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JP2016174490A - 電力変換装置 - Google Patents

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JP2016174490A
JP2016174490A JP2015053887A JP2015053887A JP2016174490A JP 2016174490 A JP2016174490 A JP 2016174490A JP 2015053887 A JP2015053887 A JP 2015053887A JP 2015053887 A JP2015053887 A JP 2015053887A JP 2016174490 A JP2016174490 A JP 2016174490A
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裕史 児山
Yuji Koyama
裕史 児山
尚隆 飯尾
Hisataka Iio
尚隆 飯尾
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】出力電圧の低下時でも良好な制御性を維持しながら高調波電流を低下させること。
【解決手段】半導体スイッチング素子12を用いた単位変換器11を少なくとも1つ以上備え、単位変換器11の出力端子を直列接続して各相アームを構成した電力変換器10で、単位変換器11が出力する電圧を指標とし、その指標の大きさに応じて、単位変換器11のスイッチング周波数を可変制御する制御部2を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、単位変換器を多段接続したMMC(Modular Multilevel Converter)回路に好適な電力変換装置に関する。
半導体技術の発展と共に、電力変換器(インバータ)に用いるスイッチング素子も進歩してきた。その成果の1つとして、変換器の多レベル化がある。
従来、電力変換器が高圧系統に連系する際には、2,3電圧レベルの変換器出力をトランスで昇圧するのが一般的であったが、その場合、出力電圧に含まれる高調波成分を低減するために、三相交流出力にリアクトルやコンデンサで構成される高調波フィルタを挿入する必要があった。出力電圧のレベル数が少ないと、含まれる高調波成分も大きい。そのため、電力系統に流れ出す高調波成分が他の機器に悪影響を及ぼさないレベルまで低減させるためには、前記高調波フィルタを大きくする必要があり、結果としてコストの増大と重量の増加を招いていた。
これらを解決するべく、細かい電圧を出力する単位変換器を複数台直列接続することにより、多レベルの階段状の電圧波形を出力できる電力変換器(MMC:Modular Multilevel Converter)の開発が進められている。このMMC回路の場合、多レベル化により出力電圧の波形を正弦波に近付けることができるため、重量、体積及びコストの面で不利な前記高調波フィルタを小型化し、あるいは不要にできるメリットがある。
また多レベル化による高調波の低減は、単位変換器あたりのスイッチング周波数を低減することが可能となり、1パルス制御による運転も可能となる。
図12に、多レベル回路を1パルス制御で駆動した場合の、電圧指令値Vr*と出力電圧Vrの例を示す。(非特許文献1)
F.Z.Peng, J.S.Lai, J.McKeever, J.VanCoevering, "A multiple voltage source inverter with separate dc sources for static Var generation," IEEE TRANSACTIONS ON INDUSTRY APPLICATIONS, VOL 32,NO 5, pp.1130−1138, 1996
前記非特許文献では、図12中の期間(a)のように、単位変換器を1パルス制御し、変換器全体として低高調波の出力電圧を得ている。この変換器が系統に連系した機器である場合、変換器の出力電圧の大きさには系統電圧の大きさが密接に関係する。
したがって、系統電圧が著しく低下した際には、単位変換器の持つ直流電圧は変わらないため、図12中の期間(b)で示すように1パルスの段数も著しく低下し、出力電圧の高調波が増加してしまう。これは、制御方法がPWM(Pulse Width Moduration)制御である場合にも同じである。PWM制御時に系統電圧が著しく低下すると、変換器全体としての等価スイッチング周波数は変わらないが、出力電圧の段数は低下するため、高調波が増加してしまう。出力電圧における高調波の増加は、制御性の低下や電流高調波の増大を招き、特に系統に連系した機器であれば、他機器の動作に悪影響を与える可能性が生じるという課題がある。
本発明は前記のような実情に鑑みてなされたもので、出力電圧の低下時でも良好な制御性を維持しながら高調波電流を低下させることが可能な電力変換装置を提供することを目的とする。
