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JP2017037723A - 電気部品用ソケット - Google Patents

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JP2017037723A
JP2017037723A JP2015156635A JP2015156635A JP2017037723A JP 2017037723 A JP2017037723 A JP 2017037723A JP 2015156635 A JP2015156635 A JP 2015156635A JP 2015156635 A JP2015156635 A JP 2015156635A JP 2017037723 A JP2017037723 A JP 2017037723A
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Ryota Sotoyama
亮太 外山
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Abstract

【課題】カバー部材とロック機構の擦れを防止して金属屑の発生を抑制できる電気部品用ソケットを提供する。【解決手段】ソケット本体20と、その一端22側に回動自在に取り付けられたカバー部材30と、ロック機構40とを有し、ロック機構40は、ソケット本体20の他端23側でカバー部材30を閉状態で係止するラッチ部材41と、他端23側でソケット本体20に対して回動するベース部材44と、ベース部材44に基端部42a側が取り付けられて回動させてラッチ部材41を移動させるロックレバー42とを有し、ロックレバー42は、ベース部材44に対してスライド自在であり、レバー用スプリング43で基端部42a側に付勢されており、ロックする際には、ロックレバー42を、閉じる方向に回動させ、付勢力に抗して先端部42b側にスライドさせ、係合部38に係合させるようになっているICソケット10。【選択図】図1

Description

この発明は、配線基板上に配設され、半導体装置(以下「ICパッケージ」という)等の電気部品の試験等を行うため、この電気部品を収容する電気部品用ソケットに関するものである。
従来、この種の「電気部品用ソケット」としては、「電気部品」であるICパッケージを着脱自在に収容するICソケットがある(特許文献1参照)。
そのICパッケージとしては、例えば方形状のパッケージ本体を有し、このパッケージ本体に端子が設けられている。
一方、そのICソケットは、ソケット本体にICパッケージが収容されるようになっていると共に、このソケット本体にカバー部材が開閉自在に設けられており、さらにこのカバー部材を閉じたときにロックレバーを回動させてロックするロック機構を有している。そして、カバー部材を閉じてロック機構でロックした状態で、ICパッケージが押圧されると共に、このICパッケージの端子がコンタクトピンに接触されるようになっている。
特許第5584072号公報。
しかしながら、従来のものにあっては、カバー部材を閉じてロック機構でロックする際に、略コ字状のロックレバーを回動させ、その両側部をカバー部材の両外側に突出形成された突出ピンに上方から当接して乗り越えさせ、これによりロック状態となるように構成されていた。
このような構成の場合には、ロックレバーが突出ピンを乗り越える際に摩擦力が大きくなることがあり、その際には双方が擦れることで金属屑が発生し易くなるという問題が生じていた。
そこで、この発明は、カバー部材とロック機構の擦れを防止して、金属屑の発生を抑制することができる電気部品用ソケットを提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、配線基板上に配設され、電気部品が収容される電気部品用ソケットであって、前記配線基板上に配設され、前記電気部品が収容される収容部を有するソケット本体と、該ソケット本体の一端側に回動自在に基端側が取り付けられ、前記収容部上に収容された電気部品を閉じた状態で押圧するカバー部材と、前記ソケット本体に設けられ、前記カバー部材を閉状態でロックするロック機構とを有し、該ロック機構は、前記ソケット本体の他端側に設けられて前記カバー部材の先端側を閉状態で係止する係止部と、前記ソケット本体の前記他端側で該ソケット本体に対して回動するベース部と、該ベース部に基端部側が取り付けられて前記ベース部と共に回動させることで前記係止部を移動させるロックレバーとを有し、該ロックレバーは、前記ベース部に対して前記基端部側と先端部側を結ぶ方向にスライド自在であると共に、付勢手段で前記基端部側に付勢されており、前記カバー部材を閉状態でロックする際には、前記ロックレバーを、閉じる方向に回動させると共に、前記付勢手段の付勢力に抗して前記先端部側にスライドさせ、前記カバー部材又は前記ソケット本体に設けられた係合部に前記付勢手段の付勢力で係合させるようになっている電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記係合部が、前記カバー部材の前記基端側に設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明に加えて、前記付勢手段がコイルスプリングで構成されており、前記ロックレバーの前記基端部側に形成されたストッパと前記ベース部との間に配置されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明に加えて、該ロック機構は、前記係止部の両側に一対の前記ベース部が設けられ、該一対の前記ベース部に略コ字状の前記ロックレバーが取り付けられており、該ロックレバーのスライド方向に直交するレバー先端部が前記係合部に係合するようになっていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ロック機構のロックレバーを、スライド自在にすると共に、付勢手段で基端部側に付勢しており、その付勢力に抗してスライドさせ、カバー部材又はソケット本体に設けられた係合部に付勢手段の付勢力で係合させる構成により、カバー部材とロック機構の擦れを防止して、金属屑の発生を抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、係合部が、カバー部材の基端側に設けられていることで、係合部をソケット本体側に設けるよりも、回動するカバー部材との干渉を考慮せずに係合部を配置させることができ、さらにソケットの外形から突出しないように配置させることが容易にできるため、ソケットの外形を小さくさせることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、ロックレバーの基端部側に形成されたストッパとベース部との間にコイルスプリングで構成された付勢手段が配置されていることで、簡単な構造で、ロックレバーを基端部側に付勢させることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、ロック機構は、係止部の両側の一対のベース部に略コ字状のロックレバーが取り付けられており、ロックレバーのスライド方向に直交するレバー先端部が係合部に係合するようになっていることで、安定した状態でロックレバーを係合部に係合させることができる。
この発明の実施の形態に係るICソケットの斜視図である。 同実施の形態に係るICソケットの平面図である。 同実施の形態に係るICソケットにおける図2のH−H線に沿う断面図である。 同実施の形態に係るICソケットにおけるカバー部材を開いた状態の斜視図である。 同実施の形態に係るICソケットにおける図4の状態を異なる角度からみた斜視図である。 同実施の形態に係るICソケットにおけるカバー部材を閉じてロック機構をロックしていない状態の斜視図である。 同実施の形態に係るICソケットにおける図6のA−A線に沿う断面図で、スライド部材が第1位置に位置した状態を示す図である。 同実施の形態に係るICソケットにおける図6のA−A線に沿う断面図で、スライド部材が第2位置に位置した状態を示す図である。 同実施の形態に係るICソケットにおける図2のB−B線に沿う断面図で、(a)スライド部材が第1位置に位置して第1のICパッケージを収容した状態と、(b)スライド部材が第2位置に位置して第2のICパッケージを収容した状態とを比較した図である。 同実施の形態に係るICソケットにおけるロックレバーの係合前の状態を示す斜視図である。 同実施の形態に係るICソケットにおける図10のJ−J線に沿う断面図である。 同実施の形態に係るICソケットにおけるロック機構の内部の動きを示す断面図である。 同実施の形態に係るICソケットにおけるコンタクトピン付近の動きを示す拡大断面図である。 同実施の形態に係るICソケットにおける状態保持機構の動きを示す拡大断面図である。 同実施の形態に係る第1のICパッケージを示す正面図である。 同実施の形態に係る第2のICパッケージを示す正面図である。 同実施の形態に係るICソケットにおける状態保持機構の他の例を示す拡大断面図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1〜図16には、この発明の実施の形態を示す。
まず構成を説明すると、この実施の形態の「電気部品用ソケット」としてのICソケット10は、図1等に示すように、配線基板1上に配設されるようになっている。また、「電気部品」としての第1のICパッケージ3(図15参照)又は第2のICパッケージ6(図16参照)が収容されて、配線基板1の電極(図示省略)と第1のICパッケージ3の球状の端子(半田ボール)5又は第2のICパッケージ6の球状の端子(半田ボール)8とを電気的に接続させるように構成されている。そして、例えば第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6のバーンイン試験等に用いられるものである。
この実施の形態の第1のICパッケージ3は、平面視で方形状となっており、図15に示すように、所定の厚さH1を有するパッケージ本体4を有し、このパッケージ本体4の下面に球状の端子5がマトリックス状に複数突出して形成されている。
また、第2のICパッケージ6は、図16に示すように、パッケージ本体7の厚さH2が第1のICパッケージ3のパッケージ本体4の厚さH1より薄く形成されたものであり、パッケージ本体7の下面には球状の端子8が設けられている。
一方、ICソケット10は、図3,図7〜図9,図11に示すように、配線基板1上に固定され、図1,図4,図5,図7〜図9等に示すように、第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6を収容するソケット本体20と、当該ソケット本体20に回動自在に設けられ、後述するフローティングプレート55上を開閉し、第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6を押圧するカバー部材30と、このカバー部材30の閉時にロックするロック機構40とを有している。
