JP2016199236A - 充電用ケーブルを用いて充電する鞍乗型電動車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】充電用ケーブルを好適に収納できる鞍乗型電動車両を提供する。【解決手段】本発明の実施形態に係る鞍乗型電動車両1、3は、前輪25および後輪26と、前輪25および後輪26の少なくとも一方へ駆動力を伝達する電動モータ53と、電動モータ53に電力を供給するバッテリ56と、バッテリ56の充電に用いる充電用ケーブル31と、バッテリ56の充電時に、充電用ケーブル31とバッテリ56とを電気的に接続するインレット57と、充電用ケーブル31を収納する収納部41とを含む。充電用ケーブル31はインレット57に対して着脱可能であり、充電用ケーブル31は、インレット57から外された状態で、収納部41に収納される。【選択図】図1
Description
本発明は、充電用ケーブルを用いて充電する鞍乗型電動車両に関する。
電動モータで駆動される鞍乗型電動車両として、例えば、電動二輪車がある。電動モータは、電動二輪車に搭載されたバッテリから電力を供給されて回転し、電動二輪車は走行することができる(例えば、特許文献1参照)。また、鞍乗型電動車両の例として電動補助自転車がある。電動補助自転車では、乗員がペダルに加えた踏力に所定のアシスト比を乗じた補助動力を電動モータに発生させ、それら踏力と補助動力の合力を駆動輪に伝達し、走行を補助している。電動補助自転車では、バッテリから電力を供給された電動モータにより人力を補助することにより、例えば坂道の走行時や荷物を積んでいるときの乗員の負担を減らすことができる。
上記のような電動二輪車に搭載されたバッテリを充電する方法として、充電用ケーブルを介して充電ステーション(充電スタンドとも称される)から電動二輪車内のバッテリに電力を供給する方法が考えられる。このような充電システムにおいては、充電用ケーブルを給電側(充電ステーション側)に備え付ける形態と、受電側(車両側)に備え付ける形態とがある。
前者の場合、充電用ケーブルは充電ステーション側に備えられているため、車両本体にはインレットを設けるだけでよく、車両側で充電用ケーブルを収納する必要は無い。しかし、後者の場合には、充電用ケーブルを車両側に収納する必要がある。特許文献1は、バッテリ側に固定されてそこから長く延びる充電用ケーブルを、電動二輪車の外装カバーの内側に巻きつけて収納することを開示している。しかしながら、外装カバーの内側には車両に必要な電装機器類を配置したり、収納ボックス等も配置したりする。そのため、バッテリ側から長く延びる充電用ケーブルを収納しようとすると、それら電装機器類や収納ボックス等のレイアウトに影響を及ぼすことになるという課題がある。また、バッテリから離れた位置の外装カバーの内側に巻きつけて充電用ケーブルを収納しようとすると、バッテリからその位置まで充電用ケーブルを這わせる必要があり、他の機器のレイアウトに影響を及ぼすことになる。また、自転車の形態においては、そのような外装カバーは設けられていないため、外装カバーの内側に充電用ケーブルをレイアウトすることはできないという課題もある。
本発明は、充電用ケーブルを好適に収納できる鞍乗型電動車両を提供する。
本発明の実施形態に係る鞍乗型電動車両は、前輪および後輪と、前記前輪および前記後輪の少なくとも一方へ駆動力を伝達する電動モータと、前記電動モータに電力を供給するバッテリと、前記バッテリの充電に用いる充電用ケーブルと、前記バッテリの充電時に、前記充電用ケーブルと前記バッテリとを電気的に接続するインレットと、前記充電用ケーブルを収納する収納部とを含み、前記充電用ケーブルは前記インレットに対して着脱可能であり、前記充電用ケーブルは、前記インレットから外された状態で、前記収納部に収納される。充電用ケーブルをバッテリから分離して収納可能であるため、充電用ケーブルの収納位置の自由度を向上させることができる。
ある実施形態において、前記鞍乗型電動車両は乗員が座るシートをさらに備え、前記収納部および前記インレットは、前記シートの座面よりも下方に位置してもよい。これにより、充電用ケーブルの収納位置の自由度を確保しつつ、充電用ケーブルとインレットとの接続も容易に行うことができる。例えば、シートの裏側またはシート下方に充電用ケーブルを収納し、インレットがシート近傍に位置することにより、充電用ケーブルとインレットとの接続も容易に行うことができる。
ある実施形態において、前記収納部は、前記鞍乗型電動車両における前記インレットとは別の位置に設けられてもよい。充電用ケーブルがインレットから分離されることにより、充電用ケーブルの収納位置の自由度を向上させることができる。例えば、インレットおよびバッテリから離れた位置に充電用ケーブルを収納することもできるので、充電用ケーブルの収納位置の自由度を向上させることができる。
ある実施形態において、前記インレットは、外部の充電装置に設けられた外部側充電用ケーブルが接続可能であってもよい。これにより、充電ステーション等の外部の充電装置に設けられた充電用ケーブルを用いて充電を行うシステムにおいても、バッテリの充電を行うことができる。すなわち、充電用ケーブルを充電ステーション側に備え付ける形態と、鞍乗型電動車両側に備え付ける形態との両方の形態において、バッテリの充電を行うことができる。
ある実施形態において、前記充電用ケーブルの両端部以外の一部は、前記バッテリの充電時および前記充電用ケーブルの収納時の両方において前記鞍乗型電動車両の一部につながっていてもよい。充電用ケーブルが鞍乗型電動車両から完全に分離しないことにより、充電用ケーブルの紛失等を防止することができる。
ある実施形態において、前記インレットから分離された前記充電用ケーブルは、ワイヤーロックとして使用可能であってもよい。これにより、鞍乗型電動車両側に設けられる充電用ケーブルの付加価値を向上させることができる。
ある実施形態において、前記鞍乗型電動車両は、充電を開始するとロック状態になり、前記ロック状態を解除するまで走行できなくてもよい。これにより、鞍乗型電動車両の盗難を防止することができる。例えば、ロック状態では電動モータが回転しないようにすることで、鞍乗型電動車両の盗難を防止することができる。
ある実施形態において、前記鞍乗型電動車両の操作盤にパスワードを入力すると、前記ロック状態は解除されてもよい。これにより、鞍乗型電動車両の盗難を防止することができる。
ある実施形態において、前記鞍乗型電動車両は、前記充電用ケーブルの収納時に前記充電用ケーブルと接続されるダミーソケットをさらに含み、前記充電用ケーブルが前記ダミーソケットに接続されていないときは、前記鞍乗型電動車両は走行を制限する制限モード状態になってもよい。これにより、充電用ケーブルの置き忘れを防止することができる。
ある実施形態において、前記充電用ケーブルは、充電時に外部の充電装置に接続されるプラグを含み、前記プラグは、前記充電用ケーブルから分離可能であってもよい。プラグのサイズが大きい場合でも、充電用ケーブルとプラグとが分離可能であることにより、充電用ケーブルとプラグの収納位置の自由度を向上させることができる。
