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JP2016152010A - 蓄積装置、及びコンピュータプログラム - Google Patents

蓄積装置、及びコンピュータプログラム Download PDF

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JP2016152010A
JP2016152010A JP2015030678A JP2015030678A JP2016152010A JP 2016152010 A JP2016152010 A JP 2016152010A JP 2015030678 A JP2015030678 A JP 2015030678A JP 2015030678 A JP2015030678 A JP 2015030678A JP 2016152010 A JP2016152010 A JP 2016152010A
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雅文 小林
Masafumi Kobayashi
雅文 小林
松本 洋
Hiroshi Matsumoto
洋 松本
茂樹 梅原
Shigeki Umehara
茂樹 梅原
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】蓄積情報の有効性を高めることを可能とする。
【解決手段】路側通信機から車載通信機に向けて送信される路側情報を蓄積可能な蓄積部を備えた蓄積装置であって、前記路側情報を収集する収集部と、前記収集部が収集した前記路側情報のうちから動的情報のみを前記蓄積部に蓄積させる蓄積処理部と、を備えている蓄積装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、蓄積装置、及びコンピュータプログラムに関する。
近年、高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems:「ITS」)の一環として、700MHz帯の無線システムである車車間通信にて送受信される情報を中央装置に伝送し、この情報を中央装置による交通管制に活用することが検討されている。
かかる高度道路交通システムは、主として、交差点の近傍に設置される路側の無線通信機である複数の路側通信機と、各車両に搭載される無線通信機である複数の車載通信機とによって構成されていて、複数の路側通信機は、通信回線を介して、例えば、交通管制センターに設置されている中央装置との間で情報の送受信が可能となっている。
この高度道路交通システムにおいて、各通信主体間で行う通信の組み合わせには、路側通信機が車載通信機に各種情報を無線送信する路車間通信と、車載通信機同士が無線通信を行う車車間通信とが想定されている。路側通信機は、車車間通信により送受信される時刻情報及び位置情報などを含む車両情報を傍受できる。従って、路側通信機が車両から取得した車両情報を中央装置に送信すれば、中央装置は車両情報を交通信号制御に利用可能となる(非特許文献1及び2参照)。
ITS情報通信システム推進会議、"700MHz帯高度道路交通システム 拡張機能ガイドライン ITS FORUM RC−010 1.0版",[online]、平成24年3月15日、[平成27年1月9日検索]、インターネット<http://www.itsforum.gr.jp/> ITS情報通信システム推進会議、"700MHz帯高度道路交通システム 実験用車車間通信メッセージ ITS FORUM RC−013 1.0版",[online]、平成26年3月31日、[平成27年1月9日検索]、インターネット<http://www.itsforum.gr.jp/>
上記高度道路交通システムを構成する路側通信機と中央装置との間の通信回線は、NTT専用線(アナログ:9600bps、デジタル:64kbps)が用いられており、その通信容量に一定の制約がある。
しかし、車車間通信では、所定の周期(100ms)毎に約100バイトのデータが送信されるため、全車両の車両情報が路側通信機から前記通信回線を介して中央装置に収集されることは現実的ではない。このため、通常は、信号制御や交通情報の生成にリアルタイムに活用するための最小限の情報が前記通信回線を介して中央装置に収集されることが想定される。
また、事故調査、犯罪調査、交通評価(安全性や円滑性の評価)、及びその他の目的でオフラインでの情報解析が必要な場合、路車間通信で送信される路側情報及び車車間通信で送信される車両情報などの一定量の情報を路側通信機に蓄積し、この蓄積した情報を活用することが想定される。この場合、路側通信機には、前記一定量の情報を蓄積するための蓄積媒体が必要になる。近年は、HDD等、安価で大容量の蓄積媒体が市販されているが、路側通信機においては、温度や振動等の環境の厳しい屋外条件で十分に信頼性が高い蓄積媒体を安価に構築する必要があるため、その蓄積容量に一定の制約がある。このため、全ての路側情報及び車両情報を路側通信機の蓄積媒体に蓄積するのは困難となる。
本発明は、このような実情に鑑み、蓄積情報の有効性を高めることを目的とする。
本発明の一態様に係る蓄積装置は、路側通信機から車載通信機に向けて送信される路側情報を蓄積可能な蓄積部を備えた蓄積装置であって、前記路側情報を収集する収集部と、前記収集部が収集した前記路側情報のうちから動的情報のみを前記蓄積部に蓄積させる蓄積処理部と、を備えている蓄積装置である。
