JP2017032937A - 画像投影システム、画像投影装置、および画像投影方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画素ずらしによる高解像度化において、投影画像を更に高解像度化させる。【解決手段】光を出射する光源30と、光源30からの光を用いて画像を形成するDMD551を有する画像表示ユニット50と、光を画像表示ユニット50に導く照明光学系ユニット40と、画像を拡大投影する投影光学系ユニット60と、DMD551を所定方向に所定範囲で往復動作させる可動ユニット制御部14と、を有した画像投影装置1を2台備え、第1の画像投影装置の投影画像と第2の画像投影装置の投影画像を重ね合わせた状態において、第2の画像投影装置の可動ユニット制御部14は、第1の画像投影装置の可動ユニット制御部14がDMD551を往復動作させる所定範囲内の任意の位置に対応する位置に、DMD551を移動させてから、DMD551を所定方向に所定範囲で往復動作させる。【選択図】図5
Description
本発明は、画像投影システム、画像投影装置、および画像投影方法に関する。
パーソナルコンピュータなどの情報処理装置、DVDプレーヤーなどの映像再生機器、デジタルカメラなどの撮像装置等から送信される画像データに基づいて、光源から照射される光を用いて光学変調素子(変調素子、画像表示素子ともいう)が画像を生成し、生成された画像を複数のレンズ等を含む光学系を通してスクリーン等の被投影面に投影する画像投影装置(プロジェクタ)が知られている。
画像投影装置は、多人数に対するプレゼンテーション、会議、講演会、教育現場や、サイネージなどに広く用いられているとともに、液晶パネルの高解像化、ランプの高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。
また、DMD(Digital Micro-mirror Device)を利用したDLP(Digital Light Processing)方式の画像投影装置が普及し、オフィスや学校のみならず家庭においても広くこれら画像投影装置が利用されるようになってきている。また、スクリーンなどの被投影面までの投影距離を短くした、短焦点型の画像投影装置の開発も盛んである。
このような画像投影装置において投影画像を高解像度化する場合には、光学変調素子の画素密度を上げることが考えられるが、光学変調素子の製造コストが増大することとなる。
これに対し、特許文献1には、光学素子を動かすことによって画素をずらすことで中間画像を作り出し、光学変調素子の画素数を増加させることなく、画素数よりも高い解像度の画像を表示する画像表示装置が開示されている。
しかしながら、これまでの画素ずらし手法では、最大で2倍程度の解像度にしかならなかった。このため、更なる高解像度化のためには光学変調素子の画素数を増加させる必要があり、高コスト化に繋がってしまっていた。
そこで本発明は、画素ずらしによる高解像度化において、光学変調素子の画素数を増加させることなく、投影画像を更に高解像度化させることができる画像投影システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る画像投影システムは、光を出射する光源と、該光源からの光を用いて画像を形成する変調素子を有する画像表示部と、前記光源からの光を前記画像表示部に導く照明光学部と、前記画像表示部によって形成された画像を拡大投影する投影光学部と、前記変調素子を所定方向に所定範囲で往復動作させる変調素子可動制御部と、を有した画像投影装置を2台備え、第1の画像投影装置の投影画像と第2の画像投影装置の投影画像を重ね合わせた状態において、前記第2の画像投影装置の前記変調素子可動制御部は、前記第1の画像投影装置の前記変調素子可動制御部が前記変調素子を往復動作させる前記所定範囲内の任意の位置に対応する位置に、前記変調素子を移動させてから、前記変調素子を前記所定方向に所定範囲で往復動作させるものである。
本発明によれば、画素ずらしによる高解像度化において、投影画像を更に高解像度化させることができる。
以下、本発明に係る構成を図1から図35に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る画像投影システム(画像投影システム100)は、光を出射する光源(光源30)と、該光源からの光を用いて画像を形成する変調素子(DMD551)を有する画像表示部(画像表示ユニット50)と、光源からの光を画像表示部に導く照明光学部(照明光学系ユニット40)と、画像表示部によって形成された画像を拡大投影する投影光学部(投影光学系ユニット60)と、変調素子を所定方向に所定範囲で往復動作させる変調素子可動制御部(可動ユニット制御部14)と、を有した画像投影装置(画像投影装置1)を2台備え、第1の画像投影装置(画像投影装置1A)の投影画像と第2の画像投影装置(画像投影装置1B)の投影画像を重ね合わせた状態において、第2の画像投影装置の変調素子可動制御部は、第1の画像投影装置の変調素子可動制御部が変調素子を往復動作させる所定範囲内の任意の位置に対応する位置に、変調素子を移動させてから、変調素子を所定方向に所定範囲で往復動作させるものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
(画像投影装置)
図1は、画像投影装置1の一実施形態を示す外観斜視図である。また、図2は、画像投影装置1の側面図であって、被投影面であるスクリーンSへの投影状態を示した図である。
図1は、画像投影装置1の一実施形態を示す外観斜視図である。また、図2は、画像投影装置1の側面図であって、被投影面であるスクリーンSへの投影状態を示した図である。
また、図3(A)は、画像投影装置1の外装カバー2を外した状態を示す斜視図である。また、図3(B)は図3(A)の丸囲み部分で示す光学エンジン3と光源ユニット4の拡大構成図である。
画像投影装置1には、投影画面の大画面化と共に、画像投影装置外に必要とされる投影空間をできるだけ小さくできることが要請されている。近年では、光学エンジン3の性能が向上し、投影距離が1〜2mで投影画像サイズが60inch〜80inchを達成できる画像投影装置1が主流となってきている。
従来の投影距離が長い画像投影装置1の場合には、画像投影装置1とスクリーンSの間には会議机などがあり、会議机の後ろ側に画像投影装置1を配置していたのが、近年では投影距離の短縮に伴い、会議机の前側に配置することが可能となり、画像投影装置1の背後の空間を自由に活用できるようになってきた。
画像投影装置1は、装置内部に光源としてのランプや多数の電子基板を備えており、起動後は時間の経過と共に、装置の内部温度が上昇する。これは画像投影装置1の筐体サイズの小型化が進む昨今では顕著であり、このため、画像投影装置1には、内部の構成部品が耐熱温度を超えないように、吸気口16および排気口17が設けられている。
また、図3に示すように、画像投影装置1は、光学エンジン3および光源ユニット4を備えている。また、図4は、照明装置である照明光学系ユニット40、投影光学系ユニット60、画像表示ユニット50、および光源ユニット4の上面から見た断面図である。光学エンジン3は、照明光学系ユニット40および、投影光学系ユニット60からなる。
図3に示すように、吸気口16、排気口17の内側には、それぞれ吸気ファン18、排気ファン19が設けられており、吸気ファン18から吸入した外気を排気ファン19から排出することで、装置内の強制気流による空冷がなされる。
画像投影装置1においては、光源ユニット4の光源からの光(白色光)が光学エンジン3の照明光学系ユニット40に照射される。照明光学系ユニット40内では、照射された白色光をRGBに分光した後、レンズ、ミラー等により画像表示ユニット50へ導き、変調信号に応じて画像形成する画像表示ユニット50とその画像を投影光学系ユニット60によりスクリーンSへ拡大投影する構成となっている。
光源ユニット4のランプ(光源30)としては、種々のランプを用いることができるが、例えば、高圧水銀ランプ、キセノンランプなどのアークランプを用いることができる。例えば、高圧水銀ランプを用いることが好ましい。
また、光源ユニット4の側面の一方向側には光源を冷却するファン20が設けられている。ファン20は、光源ユニット4の各部が設定された定格温度範囲内の温度となるように、その回転数が制御される。また、光源ユニット4からの光の出射方向と投影光学系ユニット60からの画像光の出射方向は、図4に示すように、略90°の関係となっている。