ある実施形態において、前記鞍乗型電動車両の車体フレームのヘッドパイプよりも少なくとも一部が前方に位置する前かごをさらに含み、前記収納部は、前記ヘッドパイプよりも前方において前記前かごに近接して配置されてもよい。充電用ケーブルを電動車両前方の前かごに近接して収納することにより、バッテリ、電動モータおよび駆動系が配置される電動車両中央から後方のスペースを充電用ケーブルのために空けておく必要が無いため、電動車両の構成要素の配置の自由度を向上させることができる。また、充電用ケーブルを電動車両側が備えるモデルと備えないモデルの両方のモデルにおいて、車両中央から後方の構成要素の配置を異ならせる必要がなく、共通の構成を採用することができる。
ある実施形態において、前記収納部の少なくとも一部は、前記ヘッドパイプと前記前かごとの間に配置されてもよい。これにより、充電用ケーブルを収納した鞍乗型電動車両の外観をすっきりとさせることができる。
ある実施形態において、前記収納部の少なくとも一部は、前記前かごと前記前輪との間に配置されてもよい。これにより、充電用ケーブルを収納した鞍乗型電動車両の外観をすっきりとさせることができる。
ある実施形態において、前記収納部の少なくとも一部は、前記ヘッドパイプと前記前かごの間、および前記前かごと前記前輪の間に配置されてもよい。これにより、充電用ケーブルを収納した鞍乗型電動車両の外観をすっきりとさせることができる。
ある実施形態において、前記前かごは荷物を載せるための領域を有し、前記収納部は、前記荷物を載せるための領域の外周側に設けられてもよい。これにより、充電用ケーブルを収納した鞍乗型電動車両の外観をすっきりとさせることができる。
本発明の実施形態に係る鞍乗型電動車両によれば、充電用ケーブルをバッテリから分離して収納可能であるため、充電用ケーブルの収納位置の自由度を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る鞍乗型電動車両を説明する。実施形態の説明においては、同様の構成要素には同様の参照符号を付し、重複する場合にはその説明を省略する。本発明の実施形態における前後、左右、上下とは、鞍乗型電動車両のシートに乗員がハンドルに向かって着座した状態を基準とした前後、左右、上下を意味する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る鞍乗型電動車両を示す側面図である。図1は、鞍乗型電動車両の一例として、スクーター型の電動二輪車1を示している。ここでは、スクーター型の電動二輪車を例示するが、スクーター型以外の電動二輪車にも本発明は適用可能である。図1では、分かり易く説明するために、車体内部の一部を透かして示している。図1以降の図面においても、分かり易く説明するために、鞍乗型電動車両の内部の一部を透かして示す場合がある。
図1に示すように、電動二輪車1は、車体10と、ハンドル14と、前輪25と、後輪26と、電動モータ53とを備える。車体10は、車体フレームと車体カバーを含む構造を有する。車体10には、フロントフォーク15が支持されている。フロントフォーク15の上部には、ハンドル14が取り付けられている。フロントフォーク15の下端部には前輪25が支持されている。
後輪26および電動モータ53は、スイングアーム18により車体10に揺動可能に支持されている。この例では、駆動輪は後輪26であり、従動輪は前輪25である。前輪25および後輪26の間における車体10の下部には、バッテリ56が搭載される。電動モータ53は、バッテリ56から供給される電力に応じて駆動される。電動モータ53の回転が後輪26に伝達されることにより、電動二輪車1は走行する。
車体10の上部にはシート27が設けられ、乗員はシート27の座面27aに座って電動二輪車1を運転する。シート27の裏側(シート27の座面27a側とは反対の側)には、バッテリ56の充電に用いる充電用ケーブル31が収納される。本実施形態の電動二輪車1は、バッテリ56の充電に用いる充電用ケーブル31を搭載し、充電用ケーブル31を介して充電ステーション2(図4)から電動二輪車1内のバッテリ56に電力を供給する充電システムを用いて、バッテリ56の充電を行う。
シート27の下方には、乗員のヘルメットや荷物を収納するための収納ボックス19が設けられる。ハンドル14の近傍には、走行速度、バッテリ残量、運転モード等の各種情報を表示する表示部71が設けられる。
車両中央部付近にはコントローラ52等を含む駆動ユニットと、充電用ケーブル31が接続されるインレット57が設けられる。コントローラ52は、電動二輪車1の動作を制御する。コントローラ52は、例えば、電動モータ53の動作の制御、バッテリ56の充電の制御等を行う。バッテリ56は、例えば、複数のセルを収納したバッテリパックから正極線、負極線、通信線が延びた構成を有する。これら正極線、負極線、信号通信線は、コントローラ52を介してインレット57に接続される。バッテリ56の充電時、インレット57には充電用ケーブル31が接続され、充電用ケーブル31とバッテリ56とを電気的に接続する。
本実施形態のシート27は開閉式のシートであり、図2はシート27を開いた状態の電動二輪車1を示している。シート27と車体10との間にはヒンジ27b(図3)が設けられており、シート27の開閉が可能となっている。シート27を開くことにより、乗員は収納ボックス19に対して荷物の出し入れを行うことができる。
図3は、シート27の裏側(シート27の座面27a側とは反対の側)を示す図である。この例では、シート27の裏側部分が充電用ケーブル31を収納する収納部41となる。例えば、シート27の裏側部分には複数のフック27fが設けられ、充電用ケーブル31は各フック27fに沿って巻きつけられて収納される。フック27fは、例えばL字型フックである。
図4は、電動二輪車1の充電の様子を示す図である。充電ステーション2は、例えば駐輪場に設置される。使用者は、シート27裏側の収納部41の中に収納されている充電用ケーブル31を外部へ取り出す。充電用ケーブル31の一端にはプラグ32が設けられており、他端にはコネクタ34が設けられている。コネクタ34を電動二輪車1のインレット57に挿入し、プラグ32を充電ステーション2のソケット61に挿入することで、充電用ケーブル31を介して充電ステーション2から電動二輪車1のバッテリ56に電力が供給されて充電が行われる。充電の制御は、充電ステーション2と電動二輪車1のコントローラ52との間で充電に関するデータの送受信を行うことで行われ得る。
図5(a)は、充電用ケーブル31のプラグ32およびコネクタ34の形状を示す図であり、図5(b)は、電動二輪車1のインレット57および充電ステーション2のソケット61の形状を示す図である。図5の例では、プラグ32およびコネクタ34は同等の形状を有し、インレット57およびソケット61は同等の形状を有するとするが、それぞれ互いに異なる形状を有していてもよいし、それぞれ互いにサイズが異なっていてもよい。
プラグ32およびコネクタ34は、充電用の電圧が供給される電極端子33aおよび33bと、充電に関するデータの送受信を行う信号端子33cを有する。送受信するデータの形態に応じて信号端子33cには複数の電極が設けられ得る。プラグ32の電極端子33aおよび33b、信号端子33cが、ソケット61の電極端子63aおよび63b、信号端子63cにそれぞれ差し込まれる。また、コネクタ34の電極端子33aおよび33b、信号端子33cが、インレット57の電極端子63aおよび63b、信号端子63cにそれぞれ差し込まれる。このように接続されることにより、充電が行われる。
インレット57およびソケット61はカバー65を有しており、充電時以外は各端子をカバー65で覆うことにより、雨や埃の侵入および漏電を防止することができる。また、充電用ケーブル31のプラグ32およびコネクタ34にもカバーが設けられていてもよい。
