JP2016176293A - door - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、蝶番を具備するドアの技術に関する。 The present invention relates to the technology of a door provided with a hinge.
従来、蝶番を具備するドアの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
Conventionally, the technique of the door which comprises a hinge is well-known. For example, as described in
特許文献1に記載のドア(折れ戸)は、一対の戸パネルと、当該一対の戸パネルを互いに回動可能に連結する蝶番(ヒンジ)を具備する。また、当該ドアは、一対の戸パネルの間の隙間(蝶番が設けられた部分)を覆う保護カバーを具備している。このように構成することで、ドアを開閉する際(特に閉じる際)に戸パネルの間に異物が挟まり難くすることができる。
The door (folding door) described in
しかしながら、当該技術では、万が一保護カバー内に異物が入り、戸パネルの間に当該異物が挟まった場合には、当該異物に大きな力が加わってしまう点で改善の余地があった。 However, with this technology, if a foreign object enters the protective cover and the foreign object is sandwiched between door panels, there is room for improvement in that a large force is applied to the foreign object.
本発明は以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、異物に大きな力が加わるのを防止することが可能なドアを提供することである。 The present invention has been made in view of the above situation, and a problem to be solved is to provide a door capable of preventing a large force from being applied to a foreign object.
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
即ち、請求項1においては、一の構造体と、前記一の構造体とは異なる他の構造体と、前記一の構造体と前記他の構造体とを回動可能に連結する蝶番と、前記一の構造体と前記蝶番との間に介在し、前記一の構造体が前記他の構造体に対して離間する方向に移動可能となるように前記一の構造体と前記蝶番とを連結する相対移動機構と、を具備するものである。
That is, in
請求項2においては、前記相対移動機構は、前記蝶番に固定される固定部材と、前記一の構造体が前記固定部材に対して移動可能となるように前記一の構造体と前記固定部材とを連結する連結部材と、を具備するものである。 The relative movement mechanism includes: a fixing member fixed to the hinge; and the one structure and the fixing member so that the one structure can move relative to the fixing member. And a connecting member for connecting the two.
請求項3においては、前記相対移動機構は、前記他の構造体に近接する方向に前記一の構造体を付勢する付勢部材を具備するものである。 According to a third aspect of the present invention, the relative movement mechanism includes a biasing member that biases the one structure in a direction approaching the other structure.
請求項4においては、前記相対移動機構は、前記付勢部材による付勢力を調節する調節機構を具備するものである。 According to a fourth aspect of the present invention, the relative movement mechanism includes an adjustment mechanism that adjusts an urging force by the urging member.
請求項5においては、前記一の構造体は、一側面の一部が窪むように形成された凹部を具備し、前記相対移動機構は、少なくとも一部が前記凹部内に配置されるものである。 According to a fifth aspect of the present invention, the one structure includes a recess formed such that a part of one side surface is recessed, and at least a part of the relative movement mechanism is disposed in the recess.
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 As effects of the present invention, the following effects can be obtained.
請求項1においては、異物に大きな力が加わるのを防止することができる。
In
請求項2においては、相対移動機構の構造を簡素化することができる。 According to the second aspect, the structure of the relative movement mechanism can be simplified.
請求項3においては、意匠性(美観)を向上させると共に、操作性を向上させることができる。
In
請求項4においては、一の構造体が他の構造体に対して適切な位置まで近接するように調節することができる。 According to the fourth aspect of the present invention, adjustment can be made so that one structure is close to an appropriate position with respect to another structure.
請求項5においては、省スペース化を図ると共に、美観を向上することができる。 According to the fifth aspect, the space can be saved and the beauty can be improved.
以下の説明においては、図中に記した矢印に従って、上下方向、左右方向及び前後方向をそれぞれ定義する。 In the following description, the up-down direction, the left-right direction, and the front-rear direction are defined according to the arrows shown in the figure.