より詳しくは、ソケット本体20は、図7等に示すように、配線基板1上に固定されて枠状に形成された枠部材21と、当該枠部材21の内側に設けられたコンタクトピン配設ユニット50とを有している。このコンタクトピン配設ユニット50は、図13に示すように、上側プレート51と下側プレート53と、当該上側プレート51に対して上方に付勢された状態で第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6を収容する「収容部」としてのフローティングプレート55とを有している。
また、図13に示すように、上側プレート51に設けられた複数の上側貫通孔52と下側プレート53に設けられた複数の下側貫通孔54とフローティングプレート55に設けられた複数の貫通孔57に、コンタクトピン60が挿通されて保持されており、これにより複数のコンタクトピン60がマトリックス状に配置されている。このコンタクトピン60は、第1のICパッケージ3の球状の端子5又は第2のICパッケージ6の球状の端子8の下面に接触すると共に、配線基板1の電極に電気的に接続されるようになっている。
各コンタクトピン60は、図13に示すように、第1のICパッケージ3の球状の端子5又は第2のICパッケージ6の端子8に接触する導電性金属材料からなる上側接触部材61と、配線基板1の電極に接触する導電性金属材料からなる下側接触部材62とが伸縮自在に組み合わされ、コイルスプリング63が上側接触部材61と下側接触部材62の間に配設されて、双方を伸長させる方向に付勢している。
そして、これらで構成されるコンタクトピン60が、上側貫通孔52及び下側貫通孔54内に、その上下方向に沿って挿入されている。また、上側接触部材61が、主に上側貫通孔52内で上下動するようになっており、下側接触部材62が、主に下側貫通孔54内で上下動するようになっている。
また、フローティングプレート55には、スプリング(図示省略)等により上方に付勢され、コンタクトピン60が挿通される貫通孔57(図13参照)が多数形成されると共に、図4,図5,図7に示すように、第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6の各角隅部をガイドするガイド部56が形成されている。
また、カバー部材30は、図4〜図7に示すように、枠体31と押圧部材32とを有している。このうち、枠体31は、ソケット本体20に対して回動自在に設けられた略方形状の部材であり、当該枠体31の基端31a(図7における右端部)側が、ソケット本体20の枠部材21の一端22側に対して、略水平方向に沿って設けられた回動軸34を介して回動自在に取り付けられている。
また、枠体31の基端31a側には、後述するロックレバー42を係合させるための一対の係合部38が設けられている。この係合部38には、ロックレバー42が入り込む凹部38aが形成されている。また、この凹部38aの上側には、下方に落ち込むR形状部38bが形成されている。これにより、例えばロックレバー42を閉じる方向に回動させて、当該ロックレバー42がR形状部38bに当接した場合に、当該R形状部38bに沿ってロックレバー42が移動することによって、ロックレバー42をスムーズに凹部38aに導くことができる。
また、押圧部材32は、図2,図7に示すように、枠体31内に支持された部材であり、枠体31の中央部(図7における中央部)で、回動軸34と略水平方向に沿って設けられている軸35に、所定量回動自在に支持されている。さらに、軸35に対して押圧部材32が所定量上下動可能となるように、軸35を挿通する押圧部材32側の挿通孔(図示省略)が上下方向を長手方向とする長孔に形成されている。
また、この押圧部材32は、図7,図8に示すように、フローティングプレート55に収容された第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6をカバー部材30の閉時に押圧するように下方に突出した、平面視で略方形状を呈する押圧部33を有している。
また、押圧部材32は、図7,図8に示すように、この押圧部33の上部に一体に設けられたフィン状のヒートシンク部36を有している。そして、第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6の熱を、当接した押圧部33を介して、ヒートシンク部36から放出するようになっている。ここでは、ヒートシンク部36は、押圧部33より縦横の幅が大きな形状に形成されている。
また、このカバー部材30は、図2〜図9に示すように、当該カバー部材30を閉じたときにおけるフローティングプレート55に対する押圧部材32の高さ位置を調整する調整機構70を有している。この実施の形態の調整機構70は、図2に示すように、軸35に回動自在にされた状態で押圧部材32の両側に設けられた一対のカム部材77と、カバー部材30の側面に沿ってスライド移動するスライド部材71と、一端部75がカム部材77に連結されて他端部76がスライド部材71に連結された一対のリンク部材74とを有している。
このうち、スライド部材71は、図1〜図9に示すように、カバー部材30の枠体31の両側の側面から突出するように設けられた一対の操作部72と、この2つの操作部72を繋ぐシャフト73とを有している。また、シャフト73が枠体31の両側の側面に設けられた長孔37に挿通されており、この長孔37内を摺動するようになっている。これにより、スライド部材71が、長孔37に沿ってスライド移動するようになっている。この実施の形態の長孔37は、その長手方向が、カバー部材30を閉じてロックしたときの略水平方向となるように形成されている。
