[go: up one dir, main page]

JP2017036358A - オレンジインク組成物、インクセット、染色物の製造方法、及び染色物 - Google Patents

オレンジインク組成物、インクセット、染色物の製造方法、及び染色物 Download PDF

Info

Publication number
JP2017036358A
JP2017036358A JP2015156414A JP2015156414A JP2017036358A JP 2017036358 A JP2017036358 A JP 2017036358A JP 2015156414 A JP2015156414 A JP 2015156414A JP 2015156414 A JP2015156414 A JP 2015156414A JP 2017036358 A JP2017036358 A JP 2017036358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink composition
orange
disperse
ink
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015156414A
Other languages
English (en)
Inventor
秀輝 小口
Hideki Oguchi
秀輝 小口
矢野 健
Takeshi Yano
健 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2015156414A priority Critical patent/JP2017036358A/ja
Priority to US15/221,786 priority patent/US9765221B2/en
Priority to CN201610626379.6A priority patent/CN106433312B/zh
Priority to EP16183031.0A priority patent/EP3127967B1/en
Publication of JP2017036358A publication Critical patent/JP2017036358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B55/00Azomethine dyes
    • C09B55/009Azomethine dyes, the C-atom of the group -C=N- being part of a ring (Image)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/38Inkjet printing inks characterised by non-macromolecular additives other than solvents, pigments or dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/328Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P1/00General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed
    • D06P1/16General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed using dispersed, e.g. acetate, dyestuffs
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P5/00Other features in dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form
    • D06P5/003Transfer printing
    • D06P5/004Transfer printing using subliming dyes
    • D06P5/006Transfer printing using subliming dyes using specified dyes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

【課題】ガス発生量の小さい昇華転写用のオレンジインク組成物、インクセット、染色物の製造方法、及び染色物を提供する。
【解決手段】特定の構造を有する芳香族化合物を含む、昇華転写用のオレンジインク組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、オレンジインク組成物、インクセット、染色物の製造方法、及び染色物に関する。
インクジェット記録方法は、比較的単純な装置で、高精細な画像の記録が可能であり、各方面で急速な発展を遂げている。その中で、より安定して高品質な記録物を得ることについて種々の検討がなされている。
例えば、特許文献1には、インクジェット描画における連続吐出信頼性に優れ、ノズル詰まりの復帰に優れ、捺染画像の染色ムラの少ない、インクジェット捺染用インク及びインクジェット捺染方法を提供することを目的として、分散染料、分散剤、水及び水溶性有機溶剤、並びに、アセチレンジオール及びアセチレングリコール、を含有することを特徴とする、インクジェット捺染用インク、好ましくは、上記アセチレンジオール及び上記アセチレングリコールがそれぞれ特定の構造を有するインクジェット捺染用インクが開示されている。
特開2011−174007号公報
特許文献1に記載のインク組成物は、インクジェット捺染用ではあるが、インクジェット法によりポリエステル繊維等の被捺染物に直接捺染するのに適したインク組成物であり、少なくとも転写性を必要とする昇華転写用インク組成物に適したインク組成物ではない。また、従来の昇華転写用のオレンジインク組成物を用いた場合には、分散染料から発生するガスに起因して、優れた印字安定性を得ることが困難である。
そこで、本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、ガス発生量の小さい昇華転写用のオレンジインク組成物、インクセット、染色物の製造方法、及び染色物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来技術の課題を解決すべく鋭意検討した結果、所定の構造を有する化合物を含むオレンジインク組成物を昇華転写に用いることで、ガス発生量の小さくすることができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]
