JP2016176562A - 車両用駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動源に駆動連結された入力部材とは別軸のオイルポンプを有しながら、車両への搭載性の制約を軽減できる車両用駆動装置を提供する。【解決手段】内燃エンジン2に駆動連結された入力軸13と、変速機構14と、入力軸13と同軸上に配置され、内燃エンジン2に駆動連結可能なドライブギヤ71と、ドライブギヤ71に噛合するアイドラギヤ72と、アイドラギヤ72に噛合し、入力軸13とは異なる軸上に配置されたドリブンギヤ73と、ドリブンギヤ73からの駆動力により作動する機械式オイルポンプ40と、を備え、ドリブンギヤ73は、入力軸13の軸方向において、ドライブギヤ71よりも変速機構14側に配置され、アイドラギヤ72は、その軸方向を入力軸13の軸方向に対して傾斜して配置される。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば車両に搭載される車両用駆動装置に関する。
従来、クラッチ及びブレーキの係脱を切り換えることにより、複数の変速段を選択的に形成可能な自動変速機構を有する車両用駆動装置が広く普及している。このような車両用駆動装置において、入力軸とは異なる軸上に配置された機械式オイルポンプを有するものがある。このような機械式オイルポンプを有する車両用駆動装置としては、入力軸と機械式オイルポンプの軸とを、例えばギヤ列により連結するものが知られている(特許文献1参照)。
この車両用駆動装置では、ギヤ列は、入力軸と同軸に配置されて駆動連結されたドライブギヤと、このドライブギヤに噛合すると共に入力軸と平行な別軸に配置されたドリブンギヤとを備え、機械式オイルポンプはドリブンギヤに連結されている。また、この車両用駆動装置では、ドライブギヤ及びドリブンギヤはいずれも平歯車であり、径方向視で軸方向に重なった位置で互いに噛合するように配置されている。
しかしながら、上述した車両用駆動装置では、ドライブギヤとドリブンギヤとは径方向視で軸方向に重なった位置で固定されているため、ドライブギヤとドリブンギヤとの配置の自由度が小さい。このため、例えば、ドライブギヤを挟んで配置される変速機構とトルクコンバータあるいは回転電機との間に無駄な空間を生じてしまう可能性がある。これにより、上述した車両用駆動装置では、小型化や部材の配置における設計の自由度が制限され、車両への搭載性に制約があるという課題があった。
そこで、駆動源に駆動連結された入力部材とは別軸のオイルポンプを有しながら、車両への搭載性の制約を軽減できる車両用駆動装置を提供することを目的とする。
本開示に係る車両用駆動装置は、駆動源に駆動連結された入力部材と、前記入力部材の回転を変速して出力部材から出力する変速機構と、前記入力部材と同軸上に配置され、前記駆動源に駆動連結可能なドライブギヤと、前記ドライブギヤに噛合するアイドラギヤと、前記アイドラギヤに噛合し、前記入力部材とは異なる軸上に配置されたドリブンギヤと、前記ドリブンギヤからの駆動力により作動するオイルポンプと、を備え、前記ドリブンギヤは、前記入力部材の軸方向において、前記ドライブギヤよりも前記変速機構側に配置され、前記アイドラギヤは、その軸方向を前記入力部材の軸方向に対して傾斜して配置される。
本車両用駆動装置によると、ドリブンギヤは、入力部材の軸方向において、ドライブギヤよりも変速機構側に配置され、アイドラギヤは、その軸方向を前記入力部材の軸方向に対して傾斜して配置されている。このため、ドライブギヤとドリブンギヤとを径方向視で軸方向にずらして配置することができるので、部材の配置における自由度を高めることができる。また、ドリブンギヤがドライブギヤよりも変速機構側に配置されているので、ドライブギヤ及びドリブンギヤが径方向視で軸方向に重なって配置される場合に比べて、ドライブギヤを挟んで配置される変速機構とトルクコンバータあるいは回転電機との間の空間を小さくすることができる。これにより、この車両用駆動装置によれば、小型化や部材の配置における設計の自由度の制限を軽減し、車両への搭載性の制約を軽減することができる。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る車両用駆動装置3を備える車両1の概略構成について図1及び図2に沿って説明する。尚、本明細書中で駆動連結とは、互いの回転要素が駆動力を伝達可能に連結された状態を指し、それら回転要素が一体的に回転するように連結された状態、あるいはそれら回転要素がクラッチ等を介して駆動力を伝達可能に連結された状態を含む概念として用いる。
以下、第1の実施形態に係る車両用駆動装置3を備える車両1の概略構成について図1及び図2に沿って説明する。尚、本明細書中で駆動連結とは、互いの回転要素が駆動力を伝達可能に連結された状態を指し、それら回転要素が一体的に回転するように連結された状態、あるいはそれら回転要素がクラッチ等を介して駆動力を伝達可能に連結された状態を含む概念として用いる。