本発明の一態様に係る蓄積装置は、車載通信機が送信した車両情報を蓄積可能な蓄積部を備えた蓄積装置であって、前記車両情報を収集する収集部と、前記収集部が収集した前記車両情報のうち、1つの車載通信機が送信した車両情報を蓄積単位として前記蓄積部に蓄積させる蓄積処理部と、前記蓄積部に蓄積される前記車両情報の蓄積単位ごとに、その内容に基づいて蓄積優先度を設定する設定部と、前記蓄積部に蓄積された前記車両情報が所定容量を超えると、前記蓄積優先度の低い前記蓄積単位から順に削除する削除処理部と、を備えている蓄積装置である。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、路側通信機から車載通信機に向けて送信される路側情報を蓄積部に蓄積する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、前記路側情報を収集する収集部と、前記収集部が収集した前記路側情報のうちから動的情報のみを前記蓄積部に蓄積させる蓄積処理部として機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、車載通信機が送信した車両情報を蓄積部に蓄積する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、前記車両情報を収集する収集部と、前記収集部が収集した前記車両情報のうち、1つの車載通信機が送信した車両情報を蓄積単位として前記蓄積部に蓄積させる蓄積処理部と、前記蓄積部に蓄積される前記車両情報の蓄積単位ごとに、その内容に基づいて蓄積優先度を設定する設定部と、前記蓄積部に蓄積された前記車両情報が所定容量を超えると、前記蓄積優先度の低い前記蓄積単位から順に削除する削除処理部として機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、蓄積情報の有効性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る交通信号制御システムの道路平面図である。 路側通信機の内部構成を示すブロック図である。 路側通信機が実行する車両情報の蓄積処理の内容を示すフローチャートである。 路側通信機が実行する路側情報の蓄積処理の内容を示すフローチャートである。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施形態に係る蓄積装置は、路側通信機から車載通信機に向けて送信される路側情報を蓄積可能な蓄積部を備えた蓄積装置であって、前記路側情報を収集する収集部と、前記収集部が収集した前記路側情報のうちから動的情報のみを前記蓄積部に蓄積させる蓄積処理部と、を備えている。
ここで、「動的情報」とは、時々刻々と情報内容が変化し得る情報をいう。
上記のように構成された蓄積装置によれば、蓄積処理部は、収集部が収集した路側情報のうちから動的情報のみを蓄積部に蓄積させるため、路側情報の静的情報と動的情報の両方を蓄積部に蓄積する場合に比べて、蓄積部に蓄積される路側情報の蓄積容量を低減することができ、かつ時々刻々と情報内容が変化し得る動的情報を多く蓄積することができる。これにより、蓄積部に蓄積される蓄積情報の有効性を高めることができる。
(2)前記蓄積装置において、前記収集部は、車載通信機が送信した車両情報を前記路側通信機が受信中のときにのみ、前記路側情報を収集するのが好ましい。
ここで、路側通信機が「受信中」とは、車両情報を送信する車載通信機の通信範囲に路側通信機が含まれている間を含む意味する。
この場合、路側通信機が車両情報を受信中のときにのみ収集された路側情報の動的情報が蓄積部に蓄積される。これにより、路側通信機が車載通信機の通信範囲に含まれていない場合に、路側通信機から車載通信機に向けて送信される路側情報の動的情報が蓄積部に蓄積されることがないので、蓄積部に蓄積される蓄積情報の有効性をさらに高めることができる。
(3)前記蓄積装置において、前記収集部は、前記路側通信機による前記路側情報の送信周期よりも長い所定周期で前記路側情報を収集するのが好ましい。
この場合、路側通信機による路側情報の送信周期よりも長い所定周期で収集された路側情報の動的情報が蓄積部に蓄積されるので、前記送信周期毎に収集された路側情報の動的情報を蓄積部に蓄積する場合に比べて、蓄積部に蓄積される蓄積情報を低減する(間引く)ことができる。
(4)前記蓄積装置において、前記所定周期は、中央装置が指定するのが好ましい。
この場合、路側情報の収集処理を中央装置からの集中制御によって行うことができる。
(5)前記蓄積装置において、前記蓄積処理部は、前記路側通信機による前記車両情報の受信中に前記収集部が収集した前記路側情報の動的情報を蓄積単位として前記蓄積部に蓄積させるのが好ましい。
この場合、蓄積部に蓄積された路側情報の動的情報を蓄積単位で活用することができる。
(6)前記蓄積装置において、前記蓄積処理部は、前記路側通信機による前記車両情報の受信中における所定時間の間に前記収集部が収集した前記路側情報の動的情報を蓄積単位として前記蓄積部に蓄積させるのが好ましい。
この場合、蓄積部に蓄積された路側情報の動的情報をさらに細分化された蓄積単位で活用することができる。
(7)前記蓄積装置において、前記所定時間は、中央装置が指定するのが好ましい。
この場合、動的情報の蓄積単位を中央装置からの集中制御によって設定することができる。
(8)前記蓄積装置において、前記蓄積部に蓄積される前記動的情報の蓄積単位ごとに蓄積優先度を設定する設定部と、前記蓄積部に蓄積された前記動的情報が所定容量を超えると、前記蓄積優先度の低い前記蓄積単位から順に削除する削除処理部と、をさらに備えているのが好ましい。
この場合、蓄積部に蓄積された動的情報が所定容量を超えると、削除処理部により蓄積優先度の低い蓄積単位から順に削除されるので、蓄積部には蓄積優先度の高い動的情報を残すことができる。これにより、蓄積部に蓄積される蓄積情報の有効性をさらに高めることができる。
(9)上記(1)〜(7)の蓄積装置において、前記収集部は、車載通信機が送信した車両情報をさらに収集し、前記蓄積処理部は、前記収集部が収集した前記車両情報をさらに前記蓄積部に蓄積させるのが好ましい。
この場合、路側情報の動的情報に加えて車両情報も蓄積部に蓄積されるため、蓄積部に蓄積される蓄積情報の有効性をさらに高めることができる。
(10)上記(8)の蓄積装置において、前記収集部は、車載通信機が送信した車両情報をさらに収集し、前記蓄積処理部は、前記収集部が収集した前記車両情報をさらに前記蓄積部に蓄積させるのが好ましい。
この場合、路側情報の動的情報に加えて車両情報も蓄積部に蓄積されるため、蓄積部に蓄積される蓄積情報の有効性をさらに高めることができる。
(11)本発明の実施形態に係る蓄積装置は、車載通信機が送信した車両情報を蓄積可能な蓄積部を備えた蓄積装置であって、前記車両情報を収集する収集部と、前記収集部が収集した前記車両情報のうち、1つの車載通信機が送信した車両情報を蓄積単位として前記蓄積部に蓄積させる蓄積処理部と、前記蓄積部に蓄積される前記車両情報の蓄積単位ごとに、その内容に基づいて蓄積優先度を設定する設定部と、前記蓄積部に蓄積された前記車両情報が所定容量を超えると、前記蓄積優先度の低い前記蓄積単位から順に削除する削除処理部と、を備えている。