下記式(1)で表される化合物を含む、昇華転写用のオレンジインク組成物。
Figure 2017036358
[2]
前記オレンジインク組成物は、該オレンジインク組成物の総量に対して、前記式(1)で表される化合物を、1.0質量%以上7.0質量%以下含む、[1]に記載のオレンジインク組成物。
[3]
[1]又は[2]に記載のオレンジインク組成物と、イエローインク組成物と、マゼンタインク組成物と、シアンインク組成物と、を備え、
前記イエローインク組成物、前記マゼンタインク組成物、及び前記シアンインク組成物は、各々独立に分散染料を含む、インクセット。
[4]
分散染料を含むブルーインク組成物をさらに備える、[3]に記載のインクセット。
[5]
前記イエローインク組成物中の前記分散染料は、C.I.ディスパースイエロー54であり、
前記マゼンタインク組成物中の前記分散染料は、C.I.ディスパースレッド60であり、
前記シアンインク組成物中の前記分散染料は、C.I.ディスパースブルー359である、[3]又は[4]に記載のインクセット。
[6]
前記ブルーインク組成物中の前記分散染料は、C.I.ディスパースブルー72、又はC.I.ディスパースバイオレット28である、[3]〜[5]のいずれかに記載のインクセット。
[7]
インクジェット法を用いて、少なくとも[1]又は[2]に記載のオレンジインク組成物を、中間転写媒体に付着させる付着工程と、
前記中間転写媒体の前記オレンジインク組成物が付着した面と、被記録媒体の染色面と、を対向させた状態で加熱し、前記オレンジインク組成物中の下記式(1)で表される化合物を前記被記録媒体に転写させる転写工程と、を有する染色物の製造方法。
Figure 2017036358
[8]
[7]に記載の染色物の製造方法を用いて得られる、染色物。
本実施形態の染色物の製造方法が有する工程の一例を示す、フローチャート。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明する。以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明はその要旨の範囲内で、適宜に変形して実施できる。
〔オレンジインク組成物〕
本実施形態のオレンジインク組成物は、昇華転写用であり、かつ、下記式(1)で表される化合物(以下、「特定分散染料」ともいう。)を含む。また、必要に応じて、水及び水溶性有機溶剤からなる群より選ばれる1種又は2種以上を含む。
Figure 2017036358
〔インクセット〕
本実施形態のインクセットは、上記のオレンジインク組成物とイエローインク組成物とマゼンタインク組成物とシアンインク組成物とを備え、それらのイエローインク組成物、マゼンタインク組成物、及びシアンインク組成物は、各々独立に分散染料を含む。このようなインクセットを昇華転写に用いることにより、色再現性に優れる。この要因は、本実施形態のオレンジインクを備える本実施形態のインクセットが従来技術のインクセットに比較して、色再現領域が広いことに起因して、色再現性に優れると推察される(ただし、要因はこれに限定されない。)。
インクセットは、分散染料を含むブルーインク組成物をさらに備えることが好ましい。これにより、インクセットによる色再現性がさらに良好なものとなる。以下、各色のインク組成物を区別する必要がない場合には、単に「インク組成物」という。
〔分散染料〕
本実施形態のオレンジインク組成物は、分散染料として、少なくとも上記の特定分散染料を含むが、他の分散染料をさらに含んでもよい。特定分散染料を含むことにより、当該オレンジインク組成物を昇華転写用に用いた場合にガス発生量を小さくすることができる。この要因は、次のように推察される(ただし、要因はこれに限定されない。)。従来のオレンジインク組成物においては、インク組成物がオレンジ色を呈するための構造を有する分散染料が、比較的分解性を有する分散染料、例えばアゾ構造を有する分散染料であることに起因して、インク組成物中で一部が分解してガスを発生するため、優れた印字安定性を得ることが困難となる。一方、本実施形態のオレンジインク組成物においては、インク組成物がオレンジ色を呈するための構造を有する特定分散染料が、分解し難い安定性を有する芳香族性の化合物であることに起因して、インク組成物中でガスが発生しにくい。よって、優れた印字安定性を得ることができる。
特定分散染料の含有量は、オレンジインク組成物の総量(100質量%)に対して、好ましくは0.5質量%以上10.0質量%以下であり、より好ましくは2.0質量%以上7.0質量%以下であり、さらに好ましくは4.0質量%以上7.0質量%以下である。特定分散染料の含有量が上記下限値以上であることにより、オレンジインク組成物は本発明による効果をより有効かつ確実に発揮することができ、上記上限値以下であることにより、オレンジインク組成物における特定分散染料の分散性をより良好なものとすることができる。
また、本実施形態のインクセットにおける各インク組成物に含まれ得る上記以外の分散染料としては、例えば、以下のものが挙げられる。
オレンジ分散染料としては、特に限定されないが、例えば、C.I.ディスパースオレンジ1、3、5、7、11、13、17、20、21、25、29、30、31、32、33、37、38、42、43、44、45、46、47、48、49、50、53、54、55、56、57、58、59、61、66、71、73、76、78、80、89、90、91、93、96、97、119、127、130、139、142が挙げられる。
バイオレット分散染料としては、特に限定されないが、例えば、C.I.ディスパースバイオレット1、4、8、23、26、27、28、31、33、35、36、38、40、43、46、48、50、51、52、56、57、59、61、63、69、77が挙げられる。
