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JP2017055666A - ナマコの内臓除去システム - Google Patents

ナマコの内臓除去システム Download PDF

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JP2017055666A
JP2017055666A JP2015180618A JP2015180618A JP2017055666A JP 2017055666 A JP2017055666 A JP 2017055666A JP 2015180618 A JP2015180618 A JP 2015180618A JP 2015180618 A JP2015180618 A JP 2015180618A JP 2017055666 A JP2017055666 A JP 2017055666A
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佐藤 一雄
Kazuo Sato
佐藤  一雄
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Abstract

【課題】ナマコの内臓を効率よく除去することのできるナマコの内臓除去システムを提供する。
【解決手段】ナマコを載せる複数のトレイ17を具備する搬送装置5と、トレイの搬送経路に、トレイに載せられているナマコの腹部を切開する開腹装置6と、ナマコの腹部に収容されている内臓を腹部の外に流出させる内臓流出装置7と、内臓を腹部から分離する内臓分離装置8とをこの順に設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ナマコの内臓を効率よく除去することのできるナマコの内臓除去システムに関する。
従来、ナマコから内臓を取り出すには、薄いナイフ状の道具を用いて、手作業によりナマコの腹を切り裂いて内臓を除去している。
しかしながら、手作業によりナマコの内臓を除去するのでは、能率が悪く、多大な労力と時間とを要するという問題点があった。
そこで、ナマコの内臓を効率よく除去することのできる内臓除去システムが望まれている。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、ナマコの内臓を効率よく除去することのできるナマコの内臓除去システムを提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明のナマコの内臓除去システムは、ナマコを載置する複数のトレイを具備し、前記トレイに載置したナマコを搬送する搬送装置と、ナマコの搬送経路の途中に設けられ、前記トレイに載置されているナマコの腹部を切開する開腹装置と、前記開腹装置よりナマコの搬送経路の下流側に設けられ、ナマコの腹部に収容されている内臓を腹部の外に流出させる内臓流出装置と、前記内臓流出装置よりナマコの搬送経路の下流側に設けられ、内臓を腹部から分離する内臓分離装置とを有していることを特徴としている。
そして、このような構成を採用したことにより、トレイにナマコを載置しておけば、ナマコの腹部を切開するナマコの開腹と、ナマコの腹部に収容されている内臓を切開された腹部から外に出す内臓の流出と、内臓を腹部から分離する内臓の分離とをこの順に連続して行うことができるから、ナマコの内臓を効率よく除去することができる。
また、本発明において、前記搬送装置は間欠駆動され、前記開腹装置、前記内臓流出装置および前記内臓分離装置は、前記トレイの停止位置にそれぞれ配置されている構成とすることができる。そして、このような構成を採用したことにより、腹切断装置、内臓流出装置および内臓分離装置を同期させて作動させることができる最適な位置に配置することができる。これにより、内臓の除去効率を向上させることができる。
さらに、本発明において、前記トレイは、ナマコの搬送方向に対して直交する幅方向に長い平面矩形に形成されており、その底壁には、その幅方向に長い開口が設けられている構成とすることができる。そして、このような構成を採用したことにより、トレイの間隔を短くすることができるので、内臓の除去処理能力を大きくすることができる。
さらにまた、本発明において、前記開腹装置は、ナマコの搬送経路の上方に配置され、ナマコの腹部を切開する際に、ナマコを上方から押さえるための第1押さえ手段と、ナマコの搬送経路の下方に配置され、ナマコの腹部を切開する際に、その先端部が前記開口の上方に出現する切断刃を具備する開腹手段とを有しており、前記内臓流出装置は、ナマコの上方に配置され、ナマコの内臓を流出させる際に、ナマコを上方から押さえるための第2押さえ手段と、ナマコの搬送経路の下方に配置され、ナマコの内臓を流出させる際に、その先端部が前記開口の上方に出現して腹部の開腹部から内部に進入し、内臓流出用の液体を腹部の内部に供給するノズルを具備する内臓流出手段とを有しており、前記内臓分離装置は、ナマコの搬送経路の上方に配置され、ナマコの内臓を分離する際に、ナマコを上方から押さえて内臓を前記開口の下方に垂下させるための第3押さえ手段と、ナマコの搬送経路の下方に配置され、ナマコの内臓を分離する際に、前記開口の下方に位置する内臓を挟持して分離するための挟持分離手段と有している構成とすることができる。そして、このような構成を採用したことにより、ナマコの腹部から内臓を確実に除去することができる。
また、本発明において、前記第1押さえ手段、前記第2押さえ手段および前記第3押さえ手段のそれぞれは、ナマコを上方から押さえる押さえプレートと、この押さえプレートを上下動させるプレート用往復動シリンダとを有しており、前記開腹手段は、常時は前記切断刃の先端部をナマコの搬送経路の下方に位置させ、ナマコの腹部を切開する際に、前記切断刃の先端部を前記開口の上方に出現させてから幅方向に移動させるための開腹用第1往復動シリンダおよび開腹用第2往復動シリンダとを有しており、前記内臓流出手段は、前記ノズルを上下動させる流出用往復動シリンダを有しており、前記挟持分離手段は、腹部の外に流出させた内臓を両側から挟持する開閉可能な1対の挟持体と、常時は前記1対の挟持体を開いた状態とし、ナマコの内臓を分離する際に、前記1対の挟持体を閉じるように前記1対の挟持体をそれぞれ移動させる1対の第1分離用往復動シリンダと、前記1対の挟持体が一端部に取り付けられる揺動アームと、この揺動アームの他端部に連結され、前記1対の挟持体がほぼ上下方向に変位するように前記揺動アームを揺動させる第2分離用往復動シリンダとを有している構成とすることができる。そして、このような構成を採用したことにより、ナマコの腹から内臓をより確実に除去することができる。
さらに、本発明において、ナマコが生のものである構成とすることができる。そして、このような構成を採用したことにより、生のナマコの腹部から内臓を効率よく除去することができる。
本発明に係るナマコの内臓除去システムによれば、コンベヤのトレイに収納されたナマコの内臓を順次除去することができるから、ナマコの内臓を効率よく除去することができるなどの優れた効果を奏する。
本発明に係るナマコの内臓除去システムの全体構成の要部を示す概略外観斜視図 図1の要部の正面図 図2の開腹装置の待機状態における要部を示す一部透過外観斜視図 図3の要部を示す一部透過正面図 図2の内臓流出装置の待機状態における要部を示す図3と同様の図 図5の要部を示す図4と同様の図 図2の内臓分離装置の待機状態における要部を示す図3と同様の図 図7の要部を示す図4と同様の図 図3の開腹装置による開腹動作を示すものナマコの腹部の切開を終了した状態を示す図3と同様の図 図9の要部を示す図4と同様の図 図5の内臓流出装置による内臓の流出動作を示すものでノズルが上昇端に到達した状態を示す図3と同様の図 図11の要部を示す図4と同様の図 図7の内臓分離装置による内臓の分離動作を示すもので挟持体が閉じた状態を示す図3と同様の図 図13の要部を示す図4と同様の図
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
図1から図8は、本発明に係るナマコの内臓除去システムの実施形態を示すものである。なお、図1から図8において、同一のものが複数ある場合、一部にのみ符号を付してある。また、図1および図2においては、主要部にのみ符号を付してあり、その他の符号については省略してある。
図1および図2に示すように、本実施形態のナマコの内臓除去システム1(以下、単に「システム1」と記す。)は、生のナマコW(以下、単に「ナマコW」と記す。:図4)を処理対象としており、メインフレーム3に対して、搬送装置5と、開腹装置6と、内臓流出装置7(以下、単に「流出装置7」と記す。)と、内臓分離装置8(以下、単に「分離装置8」と記す。)と、図示しない各駆動部の動作の制御を司るための制御装置とを設けて形成されている。また、開腹装置6、流出装置7および分離装置8は、図中矢印にて示すナマコWの搬送方向A(以下、単に、搬送方向Aと記す。)に沿って直列に配置されている。
前記搬送装置5は、ナマコWを、その長手方向を搬送方向Aに対して直交する幅方向にして図2の右方から左方に向かう搬送方向Aに沿って水平に搬送するためのものである。この搬送装置5の図2の上方右側に示す位置は、大きさ毎に選別されたナマコWを供給する供給位置SPとされており、図2の上方左側に示す位置は、ナマコWの腹部から内臓Wa(図8)を除去処理した後のナマコWを外部へ排出する排出位置OPとされている。そして、図2に示すように、ナマコWが搬送装置5によって搬送方向Aへ搬送される搬送経路の途中に、開腹装置6が配置されている開腹位置PA、流出装置7が配置されている流出位置PB、分離装置8が配置されている分離位置PCが搬送方向Aの上流側からこの順に予め設定された間隔をおいて設けられている。
すなわち、本実施形態のシステム1は、ナマコWの腹部を切開する開腹工程と、開腹したナマコWの腹部から内臓Waを水圧により外に流出させる流出工程と、腹部の外に流出させた内臓Waを腹部から分離する内臓分離工程とをこの順に行う加工方法を実施できるようになっている。
なお、ナマコWの向きは、設計コンセプトなどの必要に応じて変更することができる。また、メインフレーム3には、搬送装置5の供給位置SPにナマコWを円滑に供給するための供給シュート11と、搬送装置5の排出位置OPから処理済みのナマコWを外部の所定位置に排出するための排出シュート12が設けられている。
