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JP2016180627A - 偏光光測定装置、および偏光光照射装置 - Google Patents

偏光光測定装置、および偏光光照射装置 Download PDF

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JP2016180627A
JP2016180627A JP2015060151A JP2015060151A JP2016180627A JP 2016180627 A JP2016180627 A JP 2016180627A JP 2015060151 A JP2015060151 A JP 2015060151A JP 2015060151 A JP2015060151 A JP 2015060151A JP 2016180627 A JP2016180627 A JP 2016180627A
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Takaaki Tanaka
貴章 田中
幸信 中川
Yukinobu Nakagawa
幸信 中川
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Abstract

【課題】偏光光の偏光方向と偏光光の光量を精度よく測定することができる偏光光測定装置、および偏光光照射装置を提供する。【解決手段】偏光光測定装置1は、偏光光が入射する第1の偏光子と第1の偏光子を回転方向に移動させる回転部31、受光した光の光量に応じた電気信号を出力する光電変換部30、偏光光が第1の偏光子を介して光電変換部に入射する第1の偏光子の第1の位置、偏光光が直接光電変換部30に入射する第1の偏光子の第2の位置との間に、第1の偏光子を移動させる移動部22を具備。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、偏光光測定装置、および偏光光照射装置に関する。
液晶表示素子の配向膜や、視野角補償フィルムの配向膜などの配向処理を行う際には、被照射体に所定の波長の偏光光を照射している。
この様な配向処理方法は、光配向法と呼ばれている。
広い範囲の配向処理を行うためには、長い偏光子が必要となるが、長い偏光子を製造することは困難である。
そのため、直線状に並べて設けられた複数の偏光子を用いて配向処理を行う様にしている。
ところが、複数の偏光子を用いると、取り付け誤差などにより、被照射体に照射される偏光光の偏光方向にばらつきが生じ得る。
そのため、検光子と呼ばれる偏光子を用いて、偏光光の偏光方向のばらつきを測定し、測定結果に基づいて偏光方向の調整を行う技術が提案されている。
ここで、光配向法を用いる場合には、被照射体に照射される偏光光の光量も測定することが好ましい。
偏光光の光量を測定する場合に、検光子が取り付けられていると、偏光光の光量を正確に測定することができない。
そのため、偏光光の偏光方向を測定する際には作業員が検出部に検光子を取り付け、偏光光の光量を測定する際には作業員が検出部から検光子を取り外すようにしている。
ところが、作業員が検光子の取り付けと取り外しを行えば、偏光光の偏光方向を測定する際に、取り付け誤差に起因する測定誤差が生じるおそれがある。
また、偏光方向を測定するために、線状体が延びる方向(透過軸の角度)が異なる複数種類の検光子を用いる技術が提案されている。
しかしながら、複数種類の検光子を用いると、偏光光測定装置の大型化や高コスト化を招くことになる。
また、偏光方向の測定精度は、検光子の種類の数に依存することになるので、精度の高い測定ができないおそれがある。
そこで、偏光光の偏光方向と偏光光の光量を精度よく測定することができる技術の開発が望まれていた。
特開2014−10388号公報 特開2007−127567号公報
本発明が解決しようとする課題は、偏光光の偏光方向と偏光光の光量を精度よく測定することができる偏光光測定装置、および偏光光照射装置を提供することである。
実施形態に係る偏光光測定装置は、偏光光が入射する第1の偏光子と;前記第1の偏光子を回転方向に移動させる回転部と;受光した光の光量に応じた電気信号を出力する光電変換部と;前記偏光光が前記第1の偏光子を介して前記光電変換部に入射する前記第1の偏光子の第1の位置と、前記偏光光が直接前記光電変換部に入射する前記第1の偏光子の第2の位置と、の間において、前記第1の偏光子を移動させる移動部と;を具備している。