車両1は、内燃エンジン(駆動源)2と、車両用駆動装置3と、車輪4(4L,4R)等とを備えている。内燃エンジン2は、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関であり、車両用駆動装置3に連結されている。車両用駆動装置3は、自動変速機10と、ECU(制御装置)20と、油圧制御装置30と、機械式オイルポンプ(オイルポンプ、MOP)40と、機械式オイルポンプ40を駆動するための歯車列70と、ミッションケース(ケース)50とを備えている。また、本実施形態では、車両用駆動装置3は、所謂FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型としている。
自動変速機10は、自動変速機10の入力軸11と、発進装置12と、変速機構14の入力軸(入力部材)13と、変速機構14と、カウンタ軸(出力部材)15とを備えている。自動変速機10の入力軸11は、内燃エンジン2に接続されている。
発進装置12は、トルクコンバータ(流体伝動装置)16と、それをロックアップし得るロックアップクラッチ17とを備えている。トルクコンバータ16は、入力軸13と同軸上に配置され、変速機構14に駆動連結可能になっている。トルクコンバータ16は、自動変速機10の入力軸11に接続されたポンプインペラ16aと、作動流体である油を介してポンプインペラ16aの回転が伝達されるタービンランナ16bと、それらの間に配置されると共にケース50に固定されたワンウェイクラッチ16dにより一方向に回転が規制されたステータ16cとを有している。タービンランナ16bは、変速機構14の入力軸13に接続されている。ロックアップクラッチ17は、係合によりフロントカバー17aと変速機構14の入力軸13とを直接係合し、トルクコンバータ16をロックアップした状態にする。
変速機構14は、ケース50に収容され、例えば、不図示の複数のクラッチ及びブレーキの係脱により複数の変速段を形成可能になっている。カウンタ軸15には、ディファレンシャル装置Dが駆動連結されている。また、ディファレンシャル装置Dには、左右の車輪4L,4Rが設けられている。これら変速機構14及びディファレンシャル装置Dとしては、既知のあるいは新規の適宜な機構を適用することができるので、構成の詳細については説明を省略する。
ECU20は、例えば、CPUと、処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートと、通信ポートとを備えており、油圧制御装置30の各ソレノイドバルブへの制御信号等、各種の信号を出力ポートから出力する。
油圧制御装置30は、例えばバルブボディにより構成されており、機械式オイルポンプ40又は不図示の電動オイルポンプから供給された油圧からライン圧等を生成し、ECU20からの制御信号に基づいて変速機構14の各クラッチ及びブレーキをそれぞれ制御するための油圧を給排可能になっている。
図2に示すように、機械式オイルポンプ40は、変速機構14に径方向視で軸方向に重なると共に、入力軸41を入力軸13と別軸で平行にして配置されている。尚、図2では、機械式オイルポンプ40は変速機構14の上方に配置されるように図示されているが、実際には機械式オイルポンプ40は変速機構14の下方に配置されるようにする。これにより、機械式オイルポンプ40はケース50の下部に貯留した潤滑油に近い位置に配置されるので、吸引管などの配管が長くなってしまうことを防止できる。
内燃エンジン2の駆動力は、入力軸11及びポンプインペラ16aを経て、歯車列70を介して機械式オイルポンプ40に伝達され、機械式オイルポンプ40は油圧制御装置30に元圧を供給可能になっている。歯車列70は、ドライブギヤ71と、アイドラギヤ72と、ドリブンギヤ73とを備えている。
ここでは、ドライブギヤ71及びドリブンギヤ73は傘歯歯車、アイドラギヤ72は平歯車により形成されている。ドライブギヤ71は、入力軸13の軸方向に関して、動力伝達方向の上流側を大径、動力伝達方向の下流側を小径とする傘歯歯車となっている。ドリブンギヤ73は、入力軸13の軸方向に関して、動力伝達方向の上流側を小径、動力伝達方向の下流側を大径とする傘歯歯車となっている。
ここで、入力軸13は、ケース50に固定されたスリーブ51の内周側に回転可能に支持されており、このスリーブ51には、変速機構14と歯車列70との間を径方向に広がった支持壁52が一体形成されている。一方、軸方向において支持壁52と発進装置12との間には、ケース50と一体化され、発進装置12を隔離するカバー53が設けられている。即ち、カバー53は、支持壁52に対して相対移動しないように固定されている。カバー53は、歯車列70とトルクコンバータ16との間を仕切ると共に、内周側が軸方向においてトルクコンバータ16側に入り込んだ形状になっている。
スリーブ51の外周側には、ポンプインペラ16aのスリーブ16eが回転可能に支持されている。ドライブギヤ71は、スリーブ51の外周側で入力軸13と同軸上に配置され、本実施形態ではポンプインペラ16aのスリーブ16eに駆動連結されている。また、支持壁52のドライブギヤ71に対する対向面には、スラスト軸受として機能する滑りワッシャ(第1の位置決め部)54が設けられており、ドライブギヤ71を軸方向に支持している。また、カバー53の内周部には、ドライブギヤ71に対向して当接可能なリング状の押さえ部材(第3の位置決め部)55が設けられている。これにより、ドライブギヤ71は、支持壁52に支持された滑りワッシャ54と、カバー53に支持された押さえ部材55とにより、軸方向に位置決めされて支持されている。
