JP2016211073A - 高強度熱延鋼板およびその製造方法 - Google Patents
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Description
(1)質量%で、C:0.08%以上0.16%未満、Si:0.01〜1.0%、Mn:0.8〜2.0%、P:0.025%以下、S:0.005%以下、Al:0.005〜0.10%、N:0.002〜0.006%、Nb:0.001〜0.05%、Ti:0.001〜0.05%、Cr:0.01〜1.0%を含み、さらに、B:0.0005〜0.0050%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成と、マルテンサイト相または焼戻マルテンサイト相を主相とし、該主相が組織全体に対する体積率で90%以上であり、旧オーステナイト粒の平均粒径が、圧延方向に平行な断面で20μm以下、圧延方向に垂直な断面で15μm以下であり、かつ圧延方向に平行な断面における旧オーステナイト粒のアスペクト比が18以下である組織と、を有することを特徴とする低温靭性に優れた高強度熱延鋼板。
(2)(1)において、前記マルテンサイト相または前記焼戻マルテンサイト相は、ラス内に平均粒径が0.5μm以下の微細セメンタイトを有する組織であることを特徴とする高強度熱延鋼板。
(3)(1)において、前記マルテンサイト相または前記焼戻マルテンサイト相は、ラス内に平均粒径が0.5μm以下の微細セメンタイトを有し、さらに旧オーステナイト粒界および/またはラス界面に析出した粒径:1μm以上のセメンタイトが、体積率で0.5%以下である組織であることを特徴とする高強度熱延鋼板。
(4)(1)ないし(3)のいずれかにおいて、前記組成に加えてさらに、質量%でV:0.001〜0.50%、Cu:0.01〜0.50%、Ni:0.01〜0.50%のうちから選ばれた1種または2種以上を含有する組成とすることを特徴とする高強度熱延綱板。
(5)(1)ないし(4)のいずれかにおいて、前記組成に加えてさらに、質量%で、Ca:0.0005〜0.005%を含有する組成とすることを特徴とする高強度熱延鋼板。
(6)鋼素材に、該鋼素材を加熱する加熱工程と、該加熱された鋼素材を粗圧延と仕上圧延とからなる熱間圧延を施す熱延工程と、冷却工程と、巻取工程を順次施し、熱延鋼板とするにあたり、前記鋼素材を、質量%で、C:0.08%以上0.16%未満、Si:0.01〜1.0%、Mn:0.8〜2.0%、P:0.025%以下、S:0.005%以下、Al:0.005〜0.10%、N:0.002〜0.006%、Nb:0.001〜0.05%、Ti:0.001〜0.05%、Cr:0.01〜1.0%、B:0.0005〜0.0050%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成の鋼素材とし、前記加熱工程が、1100〜1250℃の温度に加熱する工程であり、前記熱延工程が、粗圧延出側温度RDTを900〜1100℃の範囲の温度とする粗圧延と、さらに仕上圧延入側温度FETを900〜1100℃の範囲の温度、仕上圧延出側温度FDTを800〜900℃の範囲の温度とし、930℃未満の温度域での累積圧下率を20〜90%とする仕上圧延と、を施す工程であり、前記冷却工程が、熱間圧延終了後、直ちに冷却を開始し、750〜500℃の温度範囲を、板厚中心部での冷却速度CRで100℃/s以上の平均冷却速度で、300℃以下の冷却停止温度まで冷却する工程であり、前記巻取工程が、巻取温度を300℃以下の温度として、コイル状に巻き取る工程であることを特徴とする低温靭性に優れる高強度熱延鋼板の製造方法。
(7)(6)において、前記組成に加えてさらに、質量%でV:0.001〜0.50%、Cu:0.01〜0.50%、Ni:0.01〜0.50%のうちから選ばれた1種または2種以上を含有する組成とすることを特徴とする高強度熱延鋼板の製造方法。
(8)(6)または(7)において、前記組成に加えてさらに、質量%で、Ca:0.0005〜0.005%を含有する組成とすることを特徴とする高強度熱延鋼板の製造方法。