また、この調整機構70は、スライド部材71が、図7,図9(a)に示す右側位置となる第1位置と、図8,図9(b)に示す左側位置となる第2位置に保持されるようになっており、第1位置ではカム部材77が図7,図9(a)のように右回りに回動した状態で保持され、第2位置ではカム部材77が図8,図9(b)のように左回りに回動した状態で保持されるようになっている。
また、カム部材77は、図7,図8に示すように、軸35に回動自在に設けられており、略円弧状に形成された当接面78が上方から押圧部材32の押圧部33に当接するようになっている。また、ここでは、略90°回動可能に構成されている。また、当接面78と軸35を挟んで略反対側の位置には、リンク部材74が取り付けられるリンク軸79が設けられている。
ここで、カム部材77は、図7に示す第1位置における軸35から押圧部33に当接する当接面78までの長さL1より、図8に示す第2位置における軸35から押圧部33に当接する当接面78までの長さL2の方が長くなるように偏心したカム形状に構成されている。また、このカム部材77は、図7〜図9に示すように、押圧部材32の押圧部33に対して上方から当接するようになっている。
また、リンク部材74は、所定の湾曲形状を呈した板状部材であり、一端部75がカム部材77のリンク軸79に回動可能に取り付けられている。また、リンク部材74の他端部76がスライド部材71のシャフト73に対して回動可能に取り付けられている。
このような構成により、スライド部材71を第1位置から第2位置(図7の矢印C方向)にスライド移動させることで、他端部76でシャフト73に取り付けられたリンク部材74が第2位置方向(矢印C方向)へ引っ張られるようになっている。これにより、リンク部材74の一端部75がリンク軸79に取り付けられたカム部材77が、図7の状態から図8の状態に左回りに回動するようになっている。その結果、カム部材77の突出量が増加するように変化させることができる。
具体的には、第1位置より第2位置の方が、図9に示す長さL分(長さL2―長さL1の分)だけ軸35に対してカム部材77を下方に突出させるように変化させることができる。このため、押圧部材32の高さ位置を、図9に示す長さL分だけ下方に変位させることができるようになっている。なお、この実施の形態では、「長さL(図9参照)=第1のICパッケージ3のパッケージ本体4の厚さH1(図15参照)−第2のICパッケージ6のパッケージ本体7の厚さH2(図16参照)」となるように構成されている。
また、一対のカム部材77を回動させる一対のリンク部材74が、スライド部材71の一本のシャフト73に連結されているため、当該スライド部材71の操作部72を操作してスライド部材71をスライド移動させると、一対のリンク部材74を介して一対のカム部材77を同時に回動させることができ、2つのカム部材77の動きをずれなく合わせることができるようになっている。
また、図5,図7〜図9,図14に示すように、調整機構70には、第1位置及び第2位置に保持されたスライド部材71の動きを規制する状態保持機構80を有している。この状態保持機構80は、第1位置又は第2位置に位置しているスライド部材71のシャフト73に上方から当接する保持部材81と、当該保持部材81を下方に付勢する付勢手段(図示省略)とを有している。
また、保持部材81の下面側には、スライド部材71の動きを第1位置に保持する第1テーパ面82と、スライド部材71の動きを第2位置に保持する第2テーパ面83とを有しており、このテーパ面82,83がスライド部材71のシャフト73に当接するようになっている。
これにより、スライド部材71が図7に示すように第1位置に位置しているときには、図10(a)に示すように、付勢手段の付勢力で保持部材81が下方に付勢されており、保持部材81の第1テーパ面82でスライド部材71のシャフト73を図14(a)の右下方向に押圧して保持するようになっている。
また、スライド部材71が図8に示すように第2位置に位置しているときには、図14(c)に示すように、付勢手段の付勢力で保持部材81が下方に付勢されており、保持部材81の第2テーパ面83でスライド部材71のシャフト73を図14(c)の左下方向に押圧して保持するようになっている。
また、スライド部材71を第1位置から第2位置にスライド移動させる際には、操作者の手動等でスライド部材71の操作部72を操作して、第1位置から第2位置の方向に所定以上の力を掛ける。すると、シャフト73が第1テーパ面82を図14(a)の左方向に摺動していき、これに伴い、付勢手段の下方への付勢力に抗して保持部材81が上方に押し上げられるようになっている。そして、スライド部材71のシャフト73が、図14(b)に示すように保持部材81の第1テーパ面82と第2テーパ面83との境界部を超えてさらに左方向に摺動すると、シャフト73が第2テーパ面83を摺動して図14(c)に示すように第2位置に保持される状態となるように構成されている。なお、スライド部材71を第2位置から第1位置にスライド移動させる場合については、前記した第1位置から第2位置へのスライド移動の動きの逆向きとなるものであるため、説明を省略する。
また、ロック機構40は、図3〜図7に示すように、ソケット本体20の枠部材21の他端23側に設けられており、回動自在な略コ字状のロックレバー42が「ベース部」としての一対のベース部材44に設けられている。また、ベース部材44は、ソケット本体20の枠部材21に対して、レバー用回動軸46で回動自在に設けられており、ロックレバー42と共に回動するように構成されている。
