図1は、ソーシャルネットワーキング・システムに関連付けられている例示的なネットワーク環境100を示している。ネットワーク環境100は、ネットワーク110によって互いにつながっているクライアント・システム130、ソーシャルネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170を含む。図1は、クライアント・システム130、ソーシャルネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110の特定の構成を示しているが、本開示は、クライアント・システム130、ソーシャルネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110の任意の適切な構成を想定している。限定ではなく、例として、クライアント・システム130、ソーシャルネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170のうちの複数は、ネットワーク110を迂回して、互いに直接つながることが可能である。別の例として、クライアント・システム130、ソーシャルネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170のうちの複数は、物理的にまたは論理的に、全体としてまたは部分的に互いに同一場所に配置されることが可能である。その上、図1は、特定の数のクライアント・システム130、ソーシャルネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110を示しているが、本開示は、任意の適切な数のクライアント・システム130、ソーシャルネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110を想定している。限定ではなく、例として、ネットワーク環境100は、複数のクライアント・システム130、ソーシャルネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110を含むことができる。
本開示は、任意の適切なネットワーク110を想定している。限定ではなく、例として、ネットワーク110の1つまたは複数の部分は、アド・ホック・ネットワーク、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイヤレスLAN(WLAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、ワイヤレスWAN(WWAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、インターネットの一部分、公衆交換電話網(PSTN)の一部分、セルラー電話ネットワーク、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。ネットワーク110は、1つまたは複数のネットワーク110を含むことができる。
リンク150は、クライアント・システム130、ソーシャルネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170を通信ネットワーク110に、または互いに接続することができる。本開示は、任意の適切なリンク150を想定している。特定の実施形態においては、1つまたは複数のリンク150は、1つもしくは複数の有線リンク(たとえば、デジタル・サブスクライバ・ライン(DSL)もしくはデータ・オーバ・ケーブル・サービス・インタフェース仕様(DOCSIS)など)、ワイヤレス・リンク(たとえば、Wi−Fiもしくはワールドワイド・インターオペラビリティー・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WiMAX)など)、または光リンク(たとえば、同期光ネットワーク(SONET)もしくは同期デジタル階層(SDH)など)を含む。特定の実施形態においては、1つまたは複数のリンク150はそれぞれ、アド・ホック・ネットワーク、イントラネット、エクストラネット、VPN、LAN、WLAN、WAN、WWAN、MAN、インターネットの一部分、PSTNの一部分、セルラー・テクノロジーベースのネットワーク、衛星通信テクノロジーベースのネットワーク、別のリンク150、または複数のそのようなリンク150の組合せを含む。リンク150は、ネットワーク環境100の全体を通じて必ずしも同じである必要はない。1つまたは複数の第1のリンク150は、1つまたは複数の点において1つまたは複数の第2のリンク150とは異なることが可能である。
特定の実施形態においては、クライアント・システム130は、クライアント・システム130によって実装またはサポートされる適切な機能を実行することができる、ハードウェア、ソフトウェア、もしくは組み込みロジック・コンポーネント、または複数のそのようなコンポーネントの組合せを含む電子デバイスであることが可能である。限定ではなく、例として、クライアント・システム130は、デスクトップ・コンピュータ、ノートブック・コンピュータもしくはラップトップ・コンピュータ、ネットブック、タブレット・コンピュータなどのコンピュータ・システム、eブック・リーダ、GPSデバイス、カメラ、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルド電子デバイス、セルラー電話、スマートフォン、その他の適切な電子デバイス、またはそれらの任意の適切な組合せを含むことができる。本開示は、任意の適切なクライアント・システム130を想定している。クライアント・システム130は、クライアント・システム130のネットワーク・ユーザがネットワーク110にアクセスすることを可能にすることができる。クライアント・システム130は、自分のユーザがその他のクライアント・システム130のその他のユーザと通信することを可能にすることができる。
特定の実施形態においては、クライアント130は、MICROSOFT INTERNET EXPLORER、GOOGLE CHROME、またはMOZILLA FIREFOXなどのウェブ・ブラウザ132を含むことができ、1つまたは複数のアドオン、プラグイン、またはTOOLBARもしくはYAHOO TOOLBARなどのその他の拡張を有することができる。クライアント・システム130のユーザは、ウェブ・ブラウザ132を特定のサーバ(サーバ162、またはサードパーティ・システム170に関連付けられているサーバなど)へ導くユニフォーム・リソース・ロケータ(URL)またはその他のアドレスを入力することができ、ウェブ・ブラウザ132は、ハイパー・テキスト転送プロトコル(HTTP)要求を生成して、そのHTTP要求をサーバに通信することができる。サーバは、そのHTTP要求を受け入れて、そのHTTP要求に応答して1つまたは複数のハイパー・テキスト・マークアップ言語(HTML)ファイルをクライアント・システム130に通信することができる。クライアント・システム130は、ユーザに提示するためにサーバからのHTMLファイルに基づいてウェブページをレンダリングすることができる。本開示は、任意の適切なウェブページ・ファイルを想定している。限定ではなく、例として、ウェブページは、特定のニーズに従って、HTMLファイル、拡張可能ハイパー・テキスト・マークアップ言語(XHTML)ファイル、または拡張可能マークアップ言語(XML)ファイルからレンダリングすることができる。そのようなページは、限定ではなく、例として、JAVASCRIPT(登録商標)、JAVA(登録商標)、MICROSOFT SILVERLIGHTで書かれたスクリプトなどのスクリプト、AJAX(Asynchronous JAVASCRIPT(登録商標) and XML)などのマークアップ言語とスクリプトの組合せなどを実行することもできる。本明細書においては、ウェブページへの参照は、適切な場合には、(そのウェブページをレンダリングするためにブラウザが使用することができる)1つまたは複数の対応するウェブページ・ファイルを含み、その逆もまた同様である。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、オンライン・ソーシャル・ネットワークをホストすることができるネットワークアドレス可能なコンピューティング・システムであることが可能である。ソーシャルネットワーキング・システム160は、たとえば、ユーザプロフィール・データ、コンセプトプロフィール・データ、ソーシャルグラフ情報、またはオンライン・ソーシャル・ネットワークに関連したその他の適切なデータなどのソーシャルネットワーキング・データを生成すること、格納すること、受け取ること、および送信することが可能である。ソーシャルネットワーキング・システム160は、ネットワーク環境100のその他のコンポーネントによって直接、またはネットワーク110を介してアクセスされることが可能である。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のサーバ162を含むことができる。それぞれのサーバ162は、単一のサーバ、または複数のコンピュータもしくは複数のデータセンターにわたる分散サーバであることが可能である。サーバ162は、限定ではなく、例として、ウェブ・サーバ、ニュース・サーバ、メール・サーバ、メッセージ・サーバ、広告サーバ、ファイル・サーバ、アプリケーション・サーバ、Exchangeサーバ、データベース・サーバ、プロキシ・サーバ、本明細書において記述されている機能もしくはプロセスを実行するのに適している別のサーバ、またはそれらの任意の組合せなど、さまざまなタイプのものであることが可能である。特定の実施形態においては、それぞれのサーバ162は、サーバ162によって実装またはサポートされる適切な機能を実行するためのハードウェア、ソフトウェア、もしくは組み込みロジック・コンポーネント、または複数のそのようなコンポーネントの組合せを含むことができる。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム164は、1つまたは複数のデータ・ストア164を含むことができる。データ・ストア164は、さまざまなタイプの情報を格納するために使用されることが可能である。特定の実施形態においては、データ・ストア164内に格納されている情報は、特定のデータ構造に従って編成されることが可能である。特定の実施形態においては、それぞれのデータ・ストア164は、リレーショナルデータベース、カラム型(columnar)データベース、相関(correlation)データベース、または他の適切なデータベースであることが可能である。本明細書は、特定のデータベースを記載または例示していないが、本明細書は、任意の適切なデータベースを想定している。特定の実施形態は、クライアント・システム130、ソーシャルネットワーキング・システム160、またはサードパーティ・システム170が、データ・ストア164内に格納されている情報を管理すること、取り出すこと、修正すること、追加すること、または削除することを可能にするインタフェースを提供することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のソーシャルグラフを1つまたは複数のデータ・ストア164内に格納することができる。特定の実施形態においては、ソーシャルグラフは、複数のノード(複数のユーザ・ノード(それぞれが、特定のユーザに対応している)、または複数のコンセプト・ノード(それぞれが、特定のコンセプトに対応している)を含むことができる)と、ノード同士をつなげる複数のエッジとを含むことができる。ソーシャルネットワーキング・システム160は、オンライン・ソーシャル・ネットワークのユーザに、その他のユーザと通信および対話する能力を提供することができる。