実施形態に係る電力変換装置は、半導体スイッチング素子を用いた単位電力変換器を少なくとも1つ以上備え、前記単位電力変換器の出力端子を直列接続して各相アームを構成した電力変換装置であって、前記単位電力変換器が出力する電圧を指標とし、前記指標の大きさに応じて、前記単位電力変換器のスイッチング周波数を可変制御する制御部を備えたことを特徴とする。
実施形態に係る他の電力変換装置は、可変電圧の直流電圧源と半導体スイッチング素子を用いた単位電力変換器を少なくとも1つ以上備え、前記単位電力変換器の出力端子を直列接続して各相アームを構成した電力変換装置であって、前記単位電力変換器が出力する電圧を指標とし、前記指標の大きさに応じて、前記単位電力変換器の前記直流電圧源の電圧を可変制御する制御部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、出力電圧の低下時でも良好な制御性を維持しながら高調波電流を低下させることが可能となる。
第1の実施形態に係る電力変換器の全体構成を示す図。 同実施形態に係る正常時と異常時の1パルス制御とPWM制御の切替波形を例示する図。 同実施形態に係る1パルス制御の判定基準と出力波形を示す図。 第2の実施形態に係る電力変換器の電圧指令と出力波形を示す図。 第3の実施形態に係る電力変換器の出力波形を示す図。 第6の実施形態に係る電力変換器の全体構成を示す図。 第7の実施形態に係る電力変換器の全体構成を示す図。 同実施形態に係る正常時と異常時の制御波形を例示する図。 同実施形態に係る制御部におけるコンデンサ電圧と変換器電流の制御ブロックを示す図。 第8の実施形態に係る電力変換器の出力波形を示す図。 第10の実施形態に係る電力変換器の全体構成を示す図。 多レベル回路を1パルス制御で駆動した場合の、電圧指令値Vr*と出力電圧Vrの例を示す図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る、デルタ結線の無効電力補償装置に適用した電力変換器10の全体構成を示す図である。なお、後述する第2の実施形態以下においても、図1に示す電力変換器の構成要素と同一、または相当する構成要素には、図1で使用した符号と同一の符号を付して説明する。
この電力変換器10では、4つの半導体スイッチング素子12と、直流電圧源としてのコンデンサ13とにより構成された単相フルブリッジ構成の単位変換器11を、r,s,tの各相毎にn段直列接続して構成し、各相にバッファリアクトル3を直列接続し、それら3相分をデルタ結線して電力変換部1を構成し、トランス4を介して電力系統5に連系させている。そして、この電力変換部1内の各単位変換器11を1パルス制御する制御部2を備える。
制御部2には系統電圧νsr,νss,νstが直接与えられるとともに、同系統電圧νsr,νss,νstはまたRMS回路21にも与えられる。RMS回路21は、それらの実効値νsrmsを算出してコンパレータ22に与える。
このコンパレータ22にはまた、系統の事故を判定するための閾値νsthが与えられており、コンパレータ22は両入力の大小を判定して、「νsrms≧νsth」である場合は判定結果「0」を、「νsrms<νsth」である場合は判定結果「1」を、セレクタ23に出力する。
そしてセレクタ23は、前記判定結果が「0」であれば通常の運転状態として1パルス制御を、「1」であれば系統に事故が生じているとしてPWM制御を選択して、選択結果としてのパルス方式を指示する信号を前記制御部2へ送出する。
制御部2は、セレクタ23からのパルス方式を指示する信号に基づき、前記系統電圧νsr,νss,νst、変換器電流irs,ist,itr、コンデンサ電圧νcr1〜νcrn,νcs1〜νcsn,νct1〜νctnを基に、各相の電圧指令値νr*,νs*,νt*を演算し、その演算結果を基に実際に各スイッチング素子12を駆動するゲート信号を出力する。
次に前記制御部2による動作について説明する。
以下は例としてr相の制御動作のみについて説明するが、制御方法は全相とも同様である。
電力系統5に事故等が発生していない通常の動作時において、セレクタ23からの信号に基づき、制御部2は電圧指令値νr*を基に、系統電圧1周期あたり、各単位変換器11の出力を正方向と負方向に1パルスずつ出力する、1パルス制御となるゲート信号を生成し、各単位変換器11を駆動する。
図2は、電圧指令値νr*(図2(A))と、これに対応する出力電圧の波形(図2(B))を例示するものである。個々の単位変換器11を1パルス制御すると、電力変換部1全体としてはそれらの直列合計電圧が出力されるので、通常の正常な状態では図2(B)で(a)期間に示すような階段状の正弦波の電圧νが出力される。
1パルス制御は、図3に示すように電圧指令値νr*と閾値νrthを比較することで判定する。閾値νrthは、コンデンサ電圧定格値νc*と、パルス電圧を出力している単位変換器の数、及びパルス電圧出力のオン段階/オフ段階情報により定められる。