なお、プラグ32、コネクタ34、インレット57、ソケット61の形状や端子の種類は任意であり、充電の形態に応じた形状および端子の種類が採用される。また、データの送受信は、無線通信(例えば、近距離無線通信等)により行ってもよい。
電動二輪車1が充電用ケーブル31を搭載する形態では、充電用ケーブル31は充電ステーション2に対して着脱可能な構成を有するが、本実施形態では更に、充電用ケーブル31はインレット57に対しても着脱可能であり、充電用ケーブル31はインレット57から外された状態で、シート27裏側の収納部41に収納される。
このように、本実施形態では、充電用ケーブル31をバッテリ56から分離して収納可能であるため、充電用ケーブル31の収納位置の自由度を向上させることができる。例えば、上述のようにシート27の裏側部分に充電用ケーブル31を収納することも容易となる。電動二輪車1の駆動ユニット、各種駆動機構、収納ボックス等が配置されるスペースを、充電用ケーブル31の収納のために空けておく必要が無いため、電動二輪車1の構成要素の配置の自由度を向上させることができる。また、充電用ケーブル31を車両側が備えるモデルと備えないモデルの両方のモデルにおいて、駆動ユニットや各種駆動機構の配置を異ならせる必要がなく、共通の構成を採用することができる。
上記の例では、収納部41およびインレット57は、シート27の座面27aの下方に位置している。これにより、充電用ケーブル31の収納位置の自由度を確保しつつ、充電用ケーブル31とインレット57との接続も容易に行うことができる。例えば、シート27の裏側またはシート27の下方に充電用ケーブル31を収納し、インレット57がシート27近傍に位置することにより、充電用ケーブル31とインレット57との接続も容易に行うことができる。
上述のシート27裏側に収納部41を設けた形態は一例であり、充電用ケーブル31がバッテリ56から分離される利点を活かして、車両の別の位置に収納部41を設けてもよい。例えば、後述するように、電動二輪車1が前かごを有する形態では、その前かごの近傍に収納部41を設けてもよい。バッテリ56およびインレット57から離れた位置に充電用ケーブル31を収納することもできるので、充電用ケーブル31の収納位置の自由度を向上させることができる。
上述したように、充電システムとしては、充電用ケーブルを充電ステーション2側に備え付ける形態もある。電動二輪車1のインレット57は、そのような充電ステーション2側に備え付けられた充電用ケーブルを接続可能な形状を有していてもよく、この場合は、そのような充電システムを用いてもバッテリ56の充電が可能である。
図6は、充電用ケーブルが充電ステーション2側に備え付けられた充電システムを用いて、電動二輪車1の充電を行う様子を示す図である。充電ステーション2側に備え付けられた充電用ケーブル38の先端にはコネクタ39が設けられている。電動二輪車1が搭載する充電用ケーブル31のコネクタ34と、充電ステーション2から延びる充電用ケーブル38のコネクタ39は、同じ端子形状を有している。充電用ケーブル38のコネクタ39を電動二輪車1のインレット57に挿入することで、充電ステーション2から電動二輪車1のバッテリ56に電力が供給されて充電が行われる。充電の制御は、充電ステーション2と電動二輪車1のコントローラ52との間で充電に関するデータの送受信を行うことで行われ得る。
このように、インレット57が充電用ケーブル38も接続可能であることにより、充電用ケーブルを充電ステーション2側に備え付ける形態と、電動二輪車1側に備え付ける形態との両方の形態において、バッテリ56の充電を行うことができる。このため、駐輪場等に設置される充電ステーションの形態を問わずに充電を行うことができ、電動二輪車1の利便性を高めることができる。
また、インレット57は、収納ボックス19内に配置されていてもよい。図7は、収納ボックス19内にインレット57が配置された電動二輪車1を示す図である。上述したようにシート27の裏側部分に充電用ケーブル31を収納する場合、シート27を開けて充電用ケーブル31を取り外す。この場合、収納ボックス19内にインレット57が配置されていると、充電用ケーブル31を取り外してすぐにインレット57に接続できるので、使用者の作業量を減らし、利便性を高めることができる。また、充電用ケーブル31を収納する場合も、充電用ケーブル31をインレット57から取り外してすぐに収納することができる。
なお、収納ボックス19内にインレット57を設ける場合、車体10のシート27近傍またはシート27に溝形状等の隙間を設けて収納ボックス19の内側と外側との連絡通路とし、その隙間に充電用ケーブル31を通して充電ステーション2に接続してもよい。これにより、充電中にシート27を閉じて施錠しておくことができる。
また、充電用ケーブル31の両端部以外の一部は、バッテリ56の充電時および充電用ケーブル31の収納時の両方において電動二輪車1の一部につながっていてもよい。図8は、充電用ケーブル31の一部が常につながっている電動二輪車1を示す図である。図8の例では、シート27の裏側に設けられた留め具27cに充電用ケーブル31の一部がつながっている。留め具27cの形状は任意であり、例えば留め具27cが環状部分を有し、その環状部分に充電用ケーブル31を通していてもよい。また、留め具27cによりシート27の裏側に充電用ケーブル31の一部が固定されていてもよい。充電用ケーブル31のプラグ32およびコネクタ34の両方がリリースされている場合でも、充電用ケーブル31が電動二輪車1から完全に分離しないことにより、充電用ケーブル31の紛失等を防止することができる。なお、充電用ケーブル31の一部をつなげる車両の位置は任意であるが、収納部41の近傍につなげることにより充電用ケーブル31の収納を容易に行うことができる。
また、収納部41内にダミーソケットを設け、収納時に充電用ケーブル31のプラグ32およびコネクタ34をそのようなダミーソケットに接続してもよい。図9は、ダミーソケット35が設けられた収納部41を示す図である。充電用ケーブル31のプラグ32およびコネクタ34をダミーソケット35に差し込むことで、プラグ32およびコネクタ34は固定される。これにより、電動二輪車1の走行中、プラグ32およびコネクタ34を安定して保持することができる。図9の例では、ダミーソケット35にプラグ32およびコネクタ34の両方が接続されているが、ダミーソケット35はいずれか一方のみ接続する形状であってもよい。また、プラグ32を接続するダミーソケット35と、コネクタ34を接続するダミーソケット35とが別々に設けられてもよい。
プラグ32およびコネクタ34は充電用ケーブル31から分離可能であってもよい。図10は、プラグ32およびコネクタ34が分離可能な充電用ケーブル31を示す図である。例えば、充電用ケーブル31のプラグ32のサイズは、充電ステーション2のソケット61(図5(b))のサイズに合わせて大型となる場合がある。このような場合は、プラグ32を充電用ケーブル31から分離し、それぞれ別の位置に収納するようにすることで、充電用ケーブル31とプラグ32の配置の自由度を向上させることができる。
また、図6のような充電用ケーブル38が充電ステーション2側に備え付けられた充電システムに電動二輪車1を対応させた場合、電動二輪車1のインレット57は、充電用ケーブル38のコネクタ39のサイズに合わせて大型となる場合がある。この場合、充電用ケーブル31のコネクタ34も大型となるので、コネクタ34を充電用ケーブル31から分離し、それぞれ別の位置に収納するようにすることで、充電用ケーブル31とコネクタ34の配置の自由度を向上させることができる。
