JP2016539869A - 二次包装及びそれを提供する方法 - Google Patents

Abstract

二次包装は、トレイ（１００）とインサート（２００）とを備える。トレイは、一次包装（３００）の下端を局在化するように構成されており、且つ、インサートは、一次包装の上端を局在化するように構成されている。インサートはトレイの材料から形成される。

Description

本願発明は、二次包装、つまり、輸送中又は貯蔵中に複数の包装容器を含有するために使用された包装に関する。

製品が価値連鎖内でさらなる配達のために複数の包装容器内に包装される場合に、ある種の二次包装内に複数の包装容器を配置することは、一般的な方法である。この二次包装は、段ボール箱、トレイ、ディスペンサーボックス、又は単純なプラスチック製バッグから構成されてもよい。

本願開示は、二次包装に関し、特に複数の包装容器がボトル又は複数のボトルの形態である、複数の包装容器を含有するのに適した二次包装に関連する。複数のボトルは、矩形状のプラスチック製ボトル、ガラス製ボトル、紙製のボトルであってもよく、これらは「一次包装」として言及される。「紙製のボトル」は、ボトルの外観全体を有する包装容器を記載するために使用されてもよいが、ボール紙から全体的に製造されてもよく、又はボール紙のスリーブと開封装置を備えるプラスチック製トップとの間の融合から製造されてもよい。後者の２つの例は、本出願人によるテトラトップ（登録商標）及びテトラエベロアセプティック（登録商標）とされるであろう。

二次包装のうちの１種類は、一次包装のベース端が配置されるトレイと、一次包装の上端を局在化するインサートとを使用する。

本願開示は、トレイ及びインサートを使用する改善された二次包装に関連する。

第１の態様によれば、本願発明は、一次包装のベース端を局在化するためのトレイと、一次包装の上端を局在化するためのインサートとを備え、前記インサートが打ち抜き加工されることを特徴とする二次包装を提供する。

１つ又は複数の実施形態において、前記インサートは、一次包装の上端の改善した局在化のための複数の凹部、好ましくは、各一次包装のための１つの凹部をさらに備える。

１つ又は複数の実施形態において、インサートは、一次包装の上端に関連して前記インサートの局在化のための複数のタブをさらに備える。各タブは、インサートに回動可能に取り付けられた１つの端部と、自由端と有する。

１つ又は複数の実施形態において、タブは、インサートとワンピースで形成される。

１つ又は複数の関連した実施形態において、複数のタブは、インサートの主表面に対して垂直な位置に配置されるように構成される。この方法において、複数のタブが一次包装の上部に向けて折り曲げられた場合に、複数のタブの延在は、包装の最上端に関連してインサートを位置合わせするために使用されてもよい。折り曲げられた複数のタブはまた、インサートと一次包装との間の接触面積を増大させ、それによって、負荷の分配を改善することができる。

任意の実施形態において、二次包装は、シュリンクラップなどのラップによって行われてもよく、二次包装の一体性を確実にする。このラップは、タブの自由端を一次包装の上端と位置合わせするであろう。

本願開示の他の態様によれば、上記の説明又は下記の説明によるインサートに関連することが開示されている。前記インサートは、開示されるようなトレイと組み合わせて、任意の他のトレイと組み合わせて、又はトレイなしで、使用されてもよい。

さらなる他の態様によれば、上記の説明又は以下の説明による二次包装を製造する方法が開示される。特に、そのような方法は、インサートをトレイから打ち抜き加工するステップを備えてもよい。この方法はまた、その中に配置された一次包装のベース端を局在化し且つ保護するのをより適合させるために、大きな片の材料からトレイを打ち抜き加工し前記トレイの側部を折り曲げるステップを備えてもよい。

二次包装は、トレイと、インサートとを備え、前記トレイは、一次包装の下端を局在化するように構成されており、前記インサートは一次包装の上端を局在化するように構成されてもよく、前記インサートは前記トレイのカットアウト材料から形成される。

