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JP2017021280A - 現像装置、及び現像装置を備える画像形成装置 - Google Patents

現像装置、及び現像装置を備える画像形成装置 Download PDF

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JP2017021280A
JP2017021280A JP2015140564A JP2015140564A JP2017021280A JP 2017021280 A JP2017021280 A JP 2017021280A JP 2015140564 A JP2015140564 A JP 2015140564A JP 2015140564 A JP2015140564 A JP 2015140564A JP 2017021280 A JP2017021280 A JP 2017021280A
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喬 楠川
Takashi Kusukawa
喬 楠川
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Abstract

【課題】現像装置の内部の空気圧の上昇を抑制しつつ、現像装置の外部へトナーが漏出することを防止可能な現像装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】現像装置44は、ハウジング71と、カバー72と、連通口98と、フィルター99と、を備える。ハウジング71は、上面に開口73を有し、底部に現像剤が収容される。カバー72は、ハウジング71の開口73を覆う。連通口98は、カバー72に形成されており、ハウジング71の内部と外部とを連通する。フィルター99は、通気性を有し、連通口98を内側から覆うようにカバー72の内面に取り付けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、上面に開口を有するハウジングと前記開口を覆うカバーとを備える現像装置、及びこの現像装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真方式にしたがって画像を形成する画像形成装置が知られている。画像形成装置は、感光体ドラムなどの像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像装置を備えている。現像装置は、トナーを含む現像剤を内部に収容しており、前記像担持体にトナーを供給することにより、前記静電潜像をトナー像として現像する。
現像装置には、現像剤だけでなく、現像を行うための各部材が収容されている。これらは、現像装置の筐体の内部に収容されている。現像装置の内部には、前記現像剤が収容されているため、現像装置の内部の空間にトナーが浮遊する場合がある。特に、内部に収容された各部材が駆動されると、トナーが浮遊し易くなる。従来、この浮遊トナーが筐体の外部に飛散しないように構成された現像装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−117363号公報
ところで、現像装置の筐体は、上面に開口を有するハウジングと、前記開口を覆うカバーとにより構成される場合がある。例えば、前記カバーは、内部に収容された各部材を前記開口からメンテナンスする際に取り外される。しかしながら、現像装置の筐体が前記ハウジングと前記カバーとにより構成されている場合、ハウジングとカバーとの接合部の微小な隙間にトナーが入り込み、前記接合部の隙間から外部にトナーが漏れ出るおそれがある。特に、現像装置の現像中に各部材が駆動されることによって、筐体の内部が外部に対して正圧になると、前記接合部からのトナーの漏出が生じ易い。
本発明の目的は、現像装置の内部の空気圧の上昇を抑制しつつ、現像装置の外部へトナーが漏出することを防止可能な現像装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る現像装置は、ハウジングと、カバーと、連通口と、フィルターと、を備える。前記ハウジングは、上面に開口を有し、底部に現像剤が収容される。前記カバーは、前記ハウジングの前記開口を覆う。前記連通口は、前記カバーに形成され、前記ハウジングの内部と外部とを連通する。前記フィルターは、前記連通口を内側から覆うように前記カバーの内面に取り付けられ、通気性を有する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記現像装置と、感光体ドラムと、転写ベルトと、を備える。前記感光体ドラムは、前記現像装置から供給されたトナーを保持する。前記転写ベルトは、前記現像装置および前記感光体ドラムの上側に設けられ、前記感光体ドラムから転写されたトナーを保持する。
