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JP2017002192A - 潜在性硬化剤、それを用いた湿気硬化性樹脂組成物 - Google Patents

潜在性硬化剤、それを用いた湿気硬化性樹脂組成物 Download PDF

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JP2017002192A
JP2017002192A JP2015117923A JP2015117923A JP2017002192A JP 2017002192 A JP2017002192 A JP 2017002192A JP 2015117923 A JP2015117923 A JP 2015117923A JP 2015117923 A JP2015117923 A JP 2015117923A JP 2017002192 A JP2017002192 A JP 2017002192A
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JP2015117923A
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惇 山口
Atsushi Yamaguchi
惇 山口
祐輔 辻村
Yusuke Tsujimura
祐輔 辻村
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

【課題】 湿気硬化性樹脂組成物に優れた硬化性、貯蔵安定性を与え、硬化物に優れた機械的物性、基材密着性を付与する潜在性硬化剤を提供する。【解決手段】 少なくとも4個のケトイミノ基と、水酸基とウレア基との合計が少なくとも2個である化合物を含有してなり、該化合物が、少なくとも1個の2級アミノ基と少なくとも2個の1級アミノ基とを有するポリアミンと、エポキシ基、オキセタン基およびイソシアネート基からなる群から選ばれる官能基を少なくとも2個有する化合物と、炭素数3〜13のケトンとを反応させた構造を有する潜在性硬化剤;該潜在性硬化剤と、アミノ基と反応し得る官能基を少なくとも2個有する主剤とを含有してなる湿気硬化性樹脂組成物;湿気硬化性樹脂組成物を反応させてなる硬化物。【選択図】 なし

Description

本発明は、潜在性硬化剤、およびそれを用いた湿気硬化性樹脂組成物、硬化物に関する。
エポキシ樹脂は、その硬化物が優れた電気絶縁性、耐湿性、耐熱性、耐ハンダ性、耐薬品性、耐久性、接着性、機械的強度等を有することから、例えば、電気、電子、土木建築等の各種分野において、封止材、塗料、接着剤等として広く用いられている。
エポキシ樹脂を硬化させる際に使用するのが硬化剤で、硬化促進剤を併用する場合もある。硬化促進剤は、硬化速度を速めて生産性を上げ、樹脂の硬さや強度などの機械物性を高める役割を持つ。
一方、取り扱いを簡易にするため、一液型エポキシ樹脂組成物の検討が種々なされている。例えば、特許文献1では分子内にケチミンおよびオキサゾリンを有する硬化剤が提案され、特許文献2では、α位に置換基を持つケトンと、第二級炭素原子に結合した1級アミノ基を持つポリアミンとを反応させて得られるケチミンである硬化剤が提案されている。
特開2001−261661 特開2000−178343
しかしながら、特許文献1、2の技術であっても、一液型エポキシ樹脂組成物の貯蔵安定性、硬化性、硬化物の機械的物性については不十分な点があり、改善が望まれていた。
本発明の目的は、湿気硬化性樹脂組成物に優れた硬化性、貯蔵安定性を与え、硬化物に優れた機械的物性、基材密着性を付与する潜在性硬化剤を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、少なくとも4個のケトイミノ基と、水酸基とウレア基との合計が少なくとも2個である化合物(C)を含有してなり、該(C)が、少なくとも1個の2級アミノ基と少なくとも2個の1級アミノ基とを有するポリアミン(A0)と、エポキシ基、オキセタン基およびイソシアネート基からなる群から選ばれる官能基を少なくとも2個有する化合物(B)と、炭素数3〜13のケトン(K)とを反応させた構造を有する潜在性硬化剤(Y);該潜在性硬化剤(Y)と、アミノ基と反応し得る官能基を少なくとも2個有する主剤(D)とを含有してなる湿気硬化性樹脂組成物;湿気硬化性樹脂組成物を反応させてなる硬化物である。
本発明の潜在性硬化剤は、以下の効果を奏する。
(1)湿気硬化性樹脂組成物に、優れた、貯蔵安定性および硬化性を付与する。
(2)該湿気硬化性樹脂組成物の硬化物に、優れた機械的物性を付与する。
(3)該湿気硬化性樹脂組成物の硬化物に、優れた基材密着性を付与する。
[ポリアミン(A0)]
本発明における(A0)としては、少なくとも1個の2級アミノ基と少なくとも2個の1級アミノ基とを有するポリアミンが挙げられる。
該(A0)のうち、下記一般式(1)〜(6)で表される群から選ばれるポリアミン(A01)〜(A06)が好ましい。なお、該(A0)は1種使用でも、2種以上を併用してもよい。
[式(1)〜(6)中、R1は炭素数1〜6のアルキル基であり、n、m、p、q、rはそれぞれ独立に1〜6の整数である。]
一般式(1)で表されるポリアミン(A01):
(A01)としては、ジエチレントリアミン、3,3’−ジアミノジプロピルアミン、ビス(テトラメチレン)トリアミン、ビス(ペンタメチレン)トリアミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、N−(2−アミノエチル)プロパン−1,3−ジアミン、N−(2−アミノエチル)ブタン−1,4−ジアミン、スペルミジン、N−(3−アミノプロピル)ペンタン−1,5−ジアミン、N−(4−アミノブチル)ペンタン−1,5−ジアミン、N−(2−アミノエチル)ヘキサン−1,6−ジアミン、N−(3−アミノプロピル)ヘキサン−1,6−ジアミン、N−(4−アミノブチル)ヘキサン−1,6−ジアミン、N−(5−アミノペンチル)ヘキサン−1,6−ジアミン等が挙げられる。
一般式(2)で表されるポリアミン(A02):
(A02)としては、トリエチレンテトラミン、N、N’−ビス(2−アミノエチル)−1,3−プロパンジアミン、N、N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン、スペルミン等が挙げられる。
一般式(3)で表されるポリアミン(A03):
(A03)としては、2,2’−ジアミノジフェニルアミン、2,3’−ジアミノジフェニルアミン、2,4’−ジアミノジフェニルアミン、3,3’−ジアミノジフェニルアミン、3,4’−ジアミノジフェニルアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン等が挙げられる。
一般式(4)で表されるポリアミン(A04):
