[go: up one dir, main page]

JP2017053051A - 糸巻取機 - Google Patents

糸巻取機 Download PDF

Info

Publication number
JP2017053051A
JP2017053051A JP2015176528A JP2015176528A JP2017053051A JP 2017053051 A JP2017053051 A JP 2017053051A JP 2015176528 A JP2015176528 A JP 2015176528A JP 2015176528 A JP2015176528 A JP 2015176528A JP 2017053051 A JP2017053051 A JP 2017053051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
winding machine
duct
yarn winding
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015176528A
Other languages
English (en)
Inventor
平尾 修
Osamu Hirao
修 平尾
竹内 秀年
Hidetoshi Takeuchi
秀年 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2015176528A priority Critical patent/JP2017053051A/ja
Priority to EP16184731.4A priority patent/EP3141507B1/en
Priority to CN201610756008.XA priority patent/CN106494943B/zh
Publication of JP2017053051A publication Critical patent/JP2017053051A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/86Arrangements for taking-up waste material before or after winding or depositing
    • B65H54/88Arrangements for taking-up waste material before or after winding or depositing by means of pneumatic arrangements, e.g. suction guns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/70Other constructional features of yarn-winding machines
    • B65H54/702Arrangements for confining or removing dust
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H11/00Arrangements for confining or removing dust, fly or the like
    • D01H11/005Arrangements for confining or removing dust, fly or the like with blowing and/or suction devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

【課題】セクションダクト、セクションブロア、メインダクト、及びメインブロアを備える糸巻取機において、メインブロアが発生させた吸引流を用いてフィルタ部材に堆積した除去物質を容易に除去可能であるとともに、メインブロアの負荷を低減可能な構成を提供する。【解決手段】精紡機は、紡績ユニットと、セクションダクト31と、セクションブロア32と、フィルタ部材33と、メインダクト37と、メインブロアと、セクションブロア制御部39と、を備える。セクションブロア制御部39は、セクションブロア32が備える羽根32aが回転を継続している状態を維持しつつ羽根32aの回転速度を一時的に低下させて当該羽根32aを回転させ続ける減速制御を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、主として、風綿及び糸屑等を除去する構成を備えた糸巻取機に関する。
糸巻取機は繊維束及び/又は糸等を処理するため、稼動に伴って不要な風綿及び糸屑等(除去物質)が発生する。仮にこの除去物質を放置すれば、除去物質がパッケージ等に付着してパッケージの品質が低下したり、糸巻取機自体の不具合を招いたりする。そのため、従来から、適宜の箇所に吸引流を作用させて除去物質を吸引除去可能な糸巻取機が知られている。特許文献1と2は、この種の糸巻取機を開示する。
特許文献1は、風綿等を吸引除去するブロアの吸気口を下向きに配置した構成の糸巻取機を開示する。この吸気口にはフィルタが取り付けられており、ブロアを稼動することで風綿等をフィルタに堆積させることができる。この状態でブロアの運転を停止することで吸引力をなくし、風綿等を下方へ落下させることができる。
特許文献2は、所定数の紡績ユニット毎に設けられたセクションダクト及びセクションブロアと、セクションダクトで集められた風綿等をまとめて搬送するメインダクト及びメインブロアと、を備える糸巻取機を開示する。特許文献2では、メインブロアからの距離に応じてメインブロアの吸引流の作用力が異ならないようにするために、それぞれのセクションブロアの羽根の回転速度を異ならせることが記載されている。具体的には、メインブロアに近いほどセクションブロアの羽根の回転速度が遅くなるように制御されている。
特開昭63−50537号公報 特開2012−132112号公報
しかし、特許文献1では、下方へ落下させた風綿等を集める構成については記載されていない。特許文献2では、セクションブロア毎の羽根の回転速度を異ならせることは記載されているが、各セクションブロアの羽根の回転速度を時間に応じて変化させることは記載されていない。