また、一対のベース部材44の間には、枠体31の先端31b側(図7における左端側)に閉状態で係止する「係止部」としてのラッチ部材41が設けられており、このラッチ部材41の内部に、ラッチ部材41を上下動させるカム機構45(図12参照)が設けられている。なお、カム機構45の詳細については後述する。
また、ロックレバー42は、基端部42a側から先端部42b側に延びる2本のレバー側方部42dとレバー側方部42dの先端部42b同士を結んだレバー先端部42cからなる略コ字状に形成されている。そして、2本のレバー側方部42dの基端部42aのそれぞれがラッチ部材41の両側に設けられた一対のベース部材44を貫通した状態となっており、ベース部材44に対して基端部42a側と先端部42b側を結ぶ方向にスライド自在に保持されている。
また、このロック機構40は、ロックレバー42のレバー側方部42dの基端部42a側が係止される一対のベース部材44と当該ロックレバー42の2つのレバー側方部42dとの間のそれぞれに「付勢手段」としてのレバー用コイルスプリング43を有しており、ベース部材44に対して、長手方向(基端部42a側と先端部42b側を結ぶ方向)の基端部42a側(ここでは図1の矢印F方向)にロックレバー42を付勢している。
より詳細には、ロックレバー42の2つのレバー側方部42dの基端部42a側にはそれぞれ、ねじ部材42eがねじ込まれており、このねじ部材42eにより、他の箇所に比べて径が細くなるように構成されている。また、ねじ部材42eの頭部がストッパ42fとなっている。さらに、ベース部材44には、ロックレバー42の基端部42a側が挿通されるロックレバー用挿通孔44aが形成されており、その内面にはリング状の凸部44bが形成されている。
そして、ロックレバー42のレバー側方部42dが、ロックレバー用挿通孔44a内で摺動してスライド自在となっていると共に、レバー側方部42dに設けられたねじ部材42eにレバー用コイルスプリング43が挿通され、ストッパ42fと凸部44bの間に介在させることで、ロックレバー42のレバー側方部42dを基端部42a側の方向(図1,3の矢印F1方向)に付勢する付勢力が生じるようになっている。
そのため、このレバー側方部42dは、レバー用コイルスプリング43の付勢力に抗してベース部材44に対して逆方向の先端部42b側の方向(図11の矢印F2方向)に引っ張ったときに、先端部42b側の方向に所定量スライド移動し、引っ張りを止めてレバー用コイルスプリング43の付勢力に任せたときに、基端部42a側の方向に所定量スライド移動するようになっている。
また、カム機構45は、図6,図7に示す状態からロックレバー42を図6の矢印E方向に回動させて略水平状態に倒すことにより、ラッチ部材41を下方に移動させて、図1,図9(a),図9(b)に示すように、押圧部材32で、第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6を押圧するためのものである。
詳述すると、図2,図4に示すように、カム機構45は、レバー側方部42d及びベース部材44の図6の矢印E方向への回動による倒伏動作及びその逆方向への回動による起立動作に連動してラッチ部材41を上下動させ、レバー側方部42dの倒伏動作に伴って、カバー部材30の枠体31の先端31b側を押し下げてカバー部材30を閉状態に保持すると共に、押圧部材32の押圧部33でICパッケージ3,6を押圧するものである。また、図12に示すように、カム機構45が内部に配置されたラッチ部材41には、カバー部材30の先端31b側に設けられた被係止部31c(図4,図7参照)に係止する係止爪47が形成されており、ばね部材(図示省略)により上方に付勢されている。
また、カム機構45は、ラッチ部材41の内部に、レバー用回動軸46が挿通される上下方向に長い長孔41bが形成されている。また、ラッチ部材41の一側面側には、長孔41bを内側に位置させる凹部41cが形成されている。この凹部41c内には、レバー用回動軸46に固定して設けられたカム48が配置されており、その先端48aが凹部41cの内側面の下側面41dに当接し、ロックレバー42の回動に伴ってカム48の先端48aが凹部41cの下側面41dを摺動するようになっている。
そして、図6に示すように、ロックレバー42が矢印E方向に回動されて倒伏すると、図12(a)の状態のレバー用回動軸46に設けられたカム48がその先端48aを凹部41cの下側面41dに当接して図12(b)を経て図12(c)の状態まで右から左に移動する。これにより、ラッチ部材41の凹部41cの下側面41dがカム48の先端48aに押圧されてラッチ部材41が左斜め下方向に下降し、ラッチ部材41の係止爪47がカバー部材30の被係止部31cに係止されて当該カバー部材30を押し下げる。
これと共に、ロックレバー42をレバー用コイルスプリング43の付勢力に抗して矢印F2方向に引っ張り、カバー部材30に設けられた係合部38の凹部38aの位置で、レバー用コイルスプリング43の付勢力でロックレバー42を矢印F1方向にスライド移動させることで、ロックレバー42のレバー先端部42cが凹部38aに入り込むことで係合部38に係合し、これにより前記した押圧状態で、ロック状態となるように構成されている。
次に、このような構成のICソケット10の作用について説明する。
まず、図4,図5に示すように、ICソケット10のカバー部材30を開いた状態では、フローティングプレート55がスプリングで上方に付勢されて、図13(a)のようなコンタクトピン60の上側接触部材61の先端がフローティングプレート55の貫通孔57の中にある状態となっている。次に、自動機等で第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6をフローティングプレート55上に収容する。この収容時には、第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6は、フローティングプレート55のガイド部56にガイドされるようになっている。
