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JP2017026688A - 実習用人体模型 - Google Patents

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保 片山
Tamotsu Katayama
保 片山
悠介 中江
Yusuke Nakae
悠介 中江
良太 植原
Ryota Uehara
良太 植原
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Kyoto Kagaku Co Ltd
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Abstract

【課題】1つの実習用人体模型により様々な年齢層や性別を模擬することができ、リアリティのある実習環境を構築するためのコストを大幅に低減することができる実習用人体模型を提供する。
【解決手段】少なくともヒトの頭部が模擬された模擬頭部Hを備えた実習用人体模型100であって、前記模擬頭部Hが、頭部素体と、前記頭部素体に対して着脱可能に取り付けられるマスクと、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば医療行為、看護行為、又は、介護行為等の実習に用いられる実習用人体模型に関するものである。
例えば医師、看護師等を育成する教育機関においては、ヒトの全身又は一部を模した実習用人体模型を用いた医療行為、看護行為、又は、介護行為の実習が行われている。
従来の実習用人体模型には、例えば特許文献1に示されるように若い女性を模したものがある。このような実習用人体模型はヒトを忠実に模してはいるが、ある一部の年齢層、性別しか模擬できていない。
これまでは実習用人体模型を用いた実習では患者の特性に関わらず基本的なスキルを習得できればよいと考えられていたため、実習用人体模型に様々な個性やバリエーションを持たせることはあまり行われてこなかった。
例えば実習用人体模型に取り付けるカツラや、性器部の交換により男性と女性を変更可能にしたものはあるが、年齢層や性別による顔の違いについて従来重要視されてこなかった。
WO2008/023464号公報
ところが、近年の実習用人体模型を用いた実習においては年齢層や性別を考慮し、細やかな配慮の行き届いた医療行為、看護行為、又は、介護行為を実習者が習得できるようにすることが求められつつある。
このような状況下、ある特定の年齢層、性別を模擬することしかできない従来の実習用人体模型によって、きめ細やかな看護や介護技術を本当に効率よく習得できるのか、という点に初めてメスを入れて本発明はなされたものである。
すなわち、本発明は上述したような問題を鑑みてなされたものであり、1つの実習用人体模型により様々な年齢層や性別を模擬することができ、大幅なコスト上昇を招くことなくリアリティのある実習環境を構築できる実習用人体模型を提供することを目的とする。
そのため本発明に係る実習用人体模型は、ヒトの頭部が模擬された模擬頭部を少なくとも備えた実習用人体模型であって、前記模擬頭部が、頭部素体と、前記頭部素体に対して着脱可能に取り付けられるマスクと、を備えたことを特徴とする。
このようなものであれば、様々な年齢層や性別の特徴を有するマスクを複数用意しておくだけで、前記頭部素体に対して前記マスクを交換することにより、実習目的に応じた年齢層や性別の特徴を持った実習用人体模型へと適宜変更することができる。
したがって、実習者は前記実習用人体模型から年齢層や性別に応じた医療行為、看護行為、又は、介護行為の注意点を意識しながら実習を行うことが可能となる。このため、実際の医療現場や看護現場の状態に近いリアリティのある実習環境で実習者は実習を行うことができるので、実習効果を従来よりも高めることができる。
より具体的には、例えば前記マスクが若い女性を模したものであれば、実習者は若い女性特有の羞恥心等に配慮しつつ適切な医療行為、看護行為、又は、介護行為を実施することを意識できる。また、前記マスクが老人を模したものであれば、通常の医療行為、看護行為、又は、介護行為を行う場合と比較して確認のための声掛けを大きな声で行うといった配慮をしながら実習を行うことができる。また、医療現場や看護現場において患者の外見から医療行為、看護行為、又は、介護行為を行うために必要な情報を得るための訓練にも役立つ。このように実習用人体模型により実際の現場のリアリティを再現できるので、実習者は年齢層や性別に応じた特有の事情を自然と配慮しつつ適切な医療行為又は看護行為・介護行為を実施できるようになっていく。