本発明によれば、現像装置の内部の空気圧の上昇を抑制することができ、且つ、現像装置の外部へトナーが漏出することを防止することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る現像装置の斜視図である。 図3は、現像装置の斜視図である。 図4は、図3における切断面IV−IVの断面図である。 図5は、図4における要部Vの拡大図である。 図6は、現像装置が備えるカバーを示す斜視図である。 図7は、現像装置が備えるカバーを示す斜視図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置]
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の構成を示す図である。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能な設置状態(図1に示される状態)で上下方向6を定義する。また、図1において紙面手前側を正面(前面)として前後方向7を定義する。また、前記設置状態の画像形成装置10の正面を基準にして左右方向8を定義する。
画像形成装置10は、少なくともプリント機能を有する装置であり、例えば、タンデムタイプのカラープリンターである。画像形成装置10は、電子写真方式に基づいて画像を形成する処理を行ものであり、例えば、入力される画像データに基づいてトナーなどの印刷材料を用いて印刷用紙などのシート部材にモノクロ画像又はカラー画像を形成する。
図1に示されるように、画像形成装置10は、複数の画像形成部4、中間転写ユニット5、光走査装置13、二次転写ローラー20、定着装置16、排紙トレイ18、用紙排出部30、給紙カセット27、給紙ユニット32、搬送経路26、複数のトナーコンテナ3、制御部(不図示)、及びこれらを収容する筐体11などを備える。筐体11は全体として略直方体形状である。
画像形成装置10の筐体11の上面に排紙トレイ18が設けられている。また、筐体11の右側に用紙排出部30が設けられている。用紙排出部30は、画像形成後のシート部材を排紙トレイ18へ向けて排出する。用紙排出部30から排出されたシート部材は排紙トレイ18に積載される。
給紙カセット27は、筐体11の下部に設けられている。給紙ユニット32は、給紙カセット27に積載されているシート部材を一枚ずつ取り出して、搬送経路26へ向けてシート部材を給送する。
画像形成部4(4C,4M,4Y,4K)各々は、中間転写ユニット5の下側に設けられている。画像形成部4各々は、感光体ドラム41、帯電装置42、現像装置44、一次転写ローラー45などを備えている。画像形成部4は、転写ベルト5Aの走行方向(矢印19で示す方向)に沿って左右方向8に並ぶように設けられている。画像形成部4Cではシアン色のトナーで感光体ドラム41上にトナー像が形成される。画像形成部4Mではマゼンタ色のトナーで、画像形成部4Yではイエロー色のトナーで、画像形成部4Kではブラック色のトナーでトナー像が形成される。感光体ドラム41に対するトナー像の現像は現像装置44によって行われる。
筐体11には、複数の画像形成部4に応じて複数の感光体ドラム41が設けられている。各感光体ドラム41は、筐体11内の内部フレーム(不図示)などによって回転可能に支持されている。感光体ドラム41に駆動力が入力されることにより感光体ドラム41は図1において時計回転方向へ回転する。感光体ドラム41は、現像装置44からトナーが供給されると、そのトナーを保持する。具体的には、感光体ドラム41は、表面上に形成された静電潜像にトナーが付着することにより、表面上にトナー像を保持する。
画像形成部4の上側に中間転写ユニット5が設けられている。中間転写ユニット5は、転写ベルト5Aと、駆動ローラー5Bと、従動ローラー5Cとを有する。転写ベルト5Aは、感光体ドラム41よりも上側に隣接して設けられている。転写ベルト5Aは、駆動ローラー5B及び従動ローラー5Cによって回動可能に支持されている。駆動ローラー5B及び従動ローラー5Cは、筐体11の内部において左右方向8へ隔てられて配置されている。転写ベルト5Aは、駆動ローラー5B及び従動ローラー5Cに架け渡されるようにして支持されている。これにより、転写ベルト5Aは、概ね水平方向に延在している。
転写ベルト5Aは、無端のベルト部材である。転写ベルト5Aに、各感光体ドラム41に形成された各色のトナー像が転写される。転写ベルト5Aは、感光体ドラム41から転写されたトナー像を静電気力によって保持する。駆動ローラー5B及び従動ローラー5Cによって支持されることにより、転写ベルト5Aは、その表面が各感光体ドラム41の表面に接しながら矢印19に示す方向へ移動可能となる。そして、転写ベルト5Aは、その表面が感光体ドラム41と一次転写ローラー45との間を通過する際に、各感光体ドラム41からトナー像が順に転写される。
