に接着した後に作業を行うため、各接着部(331、332、333)の接着面を容易には視認できず、接着剤341の有無を確認するのが難しい。
これに対して、本変形例のように各貫通孔351〜353を設けると、ブラケット3aをガラス板2に取り付けた後であっても、ステレオカメラ4をブラケット3aに取り付ける作業者は、接着剤341の有無を確認することができる。具体的には、ブラケット3aをガラス板2に接着する際に、各接着部(331、332、333)に塗布されている接着剤341は、ガラス面と接着面とで挟まれることで、周辺に拡がる。
ここで、各貫通孔351〜353は、この接着剤341が拡がる領域を視認可能なように、接着剤341を塗布する領域の近傍に設けられている。そのため、各接着部(331、332、333)に接着剤341が塗布されていれば、作業者は、各貫通孔351〜353を介して、接着剤341を視認することができる。
したがって、本変形例によれば、ブラケット3aをガラス板2に接着した後に作業を行う作業者であっても、各貫通孔351〜353を介して、各接着部(331、332、333)に接着剤341が塗布されているか否かを容易に確認することができる。よって、本変形例によれば、接着剤341の塗布し忘れによって、ブラケット3aがガラス板2から離脱するのを防止することができる。
1…ウインドシールド、
2…ガラス板、
21…外側ガラス板、22…内側ガラス板、23…中間膜、
24…(車内側の)面、25…(車外側の)面、
26…遮蔽層、261…周縁領域、262…突出領域、263・264…撮影窓、
27…非遮蔽領域、
3…ブラケット、
31…基部、311…上辺部、312…下辺部、
313…右側辺部、314…左側辺部、315…右窓部、316…左窓部、
317…凸部、
321〜326…取付部(撮影装置取付部)、
331〜333…接着部、
341…接着剤、342…両面テープ、
351〜353…貫通孔、
4…ステレオカメラ、
41・42…撮影装置、
5…画像処理装置、
800…成形型、801…搬送台、802…加熱炉、803…徐冷炉

Claims (7)

  1. 視差の生じた複数の画像を取得可能に、互いに離間した複数の撮影装置を有するステレオカメラを配置可能な自動車のウインドシールドであって、
    面直方向に湾曲したガラス板と、
    板状の基部、前記基部に設けられ、前記複数の撮影装置それぞれが車外の状況を撮影可能なように、前記複数の撮影装置それぞれが取り付けられる撮影装置取付部、及び前記基部に設けられ、所定の接着部材によって前記ガラス板の車内側の面に接着される接着部、を備えるブラケットと、
    を備え、
    前記ブラケットは金属製で構成される、
    ウインドシールド。
  2. 前記接着部は、前記基部の所定の3箇所に設けられる、
    請求項1に記載のウインドシールド。
  3. 前記接着部は、前記基部の右側辺部の上端付近、左側辺部の上端付近、及び下辺部の中央付近の3箇所に設けられる、
    請求項2に記載のウインドシールド。
  4. 前記接着部は、前記基部から面直方向の前記ガラス板側に突出するように、凸状に形成されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のウインドシールド。
  5. 前記所定の接着部材は、前記ブラケットの前記接着部と前記ガラス板の車内側の面との接着の厚みを調節可能に構成される、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のウインドシールド。
  6. 前記ガラス板は、自重曲げ加工製である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のウインドシールド。
  7. 視差の生じた複数の画像を取得可能に、互いに離間した複数の撮影装置を有するステレオカメラを、自動車のウインドシールドの、面直方向に湾曲したガラス板に取り付けるためのブラケットであって、
    板状の基部と、
    前記基部に設けられ、前記複数の撮影装置それぞれが車外の状況を撮影可能なように、前記複数の撮影装置それぞれが取り付けられる撮影装置取付部と、
    前記基部に設けられ、所定の接着部材によって前記ガラス板の車内側の面に接着される接着部と、
    を備え、
    金属製で構成される、
    ブラケット。
JP2015188636A 2015-09-25 2015-09-25 ウインドシールド及びブラケット Pending JP2017061276A (ja)

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