ブルー分散染料としては、特に限定されないが、例えば、C.I.ディスパースブルー3、7、9、14、16、19、20、26、27、35、43、44、54、55、56、58、60、62、64、71、72、73、75、79、81、82、83、87、91、93、94、95、96、102、106、108、112、113、115、118、120、122、125、128、130、134、139、141、142、143、146、148、149、153、154、158、165、167、171、173、174、176、181、183、185、186、187、189、197、198、200、201、205、207、211、214、224、225、257、259、266、267、268、270、284、285、287、288、291、293、295、297、301、315、330、333、359、360が挙げられる。
イエロー分散染料としては、特に限定されないが、例えば、C.I.ディスパースイエロー3、4、5、7、9、13、23、24、30、33、34、42、44、49、50、51、54、56、58、60、63、64、66、68、71、74、76、79、82、83、85、86、88、90、91、93、98、99、100、104、108、114、116、118、119、122、124、126、135、140、141、149、160、162、163、164、165、179、180、182、183、184、186、192、198、199、202、204、210、211、215、216、218、224、227、231、232が挙げられる。
レッド分散染料としては、特に限定されないが、例えば、C.I.ディスパースレッド1、4、5、7、11、12、13、15、17、27、43、44、50、52、53、54、55、56、58、59、60、65、72、73、74、75、76、78、81、82、86、88、90、91、92、93、96、103、105、106、107、108、110、111、113、117、118、121、122、126、127、128、131、132、134、135、137、143、145、146、151、152、153、154、157、159、164、167、169、177、179、181、183、184、185、188、189、190、191、192、200、201、202、203、205、206、207、210、221、224、225、227、229、239、240、257、258、266、277、278、279、281、288、298、302、303、310、311、312、320、324、328が挙げられる。
グリーン分散染料としては、特に限定されないが、例えば、C.I.ディスパースグリーン9が挙げられる。
ブラウン分散染料としては、特に限定されないが、例えば、C.I.ディスパースブラウン1、2、4、9、13、19、27が挙げられる。
ブラック分散染料としては、特に限定されないが、例えば、C.I.ディスパースブラック1、3、10、24が挙げられる。
本実施形態のインクセットにおいて、色再現性の観点から、イエローインク組成物中の分散染料はC.I.ディスパースイエロー54であると好ましい。また、同様の観点から、マゼンタインク組成物中の分散染料はC.I.ディスパースレッド60であると好ましく、シアンインク組成物中の分散染料はC.I.ディスパースブルー359であると好ましい。特に、本実施形態のインクセットにおいて、イエローインク組成物中の分散染料がC.I.ディスパースイエロー54であり、マゼンタインク組成物中の分散染料がC.I.ディスパースレッド60であり、シアンインク組成物中の分散染料がC.I.ディスパースブルー359であることが、色再現性の観点から好ましい。
本実施形態のインクセットがブルーインク組成物をも備える場合、ブルーインク組成物中の分散染料がC.I.ディスパースブルー72、又はC.I.ディスパースブルー28であることが、色再現性の観点から好ましい。
分散染料の含有量は、各インク組成物の総量(100質量%)に対して、好ましくは0.5質量%以上15.0質量%以下であり、より好ましくは1.0質量%以上7.0質量%以下であり、さらに好ましくは2.0質量%以上7.0質量%以下である。
〔水〕
水としては、例えば、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、及び蒸留水等の純水、並びに超純水のような、イオン性不純物を極力除去したものが挙げられる。また、紫外線照射又は過酸化水素の添加等によって滅菌した水を用いると、インク組成物を長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を防止することができる。これにより貯蔵安定性がより向上する傾向にある。
水の含有量は、インク組成物の総量(100質量%)に対して、好ましくは50質量%以上90質量%以下であり、より好ましくは55質量%以上85質量%以下であり、さらに好ましくは60質量%以上80質量%以下である。水の含有量が上記範囲内であることにより、インク組成物の粘度をより容易に調整することができ、かつ吐出後に容易に除去することができるため、染色物は生産性により優れるものとなる。
〔水溶性有機溶剤〕
水溶性有機溶剤としては、特に限定されないが、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキシレングリコールのグリコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテルのグリコールの低級アルキルエーテル類;グリセリン、2−ピロリドン、及びN−メチルピロリドンが挙げられる。このなかでも、水溶性有機溶剤は、グリセリン及びグリコール類からなる群より選ばれる1種以上を含むことが好ましい。インク組成物がこのような水溶性有機溶剤を含むことにより、間欠特性がより向上する傾向にある。これらの水溶性有機溶剤は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
水溶性有機溶剤の含有量は、インク組成物の総量(100質量%)に対して、好ましくは5.0質量%以上40質量%以下であり、より好ましくは10質量%以上30質量%以下であり、さらに好ましくは15質量%以上25質量%以下である。水溶性有機溶剤の含有量が5.0質量%以上であることにより、ノズル近傍でのインク中の水分蒸発によるインク組成物の粘度上昇を抑制できることに起因して、間欠特性がより向上する傾向にある。また、水溶性有機溶剤の含有量が30質量%以下であることにより、インク組成物の粘度をより容易に調整することができる。
〔分散剤〕