(A04)としては、1,2−ジアミノカルバゾール、1,3−ジアミノカルバゾール、1,4−ジアミノカルバゾール、1,5−ジアミノカルバゾール、1,6−ジアミノカルバゾール、1,7−ジアミノカルバゾール、1,8−ジアミノカルバゾール、2,3−ジアミノカルバゾール、2,4−ジアミノカルバゾール、2,5−ジアミノカルバゾール、2,6−ジアミノカルバゾール、2,7−ジアミノカルバゾール、3,4−ジアミノカルバゾール、3,5−ジアミノカルバゾール、3,6−ジアミノカルバゾール、4,5−ジアミノカルバゾール等が挙げられる。
一般式(5)で表されるポリアミン(A05):
(A05)としては、1,9−ジアミノアクリダン、2,8−ジアミノアクリダン、3,7−ジアミノアクリダン、4,6−ジアミノアクリダン等が挙げられる。
一般式(6)で表されるポリアミン(A06):
(A06)としては、2,4−ジアミノ−6−メチルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−エチルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−プロピルアミノ−1,3,5−トリアジン、シロマジン、2,4−ジアミノ−6−ブチルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ペンチルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ヘキシルアミノ−1,3,5−トリアジン等が挙げられる。
上記(A0)のうち、後述の湿気硬化性樹脂組成物の硬化性および後述の主剤(D)との相溶性の観点から、好ましいのは(A01)、(A03)、(A04)、さらに好ましいのは(A01)である。
また、上記(A0)のうち、硬化性および後述の主剤(D)との相溶性の観点から、(A0)の有する1級アミノ基は好ましくは2〜6個、さらに好ましくは2〜4個、とくに好ましくは2個であり、(A0)の有する2級アミノ基は好ましくは1〜2個、さらに好ましくは1個である。
[エポキシ基、オキセタン基およびイソシアネート基からなる群から選ばれる官能基を少なくとも2個有する化合物(B)]
本発明における(B)としては、エポキシ基を少なくとも2個有する化合物(B1)、オキセタン基を少なくとも2個有する化合物(B2)、イソシアネート基を少なくとも2個有する化合物(B3)が挙げられる。
エポキシ基を少なくとも2個有する化合物(B1):
(B1)としては、エポキシ基を2個有する化合物(B11)、3個以上のエポキシ基を有する化合物(B12)が挙げられる。
エポキシ基を2個有する化合物(B11):
(B11)としては、エチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシジルエーテル、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、1,9−ノナンジオールジグリシジルエーテル、1,10−デカンジオールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジオールジグリシジルエーテル、カテコールジグリシジルエーテル、ヒドロキノンジグリシジルエーテル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテルジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールAの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のジグリシジルエーテル、ビスフェノールAの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールFの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のジグリシジルエーテル、ビスフェノールFの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のジグリシジルエーテル等が挙げられる。
エポキシ基を3個以上有する化合物(B12):
(B12)としては、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールトリグリシジルエーテル、グリセロールトリグリシジルエーテル、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンのトリグリシジルエーテル、α,α,α'−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンのトリグリシジルエーテル、グリセリンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のトリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のトリグリシジルエーテル、ジトリメチロールプロパンテトラグリシジルエーテル、ジトリメチロールプロパンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のテトラグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のテトラグリシジルエーテル、ソルビトールペンタグリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールペンタグリシジルエーテル、ソルビトールヘキサグリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールヘキサグリシジルエーテル等が挙げられる。
オキセタン基を少なくとも2個有する化合物(B2):
(B2)としては、3,3’‐(オキシビスメチレン)ビス(3‐エチルオキセタン)、1,4‐ビス[(3‐エチルオキセタン‐3‐イル)メトキシメチル]ベンゼン、亜リン酸トリス(3−エチルオキセタン−3−イル)等が挙げられる。
イソシアネート基を少なくとも2個有する化合物(B3):
(B3)としては、イソシアネート基を2個有する化合物(B31)、イソシアネート基を3個有する化合物(B32)が挙げられる。
イソシアネート基を2個有する化合物(B31):
(B31)としては、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トルエンジイソシアネート(TDI)、キシリレンジイソシアナート(XDI)、水添XDI、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、水添MDI等が挙げられる。
イソシアネート基を3個有する化合物(B32):
(B32)としては、リシントリイソシアナート、メチルシラントリイルトリスイソシアナート等が挙げられる。
上記(B)のうち、硬化性および後述の主剤(D)との相溶性の観点から、好ましいのは、(B1)、(B2)、さらに好ましいのは(B11)、(B2)、とくに好ましいのは(B2)である。