以下では、本発明の一実施形態に係るドア1の構成について説明する。
Below, the structure of the
図1から図3までに示すドア1は、収納等に設けられる折れ戸である。ドア1は、主として左扉体10、右扉体20、相対移動機構30、蝶番40及びカバー50を具備する。
A
左扉体10は、収納等を塞ぐためのものである。左扉体10は木材により形成される。左扉体10は、略矩形板状に形成される。左扉体10は、その板面を前後方向に向けた状態で配置される。左扉体10は、主として支持軸11及び円形凹部12を具備する。
The
図1に示す支持軸11は、左扉体10を回動可能に支持するものである。支持軸11は、左扉体10の左上部及び左下部にそれぞれ設けられる。上下一対の支持軸11は、軸線を上下方向に向けた状態で、かつ同一軸線上に配置される。支持軸11は、適宜の構造体(例えば、収納に設けられた枠体等)に回動可能に支持される。これによって、左扉体10は、支持軸11を中心として回動することができる。
The support shaft 11 shown in FIG. 1 supports the
図2及び図3に示す円形凹部12は、後述する蝶番40を取り付けるためのものである。円形凹部12は、左扉体10の後側面の右端の3箇所(上端部近傍、上下中央部、及び下端部近傍)にそれぞれ形成される。円形凹部12は、左扉体10の後側面を前方に向かって窪ませることで形成される。円形凹部12は、背面視略円形状に形成される。
The
図1から図3までに示す右扉体20は、左扉体10と共に収納等を塞ぐためのものである。右扉体20は、左扉体10と同様の木材により形成される。右扉体20は、左扉体10と略同一形状(略矩形板状)に形成される。右扉体20は、その板面を前後方向に向けた状態で、左扉体10の右隣(左扉体10と同一平面上)に配置される。右扉体20は、主として凹部21を具備する。
The
凹部21は、後述する相対移動機構30を収容するためのものである。凹部21は、右扉体20の後側面の左端の3箇所(上端部近傍、上下中央部、及び下端部近傍)にそれぞれ形成される。凹部21は、左扉体10の円形凹部12と隣り合う位置に形成される(図2及び図3参照)。凹部21は、右扉体20の後側面を前方に向かって窪ませることで形成される。凹部21は、背面視略矩形状に形成される。凹部21は、右扉体20の左側面に達するように形成される。これによって、凹部21の左端は左方に向かって開放される。
The
図1から図3までに示す相対移動機構30は、後述する蝶番40と右扉体20とを相対的に移動可能となるように連結するものである。相対移動機構30は、右扉体20の凹部21にそれぞれ収容される。なお、相対移動機構30の詳細な構成については後述する。
The
蝶番40は、左扉体10と右扉体20とを回動可能に連結するものである。蝶番40は、主として第一回動体41、第二回動体42及び回動軸43を具備する。
The
図2及び図3に示す第一回動体41は、左扉体10に固定される部分である。第一回動体41は、当該第一回動体41の正面に形成された突起(不図示)が左扉体10の円形凹部12に収められた状態で、当該左扉体10に固定される。
The first
第二回動体42は、相対移動機構30(より詳細には、後述する固定部材31)に固定される部分である。第二回動体42は、当該第二回動体42の正面に形成された突起(不図示)が後述する固定部材31の円形凹部31aに収められた状態で、当該固定部材31に固定される。これによって、第二回動体42は、相対移動機構30を介して右扉体20と連結される。
The second
回動軸43は、第一回動体41と第二回動体42とを回動可能に連結するものである。回動軸43は、その軸線を上下方向に向けた状態で配置される。回動軸43は、左扉体10と右扉体20の略中間に配置される。回動軸43は、第一回動体41及び第二回動体42にそれぞれ回動可能に連結される。
The rotating
図1に示すカバー50は、右扉体20の凹部21に収容された相対移動機構30を覆うものである。カバー50は、相対移動機構30を後方から覆うように、右扉体20の背面に設けられる。
The
このように構成されたドア1において、人が右扉体20の前側面に設けられた引き手(不図示)を把持し、略左右方向に力を加えると、左扉体10が支持軸11を中心として回動すると共に、当該左扉体10と右扉体20が蝶番40を介して回動する。これによって、当該ドア1を適宜開閉することができる。
In the
以下では、図2から図4までを用いて、相対移動機構30の詳細な構成について説明する。相対移動機構30は、主として固定部材31、スライドレール32、規制部材33、スタッドボルト34、付勢部材35及びナット36を具備する。
Below, the detailed structure of the
