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JP2016221155A - 口腔挿入具 - Google Patents

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JP2016221155A
JP2016221155A JP2015113219A JP2015113219A JP2016221155A JP 2016221155 A JP2016221155 A JP 2016221155A JP 2015113219 A JP2015113219 A JP 2015113219A JP 2015113219 A JP2015113219 A JP 2015113219A JP 2016221155 A JP2016221155 A JP 2016221155A
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cavity insertion
pressing
insertion device
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良昭 秋広
Yoshiaki Akihiro
良昭 秋広
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Ffc Inc
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Abstract

【課題】オトガイ棘から舌小帯までの距離に関わらず、痛みを伴わずに舌小帯又は舌底部粘膜を確実に押圧して気道を確保すること。【解決手段】口腔挿入具1は、上端において前方に折り返された帯状の押圧片30と、下端において前方に折り返された帯状の押圧片40と、前後方向に貫通する空気孔13と、を備える板状のベース部10と、ベース部10の中央から後方に突出し、ベース部10との間に上歯を挿入可能な間隔を設けてベース部10に対して対向する対向壁部21と、ベース部10との間に下歯を挿入可能な間隔を設けてベース部10に対して対向する対向壁部81と、を備える後方突出部と、後方突出部の後端から下方及び後方に延設される帯状の舌小帯押圧板50と、を有する。舌小帯押圧板50は、後端において後方に向けて上方に捲れ上がるように湾曲する押圧部51を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、口腔に挿入して気道を確保する口腔挿入具に関する。
従来、睡眠時無呼吸症候群の症状に悩まされている老若男女が多数存在している。かかる睡眠時無呼吸症候群の症状としては、口腔におけるオトガイ棘から舌小帯までの距離が短いために睡眠時に気道閉鎖を生じることに伴って生じる鼾又は無呼吸状態がある。また、睡眠時無呼吸症候群は、生活習慣病の原因にもなる。睡眠時無呼吸症候群以外にも、失神等により脳からの指令が止まって弛緩した呼吸筋組織の影響で気道閉鎖を生じる場合がある。
臨床治療においては、このような気道閉鎖に対して、下顎を上顎よりも前方に位置させる反対咬合にして下顎を前方にずらし、下顎を前方にずらす距離に応じた距離だけ舌小帯を前方に出すことにより、舌根が気道内に沈下することにより起こる気道狭窄を防いで、気道を確保する。
特許文献1は、口腔に挿入して睡眠時無呼吸症候群の症状を改善する口腔挿入具を開示する。特許文献1では、舌片状のガイドプレートにより下顎の前歯を前方に案内して下顎を前方に導くことにより反対咬合にすると共に、ガイドプレートにより舌小帯又は舌底部粘膜を押圧して舌を前方位の姿勢に維持する。特許文献1によれば、反対咬合にすることに加えて、ガイドプレートにより舌小帯又は舌底部粘膜を押圧して舌を前方位の姿勢に維持することにより、気道を確保する。
ここで、オトガイ棘から舌小帯までの距離は年齢又は性別等によって異なっている。例えば、一般的に、女性又は小児は、成人男性に比べて、オトガイ棘から舌小帯までの距離が短い。
特開2005−95218号公報