パルス電圧出力のオン段階/オフ段階情報は、位相、または電圧指令値の傾きから判別される。
電圧指令値νr*が正の数、かつオン段階で、r相にてパルス電圧を出力している単位変換器11の数をnとすると、閾値νrthは下記の式(1)で与えられ、電圧指令値νr*が当該閾値νrthと一致または交差した時が、パルス電圧出力の変化タイミングである。
νrth=νc*(2n+1)/2 …(1)
また、電圧指令値νr*が正の数、かつオフ段階では、νrthは下記の式(2)で与えられる。
νrth=νc*(2n−1)/2 …(2)
(但し、n=0の時、νrth=0。)
また、電圧指令値νr*が負の数かつオン段階では、νrthは下記の式(3)で与えられる。
νrth=−νc*(2n+1)/2 …(3)
また、電圧指令値νr*が負の数かつオフ段階では、νrthは下記の式(4)で与えられる。
νrth=−νc*(2n−1)/2 …(4)
(但し、n=0の時、νrth=0。)
出力を変化させる単位変換器11の順番は、r相が備える単位変換器11のコンデンサ電圧の大小の順序と、電流が遅れと進み、どちらの状態かによって決定される。例えば、変換器1の出力する電流が電圧に対して進みである時、1パルスがオンになるタイミングが早いほど、コンデンサの放電量は多く、オフになるタイミングが早いほど、コンデンサの充電量は少ない。
よって、オン段階ではコンデンサ電圧が最も高い単位変換器11から順に1パルスをオンにしていき、オフ段階でもコンデンサ電圧が最も高い単位変換器11から順に1パルスをオフにしていくことにより、段間のコンデンサ電圧がバランスする。
電流が遅れである時は前記と逆になり、オン段階ではコンデンサ電圧が最も低い単位変換器11から順に1パルスをオンにしていき、オフ段階でもコンデンサ電圧が最も低い単位変換器11から順に1パルスをオフにしていけばよい。
制御部2は、電力系統5に事故があった際、系統電圧の大きさ(実効値)νsrmsが、予め設定された閾値νsth閾値を下回った際に当該事故が発生したと判定できる。そのため、図2の(b)期間のように、コンパレータ22での比較結果に応じて切替え動作するセレクタ23からのパルス方式指示により、制御方法を前記1パルス制御からPWM制御に切替える。
PWM制御では、電圧指令値νr*と特定周波数で周期的に変化するキャリア波を比較することで、電圧指令値νr*の大きさに応じたパルス幅の出力を得る。
これにより、定常運転時は1パルス制御によりスイッチング損失の低い運転を実行しつつ、出力電圧が低下する系統事故時にはPWM制御により良好な制御性を実現しながら高調波電流を低減させることが可能となる。
なお前記及び以下のすべての実施形態の共通事項として、前記図1では各相において直列接続された単位変換器11をデルタ結線しているが、Y結線であってもよい。また前記図1では、直流電圧源にコンデンサを用いているが、直流電源でも構わない。また前記図1では、バッファリアクトル3を各相に挿入しているが、これを用いずにトランス4の漏れインダクタンスで代用しても構わない。また図1ではトランス4を介して電力系統に連系しているが、トランスなしで連系してもよい。また図1では制御部2は変換器電流irs,ist,itrを基に制御しているが、系統電流ir,is,itを基に制御してもよい。また系統電圧には、系統電圧νsをdq変換した有効電圧成分νsdを用いてもよい。また、系統電圧νsから高調波成分を演算し、この値が予め設定された閾値を超えた時に系統事故と判定してもよい。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る電力変換器10の出力波形を示す図である。図4(A)が電圧指令値νr*、図4(B)が対応する出力電圧νの波形を示す。
本実施形態に係る電力変換器10の構成と系統事故時の判定方法は、前記第1の実施形態と同様であるものとする。
なお、以下においては、前記図1に示した電力変換器10の構成要素と同一または相当する構成要素には、図1で使用した符号と同一の符号を付して説明するものとして、本実施形態では図示を省略する。
本実施形態における制御部22は、図4の(a)期間のように定常運転時には周波数の低いキャリア波を用いたPWM制御で運転し、図4の(b)期間のように系統事故時にはキャリア波の周波数を高いものに切替えたPWM制御により運転する。
これにより、定常運転時は周波数の低いPWM制御でスイッチング損失を低減した運転をしつつ、出力電圧の低下時には周波数の高いPWM制御で良好な制御性と高調波電流の低減とを図ることが可能となる。
切替えるキャリア周波数は、予め制御部2内に固定値を設定していても良いし、系統電圧の低下度合いを演算してその都度決定するものとしても良い。また3つ以上のキャリア周波数と2つ以上の閾値を設けておき、3段階以上でキャリア周波数を切替えても良い。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態に係る電力変換器10の出力波形を示す図である。