固定部材31は、蝶番40に固定されるものである。固定部材31は、左扉体10及び右扉体20と同様の木材により形成される。固定部材31は、略矩形板状に形成される。固定部材31は、その板面を前後方向に向けた状態で配置される。固定部材31の厚さ(前後方向幅)は、右扉体20の凹部21の深さ(前後方向幅)と略同一となるように形成される。固定部材31の上下方向幅及び左右方向幅は、それぞれ凹部21の上下方向幅及び左右方向幅よりも小さくなるように形成される。固定部材31は、凹部21内に配置される。固定部材31は、主として円形凹部31aを具備する。
The fixing
円形凹部31aは、蝶番40を取り付けるためのものである。円形凹部31aは、固定部材31の後側面の左端に形成される。円形凹部31aは、固定部材31の後側面を前方に向かって窪ませることで形成される。円形凹部31aは、背面視略円形状に形成される。
The
スライドレール32は、固定部材31と右扉体20とを相対的に移動可能となるように連結するものである。スライドレール32は、互いに摺動可能な一対の長手部材によって形成される。スライドレール32は、長手方向を左右方向に略水平に向けた状態で配置される。スライドレール32は、固定部材31の上面と凹部21の上面との間、及び固定部材31の下面と凹部21の下面との間にそれぞれ設けられる。このようにして、スライドレール32は、固定部材31と右扉体20とを、当該スライドレール32の長手方向に沿って相対的に移動可能となるように連結する。すなわち、固定部材31は、スライドレール32を介して、右扉体20に対して左右方向に摺動可能に連結される。
The
規制部材33は、付勢部材35による付勢力を調節するためのものである。規制部材33は、矩形板状の部材を適宜折り曲げて形成される。具体的には、規制部材33は、背面視において右方に向かって開口した略C字状に形成される。規制部材33は、凹部21内において、固定部材31の右方に配置される。規制部材33の右端部は、凹部21の右側面に固定される。規制部材33は、主として貫通孔33aを具備する。
The regulating
貫通孔33a(図4参照)は、規制部材33の上下中央部を左右方向に貫通するように形成される。
The through
スタッドボルト34は、長手方向を左右方向に向けた状態で配置される。スタッドボルト34の左端部は、固定部材31の右側面の上下中央部に固定される。これによって、スタッドボルト34は、固定部材31から右方に向かって延びるように設けられる。スタッドボルト34は、規制部材33の貫通孔33aに挿通される。
The
付勢部材35は、圧縮コイルバネによって形成される。付勢部材35は、規制部材33の貫通孔33aより右方に配置される。付勢部材35には、スタッドボルト34が挿通される。
The urging
ナット36は、付勢部材35による付勢力を調節するためのものである。ナット36は、付勢部材35より右方に配置される。ナット36は、スタッドボルト34の右端近傍に締結される。これによって、規制部材33とナット36との間に付勢部材35が挟み込まれる。
The
以下では、上述の如く構成された相対移動機構30によって、左扉体10と右扉体20との間の隙間が変化する様子について説明する。
Hereinafter, a state in which the gap between the
まず、図2及び図3を用いて、左扉体10と右扉体20との間に何も挟まっていない状態(以下、この状態を単に「通常状態」と称する)について説明する。
First, a state in which nothing is sandwiched between the
付勢部材35は、規制部材33とナット36との間で伸張しようとするため、当該規制部材33とナット36は互いに離間する方向に付勢される。すなわち、規制部材33は、ナット36に対して相対的に左方へと付勢される。これによって、規制部材33と連結された右扉体20は、左扉体10に近接した状態(左扉体10との間の隙間が比較的小さい(0に近い)状態)に保持される。なお、このとき、背面視における固定部材31の左端と凹部21の左端の位置(左右方向位置)は一致している。通常状態における左扉体10と右扉体20との間の隙間(左右方向の間隔)をW1とする。
Since the urging
次に、図5及び図6を用いて、ドア1を閉じる際に左扉体10と右扉体20との間に異物が挟まった場合について説明する。
Next, a case where a foreign object is caught between the