また、(B)の有する前記官能基は、好ましくは2〜6個、さらに好ましくは2〜3個、とくに好ましくは2個である。なお、該(B)は1種単独使用でも、2種以上を併用してもよい。
本発明におけるケトン(K)は、炭素数3〜13のケトンである。該炭素数が14超では、硬化性が不十分になる傾向がある。
該(K)としては、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、ジメチルケトン(DMK)、ジエチルケトン(DEK)、ジプロピルケトン、ジブチルケトン、ジイソブチルケトン、メチルイソプロピルケトン、エチルブチルケトン、ヘプタノン、ジオクチルケトン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキシルケトン、メトキシメチルブチルケトン、メチルシクロヘキシニルケトン、アセトフェノン、ジシクロヘキシルケトン等が挙げられる。
上記(K)のうち、湿気硬化性および工業上の観点から、好ましいのは炭素数3〜13のもの、さらに好ましいのはMEK、MIBK、DEKであり、とくに好ましいのはMEK、MIBKである。
なお、ケトン(K)は1種単独使用でも、2種以上を併用してもよい。
[少なくとも4個のケトイミノ基と、少なくとも2個の水酸基またはウレア基とを有する化合物(C)]
本発明における化合物(C)は、少なくとも4個のケトイミノ基と、水酸基とウレア基との合計が少なくとも2個である化合物であり、前記ポリアミン(A0)と、前記化合物(B)と、前記ケトン(K)とを反応させた構造を有するものである。
該(C)として好ましいものは、後述の化合物(A)の2級アミノ基と前記化合物(B)の前記官能基とを反応させたものである。該化合物(C)としては、少なくとも4個のイミノ基と、少なくとも2個の水酸基を有する化合物(C1)、少なくとも4個のイミノ基と、少なくとも2個のウレア基を有する化合物(C2)が挙げられる。
また、本発明におけるケトイミノ基は[>C=N−]で表され、1級アミノ基とケトンとをケチミン化反応させた構造を有する官能基である。
上記(C)の有するイミノ基は、好ましくは4〜12個、さらに好ましくは4〜6個、とくに好ましくは4個であり、水酸基とウレア基との合計は、好ましくは2〜6個、さらに好ましくは2〜4個、とくに好ましくは2個である。
本発明における化合物(C)は、種々の方法で製造できるが、工業上の観点から好ましいのは以下(i)〜(ii)の方法である。
(i)まず、前記ポリアミン(A0)と、前記ケトン(K)とを、公知の方法でケチミン化反応させて、少なくとも1個の2級アミノ基と少なくとも2個のケトイミノ基とを有する化合物(A)を得る。
(ii)次に、前記化合物(A)と、前記化合物(B)とを、必要により有機溶剤[例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、ジエチルケトン(DEK)、メチルイソブチルケトン(MIBK)]の存在下で、反応させることにより、少なくとも4個のケトイミノ基と、水酸基とウレア基との合計が少なくとも2個を有する化合物(C)を得る。
化合物(C)は、硬化性、硬化物の機械的物性の観点から、(C)の数平均分子量は好ましくは500〜5,000、さらに好ましくは600〜3、000である。
また、該(C)の潜在性活性水素当量は、硬化性、硬化物の機械的物性の観点から、好ましくは50〜500g/eq(以下において、数値のみを示すことがある)、さらに好ましくは60〜300である。
[少なくとも1個の2級アミノ基と少なくとも2個のケトイミノ基とを有する化合物(A)]
本発明における化合物(A)は、少なくとも1個の2級アミノ基と少なくとも2個のケトイミノ基とを有する化合物である。
該(A)として好ましいのは、前記ポリアミン(A0)の1級アミノ基と、ケトン(K)とをケチミン化反応させた構造を有する、いわゆるケチミン化物が挙げられる。
また、該ケチミン化物のケチミン化率は、好ましくは90〜100%、さらに好ましくは95〜100%、とくに好ましくは98〜100%である。
[潜在性硬化剤(Y)]
本発明の潜在性硬化剤(Y)は、前記化合物(C)を含有してなる。潜在性硬化剤(Y)は、後述の主剤(D)用の潜在性硬化剤として用いられるが、とりわけエポキシ基を2個以上有する化合物(D1)の潜在性硬化剤として有用である。なお、該(C)は1種単独使用でも、2種以上を併用してもよい。
また、(Y)は、必要により溶剤を含有してなる溶液の形態であってもよい。この場合、該(Y)中の化合物(C)の含有量は、好ましくは30〜90重量%、さらに好ましくは40〜80重量%である。該溶剤について、好ましいのは前記ケトン(K)である。
[アミノ基と反応し得る官能基を少なくとも1個有する主剤(D)]
本発明における主剤(D)が有するアミノ基と反応し得る官能基は、エポキシ基、オキセタン基、イソシアネート基等が挙げられる。該主剤(D)としては、エポキシ基を2個以上有する化合物(D1)、オキセタン基を2個以上有する化合物(D2)、イソシアネート基を2個以上有する化合物(D3)が挙げられる。
エポキシ基を2個以上有する化合物(D1):
(D1)としては、エチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシジルエーテル、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、1,9−ノナンジオールジグリシジルエーテル、1,10−デカンジオールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジオールジグリシジルエーテル、カテコールジグリシジルエーテル、ヒドロキノンジグリシジルエーテル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテルジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールAの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のジグリシジルエーテル、ビスフェノールAの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールFの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のジグリシジルエーテル、ビスフェノールFの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のジグリシジルエーテル、1,2:5,6−ジエポキシヒドリンダン、3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ε−カプロラクトン変性 