本実施形態に係る電力変換器10の構成と制御部2の基本的動作、系統事故時の判定方法は、前記第1の実施形態と同様である。
なお、以下においては、前記図1に示した電力変換器10の構成要素と同一または相当する構成要素には、図1で使用した符号と同一の符号を付して説明するものとして、本実施形態では図示を省略する。
図5(A)は、例えばr相の単位変換器11の多段接続構成を示し、図5(B)〜図5(D)は各段の単位変換器11に与える指令値を示す。
本実施形態における制御部2は、系統事故時に図5のように特定の単位変換器11、例えば図5(D)に示すように最下段、n段目の単位変換器11のみ1パルス制御からPWM制御に切替える。PWM制御する単位変換器11の指令値νrnは、相全体の電圧指令値から1パルス出力している単位変換器11のコンデンサ電圧合計値を減算するなどして得るものとする。
これにより、定常運転時はスイッチング損失の低い1パルス制御の運転を行ないつつ、系統事故による出力電圧の低下時には最低限のPWM制御で良好な制御性と高調波電流の低減とを、スイッチング損失が低いままの状態で図ることが可能となる。
PWM制御に切替える単位変換器11の数は、前述したような相内で1つだけでなく複数であっても構わない。また、系統電圧に応じて、PWM制御する単位変換器11の数を段階的に変化させていっても良い。また、系統事故時には1パルス制御する単位変換器を設けず、1つ乃至複数の特定の単位変換器11のみをPWM制御することで運転しても良い。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、制御方法を切替えるタイミングの判別方法に関する。電力変換器10の構成と制御部2の基本的な制御方法は、前記第1乃至第3の実施形態のいずれとも共通する。
なお、以下においては、前記図1に示した電力変換器10の構成要素と同一または相当する構成要素には、図1で使用した符号と同一の符号を付して説明するものとして、その図示を省略する。
本実施形態における制御部2は、1パルス制御とPWM制御とを切替えるか、またはPWM制御の周波数を切替えるために、系統電圧の単位時間当たりの変化率を用いる。すなわち、系統電圧の時間に対する変化率の絶対値が、予め設定された閾値を超えた時、系統に事故が発生したと判別して、前述したように1パルス制御とPWM制御を切替えるか、あるいはPWM制御の周波数を切替える。
これにより、定常運転時はスイッチング損失を低減した運転を実行しつつ、系統事故時には時間当たりの変化率が閾値を超えたか否かにより事故状態を検出して、周波数の高いPWM制御で良好な制御性と高調波電流の低減とを図ることが可能となる。
通常の運転時と事故発生時の判断基準として、前記系統電圧に代えて、個々の単位変換器11の出力電圧の指令値、あるいは相毎の電圧指令値を用いても構わない。またこれらの場合、第1の実施形態と同様に、前記単位時間当たりの変化率ではなく、指令値の大きさそのものを用いても良い。さらに前記電圧指令値には、dq軸上の有効電圧指令値νd*を用いてもよい。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、制御方法を切替えるタイミングの判別方法に関する。電力変換器10の構成と制御部2の基本的な制御方法は、前記第1乃至第3の実施形態のいずれとも共通する。
なお、以下においては、前記図1に示した電力変換器10の構成要素と同一または相当する構成要素には、図1で使用した符号と同一の符号を付して説明するものとして、その図示を省略する。
本実施形態における制御部2は、単位変換器11の備えるコンデンサ13が定格電圧に至るまでの充電段階や、無効電流を大きくまたは高速に変化させる際など、電流の過渡期において、前述のように1パルス制御とPWM制御を切替えるか、またはPWM制御の周波数を切替える制御を行なう。コンデンサ13の充電は、運転シーケンスを開始する直後や、コンデンサ電圧が著しく低下している際に発生し、いずれも制御部2により判別することが可能である。また電流が大きく変化し、あるいは高速に変化する際も、電流指令値より判別することが可能である。
これにより制御部2は、定常運転時にはスイッチング損失が低い運転を実行しつつ、電流過渡期には、周波数の高いPWM制御で良好な制御性と高調波電流の低減とを図ることが可能となる。
(第6の実施形態)
図6は、第6の実施形態に係るダブルスター結線の直流交流変換装置を適用した電力変換器10′の全体構成を示す図である。本実施形態に係る電力変換器10′の制御法と系統事故時の判定方法は、前記第1の実施形態と同様である。なお、以下においては、図1に示した電力変換器10の構成要素と同一または相当する構成要素には、図1で使用した符号と同一の符号を付して説明する。
この電力変換器10′は、4つの半導体スイッチング素子31と、直流電圧源としてのコンデンサ32により構成された単相フルブリッジ構成の単位変換器30を各相あたりn段直列接続して構成され、それらをそれぞれ1パルス制御する制御部2を備える。