本発明の主要な目的は、セクションダクト、セクションブロア、メインダクト、及びメインブロアを備える糸巻取機において、メインブロアが発生させた吸引流を用いてフィルタ部材に堆積した除去物質を容易に除去可能であるとともに、メインブロアの負荷を低減可能な構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の観点によれば、以下の構成の糸巻取機が提供される。即ち、この糸巻取機は、複数の巻取ユニットと、セクションダクトと、セクション吸引装置と、フィルタ部材と、メインダクトと、メイン吸引装置と、制御部と、を備える。前記セクションダクトは、複数の前記巻取ユニットの少なくとも1つで発生した除去物質が流れる。前記セクション吸引装置は、回転する羽根を有し、前記巻取ユニットから前記除去物質を吸引するための吸引流を前記セクションダクト内に発生させる。前記フィルタ部材は、前記セクションダクトと前記セクション吸引装置の間に配置される。前記メインダクトは、複数の前記セクションダクトと接続され、前記セクションダクトからの前記除去物質が流れる。前記メイン吸引装置は、前記セクションダクトからの前記除去物質を移動させるための吸引流を前記メインダクト内に発生させる。前記制御部は、前記メイン吸引装置が前記吸引流を発生させているときに、前記羽根が回転を継続している状態を維持しつつ前記羽根の回転速度を一時的に低下させる減速制御を行う。
これにより、セクション吸引装置の羽根の回転速度を遅くする減速制御を行うことでセクションダクト内の吸引力を低下させることができる。この減速制御を行っている間は、メイン吸引装置が発生させた吸引流を用いてフィルタ部材に堆積した除去物質を容易に除去できる。また、セクション吸引装置の羽根の回転を完全には停止させないため、メイン吸引装置の負荷を抑えることができる。
前記の糸巻取機においては、前記制御部は、前記セクション吸引装置の前記羽根を所定の速度範囲で回転させる通常制御を行うことが可能であり、前記通常制御の後に前記減速制御を開始することが好ましい。
これにより、制御部は、通常制御を行うことで堆積した除去物質を、減速制御を行ってメインダクトへ送ることができる。
前記の糸巻取機においては、前記制御部は、前記減速制御の後に、前記セクション吸引装置の前記羽根の回転速度を前記通常制御時における前記所定の速度範囲となるまで上昇させることが好ましい。
これにより、制御部は、減速制御を行うことで減速した羽根の回転速度を、通常制御における所定の速度範囲まで戻すことができる。
前記の糸巻取機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記セクション吸引装置は、前記羽根を回転させる動力を発生させるセクション駆動部を備える。前記制御部は、前記セクション駆動部の電源を切ることにより前記減速制御を行う。
これにより、セクション吸引装置の羽根の回転速度に対して容易に減速制御を行うことができる。
前記の糸巻取機においては、前記制御部は、前記セクション吸引装置の前記羽根の回転が停止する前に、前記セクション駆動部の電源を入れることが好ましい。
これにより、セクション吸引装置の羽根が完全に停止することを簡単な制御で防止できる。
前記の糸巻取機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この糸巻取機は、少なくとも前記セクション吸引装置が発生させた前記吸引流が作用する領域の圧力を検出する圧力検出部を備える。前記圧力検出部が検出した圧力が所定の範囲から外れた場合に、前記制御部は前記減速制御を開始する。
これにより、フィルタ部材への除去物質の堆積量と、セクション吸引装置が発生させる吸引流の強さとは、相関性があるため、適切なタイミングで減速制御を開始することができる。
前記の糸巻取機においては、前記圧力検出部が前記フィルタ部材と前記セクション吸引装置との間に配置されていることが好ましい。
フィルタ部材に除去物質が過剰に堆積すると、セクション吸引装置の吸引流が作用しにくくなる。従って、フィルタ部材とセクション吸引装置の間の圧力が上昇する。そのため、この領域の圧力を検出することで、フィルタ部材への除去物質の堆積量に応じて減速制御を開始することができる。
前記の糸巻取機においては、前記圧力検出部が前記巻取ユニット、前記セクションダクト、及び、前記巻取ユニットと前記セクションダクトの間の少なくとも何れかに配置されていることが好ましい。
フィルタ部材に除去物質が過剰に堆積すると、セクション吸引装置の吸引流が作用しにくくなる。従って、上記の少なくとも何れかの領域の圧力を検出することで、フィルタ部材への除去物質の堆積量に応じて減速制御を開始することができる。
前記の糸巻取機においては、前記制御部は、予め設定されたタイミングで前記減速制御を開始することが好ましい。
これにより、簡単な制御で減速制御を開始することができる。
前記の糸巻取機においては、前記制御部は、複数の前記セクション吸引装置の全てにおいて前記減速制御を行っていないタイミングで、複数の前記セクション吸引装置のうちの1つの前記セクション吸引装置で前記減速制御を開始することが好ましい。
これにより、1つのセクション吸引装置に対して減速制御を行うことでメイン吸引装置の負荷が上昇するため、セクション吸引装置毎に減速制御の開始タイミングをズラすことで、メイン吸引装置の負荷を軽減できる。
前記の糸巻取機においては、前記巻取ユニットは、少なくとも、当該巻取ユニットに対して設けられた前記セクション吸引装置に前記減速制御が行われている期間において糸の巻取りを行うことが好ましい。
これにより、減速制御を行っている間も糸の巻取りを行うことができるので、効率的に糸巻取機を稼動することができる。
前記の糸巻取機は、複数の前記セクションダクトのそれぞれに対して設けられ、前記フィルタ部材を通り抜けた吸引流が通過して外部に排出される排出口を有する排出ダクトを更に備える。前記フィルタ部材は、前記セクションダクトと前記排出ダクトとの接続部分に設けられている。前記セクション吸引装置は、前記排出ダクトにおいて前記フィルタ部材と前記排出口との間に設けられている。
これにより、セクション吸引装置が発生させた吸引流をより効率的にセクションダクトに作用させることができる。