また、光学エンジン3の照明光学系ユニット40は、光源から照射された光を分光するカラーホイール5(回転色フィルター)と、カラーホイール5から出射した光を導くライトトンネル6と、リレーレンズ7、平面ミラー8および凹面ミラー9と、を備えている。また、照明光学系ユニット40内には、画像表示ユニット50が設けられる。
照明光学系ユニット40では、先ず、光源からの出射光である白色光が、円盤状のカラーホイール5で単位時間毎にRGBの各色が繰り返す光に変換され出射される。カラーホイール5から出射された色分離された光は、ライトトンネル6に導かれる。ライトトンネル6は、入射された光がその内部(内壁)で複数回反射され合成されることで均一化する照明均一変換光学部材である。
次いで、ライトトンネル6から出射された光は、2枚のレンズを組み合わせてなるリレーレンズ7により、光の軸上色収差を補正しつつ集光される。また、リレーレンズ7から出射される光は、平面ミラー8および凹面ミラー9によって反射されて、画像表示ユニット50に集光される。画像表示ユニット50は、複数のマイクロミラーからなる略矩形のミラー面を有し、画像データに基づいて各マイクロミラーが時分割駆動されることにより、所定の画像を形成するように投影光を加工して反射する画像表示素子としてのDMD551を備えている。
画像表示ユニット50は、入力信号に応じてマイクロミラーのオンオフを切り替えることで投影ユニットへ光を出力する光を選別するとともに階調を表現する。すなわち、DMD551により、時分割で画像データに基づいて、複数のマイクロミラーが使用する光は投影レンズへ反射され、捨てる光はOFF光板へ反射される。画像表示ユニット50で使用する光は投影光学系ユニット60へ反射し、投影光学系ユニット60内の複数の投影レンズを通り拡大された画像光はスクリーンS上へ拡大投影される。
なお、照明光学系ユニット40内部のリレーレンズ7、平面ミラー8、凹面ミラー9、画像表示ユニット50、および投影光学系ユニット60の入射側は、各部品を覆うように図示しないハウジングにより保持されており、かつハウジングの合せ面はシール材にて密閉された防塵構造となっている。
図5は、本実施形態に係る画像投影装置1の一例を示す機能ブロック図である。
画像投影装置1は、システム制御部10、ランプ制御部11、カラーホイール制御部12、DMD制御部13、可動ユニット制御部14、ファン制御部15、ファン20、リモコン受信部22、本体操作部23、入力端子24、映像信号制御部25、不揮発性メモリ26、電源ユニット27、光源30、照明光学系ユニット40、画像表示ユニット50、投影光学系ユニット60、等を備え、スクリーンSに画像を投影する画像投影装置である。また、遠隔操作手段としてのリモコン21を備えている。
システム制御部10は、画像投影装置1の全体の制御を行う。また、入力された映像信号に対して、コントラスト調整、明るさ調整、シャープネス調整、スケーリング処理などの画像処理や、メニュー情報などの重畳画面(OSD:On Screen Display)の表示制御、その他各種制御をおこなう。
また、ランプ制御部11、カラーホイール制御部12、DMD制御部13、可動ユニット制御部14、ファン制御部15、リモコン受信部22、本体操作部23、映像信号制御部25、不揮発性メモリ26、と接続されており、これらの各機能部を制御する。
システム制御部10等の各制御部は、マイクロコントローラ(マイコン)で構成され、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM(リードオンリーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)などの演算部および記憶部を有し、CPUがRAMと協働してROMに記憶されているプログラムを実行することで、各部の機能が実現される。
入力端子24は、映像信号を入力するインタフェースであって、D−Subコネクタ等のVGA(Video Graphics Array)入力端子やHDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)端子、S−VIDEO端子、RCA端子等のビデオ入力端子等である。入力端子24に接続されたケーブルを介してコンピュータやAV機器などの映像供給装置から映像信号を受信する。また、複数の入力端子24を備える場合もある。
映像信号制御部25は、入力端子24に入力された映像信号を処理するものであって、例えば、当該映像信号にシリアル−パラレル変換や電圧レベル変換などの種々の処理を施す。また、映像信号の解像度や周波数などを解析する信号判定機能を有する。
不揮発性メモリ26は、映像信号に対する画像処理やその他各種処理において、データを記憶する。不揮発性メモリ26としては、例えば、EPROMやEEPROM、フラッシュメモリ等の不揮発性半導体メモリを採用することができる。画像投影装置1は、電源オフ後も前回の設定内容(言語設定など)を保存しておくことができる。
本体操作部23は、画像投影装置1を操作するインタフェースであって、ユーザからの種々の操作要求を受け付ける。本体操作部23は、操作要求を受け付けると、当該操作要求をシステム制御部10に通知する。本体操作部23は、画像投影装置1の外面に設けられる操作キー(操作ボタン)等によって構成される。
リモコン受信部22は、リモコン21からの操作信号を受信する。リモコン受信部22は、操作信号を受信すると、当該操作信号をシステム制御部10に通知する。
ユーザは、本体操作部23またはリモコン21を操作することにより、各種設定等を行うことができる。例えば、メニュー画面等の表示指示、画像投影装置1の設置状態の選択、投影画像のアスペクト比の変更要求、画像投影装置1の電源OFF要求、光源30の光量を変更するランプパワー変更要求、投影画像の画質(高輝度や標準、ナチュラル等)を変更する映像モード変更要求、投影画像を停止するフリーズ要求、などを実行することができる。
ファン制御部15は、画像投影装置1内の温度や光源30の温度が所定の温度となるようにファン20を制御する。
電源ユニット27は、画像投影装置1内の各デバイスに接続されており、コンセントなどから入力されたAC(交流)電源をDC(直流)に変換して、画像投影装置1内の各デバイスに電源を供給する。
ファン20は、吸気ファン、排気ファン、冷却ファン等で構成される。吸気ファンから吸入した外気を排気ファンから排出することで、画像投影装置1に気流を発生させて空冷がなされる。また、光源30の近傍には光源冷却手段としての冷却ファンが設けられており、光源30の温度に基づいて冷却ファンの回転量が制御される。
光源30は、例えば、一対の電極間の放電により発光物質が発光する高圧水銀ランプであって、照明光学系ユニット40に光を照射する。また、光源30として、キセノンランプ、LED等を用いることもできる。また、ランプ制御部11は、光源30のオン/オフや点灯パワーなどを制御する。
光源30から放射された光は、照明光学系ユニット40における円盤状のカラーホイール5により単位時間毎に各色が繰り返す光に分光される。
カラーホイール制御部12は、カラーホイール5の回転駆動を制御する。
カラーホイール5から出射した光は、ライトトンネル6、リレーレンズ7、平面ミラー8および凹面ミラー9を介して、画像表示ユニット50における画像表示素子としてのDMD551に集光される。
画像表示ユニット50は、固定支持されている固定ユニット51(図6)、固定ユニット51に対して移動可能に設けられている可動ユニット55を有する。可動ユニット55は、DMD551を有し、可動ユニット制御部14によって固定ユニット51に対する位置が制御される。
可動ユニット55には、駆動手段としての電磁アクチュエータ(ボイスコイル、磁石)が設けられており、可動ユニット制御部14は、可動ユニット55の駆動手段に流すための電流量を制御してDMD551のシフト量を制御する。なお、可動ユニット制御部14によるDMD551のシフト制御は、本体操作部23またはリモコン21を操作することにより、オン/オフ可能となっている。DMD551のシフト制御がオフに設定される場合は、DMD551のシフトがされない通常の投影画面の表示となる。
DMD551は、複数のマイクロミラーからなる略矩形のミラー面を有し、映像データに基づいて各マイクロミラーが時分割駆動されることにより、所定の映像を形成するように投影光を加工して反射する画像表示素子である。また、DMD制御部13は、DMD551のマイクロミラーのオン/オフを制御する。
