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JP2016525912A - 物体、特に体肢の円周を測定する装置 - Google Patents

物体、特に体肢の円周を測定する装置 Download PDF

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Abstract

本願は、物体、特に体肢の円周を反復測定する装置であって、第1長手方向を有し、物体に沿って、特に体肢に沿って載置されるように配置されてスライドを規定する第1の長手方向目盛り付き測定エレメント(2)と、長手方向に対して略垂直な平面にそれぞれ位置付けられる遠位側ストラップ(3)及び近位側ストラップ(4)と、スライドと係合し、第2の長手方向目盛り付き測定エレメントに連結されるスライダ(5)であって、スライドを通過させる穴を有し、遠位側ストラップと近位側ストラップとの間に位置付けられるスライダとを備える。

Description

本発明は、物体、特に体肢の円周を反復測定する装置であって、
第1長手方向を有し、物体に沿って、特に体肢に沿って固定されるように配置されてスライドを規定する第1の長手方向目盛り付き測定エレメントと、
長手方向に対して略垂直な平面においてそれぞれ取り付けられる遠位側ストラップ及び近位側ストラップと、
スライドと協働し、第2の長手方向目盛り付き測定エレメントに接続されるスライダであって、スライド通路オリフィスを有し、遠位側ストラップと近位側ストラップとの間に位置付けられるスライダとを備える装置に関する。
腕や脚といった体肢の円周の測定は、例えば、リンパ浮腫、すなわち間質組織におけるリンパ液の貯留に伴う身体の一部のむくみを治療するための理学療法治療のプロファイル及び監視のために特に推奨されている。そのようなむくみは、リンパ管を構成するリンパアンギオン(分節)が損傷したり機能しなくなったりしたとき(原発性リンパ浮腫)や、リンパ管と細胞が損傷又は閉塞した場合及びリンパ節を取り除いた後(続発性リンパ浮腫)に現れる。
より具体的には、続発性リンパ浮腫は、例えば、事故や手術、重篤感染症、放射線治療又は他の原因によって起こる損傷又は外傷の結果である。
このむくみは、基本的に上肢及び下肢、例えば腕や足、脚、大たい及び手に関連しているが、首や腹部、背中又は胸部といった身体の他の部位に生じることもある。なお、上肢の続発性リンパ浮腫は、脇の下にある神経節の除去(アブレーション)からなる、乳がんに対する腋窩の外科的治療によって主に生じる。
リンパ浮腫(原発性又は続発性に係わらず)に必要な治療の程度を判断するためには、その発達を監視しなければならない。一例として、上肢の続発性リンパ浮腫を考えると、乳がんのケア及び治療のための診療ガイドライン(非特許文献1)では、上腕の円周を、中手指節関節、手首、外側上顆点(肘)の10cm下方及び15cm上方の4つの点で測定することが推奨されている。これら4つの点の一つで2度の測定間における円周の差が2cmを超えると、リンパ浮腫の治療が正当化される。リンパ浮腫を有する体肢(例えば右腕)と、リンパ浮腫を有さない対応する体肢(例えば左腕)との間における円周の差が2cmを超えることも、そのむくみに対して治療を行う必要があることを示す。
従って、リンパ浮腫の治療が適用可能かどうかを決定できるように、同じ位置において体肢の円周の定期的な測定を行うことを可能とする装置又は医療機器が要である。具体的には、誤差の範囲を約数ミリメートルまで、好ましくは約5mm未満まで、更に好ましくは約2mm未満まで小さくする必要があるため、正確且つ確実な測定が可能な測定ツールが必要である。
体肢の円周を測定することは、骨格筋量の低下を見たり、その発達を監視したりするためにも指摘されている。筋量のそのような低下(あるいは、筋肉量の損失)は、例えば、筋萎縮症(横紋筋繊維の萎縮及び/又は消失)やサルコペニア(老年症候群)、ミオパチー(神経筋疾患)によるものである。これらの病変は、監視、特に理学療法での治療が必要であり、その間、考慮すべき筋肉を備える体肢の円周の正確な測定は必須である。ここでも同様に、体肢の円周の発達は、所定の長さの時間をあけて同じ場所で行った2度の測定を比較することによって、あるいは、「健康な」体肢の円周と、筋量が低下した(筋肉量を損失した)対応する体肢の円周とを比較することによって監視できる。
体肢の円周を測定することは、ダイエットの後や、体肢の改善が期待される抗脂肪沈着治療の間の筋量の低下を見るためにも指摘されている。
体肢の円周を測定することは、筋量の増加が期待される又は望まれる強化トレーニングプログラムの一部として、トレーニング中の筋量の変化を見るためにも指摘されている。
勿論、体肢の円周の変化を生じさせるあらゆる他の状況や病変が本発明の範囲に該当することは理解されよう。