本実施形態ではダブルスター結線の直流交流変換装置を例としているため、各相にレグ6と対応してバッファリアクトル3を2つ直列に備え、それらの中間点から出力端子を引き出して、トランス4を介して電力系統5に連系する接続構成としている。
制御部2は、系統電圧νsr,νss,νst、変換器電流irp,irn,isp,isn,itp,itn、コンデンサ電圧νcr1〜νcrn,νcs1〜νcsn,νct1〜νctnを基に各相の電圧指令値νr*,νs*,νt*を演算し、算出した結果に基づいて各出力端子に正弦波電圧が出力されるよう、各半導体スイッチング素子31のゲート信号を出力する。制御方法は全相とも同じである。
制御部2は、前記第1乃至第5の実施形態と同様、出力電圧の変化に応じて単位変換器30の1パルス制御とPWM制御を切替えるか、またはPWM制御の周波数を切替える制御を行なう。
これにより、定常運転時はスイッチング損失の低い運転を実行しつつ、出力電圧の低下時には周波数の高いPWM制御で良好な制御性と高調波電流の低減とを図ることが可能となる。
(第7の実施形態)
図7は、第7の実施形態に係る、デルタ結線の無効電力補償装置に適用した電力変換器20の全体構成を示す図である。
この電力変換器20では、4つの半導体スイッチング素子12と、直流電圧源としてのコンデンサ13とにより構成された単相フルブリッジ構成の単位変換器11を、r,s,tの各相毎にn段直列接続して構成し、各相にバッファリアクトル3を直列接続し、それら3相分をデルタ結線して電力変換部1を構成し、トランス4を介して電力系統5に連系させている。そして、この電力変換部1内の各単位変換器11を1パルス制御する制御部2を備える。
制御部2には系統電圧νsr,νss,νstが直接与えられるとともに、同系統電圧νsr,νss,νstはまたRMS回路21にも与えられる。RMS回路21は、それらの実効値νsrmsを算出してコンパレータ22に与える。
このコンパレータ22にはまた、系統の事故を判定するための閾値νsthが与えられており、コンパレータ22は両入力の大小を判定して、「νsrms≧νsth」である場合は判定結果「0」を、「νsrms<νsth」である場合は判定結果「1」を、セレクタ23に出力する。
そしてセレクタ23は、前記判定結果が「0」であれば予め設定された第1のコンデンサ電圧νc_set1を、「1」であれば予め設定された第2のコンデンサ電圧νc_set2を選択して、選択結果としてのコンデンサ電圧定格値νc*を前記制御部2へ送出する。
制御部2は、セレクタ23からのコンデンサ電圧定格値νc*に基づき、前記系統電圧νsr,νss,νst、変換器電流irs,ist,itr、コンデンサ電圧νcr1〜νcrn,νcs1〜νcsn,νct1〜νctnを基に、各相の電圧指令値νr*,νs*,νt*を演算し、その演算結果を基に実際に各スイッチング素子12を駆動するゲート信号を出力する。
次に前記制御部2による動作について説明する。
以下は例としてr相の制御動作のみについて説明するが、制御方法は全相とも同様である。
電力系統5に事故等が発生していない通常の動作時において、制御部2はセレクタ23からのコンデンサ電圧定格値νc*と電圧指令値νr*を基に、系統電圧1周期あたり、各単位変換器11の出力を正方向と負方向に1パルスずつ出力する、1パルス制御となるゲート信号を生成し、各単位変換器11を駆動する。
図8は、電圧指令値νr*(図8(A))と、これに対応する出力電圧(図8(B))、及び前記セレクタ23が選択出力する前記第1のコンデンサ電圧νc_set1、第2のコンデンサ電圧νc_set2(図8(C))を例示するものである。
個々の単位変換器11を1パルス制御すると、電力変換部1全体としてはそれらの直列合計電圧が出力されるので、通常の正常な状態では図8(B)で(a)期間に示すような階段状の正弦波の電圧νが出力される。
1パルス制御は、前記第1の実施形態の図3で示した内容と同様に、電圧指令値νr*と閾値νrthを比較することで判定する。閾値νrthは、コンデンサ電圧定格値νc*と、パルス電圧を出力している単位変換器の数、及びパルス電圧出力のオン段階/オフ段階情報により定められる。
パルス電圧出力のオン段階/オフ段階情報は、位相、または電圧指令値の傾きから判別される。
電圧指令値νr*が正の数、かつオン段階で、r相にてパルス電圧を出力している単位変換器11の数をnとすると、閾値νrthは前記第1の実施形態の式(1)で与えられ、電圧指令値νr*が当該閾値νrthと一致または交差した時が、パルス電圧出力の変化タイミングとなる。
電圧指令値νr*が正の数かつオフ段階では、νrthは前記第1の実施形態の式(2)で与えられる。
電圧指令値νr*が負の数かつオン段階では、νrthは前記第1の実施形態の式(3)で与えられる。
電圧指令値νr*が負の数かつオフ段階では、νrthは前記第1の実施形態の式(4)で与えられる。
出力を変化させる単位変換器11の順番は、r相が備える単位変換器11のコンデンサ電圧の大小の順序と、電流が遅れと進み、どちらの状態かによって決定される。例えば、変換器1の出力する電流が電圧に対して進みである時、1パルスがオンになるタイミングが早いほど、コンデンサの放電量は多く、オフになるタイミングが早いほど、コンデンサの充電量は少ない。