インク組成物は分散剤を含んでもよい。インク組成物が分散剤を含むことにより、インク組成物における染料の分散安定性がより優れる傾向にあり、インク組成物の保存安定性、及び長期にわたる吐出安定性等がより優れる傾向にある。分散剤としては、特に限定されないが、例えば、アニオン系分散剤、ノニオン系分散剤、及び高分子分散剤が挙げられる。分散剤は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いられる。
アニオン系分散剤としては、特に限定されないが、例えば、芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物、β−ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、及び、クレオソート油スルホン酸のホルマリン縮合物が挙げられる。
上記芳香族スルホン酸としては、特に限定されないが、例えば、クレオソート油スルホン酸、クレゾールスルホン酸、フェノールスルホン酸、β−ナフトールスルホン酸、メチルナフタレンスルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸等のアルキルナフタレンスルホン酸、β−ナフタレンスルホン酸とβ−ナフトールスルホン酸との混合物、クレゾールスルホン酸と2−ナフトール−6−スルホン酸との混合物、及び、リグニンスルホン酸が挙げられる。
ノニオン系分散剤としては、特に限定されないが、例えば、フィトステロールのエチレンオキサイド付加物、及びコレスタノールのエチレンオキサイド付加物が挙げられる。
高分子分散剤としては、特に限定されないが、例えば、ポリアクリル酸部分アルキルエステル、ポリアルキレンポリアミン、ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物、及びビニルナフタレン−マレイン酸共重合物が挙げられる。
分散剤の含有量は、インク組成物に含まれる分散染料の総量(100質量%)に対して、好ましくは50質量%以上200質量%以下であり、より好ましくは75質量%以上175質量%以下であり、さらに好ましくは100質量%以上150質量%以下である。分散剤の含有量が上記範囲であることにより、染料の分散安定性がより向上する傾向にある。
〔界面活性剤〕
インク組成物は、界面活性剤を含むことが好ましい。これにより、印字安定性がより優れる傾向にある。界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、アセチレングリコール系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、及びシリコーン系界面活性剤が挙げられる。
アセチレングリコール系界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール及び2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールのアルキレンオキサイド付加物、並びに2,4−ジメチル−5−デシン−4−オール及び2,4−ジメチル−5−デシン−4−オールのアルキレンオキサイド付加物からなる群より選択される1種以上が好ましい。アセチレングリコール系界面活性剤の市販品としては、特に限定されないが、例えば、オルフィン104シリーズやオルフィンE1010等のEシリーズ(エアプロダクツ社(Air Products Japan,Inc.)製商品名)、サーフィノール465やサーフィノール61(日信化学工業社(Nissin Chemical Industry CO.,Ltd.)製商品名)が挙げられる。アセチレングリコール系界面活性剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
アニオン系界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、アルキルスルホカルボン酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、N−アシルアミノ酸及びその塩、N−アシルメチルタウリン塩、アルキル硫酸塩ポリオキシアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ロジン酸石鹸、ヒマシ油硫酸エステル塩、ラウリルアルコール硫酸エステル塩、アルキルフェノール型燐酸エステル、アルキル型燐酸エステル、アルキルアリールスルホン酸塩、ジエチルスルホ琥珀酸塩、ジエチルヘキルシルスルホ琥珀酸塩、並びに、ジオクチルスルホ琥珀酸塩が挙げられる。アニオン系界面活性剤の市販品としては、特に限定されないが、例えば、ペレックスSS−H、及びペレックスSS−L(以上商品名、花王株式会社製)が挙げられる。アニオン系界面活性剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
シリコーン系界面活性剤としては、ポリシロキサン系化合物、及びポリエーテル変性オルガノシロキサンが挙げられる。シリコーン系界面活性剤の市販品としては、特に限定されないが、例えば、BYK−306、BYK−307、BYK−333、BYK−341、BYK−345、BYK−346、BYK−347、BYK−348、BYK−349(以上商品名、ビックケミー・ジャパン株式会社製)、KF−351A、KF−352A、KF−353、KF−354L、KF−355A、KF−615A、KF−945、KF−640、KF−642、KF−643、KF−6020、X−22−4515、KF−6011、KF−6012、KF−6015、KF−6017(以上商品名、信越化学株式会社製)が挙げられる。シリコーン系界面活性剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
界面活性剤の含有量は、インク組成物の総量(100質量%)に対して、好ましくは0.1質量%以上2.0質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以上1.5質量%以下であり、さらに好ましくは0.5質量%以上1.0質量%以下である。界面活性剤の含有量が上記範囲内であることにより、染料の分散安定性がより向上する傾向にある。
インク組成物は、その保存安定性及びヘッドからの吐出安定性を良好に維持するため、目詰まり改善のため、又はインク組成物の劣化を防止するため、溶解助剤、粘度調整剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、腐食防止剤、及び分散に影響を与える金属イオンを捕獲するためのキレート化剤等の、種々の添加剤を適宜添加することもできる。
〔染色物の製造方法〕