しかしながら、特許文献1においては、口腔挿入具を口腔に挿入した際に、オトガイ棘から舌小帯までの距離が口腔挿入具の使用者によって異なることに伴って、ガイドプレートにより舌小帯又は舌底部粘膜を十分に押圧することができないか、又は、舌小帯若しくは舌底部粘膜に対するガイドプレートの押圧力が大きすぎることによる痛みを生じるという課題を有する。
本発明の目的は、オトガイ棘から舌小帯までの距離に関わらず、痛みを伴わずに舌小帯又は舌底部粘膜を確実に押圧して気道を確保することができる口腔挿入具を提供することである。
本発明に係る口腔挿入具は、全体が弾性変形可能であると共に口腔に挿入される口腔挿入具であって、上端において前方に折り返される帯状の第1の押圧片と、下端において前方に折り返される帯状の第2の押圧片と、前後方向に貫通する空気孔と、を備える板状の
ベース部と、前記ベース部の中央から後方に突出し、前記ベース部との間に上歯を挿入可能な間隔を設けて前記ベース部に対して対向する第1の対向壁部と、前記ベース部との間に下歯を挿入可能な間隔を設けて前記ベース部に対して対向する第2の対向壁部と、を備える後方突出部と、前記後方突出部の後端から下方及び後方に延設される帯状の舌小帯押圧板と、を有し、前記舌小帯押圧板は、後端において後方に向けて上方に捲れ上がるように湾曲する押圧部を備える。
ベース部を歯牙及び歯肉に当接させた状態で口腔に挿入し、上歯を第1の対向壁部とベース部との間に挿入すると共に、下歯を第2の対向壁部とベース部との間に挿入し、更に、舌小帯押圧板の押圧部により舌小帯又は舌底部粘膜を押圧することにより、成人男性等に比べてオトガイ棘から舌小帯までの距離の短い女性又は小児等については、押圧部が舌小帯又は舌底部粘膜により前方に押圧されて上方に捲くれ上がるように弾性変形して、口腔挿入具を使用する人が痛みを伴わないようにする一方、女性又は小児等に比べてオトガイ棘から舌小帯までの距離の長い成人男性等については、押圧部が舌小帯又は舌底部粘膜に当接して、押圧部により舌小帯又は舌底部粘膜を確実に押圧する。
本発明によれば、オトガイ棘から舌小帯までの距離に関わらず、痛みを伴わずに舌小帯を確実に押圧して気道を確保することができる。
本発明の実施形態に係る口腔挿入具の背面図である。 本発明の実施形態に係る口腔挿入具の正面図である。 本発明の実施形態に係る口腔挿入具の平面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の実施形態における舌押圧部の拡大側面図である。 本発明の実施形態における交換部材の側面図である。 本発明の実施形態における交換部材の底面図である。 本発明の実施形態におけるベース部の板厚が異なる口腔挿入具の断面図である。 本発明の実施形態に係る口腔挿入具を口腔に挿入した状態の断面図である。 本発明の実施形態におけるベース部の板厚が異なる口腔挿入具を口腔に挿入した状態の断面図である。
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施形態に係る口腔挿入具につき、詳細に説明する。図中、x軸、y軸及びz軸は、3軸直交座標系を成し、y軸の正方向を前方向、y軸の負方向を後ろ方向、x軸方向を左右方向、z軸の正方向を上方向、及びz軸の負方向を下方向として説明する。
<口腔挿入具の構成>
本発明の実施形態に係る口腔挿入具1につき、図1から図7を参照しながら、以下に詳細に説明する。
口腔挿入具1は、弾力性のある合成樹脂により一体に形成されており、全体が弾性変形可能になっている。口腔挿入具1を形成する合成樹脂は、典型的にはポリエステル・エラストマー、シリコンゴム、ポリエチレン又は塩化ビニル等である。
口腔挿入具1は、ベース部10と、後方支柱部20と、押圧片30と、押圧片40と、交換部材70と、を有している。
ベース部10は、板状であり、図3に示すように、左右端部から中央部に向けて徐々に前方に突出する湾曲状になっている。ベース部10の中央には、板厚方向である前後方向に貫通する空気孔13が設けられている。ベース部10の上端11には、一対の押圧片30aと押圧片30bとの間に、内方に切り欠かれた切り欠き部17が設けられている。ベース部10の上端11の反対側の下端12には、一対の押圧片40aと押圧片40bとの間に、内方に切り欠かれた切り欠き部18が設けられている。