さらに、前記マスクは着脱可能に構成してあるので、年齢層や性別の組み合わせ数が多くても組み合わせ数に応じたマスクだけを作成すればよい。例えば従来の実習用人体模型により成人から老人、男性又は女性といった幅広い組み合わせを対象とする理想的な実習環境を構築しようとすると、実習用人体模型を複数体用意する必要があり、導入コストが大きくなってしまう。これに対して本発明であれば、1つの本体に対して複数のマスクを用意するだけなので、理想的な実習環境を構築するために必要となる実習用人体模型の導入コストの上昇を防ぐことができる。
前記実習用人体模型が模している年齢層や性別を簡単な作業で変更できるようにするには、前記マスクが、前記頭部素体の顔面部を覆うように取り付けられるものであればよい。このようなものであれば、前記マスクは前記頭部素体の全体を覆面のように覆うのではなく前記頭部素体の顔面部のみを覆っているので頭部素体を床や診察台等に寝かした状態で前記マスクを交換することができる。また、前記頭部素体の顎が動くように機構を有している場合でも前記マスクを取り付ける際に干渉しないように構成しやすい。
前記マスクの表情を本物のヒトの表情に近づけて構成しやすくするとともに、前記頭部素体に対して前記マスクを着脱可能としつつ取り付けやすくするには、前記マスクの裏面側と、前記頭部素体との間に形成され、前記マスクを前記頭部素体に対して係合させる係合構造を備えたものであればよい。このようなものであれば、前記マスクの表面側には例えば表情の動きや質感を再現しやすいように皮膚構造のみを再現でき、よりリアリティを高めやすい。
前記実習用人体模型の年齢層や性別だけでなく表情も実際のヒトに近づけやすくするには、前記頭部素体が、眼窩部と、鼻腔部と、口腔部と、を具備し、前記マスクが、前記眼窩部へと挿入される眼球部と、前記鼻腔部、及び、前記口腔部を外部へと露出させる露出開口と、耳部と、を備えたものであればよい。このようなものであれば、前記頭部素体に前記眼窩部や前記口腔部の構造等の構造を作り込みやすく、その動作や変化状態を前記露出開口から実習者は視認できる。また、前記マスクは、年齢や性別の特徴を表しやすい眼球部、耳部を有しているので、年齢層や性別のリアリティを高めやすい。また、前記マスクが少なくとも眼球部を備えるものであれば、当該マスクごとに眼球部の形状や色彩などを微妙に変化させるだけでも様々な年齢層や性別のヒトの表情を細やかに表現しリアリティを向上させることが可能である。
例えば気管挿管や歯磨きの介助においては患者の歯並びや口腔の状態に応じて適切に行う必要があるが、このような手技を習得するための訓練においてより実習効果を高められるようにするには、前記口腔部に対して着脱可能に取り付けられた入れ歯をさらに備えたものであればよい。このようなものであれば、外見だけでなく、加齢による歯の抜けおちや歯並びの変化を再現でき、実習環境のリアリティをさらに高めることができる。
気管挿管等の実習にも対応できるようには、前記鼻腔部及び前記口腔部に接続された模擬気道と、前記口腔部に接続された模擬食道とをさらに備えたものであればよい。
顔の表情だけでなくさらに外見を年齢層や性別に応じたものに近づけて実習のリアリティを高められるようにするには、前記模擬頭部が、前記頭部素体に対して前記マスクが取り付けられた状態で頭頂部に被されるカツラをさらに備えたものであればよい。このようなものであれば髪型によって年齢層や性別の特徴を際立たせることができる。
このように本発明の実習用人体模型であれば、前記頭部素体に対して前記マスクが着脱可能に構成されているので、前記マスクを年齢層や性別の組み合わせに応じて複数用意しておくことにより、前記マスクを交換するだけで様々な年齢層や性別を模擬することができる。このため、実習のリアリティを従来よりも向上させることができ、実習者は外見から読み取るべき事項や注意すべき事項への意識の振り向けといった高度な項目を実習で学ぶことが可能となる。また、前記マスクを交換するだけ様々な年齢層や性別を模擬することができるので、1つの実習用人体模型を導入するだけで様々な状況設定の実習を実現できる。したがって、本発明であれば実習のリアリティを高めつつ、導入コストを低減し、かつ、必要となる実習用人体模型の保管スペースも小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係る実習用人体模型の全体を示す図。 同実施形態における頭部素体に対してマスクが取り付けられた状態の模擬頭部を示す図。 同実施形態におけるマスクが取り外された状態の頭部素体を示す図。 同実施形態におけるマスクを示す図。 同実施形態におけるマスクのバリエーションを示す図。 同実施形態における入れ歯のバリエーションを示す図。 同実施形態における口腔部内に形成された固定突起を示す模式図。