更に、National Institute for Health and Disability Insurance(INAMI)(国立健康障害保健局)の指導では、施術者(医師、理学療法士等)に対して、むくみが生じた又は筋量の低下を患っている体肢に沿って4cm毎に測定を行うよう薦めている。従って、膨大な回数の測定を行わなければならず、そのため、一度体肢に沿って位置付けるだけで、確実、迅速、正確且つ再現可能に体肢に沿って一定の間隔で測定を行ったり測定値を読んだりすることを可能にする測定ツールをもつ必要がある。
リンパ浮腫測定装置は、例えば特許文献1により知られている。特許文献1には、一連のセグメントにより形成されたテレスコピックルーラ(伸長可能)を備え、2つの連続するセグメントがその目盛り付きルーラの近位端から遠位端までより小さい断面を有する測定装置が開示されている。更に、この装置は、測定を行う必要のある体肢に沿ってテレスコピックルーラが載置されるように、体肢の両端において又は体肢の2つの離間した領域において装置に固定されるように設計された遠位側ストラップ及び近位側ストラップを備える。この先行文献に記載された装置によれば、スライダを用いて目盛り付き伸縮ルーラのセグメントに沿って移動可能な目盛り付き摺動ストリップを使用して、円周の測定を行うことができる。この摺動ストリップを体肢の一部分の周囲に巻き付けることによって、目盛り付きテレスコピックルーラの目盛りにより決められる体肢上の正確な位置において、その考慮すべき部分の円周を決めることが可能である。
残念ながら、伸縮ルーラを備えた体肢の円周を測定するこのような装置は、そのルーラを構成するセグメントが、互いに対して取り付けられるように十分な剛性を有している必要がある。そのような剛性は、特許文献1の装置によれば必須であり、そのため、如何なる状況に直面しても測定が正確となるように、密着状態を確保しながら、すなわち、体肢に沿った表面の皮膚に対して密着させながら、全ての病変に応じて体肢の全てに沿ってそのような測定装置を載置することが難しい。実際、目盛り付きルーラの剛性によって、装置を載置することが難しくなり、例えば、対象の体肢のまさにその形態や浮腫の存在のために同じ体肢であっても湾曲(肘や膝等)及び/又は隆起及び/又はむくみがあると、その体肢に対してそれに沿って適用することが更に難しくなる。
更に、ルーラの異なるセグメントが、可変の断面を有する、すなわち、1つのセグメントから次のセグメントまでの長さがルーラの近位端から遠位端に近づくにつれて小さくなるような連続する断面を有するため、目盛り付き摺動ストリップを移動させることを可能とするスライダは、セグメントのうち最も広いものと係合可能な開口又は通路オリフィスを必ず有する必要がある。その結果、スライダが、最も広いセグメントの幅よりも小さい幅を有するセグメントに位置付けられると、目盛り付きルーラのそのスライダとセグメントとの間に、ある「遊び」又は「浮き」が観察され、これによりあらゆる測定が近似値となり不正確となる。事実、そのような「遊び」又は「浮き」は、約1〜数センチメートルの測定不正確性を生じ、スライダが、目盛り付きルーラにより規定される軸線に対して傾斜した位置となる傾向があり、これは、必然的に、行われた測定が不正確であることを暗に示すことになる。しかしながら、リンパ浮腫等の病変を治療するか否かの決定は、体肢の円周の約2cmという小さな変化に基づいて行われるため、約1センチメートルでもそのような不正確性は全く許容できない。
更に、テレスコピックルーラは、必然的に、長さに関して制限がある。実際、測定装置を手頃なサイズに維持するために、テレスコピックセグメントの数が過剰になってはいけない。テレスコピックセグメントの数が過剰になると、入れ子の数が多すぎたり、重なりの数が多すぎたりするようになり、最終的に装置がかさばって取り扱いづらくなる可能性がある。結果として、装置は、比較的長い体肢に沿って、例えば、脚等の下肢に沿って固定できる必要があるが、これは、ルーラの第1のセグメントが、サイズ又は幅の小さい他のテレスコピックセグメントを受容できるように十分に広い必要があることを意味する。第1のセグメントのそのような幅は、体肢に沿った測定装置の正確な位置付けを妨げる可能性があるため、問題となりうる。
英国特許公報第2,452,256号明細書
Clinical practice guidelines for the care and treatment of breast cancer, Canadian Medical Association Journal
本発明は、対象の体肢が短いか長いか、湾曲及び/又は隆起を有するか否かに係わらず、その対象の体肢における任意の位置で、迅速、正確、確実且つ再現可能な測定を行うことを可能とする、体肢の円周を測定する装置を提供することにより、技術水準の欠点を埋め合わせることを目的とする。更に、本発明は、扱いやすく軽量でそれほどかさばらない手頃なサイズを有し、例えば、衣類のポケットに容易に収納できる測定装置を提供することも目的とする。これは、患者を診るために部屋から部屋へ、あるいはオフィスから他のオフィスへ移動する医療専門家が、その作業着のポケットに機器を頻繁に収納する医療分野において明らかな利点である。