その後、図6に示すように、カバー部材30を閉じて行き、枠体31の先端31b側(図7における左端側)でラッチ部材41を係止する。ここで、フローティングプレート55に収容したICパッケージが、パッケージ本体4の厚さH1が厚い第1のICパッケージ3であるときには、状態保持機構80の保持部材81の第1テーパ面82で調整機構70のスライド部材71のシャフト73を規制して、当該スライド部材71を第1位置(図7に示すような右側位置)に位置させ(スライド部材71が第2位置(図8に示すような左側位置)にあるときには図8の矢印D方向にスライド移動させる)、リンク部材74を介してカム部材77が図7に示すような位置となるようにし、カム部材77の下方への突出量が、その偏心形状によって、第2位置と比べて図9の長さL分だけ小さく押圧部材32の高さ位置が高い状態となるようにする。
また、フローティングプレート55に収容したICパッケージが、パッケージ本体7の厚さH2が薄い第2のICパッケージ6であるときには、状態保持機構80の保持部材81の第2テーパ面83で調整機構70のスライド部材71のシャフト73を規制して、当該スライド部材71を第2位置(図8に示すような左側位置)に位置させ(スライド部材71が第1位置(図7に示すような右側位置)にあるときには図7の矢印C方向にスライド移動させる)、リンク部材74を介してカム部材77が図8に示すような位置となるようにし、カム部材77の下方への突出量が、その偏心形状によって、第1位置と比べて図9の長さL分だけ大きく押圧部材32の高さ位置が低い状態となるようにする。
その後、ロックレバー42を図6,図7(若しくは図8)に示すような開状態から、図1,図2,図9(a)(若しくは図9(b))に示すような閉状態に移動させて、ラッチ部材41を下方に移動させ、押圧部材32で、第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6を押圧すると共に、ロックレバー42を係合部38に係合することで、前記した押圧状態でロック状態となる。
詳述すると、ロックレバー42を図6の矢印E方向に回動させることにより、ロックレバー42がベース部材44と共にソケット本体20に対して回動する。すると、図12(a)に示すようにロックレバー42と共に回動するレバー回動軸46に設けられたカム機構45のカム48が、図12(b)に示すように左回りに回動し、さらに回動して、図12(c)に示すようにカム48が横向きに配置される所まで回動する。
これにより、カム48が凹部41c内を摺動し、カム48で内側から凹部41cを下方に押圧する。その結果、ラッチ部材41でカバー部材30の被係止部31cを係止して下方に押圧する。
また、ロックレバー42はベース部材44に対して基端部42a側と先端部42b側を結ぶ方向(図3の矢印F1方向及び図11の矢印F2方向)にスライド自在となっている。さらに、レバー用コイルスプリング43でロックレバー42が基端部42a側に付勢されている。
また、レバー用コイルスプリング43の付勢力に抗してロックレバー42を先端部42b側にスライド移動させ、カバー部材30の係合部38の凹部38aの箇所で、先端部42b側にスライド移動させたロックレバー42を、レバー用コイルスプリング43の付勢力で基端42a側にスライド移動させて、ロックレバー42のレバー先端部42cを凹部38aに入り込ませて係合部38に係合させる。これにより、ロックレバー42でカバー部材30を閉状態にロックする。
ここで、調整機構70によって押圧部材32の高さ位置を調整しているため、ICパッケージ3,6と押圧部材32の間に隙間がなく、ICパッケージ3,6とも同様の接圧で押圧することができるようになっている。
これにより、押圧部材32にて、第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6が下方に押圧されることで、図13(b)に示すように、フローティングプレート55がスプリングの付勢力に抗して下方に押し下げられると共に上側接触部材61がコイルスプリング63の付勢力に抗して押し下げられて、適切な接圧を持って第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6が保持されることとなる。
また、ロック機構40でカバー部材30をロックする前の状態で、厚さが異なるICパッケージ3,6に設定が変更できるため、負荷の軽い状態で変更作業を行うことができる。なお、上記した調整機構70による高さ調整は、ICパッケージ3,6を収容する前の段階で、収容するICパッケージ3,6に合わせて予め行っておいても良い。
この状態で、第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6に電流を流してバーンイン試験等を行う。
そして、バーンイン試験等の実施後は、図1に示す位置から図5に示す位置までロックレバー42を動かして、ロック機構40を開状態にし、図6に示す位置から図4に示す位置までカバー部材30を動かして、カバー部材30を開状態にした後、フローティングプレート55から、自動機等で第1のICパッケージ3又は第2のICパッケージ6を取り出す。