本発明の一実施形態に係る実習用人体模型100について各図を参照しながら説明する。
本実施形態の実習用人体模型100は、図1の全体図に示すようにヒトの全身を模擬したものである。この実習用人体模型100は、例えば医学部、看護学部、各種専門学校において医療行為、看護行為、又は、介護行為の実習を行うために用いられる。医療行為又は看護行為・介護行為の実習としては例えば気管挿管、気管切開、胃瘻、導尿のためのカテーテル挿入、ストーマの処置、注射、点滴、歯磨き等の口腔ケア、洗髪等が挙げられる。前記実習用人体模型100は、前述したような医療行為、看護行為、又は、介護行為を1つの模型について着脱可能なパーツを変更することで様々な年齢層や性別の患者を模擬して実習できるように構成してある。
より具体的には、前記実習用人体模型100は少なくとも模擬頭部H、カツラW、模擬胴部T、模擬腕部A、模擬腰部LB、模擬脚部L、模擬性器部Sを備えており、本実施形態では前記模擬頭部H、及び、前記模擬性器部Sを構成するパーツを変更可能としてある。前記模擬頭部H及び前記模擬性器部Sのパーツを変更することで、様々な年齢層や性別の組み合わせを実現できる。
次に本実施形態の実習用人体模型100の前記模擬頭部Hについて詳述する。図2は前記模擬頭部Hのみを取り外した状態を示し、図3は前記模擬頭部Hの頭部素体1からマスク2を取り外した状態を示し、図4は前記マスク2の構造を示すものである。
前記模擬頭部Hは、図2、図3、図4に示すように本体部分となる前記頭部素体1と、前記頭部素体1に対して着脱可能に取り付けられる前記マスク2と、模擬食道4と、模擬気道3と、を備えたものである。また前記模擬頭部Hは、図1に示すように前記頭部素体1に前記マスク2が取り付けられた状態において前記マスク2に設定されている年齢層や性別に応じたカツラWが頭頂部に取り付け可能である。
前記頭部素体1は図3に示すようにヒトの頭部において顔面部を除く部分を模しているものであり、少なくとも眼窩部11、鼻腔部12、口腔部13、首部14を備えたものである。本実施形態では前記頭部素体1は模擬する年齢層又は性別によらず共通で使用する。図3に示されるように前記頭部素体1は前記マスク2で覆われない部分である後頭部については表皮を模擬している。前記鼻腔部12及び前記口腔部13は前記模擬気道3と内部で連通しており、前記口腔部13は前記模擬食道4とも内部で連通している。前記首部14は前記模擬胴部Tに取り付けられるものであり、前記模擬頭部Hが前記も同部に対して上下方向に可動できるようにねじ止め部を有する。
前記マスク2は、図4に示すように頭部において両耳よりも前側の顔面部と首部14の顔面側の表皮を模擬するものである。このマスク2は図5に示されるように年齢層と年齢の組み合わせに応じて複数種類用意してある。なお図5に示されるのは成人女性のマスク2と、老人女性のマスク2である。
このマスク2は、後頭部側が開口した概略球状に形成してあり、眼球部21と、鼻の穴及び口を模擬する露出開口12と、耳部13とを備えたものである。このマスク2が前記頭部素体1に取り付けられることにより前記頭部素体1の後頭部となめらかに接続されて前記模擬頭部Hが構成される。また、前記マスク2は軟質樹脂材により形成してあり所定の伸縮性を有するとともに、ヒトの皮膚の弾力と略等しい弾力を有している。
前記眼球部21は前記マスク2において表側は瞳を模擬するとともに裏側は前記眼窩部11に収容される突出部を有している。
前記露出開口12は、前記鼻腔部12、及び、前記口腔部13を外部へと露出させるものであり、前記頭部素体1における前記鼻腔部12及び前記口腔部13に対応する位置に設けてある。また、本実施形態では前記マスク2の首表面部24の顔面側には穴25が形成してあり、これは痰の吸引や気管切開ケア実習に用いることができるようにしてある。
そして、前記頭部素体1と前記マスク2の裏側との間には前記頭部素体1の顔面部を覆うように取り付けた状態で前記マスク2を前記頭部素体1に対して係合させる係合構造5が設けてある。