3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールトリグリシジルエーテル、グリセロールトリグリシジルエーテル、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンのトリグリシジルエーテル、α,α,α'−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンのトリグリシジルエーテル、グリセリンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のトリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のトリグリシジルエーテル、ジトリメチロールプロパンテトラグリシジルエーテル、ジトリメチロールプロパンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のテトラグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド1〜30モル付加物のテトラグリシジルエーテル、ソルビトールペンタグリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールペンタグリシジルエーテル、ソルビトールヘキサグリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールヘキサグリシジルエーテル等が挙げられる。
オキセタン基を2個以上有する化合物(D2):
(D2)としては、3,3’‐(オキシビスメチレン)ビス(3‐エチルオキセタン)、1,4‐ビス[(3‐エチルオキセタン‐3‐イル)メトキシメチル]ベンゼン、亜リン酸トリス(3−エチルオキセタン−3−イル)等が挙げられる。
イソシアネート基を2個以上有する化合物(D3):
(D3)としては、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トルエンジイソシアネート(TDI)、キシリレンジイソシアナート(XDI)、水添XDI、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、水添MDI、ポリエーテルジオールおよび/またはポリエステルジオール、並びに必要により鎖伸長剤と過剰のジイソシアネートとの反応で得られる両末端NCOプレポリマー、リシントリイソシアナート、メチルシラントリイルトリスイソシアナート等が挙げられる。
上記(D)のうち、硬化性および硬化物の機械的物性の観点から、好ましいのは(D1)、(D3)、さらに好ましいのは(D1)である。また、該(D)の有する官能基は、硬化性および硬化物の機械的物性の観点から、好ましくは2個〜6個、さらに好ましくは2〜4個である。
[湿気硬化性樹脂組成物]
本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、前記潜在性硬化剤(Y)と前記主剤(D)とを含有してなる。
該(D)と(Y)との当量比[(D)/(Y)]は、硬化性、硬化物の機械的物性、基材密着性の観点から、好ましくは0.5〜2.0、さらに好ましくは0.7〜1.5、とくに好ましくは0.8〜1.2である。
なお、当量比[(D)/(Y)]は、該(D)の有する該官能基当量と、(Y)の潜在性活性水素当量および顕在性活性水素当量とから算出できる。
本発明の湿気硬化性樹脂組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲で、必要により、レベリング剤(E1)、酸化防止剤(E2)、紫外線吸収剤(E3)およびフィラー(E4)からなる群から選ばれる少なくとも1種の添加剤(E)を含有してもよい。
レベリング剤(E1)としては、ポリジメチルシロキサン、その共重合物、ポリジメチルシロキサン骨格を有するアクリルポリマー、ポリジメチルシロキサン骨格を有するウレタンポリマー等が挙げられる。
酸化防止剤(E2)としては、ジ−t−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、ペンタエリスリチル・テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート、オクチル化ジフェニルアミン、2,4,−ビス[(オクチルチオ)メチル]−O−クレゾール、イソオクチル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ジブチルヒドロキシトルエン等が挙げられる。
紫外線吸収剤(E3)としては、2−(2−ヒドロキシ−5−メチル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−t−ペンチルベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−5’−(1,1,3,3,−テトラメチルブチル)]ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−s−ブチル−5’−t−ブチルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3−ドデシル−5’−メチルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)]−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]、3−[3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネートとポリエチレングリコール等が挙げられる。
フィラー(E4)としては、シリカ、ジルコニア、アルミナ等が挙げられる。
これらの添加剤(E)は、1種類または2種類以上使用できる。添加剤(E)の添加量は、(Y)と(D)との重量{(Y)+(D)}に基づいて、好ましくは30重量%以下、さらに好ましくは0.1〜10重量%、とくに好ましくは0.2〜5重量%である。
本発明における数平均分子量は、下記条件にて測定されるものである。
装置:ゲルパーミエイションクロマトグラフィー
溶媒:テトラヒドロフラン
基準物質:ポリスチレン
サンプル濃度:3mg/ml
カラム固定相:PLgel MIXED−B
カラム温度:40℃
本発明において、顕在性活性水素当量とは、潜在性硬化剤(Y)中のアミノ基の窒素原子に直結する活性水素1当量当たりの分子量のことであり、JIS K2501に準拠して求められる。また、潜在性活性水素当量とは、潜在性硬化剤(Y)中のケトイミノ基を全て加水分解し生成したアミノ基由来の活性水素当量である。
本発明において、エポキシ当量とは、主剤で用いる化合物中のエポキシ基1当量当たりの分子量のことであり、JISK7236:2001(ISO3001:1999に対応)に準拠して求められる。
本発明において、オキセタン当量とは、主剤で用いる化合物中のオキセタン基1当量当たりの分子量のことであり、JISK7236:2001(ISO3001:1999に対応)に準拠して求められる。
本発明において、イソシアネート当量とは、主剤で用いる化合物中のイソシアネート基1当量当たりの分子量のことであり、JIS K 7301に準拠して求められる。
[硬化物]