上記のように構成された蓄積装置によれば、蓄積部には1つの車載通信機が送信した車両情報を蓄積単位として蓄積されるので、車載通信機毎に車両情報を活用することができる。
また、蓄積部に蓄積された車両情報が所定容量を超えると、削除処理部により蓄積優先度の低い蓄積単位から順に削除されるので、蓄積部には蓄積優先度の高い車両情報を残すことができる。これにより、蓄積部に蓄積される蓄積情報の有効性を高めることができる。
(12)前記蓄積装置において、前記設定部は、前記車両情報の蓄積単位に含まれる車種情報に基づいて前記蓄積優先度を設定するのが好ましい。
この場合、例えば車種情報から、車両が緊急車両などの公共車両の場合には、蓄積優先度を高く設定することで、公共車両が送信した車両情報を蓄積部に優先して蓄積することができる。これにより、公共車両の安全性や円滑性などの交通評価を行う場合に、前記優先して蓄積された情報を有効に活用することができる。
(13)前記蓄積装置において、前記設定部は、前記車両情報の蓄積単位に含まれる車両の挙動情報に基づいて前記蓄積優先度を設定しても良い。
この場合、例えば車両の挙動情報から、車両が急ブレーキをかけたり急操舵を行うなど異常走行をしている場合には、蓄積優先度を高く設定することで、異常走行している車両が送信した車両情報を蓄積部に優先して蓄積することができる。これにより、事故調査を行う場合に、前記優先して蓄積された情報を有効に活用することができる。
(14)前記蓄積装置において、前記設定部は、前記車両情報の蓄積単位に含まれる車両の位置情報に基づいて前記蓄積優先度を設定しても良い。
一般的に、交差点付近を走行している車両は、交差点付近以外を走行する車両に比べて交通事故を起こす可能性が高い。そこで、例えば車両の位置情報から、車両が交差点付近を走行している場合には、蓄積優先度を高く設定することで、交通事故を起こす可能性が高い車両が送信した車両情報を蓄積部に優先して蓄積することができる。これにより、事故調査を行う場合に、前記優先して蓄積された情報を有効に活用することができる。
(15)前記蓄積装置において、前記設定部は、前記車両情報の蓄積単位に含まれる車両の走行時刻情報に基づいて前記蓄積優先度を設定しても良い。
この場合、例えば車両の走行時刻が現在時刻に近い場合には、蓄積優先度を高く設定することで、走行時刻が現在時刻に近い車両が送信した車両情報を蓄積部に優先して蓄積することができる。これにより、最新の交通評価を行う場合に、前記優先して蓄積された情報を有効に活用することができる。
(16)前記路側通信機が前記蓄積装置を備えていても良い。
この場合、路側通信機を蓄積装置として利用することができるので、蓄積装置を安価に構築することができる。
(17)本発明の実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、上記(1)の蓄積装置として機能させるためのコンピュータプログラムである。したがって、本実施形態のコンピュータプログラムは、上記(1)の蓄積装置と同様の作用効果を奏する。
(18)本発明の実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、上記(11)の蓄積装置として機能させるためのコンピュータプログラムである。したがって、本実施形態のコンピュータプログラムは、上記(11)の蓄積装置と同様の作用効果を奏する。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
<システムの全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る交通信号制御システムの道路平面図である。
図1に示すように、本実施形態の交通信号制御システムは、交通信号制御機1、信号灯器2、路側通信機3、中央装置4、車両5に搭載された車載通信機6、及び路側センサ7などを含んでいる。
なお、図1に示す十字路交差点(以下、単に「交差点」という。)Cの車線数等は一例であって、交差点Cの構造は図1のものに限定されるものではない。
交通信号制御機1は、交差点Cに設置された複数の信号灯器2と電力線を介して接続されている。また、交通信号制御機1は、交通管制センター内の中央装置4と電話回線等の通信回線8を介して接続されている。通信回線8は、例えばメタル回線よりなる。通信回線8を通信媒体とする通信装置の通信方式は、ISDN(Integrated Services Digital Network)方式が採用されている。
中央装置4は、自身の管轄エリア内にある複数の交差点Cの交通信号制御機1及び路側通信機3とローカルエリアネットワーク(LAN)を構成している。従って、中央装置4は、交通信号制御機1及び路側通信機3との間で双方向通信が可能である。また、交通信号制御機1は他の交差点の同制御機1とも双方向通信可能である。なお、中央装置4は、交通管制センターではなく、道路上に設置されていてもよい。
路側センサ7は、主として交差点Cに流入する車両台数をカウントする目的で、管轄エリアの道路の各所に設置されている。
路側センサ7には、直下を通行する車両5を超音波等で感知する車両感知器、車両5の通行状況を時系列に撮影する監視カメラ、及び車両5と近赤外線による光通信を行う光ビーコンなどのうちの少なくとも1つが含まれる。
中央装置4が通信回線8に送信するダウンリンク情報には、信号制御指令S1及び交通情報S2などが含まれる。信号制御指令S1は、信号灯器2の灯色切り替えタイミングを表す情報(例えば、サイクル開始時刻及びステップ実行秒数など)であり、交通信号制御機1に宛てて送信される。交通情報S2は、例えば渋滞情報や交通規制情報などであり、路側通信機3や路側センサ7の光ビーコンなどに宛てて送信される。
中央装置4が通信回線8から受信するアップリンク情報には、制御信号実行情報S3、車両情報S4及びセンサ情報S5などが含まれる。
制御信号実行情報S3は、交通信号制御機1が前回サイクルにおいて実際に行った制御の実績を示す情報である。従って、制御信号実行情報S3の生成元は交通信号制御機1である。