光走査装置13は、レーザー光を照射するレーザー光源、レーザー光を走査するポリゴンミラー、走査されたレーザー光を照射するミラー13C,13M,13Y,13K等を備えている。光走査装置13は、入力される各色の画像データに対応するレーザー光を画像形成部4各々の感光体ドラム41に照射する。これにより、感光体ドラム41各々の表面に前記静電潜像を形成する。
二次転写ローラー20は、上下に延びる搬送経路26を挟むようにして駆動ローラー5Bに対向するように設けられている。二次転写ローラー20に転写電位が印加されることにより、転写ベルト5A上のトナー像がシート部材に転写される。トナー像が転写されたシート部材は定着装置16に搬送される。
定着装置16は、二次転写ローラー20の更に上側に設けられている。定着装置16は、シート部材に転写されたトナー像を加熱してシート部材に定着させる。定着装置16は、加熱ローラー16Aと、加圧ローラー16Bとを有する。定着装置16に搬送されたシート部材は、加熱ローラー16Aと加圧ローラー16Bとによって挟持されつつ搬送される。この搬送時に、シート部材に転写されたトナー像に加熱ローラー16Aから熱が伝達してトナー像が加熱される。これにより、トナー像が溶融してシート部材に定着される。その後、シート部材は排紙トレイ18に排出される。
中間転写ユニット5の上側に複数のトナーコンテナ3が設けられている。トナーコンテナ3は、内部にトナーを収容するものであり、筐体11に着脱可能に支持されている。トナーコンテナ3が筐体11に装着された状態で、トナーコンテナ3から現像装置44に不図示のトナー搬送路を通じてトナーが供給される。
[現像装置]
以下、図2乃至図7を参照して、現像装置44について詳細に説明する。
現像装置44は、トナーを主たる成分とする現像剤を用いて現像処理を行うことにより、感光体ドラム41上の前記静電潜像をトナーで現像する。つまり、現像装置44は、感光体ドラム41の表面にトナー像を形成する。現像装置44は、筐体11に着脱可能に構成されており、例えばメンテナンスの際に筐体11から取り外される。
図2及び図3に示されるように、現像装置44は、前後方向7に長い形状に形成された現像容器60を備える。現像容器60の底側に現像剤を収容する収容室74A,74Bが設けられている。これら収容室74A,74Bに現像剤が収容されている。収容室74A,74Bは、左右方向8に隣接して並んで配置されている。
現像容器60は、ハウジング71と、カバー72とを有する。ハウジング71及びカバー72は、いずれも、合成樹脂を材料として成型された成型品である。ハウジング71は、前後方向7に長い形状に形成されており、上面に前後方向7に長い開口73を有している。ハウジング71の底部に収容室74A,74Bが形成されている。
ハウジング71は、左側壁71A(本発明の第2側壁の一例)と、右側壁71B(本発明の第1側壁の一例)と、前後方向7の両側の前側壁71C及び後側壁71Dとを有する。開口73は、ハウジング71の左側壁71Aの上端部71A1、右側壁71Bの上端部71B1、前後方向7の両側の前側壁71C及び後側壁71Dそれぞれの上端部(不図示)によって形成されている。なお、ハウジング71は、一つの成型部材で構成されたものであってもよく、或いは、左側壁71A、右側壁71B、前側壁71C、及び後側壁71Dそれぞれが別々の成型部材で構成されており、それらを組み立てて構成されたものであってもよい。
カバー72は、ハウジング71の開口73を覆うものである。開口73がカバー72で覆われることにより、カバー72は現像容器60の上面を構成する。カバー72は、ハウジング71に対して着脱可能に構成されている。カバー72は、現像装置44の内部や、内部の各部材がメンテナンスされる際に取り外されて、開口73が開放される。
カバー72には、複数の係合片87が設けられている。係合片87は、ハウジング71に対してカバー72を着脱可能に係合するものである。ハウジング71には、係合片87と係合可能な突出片88が設けられており、係合片87と突出片88とは、例えばスナップフィット機構によって互いに係合される。
カバー72の左端には、左側壁71Aの上端部71A1と接合される端縁部94が設けられている。また、図示されていないが、カバー72の前後方向7の両端には、前側壁71C及び後側壁71Dそれぞれの上端部と接合する接合部が設けられている。なお、カバー72の右側の端部91Aは、ハウジング71の右側壁71Bの上端部71B1に接合されていない。