本発明の一実施形態に係る精紡機の正面図。 精紡機の縦断面図。 風綿除去部の構成を示す正面断面図。 圧力に応じてセクションブロアの羽根の回転速度を制御する処理を示すグラフ。 フィルタ部材に風綿が堆積した状態を示す拡大断面図。 フィルタ部材に堆積した風綿が除去された状態を示す拡大断面図。 減速制御に係る処理を説明するフローチャート。 第1変形例に係る風綿除去部の圧力検出センサの位置を示す拡大断面図。 第2変形例に係る減速制御の開始タイミングを定めるスケジュールを示す表。
次に、本発明の一実施形態に係る精紡機(糸巻取機)について、図面を参照して説明する。図1に示す糸巻取機としての精紡機1は、並べて配置された多数の紡績ユニット(巻取ユニット)2と、糸継台車3と、ブロアボックス4と、原動機ボックス5と、を備えている。
図1に示すように、各紡績ユニット2は、上流から下流へ向かって順に配置された、ドラフト装置7と、紡績装置9と、風綿除去部30と、糸貯留装置12と、巻取装置13と、を備えている。なお、図1及び図2の説明において「上流」及び「下流」とは、紡績時でのスライバ15、繊維束8及び紡績糸10の走行(搬送)方向における上流及び下流を意味する。
ドラフト装置7は、精紡機1が備えるフレーム6の上端近傍に設けられている。ドラフト装置7は、上流側から順に、バックローラ対16、サードローラ対17、ミドルローラ対19、及びフロントローラ対20の4つのローラ対を備えている。ミドルローラ対19には、エプロンベルト18が各ローラに対して設けられている。ドラフト装置7は、図略のスライバケースから供給されるスライバ15を、所定の太さになるまでドラフトする。ドラフト装置7でドラフトされた繊維束8は、紡績装置9に供給される。
紡績装置9は、繊維束8を挿通させることが可能な旋回流発生室(図略)を備える。紡績装置9は、旋回流発生室の内部に図略のノズルから圧縮空気を噴射することにより、当該旋回流発生室内に旋回流を発生させる。紡績装置9は、旋回流によって繊維束8に撚りを与えて紡績糸10を生成する。
紡績装置9では、紡績時に紡績糸10に撚り込まれなかった繊維(風綿)が発生する。風綿は、風綿除去部30が備える吸引パイプ91、セクションダクト31、及びメインダクト37を介して、図略の集綿ボックスへ搬送される。これにより、風綿が旋回流発生室内に滞留しなくなるため、旋回流の発生が阻害されなくなる。風綿除去部30の詳細な構成については後述する。
紡績装置9の下流には、糸貯留装置12が設けられている。糸貯留装置12は、図2に示すように、糸貯留ローラ21と、当該糸貯留ローラ21を回転駆動するモータ25と、を備えている。
糸貯留ローラ21は、その外周面に一定量の紡績糸10を巻き付けて一時的に貯留する。糸貯留ローラ21は、外周面に紡績糸10を巻き付けた状態で所定の回転速度で回転することにより、紡績装置9から紡績糸10を所定の速度で引き出して下流側に搬送する。糸貯留装置12は、糸貯留ローラ21の外周面に紡績糸10を一時的に貯留することができるので、一種のバッファとして機能する。これにより、紡績装置9における紡績速度と、巻取速度(パッケージ45へ巻き取られる紡績糸10の速度)と、が何らかの理由により一致しない不具合(例えば紡績糸10の弛み等)を解消することができる。
上流側ガイド23は、糸貯留ローラ21のやや上流側に配置されている。上流側ガイド23は、紡績糸10を糸貯留ローラ21の外周面に案内する。
紡績装置9と糸貯留装置12との間には、ヤーンクリアラ52が設けられている。紡績装置9で生成された紡績糸10は、糸貯留装置12で巻き取られる前にヤーンクリアラ52を通過する。ヤーンクリアラ52は走行する紡績糸10の太さを監視する。ヤーンクリアラ52は、紡績糸10の糸欠陥を検出した場合、図示しないユニットコントローラへ糸欠陥検出信号を送信する。
ユニットコントローラは、ヤーンクリアラ52から糸欠陥検出信号を受信すると、紡績装置9の駆動を停止させて紡績糸10を切断させ、巻取装置13による巻取り等を停止させる。ユニットコントローラは糸継台車3に制御信号を送り、糸継台車3を当該紡績ユニット2まで走行させる。その後、ユニットコントローラは、糸継台車3による糸継ぎの完了後、紡績装置9を再び駆動し、巻取装置13による巻取りを再開させる。
糸継台車3は、図1及び図2に示すように、糸継装置43と、サクションパイプ44と、サクションマウス46と、を備えている。糸継台車3は、紡績ユニット2で糸切れ又は糸切断が発生すると、レール41上を走行して当該紡績ユニット2に対する作業位置で停止する。サクションパイプ44は、軸を中心に上方向に回動して、紡績装置9から送出される紡績糸10を捕捉し、軸を中心に下方向に回動することによって当該紡績糸10を糸継装置43へ案内する。サクションマウス46は、軸を中心に下方向に回動して、パッケージ45から紡績糸10を捕捉し、軸を中心に上方向に回動することによって当該紡績糸10を糸継装置43へ案内する。糸継装置43は、案内された紡績糸10同士の糸継ぎを行う。
巻取装置13は、クレードルアーム71と、巻取ドラム72と、トラバース装置75と、を備えている。クレードルアーム71は、支軸70まわりに揺動可能に支持されており、紡績糸10を巻き取るためのボビン48を回転可能に支持することができる。巻取ドラム72は、前記ボビン48又はパッケージ45の外周面に接触した状態で回転する。トラバース装置75は、紡績糸10を案内可能なトラバースガイド76を備えている。巻取装置13は、トラバースガイド76を図略の駆動手段によって往復動させながら巻取ドラム72を図略の電動モータによって駆動する。これにより、紡績糸10を綾振りしつつ、紡績糸10をパッケージ45に巻き取る。
次に、図3を参照して、風綿除去部30の構成について説明する。風綿除去部30を説明するときにおいて「上流」及び「下流」とは、除去物質の搬送方向(即ち、吸引流が流れる方向)における上流及び下流を意味する。
風綿除去部30は、図3に示すように、セクションダクト31と、セクションブロア(セクション吸引装置)32と、フィルタ部材33と、圧力検出部35と、メインダクト37と、メインブロア(メイン吸引装置)38(図1)と、を備えている。なお、セクションブロア32及びメインブロア38は、ブロア以外の吸引装置であっても良い。