本発明の実施形態によれば、偏光光の偏光方向と偏光光の光量を精度よく測定することができる偏光光測定装置、および偏光光照射装置を提供することができる。
本実施の形態に係る偏光光測定装置1、および偏光光照射装置100を例示するための模式斜視図である。 本実施の形態に係る偏光光測定装置1を例示するための模式断面図である。 偏光部102を例示するための模式平面図である。 偏光光照射装置100による偏光光Lpの生成と、偏光光測定装置1による偏光光Lpの偏光方向の測定について例示をするための模式斜視図である。
実施形態に係る発明は、偏光光が入射する第1の偏光子と;前記第1の偏光子を回転方向に移動させる回転部と;受光した光の光量に応じた電気信号を出力する光電変換部と;前記偏光光が前記第1の偏光子を介して前記光電変換部に入射する前記第1の偏光子の第1の位置と、前記偏光光が直接前記光電変換部に入射する前記第1の偏光子の第2の位置と、の間において、前記第1の偏光子を移動させる移動部と;を具備した偏光光測定装置である。
この偏光光測定装置によれば、偏光光の偏光方向と偏光光の光量を精度よく測定することができる。
前記移動部は、前記偏光光の偏光方向を測定する際には、前記第1の位置に前記第1の偏光子を移動させるようにすることができる。
前記偏光光の光量を測定する際には、前記第2の位置に前記第1の偏光子を移動させるようにすることができる。
この様にすれば、作業員が第1の偏光子の取り付けと取り外しとを行う場合に比べて再現性を格段に向上させることができる。
また、前記第1の偏光子に設けられた複数の線状体は、シリコンを含むものとすることができる。
この様にすれば、消光比を高めることができるので、偏光光の偏光方向をより精度よく測定することができる。
実施形態に係る発明は、所定の方向に延びた形態を有する光源と;前記光源が延びる方向に沿って並べて設けられ、前記光源から出射した光を偏光光とする複数の第2の偏光子と;前記複数の第2の偏光子の前記光源側とは反対側に設けられた上記の偏光光測定装置と;を具備した偏光光照射装置である。
この偏光光照射装置によれば、偏光光の偏光方向と偏光光の光量を精度よく測定することができる。
そのため、生産性を向上させることができる。
また、前記第2の偏光子に設けられた複数の線状体は、シリコンを含むものとすることができる。
この様にすれば、消光比を高めることができるので、偏光光の偏光方向をより精度よく測定することができる。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
なお、各図中の矢印X、Yは互いに直交する二方向を表しており、例えば、矢印Xは被照射体200の搬送方向としている。
また、被照射体200は、例えば、液晶表示素子や視野角補償フィルムなどの配向膜を有するものとすることができる。
ただし、被照射体200は、例示をしたものに限定されるわけではなく、光配向法を用いて配向処理を行うものであればよい。
図1は、本実施の形態に係る偏光光測定装置1、および偏光光照射装置100を例示するための模式斜視図である。
図2は、本実施の形態に係る偏光光測定装置1を例示するための模式断面図である。
なお、図2は、図1におけるA−A線断面図である。
図3は、偏光部102を例示するための模式平面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る偏光光照射装置100には、照射部101、偏光部102、搬送部103、偏光光測定装置1、および制御部104が設けられている。
まず、本実施の形態に係る偏光光測定装置1について例示する。
図1、図2に示すように、偏光光測定装置1には、偏光部2、検出部3、移動部4、および制御部5が設けられている。
偏光部2は、偏光子20(第1の偏光子の一例に相当する)、保持部21、および移動部22を有する。
偏光子20には、後述する偏光光Lpが入射する。
偏光子20は、偏光光Lpの偏光方向を測定する際に用いられる。偏光子20は、検光子と呼ばれることもある。
偏光子20は、偏光光Lpの所定の方向に振動する成分のみを透過させて、偏光光Lppとする。
偏光子20は、ワイヤーグリッド型の偏光素子とすることができる。