図10の例では、充電用ケーブル31の両端部には小型プラグ36が設けられ、プラグ32およびコネクタ34の内部には小型ソケット37が設けられている。これら小型プラグ36と小型ソケット37を接続することで、プラグ32およびコネクタ34と充電用ケーブル31とが接続され、小型プラグ36と小型ソケット37を分離することで、プラグ32およびコネクタ34と充電用ケーブル31とが分離される。
図11は、分離したプラグ32およびコネクタ34と充電用ケーブル31の配置例を示す図である。この例では、シート27裏側の外周部付近に沿って充電用ケーブル31が収納され、シート27裏側の中央部付近にプラグ32およびコネクタ34が収納される。このように、プラグ32およびコネクタ34を充電用ケーブル31から分離し、それぞれ別の位置に収納することで、プラグ32およびコネクタ34と充電用ケーブル31の配置の自由度を向上させることができる。また、この例では、プラグ32およびコネクタ34と充電用ケーブル31とが、シート27裏側に収納されているが、プラグ32およびコネクタ34は充電用ケーブル31から離れた別の位置に収納されてもよい。例えば、プラグ32およびコネクタ34は車両中央部から前方部の任意の位置に収納されてもよいし、車両後方部に収納されてもよい。上記の例では、プラグ32およびコネクタ34の両方が充電用ケーブル31から分離可能であったが、いずれか一方のみが分離可能であってもよい。
また、充電用ケーブル31はワイヤーロックとして使用してもよい。図12は、ワイヤーロックとしても使用可能な充電用ケーブル31を示す図である。この例では、充電用ケーブル31のプラグ32にロック部32Lが設けられており、コネクタ34にロック部34Lが設けられている。ロック部34Lをロック部32Lに差し込むことにより施錠される。開錠は、ロック部32Lのダイヤル32Dを操作して行ってもよいし、鍵を用いてもよい。充電用ケーブル31の両端部が車両からリリースされる利点を活かし、充電用ケーブル31をワイヤーロックとしても使用可能とすることで、電動二輪車1に搭載される充電用ケーブル31の付加価値を向上させることができる。
上記の説明では、本発明の実施形態に係る鞍乗型電動車両として、電動二輪車1を例示したが、上述の実施形態は電動補助自転車にも適用可能である。
図13は、本発明の実施形態に係る鞍乗型電動車両の一例として、二輪の電動補助自転車3を示している。電動補助自転車3では、乗員がペダルに加えた踏力に所定のアシスト比を乗じた補助動力を電動モータに発生させ、それら踏力と補助動力の合力を駆動輪に伝達して走行する。電動補助自転車3としては、ペダルを漕がなければ電動モータが動力を発生しない形態と、ペダルを漕がなくても電動モータが動力を発生して走行が可能な形態とがあり、本発明はそれら両方の形態に適用可能である。
電動補助自転車3は、前後方向に延びる車体フレーム11を有する。車体フレーム11の前端にはヘッドパイプ12が設けられている。ハンドルステム13は、ヘッドパイプ12に回転可能に挿入される。ハンドル14は、ハンドルステム13の上端部に固定される。ハンドルステム13の下端部にはフロントフォーク15が固定される。フロントフォーク15の下端部には、操舵輪である前輪25が回転可能に支持される。ヘッドパイプ12の前方の位置には前かご21が設けられる。
車体フレーム11の車両中央部付近からはサドルチューブ16が上方に向かって延びている。サドルチューブ16にはサドルパイプ17が挿入され、サドルパイプ17の上端部には乗員が座るシート(サドル)27が設けられる。車体フレーム11の後方部では、駆動輪である後輪26が回転可能に支持される。また、車体フレーム11の後方部には、駐輪時に車両を立てたまま保持するスタンド29が設けられる。
車体フレーム11の車両中央部付近には駆動ユニット51が設けられる。駆動ユニット51は、コントローラ52、電動モータ53、クランク54、ペダル55を含む。駆動ユニット51には、電動モータ53等に電力を供給するバッテリ56が搭載される。
コントローラ52は、電動補助自転車3の動作を制御する。乗員がペダル55を回転させたときにクランク54に加わるペダル踏力は、チェーン28を介して、後輪26に伝達される。コントローラ52は、乗員の踏力と補助動力の比であるアシスト比を制御し、電動モータ53は、踏力とアシスト比に応じて駆動力を発生する。電動モータ53から出力された駆動力は、チェーン28を介して、後輪26に伝達される。このように、乗員のペダル踏力および電動モータ53の駆動力は足し合わされて、電動補助自転車3の動力となる。なお、チェーン28の代わりにベルト、シャフト等が用いられてもよい。
本実施形態の電動補助自転車3は、バッテリ56の充電に用いる充電用ケーブル31を搭載する。充電用ケーブル31を介して充電ステーション2(図15)から電動補助自転車3内のバッテリ56に電力を供給する充電システムを用いて、バッテリ56の充電を行う。充電を行わないときは、電動補助自転車3に充電用ケーブル31を収納する。図13の例では、充電用ケーブル31の収納時、充電用ケーブル31は、ヘッドパイプ12よりも前方において前かご21に近接して配置する。例えば、ヘッドパイプ12と前かご21との間に収納部41を配置し、その収納部41の中に充電用ケーブル31を収納する。
図14(a)は、電動補助自転車3の側面から収納部41を見た図であり、分かり易く説明するために、収納部41内部を透かして示している。収納部41は、ヘッドパイプ12よりも前方において、前かご21の後ろ側に近接して配置される。収納部41は、ヘッドパイプ12および前かご21の少なくとも一方に固定されていてもよいし、着脱可能であってもよい。ヘッドパイプ12と前かご21とを固定する場合は、収納部41と干渉しない位置で固定する。収納部41は、例えば前かご21後方の側面形状に沿った箱形状を有する。この箱形状の中に充電用ケーブル31を収納する。収納部41は、ハードケースタイプであってもよいし、ソフトケースタイプであってもよい。また袋タイプであってもよい。
図14(b)は、電動補助自転車3の正面から収納部41を見た図であり、分かり易く説明するために、収納部41内部を透かして示している。図14の例では、充電用ケーブル31は、蛇行させた状態で収納部41内に収納されている。ここで、蛇行させた状態とは、充電用ケーブル31を1回以上折り返した状態を指す。充電用ケーブル31を蛇行させることにより、前かご21の側面形状に沿った配置を容易にすることができる。
本実施形態では、充電用ケーブル31は車両前方の前かご21に近接して配置される。電動モータ53およびバッテリ56を含む駆動ユニット51や各種駆動機構が配置される車両中央から後方のスペースを、充電用ケーブル31の収納のために空けておく必要が無いため、電動補助自転車3の構成要素の配置の自由度を向上させることができる。また、充電用ケーブル31を前かご21の形状に沿って配置することで、充電用ケーブル31を配置するスペースの確保が容易である。また、充電用ケーブル31を車両側が備えるモデルと備えないモデルの両方のモデルにおいて、車両中央から後方の構成要素の配置を異ならせる必要がなく、共通の構成を採用することができる。
また、ヘッドパイプ12と前かご21との間に充電用ケーブル31を収納することで、充電用ケーブル31を搭載した電動補助自転車3の外観をすっきりとさせることができる。