より具体的には、前記係合構造5は図3及び図4に示されるように前記頭部素体1のこめかみの近傍と首部14に設けられた6つの係合穴51と、前記マスク2の裏側において外縁部に設けられた6つの係合突起52とから構成してある。各係合穴51に対して各係合突起52は対応する形状を有しており、押し込むことで摩擦により固定することができる。前記マスク2を交換する際には前記頭部素体1から前記マスク2を引っ張ることにより各係合穴51から各係合突起52が引き出されて前記マスク2を外すことができる。なお、各係合穴51に対する各係合突起52の取り付け又は取り外しについては特に順番は限定されるものではなく、取り付け又は取り外しのしやすい場所から適宜行えるように構成してある。例えば各係合穴51及び書く係合突起52の間に働く摩擦力はほぼ同じ程度となるように構成してある。
さらに本実施形態の前記模擬頭部Hは図2、図6、図7に示すように前記口腔部13に対して着脱可能に取り付けられた入れ歯6を備えている。本実施形態では正常な歯列を模したものと、歯槽膿漏が発生している状態のものが用意してある。それぞれの入れ歯6については歯並びだけでなく、歯ぐきの色についても実際の色を模擬してある。具体的には正常な歯列のものは鮮やかな赤色にしてあり、歯槽膿漏が発生している状態のものは血色の悪い状態にしてある。図6及び図7に示されるように前記入れ歯6の歯根側と、前記口腔部13内には前記入れ歯6を取り付けて固定するための固定構造が形成してある。より具体的には前記固定構造は、前記口腔部13内においてU字状に突出させた固定突起71と、前記入れ歯6の歯根側の表面に設けられたU字状の溝である固定溝72とからなる。前記固定溝72に対して前記固定突起71を嵌め合わせることで前記入れ歯6が前記口腔部13内に固定される。前記入れ歯6を交換することで設定されている実習の対象に応じて歯の状態を変更することができる。
このように構成された本実施形態の実習用人体模型100によれば、前記頭部素体1に対して前記マスク2が着脱可能に構成してあるので、様々な年齢層や性別ごとの特徴を模した複数のマスク2を用意するだけで1体の実習用人体模型100によってリアリティのある実習を実現することができる。このため、実習者は対象の年齢層や性別、病状等を実習用人体模型100の外見から読み取り、それに応じて細やかな配慮をしつつ医療行為や看護・介護行為の実習を行うことが可能となる。例えば実習用人体模型100に取り付けられているマスク2が女性を模したものであれば、実習者は女性特有の羞恥心に配慮し、不必要に患者を辱めることがないように適切な処置を行うための訓練を行いやすい。また、マスク2が老人を模したものであれば実習者は通常よりも確認作業を丁寧にしなければならないといった現場に即したテクニックを習得しやすくなる。
このように本実施形態の実習用人体模型100は、このような分野ではあまり重視されていなかった頭部の外観を実習の状況設定に合わせて簡単に変更できるようにし、臨場感のある実習環境を実現できる。ところで、このような実習環境を実現するには従来であれば患者の設定ごとに実習用人体模型100を用意する必要があった。一方、本実施形態の実習用人体模型100であれば複数の条件設定の実習を実現するためには1体だけ用意すればよく、教育機関における導入コストを大幅に低減でき、また、実習用人体模型100の保管スペースも小さくできる。これらのことからバリエーションに富み、リアリティのある実習環境の整備が教育機関において行いやすくなる。
さらに、前記マスク2は後頭部側が開口しているので前記実習用人体模型100を例えば仰向けに寝かせた状態で着脱することができる。また、前記マスク2の裏側と前記頭部素体1との間に形成された係合構造5はねじ止め等を必要としない嵌め込み式のものであるので、着脱時の作業も簡単なものとなる。さらに、ねじ等の固定部材が前記模擬頭部Hの表面には現れることがないので前記実習用人体模型100のリアリティをできる限り損なわないようにできる。
加えて前記マスク2は軟質樹脂材により形成してあるので質感や弾力性をヒトとほぼ同じ状態を模擬することができ、前記実習用人体模型100のリアリティを高められる。また、前記マスク2は眼球、耳を含む顔面部全体を模擬しているので年齢層や性別の特徴を前記マスク2によって表現しやすい。また、実習時にはあまり見えない後頭部については前記頭部素体1により構成してあるので取り付けやすさとリアリティを両立しやすい。