偏光子20は、例えば、石英などからなる基板と、基板上に互いに平行となるように設けられた複数の直線状の線状体を有するものとすることができる。
この場合、複数の線状体は、等間隔に設けられている。線状体のピッチ寸法は、入射する光の波長以下とすることができる。線状体のピッチ寸法は、入射する光の波長の1/3以下とすることが好ましい。
線状体の材料は、例えば、クロムやアルミニウム合金などの金属とすることができる。 なお、一般的には、線状体は導電性材料から形成されるが、線状体は絶縁性材料や半導体材料から形成することもできる。
例えば、線状体は、酸化チタンなどのチタンを含む材料や、シリコンを含む材料などから形成することができる。
後述するように、光源101aからは、波長が紫外線の波長領域(例えば、200nm以上、400nm以下の波長領域)にある光が照射される。そのため、線状体をシリコンを含む材料から形成すれば、消光比を高めることができる。すなわち、線状体をシリコンを含む材料から形成すれば、検出精度を向上させることができる。
保持部21は、本体部21aおよび保持爪21bを有する。
本体部21aは、板状を呈している。本体部21aには、厚み方向を貫通する孔21a1が設けられている。
保持爪21bは、孔21aの周縁に設けられている。保持爪21bは、偏光子20の周縁を保持する。
偏光子20は、孔21aを塞ぐようにして本体部21aの上に設けられ、保持爪21bにより保持されている。
そのため、偏光子20を透過した光は、孔21a1を通って検出部3に入射することができる。
移動部22は、保持部21を保持し、所定の方向に移動させる。保持部21には偏光子20が設けられているので、保持部21を移動させることで偏光子20を移動させることができる。
移動部22は、例えば、保持部21を所定の方向に移動させるためのガイド、サーボモータやエアシリンダなどの駆動機器、保持部21の位置を検出する位置検出器などを備えたものとすることができる。
移動部22は、偏光光の光量を測定する際には、光電変換部30の上に光の入射を阻害するものがないように、保持部21(偏光子20)を移動させる。
また、移動部22は、偏光光の偏光方向を測定する際には、光電変換部30の上に偏光子20が位置するように保持部21(偏光子20)を移動させる。
この際、偏光子20の中心が、光源101aから光電変換部30に向う軸Rの位置と重なるようにする。
すなわち、移動部22は、偏光光Lpが偏光子20を介して光電変換部30に入射する偏光子20の第1の位置と、偏光光Lpが直接光電変換部30に入射する偏光子20の第2の位置と、の間において、偏光子20を移動させる。
この場合、移動部22は、偏光光Lpの偏光方向を測定する際には、第1の位置に偏光子20を移動させる。移動部22は、偏光光Lpの光量を測定する際には、第2の位置に偏光子20を移動させる。
検出部3は、光電変換部30および回転部31を有する。
光電変換部30は、保持部21(偏光子20)の下方(光源101a側とは反対側)に設けられている。
光電変換部30は、受光した光の光量に応じた電気信号を出力する。光電変換部30は、例えば、フォトダイオードなどの光電変換素子を備えたものとすることができる。
回転部31は、光源101aから光電変換部30に向う軸Rを中心として、偏光子20を回転方向に移動させる。偏光光Lpの偏光方向を測定する際には、偏光子20の中心が軸Rの位置と重なっているので、回転部31は、偏光子20の中心軸回りに偏光子20を回転移動させることができる。そのため、偏光子20に設けられた線状体が延びる方向を変化させることができる。
回転部31は、取付部31aおよび基部31bを有する。
取付部31aの内部には、光電変換部30が設けられている。取付部31aの一方の端面には、光電変換部30の受光面が露出している。
また、取付部31aには、偏光部2が設けられている。例えば、取付部31aの中心部に光電変換部30を設け、取付部31aの周縁部に移動部22を設けることができる。
基部31bの一方の端部には、取付部31aが設けられている。
基部31bの他方の端部は、移動部40に取り付けられている。
基部31bは、軸Rを中心として、取付部31aを回転方向に移動させる。
基部31bは、例えば、回転テーブル、サーボモータなどの駆動機器、エンコーダなどの位置検出器などを備えたものとすることができる。
