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JP2016166942A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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JP2016166942A
JP2016166942A JP2015046147A JP2015046147A JP2016166942A JP 2016166942 A JP2016166942 A JP 2016166942A JP 2015046147 A JP2015046147 A JP 2015046147A JP 2015046147 A JP2015046147 A JP 2015046147A JP 2016166942 A JP2016166942 A JP 2016166942A
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伸嘉 小松
Nobuyoshi Komatsu
伸嘉 小松
真生 永田
Masanari Nagata
真生 永田
野谷 基
Motoi Notani
基 野谷
長谷波 茂彦
Shigehiko Hasenami
茂彦 長谷波
優介 金井
Yusuke Kanai
優介 金井
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Abstract

【課題】記録媒体の搬送方向最下流に位置する押圧部の押圧方向が押圧点と第1回転体の回転中心を通る仮想直線に対して記録媒体の搬送方向下流側に傾く構成と比べて、記録媒体の搬送方向最下流に位置する押圧部のニップ幅の変動を抑制することができる定着装置を得る。
【解決手段】定着装置60は、第1回転体(一例として加熱ロール62)と、第1回転体に接し、第1回転体と共に回転して第1回転体との間に挟んだ記録媒体を搬送する筒状の第2回転体(一例として加圧ベルト64)と、第2回転体内に記録媒体の搬送方向の上流側及び下流側に配置され、第2回転体を第1回転体へ押圧する押圧部(一例として押圧部72、73)と、記録媒体の搬送方向最下流に位置する押圧部材73による第1回転体の押圧方向が押圧点Xと第1回転体の回転中心Y1とを通る直線L1に対して記録媒体の搬送方向上流側に傾くように支持する支持部材78と、備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、定着ローラと、この定着ローラの外面に接して該定着ローラと共に回転するエンドレスベルトとを備える定着装置について開示されている。この定着装置では、エンドレスベルトの内側に配置された加圧パッドを構成するプレニップ部材と剥離ニップ部材によってエンドレスベルトが定着ローラに押し付けられている。
特開2002−148979号公報
ところで、複数の押圧部を用いて第2回転体を第1回転体へ押圧する定着装置の場合、記録媒体の搬送方向最下流に位置する押圧部の押圧方向によっては、該押圧部のニップ幅が変動しやすい可能性がある。
本発明は、記録媒体の搬送方向最下流に位置する押圧部の押圧方向が押圧点と第1回転体の回転中心を通る仮想直線に対して記録媒体の搬送方向下流側に傾く構成と比べて、記録媒体の搬送方向最下流に位置する押圧部のニップ幅の変動を抑制することができる定着装置及びこの定着装置を用いた画像形成装置を得ることが目的である。
本発明の請求項1に記載の定着装置は、第1回転体と、前記第1回転体の外面に接して配置され、前記第1回転体と共に回転することで前記第1回転体との間に挟んだ記録媒体を搬送する筒状の第2回転体と、前記第2回転体の内部に前記記録媒体の搬送方向の上流側と下流側に配置され、前記第2回転体を前記第1回転体へ押圧する複数の押圧部と、前記第2回転体の内部に配置され、前記記録媒体の搬送方向最下流に位置する前記押圧部による前記第1回転体の押圧方向が押圧点と前記第1回転体の回転中心とを通る仮想直線に対して前記記録媒体の搬送方向上流側に傾くように支持する支持部材と、を備える。
本発明の請求項2に記載の定着装置は、請求項1に記載の定着装置において、前記記録媒体の搬送方向最下流に位置する前記押圧部は、前記第1回転体の回転中心と前記第2回転体の回転中心とを通る中心間直線よりも前記記録媒体の搬送方向下流側に配置され、前記押圧部による前記第1回転体の押圧方向の前記中心間直線に対する角度は、前記仮想直線の前記中心間直線に対する角度よりも大きい。
本発明の請求項3に記載の定着装置は、請求項1又は請求項2に記載の定着装置において、複数の前記押圧部は、保持部材に保持され、前記支持部材は、前記保持部材を介して複数の前記押圧部を支持している。
本発明の請求項4に記載の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によって前記記録媒体に形成された画像を該記録媒体に定着させる請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置と、を備える。
