JP2016197675A - Led素子用のフレキシブル多層回路基板 - Google Patents
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Abstract
Description
(A) 互いに平行で、且つ、互いに異なる垂直位置にある絶縁スリット部のうちから選択した任意の一群において、少なくとも一の絶縁スリット部は、他の絶縁スリット部とは、多層回路基板の平面視上において重ならない水平位置に配置されている。
(B) 前記任意の一群において、一の絶縁スリット部が、他の絶縁スリット部と、多層回路基板の平面視上においてその一部が重なる水平位置に配置されていることにより重なり部分を形成していて、
且つ、前記重なり部分は、多層回路基板の平面視上において、隣接する他の絶縁スリット部における前記重なり部分と連通していない。
[全体構成]
本発明のフレキシブル多層回路基板1は、図1に示す通り、LED素子2を実装することによって本発明のLEDドットマトリックス表示装置10を構成することができるフレキシブル配線基板である。
支持基板111としては、フレキシブル多層回路基板1の可撓性を保持しうるフィルム又はシートであれば特に限定されず、例えば熱可塑性樹脂から樹脂フィルムを好ましく用いることができる。但し、支持基板111の材料には一定の耐熱性や絶縁性が求められる。このような材料樹脂の好ましい例として、ポリイミド(PI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、非晶ポリアリレート、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンスルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、フッ素樹脂、液晶ポリマー等を挙げることができる。中でも、アニール処理等の耐熱性向上処理を施すことによって耐熱性と寸法安定性を向上させたポリエチレンナフタレート(PEN)を特に好ましく用いることができる。又、難燃性の無機フィラー等の添加によって難燃性を向上させたポリエチレンテレフタレート(PET)も樹脂基材の材料樹脂として用いることができる。
発光面側の金属配線部121及び背面側の金属配線部122(以下、これらの両配線部と中間金属配線部とを、まとめて「金属配線部12」とも言う)は、銅箔等の導電性基材によって形成される配線パターンであり、フレキシブル多層回路基板1において、支持基板111の両面にそれぞれ配置される。金属配線部12は、例えば1000個以上のLED素子2の間を導通して必要な電流を流して電気を供給する機能を有するとともに、フレキシブル多層回路基板1における放熱部としての作用をも発揮するものである。そして、本発明のフレキシブル多層回路基板1は、その金属配線部の配置を独自の態様に限定することによって、折れ曲がりリスクを低減させたものである点に主たる特徴がある。以下、この金属配線部の配置の詳細について説明する。
条件(A)は、以下の通りである。
「互いに平行で、且つ、互いに異なる垂直位置にある絶縁スリット部のうちから選択した任意の一群において、少なくとも一の絶縁スリット部は、他の絶縁スリット部とは、多層回路基板の平面視上において重ならない水平位置に配置されている。」
条件(B)は、以下の通りである。
「互いに平行で、且つ、互いに異なる垂直位置にある絶縁スリット部のうちから選択した任意の一群において、一の絶縁スリット部が、他の絶縁スリット部と、多層回路基板の平面視上においてその一部が重なる水平位置に配置されていることにより重なり部分を形成していて、
且つ、前記重なり部分は、多層回路基板の平面視上において、隣接する他の絶縁スリット部における前記重なり部分と連通していない。」
ここで、「隣接する絶縁スリット部」とは、一の絶縁スリット部の外縁を構成している一の導電プレート部に隣接する他の導電プレート部がその外縁を構成することとなっている当該一の絶縁スリット部以外の他の絶縁スリット部のことを言う。
フレキシブル多層回路基板1において、支持基板111の両面における発光面側の金属配線部121及び背面側の金属配線部122の形成は、いずれも接着剤層131、132(以下これらを含む全ての接着剤層をまとめて「接着剤層13」とも言う)を介したドライラミネート法によって行われることが好ましい。これらの接着剤層13を形成する接着剤は、いずれも公知の樹脂系接着剤を適宜用いることができる。それらの樹脂接着剤のうち、ウレタン系、ポリカーボネート系、又はエポキシ系の接着剤等を特に好ましく用いることができる。又、必要に応じて、更に有色の顔料を添加することも出来る。例えば、発光面側の金属配線部121の直下の接着剤層131に黒色の顔料を添加することによって、LEDドットマトリックス表示装置10の表面の意匠性を向上させることができる。尚、中間金属配線部を配置する場合に用いる接着剤についても同様である。
コントラスト向上用黒色層14は、LEDドットマトリックス表示装置10の表示する情報の視認性を向上させることを目的として、支持基板111の表面上及び金属配線部121の表面上であって、LED実装用領域を除く部分を覆って、それらの各表面に直接、或いは、他の機能層を介して配置される。
上述の通り、フレキシブル多層回路基板1には、発光面側の金属配線部121と背面側の金属配線部122とを導通するスルーホール15が形成されている。スルーホール15は、フレキシブル多層回路基板1内に形成されている直径0.1mm〜0.7mm程度の円筒形状の貫通孔であり、その内部には、導電性材料151が充填されているか、又はスルーホール15の内壁にめっき加工等により塗布されている。この導電性材料151により、発光面側の金属配線部121と背面側の金属配線部122の間等、各金属配線部間の導通が確保されている。又、スルーホール15は、高い熱伝導性を有するため金属配線部間の熱伝導経路として放熱を促進する機能も有する。
フレキシブル多層回路基板1においては、金属配線部12とLED素子2との接合については、ハンダ層16を介した接合を行う。このハンダによる接合方法の詳細は後述するが、大きく分けて、リフロー方式、或いは、レーザー方式の2方式のいずれかによって行うことができる。
図1に示すLEDドットマトリックス表示装置10は、フレキシブル多層回路基板1に、LED素子2を実装し、その他必要な部材と一体化することにより得ることができる。