このように、この実施の形態のICソケット10は、ロック機構40のロックレバー42を、スライド自在にすると共に、レバー用コイルスプリング43で基端部42a側に付勢しており、その付勢力に抗してスライドさせ、カバー部材30又はソケット本体20に設けられた係合部38にレバー用コイルスプリング43の付勢力で係合させる構成により、組立時の寸法調整を行う必要がなく、かつ、カバー部材30とロック機構40の擦れを防止して、金属屑の発生を抑制することができる。
また、この実施の形態のICソケット10は、係合部38が、カバー部材30の基端31a側に設けられていることで、係合部38をソケット本体20側に設けるよりも、回動するカバー部材30との干渉を考慮せずに係合部38を配置させることができ、さらにICソケット10の外形から突出しないように配置させることが容易にできるため、ICソケット10の外形を小さくさせることができる。
また、この実施の形態のICソケット10は、ロックレバー42の基端部42a側に形成されたストッパ42fとベース部材44との間にレバー用コイルスプリング43で構成された付勢手段が配置されていることで、簡単な構造で、ロックレバー42を基端部42a側に付勢させることができる。
また、この実施の形態のICソケット10のロック機構42は、ラッチ部材41の両側の一対のベース部材44に略コ字状のロックレバー42が取り付けられており、ロックレバー42のスライド方向に直交するレバー先端部42cが係合部38に係合するようになっていることで、安定した状態でロックレバー42を係合部38に係合させることができる。
また、この実施の形態のICソケット10は、カバー部材30の閉時における、ソケット本体20のフローティングプレート55に対するカバー部材30の押圧部材32の高さ位置を調整する調整機構70を有していることで、1つのICソケット10に複数種類の厚さのICパッケージ3,6を収容することができ、それぞれの厚さのICパッケージ3,6に対して適切な接圧で保持することができる。これにより、厚さの異なる複数種類のICパッケージ3,6を収容する場合に、ICソケット10を変更したり、特別な調整部品を取り付けたりする必要がなくなるため、ICソケット10の取扱いが容易になり、コストも抑えることができる。
また、スライド部材71をカバー部材30の側面に沿ってスライド移動させることで押圧部材32の高さ位置を調整できるため、操作が簡単で、かつ、調整機構70の一部が押圧部材32の上を移動しないので、押圧部材32の上に何らかの装置が載っている場合等でも、当該装置が邪魔にならずに高さ位置の調整を行うことができる。
また、この実施の形態のICソケット10は、スライド部材71が押圧部材32の高さ位置を変更できる第1位置と第2位置に保持される構成となっているため、押圧部材32を確実に所定の高さ位置に変更することができる。
また、この実施の形態のICソケット10は、調整機構70が、軸35に設けられた一対のカム部材77と、スライド移動することでリンク部材74を介してカム部材77を回動させるスライド部材71とを有しており、カム部材77によって、押圧部材32の高さ位置を変更するようになっているため、簡単な構造で、押圧部材32を確実に所定の高さ位置に変更することができる。
また、この実施の形態のICソケット10は、調整機構70に、第1位置及び第2位置に保持されたスライド部材71の動きを規制する状態保持機構80を有しているため、第1位置又は第2位置に保持されたスライド部材71が意図せずに動いてしまうことを防止でき、これにより、押圧部材32の高さ位置が勝手に変位してしまうことを防止することができる。
なお、前記した実施の形態では、「電気部品用ソケット」としてICソケット10に、この発明を適用したが、これに限らず、他の装置にも適用できることは勿論である。
また、前記した実施の形態では、ロックレバー42がベース部材44に挿通されてスライド移動するようになっていたが、これに限るものではなく、ベース部に対してスライド自在となっていれば他の構成であっても良い。
また、前記した実施の形態では、ロックレバー42を基端部42a側に付勢するレバー用コイルスプリング43が、ロックレバー42のレバー側方部42dのストッパ42fとベース部材44の凸部44bとの間に配置されていたが、これに限るものではなく、ロックレバー42を基端部42a側に付勢するようになっていれば、他の箇所にコイルスプリングが配置されていても良い。
また、前記した実施の形態では、ロックレバー42を基端部42a側に付勢する付勢手段として、レバー用コイルスプリング43を用いていたが、これに限るものではなく、板ばね等の他の付勢手段を用いてロックレバーを基端部側に付勢するようになっていても良い。
また、前記した実施の形態では、ロック機構40における係止部として、ラッチ部材41を用いていたが、これに限るものではなく、ラッチ機構以外の構成でカバー部材を係止するようになっていても良い。
また、前記した実施の形態では、カバー部材30を閉状態でロックする際には、ロックレバー42がカバー部材30に設けられた係合部38に係合されるようになっていたが、これに限るものではなく、ロックレバーがソケット本体に設けられた係合部に係合されるようになっていても良い。
また、前記した実施の形態では、ロック機構40は、ラッチ部材41の両側に一対のベース部材44が設けられ、その一対のベース部材44に略コ字状のロックレバー42が取り付けられていたが、これに限るものではなく、係止部の一側のみにベース部が設けられており、そのベース部にロックレバーが取り付けられている等、ロック機構が他の構成からなっていても良い。