特定の実施形態においては、ユーザたちは、ソーシャルネットワーキング・システム160を介してオンライン・ソーシャル・ネットワークに参加し、次いで、自分たちがつながりたいと望むソーシャルネットワーキング・システム160のその他の複数のユーザにつながり(すなわち、関係)を付加することができる。本明細書においては、「友達」という用語は、ユーザがソーシャルネットワーキング・システム160を介して、つながり、関連付け、または関係を形成しているソーシャルネットワーキング・システム160のその他の任意のユーザを指すことができる。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ソーシャルネットワーキング・システム160によってサポートされるさまざまなタイプのアイテムまたはオブジェクトに関してアクションを取る能力をユーザに提供することができる。限定ではなく、例として、それらのアイテムおよびオブジェクトは、ソーシャルネットワーキング・システム160のユーザが属することが可能であるグループもしくはソーシャル・ネットワーク、ユーザが関心を抱く可能性があるイベントもしくはカレンダー・エントリー、ユーザが使用することができるコンピュータベースのアプリケーション、ユーザがサービスを介してアイテムを購入もしくは販売することを可能にするトランザクション、ユーザが実行することができる広告との対話、またはその他の適切なアイテムもしくはオブジェクトを含むことができる。ユーザは、ソーシャルネットワーキング・システム160において、またはサードパーティ・システム170の外部システム(ソーシャルネットワーキング・システム160とは別個のものであって、ネットワーク110を介してソーシャルネットワーキング・システム160に結合されている)によって表されることが可能である任意のものと対話することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、さまざまなエンティティ同士をリンクできることが可能である。限定ではなく、例として、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ユーザたちが互いに対話すること、ならびにサードパーティ・システム170もしくはその他のエンティティからのコンテンツを受け取ることを可能にすることができ、またはユーザたちがアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)もしくはその他の通信チャネルを通じてこれらのエンティティと対話することを可能にすることができる。
特定の実施形態においては、サードパーティ・システム170は、1つもしくは複数のタイプのサーバ、1つもしくは複数のデータ・ストア、1つもしくは複数のインタフェース(APIを含むが、それには限定されない)、1つもしくは複数のウェブ・サービス、1つもしくは複数のコンテンツ・ソース、1つもしくは複数のネットワーク、または(たとえば、サーバが通信することができる)その他の任意の適切なコンポーネントを含むことができる。サードパーティ・システム170は、ソーシャルネットワーキング・システム160を運営しているエンティティとは異なるエンティティによって運営されることが可能である。しかしながら、特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160およびサードパーティ・システム170は、ソーシャルネットワーキング・システム160またはサードパーティ・システム170のユーザにソーシャルネットワーキング・サービスを提供するために互いに連携して機能することができる。この意味において、ソーシャルネットワーキング・システム160は、サードパーティ・システム170などのその他のシステムがインターネットを介してソーシャルネットワーキング・サービスおよび機能をユーザに提供するために使用することができるプラットフォーム、またはバックボーンを提供することができる。
特定の実施形態においては、サードパーティ・システム170は、サードパーティ・コンテンツ・オブジェクト・プロバイダを含むことができる。サードパーティ・コンテンツ・オブジェクト・プロバイダは、コンテンツ・オブジェクトの1つまたは複数のソースを含むことができ、それらのソースは、クライアント・システム130に通信されることが可能である。限定ではなく、例として、コンテンツ・オブジェクトは、ユーザにとって関心がある物またはアクティビティに関する情報、たとえば、映画の開始時刻、映画のレビュー、レストランのレビュー、レストランのメニュー、製品の情報およびレビュー、またはその他の適切な情報などを含むことができる。限定ではなく、別の例として、コンテンツ・オブジェクトは、インセンティブ・コンテンツ・オブジェクト、たとえば、クーポン、ディスカウント・チケット、ギフト券、またはその他の適切なインセンティブ・オブジェクトを含むことができる。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160はまた、ユーザによって生成されたコンテンツ・オブジェクトを含み、それらのコンテンツ・オブジェクトは、ソーシャルネットワーキング・システム160とのユーザの対話を高めることができる。ユーザによって生成されたコンテンツは、ユーザがソーシャルネットワーキング・システム160に付加、アップロード、送信、または「ポスト」することができる任意のものを含むことができる。限定ではなく、例として、ユーザは、クライアント・システム130からソーシャルネットワーキング・システム160へポストを通信する。ポストは、ステータス更新もしくはその他のテキスト・データ、ロケーション情報、写真、ビデオ、リンク、音楽、またはその他の類似したデータもしくはメディアなどのデータを含むことができる。コンテンツは、ニュースフィードまたはストリームなどの「通信チャネル」を通じてサードパーティによってソーシャルネットワーキング・システム160に付加されることも可能である。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、さまざまなサーバ、サブシステム、プログラム、モジュール、ログ、およびデータ・ストアを含むことができる。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ウェブ・サーバ、アクション・ロガー、API要求サーバ、関連性およびランキング・エンジン、コンテンツ・オブジェクト分類子、通知コントローラ、アクション・ログ、サードパーティ・コンテンツ・オブジェクト露出ログ、推測モジュール、認可/プライバシー・サーバ、検索モジュール、広告ターゲティング・モジュール、ユーザインタフェース・モジュール、ユーザプロフィール・ストア、つながりストア、サードパーティ・コンテンツ・ストア、またはロケーション・ストアのうちの1つまたは複数を含むことができる。ソーシャルネットワーキング・システム160は、適切なコンポーネント、たとえば、ネットワーク・インタフェース、セキュリティー・メカニズム、ロード・バランサ、フェイルオーバ・サーバ、管理およびネットワークオペレーション・コンソール、その他の適切なコンポーネント、またはそれらの任意の適切な組合せを含むこともできる。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ユーザ・プロフィールを格納するための1つまたは複数のユーザプロフィール・ストアを含むことができる。ユーザ・プロフィールは、たとえば、経歴情報、人口統計学的情報、挙動情報、ソーシャルな情報、またはその他のタイプの記述的情報、たとえば、職業経験、学歴、趣味もしくは好み、関心、親密度、またはロケーションを含むことができる。関心情報は、1つまたは複数のカテゴリに関連した関心を含むことができる。カテゴリは、一般的または具体的であることが可能である。限定ではなく、例として、ユーザが、あるブランドの靴に関する記事に対して「いいね!」を表明した場合には、カテゴリは、そのブランド、または「靴」もしくは「衣類」という一般的なカテゴリであることが可能である。ユーザに関するつながり情報を格納するために、つながりストアが使用されることが可能である。つながり情報は、類似のもしくは共通の職業経験、グループ・メンバーシップ、趣味、学歴を有しているか、または何らかの形で関連しているか、もしくは共通の属性を共有しているユーザ同士を示すことができる。つながり情報は、さまざまなユーザおよびコンテンツ(内部および外部の両方)の間におけるユーザ定義のつながりを含むこともできる。ネットワーク110を介してソーシャルネットワーキング・システム160を1つもしくは複数のクライアント・システム130または1つもしくは複数のサードパーティ・システム170にリンクさせるために、ウェブ・サーバが使用されることが可能である。ウェブ・サーバは、ソーシャルネットワーキング・システム160と、1つまたは複数のクライアント・システム130との間においてメッセージを受け取って回送するためにメール・サーバまたはその他のメッセージング機能を含むことができる。API要求サーバは、サードパーティ・システム170が、1つまたは複数のAPIを呼び出すことによってソーシャルネットワーキング・システム160からの情報にアクセスすることを可能にすることができる。ソーシャルネットワーキング・システム160の上のまたは外のユーザのアクションに関してウェブ・サーバから通信を受け取るために、アクション・ロガーが使用されることが可能である。アクション・ログとともに、サードパーティコンテンツ・オブジェクトへのユーザの露出についてのサードパーティコンテンツオブジェクト・ログが保持されることが可能である。通知コントローラは、コンテンツ・オブジェクトに関する情報をクライアント・システム130に提供することができる。情報は、通知としてクライアント・システム130へ押し出されることが可能であり、または情報は、クライアント・システム130から受け取られた要求に応答してクライアント・システム130から引き出されることが可能である。ソーシャルネットワーキング・システム160のユーザの1つまたは複数のプライバシー設定を実施するために、認可サーバが使用されることが可能である。ユーザのプライバシー設定は、ユーザに関連付けられている特定の情報がどのように共有されることが可能であるかを特定する。認可サーバは、ユーザが、たとえば、適切なプライバシー設定を設定することなどによって、自分のアクションをソーシャルネットワーキング・システム160によって記録されること、またはその他のシステム(たとえば、サードパーティ・システム170)と共有されることのオプトインまたはオプトアウトを行うことを可能にすることができる。サードパーティ・システム170などのサードパーティから受け取られたコンテンツ・オブジェクトを格納するために、サードパーティコンテンツオブジェクト・ストアが使用されることが可能である。ユーザに関連付けられているクライアント・システム130から受け取られたロケーション情報を格納するために、ロケーション・ストアが使用されることが可能である。広告価格設定モジュールが、ソーシャルな情報、現在時刻、ロケーション情報、またはその他の適切な情報を組み合わせて、関連がある広告を、通知の形式でユーザに提供することができる。