本実施形態の染色物の製造方法は、インクジェット法により、少なくとも上記オレンジインク組成物を中間転写媒体に付着させる付着工程と、中間転写媒体のオレンジインク組成物が付着した面と、被記録媒体の染色面とを対向させた状態で加熱し、オレンジインク組成物中の特定分散染料を被記録媒体に転写させる転写工程とを有する。図1は、本実施形態の染色物の製造方法が有する工程の一例を示す、フローチャートである。
〔付着工程〕
付着工程は、インクジェット法により、オレンジインク組成物を中間転写媒体に付着させる工程である。インクジェット法によるインク組成物の吐出は、公知のインクジェット記録装置を用いて行うことができる。吐出方法としては、ピエゾ方式や、インク組成物を加熱して発生した泡(バブル)によりインク組成物を吐出させる方式等を用いることができる。このなかでも、インク組成物の変質のし難さ等の観点から、ピエゾ方式が好ましい。
中間転写媒体としては、特に限定されないが、例えば、普通紙等の紙、又は、インク受容層が設けられた被記録媒体(インクジェット用専用紙、コート紙等で呼称される)等を用いることができる。これらのなかでも、シリカ等の無機微粒子でインク受容層が設けられた紙が好ましい。これにより、中間転写媒体に付着したインク組成物が乾燥する過程で、滲み等が抑制された中間転写媒体を得ることができ、また、後の転写工程において、分散染料の昇華がより円滑に進行する傾向にある。
〔転写工程〕
転写工程は、上記中間転写媒体のオレンジインク組成物が付着した面と、被記録媒体の染色面とを対向させた状態で加熱し、インク組成物に含まれる特定分散染料を被記録媒体に転写させる工程である。
転写工程における加熱温度は、特に限定されないが、好ましくは160℃以上220℃以下であり、より好ましくは170℃以上200℃以下である。加熱温度が上記範囲内であることにより、転写に要するエネルギーをより少なくすることができ、染色物の生産性により優れる傾向にある。また、得られる染色物の発色性がより優れる傾向にある。
本工程での加熱時間は、加熱温度にもよるが、好ましくは30秒以上90秒以下であり、より好ましくは45秒以上60秒以下である。加熱時間が上記範囲内であることにより、転写に要するエネルギーをより少なくすることができ、染色物の生産性により優れる傾向にある。また、得られる染色物の発色性がより優れる傾向にある。
また、本工程は、インク組成物が付着された中間転写媒体の表面を、被記録媒体と一定間隔で離間して対向させた状態で加熱することにより行うことも、中間転写媒体と被記録媒体とを密着させた状態で加熱することにより行うこともできる。このなかでも、中間転写媒体と被記録媒体とを密着させた状態で加熱することにより行うことが好ましい。これにより、転写に要するエネルギーをより少なくすることができ、染色物の生産性により優れる傾向にある。また、本工程における被記録媒体と中間転写媒体の位置ずれがより生じ難くなるため、染料を所望の位置により正確に転写した染色物が得られる上、得られる染色物の発色性がより向上する傾向にある。
被記録媒体としては、特に限定されないが、例えば、布帛(疎水性繊維布帛等)、樹脂(プラスチック)フィルム、紙、ガラス、金属、及び陶磁器が挙げられる。また、被記録媒体としては、シート状、球状又は直方体形状等の立体的な形状を有する物を用いてもよい。
被記録媒体が布帛である場合に、布帛を構成する繊維としては、特に限定されないが、例えば、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、トリアセテート繊維、ジアセテート繊維、ポリアミド繊維及びこれらの繊維を2種以上用いた混紡品が挙げられる。また、これらとレーヨン等の再生繊維又は木綿、絹、羊毛等の天然繊維との混紡品を用いてもよい。
また、被記録媒体が樹脂(プラスチック)フィルムである場合、用い得る樹脂(プラスチック)フィルムとしては、特に限定されないが、例えば、ポリエステルフィルム、ポリウレタンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、ポリイミドフィルム、及びポリアミドイミドフィルムが挙げられる。樹脂(プラスチック)フィルムは、複数の層が積層された積層体であってもよいし、材料の組成が傾斜的に変化する傾斜材料で構成されたものであってもよい。
本実施形態の染色物の製造方法は、上述したような工程に加え、さらに他の工程(前処理工程、中間処理工程、後処理工程)を有するものであってもよい。前処理工程としては、特に限定されないが、例えば、付着工程の前に中間転写媒体を洗浄する工程が挙げられる。中間処理工程としては、特に限定されないが、例えば、転写工程の前に被記録媒体にコート層を塗布する工程(塗布工程。図1を参照)や、中間転写工程の前又は転写工程の前に被記録媒体を予備加熱する工程(予備加熱工程。図1を参照)が挙げられる。後処理工程としては、特に限定されないが、例えば、転写工程の後に被記録媒体を洗浄する工程(洗浄工程。図1を参照)が挙げられる。本実施形態の染色物の製造方法は、上記オレンジインク組成物を用いた各工程に加えて、オレンジインク組成物をそれとは異なる各色のインク組成物に代える以外は上記と同じである各工程(すなわち、付着工程及び転写工程、並びに任意に塗布工程、予備加熱工程及び洗浄工程)を有していてもよい。この場合、上述の本実施形態のインクセットを用いてもよい。
また、本実施形態のインク組成物は、中間転写媒体を用いない昇華転写においても好適に使用できる。中間転写媒体を用いない昇華転写は、特に限定されないが、例えば、剥離可能なインク受容層が設けられた被記録媒体(フィルム製品等)のインク受容層に、インクジェット法により本実施形態のオレンジインク組成物を付着させる工程と、オレンジインク組成物が付着されたインク受容層が設けられた被記録媒体をそのまま加熱して、インク受容層から、その下層側の被記録媒体にオレンジインク組成物により昇華拡散染色する工程と、インク受容層を被記録媒体から剥離して染色物を得る工程とを有する方法が挙げられる。この昇華転写は、上記オレンジインク組成物を用いた各工程に加えて、オレンジインク組成物をそれとは異なる各色のインク組成物に代える以外は上記と同じである各工程を有していてもよい。この場合、上述の本実施形態のインクセットを用いてもよい。
〔染色物〕