ドア1を閉じる際に左扉体10と右扉体20との間に異物が挟まると、右扉体20には右方に向かって力が加わる。右扉体20に右方に向かって力が加わると、当該右扉体20は付勢部材35の付勢力に抗して、固定部材31に対して相対的に右方へと移動する。この状態における左扉体10と右扉体20との間の隙間をW2とする。隙間W2は、通常状態の隙間W1(図2参照)よりも大きくなる。
When a foreign object is caught between the
このように、左扉体10と右扉体20との間に異物が挟まった場合には、相対移動機構30の動作によって、右扉体20を左扉体10から離間するように移動させることができる。これによって、左扉体10と右扉体20との間の隙間が大きくなり、異物に大きな力が加わるのを防止することができる。
In this way, when a foreign object is caught between the
また、左扉体10と右扉体20との間に挟まった異物を取り除くと、付勢部材35の付勢力によって、右扉体20は再び固定部材31に対して相対的に左方へと移動する。すなわち、右扉体20は左扉体10に近接するように移動する。これによって、左扉体10と右扉体20との間の隙間は再びW1になる(図2参照)。このように、異物を取り除くだけで、左扉体10と右扉体20との間の隙間を、元の隙間W1に戻すことができる。
Further, when the foreign matter sandwiched between the
また、付勢部材35による付勢力は、ナット36の位置を変更することによって調節することができる。具体的には、ナット36をスタッドボルト34の左方へとねじ込むと、付勢部材35は当該ナット36と規制部材33との間で圧縮される。このため、当該付勢部材35が右扉体20を付勢する力(付勢力)は大きくなる。一方、ナット36をスタッドボルト34の右方へと緩めると、付勢部材35は当該ナット36と規制部材33との間で伸張する。このため、当該付勢部材35が右扉体20を付勢する力(付勢力)は小さくなる。
Further, the urging force by the urging
このように、ナット36の位置を変更することで、付勢部材35による付勢力を任意に調節することができる。例えば、付勢部材35による付勢力を、左扉体10と右扉体20との間に挟まった異物が破損しない程度に弱く、かつ異物が左扉体10と右扉体20との間に挟まっていない状態で右扉体20を左扉体10に近接させる(通常状態に復帰させる)ことができる程度に強くなるように調節することで、相対移動機構30を適切に作動させることができる。また、複数(本実施形態においては、3つ)の相対移動機構30の付勢部材35の付勢力をそれぞれ調節することで、右扉体20の姿勢(左右方向の傾き)を調節することもできる。
Thus, the biasing force by the biasing
なお、説明の便宜上、上記説明(図2から図6まで)では、右扉体20が左扉体10と同一平面上にある状態(ドア1が閉じられた状態)で右方へと移動する様子を説明している。しかし実際には、右扉体20が左扉体10と同一平面上にない状態(例えば、ドア1の開閉の途中)でも、右扉体20は左扉体10に近接又は離間する方向(より詳細には、右扉体20の左端が、左扉体10の右端に近接又は離間する方向)に移動することができる。
For convenience of explanation, in the above explanation (FIGS. 2 to 6), the
以上の如く、本実施形態に係るドア1は、
右扉体20(一の構造体)と、
右扉体20とは異なる左扉体10(他の構造体)と、
右扉体20と左扉体10とを回動可能に連結する蝶番40と、
右扉体20と蝶番40との間に介在し、右扉体20が左扉体10に対して離間する方向に移動可能となるように右扉体20と蝶番40とを連結する相対移動機構30と、
を具備するものである。
このように構成することにより、異物に大きな力が加わるのを防止することができる。具体的には、右扉体20と左扉体10との間に異物が挟まった場合には、右扉体20が左扉体10に対して離間する方向に移動することができる。これによって、当該右扉体20と左扉体10との間に挟まった異物に大きな力が加わるのを防止することができる。また、一般的な(市販されている)蝶番40を用いることができるため、コストの増加を抑制することができる。すなわち、特殊な形状の蝶番を製造するための金型等への投資が不要となる。
As described above, the
Right door 20 (one structure),
A left door 10 (another structure) different from the
A
A relative movement mechanism that is interposed between the
It comprises.