本実施形態の精紡機1には、図2に示す吸引パイプ91が紡績ユニット2毎に配置されている。吸引パイプ91は、紡績ユニット2とセクションダクト31の間に配置されている。本実施形態では、吸引パイプ91の上流側端部は、紡績ユニット2の紡績装置9(より具体的には、旋回流発生室の下流側に形成されている排気室(図略))に接続されている。図3に示すように、1つのセクションダクト31には、所定数(本実施形態では20台)の紡績ユニット2の吸引パイプ91が接続されている。本実施形態では、1台の紡績ユニット2につき1本の吸引パイプ91が配置されるため、20本の吸引パイプ91が1つのセクションダクト31に接続されている。セクションダクト31は、所定数の紡績ユニット2毎(以下、所定数の紡績ユニット2の集まりをセクションと称する)に設けられている。各セクションで紡績ユニット2の数は同じであっても良いし、異なっていても良い。従って、セクションダクト31に接続される吸引パイプ91の数及び紡績ユニット2の数は、全てのセクションダクト31で同一であっても良いし、セクションダクト31毎に異なっていても良い。セクションダクト31は、その下流側においてメインダクト37及び排出ダクト34と接続されている。従って、セクションダクト31内には、メインブロア38により発生された吸引流も作用している。
セクションブロア32は、排出ダクト34の内部であって、フィルタ部材33の近傍に配置されている。セクションブロア32は、回転することで吸引流を発生させる羽根32aと、当該羽根32aを駆動するセクションブロア駆動部(セクション駆動部)32bと、を備えている。セクションブロア駆動部32bは、電動モータであり、セクションブロア制御部(制御部)39によって制御されている。セクションブロア制御部39は、精紡機1の全体の制御を行う制御装置に設けられていても良いし、セクション毎に設けられていても良い。
フィルタ部材33は、図3に示すように、セクションダクト31と排出ダクト34の接続部分に設けられている。フィルタ部材33は、網状に構成されており、この網目は、除去物質81が通過しないように、かつ空気(後述の吸引流82)が通過できるように構成されている。
圧力検出部35は、排出ダクト34の内部であって、フィルタ部材33とセクションブロア32の間の領域に配置されている。圧力検出部35は、この領域の圧力を検出する。この領域では、少なくともセクションブロア32が発生させた吸引流82が作用している。圧力検出部35は、圧力検出信号をセクションブロア制御部39へ出力する。
セクションブロア32は、フィルタ部材33を介してセクションダクト31側の空気を吸引し、当該セクションダクト31内及び吸引パイプ91内等に吸引流82を発生させることができる。この吸引流82は、主に、紡績装置9で発生した除去物質81を、吸引パイプ91を介してセクションダクト31の下流側の端部近傍まで移動させるために用いられる。
フィルタ部材33を通過した吸引流82は、排出ダクト34の排出口34aを介して外部に排出される。残りの吸引流82は、セクションダクト31とメインダクト37との間に形成された開口部36を通過して、除去物質81とともにメインダクト37へ流れる。本実施形態では、開口部36を開閉するための部材(シャッター等)は設けられていない。
メインダクト37の一端部の近傍であって前記ブロアボックス4内にはメインブロア38が配置されている(図1)。メインブロア38は、メインダクト37の下流側を負圧にすることで、当該メインダクト37内に吸引流83を発生させている。メインブロア38は常時稼動されている。除去物質81は、この吸引流83により、メインダクト37の一端部に配置された図略の集綿ボックスまで流される。
本実施形態では、排出ダクト34を介して排出される吸引流82の流量が、メインダクト37へ導入される吸引流82の流量よりも大きくなるように風綿除去部30が構成されている。これにより、メインブロア38が吸引する吸引流83の流量を減らすことができるので、当該メインブロア38の消費電力を低減することができる。しかし、排出ダクト34を介して排出される吸引流82の流量が、メインダクト37へ導入される吸引流82の流量よりも小さくても良い。
以下、フィルタ部材33に堆積した除去物質81を除去する方法について図4から図7までを参照して説明する。
図4の「回転速度」と示されたグラフには、セクションブロア32の羽根32aの回転速度の時間変化の一例が示されている。図4に示すように、セクションブロア制御部39は、通常制御と減速制御とを行う。
通常制御とは、主として、羽根32aを略一定(所定の速度範囲)の回転速度で回転させる制御である。セクションブロア制御部39は、紡績糸10の巻取りを行っている間だけでなく糸継ぎ等によって紡績糸10の巻取りを中断している間においても通常制御を行う。本実施形態において、「所定の速度範囲」とは、通常制御時において、減速制御の終了時の回転速度から上昇させられた後の回転速度の速度範囲のことである。図4に示す例では、「所定の速度範囲」とは、減速制御時の速度よりも高速である水平線で示される速度のことである。「所定の速度範囲」は、図4に示すように一定でも良いし、平均値が図4に示されるような速度になるように所定の範囲内で増減させられてもよい。
減速制御とは、羽根32aの回転速度を一時的に低下させつつ回転を維持する制御である。羽根32aを完全に停止させる制御は減速制御には該当しない。なお、減速制御後に通常制御に戻すために羽根32aを加速させる必要がある。本実施形態では、通常制御中にこの加速が行われるものとして説明する。本実施形態では、紡績糸10の巻取り中には通常制御と減速制御しか行われないので、通常制御と減速制御が交互に行われる(換言すると、通常制御の後に減速制御が行われ、当該減速制御の後に再び通常制御が行われる)。上述のようにメインブロア38は常時稼動させているので、減速制御及び通常制御の何れを行っている間でもメインブロア38が稼動し続けている。
セクションブロア制御部39は、フィルタ部材33への除去物質81の堆積量に応じて通常制御と減速制御とを切り替えることで、堆積した除去物質81を除去する。以下、具体的に説明する。