また、ドライブギヤ71は、カバー53の内周側の内燃エンジン2側に凹んだ空間の中に配置されている。即ち、ドライブギヤ71の少なくとも一部(一部若しくは全部)は、カバー53に対して径方向視で軸方向に重なるように配置されている。このため、ドライブギヤ71と発進装置12との間の空間を小さくし、変速機構14と発進装置12との間隔を狭めることができ、車両用駆動装置3の小型化を図ることができる。
アイドラギヤ72は、ドライブギヤ71に噛合している。支持壁52には、変速機構14側を入力軸13に近付けるように中心軸が傾斜した貫通孔52aが形成されている。貫通孔52aには、アイドラギヤ72の回転軸72aがニードルベアリング56を介して回転可能に支持されている。即ち、アイドラギヤ72は、その軸方向を入力軸13の軸方向に対して傾斜して配置されている。また、アイドラギヤ72の少なくとも一部(一部若しくは全部)は、カバー53に対して径方向視で軸方向に重なるように配置されている。尚、本実施形態では、アイドラギヤ72の回転軸72aがニードルベアリング56により回転可能に支持されているが、これには限られず軸方向にスナップリングで固定したボールベアリング等、他の軸受を適用してもよい。
また、支持壁52のアイドラギヤ72に対する対向面には、滑りワッシャ(第2の位置決め部)57が設けられており、アイドラギヤ72を軸方向に支持している。更に、カバー53のアイドラギヤ72に対する対向面には、滑りワッシャ(第4の位置決め部)58が設けられており、アイドラギヤ72を軸方向に支持している。これにより、アイドラギヤ72は、回転軸72aがニードルベアリング56により軸方向に摺動可能に支持されているのに対し、支持壁52に支持された滑りワッシャ57と、カバー53に支持された滑りワッシャ58とにより、軸方向に位置決めされて支持されている。即ち、カバー53は、ドライブギヤ71を支持壁52に対して位置決めする押さえ部材55と、アイドラギヤ72を支持壁52に対して位置決めする滑りワッシャ58とを有している。このため、押さえ部材55及び滑りワッシャ58を別個の部材により支持する場合に比べて、部品点数を削減することができる。
ドリブンギヤ73は、アイドラギヤ72に噛合し、機械式オイルポンプ40の入力軸41に取り付けられている。即ち、ドリブンギヤ73は、入力軸13とは異なる軸上に配置されており、本実施形態では入力軸13と平行な入力軸41に取り付けられている。本実施形態では、ドライブギヤ71が内燃エンジン2の駆動に伴い常時回転することにより、機械式オイルポンプ40はドリブンギヤ73からの駆動力により内燃エンジン2の駆動時は常時作動する。
ここで、ドリブンギヤ73、アイドラギヤ72、ドライブギヤ71の全てが径方向視で軸方向に重なっている場合は、ドリブンギヤ73と発進装置12との間隔を狭めることが困難であるため、ドリブンギヤ73と軸方向に重なったアイドラギヤ72及びドライブギヤ71は発進装置12との間にデッドスペースを有した状態で配置されてしまう。このため、車両用駆動装置3の小型化や部材の配置の自由度が制約されてしまう。これに対し、本実施形態の車両用駆動装置3では、ドライブギヤ71がカバー53の内周側の内燃エンジン2側に凹んだ空間の中に配置されると共にアイドラギヤ72は回転軸72aを傾斜して配置されることから、ドリブンギヤ73は、入力軸13の軸方向において、ドライブギヤ71よりも変速機構14側に配置されるようにできる。即ち、ドライブギヤ71とドリブンギヤ73とは、軸方向にオフセットされて配置されている。これにより、ドライブギヤ71と発進装置12との間の空間を小さくし、変速機構14と発進装置12との間隔を狭めることができ、車両用駆動装置3の小型化及び部材の配置の自由度を向上することができる。
次に、車両用駆動装置3の動作について説明する。内燃エンジン2が始動されると、内燃エンジン2からの回転駆動力が入力軸11からポンプインペラ16aを介してスリーブ16eに伝達される。スリーブ16eの回転はドライブギヤ71に伝達され、噛合するアイドラギヤ72に伝達される。この時、ドライブギヤ71は傘歯歯車であり、アイドラギヤ72は平歯車であるので、両ギヤ71,72の噛み合いの面積を広く取ることができ、歯面の摩耗を最小限に抑えることができる。
アイドラギヤ72の回転は、噛合するドリブンギヤ73に伝達される。この時、アイドラギヤ72は平歯車であり、ドリブンギヤ73は傘歯歯車であるので、両ギヤ72,73の噛み合いの面積を広く取ることができ、歯面の摩耗を最小限に抑えることができる。ドリブンギヤ73の回転は、機械式オイルポンプ40の入力軸41に伝達され、機械式オイルポンプ40を駆動する。機械式オイルポンプ40は、元圧を生成し、油圧制御装置30に供給する。
以上説明したように、本実施形態の車両用駆動装置3によると、ドライブギヤ71とドリブンギヤ73とを径方向視で軸方向にずらして配置しているので、部材の配置における自由度を高めることができる。また、ドリブンギヤ73がドライブギヤ71よりも変速機構14側に配置されているので、ドライブギヤ71及びドリブンギヤ73が径方向視で軸方向に重なって配置される場合に比べて、ドライブギヤ71を挟んで配置される変速機構14とトルクコンバータ16との間の空間を小さくすることができる。これにより、車両用駆動装置3の小型化や部材の配置における設計の自由度の制限を軽減し、車両1への搭載性の制約を軽減することができる。