後方支柱部20は、ベース部10と一体に形成されていると共に、ベース部10の中央において後方に突出して設けられている。後方支柱部20には、ベース部10の中央から後方に立設される立設部22と、立設部22の後端から上方に延設されると共に、ベース部10との間に上歯を挿入可能な間隔を設けてベース部10に対向する第1の対向壁部である対向壁部21と、が形成されている。後方支柱部20には、前端から後端に延設されて空気孔13に連通する凹部23が形成されている(図1参照)。
押圧片30は、板状且つ帯状であり、ベース部10と一体に形成されていると共にベース部10の上端11において前方に折り返されている。押圧片30は、ベース部10の上端11において所定間隔を有して形成された一対の押圧片30a及び押圧片30bから構成されている。
押圧片40は、板状且つ帯状であり、ベース部10と一体に形成されていると共にベース部10の下端12において前方に折り返されている。押圧片40は、ベース部10の下端12において所定間隔を有して形成された一対の押圧片40a及び押圧片40bから構成されている。
交換部材70は、ベース部10に着脱自在に取り付けられている。交換部材70は、図6及び図7に示すように、舌小帯押圧板50と、前方突出部60と、中間部80と、を備えている。
舌小帯押圧板50は、帯状であり、中間部80の後端から後方及び下方に延設されている。舌小帯押圧板50の後端には、押圧部51が設けられている。押圧部51は、図5に示すように、仮想中心点S1を中心とする仮想円P1の円周に沿って後方に向けて上方に捲くれ上がる湾曲した形状を有している。押圧部51には、前後方向に沿って上方に立設されたリブ52が設けられている。
前方突出部60は、空気孔13の周囲に設けられ、ベース部10の中央から前方に突出している。前方突出部60は、当接部61と、上接続部62と、下接続部63と、対向壁部64と、対向壁部65と、を備えている。
当接部61は、板状であり、板厚方向に貫通して空気孔13に連通する貫通孔66が設けられている(図4参照)。当接部61は、ベース部10に当接して設けられている。
上接続部62は、貫通孔66及び空気孔13より上方において下接続部63に対向して設けられ、対向壁部64と当接部61とを接続している。上接続部62は、下接続部63との対向面である下面より下方に突出すると共に前方から見て空気孔13及び貫通孔66に突出する突部67を備えている。
下接続部63は、貫通孔66及び空気孔13より下方において上接続部62に対向して設けられ、対向壁部65と当接部61とを接続している。下接続部63は、上接続部62との対向面である上面より上方に突出すると共に前方から見て空気孔13及び貫通孔66に突出する突部68を備えている。突部67と突部68とは、上下に対向する位置に設け
られている。
第3の対向壁部である対向壁部64は、上接続部62の前端から上方に延設され、ベース部10との間に上唇を挿入可能な間隔を設けてベース部10に対して対向して設けられている。
第4の対向壁部である対向壁部65は、下接続部63の前端から下方に延設され、ベース部10との間に下唇を挿入可能な間隔を設けてベース部10に対して対向して設けられている。対向壁部65には、図2に示すように、板厚方向に貫通する貫通孔69が設けられている。貫通孔69は、頭部及び顎に装着される図示しない装着具と接続することにより、装着具と口腔挿入具1とを一体に接続する。
中間部80は、舌小帯押圧板50と前方突出部60とを接続している。中間部80には、後端から下方に向けて延設され、ベース部10との間に下歯を挿入可能な間隔を設けてベース部10に対して対向する第2の対向壁部である対向壁部81が設けられている。中間部80には、空気孔13及び貫通孔66よりも後方に設けられると共に前方から見て空気孔13及び貫通孔66を上下に分割するように設けられる分割壁82が設けられている(図2参照)。中間部80は、ベース部10の空気孔13を貫通して設けられると共に凹部23に収納されている。後方支柱部20及び中間部80は、後方突出部を形成している。
分割壁82の下面には、下方に突出して前方から見て空気孔13及び貫通孔66に突出する突出壁83が一対形成されている。一対の突出壁83は、図7に示すように、互いに前方から後方に向けて徐々に離れて、下方から見てハの字になるように形成されている。なお、突出壁83は、単数形成してもよいし、又は3つ以上形成してもよい。また、突出壁83は、下方から見てハの字以外の配置になるように形成してもよい。