DMD551により、時分割で映像データに基づいて、複数のマイクロミラーが使用する光は投影光学系ユニット60へ反射され、捨てる光はOFF光板へ反射される。使用する光は投影光学系ユニット60へ反射し、投影光学系ユニット60を通り拡大された映像光はスクリーンS上へ拡大投影される。
投影光学系ユニット60は、例えば複数の投影レンズ、ミラー等を有し、画像表示ユニット50のDMD551によって生成される画像を拡大してスクリーンSに投影する。
(画像表示ユニット)
図6は、画像表示ユニット50を例示する斜視図である。また、図7は、画像表示ユニット50を例示する側面図である。
図6は、画像表示ユニット50を例示する斜視図である。また、図7は、画像表示ユニット50を例示する側面図である。
図6及び図7に示されるように、画像表示ユニット50は、固定支持されている固定ユニット51、固定ユニット51に対して移動可能に設けられている可動ユニット55を有する。
固定ユニット51は、第1固定板としてのトッププレート511、第2固定板としてのベースプレート512を有する。固定ユニット51は、トッププレート511とベースプレート512とが所定の間隙を介して平行に設けられている。
可動ユニット55は、DMD551、第1可動板としての可動プレート552、第2可動板としての結合プレート553、ヒートシンク554を有し、固定ユニット51に移動可能に支持されている。
可動プレート552は、固定ユニット51のトッププレート511とベースプレート512との間に設けられ、固定ユニット51によってトッププレート511及びベースプレート512と平行且つ表面に平行な方向に移動可能に支持されている。
結合プレート553は、固定ユニット51のベースプレート512を間に挟んで可動プレート552に固定されている。結合プレート553は、上面側にDMD551が固定して設けられ、下面側にヒートシンク554が固定されている。結合プレート553は、可動プレート552に固定されることで、可動プレート552、DMD551、及びヒートシンク554と共に固定ユニット51に移動可能に支持されている。
DMD551は、結合プレート553の可動プレート552側の面に設けられ、可動プレート552及び結合プレート553と共に移動可能に設けられている。DMD551は、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列された画像生成面を有する。DMD551の各マイクロミラーは、鏡面がねじれ軸周りに傾動可能に設けられており、DMD制御部13から送信される画像信号に基づいてON/OFF駆動される。
マイクロミラーは、例えば「ON」の場合には、光源30からの光を投影光学系ユニット60に反射するように傾斜角度が制御される。また、マイクロミラーは、例えば「OFF」の場合には、光源30からの光をOFF光板に向けて反射する方向に傾斜角度が制御される。
このように、DMD551は、DMD制御部13から送信される画像信号によって各マイクロミラーの傾斜角度が制御され、光源30から照射されて照明光学系ユニット40を通った光を変調して投影画像を生成する。
ヒートシンク554は、拡大放熱部の一例であり、少なくとも一部分がDMD551に当接するように設けられている。ヒートシンク554は、移動可能に支持される結合プレート553にDMD551と共に設けられることで、DMD551に当接して効率的に冷却することが可能になっている。このような構成により、本実施形態に係る画像投影装置1では、ヒートシンク554がDMD551の温度上昇を抑制し、DMD551の温度上昇による動作不良や故障等といった不具合の発生が低減されている。
[固定ユニット]
図8は、固定ユニット51を例示する斜視図である。また、図9は、固定ユニット51を例示する分解斜視図である。
図8は、固定ユニット51を例示する斜視図である。また、図9は、固定ユニット51を例示する分解斜視図である。
図8及び図9に示されるように、固定ユニット51は、トッププレート511、ベースプレート512を有する。
トッププレート511及びベースプレート512は、平板状部材から形成され、それぞれ可動ユニット55のDMD551に対応する位置に中央孔513,514が設けられている。また、トッププレート511及びベースプレート512は、複数の支柱515によって、所定の間隙を介して平行に設けられている。
支柱515は、図9に示されるように、上端部がトッププレート511に形成されている支柱孔516に圧入され、雄ねじ溝が形成されている下端部がベースプレート512に形成されている支柱孔517に挿入される。支柱515は、トッププレート511とベースプレート512との間に一定の間隔を形成し、トッププレート511とベースプレート512とを平行に支持する。
また、トッププレート511及びベースプレート512には、支持球体521を回転可能に保持する支持孔522,526がそれぞれ複数形成されている。
トッププレート511の支持孔522には、内周面に雌ねじ溝を有する円筒状の保持部材523が挿入される。保持部材523は、支持球体521を回転可能に保持し、位置調整ねじ524が上から挿入される。ベースプレート512の支持孔526は、下端側が蓋部材527によって塞がれ、支持球体521を回転可能に保持する。
トッププレート511及びベースプレート512の支持孔522,526に回転可能に保持される支持球体521は、それぞれトッププレート511とベースプレート512との間に設けられる可動プレート552に当接し、可動プレート552を移動可能に支持する。
図10は、固定ユニット51による可動プレート552の支持構造を説明するための図である。また、図11は、図10に示されるA部分の概略構成を例示する部分拡大図である。
図10及び図11に示されるように、トッププレート511では、支持孔522に挿入される保持部材523によって支持球体521が回転可能に保持されている。また、ベースプレート512では、下端側が蓋部材527によって塞がれている支持孔526によって支持球体521が回転可能に保持されている。
各支持球体521は、支持孔522,526から少なくとも一部分が突出するように保持され、トッププレート511とベースプレート512との間に設けられる可動プレート552に当接して支持する。可動プレート552は、回転可能に設けられている複数の支持球体521により、トッププレート511及びベースプレート512と平行且つ表面に平行な方向に移動可能に両面から支持される。
また、トッププレート511側に設けられている支持球体521は、可動プレート552とは反対側で当接する位置調整ねじ524の位置に応じて、保持部材523の下端からの突出量が変化する。例えば、位置調整ねじ524がZ1方向に変位すると、支持球体521の突出量が減り、トッププレート511と可動プレート552との間隔が小さくなる。また、例えば、位置調整ねじ524がZ2方向に変位すると、支持球体521の突出量が増え、トッププレート511と可動プレート552との間隔が大きくなる。
このように、位置調整ねじ524を用いて支持球体521の突出量を変化させることで、トッププレート511と可動プレート552との間隔を適宜調整できる。
また、図8及び図9に示されるように、トッププレート511のベースプレート512側の面には、磁石531,532,533,534が設けられている。
図12は、トッププレート511を例示する底面図である。図12に示されるように、トッププレート511のベースプレート512側の面には、磁石531,532,533,534が設けられている。
磁石531,532,533,534は、トッププレート511の中央孔513を囲むように4箇所に設けられている。磁石531,532,533,534は、それぞれ長手方向が平行になるように配置された直方体状の2つの磁石で構成され、それぞれ可動プレート552に及ぶ磁界を形成する。
磁石531,532,533,534は、それぞれ可動プレート552の上面に各磁石531,532,533,534に対向して設けられているコイルとで、可動プレート552を移動させる移動手段を構成する。
なお、上記した固定ユニット51に設けられる支柱515、支持球体521の数や位置等は、可動プレート552を移動可能に支持できればよく、本実施形態に例示される構成に限られるものではない。
[可動ユニット]
図13は、可動ユニット55を例示する斜視図である。また、図14は、可動ユニット55を例示する分解斜視図である。
図13は、可動ユニット55を例示する斜視図である。また、図14は、可動ユニット55を例示する分解斜視図である。