前記搬送装置5は、図2に示すように、メインフレーム3の適宜箇所に配設された図示しない駆動モータの駆動力によって回転駆動される駆動プーリ14と、メインフレーム3の適宜箇所に配設された複数、本実施形態においては3つの案内プーリ15に案内されて所定の経路を走行する1対の走行ベルト16と、この1対の走行ベルト16に取り付けられたナマコWを載置するための断面逆台形状に形成された複数のトレイ17とを有している。そして、1対の走行ベルト16は、搬送方向に直交する幅方向に所定の間隔をおいて相互に平行に配置されており、各トレイ17は、その長手方向を幅方向に向けて相互に適宜な間隔を隔てて平行に配置されている。また、トレイ17は、その長手方向の両端部が走行ベルト16に取り付けられている。
前記トレイ17は、図3に示すように、ナマコWを載置するための平板状の底壁17aと、この底壁17aの搬送方向Aの前後の両端に接続された1対の傾斜壁17bと、長手方向の両端部に配置された側壁17cとを有し、全体としてボート状に形成されている。そして、底壁17aの中央部には、底壁17aの厚さ方向に貫通する長手方向に沿って長い平面矩形状の開口17dが設けられている。また、両傾斜壁17bの底壁17aとの隣接部には、傾斜壁17bを貫通する複数の抜き孔17eが形成されている。そして、複数の抜き孔17eが形成されている傾斜壁17bの幅方向の形成領域は、底壁17aに形成されている開口17dの長手方向長さより長くされている。したがって、本実施形態においては、トレイ17に個別に載置されたナマコWを、その長手方向をトレイの17の長手方向に沿うように底壁17aにより下方から支持して搬送できるようになっている。なお、搬送装置5は、少なくとも供給位置SP、開腹位置PA、流出位置PB、および分離位置PCのそれぞれで、トレイ17が予め設定された時間、例えば5秒程度、停止するように間欠駆動されるようになっている。
前記開腹装置6は、トレイ17に載置されたナマコWの腹部を切開するためのものであり、ナマコWの搬送経路の途中、詳しくは供給位置SPより搬送方向下流側に設けられた開腹位置PAに配設されている。
図2から図4に示すように、本実施形態の開腹装置6は、開腹位置PAにおいて、ナマコWの搬送経路の上方に配置され、ナマコWの腹部を切開する際に、ナマコWを上方から押さえるための第1押さえ手段20と、ナマコWの搬送経路の下方に配置され、ナマコWの腹部を切開する際に、その先端部が開口17dの上方に出現する切断刃22を具備する開腹手段24とを有している。
前記第1押さえ手段20は、開腹位置PAで停止したトレイ17の上方に配置され、ナマコWの腹部を切開する際に、ナマコWを上方から押さえるための第1押さえプレート26(以下、単に「第1プレート26」と記す。)と、この第1プレート26を上下動させるプレート用往復動シリンダとしての第1往復動シリンダ27(以下、単に「第1シリンダ27」と記す。)とを有している。
前記第1プレート26は、図3に示すように、平板状の第1基部26aと、この第1基部26aの搬送方向Aに直交する長手方向両端から下方に向かって延出された1対の平板状をなす第1押さえ部26bとを有している。そして、第1基部26aは、その平板の平面を水平にして配置されているとともに、長手方向の長さ寸法が開口17dの長手方向の長さ寸法より大きく形成されている。また、第1押さえ部26bの下端は、その長手方向に沿って2つの下方に凸の凸部間に彎曲状の凹部が配置されている形状に形成されている。そして、第1プレート26は、ナマコWの腹部を切開する際に、2つの凸部の間に配置された凹部により、ナマコWを上方から押さえることができるようになっている。
前記第1シリンダ27は、第1プレート26を上下動させるためのものであり、その出力軸としてのロッド27a(図9および図10)を鉛直方向に延在するように配置するとともに、ロッド27aの先端部に取り付けられた出力体27bを下方に向けるように第1支持フレーム28に取り付けられている。この第1支持フレーム28は、図2に示すようにメインフレーム3に取り付けられている。また、第1シリンダ27の出力体27bは、図3および図4に示すように、第1基部26aの上面の中央部に取り付けられている。そして、第1シリンダ27は、常時はそのロッド27aが後退して第1プレート26をトレイ17の上方に位置させた待機状態としており、切開する際には、ロッド27aを前進させることで第1プレート26を下降させて、トレイ17の底壁17aに載置されているナマコWを上方から押さえることができるようになっている。
前記開腹手段24は、開腹位置PAで停止したトレイ17の下方に配置され、ナマコWの腹部を切開する際に、ナマコWの腹部を下方から予め設定された長さに亘り切り開くための切断刃22と、この切断刃22の先端部を開口17dの上方に出現させてから幅方向に移動させるための開腹用第1往復動シリンダとしての第2往復動シリンダ30(以下、単に「第2シリンダ30」と記す。)および開腹用第2往復動シリンダとしての第3往復動シリンダ31(以下、単に「第3シリンダ31」と記す。)とを有している。
前記切断刃22は、ナイフ状のものであり、図4に示すように、その長手方向を図4の右斜め上に向かうように傾斜して配置されている。この切断刃22の図4の上側に示す先端部、詳しくは、図4の上方に示す先端と、この先端に隣接する図4の右側に示す右端の上部とには、それぞれ刃部22aが接続して設けられている。