本発明の硬化物は、前記湿気硬化性樹脂組成物を反応させてなる。硬化条件は、好ましくは、湿度40〜90%、硬化温度20〜70℃である。湿度および硬化温度を調整することにより、硬化性は適宜調整できる。また、必要により、湿気硬化性樹脂組成物に水を添加することにより、さらに硬化性を高めることができる。
本発明の潜在性硬化剤は、湿気硬化性樹脂組成物に、優れた貯蔵安定性および硬化性を付与することができる。また、本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、硬化物に優れた機械的物性、基材密着性を付与することができる。
このため、該組成物は、種々の用途(封止材、塗料、接着剤等)に適用でき、とりわけ塗料に有用である。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下の実施例において部は重量部、%は重量%を表す。
<製造例1>
ディーン・スターク装置、攪拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ジエチレントリアミン[東京化成工業(株)製](A01−1)206部、MIBK(メチルイソブチルケトン)2004部を仕込み、80〜110℃で還流し、生成した水分を除去した。理論量の水分が生成したことを確認後、室温まで冷却し、モレキュラシーブ3A[ユニオン昭和(株)製]50部を入れ一晩静置した。次に濾過でモレキュラシーブ3Aを除き、減圧加熱下で過剰のMIBKを除去し、ジエチレントリアミンのMIBKケチミン化物(A−1)534部を得た。(A−1)の有する2級アミノ基は1個であり、ケトイミノ基は2個であった。
<製造例2>
ディーン・スターク装置、攪拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、3,3’−ジアミノジプロピルアミン[東京化成工業(株)製](A01−2)262部、MIBK2004部を仕込み、80〜110℃で還流し、生成した水分を除去した。理論量の水分が生成したことを確認後、室温まで冷却し、モレキュラシーブ3A[ユニオン昭和(株)製]50部を入れ一晩静置した。次に濾過でモレキュラシーブ3Aを除き、減圧加熱下で過剰のMIBKを除去し、3,3’−ジアミノジプロピルアミンのMIBKケチミン化物(A−2)592部を得た。(A−2)の有する2級アミノ基は1個であり、ケトイミノ基は2個であった。
<製造例3>
ディーン・スターク装置、攪拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン[東京化成工業(株)製](A01−3)430部、ジエチルケトン(DEK)1,723部を仕込み、80〜110℃で還流し、生成した水分を除去した。理論量の水分が生成したことを確認後、室温まで冷却し、モレキュラシーブ3A[ユニオン昭和(株)製]50部を入れ一晩静置した。次に濾過でモレキュラシーブ3Aを除き、減圧加熱下で過剰のDEKを除去し、ビス(ヘキサメチレン)トリアミンのDEKケチミン化物(A−3)704部を得た。(A−3)の有する2級アミノ基は2個であり、ケトイミノ基は2個であった。
<製造例4>
ディーン・スターク装置、攪拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、トリエチレンテトラアミン[東京化成工業(株)製](A02−1)292部、MIBK2004部を仕込み、80〜110℃で還流し、生成した水分を除去した。理論量の水分が生成したことを確認後、室温まで冷却し、モレキュラシーブ3A[ユニオン昭和(株)製]50部を入れ一晩静置した。次に濾過でモレキュラシーブ3Aを除き、減圧加熱下で過剰のMIBKを除去し、トリエチレンテトラアミンのMIBKケチミン化物(A−4)933部を得た。(A−4)の有する2級アミノ基は2個であり、ケトイミノ基は6個であった。
<製造例5>
ディーン・スターク装置、攪拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、4、4’−ジアミノジフェノルアミン[東京化成工業(株)製](A03−1)398部、MIBK2004部を仕込み、80〜110℃で還流し、生成した水分を除去した。理論量の水分が生成したことを確認後、室温まで冷却し、モレキュラシーブ3A[ユニオン昭和(株)製]50部を入れ一晩静置した。次に濾過でモレキュラシーブ3Aを除き、減圧加熱下で過剰のMIBKを除去し、4、4’−ジアミノジフェノルアミンのMIBKケチミン化物(A−5)728部を得た。(A−5)の有する2級アミノ基は1個であり、ケトイミノ基は2個であった。
<製造例6>
ディーン・スターク装置、攪拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、3,6−ジアミノカルバゾール[東京化成工業(株)製](A04−1)394部、MIBK2004部を仕込み、80〜110℃で還流し、生成した水分を除去した。理論量の水分が生成したことを確認後、室温まで冷却し、モレキュラシーブ3A[ユニオン昭和(株)製]50部を入れ一晩静置した。次に濾過でモレキュラシーブ3Aを除き、減圧加熱下で過剰のMIBKを除去し、3,6−ジアミノカルバゾールのMIBKケチミン化物(A−6)724部を得た。(A−6)の有する2級アミノ基は1個であり、ケトイミノ基は2個であった。
<製造例7>
ディーン・スターク装置、攪拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、3,7−ジアミノアクリダン(A05−1)422部、MIBK2004部を仕込み、80〜110℃で還流し、生成した水分を除去した。理論量の水分が生成したことを確認後、室温まで冷却し、モレキュラシーブ3A[ユニオン昭和(株)製]50部を入れ一晩静置した。次に濾過でモレキュラシーブ3Aを除き、減圧加熱下で過剰のMIBKを除去し、3,7−ジアミノアクリダンのMIBKケチミン化物(A−7)752部を得た。(A−7)の有する2級アミノ基は1個であり、ケトイミノ基は2個であった。
<製造例8>
ディーン・スターク装置、攪拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、シロマジン[東京化成工業(株)製](A06−1)322部、MIBK2004部を仕込み、80〜110℃で還流し、生成した水分を除去した。理論量の水分が生成したことを確認後、室温まで冷却し、モレキュラシーブ3A[ユニオン昭和(株)製]50部を入れ一晩静置した。次に濾過でモレキュラシーブ3Aを除き、減圧加熱下で過剰のMIBKを除去し、シロマジンのMIBKケチミン化物(A−8)660部を得た。(A−8)の有する2級アミノ基は1個であり、ケトイミノ基は2個であった。
<製造例9>