また、図14(a)および図14(b)に示すように、収納部41の上端の高さを前かご21の上端の高さよりも低くしてもよい。また、収納部41の左右方向の幅は、前かご21の左右方向の幅よりも小さくしてもよい。これらにより、充電用ケーブル31を搭載した電動補助自転車3の外観をすっきりとさせることができるとともに、乗員から見た前かご21周りの外観もすっきりとさせることができる。
この例では、車両中央部付近のサドルチューブ16に、充電用ケーブル31が接続されるインレット57が設けられる。バッテリ56の充電時、インレット57には充電用ケーブル31が接続され、充電用ケーブル31とバッテリ56とを電気的に接続する。インレット57の配置位置は任意であり、例えば駆動ユニット51に配置されてもよい。
図15は、電動補助自転車3の充電の様子を示す図である。図15に示す充電ステーション2は、例えば、図4に示す充電ステーション2と同じ構成を有し、電動二輪車1と電動補助自転車3の両方のバッテリ56の充電に対応している。
使用者は、前かご21近傍の収納部41の中に収納されている充電用ケーブル31を外部へ取り出す。電動補助自転車3が搭載する充電用ケーブル31は、電動二輪車1が搭載する充電用ケーブル31と同様の構成を有する。充電用ケーブル31の一端にはプラグ32が設けられており、他端にはコネクタ34が設けられている。コネクタ34を電動補助自転車3のインレット57に挿入し、プラグ32を充電ステーション2のソケット61に挿入することで、充電用ケーブル31を介して充電ステーション2から電動補助自転車3のバッテリ56に電力が供給されて充電が行われる。充電の制御は、充電ステーション2と電動補助自転車3のコントローラ52との間で充電に関するデータの送受信を行うことで行われ得る。
収納部41に対して充電用ケーブル31の出し入れを行う方向は任意であり、収納部41の側部から出し入れしてもよいし、収納部41の上部から出し入れしてもよい。このような充電用ケーブル31の出し入れを行う収納部41の部分には、蓋が設けられていてもよいし、ファスナー等の留め具が設けられていてもよい。
また、上述の電動二輪車1と同様に、電動補助自転車3は、図6に示す充電用ケーブル38が充電ステーション2側に備え付けられた充電システムを用いても充電が可能であってもよい。この場合、充電用ケーブル38のコネクタ39を電動補助自転車3のインレット57に挿入することで、充電ステーション2から電動補助自転車3のバッテリ56に電力が供給されて充電が行われる。このように、インレット57が充電用ケーブル38も接続可能であることにより、充電用ケーブルを充電ステーション2側に備え付ける形態と、電動補助自転車3側に備え付ける形態との両方の形態において、バッテリ56の充電を行うことができる。このため、駐輪場等に設置される充電ステーションの形態を問わずに充電を行うことができ、電動補助自転車3の利便性を高めることができる。
図14に示す例では、充電用ケーブル31は蛇行させた状態で収納部41内に収納されていたが、別の状態で収納部41内に収納されてもよい。例えば、充電用ケーブル31は、渦巻き状に巻かれた状態で収納部41内に収納されてもよい。
図16(a)は、電動補助自転車3の側面から収納部41を見た図であり、分かり易く説明するために、収納部41内部を透かして示している。図16(b)は、電動補助自転車3の正面から収納部41を見た図であり、分かり易く説明するために、収納部41内部を透かして示している。図16の例では、充電用ケーブル31は、渦巻き状に巻かれた状態で収納部41内に収納されている。ここで、渦巻き状に巻かれた状態とは、充電用ケーブル31を少なくとも1周以上巻いた状態を指す。1周に満たない場合は、上述の蛇行させた状態に含まれるとする。充電用ケーブル31を渦巻き状に巻くことにより、前かご21の側面形状に沿った配置を容易にすることができる。
また、充電用ケーブル31を前かご21の側部の外周部分まで配置してもよく、充電用ケーブル31を配置するスペースの確保を容易にすることができる。また、収納部41は箱型でなくてもよく、例えば、フック等を前かごの側部に設け、そのフックに充電用ケーブル31を巻きつけて収納してもよい。また、充電用ケーブル31をリールに巻きつけて収納してもよい。また、収納部41は引き出しの構造を有していてもよく、収納部41の上下方向または左右方向に引き出しを動かして、充電用ケーブル31の出し入れを行ってもよい。
上述の例では、前かご21の後方部等の側部に近接して充電用ケーブル31を収納していたが、前かご21の底部に近接して収納してもよい。
図17(a)は、電動補助自転車3の上側から収納部41を見た図であり、図17(b)は、電動補助自転車3の側面から収納部41を見た図であり、図17(c)は、電動補助自転車3の正面から収納部41を見た図である。分かり易く説明するために、これらの図では収納部41内部を透かして示している。この例では、収納部41は前かご21と前輪25との間に配置され、充電用ケーブル31は収納部41内に収納される。これにより、充電用ケーブル31を搭載した鞍乗型電動車両1の外観をすっきりとさせることができる。また、充電用ケーブル31を前かご21の底部に沿って配置できるため、充電用ケーブル31を配置するスペースの確保を容易にすることができる。
また、図17(a)、図17(b)、図17(c)に示すように、収納部41の前後方向の幅は、前かご21の前後方向の幅よりも小さくてもよい。また、収納部41の左右方向の幅は、前かご21の左右方向の幅よりも小さくてもよい。これにより、充電用ケーブル31を搭載した鞍乗型電動車両1の外観をすっきりとさせることができるとともに、乗員から見た前かご21周りの外観もすっきりとさせることができる。
図17に示す例では、充電用ケーブル31は蛇行させた状態で収納部41内に収納されていたが、渦巻き状に巻かれた状態で収納部41内に収納されてもよい。図18(a)は、電動補助自転車3の上側から収納部41を見た図であり、図18(b)は、電動補助自転車3の側面から収納部41を見た図であり、図18(c)は、電動補助自転車3の正面から収納部41を見た図である。分かり易く説明するために、これらの図では収納部41内部を透かして示している。図18の例では、充電用ケーブル31は、渦巻き状に巻かれた状態で収納部41内に収納されている。充電用ケーブル31を渦巻き状に巻くことにより、前かご21の底面形状に沿った配置が容易であり、充電用ケーブル31を配置するスペースの確保を容易にすることができる。なお、充電用ケーブル31をリールに巻きつけて収納してもよい。また、収納部41は引き出しの構造を有していてもよく、収納部41の前後方向または左右方向に引き出しを動かして、充電用ケーブル31の出し入れを行ってもよい。
また、前かご21の後方部および底部の両方に近接して充電用ケーブル31を収納してもよい。図19(a)は、電動補助自転車3の側面から収納部41を見た図であり、図19(b)は、電動補助自転車3の正面から収納部41を見た図である。分かり易く説明するために、これらの図では収納部41内部を透かして示している。この例では、収納部41は、ヘッドパイプ12と前かご21の間、および前かご21と前輪25の間に配置され、充電用ケーブル31は収納部41内に収納される。これにより、充電用ケーブル31を搭載した電動補助自転車3の外観をすっきりとさせることができる。また、充電用ケーブル31を前かご21の側部および底部に沿って配置できるため、充電用ケーブル31を配置するスペースの確保を容易にすることができる。