よって、オン段階ではコンデンサ電圧が最も高い単位変換器11から順に1パルスをオンにしていき、オフ段階でもコンデンサ電圧が最も高い単位変換器11から順に1パルスをオフにしていくことにより、段間のコンデンサ電圧がバランスする。
電流が遅れである時は前記と逆になり、オン段階ではコンデンサ電圧が最も低い単位変換器11から順に1パルスをオンにしていき、オフ段階でもコンデンサ電圧が最も低い単位変換器11から順に1パルスをオフにしていけばよい。
制御部2は、電力系統5に事故が生じた場合、図8の(b)期間以降のように、単位変換器11の備えるコンデンサ電圧をνc_set1からνc_set2に減少させる。
図9は、制御部2におけるコンデンサ電圧と変換器電流の制御ブロックを示す図である。同図において、コンデンサ電圧平均値νcと、上記セレクタ23の出力するコンデンサ電圧指令値νc*の差分を減算器24で算出し、AVR(Automatic Voltage Regulator)のPI(Proportional−Integral)制御器25に出力する。
PI制御器25は、前記コンデンサ電圧の差分から有効電流指令値id*を得る。この有効電流指令値id*と有効電流idの差分を減算器26で算出し、ACR(Automatic Current Regulator)のPI制御器27に出力する。
PI制御器27は、入力した差分の電流値から有効電圧指令値νd*を得て、これを各相電圧指令値に変換し、各単位変換器の1パルス指令値を生成する。
制御部2は無効電圧指令値νq*も同様にして演算するが、コンデンサ電圧指令値は無効電流指令値iq*に関係せず、無効電流指令値iq*はそれ自体が設定値、もしくは無効電力指令値q*から与えられる。
前記コンデンサ電圧指令値νc*は、前述した通り定常時のνc_set1と事故時のνc_set2が予め設定されており、セレクタ23での選択により与えられる。すなわち、系統電圧の実効値νsrmsが系統事故を判定する閾値νsth以上である時はνc_set1、より小さい時はνc_set2がコンデンサ電圧指令値νc*として選択される。
この結果、系統事故時に系統電圧実効値νsrmsが事故判定用の閾値νsthを下回ると、単位変換器11のコンデンサ電圧がνc_set1からνc_set2に制御されて低下する。すると系統事故後の電圧を出力する際に動作する1パルス段数が増加して、高調波特性が改善する。
図8の(b)期間と(c)期間は、コンデンサ電圧が変化する過渡期であり、(b)期間では4段、(c)期間では6段の単位変換器11が動作している。そして、コンデンサ電圧がνc_set2に完全に変化した(d)期間では8段の単位変換器11が動作しており、定常時である(a)期間と同じ段数の単位変換器11が動作している。
このようにして、出力電圧が低下した際にも、良好な制御性と、高調波電流の低減とを図ることが可能となる。
上記のように閾値で事故を判定してコンデンサ電圧をステップ状に変化またはランプ状に変化させても良いが、系統電圧の変化に応じて連続的にコンデンサ電圧を可変しても構わない。この場合、系統電圧の定常時に対する現状時の割合に応じてコンデンサ電圧を変化させることで、定常時と同じ程度の高調波電流に保つことができる。
また動作の判断基準となる系統電圧に代えて、無効電力指令値または無効電流指令値を用いても構わない。当該電力変換器20が無効電力補償装置である場合、電力系統5と電力変換器20の間はバッファリアクトル3で接続されるため、出力する無効電力の大きさは、電力変換器20が出力する電圧の大きさで制御される。
すなわち、出力電圧の大きさは無効電力指令値または無効電流指令値の大きさにより変化する。よって、無効電力指令値または無効電流指令値の大きさに応じて、コンデンサ電圧を変化させることで、定常時と同じ程度の高調波電流に保つことができる。
(第8の実施形態)
図10は、第8の実施形態に係る電力変換器20の出力波形を示す図である。
本実施形態に係る電力変換器20の構成と制御部2の基本的動作、系統事故時の判定方法は、前記第7の実施形態と同様である。
なお、以下においては、前記図7に示した電力変換器20の構成要素と同一または相当する構成要素には、図7で使用した符号と同一の符号を付して説明するものとして、本実施形態では図示を省略する。
図10(A)は、例えばr相の単位変換器11の多段接続構成を示し、図10(B)〜図10(D)は各段の単位変換器11に与える指令値を示す。
本実施形態における制御部2は、系統事故時に図10のように特定の単位変換器11、例えば図10(C)、図10(D)に示すように最上段を除いた2段目以下の単位変換器11のみコンデンサ電圧νc_set2に切換える。
切換えた後の電圧出力では、コンデンサ電圧を低く変化させた段の単位変換器11のみを動作させることで、出力電圧の高調波成分を低減させることができる。