インサートは、一次包装の上端を局在化するための複数の凹部を備えてもよい。インサートは、前記インサートとワンピースで形成された複数のタブを備えてもよく、前記複数のタブは自由端を有し、前記インサートと回動可能に関連している。

複数のタブは、一次包装の上端を局在化するための複数の凹部内に配置されてもよい。

複数のタブは、使用位置で一次包装を係合するように位置付けられてもよい。

複数のタブは、一次包装のネック部又は開封装置を係合するように位置付けられてもよい。

二次包装で使用するためのインサートは、一次包装の上端を局在化するための複数の凹部と、前記一次包装の前記上端に関連して前記インサートを局在化するための複数の回動可能なタブとを備えてもよい。

他の態様によれば、本願の開示は、一次包装の下端を局在化するためのトレイと、一次包装の上端を局在化するためのインサートと、を有する二次包装を製造する方法であって、前記方法は、原材料の一片を提供するステップと、原材料からインサートを切断してそれ故に原材料においてカットアウトを形成するステップと、カットアウトを備える原材料の領域からトレイから形成するステップと、を備えている、方法に関連する。

１つ又は複数の実施形態によれば、インサートは、その後の分離のために、輸送ステップ中にトレイのカットアウト内に位置付けられて維持されてもよい。

１つ又は複数の実施形態において、インサートは、その最終的な目的のために使用される位置まで二次包装を輸送する前に又は輸送した後でトレイから分離されてもよい。

第１の実施形態による二次包装を図示する平面図である。 第１の実施形態による二次包装を図示する平面図である。 第１の実施形態による二次包装内に配置された多数の一次包装を示す平面図である。 図３の配置構成の側面図である。

図１は、概略的であるが明確な方法で本願発明の第１の実施形態を図示する。ボール紙から製造された矩形状などの原材料１００の一片は、本実施形態の二次包装の製造中に開始点として使用される。インサート２００は、原材料１００から打ち抜き加工され、原材料１００をインサート２００及び参照符号１００で指定されたトレイに効率的に分ける。ナイフ又はスタンプで形状を打ち抜き加工することは当業者にとって利用可能な１つオプションであるが、ボール紙などの材料で形状を切り取るための多くの他の方法が存在する。本願発明はそれ故に、単一の切断方法に制限されるべきではなく、本願の開示はボール紙を切断する新規な方法に関連しないが、特別な二次包装に関連する。

本実施形態において、トレイ１００には、複数のサブパネル１０２、１０４、１０６、１０８が設けられており、これらのサブパネルは、図１において鎖線で示される複数の折り目線又は「複数の弱め線」によってトレイ１００の主本体から分離されることができる。弱め線は、様々な種類の段ボール箱の製造の際に一般的に使用される方法で材料を局所的に押圧する又は変形することによって達成されてもよい。サブパネル１０６及び１０８には、折り目線と、隣接するサブパネル１０２及び１０４からそれらを分離する切断線（完全な線で示される）とが設けられる。この配置構成は、主本体の平面に対して直立位置にサブパネルを折り曲げることを容易にし、それ故にトレイ１００の側壁を形成する。切断線及び折り目線はその代わりに、サブパネル１０２及び１０４に配置されてもよく、他の実施形態において、側壁を形成することは折り目線で十分である。さらなる他の実施形態において、側壁は省略されてもよく、トレイの主本体のみをそのままにしている。側壁はホットメルトなどの接着剤によって直立状態で固定されてもよいが、一次包装がその中に配置されると、それらはまた、二次包装の周りに配置されたラップによって直立状態で維持されてもよい。そのようなラップの一例は、二次包装に関連して一般的に使用されたシュリンクラップ又は他のプラスチックであってもよい。