By comprising in this way, it can prevent that big force is added to a foreign material. Specifically, when a foreign object is caught between the
また、相対移動機構30は、
蝶番40に固定される固定部材31と、
右扉体20が固定部材31に対して移動可能となるように右扉体20と固定部材31とを連結するスライドレール32(連結部材)と、
を具備するものである。
このように構成することにより、相対移動機構30の構造を簡素化することができる。これによって、コストの増加を抑制することができる。特に本実施形態においては、木材によって形成された固定部材31を用いると共に、一般的な(市販されている)スライドレール32を用いることができるため、加工コスト及び部品コストの増加を抑制することができる。
The
A fixing
A slide rail 32 (connecting member) that connects the
It comprises.
With this configuration, the structure of the
また、相対移動機構30は、
左扉体10に近接する方向に右扉体20を付勢する付勢部材35を具備するものである。
このように構成することにより、意匠性(美観)を向上させると共に、操作性を向上させることができる。具体的には、左扉体10と右扉体20との間の隙間を小さくし、当該隙間を目立たなくすることができる。また、左扉体10と右扉体20との間に挟まった異物を取り除いた際に、付勢部材35の付勢力によって右扉体20を左扉体10に近接するように移動させることができる。このため、わざわざ右扉体20を左扉体10に近接させる操作が不要となる。
The
A biasing
By comprising in this way, designability (aesthetics) can be improved and operativity can be improved. Specifically, the gap between the
また、相対移動機構30は、
付勢部材35による付勢力を調節するスタッドボルト34及びナット36(調節機構)を具備するものである。
このように構成することにより、右扉体20が左扉体10に対して適切な位置まで近接するように調節することができる。すなわち、ナット36の位置を適宜変更することで、右扉体20を通常状態の位置まで適切に復帰させることができる。また、異物に加わる力を任意に調節することができる。これによって、異物の損傷を適切に防止することができる。
The
A
By configuring in this way, it is possible to adjust the
また、右扉体20は、
後側面(一側面)の一部が窪むように形成された凹部21を具備し、
相対移動機構30は、
少なくとも一部が凹部21内に配置されるものである。
このように構成することにより、省スペース化を図ると共に、美観を向上することができる。
The
A
The
At least a part is disposed in the
By constituting in this way, space can be saved and aesthetics can be improved.
なお、本実施形態に係る右扉体20は、本発明に係る一の構造体の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る左扉体10は、本発明に係る他の構造体の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るスライドレール32は、本発明に係る連結部材の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るスタッドボルト34及びナット36は、本発明に係る調節機構の実施の一形態である。
In addition, the
Moreover, the
Moreover, the
Moreover, the
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。 As mentioned above, although one Embodiment of this invention was described, this invention is not limited to the said structure, A various change is possible within the range of the invention described in the claim.
