JP2016195087A - 同軸コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】プラグの組み立てを容易にし、レセプタクルを基板に半田付けする際の融解半田の上がりを防止する。
【解決手段】プラグ2は、接続端子10と絶縁体20とハウジング30とを備え、絶縁体20は、インサート樹脂成形により接続端子10と一体成形されており、環状部211には、拡径部が径方向外側に突出して設けられているとともに、ハウジング30の円筒部33の内周面には、絶縁体20の拡径部に対応する位置に拡径部を収容する収容部が形成され、絶縁体20は、環状部211の拡径部側をハウジング30の円筒部33の底面側に傾斜させて、拡径部を収容部に収容させて、ハウジングに取り付けられるとともに、挟持接触片13は、絶縁体20の絶縁板23に覆われて、絶縁板23と一体で折り曲げられて、内部導体410を挟持する構成とした。
【選択図】図12
【解決手段】プラグ2は、接続端子10と絶縁体20とハウジング30とを備え、絶縁体20は、インサート樹脂成形により接続端子10と一体成形されており、環状部211には、拡径部が径方向外側に突出して設けられているとともに、ハウジング30の円筒部33の内周面には、絶縁体20の拡径部に対応する位置に拡径部を収容する収容部が形成され、絶縁体20は、環状部211の拡径部側をハウジング30の円筒部33の底面側に傾斜させて、拡径部を収容部に収容させて、ハウジングに取り付けられるとともに、挟持接触片13は、絶縁体20の絶縁板23に覆われて、絶縁板23と一体で折り曲げられて、内部導体410を挟持する構成とした。
【選択図】図12
Description
本発明は、同軸コネクタに関する。
特許文献1には、プリント基板に実装されるレセプタクルと、一端がレセプタクルに着脱可能に設けられると共に、他端が同軸ケーブルに接続されるL型プラグとを備えた同軸コネクタが開示されている。
図15の(a)に示すように、この種の同軸コネクタのプラグ800は、同軸ケーブル830の内部導体831に接続される接続端子802と、接続端子802を収容する絶縁体803と、絶縁体803に外嵌する金属製のハウジング804とを備えている。
接続端子802は、概ねV字形状に折り曲げて形成された一対の接触片802a、802bを有している。一対の接触片802a、802bのうち、一方の接触片802aは絶縁体803に支持されている。
絶縁体803は、接続端子802の接触片802aを支持する絶縁体本体803aを有している。絶縁体本体803aには、絶縁体本体803aを厚み方向に貫通する開口穴803cが設けられており、この開口穴803cに接続端子802の接触片802aが挿入されている。
ここで、絶縁体803の開口穴803cには、開口穴803cに挿入された接触片802aと接触する金属製の接触部材805が配設されている。
接触部材805は、金属製の板ばねをコの字形状に折り曲げて形成された一対のばね接触片805a、805bを有している。一対のばね接触片805a、805bは対向配置されており、ばね接触片805a、805bの間隔は、レセプタクル810の内部コンタクト811の外周面811aに圧接可能な間隔に設定されている(図15の(b)参照)。
よって、プラグ800の一端をレセプタクル810に装着すると、接触部材805のばね接触片805a、805bは、レセプタクル810の内部コンタクト811の外周面811aに圧接し、プラグ800とレセプタクル810とは、接触部材805と内部コンタクト811とを介して電気的に接続されるようになっている。
接触部材805は、金属製の板ばねをコの字形状に折り曲げて形成された一対のばね接触片805a、805bを有している。一対のばね接触片805a、805bは対向配置されており、ばね接触片805a、805bの間隔は、レセプタクル810の内部コンタクト811の外周面811aに圧接可能な間隔に設定されている(図15の(b)参照)。
よって、プラグ800の一端をレセプタクル810に装着すると、接触部材805のばね接触片805a、805bは、レセプタクル810の内部コンタクト811の外周面811aに圧接し、プラグ800とレセプタクル810とは、接触部材805と内部コンタクト811とを介して電気的に接続されるようになっている。
また、絶縁体803の絶縁体本体803aは、ハウジング804に支持されており、絶縁体本体803aには、当該絶縁体本体803aの外縁部から垂直方向に延びる絶縁折り曲げ部803bが形成されている。
ハウジング804は、ハウジング本体804aと、ハウジング本体804aの外縁部から垂直方向に延びるハウジング折り曲げ蓋804bと、ハウジング折り曲げ蓋804bの長手方向に沿って、ハウジング折り曲げ蓋804bの幅方向の両側に形成された一対の第1クランプ部804c、第2クランプ部804d、第3クランプ部804eとを備えている。
ハウジング本体804aには、絶縁体803の絶縁体本体803aが嵌め込まれた状態で支持されるようになっている。ハウジング折り曲げ蓋804bは、絶縁体803の絶縁折り曲げ部803bに並設されており、絶縁折り曲げ部803bと共に、同軸ケーブル830の内部導体831側に折り曲げられるようになっている(図15の(b)参照)。
図15の(b)に示すように、プラグ800では、ハウジング804のハウジング折り曲げ蓋804bと絶縁体803の絶縁折り曲げ部803bとが、同軸ケーブル830の内部導体831側に折り曲げられると、接続端子802の他方の接触片802bは、ハウジング折り曲げ蓋804b及び絶縁折り曲げ部803bの各折り曲げ力により、同軸ケーブル830の内部導体831を一方の接触片802aに押し付ける。これにより、接続端子802の接触片802a、802bが弾性変形して同軸ケーブル830の内部導体831を把持すると共に、接続端子802と同軸ケーブル830の内部導体831とが電気的に接続されるようになっている。
ハウジング折り曲げ蓋804bと絶縁折り曲げ部803bとが、同軸ケーブル830の内部導体831側に折り曲げられたのち、一対の第1クランプ部804c、第2クランプ部804d、第3クランプ部804eにより、絶縁体本体803a及びハウジング本体804a、同軸ケーブル830の外部導体832、同軸ケ-ブル830の外被部833の各々がカシメられて、同軸ケーブル830がハウジング804に固定されるようになっている。
特許文献2には、同軸コネクタのレセプタクルが開示されている。
図16の(a)に示すように、この種の同軸コネクタのレセプタクル900は、相手側プラグ(図示せず)の外部導体に内嵌する筒状部911を有する外部コンタクト910と、筒状部911の内側で、かつ筒状部911の中心軸X1と同じ中心軸上に設けられる内部コンタクト920とを備えている。外部コンタクト910と内部コンタクト920との間には、誘電体932が樹脂成形により充填され、外部コンタクト910と内部コンタクト920とが一体的に固定されている。
図16の(a)に示すように、この種の同軸コネクタのレセプタクル900は、相手側プラグ(図示せず)の外部導体に内嵌する筒状部911を有する外部コンタクト910と、筒状部911の内側で、かつ筒状部911の中心軸X1と同じ中心軸上に設けられる内部コンタクト920とを備えている。外部コンタクト910と内部コンタクト920との間には、誘電体932が樹脂成形により充填され、外部コンタクト910と内部コンタクト920とが一体的に固定されている。
図16の(b)に示すように、外部コンタクト910の筒状部911には、筒状部911を厚み方向に貫通する貫通孔911aが設けられており、誘電体932が、貫通孔911aを通って外部コンタクト910と内部コンタクト920との間に形成されるようになっている。
しかしながら、特許文献1の同軸コネクタのプラグ800では、接続端子802の接触片802aが絶縁体803の開口穴803cに挿入されて、絶縁体本体803aがハウジング本体804aに嵌め込まれたのち、同軸ケーブル830の内部導体831が接触片802aの上に載置されるようになっている。
そして、ハウジング804の折り曲げ蓋804bと絶縁体803の折り曲げ部803bとが同軸ケーブル830の内部導体831側に同時に折り曲げられて、同軸ケーブル830の内部導体831が接続端子802の接触片802bと絶縁体803の折り曲げ部803bとで、接触片802aに圧接されたのち、同軸ケーブル830の各部が第1クランプ部804c〜第3クランプ部804eでカシメられる構造となっており、プラグ800の組立工数が多くなってしまう。
そして、ハウジング804の折り曲げ蓋804bと絶縁体803の折り曲げ部803bとが同軸ケーブル830の内部導体831側に同時に折り曲げられて、同軸ケーブル830の内部導体831が接続端子802の接触片802bと絶縁体803の折り曲げ部803bとで、接触片802aに圧接されたのち、同軸ケーブル830の各部が第1クランプ部804c〜第3クランプ部804eでカシメられる構造となっており、プラグ800の組立工数が多くなってしまう。
また、特許文献2の同軸コネクタのレセプタクル900では、誘電体932は、外部コンタクト910と内部コンタクト920とが樹脂成形金型(図示せず)に填め込まれたのち、樹脂成形金型の内部に樹脂が充填されることで成形される。
ここで、金属製の外部コンタクト910及び内部コンタクト920と、樹脂製の誘電体932とでは、熱膨張率が異なるため、レセプタクル900をプリント基板に半田付けする際の熱による膨張で、外部コンタクト910及び内部コンタクト920と、誘電体932との間に歪みが生じてしまう。
そのため、外部コンタクト910及び内部コンタクト920と誘電体932との間に微細な隙間が生じ、融解した半田や溶解したフラックス(以下「融解半田」という)が、この微細な隙間を通って上面に染み出す現象(毛細管現象)により、融解半田の上がりが発生することがある。この融解半田の上がりは、相手方プラグとの電気的接触不良等の原因となる。
ここで、金属製の外部コンタクト910及び内部コンタクト920と、樹脂製の誘電体932とでは、熱膨張率が異なるため、レセプタクル900をプリント基板に半田付けする際の熱による膨張で、外部コンタクト910及び内部コンタクト920と、誘電体932との間に歪みが生じてしまう。
そのため、外部コンタクト910及び内部コンタクト920と誘電体932との間に微細な隙間が生じ、融解した半田や溶解したフラックス(以下「融解半田」という)が、この微細な隙間を通って上面に染み出す現象(毛細管現象)により、融解半田の上がりが発生することがある。この融解半田の上がりは、相手方プラグとの電気的接触不良等の原因となる。
そこで、同軸コネクタにおいて、プラグの組み立てを容易にすると共に、レセプタクルをプリント基板に半田付けする際の融解半田の上がりを防止することが求められている。
本発明は、基板に実装されるレセプタクルと、一端がレセプタクルに着脱可能に設けられるとともに、他端が同軸ケーブルに接続されるプラグとを備えた同軸コネクタであって、
プラグは、同軸ケーブルの内部導体に接続される接続端子と、接続端子を収容する絶縁体と、絶縁体に外嵌する金属製のハウジングとを備え、
接続端子は、レセプタクルの内部コンタクトに圧接する接触部と、接触部を支持する支持部と、同軸ケーブルの内部導体を挟持する挟持接触片と、を有し、
絶縁体は、接続端子を収容する収容部と、接触部を開口する開口を有する環状部と、挟持接触片を覆う絶縁板と、を有し、
金属製のハウジングは、レセプタクルの外部コンタクトに外嵌する有底円筒状の円筒部と、円筒部の外側に隣接して設けられるかしめ部と、円筒部とかしめ部とを支持する背面部と、を有し、