図2は、例示的なソーシャルグラフ200を示している。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のソーシャルグラフ200を1つまたは複数のデータ・ストア内に格納することができる。特定の実施形態においては、ソーシャルグラフ200は、複数のノード(複数のユーザ・ノード202、または複数のコンセプト・ノード204を含むことができる)と、ノード同士をつなげる複数のエッジ206とを含むことができる。図2において示されている例示的なソーシャルグラフ200は、教示上の目的から、2次元のビジュアル・マップ表示で示されている。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160、クライアント・システム130、またはサードパーティ・システム170は、適切なアプリケーションに関してソーシャルグラフ200および関連したソーシャルグラフ情報にアクセスすることができる。ソーシャルグラフ200のノードおよびエッジは、データ・オブジェクトとして、たとえば(ソーシャルグラフ・データベースなどの)データ・ストア内に格納されることが可能である。そのようなデータ・ストアは、ソーシャルグラフ200のノードまたはエッジの1つまたは複数の検索可能なまたはクエリ可能なインデックスを含むことができる。
特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202は、ソーシャルネットワーキング・システム160のユーザに対応することができる。限定ではなく、例として、ユーザは、ソーシャルネットワーキング・システム160と、またはソーシャルネットワーキング・システム160を介して対話または通信する個人(人間のユーザ)、エンティティ(たとえば、企業、ビジネス、もしくはサードパーティ・アプリケーション)、または(たとえば、個人もしくはエンティティの)グループであることが可能である。特定の実施形態においては、あるユーザがソーシャルネットワーキング・システム160とのアカウントに登録した場合には、ソーシャルネットワーキング・システム160は、そのユーザに対応するユーザ・ノード202を作成し、そのユーザ・ノード202を1つまたは複数のデータ・ストア内に格納することができる。本明細書において記述されているユーザおよびユーザ・ノード202は、適切な場合には、登録されているユーザ、および登録されているユーザに関連付けられているユーザ・ノード202を指すことができる。追加として、または代替として、本明細書において記述されているユーザおよびユーザ・ノード202は、適切な場合には、ソーシャルネットワーキング・システム160に登録されていないユーザを指すことができる。特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202は、ユーザによって提供された情報、またはソーシャルネットワーキング・システム160を含むさまざまなシステムによって収集された情報に関連付けられることが可能である。限定ではなく、例として、ユーザは、自分の名前、プロフィール画像、連絡先情報、生年月日、性別、婚姻状況、家族状況、勤務先、学歴、好み、関心、またはその他の人口統計学的情報を提供することができる。特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202は、ユーザに関連付けられている情報に対応する1つまたは複数のデータ・オブジェクトに関連付けられることが可能である。特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202は、1つまたは複数のウェブページに対応することができる。
特定の実施形態においては、コンセプト・ノード204は、コンセプトに対応することができる。限定ではなく、例として、コンセプトは、場所(たとえば、映画館、レストラン、ランドマーク、もしくは都市など)、ウェブサイト(たとえば、ソーシャルネットワーク・システム160に関連付けられているウェブサイト、もしくはウェブアプリケーション・サーバに関連付けられているサードパーティ・ウェブサイトなど)、エンティティ(たとえば、人、企業、グループ、スポーツ・チーム、もしくは有名人など)、ソーシャルネットワーキング・システム160内に、もしくはウェブアプリケーション・サーバなどの外部サーバ上に配置されることが可能であるリソース(たとえば、オーディオ・ファイル、ビデオ・ファイル、デジタル写真、テキスト・ファイル、構造化されたドキュメント、もしくはアプリケーションなど)、物的もしくは知的財産(たとえば、彫塑、絵画、映画、ゲーム、曲、アイディア、写真、もしくは執筆作品など)、ゲーム、アクティビティ、アイディアもしくは理論、別の適切なコンセプト、または複数のそのようなコンセプトに対応することができる。コンセプト・ノード204は、ユーザによって提供されたコンセプトの情報、またはソーシャルネットワーキング・システム160を含むさまざまなシステムによって収集された情報に関連付けられることが可能である。限定ではなく、例として、コンセプトの情報は、名前もしくはタイトル、1つもしくは複数のイメージ(たとえば、本の表紙のイメージ)、ロケーション(たとえば、住所もしくは地理的ロケーション)、(URLに関連付けられることが可能である)ウェブサイト、連絡先情報(たとえば、電話番号もしくはEメール・アドレス)、その他の適切なコンセプト情報、またはそのような情報の任意の適切な組合せを含むことができる。特定の実施形態においては、コンセプト・ノード204は、コンセプト・ノード204に関連付けられている情報に対応する1つまたは複数のデータ・オブジェクトに関連付けられることが可能である。特定の実施形態においては、コンセプト・ノード204は、1つまたは複数のウェブページに対応することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャルグラフ200内のノードは、ウェブページ(「プロフィール・ページ」と呼ばれる場合もある)を表すこと、またはウェブページによって表されることが可能である。プロフィール・ページは、ソーシャルネットワーキング・システム160によってホストされること、またはソーシャルネットワーキング・システム160にとってアクセス可能であることが可能である。プロフィール・ページは、サードパーティ・サーバ170に関連付けられているサードパーティ・ウェブサイト上にホストされることも可能である。限定ではなく、例として、特定の外部ウェブページに対応するプロフィール・ページは、その特定の外部ウェブページであることが可能であり、そのプロフィール・ページは、特定のコンセプト・ノード204に対応することができる。プロフィール・ページは、その他のユーザのうちのすべてまたは選択されたサブセットによって閲覧できることが可能である。限定ではなく、例として、ユーザ・ノード202は、対応するユーザプロフィール・ページを有することができ、そのユーザプロフィール・ページにおいては、対応するユーザが、コンテンツを付加すること、言明を行うこと、またはその他の形で自分自身を表現することが可能である。限定ではなく、別の例として、コンセプト・ノード204は、対応するコンセプトプロフィール・ページを有することができ、そのコンセプトプロフィール・ページにおいては、1人または複数のユーザが、特にコンセプト・ノード204に対応するコンセプトに関連して、コンテンツを付加すること、言明を行うこと、または自分自身を表現することが可能である。
特定の実施形態においては、コンセプト・ノード204は、サードパーティ・システム170によってホストされているサードパーティ・ウェブページまたはリソースを表すことができる。サードパーティ・ウェブページまたはリソースは、数ある要素の中でも、コンテンツ、選択可能なもしくはその他のアイコン、または、アクションもしくはアクティビティを表す(たとえば、JAVASCRIPT(登録商標)、AJAX、もしくはPHPコードで実装されることが可能である)その他の対話可能なオブジェクトを含むことができる。限定ではなく、例として、サードパーティ・ウェブページは、「いいね!」、「チェックイン」、「食べる」、「推奨する」、または別の適切なアクションもしくはアクティビティなどの選択可能なアイコンを含むことができる。サードパーティ・ウェブページを閲覧しているユーザは、それらのアイコンのうちの1つ(たとえば、「食べる」)を選択することによってアクションを実行して、クライアント・システム130に、そのユーザのアクションを示すメッセージをソーシャルネットワーキング・システム160へ送信させることができる。そのメッセージに応答して、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ユーザに対応するユーザ・ノード202と、サードパーティ・ウェブページまたはリソースに対応するコンセプト・ノード204との間においてエッジ(たとえば、「食べる」エッジ)を作成して、エッジ206を1つまたは複数のデータ・ストア内に格納することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャルグラフ200内の1対のノードが、1つまたは複数のエッジ206によって互いにつながることが可能である。1対のノードをつなげるエッジ206は、それらの1対のノードの間における関係を表すことができる。特定の実施形態においては、エッジ206は、1対のノードの間における関係に対応する1つまたは複数のデータ・オブジェクトまたは属性を含むことまたは表すことが可能である。限定ではなく、例として、第1のユーザは、第2のユーザが第1のユーザの「友達」であるということを示すことができる。この表示に応答して、ソーシャルネットワーキング・システム160は、「友達要求」を第2のユーザに送信することができる。第2のユーザがその「友達要求」を承認した場合には、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ソーシャルグラフ200内で第1のユーザのユーザ・ノード202を第2のユーザのユーザ・ノード202につなげるエッジ206を作成して、エッジ206をソーシャルグラフ情報としてデータ・ストア24のうちの1つまたは複数の中に格納することができる。図2の例においては、ソーシャルグラフ200は、ユーザ「A」のユーザ・ノード202と、ユーザ「B」のユーザ・ノード202との間における友達関係を示すエッジ206と、ユーザ「C」のユーザ・ノード202と、ユーザ「B」のユーザ・ノード202との間における友達関係を示すエッジとを含む。本開示は、特定のユーザ・ノード202同士をつなげる特定の属性を伴う特定のエッジ206を記述している、または示しているが、本開示は、ユーザ・ノード202同士をつなげる任意の適切な属性を伴う任意の適切なエッジ206を想定している。限定ではなく、例として、エッジ206は、友達関係、家族関係、ビジネスもしくは雇用関係、ファン関係、フォロワー関係、ビジター関係、サブスクライバ関係、上下関係、互恵的関係、非互恵的関係、別の適切なタイプの関係、または複数のそのような関係を表すことができる。その上、本開示は一般に、ノード同士をつながっているものとして記述しているが、本開示はまた、ユーザ同士またはコンセプト同士をつながっているものとして記述している。本明細書においては、つながっているユーザ同士またはコンセプト同士への言及は、適切な場合には、1つまたは複数のエッジ206によってソーシャルグラフ200内でつながっているそれらのユーザ同士またはコンセプト同士に対応するノード同士を指すことができる。