<口腔挿入具の構成の変形例>
本発明の実施形態に係る口腔挿入具100の構成の変形例につき、図8を参照しながら、以下に詳細に説明する。
図8において、図1から図6と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
ベース部101の下方の当接部61が当接する部分の板厚は、ベース部10の下方の当接部61が当接する部分の板厚よりも厚い。従って、口腔挿入具100におけるベース部101の後面と押圧片40の前端との距離L2は、口腔挿入具1におけるベース部10の後面と押圧片40の前端との距離L1(図4参照)よりも大きい(L2>L1)。
なお、口腔挿入具100における上記以外の構成は口腔挿入具1の構成と同一構成であるので、その説明を省略する。
<口腔挿入具の使用方法>
本発明の実施形態に係る口腔挿入具1及び口腔挿入具100の使用方法につき、図9及び図10を参照しながら、以下に詳細に説明する。
まず、口腔挿入具1の使用者は、睡眠時等において口腔挿入具1を使用する場合、図9に示すように、ベース部10を歯牙及び歯肉に当接させた状態で口腔に挿入し、上歯2を対向壁部21とベース部10との間に挿入すると共に、下歯を対向壁部81とベース部10との間に挿入する。
また、口腔挿入具1の使用者は、上唇5を対向壁部64とベース部10との間に挿入すると共に、下唇6を対向壁部65とベース部10との間に挿入する。これにより、対向壁部64の後面が上唇5の外側に当接すると共に対向壁部65の後面が下唇6の外側に当接して、口腔挿入具1の口腔内への移動を阻止することができるため、口腔挿入具1の使用者は、睡眠時等の無意識下においても口腔挿入具1全体が口腔に入ってしまうことを防ぐことができ、安全に口腔挿入具1を使用することができる。
また、押圧片30は上歯2側の歯肉4と上唇5との間に挿入されると共に押圧片40は下歯3側の歯肉9と下唇6との間に挿入される。
更に、押圧部51は、舌小帯8又は舌底部粘膜を押圧して舌小帯8を後方に押し下げ、舌7の全体を上方に押し上げることにより舌中隔を刺激して舌7の全体を丸めて上方に移動させる。特に、押圧部51は、舌根部分を丸めて上方に移動させる。これにより、舌根が気道内に沈下し易いことで起きる気道狭窄を防止することができる。
口腔挿入具1の使用者は、必要に応じて、頭部及び顎に装着した装着具に接続された紐等の接続具を貫通孔69に接続して、装着具と口腔挿入具1とを接続具により接続する。これにより、口腔挿入具1の使用者は、睡眠時等の無意識下で使用する場合であっても、口腔挿入具1を口腔に確実に装着しておくことができる。
オトガイ棘から舌小帯8までの距離の短い女性又は小児等が口腔挿入具1を使用する場合には、押圧部51が後方に向けて上方に捲れ上がるように湾曲していることにより、押圧部51が舌小帯8又は舌底部粘膜により前方に押圧されて更に上方に捲くれ上がるように弾性変形する。これにより、口腔挿入具1の使用者は、舌小帯押圧板50が弾性変形する際に痛みを伴わない。この際、押圧部51にリブ52を設けることにより、押圧部51の強度を向上させるので、押圧部51を円滑に上方へ弾性変形させることができる。
一方、オトガイ棘から舌小帯8までの距離の長い成人男性等については、押圧部51が舌小帯8又は舌底部粘膜に当接して、押圧部51により舌小帯8又は舌底部粘膜を確実に押圧する。この際、押圧部51にリブ52を設けることにより、押圧部51の強度を向上させるので、舌小帯8又は舌底部粘膜を押圧部51により所定の押圧力で確実に押圧することができる。
ベース部10に空気孔13を設けると共に当接部61に貫通孔66を設けることにより、口腔挿入具1の使用者は、息苦しさを感じることなく空気孔13及び貫通孔66を介して呼吸をすることができる。