前記第2シリンダ30は、切断刃22の先端部を開口17dの上方に出没するように移動させるためのものであり、図4に示すように、そのロッド30a(図4)を図4の右斜め上方に向けるように傾斜させて配置されている。このロッド30aの先端部には出力体30bが取り付けられている。そして、出力体30bには、カバーケース33が取り付けられている。このカバーケース33は、図4の右斜め下側に示す下部および図4の左斜め下側に示す後部が開口するケース状に形成されており、ロッド30aの突出側に位置する前壁33aの外面の中央部にはホルダ34が取り付けられている。このホルダ34には、切断刃22の基端部が着脱自在に取り付けられている。なお、第2シリンダ30は、常時は、そのロッド30aが後退して切断刃22を図4の左斜め下側に位置させた待機状態としており、ナマコWの腹部を切開する際には、ロッド30aを前進させることで切断刃22を図4の斜め上方に移動できるようになっている。
前記第3シリンダ31は、切断刃22を搬送方向Aに直交する幅方向に沿って往復動させるためのものであり、そのロッド31a(図4)を幅方向に延在するように水平方向に配置するとともに、ロッド31aの先端部に取り付けられた出力体31bを幅方向の一方である図4の右側に向けるように第2支持フレーム35に取り付けられている。この第2支持フレーム35は、図2に示すように、メインフレーム3に取り付けられている。そして、出力体31bには、カバーケース36が取り付けられている。このカバーケース36は、カバーケース33と同様に、下部および図4の左側に示す後部が開口するケース状に形成されており、前壁36aの裏面に出力体31bが取り付けられている。また、カバーケース36の上面には、第2シリンダ30が取り付けられる傾斜壁37aを備えたシリンダ支持体37が取り付けられている。なお、第3シリンダ31は、前述したように、常時は、そのロッド31aが後退して切断刃22をトレイ17の下方で図4の左側に位置させた待機状態としており、ナマコWの腹部を切開する際には、ロッド31aを前進させることで切断刃22を幅方向に沿って図4の右側に移動できるようになっている。
前記流出装置7は、トレイ17に載置されている開腹されたナマコWの腹部に収容されている内臓Waを水圧により腹部の外に流出させるためのものであり、ナマコWの搬送経路の途中、詳しくは開腹位置PAより搬送方向下流側に設けられた流出位置PBに配設されている。
図2、図5および図6に示すように、本実施形態の流出装置7は、流出位置PBにおいて、ナマコWの搬送経路の上方に配置され、ナマコWの内臓Waを流出させる際に、ナマコWを上方から押さえるための第2押さえ手段40と、ナマコWの搬送経路の下方に配置され、ナマコWの内臓Waを流出させる際に、その先端部が開口17dの上方に出現して腹部の開腹部から内部に進入し、図示しない内臓流出用の液体としての井戸水、水道水などの比較的純度の高い水を腹部の内部に供給するノズル41を具備する内臓流出手段42とを有している。
前記第2押さえ手段40は、流出位置PBで停止したトレイ17の上方に配置され、内臓Waを流出させる際に、開腹されたナマコWを上方から押さえるための第2押さえプレート44(以下、単に「第2プレート44」と記す。)と、この第2プレート44を上下動させるプレート用往復動シリンダとしての第4往復動シリンダ45(以下、単に「第4シリンダ45」と記す。)とを有している。
前記第2プレート44は、図5および図6に示すように、搬送方向Aに直交する幅方向に沿って配列された左右1対の押さえ部44aと、これらを連結する取付基部44bとを有している。そして、押さえ部44aは、その平板の平面を水平にして配置されている幅方向に長い天壁部44aaと、この天壁部44aaの搬送方向Aに沿った前後の両端から下方に延出された前後1対の側壁部44abと、これら側壁部44abの下端から搬送方向Aに沿って外側に水平に延出された前後1対の張出部44acとを備えている。また、両張出部44acには、トレイ17の傾斜壁17bと同様に、両張出部44acを貫通する複数の抜き孔44adが設けられている。さらに、取付基部44bは、搬送方向Aに直交する幅方向に沿って長い水平方向に延在する平板状の基部本体44baと、この基部本体44baの長手方向の両端部から下方に向かって延出された1対の平板状をなす鉛直部44bbと、この鉛直部44bbの下端から幅方向外側に延出された水平部44bcとを有している。この水平部44bcは、天壁部44aaの上面と一体化されており、これにより、押さえ部44aと取付基部44bとが一体に形成されている。そして、第2プレート44は、内臓Waを流出させる際に、開腹されたナマコWの長手方向の両側を、天壁部44aaと側壁部44abとにより囲まれた空間44cに入れることができるようになっている。なお、1対の押さえ部44aの間隔は、トレイ17に設けられた開口17dの長手方向の長さより、若干小さくされている。勿論、1対の押さえ部44aの間隔は、設計コンセプトなどの必要に応じて変更することができる。