車両情報S4は、車両5が生成元の情報である。車両情報S4には、車両5の車両ID、車種情報、速度情報、挙動情報、及び情報生成時点における走行時刻情報と位置情報などが含まれる。従って、同じ車両IDの複数の車両情報S4の位置情報を時系列に並べると、車両5の走行軌跡を特定可能なプローブ情報となる。
センサ情報S5は、路側センサ7による計測結果を表す情報であり、車両感知器の感知情報、監視カメラの画像データなどがこれに含まれる。従って、センサ情報S5の生成元は路側センサ7である。
路側通信機3は、交差点Cから分岐する道路を通行する車両5と無線通信できるように、交差点Cの近傍に設定されている。従って、路側通信機3は、道路上で車載通信機6により車車間通信を行う車両5が送信する電波を受信することができる。
路側センサ7は通信回線を介して交通信号制御機1と通信可能に接続され、交通信号制御機1は、通信回線を介して路側通信機3と通信可能に接続されている。なお、交通信号制御機1は、路側通信機3を介さずに中央装置4に接続される場合もある。
交通信号制御機1は、生成した制御信号実行情報S3を路側通信機3に送信し、路側センサ7は、交通信号制御機1を介して、計測したセンサ情報S5を路側通信機3にアップリンク送信する。
路側通信機3は、制御信号実行情報S3及びセンサ情報S5を受信すると、これらの情報S3,S5を中央装置4にアップリンク送信する。また、路側通信機3は、車両情報S4を受信すると、その車両情報S4を中央装置4にアップリンク送信する。さらに路側通信機3は、中央装置4からのダウンリンク情報に信号制御指令S1が含まれる場合には、受信した信号制御指令S1を交通信号制御機1に転送する。
路側通信機3は、路車間通信により車両5に提供する路側情報をブロードキャストで無線送信する。路側情報は、動的情報と静的情報とに分類できる。
動的情報は、中央装置4からの交通情報S2、交通信号制御機1からの制御信号実行情報S3、及び路側センサ7からのセンサ情報S5などの、時々刻々と情報内容が変化し得る情報をいう。
静的情報は、道路構造などを表す道路線形情報、及び交通規制の内容・期間などを示す規制情報などの、短時間では情報内容が変化しない情報をいう。つまり、静的情報は、時間の経過とともに情報内容が変動する頻度が動的情報よりも低い情報である。
<中央装置>
中央装置4は、ワークステーション(WS)やパーソナルコンピュータ(PC)などよりなる制御装置を有する。この制御装置は、管轄エリア内の路側通信機3からアップリンク送信される各種の情報S1〜S3の収集・処理・記録と、それらの情報S1〜S3に基づく信号制御及び情報提供などを統括的に行う。
具体的には、中央装置4は、管轄エリアに属する交差点Cの交通信号制御機1に対して、同一道路上の交通信号制御機1群を調整する「系統制御」や、この系統制御を道路網に拡張した「広域制御(面制御)」などを行うことができる。
中央装置4は、通信回線8を用いて通信する通信装置を有する。中央装置4の通信装置は、信号制御指令S1及び交通情報S2のダウンリンク送信と、制御信号実行情報S3、車両情報S4及びセンサ情報S5のアップリンク受信とを実行する。
中央装置4の制御装置は、各交差点Cの路側通信機3から送信されるアップリンク情報を用いて、上記の系統制御及び広域制御を実行可能である。
また、中央装置4の制御装置は、系統制御などの演算周期(例えば2.5分)ごとに信号制御指令S1をダウンリンク送信するとともに、所定周期(例えば5分)ごとに交通情報S2をダウンリンク送信する。
<無線通信の方式等>
本実施形態のITS無線システムは、車両5同士が車車間通信により送受信する車両情報S4を、中央装置4の交通管制に取り入れるための無線通信システムである。
具体的には、本実施形態のITS無線システムは、車載通信機6との無線通信が可能な複数の路側通信機3と、キャリアセンス方式で路側通信機3及び他の車載通信機6と無線通信を行う車載通信機6と備えている。
路側通信機3は、それぞれ交差点Cごとに設置され、例えば信号灯器2の支柱に取り付けられている。車載通信機6は、道路を走行する車両5の一部又は全部に搭載されている。
車両5に搭載された車載通信機6は、路側通信機3の送信電波の到達範囲においてその送信電波を受信可能である。また、路側通信機3は、車載通信機6の送信電波の到達範囲においてその送信電波を受信可能である。
本実施形態のITS無線システムの通信主体の組み合わせは、車載通信機6同士の通信である「車車間通信」と、路側通信機3と車載通信機6との通信である「路車間通信」とに分類される。
上記2種類の通信を共存させるマルチアクセス(Multiple Access)方式としては、周波数分割多重(FDMA:Frequency Division Multiple Access)や符号分割多重(CDMA:Code Division Multiple Access)などを採用することができる。
路側通信機3による送信の優先度を向上させる場合には、「700MHz帯高度道路交通システム標準規格(ARIB STD-T109)」に倣ったマルチアクセス方式を採用することにしてもよい。本実施形態では、この方式が採用されているものとする。
上記標準規格のマルチアクセス方式は、路側通信機3が送信する専用のタイムスロットをTDMA(Time Division Multiple Access)方式で割り当て、路側専用のタイムスロット以外のタイムスロットをCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/ Collision Avoidance)方式による車車間通信に割り当てる方式である。
この方式によれば、路側通信機3は、自身専用のタイムスロット以外の時間帯には無線送信を行わない。すなわち、路側通信機3のタイムスロット以外の時間帯は、車載通信機6のためのCSMA方式による送信時間として開放されている。
また、路側通信機3は、車載通信機6とネゴシエーションせずに車車間通信の送信電波を受信することにより、車車間通信でやり取りされる情報を取得する。
ところで、路側通信機3は、事故調査、犯罪調査及び交通評価(安全性や円滑性の評価)などの目的でオフラインでの情報解析が行われる場合に備えて、路車間通信で送信される路側情報、及び車車間通信で受信した車両情報などの一定量の情報を蓄積することが予想される。