絶縁体は、収容部に接続端子を収容した状態で、インサート樹脂成形により接続端子と一体成形されており、
絶縁体の環状部には、ハウジングの円筒部における開口部の内径よりも大きい先端R部と拡径部が径方向外側に突出して設けられているとともに、ハウジングの円筒部の内周面には、絶縁体の拡径部に対応する位置に拡径部を収容する収容部が形成され、
絶縁体は、円筒部の拡径部側をハウジングの円筒部の底面側に傾斜させて、拡径部を収容部に収容させて、ハウジングに取り付けられるとともに、
接続端子の挟持接触片は、絶縁体の絶縁板に覆われて、当該絶縁体と一体で折り曲げられて、内部導体を挟持する構成とした。
プラグは、同軸ケーブルの内部導体に接続される接続端子と、接続端子を収容する絶縁体と、絶縁体に外嵌する金属製のハウジングとを備え、
接続端子は、レセプタクルの内部コンタクトに圧接する接触部と、接触部を支持する支持部と、同軸ケーブルの内部導体を挟持する挟持接触片と、を有し、
絶縁体は、接続端子を収容する収容部と、接触部を開口する開口を有する環状部と、挟持接触片を覆う絶縁板と、を有し、
金属製のハウジングは、レセプタクルの外部コンタクトに外嵌する有底円筒状の円筒部と、円筒部の外側に隣接して設けられるかしめ部と、円筒部とかしめ部とを支持する背面部と、を有し、
絶縁体は、収容部に接続端子を収容した状態で、インサート樹脂成形により接続端子と一体成形されており、
絶縁体の環状部には、ハウジングの円筒部における開口部の内径よりも大きい先端R部と拡径部が径方向外側に突出して設けられているとともに、ハウジングの円筒部の内周面には、絶縁体の拡径部に対応する位置に拡径部を収容する収容部が形成され、
絶縁体は、円筒部の拡径部側をハウジングの円筒部の底面側に傾斜させて、拡径部を収容部に収容させて、ハウジングに取り付けられるとともに、
接続端子の挟持接触片は、絶縁体の絶縁板に覆われて、当該絶縁体と一体で折り曲げられて、内部導体を挟持する構成とした。
基板に実装されるレセプタクルと、一端が当該レセプタクルに着脱可能に設けられるとともに、他端が同軸ケーブルに接続されるプラグとを備えた同軸コネクタであって、
レセプタクルは、プラグのハウジングの円筒部に内嵌する筒状部を有する外部コンタクトと、基板の電極部に載置される電極端子と、プラグの接触部に内嵌される中心導体を有する内部コンタクトと、外部コンタクトの筒状部と電極端子とを電気的に接続する接続部とを有し、
外部コンタクトの筒状部における下端面には、筒状部の下方に突出する突起部が形成され、
内部コンタクトは、接触部の下部から周方向の全周に亘って径方向外側に膨出するとともに、少なくとも一部の膨出方向が接触部の上部側に傾斜する鍔部と、当該鍔部から径方向外側に延びる外部端子と、を有し、
外部コンタクトの突起部と内部コンタクトの鍔部との間に誘電体が充填される構成とした。
レセプタクルは、プラグのハウジングの円筒部に内嵌する筒状部を有する外部コンタクトと、基板の電極部に載置される電極端子と、プラグの接触部に内嵌される中心導体を有する内部コンタクトと、外部コンタクトの筒状部と電極端子とを電気的に接続する接続部とを有し、
外部コンタクトの筒状部における下端面には、筒状部の下方に突出する突起部が形成され、
内部コンタクトは、接触部の下部から周方向の全周に亘って径方向外側に膨出するとともに、少なくとも一部の膨出方向が接触部の上部側に傾斜する鍔部と、当該鍔部から径方向外側に延びる外部端子と、を有し、
外部コンタクトの突起部と内部コンタクトの鍔部との間に誘電体が充填される構成とした。
本発明によれば、接続端子が絶縁体に収容された状態で一体成形されると共に、接続端子の挟持接触片が、絶縁体の絶縁板に覆われて、絶縁板とともに折り曲げられる構成としたので、プラグの組み立てを容易にすることができる。また、レセプタクルの内部コンタクトの外周から、周方向の全周に亘って膨出する鍔部において、当該鍔部の膨出方向を内部コンタクトの上部側に傾斜する構成としたので、この傾斜により、レセプタクルをプリント基板に半田付けする際の融解半田の上がりを防止することができる。
以下、実施の形態にかかる同軸コネクタ1を説明する。
図1は、同軸コネクタ1のプラグ2を説明する図であり、(a)は、正面側から見たプラグ2の斜視図であって、同軸ケーブル400がハウジング30にカシメ止めされたのちの状態を示し、(b)は、正面側から見たプラグ2の分解斜視図である。
図2は、プラグ2の接続端子10を説明する図であり、(a)は、接続端子10の正面図であり、(b)は、接続端子10の右側面図であり、(c)は、接続端子10の左側面図であり、(d)は、(a)におけるA−A断面図であり、(e)は、正面側から見た接続端子10の斜視図であり、(f)は、背面側から見た接続端子10の斜視図であり、(g)は、第1接触片121の展開図である。
図1は、同軸コネクタ1のプラグ2を説明する図であり、(a)は、正面側から見たプラグ2の斜視図であって、同軸ケーブル400がハウジング30にカシメ止めされたのちの状態を示し、(b)は、正面側から見たプラグ2の分解斜視図である。
図2は、プラグ2の接続端子10を説明する図であり、(a)は、接続端子10の正面図であり、(b)は、接続端子10の右側面図であり、(c)は、接続端子10の左側面図であり、(d)は、(a)におけるA−A断面図であり、(e)は、正面側から見た接続端子10の斜視図であり、(f)は、背面側から見た接続端子10の斜視図であり、(g)は、第1接触片121の展開図である。
以下に説明する同軸コネクタ1は、一端がレセプタクル3に着脱可能とされると共に、他端が同軸ケーブル400に接続されるプラグ2を、基板500に実装されたレセプタクル3に着脱させることにより、プラグ2に接続された同軸ケーブル400とレセプタクル3に接続された基板500とを電気的に接続又は切断するものである(図12参照)。
なお、以下の説明では、プラグ2とレセプタクル3との対向面を正面として説明する。
なお、以下の説明では、プラグ2とレセプタクル3との対向面を正面として説明する。
[プラグ]
図1の(a)及び(b)に示すように、同軸コネクタ1のプラグ2は、同軸ケーブル400の内部導体410に接続される接続端子10と、接続端子10を収容する絶縁体20と、絶縁体20に外嵌すると共に、同軸ケーブル400の内部導体410と外部導体420と外被部430とをカシメ止めする第1カシメ部35、第2カシメ部36を有するハウジング30とを備えている。
絶縁体20は、樹脂成形金型(図示せず)に接続端子10を嵌め込んだのち、樹脂成形金型に樹脂材料を充填することで、接続端子10と一体成形(モールド成形)されている。
図1の(a)及び(b)に示すように、同軸コネクタ1のプラグ2は、同軸ケーブル400の内部導体410に接続される接続端子10と、接続端子10を収容する絶縁体20と、絶縁体20に外嵌すると共に、同軸ケーブル400の内部導体410と外部導体420と外被部430とをカシメ止めする第1カシメ部35、第2カシメ部36を有するハウジング30とを備えている。
絶縁体20は、樹脂成形金型(図示せず)に接続端子10を嵌め込んだのち、樹脂成形金型に樹脂材料を充填することで、接続端子10と一体成形(モールド成形)されている。
図2の(a)〜(c)に示すように、接続端子10は、基体11と、基体11に設けられた接触部12と、挟持接触片13とを備えている。接続端子10は、金属製の板形状部材により形成されている。
正面視において、基体11は長方形形状を成しており、基体11の長手方向の一端11aには、接触部12が設けられている。
接触部12は、各々半円筒形状に形成された第1接触片121と、第2接触片122とから構成されている。
接触部12は、各々半円筒形状に形成された第1接触片121と、第2接触片122とから構成されている。
図2の(e)及び(g)に示すように、第1接触片121は、板形状部材を湾曲させた基本形状を有しており、基体11の幅方向の一側11cから基体11の表面111に対して垂直方向に延びたのち、他側11d側に向かって右回りの円弧形状に形成されている。
第1接触片121の先端121aは、第2接触片122の基端122bの近傍まで延びている(図2の(b)参照)。
第1接触片121の先端121aは、第2接触片122の基端122bの近傍まで延びている(図2の(b)参照)。
第2接触片122もまた、板形状部材を湾曲させた基本形状を有しており、基体11の幅方向の他側11dから基体11の表面111に対して垂直方向に延びたのち、一側11c側に向かって右回りの円弧形状に形成されている。
第2接触片122の先端122aもまた、第1接触片121の基端121bの近傍まで延びている(図2の(c)参照)。
第2接触片122の先端122aもまた、第1接触片121の基端121bの近傍まで延びている(図2の(c)参照)。
このように第1接触片121と第2接触片122は、それぞれ半円筒形状に形成されている。そして、半円筒形状に形成された第1接触片121と第2接触片122とを向い合せて円筒形状の接触部12が形成されている(図2の(e)参照)。
図2の(d)に示すように、接触部12の内径d1は、後記するレセプタクル3の内部コンタクト60の中心導体61に外嵌可能な形状及び寸法に設定されている。
図2の(d)に示すように、接触部12の内径d1は、後記するレセプタクル3の内部コンタクト60の中心導体61に外嵌可能な形状及び寸法に設定されている。
図2の(g)に示すように、第1接触片121の基端121bの幅L2は、先端121aの幅L1よりも幅広(L2>L1)に設定されており、第1接触片121は、基端121bから先端121aに向かうにしたがって先細り形状となっている。
図示は省略するが、第1接触片121と同様に、第2接触片122の基端122bの幅L2もまた、先端122aの幅L1よりも幅広(L2>L1)に設定されており、第2接触片122は、基端122bから先端122aに向かうにしたがって先細り形状となっている。
図示は省略するが、第1接触片121と同様に、第2接触片122の基端122bの幅L2もまた、先端122aの幅L1よりも幅広(L2>L1)に設定されており、第2接触片122は、基端122bから先端122aに向かうにしたがって先細り形状となっている。
ここで、第1接触片121及び第2接触片122の幅が所定値よりも小さい場合、接触片のせん断応力が小さくバネ定数も小さくなるため、プラグ2をレセプタクル3に装着した際のレセプタクル3の中心導体61(図12参照)に対する接触片の接触圧力が弱くなる。この場合、プラグ2をレセプタクル3に装着した際のレセプタクル3の中心導体61との接触抵抗が不安定になってしまう。
また、第1接触片121及び第2接触片122の幅を小さくすると、プラグ2の接触片121、122の挿入方向に対するせん断剛性が小さくなる。この場合、プラグ2をレセプタクル3に装着する際、レセプタクル3の中心導体61の中心軸と、プラグ2の接触部12の中心軸とにズレが生じている場合には、中心導体61は、接触片121、122の側面に片当たりしながら挿入されることになる。そのため、片当たりしながら挿入方向に移動する中心導体61により、接触片121、122が挿入方向に押し下げられて変形する虞がある。
一方、第1接触片121及び第2接触片122の幅を大きくすると、接触片121、122の挿入方向に対するせん断応力及びバネ定数が大きくなり、中心導体61の接触片121、122に対する接触圧力が強くなる。そうすると、プラグ2をレセプタクル3に装着した際の中心導体61と接触片121、122との接触抵抗は小さくなり安定するが、プラグ2とレセプタクル3との挿抜を繰り返すうちに接触片の耐久性が低下してしまう。