前記第4シリンダ45は、第2プレート44を上下動させるためのものであり、そのロッド45aを鉛直方向に延在するように配置するとともに、ロッド45aの先端部に取り付けられた出力体45bを下方に向けるように第3支持フレーム46に取り付けられている。この第3支持フレーム46は、図2に示すようにメインフレーム3に取り付けられている。また、第4シリンダ45の出力体45bは、図5および図6に示すように、基部本体44baの中央部に取り付けられている。そして、第4シリンダ45は、常時はそのロッド45aが後退して第2プレート44をトレイ17の上方に位置させた待機状態としており、内臓Waを流出させる際には、ロッド45aを前進させることで第2プレート44を下降させて、トレイ17の内部に載置されている開腹されたナマコWの長手方向の両端部を空間44cに入れることで、後述するように、ナマコWの腹部の内部に高圧水を供給することで腹部が膨張してもその膨張の限界を規制するとともに、腹部が膨らんだナマコWを上方から押さえることができるようになっている。
前記内臓流出手段42は、停止したトレイ17の下方に配置され、ナマコWの内臓Waを流出させる際に、その先端部が開口17dの上方に出現してナマコWの腹部の開腹部から内部に進入し、井戸水、水道水などの比較的純度の高い水を腹部の内部に高圧で供給するノズル41と、このノズル41の先端部を開口17dの上方に出没させるための流出用往復動シリンダとしての第5往復動シリンダ48(以下、単に「第5シリンダ48」と記す。)とを有している。
前記ノズル41は、その先端部を上方に向けて配置されている。また、ノズル41の先端部は閉塞されており、先端部近傍の外周には、幅方向の両端に向かって若干斜め上方に水道水を噴射する2つの噴射孔41a(図5に1つのみ図示)が設けられている。このノズル41の基端部には、図示しない高圧水の供給配管としてのホースとの接続に用いるホースジョイント41bが接続されている。
前記第5シリンダ48は、ノズル41の先端部を開口17dの上方に出没するように上下動させるためのものであり、そのロッド48aを鉛直方向に延在するように配置するとともに、ロッド48aの先端部に取り付けられた出力体48bを上方に向けるように配置されている(図12)。また、第5シリンダ48は、図2に示すように、メインフレーム3に取り付けられている。さらに、第5ガイド付シリンダの出力体48bには、カバーケース49が取り付けられている。このカバーケース49は、カバーケース33と同様のケース状に形成されており、前壁49aの裏面に出力体48bが取り付けられている。なお、第5シリンダ48は、常時は、そのロッド48aが後退してノズル41を図5および図6の下側に位置させた待機状態としており、ナマコWの内臓Waを流出させる際には、ロッド48aを前進させることでノズル41の先端部を上方に移動させて噴射孔41aを腹部の内部に進入させることができるようになっている。また、高圧水をナマコWの腹部の内部に供給することで、ナマコWの腹部に収容されている内臓Waのうちの結合部を結合させたままの状態で結合部以外を腹部の外に水圧により流出させることができるようになっている。この腹部の外に出た内臓Waは、開口17dの下に垂れ下がることになる。なお、水圧により、ナマコWの腹部から分離された内臓Waは、水とともに回収された後、水から分離されて貯留される。
前記分離装置8は、ナマコWの内臓Waを腹部から分離するためのものであり、ナマコWの搬送経路の途中、詳しくは流出位置PBより搬送方向下流側に設けられた分離位置PCに配設されている。
図2、図7および図8に示すように、本実施形態の分離装置8は、分離位置PCにおいて、ナマコWの搬送経路の上方に配置され、ナマコWの内臓Waを分離する際に、ナマコWを上方から押さえるための第3押さえ手段51と、ナマコWの搬送経路の下方に配置され、ナマコWの内臓Waを分離する際に、開口17dの下方に垂下されている内臓Waを挟持して分離するための挟持分離手段52とを有している。
前記第3押さえ手段51は、分離位置PCで停止したトレイ17の上方に配置され、内臓Waを分離する際に、ナマコWを上方から押さえるための第3押さえプレート54(以下、単に「第3プレート54」と記す。)と、この第3プレート54を上下動させるプレート用往復動シリンダとしての第6往復動シリンダ55(以下、単に「第6シリンダ55」と記す。)とを有している。
前記第3プレート54は、図7に示すように、幅方向に長い平面矩形状をなす平板状に形成されている。
前記第6シリンダ55は、第3プレート54を上下動させるためのものであり、そのロッド55a(図8)を鉛直方向に延在するように配置するとともに、ロッド55aの先端部に取り付けられた出力体55bを下方に向けるように第4支持フレーム56に取り付けられている。この第4支持フレーム56は、図2に示すようにメインフレーム3に取り付けられている。また、第6シリンダ55の出力体55bは、図7および図8に示すように、第3プレート54の中央部上面に取り付けられている。
前記挟持分離手段52は、分離位置PCで停止したトレイ17の下方に配置され、腹部の外に出た内臓Wa、詳しくはトレイ17の開口17dの下に垂下されている内臓Waを幅方向両側から挟む1対の開閉可能とされた挟持体61と、常時は1対の挟持体61が開いた状態とし、ナマコWの内臓Waを分離する際に、1対の挟持体61を閉じるように1対の挟持体61を移動させる1対の第1分離用往復動シリンダとしての第7往復動シリンダ62(以下、単に「第7シリンダ62」と記す。)と、1対の挟持体61が一端部に取り付けられる揺動アーム63と、この揺動アーム63の他端部に連結され、1対の挟持体61がほぼ上下に変位するように揺動アーム63を揺動させる第2分離用往復動シリンダとしての第8往復動シリンダ64(以下、単に「第8シリンダ64」と記す。)とを有している。