図5に示すようにフィルタ部材33に除去物質81が堆積していくと、フィルタ部材33の網目が塞がれていく。そのため、セクションブロア32が発生させた吸引流82は、セクションダクト31に作用しにくくなる。その代わりに、吸引流82は、排出ダクト34内に作用し易くなるため、排出ダクト34内の圧力が増加する。従って、除去物質81の堆積量が増加するに伴って、圧力検出部35が検出する圧力が上昇する。図4の「圧力」と示されたグラフには、時間の経過に伴って圧力検出部35が検出する圧力が上昇していくことが示されている。
セクションブロア制御部39は、圧力検出部35の検出値に基づいて、フィルタ部材33への除去物質81の堆積量を判定する。具体的には、セクションブロア制御部39は、圧力検出部35の検出値が所定の閾値より大きいか否かを判定する(図7のS101)。
セクションブロア制御部39は、圧力検出部35の検出値が所定の閾値より大きい場合、他のセクションブロア32が減速制御中か否かを判定する(S102)。セクションブロア制御部39は、他の全てのセクションブロアが減速制御を行っていない場合、セクションブロア駆動部32bの電源をオフにする(セクションブロア駆動部32bへの電力の供給を中断する)(S103、減速制御の開始)。
セクションブロア駆動部32bの電源をオフにすることで、図4に示すように羽根32aの回転速度が低下する。そのため、フィルタ部材33上の除去物質81に作用する吸引流82が弱くなる。従って、図5に示すように、メインブロア38が発生させた吸引流83により除去物質81がメインダクト37へ移動する。このように、減速制御を行うことで、フィルタ部材33に堆積した除去物質81を除去できる。
ある1つのセクションブロア32での減速制御中は、メインブロア38の負荷が大きくなる。複数のセクションブロア32で同時に減速制御を行うと、フィルタ部材33から除去物質81を除去できない可能性がある。従って、セクションブロア制御部39は、他のセクションブロア32が減速制御中である場合、他の全てのセクションブロア32の減速制御が終わったタイミングで(換言すれば、複数のセクションブロア32の全てにおいて減速制御を行っていないタイミングで)次のセクションブロア32の減速制御を開始する(上述のS102の処理)。
セクションブロア制御部39は、減速制御の開始後の経過時間をカウントしており、この経過時間が所定時間を超えたか否か判定する(S104)。セクションブロア制御部39は、経過時間が所定時間を超えたと判定したタイミングで、セクションブロア駆動部32bの電源をオンにする(セクションブロア駆動部32bへの電力の供給を再開する)(S105、減速制御の終了)。これにより、図4に示すようにセクションブロア32の羽根32aの回転速度が上昇し、通常制御時の回転速度に到達する。
この所定時間は、セクションブロア32の羽根32aの回転が停止するまでの時間より短く設定されている。従って、羽根32aが完全に停止することを防止できる。これにより、セクションブロア32の吸引力がゼロにならないため、メインブロア38の負荷を抑えることができる。
次に、図8を参照して上記実施形態の第1変形例を説明する。第1変形例において、圧力検出部35は、吸引パイプ91の内部の領域に配置されている。この領域では、少なくともセクションブロア32の吸引流82が作用する。図5に示すようにフィルタ部材33に除去物質81が堆積していくと、フィルタ部材33の網目が塞がれていく。そのため、セクションブロア32が発生させた吸引流82は、セクションダクト31に作用しにくくなる。従って、セクションブロア32の内部及び吸引パイプ91の内部の圧力が低下する。
本変形例のセクションブロア制御部39は、圧力検出部35が検出した圧力が所定の閾値より小さいか否かを判定する。セクションブロア制御部39は、圧力検出部35が検出した圧力が所定の閾値より小さい場合に、減速制御を行う。
風綿除去部30内においてフィルタ部材33より紡績ユニット2に近い領域では、除去物質81の堆積に伴って圧力が低下する。従って、圧力検出部35は、紡績ユニット2内で吸引流が作用する箇所に配置されていても良い。本実施形態では、複数の吸引パイプ91のうち1つに圧力検出部35が配置されているが、複数の吸引パイプ91にそれぞれ圧力検出部35が配置されていても良い。
フィルタ部材33とセクションブロア32の間に圧力検出部35を配置し、更にセクションブロア32又は吸引パイプ91等に圧力検出部35を配置しても良い。セクション毎に圧力検出部35の取付位置及び取付数を異ならせても良い。この場合、圧力検出部35が配置されないセクションが存在しても良い。
圧力検出部35は、紡績ユニット2内に設けても良い。具体的には、圧力検出部35は、紡績装置9の旋回流発生室の下流に設けられた排気路に設けても良い。即ち、圧力検出部35は、吸引パイプ91よりも上流側に設けられていても良い。
次に、図9を参照して、上記実施形態の第2変形例を説明する。上記実施形態及び第1変形例では、圧力検出部35の検出結果に基づいて減速制御の開始タイミングを決定している。これに対し第2変形例では、予め設定されたスケジュールで減速制御を行う。
図9には、このスケジュールの例が示されている。図9のスケジュールによれば、精紡機1には10個のセクションが設けられており、各セクションでは1回の減速制御が5秒であり、1時間に1回のペースで減速制御が行われる。各セクションで減速制御を行うタイミングが異なるようにスケジュールが設定されている。第2変形例の方法で減速制御の開始タイミングを決定することで、セクションブロア制御部39が行う制御を簡単にすることができる。
減速制御のスケジュールは、オペレータが図略の設定部等から入力した任意の値に基づき設定されていても良く、精紡機1の初期値が設定されていても良い。減速制御のスケジュールにおいて、上記の回数と期間以外の回数及び/又は期間が設定されていても良い。