特に、本実施形態の車両用駆動装置3によれば、歯車列70とトルクコンバータ16との間を仕切るカバー53が内周側をトルクコンバータ16側に入り込んだ形状になっているので、ドライブギヤ71及びアイドラギヤ72の少なくとも一部は、カバー53に対して径方向視で軸方向に重なるように配置されている。これにより、トルクコンバータ16と変速機構14との軸方向の間隔を狭めることができるので、車両用駆動装置3の小型化や部材の配置における設計の自由度の制限をより軽減し、車両1への搭載性の制約を軽減することができる。
また、本実施形態の車両用駆動装置3によれば、ドライブギヤ71及びドリブンギヤ73は傘歯歯車であり、アイドラギヤ72は平歯車である。このため、ドライブギヤ71とアイドラギヤ72との間、及びアイドラギヤ72とドリブンギヤ73との間での歯面の接触面積を大きく維持することができるので、各ギヤ71,72,73の摩耗を抑えることができる。
また、本実施形態の車両用駆動装置3によれば、変速機構14とドライブギヤ71との間に配置される支持壁52と、ドライブギヤ71及びアイドラギヤ72を支持壁52に対して位置決めするカバー53とを備え、カバー53は発進装置12を隔離するカバーを利用しているので、ドライブギヤ71及びアイドラギヤ72を支持壁52に対して位置決めするための独立した支持部材を省略することができる。このため、部品点数を削減することで、車両用駆動装置3の小型化を図ることができる。
尚、上述した本実施形態では、発進装置12を隔離するカバー53を利用してドライブギヤ71及びアイドラギヤ72を支持壁52に対して位置決めする場合について説明したが、これには限られない。例えば、カバー53とは別個に位置決め部材を設け、この位置決め部材によってドライブギヤ71及びアイドラギヤ72を支持壁52に対して位置決めするようにしてもよい。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る車両用駆動装置103を備える車両101の概略構成について図3及び図4に沿って説明する。本実施形態では、車両101はハイブリッド車両としており、駆動源として内燃エンジン2の他に回転電機(M/G)190を備えると共に、これら内燃エンジン2及び回転電機190を接断可能な切換クラッチK0と、回転電機190及び変速機構14を接断可能な発進クラッチC0とを有する点で、第1の実施形態と構成を異にする。それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
次に、第2の実施形態に係る車両用駆動装置103を備える車両101の概略構成について図3及び図4に沿って説明する。本実施形態では、車両101はハイブリッド車両としており、駆動源として内燃エンジン2の他に回転電機(M/G)190を備えると共に、これら内燃エンジン2及び回転電機190を接断可能な切換クラッチK0と、回転電機190及び変速機構14を接断可能な発進クラッチC0とを有する点で、第1の実施形態と構成を異にする。それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
本実施形態の車両101は、内燃エンジン(駆動源)2と、パワートレーンを構成するハイブリッド駆動装置である車両用駆動装置103と、車輪4(4L,4R)等とを備えている。車両用駆動装置103は、内燃エンジン2の脈動を吸収しつつ内燃エンジン2に接続される接続部18と、接続部18に接続され内燃エンジン2からの動力が入力される入力部19と、入力部19に接続され内燃エンジン2と車輪4との間の動力伝達経路上に設けられる変速機構14と、を備えている。内燃エンジン2、接続部18、入力部19、変速機構14は、軸方向に関して同軸上に、この順で配置されている。また、車両用駆動装置103は、ECU(制御装置)20と、油圧制御装置30と、機械式オイルポンプ(オイルポンプ、MOP)40と、機械式オイルポンプ40を駆動するための歯車列170と、ミッションケース(ケース)150とを備えている。
接続部18には、内燃エンジン2のクランク軸2aにドライブプレート181を介して接続されるダンパ182が備えられており、ダンパ182は、入力軸13に接続されている。即ち、入力軸13は、ダンパ182を介して内燃エンジン2に駆動連結されている。
入力部19は、入力軸13と中間軸19aとの間の動力伝達を接断可能な切換クラッチK0と、中間軸19aと変速機構14の入力軸14aとの間の動力伝達を接断可能な発進クラッチC0と、中間軸19aに駆動連結されたモータ・ジェネレータ(回転電機)190と、を備えている。尚、中間軸19aは、入力軸14aの外周部に回転可能に設けられたスリーブ状であり、入力軸13と同軸上に配置されている。