しかし、路側通信機3においては、温度や振動等の環境の厳しい屋外条件で十分に信頼性が高い蓄積媒体を安価に構築する必要があるため、その蓄積容量に一定の制約がある。そこで、本実施形態では、路側通信機3に蓄積される蓄積情報の有効性を高めるための蓄積処理が行われる。その詳細は後述する。
<路側通信機>
図2は、路側通信機3の構成を示すブロック図である。
路側通信機3は、無線通信のためのアンテナ30が接続された無線通信部31と、中央装置4と通信する有線通信部32と、それらの通信制御を行うプロセッサ(CPU:Central Processing Unit)等よりなる制御部33と、制御部33に接続されたROMやRAM等の記憶装置よりなる記憶部(蓄積部)34とを備えている。
路側通信機3の記憶部34は、例えばフラッシュメモリからなり、制御部33が実行する通信制御のためのコンピュータプログラムや、無線通信部31及び有線通信部32が受信した各種データなどを記憶している。
本実施形態の路側通信機3は、無線通信部31が受信した車両情報S4と、無線通信部31が送信する路側情報などを蓄積する蓄積装置として機能する。
このため、路側通信機3の制御部33は、上記コンピュータプログラムを実行することで達成される機能部として、収集部33A、設定部33B、蓄積処理部33C、及び削除処理部33Dを有する。
収集部33Aは、無線通信部31が受信した車両情報S4を収集する。
蓄積処理部33Cは、収集部33Aが収集した車両情報S4を記憶部34に蓄積させる。具体的には、蓄積処理部33Cは、収集部33Aが収集した車両情報S4のうち、1つの車載通信機6(1台の車両5)が送信した車両情報を蓄積単位として記憶部34に蓄積させる。
収集部33Aは、無線通信部31が送信する路側情報も収集する。具体的には、収集部33Aは、無線通信部31が車両情報S4を受信中のときにのみ、中央装置4が指定した所定周期に基づいて路側情報を収集する。ここで、「受信中」とは、車両情報を送信する車載通信機6の通信範囲に路側通信機3が含まれている間を意味する。
前記所定周期は、無線通信部31による路側情報の送信周期(例えば100ms)よりも長い周期(例えば1秒)に設定される。これにより、収集部33Aによる路側情報の収集を削減(間引く)ことができる。
蓄積処理部33Cは、収集部33Aが収集した路側情報のうちから動的情報のみを記憶部34に蓄積させる。その際、蓄積処理部33Cは、無線通信部31が車両情報S4を継続して受信する場合には、その受信中において中央装置4が指定する所定時間(例えば5分)の間に収集部33Aが収集した路側情報の動的情報を蓄積単位として記憶部34に蓄積させる。
<蓄積優先度の設定>
設定部33Bは、車両情報S4が記憶部34に蓄積されるときに、当該車両情報S4の蓄積単位ごとに蓄積優先度を設定する。本実施形態の蓄積優先度は、例えばポイント数と重み付け係数とにより設定される。具体的には、設定部33Bは、蓄積単位(車両情報S4)に含まれる車両5の車種情報、挙動情報、位置情報、及び走行時刻情報などに基づいて蓄積優先度のポイント数と重み付け係数を決定し、決定したポイント数に重み付け係数を乗算した値を蓄積優先度として設定する。
本実施形態の設定部33Bは、例えば、以下のようにして車両情報S4の蓄積優先度を設定する。
設定部33Bは、車両情報S4に含まれる車種情報に基づいて、車両5が緊急車両などの公共車両の場合には、交通評価時に車両情報S4を有効に活用できるので、ポイント数を高く設定する。
また、設定部33Bは、車種情報に基づいて車両5が公共車両以外の場合は、車両情報S4に含まれる位置情報の測位クラスが高いほど、車両情報S4を有効に活用できるため、当該測位クラスの高さが高いほどポイント数を高く設定する。
設定部33Bは、車両情報S4に含まれる挙動情報に基づいて、車両5が急ブレーキをかけたり急操舵を行うなど異常走行をしている場合には、事故調査時に車両情報S4を有効に活用できるので、その異常走行のレベルが高いほどポイント数を高く設定する。そして、設定部33Bは、異常走行が複数回発生した場合には、設定した前記ポイント数に異常走行の発生回数を乗算してポイント数を更新する。
異常走行の種類は、例えば、「異常高速走行」、「異常低速走行」、「異常速度上昇」、「異常速度低下」、「異常方向変化」及び「異常事態発生」の6種類がある。その種類ごとの簡単な内容と、その種類を有効活用できる理由を列挙すると、次の通りである。
1)異常高速走行:車両5が他車両の速度よりも異常に高速である事象である。例えば、高速道路においてこのような車両5が他車両の後方にあるときに、車両5が他車両に追突する事故を起こす可能性があるからである。
2)異常低速走行:車両5が他車両の速度よりも異常に低速である事象である。例えば、高速道路においてこのような車両5が他車両の前方にあると、他車両が車両5に追突する可能性があるからである。
3)異常速度上昇:車両5が異常に大きい加速度で急加速する事象である。このような車両5は、事故を発生させる可能性が高いからである。
4)異常速度低下:車両5が異常に大きい減速度で急減速する事象である。このような車両5は、障害物による急制動や事故を誘発しかねない制動と考えられるからである。
5)異常方向変化:車両5が異常に大きい速度で進行方向を変化させる事象である。このような他車両5は、障害物の回避行動として急ハンドルを切ったと推定でき、後続車の事故を誘発し易いからである。
6)異常事態発生:車両5の異常状態を示すシステム情報を取得したり、車両5の車両情報を正常でなく喪失したりする事象である。このような車両5は、緊急事態による情報発信のために停止、或いは、事故により停止したと考えられるからである。
なお、上記で列挙した異常走行の種類はあくまで例示であり、道路の交通状況等に応じて適宜変更可能である。
また、設定部33Bは、車両情報S4に含まれる挙動情報に基づいて、車両5が制限速度をオーバーして走行している場合も、事故調査時に車両情報S4を有効に活用できるので、速度オーバーの値が高くなるほどポイント数を高く設定する。
設定部33Bは、車両情報S4に含まれる位置情報に基づいて、車両5が交差点Cの流入路の所定位置から交差点Cの流出部の所定位置を走行している場合には重み付け係数を高く設定し、車両5がその他の範囲を走行している場合には重み付け係数を低く設定する。このように設定するのは、一般的に交差点付近を走行する車両は、交差点付近以外を走行する車両に比べて交通事故を起こす可能性が高く、事故調査時に車両情報S4を有効に活用できるからである。