以上に説明したように、精紡機1は、紡績ユニット2と、セクションダクト31と、セクションブロア32と、フィルタ部材33と、メインダクト37と、メインブロア38と、セクションブロア制御部39と、を備える。複数のセクションダクト31のそれぞれは、少なくとも1つの紡績ユニット2毎に配置され、当該紡績ユニット2で発生した除去物質81がセクションダクト31内を流れる。当該紡績ユニット2で発生した除去物質81がセクションダクト31内を流れる。セクションブロア32は、除去物質81を吸引するための吸引流82をセクションダクト31内に発生させる。フィルタ部材33は、セクションダクト31とセクションブロア32の間に配置される。メインダクト37は、複数のセクションダクト31と接続されている。セクションダクト31からの除去物質81がメインダクト37内を流れる。メインブロア38は、除去物質81を移動させるための吸引流83をメインダクト37内に発生させる。セクションブロア制御部39は、メインブロア38が吸引流83を発生させているときに、羽根32aが回転を継続している状態を維持しつつ羽根32aの回転速度を一時的に低下させる減速制御を行う。
これにより、セクションブロア32の羽根32aの回転速度を遅くする減速制御を行うことでセクションダクト31内の吸引力を低下させることができる。この減速制御を行っている間は、メインブロア38が発生させた吸引流を用いてフィルタ部材33に堆積した除去物質81を容易に除去できる。また、セクションブロア32の羽根32aの回転を完全には停止させないため、メインブロア38の負荷を抑えることができる。
精紡機1のセクションブロア制御部39は、セクションブロア32の羽根32aを所定の速度範囲で回転させる通常制御を行うことが可能であり、通常制御の後に減速制御を開始する。
これにより、セクションブロア制御部39は、通常制御を行うことで堆積した除去物質81を、減速制御を行ってメインダクト37へ送ることができる。
精紡機1のセクションブロア制御部39は、減速制御の後に、セクションブロア32が備える羽根32aの回転速度を通常制御時における所定の速度範囲となるまで上昇させる。
これにより、セクションブロア制御部39は、減速制御を行うことで減速した羽根32aの回転速度を、通常制御における所定の速度範囲まで戻すことができる。
精紡機1のセクションブロア32は、羽根32aを回転させる動力を発生させるセクションブロア駆動部32bを備える。セクションブロア制御部39は、セクションブロア駆動部32bの電源を切ることにより減速制御を行う。
これにより、セクションブロア32の羽根32aの回転速度の減速制御を容易に行うことができる。
精紡機1のセクションブロア制御部39は、セクションブロア32の羽根32aの回転が停止する前に、セクションブロア駆動部32bの電源を入れる(セクションブロア駆動部32bへの電力の供給を再開する)。
これにより、セクションブロア32の羽根32aが完全に停止することを簡単な制御で防止できる。
精紡機1のセクションブロア制御部39が減速制御を行っている間は、メインブロア38の稼動が継続する。
これにより、フィルタ部材33に堆積した除去物質81をメインブロア38の吸引流によって確実に除去できる。
精紡機1は、セクションブロア32が発生させた吸引流が作用する領域(具体的には、排出ダクト34内におけるフィルタ部材33とセクションブロア32との間の領域)の圧力を検出する圧力検出部35を備える。圧力検出部35が検出した圧力が所定の範囲から外れた(所定の閾値より大きくなった)場合に、セクションブロア制御部39は減速制御を開始する。
これにより、フィルタ部材33への除去物質81の堆積量と、セクションブロア32が発生させる吸引流の強さとは、相関性があるため、適切なタイミングで減速制御を開始することができる。
精紡機1の紡績ユニット2は、少なくとも、対応するセクションブロア32に減速制御が行われている期間において紡績糸10の巻取りを行う。
これにより、減速制御を行っている間も紡績糸10の巻取りを行うことができるので、効率的に精紡機1を稼動することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態及び変形例を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態では、セクションブロア制御部39は、セクションブロア駆動部32bの電源を所定時間だけオフして減速制御を行った後に電源をオンして通常制御に戻るように制御を行っているが、減速制御中に電源のオンとオフを繰り返しても良い。セクションブロア駆動部32bの回転速度を設定値(目標値)に下げることにより減速制御を行っても良い。また、上記実施形態では、セクションブロア32の羽根32aの回転速度を減速させ続けているが、一度減速させて略一定の回転速度(通常制御時の回転速度よりも遅い回転速度)で回転させ続けても良い。羽根32aの回転速度は、図4に示すように直線状に低下させずに、段階的又は曲線状に低下させても良い。減速制御時における羽根32aの回転速度は、通常制御時の回転速度よりも低い速度であれば、ゼロ速度を除く、どのような速度であっても良い。
上記実施形態では、同時に複数のセクションブロア32で減速制御が行われないようにした。即ち、全てのセクションブロア32で通常制御が行われている状態から、1つのセクションブロア32の減速制御が開始されている。しかし、セクション毎に減速制御を開始するか否かを判定する等して、同時に複数のセクションブロア32で減速制御を行っても良い。
上記実施形態では、経過時間に基づいて、減速制御を終了するタイミング(セクションブロア駆動部32bの電源をオンにするタイミング)を決定する。これに代えて、圧力検出部35が検出した圧力に基づいて(即ちフィルタ部材33への除去物質81の堆積量に基づいて)減速制御を終了するタイミングを決定しても良い。
1つのセクションダクト31に接続される紡績ユニット2の台数を20台とすることに代えて、1台〜19台又は21台以上としても良い。
フィルタ部材33が配置される位置及び角度は特に限定されない。例えば特開2012−132112号公報のように、下流に向かうに従って開口部36に近づくようにフィルタ部材33を傾斜させて配置しても良い。
吸引パイプ91以外にも、ドラフト装置7のドラフトローラに付着した風綿等が吸引されて搬送される吸引パイプがセクションダクト31に接続されていても良い。紡績ユニット2では、糸屑等を吸引するための吸引口を紡績装置9の下流側に設けられていても良く、当該吸引口を有する吸引パイプがセクションダクト31に接続されていても良い。更には、紡績ユニット2毎に糸継装置を備える精紡機では、糸継ぎ時に発生する糸屑等を吸引して搬送するパイプがセクションダクト31に接続されていても良い。