移動部4は、偏光部2および検出部3を移動させる。
移動部4は、第1移動部40および第2移動部41を有する。
第1移動部40には、取付部31aが取り付けられている。そのため、第1移動部40は、Y方向に偏光部2および検出部3を移動させることができる。
第2移動部41には、第1移動部40が取り付けられている。そのため、第2移動部41は、X方向に偏光部2および検出部3を移動させることができる。
第1移動部40および第2移動部41は、例えば、位置検出器を備えた単軸ロボットなどとすることができる。
ただし、移動部4の構成は、例示をしたものに限定されるわけではない。移動部4は、所定の平面内(例えば、水平面内)において、偏光部2および検出部3を移動させることができ、移動させた偏光部2および検出部3の位置を求めることができるものであればよい。
制御部5は、偏光光測定装置1に設けられた各要素の動作を制御する。
例えば、制御部5は、移動部4(第1移動部40および第2移動部41)を制御して、偏光部2および検出部3を所望の位置に移動させる。
制御部5は、基部31bを制御して、偏光子20の中心軸回りに所定の角度だけ偏光子20を回転移動させる。
制御部5は、移動部22を制御して、保持部21(偏光子20)を移動させる。
また、制御部5は、制御部104からの指令に基づいて、偏光光Lpの測定を行う。
例えば、制御部5は、光電変換部30からの出力と、基部31bからの回転位置情報に基づいて、偏光光Lpの偏光方向を演算する。
また、制御部5は、光電変換部30からの出力に基づいて、偏光光Lpの光量を演算する。
演算された偏光光Lpの偏光方向と偏光光Lpの光量は、図示しない表示装置などに出力することもできるし、制御部104に向けて出力することもできる。
なお、偏光光Lpの測定に関する詳細は後述する。
また、制御部5は、後述する制御部104と一体的に設けられていてもよいし、制御部104が制御部5の機能を併せ持つようにしてもよい。
次に、図1に戻って、本実施の形態に係る偏光光照射装置100について例示をする。 照射部101は、光源101aおよびリフレクタ101bを有する。
光源101aは、波長が紫外線の波長領域にある光を照射する。
光源101aから照射された光は、さまざまな振動方向成分を有するいわゆる非偏光の光である。
光源101aは、例えば、256nm付近の波長の紫外線を照射するロングアーク型の高圧水銀ランプとすることができる。
光源101aは、例えば、ロングアーク型のメタルハライドランプや蛍光ランプなど線状光源としてもよい。
光源101aは、例えば、紫外線を出射する発光素子(例えば、発光ダイオード、レーザーダイオード、有機発光ダイオードなど)や、ショートアーク水銀ランプのような点状の光源を直線状に複数配置したものとすることもできる。
光源101aは、所定の方向に直線状に延びた形態を有するものとすることができる。
光源101aは、被照射体200を搬送する方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に延びるように設置することができる。
リフレクタ101bは、一方が開口した樋形状を有している。
リフレクタ101bの断面形状は、楕円形の一部とすることができる。
リフレクタ101bの内面は、反射鏡となっている。
リフレクタ101bの内部には、光源101aが設けられている。
光源101aは、リフレクタ101bの長手方向に沿うように配置されている。
リフレクタ101bは、光源101aからリフレクタ101bの内面に向かう光を反射させて、偏光部102に入射させる。
図3に示すように、偏光部102は、偏光子102a(第2の偏光子の一例に相当する)、保持部材102b、および保持部材102cを有する。
偏光子102aは、光源101aから照射された光を、特定の偏光方向を持つ偏光光Lpにする。
偏光子102aは、例えば、前述した偏光子20と同様の構成を有するものとすることができる。
保持部材102bは、枠状を呈し、偏光子102aの周縁を保持する。
偏光子102aの基板は、石英などから形成されるので、偏光子102aの端部などが欠けやすくなる。そのため、保持部材102bは、偏光子102aを保護するために設けられている。
なお、偏光子102aの欠損などが生じにくい場合には、保持部材102bを設ける必要はない。
保持部材102bの一方の端面の中央部分には、半円状の凹部102b1が設けられている。