これにより、出力電圧低下時にも良好な制御性と低高調波電流を得ることが可能となる。
また系統電圧の大きさに応じて、コンデンサ電圧を変化させる単位変換器11の段数を段階的に変化させるものとしても良い。さらに、コンデンサ電圧を変化させていない段の単位変換器11と変化させた段の単位変換器11とを組み合わせて動作させるものとしても良い。
(第9の実施形態)
第9の実施形態は、コンデンサ電圧を変化させるタイミングの判別方法に関する。電力変換器20の構成と制御部2の基本的な制御方法は、前記第7及び第8の実施形態のいずれとも共通する。なお、以下においては、図7に示した電力変換器20の構成要素と同一または相当する構成要素には、図7で使用した符号と同一の符号を付して説明するものとして、その図示を省略する。
本実施例における制御部2は、単位変換器11の直流電圧源としてのコンデンサの電圧を可変制御するために、電力系統5の電圧の単位時間当たりの変化率を用いる。系統電圧の同変化率の絶対値が、予め設定された閾値を超えた時、系統に事故が発生したと判断し、前述のように単位変換器11の直流電圧源の電圧を可変制御する。
これにより、電力系統5での事故発生を検出し、出力電圧が低下した際にも良好な制御性と高調波電流の低減を図ることが可能となる。
判断基準となる系統電圧に代えて、個々の単位変換器11への出力電圧指令値や、相に対する電圧指令値を用いて、その変化率から事故の発生を検出するものとしても良い。またこれらの場合、前記第7の実施形態と同様に、時間単位での変化率ではなく、指令値の大きさそのものを用いても良い。さらに前記電圧指令値には、dq軸上の有効電圧指令値νd*を用いてもよい。
(第10の実施形態)
図11は、第10の実施形態に係るダブルスター結線の直流交流変換装置を適用した電力変換器20′の全体構成を示す図である。本実施形態に係る電力変換器20′の制御法と系統事故時の判定方法は、前記第7の実施形態と同様である。なお、以下においては、図7に示した電力変換器20の構成要素と同一または相当する構成要素には、図7で使用した符号と同一の符号を付して説明する。
この電力変換器20′は、4つの半導体スイッチング素子31と、直流電圧源としてのコンデンサ32により構成された単相フルブリッジ構成の単位変換器30を各相あたりn段直列接続して構成され、それらをそれぞれ1パルス制御する制御部2を備える。
本実施形態ではダブルスター結線の直流交流変換装置を例としているため、各相にと対応してバッファリアクトル3を2つ直列に備え、それらの中間点から出力端子が引き出して、トランス4を介して電力系統5に連系する接続構成としている。
制御部2は、系統電圧νsr,νss,νst、変換器電流irp,irn,isp,isn,itp,itn、コンデンサ電圧νcr1〜νcrn,νcs1〜νcsn,νct1〜νctnを基に、各相の電圧指令値νr*,νs*,νt*を演算し、算出した結果に基づいて各出力端子に正弦波電圧が出力されるよう、各半導体スイッチング素子31のゲート信号を出力する。制御方法は全相とも同じである。
制御部2は、前記第7乃至第9の実施形態と同様、出力電圧の変化に応じて各単位変換器30のコンデンサ32の電圧を可変制御する。
これにより、出力電圧が低下した際にも良好な制御性と高調波電流の低減とを図ることが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…電力変換部、
2…制御部、
3…バッファリアクトル、
4…トランス、
5…電力系統、
6…レグ、
10,10′…電力変換器、
11…単位変換器、
12…半導体スイッチング素子、
13…コンデンサ、
20,20′…電力変換器、
21…RMS回路、
22…コンパレータ、
23…セレクタ、
24…減算器、
25…PI制御器、
26…減算器、
27…PI制御器、
30…単位変換器、
31…半導体スイッチング素子、
32…コンデンサ。

Claims (20)

  1. 半導体スイッチング素子を用いた単位電力変換器を少なくとも1つ以上備え、前記単位電力変換器の出力端子を直列接続して各相アームを構成した電力変換装置であって、
    前記単位電力変換器が出力する電圧を指標とし、前記指標の大きさに応じて、前記単位電力変換器のスイッチング周波数を可変制御する制御部を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御部は、前記指標の大きさが減少すると、前記単位電力変換器のスイッチング周波数を増加させることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 可変電圧の直流電圧源と半導体スイッチング素子を用いた単位電力変換器を少なくとも1つ以上備え、前記単位電力変換器の出力端子を直列接続して各相アームを構成した電力変換装置であって、
    前記単位電力変換器が出力する電圧を指標とし、前記指標の大きさに応じて、前記単位電力変換器の前記直流電圧源の電圧を可変制御する制御部を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  4. 前記制御部は、