また、第1接触片121及び第2接触片122の挿入方向へのせん断剛性も大きくなり、プラグ2をレセプタクル3に装着した際に挿入方向に変形してしまう虞もある。
また、第1接触片121及び第2接触片122の挿入方向へのせん断剛性も大きくなり、プラグ2をレセプタクル3に装着した際に挿入方向に変形してしまう虞もある。
実施の形態では、図2の(g)に示すように、第1接触片121及び第2接触片122を先細り形状に形成して、接触片の接触圧力とせん断剛性を確保しつつ、装着の頻度(プラグ2とレセプタクル3の装着の繰り返し回数)から耐久性を考慮した形状としている。
図2の(a)〜(c)に示すように、基体11には、複数の挟持接触片13が設けられている。
挟持接触片13は、基体11の幅方向の一側11cから基体11の表面111に対して垂直方向に延びる第1挟持接触片131と、他側11dから基体11の表面111に対して垂直方向に延びる第2挟持接触片132とから構成されている。
挟持接触片131、132の各々は、基体11の長手方向に間隔を空けて配置されており、第2挟持接触片132の方が、第1挟持接触片131よりも基体11の他端11bに近い位置に形成されている。
挟持接触片13は、基体11の幅方向の一側11cから基体11の表面111に対して垂直方向に延びる第1挟持接触片131と、他側11dから基体11の表面111に対して垂直方向に延びる第2挟持接触片132とから構成されている。
挟持接触片131、132の各々は、基体11の長手方向に間隔を空けて配置されており、第2挟持接触片132の方が、第1挟持接触片131よりも基体11の他端11bに近い位置に形成されている。
図2の(b)及び(c)に示すように、第1挟持接触片131の対向部131aには、複数のV溝131bが、基体11の長手方向に沿って直線状に形成されており、第2挟持接触片132の対向部132aには、複数のV溝132bが、基体11の長手方向に沿って直線状に形成されている。
実施の形態では、V溝131b(またはV溝132b)は、対向部131a(または対向部132a)の幅方向に平行に7本形成されている(図6の(a)参照)。V溝131b(またはV溝132b)の溝幅は、後記する同軸ケーブル400の導体410a(図6の(b)参照)に係合可能な幅に設定されている。
また、図2の(a)に示すように、基体11の表面111にもまた、複数のV溝112が、基体11の長手方向に沿って直線状に形成されている。V溝112は、基体11の他端11bから一端11aの途中位置まで形成されている。
実施の形態では、V溝112は、基体11の幅方向に平行に7本形成されている(図6の(a)参照)。V溝112の溝幅は、後記する同軸ケーブル400の導体410a(図6の(b)参照)に係合可能な幅に設定されている。
実施の形態では、V溝112は、基体11の幅方向に平行に7本形成されている(図6の(a)参照)。V溝112の溝幅は、後記する同軸ケーブル400の導体410a(図6の(b)参照)に係合可能な幅に設定されている。
接続端子10では、接触部12、基体11に形成されたV溝112及び挟持接触片131、132の各々の対向部131a、132aに形成されたV溝131b、132b以外の面が、絶縁体20で被覆(モールド)されるようになっている。
次に、図3を用いて絶縁体20を説明する。
図3は、絶縁体20を説明する図であり、(a)は、正面側から見た絶縁体20の斜視図であり、(b)は、背面側からみた絶縁体20の斜視図であり、(c)は、絶縁体20の正面図である。図3では、絶縁体20は、接続端子10と一体成形された状態を示している。
図3は、絶縁体20を説明する図であり、(a)は、正面側から見た絶縁体20の斜視図であり、(b)は、背面側からみた絶縁体20の斜視図であり、(c)は、絶縁体20の正面図である。図3では、絶縁体20は、接続端子10と一体成形された状態を示している。
図3の(a)に示すように、絶縁体20は、接続端子10の所定の部位を収容して被覆する収容部21と、収容部21に接続される基部22と、接続端子10の挟持接触片13の一面を除いて被覆する絶縁板23とを有している。
絶縁体20の収容部21には、開口211aを有する環状部211が形成されている。環状部211の開口211aから接続端子10の接触部12が露出するようになっている。
図3の(c)に示すように、収容部21には、絶縁体20の幅方向の中央を通る軸線X2に対する所定の角度位置に、径方向外側に膨出する拡径部212が形成されている。
実施の形態では、拡径部212は、軸線X2に対して左右50°の位置に2箇所設けられている。
実施の形態では、拡径部212は、軸線X2に対して左右50°の位置に2箇所設けられている。
2箇所に設けられた拡径部212、212は、先端R部213により接続されている。先端R部213の外径d3は、ハウジング30の第1開口部31の内径d4(図7参照)よりも僅かに大きく形成されており、絶縁体20をハウジング30に組み付けた際に、先端R部213がハウジング30の円筒部33に圧接して、絶縁体20のハウジング30からの脱離が防止される。
図3の(a)に戻って、絶縁体20の収容部21には、板形状の基部22が軸線X2に沿って直線状に形成されている。
平面視において、基部22は矩形形状を成しており、基部22における収容部21と反対側には、一対の絶縁板23が形成されている。
平面視において、基部22は矩形形状を成しており、基部22における収容部21と反対側には、一対の絶縁板23が形成されている。
一対の絶縁板23は、接続端子10の第1挟持接触片131に対応する位置に設けられた第1の絶縁板231と、第2挟持接触片132に対応する位置に設けられた第2の絶縁板232とから構成されている。
第1の絶縁板231と第2の絶縁板232とは、基部22の幅方向の両側に間隔を空けて形成されており、軸線X2方向にも所定の間隔を空けて形成されている。
第1の絶縁板231と第2の絶縁板232とは、基部22の幅方向の両側に間隔を空けて形成されており、軸線X2方向にも所定の間隔を空けて形成されている。
接続端子10の第1挟持接触片131のV溝131b(図2の(b)参照)以外の面が、第1の絶縁板231で被覆されており、接続端子10の第2挟持接触片132もまた、V溝132b(図2の(c)参照)以外の面が、第2の絶縁板232で被覆されており、第1挟持接触片131と第1の絶縁板231が一体成形されると共に、第2挟持接触片132と第2の絶縁板232もまた一体成形されている。
図3の(a)に示すように、第1の絶縁板231の先端231aには、当該先端231aから第1の絶縁板231の長手方向に突出する爪部231bが形成されており、第2の絶縁板232の先端232aにもまた、当該先端232aから第2の絶縁板232の長手方向に突出する爪部232bが形成されている。
第1の絶縁板231の基端231cには、基端231cの厚み方向に切り欠かれた切欠部231dが形成されている。
よって、第1の絶縁板231では、切欠部231dの位置における基端231cの厚みが薄くなっており、第1の絶縁板231の基端231cの曲げ剛性が小さくなっている。よって、第1の絶縁板231は、基端231cを折り曲げ基点として、後記する第2の係合部242側への折り曲げが容易とされている。
よって、第1の絶縁板231では、切欠部231dの位置における基端231cの厚みが薄くなっており、第1の絶縁板231の基端231cの曲げ剛性が小さくなっている。よって、第1の絶縁板231は、基端231cを折り曲げ基点として、後記する第2の係合部242側への折り曲げが容易とされている。
図3の(b)に示すように、第2の絶縁板232の基端232cにもまた、基端232cの厚み方向に切り欠かれた切欠部232dが形成されており、基端232cを折り曲げ基点として、第2の絶縁板232は、第1の係合部241側への折り曲げが容易とされている。
図3の(a)及び(c)に示すように、第1の係合部241は、第1の絶縁板231に隣接して設けられており、第1の係合部241は、第2の絶縁板232と間隔を空けて対向配置されている。
第1の係合部241は、絶縁体20の基部22の幅方向の一側から垂直方向に延びた壁部241aと、壁部241aの第2の絶縁板232との対向面に形成された係合孔241bとから構成される。
図3の(c)に示すように、第1の係合部241の係合孔241bは、第2の絶縁板232の爪部232bを係合可能な形状に形成されている。よって、第2の絶縁板232が第1の係合部241方向に折り曲げられた場合、第2の絶縁板232の爪部232bと第1の係合部241の係合孔241bとが係合して、第2の絶縁板232の曲げ戻しが防止されるようになっている。
第2の係合部242もまた、第2の絶縁板232に隣接して設けられており、第2の係合部242は、第1の絶縁板231と間隔を空けて対向配置されている。
図3の(c)に示すように、第2の係合部242の壁部242aの係合孔242bもまた、第1の絶縁板231の爪部231bを係合可能な形状に形成されており、第1の絶縁板231が第2の係合部242方向に折り曲げられた場合、第1の絶縁板231の爪部231bと第2の係合部242の係合孔242bとが係合して、第1の絶縁板231の曲げ戻しが防止されるようになっている。
次に、図4を用いてハウジング30を説明する。
図4は、ハウジング30を説明する図であり、(a)は、正面側から見たハウジング30の斜視図であって、ハウジング30の円筒部33が折り曲げられる前の状態を示し、(b)は、正面側から見たハウジング30の斜視図であって、ハウジング30の円筒部33が折り曲げられた後の状態を示し、(c)は、背面側から見たハウジング30の斜視図であって、ハウジング30の円筒部33が折り曲げられた後の状態を示す。
図4は、ハウジング30を説明する図であり、(a)は、正面側から見たハウジング30の斜視図であって、ハウジング30の円筒部33が折り曲げられる前の状態を示し、(b)は、正面側から見たハウジング30の斜視図であって、ハウジング30の円筒部33が折り曲げられた後の状態を示し、(c)は、背面側から見たハウジング30の斜視図であって、ハウジング30の円筒部33が折り曲げられた後の状態を示す。
図4の(a)に示すように、ハウジング30は、第1開口部31と第2開口部32とを有する折り曲げ前の円筒部33と、円筒部33に接続された概ね矩形板状の背面部34と、背面部34の長手方向に沿って形成された第1カシメ部35、35と、第2カシメ部36、36とを備えている。このハウジング30は、金属製の板形状部材をプレス加工して形成されている。
ハウジング30の円筒部33の内径d2(図7参照)は、後記するレセプタクル3の外部コンタクト50の筒状部51の外径D1(図9の(c)参照)よりも僅かに大きい径で形成されている。
円筒部33の外周には、一対のアーム部38、39が設けられている。
一対のアーム部38、39は、間隙を空けて対向配置されており、アーム部38、39の先端381、391は、対向配置される相手側に互いに近づく方向に折れ曲げられた鉤形状を成している。
一対のアーム部38、39は、間隙を空けて対向配置されており、アーム部38、39の先端381、391は、対向配置される相手側に互いに近づく方向に折れ曲げられた鉤形状を成している。
アーム部38の先端381とアーム部39の先端391との間には隙間S1が設けられている。この隙間S1は、同軸ケーブル400の外部導体420(図1の(b)参照)が挿通可能な幅に設定されており、外部導体420がアーム部38、39の間に位置した際の外部導体420の径方向の位置ズレを防止する役目を有している。