保持部材102bの凹部102b1が設けられた端面と対峙する端面には、矩形状の凹部102b2が設けられている。凹部102b2は、中央部分からずれた位置(例えば、保持部材102bの角部の近傍)に設けられている。
長さの長い偏光子102aを製造するのは困難である。そのため、偏光子102aおよび保持部材102bは、光源101aが延びる方向(Y方向)に沿って並べて複数組設けられている。
なお、複数の保持部材102b同士の間には、所定の隙間が設けられ、後述する傾き調整(偏光方向のばらつき調整)ができるようになっている。
保持部材102cは、枠部102c1の内部に複数の保持部材102bを保持する。
保持部材102cは、枠部102c1、支持部102c2、弾性部102c3、および調整部102c4を有する。
支持部102c2、弾性部102c3、および調整部102c4は、複数の保持部材102bのそれぞれに対して1組ずつ設けられている。
枠部102c1は、枠状を呈している。枠部102c1は、光源101aが延びる方向(Y方向)に延びている。
支持部102c2は、円柱状を呈し、凹部102b1に接触している。
弾性部102c3は、弾性力により、保持部材102bを支持部102c2に押し付ける。弾性部102c3は、基部102c3aおよびコイルバネ102c3bを有する。
基部102c3aは、保持部材102cに設けられている。基部102c3aは、凹部102b2と対峙する位置に設けられている。
コイルバネ102c3bは、基部102c3aと凹部102b1の間に設けられている。
調整部102c4は、弾性部102c3と離隔させて設けられている。
調整部102c4は、例えば、保持部材102bの中心線102b3に対して弾性部102c3と線対称となる位置に設けることができる。
調整部102c4は、基部102c4aおよび突出部102c4bを有する。
基部102c4aは、保持部材102cに設けられている。
突出部102c4bは、基部102c4aに設けられている。突出部102c4bは、基部102c4aからの突出している。突出部102c4bの先端は、保持部材102bと接触している。突出部102c4bは、基部102c4aからの突出長さDを変化させることができる。
突出部102c4bは、例えば、段階的に突出する機構やねじ機構を有し、偏光光測定装置1による測定結果に基づいて突出長さDを変化させるものとすることができる。
この場合、ねじ機構を有する突出部102c4bとすれば、無段階の調整が可能となるので、段階的に突出するものよりも微調整が容易となる。
なお、作業員が突出部102c4bを操作して突出長さDを変化させてもよいし、突出部102c4bに設けられた駆動機構により突出部102c4bを駆動して突出長さDを変化させてもよい。
1組の支持部102c2、弾性部102c3、および調整部102c4により、1つの保持部材102bが3点支持されている。
図3に示すように、突出部102c4bの突出長さDを変化させれば、支持部102c2を支点として、保持部材102b、ひいては偏光子102aを回転方向に移動させることができる。偏光子102aを回転方向に移動させれば、偏光子102aに設けられた線状体が延びる方向を変化させることができる。
そのため、偏光光測定装置1による測定結果に基づいて突出長さDを変化させることで、複数の偏光子102aごとに偏光方向のばらつき調整を行うことができる。
搬送部103は、光源101aが延びる方向と直交する方向(X方向)に被照射体200を搬送する。
搬送部103は、光源101aの偏光部102が設けられる側の下方を被照射体200が通過するように被照射体200を搬送する。
搬送部103は、例えば、被照射体200を保持する保持装置と、単軸ロボットなどの搬送装置などを備えたものとすることができる。
制御部104は、照射部101および搬送部103の動作を制御する。
例えば、制御部104は、光源101aを制御して、光源101aから波長が紫外線の波長領域にある光Lを出射させる。
制御部104は、搬送部103を制御して、光源101aの偏光部102が設けられる側の下方を被照射体200が通過するように、搬送部103に被照射体200を搬送させる。
また、制御部104は、偏光光測定装置1による測定結果に基づいて、突出部102c4bに設けられた駆動機構を制御して、複数の偏光子102aごとに偏光方向のばらつき調整を行うこともできる。