上接続部62に前方から見て空気孔13及び貫通孔66に突出する突部67を設けると共に、下接続部63に前方から見て、空気孔13及び貫通孔66に突出する突部68を設けることにより、外部から貫通孔66及び空気孔13を介して口腔に吸入される空気の流れ、又は、口腔から空気孔13及び貫通孔66を介して外部に排出される空気の流れを乱流にすることができる。これにより、外部から貫通孔66及び空気孔13を介して口腔に吸入される空気の流速、又は、口腔から空気孔13及び貫通孔66を介して外部に排出される空気の流速を早くすることができるので、口腔挿入具1の使用者に極力息苦しさを感じさせないようにすることができる。
また、前方から見て空気孔13及び貫通孔66を上下に分割するように分割壁82を設けると共に、分割壁82に前方から見て空気孔13及び貫通孔66に突出する突出壁83を設けることにより、外部から貫通孔66及び空気孔13を介して口腔に吸入される空気
の流れ、又は、口腔から空気孔13及び貫通孔66を介して外部に排出される空気の流れを乱流にすることができる。これにより、外部から貫通孔66及び空気孔13を介して口腔に吸入される空気の流速、又は、口腔から空気孔13及び貫通孔66を介して外部に排出される空気の流速を早くすることができるので、口腔挿入具1の使用者に極力息苦しさを感じさせないようにすることができる。
また、押圧片30により上唇5を前方に押圧すると共に押圧片40により下唇6を前方に押圧する。口腔挿入具1の使用者は、押圧片30及び押圧片40の押圧力に抗して唇を閉じようとすることにより、口輪筋の周囲を鍛えることができる。押圧片30を独立して弾性変形可能な複数の押圧片30a及び押圧片30bにより構成すると共に、押圧片40を独立して弾性変形可能な複数の押圧片40a及び押圧片40bにより構成することにより、左右の異なる顔の動きに応じた負荷を口の周囲に加えることができ、口輪筋の左右をバランスよく鍛えることができる。
下顎を上顎よりも前方に位置させる反対咬合にしたい場合には、口腔挿入具100を使用する。
口腔挿入具100は、口腔挿入具1のベース部10に取り付けられている交換部材70を、ベース部10から抜き取ってベース部101に取り付けることにより完成する。
具体的には、口腔挿入具1の交換部材70を前方に引っ張ると共に対向壁部72を後方に弾性変形させながら中間部80をベース部10の空気孔13から抜き取り、続いて、交換部材70を前方に引っ張ると共に舌小帯押圧板50を後方に弾性変形させながら舌小帯押圧板50をベース部10の空気孔13より抜き取ることにより、交換部材70をベース部10から抜き取る。そして、舌小帯押圧板50を後方に弾性変形させながら交換部材70をベース部101の空気孔13に前方から挿入し、続いて、対向壁部72を後方に弾性変形させながら中間部80をベース部101の空気孔13に前方から挿入して、当接部61がベース部101に当接するまで交換部材70をベース部101の空気孔13に前方より挿入する。この際、当接部61がベース部10に当接するまで交換部材70を空気孔13に挿入すればよいので、交換部材70を容易に確実にベース部101に取り付けることができる。なお、口腔挿入具100の交換部材70をベース部101から抜き取ってベース部10に取り付ける方法は上記と同一方法であるので、その説明を省略する。
このように、ベース部10とベース部101とを交換するのみの簡単な作業にて、口腔挿入具1を口腔挿入具100に変更又は口腔挿入具100を口腔挿入具1に変更することができるため、口腔挿入具1又は口腔挿入具100を用いて、容易に非反対咬合又は反対咬合にすることができる。
口腔挿入具100の使用者は、ベース部101の後面と押圧片40の前端との距離L2が、ベース部10の後面と押圧片40の前端との距離L1よりも大きい口腔挿入具100を使用することにより、下顎を前方にずらし、下顎を前方にずらす距離に応じた距離だけ舌小帯8を前方に出すことにより、反対咬合にすることができる。なお、口腔挿入具100の使用方法は口腔挿入具1の使用方法と同一であるので、その説明を省略する。
このように、オトガイ棘から舌小帯までの距離に応じて、口腔挿入具1又は口腔挿入具100を使用することにより、舌根が気道内に沈下することにより起こる気道狭窄を防いで、気道を確実に確保することができる。
本実施形態によれば、後端において後方に向けて上方に捲れ上がるように湾曲する押圧部51により舌小帯又は舌底部粘膜を押圧することにより、オトガイ棘から舌小帯までの
距離に関わらず、痛みを伴わずに舌小帯又は舌底部粘膜を確実に押圧して気道を確保することができる。