また円筒部33が折り曲げられたのちのハウジング30に絶縁体20を組付けた際、絶縁体20の軸線X2方向の一端20a(図3の(a)参照)が、背面部34に着座したアーム部38、39の各々の先端381、391に当接し、絶縁体20の軸線X2方向の位置ズレが防止されるようになっている。
また円筒部33が折り曲げられたのちのハウジング30に絶縁体20を組付けた際、絶縁体20の軸線X2方向の一端20a(図3の(a)参照)が、背面部34に着座したアーム部38、39の各々の先端381、391に当接し、絶縁体20の軸線X2方向の位置ズレが防止されるようになっている。
円筒部33の内周面332には、当該内周面332の一部を、円筒部33の径方向外側に膨出させて形成した収容部333が設けられている。収容部333は、前記した絶縁体20の拡径部212(図3の(c)参照)に対応する角度位置で、拡径部212を収容可能な形状に形成されている。
図4の(a)に示すように、円筒部33におけるアーム部38、39の反対側には、背面部34が、円筒部33の第2開口部32側の縁部321に接続部335を介して接続されている。
図4の(b)及び(c)に示すように、円筒部33と背面部34とを接続する接続部335には、接続部335を、接続部335の厚み方向に突出して形成した楔部334(ビード)が設けられている。
円筒部33と背面部34とを接続する接続部335に対して、接続部335の厚み方向(垂直方向)に楔部334を設けると、楔部334が、円筒部33と背面部34との間を接続する梁の役目を果たす結果、円筒部33と背面部34との接続部335が補強される。
円筒部33と背面部34とを接続する接続部335に対して、接続部335の厚み方向(垂直方向)に楔部334を設けると、楔部334が、円筒部33と背面部34との間を接続する梁の役目を果たす結果、円筒部33と背面部34との接続部335が補強される。
背面部34は、平面視において概ね矩形形状を成す板形状部材であり、背面部34の長手方向の途中位置で幅が狭くなっている。
背面部34の幅が狭くなった部分における幅方向の両側には、一対の第1カシメ部35、35が間隔を空けて対向配置されている。
背面部34の幅が狭くなった部分における幅方向の両側には、一対の第1カシメ部35、35が間隔を空けて対向配置されている。
第1カシメ部35、35の各々は、背面部34の両側から、背面部34に対して垂直方向に直線状に延びており、背面部34の長手方向に所定幅を有して形成されている。
図4の(a)に示すように、第1カシメ部35の根本部351には、切欠部351aと、内側にV溝351bが形成されている。第1カシメ部35の根本部351に切欠部351aが形成されていることにより、切欠部351aにおける根本部351の幅が小さくなり、根本部351の曲げ剛性が小さくなる。また、根本部351の厚み方向にV溝351bが形成されていることによって、根本部351の肉厚が薄くなり、さらに曲げ剛性が小さくなる。よって、一対の第1カシメ部35の各々は、V溝351bが形成された根本部351を折り曲げ基点として、相手側の第1カシメ部35側に折り曲げられ易くなっている。
第1カシメ部35から見て、背面部34における円筒部33との反対には、第1カシメ部35、35に隣接して一対の第2カシメ部36、36が設けられている。
第2カシメ部36、36の各々は、同軸ケーブル400の外部導体420と外被部430(図1の(b)参照)に整合するU字形状を成しており、長手方向に沿って、一対の第1爪部361、361と一対の第2爪部362、362とを有している。
第2カシメ部36、36の各々は、同軸ケーブル400の外部導体420と外被部430(図1の(b)参照)に整合するU字形状を成しており、長手方向に沿って、一対の第1爪部361、361と一対の第2爪部362、362とを有している。
第1爪部361、361の各々は、第2カシメ部36の幅方向の両側に間隔を空けて対向配置されており、第1爪部361、361の各々は、相手側となる第1爪部361側に折り曲げ可能に設けられている。よって、同軸ケーブル400をハウジング30に装着した状態で、ハウジング30の第1爪部361、361を折り曲げると、第1爪部361、361は同軸ケーブル400の外部導体420の外径をカシメ圧着して、ハウジング30は同軸ケーブル400の外部導体420と電気的に接続されるようになっている。
第2爪部362、362の各々もまた、第1爪部361と同様に、第2カシメ部36の幅方向の両側に間隔を空けて対向配置されており、第2爪部362、362の各々は、相手側となる第2爪部362側に折り曲げ可能に設けられている。よって、同軸ケーブル400をハウジング30に装着した状態で、ハウジング30の第2爪部362、362を折り曲げると、第2爪部362、362は同軸ケーブル400の外被部430の外径をカシメ圧着して、同軸ケーブル400がハウジング30から抜けるのを防止している。
接続部335を折り曲げ基点として、折り曲げ前の円筒部33が背面部34側(図4の(a)の矢印A側)に折り曲げられると、第2開口部32が背面部34の底面で塞がれるようになっている(図4の(b)参照)。
[同軸ケーブルのプラグへの組付け方法]
次に、図5を用いて同軸ケーブル400のプラグ2への組付け方法を説明する。
図5は、同軸ケーブル400のプラグ2に組付ける際の組付け方法を説明する図であり、(a)は、絶縁体20のハウジング30への組付けの途中の状態を示し、(b)は、絶縁体20のハウジング30への組付け後の状態を示し、(c)は、同軸ケーブル400をハウジング30にセットした状態を示し、(d)は、ハウジング30の第1カシメ部35及び第2カシメ部36により同軸ケーブル400をカシメた後の状態を示し、(e)は、(d)の状態の平面図である。
次に、図5を用いて同軸ケーブル400のプラグ2への組付け方法を説明する。
図5は、同軸ケーブル400のプラグ2に組付ける際の組付け方法を説明する図であり、(a)は、絶縁体20のハウジング30への組付けの途中の状態を示し、(b)は、絶縁体20のハウジング30への組付け後の状態を示し、(c)は、同軸ケーブル400をハウジング30にセットした状態を示し、(d)は、ハウジング30の第1カシメ部35及び第2カシメ部36により同軸ケーブル400をカシメた後の状態を示し、(e)は、(d)の状態の平面図である。
まず初めに、図5の(a)に示すように、絶縁体20を、絶縁体20の収容部21側からハウジング30の円筒部33に挿入する。
この際、絶縁体20の収容部21を円筒部33に対して斜めにして、絶縁体20の収容部21に形成された拡径部212を、ハウジング30の円筒部33の収容部333に嵌め込んだのち、絶縁体20の基部22をハウジング30の背面部34側(図5の(a)の矢印A方向)に倒して、基部22を背面部34の底面に着座させる(図5の(b)参照)。これにより、絶縁体20をハウジング30に載置させることができる。
この際、絶縁体20の収容部21を円筒部33に対して斜めにして、絶縁体20の収容部21に形成された拡径部212を、ハウジング30の円筒部33の収容部333に嵌め込んだのち、絶縁体20の基部22をハウジング30の背面部34側(図5の(a)の矢印A方向)に倒して、基部22を背面部34の底面に着座させる(図5の(b)参照)。これにより、絶縁体20をハウジング30に載置させることができる。
次に、絶縁体20をハウジング30に載置させた状態において、同軸ケーブル400を、ハウジング30の第2カシメ部36及び第1カシメ部35の開いた側から挿入する(図5の(c)参照)。
この状態で、同軸ケーブル400の導体410aは、接続端子10の表面111に形成されたV溝112の上面であって、第1カシメ部35、35(第1挟持接触片131と第2挟持接触片132)の間に位置するように配置され、同軸ケーブル400の外部導体420は、一対の第1爪部361、361の間に位置するように配置され、外被部430は、一対の第2爪部362、362の間に位置するように配置される(図5の(c)参照)。
そして、ハウジング30の第1カシメ部35、35と第2カシメ部36、36を各々内側に折り曲げる(図5の(d)参照)。
ハウジング30の第1カシメ部35、35の各々が内側に折り曲げられると、第1カシメ部35、35の内側に配置された絶縁体20の第1の絶縁板231(第1挟持接触片131)と第2の絶縁板232(第2挟持接触片132)とが、第1カシメ部35、35と共に折り曲げられる(図5の(d)参照)。
ハウジング30の第1カシメ部35、35の各々が内側に折り曲げられると、第1カシメ部35、35の内側に配置された絶縁体20の第1の絶縁板231(第1挟持接触片131)と第2の絶縁板232(第2挟持接触片132)とが、第1カシメ部35、35と共に折り曲げられる(図5の(d)参照)。
絶縁体20の第1の絶縁板231と第2の絶縁板232とが折り曲げられると、各々の絶縁板に覆われる接続端子10の第1挟持接触片131と第2挟持接触片132とが、第1の絶縁板231と第2の絶縁板232と同時に折り曲げられる。
これにより、内部導体410は、第1挟持接触片131と第2接触片122に電気的に接続される。
これにより、内部導体410は、第1挟持接触片131と第2接触片122に電気的に接続される。
ここで、図6は、第1挟持接触片131と第2挟持接触片132での内部導体410の挟持を説明する図である。なお、図6では、接続端子10を被覆する絶縁体20を、説明の便宜上、省略する。
図6の(a)に示すように、同軸ケーブル400の内部導体410(図1の(b)参照)は、複数本(実施の形態では7本)の導体410aが寄り集まって形成されている。
同軸ケーブル400の内部導体410(導体410a)を、接続端子10の基体11に載置したのち、第1挟持接触片131と第2挟持接触片132を各々基体11側に折り曲げると、寄り集まっている各々の導体410aが、挟持接触片の押圧力により解ける。そうすると、導体410aが、基体11のV溝112と第1挟持接触片131のV溝132b及びV溝112と第2挟持接触片132のV溝132bとの間で挟持(カシメ圧着)されて、各々の挟持接触片と電気的に接続される(図6の(b)及び(c)参照)。
次に、図5の(d)及び(e)に戻って、第2カシメ部36、36の第1爪部361、361が、それぞれ内側に折り曲げられると、当該第1爪部361、361によって、同軸ケーブル400の外部導体420がカシメ圧着され、外部導体420とハウジング30が電気的に接続される。
そして、第2爪部362、362が、それぞれ内側に折り曲げられると、当該第2爪部362、362によって、同軸ケーブル400の外被部430がカシメ圧着され、同軸ケーブル400のハウジング30からの抜けが防止される。
そして、第2爪部362、362が、それぞれ内側に折り曲げられると、当該第2爪部362、362によって、同軸ケーブル400の外被部430がカシメ圧着され、同軸ケーブル400のハウジング30からの抜けが防止される。
次に、プラグ2の内部構造を説明する。
図7は、プラグ2の内部構造を説明する断面図である。
図7は、プラグ2の内部構造を説明する断面図である。
同軸ケーブル400の内部導体410、外部導体420、外被部430は、第1カシメ部35、35(第1挟持接触片131及び第2挟持接触片132)、第2カシメ部36、36の第1爪部361、361、第2爪部362、362により各々カシメ圧着される。
よって、同軸ケーブル400は、プラグ2のハウジング30にカシメ圧着されて、プラグ2からの抜けが防止されると共に、内部導体410は、プラグ2の接続端子10に電気的に接続され、外部導体420は、プラグ2のハウジング30に電気的に接続されるようになっている。