本発明の請求項1に記載の定着装置によれば、記録媒体の搬送方向最下流に位置する押圧部の押圧方向が押圧点と第1回転体の回転中心を通る仮想直線に対して記録媒体の搬送方向下流側に傾く構成と比べて、記録媒体の搬送方向最下流に位置する押圧部のニップ幅の変動を抑制することができる。
本発明の請求項2に記載の定着装置によれば、押圧部による第1回転体の押圧方向の中心間直線に対する角度が仮想直線の中心間直線に対する角度よりも小さい構成と比べて、搬送方向最下流に位置する押圧部のニップ幅の変動を抑制することができる。
本発明の請求項3に記載の定着装置によれば、複数の押圧部ごとに支持部材を設ける構成と比べて、部品点数を減らすことができる。
本発明の請求項4に記載の画像形成装置によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置を備えない構成と比べて、定着性を向上できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の構成を示す概略断面図である。 図2の定着装置に用いられる支持部材の仮想直線に対する傾きを示す、概略図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る定着装置60及び画像形成装置10を図面に基づき説明する。
(画像形成装置10の構成)
まず、画像形成装置10の構成を説明する。図1は、画像形成装置10の構成を示す概略図である。
画像形成装置10は、図1に示されるように、各構成部品が内部に収容される装置本体11を備えている。装置本体11の内部には、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部12と、収容部12に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、搬送されるシート部材Pにトナー画像を形成する画像形成部14と、画像形成部14によってシート部材Pに形成されたトナー画像をシート部材Pに定着させる定着部18と、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20と、が設けられている。また、装置本体11の上部には、定着部18によって画像が定着されたシート部材Pが排出される排出部22が設けられている。
画像形成部14は、画像を保持する像保持体の一例としての感光体ドラム24を有している。感光体ドラム24は、一方向(例えば、図1における反時計回り方向)へ回転するようになっている。感光体ドラム24の周囲には、感光体ドラム24の回転方向上流側から順に、感光体ドラム24を帯電させる帯電装置の一例としての帯電ロール26と、帯電ロール26によって帯電した感光体ドラム24を露光して感光体ドラム24に静電潜像を形成する露光装置30と、露光装置30によって感光体ドラム24に形成された静電潜像を現像して黒色のトナー画像を形成する現像装置32と、現像装置32によって感光体ドラム24に形成された黒色のトナー画像をシート部材Pに転写する転写部材の一例としての転写ロール34と、が配置されている。
転写ロール34は、感光体ドラム24に対向しており、感光体ドラム24とでシート部材Pを挟んで回転することで、シート部材Pを上方へ搬送するようになっている。転写ロール34と感光体ドラム24との間が、感光体ドラム24に形成されたトナー画像がシート部材Pに転写される転写位置Tとされている。
また、露光装置30の上方には、トナーが収容されているトナー収容容器としてのトナーカートリッジ38が配置されている。さらに、このトナーカートリッジ38に収容されたトナーを現像装置32に向けて搬送するための図示しない搬送管が、画像形成部14に備えられている。
収容部12は、画像形成部14の下方に配置されている。そして、収容部12は、上下方向に並べられると共にシート部材Pが積載される積載部材12A、12B、12Cを備えている。
搬送部16は、収容部12及び画像形成部14の側方に配置されている。そして、搬送部16は、それぞれの積載部材12A、12B、12Cに積載された最上位のシート部材Pを送り出す送出ロール46と、送出ロール46によって送り出されたシート部材Pをシート部材Pの搬送路48に沿って搬送する複数の搬送ロール50と、を備えている。
定着部18は、画像形成部14の上方に配置されている。そして、定着部18は、定着装置60を備えている。この定着装置60は、図示しないモータから回転力が伝達されることで回転しながらシート部材Pに転写されたトナー画像を加熱する第1回転体の一例としての加熱ロール62と、加熱ロール62と接触して加熱ロール62と共に回転(周回)することで加熱ロール62との間でシート部材Pを挟みながら搬送する第2回転体の一例としての加圧ベルト64と、を備えている。なお、定着装置60については、詳細を後述する。