設定部33Bは、車両情報S4に含まれる走行時刻情報に基づいて、車両5の走行時刻が現在時刻に近い場合は重み付け係数を高く設定し、車両5の走行時刻が現在時刻から遠い場合には重み付け係数を低く設定する。このように設定するのは、車両5の走行時刻が現在時刻に近いほど、最新の交通評価を行う場合に車両情報S4を有効に活用できるからである。この走行時刻情報に基づく重み付け係数は、所定時間ごとに更新設定される。
設定部33Bは、以上のように車両情報S4に含まれる複数の情報に基づいて、それぞれ設定したポイント数及び重み付け係数をそれぞれ合計する。そして、設定部33Bは、ポイント数の合計値に重み付け係数の合計値を乗算することで、車両情報S4の各蓄積単位の蓄積優先度を算出することができる。
蓄積処理部33Cは、設定部33Bが設定した各情報に基づいて設定されたポイント数及び重み付け係数と、これらから算出した蓄積優先度とを検索キーとして、対応する車両情報S4の蓄積単位と共に記憶部34に蓄積させる。
また、蓄積処理部33Cは、車両情報S4のうちの車両ID、車種情報等の少なくとも一以上の情報を検索キーとして、対応する車両情報S4の蓄積単位と共に記憶部34に蓄積させる。
これにより、路側通信機3の制御部33は、中央装置4から上記検索キーを用いた所定の検索条件を受信すると、該当する車両情報S4を迅速に中央装置4に送信することができる。
なお、本実施形態の蓄積優先度は、ポイント数及び重み付け係数とを用いて設定されているが、これらのうちの一方のみを用いて設定されるようにしても良い。また、設定部33Bは、車両情報S4に含まれる車種情報、挙動情報、位置情報、及び走行時刻情報を用いて蓄積優先度を設定しているが、これらの情報のうち少なくとも1つの情報を用いればよい。また、設定部33Bは、車両情報S4に含まれる他の情報を用いて蓄積優先度を設定してもよい。
設定部33Bは、路側情報の動的情報が記憶部34に蓄積される場合も、動的情報の蓄積単位ごとに蓄積優先度を設定する。本実施形態の設定部33Bは、車両情報S4の蓄積優先度に基づいて、動的情報の蓄積単位の蓄積優先度を設定する。
具体的には、設定部33Bは、収集部33Aにより動的情報の蓄積単位を収集している所定時間の間に、路側情報の提供対象となった全ての車両5の車両情報S4の蓄積優先度の合計値を、動的情報の蓄積単位の蓄積優先度として設定する。
このように、路側情報の動的情報の蓄積優先度を、関連する車両情報S4の蓄積優先度と合わせることで、削除処理部33Dが後述するように蓄積優先度の低い情報から順に削除する際に、互いに関連する路側情報の動的情報と車両情報S4のうちのいずれか一方の情報のみが削除されるのを防止することができる。
削除処理部33Dは、記憶部34に蓄積された車両情報S4及び路側情報の動的情報が所定容量を超えると、蓄積優先度の低い蓄積単位から順に記憶部34から削除する。
設定部33Bは、車両情報S4及び動的情報の蓄積単位ごとに、当該蓄積単位を記憶部34から削除するのを禁止する削除禁止期間(例えば1か月)を設定することができる。このため、記憶部34には、削除禁止期間が設定された蓄積単位を蓄積する記憶領域が別途設けられている。
削除処理部33Dは、削除禁止期間が設定された蓄積単位を蓄積する記憶領域の蓄積容量がオーバーした場合には、当該記憶領域内に蓄積された蓄積単位のうち、最も蓄積優先度の低いものから順に記憶部34から削除する。
<車両情報の蓄積処理>
図3は、路側通信機3の制御部33が実行する車両情報S4の蓄積処理の内容を示すフローチャートである。
路側通信機3において、無線通信部31が車両情報S4を受信すると(ステップS1)、制御部33は、車両情報S4の送信元である車両5が交差点Cを含む所定の地理的範囲内に位置するか否かを判定する(ステップS2)。この判定は、収集部33Aにおいて前記地理的範囲外から受信した車両情報S4を収集対象から除外する(間引く)ために行われるものであり、車両情報S4に含まれる位置情報に基づいて判定することができる。
ステップS2の判定結果が否定的である場合、制御部33は処理を終了する。
ステップS2の判定結果が肯定的である場合、制御部33は収集部33Aにより車両情報S4を収集する(ステップS3)。
次に、制御部33は、蓄積処理部33Cにより1台の車両5から収集した車両情報S4を蓄積単位として設定する(ステップS4)。そして、制御部33は、設定部33Bにより各蓄積単位に対して、蓄積優先度を上述した手法に従って設定する(ステップS5)。
次に、制御部33は、蓄積処理部33Cにより車両情報S4の蓄積単位を、これに対応する蓄積優先度および検索キーと共に記憶部34に蓄積する(ステップS6)。そして、制御部33は、削除処理部33Dにより記憶部34の蓄積容量が所定容量を超えているか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7の判定結果が否定的である場合、制御部33は処理を終了する。
ステップS7の判定結果が肯定的である場合、制御部33は、削除処理部33Dにより記憶部34に蓄積されている車両情報S4の複数の蓄積単位のうち、蓄積優先度が最も低い蓄積単位を抽出して削除する(ステップS8)。そして、制御部33は、削除処理部33Dにより記憶部34の蓄積容量が所定容量以下となるまでステップS7及びステップS8を繰り返し行う。
<路側情報(動的情報)の蓄積処理>
図4は、路側通信機3の制御部33が実行する路側情報(動的情報)の蓄積処理の内容を示すフローチャートである。
路側通信機3において、無線通信部31が車両情報S4を受信すると(ステップS21)、制御部33は、車両情報S4の送信元である車両5が交差点Cを含む所定の地理的範囲内に位置するか否かを判定する(ステップS22)。この判定は、収集部33Aにおいて前記地理的範囲外から車両情報S4を受信している間に、路車間通信により提供される路側情報を収集対象から除外する(間引く)ために行われるものである。この判定は、車両情報S4に含まれる位置情報に基づいて判定することができる。
ステップS22の判定結果が否定的である場合、制御部33は処理を終了する。
ステップS22の判定結果が肯定的である場合、制御部33は収集部33Aにより無線通信部31が送信する路側情報を収集する(ステップS23)。その際、収集部33Aは、無線通信部31による路側情報の送信周期よりも長い所定周期で路側情報を収集するので、路側情報の収集データ量を低減(間引く)ことができる。