技術水準のこれらの問題を解決するために、本発明は、本文献の冒頭で示したような、物体、特に体肢の円周の反復測定装置において、スライドが、その長さ全体に亘って一定の断面を有する可撓性スライドであり、通路オリフィスが4つの壁部により画成され、それら4つの壁部のうち少なくとも2つが互いに対して平行であり、且つ、それら4つの壁部がそれぞれ、第1長手方向に対して垂直な平面において第2の長手方向目盛り付き測定エレメントを取り付けられるように、スライドに沿うスライダのための案内壁部を形成していることを特徴とする反復測定装置を提供する。
本発明により推奨されるそのような装置は特に有利であり、対象の体肢が湾曲及び/又は隆起を有するか否かに係わらず、任意の体肢における任意の位置で、迅速、正確、再現可能且つ確実にその体肢の円周を測定することを可能にする。
実際、本発明によれば、少なくとも1つのスライダが、一定の断面を有するスライドを画成する第1の目盛り付き測定エレメントを近接して且つ垂直に追従するように配置されるため、如何なる状況下においても体肢の円周の正確な測定が可能となる。これは、スライダの通路オリフィスが4つの壁部により制限され、それら4つの壁部のうち少なくとも2つが互いに対して平行であり、且つ、それら4つの壁部がそれぞれ、第1長手方向に対して垂直な平面において第2の長手方向目盛り付き測定エレメントを取り付けられるように、スライドに沿うスライダのための案内壁部を形成していることにより可能となる。そして、スライドは、スライダの正しい(veritable)ガイド(パイロット)として働くことができ、スライダそれ自体が第2の測定エレメントを案内し、その結果、第2の測定エレメントは、第1の目盛り付き測定エレメントに対して(すなわち、スライドに対して)鉛直方向に垂直となり、連続的にその垂直性を維持しながらそれに沿って長手方向に移動できる。
更に、第1の目盛り付き測定エレメント(又はスライド)は、可撓性材料で作られるため、体肢が隆起及び/又は窪みを有していても、皮膚に対して直接、その長さ全体に亘って完璧にその体肢に沿って固定することができる。更に、第1の目盛り付き測定エレメントは、可撓性材料から形成・製造されるため、容易に巻き取る且つ/又は折り曲げることができ、その大きさを最小限に抑えることが可能となり、また、収納、搬送及び取り扱いが容易となる。
本発明の意味内において、「可撓性」、「可撓性スライド」又は「可撓性材料で作られるスライド」という用語は、スライドが、円周を測定すべき物体又は体肢の表面を密接に接触して追従するのを可能とする可撓性を有することを指す。また、この可撓性は、スライドの折り曲げ、湾曲又は巻き取りを可能とする。しかしながら、本発明の意味内において、この可撓性は、スライドの幅が可撓性を有してスライドが略平坦を維持できなくなるのを避けるため、過剰であってはならない。例えば、本発明の意味内における「可撓性」は、スライドの体肢に沿った載置中にそのスライドを変形させうるような程度の弾性に繋がってはならない。
従って、本発明によれば、対象の体肢やその対象の体肢の位置に係わらず、あらゆる状況下で正確・確実且つ再現可能な体肢の円周の測定を行うことができる。これは、本発明に係る測定装置が、第1の目盛り付き測定エレメントの可撓性により、体肢の表面を完璧に追従するのを可能とするだけではなく、スライドのための通路オリフィスが4つの壁部により規定され、それら4つの壁部のうち少なくとも2つが互いに対して平行であり、且つ、それら4つの壁部がそれぞれ、第1長手方向に対して垂直な平面において第2の長手方向目盛り付き測定エレメントを取り付けられるように、スライドに沿うスライダのための案内壁部を形成しているスライダの物性により、第1の目盛り付き測定エレメントに対する第2の目盛り付き測定エレメントの垂直性を確保することを可能にするためである。そのように、同時に正確、確実且つ再現可能な体肢の円周の測定は、あらゆる誤差の範囲を排除するのに必須である。そのような誤差の範囲は、診断を歪め、治療を開始する(又は開始を止める)前の意思決定手段としての体肢の円周の測定のまさにその原理に対して疑問を投げかけうるものだからである。
好ましくは、本発明に係る測定装置において、スライド及び/又は第2の目盛り付き測定エレメントは、巻き取ることができる。例えば、スライド及び/又は第2の目盛り付き測定エレメントは、縫合分野で使用されるような高い引張強さを有する可撓性プラスチック材料又は紙で作られたテープメジャーの形態を想定することができ、これにより、これらの測定テープを手動で、又は、例えばリターンスプリングを備える自動巻取システムを使用して自動的に巻き取ることが可能となる。スライド及び/又は第2の目盛り付き測定エレメントを巻き取ることによって、使用していないときの測定装置の大きさを最小限に抑えることができ、これにより、測定装置を比較的コンパクトな形態で収納し容易に搬送することが可能となる。更に、スライド及び/又は第2の目盛り付き測定エレメントを巻き取ることができるということにより、オペレータは、測定を行う際、実際に必要な分だけをほどくことだけでよく、スライド及び/又は第2の目盛り付き測定エレメントの使用しない部分は巻き取られたままで比較的コンパクトとなり、オペレータの移動を邪魔することがない。