ここで、絶縁体20の環状部211の先端のハウジング30の背面部34からの高さH1は、接続端子10の接触部12の背面部34からの高さH2よりも低くなるように設定されている(H1<H2)。
[レセプタクル]
次に、同軸コネクタ1のレセプタクル3を説明する。
図8は、レセプタクル3を説明する図であり、(a)は、レセプタクル3を正面側から見た斜視図であり、(b)は、レセプタクル3を正面と反対側の背面側から見た斜視図であり、(c)は、レセプタクル3の正面図であり、(d)は、レセプタクル3の背面図である。
図9は、外部コンタクト50を説明する図であり、(a)は、外部コンタクト50を正面側から見た斜視図であり、(b)は、外部コンタクト50を背面側から見た斜視図であり、(c)は、レセプタクル3の側面図を模式的に示した図である。
次に、同軸コネクタ1のレセプタクル3を説明する。
図8は、レセプタクル3を説明する図であり、(a)は、レセプタクル3を正面側から見た斜視図であり、(b)は、レセプタクル3を正面と反対側の背面側から見た斜視図であり、(c)は、レセプタクル3の正面図であり、(d)は、レセプタクル3の背面図である。
図9は、外部コンタクト50を説明する図であり、(a)は、外部コンタクト50を正面側から見た斜視図であり、(b)は、外部コンタクト50を背面側から見た斜視図であり、(c)は、レセプタクル3の側面図を模式的に示した図である。
図8に示すように、レセプタクル3は、プラグ2の円筒部33に内挿されて、円筒部33に圧接される外部コンタクト50と、プラグ2の接触部12に内挿されて、接触部12に圧接される内部コンタクト60とを備えている。
レセプタクル3では、外部コンタクト50に内部コンタクト60が組み込まれたのち、外部コンタクト50と内部コンタクト60との間に合成樹脂から構成される誘電体80が充填されて、この誘電体80によって、外部コンタクト50と内部コンタクト60とが、一体的に固定されると共に、外部コンタクト50と内部コンタクト60とが絶縁されるようになっている。
レセプタクル3では、外部コンタクト50に内部コンタクト60が組み込まれたのち、外部コンタクト50と内部コンタクト60との間に合成樹脂から構成される誘電体80が充填されて、この誘電体80によって、外部コンタクト50と内部コンタクト60とが、一体的に固定されると共に、外部コンタクト50と内部コンタクト60とが絶縁されるようになっている。
図9の(a)に示すように、レセプタクル3を構成する外部コンタクト50は、筒状部51と、基板500の電極部510(図12参照)に載置される電極端子521、522、523と、当該電極端子521〜523の各々と筒状部51とを接続する接続部53とを有している。
この外部コンタクト50は、金属製の板形状部材をプレス加工して形成されている。
この外部コンタクト50は、金属製の板形状部材をプレス加工して形成されている。
図9の(a)及び(c)に示すように、外部コンタクト50の筒状部51は、円筒形状を成している。
筒状部51の外径D1は、プラグ2の円筒部33の内径d2(図7参照)よりも僅かに小さく設定されており(D1<d2)、レセプタクル3の外部コンタクト50の筒状部51がプラグ2の円筒部33に内嵌(圧接)するようになっている。
筒状部51の外径D1は、プラグ2の円筒部33の内径d2(図7参照)よりも僅かに小さく設定されており(D1<d2)、レセプタクル3の外部コンタクト50の筒状部51がプラグ2の円筒部33に内嵌(圧接)するようになっている。
図9の(b)に示すように、筒状部51の中心軸X3の軸方向の一端511(背面側)には、4つの突起部512a、512b、512c、512dが、筒状部51の中心軸X3の軸線方向に突出している。
図9の(c)に示すように、正面視において、突起部512aは、先端に近づくにしたがって裾広がりになっており、突起部512aの先端部512a1の幅L3の方が、基端部512a2の幅L4よりも幅広(L3>L4)に形成されている。
実施の形態では、突起部512aの先端部512a1と基端部512a2とを接続する側部512a3、512a4は、先端部512a1から基端部512a2に向かって徐々に幅が狭まる形状(括れ形状)に形成されている。
なお、突起部512b〜512dは、突起部512aと同様の形状を有しているので、図中の符号を省略し、必要に応じて適宜説明する。
実施の形態では、突起部512aの先端部512a1と基端部512a2とを接続する側部512a3、512a4は、先端部512a1から基端部512a2に向かって徐々に幅が狭まる形状(括れ形状)に形成されている。
なお、突起部512b〜512dは、突起部512aと同様の形状を有しているので、図中の符号を省略し、必要に応じて適宜説明する。
図9の(b)に戻って、筒状部51の一端511には、3つの電極端子521、522、523が、筒状部51の径方向外側に向けて延設されている。
実施の形態では、筒状部51の周方向において、電極端子521は、突起部512bと512cのほぼ中間位置に設けられており、電極端子522は、突起部512aと512dのほぼ中間位置に設けられており、電極端子523は、突起部512cと512dのほぼ中間位置に設けられている。
実施の形態では、筒状部51の周方向において、電極端子521は、突起部512bと512cのほぼ中間位置に設けられており、電極端子522は、突起部512aと512dのほぼ中間位置に設けられており、電極端子523は、突起部512cと512dのほぼ中間位置に設けられている。
電極端子521、522、523の各々は、板形状を成している。電極端子521、522、523の各々の底面521a、522a、523aは、平坦となっており、電極端子521、522、523は、この平坦な底面521a、522a、523aを基板500の電極部510に接触させた状態で、電極部510に載置される(図12参照)。
電極端子521〜523の各々と筒状部51とは、接続部53を介して接続されている。接続部53は、筒状部51の一端511から径方向外側に延びて電極端子521〜523の各々に接続されている。
電極端子521、522に接続される接続部53には、表面(筒状部51の外径側)から裏面(筒状部51の内径側)に向けてエンボス加工が施されている。エンボス加工された接続部53の表面側には、凹部531が形成されると共に、凹部531に対応する接続部53の裏面側には、突出部532が形成されている。
図9の(c)に示すように、突起部512aと512bとの間には隙間L5が設けられており、隙間L5は、内部コンタクト60の外部端子63の幅L7(図10の(a)参照)よりも大きい幅に設定されている。
次に、レセプタクル3の内部コンタクト60を説明する。
図10は、内部コンタクト60を説明する図であり、(a)は、内部コンタクト60を正面側から見た斜視図であり、(b)は、内部コンタクト60を背面側から見た斜視図であり、(c)は(a)における面Aで内部コンタクト60を切断した断面図である。
図10は、内部コンタクト60を説明する図であり、(a)は、内部コンタクト60を正面側から見た斜視図であり、(b)は、内部コンタクト60を背面側から見た斜視図であり、(c)は(a)における面Aで内部コンタクト60を切断した断面図である。
図10の(a)に示すように、内部コンタクト60は、円筒形状の中心導体61と、中心導体61の長手方向の一端611側から径方向外側に膨出する鍔部62と、鍔部62の外径の所定の箇所から径方向外側に延びる外部端子63とから構成される。
図10の(c)に示すように、内部コンタクト60の中心導体61は、円筒形状の基本形状を成しており、中心導体61の外径D2は、プラグ2の接触部12の内径d1(図2の(d)参照)よりも僅かに大きい径に設定されており(D2>d1)、レセプタクル3の内部コンタクト60の中心導体61にプラグ2の接触部12が圧接するようになっている(図12参照)。
図10の(a)及び(b)に示すように、鍔部62は、中心導体61の径方向外側に膨出しており、中心導体61の外周の全周に亘って形成されている。
鍔部62は、先端622に向かうにつれて中心導体61の他端612に近づく方向に傾斜して形成されている(図10の(c)参照)。
鍔部62は、先端622に向かうにつれて中心導体61の他端612に近づく方向に傾斜して形成されている(図10の(c)参照)。
鍔部62は、平面視において円形形状に形成されており、鍔部62の外径側となる先端622には、中心導体61の径方向外側に向けて直線状に延びる外部端子63が形成されている。
外部端子63は、板形状に形成されており、鍔部62に接続される基端631と、先端632と、基端631と先端632とを接続する中間部633とを有して構成されている。
図10の(c)に示すように、外部端子63は、鍔部62の基端621の端面と面一となるように形成されており、外部端子63の中間部633には、外部端子63の底面63aに対して中心導体61の長手方向と同じ方向に凹んだ凹部634が形成されている。
実施の形態では、凹部634と、基端621と外部端子63の底面を通る基準面Yとの間には隙間S4が設けられている。
実施の形態では、凹部634と、基端621と外部端子63の底面を通る基準面Yとの間には隙間S4が設けられている。
図10の(a)に示すように、外部端子63の先端632の幅L7は、基端631の幅L6よりも幅広に形成されている(L7>L6)。また、先端632の幅L7は、前記した外部コンタクト50の突起部512aと512bとの隙間L5よりも小さい幅に設定されている。
よって、内部コンタクト60を外部コンタクト50に係合させると、内部コンタクト60の外部端子63が、外部コンタクト50の突起部512aと512bとの間に位置して、内部コンタクト60と外部コンタクト50とが確実に絶縁されるようになっている。
よって、内部コンタクト60を外部コンタクト50に係合させると、内部コンタクト60の外部端子63が、外部コンタクト50の突起部512aと512bとの間に位置して、内部コンタクト60と外部コンタクト50とが確実に絶縁されるようになっている。
[レセプタクルの構造]
次に、レセプタクル3の内部構造を説明する。
図11は、レセプタクル3の内部構造を説明する断面図であり、(a)は、図8の(a)における面Aでレセプタクル3を切断した断面図であり、(b)は、図8の(a)における面Bでレセプタクル3を切断した断面図である。
次に、レセプタクル3の内部構造を説明する。
図11は、レセプタクル3の内部構造を説明する断面図であり、(a)は、図8の(a)における面Aでレセプタクル3を切断した断面図であり、(b)は、図8の(a)における面Bでレセプタクル3を切断した断面図である。
前記したように、レセプタクル3では、内部コンタクト60の外部端子63の先端632の幅L7(図10の(a)参照)は、外部コンタクト50の突起部512aと512bとの間の隙間L5(図9の(c)参照)よりも大きい幅に設定されており、内部コンタクト60を、外部コンタクト50の突起部512a、512b側から、中心導体61が外部コンタクト50の筒状部51の開口から露出するように組付けて、内部コンタクト60の外部端子63の先端632を外部コンタクト50の突起部512a、512bの隙間に位置させている。
図11の(a)及び(b)に示すように、レセプタクル3では、外部コンタクト50の筒状部51の内側と、筒状部51の外側の所定の範囲に誘電体80が形成されている。
実施の形態では、誘電体80は、筒状部51の内側においては、電極端子521〜523の底面521a〜523a(基準面Y)を基準として、内部コンタクト60の鍔部62の先端622よりも高い位置まで形成されると共に、筒状部51の外側においては、電極端子521〜523と外部端子63の上側の所定の範囲に形成されている。