前記両挟持体61は、それぞれ直方体状に形成されており、その長手方向を搬送方向Aに向けるとともに、その厚さ方向を搬送方向Aに直交する幅方向に向けて配置されている。また、両挟持体61の対向面61aは、搬送方向Aに沿って長い凹部と凸部とが鉛直方向に沿って交互に配列された波状に形成されており、両挟持体61が閉じたときに、両挟持体61の凹部と凸部とが噛み合うことで、1対の挟持体61の相互間に内臓Waを挟持した状態を確実に保持できるようになっている。
前記両第7シリンダ62は、両挟持体61を開閉するように、両挟持体61を移動させるためのものであり、幅方向に沿って対向配置されている。また、両第7シリンダ62は、それぞれのロッド62aを水平方向に延在するように配置するとともに、それぞれのロッド62aの先端部に取り付けられた出力体62bも対向配置されている。そして、両第7シリンダ62は、常時はそれぞれのロッド62aが後退して両挟持体61が開いた待機状態としており、内臓Waを分離する際には、それぞれのロッド62aを前進させて両挟持体61を閉じることで内臓Waを挟持することができるようになっている。また、第7シリンダ62の出力体62bには、カバーケース66が取り付けられている。このカバーケース66は、下部が開口するケース状に形成されており、その前壁66aが出力体62bに取り付けられている。
前記揺動アーム63は、両挟持体61が上下に変位するように両第7シリンダ62を支持するためのものであり、図2に示すように、図2の左側に示す斜め左上方に向かって傾斜配置された取付腕部63aと、この取付腕部63aの右斜め下の下端部から図2の右側に向かって水平配置された中間腕部63bと、この中間腕部63bの右端部から図2の右斜め下に向かって傾斜した後、右側に向かって水平に延出された駆動腕部63cとを有している。そして、取付腕部63aは、梯子状に形成されている。また、中間部の図2の左側部分は、取付腕部63aに接続する二股状とされている。そして、取付腕部63aの図2の左斜め上方に示す先端部に、両第7シリンダ62が取り付けられている。また、中間腕部63bの図2の右側に示す右端部近傍は、メインフレーム3に取り付けられた図示しない支持軸により回動自在に支持されている。この支持軸は、その長手方向を搬送方向Aに直交する幅方向に向くように水平配置されている。すなわち、揺動アーム63は、図示しない支持軸の図2において符号RCにて示す軸線を中心として回転自在に配置されている。
前記第8シリンダ64は、1対の挟持体61が上下に変位するように揺動アーム63を軸線RCを支点として揺動させるためのものであり、図2に示すように、そのロッド64aを鉛直方向に延在するように配置するとともに、ロッド64aの先端部を下方に向けるように配置されている。この第8シリンダ64の図2の上端部は、メインフレーム3に取り付けられたブラケット68に揺動自在に支持されている。また、第8シリンダ64のロッド64aは、揺動アーム63の駆動腕部63cの図2の右端上部に連結されている。そして、第8シリンダ64は、常時はそのロッド64aが前進して1対の挟持体61をトレイ17の下方に接近させた待機状態としており、内臓Waを分離する際には、1対の挟持体61が内臓Waを挟持した後に、ロッド64aを後退させることで、揺動アーム63を軸線RCを支点にして図2の反時計方向に予め設定された角度だけ回転させることができるようになっている。そして、揺動アーム63を回転させることで、1対の挟持体61の位置が下方に変位し、1対の挟持体61が挟持している内臓Waの結合部を腹部から引きちぎって、内臓Waを腹部から分離できるようになっている。
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について図1から図14により説明する。なお、図9から図14においては、主要部にのみ符号を付してあり、その他の符号については省略してある。
本実施形態のシステム1によるナマコWの内臓除去処理動作は、まず、間欠駆動される搬送装置5のトレイ17が供給位置SPにおいて停止しているときに、停止しているトレイ17にナマコWを載置する。すると、ナマコWが載置されたトレイ17は、搬送装置5の駆動により搬送方向下流側に向かって搬送される。
そして、ナマコWが載置されたトレイ17が開腹位置PAに到達すると、搬送装置5の駆動が停止し、トレイ17が停止する。このトレイ17が開腹位置PAで停止しているときに、ナマコWの開腹処理が行われる。
前記ナマコWの開腹処理は、開腹位置PAでトレイ17が停止すると、第1シリンダ27のロッド27aが前進して第1プレート26がナマコWを上方から押さえる。すると、第2シリンダ30のロッド30aが前進して、切断刃22の先端部が上昇する。そして、切断刃22の先端部が上昇端に到達する途中で開口17dを下から上に通過し、開口17dの上に出現してナマコWの腹部の下部に当接する。さらに、切断刃22の先端部が上昇端に到達すると、切断刃22の刃部22aがナマコWの腹部を下から切断する。ついで、切断刃22の先端部が上昇端に到達すると、第3シリンダ31のロッド31aが前進して、切断刃22を図4の右側に移動する。これにより、開口17dの上に位置しているナマコWの腹部が切断刃22の刃部22aにより所定の長さに亘り切断されて切開される。この切断刃22によるナマコWの腹部の切開を終了したときの状態を図9および図10に示す。なお、図10においては、切断刃22の上昇位置を誇張してあり、切断刃22の上昇端の位置は、切断刃22によりナマコWを上下方向に貫通しないように設定されている。