好ましくは、本発明に係る測定装置において、スライド及び/又は第2の目盛り付き測定エレメントは、例えばS字形状に折り畳むことができる。スライドをそのように折り畳むと、上述のようなものと同じ利点が利用できる。
本発明に係る測定装置は、複数のスライダを備えると有利である。本発明によれば、スライドには、スライダを好きな数だけ追加できる。スライド上に幾つかのスライダが利用可能な場合、1人以上のオペレータが同時に幾つかの測定を行うことでき、特に、例えば脚など比較的長さの長い身体の一部において数センチの間隔毎に定期的な測定を行う必要がある場合に、時間を節約することが可能となる。任意に、スライドの位置付けのために体肢に沿って3つ以上の連結点が必要であれば、追加のストラップをスライダに接続してもよい。
好ましくは、本発明に係る測定装置において、近位側ストラップは、スライダに、又は、第2の目盛り付き測定エレメントが接続されたもの以外のスライドに接続され、近位側ストラップが取り外し可能又は不可能である。近位側ストラップがスライドに接続されている場合その位置は固定であるが、第2の目盛り付き測定エレメントが接続されたもの以外のスライダに接続されている場合は、その位置は可変となり、それを対象の体肢に連結する位置又は領域を正確に選択することが可能となり有利である。近位側ストラップをスライド又はスライダから取り外すことができると、使用していないときの測定装置の大きさを最小限に抑えることが可能となり、また、対象の体肢に応じて長さ又は幅の小さい又は大きいものが必要である場合には、近位側ストラップを変更することが可能となる。
本発明に係る測定装置において、スライダの通路オリフィスが、スライドの断面と同様の断面を有すると有利である。スライド及びスライダの通路オリフィスの断面が略同様であると、そのように同様な断面は、スライダの通路オリフィスを規定する4つの壁部がスライドと密着することを意味するため、第1長手方向に対して垂直な平面における第2の測定エレメントの垂直性がより良好となる。
好ましくは、本発明に係る測定装置において、スライドは、十分な引張強さを有する可撓性材料、例えば可撓性プラスチック又は紙で作られたスライドである。
好ましくは、本発明によれば、第1及び/又は第2の測定エレメント並びに遠位側ストラップ及び/又は近位側ストラップは、可塑化されたキャンバス型(plasticized canvas type)の材料で作られる。
本発明に係る測定装置において、スライダに接続された第2の測定エレメントが取り外し可能であると有利である。例えば、第2の測定エレメントは、スライダ上に位置するメス部材が固定される連結システムのオス部材の形態の連結手段を備えることができる。それは、Velcro(登録商標)型の連結手段や他の種類の適切な連結手段であってもよい。第2の測定エレメントをスライダから取り外すことができると、使用していないときの測定装置の大きさを最小限に抑えることが可能となり、また、例えば、対象の体肢に応じて長さ又は幅の小さい又は大きい測定エレメントが必要である場合には、測定エレメントを変更することが可能となる。
好ましくは、本発明に係る測定装置において、遠位側ストラップは、スライドに、又は、第2の目盛り付き測定エレメントが接続されたもの以外のスライダに接続され、遠位側ストラップは取り外し可能又は不可能である。遠位側ストラップがスライドに接続されている場合その位置は固定であるが、第2の目盛り付き測定エレメントが接続されたもの以外のスライダに接続されている場合は、その位置は可変となり、それを対象の体肢に固定する位置又は領域を正確に選択することが可能となり有利である。遠位側ストラップをスライド又はスライダから取り外すことができると、使用していないときの測定装置の大きさを最小限に抑えることが可能となり、また、対象の体肢に応じて長さ又は幅の小さい又は大きいものが必要である場合には、遠位側ストラップを変更することが可能となる。
例えば、本発明によれば、近位側ストラップ及び/又は遠位側ストラップは、再利用可能なColson(登録商標)型のカラー、すなわち、閉じた後に開くことができるカラーである。それは、使い捨てのColson(登録商標)型のカラー、すなわち、閉じることしかできないカラーであってもよい。この場合、円周を測定した物体の周囲に載置された測定装置を取り外すためには、そのカラーを切断する必要がある。