攪拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ポリエチレングリコール[商品名「PEG−400」、三洋化成工業(株)製]1,200部、ジブチルチンジラウレート(BTL)2部を均一に混合した後、トリレンジイソシアネート(TDI)[商品名「コスモネート T−80」、三井化学(株)製](D3−1)870部を仕込み、約80℃で3時間攪拌して、両末端NCOプレポリマー(D3−2)2,072部を得た。なお、(D3−2)は、数平均分子量2,070、イソシアネート当量1,035g/eqであった。
<製造例10>
攪拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ポリカーボネートジオール[商品名「プラクセル CD220」、ダイセル(株)製]2,000部、ジブチルチンジラウレート(BTL)3部を均一に混合した後、イソホロンジイソシアネート(IPDI)[商品名「IPDI」、活材ケミカル(株)製](D3−3)445部を仕込み、約80℃で3時間攪拌して、両末端NCOプレポリマー(D3−4)2,448部を得た。なお、(D3−2)は、数平均分子量2,445、イソシアネート当量1,223g/eqであった。
<実施例1>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ジエチレントリアミンのMIBKケチミン化物(A−1)534部、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル[商品名「エポライト1600」、共栄社(株)製](B−1)230部、MIBK764部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−1)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−1)764部を得た。
なお、化合物(C−1)は、ケトイミノ基を4個、水酸基を2個有し、数平均分子量が764、潜在性活性水素当量は95.5g/eqであった。
<実施例2>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ジエチレントリアミンのMIBKケチミン化物(A−1)534部、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル[東京化成工業(株)製](B−2)216部、MIBK750部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−2)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−2)750部を得た。
なお、化合物(C−2)は、ケトイミノ基を4個、水酸基を2個有し、数平均分子量が750、潜在性活性水素当量は93.8g/eqであった。
<実施例3>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ジエチレントリアミンのMIBKケチミン化物(A−1)534部、ビスフェノールAジグリシジルエーテル[東京化成工業(株)製](B−3)340部、MIBK874部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−3)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−3)874部を得た。
なお、化合物(C−3)は、ケトイミノ基を4個、水酸基を2個有し、数平均分子量が874、潜在性活性水素当量は109.3g/eqであった。
<実施例4>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ジエチレントリアミンのMIBKケチミン化物(A−1)801部、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル[商品名「エポライト100MF」、共栄社(株)製](B−4)302部、MIBK1,103部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−4)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−4)1,103部を得た。
なお、化合物(C−4)は、ケトイミノ基を6個、水酸基を3個有し、数平均分子量が1,103、潜在性活性水素当量は91.9g/eqであった。
<実施例5>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ジエチレントリアミンのMIBKケチミン化物(A−1)534部、3,3’‐(オキシビスメチレン)ビス(3‐エチルオキセタン)[商品名「OXT−221」、東亜合成(株)製](B−5)214部、MIBK748部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−5)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−5)748部を得た。
なお、化合物(C−5)は、ケトイミノ基を4個、水酸基を2個有し、数平均分子量が748、潜在性活性水素当量は93.5g/eqであった。
<実施例6>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ジエチレントリアミンのMIBKケチミン化物(A−1)534部、HDI[東京化成工業(株)製](B−6)168部、MIBK702部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−6)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−6)702部を得た。
なお、化合物(C−6)は、ケトイミノ基を4個、ウレア基を2個有し、数平均分子量が702、潜在性活性水素当量は87.8g/eqであった。
<実施例7>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ジエチレントリアミンのMIBKケチミン化物(A−1)534部、TDI[商品名「コスモネート T−80」、三井化学(株)製](B−7)174部、MIBK708部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−7)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−7)708部を得た。
なお、化合物(C−7)は、ケトイミノ基を4個、ウレア基を2個有し、数平均分子量が708、潜在性活性水素当量は88.5g/eqであった。
<実施例8>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ジエチレントリアミンのMIBKケチミン化物(A−1)534部、XDI[商品名「タケネート 500」、三井化学(株)製](B−8)188部、MIBK722部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−8)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−8)722部を得た。