図13及び図14に示されるように、可動ユニット55は、DMD551、可動プレート552、結合プレート553、ヒートシンク554、保持部材555、DMD基板557を有し、固定ユニット51に対して移動可能に支持されている。
可動プレート552は、上記したように、固定ユニット51のトッププレート511とベースプレート512との間に設けられ、複数の支持球体521により表面に平行な方向に移動可能に支持される。
図15は、可動プレート552を例示する斜視図である。
図15に示されるように、可動プレート552は、平板状の部材から形成され、DMD基板557に設けられるDMD551に対応する位置に中央孔570を有し、中央孔570の周囲にコイル581,582,583,584が設けられている。
コイル581,582,583,584は、それぞれZ1Z2方向に平行な軸を中心として電線が巻き回されることで形成され、可動プレート552のトッププレート511側の面に形成されている凹部に設けられてカバーで覆われている。コイル581,582,583,584は、それぞれトッププレート511の磁石531,532,533,534とで、可動プレート552を移動させる移動手段を構成する。
トッププレート511の磁石531,532,533,534と、可動プレート552のコイル581,582,583,584とは、可動ユニット55が固定ユニット51に支持された状態で、それぞれ対向する位置に設けられている。コイル581,582,583,584に電流が流されると、磁石531,532,533,534によって形成される磁界により、可動プレート552を移動させる駆動力となるローレンツ力が発生する。
可動プレート552は、磁石531,532,533,534とコイル581,582,583,584との間で発生する駆動力としてのローレンツ力を受けて、固定ユニット51に対して、XY平面において直線的又は回転するように変位する。
各コイル581,582,583,584に流される電流の大きさ及び向きは、可動ユニット制御部14によって制御される。可動ユニット制御部14は、各コイル581,582,583,584に流す電流の大きさ及び向きによって、可動プレート552の移動(回転)方向、移動量や回転角度等を制御する。
本実施形態では、第1駆動手段として、コイル581及び磁石531と、コイル584及び磁石534とが、X1X2方向に対向して設けられている。コイル581及びコイル584に電流が流されると、図15に示されるようにX1方向又はX2のローレンツ力が発生する。可動プレート552は、コイル581及び磁石531と、コイル584及び磁石534とにおいて発生するローレンツ力により、X1方向又はX2方向に移動する。
また、本実施形態では、第2駆動手段として、コイル582及び磁石532と、コイル583及び磁石533とが、X1X2方向に並んで設けられ、磁石532及び磁石533は、磁石531及び磁石534とは長手方向が直交するように配置されている。このような構成において、コイル582及びコイル583に電流が流されると、図15に示されるようにY1方向又はY2方向のローレンツ力が発生する。
可動プレート552は、コイル582及び磁石532と、コイル583及び磁石533とにおいて発生するローレンツ力により、Y1方向又はY2方向に移動する。また、可動プレート552は、コイル582及び磁石532と、コイル583及び磁石533とで反対方向に発生するローレンツ力により、XY平面において回転するように変位する。
例えば、コイル582及び磁石532においてY1方向のローレンツ力が発生し、コイル583及び磁石533においてY2方向のローレンツ力が発生するように電流が流されると、可動プレート552は、上面視で時計回り方向に回転するように変位する。また、コイル582及び磁石532においてY2方向のローレンツ力が発生し、コイル583及び磁石533においてY1方向のローレンツ力が発生するように電流が流されると、可動プレート552は、上面視で反時計回り方向に回転するように変位する。
また、可動プレート552には、固定ユニット51の支柱515に対応する位置に、可動範囲制限孔571が設けられている。可動範囲制限孔571は、固定ユニット51の支柱515が挿入され、例えば振動や何らかの異常等により可動プレート552が大きく移動した時に支柱515に接触することで、可動プレート552の可動範囲を制限する。
以上で説明したように、本実施形態では、可動ユニット制御部14が、コイル581,582,583,584に流す電流の大きさや向きを制御することで、可動範囲内で可動プレート552を任意の位置に移動させることができる。
なお、移動手段としての磁石531,532,533,534及びコイル581,582,583,584の数、位置等は、可動プレート552を任意の位置に移動させることが可能であれば、本実施形態とは異なる構成であってもよい。例えば、移動手段としての磁石は、トッププレート511の上面に設けられてもよく、ベースプレート512の何れかの面に設けられてもよい。また、例えば、磁石が可動プレート552に設けられ、コイルがトッププレート511又はベースプレート512に設けられてもよい。
また、可動範囲制限孔571の数、位置及び形状等は、本実施形態に例示される構成に限られない。例えば、可動範囲制限孔571は一つであってもよく、複数であってもよい。また、可動範囲制限孔571の形状は、例えば長方形や円形等、本実施形態とは異なる形状であってもよい。
固定ユニット51によって移動可能に支持される可動プレート552の下面側(ベースプレート512側)には、図13に示されるように、結合プレート553が固定されている。結合プレート553は、平板状部材から形成され、DMD551に対応する位置に中央孔を有し、周囲に設けられている折り曲げ部分が3本のねじ591によって可動プレート552の下面に固定されている。
図16は、可動プレート552が外された可動ユニット55を例示する斜視図である。
図16に示されるように、結合プレート553には、上面側にDMD551、下面側にヒートシンク554が設けられている。結合プレート553は、可動プレート552に固定されることで、DMD551、ヒートシンク554と共に、可動プレート552に伴って固定ユニット51に対して移動可能に設けられている。
DMD551は、DMD基板557に設けられており、DMD基板557が保持部材555と結合プレート553との間で挟み込まれることで、結合プレート553に固定されている。保持部材555、DMD基板557、結合プレート553、ヒートシンク554は、図14及び図16に示されるように、固定部材としての段付ねじ560及び押圧手段としてのばね561によって重ねて固定されている。
図17は、可動ユニット55のDMD保持構造について説明する図である。図17は、可動ユニット55の側面図であり、可動プレート552及び結合プレート553は図示が省略されている。
図17に示されるように、ヒートシンク554は、結合プレート553に固定された状態で、DMD基板557に設けられている貫通孔からDMD551の下面に当接する突出部554aを有する。なお、ヒートシンク554の突出部554aは、DMD基板557の下面であって、DMD551に対応する位置に当接するように設けられてもよい。
また、DMD551の冷却効果を高めるために、ヒートシンク554の突出部554aとDMD551との間に弾性変形可能な伝熱シートが設けられてもよい。伝熱シートによりヒートシンク554の突出部554aとDMD551との間の熱伝導性が向上し、ヒートシンク554によるDMD551の冷却効果が向上する。
上記したように、保持部材555、DMD基板557、ヒートシンク554は、段付きねじ560及びばね561によって重ねて固定されている。段付きねじ560が締められると、ばね561がZ1Z2方向に圧縮され、図17に示されるZ1方向の力F1がばね561から生じる。ばね561から生じる力F1により、ヒートシンク554はZ1方向に力F2でDMD551に押圧されることとなる。
本実施形態では、段付きねじ560及びばね561は4箇所に設けられており、ヒートシンク554にかかる力F2は、4つのばね561に生じる力F1を合成したものに等しい。また、ヒートシンク554からの力F2は、DMD551が設けられているDMD基板557を保持する保持部材555に作用する。この結果、保持部材555には、ヒートシンク554からの力F2に相当するZ2方向の反力F3が生じ、保持部材555と結合プレート553との間でDMD基板557を保持できるようになる。
段付きねじ560及びばね561には、保持部材555に生じる力F3からZ2方向の力F4が作用する。ばね561は、4箇所に設けられているため、それぞれに作用する力F4は、保持部材555に生じる力F3の4分の1に相当し、力F1と釣り合うこととなる。