本発明に係る測定装置において、遠位側ストラップ及び/又は近位側ストラップが、第1及び第2端部を有する目盛り付き又は非目盛り付きの長手方向ストリップであり、第1及び第2端部のそれぞれが、閉じ手段が設けられるとともに開位置及び閉位置を有し、開位置が、第1及び第2端部が互いに対して離間した位置であり、閉位置が、長手方向ストリップの第1端部が第2端部上に折り曲げられた位置であるようにすると有利である。
好ましくは、本発明に係る測定装置において、閉じ手段は、プレスボタン、プッシュボタン、及び、例えばVelcro(登録商標)型の自己グリップ手段からなる群から選択される。そのような閉じ手段は、単純な引っ張り動作又は押し込み動作で迅速に開閉できるため、特に実用的である。勿論、任意の他の種類の適切な閉じ手段も本発明によって包含されることは理解されよう。
本発明によれば、スライドの延在方向においてそのゼロ目盛りを越えて延在する追加の目盛り付き又は非目盛り付きの長手方向部分を、遠位側ストラップが接続されるスライドの端部に更に備えると有利である。そのような追加の部分の存在によって、遠位側ストラップによりゼロ目盛りの正確な視認が妨げられないようにしながら、ゼロ目盛りの上流側に、スライダを使用して又は使用することなく、遠位側ストラップの載置が可能になる。更に、この追加の部分によって、ゼロ目盛りの上流側において、追加のストラップ又は任意の他の連結エレメント及び/又は追加の測定エレメントを将来的に載置することが可能となる。この追加の部分自体が、その追加の部分により延長されたスライドからスライダが「外れる」のを防止するストップを構成する取り外し可能又は取り外し不可能な端部片によって延長されてもよい。
本発明によれば、測定装置は、遠位側ストラップ及び/又は近位側ストラップをブロックするシステムを更に備えると有利である。そのようなブロッキングシステム(又はブレーキシステム)の存在によって、第1の測定エレメントの位置を確実に維持しながら、一定の間隔で行われる測定の精度を向上させることが可能となり、その第1の測定エレメントに沿って、第2の長手方向目盛り付き測定エレメントに接続された一連のスライダを移動させることができる。勿論、遠位側及び/又は近位側ストラップのそのようなブロッキングを行うことを可能にする任意の種類のブロッキングシステムも本発明の一部であることは理解されたい。
好ましくは、本発明によれば、第2の目盛り付き測定エレメントを巻取器型装置と組み合わせてその内部に収納するようにした場合、その巻取器型装置の重量は、約10〜50g、好ましくは約25〜30g、好ましくは約20gである。事実、巻取器型装置が、行われる測定の正確性を確保することが可能な一定のけん引を重力下で発揮するために、そのような重量が適切であることが判明している。実際、第2の目盛り付き測定エレメントに対して発揮されるそのけん引力によって、確実に、第2の目盛り付き測定エレメントを変形させないようにするとともに、第1の測定エレメントに対して正確に位置付けることができる。その結果、物体の円周の測定中、誤差の恐れを最小限に抑えられる。
本発明によれば、スライダが第1の測定エレメントに沿って存在する場合、及び、第1の測定エレメントが巻取器に巻き取られてその内部に収納される場合、第1の測定エレメント及びスライダの両方が同じ巻取器内に同時に収容されるように配置されると有利である。
好ましくは、本発明によれば、第2の測定エレメントには、第1の測定エレメントに接続されていないその端部において、取り外し可能又は取り外し不可能な端部片が設けられ、その端部片が、第2の目盛り付き測定エレメントにより形成される平面に対して垂直な方向において上方に延出する第1の対の突起、及び/又は、第2の目盛り付き測定エレメントにより形成されるものと同じ平面において実質的に外方に延出する第2の対の突起を備える。これは、一方で、第1の対の突起が、物体の円周の測定中、係合する第2の測定エレメントの部分のためのガイドを形成するため、特に有利である。実際、そのようなガイドによって、第2の測定エレメントをその突起に対して横方向に支えることが可能になり、物体の円周の測定中に第2の測定エレメントの他の部分に重ねられる第2の測定エレメントの部分の横方向の移動を回避しながら、行われる測定の正確性を確保することが可能になる。他方で、第2の対の突起は、ゼロ目盛りに対応する基準面を形成して、測定値を取る際、測定された物体の円周の値を容易に且つ正確に読み取ることを可能とする。
本発明に係る一実施例において、第1の対の突起は、第2の目盛り付き測定エレメントに向けて配向された湾曲自由端を有することができる。これにより、物体の円周を測定する際、第2の測定エレメントの部分がその第2の測定エレメントの他の部分に重ねられた状態を確実に維持することが可能になる。
本発明に係る、体の一部の円周を測定する装置の他の実施例は、添付の特許請求の範囲において示される。
また、本発明は、物体、特に体肢の円周を測定するキットであって、