なお、化合物(C−8)は、ケトイミノ基を4個、ウレア基を2個有し、数平均分子量が722、潜在性活性水素当量は90.3g/eqであった。
<実施例9>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ジエチレントリアミンのMIBKケチミン化物(A−1)534部、IPDI[商品名「IPDI」、活材ケミカル(株)製](B−9)222部、MIBK756部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−9)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−9)756部を得た。
なお、化合物(C−9)は、ケトイミノ基を4個、ウレア基を2個有し、数平均分子量が756、潜在性活性水素当量は94.5g/eqであった。
<実施例10>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ジエチレントリアミンのMIBKケチミン化物(A−1)534部、MDI[商品名「ミリオネート MT」、東ソー(株)製](B−10)250部、MIBK784部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−10)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−10)784部を得た。
なお、化合物(C−10)は、ケトイミノ基を4個、ウレア基を2個有し、数平均分子量が784、潜在性活性水素当量は98.0g/eqであった。
<実施例11>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、3,3’−ジアミノジプロピルアミンのMIBKケチミン化物(A−2)592部、ビスフェノールAジグリシジルエーテル[東京化成工業(株)製](B−3)340部、MIBK932部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−11)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−11)932部を得た。
なお、化合物(C−11)は、ケトイミノ基を4個、水酸基を2個有し、数平均分子量が932、潜在性活性水素当量は116.5g/eqであった。
<実施例12>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ビス(ヘキサメチレン)トリアミンのDEKケチミン化物(A−3)704部、ビスフェノールAジグリシジルエーテル[東京化成工業(株)製](B−3)340部、DEK1,044部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、DEKを留去して、化合物(C−12)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−12)1,044部を得た。
なお、化合物(C−12)は、ケトイミノ基を4個、水酸基を2個有し、数平均分子量が1,044で、潜在性活性水素当量は134.0g/eqあった。
<実施例13>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、トリエチレンテトラアミンのMIBKケチミン化物(A−4)933部、ビスフェノールAジグリシジルエーテル[東京化成工業(株)製](B−3)680部、MIBK1,613部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−13)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−13)1,613部を得た。
なお、化合物(C−13)は、ケトイミノ基を6個、水酸基を3個有し、数平均分子量が1,613、潜在性活性水素当量は115.2g/eqであった。
<実施例14>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、4、4’−ジアミノジフェノルアミンのMIBKケチミン化物(A−5)728部、ビスフェノールAジグリシジルエーテル[東京化成工業(株)製](B−3)340部、MIBK1,068部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−14)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−14)1,068部を得た。
なお、化合物(C−14)は、ケトイミノ基を4個、水酸基を2個有し、数平均分子量が1,068、潜在性活性水素当量は133.5g/eqであった。
<実施例15>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、3,6−ジアミノカルバゾールのMIBKケチミン化物(A−6)724部、ビスフェノールAジグリシジルエーテル[東京化成工業(株)製](B−3)340部、MIBK1,064部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−15)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−15)1,064部を得た。
なお、化合物(C−15)は、ケトイミノ基を4個、水酸基を2個有し、数平均分子量が1,064、潜在性活性水素当量は133.0g/eqであった。
<実施例16>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、3,7−ジアミノアクリダンのMIBKケチミン化物(A−7)752部、ビスフェノールAジグリシジルエーテル[東京化成工業(株)製](B−3)340部、MIBK1,092部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−16)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−16)1,092部を得た。
なお、化合物(C−16)は、ケトイミノ基を4個、水酸基を2個有し、数平均分子量が1,092、潜在性活性水素当量は136.5g/eqであった。
<実施例17>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、シロマジンのMIBKケチミン化物(A−8)660部、ビスフェノールAジグリシジルエーテル[東京化成工業(株)製](B−3)340部、MIBK1,000部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−17)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−17)1,000部を得た。
なお、化合物(C−17)は、ケトイミノ基を4個、水酸基を2個有し、数平均分子量が1,000、潜在性活性水素当量は125.0g/eqであった。