図4に示されるように、現像容器60の右側面には、露出口64が形成されている。言い換えると、ハウジング71に右側壁71Bに露出口64が形成されている。露出口64は、現像ローラー63に対して右側に形成されている。露出口64は、後述の現像ローラー63のローラー面を感光体ドラム41へ向けて露出するための開口であり、現像容器60の右側面の上側に形成されている。本実施形態では、開口73に連続して露出口64が形成されている。そして、開口73がカバー72によって部分的に覆われることによって、覆われなかった部分が露出口64となる。具体的には、ハウジング71の右側壁71Bの上端部71B1が、左側壁71Aの上端部71A1及び前側壁71C及び後側壁71Dそれぞれの上端部よりも低い位置にある。そして、カバー72は、その右側の端部91Aとハウジング71の上端部71B1との間に露出口64を形成した状態で、ハウジング71の左側壁71Aの上端部71A1、及び前側壁71C及び後側壁71Dそれぞれの上端部と接合している。これにより、現像容器60の上面がカバー72で構成され、現像容器60の右側面の上側に露出口64が形成される。
図4に示されるように、現像装置44は、2つの撹拌スクリュー61A,61B(本発明の撹拌部材の一例)と、磁気ローラー62と、現像ローラー63と、規制ブレード81(本発明の規制部材の一例)とを備えている。
ハウジング71の底部の収容室74A,74Bには撹拌スクリュー61A,61Bが回転可能に設けられている。撹拌スクリュー61A,61Bが回転されることにより、収容室74A,74Bの現像剤が撹拌されつつ、トナーが所定の電荷に帯電される。ハウジング71には補給口が設けられており、トナーコンテナ3から前記補給口を通じて現像剤がハウジング71の内部に補給される。
磁気ローラー62及び現像ローラー63は、ハウジング71の内部に回転可能に設けられている。
現像ローラー63は、ハウジング71内において撹拌スクリュー61A,61Bよりも上側に設けられている。具体的には、ハウジング71の開口73の近傍に設けられており、詳細には、開口73からローラー面の一部が露出された状態でハウジング71に回転可能に支持されている。現像ローラー63は、回転駆動力を受けると、図4において矢印で示される反時計回転方向へ回転される。また、現像ローラー63のローラー面の一部は、現像容器60の露出口64から外部に露出されており、そのローラー面は、現像容器60の露出口64側(図4の右側)において感光体ドラム41の外周面に対向している。また、現像ローラー63は、磁気ローラー62と対向するように磁気ローラー62の上側に設けられている。
磁気ローラー62は、撹拌スクリュー61Bの上側に設けられており、現像ローラー63の下側に設けられている。つまり、磁気ローラー62は、撹拌スクリュー61Bと現像ローラー63との間に回転可能に設けられている。磁気ローラー62は、現像ローラー63との対向位置に微小な隙間を形成した状態で配置されている。つまり、磁気ローラー62と現像ローラー63との対向位置に微小な隙間が形成されている。磁気ローラー62の内部には、磁極が設けられており、磁極による磁力によって収容室74B内の現像剤を表面に保持する。
磁気ローラー62は、ハウジング71の収容室74Bの現像剤を現像ローラー63に搬送する役割を担っている。磁気ローラー62が磁力によって現像剤を表面に保持したまま図4において矢印で示される反時計回転方向へ回転されると、現像剤は現像ローラー63と対向する位置まで搬送される。上述したように、磁気ローラー62と現像ローラー63との間には微小な隙間が形成されているため、その隙間に現像剤が搬送されると、その隙間に現像剤が集まり現像剤溜まりが生じる。特に、磁性キャリアを含む現像剤が現像に用いられる場合は、所謂磁気ブラシ現像法に基づき磁気ローラー62と現像ローラー63との間に電界が形成されており、これによって前記隙間に磁気ブラシが形成される。つまり、前記隙間は現像剤溜まり又は磁気ブラシによって埋められている。前記現像剤溜まり又は前記磁気ブラシに現像ローラー63のローラー面が接触することにより、磁気ローラー62から現像ローラー63にトナーが転移する。
なお、現像ローラー63と感光体ドラム41との間にも電界が形成されている。これにより、現像ローラー63に転移したトナーが感光体ドラム41との対向位置まで運ばれると、そのトナーは感光体ドラム41へ飛翔して前記静電潜像に付着する。これにより、感光体ドラム41の前記静電潜像がトナーで現像されて、感光体ドラム41上にトナー像が形成される。