次に、制御部33は、蓄積処理部33Cにより所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS24)。
ステップS24の判定結果が否定的である場合、制御部33はステップS23に戻る。
ステップS24の判定結果が肯定的である場合、制御部33は、蓄積処理部33Cにより前記所定時間内に収集した路側情報から動的情報のみを抽出したものを蓄積単位として設定する(ステップS25)。そして、制御部33は、設定部33Bにより各蓄積単位に対して、蓄積優先度を上述した手法に従って設定する(ステップS26)。
次に、制御部33は、蓄積処理部33Cにより前記動的情報の蓄積単位を、これに対応する蓄積優先度および検索キーと共に記憶部34に蓄積する(ステップS27)。そして、制御部33は、削除処理部33Dにより記憶部34の蓄積容量が所定容量を超えているか否かを判定する(ステップS28)。
ステップS28の判定結果が否定的である場合、制御部33は、収集部33Aにおいて無線通信部31が車両情報S4の受信を終了したか否かを判定する(ステップS29)。この判定は、例えば、無線通信部31が車両情報S4を受信しなくなった時点を、車両情報S4の受信終了時点として判定することができる。
ステップS29の判定結果が肯定的である場合、制御部33は処理を終了する。
ステップS29の判定結果が否定的である場合、制御部33はステップS23に戻り、新たな路側情報の収集を行う。
一方、ステップS28の判定結果が肯定的である場合、制御部33は、削除処理部33Dにより記憶部34に蓄積されている前記動的情報の複数の蓄積単位のうち、蓄積優先度が最も低い蓄積単位を抽出して削除する(ステップS30)。そして、制御部33は、削除処理部33Dにより記憶部34の蓄積容量が所定容量以下となるまでステップS28及びステップS30を繰り返し行う。
<効果について>
以上、本実施形態によれば、路側通信機3の制御部33における蓄積処理部33Cは、収集部33Aが収集した路側情報のうちから動的情報のみを記憶部34に蓄積させる。このため、路側情報の静的情報と動的情報とを記憶部34に蓄積する場合に比べて、記憶部34に蓄積される路側情報の蓄積容量を低減することができ、かつ時々刻々と情報内容が変化し得る動的情報を多く蓄積することができる。これにより、記憶部34に蓄積される蓄積情報の有効性を高めることができる。
また、収集部33Aは、車載通信機6が送信した車両情報S4を路側通信機3が受信中のときにのみ路側情報を収集するので、前記受信中のときにのみ収集された路側情報の動的情報が記憶部34に蓄積される。これにより、路側通信機3が車載通信機6の通信範囲に含まれていない場合に路側通信機3から送信される路側情報の動的情報が記憶部34に蓄積されることがないので、記憶部34に蓄積される蓄積情報の有効性をさらに高めることができる。
また、収集部33Aは、路側通信機3による路側情報の送信周期よりも長い所定周期で路側情報を収集するので、前記所定周期で収集された路側情報の動的情報のみが記憶部34に蓄積される。これにより、前記送信周期毎に収集された路側情報の動的情報を記憶部34に蓄積する場合に比べて、記憶部34に蓄積される蓄積情報を低減する(間引く)ことができる。
また、収集部33Aが路側情報を収集する前記所定周期は中央装置4が指定するので、路側情報の収集処理を中央装置4からの集中制御によって行うことができる。
また、蓄積処理部33Cは、路側通信機3による車両情報S4の受信中に収集部33Aが収集した路側情報の動的情報を蓄積単位として記憶部34に蓄積させるので、記憶部34に蓄積された路側情報の動的情報を蓄積単位で活用することができる。
また、蓄積処理部33Cは、路側通信機3による車両情報S4の受信中における所定時間の間に収集部33Aが収集した路側情報の動的情報を蓄積単位として記憶部34に蓄積させるので、記憶部34に蓄積された路側情報の動的情報をさらに細分化された蓄積単位で活用することができる。
また、前記所定時間は中央装置4が指定するので、動的情報の蓄積単位を中央装置4からの集中制御によって設定することができる。
また、記憶部34に蓄積された路側情報の動的情報が所定容量を超えると、削除処理部33Dにより蓄積優先度の低い蓄積単位から順に記憶部34から削除されるので、記憶部34には蓄積優先度の高い動的情報を残すことができる。これにより、記憶部34に蓄積される蓄積情報の有効性をさらに高めることができる。
また、蓄積処理部33Cは、路側情報の動的情報に加えて車両情報S4を記憶部34に蓄積させるので、記憶部34に蓄積される蓄積情報の有効性をさらに高めることができる。
また、記憶部34には1台の車両5(1つの車載通信機6)が送信した車両情報S4を蓄積単位として蓄積されるので、車両5毎に車両情報を活用することができる。
また、記憶部34に蓄積された車両情報S4が所定容量を超えると、削除処理部33Dにより蓄積優先度の低い蓄積単位から順に記憶部34から削除されるので、記憶部34には蓄積優先度の高い車両情報S4を残すことができる。これにより、記憶部34に蓄積される蓄積情報の有効性を高めることができる。
また、設定部33Bは、車両情報S4に含まれる車種情報から、車両5が緊急車両などの公共車両の場合には蓄積優先度を高く設定するので、公共車両が送信した車両情報S4を記憶部34に優先して蓄積することができる。これにより、公共車両の安全性や円滑性などの交通評価を行う場合に、前記優先して蓄積された情報を有効に活用することができる。
また、設定部33Bは、車両情報S4に含まれる車両5の挙動情報から、車両5が急ブレーキをかけたり急操舵を行うなど異常走行をしている場合には蓄積優先度を高く設定するので、異常走行している車両5が送信した車両情報S4を記憶部34に優先して蓄積することができる。これにより、事故調査を行う場合に、前記優先して蓄積された情報を有効に活用することができる。
また、一般的に、交差点付近を走行している車両は、交差点付近以外を走行する車両に比べて交通事故を起こす可能性が高い。このため、設定部33Bは、車両情報S4に含まれる車両5の位置情報から、車両5が交差点C付近を走行している場合には、蓄積優先度を高く設定している。これにより、交通事故を起こす可能性が高い車両5が送信した車両情報S4を記憶部34に優先して蓄積することができる。これにより、事故調査を行う場合に、前記優先して蓄積された情報を有効に活用することができる。