紡績ユニット2は、糸貯留装置12により紡績装置9から紡績糸10を引き出しているが、この構成に限られない。例えば、紡績ユニットは、デリベリローラとニップローラとにより紡績装置9から紡績糸10を引き出し、その後、下流側に設けた糸貯留装置12又はスラックチューブにより紡績糸10を貯留するように構成されていても良い。にデリベリローラとニップローラとにより紡績装置9から紡績糸10を引き出すように構成した場合は、糸貯留装置12を省略することもできる。
本発明の構成は上記のような精紡機に限られず、例えばオープンエンド精紡機、自動ワインダ、撚糸機、合糸機等にも適用することができる。本発明の構成を例えば自動ワインダに適用する場合、糸継ぎ時に発生する糸屑の除去に本発明を適用できる。
1 精紡機(糸巻取機)
30 風綿除去部
31 セクションダクト
32 セクションブロア(セクション吸引装置)
33 フィルタ部材
37 メインダクト
38 メインブロア(メイン吸引装置)
39 セクションブロア制御部(制御部)

Claims (12)

  1. 複数の巻取ユニットと、
    複数の前記巻取ユニットの少なくとも1つで発生した除去物質が流れるセクションダクトと、
    回転する羽根を有し、前記巻取ユニットから前記除去物質を吸引するための吸引流を前記セクションダクト内に発生させるセクション吸引装置と、
    前記セクションダクトと前記セクション吸引装置の間に配置されたフィルタ部材と、
    複数の前記セクションダクトと接続され、前記セクションダクトからの前記除去物質が流れるメインダクトと、
    前記セクションダクトからの前記除去物質を移動させるための吸引流を前記メインダクト内に発生させるメイン吸引装置と、
    前記メイン吸引装置が前記吸引流を発生させているときに、前記羽根が回転を継続している状態を維持しつつ前記羽根の回転速度を一時的に低下させる減速制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする糸巻取機。
  2. 請求項1に記載の糸巻取機であって、
    前記制御部は、前記セクション吸引装置の前記羽根を所定の速度範囲で回転させる通常制御を行うことが可能であり、前記通常制御の後に前記減速制御を開始することを特徴とする糸巻取機。
  3. 請求項2に記載の糸巻取機であって、
    前記制御部は、前記減速制御の後に、前記セクション吸引装置の前記羽根の回転速度を前記通常制御時における前記所定の速度範囲となるまで上昇させることを特徴とする糸巻取機。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
    前記セクション吸引装置は、前記羽根を回転させる動力を発生させるセクション駆動部を備え、
    前記制御部は、前記セクション駆動部の電源を切ることにより前記減速制御を行うことを特徴とする糸巻取機。
  5. 請求項4に記載の糸巻取機であって、
    前記制御部は、前記セクション吸引装置の前記羽根の回転が停止する前に、前記セクション駆動部の電源を入れることを特徴とする糸巻取機。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
    少なくとも前記セクション吸引装置が発生させた前記吸引流が作用する領域の圧力を検出する圧力検出部を備え、
    前記圧力検出部が検出した圧力が所定の範囲から外れた場合に、前記制御部は前記減速制御を開始することを特徴とする糸巻取機。
  7. 請求項6に記載の糸巻取機であって、
    前記圧力検出部が前記フィルタ部材と前記セクション吸引装置との間に配置されていることを特徴とする糸巻取機。
  8. 請求項6に記載の糸巻取機であって、
    前記圧力検出部が前記巻取ユニット、前記セクションダクト、及び、前記巻取ユニットと前記セクションダクトの間の少なくとも何れかに配置されていることを特徴とする糸巻取機。
  9. 請求項1から8までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
    前記制御部は、予め設定されたタイミングで前記減速制御を開始することを特徴とする糸巻取機。
  10. 請求項1から8までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
    前記制御部は、複数の前記セクション吸引装置の全てにおいて前記減速制御を行っていないタイミングで、複数の前記セクション吸引装置のうちの1つの前記セクション吸引装置で前記減速制御を開始することを特徴とする糸巻取機。
  11. 請求項1から10までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
    前記巻取ユニットは、少なくとも、当該巻取ユニットに対して設けられた前記セクション吸引装置に対して前記減速制御が行われている期間において糸の巻取りを行うことを特徴とする糸巻取機。
  12. 請求項1から11までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
    複数の前記セクションダクトのそれぞれに対して設けられ、前記フィルタ部材を通り抜けた吸引流が通過して外部に排出される排出口を有する排出ダクトを更に備え、
    前記フィルタ部材は、前記セクションダクトと前記排出ダクトとの接続部分に設けられており、
    前記セクション吸引装置は、前記排出ダクトにおいて前記フィルタ部材と前記排出口との間に設けられていることを特徴とする糸巻取機。
JP2015176528A 2015-09-08 2015-09-08 糸巻取機 Pending JP2017053051A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176528A JP2017053051A (ja) 2015-09-08 2015-09-08 糸巻取機
EP16184731.4A EP3141507B1 (en) 2015-09-08 2016-08-18 Yarn winding machine