第1長手方向を有し、スライドを規定し、身体の一部に沿って固定されるように配置された少なくとも1つの第1の目盛り付き測定エレメントと、
複数の第2の目盛り付き測定エレメントと、
4つの壁部により規定された通路オリフィスを有する複数のスライダであって、4つの壁部のうちが互いに対して平行であり、且つ、4つの壁部がそれぞれ、第1長手方向に対して垂直な平面において少なくとも1つの第2の長手方向目盛り付き測定エレメントを取り付けられるように、スライドに沿うスライダのための案内壁部を形成するスライダと、
複数のストラップと
を備えるキットに関する。
体肢の円周を測定するそのようなキットは、迅速且つ容易に組み立てることができて上述のような体肢の円周を測定する装置となる少数のエレメントを備える。本発明の基本的な要素の全てを含むこのキットは、小型であり、作業着(例えば、研究用エプロン)のポケットのフォーマット以下のフォーマットを有する箱に容易に収めることができる。
本発明に係る、体の一部の円周を測定するキットの他の実施例は、添付の特許請求の範囲において示される。
本発明の他の特徴、詳細及び利点は、添付の図面を参照して以下に非限定のものとして提供される説明から明らかとなろう。
本発明に係る、組み立てられた形態の、身体の一部の円周を測定する装置の第1実施例の線図である。 図1aにおいて破線の円で示す領域についての、本発明に係るスライダの詳細側面図である。 本発明に係る、完全に組み立てられた形態の、身体の一部の円周を測定する装置の他の実施例の線図である。 本発明に係る、体の一部の円周を測定するキットの一例の線図である。 目盛り付き測定エレメントの一端に存在させることのできる端部片を示す図である。 目盛り付き測定エレメントの一端に存在させることのできる端部片を示す別の図である。
図において、同一又は同様の要素には、同じ参照符号を付している。
図1aは、組み立てられた形態の、体肢の円周を測定する測定装置1の第1実施例を示す。この測定装置1は、第1の長手方向目盛り付き測定エレメント又はスライド2を備える。これは、例えば、縫合分野で使用されるような高い引張強さを有する可撓性プラスチック若しくは紙、又は、物体若しくは体肢の全長に密着して追従させることを可能とする物性を有する任意の他の材料で作られたテープメジャーとすることができる。このスライド2は、そのスライド2の通路オリフィス(図1bに符号5’で示す)を有するスライダ5のためのガイドを構成する。第2の長手方向目盛り付き測定エレメント6が、例えば、スライダ5上に存在する連結手段(図1bに符号5’’で示す)に取り付けられることにより、スライダ5に接続されている。連結手段5’’(図1bを参照)によって、第2の長手方向目盛り付き測定エレメント6をスライド2に対して垂直方向に調節することが可能となる。
測定装置1は、スライダ5の両側に位置付けられ第2の目盛り付き測定エレメント6が接続される少なくとも2つのストラップ3,4、より具体的には、スライド2にそれぞれ接続された遠位側ストラップ3及び近位側ストラップ4を更に備える。この第1実施例によれば、遠位側ストラップ3は、例えば接着又は縫合によりスライド2に固定され、近位側ストラップ4は、第2の目盛り付き測定エレメント6が接続されるものと同じ構成を有するスライダ5に接続される。従って、遠位側ストラップ3が固定されている一方、近位側ストラップ4及び第2の目盛り付き測定エレメント6は移動可能であり、スライド2に沿って(双方向矢印で示すように)左右に長手方向に移動させることができる。ストラップ3,4のそれぞれは、第1端部7及び第2端部8を更に備え、第1端部7は、体肢の周囲に位置付けた後そのストラップ3,4を閉じるように、第2端部8上に折り曲げられる。図示するように、ストラップ3,4には幾つかの連結領域9が設けられており、ストラップ3,4を、異なる円周を有する体肢の周りに連結できるようになっている。
両方のストラップ3,4を正確に位置付けしてスライド2が対象の体肢の表面に固定されると、オペレータは、第2の目盛り付き測定エレメント6が垂直に接続されたスライダ5をスライド2に沿って単純に移動させるだけで、任意の間隔で、例えば、2cm毎に、測定を望む回数行うことができる。オペレータが、スライド2の目盛りの一つに対応した位置である円周の測定を行いたい位置に第2の目盛り付き測定エレメント6を移動させた後は、体肢の周りに第2の測定エレメント6を巻き付けるだけで、第2の目盛り付き測定エレメント6のゼロ目盛り10からその上に位置する同じ第2の目盛り付き測定エレメント6の目盛りにより示される測定値に対応する円周を判断することができる。この第1実施例によれば、近位側ストラップ4のみが目盛りを備える。勿論、遠位側ストラップも目盛りを備えてもよく、また、本発明に係る一代替実施例では、ストラップ3,4のいずれも目盛りを有さない。