また、保持部材555は、図17において矢印Bで示されるように撓むことが可能な部材で板ばね状に形成されている。保持部材555は、ヒートシンク554の突出部554aに押圧されて撓み、ヒートシンク554をZ2方向に押し返す力が生じることで、DMD551とヒートシンク554との接触をより強固に保つことができる。
可動ユニット55は、以上で説明したように、可動プレート552と、DMD551及びヒートシンク554を有する結合プレート553とが、固定ユニット51によって移動可能に支持されている。可動ユニット55の位置は、可動ユニット制御部14によって制御される。また、可動ユニット55には、DMD551に当接するヒートシンク554が設けられており、DMD551の温度上昇に起因する動作不良や故障といった不具合の発生が防止されている。
(画素ずらし(DMDシフト))
上述のように、画像投影装置1において投影画像を生成するDMD551は、可動ユニット55に設けられており、可動ユニット制御部14によって可動ユニット55と共に位置が制御される。
上述のように、画像投影装置1において投影画像を生成するDMD551は、可動ユニット55に設けられており、可動ユニット制御部14によって可動ユニット55と共に位置が制御される。
可動ユニット制御部14は、例えば、画像投影時にフレームレートに対応する所定の周期で、DMD551の複数のマイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた複数の位置の間を高速移動するように可動ユニット55の位置を制御する。このとき、DMD制御部13は、それぞれの位置に応じてシフトした投影画像を生成するようにDMD551に画像信号を送信する。
可動ユニット制御部14は、X1X2方向及びY1Y2方向にDMD551のマイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた位置Aと位置Bとの間で、DMD551を所定の周期で往復移動させる。このとき、DMD制御部13が、それぞれの位置に応じてシフトした投影画像を生成するようにDMD551を制御することで、投影画像の解像度を、DMD551の解像度の約2倍にすることが可能になる。
このように、可動ユニット制御部14が可動ユニット55と共にDMD551を所定の周期で移動させ、DMD制御部13がDMD551に位置に応じた投影画像を生成させることで、DMD551の解像度以上の画像を投影することが可能になる。
図18は、画素ずらし(以下、DMDシフトともいう)にて半画素分シフトした画素の表示状態のイメージを示した説明図である。
図18(A)は、表示位置をシフトしない状態(シフト前の状態、第1状態)である各画素S1を示しており、各画素のサイズはXL×YLとなっている。また、図18(B)は、半画素分(XL/2,YL/2)シフトされた状態(第2状態)であるの各画素S2を示している。そして、2つの画像を合成、すなわち、交互に各画素での映像を投影することにより、図18(C)に示すように、擬似的に高解像度化することが可能となる。
(画像投影システム)
以上説明した画像投影装置1によれば、最大2倍程度の高解像度化を実現できる。そして、本実施形態に係る画像投影システムは、ここまで説明した画像投影装置1を複数用いて、スタック投影することで、更なる高解像度化を図るものである。
以上説明した画像投影装置1によれば、最大2倍程度の高解像度化を実現できる。そして、本実施形態に係る画像投影システムは、ここまで説明した画像投影装置1を複数用いて、スタック投影することで、更なる高解像度化を図るものである。
図19は、画像投影システム100の一例を示す概略構成図である。画像投影システム100は、2台の画像投影装置1A,1Bと、映像信号(投影情報ともいう)を画像投影装置1A,1Bに供給する映像供給装置110と、を含んで構成されており、画像投影装置1A,1Bと映像供給装置110とは、ケーブル120A,120Bによって接続されている。なお、映像信号には静止画表示のための画像信号も含まれる。
画像投影装置1A,1Bは、映像供給装置110が提供する映像信号を基に映像を生成し、スクリーンSに投影するプロジェクタである。
画像投影装置1A,1Bは、映像信号を入力するインタフェース(入力端子24)として、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)端子、DisplayPort端子、Thunderbolt端子、VGA(Video Graphics Array)入力端子、S−VIDEO端子、RCA端子等の画像入力端子を備えている。また、画像投影装置1A,1Bは、複数の画像入力端子を備えていることが好ましい。画像入力端子に接続されたケーブル120A,120Bを介して映像供給装置110から映像信号を受信する。ケーブル120A,120Bは、通信インタフェースに準拠したケーブルであって、例えば、HDMIケーブルである。
また、画像投影装置1A,1Bは、Bluetooth(登録商標)やWiFi(登録商標)等の無線通信プロトコルに準拠した無線通信により、映像供給装置110から映像信号を受信してもよい。
映像供給装置110は、画像投影装置1A,1Bが投影すべき画像を提供する装置である。映像供給装置110は、映像信号を出力するインタフェースを備えており、映像供給装置110の表示画像を形成する映像信号を所定の転送レート(例えば、30fps(frame per second)〜60fps)で画像投影装置1,1Bに送信する。
映像供給装置110も同様に、映像信号を出力するインタフェースとして、HDMI端子、DisplayPort端子、Thunderbolt端子、VGA入力端子、S−VIDEO端子、RCA端子等の画像出力端子を備えており、これらの端子に接続されたケーブル120A,120Bを介して画像投影装置1A,1Bに送信することができる。また、映像供給装置110は、無線通信により、画像投影装置1A,1Bに映像信号を送信してもよい。
なお、画像投影装置1が投影する投影画像130の基となる投影情報は、映像供給装置110から提供されるものに限られず、画像投影装置1の記憶部に記憶されているものであっても、画像投影装置1に外部接続可能なUSBメモリなどの補助記憶装置に記憶されているものであってもよい。この場合、画像投影システム100は、画像投影装置1Aおよび画像投影装置1Bで構成され、共通の投影情報を有していればよい。
映像供給装置110としては、例えば、ノート型PC、デスクトップ型PCやタブレット型PC、スマートフォン等の映像信号を供給可能な情報処理装置や、DVDプレーヤーなどの映像再生機器、デジタルカメラなどの撮像装置等を用いることができる。
図20に映像供給装置110の機能ブロック図を示す。映像供給装置110は、データを入力するための入力部111と、ディスプレイなどの表示部112と、データ通信を行うための通信部113と、装置全体の制御を司る制御手段としてのCPU114と、CPU114のワークエリアとして使用されるRAM115と、CPU114を動作させるための各種プログラム等を記憶した記憶部116とから構成されている。
図19では、スクリーンS上に画像投影装置1A,1Bにてスタック投影された投影画像130が投影されている。このとき、2台の画像投影装置1A,1Bは、それぞれ画素ずらしによって高解像度化されている状態であって、更に、以下に説明するように、一方の画像投影装置の方を1/4画素分(XL/4,YL/4)ずらした状態で投影画像130を重ね合わせてスタック投影されている。
(高輝度化処理)
図21は、画像投影システム100が実行する高解像度化処理のシーケンス図である。また、図22は、画像投影システム100による高解像度化処理の説明図であって、(A)は、マスタとなる画像投影装置1AでのDMDシフト処理にて半画素分シフトした画素の表示状態のイメージ、(B)は、スレーブとなる画像投影装置1BでのDMDシフト処理にて半画素分シフトした画素の表示状態のイメージ、(C)は、スタック投影された画像投影装置1A,1BでのDMDシフト処理にて半画素分シフトした画素の表示状態のイメージを示した説明図である。
図21は、画像投影システム100が実行する高解像度化処理のシーケンス図である。また、図22は、画像投影システム100による高解像度化処理の説明図であって、(A)は、マスタとなる画像投影装置1AでのDMDシフト処理にて半画素分シフトした画素の表示状態のイメージ、(B)は、スレーブとなる画像投影装置1BでのDMDシフト処理にて半画素分シフトした画素の表示状態のイメージ、(C)は、スタック投影された画像投影装置1A,1BでのDMDシフト処理にて半画素分シフトした画素の表示状態のイメージを示した説明図である。