実施の形態では、誘電体80は、筒状部51の内側においては、電極端子521〜523の底面521a〜523a(基準面Y)を基準として、内部コンタクト60の鍔部62の先端622よりも高い位置まで形成されると共に、筒状部51の外側においては、電極端子521〜523と外部端子63の上側の所定の範囲に形成されている。
外部コンタクト50の筒状部51の内側に充填される誘電体80は、鍔部62の上側(図中のS3)に形成されると共に、中心導体61の一端611側から他端612側に向けて傾斜する鍔部62の下側に回り込んで、鍔部62と基準面Yとの成す隙間S2にも形成されている。
また、誘電体80は、外部端子63の凹部634の下側にも回り込んで、凹部634と基準面Yとの成す隙間S4にも形成されている。
よって、鍔部62は、鍔部62の下側の周方向の全周に回り込んだ誘電体80と上側に形成された誘電体80とにより挟まれ、内部コンタクト60の外部コンタクト50からの脱落が防止されている。
また、誘電体80は、外部端子63の凹部634の下側にも回り込んで、凹部634と基準面Yとの成す隙間S4にも形成されている。
よって、鍔部62は、鍔部62の下側の周方向の全周に回り込んだ誘電体80と上側に形成された誘電体80とにより挟まれ、内部コンタクト60の外部コンタクト50からの脱落が防止されている。
また、誘電体80は、外部コンタクト50の突起部512a〜512dの各々と電極端子521〜523との間に形成された隙間513(図9の(a)及び(b)参照)に入り込んで形成されるので、この隙間513に形成された誘電体80を介して外部コンタクト50の外側に形成された誘電体80と外部コンタクト50の筒状部51の内側に形成された誘電体80とが接続される。
ここで、突起部512a〜512dは、先端(例えば、先端部512a1)の方が基端(例えば、基端部512a2)よりも幅広に形成されているため(図9の(c)参照)、突起部512a〜512dの各々の隙間513に形成された誘電体80の突起部の先端側への抜けが防止される。よって、内部コンタクト60の外部コンタクト50からの脱離が好適に阻止される。
ここで、突起部512a〜512dは、先端(例えば、先端部512a1)の方が基端(例えば、基端部512a2)よりも幅広に形成されているため(図9の(c)参照)、突起部512a〜512dの各々の隙間513に形成された誘電体80の突起部の先端側への抜けが防止される。よって、内部コンタクト60の外部コンタクト50からの脱離が好適に阻止される。
さらに、外部コンタクト50の筒状部51の外側に形成された誘電体80は、接続部53の凹部531(図11の(b)参照)の内側まで入り込んで形成されると共に、外部コンタクト50の筒状部51の内側に形成された誘電体80は、接続部53の突出部532(図11の(b)参照)の周囲を覆って形成される。
よって、誘電体80は、外部コンタクト50の筒状部51の側面方向だけでなく、厚み方向にも形成されるので、誘電体80の外部コンタクト50からの脱離が確実に防止される。
よって、誘電体80は、外部コンタクト50の筒状部51の側面方向だけでなく、厚み方向にも形成されるので、誘電体80の外部コンタクト50からの脱離が確実に防止される。
また、鍔部62は、上側の隙間S3に形成された誘電体80と、下側の隙間S2に形成された誘電体80により挟み込まれる構成となっている。このため、合成樹脂製の誘電体80と金属製の内部コンタクト60の間の熱膨張率の違いによる内部コンタクト60と誘電体80との間の隙間が生じ難く、レセプタクル3の基板500への半田付けの際に、電極端子521〜523を伝わって、外部コンタクト50と誘電体80との間の隙間に進入しようとするフラックス(溶融半田)の上がりを抑えることができる。また、傾斜した鍔部62によりフラックス(溶融半田)の上がりをより確実に防止できる。
ここで、図12に示すように、プラグ2をレセプタクル3に嵌合させると、プラグ2の絶縁体20の環状部211に、レセプタクル3の外部コンタクト50が外嵌する。
この状態で、プラグ2のハウジング30の円筒部33の先端33aは、レセプタクル3の電極端子521、522を被覆する誘電体80に当接すると共に、レセプタクル3の外部コンタクト50の筒状部51の先端51aは、プラグ2の絶縁体20の環状部211の基端211bに当接するようになっている。
この状態で、プラグ2のハウジング30の円筒部33の先端33aは、レセプタクル3の電極端子521、522を被覆する誘電体80に当接すると共に、レセプタクル3の外部コンタクト50の筒状部51の先端51aは、プラグ2の絶縁体20の環状部211の基端211bに当接するようになっている。
以上の通り、実施の形態では、図12に示すように、
基板に実装されるレセプタクル3と、一端がレセプタクル3に着脱可能に設けられるとともに、他端が同軸ケーブル400に接続されるプラグ2とを備えた同軸コネクタであって、
プラグ2は、同軸ケーブル400の内部導体410に接続される接続端子10と、接続端子10を収容する絶縁体20と、絶縁体20に外嵌する金属製のハウジング30とを備え、
接続端子10は、レセプタクル3の内部コンタクト60に圧接する接触部12と、接触部12を支持する基体11と、同軸ケーブル400の内部導体410を挟持する挟持接触片13と、を有し、
図3に示すように、絶縁体20は、接続端子10を収容する収容部21と、接触部12を開口する開口を有する環状部211と、挟持接触片13を覆う絶縁板23と、を有し、
図4に示すように、金属製のハウジング30は、レセプタクル3の外部コンタクト50に外嵌する有底円筒状の円筒部33と、円筒部33の外側に隣接して設けられるかしめ部(第1カシメ部35、第2カシメ部36)と、円筒部33と第1カシメ部35及び第2カシメ部36とを支持する背面部34と、を有し、
図3に示すように、絶縁体20は、収容部21に接続端子10を収容した状態で、インサート樹脂成形により接続端子10と一体成形されており、
絶縁体20の環状部211には、ハウジング30の円筒部33における第1開口部31(開口部)の内径d4よりも大きい外径d3を有する先端R部213と、拡径部212とが径方向外側に突出して設けられているとともに、ハウジング30の円筒部33の内周面332には、絶縁体20の拡径部212に対応する位置に拡径部212を収容する収容部333が形成され(図4参照)、
絶縁体20は、環状部の拡径部212側をハウジング30の円筒部33の内周面332の底面側に傾斜させて、拡径部212を収容部333に収容させて、ハウジング30に取り付けられるとともに、
接続端子10の挟持接触片13は、絶縁体20の絶縁板23に覆われて、当該絶縁板23と一体で折り曲げられて、内部導体410を挟持する構成とした。
基板に実装されるレセプタクル3と、一端がレセプタクル3に着脱可能に設けられるとともに、他端が同軸ケーブル400に接続されるプラグ2とを備えた同軸コネクタであって、
プラグ2は、同軸ケーブル400の内部導体410に接続される接続端子10と、接続端子10を収容する絶縁体20と、絶縁体20に外嵌する金属製のハウジング30とを備え、
接続端子10は、レセプタクル3の内部コンタクト60に圧接する接触部12と、接触部12を支持する基体11と、同軸ケーブル400の内部導体410を挟持する挟持接触片13と、を有し、
図3に示すように、絶縁体20は、接続端子10を収容する収容部21と、接触部12を開口する開口を有する環状部211と、挟持接触片13を覆う絶縁板23と、を有し、
図4に示すように、金属製のハウジング30は、レセプタクル3の外部コンタクト50に外嵌する有底円筒状の円筒部33と、円筒部33の外側に隣接して設けられるかしめ部(第1カシメ部35、第2カシメ部36)と、円筒部33と第1カシメ部35及び第2カシメ部36とを支持する背面部34と、を有し、
図3に示すように、絶縁体20は、収容部21に接続端子10を収容した状態で、インサート樹脂成形により接続端子10と一体成形されており、
絶縁体20の環状部211には、ハウジング30の円筒部33における第1開口部31(開口部)の内径d4よりも大きい外径d3を有する先端R部213と、拡径部212とが径方向外側に突出して設けられているとともに、ハウジング30の円筒部33の内周面332には、絶縁体20の拡径部212に対応する位置に拡径部212を収容する収容部333が形成され(図4参照)、
絶縁体20は、環状部の拡径部212側をハウジング30の円筒部33の内周面332の底面側に傾斜させて、拡径部212を収容部333に収容させて、ハウジング30に取り付けられるとともに、
接続端子10の挟持接触片13は、絶縁体20の絶縁板23に覆われて、当該絶縁板23と一体で折り曲げられて、内部導体410を挟持する構成とした。
このように構成すると、絶縁体20と接続端子10とは、インサート樹脂成形により一体成形されるので、絶縁体20と接続端子10の剛性強度及び信頼性を向上できると共に、絶縁体20と接続端子10とを組付ける工数を削減することができる。
また、絶縁体20は、インサート樹脂成形により接続端子10を被覆する構造となっているので、接続端子10と絶縁体20とを組み付ける機械的な構造が必要ない。よって、接続端子10の基体11を被覆する絶縁体20を薄くでき、接続端子10と絶縁体20の厚みを薄く(低背化)できる。
また、絶縁体20は、インサート樹脂成形により接続端子10を被覆する構造となっているので、接続端子10と絶縁体20とを組み付ける機械的な構造が必要ない。よって、接続端子10の基体11を被覆する絶縁体20を薄くでき、接続端子10と絶縁体20の厚みを薄く(低背化)できる。
また、絶縁体20の絶縁板23で覆われた接続端子10の挟持接触片13を、絶縁板23の折り曲げと同時に折り曲げる構成としたので、接続端子10と絶縁体20の同軸ケーブル400への圧着工数を削減することができる。
ここで、絶縁体20は合成樹脂のインサート成形により形成されており、合成樹脂は、絶縁体20の基部22及び収容部21を通流して環状部211の先端側に移動するようになっている。絶縁体20の環状部211の背面部34からの高さが高くなると、合成樹脂が環状部211の先端まで行き渡らずに成形不良(ヒケ)が発生する場合がある。
よって、絶縁体20の環状部211の背面部34からの高さを、接続端子10の接触部12の背面部34からの高さ以下とすることで、合成樹脂が環状部211の先端まで行き渡るので、成形不良(ヒケ)の発生を好適に防止できる。
よって、絶縁体20の環状部211の背面部34からの高さを、接続端子10の接触部12の背面部34からの高さ以下とすることで、合成樹脂が環状部211の先端まで行き渡るので、成形不良(ヒケ)の発生を好適に防止できる。
また、図4に示すように、金属製のハウジング30は、背面部34の一端から背面部34に対して垂直方向に設けられた折り曲げ前の円筒部33と、当該折り曲げ前の円筒部33と背面部34とを接続する接続部335とを備え、
折り曲げ前の円筒部33は、接続部335を折り曲げ基点として、背面部34に近づく方向に折り曲げ可能に設けられるとともに、接続部335の裏面には、接続部335を厚み方向に突出させて形成した楔部334が形成されており、
折り曲げ前の円筒部33を、接続部335の楔部334を折り曲げ基点として、背面部34側に折り曲げることで、有底円筒状の円筒部33が形成される構成とした。