特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間におけるエッジ206は、ユーザ・ノード202に関連付けられているユーザによって、コンセプト・ノード204に関連付けられているコンセプトに対して実行された特定のアクションまたはアクティビティを表すことができる。限定ではなく、例として、図2において示されているように、ユーザは、コンセプトに対して「いいね!を表明すること」、「通うこと」、「プレイすること」、「聴くこと」、「料理すること」、「勤務すること」、または「観ること」を行った可能性があり、それらのそれぞれは、エッジタイプまたはサブタイプに対応することができる。コンセプト・ノード204に対応するコンセプトプロフィール・ページは、たとえば、選択可能な「チェックイン」アイコン(たとえば、クリック可能な「チェックイン」アイコンなど)、または選択可能な「お気に入りに追加」アイコンを含むことができる。同様に、ユーザがこれらのアイコンをクリックした後に、ソーシャルネットワーキング・システム160は、それぞれのアクションに対応するユーザのアクションに応答して「お気に入り」エッジまたは「チェックイン」エッジを作成することができる。限定ではなく、別の例として、あるユーザ(ユーザ「C」)が、特定のアプリケーション(オンライン音楽アプリケーションであるSPOTIFY)を使用して特定の曲(「イマジン」)を聴く場合がある。このケースにおいては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、そのユーザに対応するユーザ・ノード202と、その曲およびアプリケーションに対応するコンセプト・ノード204との間において、(図2に示されているような)「聴いた」エッジ206および「使用した」エッジを作成して、そのユーザがその曲を聴いてそのアプリケーションを使用したということを示すことができる。その上、ソーシャルネットワーキング・システム160は、その曲に対応するコンセプト・ノード204と、そのアプリケーションに対応するコンセプト・ノード204との間において、(図2に示されているような)「再生した」エッジ206を作成して、その特定の曲がその特定のアプリケーションによって再生されたということを示すことができる。このケースにおいては、「再生した」エッジ206は、外部アプリケーション(SPOTIFY)によって外部オーディオ・ファイル(「イマジン」という曲)に関して実行されたアクションに対応する。本開示は、ユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204とをつなげる特定の属性を伴う特定のエッジ206について記述しているが、本開示は、ユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204とをつなげる任意の適切な属性を伴う任意の適切なエッジ206を想定している。その上、本開示は、単一の関係を表すユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間におけるエッジについて記述しているが、本開示は、1つまたは複数の関係を表すユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間におけるエッジを想定している。限定ではなく、例として、エッジ206は、ユーザが特定のコンセプトに対して「いいね!」を表明しているということ、およびその特定のコンセプトを使用したということの両方を表すことができる。あるいは、別のエッジ206は、(図2において、ユーザ「E」を表すユーザ・ノード202と、「SPOTIFY」を表すコンセプト・ノード204との間において示されているような)ユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間におけるそれぞれのタイプの関係(または、単一の関係が複数集まったもの)を表すことができる。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ソーシャルグラフ200内でユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間においてエッジ206を作成することができる。限定ではなく、例として、(たとえば、ユーザのクライアント・システム130によってホストされているウェブ・ブラウザまたは専用のアプリケーションを使用することなどによって)コンセプトプロフィール・ページを閲覧しているユーザは、「いいね!」アイコンをクリックまたは選択することにより、コンセプト・ノード204によって表されているコンセプトを自分が気に入っているということを示すことができ、その「いいね!」アイコンをクリックまたは選択することは、ユーザのクライアント・システム130に、そのコンセプトプロフィール・ページに関連付けられているそのコンセプトをそのユーザが気に入っているということを示すメッセージをソーシャルネットワーキング・システム160へ送信させることができる。そのメッセージに応答して、ソーシャルネットワーキング・システム160は、そのユーザとコンセプト・ノード204との間における「いいね!」エッジ206によって示されているように、そのユーザに関連付けられているユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間においてエッジ206を作成することができる。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、エッジ206を1つまたは複数のデータ・ストア内に格納することができる。特定の実施形態においては、エッジ206は、特定のユーザ・アクションに応答してソーシャルネットワーキング・システム160によって自動的に形成されることが可能である。限定ではなく、例として、第1のユーザが、画像をアップロードすること、映画を観ること、または曲を聴くことを行った場合には、エッジ206は、第1のユーザに対応するユーザ・ノード202と、それらのコンセプトに対応するコンセプト・ノード204との間において形成されることが可能である。本開示は、特定の様式で特定のエッジ206を形成することについて記述しているが、本開示は、任意の適切な様式で任意の適切なエッジ206を形成することを想定している。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、互いについて様々なソーシャルグラフ・エンティティのソーシャルグラフの親密度(本明細書では「親密度」と呼ぶ)を特定できる。親密度は、オンライン・ソーシャルネットワークに関連付けられたユーザ、コンセプト、コンテンツ、アクション、広告、その他のオブジェクト、またはこれらの任意の適切な組合せといった、オンライン・ソーシャルネットワークに関連付けられた特定のオブジェクト間の関係の強さまたは関心のレベルを表す。親密度はまた、サードパーティ・システム170または他の適切なシステムに関連付けられているオブジェクトに関して特定することもできる。各々のユーザ、主題、コンテンツタイプについて、ソーシャルグラフ・エンティティの全体的な親密度を確立できる。全体的な親密度は、ソーシャルグラフ・エンティティに関連付けられたアクションまたは関係の継続的な監視に基づいて変化し得る。本開示は、特定の様式で特定の親密度を特定することについて記述しているが、本開示は、任意の適切な親密度を任意の適切な様式で特定することを想定している。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、親密度係数(本明細書では「係数」と呼ぶ)を用いてソーシャルグラフの親密度を測定または数値化できる。この係数は、オンライン・ソーシャルネットワークに関連する特定のオブジェクト間の関係の強さを表すまたは数値化するものであってもよい。また、この係数は、ユーザが特定のアクションを実行する予想確率を、そのアクションへのユーザの関心度に基づいて測る確率または関数を表すものでもよい。こうすることで、ユーザが将来実行するであろうアクションを、ユーザの過去のアクションに基づいて予測できるようになり、この際、係数の少なくとも一部をユーザのアクションの履歴から算出することができる。係数は、オンライン・ソーシャルネットワークの内外における任意数のアクションを予測するために使用できる。限定ではなく、例として、これらのアクションは、メッセージの送信、コンテンツの投稿、コンテンツへのコメントといった様々なタイプの通信、プロフィールページ、メディア、その他の適切なコンテンツへのアクセスまたは閲覧といった様々なタイプの観察アクション、同一グループに存在する、同一の写真にタグ付けされた、同一のロケーションでチェックインされた、同一のイベントに参加しているといった、2つ以上のソーシャルグラフ・エンティティについての様々なタイプの一致情報、またはその他の適切なアクションを含むことができる。本開示は、特定の様式における親密度の測定について記述しているが、本開示は、任意の適切な様式での親密度の測定を想定している。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は様々なファクタを用いて係数を算出することができる。これらのファクタには、たとえば、ユーザのアクション、オブジェクト間の関係のタイプ、ロケーション情報、その他の適切なファクタ、あるいはこれらの任意の組合せが含まれる。特定の実施形態においては、係数の算出時に、ファクタ毎に重みを変えることができる。各ファクタの重みは静的であってもよいし、あるいは、重みが、例えばユーザ、関係のタイプ、アクションのタイプ、ユーザのロケーションなどに応じて変化してもよい。そのユーザの全体的な係数を特定するために、ファクタの重みに応じてファクタの格付けを組合せることができる。限定ではなく、例として、特定のユーザアクションに格付けと重みを指定でき、一方で、特定のユーザアクションに関連した関係に、格付けおよび相関する重み(たとえば、これにより総重みが100%となる)を指定することができる。特定のオブジェクトに対するユーザの係数を算出するために、ユーザアクションに指定された格付けがたとえば総係数の60%を占め、ユーザとオブジェクト間の関係が総係数の40%を占めるようにすることができる。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、係数の算出に用いる様々なファクタに重みを特定するために様々な変数を考慮でき、この変数には、情報にアクセスしてからの経過時間、減衰ファクタ、アクセス頻度、どの情報がアクセスされたかに関する情報またはオブジェクトとの関係、オブジェクトとつながりのあるソーシャルグラフ・エンティティとの関係、ユーザアクションの短期的または長期的な平均、ユーザフィードバック、その他の適切な変数、あるいはこれらの任意の組合せがある。限定ではなく、例として、係数は、係数算出時に新しいアクションがより強い関連性を持てるようにするために、特定のアクションによって提供された信号の強度を時間と共に減衰させる減衰ファクタを含んでもよい。格付けおよび重みは、係数が基づくアクションの継続的な追跡に基づいて、継続的に更新することができる。各ファクタの格付けと、これらのファクタに指定された重みとを、指定、組合せ、平均化などするために、あらゆるタイプの処理またはアルゴリズムを採用できる。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、過去のアクションおよび過去のユーザ応答を学習させた機械学習アルゴリズム、または、ユーザに様々なオプションを課したり、応答を測定したりして形成したデータを使用して、係数の特定を行うことができる。本開示は、特定の様式での係数の算出について記述しているが、本開示は、任意の適切な様式での係数の算出を想定している。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ユーザのアクションに基づいて係数を算出することができる。ソーシャルネットワーキング・システム160は、オンライン・ソーシャルネットワーク上、サードパーティ・システム170上、その他の適切なシステム上、またはこれらの任意の組合せ上でのこうしたユーザアクションを監視できる。任意の適切なユーザアクションのタイプの追跡または監視が可能である。