この定着部18の上方側(搬送方向下流側)には、トナー画像が定着されたシート部材Pを定着部18へ排出する排出ロール52が設けられている。
また、片面にトナー画像が定着されたシート部材Pを反転させて、再び転写位置Tへ送り戻すための反転搬送路56が、転写ロール34に対する感光体ドラム24とは反対側(図1における右側)に設けられている。シート部材Pの両面に画像を形成する際には、片面にトナー画像が定着されたシート部材Pが、排出ロール52によりスイッチバックされて反転搬送路56に導かれて転写位置Tへ送り戻されるようになっている。
次に、画像形成装置10を用いてシート部材Pへ画像を形成する画像形成動作について説明する。
画像形成装置10では、いずれかの積載部材12A、12B、12Cから送出ロール46によって送り出されたシート部材Pが、複数の搬送ロール50によって転写位置Tへ送り込まれる。
一方、画像形成部14では、感光体ドラム24が帯電ロール26によって帯電された後、露光装置30によって露光されて、感光体ドラム24に静電潜像が形成される。当該静電潜像が現像装置32によって現像されて感光体ドラム24に黒色のトナー画像が形成される。この黒色のトナー画像は、転写ロール34により転写位置Tにてシート部材Pへ転写される。
トナー画像が転写されたシート部材Pは、定着装置60へ搬送され、当該トナー画像が定着装置60により定着される。シート部材Pの片面へのみ画像を形成する場合は、トナー画像が定着された後、シート部材Pは排出ロール52により排出部22へ排出される。
シート部材Pの両面へ画像を形成する場合には、片面に画像が形成された後、シート部材Pは、排出ロール52でスイッチバックされ、反転して反転搬送路56へ送り込まれる。さらに、シート部材Pは、反転搬送路56から再び転写位置Tへ送り込まれ、画像が記録されていない反対面に、前述と同様に画像が形成され、排出ロール52により定着部18へ排出される。以上のように、一連の画像形成動作が行われる。
次に、定着装置60について説明する。
本実施形態の定着装置60は、前述した加熱ロール62と、加圧ベルト64とを備えている。
図2に示されるように、加熱ロール62は、円筒状のロール部材であり、円筒状の基体62Aと、基体62Aの外周を被覆する弾性層62Bと、を備えている。また、加熱ロール62の内部空間には、加熱ロール62を加熱するハロゲンランプ等の加熱源66が設けられている。
基体62Aは、薄肉の円筒体とされている。また、基体62Aは、熱伝導率が高い材料で形成されている。具体的には、基体62Aは、例えば、鉄、ニッケル、ニッケル鋼、ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム等の金属材料によって形成されている。
弾性層62Bは、基体62Aの軸方向中間部を被覆している。すなわち、基体62Aの軸方向両端部は弾性層62Bで被覆されず露出している。また、弾性層62Bは、耐熱性を有する弾性体で形成されている。具体的には、弾性層62Bは、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム等のゴム材料によって形成されている。
図2に示されるように、加熱ロール62は、弾性層62Bと加圧ベルト64とでシート部材Pを挟んでトナー画像を定着するようになっている。なお、弾性層62Bの外周面には、シート部材Pを剥離しやすくするための離型層(図示省略)が形成されている。
また、本実施形態では、加熱ロール62を、基体62Aと弾性層62Bとを備える構成としているが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、加熱ロール62を弾性層62Bのない加熱ロールとしてもよい。例えば、加熱ロール62を基体62Aで構成し、この基体62Aと加圧ベルト64とでシート部材Pを挟んでトナー画像を定着させる構成とてもよい。この場合には、シート部材Pを剥離しやすくするための離型層(図示省略)を基体62Aの外周面に形成する。
また、加熱ロール62は、定着装置60の図示しない筐体に設けられた軸受部によって回転可能に支持され、筐体に取り付けられる図示しない駆動装置(例えば、モータ)から駆動力(回転力)が伝達されることで回転するようになっている。なお、筐体は、装置本体11に対して着脱可能とされている。
図2に示されるように、加圧ベルト64は、加熱ロール62に従動して回転する無端状の帯体とされている。この加圧ベルト64は、具体的には、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド等のポリマーやSUS、ニッケル、銅等の金属により形成されている。なお、加圧ベルト64の外周面には、シート部材Pを剥離しやすくするための離型層(図示省略)が形成されている。
加圧ベルト64の内側には、ベルト支持部材70が配置されている。このベルト支持部材70によって加圧ベルト64は内側から支持されている。ベルト支持部材70は、定着装置60の上記筐体に取り付けられている。