CN201610756008.XA CN106494943B (zh) 2015-09-08 2016-08-29 纱线卷绕机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176528A JP2017053051A (ja) 2015-09-08 2015-09-08 糸巻取機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017053051A true JP2017053051A (ja) 2017-03-16

Family

ID=56799275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015176528A Pending JP2017053051A (ja) 2015-09-08 2015-09-08 糸巻取機

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3141507B1 (ja)
JP (1) JP2017053051A (ja)
CN (1) CN106494943B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019123587A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 村田機械株式会社 自動ワインダにおける静圧制御方法及び自動ワインダ
DE102018131571A1 (de) * 2018-12-10 2020-06-10 Saurer Spinning Solutions Gmbh & Co. Kg Saugluftanlage
JP2021113378A (ja) * 2020-01-21 2021-08-05 村田機械株式会社 空気紡績機

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3017838A1 (de) * 1980-05-09 1981-11-12 Zinser Textilmaschinen Gmbh, 7333 Ebersbach Filterkasten
JPS60185670U (ja) * 1984-05-19 1985-12-09 株式会社 辰巳エヤ−エンジニアリング ニユ−マボツクス集綿装置
JPS61113833A (ja) * 1984-11-09 1986-05-31 Howa Mach Ltd 紡機におけるニユ−マチツククリヤラ装置
JPS6350537A (ja) 1986-08-13 1988-03-03 Toyota Autom Loom Works Ltd 紡機清掃用ブロワの吸気口の清掃方法
IT1269702B (it) * 1994-01-11 1997-04-15 Savio Macchine Tessili Srl Metodo ed apparecchiatura per aspirare e per asportare automaticamente la lanuggine e il pulviscolo in una stazione di roccatura
CN201395653Y (zh) * 2009-04-27 2010-02-03 邵阳纺织机械有限责任公司 吸废丝装置
DE102009036409A1 (de) * 2009-08-06 2011-02-10 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Ringspinnmaschine
IT1396438B1 (it) * 2009-11-16 2012-11-23 Savio Macchine Tessili Spa Sistema di aspirazione individuale per unita' di roccatura.
JP2012132112A (ja) 2010-12-20 2012-07-12 Murata Mach Ltd 繊維機械
JP2013014860A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Murata Mach Ltd 風綿収集装置、繊維機械、及び、風綿収集方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP3141507A1 (en) 2017-03-15
EP3141507B1 (en) 2019-10-23
CN106494943B (zh) 2020-03-06
CN106494943A (zh) 2017-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109385703B (zh) 气流纺纱机
JP2013063839A (ja) 糸巻取機及び糸巻取ユニット
JP2013067891A (ja) 紡績ユニット及び紡績機
CN110158207B (zh) 空气纺纱机和空气纺纱方法
WO2012046538A1 (ja) 吸引分離装置およびこれを備えた繊維機械
JP2016017254A (ja) 紡績機及び紡績方法
EP3141507B1 (en) Yarn winding machine
EP2657381B1 (en) Textile machine
EP3141508B1 (en) Yarn winding machine
EP2862826A1 (en) Yarn winding machine
CN106939451B (zh) 纺纱机械
JP4529977B2 (ja) コアヤーン紡績機
CN109930260B (zh) 纺纱机和纱线捕捉方法
JP2014009052A (ja) 繊維機械
JP2017065862A (ja) 糸巻取機
EP3360830A1 (en) Yarn winding machine
CN115961390A (zh) 一种纺织机构
EP2966199B1 (en) Spinning machine and spinning method
JP2022189207A (ja) 紡績機
JP2023142135A (ja) 糸巻取機
CN113774526A (zh) 气流纺纱机
JP2025047900A (ja) 紡績機
CN114959968A (zh) 纺纱机
JP2023054863A (ja) 糸巻取機
JP2023142136A (ja) 紡績機