<実施例18>
冷却管、撹拌装置、温度計を備えたガラス製反応容器に、ジエチレントリアミンのMIBKケチミン化物(A−1)1,602部、ジペンタエリスリトールヘキサグリシジルエーテル(B−11)675部、MIBK2,277部を仕込み、60℃で24時間攪拌後、減圧下、MIBKを留去して、化合物(C−18)を含有してなる潜在性硬化剤(Y−18)2,277部を得た。
なお、化合物(C−17)は、ケトイミノ基を12個、水酸基を6個有し、数平均分子量が2,277、活性水素当量は94.9g/eqであった。
実施例19〜44、比較例1
表1に記載の配合組成(部)に従って、一括で配合・混合し、各湿気硬化性樹脂組成物を得た。
得られた湿気硬化性樹脂組成物を、200mLガラス瓶に180mL入れて、密栓状態で、50℃、28日間貯蔵して、貯蔵前後の粘度から[評価方法]、(1)にしたがって貯蔵安定性を評価した。
別途、得られた湿気硬化性樹脂組成物を、アルカリ脱脂後、酸洗処理した厚さ1mmのSUS304板に塗布して膜厚50μmの塗膜を形成し、25℃、湿度50%、72時間の条件にて塗膜を硬化させ、硬化物を得た。硬化物を以下の[評価方法]、(2)〜(4)にしたがって評価した。結果を表1に示す。
[評価方法]
(1)貯蔵前後の粘度変化(%)[貯蔵安定性]
[貯蔵前後の粘度変化(%)]=(貯蔵後の粘度)×100/(貯蔵前の粘度)
上記式により求めた貯蔵前後の粘度変化(%)を以下の評価基準で評価した。
◎:110%未満
○:110%以上、120%未満
△:120%以上、150%未満
×:150%以上
(2)タック性[硬化性]
指触により、以下の評価基準で評価した。
◎:表面にタックがない。
○:表面にわずかにタックがある。
△:表面にタックがある。
×:表面のタックが大きい。
(3)耐爪引っ掻き性[機械的物性の評価]
硬化物の表面を爪で引っ掻いて、目視で以下の基準で評価した。
◎:傷が全くない。
○:傷がわずか。
△:傷あり。
×:傷が明らかにある。
(4)基材密着性[密着性]
SUS304板上の硬化塗膜を1mm×1mmの碁盤目(100個)にクロスカットし、この上にセロファンテープを張り付けて、引き剥し、目視で以下の基準で評価した。
◎:100/100
○:99/100〜90/100
△:89/100〜50/100
×:49/100〜0/100
表1中の略号は以下のとおり。
潜在性硬化剤(比Y−1)
ヘキサメチレンジアミンのMIBKケチミン化物
潜在性活性水素当量:70.1g/eq
主剤(D1−1):
ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル
(エチレンオキサイド平均付加モル数9)、
[商品名「エポライト 400E」、共栄社(株)製]、
エポキシ当量263.5g/eq
主剤(D1−2):
ビスフェノールAジグリシジルエーテル[東京化成工業(株)製]、
エポキシ当量170.0g/eq
主剤(D1−3):
3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサン
カルボキシレート[商品名「セロキサイド 2021P」、ダイセル(株)製]、
エポキシ当量126.0g/eq
主剤(D1−4):
トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル
[商品名「エポライト 100MF」、共栄社(株)製]、
エポキシ当量101.0g/eq
主剤(D2−1):
3,3’‐(オキシビスメチレン)ビス(3‐エチルオキセタン)
[商品名「OXT−221」、東亜合成(株)製]、
オキセタン当量107.0g/eq
表1の結果から、本発明の潜在性硬化剤(Y)は、比較のものに比べ、湿気硬化性樹脂組成物に、優れた貯蔵安定性および硬化性を付与することがわかる。また、該湿気硬化性樹脂組成物は、硬化物に、優れた機械的物性、基材密着性を付与することが明らかである。
本発明の潜在硬化剤、湿気硬化性樹脂組成物は、主剤との配合時の貯蔵安定性および硬化性に優れ、該組成物を硬化させてなる硬化物は、機械物性、基材密着性に優れることから、電気、電子、土木建築等の各種分野において、封止材、塗料、接着剤等の用途に幅広く用いることができ、極めて有用である。

Claims (9)

  1. 少なくとも4個のケトイミノ基と、水酸基とウレア基との合計が少なくとも2個である化合物(C)を含有してなり、該(C)が、少なくとも1個の2級アミノ基と少なくとも2個の1級アミノ基とを有するポリアミン(A0)と、エポキシ基、オキセタン基およびイソシアネート基からなる群から選ばれる官能基を少なくとも2個有する化合物(B)と、炭素数3〜13のケトン(K)とを反応させた構造を有する潜在性硬化剤(Y)。
  2. (C)が、少なくとも1個の2級アミノ基と少なくとも2個のケトイミノ基とを有する化合物(A)と、エポキシ基、オキセタン基およびイソシアネート基からなる群から選ばれる官能基を少なくとも2個有する化合物(B)とを反応させた構造を有する請求項1記載の潜在性硬化剤。
  3. 化合物(A)が、ポリアミン(A0)の1級アミノ基と、炭素数3〜13のケトン(K)とをケチミン化反応させた構造を有する請求項2記載の潜在性硬化剤。
  4. 化合物(C)の数平均分子量が500〜5,000である請求項1〜3のいずれか記載の潜在性硬化剤。
  5. (A0)が下記一般式(1)〜(6)で表される群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜4のいずれか記載の潜在性硬化剤。
    [式(1)〜(6)中、R1は炭素数1〜6のアルキル基であり、n、m、p、q、rはそれぞれ独立に1〜6の整数である。]
  6. 請求項1〜5のいずれか記載の潜在性硬化剤(Y)と、アミノ基と反応し得る官能基を少なくとも2個有する主剤(D)とを含有してなる湿気硬化性樹脂組成物。
  7. (D)と(Y)との当量比[(D)/(Y)]が0.5〜2.0である請求項6記載の湿気硬化性樹脂組成物。
  8. 請求項6または7記載の湿気硬化性樹脂組成物を反応させてなる硬化物。
  9. 下記工程(1)〜(2)を含む、少なくとも4個のイミノ基と、水酸基とウレア基との合計が少なくとも2個である化合物(C)を含有してなる潜在性硬化剤(Y)の製造方法。
    工程(1):少なくとも1個の2級アミノ基と少なくとも2個の1級アミノ基とを有するポリアミン(A0)と炭素数3〜13のケトン(K)とをケチミン化反応させて、少なくとも1個の2級アミノ基と少なくとも2個のイミノ基とを有する化合物(A)を得る工程
    工程(2):前記化合物(A)と、エポキシ基、オキセタン基およびイソシアネート基からなる群から選ばれる官能基を少なくとも2個有する化合物(B)とを反応させて、少なくとも4個のイミノ基と、水酸基とウレア基との合計が少なくとも2個である化合物(C)を得る工程
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