規制ブレード81は、磁気ローラー62に対向して配置されている。規制ブレード81は、前後方向7へ延出する磁性材料からなる板部材であり、ハウジング71の右側壁71Bに取り付けられている。規制ブレード81は、磁気ローラー62の回転方向から見て現像ローラー63よりも上流側に配置されており、撹拌スクリュー61Bよりも下流側に波位置されている。規制ブレード81は、右側壁71Bから磁気ローラー62の表面へ向けて突出しており、その突出端と磁気ローラー62の表面との間に現像剤の層厚を規制するための隙間を形成している。現像剤を保持した磁気ローラー62が回転すると、その現像剤は、規制ブレード81を通過することによって、均等な厚みに整えられる。このため、現像時は、磁気ローラー62と規制ブレード81との隙間は、現像剤によって埋められた状態になる。図4に示されるように、断面視で、磁気ローラー62と規制ブレード81との間には前記隙間以外に空気が抜けることができる隙間は形成されていない。一方で、前記隙間は現像剤で埋められている。そのため、実質的に、収容室74Bから右側壁71Bの内面に沿って上方へ向かう方向へ空気は通り抜け難くなっている。
図6及び図7は、カバー72の斜視図である。カバー72は、前後方向7に長い形状に形成されている。カバー72は、直線部91と、湾曲部92と、端縁部94と、有する。直線部91は、カバー72の右側(右側壁71B側)の端部91Aから左側壁71Aへ向けて延出している。湾曲部92は、直線部91の左側の延出端から現像ローラー63の外周面に沿って下方へ湾曲している。図4に示されるように、湾曲部92の下端部92Aは、上方へ概ね180°屈曲する形状に形成されている。端縁部94は、下端部92Aから左側壁71A側へ向けて延びており、その延出方向の端部94Aの下面が左側壁71Aの上端部71A1に接合されている。
図5に示されるように、湾曲部92の下端部92Aの側面92Bと左側壁71Aの内面との間に隙間96が形成されている。つまり、端縁部94の端部94Aは、下端部92Aの側面92Bから隙間96を隔てた状態で、左側壁71Aの上端部71A1に接合している。隙間96の上端側は、端縁部94によって覆われている。
カバー72には、ハウジング71の内部と外部とを連通する連通口98が形成されている。連通口98は、端縁部94に形成されている。具体的には、端縁部94において、端部94Aと上端部71A1との接合部の近傍に、連通口98が形成されている。連通口98は、端縁部94において隙間96に対応する部分に形成されている。したがって、連通口98は、隙間96に連通している。すなわち、連通口98は、現像容器60の内部と外部との間で空気が流通可能なように連通している。図6及び図7に示されるように、連通口98は、前後方向7に長く左右方向8に短い細幅の開口である。複数の連通口98が端縁部94に形成されている。本実施携帯では、複数の連通口98は、前後方向7に一列に並ぶように端縁部94に形成されている。
図5に示されるように、カバー72の内面にトナーなどの粉塵を除去するためのフィルター99が取り付けられている。フィルター99は、連通口98を内側から覆うようにカバー72の内面に取り付けられている。フィルター99は、隙間96の上端側に設けられている。フィルター99は、隙間96を前後方向7に渡って埋めるように設けられている。フィルター99は、通気性を有する素材で構成されている。したがって、フィルター99が隙間96に設けられていても、連通口98を通じて、現像容器60の内部と外部との間で空気が流通可能である。本実施形態では、フィルター99は、フィルター99を空気が通過する際に空気中に含まれるトナーを捕集可能なものが適用される。例えば、スポンジ部材や不織布部材で構成されたものを適用することができる。フィルター99の捕集機構としては、特に限定されず、慣性力を利用したものや、拡散を利用したもの、遮り、重力、静電気などを利用したものなど、種々の捕集機構を採用可能である。
現像装置44では、上述したように現像ローラー63が回転されると、その回転方向に沿って気流が生じる。この気流によって、露出口64からカバー72の裏面の隙間を通って現像容器60の内部へ空気が流入する。上述したように、磁気ローラー62と現像ローラー63との間の隙間には現像剤が存在するため、現像容器60の内部に入った空気は前記隙間を通って露出口64に抜けることはできない。また、上述したように、規制ブレード81が設けられているため、空気は、ハウジング71の右側壁71Bの内面を上方へ抜けることもできない。そのため、現像装置44が駆動すると、現像容器60に入り込んだ空気によって現像容器60の内部が外部に対して正圧になることがある。本実施形態では、現像装置44のカバー72に連通口98が形成されており、その内側を覆うフィルター99が設けられている。そのため、現像容器60の内部に空気が入り込んで内部の空気圧が外部に対して上昇することになっても、空気が連通口98を通って外部に抜けるため、内部が正圧になることはない。したがって、カバー72の端縁部94と左側壁71Aとの接合部からトナーが漏れ出ることが防止される。また、空気は、連通口98を通る前にフィルター99を通り抜けるため、その際に、空気に含まれるトナーがフィルター99によって捕集される。これにより、連通口98から外部にトナーが漏出することも防ぐことができる。その結果、カバー72の直上に位置する転写ベルト5Aに漏出したトナーが付着することもなくなるので、トナーの付着に起因する画像品質の低下が防止される。