典型的なユーザアクションには、プロフィールページの閲覧、コンテンツの作成または投稿、コンテンツとの対話、グループへの参加、イベント参加のための名簿記入および参加確認、ロケーションにおけるチェックイン、特定のページへの「いいね!」の表明、ページ作成、およびソーシャルアクションを促進するその他のタスクの実行が含まれる。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、特定タイプのコンテンツでのユーザアクションに基づいて係数を算出できる。このコンテンツは、オンライン・ソーシャルネットワーク、サードパーティ・システム170、またはその他の適切なシステムに関連したものであってもよい。また、コンテンツはユーザ、プロフィールページ、投稿、ニュース記事、ヘッドライン、インスタントメッセージ、チャットルームでの会話、電子メール、広告、写真、ビデオ、音楽、その他の適切なオブジェクト、またはこれらの任意の組合せを含むことができる。ソーシャルネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のアクションが主題、コンテンツ、別のユーザなどへの親密度を示しているかどうかを特定するべく、ユーザのアクションを分析することができる。限定ではなく、例として、ユーザが「コーヒー」またはその応用形に関するコンテンツを頻繁に投稿する場合には、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ユーザが「コーヒー」というコンセプトに関する高い係数を持つと特定することができる。特定のアクションまたはアクションタイプに、他のアクションよりも高い重みおよび格付け、あるいは高い重みまたは格付けを指定することができ、これが算出された総係数に影響を及ぼす。限定ではなく、例として、第1ユーザが第2ユーザに電子メールを送る場合には、このアクションの重みまたは格付けを、第1ユーザが単に第2ユーザのユーザ・プロフィール・ページを閲覧する場合よりも高くすることができる。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、特定のオブジェクト間の関係のタイプに基づいて係数を算出できる。ソーシャルグラフ200を参照すると、ソーシャルネットワーキング・システム160は、係数の算出時に特定のユーザノード202とコンセプト・ノード204を接続するエッジ206の数およびタイプ、あるいは数またはタイプを分析する。限定ではなく、例として、(2人のユーザが夫婦であることを表す)配偶者タイプ・エッジで接続されたユーザノード202に、友達タイプ・エッジで接続されたユーザノード202よりも高い係数を指定できる。言い換えれば、特定ユーザのアクションおよび関係に指定された重みに応じて、ユーザの友達に関するコンテンツよりもユーザの配偶者に関するコンテンツに高い総親密度を特定できる。特定の実施形態においては、ユーザが別のオブジェクトとの間に有する関係は、そのオブジェクトの係数の算出に関するユーザのアクションの重みおよび格付け、あるいは重みまたは格付けに影響する。限定ではなく、例として、コンテンツとのタグイン・タイプ(tagged-in-type)の関係には、コンテンツとの「いいね!」タイプの関係よりも高い重みおよび格付け、あるいは重みまたは格付けが指定されるため、ユーザが第1の写真にタグ付けされたが、単に第2の写真の方を好む場合でも、ソーシャルネットワーキング・システム160は、そのユーザが第2の写真よりも第1の写真に関して高い係数を有すると特定する。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、第1ユーザについての係数を、1人または複数の第2ユーザと特定のオブジェクトとの間の関係に基づいて算出する。言い換えれば、第1ユーザの或るオブジェクトに対する係数は、他のユーザがその同じオブジェクトとの間に有するつながりおよび係数によって影響される。限定ではなく、例として、第1ユーザが1人または複数の第2ユーザとつながっているか、あるいは、第1ユーザが第2ユーザに対して高い係数を有し、この第2ユーザが特定のオブジェクトとつながっているか、またはそのオブジェクトに対して高い係数を有する場合、ソーシャルネットワーキング・システム160は、第1ユーザもその特定のオブジェクトに対して比較的高い係数を有するはずだと特定することができる。特定の実施形態においては、係数は、特定のオブジェクト同士間の隔たり次数に基づいていてもよい。低い係数は、第1ユーザが、ソーシャルグラフ200内で自分と間接的につながっているユーザのコンテンツ・オブジェクトに対する興味を共有する可能性が低いことを表す。限定ではなく、例として、ソーシャルグラフ200内でより接近している(つまり、隔たり次数が低い)ソーシャルグラフ・エンティティ同士は、ソーシャルグラフ200内でより離れているエンティティ同士よりも高い係数を有する。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、係数をロケーション情報に基づいて算出することができる。地理的に近いオブジェクト同士は、互いに離れているオブジェクト同士よりも関連性または興味度が高いと考えられる。特定の実施形態においては、特定のオブジェクトに対するユーザの係数は、ユーザに関連する現在のロケーション(またはユーザのクライアント・システム130のロケーション)までのオブジェクトのロケーションの近接度に基づくものであってもよい。第1ユーザは、自分により近い他のユーザやコンセプトにより強い関心を持つ。限定ではなく、例として、ユーザが空港から1マイル、ガソリンスタンドから2マイル離れた場所にいる場合、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ユーザと空港の近接度に基づき、ユーザがガソリンスタンドよりも空港に対して高い係数を有すると特定することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、係数情報に基づいて、ユーザに関する特定のアクションを実行することができる。係数は、ユーザが特定のアクションを実行するかどうかを、そのアクションへのユーザの興味に基づいて予測するために使用できる。係数は、広告、検索結果、ニュース記事、メディア、メッセージ、通知、その他の適切なオブジェクトといった任意のタイプのオブジェクトを生成するか、またはユーザに提示する時に使用できる。係数はまた、このようなオブジェクトを必要に応じてランク付けまたは順序付けするためにも利用できる。こうすることで、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ユーザの関心および現在の状況に関連した情報を提供できるようになり、ユーザがこうした関心事の情報を見つける可能性を高めている。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、係数情報に基づいてコンテンツを生成する。コンテンツ・オブジェクトは、ユーザに特化した係数に基づいて提供または選択されることができる。限定ではなく、例として、係数はユーザ用のメディアを生成するために使用でき、ここで、ユーザには、ユーザがメディアオブジェクトに対して高い総係数を持ったメディアが提示される。限定ではなく、別の例として、係数は、ユーザ用の広告を生成するために使用でき、ここで、ユーザには、広告されたオブジェクトに対してユーザが高い総係数を持つ広告が提示される。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、検索結果を係数情報に基づいて生成することができる。特定ユーザへの検索結果は、問合せユーザに関連する検索結果に関連付けられた係数に基づいてスコア付けまたはランク付けされてもよい。限定ではなく、例として、係数が高いオブジェクトに対応した検索結果は、検索結果ページ上で、係数が低いオブジェクトに対応した結果よりも上のランクにランク付けされる。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、特定のシステムまたは処理からの係数の要求に応答して係数を算出することができる。所与の状況においてユーザが実行しそうな(あるいは課された)アクションを予測するには、任意の処理が、ユーザに対して算出された係数を要求することができる。要求は、係数の算出に使用するために様々なファクタに使用される重みのセットをさらに含むことができる。この要求は、オンライン・ソーシャルネットワーク上で実行中の処理からのもの、(たとえば、APIまたは他の通信チャネルを介した)サードパーティ・システム170からのもの、別の適切なシステムからのものであってもよい。要求に応答して、ソーシャルネットワーキング・システム160は、係数を算出する(または、係数が既に算出されて格納されている場合には、係数情報にアクセスする)ことができる。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、特定の処理に関する親密度を測定できる。(いずれもオンライン・ソーシャルネットワークの内外での)異なる処理が、特定のオブジェクトまたはオブジェクトのセットについての係数を要求できる。ソーシャルネットワーキング・システム160は、親密度測定を要求した特定の処理に関連する親密度測定を提供することができる。こうすることで、それぞれの処理が、異なるコンテキストに適合された親密度の測定を受信し、これを使用することができる。
ソーシャルグラフの親密度および親密度係数に関連して、特定の実施形態は、2006年8月11日出願の米国特許出願第11/503093号、2010年12月22日出願の米国特許出願第12/977027号、2010年12月23日出願の米国特許出願第12/978265号、2012年10月1日出願の米国特許出願第13/632869号に開示されている1つまたは複数のシステム、コンポーネント、素子、機能、方法、オペレーション、工程を利用できる。上記出願の各々は参照により本明細書に援用されている。
特定の実施形態では、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ソーシャルネットワーキング・システムの1人または複数のユーザの連絡先情報を含むことができる。ソーシャルネットワーキング・システムのユーザに関連付けられた連絡先情報は、例えば、1つまたは複数の名前(たとえば、異なるつづり、ニックネーム、敬称)、1つまたは複数の電話番号(たとえば、モバイル電話番号、固定電話番号、職場の電話番号)、1つまたは複数の電子メールアドレス(たとえば、個人用の電子メールアドレス、仕事用の電子メールアドレス)、1つまたは複数の住所(たとえば、自宅住所、職場の住所、郵便私書箱の住所)、1つまたは複数の関連付けられた会社(たとえば、勤務先、個人ビジネス)、関連付けられた会社における1つまたは複数の部署、関連付けられた会社における1つまたは複数の役職、1つまたは複数のウェブサイト(たとえば、個人のウェブサイト、外部のサードパーティ・ウェブサイトまたはプロフィール)、あるいはインスタントメッセージ・連絡先情報(たとえば、インスタントメッセージ・ユーザ名)を含むことができる。