    平常時に、出力電圧の基本波1周期あたり正負それぞれ1回ずつパルス電圧を出力する1パルス制御ゲート信号を、前記単位電力変換器に与えることを特徴とする請求項1または3記載の電力変換装置。
  5. 前記制御部は、
    前記指標の大きさの減少時に、出力電圧の指令値の大きさに応じて出力パルス幅を可変するPWM制御ゲート信号を、前記単位電力変換器に与えることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  6. 前記制御部は、
    前記単位電力変換器の直流電圧源の電圧値Vdc、制御対象相でパルス電圧を出力している単位電力変換器の数nとして、
    電圧指令値が正の数かつ増加傾向である時、閾値Vthを、
    Vth=Vdc(2n+1)/2
    で与え、前記電圧指令値が前記Vthに一致または上回った時に、正のパルス電圧を出力している単位電力変換器を1つ増加させ、
    電圧指令値が正の数かつ減少傾向である時、閾値Vthを、
    Vth=Vdc(2n−1)/2 (ただしn=0の時、Vth=0)
    で与え、前記電圧指令値が前記Vthに一致または下回った時に、正のパルス電圧を出力している単位電力変換器を1つ減少させ、
    電圧指令値が負の数かつ減少傾向である時、閾値Vthを、
    Vth=−Vdc(2n+1)/2
    で与え、前記電圧指令値が前記Vthに一致または下回った時に、負のパルス電圧を出力している単位電力変換器を1つ増加させ、
    電圧指令値が負の数かつ増加傾向である時、閾値Vthを、
    Vth=−Vdc(2n−1)/2 (ただしn=0の時、Vth=0)
    で与え、前記電圧指令値が前記Vthに一致または上回った時に、負のパルス電圧を出力している単位電力変換器を1つ減少させる
    ことにより前記1パルス制御を実現することを特徴とする請求項4記載の電力変換装置。
  7. 前記制御部は、
    前記指標が設定された閾値を下回った際に、前記単位電力変換器のスイッチング方法を変化させることを特徴とする請求項1,2,4〜6いずれか記載の電力変換装置。
  8. 前記制御部は、
    前記指標の時間当たりの変化度が、設定された閾値より大きい際に、前記単位電力変換器のスイッチング方法を変化させることを特徴とする請求項1,2,4〜6いずれか記載の電力変換装置。
  9. 前記制御部は、
    前記指標の変化時に、少なくとも一部の前記単位電力変換器のスイッチング方法を変化させることを特徴とする請求項1,2,4〜8いずれか記載の電力変換装置。
  10. 前記制御部は、
    出力電流の過渡期に、前記単位電力変換器のスイッチング方法を切替えることを特徴とする請求項1,2,4〜6,9いずれか記載の電力変換装置。
  11. 前記制御部は、前記指標の大きさが減少すると、前記単位電力変換器の前記直流電圧源の電圧を減少させることを特徴とする請求項3記載の電力変換装置。
  12. 前記制御部は、前記指標の変化の割合に比例して、前記単位電力変換器の前記直流電圧源の電圧を可変制御することを特徴とする請求項3または11記載の電力変換装置。
  13. 前記制御部は、
    前記指標の変化時に、少なくとも一部の前記単位電力変換器の前記直流電圧源の電圧を可変制御することを特徴とする請求項3,11,12いずれか記載の電力変換装置。
  14. 前記制御部は、
    前記指標の時間当たりの変化度が、設定された閾値より大きい際に、前記単位電力変換器の前記直流電圧源の電圧を可変制御することを特徴とする請求項3,11〜13いずれか記載の電力変換装置。
  15. 前記制御部は、
    前記指標として、前記単位電力変換器が出力する電圧の指令値を用いることを特徴とする請求項1〜14いずれか記載の電力変換装置。
  16. 前記制御部は、
    前記指標として、前記単位電力変換器の合計電圧に対する指令値を用いることを特徴とする請求項1〜14いずれか記載の電力変換装置。
  17. 前記電力変換装置は電力系統に連系し、
    前記制御部は、
    前記電力系統の事故時か否かを前記指標とすることを特徴とする請求項1〜14いずれか記載の電力変換装置。
  18. 前記電力変換装置は電力系統に連系し、
    前記制御部は、
    前記指標として、前記電力系統の系統電圧を用いることを特徴とする請求項1〜14いずれか記載の電力変換装置。
  19. 前記制御部は、
    前記指標として、無効電力指令値または無効電流指令値を用いることを特徴とする請求項1〜14いずれか記載の電力変換装置。
  20. 前記制御部は、
    前記単位電力変換器が特定の段数となるまで前記単位電力変換器の前記直流電圧源の電圧を可変制御することを特徴とする請求項3,11〜14いずれか記載の電力変換装置。
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