例えば、本実施形態に係るドア1は互いに回動可能な2枚の扉体(左扉体10及び右扉体20)を具備する折れ戸であるものとしたが、本発明に係るドアの種類はこれに限るものではない。例えば、図7に示す第一変形例のように、枠体110と、当該枠体110に蝶番40及び相対移動機構30を介して回動可能に支持された1枚の扉体120と、を具備するドア101(開き戸)であっても良い。このようなドア101において、扉体120が閉じられる途中で当該扉体120と枠体110(より具体的には、枠体110の左部(蝶番40が取り付けられた部分))との間に異物が挟まれると、当該扉体120が枠体110から離間する方向に移動する。これによって、異物に大きな力が加わるのを防止することができる。この場合、扉体120及び枠体110が、それぞれ本発明に係る一の構造体及び他の構造体の実施の一形態となる。
For example, although the
また、本実施形態に係るドア1は、相対移動機構30及び蝶番40を3つ具備するものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、当該相対移動機構30等の個数は限定しない。
Moreover, although the
また、本実施形態においては、右扉体20側に相対移動機構30が設けられる(蝶番40と右扉体20との間に相対移動機構30を介在させる)構成を例示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、相対移動機構30を左扉体10側に相対移動機構30を設ける(蝶番40と左扉体10との間に相対移動機構30を介在させる)ことも可能である。
Moreover, in this embodiment, although the
また、相対移動機構30を、左扉体10側と右扉体20側の両方に設けることも可能である。これによって、左扉体10と右扉体20との間に異物が挟まった際に、当該左扉体10と右扉体20との間の隙間を大きく確保することができ、当該異物に加わる力をより低減することができる。また、複数の相対移動機構30を、上から順に左扉体10側と右扉体20側に交互に(千鳥状に)設けることも可能である。
In addition, the
また、本実施形態においては、相対移動機構30は、右扉体20が左扉体10に対して水平方向(スライドレール32の長手方向(左右方向))に移動可能となるように、当該右扉体20と蝶番40とを連結するものとしたが、本発明は、右扉体20(一の構造体)の移動方向を水平方向に限定するものではない。すなわち、右扉体20が左扉体10に対して近接又は離間できる方向であれば、当該右扉体20の移動方向は水平方向(左右方向)だけでなく、例えば水平方向に対して傾いた方向であっても良い。
In the present embodiment, the
また、本実施形態においては、左扉体10、右扉体20及び相対移動機構30の固定部材31を木材によって形成するものとしたが、本発明は各部材の材質を限定するものではない。
Moreover, in this embodiment, although the fixing
また、本実施形態においては、本発明に係る連結部材の一例としてスライドレール32を例示したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、連結部材は、一の構造体(右扉体20)が固定部材(固定部材31)に対して移動可能となるように当該一の構造体と固定部材とを連結するものであれば、その構造を限定するものではない。例えば、固定部材31と右扉体20とを弾性部材(例えば、ゴム)によって連結し、左扉体10と右扉体20との間に異物が挟まった際には、当該弾性部材が弾性変形することによって右扉体20を移動させる構成とすることも可能である。
Moreover, in this embodiment, although the
また、付勢部材35によって右扉体20を付勢する構成は、本実施形態に係るものに限らない。すなわち、本実施形態においては、付勢部材35を規制部材33とナット36の間に配置することで右扉体20に付勢力を加える構成としたが、本発明に係る付勢部材は、一の構造体(右扉体20)を他の構造体(左扉体10)に近接する方向に付勢するものであれば、任意の位置に配置することができる。
Moreover, the structure which urges | biases the
また、本実施形態に係る相対移動機構30は、略全体が右扉体20の凹部21内に配置されるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、相対移動機構30は、一部のみが凹部21内に配置されるものであっても、全体が凹部21の外に配置されるものであっても良い。
Moreover, although the
また、本実施形態においては、左扉体10及び相対移動機構30の固定部材31には、蝶番40を取り付けるための円形凹部12及び円形凹部31aをそれぞれ形成するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、左扉体10及び相対移動機構30の固定部材31に設ける凹部の形状は、使用する蝶番40に応じて適宜変更することが可能である。
In this embodiment, the
また、本実施形態においては、通常状態では、固定部材31の左端と凹部21の左端の位置(左右方向位置)は一致するものとした(図2参照)が、本発明はこれに限るものではない。例えば、図8(a)に示す第二変形例のように、通常状態において、固定部材31の左端が、凹部21(右扉体20)の左端よりも右方に位置するように、当該固定部材31の左右方向幅を短く形成してもよい。このように構成することで、左扉体10と固定部材31との間の隙間を大きく確保することができ、当該左扉体10と固定部材31との間で異物を挟み難くすることができる。また、図8(b)に示すように、右扉体20が左扉体10から離間するように右方に移動した際に、固定部材31が当該右扉体20よりも左方に突出し難くなるため、美観を向上させることもできる。