なお、上述の実施形態の説明では、複数の連通口98が端縁部94に形成された例について説明したが、例えば、端縁部94に前後方向7に長い一つの連通口が形成されていてもよい。
4:画像形成部
5:中間転写ユニット
5A:転写ベルト
10:画像形成装置
11:筐体
60:現像容器
71:ハウジング
72:カバー
73:開口

Claims (7)

  1. 上面に開口を有し、底部に現像剤が収容されるハウジングと、
    前記ハウジングの前記開口を覆うカバーと、
    前記カバーに形成され、前記ハウジングの内部と外部とを連通する連通口と、
    前記連通口を内側から覆うように前記カバーの内面に取り付けられ、通気性を有するフィルターと、を備える現像装置。
  2. 前記ハウジングに回転可能に設けられ、回転されることによって前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、
    前記撹拌部材よりも上側であって前記開口の近傍の位置に回転可能に設けられ、前記現像剤を外周面に保持しつつ回転する現像ローラーと、を更に備え、
    前記ハウジングにおいて前記現像ローラーを挟んで一方側の第1側壁に前記現像ローラーの外周面が露出される露出口が形成されており、他方側の第2側壁の上端と前記カバーとの接合部の近傍に前記連通口が形成されている請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記カバーは、前記第1側壁側の端部から前記第2側壁へ向けて延びる直線部と、前記直線部から前記現像ローラーの外周面に沿って下方へ湾曲する湾曲部と、前記湾曲部の下端部から前記第2側壁側へ延びて前記第2側壁の上端と接合される端縁部と、を有し、
    前記端縁部は、前記湾曲部の下端部の前記第2側壁側の側面から隙間を隔てて前記第2側壁の上端に接合しており、
    前記連通口は、前記隙間に連通可能なように前記端縁部に形成されており、
    前記フィルターは、前記隙間に設けられている請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記撹拌部材と前記現像ローラーとの間に回転可能に設けられ、前記現像ローラーとの対向位置に現像剤を搬送して前記対向位置で前記前記現像ローラーに現像剤を供給する磁気ローラーを更に備える請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記第1側壁から前記磁気ローラーの表面へ向けて突出し、突出端と前記磁気ローラーの表面との間に現像剤の層厚を規制するための隙間を形成する規制部材を更に備える請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記カバーは、前記ハウジングに対して着脱可能に構成されている請求項1から5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の現像装置と、
    前記現像装置から供給されたトナーを保持する感光体ドラムと、
    前記現像装置および前記感光体ドラムの上側に設けられ、前記感光体ドラムから転写されたトナーを保持する転写ベルトと、を備える画像形成装置。
JP2015140564A 2015-07-14 2015-07-14 現像装置、及び現像装置を備える画像形成装置 Pending JP2017021280A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018031827A (ja) * 2016-08-23 2018-03-01 富士ゼロックス株式会社 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
EP3361584A1 (en) 2017-02-08 2018-08-15 Stanley Electric Co., Ltd. Vertical cavity light emitting element
JP2020003596A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 キヤノン株式会社 画像形成装置
US11150578B2 (en) 2019-08-21 2021-10-19 Kyocera Document Solutions Inc. Developing device having air discharge duct and image forming apparatus including the developing device

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