Cは、鋼の強度を増加させる作用を有する元素であり、本発明では所望の高強度を得るために、0.08%以上含有することが必要である。一方、0.16%以上と過剰に含有すると、溶接性を低下させるとともに、母材靭性を低下させる。このため、Cの含有量は0.08%以上0.16%未満の範囲に限定した。なお、好ましくは0.10〜0.15%である。
Siは、固溶強化、焼入れ性を向上させて、鋼の強度を増加させる作用を有する。このような効果はSiを0.01%以上含有することで認められる。一方、Siを1.0%を超えて多量に含有させると、Cをγ相に濃化させ、γ相を安定化させて組織の複合化を促進させる。このため、強度が低下する。また、Siを1.0%を超えて多量に含有させると、溶接部にSiを含む酸化物を形成し、溶接部品質を低下させる。このため、本発明では、Siの含有量は0.01〜1.0%の範囲に限定した。なお、組織の複合化を抑制する観点から、Siの含有量は0.8%以下とすることが好ましい。
Mnは、焼入性を向上させることによって、鋼板の強度を増加させる作用を有する。また、Mnは、MnSを形成してSを固定することにより、Sの粒界偏析を防止してスラブ(鋼素材)割れを抑制する。このような効果を得るためには、Mnは0.8%以上含有させることが必要である。一方、Mnが2.0%を超えると、スラブ鋳造時の凝固偏析を助長させる。また、鋼板にMn濃化部を残存させて、セパレーションの発生を増加させる。このようなMn濃化部を消失させるには、スラブを1300℃を超える温度に加熱する必要があり、このような熱処理を工業的規模で実施することは現実的でない。このため、Mnの含有量は0.8〜2.0%の範囲に限定した。なお、好ましくは1.1〜1.8%である。
Pは、鋼中に不純物として不可避的に含まれるが、鋼の強度を上昇させる作用を有する。しかし、Pが0.025%を超えて過剰に含有すると溶接性が低下する。このため、Pの含有量は0.025%以下に限定した。なお、好ましくは0.015%以下である。
Sは、Pと同様に、鋼中に不純物として不可避的に含まれるが、Sが0.005%を超えると、スラブ割れが生起するとともに、熱延鋼板中に粗大なMnSが形成され、延性の低下が生じる。このため、Sの含有量は0.005%以下に限定した。なお、好ましくは0.004%以下である。
Alは、脱酸剤として作用する元素であり、このような効果を得るためには、Alを0.005%以上含有させることが必要となる。一方、Alが0.10%を超えると、溶接部の清浄性が著しく低下する。このため、Alの含有量は0.005〜0.10%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.05%以下である。
Nは、Ti等と窒化物を形成し、オーステナイト粒の粗大化を抑制し鋼板の低温靭性の向上に貢献する。鋼板中に微細に析出した窒化物は、オーステナイト粒界をピンニングし、オーステナイト粒の粗大化を抑制する。このような効果を得るためには、Nは0.002%以上含有する必要がある。一方、Nを0.006%を超えて過剰に含有すると、Tiなどと粗大な窒化物を形成して鋼板の低温靭性を低下させる。このため、Nの含有量は0.002〜0.006%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.004%以下である。
Nbは、炭窒化物として鋼板中に微細析出することにより、溶接性を損なうことなく、少ない含有量で熱延鋼板を高強度化する作用を有する。また、オーステナイト粒の粗大化、再結晶を抑制する作用をも有する元素であり、熱間仕上圧延におけるオーステナイト未再結晶温度域圧延を可能にする。このような効果を得るために、Nbは0.001%以上含有する必要がある。一方、Nbを0.05%を超えて多量に含有すると、熱間仕上圧延中の圧延荷重の増大をもたらし、熱間圧延が困難となる場合がある。このため、Nbの含有量は0.001〜0.05%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.01〜0.04%である。