図4に示すように、モータ・ジェネレータ(以下、モータという)190は、後述するクラッチドラム163に連結されたロータ191と、ロータ191の径方向外側に対向配置されたステータ192と、を有しており、入力軸13及び中間軸19aと同軸上に配設されている。即ち、この車両101は、駆動源として、内燃エンジン2の他に、モータ190を有している。尚、ステータ192にはコイルが設けられており、軸方向の両側にコイルエンド193が突出している。また、モータ190は、切換クラッチK0及び発進クラッチC0の外周側に配置されている。
切換クラッチK0は、複数の摩擦板である内摩擦板160及び外摩擦板161を備えた多板クラッチとされている。内摩擦板160は、連結部材162に一体回転可能に支持されており、連結部材162を介して入力軸13に駆動連結されている。外摩擦板161は、クラッチドラム163に一体回転可能に支持されており、クラッチドラム163を介して中間軸19aに駆動連結されている。即ち、クラッチドラム163は、モータ190のロータ191と中間軸19aとを駆動連結している。切換クラッチK0は、内燃エンジン2とモータ190のロータ191とを駆動連結または解放可能である。
発進クラッチC0は、複数の摩擦板である外摩擦板164及び内摩擦板165を備えた多板クラッチとされている。外摩擦板164は、クラッチドラム166に一体回転可能に支持されており、クラッチドラム166を介して中間軸19aに駆動連結されている。内摩擦板165は、連結部材167に一体回転可能に支持されており、連結部材167を介して入力軸14aに駆動連結されている。このため、発進クラッチC0は、モータ190のロータ191と変速機構14とを駆動連結または解放可能である。
内燃エンジン2の駆動力は、ダンパ182及び入力軸13を経て、切換クラッチK0が接続されていれば歯車列170を介して機械式オイルポンプ40に伝達され、機械式オイルポンプ40は油圧制御装置30に元圧を供給可能になっている。歯車列170は、ドライブギヤ171と、アイドラギヤ172と、ドリブンギヤ173とを備えている。ここでは、ドライブギヤ171及びドリブンギヤ173は傘歯歯車、アイドラギヤ172は平歯車により形成されている。
ここで、入力軸14aは、ケース150に固定されたスリーブ151の内周側に回転可能に支持されており、このスリーブ151には、変速機構14と入力部19との間を径方向に広がった支持壁152が一体形成されている。軸方向において支持壁152と入力部19との間には、歯車列170が配置されている。更に、軸方向において歯車列170と入力部19との間には、ドライブギヤ171及びアイドラギヤ172を軸方向に位置決めする固定壁159が配置されている。
ドライブギヤ171は、中間軸19aの変速機構14側で入力軸14aと同軸上に配置され、中間軸19aに駆動連結されている。また、支持壁152のドライブギヤ171に対する対向面には、滑りワッシャ(第1の位置決め部)154が設けられており、ドライブギヤ171を軸方向に支持している。また、固定壁159のドライブギヤ171に対向する部位には、滑りワッシャ(第3の位置決め部)155が設けられている。これにより、ドライブギヤ171は、支持壁152に支持された滑りワッシャ154と、固定壁159に支持された滑りワッシャ155とにより、軸方向に位置決めされて支持されている。
また、ドライブギヤ171の少なくとも一部(一部若しくは全部)は、ステータ192から軸方向に突出するコイルエンド193の内周側に配置されている。即ち、ドライブギヤ171の少なくとも一部は、ステータ192に対して径方向視で軸方向に重なるように配置されている。このため、ドライブギヤ171と入力部19との間の空間を小さくし、変速機構14と入力部19との間隔を狭めることができ、車両用駆動装置103の小型化を図ることができる。
アイドラギヤ172は、ドライブギヤ171に噛合している。支持壁152には、変速機構14側を入力軸14aに近付けるように中心軸が傾斜した貫通孔152aが形成されている。貫通孔152aには、アイドラギヤ172の回転軸172aがニードルベアリング156を介して回転可能に支持されている。即ち、アイドラギヤ172は、その軸方向を入力軸13の軸方向に対して傾斜して配置されている。また、アイドラギヤ172の少なくとも一部(一部若しくは全部)は、ステータ192に対して径方向視で軸方向に重なるように配置されている。
また、支持壁152のアイドラギヤ172に対する対向面には、滑りワッシャ(第2の位置決め部)157が設けられており、アイドラギヤ172を軸方向に支持している。更に、固定壁159のアイドラギヤ172に対する対向面には、滑りワッシャ(第4の位置決め部)158が設けられており、アイドラギヤ172を軸方向に支持している。これにより、アイドラギヤ172は、回転軸172aがニードルベアリング156により軸方向に摺動可能に支持されているのに対し、支持壁152に支持された滑りワッシャ157と、固定壁159に支持された滑りワッシャ158とにより、軸方向に位置決めされて支持されている。即ち、固定壁159は、ドライブギヤ171を支持壁152に対して位置決めする滑りワッシャ155と、アイドラギヤ172を支持壁152に対して位置決めする滑りワッシャ158とを有している。
また、ドリブンギヤ173は、アイドラギヤ172に噛合し、機械式オイルポンプ40の入力軸41に取り付けられている。ドライブギヤ171とドリブンギヤ173とは、軸方向にオフセットされて配置されている。