ユーザに関連付けられた連絡先情報は、任意数の連絡先情報ソースから取得および集約することができる。たとえば、ユーザに関連付けられた連絡先情報は、たとえばソーシャルネットワーキング・システムへの登録時(または、登録後の情報更新時)に、ユーザがソーシャルネットワーキング・システム160に直接入力することができる。ユーザに関連付けられた連絡先情報は、ソーシャルネットワーキング・システムの第2ユーザによって入力されることも可能である。たとえば、ソーシャルネットワーキング・システム160の「ジョー」というユーザは、自分のプロフィールに関連付けられたアドレス帳または連絡先リストを持つことができ、このアドレス帳は友達の連絡先情報を含むことができる。ユーザ「ジョー」は、「サリー」というユーザの連絡先情報を自分のアドレス帳に入力することができ、これにより、この連絡先情報がソーシャルネットワーキング・システム内のユーザ「サリー」と関連付けられる。ユーザに関連付けられた連絡先情報は、ソーシャルネットワーキング・システムによって自動的に特定することも可能である。たとえば、ユーザ「サリー」が、ソーシャルネットワーキング・システムの別のユーザに自分の連絡先情報(たとえば電子メールアドレス)を(たとえば、メッセージ、インスタントメッセージ、チャット、電子メール、投稿によって)通信すると、ソーシャルネットワーキング・システムがこの連絡先情報を(たとえば、「サリー」のプライバシー設定または許可設定に基づいて)自動的に検出し、この連絡先情報を「サリー」と関連付けることができる。ユーザに関連付けられた連絡先情報は、さらに、電話ネットワーク・オペレータ、別のソーシャルネットワーキング・システム、電子メールプロバイダ、連絡先リストまたはアドレス帳(たとえばクライアント・システム130)といった外部またはサードパーティ・システムから、あるいは任意のその他の適切な外部またはサードパーティ・ソースから、ソーシャルネットワーキング・システム160によって取得することができる。例として、ユーザ「サリー」が、ソーシャルネットワーキング・システム160の別のユーザと連絡を取る際に特定の電子メールアドレスまたは電話番号(たとえば、電子メールプロバイダまたは電話ネットワーク・オペレータより取得した情報から、あるいはクライアント・システム130より取得した情報から特定されたもの)を使用する場合、ソーシャルネットワーキング・システムは使用された電子メールアドレスまたは電話番号を自動的に検出し、この連絡先情報を「サリー」と関連付けることができる。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160内のユーザに関連付けられた連絡先情報は、たとえばそのユーザのプライバシー設定または許可設定に基づいて、特定の他のユーザに対してのみ可視となる。例として、ユーザ「ジョー」がユーザ「サリー」の連絡先情報を入力し、この連絡先情報がソーシャルネットワーキング・システム内のユーザ「サリー」に関連付けられると、ユーザ「サリー」のプライバシー設定または許可設定に合致するユーザだけが、ユーザ「ジョー」が入力した連絡先情報を閲覧、あるいはこの連絡先情報にアクセスすることができるようになる。
取得され、集約され、ソーシャルネットワーキング・システム内のユーザに関連付けられた連絡先情報は、1つまたは複数のカテゴリに属する連絡先情報を含むことができる。たとえば、このカテゴリは、先に詳細に述べた任意のタイプの連絡先情報(たとえば、電話番号、電子メールアドレス、住所)であってもよい。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160は、ユーザの連絡先情報のテーブルを含むことができる。テーブルへの各エントリーは、たとえば、ユーザに関連付けられ、ソース(たとえば、サードパーティ・システムまたはクライアント・システム130)から取得された一組の連絡先情報に対応していてもよい。この一組の連絡先情報は、連絡先情報の1つまたは複数のカテゴリ内に、連絡先情報の1つまたは複数のインスタンスを含むことができる。エントリーは、たとえば、関連付けられているユーザの識別子、一組の連絡先情報のソースの識別子(たとえばサードパーティ・システムまたはクライアント・システム130の名称)、連絡先情報の1つまたは複数のカテゴリにおける連絡先情報の1つまたは複数のインスタンス(たとえば、電話番号カテゴリ内の1つまたは複数の電話番号、または電話番号カテゴリ内の1つの電話番号、および、電子メールアドレスカテゴリ内の電子メールアドレス)を含んでもよい。エントリーは、その最新性または関連性に関する情報を含んでもよい。たとえば、エントリーは、エントリーに対応した一組の連絡先情報がサードパーティ・システムまたはクライアント・システム130から受信された時に関する情報、サードパーティ・システムまたはクライアント・システム130内で、エントリーに対応した一組の連絡先情報が最後に更新された時に関する情報、エントリー内の連絡先情報の1つまたは複数のインスタンスが、インスタンスに関連付けられているユーザ、またはソーシャルネットワーキング・システム160内の他のユーザによって、追加された、最後に閲覧された、または最後に更新された時に関する情報、あるいはエントリー内の連絡先情報の1つまたは複数のインスタンスが、ソーシャルネットワーキング・システム160の任意のユーザによって最後に使用された時に関する情報など、を含むことができる。
ソーシャルネットワーキング・システム160のユーザの場合、連絡先情報の1つのカテゴリ内に、ユーザに関連付けられた連絡先情報の複数のインスタンス(潜在的には複数の連絡先情報ソースからのもの)が存在してもよい。たとえば、ユーザ「ジョー」は、複数の潜在的に異なる電話番号に関連付けられることができ、これらの電話番号は異なる連絡先情報ソースからのものであってもよい。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160のユーザについて、連絡先情報のカテゴリ内で、連絡先情報のインスタンスの1つをそのカテゴリのデフォルトの連絡先情報として選択することができる。例として、ユーザ「ジョー」に関連付けられている電話番号の1つを、連絡先情報のその電話番号カテゴリのデフォルトの電話番号として選択することができる。特定の実施形態において、特定のカテゴリ内の第1ユーザに関連付けられたデフォルトの連絡先情報を、第1ユーザとの連絡手段として、ソーシャルネットワーキング・システムの第2ユーザに(たとえば、第1ユーザのプライバシー設定または好みに基づいて)提供することができる。第2ユーザは、特定のカテゴリ内の第1ユーザに関連付けられた連絡先情報の複数のインスタンスの中から(潜在的には複数の連絡先情報ソースから)選択するよう要求されなくてもよい。たとえば、ユーザ「サリー」が、ソーシャルネットワーキング・システム内のユーザ「ジョー」に関連付けられたプロフィールページ上の電話アイコンをクリックすると、「ジョー」に関連付けられているデフォルト電話番号が「サリー」に自動的に提供されることができる(たとえば、デフォルト電話番号自体を「サリー」に提供する、または、「サリー」に代わってこのデフォルト電話番号に自動的に電話をかける)。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160の第1ユーザについて、連絡先情報の全てのカテゴリにわたり、第1ユーザに関連付けられた連絡先情報のインスタンスの1つを第1ユーザのデフォルト連絡先情報として選択することができる。この第1ユーザのデフォルト連絡先情報を、第1ユーザとの連絡手段として、ソーシャルネットワーキング・システムの第2ユーザに(たとえば、第1ユーザのプライバシー設定または好みに基づいて)提供することができる。第2ユーザは、1つまたは複数のカテゴリ内の、第1ユーザに関連付けられている連絡先情報の複数のインスタンスの中から(潜在的には複数の連絡先情報ソースから)選択するよう要求されなくてもよい。例として、ユーザ「ジョー」は、(たとえば、複数の連絡先情報ソースから)1つまたは複数の電話番号、1つまたは複数の住所、1つまたは複数の電子メールアドレスに関連付けられることが可能である。「ジョー」に関連付けられた電子メールアドレスの1つを「ジョー」のデフォルト連絡先情報として選択でき、ユーザ「サリー」が、ソーシャルネットワーキング・システム内の「ジョー」に関連付けられたプロフィールページ上で汎用の連絡先関連アイコン(またはプロフィール写真など)をクリックすると、「ジョー」のデフォルト連絡先情報として選択された電子メールアドレスが「サリー」に自動的に提供される(たとえば、「サリー」にデフォルト電子メールアドレス自体が提供されるか、または、「サリー」に代わってこのデフォルト電子メールアドレス宛ての電子メールを自動的に作成する)。特定の実施形態においては、ユーザに関連付けられたデフォルト連絡先情報は、このデフォルト連絡先情報を含んだテーブルエントリー内のフラグによって示すことができる。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160のユーザに関連付けられている連絡先情報のインスタンスを、ユーザに関連付けられたデフォルト連絡先として選択することは(たとえば、連絡先情報の特定のカテゴリ内で、または連絡先情報の全てのカテゴリにわたり)、連絡先情報のインスタンスを含んだテーブルエントリーの最新性に基づいて行うことができる。たとえば、所与のユーザについて、1つのエントリーは、サードパーティ・システムまたはクライアント・システム130から一番最近受信した一組の連絡先情報に対応していてもよい。このエントリー内で、連絡先情報のインスタンスを、ユーザに関連付けされたデフォルト連絡先情報として選択することができる。別の例として、サードパーティ・システムまたはクライアント・システム130内の一番最近更新された一組の連絡先情報に対応したエントリー内の連絡先情報のインスタンスを、ユーザに関連付けられたデフォルトの連絡先情報として選択することができる。別の例として、インスタンスに関連付けられたユーザが一番最近追加した、一番最近閲覧した、一番最近更新した連絡先情報のインスタンスを、そのユーザのデフォルト連絡先情報として選択することができる。さらに別の例として、ソーシャルネットワーキング・システム160の任意の他のユーザが一番最近追加した、一番最近更新した、一番最近閲覧した、一番最近使用した、第1ユーザに関連付けられている連絡先情報のインスタンスを、第1ユーザのデフォルト連絡先情報として選択することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システム160のユーザに関連付けられている連絡先情報のインスタンスを、ユーザに関連付けられているデフォルト連絡先情報として(たとえば、連絡先情報の特定のカテゴリ内で、または連絡先情報の全てのカテゴリにわたり)選択することは、連絡先情報のインスタンスの関連性に基づいて行うことができる。たとえば、ユーザ「サリー」が、連絡先情報の特定のインスタンスが自分への連絡の好ましい連絡先情報であると表示した場合には(たとえば、ソーシャルネットワーキング・システム160への登録時、または登録後の連絡先情報の更新時に選択することで行う)、その連絡先情報のインスタンスを、「サリー」に関連付けられたデフォルト連絡先情報として選択することができる。同様に、ユーザ「サリー」が、連絡先情報の特定のインスタンスがユーザ「ジョー」への連絡の好ましい連絡先情報であると表示した場合には(たとえば、「ジョー」に最初に連絡する時、または、その後に「ジョー」の連絡先情報を更新する時に選択することで行う)、その連絡先情報のインスタンスを、「ジョー」に関連付けられているデフォルト連絡先情報として選択することができる。本開示は、第1ユーザに関連付けられているデフォルト連絡先情報は、第1ユーザへの連絡を求めているのがどの第2ユーザであるかに応じて異なってもよいことを想定している。たとえば、ユーザ「サリー」は、彼女に電話をかけたい友達用に自宅の電話番号をデフォルト連絡先情報として表示できるが、さらに、彼女に電話をかけたい同僚用に、自分の勤務先の電話番号をデフォルト連絡先情報として表示することもできる。別の例として、「サリー」が、特定の電話番号を「ジョー」に電話するためのデフォルト電話番号として表示している場合でも、「ジョー」は、ソーシャルネットワーキング・システム内で自分に関連付けられた、異なるユーザにそれぞれ潜在的に関連付けられている複数のデフォルト電話番号を有することができる。特定の実施形態においては、ソーシャルネットワーキング・システムは、(たとえば、連絡先情報の特定のカテゴリ内、または連絡先情報の全てのカテゴリにわたり)第1ユーザに関連付けられた連絡先情報のどのインスタンスをデフォルトとして選択するかを、他のユーザのアクティビティに基づいて特定することができる。たとえば、ソーシャルネットワーキング・システムは、第1ユーザに連絡するために他のユーザがどのインスタンスを最も頻繁に使用しているかを特定できる。他のユーザが「サリー」に連絡するために「サリー」の特定の電話番号を最も頻繁に選択し、使用した場合には、この電話番号が、「サリー」に関連付けられたデフォルト電話番号として選択され得る。さらに、「サリー」に関連付けられた連絡先情報のどのインスタンスをデフォルトとして選択するかを特定する上で、「サリー」との親密度が高いユーザのアクティビティに、「サリー」との親密度が低いユーザのアクティビティよりも高い重みを付けることができる。