高輝度化処理では、先ず、操作者140は、画像投影装置1A,1Bでの高解像度化処理の無効化を指示する(S101−1,S101−2)。なお、高解像度化処理の無効化指示は、メニュー画面から指示可能としてもよいし、本体操作部23やリモコン21に専用のボタンを設け、該当するボタンを押下することにより指示するものであってもよい。
高解像度化処理の無効化指示を受けた画像投影装置1A,1Bは、高解像度化のために一定周期での半画素シフト処理(DMDシフト処理)を停止する(S102−1,S102−2)。DMDシフトを停止することで、投影画像130の端部(枠)が完全に停止した状態となるため、位置合わせを容易に行うことが可能となる。操作者140は、画像投影装置1A,1BのDMDシフトが停止した状態で、画像投影装置1A,1Bの投影画像130を位置合わせする(S103−1,S103−2)。
このときの位置合わせ方法は、例えば、操作者140が投影画像130を目視しながら端部の位置を合わせることによればよい。このとき、投影画像130として位置合わせ用のテストパターンを投影することが好ましい。また、画像投影装置1A,1Bが投影画像130を撮像する撮像部を備えており、投影画像130を撮像した撮像データに基づいて、DMD551の位置制御により位置合わせを行うものであってもよい。
DMDシフト処理の停止後、操作者140は、画像投影装置1A,1Bの一方をマスタ(Master)、他方をスレーブ(Slave)に設定する(S104,S106)。ここでは、画像投影装置1Aをマスタ、画像投影装置1Bをスレーブとした場合を例にするが、いずれをマスタとしてもよい。この設定も、本体操作部23やリモコン21からの操作を可能とするものであればよい。画像投影装置1A,1Bは、設定されたマスタであるかスレーブであるかの情報を不揮発性メモリ26等に記憶する(S105,S107)。
次いで、操作者140は、画像投影装置1A,1Bでの高解像度化処理の有効化を指示する(S108−1,S108−2)。なお、高解像度化処理の有効化指示は、無効化指示と同様の手法によればよい。
有効化指示を受けたマスタの画像投影装置1Aは、そのまま、一定周期での半画素シフト処理(DMDシフト処理)を開始する(S110−1、図22(A))。
一方、有効化指示を受けたスレーブの画像投影装置1Bの可動ユニット制御部14は、DMD551を1/4斜め方向に位置移動させる(S109、図22(B))。そして、その位置から、マスタの画像投影装置1Aのシフト方向と同じ方向で、一定周期での半画素シフト処理(DMDシフト処理)を開始する(S110−2)。これにより、図22(C)に示すように、最大で4倍程度まで、更に高解像度化された投影画像を投影することが可能となる。
なお、本実施形態において画像投影装置1A,1BのDMDシフト処理におけるシフト量(半画素分)と、画像投影装置1BがS109で移動させる移動量(1/4画素分)は、
最も理想的な値であって、この前後の値であってもよい。また、画像投影装置1BがS109で移動させる移動量は、少なくとも、画像投影装置1AのDMDシフト処理において、DMD551がシフトする範囲内の任意の位置に対応する位置から開始されるものであればよい。
最も理想的な値であって、この前後の値であってもよい。また、画像投影装置1BがS109で移動させる移動量は、少なくとも、画像投影装置1AのDMDシフト処理において、DMD551がシフトする範囲内の任意の位置に対応する位置から開始されるものであればよい。
また、画像投影装置1AのDMDシフト処理と、画像投影装置1BのDMDシフト処理において、DMD551の往復動作の移動量(移動範囲)は、異なる移動量であってもよいが、移動量は同一であることが好ましい。
また、画像投影装置1AのDMDシフト処理と、画像投影装置1BのDMDシフト処理とは、同期していることが好ましい。ここでいう同期とは、画像投影装置1Aおよび画像投影装置1BのDMDシフト処理での第1状態(図18)の表示タイミングと、画像投影装置1Aおよび画像投影装置1BのDMDシフト処理での第2状態(図18)の表示タイミングが同期していることをいうものである。
以上説明した本実施形態に係る画像投影装置、画像投影システムによれば、画素ずらしによって高輝度化されている画像投影装置を複数台用いてスタック投影することにより、更に高解像度化された投影画像を投影することが可能となる。
なお、画像投影装置1Aおよび画像投影装置1Bは、同一性能の装置を用いることが好ましいが、少なくとも投影画像130の解像度、DMD551のミラーサイズが同一であって、DMD551をシフトさせる機構を備える2台の画像投影装置1であれば、適用することができる。
また、上記実施形態では、2台の画像投影装置1A,1Bによる高解像度化処理について説明したが、3台以上の画像投影装置を用いた高解像度化処理においても、それぞれのシフト範囲を、一部を重複させてずらすことによって、本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、画像投影装置は、DLP(Digital Light Processing)方式のプロジェクタを例に説明したが、これに限られるものではなく、他の方式であっても、画像表示素子をシフトさせる構成であれば、本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、水平置きのプロジェクタを例に説明したが、光学の反射を利用した縦置きの超短焦点型プロジェクタにおいても、本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、画像表示素子の駆動手段として、電磁アクチュエータ(電磁駆動手段)を用いた例を説明しているが、画像表示素子の駆動手段は、これにかぎられるものではない。
以下に画像投影装置の他の実施形態(1)を説明する。
ところで、DMDシフトによる高解像度化では、スクリーンSに表示される投影画像130のすべてを振動させることになるので、映像供給装置110などからの入力画像は、所定の画像処理技術を施すことで、高解像度化されるが、投影画像130へのOSDデータ重畳は、シフトするDMDの前段(システム制御部10)で画像処理されるため、OSDとして表示する文字データなどはにじんで見えてしまう、もしくは、文字がつぶれて見えてしまう。
OSD表示に関する技術として、参考文献1(特許3315557号公報)では、入力信号の画像解像度とドットクロックを考慮し、その表示状態に応じたOSDデータを複数用意しておき、表示状態に対応したOSDデータを選択して表示している。
また、参考文献2(特開2000−347638号公報)では、入力されたビデオの画像フォーマットおよび接続するディスプレイ装置の解像度に応じてOSDデータをサイズ変更している。
しかしながら、DMDシフトによる高解像度化においては、上記参考文献1,2の処理では不十分である。すなわち、DMD551をシフトさせるということは、入力される映像信号にOSDデータを重畳した状態で映像をシフトするということになるので、シフト量を考慮しておかないと文字のにじみ、つぶれが投影画像130に顕著に現れてしまう。このため、OSD用のフォントデータは、DMD551のシフト量を考慮することが望まれる。
図23にDMD551のミラーが配置された状態の簡易的な模式図を示す。また、図24に、図23に示すDMD551を半画素分周期的にシフトさせた状態の簡易的な模式図を示す。なお、図24の例では半画素分のずらしを表現しているが、シフト量は半画素に限られるものではなく、周期的なシフト量を増やすことも可能である。
OSDデータとして表示する内容は、主に文字データである。図25は、DMD551上にOSD文字データを表示させた状態の簡易的な模式図を示す。なお、本来は、DMD551の1ドット毎の表現でON/OFF、即ち文字の形が表現されるが、図25では簡易的に表現している。
図26は、OSD文字データを表示させ、DMD551を周期的にシフトさせた状態の簡易的な模式図を示す。図26に示すように、DMD551をシフトさせると、文字がにじんだようになってしまう。また、表示する文字が漢字のような細かい表現を要する文字の場合はつぶれたように見えてしまう。
そこで、本実施形態では、DMD551の1ドット(1つのミラー、表現できる最小単位である)の大きさと、DMD551のシフト量とを考慮した上で、表示する文字の大きさを決定するものである。