折り曲げ前の円筒部33は、接続部335を折り曲げ基点として、背面部34に近づく方向に折り曲げ可能に設けられるとともに、接続部335の裏面には、接続部335を厚み方向に突出させて形成した楔部334が形成されており、
折り曲げ前の円筒部33を、接続部335の楔部334を折り曲げ基点として、背面部34側に折り曲げることで、有底円筒状の円筒部33が形成される構成とした。
このように構成すると、折り曲げ前の円筒部33の折り曲げ基点となる接続部335には、接続部335の厚み方向(垂直方向)に突出する楔状の楔部334(ビード)が設けられている。よって、楔部334が、円筒部33と背面部34との間の梁の役目を果たす結果、円筒部33と背面部34との接続部335が補強される。
また、図2に示すように、接続端子10の基体11は、板形状に形成されており、
基体11に支持される接触部12は、基体11から当該基体11に対して垂直方向に延びる少なくとも一つの板片(第1接触片121、第2接触片122)から構成されており、
第1接触片121及び第2接触片122は、基端部(例えば、第1接触片121の基端121b)の幅L2の方が先端部(例えば、第1接触片121の先端121a)の幅L1よりも幅広に形成されている構成とした(図2の(g)参照)。
基体11に支持される接触部12は、基体11から当該基体11に対して垂直方向に延びる少なくとも一つの板片(第1接触片121、第2接触片122)から構成されており、
第1接触片121及び第2接触片122は、基端部(例えば、第1接触片121の基端121b)の幅L2の方が先端部(例えば、第1接触片121の先端121a)の幅L1よりも幅広に形成されている構成とした(図2の(g)参照)。
このように構成すると、接触片121、122の基端部の幅L2は、先端部の幅L1よりも大きく設定されているので、接触片121、122のせん断応力が大きくなり、接触片の接触圧と耐久性とを確保した形状となっている。
また、接続端子10の基体11と挟持接触片13における同軸ケーブル400の内部導体410との接触面(基体11の表面111、挟持接触片13の対向部131a、132a)には、内部導体410の長手方向に直線状に延びる溝(表面111のV溝112、対向部131aのV溝131b、対向部132aのV溝132b)が形成されている構成とした。
このように構成すると、同軸ケーブル400の内部導体410は、挟持接触片13のV溝131b、132bによって、基体11の表面111のV溝112に圧着される。
よって、接続端子10と内部導体410との接触面積が増えて確実に結合し、内部導体410の接続端子10からの抜け止めと接触とを確実に行うことができる。
よって、接続端子10と内部導体410との接触面積が増えて確実に結合し、内部導体410の接続端子10からの抜け止めと接触とを確実に行うことができる。
また、V溝112、131b、132bの各々は、内部導体410と係合可能な形状に形成されるとともに、表面111、対向部131a、132aには、少なくとも内部導体410(導体410a)の数以上の数のV溝112、131b、132bが、長手方向と直交方向に平行に形成されている構成とした。
ここで、内部導体410が複数の導体410aの寄り集まった寄り線で構成されている場合、例えば、複数の導体が寄り集まった内部導体410を、一つのV溝で圧着すると、V溝に接触していない内部導体410がV溝から抜けてしまう可能性がある。
このように構成すると、内部導体410のV溝への圧着時に、内部導体410の導体410aの各々がバラけると共に、バラけた導体410aの各々がV溝の各々に係合するようになっている。
よって、導体410aの各々は、それぞれのV溝によって圧着されるので、導体410aのV溝からの抜け止めをより確実に行うことができる。
このように構成すると、内部導体410のV溝への圧着時に、内部導体410の導体410aの各々がバラけると共に、バラけた導体410aの各々がV溝の各々に係合するようになっている。
よって、導体410aの各々は、それぞれのV溝によって圧着されるので、導体410aのV溝からの抜け止めをより確実に行うことができる。
基板500に実装されるレセプタクル3と、一端がレセプタクル3に着脱可能に設けられるとともに、他端が同軸ケーブル400に接続されるプラグ2とを備えた同軸コネクタであって、
レセプタクル3は、プラグ2のハウジング30(円筒部33)に内嵌する筒状部51を有する外部コンタクト50と、基板500の電極部510に載置される電極端子52(521、522、523)と、プラグ2の接続端子10における接触部12に内嵌される中心導体61を有する内部コンタクト60と、外部コンタクト50の筒状部51と電極端子521〜523とを電気的に接続する接続部53とを有し、
外部コンタクト50の筒状部51における下端面には、筒状部51の下方に突出する突起部512a〜512dが形成され、
内部コンタクト60は、中心導体61の下部(一端611)から周方向の全周に亘って径方向外側に膨出するとともに、少なくとも一部の膨出方向が中心導体61の上部(他端612)側に傾斜する鍔部62と、鍔部62から径方向外側に延びる外部端子63と、を有し、
外部コンタクト50の突起部512a〜512dと内部コンタクト60の鍔部62との間に誘電体80が充填される構成とした。
レセプタクル3は、プラグ2のハウジング30(円筒部33)に内嵌する筒状部51を有する外部コンタクト50と、基板500の電極部510に載置される電極端子52(521、522、523)と、プラグ2の接続端子10における接触部12に内嵌される中心導体61を有する内部コンタクト60と、外部コンタクト50の筒状部51と電極端子521〜523とを電気的に接続する接続部53とを有し、
外部コンタクト50の筒状部51における下端面には、筒状部51の下方に突出する突起部512a〜512dが形成され、
内部コンタクト60は、中心導体61の下部(一端611)から周方向の全周に亘って径方向外側に膨出するとともに、少なくとも一部の膨出方向が中心導体61の上部(他端612)側に傾斜する鍔部62と、鍔部62から径方向外側に延びる外部端子63と、を有し、
外部コンタクト50の突起部512a〜512dと内部コンタクト60の鍔部62との間に誘電体80が充填される構成とした。
このように構成すると、外部コンタクト50の筒状部51の突起部512a、512b、512c、512dの各々の間に誘電体80が充填され、誘電体80は、筒状部51の内側と外側を連通して、筒状部51の内側と外側に形成される。また、誘電体80は、傾斜した鍔部62の下側にも形成される。
よって、外部コンタクト50と内部コンタクト60とは、外部コンタクト50の筒状部51の内側と外側を連通して形成されると共に、鍔部62の下側に回り込んで形成される誘電体80によって強固に結合されるので、内部コンタクト60の外部コンタクト50からの脱離を確実に防止できる。
よって、外部コンタクト50と内部コンタクト60とは、外部コンタクト50の筒状部51の内側と外側を連通して形成されると共に、鍔部62の下側に回り込んで形成される誘電体80によって強固に結合されるので、内部コンタクト60の外部コンタクト50からの脱離を確実に防止できる。
また、鍔部62は誘電体80により挟まれる構造となっているため、鍔部62と誘電体80との熱膨張率の違いによる、鍔部62と誘電体80との隙間を生じ難くし、フラックスの上がりを抑えることができる。また、仮に、鍔部62に沿ってフラックスが上がってきたとしても、鍔部62の傾斜によって、フラックスの上がりを確実に防止することができる。
また、外部コンタクト50における突起部512a〜512dは、板形状に形成されており、突起部512a〜512d先端部(例えば、突起部512aの先端部512a1)における幅L3は、基端部(例えば、突起部512aの基端部512a2)における幅L4よりも幅広に形成されている構成とした。
このように構成すると、突起部512a〜512dの先端部は基端部よりも幅広となっているので、突起部512a〜512dの間に形成された誘電体80の突起部512a〜512dの先端部側への脱離を好適に防止できる。
突起部512a〜512dは、筒状部51の下端面の周縁(一端511)に沿って複数形成されている構成とした。
このように構成すると、より多くの突起部512a〜512dによって、突起部512a〜512dの間に形成された誘電体80の突起部512a〜512dの先端部側への脱離を好適に防止できる。
接続部53の表面側には、接続部53の厚み方向に凹んだ凹部531が形成されているとともに、接続部53の裏面側には、筒状部51の内側に突出する突出部532が形成されている構成とした。
このように構成すると、誘電体80は、接続部53の厚み方向に凹んだ凹部531に入り込んで形成されると共に、接続部53の裏面側の突出部532の周囲を覆って形成されるので、誘電体80の接続部53からの脱離を確実に防止できる。
前記した実施の形態では、プラグ2の接続端子10の第1接触片121及び第2接触片122は、基端側から先端側に向かうにつれて先細り形状となる構成を例示して説明したが、各々の接触片における先端側に基体11の表面111に向けて突出する突起部121A2を設ける構成としてもよい。
図13は、他の実施の形態にかかる接続端子10Aを説明する図であり、(a)は、接続端子10Aの正面側から見た斜視図であり、(b)は、接続端子10Aの左側面図であり、(c)は、接続端子10Aの右側面図である。
図13において、前記した実施の形態と同じ構成については同一の符号を付すものとし、詳細な説明は省略する。
図13において、前記した実施の形態と同じ構成については同一の符号を付すものとし、詳細な説明は省略する。
図13の(b)及び(c)に示すように、接続端子10Aにおける接触部12Aの第1接触片121Aには、基体11の表面111に向けて突出する突起部121A2が形成されており、第2接触片122Aには、基体11の表面111に向けて突出する突起部122A2が形成されている。
ここで、本願出願人は、プラグ2の接触部12Aにレセプタクル3の中心導体61が内嵌する際に、接触部12A(第1接触片121A、第2接触片122A)が、接触部12Aの内周面と中心導体61外周面との摩擦力により、中心導体61の挿入方向に引っ張られて変形してしまう場合があることを見いだした。
そして、レセプタクル3に対するプラグ2の挿抜が、接触部12Aの弾性変形を越えて繰り返されると、接触部12Aが塑性変形してしまい、プラグ2とレセプタクル3との接触不良を生じる場合がある。
そして、レセプタクル3に対するプラグ2の挿抜が、接触部12Aの弾性変形を越えて繰り返されると、接触部12Aが塑性変形してしまい、プラグ2とレセプタクル3との接触不良を生じる場合がある。
そこで、他の実施の形態では、第1接触片121A及び第2接触片122Aの先端に基体11の表面111側に突出する突起部121A2、122A2を設けて、突起部121A2、122A2と基体11の表面111との隙間S5を小さくしている。
よって、第1接触片121A及び第2接触片122Aが挿入方向に隙間S5を超えて変形した場合には、突起部121A2、122A2が、基体11の表面111に当接し、第1接触片121A及び第2接触片122Aのそれ以上の変形が抑えられるようになっている。
よって、第1接触片121A及び第2接触片122Aが挿入方向に隙間S5を超えて変形した場合には、突起部121A2、122A2が、基体11の表面111に当接し、第1接触片121A及び第2接触片122Aのそれ以上の変形が抑えられるようになっている。
よって、接触部12Aに中心導体61が挿入された場合、第1接触片121A及び第2接触片122Aは弾性変形を越えて塑性変形することがないので、接触部12Aの塑性変形に起因するプラグ2とレセプタクル3の接触不良を好適に防止できる。