また、前記した実施の形態では、調整機構70が、軸35に設けられたカム部材77とスライド部材71とこれらを連結するリンク部材74とを有するものであったが、これに限るものではなく、スライド部材をスライド移動させることで他の構成を作動させて収容部に対する押圧部材の高さ位置を調整できるものであっても良い。例えば、スライド部材をスライド移動させると、当該スライド部材に連結した部分に設けられた傾斜面上を他の軸部材が摺動するようになっており、その摺動によって軸部材が上下移動することで、当該軸部材に取り付けられた押圧部材が上下動するようになっている場合が考えられる。
また、前記した実施の形態では、調整機構70が第1位置と第2位置の2箇所に保持されるパターンとなっており、その結果、2種類の厚さの電気部品に対応可能となっていたが、これに限るものではなく、調整機構が3箇所以上に保持されるパターンとなっていて、3種類以上の厚さの電気部品に対応可能となっていても良い。
また、調整機構は、カバー部材に設けられている構成に限るものでなく、ソケット本体等の他の部材に設けられていても良い。
また、前記した実施の形態では、ICパッケージとして、パッケージ本体4の下面に球状の端子5が設けられた所謂BGAと呼ばれるものを用い、これを収容するICソケット10について説明したが、これに限るものではなく、所謂LGAと呼ばれるICパッケージ等、他のICパッケージを収容するICソケットに本発明を適用しても良い。
また、前記した実施の形態では、電気部品としてICパッケージ3,6を用いて説明したが、これに限るものではなく、他の電気部品に対して本発明を適用しても良い。
また、前記した実施の形態では、調整機構70を第1位置及び第2位置に保持するようにスライド部材71の動きを規制する状態保持機構80として、下方に付勢されてテーパ面82,83を有する保持部材81を用いた構成について説明したが、これに限るものではなく、スライド部材71の動きを規制できるものであれば、適宜の構成からなるもので良い。例えば、図17に示す状態保持機構180のように、調整機構170におけるスライド部材171のシャフト173が所定の付勢手段(図示省略)によって下方に付勢されると共に、摺動する長孔137の第1位置と第2位置の箇所に、下方に凹形状に形成された保持凹部181,182が設けられている場合が挙げられる。この場合に、第1位置と第2位置の間においてシャフト173を動かす際には、矢印Gのように、第1位置の保持凹部181に保持されたシャフト173を付勢手段の付勢力に抗して少し上方に持ち上げた後に横方向に移動させ、その後、シャフト173を第2位置の保持凹部182で付勢手段の付勢力によって下方に移動させて保持することで、第1位置と第2位置ではシャフト173が下方に落ち込んでいることとなり、容易にシャフト173が移動しないようにすることができるものである。
1 配線基板
3 第1のICパッケージ(電気部品)
6 第2のICパッケージ(電気部品)
10 ICソケット(電気部品用ソケット)
20 ソケット本体
22 一端
23 他端
30 カバー部材
31a 基端
31b 先端
38 係合部
40 ロック機構
41 ラッチ部材(係止部)
42 ロックレバー
42a 基端部
42b 先端部
42c レバー先端部
42f ストッパ
43 レバー用コイルスプリング(付勢手段)
44 ベース部材(ベース部)
55 フローティングプレート(収容部)

Claims (4)

  1. 配線基板上に配設され、電気部品が収容される電気部品用ソケットであって、
    前記配線基板上に配設され、前記電気部品が収容される収容部を有するソケット本体と、
    該ソケット本体の一端側に回動自在に基端側が取り付けられ、前記収容部上に収容された電気部品を閉じた状態で押圧するカバー部材と、
    前記ソケット本体に設けられ、前記カバー部材を閉状態でロックするロック機構とを有し、
    該ロック機構は、前記ソケット本体の他端側に設けられて前記カバー部材の先端側を閉状態で係止する係止部と、前記ソケット本体の前記他端側で該ソケット本体に対して回動するベース部と、該ベース部に基端部側が取り付けられて前記ベース部と共に回動させることで前記係止部を移動させるロックレバーとを有し、
    該ロックレバーは、前記ベース部に対して前記基端部側と先端部側を結ぶ方向にスライド自在であると共に、付勢手段で前記基端部側に付勢されており、
    前記カバー部材を閉状態でロックする際には、前記ロックレバーを、閉じる方向に回動させると共に、前記付勢手段の付勢力に抗して前記先端部側にスライドさせ、前記カバー部材又は前記ソケット本体に設けられた係合部に前記付勢手段の付勢力で係合させるようになっていることを特徴とする電気部品用ソケット。
  2. 前記係合部が、前記カバー部材の前記基端側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケット。
  3. 前記付勢手段がコイルスプリングで構成されており、前記ロックレバーの前記基端部側に形成されたストッパと前記ベース部との間に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気部品用ソケット。
  4. 該ロック機構は、前記係止部の両側に一対の前記ベース部が設けられ、該一対の前記ベース部に略コ字状の前記ロックレバーが取り付けられており、該ロックレバーのスライド方向に直交するレバー先端部が前記係合部に係合するようになっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の電気部品用ソケット。
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