以上説明したように、本実施形態の車両用駆動装置103によると、第1の実施形態と同様に、ドライブギヤ171とドリブンギヤ173とを径方向視で軸方向にずらして配置しているので、部材の配置における自由度を高めることができる。また、ドリブンギヤ173がドライブギヤ171よりも変速機構14側に配置されているので、ドライブギヤ171及びドリブンギヤ173が径方向視で軸方向に重なって配置される場合に比べて、ドライブギヤ171を挟んで配置される変速機構14と入力部19との間の空間を小さくすることができる。これにより、車両用駆動装置103の小型化や部材の配置における設計の自由度の制限を軽減し、車両101への搭載性の制約を軽減することができる。
尚、上述した各実施形態では、ドライブギヤ71,171及びドリブンギヤ73,173は傘歯歯車であり、アイドラギヤ72,172は平歯車である場合について説明したが、これには限られない。例えば、各ギヤをいずれも平歯車とし、歯面をクラウニングするようにしてもよい。
また、上述した各実施形態では、カバー53あるいは固定壁159によりドライブギヤ71,171及びアイドラギヤ72,172を一部材で位置決めする場合について説明したが、これには限られない。例えば、ドライブギヤ71,171及びアイドラギヤ72,172をそれぞれ別個の部材により位置決めするようにしてもよい。
また、上述した本実施形態では、車両用駆動装置103はモータ190を1個のみ有する場合について説明したが、これには限られない。例えば、車両用駆動装置が第1電動機MG1と、第2電動機MG2と、動力分配機構と、を有するものとして、所謂スプリット方式のハイブリッド車に適用するようにしてもよい。
尚、本実施形態は、以下の構成を少なくとも備える。本実施形態の車両用駆動装置(3,103)は、駆動源(2)に駆動連結された入力部材(13)と、前記入力部材(13)の回転を変速して出力部材(15)から出力する変速機構(14)と、前記入力部材(13)と同軸上に配置され、前記駆動源(2)に駆動連結可能なドライブギヤ(71,171)と、前記ドライブギヤ(71,171)に噛合するアイドラギヤ(72,172)と、前記アイドラギヤ(72,172)に噛合し、前記入力部材(13)とは異なる軸上に配置されたドリブンギヤ(73,173)と、前記ドリブンギヤ(73,173)からの駆動力により作動するオイルポンプ(40)と、を備え、前記ドリブンギヤ(73,173)は、前記入力部材(13)の軸方向において、前記ドライブギヤ(71,171)よりも前記変速機構(14)側に配置され、前記アイドラギヤ(72,172)は、その軸方向を前記入力部材(13)の軸方向に対して傾斜して配置される。この構成によれば、ドライブギヤ(71,171)とドリブンギヤ(73,173)とを径方向視で軸方向にずらして配置することができるので、部材の配置における自由度を高めることができる。また、ドリブンギヤ(73,173)がドライブギヤ(71,171)よりも変速機構(14)側に配置されているので、ドライブギヤ(71,171)及びドリブンギヤ(73,173)が径方向視で軸方向に重なって配置される場合に比べて、ドライブギヤ(71,171)を挟んで配置される変速機構(14)とトルクコンバータ(16)あるいは回転電機(190)との間の空間を小さくすることができる。これにより、この車両用駆動装置(3,103)によれば、小型化や部材の配置における設計の自由度の制限を軽減し、車両(1,101)への搭載性の制約を軽減することができる。
また、本実施形態の車両用駆動装置(3,103)では、前記ドライブギヤ(71,171)は、前記入力部材(13)の軸方向に関して、動力伝達方向の上流側を大径、前記動力伝達方向の下流側を小径とする傘歯歯車であり、前記ドリブンギヤ(73,173)は、前記入力部材(13)の軸方向に関して、前記動力伝達方向の上流側を小径、前記動力伝達方向の下流側を大径とする傘歯歯車であり、前記アイドラギヤヤ(72,172)は、平歯車である。この構成によれば、ドライブギヤ(71,171)とアイドラギとの間、及びアイドラギヤ(72,172)とドリブンギヤ(73,173)との間での歯面の接触面積を大きく維持することができるので、各ギヤ(71,171,72,172,73,173)の摩耗を抑えることができる。
また、本実施形態の車両用駆動装置(3,103)では、前記変速機構(14)と前記ドライブギヤ(71,171)との間に配置され、前記アイドラギヤ(72,172)を回転自在に支持する支持壁(52,152)を備え、前記支持壁(52,152)には、前記ドライブギヤ(71,171)を前記支持壁(52,152)に対して位置決めする第1の位置決め部(54,154)と、前記アイドラギヤ(72,172)を前記支持壁(52,152)に対して位置決めする第2の位置決め部(57,157)と、が設けられる。