インサート２００に戻ると、インサート２００は、中央本体２０２で矩形状を有し、且つ複数の凹部２０４又は複数のカットアウトが設けられるものとして記載されてもよい。凹部２０４の目的は、ボトルのネック部など一次包装のネック部を局在化し、且つ位置付けることである。１つ又は複数の凹部２０４において、好ましくは必ずしもすべてではないが、タブ２０６が配置される。タブ２０６は製造プロセス中に容易に形成される。各タブ２０６は自由端を有し、弱め線は中央本体２０２に接続される端部に配置されてもよい。単純化の目的で、複数のタブ２０６が中央本体２０２と同じピースで形成されることが好ましい。鎖線で示された弱め線は、タブ２０６を回動させるのを支援し、決定的に重要ではないが、それはタブ２０６の機能性に追加し、そのようなものとして信頼性の高い機能を確実にする。タブ２０６の長さは、自由端から回動軸（それが１つである場合には弱め線）への延在として規定される。図３及び４に関連して説明されるようにタブ２０６の長さは、有益な効果を有するであろう。上述され、且つ下記されるインサートは、原材料の抑制の有益な効果を超えて機能的な利点を有するので、トレイ１００なしで使用されることができる。図面に図示される複数のタブの特定の位置は、複数のタブが可能な限り中央本体の中心に近接して位置し、それ故にねじれ効果を最小限にするするとの効果を有する。

図２において、インサート１００がトレイ２００から持ち上げられる方法が示される。二次包装は、その内部に一次包装を配置する場合に、つまり、一次包装の充填後に使用されるであろう。二次包装の製造は、二次包装が使用されるであろう近接近して実施されてもよいが、効率を考慮して他の部位で実施されてもよい。

図３は、トレイ１００及びインサート２００を備えている二次包装内に配置された６つの一次包装３００の平面図である。一次包装は、肩部分３０２と、開封装置３０４と、を備える。トレイ１００内に一次包装３００を配置した後で、又は類似の構造内にそれらを少なくとも配置した後で、インサート２００は、相対的な動きによって一次包装３００の間で下向きに押される。これを行う場合に、複数のタブ２０６は上向きに折り曲げられるであろう。そのように行う場合に、それらは、一次包装３００の上部に関連してインサートのための位置付け手段として作用することができる。一次包装３００の形状はインサート２００が下向きにスライドすることを妨げ、複数のタブ２０６と組み合わせてインサート２００は、輸送中及び貯蔵中に損傷からそれらを保護するなどの、インサート２００が一次包装を局在化するその最終的な目的を達成することができるように高精度で局在化するであろう。図３はここで参照されたものより多くの参照符号を含むが、それらの参照符号が図１及び図２にも示される。

図４は、図３の配置構成の側面図である。一次包装３００はカートンボトルとして示されており、開封装置３０４と、プラスチックから製造された肩部分３０２と、紙芯に積層されたプラスチック層を有する紙芯に基づいた包装ラミネートから形成された本体部分３０６と、を有する。このことは単なる例示ではなく、本願の二次包装がプラスチック、ＰＥＴ、ガラスなどから製造されたボトルなどの他の容器のために使用されてもよいことは明らかである。トレイ１００は、この例において、それらがすべてトレイ上に載置するので、横方向においてそれらの動きを制限することによって、且つ一次包装の底部を位置合わせすることによって、一次包装を局在化するであろう。他の実施形態において、局在化効果の１つのみが採用されてもよく、トレイが省略されるさらなる他の実施形態において、局在化効果が他の手段によって、例えばシュリンクラップによって達成されることができる。

図４を考慮すると、シュリンクラップ４００などのラップは指し示される。このシュリンクラップ４００は、複数のタブ２０６の自由端を局在化し、それによって、そのようなものとしてインサート２００を局在化するであろう。同じ効果は、例えば、第１のトレイの上にさらなるトレイ１００を配置することによって、又は、閉鎖蓋を有する段ボール箱（示されていない）内に一次包装３００を配置することによって、達成されることができる。このことは、トレイからインサートを製造する開示方法が依然として有益であるけれども、本願の二次包装にとって、インサート２００がトレイと組み合わせて必ずしも使用されなくてもよいことを強調する。