本実施形態の染色物は、上記染色物の製造方法を用いて得られるものである。より詳細には、本実施形態の染色物は、上述の製造方法における被記録媒体が、少なくとも本実施形態のオレンジインク組成物により染色されたものである。この染色物は、上記オレンジインク組成物による染色に加えて、それとは異なる各色のインク組成物により染色されたものであってもよく、この場合は上記インクセットを用いて染色されたものであってもよい。
以下、本発明を実施例及び比較例を用いてより具体的に説明する。本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
[インク組成物用の材料]
下記の実施例及び比較例において使用したインク組成物用の主な材料は、以下の通りである。
〔染料〕
特定分散染料
DO25 :C.I.ディスパースオレンジ25
DV28 :C.I.ディスパースバイオレット28
DB72 :C.I.ディスパースブルー72
DY54 :C.I.ディスパースイエロー54
DR60 :C.I.ディスパースレッド60
DB359 :C.I.ディスパースブルー359
〔分散剤〕
NS:β−ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物
〔界面活性剤〕
BYK348:ビックケミー・ジャパン社製、シリコーン界面活性剤)
〔水溶性有機溶剤〕
GL :グリセリン
TEGMME:トリエチレングリコールモノメチルエーテル
[インク組成物の調製]
各材料を下記の表1に示す組成で混合し、十分に撹拌し、各昇華転写用インク組成物及びそのインクセットを得た。なお、下記の表1中、数値の単位は質量%であり、合計は100.0質量%である。
〔ガス発生量〕
実施例及び比較例の各オレンジインク組成物を、真空ポンプを用いて脱気処理した後、外気と接触しないよう密閉容器に入れて、ガスクロマトグラフ(Agilent Technologies社製の商品名「6890シリーズ」)を用いて溶存窒素ガス量を測定した。その後、上記の各オレンジインク組成物を60℃に設定した恒温槽の中に放置し、放置後に常温に戻した各オレンジインク組成物の溶存窒素ガス量を測定した。溶存窒素ガスの変化量を以下の評価基準で評価をした。実施例1及び比較例1の結果を表2に示す。
A:溶存窒素ガスの変化量が2ppm以下
B:溶存窒素ガスの変化量が2ppmを超える
〔色再現性〕
実施例及び比較例の各インクセットをインクジェットプリンタ(PX−G930、セイコーエプソン社製)にそれぞれ充填した。その後、そのプリンタのヘッドにインク組成物を充填し、目詰まりしているノズルがなく、通常記録できることを確認した。次いで、中間転写媒体であるTransjet Sportline(Cham Paper社製商品名)上に、A4サイズのガマット体積測定用パッチパターンを形成した。その後、中間転写媒体のインク組成物付着側を白色被記録媒体である布帛(ポリエステル100%、アミーナ、東レ社製)と密着させ、この状態で、ヒートプレス機(TP−608M、太陽精機社製)を用いて200℃で60秒の条件で加熱し、中間転写媒体から被記録媒体への昇華転写を行い、各染色物を得た。
得られた染色物の各パッチパターンを、「グレタグマクベスSPM50」(グレタグ社製商品名)を用いて、視野角2度、D50光源で測定し、CIEで規定する、L*a*b*を得た。このようにして得られた値から、CIEで規定する、L*a*b*値が全て1であるときをガマット体積1として、ガマット体積(=色再現性)を求め、以下の基準で評価した。結果を表3に示す。
A:345,000以上
B:342,000以上345,000未満
C:339,000以上342,000未満
D:339,000未満
Figure 2017036358
Figure 2017036358
Figure 2017036358

Claims (8)

  1. 下記式(1)で表される化合物を含む、昇華転写用のオレンジインク組成物。
    Figure 2017036358
  2. 前記オレンジインク組成物は、該オレンジインク組成物の総量に対して、前記式(1)で表される化合物を、1.0質量%以上7.0質量%以下含む、請求項1に記載のオレンジインク組成物。
  3. 請求項1又は2に記載のオレンジインク組成物と、イエローインク組成物と、マゼンタインク組成物と、シアンインク組成物と、を備え、
    前記イエローインク組成物、前記マゼンタインク組成物、及び前記シアンインク組成物は、各々独立に分散染料を含む、インクセット。
  4. 分散染料を含むブルーインク組成物をさらに備える、請求項3に記載のインクセット。
  5. 前記イエローインク組成物中の前記分散染料は、C.I.ディスパースイエロー54であり、
    前記マゼンタインク組成物中の前記分散染料は、C.I.ディスパースレッド60であり、
    前記シアンインク組成物中の前記分散染料は、C.I.ディスパースブルー359である、請求項3又は4に記載のインクセット。
  6. 前記ブルーインク組成物中の前記分散染料は、C.I.ディスパースブルー72、又はC.I.ディスパースバイオレット28である、請求項3〜5のいずれか一項に記載のインクセット。
  7. インクジェット法を用いて、少なくとも請求項1又は2に記載のオレンジインク組成物を、中間転写媒体に付着させる付着工程と、
    前記中間転写媒体の前記オレンジインク組成物が付着した面と、被記録媒体の染色面と、を対向させた状態で加熱し、前記オレンジインク組成物中の下記式(1)で表される化合物を前記被記録媒体に転写させる転写工程と、を有する染色物の製造方法。
    Figure 2017036358
  8. 請求項7に記載の染色物の製造方法を用いて得られる、染色物。
JP2015156414A 2015-08-06 2015-08-06 オレンジインク組成物、インクセット、染色物の製造方法、及び染色物 Pending JP2017036358A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015156414A JP2017036358A (ja) 2015-08-06 2015-08-06 オレンジインク組成物、インクセット、染色物の製造方法、及び染色物
US15/221,786 US9765221B2 (en) 2015-08-06 2016-07-28 Orange ink composition, ink set, method of manufacturing dyed product, and dyed product
CN201610626379.6A CN106433312B (zh) 2015-08-06 2016-08-02 橙色油墨组合物、油墨组、染色物的制造方法和染色物