図1bは、本発明に係るスライダ5を、その側方から詳細に示す。スライダ5は、4つの壁部a,b,c及びdにより画成された通路オリフィス5’を有し、壁部のそれぞれは、スライド2の長手方向に対して垂直な平面において第2の長手方向目盛り付き測定エレメント6を取り付けられるように、スライド2に沿うスライダ5のための案内壁部を形成している。
図2は、組み立てられた形態の、身体の一部の円周を測定する装置1の他の実施例を示す。この図は、図1に記載されたものと同じエレメントをコピーしている。しかしながら、この追加の実施例によれば、本実施例の測定装置1は、3つの追加のスライダ5を備え、そのうちの1つが遠位側ストラップ3に接続され、1つが追加の第2の目盛り付き測定エレメント6’に接続され、1つがどのエレメントにも接続されていない。従って、図示のように、2本のストラップ3,4の両方を別々のスライダ5に接続させることが可能であり、スライド2に沿って長手方向且つ垂直に(双方向矢印で示すように)左右に移動させることができる。図2はまた、第2の目盛り付き測定エレメント6,6’が、ゼロ目盛り10を備える端部を、スライド2の上端に沿うように(第2の目盛り付き測定エレメント6’の場合)、又は、スライド2の上端を越えるように(第2の目盛り付き測定エレメント6の場合)異ならせて有することができることも示している。エレメントが接続されていないスライダ5は、例えば、追加のストラップ、又は、第2の追加の目盛り付き測定エレメントを接続させることができる。この第2実施例によれば、第2の目盛り付き測定エレメント6及びスライド2はいずれも、自動又は手動の巻取システム11を用いて巻き取ることができる測定エレメントである。巻取システム11は、例えば、リターンスプリングと、手動で作動させることのできるブレーキとを備える。勿論、第2の目盛り付き測定エレメント6’を、そのような巻取装置11に接続させてもよい。
図2に係るこの実施例は、以下の点で特に有利である。つまり、スライダに接続された全てのエレメントをそこから取り外すと、本例に係る測定装置を分解した後、オペレータは、2つのストラップ3,4と、巻取装置11に巻き取ることができ5つのスライダを備えるスライド2と、一方(6)が巻取装置11に巻き取ることができ、他方(6’)が例えばS字形状に折り畳むことができる2つの第2の目盛り付き測定エレメントとを持つことになる。スライド2を巻き取った後、それと協働するスライダ5がそこに位置付けられた状態を保持できるように、取り外し可能又は取り外し不可能な端部片12をスライド2の端部に設けて、スライダ5をブロックすることでそれがスライド2から「外れる」ことがないようにするストップを形成してもよい。この端部片12を取り外し可能とすることによって、必要であれば、追加の測定エレメント6のためのスライダ5を追加することが可能となる。
図3は、本発明に係る身体の一部の円周を測定するキットを示す。このキットは、第1の目盛り付き測定エレメント2と、複数のスライダ5(幾つかはスライド2上に位置付けられ、他はスライド2上に位置付けられていない)と。2つの第2の目盛り付き測定エレメント6,6’(一方がS字形状に折り畳まれ、他方が巻取装置に巻き取られている)と、2つのストラップ3,4とを[備える]。勿論、本発明に係るキットは、この例に限定されることは全くなく、備える所定のエレメントの個数が異なるキットも、本発明の切り離せない部分である。
図4a及び4bは、第1の目盛り付き測定エレメント2が接続されていない端部に、取り外し可能又は取り外し不可能な端部片12が設けられた第2の目盛り付き測定エレメント6を示す。端部片12は、第2の目盛り付き測定エレメント6により形成される平面に対して垂直な方向において上方に延出する第1の対の突起13,13’と、第2の目盛り付き測定エレメント6により形成されるものと同じ平面において実質的に外方に延出する第2の対の突起14,14’とを備える。
勿論、本発明は、上述の実施例に限定されることは全くなく、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく変形を行うことができる。

Claims (13)

  1. 物体、特に体肢の円周を反復測定する装置(1)であって、
    第1長手方向を有し、前記物体に沿って、特に前記体肢に沿って固定されるように配置されてスライド(2)を規定する第1の長手方向目盛り付き測定エレメント(2)と、
    前記長手方向に対して略垂直な平面においてそれぞれ取り付けられる遠位側ストラップ(3)及び近位側ストラップ(4)と、
    前記スライド(2)と協働し、第2の長手方向目盛り付き測定エレメント(6)に接続されるスライダ(5)であって、スライド通路オリフィス(5’)を有し、前記遠位側ストラップ(3)と前記近位側ストラップ(4)との間に位置付けられるスライダ(5)とを備える装置(1)において、
    前記スライド(2)が、その長さ全体に亘って一定の断面を有する可撓性スライドであり、