図3は、デフォルト連絡先情報を選択する方法300の例を示す。この方法は工程310から開始するが、ここでは、ソーシャルネットワーキング・システムの第1ユーザに関連付けられた一組の連絡先情報が、1つまたは複数の連絡先情報ソースから受信される。一組の連絡先情報は、連絡先情報の1つまたは複数のカテゴリ内に、連絡先情報の1つまたは複数のインスタンスを含むことができる。工程320では、連絡先情報の各カテゴリに、連絡先情報のインスタンスの1つが、連絡先情報のそのカテゴリのデフォルトとして選択される。このデフォルトは、ソーシャルネットワーキング・システムの第2ユーザに関連して特定され、第2ユーザがこのデフォルト連絡先を使用して第1ユーザに連絡することができるようにされてもよい。特定の実施形態は、図3の方法の1つまたは複数の工程を必要に応じて繰り返すことができる。本開示は、図3の方法の特定の工程を、特定の順序で追うものとして記述し、示しているが、本開示は、任意の適切な順序を追う図3の方法の任意の適切な工程を想定している。さらに、本開示は図3の方法の特定の工程を実施する特定のコンポーネント、デバイス、システムを記述し、示しているが、本開示は、図3の方法の任意の適切な工程を実施する任意の適切なコンポーネント、デバイス、システムの任意の適切な組合せを想定している。
図4は、例示的なコンピュータ・システム400を示す。特定の実施形態においては、1つまたは複数のコンピュータ・システム400が、本明細書において記述または示された1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を実行する。特定の実施形態においては、1つまたは複数のコンピュータ・システム400は、本明細書で記述または示された機能性を提供する。特定の実施形態においては、1つまたは複数のコンピュータ・システム400上で実行中のソフトウェアは、本明細書で記述または示された1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を実行する、あるいは、本明細書で記述または示された機能性を提供する。特定の実施形態は、1つまたは複数のコンピュータ・システム400の1つまたは複数の部分を含む。本明細書においては、コンピュータ・システムへの言及はコンピューティング・デバイスを包括し、必要に応じて、その逆もまた同様である。さらに、コンピュータ・システムへの言及は、必要に応じて、1つまたは複数のコンピュータ・システムを包括する。
本開示は、任意の適切な数のコンピュータ・システム400を想定している。本開示は、任意の適切な物理的な形態を取るコンピュータ・システム400を想定している。限定ではなく、例として、コンピュータ・システム400は、組み込みコンピュータ・システム、システムオンチップ(SOC)、シングルボード・コンピュータ・システム(SBC)(たとえば、コンピュータオンモジュール(COM)もしくはシステムオンモジュール(SOM)など)、デスクトップ・コンピュータ・システム、ラップトップもしくはノートブック・コンピュータ・システム、インタラクティブ・キオスク、メインフレーム、コンピュータ・システムのメッシュ、モバイル電話、携帯情報端末(PDA)、サーバ、タブレット・コンピュータ・システム、またはこれらのうちの複数の組合せであることが可能である。適切な場合には、コンピュータ・システム400は、1つもしくは複数のコンピュータ・システム400を含むこと、単一型もしくは分散型であること、複数のロケーションにわたること、複数のマシンにわたること、複数のデータセンターにわたること、または、クラウド(1つもしくは複数のネットワーク内の1つもしくは複数のクラウド・コンポーネントを含むことができる)内に常駐することが可能である。適切な場合には、1つまたは複数のコンピュータ・システム400は、本明細書において記述されているまたは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を、実質的な空間上のまたは時間上の制限を伴わずに実行することができる。限定ではなく、例として、1つまたは複数のコンピュータ・システム400は、本明細書において記述されているまたは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程をリアル・タイムで、またはバッチ・モードで実行することができる。1つまたは複数のコンピュータ・システム400は、適切な場合には、本明細書において記述されているまたは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を別々の時点で、または別々のロケーションで実行することができる。
特定の実施形態においては、コンピュータ・システム400は、プロセッサ402、メモリ404、ストレージ406、入力/出力(I/O)インタフェース408、通信インタフェース410、およびバス412を含む。本開示は、特定の数の特定のコンポーネントを特定の構成で有する特定のコンピュータ・システムについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切な数の任意の適切なコンポーネントを任意の適切な構成で有する任意の適切なコンピュータ・システムを想定している。
特定の実施形態においては、プロセッサ402は、コンピュータ・プログラムを構成している命令などの命令を実行するためのハードウェアを含む。限定ではなく、例として、命令を実行するために、プロセッサ402は、内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ404、またはストレージ406から命令を取り出し(またはフェッチし)、それらの命令をデコードして実行し、次いで、1つまたは複数の結果を内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ404、またはストレージ406に書き込むことができる。特定の実施形態においては、プロセッサ402は、データ、命令、またはアドレスのための1つまたは複数の内部キャッシュを含むことができる。本開示は、適切な場合には、任意の適切な数の任意の適切な内部キャッシュを含むプロセッサ402を想定している。限定ではなく、例として、プロセッサ402は、1つまたは複数の命令キャッシュ、1つまたは複数のデータ・キャッシュ、および1つまたは複数の変換ルックアサイド・バッファ(TLB)を含むことができる。命令キャッシュ内の命令は、メモリ404またはストレージ406内の命令のコピーであることが可能であり、命令キャッシュは、プロセッサ402によるそれらの命令の取り出しをスピードアップすることができる。データ・キャッシュ内のデータは、プロセッサ402において実行される命令が機能する際に基づくメモリ404もしくはストレージ406内のデータのコピー、プロセッサ402において実行される後続の命令によるアクセスのための、もしくはメモリ404もしくはストレージ406への書き込みのためのプロセッサ402において実行された以前の命令の結果、またはその他の適切なデータであることが可能である。データ・キャッシュは、プロセッサ402による読み取りオペレーションまたは書き込みオペレーションをスピードアップすることができる。TLBは、プロセッサ402のための仮想アドレス変換をスピードアップすることができる。特定の実施形態においては、プロセッサ402は、データ、命令、またはアドレスのための1つまたは複数の内部レジスタを含むことができる。本開示は、適切な場合には、任意の適切な数の任意の適切な内部レジスタを含むプロセッサ402を想定している。適切な場合には、プロセッサ402は、1つまたは複数の演算ロジック・ユニット(ALU)を含むこと、マルチコア・プロセッサであること、または1つもしくは複数のプロセッサ402を含むことが可能である。本開示は、特定のプロセッサについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なプロセッサを想定している。
特定の実施形態においては、メモリ404は、プロセッサ402が実行するための命令、またはプロセッサ402が機能する際に基づくデータを格納するためのメイン・メモリを含む。限定ではなく、例として、コンピュータ・システム400は、命令をストレージ406または別のソース(たとえば、別のコンピュータ・システム400など)からメモリ404にロードすることができる。次いでプロセッサ402は、命令をメモリ404から内部レジスタまたは内部キャッシュにロードすることができる。命令を実行するために、プロセッサ402は、命令を内部レジスタまたは内部キャッシュから取り出し、それらの命令をデコードすることができる。命令の実行中または実行後に、プロセッサ402は、1つまたは複数の結果(それらは、中間の結果または最終的な結果である場合がある)を内部レジスタまたは内部キャッシュに書き込むことができる。次いでプロセッサ402は、それらの結果のうちの1つまたは複数をメモリ404に書き込むことができる。特定の実施形態においては、プロセッサ402は、(ストレージ406またはその他の場所ではなく)1つもしくは複数の内部レジスタもしくは内部キャッシュ内の、またはメモリ404内の命令のみを実行し、(ストレージ406またはその他の場所ではなく)1つもしくは複数の内部レジスタもしくは内部キャッシュ内の、またはメモリ404内のデータ上でのみ機能する。1つまたは複数のメモリ・バス(それらはそれぞれ、アドレス・バスおよびデータ・バスを含むことができる)は、プロセッサ402をメモリ404に結合することができる。バス412は、以降で記述されているような1つまたは複数のメモリ・バスを含むことができる。特定の実施形態においては、1つまたは複数のメモリ管理ユニット(MMU)が、プロセッサ402とメモリ404との間に常駐し、プロセッサ402によって要求されるメモリ404へのアクセスを容易にする。特定の実施形態においては、メモリ404は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含む。このRAMは、適切な場合には、揮発性メモリであることが可能である。適切な場合には、このRAMは、ダイナミックRAM(DRAM)またはスタティックRAM(SRAM)であることが可能である。その上、適切な場合には、このRAMは、シングルポートRAMまたはマルチポートRAMであることが可能である。本開示は、任意の適切なRAMを想定している。メモリ404は、適切な場合には、1つまたは複数のメモリ404を含むことができる。本開示は、特定のメモリについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なメモリを想定している。