また、前かご21を二重構造とし、その二重構造の一部に充電用ケーブル31を収納してもよい。
図20(a)は、電動補助自転車3の上側から前かご21を見た図であり、図20(b)は、電動補助自転車3の側面から前かご21を見た図であり、図20(c)は、電動補助自転車3の正面から前かご21を見た図である。分かり易く説明するために、これらの図では前かご21内部を透かして示している。
図20に示す前かご21では、かごの中央部付近に乗員の荷物を載せるための荷物領域22iが設けられ、その荷物領域22iの外周側に充電用ケーブル31を収納する収納部22oが設けられる。収納部22oは環状になっており、充電用ケーブル31は、環状の収納部22oに沿って渦巻き状に巻かれた状態で、収納部22oに配置される。前かご21の環状の収納部22oを除く容積が、乗員の荷物を載せる実質のカゴ容積となる。また、環状の収納部22oを覆うための環状の蓋23が設けられてもよく、充電用ケーブル31の出し入れを行うときは、この蓋23を外して行ってもよい。
このように、前かご21の一部に充電用ケーブル31を収納することで、充電用ケーブル31を搭載した電動補助自転車3の外観をすっきりとさせることができる。また、前かご21の一部を利用することで、充電用ケーブル31を配置するスペースの確保を容易にすることができる。
図21は、環状の収納部22oに充電用ケーブル31を収納する別の形態を示している。図21(a)は、電動補助自転車3の上側から前かご21を見た図であり、図21(b)は、電動補助自転車3の側面から前かご21を見た図であり、図21(c)は、電動補助自転車3の正面から前かご21を見た図である。分かり易く説明するために、これらの図では前かご21内部を透かして示している。図21に示す例では、前かご21の上側のみに収納部22oが設けられ、下側には設けられていない。これにより、乗員の荷物を載せる実質のカゴ容積を大きくすることができる。
図22は、環状の収納部22oに充電用ケーブル31を収納するさらに別の形態を示している。図22(a)は、電動補助自転車3の上側から前かご21を見た図であり、図22(b)は、電動補助自転車3の側面から前かご21を見た図であり、図22(c)は、電動補助自転車3の正面から前かご21を見た図である。分かり易く説明するために、これらの図では前かご21内部を透かして示している。図22に示す例では、前かご21の下側のみに収納部22oが設けられ、上側には設けられていない。これにより、乗員の荷物を載せる実質のカゴ容積を大きくすることができる。
上記のように、前かご21の一部に充電用ケーブル31を収納することで、充電用ケーブル31を搭載した電動補助自転車3の外観をすっきりとさせることができる。また、前かご21の一部を利用することで、充電用ケーブル31を配置するスペースの確保を容易にすることができる。
また、図9に示す収納部41と同様に、電動補助自転車3の収納部41内にダミーソケット35を設け、収納時に充電用ケーブル31のプラグ32およびコネクタ34をそのようなにダミーソケット35に接続してもよい。図23は、ダミーソケット35が設けられた収納部41を示す図であり、電動補助自転車3の正面から収納部41を見た様子を示している。分かり易く説明するために、図23では前かご21内部を透かして示している。充電用ケーブル31のプラグ32およびコネクタ34をダミーソケット35に差し込むことで、プラグ32およびコネクタ34は固定される。これにより、電動補助自転車3の走行中、プラグ32およびコネクタ34を安定して保持することができる。このダミーソケット35は、図13から図22を用いて説明した実施形態のそれぞれに適用可能である。
図23の例では、プラグ32を接続するダミーソケット35と、コネクタ34を接続するダミーソケット35とが別々に設けられているが、1個のダミーソケット35にプラグ32およびコネクタ34の両方を接続してもよい。また、プラグ32およびコネクタ34のいずれか一方のみをダミーソケット35に接続する構成であってもよい。
また、図10に示したように、プラグ32およびコネクタ34は充電用ケーブル31から分離可能であってもよい。上述したように、充電用ケーブル31のプラグ32およびコネクタ34のサイズは大型となる場合がある。このような場合は、プラグ32およびコネクタ34を充電用ケーブル31から分離し、それぞれ別の位置に収納するようにすることで、充電用ケーブル31とプラグ32およびコネクタ34の配置の自由度を向上させることができる。
図24は、互いに分離した充電用ケーブル31とプラグ32およびコネクタ34の配置例を示す図である。図24は、電動補助自転車3の側面から収納部41を見た図であり、分かり易く説明するために収納部41内部を透かして示している。この例では、前かご21の後ろ側に近接して配置された収納部41に充電用ケーブル31が収納され、前かご21の底部に近接して配置された収納部41にプラグ32およびコネクタ34が収納される。このように、プラグ32およびコネクタ34を充電用ケーブル31から分離し、それぞれ別の位置に収納することで、充電用ケーブル31とプラグ32およびコネクタ34の配置の自由度を向上させることができる。また、この例では、プラグ32およびコネクタ34と充電用ケーブル31が、電動補助自転車3のヘッドパイプ12よりも前方において前かご21に近接して収納されているが、プラグ32およびコネクタ34は別の位置に収納されてもよい。例えば、プラグ32およびコネクタ34は車両中央部から後方部の任意の位置に収納されてもよい。このプラグ32およびコネクタ34を充電用ケーブル31から分離する形態は、図13から図22を用いて説明した実施形態のそれぞれに適用可能である。なお、上記の例では、プラグ32およびコネクタ34の両方が充電用ケーブル31から分離可能であったが、いずれか一方のみが分離可能であってもよい。
上記の前かご21に近接して充電ケーブル31を収納する形態は、電動二輪車1にも適用可能である。
図25は、前かご21が設けられた電動二輪車1を示す側面図である。図25では、分かり易くする説明するために、車体内部を透かして示している。電動二輪車1の車体フレーム11の前端にはヘッドパイプ12が設けられている。ハンドルステム13は、ヘッドパイプ12に回転可能に挿入される。ハンドル14は、ハンドルステム13の上部に固定される。ハンドルステム13の下部にはフロントフォーク15が固定される。フロントフォーク15の下端部には前輪25が回転可能に支持される。
電動二輪車1のヘッドパイプ12の前方の位置には前かご21が設けられる。図14に示した実施形態と同様に、収納部41は、ヘッドパイプ12よりも前方において、前かご21の後ろ側に近接して配置される。上述した電動補助自転車3と同様に、電動二輪車1では、充電用ケーブル31は車両前方の前かご21に近接して収納される。電動モータ53、バッテリ56、各種駆動機構が配置される車両中央から後方のスペースを、充電用ケーブル31の収納のために空けておく必要が無いため、電動二輪車1の構成要素の配置の自由度を向上させることができる。また、充電用ケーブル31を前かご21の形状に沿って配置することで、充電用ケーブル31を配置するスペースの確保が容易である。また、充電用ケーブル31を車両側が備えるモデルと備えないモデルの両方のモデルにおいて、車両中央から後方の構成要素の配置を異ならせる必要がなく、共通の構成を採用することができる。上述の図13から図24を用いて説明した収納の形態のそれぞれが、電動二輪車1に適用可能であり、それぞれの実施形態における作用効果も得ることができる。