ベルト支持部材70は、図2に示されるように、加圧ベルト64の内面64Aに接して加圧ベルト64を加熱ロール62へ押圧する押圧部材72、73と、押圧部材72、73に対して加圧ベルト64の回転方向上流側及び回転方向下流側に設けられるベルトガイド部材74と、押圧部材72、73を保持する保持部材の一例としてのホルダ76と、ホルダ76を支持する支持部材78と、を備えている。
押圧部材72は、押圧部材73よりもシート部材Pの搬送方向上流側に押圧部材73に対してシート部材Pの搬送方向に間隔をあけて配置されている。この押圧部材72は、弾性体を直方体状に形成したものであり(図2参照)、加圧ベルト64の回転軸方向が長手方向となるようにホルダ76によって保持されている。この押圧部材72は、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム等のゴム材料によって形成されている。なお、本実施形態の押圧部材72は、本発明の押圧部の一例である。
押圧部材73は、弾性体を直方体状に形成したものであり(図2参照)、加圧ベルト64の回転軸方向が長手方向となるようにホルダ76によって保持されている。この押圧部材73は、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム等のゴム材料によって形成されている。なお、本実施形態の押圧部材73は、本発明の記録媒体の搬送方向最下流に位置する押圧部の一例である。
ホルダ76は、長尺部材であり、加圧ベルト64の回転軸方向が長手方向となるように支持部材78によって支持されている。このホルダ76の加熱ロール62側には、長手方向に沿って延びる溝状の凹部76A、76Bが形成されている。この凹部76Aには、押圧部材72が裏面72A側から挿入されている。押圧部材72を凹部76Aに挿入すると、押圧部材72の両側面72Bが凹部76Aの凹壁面と接触し、押圧部材72が凹部76A内に保持される。また、凹部76Bには、押圧部材73が裏面73A側から挿入されている。押圧部材73を凹部76Bに挿入すると、押圧部材73の両側面73Bが凹部76Bの凹壁面と接触し、押圧部材73が凹部76B内に保持される。
支持部材78は、図2に示されるように、断面形状がL字となるように折り曲げられた長尺部材であり、加圧ベルト64の回転軸方向が長手方向となるように定着装置60の上記筐体に取り付けられている。この支持部材78は、屈曲部を挟んで一端部78A側でホルダ76を介して押圧部材72を加熱ロール62側に支持し、屈曲部を挟んで他端部78B側で含浸部材84を支持している。
また、支持部材78は、図3に示されるように、押圧部材73による加熱ロール62の押圧方向が押圧点Xと加熱ロール62の回転中心Y1とを通る仮想直線の一例としての直線L1に対してシート部材Pの搬送方向上流側に傾くようにホルダ76を介して押圧部材73を支持している。なお、ここでいう「押圧方向」とは、支持部材78の一端部78Aを含む直線状の板部78Cの延在方向を指している。また、板部78Cの延在方向に沿って延びる直線を図3において符号L3で示した。さらに、ここでいう「押圧点」とは、押圧部材73の加圧ベルト64の内面と接する表面のシート部材Pの搬送方向の中央に位置する点を指している。
また、本実施形態では、押圧部材73が加熱ロール62の回転中心Y1と加圧ベルト64の回転中心Y2とを通る中心間直線の一例としての直線L2よりもシート部材Pの搬送方向下流側に配置されており、押圧部材63による加熱ロール62の押圧方向に沿って延びる直線L3の直線L2に対する角度θ1が直線L1の直線L2に対する角度θ2よりも大きくなっている。
なお、図3では、加熱ロール62の一部の部材と加圧ベルト64の一部の部材を図示省略している。
含浸部材84は、支持部材78の屈曲部を挟んで他端部78B側と加圧ベルト64との間に配置されて加圧ベルト64の内面64Aに接している。この含浸部材84には、潤滑油が含浸されており、加圧ベルト64の内面64Aとの接触部から内面64Aに潤滑油を供給している。この含浸部材84は、例えば、スポンジやフェルトで形成されている。
ベルトガイド部材74は、外周面が円弧状とされた長尺部材であり、加圧ベルト64の回転軸方向が長手方向となるように定着装置60の上記筐体に取り付けられている。ベルトガイド部材74は、支持部材78を挟んで両側に設けられている。このベルトガイド部材74は、円弧状とされた外周面74Aで加圧ベルト64の内面64Aを摺動可能にガイドしている。なお、外周面74Aの一部を加圧ベルト64の回転方向に沿ったリブ状に形成してもよい。
次に、定着装置60の作用について説明する。