次に、偏光光測定装置1の作用、および偏光光照射装置100の作用について例示する。
図4は、偏光光照射装置100による偏光光Lpの生成と、偏光光測定装置1による偏光光Lpの偏光方向の測定について例示をするための模式斜視図である。
制御部104は、光源101aを制御して、光源101aから波長が紫外線の波長領域にある光Lを出射させる。光源101aから出射した光Lは、直接またはリフレクタ101bの内面で反射して、リフレクタ101bの開口から出射する。リフレクタ101bの開口から出射した光Lは、様々な方向、例えば、B方向やC方向に振動する成分を含んでいる。
光Lは、偏光子102aに入射し、偏光子102aを透過することで偏光光Lpとなる。
前述したように、偏光子102aには、所定の方向に延びる複数の線状体が設けられている。そのため、偏光子102aは、光Lの成分のうち、線状体が延びる方向と直交する方向に振動する成分のみを透過させる。そのため、光Lは、偏光子102aを透過すると、所定の方向(例えば、C方向)に振動する成分のみを持つ偏光光Lpとなる。
以上の様にして、偏光光照射装置100は、偏光光Lpを生成する。
被照射体200の配向処理を行う場合には、偏光光Lpは被照射体200に照射される。しかしながら、被照射体200が配置されていると偏光光Lpの偏光方向を測定することができないので、偏光光Lpの偏光方向を測定する場合には、被照射体200が配置されず、偏光光Lpは偏光光測定装置1に設けられた偏光子20に入射する。
制御部5は、移動部22を制御して、光電変換部30の上に偏光子20が位置するように保持部21(偏光子20)を移動させる。
偏光光Lpは、偏光子20を透過することで偏光光Lppとなる。
偏光光Lppは、光電変換部30に入射し、受光した光の光量に応じた電気信号が出力される。
また、制御部5は、回転部31(基部31b)を制御して、偏光子20を回転方向に移動させて、偏光子20に設けられた線状体が延びる方向を変化させる。
線状体が延びる方向が変化すれば、偏光光Lpの偏光方向に応じて偏光光Lppの照度が変化する。例えば、回転角度θが、0°、−20°、90°では、偏光光Lppの照度が異なるものとなり、光電変換部30から出力される電気信号の値が異なるものとなる。 そのため、光電変換部30から出力された電気信号の値が最大または最小となった時の回転角度θが分かれば、予め求められた回転角度θと偏光光Lpの偏光方向との関係から偏光光Lpの偏光方向を求めることができる。
例えば、回転角度θが90°の場合をX方向、回転角度θが0°の場合をY方向とし、回転角度θが0°の場合に光電変換部30から出力された電気信号の値が最大となった場合には、偏光光Lpの偏光方向はY方向となる。
なお、回転角度θが0°の場合に光電変換部30から出力された電気信号の値が最小となった場合には、偏光光Lpの偏光方向はX方向となる。
偏光光Lpの偏光方向の測定においては、光電変換部30から出力される電気信号の最大値または最小値の前後を測定するだけで十分である。
以上の様に、制御部5は、光電変換部30からの出力と、回転部31(基部31b)からの回転位置情報に基づいて、偏光光Lpの偏光方向を演算する。
偏光光Lpの偏光方向の測定は、複数の偏光子102aが並ぶ方向(Y方向)に沿って、任意の複数位置において行う。
制御部5は、移動部4を制御して、複数の偏光子102aが並ぶ方向における任意の位置に偏光部2および検出部3を移動させ、前述した偏光光Lpの偏光方向の測定を行う。 なお、移動範囲は、少なくとも照射部101の有効照射範囲とすることが好ましい。
複数位置において偏光光Lpの偏光方向を測定すれば、複数位置における偏光光Lpの偏光方向、すなわち、偏光光Lpの偏光方向のばらつきを求めることができる。
偏光光照射装置100により生成された偏光光Lpの光量を測定する場合には、制御部5は、移動部22を制御して、保持部21(偏光子20)を移動させて、偏光光Lpを光電変換部30に直接入射させる。
光電変換部30は、受光した光の光量に応じた電気信号を出力するので、出力された電気信号の値に基づいて偏光光Lpの光量を求めることができる。
すなわち、制御部5は、光電変換部30からの出力に基づいて、偏光光の光量を演算する。
求められた偏光光Lpの偏光方向のばらつきや、偏光光Lpの光量は、偏光光Lpの測定結果として、制御部5から制御部104に送られる。