本発明は、部材の種類、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
具体的には、交換部材70の前方突出部60にフックを設け、フックに紐を固定してもよい。フックに固定した紐は、口腔挿入具1を口腔から取り出す際に前方に引っ張る。これにより、口腔挿入具1を口腔から容易に取り出すことができる。また、上唇と下唇とを閉じた状態でフックに固定した紐を上下左右に引っ張ることにより、口周辺の筋肉により強い負荷を掛けて口輪筋を更に鍛えることができる。
また、前方突出部60を設けたが、前方突出部60を設けなくてもよい。この場合には、舌小帯押圧板50及び中間部80をベース部10と一体に形成する。これにより、口腔挿入具1の構成を簡単にすることができ、容易に製造することができる。
また、交換部材70をベース部10に対して着脱自在に取り付けたが、交換部材70とベース部10とを一体に形成してもよい。
本発明に係る口腔挿入具は、口腔に挿入して気道を確保するのに好適である。
1 口腔挿入具
2 上歯
3 下歯
4 歯肉
5 上唇
6 下唇
7 舌
8 舌小帯
9 歯肉
10 ベース部
11 上端
12 下端
17 切り欠き部
18 切り欠き部
20 後方支柱部
21 対向壁部
22 立設部
30 押圧片
30a 押圧片
30b 押圧片
40 押圧片
40a 押圧片
40b 押圧片
50 舌小帯押圧板
51 押圧部
60 前方突出部
61 当接部
62 上接続部
63 下接続部
64 対向壁部
65 対向壁部
67 突部
68 突部
69 貫通孔
70 交換部材
80 中間部
81 対向壁部
82 分割壁
83 突出壁

Claims (6)

  1. 全体が弾性変形可能であると共に口腔に挿入される口腔挿入具であって、
    上端において前方に折り返された帯状の第1の押圧片と、下端において前方に折り返された帯状の第2の押圧片と、前後方向に貫通する空気孔と、を備える板状のベース部と、
    前記ベース部の中央から後方に突出し、前記ベース部との間に上歯を挿入可能な間隔を設けて前記ベース部に対して対向する第1の対向壁部と、前記ベース部との間に下歯を挿入可能な間隔を設けて前記ベース部に対して対向する第2の対向壁部と、を備える後方突出部と、
    前記後方突出部の後端から下方及び後方に延設される帯状の舌小帯押圧板と、
    を有し、
    前記舌小帯押圧板は、
    後端において後方に向けて上方に捲れ上がるように湾曲する押圧部を備える、
    ことを特徴とする口腔挿入具。
  2. 前記ベース部の中央から前方に突出し、前記ベース部との間に上唇を挿入可能な間隔を設けて前記ベース部に対して対向する第3の対向壁と、前記ベース部との間に下唇を挿入可能な間隔を設けて前記ベース部に対向する第4の対向壁と、を備える前方突出部を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の口腔挿入具。
  3. 前記前方突出部は、
    前記空気孔の周囲に設けられ、前方から見て前記空気孔に突出する突部を備える、
    ことを特徴とする請求項2記載の口腔挿入具。
  4. 前記押圧部は、
    前後方向に沿って上方に立設されたリブを備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の口腔挿入具。
  5. 前記空気孔よりも後方に設けられると共に前方から見て前記空気孔を分割するように設けられる分割壁を更に有し、
    前記分割壁は、
    前方から見て前記空気孔に突出する突出壁を備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の口腔挿入具。
  6. 前記第2の対向壁部及び前記舌小帯押圧板を備え、前記ベース部に当接すると共に当接部分の板厚が異なる前記ベース部に対して着脱自在に取り付けられる交換部材を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の口腔挿入具。

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