Tiは、炭化物として鋼板中に微細析出することにより、鋼板を高強度化し、また、窒化物を形成することでNを固定し、スラブ割れを防止するとともに、オーステナイト粒の粗大化を抑制する作用を有する。このような効果は、Tiを0.001%以上含有することで顕著になる。一方、Tiを0.05%を超えて多量に含有すると、析出強化により降伏点が著しく上昇し、靭性が低下する。また、Ti炭窒化物の溶体化に、1250℃超という高温加熱を必要とし、旧γ粒の粗大化を招き、所望の旧γ粒の微細化が困難となる。このため、Tiの含有量は0.001〜0.05%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.01〜0.03%である。
Crは、焼入性を向上させ、鋼板強度を増加させる作用を有する元素である。このような効果を得るためには、Crを0.01%以上含有させる必要がある。一方、Crを1.0%を超えて含有すると、溶接性が低下する。このため、Crの含有量は0.01〜1.0%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.1〜0.6%である。
Bは、γ粒界に偏析し、少ない含有量でも焼入れ性を顕著に向上させ、鋼の強度を高くする作用を有する元素である。このような効果を得るために、0.0005%以上含有する必要がある。一方、0.0050%を超えてBを含有させても、効果が飽和するため、含有量に見合う効果が期待できず経済的に不利となる。このため、Bの含有量は0.0005〜0.0050%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.0005〜0.0030%である。
V、Cu、Niは、いずれも鋼板の強度増加に寄与する元素であり、必要に応じて選択して1種または2種以上含有することができる。
Caは、SをCaSとして固定し、硫化物系介在物を球状化し、介在物の形態を制御する作用を有する。さらに、介在物の周囲のマトリックスの格子歪を小さくし、水素のトラップ能を低下させる作用を有する元素であり、必要に応じて含有できる。このような効果を得るためには、Caを0.0005%以上含有させることが望ましい。一方、0.005%を超えて含有すると、CaOの増加を招き、耐食性、靭性が低下する。このため、含有させる場合には、Caの含有量は0.0005〜0.005%の範囲に限定することが好ましい。なお、より好ましくは0.0005〜0.0030%である。
本発明の製造方法では、鋼素材に、該鋼素材を加熱する加熱工程と、該加熱された鋼素材を粗圧延と仕上圧延とからなる熱間圧延を施す熱延工程と、熱延工程に続けて冷却工程と、巻取工程と、を順次実施し、熱延鋼板とする。なお、鋼素材の製造方法は、とくに限定する必要はないが、上記した組成の溶鋼を転炉等の常用の方法で溶製し、連続鋳造法等の常用の鋳造方法でスラブ等の鋼素材とすることが好ましい。
加熱工程では、上記した組成の鋼素材を1100〜1250℃の温度に加熱する。加熱温度が1100℃未満の場合、熱間圧延での変形抵抗が高く圧延負荷が増大し、圧延機への負荷が大きくなる。一方、加熱温度が1250℃を超えて高温になると、結晶粒が粗大化して、得られる熱延鋼板の低温靭性が低下するうえ、スケール生成量が増大し、歩留りが低下する。このため、鋼素材の加熱温度を1100〜1250℃の範囲の温度に限定した。なお、好ましくは1240℃以下である。
粗圧延は、鋼素材を所望の寸法形状のシートバーとするとともに、仕上げ圧延における930℃未満の温度域での圧下率を所望の範囲内に調整できるようにするため、粗圧延出側温度RDTを900〜1100℃の範囲の温度とする。なお、粗圧延における温度は表面温度を用いるものとする。
なお、累積圧下率は、次式
累積圧下率(%)={(当該温度域における圧延開始板厚)−(当該温度域における圧延終了板厚)}×100/(当該温度域における圧延開始板厚)
を用いて算出するものとする。