次に、本発明の実施形態に係る鞍乗型電動車両の動作処理および充電処理を説明する。なお、以下の説明では電動二輪車1での処理を例示するが、電動補助自転車3でも同様の構成要素および処理を適用可能である。
図26は、充電ステーション2および電動二輪車1の構成要素を示すブロック図である。電動二輪車1は、判断部81、モータ制御部82、バッテリ制御部83、接続検出部84、データ送受信部85を有する。これら判断部81、モータ制御部82、バッテリ制御部83、接続検出部84、データ送受信部85の少なくとも一部の機能は、コントローラ52が担ってもよい。ハンドル14の近傍に設けられた表示部71は、走行速度、バッテリ残量、走行モード、充電状態等を表示する。ユーザ入力部73は、例えば表示部71に隣接して設けられ、使用者からの各種入力を受け付ける。これら表示部71およびユーザ入力部73は、電動補助自転車3にも設けられ得る。ユーザ入力部73は、複数の物理的なボタンを配列した構成であってもよいし、タッチパネルであってもよい。タッチパネルである場合は、ユーザ入力部73は表示部71と一体に形成されていてもよい。また、ユーザ入力部73は、音声入力、ジェスチャー入力等により各種入力を受け付けてもよい。
判断部81は、各種処理における判断を行い、各種処理全体を制御する。モータ制御部82には、電動二輪車1のスロットルの操作量や電動補助自転車3のペダル踏力に応じたモータ操作量の情報が入力される。また、モータ制御部82には、許容できる最大駆動力の情報が判断部81から入力される。モータ制御部82は、これらの情報に応じて電動モータ53の動作を制御する。
バッテリ制御部83は、判断部81から充電の可否に関する情報を受け取り、バッテリ56の充電を行う。接続検出部84は、ダミーソケット35(図9、図23)への充電用ケーブル31のプラグ32およびコネクタ34の接続を検出し、検出結果を判断部81へ出力する。データ送受信部85は、充電ステーション2と判断部81との間のデータ通信を行い、各種データ(充電ステーション2および電動二輪車1のステータス等)を送受信する。
充電ステーション2は、判断部91、充電電力出力部93、データ送受信部95を有する。判断部91は、各種処理における判断を行い、各種処理全体を制御する。充電電力出力部93は、判断部91からの指示に応じて、充電用の電力の出力および停止を行う。データ送受信部95は、判断部91と電動二輪車1との間のデータ通信を行い、各種データ(充電ステーション2および電動二輪車1のステータス等)を送受信する。
図27は、電動二輪車1の動作処理を示すフローチャートである。電動二輪車1の電源をオンにするとき、使用者はユーザ入力部73からパスワードを入力する。判断部81は、パスワードが正解パスワードと一致するか否かを判断する(ステップS10)。パスワードが不一致の場合は、電動二輪車1を起動しない。パスワードが一致した場合、判断部81は、ダミーソケット35への充電用ケーブル31のプラグ32およびコネクタ34の接続が検出されているか否かを判断する(ステップS11)。接続が検出されない場合は、充電用ケーブル31が正しく収納されていない可能性があるため、速度を所定以下に制限する制限モードに車両モードを設定する(ステップS13)。接続が検出された場合は、充電用ケーブル31は正しく収納されていると判断して、通常モードに車両モードを設定する(ステップS12)。ダミーソケット35への接続が検出されない場合は制限モードとすることにより、充電用ケーブル31の置き忘れを防止することができる。
次に、判断部81は、充電用ケーブル31のプラグ32が充電ステーション2に接続され、コネクタ34がインレット57に接続されているか判断する(ステップS14)。接続されている場合は充電処理を行う(ステップS15)。接続されていない場合は、その他の処理(例えば、そのときの車両モードに応じた処理)を行い、ステップS16の処理に進む。次に、判断部81は、使用者がシステム終了の操作を行ったか否か判断する(ステップS16)。システム終了の操作が行われていない場合は、ステップS11からS16の処理を繰り返す。システム終了の操作が行われた場合は、電動二輪車1の電源をオフにする。
図28は、上記ステップS15の充電処理の詳細を示すフローチャートである。判断部81からの指示に応じてモータ制御部82が電動モータ53の動作を停止させてから(ステップS21)、充電が開始される。判断部81は、充電ステーション2からのデータの受信の有無を判断する(ステップS22)。データの受信が所定期間無い場合は、充電が正常に行えないと判断して、車両モードを“充電器異常モード”に設定し、“充電器異常”と表示部71に表示する(ステップS24およびS25)。そして、ステップS30の処理に移る。
ステップS22において、充電ステーション2からのデータの受信が有る場合は、受信データ内容を分析する(ステップS23)。受信データ内容が充電異常を示す場合は、充電を中断し、車両モードを“充電器異常”に設定し、“充電器異常”と表示部71に表示する(ステップS24およびS25)。そして、ステップS30の処理に移る。
ステップS23において、受信データ内容が、充電が正常に終了したことを示す場合は、車両モードを“充電正常終了”に設定し、“充電正常終了”と表示部71に表示する(ステップS26およびS27)。そして、ステップS30の処理に移る。
ステップS23において、受信データ内容が、充電中であることを示す場合は、車両モードは“充電中”のまま維持し、ユーザからの充電中止指示があるか否かを確認する(ステップS29)。充電中止指示が無い場合は、ステップS22の処理に戻る。充電中止指示があった場合は、ステップS30の処理に移る。
ステップS30において、使用者はユーザ入力部73からパスワードを入力する。判断部81は、パスワードが正解パスワードと一致するか否かを判断する。パスワードが不一致の場合は、電動二輪車1を起動せず、パスワードの再入力を使用者に求める。パスワードが一致した場合、車両モードを通常モードに設定する(ステップS31)。そして、図27のステップS16の処理に移り、システム終了の操作が行われていない場合は、ステップS11からS16の処理を繰り返す。システム終了の操作が行われた場合は、電動二輪車1の電源をオフにする。
また、電動二輪車1は、充電を開始するとロック状態になり、ロック状態を解除するまで走行できないように制御されてもよい。これにより、電動二輪車1の盗難を防止することができる。例えば、ロック状態では電動モータ53が回転しないようにすることで、電動二輪車1の盗難を防止することができる。ロック状態の解除はパスワードの入力により行われ得る。なお、このようなパスワード入力、図27および図28のステップS10およびステップS30におけるパスワード入力等の代わりに、指紋認証等の生体認証システムを用いてもよいし、キーレスエントリーシステム等の無線通信システムを用いてもよい。
また、上記実施形態において、充電用ケーブル31は、伸縮性を有するカールコード形状(螺旋形状)を有していてもよい。例えば、充電用ケーブル31の少なくとも一部がカールコード形状を有することにより、収納に必要なスペースを小さくすることができる。
また、収納部41には、そこが収納部41であることや収納方法等を示すラベル表示を行ってもよい。これにより、使用者は収納部41の位置や収納方法を容易に認識することができる。