二次包装のための適切な材料はボール紙又は類似の材料であり、ラップのために、シュリンクラップとして一般的に使用された任意の材料は使用されてもよい。

当業者にとって技術的範囲全体内でそれを実行することを可能にするために、本願開示が本願発明の２〜３つの例示を説明する目的を有することは認識されるべきである。あらゆる可能な実施形態及び使用形態が開示されていないとの事実は、それらが有することができる形態において、特許請求の範囲によってのみ規定される本願開示の技術的範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。例えば、複数のタブの開示された位置は多くの効果をもたらす。このことは、オリジナルのタブの代わりに又はそのオリジナルのタブと組み合わせて、他の位置に配置された１つ又は複数のタブが同じ効果の一部をもたらすことができる事実を取り除かない。ボール紙が明確に述べている唯一の材料であるとの事実は、適切な性質を有する他の材料を使用する可能性を取り除かない。「適切な性質」は、この態様において、剛性、固さ、耐久性、費用などについて言及する。さらに、図面は６つの一次包装を有する例のみを図示しているが、３つ、４つ、５つ、６つ、７つ、８つ、９つなどの一次包装を有する例を特許請求の範囲から排除しない。

さらに、個々の特徴が複数のクレームに含まれることができるけれども、それらは可能に有利に組み合わされることができ、複数のクレームにおける包含は、複数の特徴の組み合わせが実現可能ではなく、かつ／又は有利ではないことを暗示していない。さらに、単数の参照は、複数を排除しない。「ａ」、「ａｎ」、「第１の」、「第２の」などの用語は、複数個を除外しない。特許請求の範囲における参照符号は明確な例として提供されており、特許請求の範囲を任意の方法で限定するものとして解釈されないであろう。

１００ 原材料、トレイ
２００ インサート
１０２、１０４、１０６、１０８ サブパネル
２００ インサート
２０２ 中央本体
２０４ 凹部
２０６ タブ
３００ 一次包装
３０４ 開封装置
３０６ 本体部分
４００ シュリンクラップ

Claims (12)

1. トレイ及びインサートを備えている二次包装であって、
   前記トレイは一次包装の下端を局在化するように構成されており、
   前記インサートは前記一次包装の上端を局在化するように構成されており、
   前記インサートは前記トレイのカットアウト材料から形成される、二次包装。
2. 前記インサートは、前記一次包装の上端を局在化するための複数の凹部を備える、請求項１に記載の二次包装。
3. 前記インサートは前記インサートとワンピースで形成された複数のタブを備えており、
   前記複数のタブは自由端を有し、前記インサートと回動可能に関連している、請求項１又は２に記載の二次包装。
4. 前記複数のタブは、前記一次包装の上端を局在化するための複数の凹部内に配置される、請求項３に記載の二次包装。
5. 前記複数のタブは使用位置で前記一次包装を係合するように位置付けられる、請求項４に記載の二次包装。
6. 前記複数のタブは、前記一次包装の開封装置のネック部を係合するように位置付けられる、請求項５に記載の二次包装。
7. ボール紙から製造される、請求項１〜６のいずれか一項に記載された二次包装。
8. 二次包装内に使用するためのインサートであって、前記インサートは、一次包装の上端を局在化するための複数の凹部と、前記一次包装の前記上端に関連して前記インサートを局在化するための複数の回動可能なタブとを備えている、インサート。
9. 一次包装の下端を局在化するためのトレイと一次包装の上端を局在化するためのインサートとを備える二次包装を提供する方法であって、
   前記方法は、
   原材料の一片を提供するステップと、
   前記インサートを前記原材料から切断し、それ故に前記原材料内にカットアウトを形成するステップと、
   前記カットアウトを備える前記原材料の領域から前記トレイから形成するステップと、
   を備える、方法。
   
10. 後続の分離のために、輸送ステップにおいて前記トレイの前記カットアウトにおいて前記インサートを維持するステップを備える、請求項９に記載の方法。
11. 前記トレイから前記インサートを分離するステップを備える、請求項９又は１０に記載された方法。
12. 前記二次包装が請求項１〜７のいずれか一項に開示された種類の二次包装である、請求項９、１０、又は１１に記載の方法。

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