また、設定部33Bは、車両情報S4に含まれる走行時刻情報から、車両5の走行時刻が現在時刻に近い場合には蓄積優先度を高く設定するので、走行時刻が現在時刻に近い車両5が送信した車両情報S4を記憶部34に優先して蓄積することができる。これにより、最新の交通評価を行う場合に、前記優先して蓄積された情報を有効に活用することができる。
また、路側通信機3を蓄積装置として利用しているので、蓄積装置を安価に構築することができる。
<その他の変形例>
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記実施形態では、路側通信機3を蓄積装置として利用しているが、路側通信機3とは別に蓄積装置を設けても良い。また、上記実施形態では、路側情報(動的情報)と車両情報S4の両方を蓄積しているが、いずれか一方のみを蓄積しても良い。
1 交通信号制御機
2 信号灯器
3 路側通信機
4 中央装置
5 車両
6 車載通信機
7 路側センサ
8 通信回線
30 アンテナ
31 無線通信部
32 有線通信部
33 制御部
33A 収集部
33B 設定部
33C 蓄積処理部
33D 削除処理部
34 記憶部(蓄積部)
C 交差点
S1 信号制御指令
S2 交通情報
S3 制御信号実行情報
S4 車両情報
S5 センサ情報

Claims (18)

  1. 路側通信機から車載通信機に向けて送信される路側情報を蓄積可能な蓄積部を備えた蓄積装置であって、
    前記路側情報を収集する収集部と、
    前記収集部が収集した前記路側情報のうちから動的情報のみを前記蓄積部に蓄積させる蓄積処理部と、を備えている蓄積装置。
  2. 前記収集部は、車載通信機が送信した車両情報を前記路側通信機が受信中のときにのみ、前記路側情報を収集する請求項1に記載の蓄積装置。
  3. 前記収集部は、前記路側通信機による前記路側情報の送信周期よりも長い所定周期で前記路側情報を収集する請求項1又は請求項2に記載の蓄積装置。
  4. 前記所定周期は、中央装置が指定する請求項3に記載の蓄積装置。
  5. 前記蓄積処理部は、前記路側通信機による前記車両情報の受信中に前記収集部が収集した前記路側情報の動的情報を蓄積単位として前記蓄積部に蓄積させる請求項2に記載の蓄積装置。
  6. 前記蓄積処理部は、前記路側通信機による前記車両情報の受信中における所定時間の間に前記収集部が収集した前記路側情報の動的情報を蓄積単位として前記蓄積部に蓄積させる請求項5に記載の蓄積装置。
  7. 前記所定時間は、中央装置が指定する請求項6に記載の蓄積装置。
  8. 前記蓄積部に蓄積される前記動的情報の蓄積単位ごとに蓄積優先度を設定する設定部と、
    前記蓄積部に蓄積された前記動的情報が所定容量を超えると、前記蓄積優先度の低い前記蓄積単位から順に削除する削除処理部と、をさらに備えている請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の蓄積装置。
  9. 前記収集部は、車載通信機が送信した車両情報をさらに収集し、
    前記蓄積処理部は、前記収集部が収集した前記車両情報をさらに前記蓄積部に蓄積させる請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の蓄積装置。
  10. 前記収集部は、車載通信機が送信した車両情報をさらに収集し、
    前記蓄積処理部は、前記収集部が収集した前記車両情報をさらに前記蓄積部に蓄積させる請求項8に記載の蓄積装置。
  11. 車載通信機が送信した車両情報を蓄積可能な蓄積部を備えた蓄積装置であって、
    前記車両情報を収集する収集部と、
    前記収集部が収集した前記車両情報のうち、1つの車載通信機が送信した車両情報を蓄積単位として前記蓄積部に蓄積させる蓄積処理部と、
    前記蓄積部に蓄積される前記車両情報の蓄積単位ごとに、その内容に基づいて蓄積優先度を設定する設定部と、
    前記蓄積部に蓄積された前記車両情報が所定容量を超えると、前記蓄積優先度の低い前記蓄積単位から順に削除する削除処理部と、を備えている蓄積装置。
  12. 前記設定部は、前記車両情報の蓄積単位に含まれる車種情報に基づいて前記蓄積優先度を設定する請求項10又は請求項11に記載の蓄積装置。
  13. 前記設定部は、前記車両情報の蓄積単位に含まれる車両の挙動情報に基づいて前記蓄積優先度を設定する請求項10又は請求項11に記載の蓄積装置。
  14. 前記設定部は、前記車両情報の蓄積単位に含まれる車両の位置情報に基づいて前記蓄積優先度を設定する請求項10又は請求項11に記載の蓄積装置。
  15. 前記設定部は、前記車両情報の蓄積単位に含まれる車両の走行時刻情報に基づいて前記蓄積優先度を設定する請求項10又は請求項11に記載の蓄積装置。
  16. 前記路側通信機が前記蓄積装置を備えている請求項1〜請求項15のいずれか1項に記載の蓄積装置。
  17. 路側通信機から車載通信機に向けて送信される路側情報を蓄積部に蓄積する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記路側情報を収集する収集部と、
    前記収集部が収集した前記路側情報のうちから動的情報のみを前記蓄積部に蓄積させる蓄積処理部として機能させるためのコンピュータプログラム。
  18. 車載通信機が送信した車両情報を蓄積部に蓄積する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記車両情報を収集する収集部と、
    前記収集部が収集した前記車両情報のうち、1つの車載通信機が送信した車両情報を蓄積単位として前記蓄積部に蓄積させる蓄積処理部と、
    前記蓄積部に蓄積される前記車両情報の蓄積単位ごとに、その内容に基づいて蓄積優先度を設定する設定部と、
    前記蓄積部に蓄積された前記車両情報が所定容量を超えると、前記蓄積優先度の低い前記蓄積単位から順に削除する削除処理部として機能させるためのコンピュータプログラム。
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