また、プラグ32、コネクタ34、インレット57等に点灯部を設け、点灯状態により充電動作状況を使用者に知らせてもよい。これにより、使用者は充電動作状況を容易に認識することができる。
また、上述したように、バッテリ56は、複数のセルを収納したバッテリパックから正極線、負極線、通信線が延びた形態を有し得る。上述の鞍乗型電動車両がインレット57を有さず、充電用ケーブル31は、これら正極線、負極線、信号通信線と直接接続されてもよい。この場合、充電の制御は、バッテリパック内の制御回路が行ってもよい。充電ケーブル31をバッテリ56から分離することは、充電ケーブル31をインレット57から分離することを意味してもよいし、充電ケーブル31とバッテリパックから延びる上記配線とを分離することを意味してもよい。
また、上記の説明では、電動モータの駆動力が伝達される駆動輪は後輪26であったが、鞍乗型電動車両の形態に応じて、前輪25に電動モータの駆動力が伝達されてもよい。また、前輪25および後輪26の両方に駆動力が伝達されてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明した。上述の実施形態の説明は、本発明の例示であり、本発明を限定するものではない。また、上述の実施形態で説明した各構成要素を適宜組み合わせた実施形態も可能である。本発明は、特許請求の範囲またはその均等の範囲において、改変、置き換え、付加および省略などが可能である。
本発明は、充電用ケーブルを用いて充電する鞍乗型電動車両の分野において特に有用である。
1 電動二輪車
2 充電ステーション
3 電動補助自転車
11 車体フレーム
12 ヘッドパイプ
13 ハンドルステム
14 ハンドル
15 フロントフォーク
16 サドルチューブ
17 サドルパイプ
18 スイングアーム
19 収納ボックス
21 前かご
22i 荷物領域
22o 収納部
23 蓋
25 前輪
26 後輪
27 シート
27b ヒンジ
27c 留め具
27f フック
28 チェーン
29 スタンド
31 充電用ケーブル
32 プラグ
34 コネクタ
35 ダミーソケット
36 小型プラグ
37 小型ソケット
38 充電用ケーブル
39 コネクタ
41 収納部
51 駆動ユニット
52 コントローラ
53 電動モータ
54 クランク
55 ペダル
56 バッテリ
57 インレット
61 ソケット
65 カバー
71 表示部
73 ユーザ入力部
81 判断部
82 モータ制御部
83 バッテリ制御部
84 接続検出部
85 データ送受信部
91 判断部
93 充電電力出力部
95 データ送受信部
2 充電ステーション
3 電動補助自転車
11 車体フレーム
12 ヘッドパイプ
13 ハンドルステム
14 ハンドル
15 フロントフォーク
16 サドルチューブ
17 サドルパイプ
18 スイングアーム
19 収納ボックス
21 前かご
22i 荷物領域
22o 収納部
23 蓋
25 前輪
26 後輪
27 シート
27b ヒンジ
27c 留め具
27f フック
28 チェーン
29 スタンド
31 充電用ケーブル
32 プラグ
34 コネクタ
35 ダミーソケット
36 小型プラグ
37 小型ソケット
38 充電用ケーブル
39 コネクタ
41 収納部
51 駆動ユニット
52 コントローラ
53 電動モータ
54 クランク
55 ペダル
56 バッテリ
57 インレット
61 ソケット
65 カバー
71 表示部
73 ユーザ入力部
81 判断部
82 モータ制御部
83 バッテリ制御部
84 接続検出部
85 データ送受信部
91 判断部
93 充電電力出力部
95 データ送受信部
Claims (15)
- 前輪および後輪と、
前記前輪および前記後輪の少なくとも一方へ駆動力を伝達する電動モータと、
前記電動モータに電力を供給するバッテリと、
前記バッテリの充電に用いる充電用ケーブルと、
前記バッテリの充電時に、前記充電用ケーブルと前記バッテリとを電気的に接続するインレットと、
前記充電用ケーブルを収納する収納部と、
を含み、
前記充電用ケーブルは前記インレットに対して着脱可能であり、
前記充電用ケーブルは、前記インレットから外された状態で、前記収納部に収納される、鞍乗型電動車両。 - 乗員が座るシートをさらに備え、
前記収納部および前記インレットは、前記シートの座面よりも下方に位置する、請求項1に記載の鞍乗型電動車両。 - 前記収納部は、前記鞍乗型電動車両における前記インレットとは別の位置に設けられる、請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
- 前記インレットは、外部の充電装置に設けられた外部側充電用ケーブルが接続可能である、請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型電動車両。
- 前記充電用ケーブルの両端部以外の一部は、前記バッテリの充電時および前記充電用ケーブルの収納時の両方において前記鞍乗型電動車両の一部につながっている、請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型電動車両。
- 前記インレットから分離された前記充電用ケーブルは、ワイヤーロックとして使用可能である、請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型電動車両。
- 前記鞍乗型電動車両は、充電を開始するとロック状態になり、前記ロック状態を解除するまで走行できない、請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型電動車両。
- 前記鞍乗型電動車両の操作盤にパスワードを入力すると、前記ロック状態は解除される、請求項7に記載の鞍乗型電動車両。
- 前記充電用ケーブルの収納時に前記充電用ケーブルと接続されるダミーソケットをさらに含み、
前記充電用ケーブルが前記ダミーソケットに接続されていないときは、前記鞍乗型電動車両は、走行を制限する制限モード状態になる、請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗型電動車両。 - 前記充電用ケーブルは、充電時に外部の充電装置に接続されるプラグを含み、
前記プラグは、前記充電用ケーブルから分離可能である、請求項1から9のいずれかに記載の鞍乗型電動車両。 - 前記鞍乗型電動車両の車体フレームのヘッドパイプよりも少なくとも一部が前方に位置する前かごをさらに含み、
前記収納部は、前記ヘッドパイプよりも前方において前記前かごに近接して配置される、請求項1、3から10のいずれかに記載の鞍乗型電動車両。 - 前記収納部の少なくとも一部は、前記ヘッドパイプと前記前かごとの間に配置される、請求項11に記載の鞍乗型電動車両。
- 前記収納部の少なくとも一部は、前記前かごと前記前輪との間に配置される、請求項11に記載の鞍乗型電動車両。
- 前記収納部の少なくとも一部は、前記ヘッドパイプと前記前かごの間、および前記前かごと前記前輪の間に配置される、請求項11に記載の鞍乗型電動車両。
- 前記前かごは、荷物を載せるための領域を有し、
前記収納部は、前記荷物を載せるための領域の外周側に設けられる、請求項11に記載の鞍乗型電動車両。
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