また、前記した実施の形態の内部コンタクト60では、鍔部62は中心導体61の外周の全周に亘って膨出しており、先端622に向かうにつれて中心導体61の他端612に近づく方向に傾斜する構成としたが、鍔部62は、中心導体61の周方向の少なくとも一部が、先端622に向かうにつれて中心導体61の他端612に近づく方向に傾斜する構成としても良い。
図14は、他の実施形態にかかる内部コンタクト60Aを説明する図であり、(a)は、内部コンタクト60Aの正面側から見た斜視図であり、(b)は、内部コンタクト60Aの背面側から見た斜視図である。
図14において、前記した実施の形態と同じ構成については同一の符号を付すものとし、詳細な説明は省略する。
図14において、前記した実施の形態と同じ構成については同一の符号を付すものとし、詳細な説明は省略する。
図14の(a)に示すように、鍔部62Aは、中心導体61の外周の全周に亘って膨出している。
ここで、鍔部62Aは、中心導体61の一端611から、中心導体61の中心軸X3に対して垂直方向に膨出する水平鍔部621Aと、先端に向かうにつれて中心導体61の他端612に近づく方向に傾斜する傾斜鍔部622Aとを周方向に交互に有する。
ここで、鍔部62Aは、中心導体61の一端611から、中心導体61の中心軸X3に対して垂直方向に膨出する水平鍔部621Aと、先端に向かうにつれて中心導体61の他端612に近づく方向に傾斜する傾斜鍔部622Aとを周方向に交互に有する。
このように構成しても、充填された誘電体80が傾斜鍔部622Aの下側に回り込むので、前記した実施の形態と同様の効果を奏し得る。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれる。
1 同軸コネクタ
2 プラグ
3 レセプタクル
10 接続端子
11 基体
11a 一端
11b 他端
11c 一側
11d 他側
111 表面
112 V溝
12 接触部
121 第1接触片
121a 先端
121b 基端
122 第2接触片
122a 先端
122b 基端
13 挟持接触片
131 第1挟持接触片
131a 対向部
131b V溝
132 第2挟持接触片
20 絶縁体
21 収容部
211 環状部
211a 開口
212 拡径部
213 先端R部
22 基部
23 絶縁板
231 第1の絶縁板
231a 先端
231b 爪部
231c 基端
231d 切欠部
232 第2の絶縁板
232a 先端
232b 爪部
232c 基端
232d 切欠部
241 第1の係合部
241a 壁部
241b 係合孔
242 第2の係合部
242a 壁部
242b 係合孔
30 ハウジング
31 第1開口部
32 第2開口部
321 縁部
33 円筒部
331 外周面
332 内周面
333 収容部
334 楔部
335 接続部
34 背面部
35 第1カシメ部
351 根本部
351a 切欠部
351b V溝
36 第2カシメ部
361 第1爪部
362 第2爪部
38、39 アーム部
381、391 先端
50 外部コンタクト
51 筒状部
511 一端
512a、512b、512c、512d 突起部
512a1 先端部
512a2 基端部
512a3、512a4 側部
521、522、523 電極端子
521a、522a、523a 底面
53 接続部
531 凹部
532 突出部
60 内部コンタクト
61 中心導体
62 鍔部
63 外部端子
631 基端
632 先端
633 中間部
634 凹部
80 誘電体
400 同軸ケーブル
410 内部導体
410a 導体
411 先端
420 外部導体
430 外被部
500 基板
510 電極部
2 プラグ
3 レセプタクル
10 接続端子
11 基体
11a 一端
11b 他端
11c 一側
11d 他側
111 表面
112 V溝
12 接触部
121 第1接触片
121a 先端
121b 基端
122 第2接触片
122a 先端
122b 基端
13 挟持接触片
131 第1挟持接触片
131a 対向部
131b V溝
132 第2挟持接触片
20 絶縁体
21 収容部
211 環状部
211a 開口
212 拡径部
213 先端R部
22 基部
23 絶縁板
231 第1の絶縁板
231a 先端
231b 爪部
231c 基端
231d 切欠部
232 第2の絶縁板
232a 先端
232b 爪部
232c 基端
232d 切欠部
241 第1の係合部
241a 壁部
241b 係合孔
242 第2の係合部
242a 壁部
242b 係合孔
30 ハウジング
31 第1開口部
32 第2開口部
321 縁部
33 円筒部
331 外周面
332 内周面
333 収容部
334 楔部
335 接続部
34 背面部
35 第1カシメ部
351 根本部
351a 切欠部
351b V溝
36 第2カシメ部
361 第1爪部
362 第2爪部
38、39 アーム部
381、391 先端
50 外部コンタクト
51 筒状部
511 一端
512a、512b、512c、512d 突起部
512a1 先端部
512a2 基端部
512a3、512a4 側部
521、522、523 電極端子
521a、522a、523a 底面
53 接続部
531 凹部
532 突出部
60 内部コンタクト
61 中心導体
62 鍔部
63 外部端子
631 基端
632 先端
633 中間部
634 凹部
80 誘電体
400 同軸ケーブル
410 内部導体
410a 導体
411 先端
420 外部導体
430 外被部
500 基板
510 電極部
Claims (9)
- 基板に実装されるレセプタクルと、一端が当該レセプタクルに着脱可能に設けられるとともに、他端が同軸ケーブルに接続されるプラグとを備えた同軸コネクタであって、
前記プラグは、前記同軸ケ−ブルの内部導体に接続される接続端子と、当該接続端子を収容する絶縁体と、当該絶縁体に外嵌する金属製のハウジングとを備え、
前記接続端子は、前記レセプタクルの内部コンタクトに圧接する接触部と、当該接触部を支持する支持部と、前記同軸ケーブルの前記内部導体を挟持する挟持接触片と、を有し、
前記絶縁体は、前記接続端子を収容する収容部と、前記接触部を開口する開口を有する環状部と、前記挟持接触片を覆う絶縁板と、を有し、
前記金属製のハウジングは、前記レセプタクルの外部コンタクトに外嵌する有底円筒状の円筒部と、当該円筒部の外側に隣接して設けられるかしめ部と、前記円筒部と前記かしめ部とを支持する背面部と、を有し、
前記絶縁体は、前記収容部に前記接続端子を収容した状態で、インサート樹脂成形により前記接続端子と一体成形されており、
前記絶縁体の前記環状部には、前記ハウジングの前記円筒部における開口部の内径よりも大きい外径を有する先端R部と、拡径部とが径方向外側に突出して設けられているとともに、前記ハウジングの円筒部の内周面には、前記絶縁体の前記拡径部に対応する位置に前記拡径部を収容する収容部が形成され、
前記絶縁体は、前記環状部の前記拡径部側を前記ハウジングの前記円筒部の底面側に傾斜させて、前記拡径部を前記収容部に収容させて、前記ハウジングに取り付けられるとともに、
前記接続端子の前記挟持接触片は、前記絶縁体の前記絶縁板に覆われて、前記絶縁体と一体で折り曲げられて、前記内部導体を挟持する構成としたことを特徴とする同軸コネクタ。 - 前記金属製のハウジングは、前記背面部の一端から当該背面部に対して垂直方向に設けられる折り曲げ前の円筒部と、当該折り曲げ前の円筒部と前記背面部とを接続する接続部とを備え、
前記折り曲げ前の円筒部は、前記接続部を折り曲げ基点として、前記背面部に近づく方向に折り曲げ可能に設けられるとともに、前記接続部には、当該接続部を厚み方向に突出した楔部が形成されており、
前記折り曲げ前の円筒部を、前記接続部の前記突出した楔部を折り曲げ基点として、前記背面部側に折り曲げることで、有底円筒状の前記円筒部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ。 - 前記接続端子の前記支持部は、板形状に形成されており、
前記支持部に支持される前記接触部は、前記支持部から当該支持部に対して垂直方向に延びる少なくとも一つの板片から構成されており、
当該板片は、基端部の幅の方が先端部の幅よりも幅広に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の同軸コネクタ。 - 前記接続端子の前記支持部と少なくとも一つの前記挟持接片における前記同軸ケーブルの前記内部導体との接触面には、前記内部導体の長手方向に直線状に延びる溝が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の同軸コネクタ。
- 前記溝は、前記内部導体と係合可能な形状に形成されるとともに、
前記接触面には、少なくとも前記内部導体の数以上の数の溝が、前記長手方向と直交方向に平行に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の同軸コネクタ。 - 基板に実装されるレセプタクルと、一端が当該レセプタクルに着脱可能に設けられるとともに、他端が同軸ケーブルに接続されるプラグとを備えた同軸コネクタであって、
前記レセプタクルは、前記プラグのハウジングの円筒部に内嵌する筒状部を有する外部コンタクトと、前記基板の電極部に載置される電極端子と、前記プラグの接触部に内嵌される中心導体を有する内部コンタクトと、前記外部コンタクトの前記筒状部と前記電極端子とを電気的に接続する接続部とを有し、
前記外部コンタクトの前記筒状部における下端面には、前記筒状部の下方に突出する突起部が形成され、
前記内部コンタクトは、当該接触部の下部から周方向の全周に亘って径方向外側に膨出するとともに、少なくとも一部の膨出方向が前記接触部の上部側に傾斜する鍔部と、当該鍔部から径方向外側に延びる外部端子と、を有し、
前記外部コンタクトの前記突起部と前記内部コンタクトの前記鍔部との間に誘電体が充填されることを特徴とする同軸コネクタ。 - 前記外部コンタクトにおける前記突起部は、板形状に形成されており、
前記突起部の先端部における幅は、基端部における幅よりも幅広に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の同軸コネクタ。 - 前記突起部は、前記筒状部の下端面の周縁に沿って複数形成されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の同軸コネクタ。
- 前記接続部の表面側には、接続部の厚み方向に凹んだ凹部が形成されているとともに、前記接続部の裏面側には、前記筒状部の内側に突出する突出部が形成されていることを特徴とする請求項6から請求項8の何れか一項に記載の同軸コネクタ。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020189221A1 (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | I-Pex株式会社 | 同軸コネクタ装置 |
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- 2015-04-01 JP JP2015075422A patent/JP2016195087A/ja active Pending
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