偏光光Lpの偏光方向のばらつきが所定の範囲を超えた場合には、偏光方向のばらつきが大きい位置の直上ないしはその近辺に位置する偏光子102aの傾きを調整する。
この場合、制御部5または制御部104から表示装置などに出力された情報に基づいて、作業員が突出部102c4bを操作して偏光子102aの傾きを調整することができる。
また、制御部104が突出部102c4bを駆動する駆動機構を制御して偏光子102aの傾きを調整することもできる。
偏光子102aの傾き調整の後には、複数の位置において、偏光光Lppの偏光方向を再度測定する。
そして、偏光光Lpの偏光方向のばらつきが所定の範囲内となるまで、前述した手順が繰り返される。
偏光光Lpの偏光方向のばらつきが所定の範囲内となった場合には、被照射体200の配向処理を行う。
被照射体200の配向処理を行う場合には、制御部5は、移動部4を制御して、被照射体200の搬送領域外に偏光部2および検出部3を退避させる。
この様にすれば、被照射体200と、偏光部2および検出部3との干渉を回避することができる。
次に、制御部104は、光源101aを制御して、光源101aから波長が紫外線の波長領域にある光Lを出射させる。
また、制御部104は、搬送部103を制御して、光源101aの偏光部102が設けられた側の下方を被照射体200が通過するようにする。
光源101aから出射した光Lは、偏光子102aに入射し、偏光子102aを透過することで偏光光Lpとなる。
偏光光Lpは、被照射体200に入射し、偏光光Lpにより配向処理が施される。
また、光源101aの偏光部102が設けられた側の下方を被照射体200が通過することで、被照射体200の全域に配向処理が施される。
本実施の形態によれば、偏光光Lpの偏光方向の測定と、偏光光Lpの光量の測定とを切り換える際に、移動部22を用いて偏光子20を移動させるので、作業員が偏光子20の取り付けと取り外しとを行う場合に比べて再現性を格段に向上させることができる。 そのため、偏光光Lpの偏光方向と偏光光Lpの光量を精度よく測定することができる。
また、偏光光照射装置100に偏光光測定装置1を内蔵することも可能であるため、既存の偏光光照射装置に偏光光測定装置1を取り付けることもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 偏光光測定装置、2 偏光部、3 検出部、4 移動部、5 制御部、20 偏光子、21 保持部、22 移動部、30 光電変換部、31 回転部、31a 取付部、31b 基部、40 第1移動部、41 第2移動部、100 偏光光照射装置、101 照射部、101a 光源、101b リフレクタ、102 偏光部、102a 偏光子、102b 保持部材、102c 保持部材、102c4 調整部、102c4b 突出部、103 搬送部、104 制御部、200 被照射体、L 光、Lp 偏光光、Lpp 偏光光

Claims (5)

  1. 偏光光が入射する第1の偏光子と;
    前記第1の偏光子を回転方向に移動させる回転部と;
    受光した光の光量に応じた電気信号を出力する光電変換部と;
    前記偏光光が前記第1の偏光子を介して前記光電変換部に入射する前記第1の偏光子の第1の位置と、前記偏光光が直接前記光電変換部に入射する前記第1の偏光子の第2の位置と、の間において、前記第1の偏光子を移動させる移動部と;
    を具備した偏光光測定装置。
  2. 前記移動部は、前記偏光光の偏光方向を測定する際には、前記第1の位置に前記第1の偏光子を移動させ、
    前記偏光光の光量を測定する際には、前記第2の位置に前記第1の偏光子を移動させる請求項1記載の偏光光測定装置。
  3. 前記第1の偏光子に設けられた複数の線状体は、シリコンを含む請求項1または2に記載の偏光光測定装置。
  4. 所定の方向に延びた形態を有する光源と;
    前記光源が延びる方向に沿って並べて設けられ、前記光源から出射した光を偏光光とする複数の第2の偏光子と;
    前記複数の第2の偏光子の前記光源側とは反対側に設けられた請求項1〜3のいずれか1つに記載の偏光光測定装置と;
    を具備した偏光光照射装置。
  5. 前記第2の偏光子に設けられた複数の線状体は、シリコンを含む請求項4記載の偏光光照射装置。
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