EP16183031.0A EP3127967B1 (en) 2015-08-06 2016-08-05 Orange ink composition, ink set, method of manufacturing dyed product, and dyed product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015156414A JP2017036358A (ja) 2015-08-06 2015-08-06 オレンジインク組成物、インクセット、染色物の製造方法、及び染色物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017036358A true JP2017036358A (ja) 2017-02-16

Family

ID=56615878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015156414A Pending JP2017036358A (ja) 2015-08-06 2015-08-06 オレンジインク組成物、インクセット、染色物の製造方法、及び染色物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9765221B2 (ja)
EP (1) EP3127967B1 (ja)
JP (1) JP2017036358A (ja)
CN (1) CN106433312B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019065076A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 セイコーエプソン株式会社 インクセット及び記録方法
JP2019172833A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 セイコーエプソン株式会社 水性インクジェット用組成物
WO2023037471A1 (ja) * 2021-09-09 2023-03-16 コニカミノルタ株式会社 インクセット

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6429075B2 (ja) * 2015-01-21 2018-11-28 セイコーエプソン株式会社 昇華転写用インクセット、並びに、染色物及びその製造方法
US10575007B2 (en) * 2016-04-12 2020-02-25 Microsoft Technology Licensing, Llc Efficient decoding and rendering of blocks in a graphics pipeline
US20180020222A1 (en) * 2016-07-12 2018-01-18 Mediatek Inc. Apparatus and Method for Low Latency Video Encoding
WO2021206059A1 (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 オリヱント化学工業株式会社 着色剤、並びにこれを含むマスターバッチ、着色樹脂組成物、及び成形品
EP4321584B1 (en) * 2022-08-11 2025-04-09 Agfa Nv Aqueous ink jet composition for textile printing
JP2024034199A (ja) * 2022-08-31 2024-03-13 セイコーエプソン株式会社 インクジェット用組成物、インクセット、及び染色方法。

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100604998B1 (ko) * 2002-08-27 2006-07-28 기와 가가쿠 고교 가부시키가이샤 승화 전사용 잉크젯 기록용 잉크 및 염색 방법
JP2015007178A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 セイコーエプソン株式会社 インクジェットインクセット
JP2015059197A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 日本化薬株式会社 インクジェット捺染用オレンジインク組成物及び繊維の捺染方法
JP2015093957A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 セイコーエプソン株式会社 昇華転写用インクジェットインク組成物、インクセット、及び染色物の製造方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH678532A5 (ja) * 1989-03-30 1991-09-30 Sicpa Holding Sa
DE19548453A1 (de) * 1995-12-22 1997-06-26 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung polycyclischer Verbindungen
GB0101546D0 (en) 2001-01-22 2001-03-07 Clariant Int Ltd Use of pigment dyes for dispersion dyeing from aqueous media
DE10133971A1 (de) * 2001-07-17 2003-02-06 Basf Ag Farbmittelzubereitungen
DE10153098A1 (de) * 2001-10-30 2003-05-08 Basf Ag Farbmittelzubereitungen
DE102005017052A1 (de) * 2005-04-12 2006-10-19 Basf Ag Verfahren zum Aufbringen von gelösten oder dispergierten Substanzen
EP2183326A4 (en) * 2007-05-05 2011-04-27 Independent Ink Inc INK COMPOSITION AND USE