熱延工程(熱間圧延終了)後、直ちにホットランテーブル上に設置された冷却装置で、冷却を開始し、冷却工程を実施する。
巻取温度が、300℃を超えて高温となると、焼戻効果が過剰となり、セメンタイトが粗大化して所望の靭性が得られず、また遅れ破壊が生起しやすくなる。
なお、巻取温度の調整手段としては、誘導加熱等の手段を用いることもできる。
得られた熱延鋼板から組織観察用試験片を採取し、圧延方向に平行な断面(L断面)、および、圧延方向に垂直な断面(幅方向断面、C断面)を研磨し、ナイタール液で腐食し、光学顕微鏡(倍率:500倍)で組織を観察した。観察位置は、L断面、C断面とも、鋼板表面から1/4t(ここで、t:板厚)の位置とした。また、各観察位置で各2視野以上観察し、撮像して、画像解析装置を用いて、組織の種類、各相の組織分率を測定した。
旧γ粒の粒界は、腐食液:ピクリン酸水溶液を用いて、現出した。そして、上記した各観察位置で各2視野以上観察し、撮像して、画像解析装置を用いて、圧延方向に平行な断面および圧延方向に直交する断面における各旧オーステナイト(γ)粒の面積を求め、該面積から円相当直径を算出し、当該旧オーステナイト粒の粒径とし、各旧オーステナイト粒の粒径を算術平均して、当該熱延鋼板の圧延方向に平行な断面における旧オーステナイト粒の平均粒径DLおよび圧延方向に直交する断面における旧オーステナイト粒の平均粒径DCとした。なお、測定した旧オーステナイト粒は、各断面で100個以上とした。
得られた熱延鋼板の所定の位置(コイル長手方向端部、幅方向1/4の位置)から、圧延方向に垂直な方向(C方向)が長手方向となるように、板状の試験片(平行部幅:25mm、標点間距離:50mm)を採取し、JIS Z 2241の規定に準拠して、室温で引張試験を実施し、降伏強さYS、引張強さTS、伸びElを求めた。
得られた熱延鋼板の所定の位置(コイル長手方向端部、幅方向1/4の位置)の板厚中心部から、圧延方向に垂直な方向(C方向)が長手方向となるようにVノッチ試験片を採取し、JIS Z 2242の規定に準拠してシャルピー衝撃試験を実施し、試験温度:−40℃での吸収エネルギーvE−40(J)を求めた。なお、試験片は各3本とし、得られた吸収エネルギー値の算術平均をもとめ、その鋼板の吸収エネルギー値vE−40(J)とした。なお、板厚が10mm未満の鋼板については、板厚換算でフルサイズ試験片(10mm厚)における値(吸収エネルギー)に換算して示した。
得られた熱延鋼板の所定の位置(コイル長手方向端部、幅方向1/4の位置)から曲げ試験片(長辺側が圧延方向と直角方向となるように、短辺側が板厚の5倍以上となるようにした短柵状試験片)を採取し、180度曲げ試験を実施し、割れの発生しない最小曲げ半径(mm)を求め、最小曲げ半径/板厚で示した。最小曲げ半径/板厚が4.0以下である場合を曲げ加工性に優れると評価した。
得られた熱延鋼板から、圧延方向に垂直な方向(C方向)が長手方向となるように、丸棒引張試験片(GL.25mm)を採取し、陰極水素チャージをしたのち、電気亜鉛めっきを施し、鋼中に水素を封じ込めた試験片Aとした。このような処理を施さない試験片を試験片Bとし、これら試験片を歪速度:10×10-6/s(室温)で引張り、絞り値を求めた。得られた絞り値から絞り比(=(試験片Aの絞り値)/(試験片Bの絞り値))を求めた。絞り比が85%以上を耐遅れ破壊性に優れると評価した。
得られた熱延鋼板の所定の位置(コイル長手方向端部、幅方向1/4の位置)から、硬さ試験片(大きさ:45mm幅×40mm長さ)を採取し、JIS Z 2243の規定に準拠して、ブリネル硬さ試験機を用いてブリネル硬さHBWを求めた。圧子を直径10mmの硬球(鋼球または超硬合金球)として、圧子を試験片表面に押圧荷重:3000kgfで押し込み、永久くぼみを形成させ、押圧荷重を得られた永久くぼみの表面積で除した値をブリネル硬さHBW10/3000として評価した。測定箇所は、任意に選んだ5箇所とし、得られた値の算術平均を求め、当該鋼板の表面硬さとした。
Claims (8)
- 質量%で、
C :0.08%以上0.16%未満、 Si:0.01〜1.0%、