定着装置60の加熱ロール62は、図示しないモータから回転力が伝達されると、図2に示されるように、矢印R方向に回転する。このとき、加熱ロール62の外周面に押し付けられる加圧ベルト64は、加熱ロール62に従動して矢印R方向と反対方向に回転(周回)する。トナー画像が転写されたシート部材Pが、回転する加熱ロール62と加圧ベルト64とに挟まれて加圧されながら搬送されることで、シート部材Pに転写されたトナー画像は、シート部材Pに定着される。
ここで、本実施形態の定着装置60では、押圧部材73による加熱ロール62の押圧方向に沿って延びる直線L3が直線L1に対して搬送方向上流側に傾くように支持部材78がホルダ76を介して押圧部材73を支持している。このため、例えば、直線L3が直線L1に対してシート部材Pの搬送方向下流側に傾く構成と比べて、加熱ロール62の回転に従動回転する加圧ベルト64の回転に引き摺られて押圧部材73の長手方向の中央部が両端部よりもシート部材Pの搬送方向下流側に撓むのが抑制される。これにより、押圧部材73の長手方向のニップ幅の変動が抑制される。このように押圧部材73のニップ幅の変動が抑制されることで、シート部材Pに転写されたトナー画像の定着性が安定させられる。また、押圧部材73のニップ幅の変動が抑制されることで、シート部材Pにシワが寄るのが抑制される。
特に、直線L3の直線L2に対する角度θ1が直線L1の直線L2に対する角度θ2よりも小さい構成と比べて、押圧部材73のニップ幅の変動が抑制される。
また、定着装置60では、押圧部材72、73をホルダ76で保持し、このホルダ76を介して押圧部材72、73を支持部材78で支持するため、例えば、押圧部材ごとに支持部材を設けて支持するものと比べて、部品点数が低減される。
画像形成装置10は、定着装置60を備えるため、例えば、定着装置60を備えない構成と比べて、押圧部材73のニップ幅の変動が抑制されるので定着性が向上される。
前述の実施形態では、押圧部材72、73による加圧ベルト64を押圧する押圧力について特に規定していないが、シート部材Pの搬送方向下流側に位置する押圧部材72の押圧力を押圧部材73の押圧力よりも大きくする構成としてもよい。この場合には、シート部材Pに転写されたトナー像の定着性が向上される。
また、前述の実施形態では、押圧部材72を押圧部材73よりもシート部材Pの搬送方向上流側に押圧部材73に対してシート部材Pの搬送方向に間隔をあけて配置しているが、本発明はこの構成に限定されず、押圧部材72と押圧部材73とが接していてもよい。
さらに、前述の実施形態では、押圧部材72、73をホルダ76で保持する構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、3以上の押圧部材をホルダで保持する構成としてもよい。また、押圧部材72、73を一体で形成してもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 画像形成装置
14 画像形成部
60 定着装置
62 加熱ロール(第1回転体)
64 加圧ベルト(第2回転体)
72 押圧部材(押圧部)
73 押圧部材(記録媒体の搬送方向最下流に位置する押圧部)
76 ホルダ(保持部材)
78 支持部材
L1 直線(仮想直線)
L2 直線(中心間直線)
P シート部材(記録媒体)
X 押圧点
Y1 加熱ロールの回転中心(第1回転体の回転中心)
Y2 加圧ベルトの回転中心(第2回転体の回転中心)
θ1 角度
θ2 角度

Claims (4)

  1. 第1回転体と、
    前記第1回転体の外面に接して配置され、前記第1回転体と共に回転することで前記第1回転体との間に挟んだ記録媒体を搬送する筒状の第2回転体と、
    前記第2回転体の内部に前記記録媒体の搬送方向の上流側と下流側に配置され、前記第2回転体を前記第1回転体へ押圧する複数の押圧部と、
    前記第2回転体の内部に配置され、前記記録媒体の搬送方向最下流に位置する前記押圧部による前記第1回転体の押圧方向が押圧点と前記第1回転体の回転中心とを通る仮想直線に対して前記記録媒体の搬送方向上流側に傾くように支持する支持部材と、
    を備える定着装置。
  2. 前記記録媒体の搬送方向最下流に位置する前記押圧部は、前記第1回転体の回転中心と前記第2回転体の回転中心とを通る中心間直線よりも前記記録媒体の搬送方向下流側に配置され、
    前記押圧部による前記第1回転体の押圧方向の前記中心間直線に対する角度は、前記仮想直線の前記中心間直線に対する角度よりも大きい、請求項1に記載の定着装置。
  3. 複数の前記押圧部は、保持部材に保持され、
    前記支持部材は、前記保持部材を介して複数の前記押圧部を支持している、請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって前記記録媒体に形成された画像を該記録媒体に定着させる請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置と、
    を備える画像形成装置。
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