そして、ナマコWの開腹処理が終了すると、第2シリンダ30のロッド30aを後退させることで、切断刃22の先端部が図4の左斜め下に移動して開口17dの下方に没する。ついで、第3シリンダ31のロッド31aを後退させることで、切断刃22は元の位置に復帰する。なお、本実施形態における切断刃22の先端は、搬送方向上流側から見て上辺が下辺より右側に位置する平行四辺形の移動軌跡をもって移動する。さらに、第1シリンダ27のロッド27aを後退させることで、第1プレート26が元の位置に復帰する。
ついで、開腹処理を終了したナマコWを載置したトレイ17は、搬送装置5の駆動により搬送方向下流側に向かって搬送される。
そして、ナマコWが載置されたトレイ17が開腹位置PAに到達すると、搬送装置5の駆動が停止し、トレイ17が停止する。このトレイ17が流出位置PBで停止しているときに、ナマコWの内臓流出処理が行われる。
前記ナマコWの内臓流出処理は、流出位置PBでトレイ17が停止すると、第4シリンダ45のロッド45aが前進して第2プレート44がナマコWを上方から押さえる。すると、第5シリンダ48のロッド48aが前進して、ノズル41の先端が上昇する。そして、ノズル41の先端部が上昇端に到達する途中で開口17dを下から上に通過し、開口17dの上に出現してナマコWの開腹部から腹部の内部に進入する。ついで、ノズル41の先端部が上昇端に到達すると、ノズル41の噴射孔41aも腹部の内部に到達する。このノズル41が上昇端に到達した状態を図11および図12に示す。
そして、ノズル41の先端部が上昇端に到達した状態でノズル41に高圧水を供給することで、噴射孔41aから高圧水を噴射する。これにより、ナマコWの腹部の内部に高圧水が供給され、ナマコWの腹部が膨張するとともに、溢れた水が腹部の外に出される。このとき、ナマコWの腹部に収容されている内臓Waも水とともに腹部の外に出て、開口17dの下に垂れ下がる(図8)。
そして、ナマコWの内臓流出処理が終了すると、ノズル41に対する高圧水の供給を停止し、第5シリンダ48のロッド48aを後退させることで、上昇したノズル41が下降して元に位置に復帰する。これにより、ノズル41の先端部は内臓Waから離れる。さらに、第4シリンダ45のロッド45aを後退させることで、第2プレート44が元の位置に復帰する。
ついで、内臓流出処理を終了したナマコWを載置したトレイ17は、搬送装置5の駆動により搬送方向下流側に向かって搬送される。
そして、ナマコWが載置されたトレイ17が分離位置PCに到達すると、搬送装置5の駆動が停止し、トレイ17が停止する。このトレイ17が分離位置PCで停止しているときに、ナマコWの内臓分離処理が行われる。
前記ナマコWの内臓分離処理は、分離位置PCでトレイ17が停止すると、第6シリンダ55のロッド55aが前進して第3プレート54がナマコWを上方から押さえる。これにより、ナマコWを上方から押さえてナマコWの内臓Waの大部分を開口17dの下方に確実に垂下する。すると、1対の第7シリンダ62のロッド62aが前進して、1対の挟持体61が閉じることで、開口17dの下に垂れ下がっている内臓Waを1対の挟持体61の対向面間で挟持する。この1対の挟持体61が閉じた状態を図13および図14に示す。
そして、1対の挟持体61が閉じると、第8シリンダ64のロッド64aが後退し、揺動アーム63が軸線RCを支点として図2の反時計方向に所定の角度だけ回転することで、1対の挟持体61が下方に変位して、開口17dの下に垂れ下がっている内臓Waを下方に引っ張って、内臓Waの腹部との結合部を腹部から引きちぎって、内臓Waを腹部から分離する。
そして、ナマコWの内臓分離処理が終了すると、1対の第7シリンダ62のロッド62aが後退して、1対の挟持体61が開いて分離した内臓Waを所定の位置に落下させるとともに、第8シリンダ64のロッド64aが前進して、1対の挟持体61が元に位置に復帰する。さらに、第6シリンダ55のロッド55aが後退することで、第3プレート54が元の位置に復帰する。なお、内臓Waを挟持している1対の挟持体61を開くタイミングは、設計コンセプトなどの必要に応じて変更することができる。
ついで、内臓分離処理を終了したナマコWを載置したトレイ17は、搬送装置5の駆動により搬送方向下流側に向かって搬送され、排出位置OPで内臓分離処理が終了した処理済みのナマコWが排出シュート12に移載されて外部の所定の位置に排出される。
このように本実施形態のシステム1によれば、供給位置SPにおいてトレイ17にナマコWを載置しておけば、搬送装置5によりナマコWを間欠搬送して、開腹装置6によるナマコWの開腹、流出装置7による内臓Waの流出、分離装置8による内臓Waの分離とをこの順に行うことができるので、ナマコWの内臓Waを効率よく除去することができる。
また、本実施形態の搬送装置5によれば、ナマコWを円滑に間欠搬送することにより、各動作を確実に行うことができる。
さらに、本実施形態の開腹装置6によれば、トレイ17に載置されているナマコWの腹部を確実かつ容易に切開することができる。
さらにまた、本実施形態の流出装置7によれば、トレイ17に載置されている開腹されたナマコWの腹部に収容されている内臓Waを腹部の外に確実かつ容易に流出させることができる。