図27に示すように、1つの文字を表現するのに、少ないドットで構成するよりも、ある一定数のドット群で構成するほうが、DMDシフトした場合の見栄えを考慮すると、より好ましいものとなる。
図28は、図25で表現した文字を縦横約2倍のドットを使用し、表現した例を示している。また、図29は、図28で表現される文字を、周期的にシフトさせたことを表現したものである。
以上説明したように、DMD551のシフト量を考慮した文字サイズとすることで、高解像度化のためのDMDシフトを行っても、投影画像130に重畳表示されるOSDデータがにじんだように、また、つぶれたように見えず、使用者にとって見栄えの良いOSD表示とすることができる。
また、上述のように、特に高解像度な映像で鑑賞する必要がない時には、DMD551をシフトさせず、DMD551を静的に、固定して使用することも可能である。DMDシフトをオフにする場合は、OSDデータに対してDMDのシフト量を考慮する必要性は生じない。
したがって、DMD551をシフトさせる設定の場合は、DMD551のシフト量を考慮した文字サイズのOSDデータを使用し、シフトさせない設定の場合は、DMD551のシフト量を考慮した文字サイズのOSDデータとは異なるOSDデータを使用することが好ましい。
以下に画像投影装置の他の実施形態(2)を説明する。
上記のように、DMD551をシフトさせるということは、入力される映像信号にOSDデータを重畳した状態で映像をシフトするということになるので、シフト量を考慮しておかないと文字のにじみ、つぶれが投影画像130に顕著に現れてしまう。このため、OSD用のフォントデータは、DMD551のシフト量を考慮することが望まれる。
そこで本実施形態では、以下の処理をするものである。すなわち、DMDシフトによる高解像度化では、DMD551に表示データを形成する前段で、映像信号を奇数フレームと偶数フレームに分け、DMDシフト前とシフト後にそれぞれのフレームを割り当てて表示させている。
そして、映像信号に対してOSDデータを重畳するのは、映像信号を奇数フレームと偶数フレームに分けた段階において、かつ、どちらか一方のフレームに対してDMDのシフト分を打ち消す分だけOSDデータの表示位置座標をずらしたデータを重畳するようにすれば、DMDデータのシフトによる影響を受けないようにすることができる。
本実施形態では、図30に示すように、システム制御部10は、映像信号分割部10Aと映像信号処理部10Bとを有しており、先ず、映像信号分割部10Aで、奇数フレームと偶数フレームに分割する。次いで、映像信号処理部10Bでは、映像信号分割部10Aで処理された映像信号に対して、映像のコントラスト調整、明るさ調整、シャープネス調整、スケーリング処理、メニュー情報の重畳などを行うものである。このとき、メニュー情報の重畳は、奇数フレーム、偶数フレーム、それぞれに対して行う。
映像信号分割部10Aにより奇数フレームと偶数フレームに分割され、映像信号処理部10BにてOSDデータが各フレームに重畳される。その周期的な一定タイミングは、DMD551のシフトと連動させる必要がある。
図23にDMD551のミラーが配置された状態の簡易的な模式図を示す。また、図31に、図23に示すDMD551を半画素分周期的にシフトさせた状態の簡易的な模式図を示す。図31の実線は、DMD551をシフトさせる前の基準位置(本実施形態では、奇数フレームO)とし、破線は、DMD551を半画素シフトさせた後の位置(本実施形態では、偶数フレームE)とする。
OSDデータとして表示する内容は、主に文字データである。上述したように、映像端子から入力される映像信号を、映像信号分割部10Aで奇数フレームO、偶数フレームEに分割し、映像信号処理部10Bにてそれぞれのフレームに対して、OSDデータを重畳する。
まず、最初に奇数フレームOに対してOSDデータを重畳し、DMD551上にOSD文字データを表示させる。これを図32に示す。
図32では、DMD551の1ドット毎のミラーのオンオフにより文字が表現されることを示している。ここでは「T」の文字を例として表現させている。図32において、左上端の位置が座標(0,0)、右に一つ、下に一つ移動した位置の座標は(1,1)、「T」の文字の表示開始座標は(3,2)である。
図33は、仮に偶数フレームEでのOSDデータの表示開始座標位置のシフトを考慮せず、奇数フレームOの表示開始位置のままで表示させた場合の、見え具合を表現している。
偶数フレームEでシフト分を考慮しないと、文字がぶれて見えてしまうことが分かる。
偶数フレームEでシフト分を考慮しないと、文字がぶれて見えてしまうことが分かる。
図34では、偶数フレームEのOSDデータの表示開始位置座標を、縦横に半画素分マイナスして、映像信号処理部10BにてOSDデータを映像信号に重畳した場合の、見え具合を表現している。図34において、実線で示すDMD551をシフトさせる前の座標系(奇数フレームO)の左上端の位置が座標(0,0)、破線で示すDMD551を半画素シフトさせた後の座標系(偶数フレームE)の左上端の位置も座標(0,0)である。
これは、映像信号処理部10BでOSDデータを重畳した後に、DMD551をシフトさせているため、映像信号処理部10Bとしての基準座標は変わりないためである。
文字”T”の開始座標は、実線で示すDMD551をシフトさせる前の座標系では(3,2)、破線で示すDMD551を半画素シフトさせた後の座標系では、上述したように縦横に半画素分マイナスするため、(2.5、1.5)とする。
図34の座標系は、表示するコンテンツ(ここでは、「T」)毎に座標を半画素分マイナスするという考え方だが、破線で記したDMD551を半画素シフトさせた後の座標系の基準点を(0.5,0.5)として、扱うようにしてもよい。図35は、その場合の例を示している。
図34と図35の場合の効果の差は、図34の場合では同じ表示画面のコンテンツ単位でDMDシフトによる高解像度化を有効/無効を設定し分けることができ、図35の場合では表示画面内のOSDデータ全てを一様に高解像度化対応させる、という差がある。
なお、本実施形態では、単一文字の”T”を例としたが、複数の文字を組み合わせて一つの塊として扱うこともできる。
以上説明した本実施形態に係る画像投影装置1は、映像端子から入力される映像信号を奇数フレーム・偶数フレームに分割する映像信号分割部10Aを備え、映像信号分割部10Aにて分割された奇数フレーム・偶数フレームに対して、OSDデータの表示座標位置に、DMDがシフトする前の座標位置情報と、OSDデータの表示座標位置にDMD551のシフト分を打ち消す量の座標位置情報と、記録させておくものである。
これにより、画像表示ユニットを周期的にシフトさせることによる高解像度化を行っても、投影面に重畳表示されるOSDデータがにじんだように、また、つぶれたように見えず、使用者にとって見栄えの良いOSD表示とすることができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1,1A,1B 画像投影装置
2 外装カバー
3 光学エンジン
4 光源ユニット
5 カラーホイール
6 ライトトンネル
7 リレーレンズ
8 平面ミラー
9 凹面ミラー
10 システム制御部
11 ランプ制御部
12 カラーホイール制御部
13 DMD制御部
14 可動ユニット制御部
15 ファン制御部
16 吸気口
17 排気口
18 吸気ファン
19 排気ファン
20 ファン
21 リモコン
22 リモコン受信部
23 本体操作部
24 入力端子
25 映像信号制御部
26 不揮発性メモリ
27 電源ユニット
30 光源
40 照明光学系ユニット
50 画像表示ユニット
51 固定ユニット
55 可動ユニット
551 DMD
60 投影光学系ユニット
100 画像投影システム
110 映像供給装置
111 入力部
112 表示部
113 通信部
114 CPU
115 RAM
116 記録部
120A,120B ケーブル
130 投影画像
140 操作者
S スクリーン
2 外装カバー
3 光学エンジン
4 光源ユニット
5 カラーホイール
6 ライトトンネル
7 リレーレンズ
8 平面ミラー
9 凹面ミラー
10 システム制御部
11 ランプ制御部
12 カラーホイール制御部
13 DMD制御部
14 可動ユニット制御部
15 ファン制御部
16 吸気口
17 排気口
18 吸気ファン
19 排気ファン
20 ファン
21 リモコン
22 リモコン受信部
23 本体操作部
24 入力端子