Mn:0.8〜2.0%、 P :0.025%以下、
S :0.005%以下、 Al:0.005〜0.10%、
N :0.002〜0.006%、 Nb:0.001〜0.05%、
Ti:0.001〜0.05%、 Cr:0.01〜1.0%、
B :0.0005〜0.0050%
を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成と、マルテンサイト相または焼戻マルテンサイト相を主相とし、該主相が組織全体に対する体積率で90%以上であり、旧オーステナイト粒の平均粒径が、圧延方向に平行な断面で20μm以下、圧延方向に垂直な断面で15μm以下であり、かつ圧延方向に平行な断面における旧オーステナイト粒のアスペクト比が18以下である組織と、を有することを特徴とする低温靭性に優れた高強度熱延鋼板。 - 前記マルテンサイト相または前記焼戻マルテンサイト相は、ラス内に平均粒径が0.5μm以下の微細セメンタイトを有する組織であることを特徴とする請求項1に記載の高強度熱延鋼板。
- 前記マルテンサイト相または前記焼戻マルテンサイト相は、ラス内に平均粒径が0.5μm以下の微細セメンタイトを有し、さらに旧オーステナイト粒界および/またはラス界面に析出した粒径:1μm以上のセメンタイトが、体積率で0.5%以下である組織であることを特徴とする請求項1に記載の高強度熱延鋼板。
- 前記組成に加えてさらに、質量%でV:0.001〜0.50%、Cu:0.01〜0.50%、Ni:0.01〜0.50%のうちから選ばれた1種または2種以上を含有する組成とすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の高強度熱延綱板。
- 前記組成に加えてさらに、質量%で、Ca:0.0005〜0.005%を含有する組成とすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の高強度熱延鋼板。
- 鋼素材に、該鋼素材を加熱する加熱工程と、該加熱された鋼素材を粗圧延と仕上圧延とからなる熱間圧延を施す熱延工程と、冷却工程と、巻取工程を順次施し、熱延鋼板とするにあたり、
前記鋼素材を、質量%で、
C :0.08%以上0.16%未満、 Si:0.01〜1.0%、
Mn:0.8〜2.0%、 P :0.025%以下、
S :0.005%以下、 Al:0.005〜0.10%、
N:0.002〜0.006%、 Nb:0.001〜0.05%、
Ti:0.001〜0.05%、 Cr:0.01〜1.0%、
B :0.0005〜0.0050%
を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成の鋼素材とし、
前記加熱工程が、1100〜1250℃の温度に加熱する工程であり、
前記熱延工程が、粗圧延出側温度RDTを900〜1100℃の範囲の温度とする粗圧延と、さらに仕上圧延入側温度FETを900〜1100℃の範囲の温度、仕上圧延出側温度FDTを800〜900℃の範囲の温度とし、930℃未満の温度域での累積圧下率を20〜90%とする仕上圧延と、を施す工程であり、
前記冷却工程が、熱間圧延終了後、直ちに冷却を開始し、750〜500℃の温度範囲を、板厚中心部での冷却速度CRで100℃/s以上の平均冷却速度で、300℃以下の冷却停止温度まで冷却する工程であり、
前記巻取工程が、巻取温度を300℃以下の温度として、コイル状に巻き取る工程であることを特徴とする低温靭性に優れる高強度熱延鋼板の製造方法。 - 前記組成に加えてさらに、質量%でV:0.001〜0.50%、Cu:0.01〜0.50%、Ni:0.01〜0.50%のうちから選ばれた1種または2種以上を含有する組成とすることを特徴とする請求項6に記載の高強度熱延鋼板の製造方法。
- 前記組成に加えてさらに、質量%で、Ca:0.0005〜0.005%を含有する組成とすることを特徴とする請求項6または7に記載の高強度熱延鋼板の製造方法。
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