    前記通路オリフィス(5’)が4つの壁部により画成され、前記4つの壁部のうち少なくとも2つが互いに対して平行であり、且つ、前記4つの壁部がそれぞれ、前記第1長手方向に対して垂直な平面において前記第2の長手方向目盛り付き測定エレメント(6)を取り付けられるように、前記スライド(2)に沿う前記スライダ(5)のための案内壁部を形成していることを特徴とする装置(1)。
  2. 前記スライド(2)及び/又は前記第2の目盛り付き測定エレメント(6)を巻き取ることができることを特徴とする、請求項1に記載の測定装置(1)。
  3. 前記スライド(2)及び/又は前記第2の目盛り付き測定エレメント(6)を、例えばS字形状に、折り畳むことができることを特徴とする、請求項1に記載の測定装置(1)。
  4. 複数のスライダ(5)を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の測定装置(1)。
  5. 前記近位側ストラップ(4)が、前記スライド(2)に、又は、前記第2の目盛り付き測定エレメント(6)が接続されたもの以外のスライダ(5)に接続され、前記近位側ストラップ(4)が取り外し可能又は不可能であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の測定装置(1)。
  6. 前記スライダ(5)の前記通路オリフィス(5’)が、前記スライド(2)の断面と同様の断面を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の測定装置(1)。
  7. 前記スライド(2)が、十分な引張強さを有する可撓性材料、例えば可撓性プラスチック又は紙で作られたスライドであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の測定装置(1)。
  8. 前記スライダ(5)に接続された前記第2の測定エレメント(6)が取り外し可能であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の測定装置(1)。
  9. 前記遠位側ストラップ(3)が、前記スライド(2)に、又は、前記第2の目盛り付き測定エレメント(6)が接続されたもの以外のスライダ(5)に接続され、前記遠位側ストラップ(3)が取り外し可能又は不可能であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の測定装置(1)。
  10. 前記遠位側ストラップ(3)及び/又は前記近位側ストラップ(4)が、第1端部(7)及び第2端部(8)を有する目盛り付き又は非目盛り付きの長手方向ストリップであり、前記第1端部(7)及び第2端部(8)のそれぞれが、閉じ手段(9)が設けられるとともに開位置及び閉位置を有し、前記開位置が、前記第1端部(7)及び第2端部(8)が互いに対して離間した位置であり、前記閉位置が、前記長手方向ストリップの前記第1端部(7)が前記第2端部(8)上に折り曲げられた位置であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の測定装置(1)。
  11. 前記閉じ手段(9)が、プレスボタン、プッシュボタン、及び、例えばVelcro(登録商標)型の自己グリップ手段からなる群から選択されることを特徴とする、請求項10に記載の測定装置(1)。
  12. 前記第2の測定エレメント(6)には、前記第1の測定エレメント(2)に接続されていないその端部において、取り外し可能又は取り外し不可能な端部片(12)が設けられ、該端部片(12)が、前記第2の目盛り付き測定エレメント(6)により形成される平面に対して垂直な方向において上方に延出する第1の対の突起(13,13’)、及び/又は、前記第2の目盛り付き測定エレメント(6)により形成されるものと同じ平面において実質的に外方に延出する第2の対の突起(14,14’)を備えることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の測定装置(1)。
  13. 物体、特に体肢の円周を測定するキットであって、
    第1長手方向を有し、スライドを規定し、身体の一部に沿って固定されるように配置された少なくとも1つの第1の目盛り付き測定エレメント(2)と、
    複数の第2の目盛り付き測定エレメント(6)と、
    4つの壁部により規定されたスライダ通路オリフィス(5’)を有する複数のスライダ(5)であって、前記4つの壁部のうち少なくとも2つが互いに対して平行であり、且つ、前記4つの壁部がそれぞれ、前記第1長手方向に対して垂直な平面において前記少なくとも1つの第2の長手方向目盛り付き測定エレメント(6)を取り付けられるように、前記スライド(2)に沿う前記スライダ(5)のための案内壁部を形成するスライダ(5)と、
    複数のストラップ(3,4)と
    を備えるキット。
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