25 映像信号制御部
26 不揮発性メモリ
27 電源ユニット
30 光源
40 照明光学系ユニット
50 画像表示ユニット
51 固定ユニット
55 可動ユニット
551 DMD
60 投影光学系ユニット
100 画像投影システム
110 映像供給装置
111 入力部
112 表示部
113 通信部
114 CPU
115 RAM
116 記録部
120A,120B ケーブル
130 投影画像
140 操作者
S スクリーン
Claims (9)
- 光を出射する光源と、
該光源からの光を用いて画像を形成する変調素子を有する画像表示部と、
前記光源からの光を前記画像表示部に導く照明光学部と、
前記画像表示部によって形成された画像を拡大投影する投影光学部と、
前記変調素子を所定方向に所定範囲で往復動作させる変調素子可動制御部と、を有した画像投影装置を2台備え、
第1の画像投影装置の投影画像と第2の画像投影装置の投影画像を重ね合わせた状態において、
前記第2の画像投影装置の前記変調素子可動制御部は、前記第1の画像投影装置の前記変調素子可動制御部が前記変調素子を往復動作させる前記所定範囲内の任意の位置に対応する位置に、前記変調素子を移動させてから、前記変調素子を前記所定方向に所定範囲で往復動作させることを特徴とする画像投影システム。 - 前記第2の画像投影装置の前記変調素子可動制御部が、前記変調素子を前記所定方向に往復動作させる前記所定範囲は、前記第1の画像投影装置の前記変調素子可動制御部が、前記変調素子を前記所定方向に往復動作させる前記所定範囲と同一量であることを特徴とする請求項1に記載の画像投影システム。
- 前記第1の画像投影装置の前記変調素子可動制御部は、前記変調素子を斜め方向に略半画素分、往復動作させるものであって、
前記第2の画像投影装置の前記変調素子可動制御部は、前記変調素子を斜め方向に略1/4画素分、移動させてから往復動作させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像投影システム。 - 前記画像投影装置は、前記第1の画像投影装置と前記第2の画像投影装置のいずれであるかを設定する設定部を備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の画像投影システム。
- 前記第1の画像投影装置の投影画像と前記第2の画像投影装置の投影画像を重ね合わせた状態では、
前記第1の画像投影装置および前記第2の画像投影装置の前記変調素子可動制御部は、前記変調素子の往復動作を停止していることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の画像投影システム。 - 前記第1の画像投影装置および前記第2の画像投影装置の前記変調素子可動制御部が、前記変調素子の往復動作させるタイミングが同期していることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の画像投影システム。
- 前記画像投影装置を3台以上備え、3台目以降の前記画像投影装置を第3の画像投影装置としたとき、
前記第3の画像投影装置の前記変調素子可動制御部は、前記第1の画像投影装置の前記変調素子可動制御部が前記変調素子を往復動作させる前記所定範囲における任意の位置に前記変調素子を移動させてから、前記変調素子を前記所定方向に所定範囲で往復動作させることを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の画像投影システム。 - 光を出射する光源と、
該光源からの光を用いて画像を形成する変調素子を有する画像表示部と、
前記光源からの光を前記画像表示部に導く照明光学部と、
前記画像表示部によって形成された画像を拡大投影する投影光学部と、
前記変調素子を所定方向に所定範囲で往復動作させる変調素子可動制御部と、を有した画像投影装置において、
前記変調素子可動制御部は、該画像投影装置による投影画像に重ねあわされた投影画像を投影する他の画像投影装置が前記変調素子を往復動作させる前記所定範囲における任意の位置に前記変調素子を移動させてから、前記変調素子を前記所定方向に所定範囲で往復動作させることを特徴とする画像投影装置。 - 光を出射する光源と、
該光源からの光を用いて画像を形成する変調素子を有する画像表示部と、
前記光源からの光を前記画像表示部に導く照明光学部と、
前記画像表示部によって形成された画像を拡大投影する投影光学部と、
前記変調素子を所定方向に所定範囲で往復動作させる変調素子可動制御部と、を有した画像投影装置を2台用いて、
第1の画像投影装置の投影画像と第2の画像投影装置の投影画像を重ね合わせた状態で投影する処理と、
前記第2の画像投影装置の前記変調素子可動制御部は、前記第1の画像投影装置の前記変調素子可動制御部が前記変調素子を往復動作させる前記所定範囲内の任意の位置に対応する位置に、前記変調素子を移動させてから、前記変調素子を前記所定方向に所定範囲で往復動作させる処理と、行うことを特徴とする画像投影方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015155814A JP2017032937A (ja) | 2015-08-06 | 2015-08-06 | 画像投影システム、画像投影装置、および画像投影方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015155814A JP2017032937A (ja) | 2015-08-06 | 2015-08-06 | 画像投影システム、画像投影装置、および画像投影方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017032937A true JP2017032937A (ja) | 2017-02-09 |
Family
ID=57987127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015155814A Pending JP2017032937A (ja) | 2015-08-06 | 2015-08-06 | 画像投影システム、画像投影装置、および画像投影方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017032937A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020039019A (ja) * | 2018-09-03 | 2020-03-12 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクターおよびプロジェクターの制御方法 |
JP2020071462A (ja) * | 2018-11-02 | 2020-05-07 | 富士フイルム株式会社 | 投射レンズ及び投射装置 |
WO2020100504A1 (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-22 | 富士フイルム株式会社 | 投射装置 |
-
2015
- 2015-08-06 JP JP2015155814A patent/JP2017032937A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020091073A1 (ja) * | 2018-11-02 | 2020-05-07 | 富士フイルム株式会社 | 投射レンズ及び投射装置 |
US11520224B2 (en) | 2018-11-02 | 2022-12-06 | Fujifilm Corporation | Projection lens and projection device |
WO2020100504A1 (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-22 | 富士フイルム株式会社 | 投射装置 |
JP2020079886A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | 富士フイルム株式会社 | 投射装置 |
US11632528B2 (en) | 2018-11-13 | 2023-04-18 | Fujifilm Corporation | Projection apparatus |
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