さらに前記頭部素体1は、前記口腔部13内に取り付けられる入れ歯6が交換可能であるので、例えば正常な状態の歯又は歯槽膿漏が発生した状態の歯に対する複数種類の口腔ケアの実習を実現できる。また、前記口腔部13内と前記入れ歯6との間に形成されている固定構造も嵌め込み式なので交換作業も簡単に行える。したがって様々な口腔内の状況を模擬するために複数種類の入れ歯6を用意しておけば、その時々によって適宜変更して意義のある実習にしやすい。
このように本実施形態の実習用人体模型100であれば、実際の現場に近い様々な年齢層や性別の患者を低コストで模擬し、臨場感のある実習を実現できる。
その他の実施形態について説明する。
前記実施形態の実習用人体模型は、ヒトの全身を模擬するものであったがヒトの一部を模擬するように構成してもよい。例えば本発明の効果を得られるようにするにはヒトの頭部のみを模擬する、あるいは、ヒトの胸部よりも上側のみを模擬するように実習用人体模型を構成してもよい。
前記実施形態では前記マスクの具体例として成人女性と老人女性の例を挙げたが、成人男性、老人男性、その他の年齢層、性別の組み合わせを有するマスクを用意してもよい。さらに年齢層や性別だけでなく、人種的な特徴も変化させてもよい。また、前記マスクは眼球又は耳を有さず、前記頭部素体に眼球、耳が設けられていてもよい。すなわち前記マスクが年齢層や性別に応じた表皮のみを模擬するように構成しても構わない。また、前記マスクが様々な年齢層や性別の特徴を良く表したものとなり、リアリティのあるものにするには、前記マスクが少なくとも眼球部を備えたものであればよい。
さらに前記実施形態では前記マスクは1つの部材で構成されていたが、マスクを複数のパーツに分割して形成しても構わない。また、前記マスクは前記頭部素体の顔面部のみを覆うものに限られず、前記頭部素体の全体を覆うように構成してもよい。このような場合には例えば前記マスクを袋状あるいは覆面状に形成しておき、後頭部側にチャックを設けて前記頭部素体に対して着脱しやすいように構成すればよい。
前記係合構造については前記実施形態に示したような嵌め込み式のものに限られず、例えば前記固定構造のような固定突起と固定溝と略同等の構造を前記マスクと前記頭部素体との間に設けてもよい。さらに前記係合構造を構成していた係合穴をマスクに形成し、係合突起を頭部素体に設けてもよい。また、ねじ止め等により固定してもよい。加えて、前記マスクと前記頭部素体との間にマグネット又は面ファスナーを設けて係合構造を構成してもよい。要するに前記頭部素体に対して前記マスクが着脱可能に取り付けられればよい。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて様々な実施形態の組み合わせや変形を行っても構わない。
100・・・実習用人体模型
H ・・・模擬頭部
1 ・・・頭部素体
11 ・・・眼窩部
12 ・・・鼻腔部
13 ・・・口腔部
2 ・・・マスク
21 ・・・眼球部
22 ・・・露出開口
23 ・・・耳部
3 ・・・模擬気道
4 ・・・模擬食道
5 ・・・係合構造
51 ・・・係合穴
52 ・・・係合突起
6 ・・・入れ歯
71 ・・・固定突起
72 ・・・固定溝

Claims (7)

  1. ヒトの頭部が模擬された模擬頭部を少なくとも備えた実習用人体模型であって、
    前記模擬頭部が、
    頭部素体と、
    前記頭部素体に対して着脱可能に取り付けられるマスクと、を備えたことを特徴とする実習用人体模型。
  2. 前記マスクが、前記頭部素体の顔面部を覆うように取り付けられる請求項1記載の実習用人体模型。
  3. 前記マスクの裏面側と、前記頭部素体との間に形成され、前記マスクを前記頭部素体に対して係合させる係合構造を備えた請求項1又は2記載の実習用人体模型。
  4. 前記頭部素体が、眼窩部と、鼻腔部と、口腔部と、を具備し、
    前記マスクが、前記眼窩部へと挿入される眼球部と、前記鼻腔部、及び、前記口腔部を外部へと露出させる露出開口と、耳部と、を備えた請求項1乃至3いずれかに記載の実習用人体模型。
  5. 前記口腔部に対して着脱可能に取り付けられた入れ歯をさらに備えた請求項4に記載の実習用人体模型。
  6. 前記鼻腔部及び前記口腔部に接続された模擬気道と、前記口腔部に接続された模擬食道とをさらに備えた請求項4又は5に記載の実習用人体模型。
  7. 前記模擬頭部が、前記頭部素体に対して前記マスクが取り付けられた状態で頭頂部に被されるカツラをさらに備えた請求項1乃至6いずれかに記載の実習用人体模型。
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