フレキシブル多層回路基板1に実装されることによりLEDドットマトリックス表示装置10を構成するLED素子2は、P型半導体とN型半導体が接合されたPN接合部での発光を利用した発光素子である。P型電極、N型電極を素子上面、下面に設けた構造と、素子片面にP型、N型電極の双方が設けられた構造が提案されている。
フレキシブル多層回路基板の製造方法については、特に限定されるものではなく、従来公知の電子基板の製造方法によって製造することができる。例えば、特許文献3に記載の通り、エッチング工程によって基板フィルムの各表面に各金属配線部をそれぞれ形成する工程を経る従来方法によって製造することができる。尚、このエッチング工程においてはマスキングされていない部分の銅箔等は除去されて非導通部分が形成されるが、当該部分の直下の接着剤層は支持基板上に残存し、完成したフレキシブル多層回路基板1の支持基板111の略全面において接着剤層として存在することとなる。
(A) 互いに平行で、且つ、互いに異なる垂直位置にある絶縁スリット部のうちから選択したいかなる任意の一群においても、少なくとも一の絶縁スリット部は、他の絶縁スリット部とは、多層回路基板の平面視上において重ならない水平位置に配置されている。
(B) 前記任意の一群において、一の絶縁スリット部が、他の絶縁スリット部と、多層回路基板の平面視上においてその一部が重なる水平位置に配置されていることにより重なり部分を形成していて、且つ、前記重なり部分は、多層回路基板の平面視上において、隣接する他の絶縁スリット部における前記重なり部分と連通していない。
これにより、フレキシブル多層回路基板1は、金属配線部12の形状については、一般的な形状と異なる特段の追加的な形状加工を行うことを必須とせずに、その配置の最適化により、フレキシブル多層回路基板1の折れ曲り損傷リスクを著しく低減させることができる。
これにより、(1)の発明の実施にかかる材料や工程の追加負担を極めて小さくすることができる。よって、(1)の発明を、経済性の面において、好ましい態様で実施することができる。
これにより、LED表示装置の大型化やLED素子配置の高密度化等に伴うLEDドットマトリックス表示装置10の放熱性向上の要求に十分に対応することができる。
これにより、特に製造過程における折れ曲りリスクが大きい大型のフレキシブル多層回路基板に(1)から(3)の発明を適用することができる。
これにより、多数のLED素子の発光制御を可能とする各素子への導通が必要なLEDドットマトリックス表示装置において、(1)から(5)の発明の各効果を享受しつつ、優れた経済性、生産性の下でLEDドットマトリックス表示装置10を製造することができる。
111 支持基板
112 絶縁保護膜
121 発光面側の金属配線部
122 背面側の金属配線部
123、124 導電プレート部
123X、123Y 発光面側の絶縁スリット部
124X、124Y 背面側の絶縁スリット部
131 接着剤層
132 接着剤層
133 接着剤層
14 コントラスト向上用黒色層
15 スルーホール
151 導電性材料
16 ハンダ層
2 LED素子
10 LEDドットマトリックス表示装置
Claims (5)
- LED素子用のフレキシブル多層回路基板であって、
可撓性を有する支持基板と、
前記支持基板の一方の最表面及び他方の最表面を少なくとも含む複数の垂直位置に水平配置されている金属配線部と、を備え、
前記金属配線部は、いずれも複数の導電プレート部によって形成されており、
一の金属配線部を構成する前記導電プレート部の間の非導通部分である絶縁スリット部と、他の金属配線部を構成する前記導電プレート部の間の非導通部分である絶縁スリット部とが、以下の(A)又は(B)の条件を満たす位置関係となるように配置されているフレキシブル多層回路基板。
(A) 互いに平行で、且つ、互いに異なる垂直位置にある絶縁スリット部のうちから選択した任意の一群において、少なくとも一の絶縁スリット部は、他の絶縁スリット部とは、多層回路基板の平面視上において重ならない水平位置に配置されている。
(B) 前記任意の一群において、一の絶縁スリット部が、他の絶縁スリット部と、多層回路基板の平面視上においてその一部が重なる水平位置に配置されていることにより重なり部分を形成していて、
且つ、前記重なり部分は、多層回路基板の平面視上において、隣接する他の絶縁スリット部における前記重なり部分と連通していない。 - 前記金属配線部が、全て同一形状のパターニングによって形成されている請求項1に記載のフレキシブル多層回路基板。
- 前記金属配線部の表面積が、前記支持基板の表面積に対する面積比において80%以上の面積である請求項1又は2に記載のフレキシブル多層回路基板。
- 前記支持基板が対角線の長さが65インチ以上である単一の樹脂フィルムからなる請求項1から3のいずれかに記載のフレキシブル多層回路基板。
- 請求項1から4のいずれかに記載のフレキシブル多層回路基板にLED素子を実装してなる、LEDドットマトリックス表示装置。
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CN109357188A (zh) * | 2018-11-29 | 2019-02-19 | 深圳市利和腾鑫科技有限公司 | 灯条柔性导电连接件及其柔性灯条 |
Citations (4)
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JPS6185891U (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-05 | ||
JP2001237462A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-08-31 | Sanyo Electric Co Ltd | Led発光装置 |
JP2010140989A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Nippon Mektron Ltd | フレキシブル多層配線板およびその製造方法 |
JP2014165190A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Nichia Chem Ind Ltd | 発光装置の積層体 |
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