特定の実施形態においては、ストレージ406は、データまたは命令のためのマス・ストレージを含む。限定ではなく、例として、ストレージ406は、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、フロッピー(登録商標)・ディスク・ドライブ、フラッシュ・メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、またはユニバーサル・シリアル・バス(USB)ドライブ、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。ストレージ406は、適切な場合には、取り外し可能なまたは取り外し不能な(すなわち、固定された)媒体を含むことができる。ストレージ406は、適切な場合には、コンピュータ・システム400の内部または外部に存在することが可能である。特定の実施形態においては、ストレージ406は、不揮発性のソリッドステート・メモリである。特定の実施形態においては、ストレージ406は、読み取り専用メモリ(ROM)を含む。適切な場合には、このROMは、マスクプログラムROM、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、電気的書替え可能ROM(EAROM)、またはフラッシュ・メモリ、またはこれらのうちの複数の組合せであることが可能である。本開示は、任意の適切な物理的な形態を取るマス・ストレージ406を想定している。ストレージ406は、適切な場合には、プロセッサ402とストレージ406との間における通信を容易にする1つまたは複数のストレージ・コントロール・ユニットを含むことができる。適切な場合には、ストレージ406は、1つまたは複数のストレージ406を含むことができる。本開示は、特定のストレージについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なストレージを想定している。
特定の実施形態においては、I/Oインタフェース408は、コンピュータ・システム400と1つまたは複数のI/Oデバイスとの間における通信のための1つまたは複数のインタフェースを提供するハードウェア、ソフトウェア、またはその両方を含む。コンピュータ・システム400は、適切な場合には、これらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数を含むことができる。これらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数は、人とコンピュータ・システム400との間における通信を可能にすることができる。限定ではなく、例として、I/Oデバイスは、キーボード、キーパッド、マイクロフォン、モニタ、マウス、プリンタ、スキャナ、スピーカ、スチル・カメラ、スタイラス、タブレット、タッチ・スクリーン、トラックボール、ビデオ・カメラ、別の適切なI/Oデバイス、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。I/Oデバイスは、1つまたは複数のセンサを含むことができる。本開示は、任意の適切なI/Oデバイス、およびそれらのI/Oデバイスのための任意の適切なI/Oインタフェース408を想定している。適切な場合には、I/Oインタフェース408は、プロセッサ402がこれらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数を駆動することを可能にする1つまたは複数のデバイス・ドライバまたはソフトウェア・ドライバを含むことができる。I/Oインタフェース408は、適切な場合には、1つまたは複数のI/Oインタフェース408を含むことができる。本開示は、特定のI/Oインタフェースについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なI/Oインタフェースを想定している。
特定の実施形態においては、通信インタフェース410は、コンピュータ・システム400と、1つもしくは複数のその他のコンピュータ・システム400または1つもしくは複数のネットワークとの間における通信(たとえば、パケットベースの通信など)のための1つまたは複数のインタフェースを提供するハードウェア、ソフトウェア、またはその両方を含む。限定ではなく、例として、通信インタフェース410は、イーサネット(登録商標)もしくはその他の有線ベースのネットワークと通信するためのネットワーク・インタフェース・コントローラ(NIC)もしくはネットワーク・アダプタ、またはWI−FIネットワークなどのワイヤレス・ネットワークと通信するためのワイヤレスNIC(WNIC)もしくはワイヤレス・アダプタを含むことができる。本開示は、任意の適切なネットワーク、およびそのネットワークのための任意の適切な通信インタフェース410を想定している。限定ではなく、例として、コンピュータ・システム400は、アド・ホック・ネットワーク、パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、またはインターネットの1つまたは複数の部分、またはこれらのうちの複数の組合せと通信することができる。これらのネットワークのうちの1つまたは複数の1つまたは複数の部分は、有線またはワイヤレスであることが可能である。例として、コンピュータ・システム400は、ワイヤレスPAN(WPAN)(たとえば、ブルートゥースWPANなど)、WI−FIネットワーク、WI−MAXネットワーク、セルラー電話ネットワーク(たとえば、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM(登録商標))ネットワークなど)、またはその他の適切なワイヤレス・ネットワーク、またはこれらのうちの複数の組合せと通信することができる。コンピュータ・システム400は、適切な場合には、これらのネットワークのうちの任意のネットワークのための任意の適切な通信インタフェース410を含むことができる。通信インタフェース410は、適切な場合には、1つまたは複数の通信インタフェース410を含むことができる。本開示は、特定の通信インタフェースについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切な通信インタフェースを想定している。
特定の実施形態においては、バス412は、コンピュータ・システム400のコンポーネント同士を互いに結合するハードウェア、ソフトウェア、またはその両方を含む。限定ではなく、例として、バス412は、アクセラレイティッド・グラフィックス・ポート(AGP)もしくはその他のグラフィックス・バス、エンハンスト・インダストリー・スタンダード・アーキテクチャ(EISA)バス、フロントサイド・バス(FSB)、ハイパートランスポート(HT)インターコネクト、インダストリー・スタンダード・アーキテクチャ(ISA)バス、インフィニバンド・インターコネクト、ローピンカウント(LPC)バス、メモリ・バス、マイクロ・チャネル・アーキテクチャ(MCA)バス、ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(PCI)バス、PCIエクスプレス(PCIe)バス、シリアル・アドバンスト・テクノロジー・アタッチメント(SATA)バス、ビデオ・エレクトロニクス・スタンダーズ・アソシエーション・ローカル(VLB)バス、または別の適切なバス、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。バス412は、適切な場合には、1つまたは複数のバス412を含むことができる。本開示は、特定のバスについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なバスまたはインターコネクトを想定している。
本明細書においては、1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、適切な場合には、1つもしくは複数の半導体ベースのもしくはその他の集積回路(IC)(たとえば、フィールドプログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)もしくは特定用途向け集積回路(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスク・ドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピー(登録商標)・ディスケット、フロッピー(登録商標)・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、ソリッドステート・ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、その他の任意の適切な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、適切な場合には、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せであることが可能である。
本明細書においては、「または(もしくは)」は、包含的であり、排他的ではない(ただし、そうではないことが明示されている場合、または、そうではないことが文脈によって示されている場合は除く)。したがって、本明細書においては、「AまたはB」は、「A、B、またはその両方」を意味する(ただし、そうではないことが明示されている場合、または、そうではないことが文脈によって示されている場合は除く)。その上、「および(ならびに)」は、包括的および個別的の両方である(ただし、そうではないことが明示されている場合、または、そうではないことが文脈によって示されている場合は除く)。したがって、本明細書においては、「AおよびB」は、「まとめて、または個別に、AおよびB」を意味する(ただし、そうではないことが明示されている場合、または、そうではないことが文脈によって示されている場合は除く)。
本開示の範囲は、当技術分野における標準的な技術者が理解するであろう、本明細書において記述されているまたは示されている例示的な実施形態に対するすべての変更、置換、変形、改変、および修正を包含する。本開示の範囲は、本明細書において記述されているまたは示されている例示的な実施形態に限定されない。その上、本開示は、本明細書におけるそれぞれの実施形態を、特定のコンポーネント、要素、機能、オペレーション、または工程を含むものとして記述し、示しているが、これらの実施形態のいずれも、当技術分野における標準的な技術者が理解するであろう、本明細書の任意の箇所において記述されているまたは示されているコンポーネント、要素、機能、オペレーション、または工程のうちの任意のものの任意の組合せまたは順列を含むことができる。さらに、特定の機能を実行するように適合されている、実行するようにアレンジされている、実行することができる、実行するように構成されている、実行することを可能にされている、実行するように機能できる、または実行するように機能する装置もしくはシステム、または装置もしくはシステムのコンポーネントへの添付の特許請求の範囲における言及は、その装置、システム、コンポーネント、またはその特定の機能が、アクティブ化されているか否か、オンにされているか否か、またはロック解除されているか否かを問わず、その装置、システム、またはコンポーネントが、そうするように適合されている、そうするようにアレンジされている、そうすることができる、そうするように構成されている、そうすることを可能にされている、そうするように機能できる、またはそうするように機能する限り、その装置、システム、コンポーネントを包含する。