JP5473114B2 (ja) * 2009-07-17 2014-04-16 日本化薬株式会社 昇華転写用インクジェットインク、それを用いる染色方法及び染色物
JP2011174007A (ja) 2010-02-25 2011-09-08 Fujifilm Corp インクジェット捺染用インク、インクジェット捺染方法及び捺染物
JP5574099B2 (ja) * 2010-05-26 2014-08-20 セイコーエプソン株式会社 インクジェット捺染用インク組成物およびインクジェット捺染方法
JP6010122B2 (ja) * 2013-02-21 2016-10-19 紀和化学工業株式会社 インクジェット用昇華性染料インク及び染色方法
JP2015218292A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 セイコーエプソン株式会社 昇華転写用インクジェットインクセット、並びに、染色物及びその製造方法
JP6040959B2 (ja) * 2014-05-20 2016-12-07 セイコーエプソン株式会社 昇華転写用インクジェットインクセット、並びに、染色物及びその製造方法
JP6540941B2 (ja) * 2015-01-21 2019-07-10 セイコーエプソン株式会社 昇華転写用インクジェットブラックインク組成物、並びに、染色物及びその製造方法
JP6429075B2 (ja) * 2015-01-21 2018-11-28 セイコーエプソン株式会社 昇華転写用インクセット、並びに、染色物及びその製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100604998B1 (ko) * 2002-08-27 2006-07-28 기와 가가쿠 고교 가부시키가이샤 승화 전사용 잉크젯 기록용 잉크 및 염색 방법
JP2015007178A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 セイコーエプソン株式会社 インクジェットインクセット
JP2015059197A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 日本化薬株式会社 インクジェット捺染用オレンジインク組成物及び繊維の捺染方法
JP2015093957A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 セイコーエプソン株式会社 昇華転写用インクジェットインク組成物、インクセット、及び染色物の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019065076A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 セイコーエプソン株式会社 インクセット及び記録方法
JP7017052B2 (ja) 2017-09-28 2022-02-08 セイコーエプソン株式会社 インクセット及び記録方法
JP2019172833A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 セイコーエプソン株式会社 水性インクジェット用組成物
JP7069954B2 (ja) 2018-03-28 2022-05-18 セイコーエプソン株式会社 水性インクジェット用組成物
WO2023037471A1 (ja) * 2021-09-09 2023-03-16 コニカミノルタ株式会社 インクセット

Also Published As

Publication number Publication date
EP3127967B1 (en) 2019-09-18
CN106433312B (zh) 2019-12-10
US9765221B2 (en) 2017-09-19
EP3127967A1 (en) 2017-02-08
US20170037249A1 (en) 2017-02-09
CN106433312A (zh) 2017-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6429075B2 (ja) 昇華転写用インクセット、並びに、染色物及びその製造方法
US9695296B2 (en) Ink jet black ink composition for sublimation transfer, and dyed article and method for producing dyed article
CN106433312B (zh) 橙色油墨组合物、油墨组、染色物的制造方法和染色物
CN108625188B (zh) 喷墨用墨组合物以及记录方法
US10487227B2 (en) Ink set and recording method
JP2019142068A (ja) インクジェット記録方法
CN112980245B (zh) 升华转印喷墨油墨组合物和印刷物的制造方法
JP2019163427A (ja) インクジェットインク組成物
CN118620449A (zh) 喷墨印染用处理液组合物、油墨组以及喷墨记录方法
JP6841298B2 (ja) 昇華転写用インクジェットインク組成物、並びに、染色物及びその製造方法
US11951751B2 (en) Ink jet ink set for textile printing, ink jet recording method, and ink jet recording apparatus
JP2015083630A (ja) 捺染用インクジェットインク組成物
JP7585710B2 (ja) 記録方法
CN111378325A (zh) 水性喷墨用组合物
JP2020070351A (ja) 昇華転写用インクジェットインク組成物及び染色物の製造方法
US11492506B2 (en) Aqueous ink jet composition
JP7167658B2 (ja) 水性インクジェット用組成物
JP7077711B2 (ja) 水性インクジェット用組成物
JP2023097685A (ja) インクセット
CN118931261A (zh) 喷墨油墨组合物、喷墨记录方法及喷墨记录装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190620

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191115