この構成によれば、第1の位置決め部(54,154)と第2の位置決め部(57,157)とを別個の部材により支持する場合に比べて、部品点数を削減することができ、車両用駆動装置(3,103)の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の車両用駆動装置(3)では、前記入力部材(13)と前記変速機構(14)との間に介在され駆動連結可能な流体伝動装置(16)と、前記ドライブギヤ(71)、前記アイドラギヤ(72)、前記ドリブンギヤ(73)と前記流体伝動装置(16)との間を仕切るカバー(53)と、を備え、前記カバー(53)には、前記ドライブギヤ(71)を前記カバー(53)に対して位置決めする第3の位置決め部(55)と、前記アイドラギヤ(72)を前記カバー(53)に対して位置決めする第4の位置決め部(58)と、が設けられる。この構成によれば、ドライブギヤ(71)及びアイドラギヤ(72)を支持壁(52)に対して位置決めするための独立した支持構造を省略することができるので、部品点数を削減することで、車両用駆動装置(3)の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の車両用駆動装置(3)では、前記入力部材(13)と同軸上に配置され、前記変速機構(14)に駆動連結可能な流体伝動装置(16)と、前記ドライブギヤ(71)、前記アイドラギヤ(72)、前記ドリブンギヤ(73)と前記流体伝動装置(16)との間を仕切ると共に、内周側が前記流体伝動装置(16)側に入り込んだ形状のカバー(53)と、を備え、前記ドライブギヤ(71)の少なくとも一部は、前記カバー(53)に対して径方向視で軸方向に重なるように配置される。この構成によれば、流体伝動装置(16)と変速機構(14)との軸方向の間隔を狭めることができるので、車両用駆動装置(3)の小型化や部材の配置における設計の自由度の制限をより軽減し、車両(1)への搭載性の制約を軽減することができる。
また、本実施形態の車両用駆動装置(103)では、前記入力部材(13)と同軸上に配置されたステータ(192)及びロータ(191)を有し、前記変速機構(14)に駆動連結可能な回転電機(190)と、前記ドライブギヤ(171)及び前記アイドラギヤ(172)と前記回転電機(190)との間に配置され、前記支持壁(152)に固定された固定壁(159)を備え、前記固定壁(159)には、前記ドライブギヤ(171)を前記固定壁(159)に対して位置決めする第3の位置決め部(155)と、前記アイドラギヤ(172)を前記固定壁(159)に対して位置決めする第4の位置決め部(158)と、が設けられる。この構成によれば、ドライブギヤ(171)を支持壁(152)に対して位置決めする部材とアイドラギヤ(172)を支持壁(152)に対して位置決めする部材とを共通の部材により実現することができるので、部品点数の増加を抑制して、車両用駆動装置(103)の大型化の抑制を図ることができる。
また、本実施形態の車両用駆動装置(103)では、前記入力部材(13)と同軸上に配置されたステータ(192)及びロータ(191)を有し、前記変速機構(14)に駆動連結可能な回転電機(190)を備え、前記ドライブギヤ(171)の少なくとも一部は、前記ステータ(190)に対して径方向視で軸方向に重なるように配置される。この構成によれば、回転電機(190)と変速機構(14)との軸方向の間隔を狭めることができるので、車両用駆動装置(103)の小型化や部材の配置における設計の自由度の制限をより軽減し、車両(101)への搭載性の制約を軽減することができる。
2 内燃エンジン(駆動源)
3 車両用駆動装置
13 入力軸(入力部材)
14 変速機構
15 カウンタ軸(出力部材)
16 トルクコンバータ(流体伝動装置)
40 機械式オイルポンプ(オイルポンプ)
52 支持壁
53 カバー
54 滑りワッシャ(第1の位置決め部)
55 押さえ部材(第3の位置決め部)
57 滑りワッシャ(第2の位置決め部)
58 滑りワッシャ(第4の位置決め部)
71 ドライブギヤ
72 アイドラギヤ
73 ドリブンギヤ
103 車両用駆動装置
152 支持壁
154 滑りワッシャ(第1の位置決め部)
155 滑りワッシャ(第3の位置決め部)
157 滑りワッシャ(第2の位置決め部)
158 滑りワッシャ(第4の位置決め部)
159 固定壁
171 ドライブギヤ
172 アイドラギヤ
173 ドリブンギヤ
190 モータ・ジェネレータ(回転電機)
191 ロータ
192 ステータ
3 車両用駆動装置
13 入力軸(入力部材)
14 変速機構
15 カウンタ軸(出力部材)
16 トルクコンバータ(流体伝動装置)
40 機械式オイルポンプ(オイルポンプ)
52 支持壁
53 カバー
54 滑りワッシャ(第1の位置決め部)
55 押さえ部材(第3の位置決め部)
57 滑りワッシャ(第2の位置決め部)
58 滑りワッシャ(第4の位置決め部)
71 ドライブギヤ
72 アイドラギヤ
73 ドリブンギヤ
103 車両用駆動装置
152 支持壁
154 滑りワッシャ(第1の位置決め部)
155 滑りワッシャ(第3の位置決め部)
157 滑りワッシャ(第2の位置決め部)
158 滑りワッシャ(第4の位置決め部)
159 固定壁
171 ドライブギヤ
172 アイドラギヤ
173 ドリブンギヤ
190 モータ・ジェネレータ(回転電機)
191 ロータ
192 ステータ
Claims (7)
- 駆動源に駆動連結された入力部材と、
前記入力部材の回転を変速して出力部材から出力する変速機構と、
前記入力部材と同軸上に配置され、前記駆動源に駆動連結可能なドライブギヤと、