また、本実施形態の分離装置8によれば、トレイ17に載置されている内臓Waの流出処理が終了したナマコWの内臓Waを腹部から確実かつ容易に分離することができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、ナマコWの内臓Waを流出させる流体は高圧水に限るものではなく、空気流であってもよい。
1 システム
3 メインフレーム
5 搬送装置
6 開腹装置
7 流出装置
8 分離装置
17 トレイ
17a 底壁
17d 開口
20 第1押さえ手段
22 切断刃
22a 刃部
24 開腹手段
26 第1プレート
27 第1シリンダ
28 第1支持フレーム
30 第2シリンダ
31 第3シリンダ
34 ホルダ
35 支持フレーム
37 シリンダ支持体
37a 傾斜壁
40 第2押さえ手段
41 ノズル
41a 噴射孔
42 内臓流出手段
44 第2プレート
44a 押さえ部
44b 取付基部
44c 空間
45 第4シリンダ
46 第2支持フレーム
48 第5シリンダ
51 第3押さえ手段
52 挟持分離手段
54 第3プレート
55 第6シリンダ
56 第3支持フレーム
61 挟持体
61a 対向面
62 第7シリンダ
63 揺動アーム
63a 取付腕部
63b 中間腕部
63c 駆動腕部
64 第8シリンダ
68 ブラケット
A 搬送方向
OP 排出位置
PA 開腹位置
PB 流出位置
PC 分離位置
RC 軸線
SP 供給位置
W ナマコ
Wa 内蔵

Claims (6)

  1. ナマコを載置する複数のトレイを具備し、前記トレイに載置するナマコを搬送する搬送装置と、
    ナマコの搬送経路の途中に設けられ、前記トレイに載置されているナマコの腹部を切開する開腹装置と、
    前記開腹装置よりナマコの搬送経路の下流側に設けられ、ナマコの腹部に収容されている内臓を腹部の外に流出させる内臓流出装置と、
    前記内臓流出装置よりナマコの搬送経路の下流側に設けられ、内臓を腹部から分離する内臓分離装置と、
    を有していることを特徴とするナマコの内臓除去システム。
  2. 前記搬送装置は、間欠駆動され、前記開腹装置、前記内臓流出装置および前記内臓分離装置は、前記トレイの停止位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1に記載のナマコの内臓除去システム。
  3. 前記トレイは、ナマコの搬送方向に対して直交する幅方向に長い平面矩形に形成されており、その底壁には、その幅方向に長い開口が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のナマコの内臓除去システム。
  4. 前記開腹装置は、ナマコの搬送経路の上方に配置され、ナマコの腹部を切開する際に、ナマコを上方から押さえるための第1押さえ手段と、ナマコの搬送経路の下方に配置され、ナマコの腹部を切開する際に、その先端部が前記開口の上方に出現する切断刃を具備する開腹手段とを有しており、
    前記内臓流出装置は、ナマコの上方に配置され、ナマコの内臓を流出させる際に、ナマコを上方から押さえるための第2押さえ手段と、ナマコの搬送経路の下方に配置され、ナマコの内臓を流出させる際に、その先端部が前記開口の上方に出現して腹部の開腹部から内部に進入し、内臓流出用の液体を腹部の内部に供給するノズルを具備する内臓流出手段とを有しており、
    前記内臓分離装置は、ナマコの搬送経路の上方に配置され、ナマコの内臓を分離する際に、ナマコを上方から押さえて内臓を前記開口の下方に垂下させるための第3押さえ手段と、ナマコの搬送経路の下方に配置され、ナマコの内臓を分離する際に、前記開口の下方に位置する内臓を挟持して分離するための挟持分離手段と有していることを特徴とする請求項3に記載のナマコの内臓除去システム。
  5. 前記第1押さえ手段、前記第2押さえ手段および前記第3押さえ手段のそれぞれは、ナマコを上方から押さえる押さえプレートと、この押さえプレートを上下動させるプレート用往復動シリンダとを有しており、
    前記開腹手段は、常時は前記切断刃の先端部をナマコの搬送経路の下方に位置させ、ナマコの腹部を切開する際に、前記切断刃の先端部を前記開口の上方に出現させてから幅方向に移動させるための開腹用第1往復動シリンダおよび開腹用第2往復動シリンダとを有しており、
    前記内臓流出手段は、前記ノズルを上下動させる流出用往復動シリンダを有しており、
    前記挟持分離手段は、腹部の外に流出した内臓を両側から挟持する開閉可能な1対の挟持体と、常時は前記1対の挟持体を開いた状態とし、ナマコの内臓を分離する際に、前記1対の挟持体を閉じるように前記1対の挟持体をそれぞれ移動させる1対の第1分離用往復動シリンダと、前記1対の挟持体が一端部に取り付けられる揺動アームと、この揺動アームの他端部に連結され、前記1対の挟持体がほぼ上下方向に変位するように前記揺動アームを揺動させる第2分離用往復動シリンダとを有していることを特徴とする請求項4に記載のナマコの内臓除去システム。
  6. ナマコが生のものであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のナマコの内臓除去システム。
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