In the present embodiment, in the normal state, the position of the left end of the fixing
1 ドア
10 左扉体
20 右扉体
30 相対移動機構
31 固定部材
32 スライドレール
33 規制部材
34 スタッドボルト
35 付勢部材
36 ナット
40 蝶番
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記一の構造体とは異なる他の構造体と、
前記一の構造体と前記他の構造体とを回動可能に連結する蝶番と、
前記一の構造体と前記蝶番との間に介在し、前記一の構造体が前記他の構造体に対して離間する方向に移動可能となるように前記一の構造体と前記蝶番とを連結する相対移動機構と、
を具備するドア。 A structure,
Another structure different from the one structure,
A hinge for rotatably connecting the one structure and the other structure;
The one structure and the hinge are connected so that the one structure is movable in a direction away from the other structure, interposed between the one structure and the hinge. A relative movement mechanism to
Doors.
前記蝶番に固定される固定部材と、
前記一の構造体が前記固定部材に対して移動可能となるように前記一の構造体と前記固定部材とを連結する連結部材と、
を具備する、
請求項1に記載のドア。 The relative movement mechanism is
A fixing member fixed to the hinge;
A connecting member that connects the one structure and the fixing member such that the one structure is movable with respect to the fixing member;
Comprising
The door according to claim 1.
前記他の構造体に近接する方向に前記一の構造体を付勢する付勢部材を具備する、
請求項1又は請求項2に記載のドア。 The relative movement mechanism is
A biasing member that biases the one structure in a direction close to the other structure;
The door according to claim 1 or claim 2.
前記付勢部材による付勢力を調節する調節機構を具備する、
請求項3に記載のドア。 The relative movement mechanism is
Comprising an adjusting mechanism for adjusting the urging force by the urging member;
The door according to claim 3.
一側面の一部が窪むように形成された凹部を具備し、
前記相対移動機構は、
少なくとも一部が前記凹部内に配置される、
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のドア。 The one structure is:
Comprising a recess formed such that a part of one side surface is depressed;
The relative movement mechanism is
At least a portion is disposed within the recess,
The door as described in any one of Claim 1- Claim 4.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015058729A JP2016176293A (en) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | door |
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JP (1) | JP2016176293A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021139268A (en) * | 2020-03-09 | 2021-09-16 | ウッズ エア カンパニー リミテッド | Door with finger pinch prevention function |
-
2015
- 2015-03-20 JP JP2015058729A patent/JP2016176293A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021139268A (en) * | 2020-03-09 | 2021-09-16 | ウッズ エア カンパニー リミテッド | Door with finger pinch prevention function |
JP7008359B2 (en) | 2020-03-09 | 2022-01-25 | ウッズ エア カンパニー リミテッド | Door assembly with finger pinch prevention function |
US11286713B2 (en) | 2020-03-09 | 2022-03-29 | Woods Air Co., Ltd. | Door with finger pinch prevention function |
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