前記ドライブギヤに噛合するアイドラギヤと、
前記アイドラギヤに噛合し、前記入力部材とは異なる軸上に配置されたドリブンギヤと、
前記ドリブンギヤからの駆動力により作動するオイルポンプと、を備え、
前記ドリブンギヤは、前記入力部材の軸方向において、前記ドライブギヤよりも前記変速機構側に配置され、前記アイドラギヤは、その軸方向を前記入力部材の軸方向に対して傾斜して配置される車両用駆動装置。 - 前記ドライブギヤは、前記入力部材の軸方向に関して、動力伝達方向の上流側を大径、前記動力伝達方向の下流側を小径とする傘歯歯車であり、
前記ドリブンギヤは、前記入力部材の軸方向に関して、前記動力伝達方向の上流側を小径、前記動力伝達方向の下流側を大径とする傘歯歯車であり、
前記アイドラギヤは、平歯車である請求項1記載の車両用駆動装置。 - 前記変速機構と前記ドライブギヤとの間に配置され、前記アイドラギヤを回転自在に支持する支持壁を備え、
前記支持壁には、前記ドライブギヤを前記支持壁に対して位置決めする第1の位置決め部と、前記アイドラギヤを前記支持壁に対して位置決めする第2の位置決め部と、が設けられる請求項1又は2に記載の車両用駆動装置。 - 前記入力部材と前記変速機構との間に介在され駆動連結可能な流体伝動装置と、前記ドライブギヤ、前記アイドラギヤ、前記ドリブンギヤと前記流体伝動装置との間を仕切るカバーと、を備え、
前記カバーには、前記ドライブギヤを前記カバーに対して位置決めする第3の位置決め部と、前記アイドラギヤを前記カバーに対して位置決めする第4の位置決め部と、が設けられる請求項3記載の車両用駆動装置。 - 前記入力部材と同軸上に配置され、前記変速機構に駆動連結可能な流体伝動装置と、前記ドライブギヤ、前記アイドラギヤ、前記ドリブンギヤと前記流体伝動装置との間を仕切ると共に、内周側が前記流体伝動装置側に入り込んだ形状のカバーと、を備え、
前記ドライブギヤの少なくとも一部は、前記カバーに対して径方向視で軸方向に重なるように配置される請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用駆動装置。 - 前記入力部材と同軸上に配置されたステータ及びロータを有し、前記変速機構に駆動連結可能な回転電機と、
前記ドライブギヤ及び前記アイドラギヤと前記回転電機との間に配置され、前記支持壁に固定された固定壁を備え、
前記固定壁には、前記ドライブギヤを前記固定壁に対して位置決めする第3の位置決め部と、前記アイドラギヤを前記固定壁に対して位置決めする第4の位置決め部と、が設けられる請求項3記載の車両用駆動装置。 - 前記入力部材と同軸上に配置されたステータ及びロータを有し、前記変速機構に駆動連結可能な回転電機を備え、
前記ドライブギヤの少なくとも一部は、前記ステータに対して径方向視で軸方向に重なるように配置される請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015058064A JP2016176562A (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | 車両用駆動装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015058064A JP2016176562A (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | 車両用駆動装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016176562A true JP2016176562A (ja) | 2016-10-06 |
Family
ID=57069069
Family Applications (1)
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JP2015058064A Pending JP2016176562A (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | 車両用駆動装置 |
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JP (1) | JP2016176562A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022210865A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 株式会社アイシン | 車両用駆動装置 |
-
2015
- 2015-03-20 JP JP2015058064A patent/JP2016176562A/ja active Pending
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WO2022210865A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 株式会社アイシン | 車両用駆動装置 |
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